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JP2014191654A - 入力装置および電子機器 - Google Patents

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JP2014191654A
JP2014191654A JP2013067620A JP2013067620A JP2014191654A JP 2014191654 A JP2014191654 A JP 2014191654A JP 2013067620 A JP2013067620 A JP 2013067620A JP 2013067620 A JP2013067620 A JP 2013067620A JP 2014191654 A JP2014191654 A JP 2014191654A
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Kunihiko Iizuka
邦彦 飯塚
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Abstract

【課題】検知対象物の位置推定の解像度の向上およびセンサから検知対象物までの検知可能範囲の拡大を図る。
【解決手段】入力装置(1)は、主電極(D)と、主電極(D)の対向する両辺側に配置された1対の副電極(S1)および副電極(S2)を備える。また、入力装置(1)は、主電極(D)と副電極(S1)との間の静電容量(C1)と主電極(D)と副電極(S2)との間の静電容量(C1)との容量比(C2/C1)を検出する容量比検出回路(11)と、検知対象物と副電極(S1)の中心との間の距離と、検知対象物と副電極(S2)の中心との間の距離との距離比(L2/L1)、および容量比(C2/C1)の予め推定された関係に基づいて、検出された容量比(C2/C1)から距離比(L2/L1)を推定する距離比推定部(12)を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、検知対象物の空間位置または動きを静電容量を用いて推定することにより電子機器への入力操作を受け付ける入力装置および電子機器に関する。
指や手などの動きを入力操作として受け付ける入力装置としては、光学装置を用いたものが良く知られている。このような光学装置は、光を通すための窓を設ける必要であるため、装置の小型化が制限されたり、デザイン上で制約を受けたりするといった問題がある。このような問題を解消する入力装置としては、静電容量を用いたセンサが挙げられる。
例えば、特許文献1には、センサパッド上にマトリックス状に形成された静電容量センサアレイを用いて、検知対象物の位置に応じた電気信号を生成する方法が記載されている。
米国特許第8054300号明細書(2011年11月8日発行)
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、センサマトリックスの各ノードのキャパシタンスの変化を求めることで検知対象物の位置を推定するため、その解像度はマトリックスの格子サイズに制約される。さらに、格子サイズを小さくするとセンサアレイを形成する電極が相対的に小さくなるため、センサパッドから検知対象物までの垂直方向の検知可能距離が小さくなるという課題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、検知対象物の位置推定の解像度の向上およびセンサから検知対象物までの検知可能範囲の拡大を図ることにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る入力装置は、主電極と、前記主電極の対向する両辺側に配置された1対の第1副電極および第2副電極と、前記主電極と前記第1副電極との間の第1静電容量と前記主電極と前記第2副電極との間の第2静電容量との第1容量比を検出する容量比検出手段と、検知対象物と前記第1副電極の中心との間の距離と、前記検知対象物と前記第2副電極の中心との間の距離との第1距離比、および前記第1容量比の予め推定された関係に基づいて、検出された前記容量比から前記第1距離比を推定する距離比推定手段とを備えている。
本発明の一態様によれば、したがって、検知対象物の位置推定の解像度の向上およびセンサから検知対象物までの検知可能範囲の拡大を図ることができるという効果を奏する。
(a)は本発明の実施形態1および5に係る入力装置の構成を示す図であり、(b)は当該入力装置における電極の構成を示す平面図である。 上記入力装置で用いる2つの静電容量の比と、上記入力装置で用いる2つの電極と検知対象物との距離の比との関係の一例を示すグラフである。 上記入力装置によって位置が推定される検知対象物と2つの電極との距離の関係を示す図である。 上記入力装置における容量比検出回路の構成を示す回路図である。 上記容量比検出回路の動作を示すタイミングチャートである。 (a)は本発明の実施形態1に係る変形例の入力装置の構成を示す図であり、(b)は当該入力装置における電極の構成を示す平面図である。 本発明の実施形態2に係る入力装置の構成を示す図である。 図7の入力装置によって推定される検知対象物の位置を示す図である。 本発明の実施形態2に係る変形例の入力装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る入力装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態4に係る入力装置の構成を示す図である。 (a)は図11の入力装置による電極の駆動状態(第1フェーズ)を示す図であり、(b)は図11の入力装置による電極の他の駆動状態(第2フェーズ)を示す図である。 本発明の実施形態5に係る入力装置で用いる2つの静電容量の関係を示すグラフである。 上記2つの静電容量とそれぞれの静電容量の最小値との差の比と、実施形態5に係る入力装置の2つの電極と検知対象物との距離の比との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態5に係る入力装置における容量比検出回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態6に係る入力装置の構成を示す回路図である。 図16の入力装置によって推定される検知対象物の位置を示す図である。 (a)は図16の入力装置の上記2つの静電容量の比を推定する場合の動作状態を示す回路図であり、(b)は図16の入力装置の上記2つの静電容量の和と基準容量との比を推定する場合の動作状態を示す回路図である。 上記2つの静電容量と電極から検知対象物までの距離との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態7に係る入力装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態8に係る入力装置の構成を示すブロック図である。 (a)および(b)は図21の入力装置によって検知される検知対象物としての指の動きを示す図である。 本発明の実施形態9に係るスマートフォンの構成を示す平面図である。
[実施形態1]
本発明に係る実施形態1について、図1〜図6を参照して以下に説明する。
図1の(a)は本発明の実施形態1に係る入力装置1の構成を示す図であり、図1の(b)は入力装置1における電極D,S1,S2の構成を示す平面図である。図2は、入力装置1で用いる2つの静電容量C1,C2の比と、入力装置1で用いる2つの副電極S1,S2と検知対象物との距離の比との関係の一例を示すグラフである。図3は、入力装置1によって位置が推定される検知対象物と副電極S1,S2との距離の関係を示す図である。図4は、入力装置1における容量比検出回路11の構成を示す回路図である。図5は、容量比検出回路11の動作を示すタイミングチャートである。
〔入力装置の構成〕
図1の(a)および(b)に示すように、入力装置1は、主電極D、副電極S1,S2、容量比検出回路11および距離比推定部12を備えている。
〈電極の構成〉
図1の(a)および(b)に示すように、主電極D(主電極)は、長方形の広い面積を有する平面状の電極である。1対の副電極S1,S2は、主電極Dよりも小さい面積を有し、細長い長方形に形成されている。副電極S1(第1副電極)は、主電極Dが配置される平面と同一平面上における主電極Dの側方かつ主電極Dの短辺の近傍に、当該短辺と間隔をおくが近接して配置されている。また、副電極S2(第2副電極)は、副電極S1が配置される側と反対側、すなわち、主電極Dが配置される平面と同一平面上における主電極Dの側方かつ主電極Dの他の短辺の近傍に、当該短辺と間隔をおくが近接して配置されている。
〈検知対象物の位置推定の原理〉
主電極Dには、ドライブ信号Vdriが印加されている。これにより、主電極Dと副電極S1,S2との間に電気力線が生じる。指Fなどの検知対象物を主電極Dに近づけると、主電極Dと指Fとの間にも電気力線が生じるので、主電極Dと副電極S1,S2との間の電気力線が、その影響を受けて変化する。したがって、主電極Dと副電極S1との間の静電容量C1(第1静電容量)、および主電極Dと副電極S2との間の静電容量C2(第2静電容量)が、主電極Dと副電極S1,S2との間の電気力線の変化に応じて変化する。よって、静電容量C1,C2の比(C2/C1)に基づけば、指Fの位置を推定することができる。
ここで、指Fと副電極S1の中心との間の距離L1と、指Fと副電極S2の中心との間の距離L2との距離比L2/L1は、図2に示すように、C2/C1の関数で表される。図2において、距離L1,L2が等しいとき、幾何学的対称性により、静電容量C1,C2も等しくなる(距離比L2/L1および容量比C2/C1がともに1となる)。ただし、実際には、副電極S1,S2や周囲環境の非対称性により、距離L1,L2が等しいときに、静電容量C1,C2が等しくならないこともある。
