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JP2014161073A - 同一チャネル干渉を低減する同一チャネルデータ伝送のタイムシフト - Google Patents

同一チャネル干渉を低減する同一チャネルデータ伝送のタイムシフト Download PDF

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JP2014161073A
JP2014161073A JP2014081379A JP2014081379A JP2014161073A JP 2014161073 A JP2014161073 A JP 2014161073A JP 2014081379 A JP2014081379 A JP 2014081379A JP 2014081379 A JP2014081379 A JP 2014081379A JP 2014161073 A JP2014161073 A JP 2014161073A
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Abstract

【課題】ダウンリンク高度受信機パフォーマンス(DARP)を有する複数の遠隔局に各遠隔局宛ての制御データおよび情報データを送信する方法を提供する。
【解決手段】1つの遠隔局向の制御信号の送信が別の遠隔局向けの制御信号の送信に干渉しないように、複数の異なる遠隔局に対する制御信号の送信を時間的に移動させ、この移動は、遠隔局によって他の遠隔局向けの制御信号を同時に受信することを防止するのに十分である、セルラ通信システム。
【選択図】図5

Description

優先権の主張
本特許出願は、本特許出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれている、2009年5月11に出願した「TIME SHIFTING OF CO−CHANNEL DATA TRANSMISSIONS TO REDUCE CO−CHANNEL INTERFERENCE」という名称の米国特許仮出願第61/177,207号の優先権を主張するものである。
本発明は、一般に、通信システムに関する。本発明は、詳細には、通信システムにおいて使用するための送信機、通信システムにおいて制御データおよび情報データを送信する方法、および通信システムにおいて使用するための遠隔局に関する。
最新のモバイルセルラ電話機は、従来の音声呼、およびデータ呼を提供することができる。両方のタイプの呼の需要が、増加しつづけており、ネットワーク容量がますます要求されている。ネットワーク事業者は、ネットワーク事業者の容量を増加させることによって、この要求に対処する。このことは、例えば、セルを分割すること、またはセルを追加することによって、したがって、ハードウェア費用を増大させる、さらなる基地局を追加することによって達せられる。特に、小さい区域内に位置する多数のユーザまたは加入者が一度にネットワークにアクセスすることを所望する、国際サッカー試合または大規模な祭典などの大規模なイベント中の普通よりも大きいピーク需要に対処するように、ハードウェア費用を不当に増大させることなく、ネットワーク容量を増加させることが望ましい。
第1の遠隔局に通信のためのチャネルが割り当てられると、第2の遠隔局は、第1の遠隔局がその割り当てられたチャネルを使用することを終えた後でないと、そのチャネルを使用することができない。セル内で、割り当てられたすべてのチャネルが使用されている場合に、最大セル容量が達せられる。このことは、追加のいずれの遠隔局もサービスを得ることができないことを意味する。同一チャネル干渉(CCI)、および隣接チャネル干渉(ACI)が、ネットワーク容量をさらに制限し、後段で説明される。
ネットワーク事業者は、いくつかの方法でこの問題に対処しており、これらの方法のすべてが、さらなるリソース、およびさらなる費用を用いる。例えば、1つのアプローチは、セクタに区切られた、つまり、指向性のアンテナアレイを使用することによって、セルをセクタに分割することである。各セクタは、セル内の遠隔局のサブセットに通信を提供することができ、異なるセクタにおける遠隔局間の干渉は、セルがセクタに分割されなかったとした場合と比べて、より小さい。別のアプローチは、セルを分割して、それぞれの、より小さい新たなセルが基地局を有する、より小さいセルにすることである。これらのアプローチは、追加されるネットワーク機器のため、実施するのに高い費用がかかる。さらに、セルを追加すること、またはセルを、より小さいセルに分割することは、セル間の距離が小さくなるため、1つのセル内の遠隔局が、隣接するセルから、より多くのCCI干渉およびACI干渉を経験することをもたらす。
別のアプローチによれば、基地局110、111、114が、マルチユーザオンワンスロット(MUROS)またはボイスサービスオーバアダプティブマルチユーザオンワンタイムスロット(VAMOS)という総称で知られている方法により動作することによって、各信号が2名のユーザのうち1名に向けられた、同一のチャネル上で2つの信号を送信することが可能である。これらの方法によれば、各信号に関して異なるトレーニング系列が使用される。
