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JP2014179151A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP2014179151A
JP2014179151A JP2013053683A JP2013053683A JP2014179151A JP 2014179151 A JP2014179151 A JP 2014179151A JP 2013053683 A JP2013053683 A JP 2013053683A JP 2013053683 A JP2013053683 A JP 2013053683A JP 2014179151 A JP2014179151 A JP 2014179151A
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高志 前田
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の半導体記憶装置1は、第1〜第6トランジスタを備えるセンスモジュール20を備える。第2トランジスタ67は第1ノードSENをセンスし、第3トランジスタ63はビット線を第1ノードSENに接続する。第4トランジスタ65は第1ノードSENを第2ノードLBUSに接続し、第5トランジスタ66は第2トランジスタ67を第2ノードLBUSに接続する。第6トランジスタ64は第1ノードSENを第1電圧ノードVDDに接続する。データの読み出し時、第6トランジスタ64のゲートHLLがアサートされ(S12)、次に第4、第5トランジスタ65,66のゲートBLQ,STBがアサートされ(S14)、次に第3トランジスタ63のゲートXXLがアサートされ(S16)、次に第5トランジスタ66のゲートSTBがアサートされる(S18)。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は半導体記憶装置に関する。
メモリセルが三次元に配列されたNAND型フラッシュメモリが知られている。
米国特許8,116,139明細書
本実施形態は、動作信頼性を向上出来る半導体記憶装置を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、半導体基板上に積層された複数のメモリセルと、いずれかのメモリセルに電気的に接続されたビット線と、ビット線に電気的に接続されたセンスモジュールとを具備する。センスモジュールは、第1〜第6トランジスタを備える。第1トランジスタは、ビット線に電気的に接続される。第2トランジスタは、ゲートが第1ノードに接続される。第3トランジスタは、ビット線と第1ノードとに電気的に接続される。第4トランジスタは、第1ノードを第2ノードに接続する。第5トランジスタは、第2トランジスタのドレインを第2ノードに接続する。第6トランジスタは、第1ノードを第1電圧ノードに接続する。データの読み出し時において、第6トランジスタのゲート信号がアサートされる。次に、第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされる。次に、第3トランジスタのゲート信号がアサートされる。次に、第5トランジスタのゲート信号がアサートされる。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図。 第1実施形態に係るメモリセルアレイの回路図。 第1実施形態に係るセンスモジュールの回路図。 第1実施形態に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第1実施形態に係る読み出し動作のフローチャート。 第1実施形態に係る読み出し動作時における各種信号の電圧を示すダイアグラム。 第1実施形態に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 センスノード電圧の時間変化を示すグラフ。 第1実施形態に係るセンスモジュールの回路図。 第2実施形態に係る読み出し動作のフローチャート。 第2実施形態に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第3実施形態に係るセンスモジュールの回路図。 第3実施形態に係る読み出し動作のフローチャート。 第3実施形態に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第3実施形態に係るセンスモジュールの回路図。 第3実施形態の変形例に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第4実施形態に係る電圧発生回路の回路図。 第4実施形態に係る電流源の回路図。 第4実施形態に係る電圧の温度特性を示すグラフ。 第4実施形態に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第4実施形態に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第5実施形態に係る読み出し動作のフローチャート。 第5実施形態に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第6実施形態に係る読み出し動作のフローチャート。 第6実施形態に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第7実施形態に係るセンスモジュールの回路図。 第7実施形態に係る読み出し動作のフローチャート。 第7実施形態に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第1乃至第7実施形態の変形例に係る読み出し動作時における各種信号のタイミングチャート。 第1乃至第7実施形態の変形例に係るメモリセルアレイの回路図。 第1乃至第7実施形態の変形例に係るメモリセルアレイの回路図。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では半導体記憶装置として、メモリセルが半導体基板上に積層された三次元積層型のNAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
1.1 半導体記憶装置の構成について
まず、本実施形態に係る半導体記憶装置の構成について説明する。
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成について
図1は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。図示するようにNAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ11、センス回路12、カラムデコーダ13、コアドライバ14、レジスタ15、入出力回路16、電圧発生回路17、及び制御回路18を備えている。
メモリセルアレイ10は、不揮発性のメモリセルが直列接続されたNANDストリング19を複数備えている。NANDストリング19内のメモリセルのゲートには、ワード線(図示せず)が接続される。またNANDストリング19の一端側のメモリセルのドレインにはビット線BLが接続され、他端側のメモリセルのソースにはソース線SLが接続される。
ロウデコーダ11は、メモリセルアレイ10のロウ方向を選択する。換言すれば、データの書き込み、読み出し、及び消去時において、いずれかのワード線を選択し、選択ワード線及び非選択ワード線に、必要な電圧を印加する。
センス回路12は、ビット線BLに対応して設けられたセンスモジュール20を有する。センスモジュール20は、データの読み出し時には、ビット線BLに読み出されたデータをセンス・増幅する。またデータの書き込み時には、書き込みデータをビット線BLに転送する。
カラムデコーダ13は、メモリセルアレイ10のカラム方向を選択する。換言すれば、書き込みデータ及び読み出しデータの転送時において、いずれかのセンスモジュール20を選択する。
電圧発生回路17は、例えば制御回路18の命令に応答して、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を生成し、これをコアドライバ14に供給する。
コアドライバ14は、例えば制御回路18の命令に応答して、電圧発生回路17から供給された電圧のうち、必要な電圧をロウデコーダ11及びセンス回路12に供給する。そして、コアドライバ14から供給された電圧が、ロウデコーダ11によってワード線に転送され、またセンス回路12によりビット線に印加される。
入出力回路16は、NAND型フラッシュメモリ1にアクセスするコントローラまたはホスト機器との間の信号の入出力を制御する。
レジスタ15は、コントローラまたはホスト機器から受信したコマンドやアドレス等を保持する。そしてレジスタ15は、例えばロウアドレスをロウデコーダ11及びコアドライバ14に転送し、カラムアドレスをカラムデコーダ13に転送する。
制御回路18は、ホスト機器から受信したコマンドに従って、NAND型フラッシュメモリ1全体の動作を制御する。以下の説明における種々の制御信号は、例えば制御回路18によって生成されるものである。
1.1.2 メモリセルアレイ10について
次に、上記メモリセルアレイ10の構成の詳細について説明する。図2は、メモリセルアレイ10の回路図である。
