JP2014171288A - 電力監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリ使用量を大きくすることなく、従来よりも低コストで、電源喪失や過負荷などの異常発生の原因解析を実現可能な電力監視装置の提供を目的とした。
【解決手段】電力監視装置は、複数の電気機器に電力を供給可能な複数の分岐ブレーカを介して電気機器に流れる電流値及び/又は電圧値を検出可能な電流/電圧センサと、分岐ブレーカの定格電流値及び/又は定格電圧値を記憶可能な定格電流/電圧記憶部32と、分岐ブレーカごとに設定されたエラー情報を電流値及び/又は電流値と定格電流値及び/又は定格電圧値との比較結果に基づいて発生可能なエラー情報発生部42と、電流値及び/又は電圧値の変化を分岐ブレーカごとに時系列データとして記憶可能な時系列データ記憶部34と、エラー情報の発生前後の一定期間における時系列データを時系列データ記憶部34から取り込んで管理する解析用データ管理部44とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】電力監視装置は、複数の電気機器に電力を供給可能な複数の分岐ブレーカを介して電気機器に流れる電流値及び/又は電圧値を検出可能な電流/電圧センサと、分岐ブレーカの定格電流値及び/又は定格電圧値を記憶可能な定格電流/電圧記憶部32と、分岐ブレーカごとに設定されたエラー情報を電流値及び/又は電流値と定格電流値及び/又は定格電圧値との比較結果に基づいて発生可能なエラー情報発生部42と、電流値及び/又は電圧値の変化を分岐ブレーカごとに時系列データとして記憶可能な時系列データ記憶部34と、エラー情報の発生前後の一定期間における時系列データを時系列データ記憶部34から取り込んで管理する解析用データ管理部44とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、電力の分岐供給等を行う電力監視装置に関する。
従来、オフィスビルや工場のように複数の電気機器を使用するエリアには、配電盤や分電盤などが配置される。この分電盤は、ビル内のEPS(Electric Power Supply)室等に設置されており、分電盤の内部に配置された複数の分岐ブレーカを介して、主幹線路が複数の分岐線路に分岐接続される。主幹線路には受電設備から電力が供給され、各分岐線路にはオフィス内に設けられたコンセントやOAタップが接続され、これらコンセント等にはコンピュータ等の各種電気機器が接続される。そして、分電盤を介して各種電気機器に電流が供給された際、電力負荷が過剰となって分岐ブレーカに所定値以上の電流が供給された場合には、分岐ブレーカが動作して電流供給が遮断される(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の分電盤では、テスタ等の測定器を分電盤内の各分岐線路に接続して、分岐ブレーカ毎に電流値の測定が行われ、測定された電流値はハードディスクなどのメモリに時系列で逐次記憶される。そして、電源喪失や過負荷などのエラーが発生した際には、メモリに記憶されている時系列データを用いて、エラー発生の原因解析が行われる。
ここで、上述した従来の分電盤のようなエラー発生の原因解析を行う際には、原因解析に使用する解析用データが多いほうが好ましいが、ハードディスクなどのメモリには容量の制約があるために解析用のデータ量が制限されてしまう。データ量の制限を解決するためには、別途のハードディスクを購入する等してメモリ使用量を大きくする必要があり、コストが高くなってしまう。このため、エラー発生の原因解析を低コストで実現することは困難である。
そこで本発明は、メモリ使用量を大きくすることなく、従来よりも低コストで、電源喪失や過負荷などのエラー発生の原因解析を実現可能な電力監視装置の提供を目的とした。