1つの遠隔局が、同一のチャネル上で、その遠隔局自らの求められるSACCHデータと、別の遠隔局に向けられた不要なSACCHデータを同時に受信することが可能である。その1つの遠隔局が、その遠隔局自らの求められるSACCHデータを受信するレベルより高い、例えば、10dB高い、電力レベルで不要なSACCHデータを受信した場合、その不要なSACCHデータは、求められるSACCHデータに干渉して、受信された求められるSACCHデータの品質が、その1つの遠隔局によって呼を維持するには余りにも大きく低下させられる可能性がある。
2008年12月4日に出願され、本特許出願の譲受人に譲渡された係属中の国際特許出願PCT/US2008/085569が、AMRなどの、より新しいコーデックが、劣悪な無線チャネル条件を経験しているチャネルのために、より低いビットレートモードが使用されることを許すことを説明する。シグナリングチャネル(例えば、SACCH)のためのビットレートを調整するそのような機構は、一般に、存在せず、したがって、シグナリングデータは、トラヒックデータと比べて、チャネル劣化から、それほどよく保護されていない。SACCHデータは、SACCHが冗長性を全く有さない、すなわち、すべてのSACCHフレームが、より少ない誤りを有して受信されなければならないため、トラヒック(TCH)データと比べて、同一チャネル動作によって受ける悪影響がより大きい。
DTXは、ワイヤレスデバイス(例えば、遠隔局)のマイクロフォンに有意な音声入力が全く存在しない場合に、音声データの送信を一時的に中断することによって、ワイヤレスデバイスの全体的な効率を向上させる方法である。通常、双方向の会話の際、遠隔局のユーザは、時間の半分よりわずかに短い間話す。送信のデューティサイクルは、送信機信号が、音声入力の期間中にだけオンに切り換えられる場合、50パーセント未満に削減され得る。このことは、干渉を低減すること、およびバッテリ電力を節約することによって、効率を向上させる。
進行中の音声呼は、低速の関連する制御チャネル(SACCH)上でメッセージ送信することによって維持される。SACCHは、各SACCH期間中に1回、送信される。DTXは、音声フレーム中に動作させられる。SACCHシグナリングフレームは、このDTXモードを使用しない。つまり、SACCHは、TCHがDTXから利益を得るのと同一の仕方では、DTXから利益を得ない可能性がある。ペアにされた2つの遠隔局の第1の遠隔局に関するSACCHの干渉は、ペアにされた第2の遠隔局の受信機において絶えず存在する。
したがって、特定の受信機に向けられた干渉センシティブなデータを、その特定の受信機に向けられていない他の干渉するデータから、よりよく保護することを提供する必要性が存在する。
本発明の特徴は、添付の特許請求の範囲において詳細に記載され、それらの特徴の利点とともに、本発明の実施例の以下の詳細な説明を考慮することで、より明確となろう。本発明の範囲内の様々な変更および変形が、当業者には明白となろう。それらの実施例は、添付の図面を参照して説明される。
送信機および受信機を示すブロック図。 図1に示される受信機の受信機ユニットおよび復調器を示すブロック図。 TDMAシステムにおける例示的なフレームフォーマットおよびバーストフォーマットを示す図。 TDMAセルラシステムの一部を示す図。 TDMA通信システムに関するタイムスロットの例示的な配置を示す図。 2つの遠隔局に同一のチャネルを割り当てるように適合されたTDMAセルラシステムの一部を示す簡略化された図。 セルラ通信システムの基地局コントローラ(BSC)内に存在することが可能なメモリサブシステム内のデータストレージに関する例示的な構成を示す図。 1つの遠隔局によって既に使用中のチャネルを別の遠隔局に割り当てる方法を示すフローチャート。 図8によって表される方法が基地局コントローラに存在する装置を示す概略図。 強化された同一チャネル阻止能力を有する遠隔局のための受信機アーキテクチャを示す図。 同一チャネル動作のための受信装置を選択するのに適した送信装置を示す概略図。 同一チャネル動作のための受信装置を選択するのに適した受信装置を示す概略図。 同一チャネルのデータを備えるディスカバリバーストをそれぞれ含むまたは含まないデータフレームの系列を示す概略図。 同一チャネルのデータを備えるディスカバリバーストをそれぞれ含むまたは含まないデータフレームの系列を示すさらなる概略図。 同一チャネル動作のための受信装置を選択する方法を示すフローチャート。 同一チャネル動作のための受信装置を選択する方法を示すさらなるフローチャート。 異なるコーデックについての異なるレベルの信号対雑音比の下におけるFERパフォーマンスを示すグラフ。 異なるコーデックについての異なるレベルの搬送波対干渉比の下におけるFERパフォーマンスを示すグラフ。 