図示するようにメモリセルアレイ10は、不揮発性のメモリセルの集合である複数(例えばN個)のブロックBLK(BLK0、BLK1、BLK2、…)を備えている。同一ブロックBLK内のデータは一括して消去される。ブロックBLKの各々は、メモリセルが直列接続されたNANDストリング19の集合である複数(例えばM個)のメモリグループGP(GP0、GP1、GP2、…)を備えている。メモリセルアレイ111内のブロック数及びブロック内のメモリグループ数は任意である。
NANDストリング19の各々は、例えば8個のメモリセルトランジスタMT(MT0〜MT7)と、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートと電荷蓄積層とを含む積層ゲートを備え、データを不揮発に保持する。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は8個に限られず、16個や32個、64個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。メモリセルトランジスタMTは、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。この直列接続の一端側のメモリセルトランジスタMT7の電流経路は選択トランジスタST1の電流経路の一端に接続され、他端側のメモリセルトランジスタMT0の電流経路は選択トランジスタST2の電流経路の一端に接続されている。
メモリグループGP0〜SU(M−1)の各々の選択トランジスタST1のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGS0〜SGS(M−1)に共通接続され、選択トランジスタST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGS0〜SGS(M−1)に共通接続される。これに対して同一のブロックBLK0内にあるメモリセルトランジスタMT0〜MT7の制御ゲートはそれぞれワード線WL0〜WL7に共通接続され、バックゲートトランジスタBTの制御ゲートはバックゲート線BG(ブロックBLK0〜BLK(N−1)では、それぞれBG0〜BG(N−1))に共通接続される。
すなわち、ワード線WL0〜WL7及びバックゲート線BGは同一ブロックBLK0内の複数のメモリグループGP間で共通に接続されているのに対し、セレクトゲート線SGD、SGSは、同一ブロックBLK0内であってもメモリグループGP毎に独立している。
また、メモリセルアレイ10内でマトリクス状に配置されたNANDストリング19のうち、同一列にあるNANDストリング19の選択トランジスタST1の電流経路の他端は、いずれかのビット線BLに共通接続される。すなわちビット線BLは、複数のブロックBLK間でNANDストリング19を共通に接続する。また選択トランジスタST2の電流経路の他端は、いずれかのソース線SLに接続されている。ソース線SLは、例えば複数のメモリグループGP間で、NANDストリング19を共通に接続する。
前述の通り、同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMTのデータは、一括して消去される。これに対してデータの読み出し及び書き込みは、いずれかのブロックBLKのいずれかのメモリグループGPにおける、いずれかのワード線WLに共通に接続された複数のメモリセルトランジスタMTにつき、一括して行われる。この単位が「ページ」となる。
メモリセルアレイ10の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号、“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
1.1.3 センス回路12について
次に、センス回路12について説明する。図1で説明したようにセンス回路12は、ビット線BLに対応付けて設けられた複数のセンスモジュール20を備えている。センスモジュール20の各々は半導体基板40上に形成され、図2で説明したメモリセルアレイ10直下に設けられる。図3は、センスモジュール20の回路図である。
図示するようにセンスモジュール20は、大まかにはフックアップ部21、センスアンプ22、データラッチ23、及びpチャネルMOSトランジスタ24を備えている。
フックアップ部21は、nチャネルMOSトランジスタ60を備えている。トランジスタ60は、ゲートに信号BLSが与えられ、ソースがビット線BLに接続されている。トランジスタ60は、センスモジュール20とビット線BLとの間を接続/非接続とするためのものである。
センスアンプ22は、データの読み出し時において、対応するビット線BLをプリチャージすると共に、データに応じてビット線BLに流れる電流をセンス・増幅する。センスアンプ22は、nチャネルMOSトランジスタ61〜67、80、pチャネルMOSトランジスタ81、及び容量素子68を備えている。
トランジスタ61は、データの読み出し時におけるビット線BLのプリチャージ電位を制御するためのものであり、ソースがトランジスタ60のドレインに接続され、ゲートに信号BLCが与えられる。トランジスタ81は、ビット線BL及び容量素子68を充電するためのものであり、ゲートにノードINVが接続され、ソースに電源電圧VDDが与えられる。トランジスタ62はビット線BLをプリチャージするためのものであり、ゲートに信号BLXが与えられ、ドレインがトランジスタ81のドレインに接続され、ソースがトランジスタ61のドレインに接続される。トランジスタ64は容量素子68を充電するためのものであり、ゲートに信号HLLが与えられ、ドレインがトランジスタ81のドレインに接続され、ソースがノードSENに接続される。トランジスタ63は、データセンスの際にノードSENをディスチャージするためのものであり、ゲートに信号XXLが与えられ、ドレインがノードSENに接続され、ソースがトランジスタ61のドレインに接続される。トランジスタ80は、ビット線BLを一定電位に固定するためのものであり、ゲートがノードINVに接続され、ドレインがビット線BLに接続され、ソースがノードSRCGNDに接続される。
容量素子68は、ビット線BLのプリチャージの際に充電され、一方電極がノードSENに接続され、他方電極には信号CLKが与えられる。
トランジスタ65は、データセンス前にノードSENをディスチャージするためのものであり、ゲートに信号BLQが与えられ、ソースがノードSENに接続され、ドレインがノードLBUSに接続される。ノードLBUSは、センスアンプ22とデータラッチ23とを接続するための信号経路である。トランジスタ66は、読み出しデータをデータラッチ23に格納するためのものであり、ゲートに信号STBが与えられ、ドレインがノードLBUSに接続される。
トランジスタ67は、読み出しデータが“0”であるか“1”であるかをセンスするためのものであり、ゲートがノードSENに接続され、ドレインがトランジスタ66のソースに接続され、ソースに信号LSAが与えられる。トランジスタ67については、他のトランジスタと区別する目的で「センストランジスタ」と呼ぶことがある。
次にデータラッチ23について説明する。データラッチ23は、センスアンプ22でセンス・増幅された読み出しデータを保持する。データラッチ23は、nチャネルMOSトランジスタ70〜73及びpチャネルMOSトランジスタ74〜77を備えている。
トランジスタ72、74は第1インバータを構成し、その出力ノードがノードLATであり、入力ノードがノードINVである。またトランジスタ73、75は第2インバータを構成し、その出力ノードがノードINVであり、入力ノードがノードLATである。そしてデータラッチ23は、この第1、第2インバータによってデータを保持する。
すなわちトランジスタ72は、ドレインがノードLATに接続され、ソースが接地され、ゲートがノードINVに接続される。トランジスタ73は、ドレインがノードINVに接続され、ソースが接地され、ゲートがノードLATに接続される。トランジスタ74は、ドレインがノードLATに接続され、ソースがトランジスタ76のドレインに接続され、ゲートがノードINVに接続される。トランジスタ75は、ドレインがノードINVに接続され、ソースがトランジスタ77のドレインに接続され、ゲートがノードLATに接続される。
トランジスタ76は第1インバータをイネーブルにするためのものであり、ソースに電源電圧VDDが与えられ、ゲートに信号SLLが与えられる。トランジスタ77は第2インバータをイネーブルにするためのものであり、ソースに電源電圧VDDが与えられ、ゲートに信号SLIが与えられる。
トランジスタ70、71は、第1、第2インバータへのデータの入出力を制御する。トランジスタ70は、ドレインがノードLBUSに接続され、ソースがノードLATに接続され、ゲートに信号STLが与えられる。トランジスタ71は、ドレインがノードLBUSに接続され、ソースがノードINVに接続され、ゲートに信号STIが与えられる。
次にトランジスタ24について説明する。トランジスタ24は、ノードLBUSを電源電圧VDDで充電するためのものである。すなわちトランジスタ24は、ソースに電源電圧VDDが与えられ、ドレインがノードLBUSに接続され、ゲートに信号PCnが与えられる。
以上の構成において、各種の制御信号は、例えば制御回路18によって与えられる。センスモジュールの動作については、以下の1.2の章で詳細に説明する。
1.2 データの読み出し動作について