上記のように、距離比L2/L1が容量比C2/C1から推定できるので、図3に示すように、指Fと副電極S1の中心との間の距離を1とすると、指Fと副電極S2の中心との間の距離Aは距離比L2/L1となる。したがって、指Fは、副電極S1,S2の中心からの距離の比が1:Aとなる関係を満たす球面上に位置することが推定できる。
なお、上記の球面上においても、主電極Dの上方から外れる外側の範囲では、主電極Dと副電極S1,S2との間の電気力線に影響を与えにくいため、指Fの位置を推定することが難しい。
〈容量比検出回路の構成〉
容量比検出回路11は、上記の容量比C2/C1を検出するための回路である。図4に示すように、この容量比検出回路11は、スイッチSW1,SW2、差動積分回路111、量子化器112、演算部113および切替制御回路114を有している。
(差動積分回路)
差動積分回路111は、静電容量C1,C2に蓄えられた電荷の変化量を積分して電圧へと変換する回路であり、差動増幅器111aおよび2つの積分容量Cf1,Cf2を有している。
差動増幅器111aは、2つの入力端子として正極性の入力端子Inpおよび負極性の入力端子Innを有し、2つの出力端子として正極性の出力端子および負極性の出力端子を有している。正極性の出力端子は負極性の入力端子Innに対応し、負極性の出力端子は正極性の入力端子Inpに対応している。差動増幅器111aの正極性の出力端子からは、正極性のアナログ出力電圧Vo+が出力され、負極性の出力端子からは、負極性のアナログ出力電圧Vo−が出力される。
差動増幅器111aの入力端子Inpは、スイッチSW1と接続されるとともに、積分容量Cf1を介して負極性の出力端子と接続されている。また、差動増幅器111aの入力端子Innは、スイッチSW2と接続されるとともに、積分容量Cf2を介して、正極性の出力端子と接続されている。
また、差動増幅器111aの正極性の出力端子および負極性の出力端子は、量子化器112の入力端子に接続されている。
積分容量Cf1は、静電容量C1に蓄えられた電荷の変化量を積分するためのキャパシタンスであり、一端がスイッチSW1および入力端子Inpに接続され、他端が差動増幅器111aの負極性の出力端子に接続されている。積分容量Cf2は、静電容量C2に蓄えられた電荷の変化量を積分するためのキャパシタンスであり、一端がスイッチSW2および入力端子Innに接続され、他端が差動増幅器111aの正極性の出力端子に接続されている。
(量子化器)
量子化器112は、差動積分回路111から入力されたアナログ信号としての差動出力電圧Voを量子化(デジタル化)し、デジタル信号としての量子化信号Doを出力する。具体的には、量子化器112は、差動積分回路111の正極性のアナログ出力電圧Vo+と負極性のアナログ出力電圧Vo−との差、すなわち、Vo=(Vo+)−(Vo−)によって定められる、差動信号としての差動出力電圧Voの値を、閾値電圧Vthと比較することにより、量子化信号Doの値を決定する。この量子化器112は、AD(Analog-Digital)変換器であり、公知のコンパレータ回路によって実現可能である。
量子化器112は、容量比検出回路11に与えられるクロック信号Clkの立ち下がりのタイミングにおいて、差動出力電圧Voと所定の閾値電圧Vthとを比較する。クロック信号Clkの立ち下がりのタイミングにおいて、差動出力電圧Voの値が閾値電圧Vth以下であるとき、量子化器112は、クロック信号Clkの立ち下がりのタイミングにおいて、量子化信号Doの値として、Do=0を出力する(後述の図5を参照)。
他方、クロック信号Clkの立ち下がりのタイミングにおいて、差動出力電圧Voの値が閾値電圧Vthを超えているとき、量子化器112は、クロック信号Clkの立ち下がりのタイミングにおいて、量子化信号Doの値として、Do=1を出力する(図5を参照)。
(スイッチおよび切替制御回路)
スイッチSW1は、副電極S1をコモンモード端子COMと差動積分回路111とに選択的に接続する切替回路である。また、スイッチSW2は、副電極S2をコモンモード端子COMと差動積分回路111とに選択的に接続する切替回路である。コモンモード端子COMは、コモンモード電圧Vcが印加されている。
具体的には、スイッチSW1の固定端子は副電極S1と接続され、スイッチSW1の一方の切替端子は差動増幅器111aの入力端子Inpと接続され、スイッチSW1の他方の切替端子はコモンモード端子COMと接続されている。また、スイッチSW2の固定端子は副電極S2と接続され、スイッチSW2の一方の切替端子は差動増幅器111aの入力端子Innと接続され、スイッチSW2の他方の切替端子はコモンモード端子COMと接続されている。
スイッチSW1,SW2は、クロック信号ClkがLow値であるときに、副電極S1,S2をコモンモード端子COMに接続する。また、スイッチSW1は、クロック信号ClkがHigh値であり、かつ量子化器112から出力される量子化信号DoがHigh値であるときに、副電極S1を差動積分回路111に接続する。さらに、スイッチSW2は、クロック信号ClkがHigh値であり、かつ量子化信号DoがLow値であるときに、副電極S1を差動積分回路111に接続する。
切替制御回路114は、図5に示すように、クロック信号ClkがLow値であるときに、Low値の切替制御信号Clk×DoをスイッチSW1に与えるとともに、Low値の切替制御信号Clk×Do_bをスイッチSW2に与える。スイッチSW1は、上記の制御信号Clk×Doを受けて副電極S1をコモンモード端子COMに接続する。また、スイッチSW2は、上記の切替制御信号Clk×Do_bを受けて副電極S2をコモンモード端子COMに接続する。
切替制御回路114は、クロック信号ClkがHigh値であるときに、量子化信号DoがHigh値であれば、High値の切替制御信号Clk×DoをスイッチSW1に与えるとともに、Low値の切替制御信号Clk×Do_bをスイッチSW2に与える。スイッチSW1は、上記の制御信号Clk×Doを受けて副電極S1を差動積分回路111に接続する。また、スイッチSW2は、上記の制御信号Clk×Do_bを受けて副電極S2をコモンモード端子COMに接続した状態を維持する。
切替制御回路114は、クロック信号ClkがHigh値であるときに、量子化信号DoがLow値であれば、Low値の切替制御信号Clk×DoをスイッチSW1に与えるとともに、High値の切替制御信号Clk×Do_bをスイッチSW2に与える。スイッチSW1は、上記の制御信号Clk×Doを受けて副電極S1をコモンモード端子COMに接続した状態を維持する。また、スイッチSW2は、上記の制御信号Clk×Do_bを受けて副電極S2を差動積分回路111に接続する。
このように、切替制御回路114は、2値のクロック信号Clkおよび量子化信号Doに基づいて、切替制御信号Clk×Do,Clk×Do_bを出力することから、論理回路によって構成することができる。
(演算部)
演算部113は、切替制御回路114が上記のようにスイッチSW1,SW2の切り替えを制御することによって、クロック信号ClkのN周期の間に量子化信号DoがHigh値になった周期の数Kに基づいて、容量比C2/C1を算出する。具体的には、ドライブ信号Vdriがクロック信号Clkに同期して電圧Vrとコモンモード電圧Vc(Vr>Vc)とを交互に繰り返す信号であるとき、次式が成り立つ。
C1(Vr−Vc)×K=C2(Vr−Vc)×(N−K)
量子化信号DoがHigh値であれば、C1(Vr−Vc)の電荷が積分容量Cf1によって積分されて、差動出力電圧VoがC1(Vr−Vc)/Cf1減少する。一方、量子化信号DoがLow値であれば、C2(Vr−Vc)の電荷が積分容量Cf2によって積分されて、差動出力電圧VoがC2(Vr−Vc)/Cf2増加する。これらの作用は差動出力電圧Voからの負帰還を形成する。したがって、差動出力電圧Voは後述する動作のように0Vの近傍に保持される。これは、量子化信号DoがHigh値となる回数が、クロック信号ClkのN周期の間にK回である場合、次式が近似的に成立することを意味している。
C1(Vr−Vc)×K/Cf1=C2(Vr−Vc)×(N−K)/Cf2
ここで、Cf1=Cf2であるので、前記の式が成立する。したがって、前記の式から次の式(1)に表されるように容量比が算出される。
C2/C1=K/(N−K) …(1)
演算部113は、クロック信号Clkをカウントする第1カウンタと、第1カウンタがクロック信号Clkをカウントする期間で量子化信号DoのHigh値をカウントする第2カウンタを有している。また、演算部113は、第1カウンタのカウント値であるNと、第2カウンタのカウント値であるKとに基づいて、上記の式(1)を用いて容量比C2/C1を算出する。
〈距離比推定部〉
距離比推定部12は、図2に示す前述の容量比C2/C1と距離比L2/L1との関係に基づいて、演算部113で算出された上記の容量比C2/C1から、距離比L2/L1を推定する。ここで、上記の容量比C2/C1と距離比L2/L1との関係は、測定やシミュレーションによって予め推定されている。例えば、距離比推定部12は、上記の容量比C2/C1と距離比L2/L1との関係に基づいて、容量比C2/C1と距離比L2/L1とを対応付けたルックアップテーブルを有しており、当該ルックアップテーブルに入力される容量比C2/C1に対応した距離比L2/L1を出力する。
〔入力装置の動作〕
続いて、上記のように構成される入力装置1の動作について説明する。
まず、図4に示すように、主電極Dには、クロック信号Clkと同期して変化するドライブ信号Vdriが入力されている。ドライブ信号Vdriは、クロック信号ClkがLow値であるときに電圧Vrとなり、クロック信号ClkがHigh値であるときにコモンモード電圧Vcとなる。ここで、Vr>Vcの関係がある。
クロック信号Clkの1周期における前半期間(Low期間)において、主電極Dには電圧Vrが印加され、副電極S1,S2は、それぞれスイッチSW1,SW2によりコモンモード端子COMに接続されて、コモンモード電圧Vcが印加される。これにより、スイッチSW1,SW2における差動積分回路111に接続される端子を基準として、静電容量C1にはC1(Vr−Vc)なる電荷が蓄えられ、静電容量C2にはC2(Vr−Vc)なる電荷が蓄えられる。
