JP2014182940A - 発光モジュール、および照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の製造コストを安価にでき、装置を薄型化でき、LED素子を光源に用いた上で均一なムラの無い照明光を得ることができる発光モジュール、および照明装置を提供することを課題とする。
【解決手段】実施形態に係る発光モジュールは、発光素子と透光部材を有し、透光部材が、透光部材に向かっており、発光素子から出射された光を透過して照明光を取り出す光出射面を有する。発光素子は、その光軸が透光部材の光出射面の法線に対して10度より大きく80度より小さい角度で傾斜して設けられている。
【選択図】図5
【解決手段】実施形態に係る発光モジュールは、発光素子と透光部材を有し、透光部材が、透光部材に向かっており、発光素子から出射された光を透過して照明光を取り出す光出射面を有する。発光素子は、その光軸が透光部材の光出射面の法線に対して10度より大きく80度より小さい角度で傾斜して設けられている。
【選択図】図5
Description
本発明の実施形態は、例えば天井に取り付ける照明装置に係り、特に発光ダイオード(LED)を光源とする偏平な発光モジュールを備えた照明装置に関する。
近年、天井に取り付ける照明装置として、LEDを光源にしたベースライトが普及されつつある。この種のベースライトは、複数のLED素子を実装した基板、基板に給電する給電装置、反射板、光の取り出し側、すなわち基板の実装面側に対向した透光性のカバーなどを有する。透光性のカバーは、点光源であるLED素子から出射された光を拡散して透過させることで、均一なムラのない照明光を得るように機能する。
しかし、LED素子は、一般に光の指向性が強いことが知られており、透光性カバーを通過させただけでは、十分に光を拡散させることができない。このため、例えば、LED素子とカバーの間に光を拡散させるための光学フィルタなどを設けたりしていた。このため、分品点数が多くなり、装置の製造コストが増大し、装置の厚みが厚くなる不具合があった。
よって、装置の製造コストを安価にでき、装置を薄型化でき、LED素子を光源に用いた上で均一なムラの無い照明光を得ることができる発光モジュール、および照明装置の開発が望まれている。
実施形態に係る発光モジュールは、発光素子と透光部材を有し、透光部材が、発光素子から出射された光を透過して照明光を取り出す光出射面を有する。発光素子は、透光部材に向かっており、その光軸が透光部材の光出射面の法線に対して10度より大きく80度より小さい角度で傾斜して設けられている。
本発明によると、装置の製造コストを安価にでき、装置を薄型化でき、LED素子を光源に用いた上で均一なムラの無い照明光を得ることができる。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態に係るベースライト100(照明装置)を天井Cに取り付けた状態を示す外観斜視図である。図2は、ベースライト100を照明光の取り出し側から見た平面図である。図3は、ベースライト100の分解斜視図である。図4は、図2のY−Y線でベースライト100を切断した断面図である。図5は、図4のA部分を拡大した部分拡大断面図である。ベースライト100は、細長い扁平な略長方形の板状に形成されている。以下の説明では、照明光の取り出し側(下側)を前面側と称し、天井Cに向かう側(上側)を背面側と称する。
図1は、第1の実施形態に係るベースライト100(照明装置)を天井Cに取り付けた状態を示す外観斜視図である。図2は、ベースライト100を照明光の取り出し側から見た平面図である。図3は、ベースライト100の分解斜視図である。図4は、図2のY−Y線でベースライト100を切断した断面図である。図5は、図4のA部分を拡大した部分拡大断面図である。ベースライト100は、細長い扁平な略長方形の板状に形成されている。以下の説明では、照明光の取り出し側(下側)を前面側と称し、天井Cに向かう側(上側)を背面側と称する。
ベースライト100は、細長い略矩形板状のシャーシ1と、このシャーシ1の前面側に取り付けられた細長い複数の帯状の光源部2と、複数の光源部2を覆う乳白色で且つ透光性を有する細長いチューブ状のカバー部材3(透光部材)と、光源部2を点灯制御する点灯装置4と、シャーシ1の中央部に取り付けられた断面略V字状のセンターカバー5と、2つの側板6と、を備えている。