(1) 上述した課題を解決すべく提供される本発明の電力監視装置は、主幹線路から分岐した分岐線路の経路中にそれぞれ設けられ、複数の電気機器に電力を供給可能な複数の分岐ブレーカと、前記分岐ブレーカを介して前記電気機器に流れる電流値及び/又は電圧値を検出可能な電流/電圧センサと、前記分岐ブレーカの定格電流値及び/又は定格電圧値を記憶可能な定格電流/電圧記憶部と、前記分岐ブレーカごとに設定されたエラー情報を、前記電流/電圧センサで検出された電流値及び/又は電圧値と、前記定格電流/電圧記憶部に記憶されている定格電流値及び/又は定格電圧値との比較結果に基づいて発生可能なエラー情報発生部と、前記電流/電圧センサで検出された電流値及び/又は電圧値の変化を前記分岐ブレーカごとに時系列データとして記憶可能な時系列データ記憶部と、前記エラー情報が発生した場合には、前記エラー情報の発生前後の一定期間における時系列データを前記エラー情報の解析用データとして前記時系列データ記憶部から取り込んで管理する解析用データ管理部と、を備えることを特徴とするものである。
上記(1)の構成によれば、エラー情報が発生した場合には、エラー情報の発生前後の一定期間における時系列データを解析用データとして管理可能な解析用データ管理部が設けられるので、エラー情報の発生前後の一定期間における解析用データのみを用いて、電源喪失や過負荷などのエラー発生の原因解析を行うことができる。よって、原因解析に使用する解析用データのデータ量を小さくすることができる。したがって、従来のように、エラー発生の原因解析を行うにあたって、別途のハードディスクを購入する等してメモリ使用量を大きくする必要がない。その結果、従来よりも低コストで、電源喪失や過負荷などのエラー発生の原因解析を実現することができる。
また、上記(1)の構成に示すように、解析用データ管理部は、エラー情報が発生した場合に、つまり、エラー情報の発生をトリガーとして時系列データ記憶部から解析用データを取り込むものであるので、サンプリング遅れなどによる解析用データの取りこぼしが防止され、極めて信頼性の高い原因解析を行なうことができる。
(2) 上記(1)の電力監視装置においては、前記解析用データ管理部が、前記解析用データを複数のデータに分割し、分割したデータ毎に前記エラー情報の解析を行うことが好ましい。
上記(2)の構成では、解析用データのサンプリングがエラー情報の発生をトリガーとして行われるので、トリガー周辺でサンプリングした解析用データを複数のデータに分割し、分割したデータごとに、エラー情報の解析を行うことで、エラー発生の原因をより詳細に解析することができる。
また、上記(2)の構成では、解析用データがトリガー周辺でのみサンプリングされるものであって、解析用データ自体のデータ量が元々小さいので、解析用データを複数のデータに分割したとしても、解析用データのデータ量が大きくなることはない。
(3) 上記(1)又は(2)の電力監視装置においては、前記エラー情報を表示可能な表示部を備え、前記エラー情報発生部が、前記比較結果に応じて、異なる色で前記エラー情報を前記表示部に表示することが好ましい。
上記(3)の構成によれば、エラー情報発生部の比較結果に応じて、異なる色でエラー情報が表示部に表示されるので、オペレータはエラー情報の内容を視覚的に把握し易く、オペレータの使い勝手を良くすることができる。
(4) 上記(1)〜(3)の電力監視装置においては、前記電流/電圧センサの検出結果を外部ユニットに通信可能な情報通信部を備えることが好ましい。
上記(4)の構成によれば、電流/電圧センサの検出結果を外部ユニットに通信可能な情報通信部を設けることで、電流/電圧センサの検出結果を外部ユニットに通信可能な別ユニットが不要となり、別ユニットを用いて外部ユニットに通信する場合よりも部品点数を減らすことができる。
(5) 上記(1)〜(4)の電力監視装置においては、前記主幹線路の温度を検知可能な温度センサと、前記温度センサで検知された温度との比較に用いる設定温度を記憶可能な設定温度記憶部と、を備え、前記エラー情報発生部が、前記温度センサで検知された温度と、前記設定温度記憶部に記憶されている設定温度との比較結果に基づいて、前記エラー情報を発生することが好ましい。
上記(5)の構成によれば、電流/電圧センサで検出された電流値及び/又は電圧値と、定格電流値及び/又は定格電圧値との比較結果に基づくエラー発生に加えて、温度センサで検知された温度と、設定温度との比較結果に基づくエラー発生も実施されるので、電力監視装置の監視性能を向上できる。
本発明によれば、従来のように、エラー発生の原因解析を行うにあたって、別途のハードディスクを購入する等してメモリ使用量を大きくする必要がない。その結果、従来よりも低コストで、電源喪失や過負荷などのエラー発生の原因解析を実現することができる。