クロック信号Clkの1周期における後半期間(High期間)において、量子化信号DoがHigh値であれば、副電極S1がスイッチSW1を介して差動積分回路111に接続される。このとき、静電容量C1に蓄えられた電荷は、C1(Vc−Vc)=0に変化するので、クロック信号Clkの前半期間からの電荷の変化量であるC1(Vr−Vc)が、入力端子Inpを通して差動積分回路111に入力されると、積分容量Cf1で積分される。この積分動作による差動出力電圧Vo(アナログ出力電圧)は、次式に表されるように変化する。
Vo=(Vo+)−(Vo−)
=−C1(Vr−Vc)/Cf1
このように、量子化信号DoがHigh値である場合は、差動出力電圧Voが減少する。
クロック信号Clkの1周期における後半期間において、量子化信号DoがLow値であれば、副電極S2がスイッチSW2を介して差動積分回路111に接続される。このとき、静電容量C2に蓄えられた電荷は、C2(Vc−Vc)=0に変化するので、クロック信号Clkの前半期間からの電荷の変化量であるC2(Vr−Vc)が、入力端子Innを通して差動積分回路111に入力されると、積分容量Cf2で積分される。この積分動作による差動出力電圧Voは、次式で表されるように変化する。
Vo=(Vo+)−(Vo−)
=C2(Vr−Vc)/Cf2
このように、量子化信号DoがLow値である場合は、差動出力電圧Voが増加する。
クロック信号Clkの立ち下り時に差動出力電圧Voが正の値であれば、クロック信号Clkの立ち下りから1周期の間に、量子化信号DoがHigh値となり、その周期の後半において差動出力電圧Voが減少する。一方、クロック信号Clkの立ち下り時に差動出力電圧Voが負の値であれば、クロック信号Clkの立ち下りから1周期の間に、量子化信号DoがLow値になり、その周期の後半において差動出力電圧Voが増加する。
以上の動作により、図5に示すように、差動出力電圧Voはゼロの近くの値に保たれることがわかる。
ここで、演算部113において、クロック信号Clkの周期数Nがカウントされるとともに、周期数Nがカウントされる期間に量子化信号DoがHigh値となる数Kがカウントされ、これらのNおよびKを用いて前述の式(1)に基づき、容量比C2/C1が算出される。
さらに、距離比推定部12において、上記のようにして算出された容量比C2/C1が入力されると、当該容量比C2/C1に対応する距離比L2/L1が出力される。
〔入力装置による効果〕
以上のように、本実施形態に係る入力装置1は、主電極Dと、その両側に配置される副電極S1,S2とを備えている。これにより、主電極Dに近づく指F(検知対象物)によって、主電極Dと副電極S1との間の静電容量C1、および主電極Dと副電極S2との間の静電容量C2が変化する。入力装置1は、静電容量C1,C2の比である容量比C2/C1を容量比検出回路11によって検出し、さらに、距離比推定部12によって、検出された容量比C2/C1から距離比L2/L1を推定する。
これにより、図3に示すように、指Fが、副電極S1,S2の中心からの距離の比が1:A(A=L2/L1)となる関係を満たす点の集合で形成される球面上に位置することが推定できる。距離比L2/L1に基づいて、指Fの位置を球面上に限定できれば、指Fが副電極S1,S2のどちらに近い位置にあるか(2つの領域のいずれにあるか)を区別できるので、指Fの位置を2値の情報として入力することができる。したがって、検知対象物の位置推定の解像度の向上およびセンサから検知対象物までの検知可能範囲の拡大を図ることが可能となる。
〔変形例〕
続いて、本実施形態における変形例について、図6を参照して以下に説明する。
図6の(a)は本実施形態に係る変形例の入力装置2の構成を示す図であり、図6の(b)は入力装置2における電極の構成を示す平面図である。
図6の(a)および(b)に示すように、本変形例に係る入力装置2は、前述の入力装置1と同様、主電極D、副電極S1,S2、容量比検出回路11および距離比推定部12を備えている。
入力装置2における副電極S1,S2は、主電極Dの検出面上に重ねて配置されている。具体的には、副電極S1,S2は、主電極Dの両方の短辺の近傍に、当該短辺に沿うように、主電極Dの検出面上に主電極Dと絶縁が確保された状態で配置されている。
このように、入力装置2では、副電極S1,S2が主電極D上に配置されていても、入力装置1と同様、主電極Dと副電極S1との間の静電容量C1と、主電極Dと副電極S2との間の静電容量C2とが生じている。これにより、入力装置2は、入力装置1と同様、容量比検出回路11によって容量比C2/C1を検出し、距離比推定部12によって容量比C2/C1に基づいて距離比L2/L1を推定することにより、指Fの位置を球面上に推定することができる。
また、入力装置2では、副電極S1,S2が主電極D上に配置されているので、入力装置1における副電極S1,S2を配置する領域が不要となる。したがって、電極設置面積を小さくすることができる。
これに対し、入力装置1では、電極設置面積が大きくなるものの、同一の平面(層)上に主電極Dおよび副電極S1,S2を配置するので、主電極Dおよび副電極S1,S2を形成するために多層基板を用いる必要がない。
[実施形態2]
本発明に係る実施形態2について、図7〜図9を参照して以下に説明する。
図7は、実施形態2に係る入力装置3の構成を示す図である。図8は、入力装置3によって推定される検知対象物の位置を示す図である。
なお、本実施形態において、前述の実施形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記するとともに、その説明を省略する。
〔入力装置の構成〕
図7に示すように、入力装置3は、主電極D、副電極S1〜S4、容量比検出回路31,32、距離比推定部33,34および円弧算出部35を備えている。
〈電極の構成〉
図7に示すように、主電極Dおよび副電極S1,S2の構成および配置は、前述の入力装置1における主電極Dおよび副電極S1,S2と同様であるので、ここでは、その説明を省略する。副電極S3,S4は、主電極Dよりも小さい面積を有し、細長い長方形に形成されている。副電極S3(第3副電極)は、主電極Dが配置される平面と同一平面上における主電極Dの側方かつ主電極Dの長辺の近傍に、当該長辺と間隔をおくが近接して配置されている。また、副電極S4波(第4副電極)、副電極S3が配置される側と反対側、すなわち、主電極Dが配置される平面と同一平面上における主電極Dの側方かつ主電極Dの他の長辺の近傍に、当該長辺と間隔をおくが近接して配置されている。
〈検知対象物の位置推定の原理〉
主電極D1には、ドライブ信号Vdriが印加されている。これにより、主電極Dと副電極S1,S2との間だけでなく、主電極Dと副電極S3,S4との間にも電気力線が生じる。指Fなどの検知対象物を主電極Dに近づけると、主電極Dと指Fとの間にも電気力線が生じるので、主電極Dと副電極S3,S4との間の電気力線が、その影響を受けて変化する。したがって、主電極Dと副電極S3との間の静電容量C3、および主電極Dと副電極S4との間の静電容量C4が、主電極Dと副電極S3,S4との間の電気力線の変化に応じて変化する。よって、静電容量C3,C4の比(C4/C3)に基づけば、指Fの位置を推定することができる。
ここで、指Fと副電極S3の中心との間の距離L3と、指Fと副電極S4の中心との間の距離L4との距離比L4/L3も、図2に示すC2/C1の関数と同様、C4/C3の関数で表される。
上記のように、距離比L4/L3が容量比C4/C3から推定できるので、図3に示す副電極S1,S2と同様、指Fと副電極S3の中心との間の距離を1とすると、指Fと副電極S4の中心との間の距離Bは距離比L4/L3となる。したがって、指Fは、副電極S3,S4の中心からの距離の比が1:Bとなる関係を満たす球面上に位置することが推定できる。また、指Fは、実施形態1ですでに説明したように、副電極S1,S2の中心からの距離の比が1:Aとなる関係を満たす球面上に位置することが推定できる。よって、図8に示すように、指Fは、主電極Dおよび副電極S1,S2の容量比C2/C1に基づいて推定される球面SP1と、主電極Dおよび副電極S3,S4の容量比C4/C3に基づいて推定される球面SP2とが交差する円弧AR上に位置することが推定できる。
なお、上記の球面SP1,SP2上においても、主電極Dの上方から外れる外側の範囲では、主電極Dと副電極S1〜S4との間の電気力線に影響を与えにくいため、指Fの位置を推定することが難しい。
〈容量比検出回路の構成〉
容量比検出回路31は、上記の容量比C2/C1を検出するための回路であり、実施形態1の入力装置1における容量比検出回路11と同様に構成されている。また、容量比検出回路32は、上記の容量比C4/C3を検出するための回路であり、接続されるのが副電極S3,S4であることが異なるのみで容量比検出回路11と同様に構成されている。
〈距離比推定部の構成〉
距離比推定部33は、容量比検出回路32で検出された上記の容量比C2/C1から、距離比L2/L1を推定し、距離比推定部34は、容量比検出回路33で検出された上記の容量比C4/C3から、距離比L4/L3を推定する。距離比推定部33,34は、ともに実施形態1の入力装置1における距離比推定部12と同様に構成されている。
〈円弧算出部の構成〉
円弧算出部35は、距離比推定部33,34によって推定された距離比L2/L1,L4/L3に基づいて前述の円弧ARを算出する。具体的には、円弧算出部35は、距離比L2/L1と距離比L4/L3との一致を検出する一致検出コンパレータと、一致が検出された両者の値を出力する出力回路とを有している。
〔入力装置の動作〕
続いて、上記のように構成される入力装置3の動作について説明する。