シャーシ1は、溶融亜鉛めっき鋼板等の熱伝導性を有する金属板を形状加工して形成されている。このシャーシ1は、ベースライト100の複数の構成部材を取り付ける機能と、光源部2で発生する熱を逃がすための放熱部材としての機能と、ベースライト100に機械強度を付与する強度部材としての機能と、を担う。
シャーシ1は、中央部に平らな天板面11を有し、その長手方向に沿った両端縁に、複数の光源部2の背面を接触させて取り付けるための細長い2つの配設部12、12を有する。各配設部12は、シャーシ1を長手方向に沿った線で折り曲げることでシャーシ1の一部を前面側に突出させて一体に形成され、その突出した頂部に光源部2の背面を接触させて熱的に結合させる細長い平坦面を有する。本実施形態の配設部12は、3つの光源部2をつなげた長さを超える長さを有する。言い換えると、2つの配設部12は、シャーシ1の全長に亘って設けられており、シャーシ1の長手方向に沿った機械強度を高める補強リブとしての機能も担う。
また、シャーシ1の天板面11の長手方向両端近くには、それぞれ、シャーシ1を貫通した取付孔11aが形成されている。この取付孔11aには、天井Cの内側にある建物の構造体から下方に向けて延設された一対の取付ボルト(図示せず)が背面側から貫通されて、シャーシ1の前面側に配置した図示しないナットで締結することで、シャーシ1が天井面Cに固設されるようになっている。
光源部2は、細長い矩形帯状の基板21と、この基板21の表面に実装された複数のLEDチップ22と、各LEDチップ22を覆う蛍光体層23と、各蛍光体層23を覆うレンズ体24と、を有する。以下の説明では、LEDチップ22、蛍光体層23、およびレンズ体24をまとめて発光素子20と称する。図2では、光源部2の構造を見易くするため、一方(図示上側)のカバー部材3を透明化して示してある。
基板21は、絶縁材である例えば、ガラスエポキシ樹脂(FR−4)等の材料で細長い長方形状に形成されている。表面側には銅箔で形成された配線パターン層が形成され、配線パターン層の上には、レジスト層が形成されている。なお、基板21の材料には、セラミックス材料、合成樹脂材料又は各発光素子20のLEDチップ22の放熱性を高める上でアルミニウム等の熱伝導性が良好で放熱性に優れたべース板の一面に絶縁層が積層された金属製のべース基板を使用することができ、格別その材料が限定されるものではない。
また、基板21の表層には、LEDチップ22の実装領域や部品の実装部分を除いて、ほとんど全面に反射率の高い白色のレジスト層が積層されている。これにより、発光素子20から出射した光のうち、カバー部材3の内面などで反射された光などが、反射率の高い白色のレジスト層の表面で反射されて前面側へ放射される。
ベアチップからなる複数のLEDチップ22には、例えば、白色系の光を光源部2で発光させるために、青色の光を発するものが用いられている。このLEDチップ22は、シリコーン樹脂系の絶縁性接着剤を用いて配線パターン層上に接着され、ボンディングワイヤによって配線パターン層に電気的に接続されている。
蛍光体層23は、透光性合成樹脂、例えば、透明シリコーン樹脂製であり、YAG:Ce等の蛍光体を適量含有している。蛍光体層23は、個々のLEDチップ22をチップごとに被覆するように高さ寸法の小さい略半球面状をなしている。蛍光体は、LEDチップ22が発する光で励起されて、LEDチップ22が発する光の色とは異なる色の光を出射する。本実施形態では、LEDチップ22が青色光を発するため、光源部2として白色光を出射できるように、蛍光体には青色の光とは補色の関係にある黄色系の光を出射する黄色蛍光体が使用されている。
なお、蛍光体層23の形状は、個々のLEDチップ22を被覆できれば、特段限定されるものではなく、半球状に限るものではない。また、LEDチップ22としては、表面実装型のLEDパッケージを用いるようにしてもよく、実装方式や形式は、格別限定されるものではない。
レンズ体24は、透光性を有する合成樹脂により形成されており、LEDチップ22および蛍光体層23を被覆するように設けられている。なお、レンズ体24は、その外面に傾斜した平らな偏光面24aを有し、発光素子20から出射される光の光軸Oを所定方向に傾斜させて出射光を所望する方向に偏向させるよう機能する。
本実施形態では、発光素子20から出射されて偏光面24aを通過した光の光軸Oが、ベースライト100の中心から外側に向けて傾斜して、後述するカバー部材3の外側の角部3b(図5参照)を通るように、レンズ体24の偏光面24aを傾斜させている。なお、この場合、光軸Oは、偏光面24aと直交するものとする。そして、発光素子20は、基板21(すなわち発光モジュール30)の中心から、その光軸Oが傾斜した側と反対側(図5で右側)に片寄った位置に設けられている。