また、本発明は、エラー情報の発生をトリガーとして時系列データ記憶部から解析用データを取り込むものであるので、サンプリング遅れなどによる解析用データの取りこぼしが防止され、極めて信頼性の高い原因解析を行なうことができる。
以下、本発明の一実施形態に係る電力監視装置について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電力監視装置を適用した分電盤の正面図である。図2(a)は、図1に示した表示パネルを拡大した図である。図1に示すように、分電盤(電力監視装置)1の正面扉には、表示パネル(表示部)50や、検針窓や開閉用ハンドルなどが設けられている。表示パネル50は、図2(a)に示すように、後述する複数(本実施形態では40個)の分岐ブレーカに対応した発光部52−n(n=1〜40)と、後述する温度センサ60の検知結果に応じた表示を行う発光部54と、発光部52−n(n=1〜40)及び発光部54の表示をリセット可能な表示リセットスイッチ56と、を有している。発光部52−n(n=1〜40)のいずれにもあてはまる事項について以下では、単に発光部52−nと略記する。発光部52−n及び発光部54は、透明な樹脂板や発光ダイオード(LED)等を用いて構成され、異なる色(本実施形態では、赤、黄、緑)で発光可能となっている。なお、発光部52−n及び発光部54には、発光ダイオードのほかにも、白熱電球や蛍光ランプを用いた照明装置を採用できる。また、図2(a)に示す発光部52−n,54のレイアウトは一例にすぎず、適宜変更できる。
図2(b)は、分電盤の内部構成を示したブロック図である。図2(b)に示すように、分電盤1は、受電設備(不図示)から主幹線路MSに供給された電力を、各ブレーカの定格電流及び/又は定格電圧の範囲内で各電気機器へ分配供給可能に構成されている。分電盤1の内部には、1つの主幹ブレーカ10と、分岐ブレーカ12−n(n=1〜40)が設けられている。分岐ブレーカ12−n(n=1〜40)のいずれにもあてはまる事項について以下では、単に分岐ブレーカ12−nと略記する。主幹ブレーカ10には、主幹線路MSと、該主幹線路MSから分岐した複数の分岐線路BS−n(n=1〜40)が接続されている。分岐線路BS−n(n=1〜40)のいずれにもあてはまる事項について以下では、単に分岐線路BS−nと略記する。分岐ブレーカ12−nは、分岐線路BS−nの経路中に設けられている。主幹線路MS及び分岐線路BS−nは、銅帯を用いて形成されている。また、主幹線路MSの温度は、例えば放射温度計などの温度センサ60を用いて検知可能であって、該温度センサ60の検知結果は後述するエラー情報発生部42に出力される。
図2(b)に示すように、分電盤1の内部には、分岐ブレーカ12−n(n=1〜40)の数に対応したCT20−n(n=1〜40)が設けられている。CT20−n(n=1〜40)のいずれにもあてはまる事項について以下では、単にCT20−nと略記する。CT20−nは、自己に割り当てられた分岐ブレーカ12−nを介して電気機器に流れる電流値を個別に検出可能なセンサであり、コイルを巻き付けたリング状鉄心を有し、分岐線路BS−nに電流が流れるとコイルに起電力が生じ、その値を読むことで電流を知ることができるものであって、種々の市販のタイプを使用できる。各CT20−nは、検出結果に応じた信号をエラー情報発生部42や情報通信部46などへ出力可能に構成されている。なお、図2(b)中の符号22は、CT取替用のコネクタを示している。
さらに、分電盤1は、図2(b)に示すように、記憶装置30及びCPU40を備えている。図3(a)は、記録装置の内部構成を示したブロック図である。記憶装置30は、例えばハードディスク、コンパクトフラッシュ(登録商標)、EEPROM等のデータを記憶可能な装置であり、図3(a)に示すように、定格電流/電圧記憶部32、時系列データ記憶部34、及び、設定温度記憶部36を有している。
定格電流/電圧記憶部32は、分岐ブレーカ12−nの定格電流値及び/又は定格電圧値を記憶可能に構成される。時系列データ記憶部34は、CT20−nで検出された電流値の変化を分岐ブレーカ12−nごとに時系列データとして記憶可能に構成されている。なお、時系列データ記憶部34は、電圧値の変化を時系列データとして記憶してもよい。設定温度記憶部36は、温度センサ60で検知された温度との比較に用いる設定温度を記憶可能に構成されている。