次に、上記構成のNAND型フラッシュメモリ1におけるデータの読み出し動作について説明する。
1.2.1 メモリセルの電圧関係について
まず、読み出し時においてメモリセルに印加される電圧につき、図4を用いて説明する。図4は、読み出し時における各配線の電位を示すタイミングチャートである。
図示するように、まずコアドライバ14が電圧VCGRV、VREAD、VSG、及びVBBを発生する。電圧VCGRVは選択ワード線に印加すべき電圧であり、読み出したいデータ(閾値レベル)に応じた電圧である。電圧VREADは、保持するデータに関わらずメモリセルトランジスタをオンさせる電圧である(VREAD>VCGRV)。電圧VSGは、選択トランジスタST1、ST2をオンさせる電圧である(VREAD>VSG)。電圧VBBは、選択トランジスタST1、ST2をオフさせる電圧であり、例えば負電圧や0V等である(VSG>VBB)。
ロウデコーダ11は、選択ブロック(読み出し対象ページを含むブロック)のワード線WLに対して、電圧VCGRV及びVREADを転送する。他方、非選択ブロックのワード線WLを、電気的にフローティングとする。
次にロウデコーダ11は、セレクトゲート線SGD、SGSに電圧を転送する。すなわちロウデコーダ11は、選択ブロックの選択ストリング(読み出し対象ページを含むNANDストリング)のセレクトゲート線SGD、SGSに、電圧VSG(例えば4V)を転送する。これにより選択トランジスタST1、ST2がオン状態とされる。他方で、選択ブロックの非選択ストリングのセレクトゲート線SGD、SGS、及び非選択ブロックのセレクトゲート線SGD、SGSには、電圧VBBを転送する。これによりこれらの選択トランジスタST1、ST2がオフ状態とされる。
またソース線SLはソース線ドライバによりVSS(接地電位、例えば0V)が印加され、ビット線BLにはセンスモジュール20により電圧VBLが印加される。
以上により、選択メモリセルの制御ゲートには電圧VCGRVが印加され、その電流経路はビット線BL及びソース線SLに電気的に接続される。もし選択メモリセルがオン状態となれば、電流がビット線BLからソース線SLに流れる。この電流をセンスモジュール20が検知することで、読み出し動作が行われる。
1.2.2 センスモジュールの動作について
次に、読み出し時におけるセンスモジュール20の動作の詳細について、図5乃至図7を用いて説明する。図5はセンスモジュール20の動作の流れを示すフローチャートであり、図6は各フェーズにおける制御信号の電位を示す表であり、図7は各種制御信号及び各種ノードにおける電位を示すタイミングチャートである。
まず、制御回路18は信号BLSを“H”レベルとして、センスモジュール20を、対応するビット線BLに接続する(ステップS10)。またノードINVはリセットされ、“L”レベルとされる。
そしてセンスモジュール20は、ビット線BLをプリチャージする(ステップS11)。すなわち制御回路18は、信号BLX及びBLCを“H”レベルとする(時刻t0)。これにより、トランジスタ60〜62、81の電流経路を介して、ビット線BLが電圧VDDによりプリチャージされる。なお、図中の電圧VHは、トランジスタが電圧VDDを転送可能とされる電圧である。また電圧VBLCはビット線電圧を決定する電圧であり、ビット線電圧は、電圧VBLCによりクランプされた電圧VBLとなる。
次にセンスモジュール20は、ノードSENを充電する(ステップS12)。すなわち制御回路18は、信号HLLを“H”レベルとする(時刻t1)。これによりトランジスタ64がオン状態とされ、ノードSENが電圧VDDに充電される。ノードSENの充電は、時刻t2まで行われる。ノードSENの電位がVDDとなることで、トランジスタ67はオン状態となる。またセンスモジュール20は、ノードLBUSを充電する。すなわち制御回路18は、信号PCnを“L”レベルとする(時刻t1)。これによりトランジスタ24がオン状態とされ、ノードLBUSが電圧VDDに充電される。
時刻t2の後、制御回路18は、信号LSAを“H”レベルとする(ステップS13、時刻t3)。すなわち制御回路18は、それまでVSSであった信号LSAの電位を、VLSAに上昇させる。電圧VLSAは温度特性を有しない電圧であり、例えばバンドギャップリファレンス電圧等を用いて生成される。電圧VLSAを生成する回路については、第4実施形態で詳細に説明する。
引き続きセンスモジュール20は、VDDまで充電されたノードSENをディスチャージする(ステップS14)。すなわち制御回路18は、信号STB及びBLQを“H”レベル(電圧VH)とする(時刻t4)。これにより、トランジスタ65、66がオン状態となり、トランジスタ65〜67の電流経路により、ノードSENの電位が(VLSA+Vthn)まで放電される。なおVthnは、センストランジスタ67の閾値電圧である。Vthnは、トランジスタ毎にばらつきがあるため、図7ではVthnが大きい場合(太線)と小さい場合(細線)とを示してある。
そして制御回路18は、ノードSENのディスチャージを終了すると共に、信号LSAを“L”レベルにする(ステップS15)。なおこの際、制御回路18はまず信号BLQを“L”レベルとし(時刻t5)、次に信号STBを“L”レベルとし(時刻t6)、最後に信号LSAを“L”レベルとする(時刻t7)。
次にセンスモジュール20は、ビット線BLをセンスする(ステップS16)。すなわち制御回路18は、信号XXLを“H”レベルとする(時刻t8)。これにより、トランジスタ63がオン状態となり、ノードSENはビット線BLに電気的に接続される。すると、選択メモリセルがオン状態であれば、ノードSENからソース線SLに電流が流れ、ノードSENの電位は低下する。他方、選択メモリセルがオフ状態であれば、ノードSENからソース線SLに電流は流れず、ノードSENの電位はほぼVDDを維持する。
次にセンスモジュール20は、ノードLBUSを充電する(ステップS17)。すなわち制御回路18は、信号PCnを“L”レベルとする(時刻t10)。これによりトランジスタ24はオン状態とされ、トランジスタ24によりノードLBUSはVDDまで充電される。
最後にセンスモジュール20は、データをストローブする(ステップS18)。すなわち制御回路18は、信号STBを“H”レベルとし、また信号SLIを“L”レベル、信号STIを“H”レベルとする(時刻t12)。これにより、トランジスタ66、71、77がオン状態となる。センストランジスタ67がオン状態であれば(つまりSEN=“H”)、ノードLBUSは略VSSまで放電され、ノードINVには“L”レベルが格納される。センストランジスタ67がオフ状態であれば(つまりSEN=“L”)、ノードLBUSの電位はVDDを維持し、ノードINVには“H”レベルが格納される。
1.3 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であると、NAND型フラッシュメモリ1の動作信頼性を向上出来る。本効果につき、以下説明する。
NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置では、プロセスばらつき、温度ばらつき、電源電圧の変動、及びトランジスタのローカルなばらつき等があるため、適切な動作をさせるためには、回路設計時に十分なマージンを確保する必要がある。
例えば、メモリセルの微細化や、メモリセルを積層した新規構造の導入に伴い、メモリセルのオン電流が減少する一方で、オフリーク電流は増大している。そのため、読み出し動作では、十分なオン/オフ比を取れず、確保出来るマージンは少なくなってきている。その一方で、プロセスや温度によるグローバルなばらつきや、トランジスタ特性のローカルなばらつきは大きくは改善されていないため、少ないマージンでの動作は難しくなってきている。
従来のNAND型フラッシュメモリでは、ビット線にある電位を印加した際に流れるセル電流が、センス電流Isenseより大きいか小さいかをセンスモジュールで判定することにより、データを読み出す。具体的には、事前にセンスノードを充電しておき、センスノードの電荷をセル電流により特定の時間だけ放電する。放電終了後、センスノードの電圧が判定電圧(トリップポイント)より大きいか否かをセンストランジスタで判定し、その結果をデータラッチに保存する。
この読み出し方式であると、センスノードの電圧をセンストランジスタで判定するので、トリップポイントがセンストランジスタの閾値に依存する。つまり、トリップポイントは、閾値のばらつきの影響を直接受けることになる。このため、閾値ばらつきの分だけ余計にマージンを確保する必要がある。
センストランジスタの電流の閾値依存性は、(Vsen−Vthn)というように、センスノード電圧と閾値との差の形で現れる(Vthnはセンストランジスタの閾値電圧)。そのため、Vthnにばらつきがあった場合、VsenをVthnの値に応じて調整してやれば、閾値ばらつきを相殺することが出来る。そのためには、センスノードの充電電圧をVthnの値に応じて調整する方法が考えられる。しかし、このように充電電圧をVthnの値に応じて調整する方式では、充電電圧はセンストランジスタとは別のトランジスタで生成されるため、プロセスや温度等によるグローバルな閾値ばらつき(センスアンプ全体としてのばらつき)は補償できるが、ローカルなばらつき(トランジスタ1個1個のばらつき)を補償することは出来ない。従って、トリップポイントのばらつきを抑えるには、本方式は十分とは言えない。