ベースライト100全体としてみると、図4に示すように、シャーシ1の幅方向両側に配置した2組の光源部2は、光軸Oが互いに離間する方向(外方)に傾斜するように偏光面24aが傾斜された発光素子20を有する。言い換えると、ベースライト100の幅方向両側で、光源部2の発光素子20は、ベースライト100の中心に対して対称形となる形状を有するとともに中心に対して対称となる位置に配置されている。つまり、発光素子20は、ベースライト100の中心近くに片寄った位置に配置されている。
基板21の長手方向に沿ってみると、発光素子20は、図2および図3に示すように、基板21の長手方向に沿って等間隔で一列に並べて複数設けられている。本実施形態では、全ての発光素子20のレンズ体24が同じ方向に傾斜した偏光面24aを有する。言い換えると、各レンズ体24の偏光面24aは、基板21の長手方向と直交する短手方向に上述した角度で傾斜している。なお、本実施形態の発光素子20は、レンズ体24を透光性樹脂で形成したため、LEDチップ22から出射された全ての光が偏光面24aを介して出射されるわけではなく、一部の光は偏光面24a以外からも出射される。いずれにしても、発光素子20は、カバー部材3の前面部3bに向かって対向している。
上記構造の光源部2は、その長手方向に連結されてカバー部材3に装着される。本実施形態では、3つの光源部2が連結されて1つのカバー部材3内に装着され、合計6つの光源部2がベースライト100に組み込まれている。より長尺なベースライトを構成する場合には、長手方向に連結する光源部2の数を増やすことになる。
各光源部2の隣接した端部同士は、図2に示す配線Zを介して接続される。また、連結された光源部2のうち両端の光源部2の少なくとも一方の端部からも配線Zが導出される。そして、この端部から導出された配線Zが、シャーシ1に取り付けられた点灯装置4に接続され、各光源部2への給電が可能となる。
カバー部材3は、各光源部2の前面側を覆う前面部3a、および各光源部2の裏面を露出するスリット状の開放部31を有する。このため、カバー部材3をシャーシ1に取り付けることで、この開放部31を介して、各光源部2の基板21の裏面が、シャーシ1における配設部12の平坦面に接触し、基板21がシャーシ1に熱的に結合されるようになっている。
このため、各光源部2の基板21の表面は、天井Cと平行になり、水平に延びることになる。また、本実施形態のカバー部材3は、僅かに前面側に突出するように膨出した前面部3aを有するが、この前面部3aも実質的に天井Cと平行に配置されることになる。つまり、本実施形態によると、前面部3aの外面は、天井Cと略平行な光出射面30aとして機能することになる。
カバー部材3は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透光性を有する乳白色の絶縁性の材料で形成される。本実施形態では、カバー部材3をポリカーボネートの押出成形によって形成した。カバー部材3は、長尺のチューブ状に形成されていて、シャーシ1の両側に形成された配設部12に取り付けられる。カバー部材3は、配設部12と略同じ長さを有する。なお、カバー部材3の長手方向両端には、光源部2を挿通するための開口32が設けられている。
例えば、図5に示すように、開放部31の長手方向に沿う縁部には、互いに対向して開放する一対の保持溝33が全長に亘って形成されている。これら一対の保持溝33は、長手方向に沿う前面側支持部33a及び背面側支持部33bの間に形成されている。また、保持溝33の外側には、断面略コ字状であって内側に開放する一対の係止部34が長手方向の全長に亘って形成されている。
カバー部材3の互いに対向する一対の保持溝33には、複数の光源部2の各基板21の長手方向に沿った両端縁が挿通される。具体的には、図3に示すように、3つの光源部2が配線Zで接続されてカバー部材3の一方の開口32から挿入され、各光源部2の基板21の長手方向に沿った両端縁が一対の保持溝33によって案内されて保持される。これにより光源部2は、カバー部材3によって保持されて、カバー部材3と一体化される。
また、カバー部材3の長手方向両端にある開口32には、この開口32を閉塞する蓋体35が取り付けられる。このように光源部2をカバー部材3と一体化して両端を蓋体35で塞いだものを発光モジュール30と称する。つまり、上述したように、カバー部材3の一対の保持溝33に3つの光源部2が装着された後、カバー部材3の両端を閉塞するように蓋体35が取り付けられる。このように、カバー部材3の両端にある開口32に蓋体35を取り付けることにより、光源部2がカバー部材3から抜け落ちる不具合を防止することができる。