主電極D1と副電極S1,S2との容量比C2/C1が容量比検出回路31で検出されると、距離比L2/L1が、その容量比C2/C1に基づいて、距離比推定部33によって推定される。一方、主電極D1と副電極S3,S4との容量比C4/C3が容量比検出回路32で検出されると、距離比L4/L3が、その容量比C4/C3に基づいて、距離比推定部34によって推定される。
そして、推定された距離比L2/L1,L4,L3に基づいて、円弧算出部35によって球面SP1,SP2上で交差する円弧ARが算出される。
〔入力装置による効果〕
以上のように、本実施形態に係る入力装置3は、主電極Dおよび副電極S1,S2から得られる容量比C2/C1によって距離比L2/L1を推定するだけでなく、主電極Dおよび副電極S3,S4から得られる容量比C4/C3によって距離比L4/L3を推定している。これにより、副電極S1,S2が対向する方向と、副電極S3,S4が対向する方向との直交する2方向について、指Fの位置を推定することにより、上記の円弧AR上に指Fが位置することを推定することができる。
それゆえ、円弧ARと主電極Dとの交点の位置により、多値の情報を入力することができる。また、円弧ARと主電極Dとの交点の動きの方向により、情報を入力することもできる。
〔変形例〕
続いて、本実施形態における変形例について、図9を参照して以下に説明する。
図9は、本実施形態に係る変形例の入力装置4の構成を示す図である。
図9に示すように、本変形例に係る入力装置4は、前述の入力装置3と同様、主電極D、副電極S1〜S4、容量比検出回路31,32、距離比推定部33,34および円弧算出部35を備えている。
入力装置4における副電極S1〜S4は、主電極Dの検出面上に重ねて配置されている。具体的には、副電極S1,S2は、主電極Dの両方の短辺の近傍に、当該短辺に沿うように、主電極Dの検出面上に主電極Dと絶縁が確保された状態で配置されている。また、副電極S3,S4は、主電極Dの両方の長辺の近傍に、当該長辺に沿うように、主電極Dの検出面上に主電極Dと絶縁が確保された状態で配置されている。
このように、入力装置4では、副電極S1〜S4が主電極D上に配置されていても、入力装置3と同様、主電極Dと副電極S1との間の静電容量C1と、主電極Dと副電極S2との間の静電容量C2と、主電極Dと副電極S3との間の静電容量C3と、主電極Dと副電極S4との間の静電容量C4とが生じている。これにより、入力装置4は、入力装置3と同様、容量比検出回路31,32によって容量比C2/C1,C4/C3を検出し、距離比推定部33,34によって容量比C2/C1,C4/C3に基づいて距離比L2/L1,L4/L3を推定し、円弧算出部35によって距離比L2/L1,L4/L3に基づいて円弧ARを算出している。これにより、指Fの位置を球面SP1,SP2上の円弧ARに推定することができる。
また、入力装置4では、副電極S1〜S4が主電極D上に配置されているので、入力装置3における副電極S1〜S4を配置する領域が不要となる。したがって、電極設置面積を小さくすることができる。
これに対し、入力装置3では、電極設置面積が大きくなるものの、同一の平面(層)上に主電極Dおよび副電極S1〜S4を配置するので、主電極Dおよび副電極S1〜S4を形成するために多層基板を用いる必要がない。
[実施形態3]
本発明に係る実施形態3について、図10を参照して以下に説明する。
図10は、実施形態3に係る入力装置5の構成を示す図である。
なお、本実施形態において、前述の実施形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記するとともに、その説明を省略する。
〔入力装置の構成〕
図10に示すように、入力装置5は、電極モジュール51、容量比検出回路52および距離比推定部53を備えている。
〈電極モジュールの構成〉
図10に示すように、電極モジュール51は、タッチパネルシート51aおよび複数の電極X,Yを有している。
タッチパネルシート51aは、長方形に形成された透明の基板であり、透光性を有するガラスやプラスチックなどの板状やフィルム状の材料からなる。タッチパネルシート51aの一方の面には、複数の透明な電極X(第1線状電極)が互いに平行に同一方向(タッチパネルシート51aの長手方向)へ伸びるように形成されている。一方、タッチパネルシート51aの他方の面には、複数の透明な電極Y(第2線状電極)が互いに平行に同一方向(タッチパネルシート51aの長手方向に直交する方向)へ伸びるように形成されている。また、タッチパネルシート51aの電極X,Yが形成される面は、ハードコートによって保護されている。
電極Xは、その長手方向に、対向する2つの角が一直線上に並ぶように多数の方形が配された構成をなしている。同様に、電極Yも、その長手方向に、対向する2つの角が一直線上に並ぶように多数の方形が配された構成をなしている。
タッチパネルシート51aにおいては、電極Xおよび電極Yは、上記のように形成されることにより、互いに直交するように配置されている。具体的には、隣接する2つの電極Xの間に形成される6角形の領域に電極Yの方形の部分が配置され、隣接する2つの電極Yの間に形成される6角形の領域に電極Xの方形の部分が配置されている。また、電極X,Yは、隣接するもの同士で僅かな隙間を間においてタッチパネルシート51aを覆うように配置されている。
通常、電極Xおよび電極Yには、図示しないICによって構成されるコントローラから駆動のための交流信号が供給される。これにより、マトリックス状に配置された電極X,Yを順次スキャンして静電容量の変化を検出することで、タッチパネルシート51a上の検知対象物の位置を検知している。本実施形態の入力装置5では、このような通常の使用方法と異なり、電極X,Yを利用して、前述の主電極Dおよび副電極S1,S2を構成している。
具体的には、主電極Dは、全ての電極Yの端部が互いに接続することにより構成されており、当該端部にドライブ信号Vdriが入力される。また、副電極S1,S2は、タッチパネルシート51aの両短辺側で、それぞれ3つの電極Xの端部が互いに接続することにより構成されている。
〈容量比検出回路および距離比推定部の構成〉
容量比検出回路52は、主電極Dおよび副電極S1,S2によって得られる静電容量C1,C2の容量比C2/C1を検出するための回路であり、実施形態1の入力装置1における容量比検出回路11と同様に構成されている。容量比検出回路52の入力端子には、副電極S1,S2を構成する電極Xが互いに接続された端部が接続されている。
距離比推定部53は、容量比検出回路52で検出された上記の容量比C2/C1から、距離比L2/L1を推定し、入力装置1における距離比推定部12と同様に構成されている。
〔入力装置の動作および効果〕
続いて、上記のように構成される入力装置3の動作について説明する。
主電極D1と副電極S1,S2との容量比C2/C1が容量比検出回路52で検出されると、距離比L2/L1が、その容量比C2/C1に基づいて、距離比推定部53によって推定される。これにより、検知対象物の位置は、入力装置1と同様に、L2/L1=Aで特定される点の集合で形成される球面上にあることが推定できる。
これにより、少ない検出回路を用いて検知対象物の位置を限定することができる。
なお、主電極Dを構成する電極Yの数や、副電極S1,S2を構成する電極Xの数は、上記の例に限定されることなく、適宜選択されてもよい。例えば、副電極S1,S2については、両短辺側に位置する電極Xで構成されるのではなく、短辺側から離れた位置にある電極Xで構成されてもよい。
[実施形態4]
本発明に係る実施形態4について、図11および図12を参照して以下に説明する。
図11は、実施形態4に係る入力装置6の構成を示す図である。図12の(a)は入力装置6による電極の駆動状態(第1フェーズ)を示す図であり、図12の(b)は入力装置6による電極の他の駆動状態(第2フェーズ)を示す図である。
なお、本実施形態において、前述の実施形態2,3における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記するとともに、その説明を省略する。
〔入力装置の構成〕
図11に示すように、入力装置6は、電極モジュール61、スイッチマトリックス62、容量比検出回路63、容量比推定部64、レジスタ65および円弧算出部66を備えている。
〈電極モジュールの構成〉
図11に示すように、電極モジュール61は、タッチパネルシート61aおよび複数の電極X,Yを有している。
タッチパネルシート61aは、実施形態3の入力装置5におけるタッチパネルシート51aと同様、長方形に形成された透明の基板であり、一方の面に、複数の電極Xが互いに平行に形成される一方、他方の面に、複数の電極Yが互いに平行に形成されている。電極X,Yは、互いに直交するように配置されている。
タッチパネルシート61aにおける電極X,Yは、タッチパネルシート51aにおける電極X,Yと異なり、それぞれの一端が互いに接続されることなく、独立してスイッチマトリックス62に接続されている。
〈スイッチマトリックスの構成〉
スイッチマトリックス62は、全ての電極X,Yについて1つずつ設けられたスイッチの集合体であり、各スイッチが各電極X,Yと、ドライブ信号Vdri印加される駆動端子または容量比検出回路63への出力端子とを選択的に切り替えて接続する。これにより、電極Xのうちの所定の数の電極Xおよび電極Yのうちの所定の数の電極Yを選択して、ドライブ信号Vdriを印加したり、容量比検出回路63に接続したりすることができる。本実施形態では、スイッチマトリックス62が次のように特定の電極X,Yを選択する。
具体的には、スイッチマトリックス62は、図12の(a)に示すように、第1フェーズにおいて、全ての電極Yを選択することによって、前述の主電極Dに相当する主電極D1を構成し、選択した電極Yにドライブ信号Vdriを印加する。また、スイッチマトリックス62は、第1フェーズにおいて、タッチパネルシート61aの両短辺側の3つの電極Xを選択することによって、それぞれ副電極S1,S2を構成し、選択した電極Xを容量比検出回路63に接続する。