図3(b)は、CPUの内部構成を示したブロック図である。CPU40は、例えば、マイクロプロセッサ等で構成され、図3(b)に示すように、エラー情報発生部42、解析用データ管理部44、及び、情報通信部46を有している。
エラー情報発生部42は、分岐ブレーカ12−nごとに設定されたエラー情報を、CT20−nで検出された電流値と、定格電流/電圧記憶部32に記憶されている定格電流値との比較結果に基づいて発生可能に構成されている。なお、エラー情報発生部42は、電圧値と、定格電流/電圧記憶部32に記憶されている定格電圧値との比較結果に基づいて、エラー情報を発生してもよい。ここで、エラー情報発生部42は、分岐ブレーカ12−nごとに設定されたエラー情報を表示パネル50に表示する。より具体的に、ここでは、CT20−nで検出された電流値の定格電流値に対する比率R1[%]に応じて、3種類の色(赤、黄、緑)を用いた4段階の表示が発光部52−nの発光によって行われる。つまり、図4に示すように、上記比率R1が0〜50[%]の範囲内(0≦R1<50)にある場合には、緑色で発光部52−nが発光する。上記比率R1が50〜65[%]の範囲内(50≦R1<65)にある場合には、黄色で発光部52−nが発光する。上記比率R1が65〜75[%]の範囲内(65≦R1<75)にある場合には、赤色で発光部52−nが発光する。上記比率R1が75〜85[%]の範囲内(75≦R1<85)にある場合には、発光部52−nが赤色で点滅発光する。なお、上記比率R1は、オペレータの操作に応じて適宜変更できる。
さらに、エラー情報発生部42は、温度センサ60で検知された温度と、設定温度記憶部36に記憶されている設定温度との比較結果に基づいて、エラー情報を発生可能に構成されている。ここで、エラー情報発生部42は、エラー情報を表示パネル50に表示する。より具体的に、ここでは、温度センサ60で検知された温度が設定温度以下の場合に、発光部54が緑色で発光する。温度センサ60で検知された温度が設定温度を超えた場合に、発光部54が赤色で点滅発光する。なお、温度センサ60で検知された温度との比較に用いる設定温度は、オペレータの操作に応じて適宜変更できる。
解析用データ管理部44は、発光部52−nが赤色で点滅発光した場合には、この点滅発光開始のタイミングをトリガーとして、点滅発光開始タイミングの前後の一定期間(本実施形態では、点滅発光開始前後の2秒間)における時系列データを解析用データとして時系列データ記憶部34から取り込んで管理するように構成されている。
さらに、解析用データ管理部44は、発光部54が赤色で点滅発光した場合には、この点滅発光開始のタイミングをトリガーとして、点滅発光開始タイミングの前後の一定期間(本実施形態では、発光開始前後の2秒間)における時系列データを解析用データとして時系列データ記憶部34から取り込んで管理するように構成されている。
図5は、解析用データ管理部44における解析用データの取り込み動作の一例を示した説明図である。図5に示す正弦波は、解析用データ管理部44で取り込まれた波形データを示す。ここでは、1周期分の波形データを20個の計測点に分割している。なお、半周期分の波形データを分割してもよい。この例では、周波数が60[Hz]の場合を示しており、1周期が16.7[msec]であり、1計測点当たりのサンプリング周期が800[μsec]である。ここでは、計測点ごとに、CT20−1〜CT20−10で検出されたデータのサンプリングが行われる。図6は、各計測点で実行されるデータ処理の一例を示したイメージ図である。図6に示すように、各計測点では、A/D変換処理、Max.Min設定処理、及び、瞬時判定処理からなるデータ処理が、CT20−1〜CT20−10の数10に等しい回数だけ反復して実行される。ここでのA/D変換処理の実行時間は40[μsec]であり、Max.Min設定処理、及び、瞬時判定処理の実行時間は40[μsec]である。
情報通信部46は、CT20−nの各検出結果を例えば客先パソコンなどの外部ユニットへ有線方式で通信可能に構成されている。なお、外部ユニットへの通信は、無線方式によっても実現可能である。