一連のSACCH期間についての1つのSACCH期間内のディスカバリバーストの数を漸進的に増加させる方法を示すフローチャート。 単一のチャネルを共有する第1の信号と第2の信号を生成する多ように多元接続通信システムにおいて動作する装置を示す図。 レガシーVAMOSモードにおけるトラヒックチャネルハーフレート音声(TCH/HS)、および低速の関連する制御チャネル/ハーフレート音声(SACCH/HS)についてのTDMAフレームマッピングの例を示す図。 シフテッド(Shifted)SACCHモードにおけるトラヒックチャネルハーフレート音声(TCH/HS)、および低速の関連する制御チャネル/ハーフレート音声(SACCH/HS)についてのTDMAフレームマッピングの例を示す図。 1%FERのSACCHによって使用されるC/I対1%FERのためのTCHに使用されるC/IのDTXパフォーマンス分析を示す図。 DTXなしのTCHおよびSACCHパフォーマンスを示すグラフ。 DTXありのTCHおよびSACCHパフォーマンスと、DTXなしのTCHおよびSACCHパフォーマンスを示すグラフ。
他のユーザに起因する干渉は、ワイヤレスネットワークのパフォーマンスを制限する。この干渉は、前述した、同一チャネル干渉(CCI)として知られる、同一の周波数上の隣接するセルからの干渉、またはやはり前述した、隣接チャネル干渉(ACI)として知られる、同一のセル上の隣接する周波数からの干渉の形態をとり得る。
添付の図面の図1は、ワイヤレス通信システムにおける送信機118および受信機150のブロック図を示す。ダウンリンクに関して、送信機118は、基地局の一部であり、受信機150は、ワイヤレスデバイス(遠隔局)の一部である。アップリンクに関して、送信機118は、遠隔局などのワイヤレスデバイスの一部であり、受信機150は、基地局の一部である。基地局は、一般に、ワイヤレスデバイスと通信する固定局であり、ノードB、発展型(evolved)ノードB(eノードB)、アクセスポイントなどと呼ばれることも可能である。ワイヤレスデバイスは、固定型であっても、移動型であってもよく、遠隔局、移動局、ユーザ機器、モバイル機器、端末装置、遠隔局、アクセス端末装置、局などと呼ばれ得る。ワイヤレスデバイスは、セル電話機、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、加入者ユニット、ラップトップコンピュータなどであり得る。
送信機118において、送信(TX)データプロセッサ120が、データを受け取り、処理して(例えば、フォーマットし、符号化し、さらにインターリーブして)、符号化されたデータをもたらす。変調器130は、符号化されたデータに対して変調を実行し、変調された信号をもたらす。送信機ユニット(TMTR)132は、変調された信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、さらにアップコンバートし)、RF変調された信号を生成し、このRF変調された信号が、アンテナ134を介して送信される。
受信機150において、アンテナ152が、送信機110からの送信されたRF変調された信号を、他の送信機からの送信されたRF変調された信号と一緒に受信する。アンテナ152は、受信されたRF信号を受信機ユニット(RCVR)154に供給する。受信機ユニット154は、受信されたRF信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、さらにダウンコンバートし)、この調整された信号をデジタル化し、サンプルをもたらす。復調器160は、これらのサンプルを処理し、復調されたデータをもたらす。受信(RX)データプロセッサ170が、この復調されたデータを処理して(例えば、ディインターリーブし、復号して)、復号されたデータをもたらす。一般に、復調器160およびRXデータプロセッサ170による処理は、それぞれ、送信機110における変調器130およびTXデータプロセッサ120による処理と相補的である。
ワイヤレス通信システムにおいて、データは、多重化技術を使用して多重化されて、複数の遠隔局123〜127(それぞれが受信機150を備える)が単一の基地局110、111、114(送信機118を備える)と通信することが可能にされる。多重化技術の例が、周波数分割多重化(FDM)、ならびに時分割多重化(TDM)または時分割多元接続(TDMA)である。これらの技術の基礎をなす概念は、後段で説明される。
コントローラ/プロセッサ140および180は、それぞれ、送信機118および受信機150における動作を制御/指示する。メモリ142および182は、コンピュータソフトウェアの形態でプログラムコード、ならびに送信機118および受信機150によって使用されるデータを格納する。