蓋体35は、絶縁性を有し、表面から材料内部まで光拡散性を有する透光性の材料により形成され、カバー部材3と同様に乳白色である。このため、光源部2から放出された光を蓋体35を介して外部に照射することができる。
また、蓋体35は、後述する側板6に組み合わされてその位置が規制されるようになっている。さらに、蓋体35の背面側でシャーシ1の端部前面との間には、基板21の端部と点灯回路4とを接続する配線Zが存在する。基板21の端部から導出する配線Zは、点灯装置4に至るまでにシャーシ1の端部を経由しなければならないが、配線Zの前面の蓋体35が光を伝導するので光るため、装置本体の端部に存在する配線Zの存在が目立たなくなる。
点灯装置4は、シャーシ1の天板部11の前面側に取り付けられている。点灯装置4は、光源部2を点灯制御するものであり、箱状のケース内に複数個の回路部品を実装した回路基板を収容して構成されている。この点灯装置4は、図示しない商用交流電源に接続されていて、交流を直流に変換して出力する。点灯装置4は、例えば、全波整流回路の出力端子間に平滑コンデンサを接続し、この平滑コンデンサに直流電圧変換回路及び電流検出手段を接続して構成されている。点灯装置4は、基板21を介してLEDチップ22に接続されており、その直流出力をLEDチップ22に供給し、LEDチップ22を点灯制御する。
また、天板部11の前面側には、端子台7が取り付けられている。この端子台7には、電源線や送り線、調光信号線等のここでは図示を省略した配線が接続される。点灯装置4は、調光信号に基づいて光源部2を調光する。
センターカバー5は、シャーシ1の天板部11の前面側に配設されている。センターカバー5は、溶融亜鉛めっき鋼板等の金属製の板材から形成されていて、側面形状がV字状をなしている。また、少なくとも表面側には、白色の塗装が施されており、反射板として機能する。
このセンターカバー5の拡開する長手方向に沿う端縁51(図3参照)には、複数の取付舌片52が形成されている。一方、この取付舌片52と対向するシャーシ1側には、切り込みによって前面側へ若干膨出変形させて形成した挿入孔14が形成されている。
センターカバー5は、V字状の頂部を中心として、拡開する端縁51を幅方向に弾性変形させて、拡開する幅寸法を縮小させることが可能となっている。したがって、センターカバー5をシャーシ1に取り付ける場合には、センターカバー5を拡開する幅寸法を縮小させるように弾性変形し、取付舌片52を挿入孔14の位置に合わせ、弾性変形を解いて元の状態に復帰させる。これにより、取付舌片52が挿入孔14に挿入され、センターカバー5がシャーシ1に取り付けられる。
このようにセンターカバー5がシャーシ1に取り付けられると、ストッパ部材36の固定片部36bにセンターカバー5の端縁51が当接される。したがって、例えば、経時的な振動等によってストッパ部材36の取り付けねじ36cに緩みが生じても、ストッパ部材36の外れや過度な動きを抑制できる。これにより、シャーシ1と基板21との熱的結合の確実化が期待できる。
加えて、点灯装置4や端子台7、配線等は、センターカバー5に覆われ外部からは視認できないようになり、外観を損なうことがない。また、側板6は、合成樹脂材料で形成され、シャーシ1の長手方向の両端部を閉塞するように取り付けられている。
ここで、上記構造のベースライト100を点灯させたときの照明光について、主に図5を参照して考察する。
本実施形態によると、上述したように、発光素子20が、カバー部材3の光出射面30a(の法線)に対して傾斜した偏光面24aを有するため、発光素子20の光軸Oが光出射面30aと直交しない。特に、本実施形態では、発光素子20の光軸Oがカバー部材3の最も遠い角部3bを通るように、レンズ体24の偏光面24aの傾斜角度を設定し、且つ発光素子20を光軸Oの傾斜側と反対側に片寄らせて配置したため、発光素子20から出射される光のうち最も強い光の成分が最も遠い位置にあるカバー部材3の部位を通過することになる。これにより、カバー部材3を通過した照明光の輝度ムラを抑制できる。