センス動作時におけるばらつき要因について、更に詳細に説明する。センス動作でのセンスノードの放電後電圧Vsen(f)は、充電電圧Vsen(i)からスタートして、センスノードの容量に溜まった電荷をセル電流Icellでセンス時間Tsenseの間だけ放電した後の電圧であり、以下の(1)式で与えられる。
Vsen(f)=Vsen(i)−((Icell×Tsense)/Csen) (1)
また、センストランジスタのドレイン電流Idsは、センスノードの電位Vsen(f)とセンストランジスタの閾値電圧Vthnとの差の関数であり、以下の(2)式の形で表すことが出来る。
Ids(Vsen(f)-Vthn)=Ids(Vsen(i)−Vthn−((Icell×Tsense)/Csen) (2)
但し、Csenはセンスノードの容量である。このとき、Vsen(i)は充電時の電源低下等によりばらつき、Vthnはセンストランジスタの閾値ばらつきを含み、Icellはセル電流のばらつきを含み、Tsenseはタイマーばらつきや配線遅延等によりばらつき、Csenは容量ばらつきを含む。
これらのばらつきが、センスノードの放電時に与える影響を、図8を用いて説明する。図8は、センス動作開始後からのセンスノード電圧の時間変化を示している。図中の上2本のグラフはメモリセルがオフした場合を示し、下2本のグラフはメモリセルがオンした場合を示している。
図示するように、センスノードの充電電圧のばらつき(Vsen(i)のばらつき)は、放電スタート電圧をばらつかせる。Icell及びCsenのばらつきは、センスノードの電圧変化の傾きをばらつかせる。Tsenseのばらつきは、センス開始及び終了のタイミングをばらつかせる。Vthnのばらつきは、トリップポイントをばらつかせる。
このように様々な要因がばらつく結果、トリップポイントのばらつきとTsenseのばらつきから決まる図中の四角の範囲の領域は正しく読み出しが行えない領域であり、この領域は、オフセルのワーストケース(オフリークが大きく、Vsenが大きく低下する場合)のグラフと、オンセルのワーストケース(オン電流が小さく、Vsenの低下が小さい場合)のグラフとの間に入っている必要がある。
このように、トリップポイントはセンストランジスタの閾値電圧のばらつきに直接影響を受ける。この点、本実施形態に係る構成であると、このローカルなばらつきの影響を低減し、読み出し動作信頼性を向上出来る。この点につき、図9を用いて説明する。図9はセンスモジュール20の一部領域の回路図であり、図7で説明したセンスノードSENの初期充電時(図5のステップS12)の様子と、ディスチャージ(初期放電)時(図5のステップS14)の様子を示している。
図示するように、まず信号HLLが“H”レベルとされることで、トランジスタ64によりセンスノードSENがVDDまで充電される。これによりセンストランジスタ67はオン状態となる。
その後、信号LSAにVLSAが与えられる。そして、信号BLQ及びSTBが“H”レベルとされることで、トランジスタ65、66がオン状態とされて、センスノードSENがディスチャージされる。このとき、センストランジスタ67はダイオード接続されているとみなすことが出来る。従って、センスノードSENの電位は、VDDから(VLSA+Vthn)に設定される。つまり、上述した(2)式において、Vsen(i)=(VLSA+Vthn)となる。ここで現れるVthnは、センストランジスタ67の閾値電圧そのものである。従って、(2)式におけるVthnのばらつきを、Vsen(i)により完全に相殺することが出来る。また、電圧VLSAは温度変化に対して一定であるので、Vsen(i)はVthnと同じ温度特性を持つことになる。従って、(2)式におけるVthnの温度特性もまたVsen(i)により相殺されている。
以上のように、センスノードSENの初期充電の後、センストランジスタ67をダイオードとして利用しつつセンスノードSENを放電することで、センスノードSENの電位を、センストランジスタ67のVthnばらつきを含む電圧に設定する。そしてその後に、センスノードSENをセンスする。これにより、センストランジスタ67のVthnばらつきの影響を低減出来る。
なお、電圧VLSAは、センス中のセンスノードSENの電圧変化量に対応する。そしてVLSAの値は、(VLSA+Vthn)が初期電圧として適切であるか否かにより決定される。具体的には、VLSAの上限は、初期電圧(VLSA+Vthn)が充電電圧VDDを超えないこと、すなわち、下記(3)式で与えられる。
(VLSA+Vthn(max))<VDD (3)
但し、Vthn(max)は、Vthnが取り得る最大値である。
VLSAの下限は、ディスチャージ後のセンス動作において、センスノードSENの電圧振幅が十分に取れる、という条件から決まる。具体的には、センス動作におけるセンス時間は、センスノードSENの電位を、初期放電後の電圧(VLSA+Vthn)からトリップポイント(=Vthn)まで放電する閾値電流Ithを用いて、下記(4)式のように定義される。
Tsense=Csen×(VLSA/Ith) (4)
つまり、VLSAはノードSENの電圧振幅に対応する。
センス時間Tsenseの間に、それぞれオンセル電流Ion及びオフセル電流Ioffで放電されたノードSENの電圧差は、(Ion−Ioff)×(Tsense/Csen)である。すなわち、IonによるノードSENの電圧振幅が(Ion×(Tsense/Csen))であり、IoffによるノードSENの電圧振幅が(Ioff×(Tsense/Csen))であるので、これらの差として表現出来る。
この電位差が、本実施形態による閾値電圧補償だけでは補償できずに残るトリップポイントのばらつきΔTP(タイミングばらつき等によるもの)より大きければ、センス可能となる。つまり、以下の(5)式によりVLSAの下限が決定される。
(Ion−Ioff)×(VLSA/Ith)>ΔTP (5)
なお、(Ion/Ioff)はデバイス特性や測定条件から決まり、Ithは(Ion/Ioff)から決まり(例えばIth=(Ion+Ioff)/2)、ΔTPは回路やレイアウトから決まる。
このようにしてVLSAの下限が決まる。但し、実際の設計においては、センスマージンを十分に取るために、VLSAはその上限近辺の値に設定しておくことが望ましい。すなわち、(VLSA+Vthn)と、センス動作時のノードSENの放電後の電圧の下限との間に電位差が十分になければ、センスノードSENの電位に十分な差がつかず、結果としてIon/Ioffを判定できない。よって、(VLSA+Vthn)は、センスノードSENの電位の下限に対して、十分大きくしておくことが好ましい。
また、センスノードSENのVDDから(VLSA+Vthn)への初期放電を終了させる際には、図7に示すように、まず信号BLQを“L”レベルとし、次に信号STBを“L”レベルとし、最後に信号LSAを“L”レベルとすることが好ましい。これは、SENに最も近い位置に配置されているトランジスタから順にオフさせることで、他の信号の切り替え時の影響がセンスノードSENに及ばないようにするためである。
また、本実施形態におけるノードSENの(VLSA+Vthn)への初期放電動作は、ビット線プリチャージ動作と同時に実行可能なため、読み出し動作時間が長くなることも抑制出来る。すなわち、ビット線BLのプリチャージは、信号BLCによりビット線電圧をクランプすることにより行われる。そしてこのプリチャージには比較的長い時間がかかる。従って、ビット線BLのプリチャージを行っている期間にノードSENの初期放電を済ませてしまうことが出来れば、初期放電に起因する読み出し速度の低下は生じない。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態において、信号HLLの代わりに信号BLQによりノードSENを充電するものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
2.1 データの読み出し動作について
本実施形態に係るデータの読み出し動作について説明する。NAND型フラッシュメモリ1の構成は第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図10はセンスモジュール20の動作の流れを示すフローチャートであり、図11は各種制御信号及び各種ノードにおける電位を示すタイミングチャートである。
図示するように、本実施形態が第1実施形態で説明した図5と異なるのは、ステップS12におけるノードSENの充電を、信号BLQを用いて行う点である(ステップS20)。すなわちステップS20において制御回路18は、信号BLQを“H”レベル(電圧VH)とし、信号PCnを“L”レベル(VSS)とする(時刻t1)。すると、図3に示すセンスモジュール20において、トランジスタ24、65がオン状態となる。従って、ノードLBUS及びトランジスタ65の電流経路を介して、ノードSENがVDDまで充電される。当然ながら、信号HLLは、読み出し動作の期間、“L”レベルとされている。
その後はステップS13以降の処理が行われる。なお信号PCnは、ノードSENの充電が完了すると“H”レベルとされるが、信号BLQは、ノードSENの初期放電の終了(時刻t5)まで“H”レベルを維持する。
2.2 本実施形態に係る効果