続いて、図7及び図8を参照しながら、本実施形態に係る電力監視装置の電力監視動作の一例を説明する。図7及び図8に示す動作は、CPU40(エラー情報発生部42、及び、解析用データ管理部44)が記憶装置30に格納されたプログラムを実行することによって実現される。
まず、図7に示すステップS1において、エラー情報発生部42は、CT20−1で検出された電流値の定格電流値に対する比率R1が0〜50[%]の範囲内(0≦R1<50)にあるか否かを判断する。比率R1が範囲内にあると判断された場合、処理はステップS5に移行する。一方、比率R1が範囲外(50≦R1)にあると判断された場合、処理はステップS2に移行する。
次に、ステップS2において、エラー報発生部42は、CT20−1で検出された電流値の定格電流値に対する比率R1が50〜65[%]の範囲内(50≦R1<65)にあるか否かを判断する。比率R1が範囲内にあると判断された場合、処理はステップS6に移行する。一方、比率R1が範囲外(65≦R1)にあると判断された場合、処理はステップS3に移行する。
次に、ステップS3において、エラー情報発生部42は、CT20−1で検出された電流値の定格電流値に対する比率R1が65〜75[%]の範囲内(65≦R1<75)にあるか否かを判断する。比率R1が範囲内にあると判断された場合、処理はステップS7に移行する。一方、比率R1が範囲外(75≦R1)にあると判断された場合、処理はステップS4に移行する。
次に、ステップS4において、エラー情報発生部42は、赤色で発光部52−1を点滅発光させるとともに、解析用データ管理部44は、この点滅発光開始のタイミングをトリガーとして、点滅発光開始タイミングの前後の2秒間における時系列データを解析用データとして時系列データ記憶部34から取り込んで管理する。
一方、ステップS1で比率R1が0〜50[%]の範囲内(0≦R1<50)にあると判断された場合、ステップS5において、エラー情報発生部42は、緑色で発光部52−1を発光させる。
一方、ステップS2で比率R1が50〜65[%]の範囲内(50≦R1<65)にあると判断された場合、ステップS6において、エラー情報発生部42は、黄色で発光部52−1を発光させるとともに、解析用データ管理部44は、この発光開始のタイミングをトリガーとして、発光開始の前後の2秒間における時系列データを解析用データとして時系列データ記憶部34から取り込んで管理する。
一方、ステップS3で比率R1が65〜75[%]の範囲内(65≦R1<75)にあると判断された場合、ステップS7において、エラー情報発生部42は、赤色で発光部52−1を発光させるとともに、解析用データ管理部44は、この発光開始のタイミングをトリガーとして、発光開始の前後の2秒間における時系列データを解析用データとして時系列データ記憶部34から取り込んで管理する。
そして、CPU40は、ステップS1〜S7に相当する処理を、CT20−2〜CT20−40の数39に等しい回数だけ反復して実行する。そして、CPU40は、この反復処理が完了すると、引き続き、図8に示すステップS8を実行する。
図8に示すステップS8において、エラー情報発生部42は、温度センサ60で検知された温度Tdと、設定温度記憶部36に記憶されている設定温度Tsとを比較する。温度Tdが設定温度Tsを超える場合、処理はステップS9に移行する。一方、温度Tdが設定温度Ts以下の場合、処理はステップS10に移行する。
次に、ステップS9において、エラー情報発生部42は、赤色で発光部54を点滅発光させるとともに、解析用データ管理部44は、この点滅発光開始のタイミングをトリガーとして、点滅発光開始タイミングの前後の2秒間における時系列データを解析用データとして時系列データ記憶部34から取り込んで管理する。
一方、ステップS8において、温度Tdが設定温度Ts以下であると判断された場合、ステップS10において、エラー情報発生部42は、緑色で発光部54を発光させる。
なお、発光部52−nや発光部54における赤色による点滅表示は、この点滅表示を視認したオペレータによる表示リセットスイッチ56の操作を受けて、緑色の表示にリセットされる。
そして、本実施形態に係る電力監視装置の電力監視動作が完了する。