本実施形態によると、上述したように、発光素子20が、カバー部材3の光出射面30a(の法線)に対して傾斜した偏光面24aを有するため、発光素子20の光軸Oが光出射面30aと直交しない。特に、本実施形態では、発光素子20の光軸Oがカバー部材3の最も遠い角部3bを通るように、レンズ体24の偏光面24aの傾斜角度を設定し、且つ発光素子20を光軸Oの傾斜側と反対側に片寄らせて配置したため、発光素子20から出射される光のうち最も強い光の成分が最も遠い位置にあるカバー部材3の部位を通過することになる。これにより、カバー部材3を通過した照明光の輝度ムラを抑制できる。
これに対し、例えば、基板21の表面に実装した発光素子が本実施形態のレンズ体24を持たない場合、LEDチップ22からの光は蛍光体層23を通過して基板21の表面から離れる方向(鉛直下方)に出射され、カバー部材3の光出射面30aを真っ直ぐ通過することになる。この場合、発光素子から出射された光の光軸Oが光出射面30aと直交することになり、発光素子から出射された光のうち最も強い光の成分が直ぐ近くのカバー部材3の部位を通過することになる。
このように、発光素子の光軸Oが光出射面30aと直交すると、すなわち光軸Oが光出射面30aの法線と平行になると、出射された光がカバー部材3を通過するまでの光路長が短くなり、カバー部材3を介して取り出される照明光に点状の明るい部分が含まれてしまい、点状の輝度ムラを生じてしまう。このような点状の輝度ムラは、LEDチップ22から出射される光の指向性の強さに起因するものと考えられる。特に、発光モジュール30を薄くしてベースライト100の薄型化を考えた場合、基板21の表面とカバー部材3の前面部3aとの間の距離を短くする必要があり、このような点状の輝度ムラが顕著になる。
従って、本実施形態では、発光素子20の光軸Oを傾斜させるとともに、その傾斜側と反対側に発光素子20を片寄らせて配置することで、最も強い光がカバー部材3を通過するまでの光路長を少しでも長くするようにした。この場合、発光素子20の偏光面24aの好適な傾斜角度を考えると、発光素子20の光軸Oを、光出射面30aの法線に対して、0度より大きく90度より小さい角度で傾斜させることのできる角度にする必要がある。つまり、発光素子20の光軸Oを光出射面30aの法線と平行にすると上述した点状の輝度ムラが生じ易くなり、発光素子20の光軸Oを光出射面30aの法線と直交させる(すなわち基板21と平行にする)と、発光素子20から出射される光の主要部分がカバー部材3の前面部3aを通過しなくなる。
なお、本実施形態のベースライト100で、発光素子20の偏光面24aを種々変化させて、点状の輝度ムラが見えない良好な照明光を得ることのできる偏光面24aの適切な傾斜角度を調べたところ、光出射面30aに対して15度より大きく60度より小さい角度に設定した際に良好な照明光を得ることができることが分かった。
以上のように、本実施形態によると、LEDチップ22を備えた発光素子20の光軸Oを傾斜させたため、発光素子20から出射された光がカバー部材3(光出射面30a)を通過するまでの光路長を延長でき、輝度ムラを抑制できる。特に、本実施形態では、発光素子20から出射された光がカバー部材3を通過するまでの光路長をできるだけ長くするため、発光素子20をベースライト100の中心近くに配置し、且つ発光素子20の光軸Oがカバー部材3の光源から最も遠い角部3bを通過する角度に偏光面24aを傾斜させた。これにより、本実施形態では、上述した点状の輝度ムラをほぼ無くすことができた。
また、本実施形態によると、LEDを光源に用いたにもかかわらず、光を拡散させるための光学フィルタなどの別部材を発光素子20とカバー部材3との間に配置する必要がなく、発光モジュール30の厚さも薄くできる。このため、本実施形態によると、簡単な構成により、部品点数を増大することなく、ベースライト100の製造コストを安価にできる。また、本実施形態によると、ベースライト10を薄型化でき、LEDを光源に用いた上で均一なムラの無い照明光を得ることができる。
さらに、本実施形態によると、図4に示すようにシャーシ1の幅方向両側に2組の発光モジュール30を配置して、各発光モジュール30の発光素子20の光軸Oを互いに相反する方向、すなわちベースライト100の中心から外側へ向かう方向に傾斜させたため、幅方向に広がりを持つ照明光を得ることができ、複数台のベースライト100を幅方向に並べて設置する場合のベースライト100同士の取り付け間隔を広くできる。
なお、上述した第1の実施形態では、発光素子20の光軸Oがカバー部材3の角部3bを通過するように、発光素子20の取り付け位置やレンズ体24の偏光面24aの傾斜角度を設定したが、これら発光素子20の取り付け位置や偏光面24aの傾斜角度は、本実施形態に限定されるものではなく、カバー部材3の前面部3aの光出射面30aを介して出射される照明光の輝度ムラを抑制できる値に設定すれば良い。