上記のように、ノードSENの充電には、本実施形態に係る方法を適用しても良い。また本方法によれば、第1実施形態に比べて消費電力を削減出来る。この理由は、第1実施形態に係る方法であると、まず信号HLLを“H”レベルとして、次にこれを“L”レベルとし、その後に信号BLQを“H”レベルとする。これに対して第2実施形態によれば、信号BLQを“H”レベルにした後は、ノードSENのディスチャージが終了するまで“H”レベルのままとしておけば良く、その他の信号のスイッチングは不要であるからである。
また、第1実施形態に比べて、ノイズが小さくなる利点もある。第1実施形態では、センスノードSENがHLLとBLQの切り替え動作からノイズを受けていた。これに対して第2実施形態では、BLQからのノイズのみになるからである。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態において、ノードLBUSを放電する際に、ノードLSAだけでなくノードCLKも使用するものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
3.1 センスモジュールの構成について
図12は、本実施形態に係るセンスモジュール20の回路図である。図示するように、第1実施形態で説明した図3と異なる点は、センスアンプ22がnチャネルMOSトランジスタ69を更に備える点である。
トランジスタ69は、電流経路の一端がトランジスタ67のソース(信号LSAが与えられるノード)に接続され、他端が容量素子68の他方電極(信号CLKが与えられるノード)に接続され、ゲートに信号LSCが与えられる。信号LSCは、例えば制御回路18によって与えられる。
3.2 データの読み出し動作について
本実施形態に係るデータの読み出し動作について説明する。図13はセンスモジュール20の動作の流れを示すフローチャートであり、図14は各種制御信号及び各種ノードにおける電位を示すタイミングチャートである。
図示するように、本実施形態が第1実施形態で説明した図5と異なるのは、ステップS18におけるストローブ時に、更に信号LSCを“H”レベルとする点である(ステップS30)。すなわちステップS30において制御回路18は、信号LSCを“H”レベルとする。すると、トランジスタ69がオン状態となる。従って、ノードLBUSの電荷は、信号LSAを伝達する配線だけでなく、信号CLKを伝達する配線をも用いて放電される。
なお図14に示すように、信号LSCは、ノードSENの(VLSA+Vthn)への初期放電時以外は常に“H”レベルであって良いが、上述の通り時刻t12のストローブの期間だけ“H”レベルとしても良い。また、信号CLKは読み出し動作の間、常に“L”レベルである。
3.3 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であると、読み出し速度を向上出来る。本効果につき、図15を用いて説明する。図15は、ストローブ時のセンスアンプ22の回路図である。
図示するように、ストローブ直前、ノードLBUSは電圧VDDに充電される。その後、ストローブする際に、ノードSENが“H”レベルを維持していれば、トランジスタ66、67によってノードLBUSの電荷はディスチャージされる。
この際、本実施形態であると、ノードLBUSはLSA用配線だけでなく、CLK用配線も利用してディスチャージされる。つまり、2本の配線を用いてディスチャージされる。従って、ノードLBUSのディスチャージにかかる時間を短縮化し、読み出し速度を向上出来る。
3.4 本実施形態の変形例
上記説明した第3実施形態は、第2実施形態にも適用出来る。図16は、そのような場合におけるデータ読み出しの各種制御信号及び各種ノードの電位を示すタイミングチャートである。
図示するように、第3実施形態で説明したようにCLK用配線を用いてディスチャージを行うと共に、ノードSENのプリチャージを信号BLQで行っても良い。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態において、信号HLLによるノードSENの初期充電電圧を、センスアンプ内のnチャネルMOSトランジスタの閾値に依存する値とすることで、グローバルな閾値ばらつきによる影響を初期充電電圧により相殺しようとするものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
4.1 電圧発生回路17の構成について
まず、電圧発生回路17における電圧VHLL及び電圧VLSAの発生回路80について、図17の回路図を用いて説明する。
図示するように回路80は、電流源回路81、抵抗素子82、83、nチャネルMOSトランジスタ84、85、及び比較器86、87を備えている。
抵抗素子82は、一端が接地電位に接続され、他端がノードN1に接続されている。比較器86は、ノードN1に接続された非反転入力端子と、出力端子に接続された反転入力端子とを備え、ノードN1の電圧を電圧VLSAとして出力する。トランジスタ84は、ノードN1とノードN2との間にダイオード接続されている。すなわちトランジスタ84は、ソースがノードN1に接続され、ゲート及びドレインがノードN2に接続されている。トランジスタ85は、ノードN2とノードN3との間にダイオード接続されている。すなわちトランジスタ85は、ソースがノードN2に接続され、ゲート及びドレインがノードN3に接続されている。トランジスタ84、85は、センストランジスタ67と同じ大きさの閾値電圧を有する。抵抗素子83は、一端がノードN3に接続され、他端がノードN4に接続されている。比較器87は、ノードN4に接続された非反転入力端子と、出力端子に接続された反転入力端子とを備え、ノードN4の電圧を電圧VHLLとして出力する。電流源81は、ノードN4に電流Irefを供給する。なお、図17において電圧VLSAを生成するための構成は、第1実施形態の場合も同様である。
図18は、電流源回路81の回路図である。図示するように回路81は、pチャネルMOSトランジスタ90、91、nチャネルMOSトランジスタ92、抵抗素子93、及び比較器94を備えている。
トランジスタ90、91はカレントミラー回路を構成している。すなわちトランジスタ90、91は、互いにゲートが共通接続されてノードN6に接続され、ドレインに電源電圧Vsupが与えられる。そしてトランジスタ91のドレイン電流が電流Irefとして出力される。またトランジスタ90のソースはノードN6に接続されている。トランジスタ92は、ドレインがノードN6に接続され、ソースがノードN5に接続される。抵抗素子93は、一端がノードN5に接続され、他端が接地電位に接続される。比較器94は、ノードN5に接続された反転入力端子と、バンドギャップリファレンス電圧Vbgが印加される非反転入力端子とを備え、ノードN5の電位と電圧Vbgとを比較し、その比較結果をトランジスタ92のゲートに入力する。このような構成において、電流Irefは(Vbg/R1)で与えられる。但しR1は抵抗素子93の抵抗値である。
図19は、電圧の温度特性を示すグラフである。図示するように、図17の回路によって生成される電圧VLSAは温度によらず一定であり、以下の(6)式で表される。
VLSA=(Iref×R3) (6)
但し、R3は抵抗素子82の抵抗値である。
また、電圧VHLLは温度と共に低下し、以下の(7)式で表される。
VHLL=VLSA+Vthn(Vsb=VLSA)+Vthn(Vsb=VSEN)+(Iref×R2) (7)
但し、Vthn(Vsb=VLSA)は、基板電位(ソース電位)がVLSAである際のnチャネルMOSトランジスタ(センスアンプ22に含まれるトランジスタ64〜67や、トランジスタ84、85)の閾値電圧である。またVthn(Vsb=VSEN)は、基板電位(ソース電位)がVSENである際のnチャネルMOSトランジスタの閾値電圧である。更に、VSENはノードN2の電位であり、(VLSA+Vthn(Vsb=VLSA))で表され、この電位は、ノードSENの初期放電後の電圧に等しく、温度依存性はVHLLよりも小さい。また、ノードSENの初期充電電圧は(VHLL−Vthn(Vsb=SEN))で表され、温度依存性はVSENと同程度である。但しVthn(Vsb=SEN)は、基板電位がノードSENの電位とされたnチャネルMOSトランジスタの閾値電圧である。
4.2 データの読み出し動作について
本実施形態に係るデータの読み出し動作について説明する。図20は各種制御信号及び各ノードにおける電位を示すタイミングチャートである。
図示するように、本実施形態が第1実施形態で説明した図5乃至図7と異なるのは、ステップS12において、信号HLLとして、図19で説明した電圧VHLLが与えられる点である。すなわち、本実施形態においてトランジスタ64のゲートに与えられる信号HLLの電圧は、(2×Vthn)に比例する値である(上記(7)式参照)。すると、ノードSENの初期充電電圧は、(VHLL−Vthn)となり、Vthnに比例する値となる。その他は第1実施形態と同様である。
4.3 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であると、読み出し動作速度を向上出来る。本効果につき、以下説明する。
第1の実施形態で説明したように、閾値ばらつきにはグローバルなばらつき(センスアンプ全体としてのばらつき)と、ローカルなばらつき(個々のトランジスタ間でのばらつき)とがある。そして第1実施形態では、ノードSENの(VLSA+Vthn)への初期放電動作により、これらの両方のばらつきに対応している。しかしこの場合、Vthnのばらつきが大きい場合に、Vthnが非常に小さいセンス回路に対しては、初期放電動作に要する時間が長くなる場合があり得る。