添付の図面の図2は、図1に示される受信機150の受信機ユニット154および復調器160のブロック図を示す。受信機ユニット154内で、受信チェーン440が、受信されたRF信号を処理して、IbbおよびQbbとして表されるIベースバンド信号およびQベースバンド信号をもたらす。受信チェーン440は、低雑音増幅、アナログフィルタリング、直交ダウンコンバージョン(quadrature downconversion)などを実行することが可能である。アナログ−デジタル変換器(ADC)442が、fadcのサンプリングレートでIベースバンド信号およびQベースバンド信号をデジタル化して、IadcおよびQadcとして表される、I個のサンプルおよびQ個のサンプルをもたらす。一般に、ADCサンプリングレートfadcは、任意の整数係数または非整数係数によってシンボルレートfsymと関係する。
復調器160内で、プリプロセッサ420が、ADC442からのIおよびQサンプルに対して前処理を実行する。例えば、プリプロセッサ420は、直流オフセット(DC)を取り除くこと、周波数オフセットを取り除くこと、自動利得制御(AGC)を適用することなどが可能である。入力フィルタ422が、特定の周波数応答に基づいて、プリプロセッサ420からのサンプルをフィルタリングし、IinおよびQinとして表される、入力IおよびQサンプルをデータフィルタ422に供給する。データフィルタ422は、これらIおよびQサンプルをフィルタリングして、ADC442によるサンプリングからもたらされる画像、ならびにジャマ(jammer)を除去する。また、フィルタ422は、例えば、24Xオーバサンプリングから2Xオーバサンプリングに下げる、サンプルレート変換を実行する。データフィルタ424は、別の周波数応答に基づいて、入力フィルタ422からの入力IおよびQサンプルをフィルタリングして、IoutおよびQoutと表される、出力IおよびQサンプルをもたらす。フィルタ422および424は、有限インパルス応答(FIR)フィルタ、無限インパルス応答(IIR)フィルタ、または他のタイプのフィルタを使用して実施される。フィルタ422および424の周波数応答は、良好なパフォーマンスを実現するように選択される。一例において、フィルタ422の周波数応答は、固定であり、フィルタ424の周波数応答は、構成可能である。
隣接チャネル干渉(ACI)検出器430は、フィルタ422からの入力IおよびQサンプルを受け取り、受信されたRF信号のACIを検出し、ACI指標(indicator)信号をフィルタ424に供給する。ACI指標信号は、ACIが存在するか否かを示し、存在する場合、そのACIが、+200KHzを中心とするより高いRFチャネルに起因するかどうか、および/または−200KHzを中心とするより低いRFチャネルに起因するかどうかを示す。フィルタ424の周波数応答は、良好なパフォーマンスを実現するように、このACI指標に基づいて調整される。
等化器/検出器426が、フィルタ424からの出力IおよびQサンプルを受け取り、これらのサンプルに対して等化、整合フィルタリング、検出、および/またはその他の処理を実行する。例えば、等化器/検出器426は、IおよびQサンプルの系列が与えられると、送信された尤度が最も高いシンボルの系列とチャネル推定とを決定する最尤系列推定器(MLSE)が実装される。
TDMAシステムにおいて、各基地局110、111、114に、1つまたは複数のチャネル周波数が割り当てられ、各チャネル周波数は、タイムスロットとして知られる時間の異なる間隔中に異なるユーザによって使用される。例えば、各搬送周波数に、連続する8つのタイムスロットが1つのTDMAフレームを形成するように8つのタイムスロット(タイムスロット0から7というラベルが付けられる)が割り当てられる。物理チャネルは、TDMAフレーム内に1つのチャネル周波数と、1つのタイムスロットとを備える。それぞれのアクティブワイヤレスデバイス/ユーザには、呼の持続時間について1つまたは複数のタイムスロットインデックスが割り当てられる。例えば、音声呼中、ユーザには、任意の時点で1つのタイムスロット(したがって、1つのチャネル)が割り当てられている。各ワイヤレスデバイスに対するユーザ固有のデータが、そのワイヤレスデバイスに割り当てられたタイムスロット内で、およびトラヒックチャネルのために使用されるTDMAデータフレーム内で送られる。
添付の図面の図3は、TDMAシステムにおける例示的なフレームフォーマットおよびバーストフォーマットを示す。TDMAシステムにおいて、フレーム内の各タイムスロットは、データの「バースト」を送信するために使用される。ときとして、タイムスロットという用語と、バーストという用語は、交換可能に使用され得る。各バーストは、2つのテールフィールドと、2つのデータフィールドと、トレーニング系列(またはミッドアンブル)フィールド、と、ガード期間(この図でGPというラベルが付けられた)とを含む。各フィールド内のシンボルの数は、図3で括弧内に示される。バーストは、テールフィールド、データフィールド、およびミッドアンブルフィールドについて148個のシンボルを含む。ガード期間内にシンボルは全く送られない。特定の搬送周波数のTDMAフレームは番号付けされ、マルチフレームと呼ばれる26個または51個のTDMAフレームのグループに形成される。