また、例えば、各発光素子20のレンズ体24の材質や形状を変えて、偏光面24aから出射される光の割合を変えたり、偏光面24a以外の部位から出射される光の量をコントロールしたりして輝度ムラを抑制するようにしても良い。或いは、各発光素子20にレンズ体24を設ける代りに、図示しない反射体や偏光部材を用いて発光素子20の光軸Oを傾斜させるようにしても良い。
さらに、輝度ムラをより少なくするため、カバー部材3の前面部3aの光学特性を変えても良い。この場合、例えば、発光素子20からカバー部材3の前面部3aまでの距離に応じて、カバー部材3の前面部3aの光の透過率を徐々に変化させるように、光出射面30aにフロスト処理を施しても良い。
次に、第2の実施形態について図6を参照して説明する。本実施形態のベースライトは、発光モジュール60が、LEDチップ22を実装した基板61を斜めに保持した保持構造を有するとともに、チューブ状のカバー部材63を有する以外、上述した第1の実施形態とほぼ同様の構造を有する。よって、ここでは、第1の実施形態と同様に機能する構成要素には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。特に、ここでは、ベースライトについての詳細な説明は省略する。
図6に示すように、発光モジュール60は、複数の発光素子62を実装した細長い矩形帯状の基板61、この基板61の全周を囲むチューブ状の透光性を有するカバー部材63、および、このカバー部材63の内側でカバー部材63の前面部63aとは反対側(背面側)に配置された細長い反射板64を有する。反射板64の幅方向一端縁側(図示右側)に片寄った位置には、基板61をカバー部材63の内側で所定角度に傾けて保持するための保持部65が反射板64と一体に設けられている。
発光素子62は、LEDチップ22を基板61の表面に封止した円筒形の蛍光体層23’を有する。この発光素子62は、上述した第1の実施形態のレンズ体24を備えていないため、その光軸Oは蛍光体層23’の中心軸と一致し、基板61の表面と直交する。そして、このような発光素子62は、基板61の長手方向の中心線に沿って等間隔で一直線に並べて複数設けられている。
カバー部材63は、第1の実施形態のカバー部材3と同様な透光性を有する樹脂材料の押し出し成形によって偏平な筒状に形成されている。そして、このカバー部材63は、その前面部63aと反対側の背面63bをシャーシ1の配設部12に取り付けることにより、ベースライト100に組み込まれる。なお、前面部63aの外面は、照明光を取り出す光出射面60aとして機能する。
反射板64は、カバー部材63の背面63b側の内面全体を覆う大きさを有し、その幅方向他端(図示左端)が前方に向けて僅かに湾曲されている。そして、この反射板64の前面側の内面64aは白色にコーティングされており、高い光反射率を有する。
保持部65は、所望する基板61の傾斜角度と同じ角度で反射板64に対して傾斜した背面板65aを有する。そして、この背面板65aの幅方向両端縁に、基板61の幅方向両端縁を保持するための互いに向かい合う一対の保持溝65bが設けられている。基板61は、カバー部材63の長手方向一端から一対の保持溝65bに挿通され、カバー部材63の内側に所定角度で保持される。
この場合、基板61の表面の傾斜角度は、複数の発光素子62の光軸Oが、カバー部材63の光出射面60aの法線に対し、0度より大きく90度より小さい角度で傾斜する角度に設定されている。なお、この発光モジュール60を第1の実施形態のようにベースライト100に取り付ける場合、発光素子62の光軸Oがベースライト100の中心から外側に傾斜する向きで取り付ける。
以上のように、本実施形態によると、発光素子62を実装した基板61自体を傾けて保持したため、発光素子62の光軸Oを容易に所望する方向に設定できる。特に、本実施形態では、反射板64の一端を折り曲げる角度を調節することにより発光素子62の光軸Oを所望する角度に設定でき、発光素子62を個別に角度調整する必要はない。当然のことながら、本実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏することができ、発光モジュール60を薄くした上で、点状の輝度ムラの発生を抑制でき、良好な照明光を得ることができる。