そこで本実施形態では、ローカルなVthnばらつきを第1実施形態で説明した方法で補償し、グローバルなVthnばらつきは、信号HLLをVthnに依存した値に設定することで補償している。従って、ノードSENの初期放電時間を短縮化し、読み出し速度の低下を防止出来る。
より具体的には、信号HLLによりノードSENを充電する際、電圧VHLLによりノードSENをクランプする。このとき、VHLLが(2×Vthn)に比例するような値に設定することで、ノードSENの初期充電電圧を、nチャネルMOSトランジスタのグローバルなVthnばらつきに依存させることが出来る。これにより、ノードSENの初期放電時には、最大でもローカルなVthnばらつき分だけ電圧を低下させれば良く、放電時間を短縮出来る。
また、初期放電後のノードSENの電位は(VLSA+Vthn)とされるが、このVthnは、基板電圧VsbがVLSAである場合の値である。従って、ノードSENの初期充電電圧も、Vsb=0Vでは無くVsb=VLSAに依存する値としておく必要がある。そこで、図17のような回路により、(7)式で説明したようなVthn(Vsb=VLSA)に依存する電圧VHLLを生成することが出来る。
なお、本実施形態は上記第2、第3実施形態に適用しても良い。第2実施形態に適用する場合には、図17で説明した信号VHLLを図11で説明した信号BLQとして使用すれば良い。この場合の各制御信号及びノードの電位のタイミングチャートを図21に示す。本例では、信号BLQを“H”レベルにする際の電圧として、(2×Vthn)に比例する電圧VBLQを用いる。本例においても同様の効果が得られる。
5.第5実施形態
次に、第5実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態において、信号CLKとのカップリングによりノードSENの電位を上昇させるものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
5.1 データの読み出し動作について
本実施形態に係るデータの読み出し動作について説明する。NAND型フラッシュメモリ1の構成は第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図22はセンスモジュール20の動作の流れを示すフローチャートであり、図23は各種制御信号及び各ノードにおける電位を示すタイミングチャートである。
図示するように、本実施形態が第1実施形態で説明した図5と異なるのは以下の点である。まず、図5におけるステップS13、S15が省略された。よって信号LSAは常にVSSである。
次に、ステップS14の初期放電の後、CLKとのカップリングによりノードSENの電位を上昇させる点である(ステップS40)。すなわち、ステップS40において制御回路18は、信号CLKを“H”レベル(電圧VCLK)とする(時刻t20)。するとノードSENの電位は、Vthnから、電圧VCLKとのカップリングにより上昇する(図23の時刻t20〜t8参照)。
その後はステップS16以降の処理が行われる。
5.2 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成によれば、電源電圧VDDが比較的低い半導体記憶装置であっても、第1実施形態で説明した方法を適用出来る。本効果につき以下説明する。
第1実施形態で説明したように、電圧VLSAには上限と下限とがある。この点、電源電圧VDDを十分に高く出来ないような動作条件の場合には、十分な電圧ヘッドルームが取れず、VLSAを適切な値に設定することが困難な場合があり得る。
そこで本実施形態では、VLSAを用いることなくノードSENの初期放電を行った後に、CLKを“H”レベルとしている。すると、CLKとのカップリングによりノードSENの電位が上昇され、その後のセンス動作を可能とすることが出来る。
なお、信号LSAもセンストランジスタ67を介してノードSENとカップリングしているが、LSAはストローブ前には“L”レベルとしておく必要がある。よって、ノードSENのカップルアップには、LSAではなくCLKを使用し、LSAは常に“L”レベルとしておく。
また本実施形態によれば、信号LSAはVSSのままで良い。従って、LSAの温度特性を考慮する必要が無くなる。
更に本実施形態は、第2乃至第3実施形態にもそのまま適用することが出来る。
6.第6実施形態
次に、第6実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態において、初期放電前にCLKとのカップリングによりノードSENの電位を上昇させることにより、電源電圧をVLSAとして使用するものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
6.1 データの読み出し動作について
本実施形態に係るデータの読み出し動作について説明する。NAND型フラッシュメモリ1の構成は第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図24はセンスモジュール20の動作の流れを示すフローチャートであり、図25は各種制御信号及び各ノードにおける電位を示すタイミングチャートである。
図示するように、本実施形態が第1実施形態で説明した図5と異なるのは以下の点である。まず、図5におけるステップS13において、信号LSAが“H”レベルにされると共に、CLKとのカップリングによりノードSENの電圧が上昇される(ステップS50)。すなわち、制御回路18はCLKの電位をVSSからVCLKに上昇させる(時刻t3)。すると、CLKとのカップリングにより、ノードSENの電位がVDDから上昇する。
その後ステップS14が実行された後、図5のステップS15において、信号LSAが“L”レベルとされると共に、CLKとのカップリングによりノードSENの電圧が低下される(ステップS51)。すなわち、制御回路18はCLKの電位をVCLKからVSSに低下させる(時刻t7)。すると、CLKとのカップリングにより、ノードSENの電位が低下する。
その後はステップS16以降の処理が行われる。
6.2 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成によれば、信号LSAとして電源電圧VDDを使用出来、回路構成を簡略化出来る。本効果につき以下説明する。
本実施形態では、ノードSENの初期放電開始前にCLKを“H”レベルとすることにより、CLKとのカップリングによりノードSENの電位をVDDより高い値に設定している。そして、初期放電によりノードSENが(VDD+Vthn)になった後に、CLKを“L”レベルとすることで、ノードSENの電位を元のレベルに戻している。
このような手法を用いることで、信号LSAとして電源電圧VDDを用いることが出来る。電源電圧は、十分な駆動能力を有しており、また温度特性も低く抑えられた使いやすい電圧である。従って、VDDやVSSと異なり回路80によって所定の電圧値に設定される電圧VLSAを使用する第1乃至第4実施形態に比べて、回路構成を簡略化出来る。
7.第7実施形態
次に、第7実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態において、ノードSENの初期放電期間中、ノードLBUSをセンスアンプ22から電気的に切り離すものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
7.1 センスモジュールの構成について
図26は、本実施形態に係るセンスモジュール20の回路図である。図示するように、第1実施形態で説明した図3と異なる点は、センス回路20がnチャネルMOSトランジスタ25を更に備える点である。
トランジスタ25は、電流経路の一端がトランジスタ65、66のドレインに接続され、他端がノードLBUSに接続され、ゲートに信号CUTが与えられる。信号CUTは、例えば制御回路18によって与えられる。
7.2 データの読み出し動作について
本実施形態に係るデータの読み出し動作について説明する。図27はセンスモジュール20の動作の流れを示すフローチャートであり、図28は各種制御信号及び各種ノードにおける電位を示すタイミングチャートである。
図示するように、本実施形態が第1実施形態で説明した図5と異なるのは、まず、ビット線BLがセンスアンプ22に接続される(ステップS10)前に、ノードLBUSがセンスアンプ22から電気的に切り離されている点である(ステップS60)。すなわち、制御回路18は信号CUTを“L”レベルとし、これによりトランジスタ25はオフ状態とされている。
第二に、図5で説明したステップS17において、ノードLBUSが充電されると共に、ノードLBUSがセンスアンプ22に接続される点である(ステップS61)。すなわち制御回路18は、読み出しデータをデータラッチ23へ転送する際に信号CUTを“H”レベルとし、トランジスタ25をオン状態とさせる(時刻t10)。信号CUTの電位は、例えばトランジスタ25に対してVDDの転送を可能とする電圧VHである。
その他は第1実施形態と同様である。
7.3 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であると、読み出し速度を向上出来る。
本実施形態によれば、ノードSENの初期放電時には、トランジスタ25によりセンスアンプ22とノードLBUSとを非接続としている。従ってこの期間中、ノードSENからはノードLBUS及びその付近の配線の容量は見えない。そのため、初期放電を速やかに行うことが出来る。