一方、スイッチマトリックス62は、図12の(b)に示すように、第2フェーズにおいて、全ての電極Xを選択することによって、前述の主電極Dに相当する主電極D2を構成し、選択した電極Xにドライブ信号Vdriを印加する。また、スイッチマトリックス62は、第2フェーズにおいて、タッチパネルシート61aの両長辺側の2つの電極Yを選択することによって、それぞれ副電極S3,S4を構成し、選択した電極Yを容量比検出回路63に接続する。
〈容量比検出回路および距離比推定部の構成〉
容量比検出回路63は、主電極D1および副電極S1,S2によって得られる静電容量C1,C2の容量比C2/C1、および主電極D2および副電極S3,S4によって得られる静電容量C3,C4の容量比C4/C3を検出するための回路である。この容量比検出回路63は、実施形態1の入力装置1における容量比検出回路11と同様に構成されている。容量比検出回路63の入力端子には、スイッチマトリックス62の出力端子が接続されている。
距離比推定部64は、容量比検出回路63で検出された上記の容量比C2/C1,C4/C3から、それぞれ距離比L2/L1,L4/L3を推定する。この距離比推定部64は、入力装置1における距離比推定部12と同様に構成されている。
〈レジスタの構成〉
レジスタ65は、第1フェーズにおいて距離比推定部12によって推定された距離比L2/L1と、第2フェーズにおいて距離比推定部12によって推定された距離比L4/L3とを一時的に記憶するために設けられている。
〈円弧算出部の構成〉
円弧算出部66は、レジスタ65に記憶されている距離比L2/L1,L4/L3に基づいて前述の円弧ARを算出する。この円弧算出部66は、実施形態2に入力装置3における円弧算出部35と同等に構成されている。
〔入力装置の動作〕
続いて、上記のように構成される入力装置6の動作について説明する。
まず、第1フェーズにおいて、スイッチマトリックス62によって、図12の(a)に示すように、全ての電極Yが選択されて主電極D1が構成されるとともに、両短辺側の3つの電極Xが選択されて副電極S1,S2が構成される。主電極D1にはドライブ信号Vdriが印加される一方、副電極S1,S2は容量比検出回路63に接続される。この状態で、主電極D1と副電極S1,S2との間でそれぞれ発生する静電容量C1,C2の容量比C2/C1が容量比検出回路63で検出される。そして、距離比L2/L1が、検出された容量比C2/C1に基づいて、距離比推定部64によって推定されて、レジスタ65に記憶される。
続く第2フェーズにおいて、スイッチマトリックス62によって、図12の(b)に示すように、全ての電極Xが選択されて主電極D2が構成されるとともに、両長辺側の2つの電極Yが選択されて副電極S3,S4が構成される。主電極D2にはドライブ信号Vdriが印加される一方、副電極S3,S4は容量比検出回路63に接続される。この状態で、主電極D2と副電極S3,S4との間でそれぞれ発生する静電容量C3,C4の容量比C4/C3が容量比検出回路63で検出される。そして、距離比L4/L3が、検出された容量比C4/C3に基づいて、距離比推定部64によって推定されて、レジスタ65に記憶される。
そして、円弧算出部66によって、レジスタ65から読み出された容量比C2/C1,C4/C3に基づいて、球面SP1,SP2上で交差する円弧ARが算出される(図8を参照)。
〔入力装置による効果〕
以上のように、本実施形態に係る入力装置6は、主電極D1および副電極S1,S2から得られる容量比C2/C1によって距離比L2/L1を推定するだけでなく、主電極D2および副電極S3,S4から得られる容量比C4/C3によって距離比L4/L3を推定している。これにより、実施形態2の入力装置3と同様、副電極S1,S2が対向する方向と、副電極S3,S4が対向する方向との直交する2方向について、指Fの位置を推定することにより、上記の円弧AR上に指Fが位置することを推定することができる。
それゆえ、円弧ARと主電極D1,D2との交点の位置により、多値の情報を入力することができる。また、円弧ARと主電極D1,D2との交点の動きの方向により、情報を入力することもできる。
しかも、入力装置6は、一般の静電容量方式のタッチパネルで用いられるマトリックス状に配置された電極X,Yを、スイッチマトリックス62を用いて主電極D1,D2および副電極S1,S2として利用することができる。これにより、タッチパネルを通常のタッチセンサとして利用したり、上記のように多値の情報を入力するセンサとして利用したりといったことが可能となる。
[実施形態5]
本発明に係る実施形態5について、図1、図13、図14および図15を参照して以下に説明する。
図13は、実施形態5に係る入力装置1で用いる2つの静電容量C1,C2の関係を示すグラフである。図14は、静電容量C1,C2とそれぞれの静電容量C1,C2の最小値C10,C20との差の比と、入力装置1の副電極S1,S2と検知対象物との距離の比との関係を示すグラフである。図15は、実施形態5に係る入力装置1における容量比検出回路11Aの構成を示す回路図である。
なお、本実施形態において、前述の実施形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記するとともに、その説明を省略する。
〔入力装置の構成〕
本実施形態では、実施形態1の入力装置1を用いて距離比L2/L1の推定精度を向上させることについて説明する。
まず、静電容量C1,C2と距離比L2/L1との間には、図13に示すような関係がある。具体的には、検知対象物が副電極S1に近い位置にあるとき、このときの距離比L2/L1に対する静電容量C1が大きくなり、静電容量C2小さくなる。逆に、検知対象物が副電極S2に近い位置にあるとき、このときの距離比L2/L1に対する静電容量C2が大きくなり、静電容量C1が小さくなる。副電極S1,S2が全く対称に形成されていれば、L2/L1=1(L1=L2)となるとき、C1=C2となる。
静電容量C1,C2は、それぞれ最小値C10,C20を有している。最小値C10は、主電極Dと副電極S1との直接対向する側面の領域の間で形成される静電容量である。最小値C20は、主電極Dと副電極S2との直接対向する側面の領域の間で形成される静電容量である。ここでは、副電極S1,S2が全く対称に形成されているものとして、最小値C10,C20が等しい値であるとする。
本実施形態では、実施形態1で距離比L2/L1の推定に用いていた容量比C2/C1に代えて、容量比(C2−C20)/(C1−C10)を用いる。
〈容量比検出回路の構成〉
ここで、入力装置1は、容量比(C2−C20)/(C1−C10)を検出するために、前述の容量比検出回路11に代えて、容量比検出回路11Aを備えている。
容量比検出回路11Aは、入力装置1における容量比検出回路11に、さらにスイッチSW3,SW4および最小値C10,C20に相当する静電容量C10,C20を加えて構成される。
静電容量C10,C20は、容量比検出回路11Aに形成されている。静電容量C10,C20の一方の電極は、ともに主電極Dに接続されている。
スイッチSW3は、静電容量C10をコモンモード端子COMと差動積分回路111とに選択的に接続する切替回路である。また、スイッチSW4は、静電容量C20をコモンモード端子COMと差動積分回路111とに選択的に接続する切替回路である。
具体的には、スイッチSW3の固定端子は静電容量C10の他方の電極と接続され、スイッチSW3の一方の切替端子は差動増幅器111aの入力端子Innと接続され、スイッチSW3の他方の切替端子はコモンモード端子COMと接続されている。また、スイッチSW4の固定端子は静電容量C20の他方の電極と接続され、スイッチSW4の一方の切替端子は差動増幅器111aの入力端子Inpと接続され、スイッチSW4の他方の切替端子はコモンモード端子COMと接続されている。
スイッチSW3,SW4は、クロック信号ClkがLow値であるときに、静電容量C10,20をコモンモード端子COMに接続する。また、スイッチSW3は、クロック信号ClkがHigh値であり、かつ量子化器112から出力される量子化信号DoがHigh値であるときに、静電容量C10を差動積分回路111に接続する。さらに、スイッチSW4は、クロック信号ClkがHigh値であり、かつ量子化信号DoがLow値であるときに、静電容量C10を差動積分回路111に接続する。
このため、切替制御回路114は、スイッチSW1,SW2だけでなく、スイッチSW3,SW4に対しても、切替制御信号Clk×Doおよび切替制御信号Clk×Do_bを与える。
〔入力装置の動作〕
続いて、上記の容量比検出回路11Aを含む入力装置1の動作について説明する。
まず、クロック信号Clkの1周期における前半期間(Low期間)において、主電極Dには電圧Vrが印加され、副電極S1,S2および静電容量C10,C20は、それぞれスイッチSW1,SW2およびスイッチSW3,SW4によりコモンモード端子COMに接続されて、コモンモード電圧Vcが印加される。これにより、スイッチSW1,SW2およびスイッチSW3,SW4における差動積分回路111に接続される端子を基準として、静電容量C1にはC1(Vr−Vc)なる電荷が蓄えられ、静電容量C2にはC2(Vr−Vc)なる電荷が蓄えられ、静電容量C10にはC10(Vr−Vc)なる電荷が蓄えられ、静電容量C20にはC20(Vr−Vc)なる電荷が蓄えられる。
クロック信号Clkの1周期における後半期間(High期間)において、量子化信号DoがHigh値であれば、副電極S1がスイッチSW1を介して、また、静電容量C10の主電極Dに接続されていない側の電極がスイッチSW3を介して、それぞれ差動積分回路111に接続される。このとき、静電容量C1に蓄えられた電荷は、C1(Vc−Vc)=0に変化し、静電容量C10に蓄えられた電荷は、C10(Vc−Vc)=0に変化する。これにより、クロック信号Clkの前半期間からの電荷の変化量であるC1(Vr−Vc)とC10(Vr−Vc)とが、それぞれ、入力端子Inpと入力端子Innとを通して差動積分回路111に入力されて、積分容量Cf1と積分容量Cf2とで積分される。この積分動作による差動出力電圧Vo(アナログ出力電圧)は、次式に表されるように変化する。ここで、Cf1=Cf2=Cfとする。