上述したように、本実施形態の電力監視装置においては、エラー情報が発生した場合に、エラー情報の発生前後2秒間における時系列データを解析用データとして管理可能な解析用データ管理部44が設けられるので、エラー情報の発生前後の2秒間における解析用データのみを用いて、電源喪失や過負荷などのエラー発生の原因解析を行うことができる。よって、原因解析に使用する解析用データのデータ量を小さくすることができる。したがって、従来のように、エラー発生の原因解析を行うにあたって、別途のハードディスクを購入する等してメモリ使用量を大きくする必要がない。その結果、従来よりも低コストで、電源喪失や過負荷などのエラー発生の原因解析を実現することができる。
また、本実施形態の電力監視装置においては、解析用データ管理部44は、エラー情報の発生をトリガーとして時系列データ記憶部34から解析用データを取り込むものであるので、サンプリング遅れなどによる解析用データの取りこぼしが防止され、極めて信頼性の高い原因解析を行なうことができる。
また、本実施形態の電力監視装置では、解析用データのサンプリングがエラー情報の発生をトリガーとして行われるので、トリガー周辺でサンプリングした解析用データを複数の計測点に分割し、計測点ごとに、エラー情報の解析を行うことで、エラー発生の原因をより詳細に解析することができる。
また、本実施形態の電力監視装置では、解析用データがトリガー周辺でのみサンプリングされるものであって、解析用データ自体のデータ量が元々小さいので、解析用データを複数のデータに分割したとしても、解析用データのデータ量が大きくなることはない。
また、本実施形態の電力監視装置においては、警告情報発生部42の比較結果に応じて、異なる色の情報が表示パネル50に表示されるので、オペレータは情報の内容を視覚的に把握し易く、オペレータの使い勝手を良くすることができる。
また、本実施形態の電力監視装置においては、CT20−nの検出結果を外部ユニットに通信可能な情報通信部46が設けられるので、CT20−nの検出結果を外部ユニットに通信可能な別ユニットが不要となり、別ユニットを用いて外部ユニットに通信する場合よりも部品点数を減らすことができる。
また、本実施形態の電力監視装置では、CT20−nで検出された電流値と、定格電流値との比較結果に基づく警告発生に加えて、温度センサ60で検知された温度と、設定温度との比較結果に基づく警告発生も実施されるので、電力監視装置の監視性能を向上できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明の電力監視装置は、オフィスビルや工場のように複数の電気機器を使用するエリアに配置された配電盤や分電盤などにおいて好適に利用可能である。
1 分電盤(電力監視装置)
10 主幹ブレーカ
12−1〜12−40 分岐ブレーカ
20−1〜20−40 CT(電流/電圧センサ)
32 定格電流/電圧記憶部
34 時系列データ記憶部
36 設定温度記憶部
42 エラー情報発生部
44 解析用データ管理部
46 情報通信部
50 表示パネル(表示部)
60 温度センサ
BS−1〜BS−40 分岐線路
MS 主幹線路
10 主幹ブレーカ
12−1〜12−40 分岐ブレーカ
20−1〜20−40 CT(電流/電圧センサ)
32 定格電流/電圧記憶部
34 時系列データ記憶部
36 設定温度記憶部
42 エラー情報発生部
44 解析用データ管理部
46 情報通信部
50 表示パネル(表示部)
60 温度センサ
BS−1〜BS−40 分岐線路
MS 主幹線路
Claims (5)
- 主幹線路から分岐した分岐線路の経路中にそれぞれ設けられ、複数の電気機器に電力を供給可能な複数の分岐ブレーカと、
前記分岐ブレーカを介して前記電気機器に流れる電流値及び/又は電圧値を検出可能な電流/電圧センサと、
前記分岐ブレーカの定格電流値及び/又は定格電圧値を記憶可能な定格電流/電圧記憶部と、
前記分岐ブレーカごとに設定されたエラー情報を、前記電流/電圧センサで検出された電流値及び/又は電圧値と、前記定格電流/電圧記憶部に記憶されている定格電流値及び/又は定格電圧値との比較結果に基づいて発生可能なエラー情報発生部と、
前記電流/電圧センサで検出された電流値及び/又は電圧値の変化を前記分岐ブレーカごとに時系列データとして記憶可能な時系列データ記憶部と、