また本実施形態は、第2乃至第6実施形態にも適用出来る。
8.変形例等
以上のように、実施形態に係る半導体記憶装置1は、半導体基板上に積層された複数のメモリセルと、いずれかの前記メモリセルに電気的に接続されたビット線と、前記ビット線に電気的に接続されたセンスモジュール(20 in FIG6)とを具備する。なお、本明細書において「電気的に接続」とは、直接に接続されることだけでなく、トランジスタや抵抗素子等、その他の素子を間に介在させて接続されることも含む。
センスモジュールは、第1〜第6トランジスタを備える。第1トランジスタ(Tr62 in FIG3)は、ビット線に電気的に接続される。第2トランジスタ(Tr67 in FIG3)は、第1ノード(SEN in FIG3)にゲートが接続される。第3トランジスタ(Tr63 in FIG3)は、ビット線と第1ノード(SEN)とに電気的に接続される。第4トランジスタ(Tr 65 in FIG3)は、第1ノード(SEN)を第2ノード(LBUS in FIG3)に接続する。第5トランジスタ(Tr66 in FIG3)は、第2トランジスタ(Tr67)のドレインを第2ノード(LBUS)に接続する。第6トランジスタ(Tr64 in FIG3)は、第1ノード(SEN)を第1電圧ノード(VDD in FIG3)に接続する。
そしてデータの読み出し時において、第6トランジスタ(Tr64)のゲート信号(HLL)がアサートされる(S12 in FIG5)。次に、第4、第5トランジスタ(Tr65,66)のゲート信号(BLQ, STB)がアサートされる(S14 in FIG5)。次に、第3トランジスタ(Tr63)のゲート信号(XXL)がアサートされる(S16 in FIG5)。次に、第5トランジスタ(Tr66)のゲート信号(STB)がアサートされる(S18 in FIG5)。
本構成によれば、第1ノードSENの電位は、第3トランジスタ63をオンさせることによるデータセンスの直前に、第4、第5トランジスタ65,66をオンさせることで、第2トランジスタ67の閾値電圧Vthnに応じた値にディスチャージされる。Vthnは、第1ノードSENのばらつきの主要因でもある。このディスチャージにより、例えば閾値電圧が小さければ第1ノードSENの電位は大きく低下し、閾値電圧が大きければ第1ノードSENの電位の低下は少ない。このように、データセンス直前におけるノードSENの電位を、センストランジスタ67の閾値電圧Vthnに応じて変化させている。従って、センストランジスタ67のばらつきをノードSENの電位で補償できる。その結果、セル電流のオン/オフ比が小さい場合であっても、誤読み出しの発生を抑制し、半導体記憶装置1の動作信頼性を向上出来る。
なお、実施形態は上記説明した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能であり、複数の実施形態が可能な限り組み合わせ可能である。また、各実施形態で説明したフローチャートにおける処理は、可能な限りその順序を入れ替えることが出来る。
更に、上記実施形態では電流をセンスする方式のセンスアンプを例に挙げて説明した。しかし、電圧をセンスする方式のセンスアンプにも適用出来る。電圧センス方式では、読み出しデータに応じてビット線の電位を変動させ、この電位変動をトランジスタ67によって検出する。あるビット線の電位変動は、ビット線間の容量結合に起因して、隣接するビット線の電位に影響を与える。従って電圧センス方式では、全ビット線から同時にデータを読み出し可能な電流センス方式と異なり、データは偶数ビット線毎、及び奇数ビット線毎に読み出される。なお、センスアンプの回路構成は図3、図12、図26で説明したとおりである。
図29は、第1実施形態で説明した方法を電圧センス方式のセンスアンプに適用した場合の、各種制御信号のタイミングチャートであり、偶数ビット線が選択され、奇数ビット線が非選択とされた場合の様子を示す。
図示するように制御回路18は、時刻t0において、偶数ビット線及び奇数ビット線についての信号BLC(図29ではそれぞれBLCE及びBLCOと示す)を“H”レベル(電圧VBLC)とする。制御回路18は同時に、信号BLX及びHLLを“H”レベル(VBLX及びVH)とする。更に制御回路18は、選択ストリングのドレイン側セレクトゲート線SGDを“H”レベル(VSG)とする。更に制御回路18は、偶数ビット線につきノードINVを“L”レベルとし、奇数ビット線につきノードINVを“H”レベルとし、更にノードSRCGNDを電圧VSS(例えば0V)にする。この結果、偶数ビット線が電圧(VBLC−Vt)にプリチャージされ、奇数ビット線はVSSに接続される。Vtは、トランジスタ61の閾値電圧である。また、ノードSENがVDDに充電される。なお、非選択のセレクトゲート線SGDにはVBBが与えられる。
次に制御回路18は、時刻t1において信号BLCEとBLXを“L”レベルとする。これにより、偶数ビット線のプリチャージが終了し、偶数ビット線は電圧(VBLC−Vt)でフローティングの状態となる。
次に制御回路18は時刻t2で、選択ストリングのソース側セレクトゲート線SGSを“H”レベル(VSG)とする。これによりセル電流(オン電流)が流れれば、偶数ビット線は放電される。非選択のセレクトゲート線SGSにはVBBが与えられる。奇数ビット線は、VSSを維持する。
そして制御回路18は、時刻t3において信号BLCOの電位をVBLCからVSENSEに低下させ、信号XXLを“H”レベル(VXXL)とする。さらに時刻t4において、信号HLLを“L”レベルとし、信号LSAを“H”レベル(VLSA)とする。その後、時刻t5において信号STB及びBLQを“H”レベル(VH)とする。この結果、ノードSENの電位が(VLSA+Vthn)まで放電される。
そして制御回路18は、ノードSENのディスチャージを終了すると共に、信号LSAを“L”レベルにする。第1実施形態で説明した通り、制御回路18はまず信号BLQを“L”レベルとし(時刻t6)、次に信号STBを“L”レベルとし(時刻t7)、最後に信号LSAを“L”レベルとする(時刻t8)。
次に制御回路18は、時刻t9において信号BLCEを“H”レベル(VSENSE)とすることにより、偶数ビット線についてのデータセンスを開始する。すなわち、選択メモリセルがオン状態となって偶数ビット線がディスチャージされていれば、ノードSENの電位も低下する。他方、選択メモリセルがオフ状態であれば、偶数ビット線はプリチャージ電位をほぼ維持するので、ノードSENの電位もほぼ不変である。より具体的には、偶数ビット線の電位が(VSENSE−Vt)より小さければトランジスタ61がオン状態となり、ノードSENがディスチャージされる。他方で、偶数ビット線の電位がノードSENの電位より高ければトランジスタ61はカットオフ状態となり、ノードSENはディスチャージされない。
制御回路18は、時刻t10で信号XXLを“L”レベルとすることで、データセンスを終了する。その後は、制御回路18は時刻t12でノードLBUSを充電し、時刻t14で信号STBを“H”レベルとすることで、データをストローブする。
以上のようにして、偶数ビット線からデータを読み出すことが出来る。奇数ビット線からデータを読み出す際も同様である。もちろん、第1実施形態だけでなく、第2乃至第7実施形態を電圧センス方式のセンスアンプに適用することも出来る。
上記実施形態では、半導体記憶装置として三次元積層型のNAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明した。三次元積層型のNAND型フラッシュメモリの構成としては、例えば、NANDストリングの電流経路(チャネル)として機能する半導体層がU字型の形状であっても良いし、または1本の柱状であっても良い。後者の場合、トランジスタBTは不要である。また実施形態は、三次元積層型に限られず、半導体基板の平面内にメモリセルが二次元的に配列された従来型のNAND型フラッシュメモリ等にも適用出来る。更に、実施形態はNAND型フラッシュメモリに限らず、MRAM(Magnetic RAM)やReRAM(Resistive RAM)等、その他の半導体メモリにも適用出来る。
また図2に示したメモリセルアレイは、図30のような構成としても良い。図30はメモリセルアレイ10の回路図である。図示するように、ワード線WL0〜WL3、バックゲート線BG、偶数番目のセレクトゲート線SGD0、SGD2、及び奇数番目のセレクトゲート線SGS1、SGS3は、メモリセルアレイ10の一端側に引き出される。これに対してワード線WL4〜WL7、偶数番目のセレクトゲート線SGS0、SGS2、及び奇数番目のセレクトゲート線SGD1、SGD3は、メモリセルアレイの、前記一端側とは逆側の他端側に引き出される。このような構成としても良い。本構成において、例えばロウデコーダ11を2つのロウデコーダに分割し、メモリセルアレイ10を挟んで対向するようにこれらを配置しても良い。そして、一方のロウデコーダによりセレクトゲート線SGD0、SGD2、SGS1、SGS3、ワード線WL0〜WL3、及びバックゲート線BGを選択し、他方のロウデコーダによりセレクトゲート線SGS0、SGS2、SGD1、SGD3、及びワード線WL4〜WL7を選択するようにしても良い。本構成によれば、ドライバ回路12とメモリセルアレイ10との間の領域(ロウデコーダ11を含む)のセレクトゲート線やワード線等の配線の混雑を緩和出来る。