Vo=(Vo+)−(Vo−)
=C10(Vr−Vc)/Cf2−C1(Vr−Vc)/Cf1
=−(C1−C10)(Vr−Vc)/Cf
このように、量子化信号DoがHigh値である場合は、差動出力電圧Voが減少する。
クロック信号Clkの1周期における後半期間(High期間)において、量子化信号DoがLow値であれば、副電極S2がスイッチSW2を介して、また、静電容量C20の電極Dに接続されていない側の電極がスイッチSW4を介して、それぞれ差動積分回路111に接続される。このとき、静電容量C2に蓄えられた電荷は、C2(Vc−Vc)=0に変化し、静電容量C20に蓄えられた電荷は、C20(Vc−Vc)=0に変化する。これにより、クロック信号Clkの前半期間からの電荷の変化量であるC2(Vr−Vc)とC20(Vr−Vc)とが、それぞれ、入力端子Innと入力端子Inpとを通して、差動積分回路111に入力され、積分容量Cf2と積分容量Cf1とで積分される。この積分動作による差動出力電圧Vo(アナログ出力電圧)は、次式に表されるように変化する。ここで、Cf1=Cf2=Cfとする。
Vo=(Vo+)−(Vo−)
=C2(Vr−Vc)/Cf2−C20(Vr−Vc)/Cf1
=(C2−20)(Vr−Vc)/Cf
このように、量子化信号DoがLow値である場合は、差動出力電圧Voが増加する。
クロック信号Clkの立ち下り時に差動出力電圧Voが正の値であれば、クロック信号Clkの立ち下りから1周期の間に、量子化信号DoがHigh値となり、その周期の後半において差動出力電圧Voが減少する。一方、クロック信号Clkの立ち下り時に差動出力電圧Voが負の値であれば、クロック信号Clkの立ち下りから1周期の間に、量子化信号DoがLow値になり、その周期の後半において差動出力電圧Voが増加する。
以上の動作により、図5に示すように、差動出力電圧Voはゼロの近くの値に保たれることがわかる。
ここで、演算部113において、クロック信号Clkの周期数Nがカウントされるとともに、周期数Nがカウントされる期間に量子化信号DoがHigh値となる数Kがカウントされ、これらのNおよびKを用いて前述の式(1)に基づき、容量比(C2−C20)/(C1−C10)が算出される。
さらに、距離比推定部12において、上記のようにして算出された容量比(C2−C20)/(C1−C10)が入力されると、当該容量比(C2−C20)/(C1−C10)に対応する距離比L2/L1が出力される。
〔入力装置の効果〕
上記のように容量比(C2−C20)/(C1−C10)を用いることにより、次の効果が得られる。
静電容量C1の最大値をC11とすると、C10<C1<C11の関係が成り立ち、静電容量C2の最大値をC21とすると、C20<C2<C21が成り立つ。したがって、容量比C2/C1の変化については、C20/C11≦C2/C1≦C21/C10という関係が成り立つ。ここで、図14に示すように、容量比(C2−C20)/(C1−C10)の最小値は、静電容量C2が最小値C20に近づくと0に近づくため、C20/C11より小さくなる。一方、容量比(C2−C20)/(C1−C10)の最大値は、静電容量C1が最小値C10に近づくと無限に大きくなるためC21/C10より大きくなる。
これにより、図14に示すように、距離比L2/L1に対する容量比(C2−C20)/(C1−C10)の変化が、図2に示す距離比L2/L1に対する容量比C2/C1の変化と比較して大きくなる。したがって、より精度良く距離比L2/L1を推定することが可能になる。
[実施形態6]
本発明に係る実施形態6について、図16〜図19を参照して以下に説明する。
図16は、実施形態6に係る入力装置7の構成を示す回路図である。図17は、入力装置7によって推定される検知対象物の位置を示す図である。図18の(a)は入力装置7の静電容量C1,C2の比を推定する場合の動作状態を示す回路図であり、図18の(b)は入力装置7の静電容量C1,C2の和と基準容量Crとの比を推定する場合の動作状態を示す回路図である。図19は、静電容量C1,C2と副電極S1,S2から検知対象物までの距離との関係を示すグラフである。
なお、本実施形態において、前述の実施形態1〜5における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記するとともに、その説明を省略する。
〔入力装置の構成〕
図16に示すように、入力装置7は、実施形態2の入力装置3と同様、主電極Dおよび副電極S1〜S4を備えている。また、入力装置7は、容量比・容量和検出回路71および位置推定部72を備えている。
〈入力装置による検知対象物の位置の特定〉
実施形態2でも述べたように、主電極Dと副電極S1,S2との間の静電容量C1,C2で決まる容量比C2/C1と、主電極Dと副電極S3,S4との間の静電容量C3,C4で決まる容量比C4/C3とを用いて2つの球面SP1,SP2の交差する円弧AR上に検知対象物の位置を推定することができる(図8参照)。本実施形態では、図17に示すように、円弧ARの推定と併せて、主電極Dと検知対象物との間の距離H(垂直距離)を推定することにより、円弧AR上で距離Hの点Pを検知対象物の位置として特定する。
図19に示すように、距離Hは、静電容量C1,C2の和(C1+C2)と特定の関係を有するので、容量和C1+C2を算出することにより、距離Hを推定することができる。
なお、距離Hは、静電容量C3,C4の和(C3+C4)とも特定の関係を有するので、容量和C3+C4を算出することにより、距離Hを推定することができる。
〈容量比・容量和検出回路の構成〉
容量比・容量和検出回路71は、容量比C2/C1,C4/C3を推定する第1モードと、距離Hを推定する第2モードとで動作する。この容量比・容量和検出回路71は、実施形態1の入力装置1における容量比検出回路11と同様、スイッチSW1,SW2、差動積分回路111および量子化器112を有している。また、容量比・容量和検出回路71は、基準容量Cr、切替回路711、切替制御回路712、演算部713およびモード切替スイッチSW11,SW12を有している。
(基準容量)
基準容量Crは、一端が主電極Dに接続され、他端がモード切替スイッチSW12の入力端子に接続されている。この基準容量Crは、容量比・容量和検出回路71を構成する集積回路の内部また容量比・容量和検出回路71を構成する回路基板に形成されている。
(切替回路)
切替回路711は、第1モードにおいて、副電極S1,S2および副電極S3,S4とスイッチSW1,SW2との接続を選択的に切り替えるスイッチである。具体的には、切替回路711は、容量比C2/C1を検出するときに、副電極S1,S2とスイッチSW1,SW2とを接続し、容量比C4/C3を検出するときに、副電極S3,S4とスイッチSW1,SW2とを接続する。この切替回路711は、切替制御回路712から与えられる選択制御信号によって選択動作が制御される。
(モード切替スイッチ)
モード切替スイッチSW11は、副電極S2,S4をスイッチSW1,SW2とモードに応じて選択的に切り替えて接続するスイッチである。具体的には、モード切替スイッチSW11は、第1モードにおいて、切替回路711を介して副電極S2または副電極S4とスイッチSW2の固定端子とを接続する。また、モード切替スイッチSW11は、第2モードにおいて、切替回路711を介して副電極S2または副電極S4とスイッチSW1の固定端子とを接続する。
モード切替スイッチSW12は、基準容量CrとスイッチSW2の固定端子との間を、第1モードにおいて開く一方、第2モードにおいて閉じるスイッチである。
(切替制御回路)
切替制御回路712は、第1モードにおいて、実施形態1の入力装置1における切替制御回路114と同様、スイッチSW1,SW2の動作を制御する切替制御信号をスイッチSW1,SW2に与える。また、切替制御回路712は、モードに応じて、モード切替スイッチSW11,SW12の動作を制御する制御信号をモード切替スイッチSW11,SW12に与える。さらに、切替制御回路712は、切替回路711に前述の選択制御信号を与える。
(演算部)
演算部713は、第1モードにおいて、入力装置1における演算部113と同様、量子化器112から出力される量子化信号Doと、クロック信号ClkのN周期の間に量子化信号DoがHigh値になった周期の数Kとに基づいて、容量比C2/C1,C4/C3を算出する。また、演算部713は、第2モードにおいて、容量比C2/C1を算出する手順と同様の手順で、容量比Cr/(C1+C2)を算出し、この容量比Cr/(C1+C2)から基準容量Crの既知の容量値を用いて、容量和C1+C2を算出する。
〈距離比推定部〉
位置推定部72は、実施形態2の入力装置3における距離比推定部33,34と同様、上記の容量比C2/C1,C4/C3から距離比L2/L1,L4/L3を推定する。位置推定部72は、入力装置3における円弧算出部35と同様、上記の距離比L2/L1,L4/L3に基づいて前述の円弧ARを算出する。
また、位置推定部72は、演算部713によって得られた上記の容量和C1+C2に基づいて、距離Hを推定する。ここで、図19に示す容量和C1+C2と距離Hの関係は、測定やシミュレーションによって予め推定されている。例えば、位置推定部72は、上記の容量和C1+C2と距離Hとの関係に基づいて、容量和C1+C2と距離Hとルックアップテーブルを有しており、当該ルックアップテーブルに入力される容量和C1+C2に対応した距離Hを出力する。
さらに、位置推定部72は、円弧ARおよび距離Hから、主電極Dからの距離が距離Hとなる円弧AR上の点を特定して検知対象物の位置を推定する。具体的には、位置推定部72は、主電極Dから円弧ARにおける各点の位置までの円弧距離を特定して、距離Hと一致する円弧距離で特定される円弧ARにおける位置を検知対象物の位置と推定する。
〔入力装置の動作〕
続いて、上記のように構成される入力装置1の動作について説明する。