前記エラー情報が発生した場合には、前記エラー情報の発生前後の一定期間における時系列データを前記エラー情報の解析用データとして前記時系列データ記憶部から取り込んで管理する解析用データ管理部と、
を備えることを特徴とする電力監視装置。 - 前記解析用データ管理部が、
前記解析用データを複数のデータに分割し、分割したデータ毎に前記エラー情報の解析を行うことを特徴とする請求項1に記載の電力監視装置。 - 前記エラー情報を表示可能な表示部を備え、
前記エラー情報発生部が、
前記比較結果に応じて、異なる色で前記エラー情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力監視装置。 - 前記電流/電圧センサの検出結果を外部ユニットに通信可能な情報通信部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力監視装置。
- 前記主幹線路の温度を検知可能な温度センサと、
前記温度センサで検知された温度との比較に用いる設定温度を記憶可能な設定温度記憶部と、を備え、
前記エラー情報発生部が、
前記温度センサで検知された温度と、前記設定温度記憶部に記憶されている設定温度との比較結果に基づいて、前記エラー情報を発生することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013040889A JP2014171288A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | 電力監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013040889A JP2014171288A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | 電力監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014171288A true JP2014171288A (ja) | 2014-09-18 |
Family
ID=51693301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013040889A Pending JP2014171288A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | 電力監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014171288A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017011907A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | 東芝ライテック株式会社 | 電力計測装置、電力管理システム、および、電力管理方法 |
| CN113156254A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-07-23 | 中国工商银行股份有限公司 | 网点设备电压状态监测方法及系统 |
-
2013
- 2013-03-01 JP JP2013040889A patent/JP2014171288A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017011907A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | 東芝ライテック株式会社 | 電力計測装置、電力管理システム、および、電力管理方法 |
| CN113156254A (zh) * | 2021-05-10 | 2021-07-23 | 中国工商银行股份有限公司 | 网点设备电压状态监测方法及系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A621 | Written request for application examination |
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