更にメモリセルアレイは、図31に示す構成を有していても良い。図31の例では、NANDストリング19の各々は、例えば4個のメモリセルトランジスタMTと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。そして、選択トランジスタST2のソースは、ダイオードを介して配線CSLに接続され、ダイオードによって電圧HVが印加されることで、NANDストリング19が任意に選択出来る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…半導体記憶装置、10…メモリセルアレイ、11…ロウデコーダ、12…センス回路、13…カラムデコーダ、14…コアドライバ、15…レジスタ、16…入出力回路、17…電圧発生回路、18…制御回路、19…NANDストリング、20…センスモジュール、21…フックアップ部、22…センスアンプ、23…データラッチ

Claims (13)

  1. 半導体基板上に積層された複数のメモリセルと、
    いずれかの前記メモリセルに電気的に接続されたビット線と、
    前記ビット線に接続されたセンスモジュールと
    を具備し、前記センスモジュールは、
    前記ビット線に電気的に接続された第1トランジスタと、
    第1ノードがゲートに接続された第2トランジスタと、
    前記ビット線と前記第1ノードとに電気的に接続された第3トランジスタと、
    前記第1ノードを第2ノードに接続する第4トランジスタと、
    前記第2トランジスタのドレインを前記第2ノードに接続する第5トランジスタと、
    前記第1ノードを第1電圧ノードに接続する第6トランジスタと、
    前記第2トランジスタのソースと第3電圧ノードとを接続する第7トランジスタと、
    前記第2ノードとラッチ回路とを接続する第8トランジスタと
    を具備し、データの読み出し時において、前記第6トランジスタのゲート信号がアサートされることにより、前記第1ノードが初期充電電位に充電され、
    次に、前記第2トランジスタのソースに第2電圧が印加されつつ、前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされることにより、前記第1ノードが前記第2トランジスタの閾値電圧に応じた電位に放電され、
    次に、前記第1ノードに容量結合する第3ノードに“H”レベルが与えられ、
    次に、前記第3トランジスタのゲート信号がアサートされることにより、読み出しデータが前記第1ノードに転送され、
    次に、前記第5トランジスタのゲート信号及び前記第7トランジスタのゲート信号がアサートされることにより、前記読み出しデータが判定され、
    前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされている期間、前記第8トランジスタのゲート信号はネゲートされ、
    前記読み出しデータを前記ラッチ回路に転送する際に、前記第8トランジスタのゲート信号はアサートされ、
    前記第6トランジスタのゲート信号の電位は、前記第2トランジスタの閾値電圧に依存する値を有し、
    前記第2電圧は温度依存性を有しない
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 半導体基板上に積層された複数のメモリセルと、
    いずれかの前記メモリセルに電気的に接続されたビット線と、
    前記ビット線に電気的に接続されたセンスモジュールと
    を具備し、前記センスモジュールは、
    前記ビット線に電気的に接続された第1トランジスタと、
    第1ノードがゲートに接続された第2トランジスタと、
    前記ビット線と前記第1ノードとに電気的に接続された第3トランジスタと、
    前記第1ノードを第2ノードに接続する第4トランジスタと、
    前記第2トランジスタのドレインを前記第2ノードに接続する第5トランジスタと、
    前記第1ノードを第1電圧ノードに接続する第6トランジスタと
    を具備し、データの読み出し時において、前記第6トランジスタのゲート信号がアサートされ、
    次に、前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされ、
    次に、前記第3トランジスタのゲート信号がアサートされ、
    次に、前記第5トランジスタのゲート信号がアサートされる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 半導体基板上に積層された複数のメモリセルと、
    いずれかの前記メモリセルに電気的に接続されたビット線と、
    前記ビット線に電気的に接続されたセンスモジュールと
    を具備し、前記センスモジュールは、
    前記ビット線に電気的に接続された第1トランジスタと、
    第1ノードがゲートに接続された第2トランジスタと、
    前記ビット線と前記第1ノードとに電気的に接続された第3トランジスタと、
    前記第1ノードを第2ノードに接続する第4トランジスタと、
    前記第2トランジスタのドレインを前記第2ノードに接続する第5トランジスタと
    を具備し、データの読み出し時において、前記第4トランジスタのゲート信号がアサートされ、
    次に、前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされ、
    次に、前記第3トランジスタのゲート信号がアサートされ、
    次に、前記第5トランジスタのゲート信号がアサートされる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされる際、前記第2トランジスタのソースに第2電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項2または3記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第2トランジスタのソースと第3電圧ノードとを接続する第7トランジスタを更に備え、
    前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされる際、前記第7トランジスタのゲート信号もアサートされる
    ことを特徴とする請求項2乃至4いずれか1項記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第6トランジスタのゲート信号の電位は、前記第2トランジスタの閾値電圧に依存する値を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第4トランジスタのゲート信号の電位は、前記第2トランジスタの閾値電圧に依存する値を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされた後に、前記第1ノードに容量結合する第3ノードに“H”レベルが与えられ、
    その後に、前記第3トランジスタのゲート信号がアサートされる
    ことを特徴とする請求項2乃至7いずれか1項記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1ノードに容量結合する第3ノードに“H”レベルが与えられた後に、前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされ、
    次に、前記第3ノードに“L”レベルが印加された後に、前記第3トランジスタのゲート信号がアサートされる
    ことを特徴とする請求項2乃至7いずれか1項記載の半導体記憶装置。
  10. 前記第3ノードに“H”レベルが与えられることにより、前記第1ノードの電位は初期充電電位から上昇され、
    前記初期充電電位は電源電圧電位である
    ことを特徴とする請求項9記載の半導体記憶装置。
  11. 前記第2ノードとラッチ回路とを接続する第8トランジスタを更に備え、
    前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされている期間、前記第8トランジスタのゲート信号はネゲートされ、
    前記読み出しデータを前記ラッチ回路に転送する際に、前記第8トランジスタのゲート信号はアサートされる
    ことを特徴とする請求項2乃至10いずれか1項記載の半導体記憶装置。
  12. 前記第2電圧は温度依存性を有しない
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  13. 前記データの読み出し時において、前記第6トランジスタのゲート信号がアサートされることにより、前記第1ノードが初期充電電位に充電され、
    次に、前記第4、第5トランジスタのゲート信号がアサートされることにより、前記第1ノードが前記第2トランジスタの閾値電圧に応じた電位に放電され、
    次に、前記第3トランジスタのゲート信号がアサートされることにより、読み出しデータが前記第1ノードに転送され、
    次に、前記第5トランジスタのゲート信号がアサートされることにより、前記読み出しデータが判定される
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
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