まず、図18の(a)に示すように、第1モードにおいて、モード切替スイッチSW11が切替回路711を介して副電極S2または副電極S4とスイッチSW2とを接続している(図中“mode1”側)。容量比C2/C1を検出する場合、切替回路711を介して、副電極S1とスイッチSW1とが接続される一方、副電極S2とスイッチSW2とが接続される。また、容量比C4/C3を検出する場合、切替回路711を介して、副電極S3とスイッチSW1とが接続される一方、副電極S4とスイッチSW2とが接続される。容量比C2/C1,C4/C3の検出は、入力装置1の容量比検出回路11によって行なわれる容量比C2/C1の検出と同様にして行なわれる。また、このとき、モード切替スイッチSW12は、開状態にある。
次に、図18の(b)に示すように、第2モードにおいて、モード切替スイッチSW11が切替回路711を介して副電極S2とスイッチSW1とを接続することにより(図中“mode2”側)、スイッチSW1には副電極S1,S2が共に接続される。また、モード切替スイッチSW12が閉じることにより、基準容量CrがスイッチSW2に接続される。これにより、差動積分回路111、量子化器112、切替制御回路712および演算部713による容量比C2/C1の検出動作と同様の動作によって、容量比Cr/(C1+C2)が検出される。
演算部713によって、第1モードで検出された容量比C2/C1,C4/C3から距離比L2/L1,L4/L3が推定され、さらに距離比L2/L1,L4/L3から円弧ARが推定される。また、演算部713によって、検出された容量比Cr/(C1+C2)から既知の基準容量Crの容量値を用いて容量和C1+C2が求められる。
そして、位置推定部72によって、上記の容量和C1+C2に基づいて距離Hが推定され、この距離Hと上記の円弧ARとから検知対象物の位置が推定される。
〔入力装置による効果〕
以上のように、本実施形態に係る入力装置7は、容量比・容量和検出回路71および位置推定部72を用いて距離Hを推定することにより、円弧ARおよび容量和C1+C2に基づいて、円弧AR上の主電極Dから距離Hとなる点を検知対象物の位置と推定することができる。これにより、検知対象物の位置をより正確に推定することができる。
また、容量比・容量和検出回路71は、モード切替スイッチSW11,SW12を有することにより、容量比C2/C1,C4/C3および容量比Cr/(C1+C2)を検出することができる。これにより、回路規模の拡大を最小限に抑えて、これらの容量比を検出することができる。
[実施形態7]
本発明に係る実施形態7について、図20を参照して以下に説明する。
図20は、実施形態7に係る入力装置8の構成を示す図である。
なお、本実施形態において、前述の実施形態3における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記するとともに、その説明を省略する。
〔入力装置の構成〕
図20に示すように、入力装置8は、電極モジュール81、スイッチマトリックス82および容量比・容量和検出回路83などを備えている。スイッチマトリックス82は、実施形態4の入力装置6におけるスイッチマトリックス62と同等の機能を有する。容量比・容量和検出回路83は、実施形態6の入力装置7における容量比・容量和検出回路71と同等の機能を有する。
〈電極モジュールの構成〉
図20に示すように、電極モジュール81は、タッチパネルシート81aを有しており、実施形態4の入力装置6におけるタッチパネルシート61aと同様に、複数の電極X,Yがマトリックス状に形成されている。また、タッチパネルシート81aには、各電極X,Yの一端から引き出された引出線Xa,Yaが形成されている。さらに、タッチパネルシート81aには、引出線Xa,Yaを遮蔽するシールド81bが銅箔などによって形成されている。
〔入力装置による効果〕
以上のように、本実施形態に係る入力装置8は、電極モジュール81が電極X,Yの引出線Xa,Yaを遮蔽するシールド81bを有している。
タッチパネルシート81aの電極X,Yは、引出線Xa,Yaを介して、スイッチマトリックス82や容量比・容量和検出回路83などを内蔵する集積回路に接続される。引出線Xa,Yaが長くなると、引出線Xa,Yaと電極X,Yとの間の静電容量や、引出線Xa,Yaと検知対象物との間の静電容量が静電容量C1,C2の値に影響を与えるために、静電容量C1,C2の誤差が大きくなる。そこで、引出線Xa,Yaの少なくとも検知対象物に向かう側をシールド81bで遮蔽することで、静電容量の誤差を軽減することができる。
[実施形態8]
本発明に係る実施形態8について、図21および図22を参照して以下に説明する。
図21は、実施形態8に係る入力装置9の構成を示すブロック図である。図22の(a)および(b)は入力装置9によって検知される検知対象物としての指Fの動きを示す図である。
なお、本実施形態において、前述の実施形態2における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記するとともに、その説明を省略する。
〔入力装置の構成〕
図21に示すように、入力装置9は、実施形態6の入力装置7と同様、主電極D、副電極S1〜S4、容量比・容量和検出回路71および位置推定部72を備えており、さらに移動方向推定部91を備えている。
〈移動方向推定部の構成〉
移動方向推定部91は、位置推定部72によって推定された検知対象物の複数の位置を記憶するメモリを有している。この移動方向推定部91は、メモリに記憶された検知対象物の近接する2つの位置を順次比較して、その変化量から検知対象物の移動方向Mを高さおよび水平面の方向で推定する。
〔入力装置による効果〕
以上のように、本実施形態の入力装置9は、移動方向推定部91を備えることにより、検知対象物の移動方向Mを推定し、移動方向Mにより、機器の制御を行うことができる。例えば、図22の(a)に示すように、検知対象物としての指Fが主電極Dの上を水平方向に移動しているときは、その高さと方向とが併せて推定される。また、図22の(b)に示すように、検知対象物としての指Fが主電極Dに近づくように移動しているときは、その変化する高さと方向とが併せて推定される。
なお、位置推定部72は、検知対象物の位置の推定を10msec程度の周期で繰り返して行なう。これにより、検知対象物しての指Fの動きの方向を正確に捉えることができる。
[実施形態9]
本発明に係る実施形態9について、図23を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態において、前述の実施形態1〜8における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記するとともに、その説明を省略する。
図23は、本発明の実施形態9に係るスマートフォン201の構成を示す平面図である。
図23に示すように、電子機器としてのスマートフォン201(電子機器)は、筐体202に液晶パネル203およびタッチパネル204が組み込まれることによって構成されている。このスマートフォン201において、液晶パネル203は、筐体202の操作面側に設けられている。また、タッチパネル204は、液晶パネル203の上に設けられている。
スマートフォン201は、前述の入力装置1〜9のいずれか備えており、タッチパネル204として、主電極Dおよび副電極S1〜S4を含んでいる。
これにより、スマートフォン201は、入力装置1〜9のそれぞれの優れた機能を利用することができる。
〔まとめ〕
本発明の第1の態様に係る入力装置(1〜9)は、主電極(D)と、前記主電極の対向する両辺側に配置された1対の第1副電極(S1)および第2副電極(S2)と、前記主電極と前記第1副電極との間の第1静電容量と前記主電極と前記第2副電極との間の第2静電容量との第1容量比を検出する容量比検出回路(11)と、検知対象物(指F)と前記第1副電極の中心との間の距離と、前記検知対象物と前記第2副電極の中心との間の距離との第1距離比、および前記第1容量比の予め推定された関係に基づいて、検出された前記第1容量比から前記第1距離比を推定する距離比推定部(12)を備えている。
上記の構成では、主電極に近づく検知対象物によって、主電極と第1副電極との間の第1静電容量、および主電極と第2副電極との間の第2静電容量が変化する。第1および第2静電容量の第1容量比は、容量比検出手段によって検出され、さらに、距離比推定手段によって、検出された第1容量比から第1距離比が推定される。
検知対象物が、第1および第2副電極の中心からの距離の比が1:A(A=第1距離比)となる関係を満たす点の集合で形成される球面上に位置することが推定できる。第1距離比に基づいて、検知対象物の位置を球面上に限定できれば、検知対象物が第1および第2副電極のどちらに近い位置にあるか(2つの領域のいずれにあるか)を区別できるので、検知対象物の位置を2値の情報として入力することができる。
第2の対応の入力装置は、第1の態様の入力装置において、前記第1副電極および前記第2副電極が配置されていない前記主電極の対向する両辺側に配置された1対の第3副電極(S3)および第4副電極(S4)を備え、前記容量比検出回路が、前記主電極と前記第3副電極との間の第3静電容量(C3)と前記主電極と前記第4副電極との間の第4静電容量(C4)との第2容量比(C4/C3)をさらに検出し、前記距離比推定部が、検知対象物と前記第3副電極の中心との間の距離と、前記検知対象物と前記第4副電極の中心との間の距離との第2距離比、および前記第2容量比の予め推定された関係に基づいて、検出された前記第2容量比から前記第2距離比をさらに推定することが好ましい。
上記の構成では、主電極および第1および第2副電極から得られる第1容量比によって第1距離比を推定するだけでなく、主電極および第3および第4副電極から得られる第2容量比によって第2距離比を推定している。これにより、第1および第2副電極が対向する方向と、第3および第4副電極が対向する方向との直交する2方向について、検知対象物の位置を推定することができる。それゆえ、第1距離比で検知対象物の位置が推定できる球面と、第2距離比で検知対象物の位置が推定できる球面とが交差する円弧上に検知対象物が位置することを推定することができる。