また、本実施形態によると、カバー部材63をチューブ状に閉塞したため、埃やゴミなどの異物がカバー部材63の内部に侵入することを防止でき、一定の明るさを長期間にわたって維持することができ、初期の発光効率を長時間維持できる。
図7には、上述した第2の実施形態の変形例を示してある。この変形例に係る発光モジュール70は、発光素子72の位置を基板71の幅方向一側(図示左上)に片寄らせた構造を有する以外、上述した第2の実施形態と略同じ構造を有する。よって、ここでは、第2の実施形態と同様に機能する構成についての説明を省略する。
すなわち、この発光モジュール70では、第2の実施形態と比較して、発光素子72を光出射面60aから遠ざけることができ、点状の輝度ムラをより生じ難くできる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の発光モジュール、および照明装置によれば、LEDを用いた発光素子の光軸Oをカバー部材の光出射面に対して傾斜させたため、装置の製造コストを安価にでき、装置を薄型化でき、均一でムラの無い照明光を得ることができる。
上述した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述した実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上述した実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上述した第2の実施形態では、カバー部材63の内側に反射板64を設けたが、この反射板64を省略して、カバー部材63の背面63b側の部位に光反射性を付与するようにしても良い。この場合、例えば、カバー部材63の光出射面60a側の前面部63aに透光性を有し、光出射面60aと反対側の背面63bに反射性を有するように、カバー部材63を樹脂の2色成形する方法が考えられる。
このように、反射板64を省略すると、その分、部品点数を少なくでき、発光モジュールをより軽量・薄型化できる。また、反射板64を省略することにより、発光モジュール内でロスする光を少なくでき、省エネルギー効果を期待できる。
1…シャーシ、2…光源部、3…カバー部材、3a…前面部、20…発光素子、21…基板、22…LEDチップ、23…蛍光体層、24…レンズ体、24a…偏光面、30…発光モジュール、30a…光出射面、100…ベースライト、C…天井。
Claims (3)
- 発光素子と;
この発光素子から出射された光を透過して照明光を取り出す光出射面を有する透光部材と;を有し、
上記発光素子は、上記透光部材に向かっており、その光軸が上記光出射面の法線に対して10度より大きく80度より小さい角度で傾斜して設けられている、
発光モジュール。 - 上記透光部材は、その光出射面を通過した照明光の照度分布が均一となるように、上記発光素子からの距離に応じて徐々に変化させた光学特性を有する請求項1の発光モジュール。
- 請求項1または請求項2の発光モジュールを、上記発光素子の光軸が互いに離れる方向に傾斜するように2つ並べて有し、
上記2つの発光モジュールそれぞれの上記光出射面が、天井面と平行に配置されている、照明装置。
Priority Applications (1)
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| JP2013056706A JP2014182940A (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 発光モジュール、および照明装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017191729A (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光源ユニット及び照明器具 |
| JP2020109776A (ja) * | 2015-11-24 | 2020-07-16 | 株式会社Lixil | 洗面化粧台 |
| JP2021121932A (ja) * | 2017-07-12 | 2021-08-26 | ホーチキ株式会社 | 表示灯装置 |
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2013
- 2013-03-19 JP JP2013056706A patent/JP2014182940A/ja active Pending
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