したがって、円弧と主電極との交点の位置により、多値の情報を入力することができる。また、円弧と主電極との交点の動きの方向により、情報を入力することもできる。
第3の態様の入力装置は、第1の態様の入力装置において、互いに交差するように配置された複数の第1線状電極および複数の第2線状電極が形成されたタッチパネルシートを備え、前記主電極が、前記第1線状電極および前記第2線状電極のうちの一方が互いに接続されて構成され、前記第1副電極および第2副電極が、前記第1線状電極および前記第2線状電極のうちの他方が、前記タッチパネルシートの対向する両辺側で互いに任意の数だけ接続されて構成されていることが好ましい。
上記の構成では、一般の静電容量方式のタッチパネルで用いられるマトリックス状に配置された第1および第2線状電極を、主電極、第1副電極および第2副電極として利用することができる。これにより、タッチパネルを通常のタッチセンサとして利用したり、上記のように多値の情報を入力するセンサとして利用したりといったことが可能となる。
第4の態様の入力装置は、第2の態様の入力装置において、互いに交差するように配置された複数の第1線状電極および複数の第2線状電極が形成されたタッチパネルシートと、前記主電極を構成するように前記第1線状電極を互いに接続するとともに、前記第1副電極および前記第2副電極を構成するように前記タッチパネルシートの対向する両辺側における任意の数の前記第2線状電極を互いに接続する一方、前記主電極を構成するように前記第2線状電極を互いに接続するとともに、前記第1副電極および前記第2副電極を構成するように前記タッチパネルシートの対向する他方の両辺側における任意の数の前記第1線状電極を互いに接続する電極接続手段とを備えていることが好ましい。
上記の構成では、一般の静電容量方式のタッチパネルで用いられるマトリックス状に配置された第1および第2線状電極を、電極接続手段を用いて、主電極、第1副電極および第2副電極として利用することができる。これにより、タッチパネルを通常のタッチセンサとして利用したり、上記のように多値の情報を入力するセンサとして利用したりといったことが可能となる。
前記各態様の入力装置において、前記容量比検出手段は、前記第1静電容量から第1固定容量を減じた値と、前記第2静電容量から第2固定容量値を減じた値との第3容量比を検出することが好ましい。
上記の構成では、第1距離比に対する第3容量比の変化が、第1容量比の変化と比較して大きくなる。したがって、より精度良く第1距離比を推定することが可能になる。
前記第2または第4の態様の入力装置において、前記第1距離比、前記第2距離比、および前記第1静電容量と前記第2静電容量との容量和に基づいて、前記主電極と前記検知対象物との間の垂直距離を推定する垂直距離推定手段を備えていることが好ましい。
上記の構成では、垂直距離推定手段により、垂直距離を推定することにより、前述の円弧および容量和に基づいて、円弧上の主電極から垂直距離となる点を検知対象物の位置と推定することができる。これにより、検知対象物の位置をより正確に推定することができる。
上記入力装置において、前記容量比検出手段は、前記容量和と既知の基準静電容量との比を検出することが好ましい。
上記の構成では、容量和と基準静電容量との比を検出することにより、当該比と既知の基準静電容量とから容量和を検出することができる。また、容量比検出手段が、容量和と基準静電容量との比を検出するので、回路規模の拡大を最小限に抑えて、これらの容量比および容量和を検出することができる。
第3または第4の態様の入力装置において、前記第1線状電極および前記第2線状電極から引き出された引出線を前記タッチパネルシート上で遮蔽するシールドを備えていることが好ましい。
上記の構成では、引出線と線状電極との間の静電容量や、引出線と検知対象物との間の静電容量が第1ないし第4静電容量の値に影響を与えるために、第1ないし第4静電容量の誤差が大きくなる。そこで、引出線の少なくとも検知対象物に向かう側をシールドで遮蔽することで、静電容量の誤差を軽減することができる。
前記入力装置において、前記検知対象物の位置を繰り返し推定することにより、前記検知対象物の動きを推定する移動推定手段を備えていることが好ましい。
上記の構成により、検知対象物の移動方向を推定し、移動方向により、機器の制御を行うことができる。
本発明の第1の態様の電子機器は、前記いずれかの入力装置を備えている。
これにより、各入力装置のそれぞれの優れた機能を利用することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、反射型の光センサを用いた近接センサやジェスチャーセンサに好適に利用することができる。
1〜9 入力装置
11 容量比検出回路
11A 容量比検出回路
12 距離比推定部
31,32 容量比検出回路
33,34 距離比推定部
35 円弧算出部
51 電極モジュール
51a タッチパネルシート
52 容量比検出回路
53 距離比推定部
61 電極モジュール
61a タッチパネルシート
62 スイッチマトリックス(電極接続手段)
63 容量比検出回路
64 距離比推定部
65 レジスタ
66 円弧算出部
71 容量比・容量和検出回路
72 位置推定部
81 電極モジュール
81a タッチパネルシート
81b シールド
82 スイッチマトリックス
83 容量比・容量和検出回路
91 移動方向推定部
201 スマートフォン(電子機器)
204 タッチパネル
C1〜C4 静電容量
C2/C1 容量比
C4/C3 容量比
C1+C2 容量和
D 主電極
F 指(検知対象物)
S1 副電極(第1副電極)
S2 副電極(第2副電極)
S3 副電極(第3副電極)
S4 副電極(第4副電極)
X,Y 電極

Claims (10)

  1. 主電極と、
    前記主電極の対向する両辺側に配置された1対の第1副電極および第2副電極と、
    前記主電極と前記第1副電極との間の第1静電容量と前記主電極と前記第2副電極との間の第2静電容量との第1容量比を検出する容量比検出手段と、
    検知対象物と前記第1副電極の中心との間の距離と、前記検知対象物と前記第2副電極の中心との間の距離との第1距離比、および前記第1容量比の予め推定された関係に基づいて、検出された前記第1容量比から前記第1距離比を推定する距離比推定手段とを備えていることを特徴とする入力装置。
  2. 前記第1副電極および前記第2副電極が配置されていない前記主電極の対向する両辺側に配置された1対の第3副電極および第4副電極を備え、
    前記容量比検出手段は、前記主電極と前記第3副電極との間の第3静電容量と前記主電極と前記第4副電極との間の第4静電容量との第2容量比をさらに検出し、
    前記距離比推定手段は、検知対象物と前記第3副電極の中心との間の距離と、前記検知対象物と前記第4副電極の中心との間の距離との第2距離比、および前記第2容量比の予め推定された関係に基づいて、検出された前記第2容量比から前記第2距離比をさらに推定することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 互いに交差するように配置された複数の第1線状電極および複数の第2線状電極が形成されたタッチパネルシートを備え、
    前記主電極は、前記第1線状電極および前記第2線状電極のうちの一方が互いに接続されて構成され、
    前記第1副電極および第2副電極は、前記第1線状電極および前記第2線状電極のうちの他方が、前記タッチパネルシートの対向する両辺側で互いに任意の数だけ接続されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  4. 互いに交差するように配置された複数の第1線状電極および複数の第2線状電極が形成されたタッチパネルシートと、
    前記主電極を構成するように前記第1線状電極を互いに接続するとともに、前記第1副電極および前記第2副電極を構成するように前記タッチパネルシートの対向する両辺側における任意の数の前記第2線状電極を互いに接続する一方、前記主電極を構成するように前記第2線状電極を互いに接続するとともに、前記第1副電極および前記第2副電極を構成するように前記タッチパネルシートの対向する他方の両辺側における任意の数の前記第1線状電極を互いに接続する電極接続手段とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  5. 前記容量比検出手段は、前記第1静電容量から第1固定容量を減じた値と、前記第2静電容量から第2固定容量値を減じた値との第3容量比を検出することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の入力装置。
  6. 前記第1距離比、前記第2距離比、および前記第1静電容量と前記第2静電容量との容量和に基づいて、前記主電極と前記検知対象物との間の垂直距離を推定する垂直距離推定手段を備えていることを特徴とする請求項2または4に記載の入力装置。
  7. 前記容量比検出手段は、前記容量和と既知の基準静電容量との比を検出することを特徴とする請求項6に記載の入力装置。
  8. 前記第1線状電極および前記第2線状電極から引き出された引出線を前記タッチパネルシート上で遮蔽するシールドを備えていることを特徴とする請求項3または4に記載の入力装置。
  9. 前記検知対象物の位置を繰り返し推定することにより、前記検知対象物の動きを推定する移動推定手段を備えていることを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の入力装置。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項に記載の入力装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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