ユーザ固有のデータを送るのに使用されるトラヒックチャネルにおいて、この例における各マルチフレームは、TDMAフレーム0から25というラベルが付けられた26個のTDMAフレームを含む。これらのトラヒックチャネルは、各マルチフレームのTDMAフレーム0から11の中で、およびTDMAフレーム13から24の中で送られる。制御チャネルは、TDMAフレーム12内で送られる。ワイヤレスデバイスによって、隣接基地局110、111、114の測定を行うのに使用されるアイドルTDMAフレーム25内では、データは全く送られない。
添付の図面の図4は、TDMAセルラシステム100の一部を示す。このシステムは、基地局110、111、および114と、遠隔局123、124、125、126、および127とを備える。基地局コントローラ141から144は、移動交換局151、152の制御の下で、異なる遠隔局123〜127に信号をルーティングするとともに、それらの遠隔局123〜127から信号をルーティングするように動作する。移動交換局151、152は、公衆交換電話網(PSTN)162に接続される。遠隔局123〜127は、通常、ハンドヘルドモバイルデバイスであるものの、多くの固定ワイヤレスデバイス、およびデータを扱うことができるワイヤレスデバイスも、遠隔局123〜127の総称の下に入る。
例えば、音声データを伝送する信号が、移動交換局151、152の制御の下で基地局コントローラ141〜144によって遠隔局123〜127のそれぞれと、その他の遠隔局123〜127の間で転送される。代替として、例えば、音声データを伝送する信号が、公衆交換電話網162を介して、遠隔局123〜127のそれぞれと、他の通信ネットワークの他の通信機器の間で転送される。公衆交換電話網162は、呼が、モバイルセルラシステム100と他の通信システムの間でルーティングされることを許す。そのような他のシステムには、様々なタイプの、さらに様々な標準に準拠する他のモバイルセルラ通信システム100が含まれる。
遠隔局123〜127のそれぞれは、いくつかの基地局110、111、114のうちのいずれか1つによりサービスされる。遠隔局124は、サービング基地局114によって送信された信号と、近くの非サービング基地局110、111によって送信され、他の遠隔局125にサービスすることを意図する信号との両方を受信する。
基地局110、111、114からの異なる信号の強度は、遠隔局124によって定期的に測定されて、BSC144、114などに報告される。近くの基地局110、111からの信号が、サービング基地局114の信号より強くなった場合、移動交換局(MSC)152は、その近くの基地局110、111をサービング基地局にさせるように動作し、サービング基地局114を非サービング基地局にさせるように動作する。このため、MSC152は、近くの基地局110への遠隔局のハンドオーバを実行する。ハンドオーバとは、1つのチャネルから別のチャネルにデータセッションまたは進行中の呼を移行させる方法を指す。
セルラモバイル通信システムにおいて、無線リソースは、いくつかのチャネルに分割される。それぞれのアクティブ接続(例えば、音声呼)に、ダウンリンク信号(基地局110、111、114によって遠隔局123〜127に送信され、遠隔局123〜127によって受信される)のための特定のチャネル周波数を有する特定のチャネル、およびアップリンク信号(遠隔局123〜127によって基地局110、111、114に送信され、基地局110、111、114によって受信される)のための特定のチャネル周波数を有するチャネルが割り当てられる。ダウンリンク信号のための周波数とアップリンク信号のための周波数はしばしば異なり、その結果、同時の送受信を可能にし、さらに遠隔局123〜127において、または基地局110、111、114において送信される信号の間、および受信される信号の間の干渉を低減する。このことは、周波数分割複信(FDD)として知られる。
添付の図面の図5は、TDMA通信システムに関するタイムスロットの例示的な構成を示す。基地局114が、番号を付けられたタイムスロットの系列30の中でデータ信号を送信し、各信号は、遠隔局123〜127のセットのうちの1つの遠隔局だけに向けられ、各信号は、送信された信号の範囲内のすべての遠隔局123〜127のアンテナにおいて受信される。基地局114は、割り当てられたチャネル周波数上のタイムスロットを使用して、すべての信号を送信する。このため、それぞれの周波数とタイムスロットの組合せが、通信のためのチャネルを構成する。例えば、第1の遠隔局124と第2の遠隔局126にはともに、同一のチャネル周波数が割り当てられる。第1の遠隔局124には、第1のタイムスロット3が割り当てられ、第2の遠隔局126には、第2のタイムスロット5が割り当てられる。基地局114は、この例では、タイムスロットの系列30のタイムスロット3の間に、第1の遠隔局124向けの信号を送信し、さらにタイムスロットの系列30のタイムスロット5の間に、第2の遠隔局126向けの信号を送信する。
第1の遠隔局124、および第2の遠隔局126は、タイムスロット系列30の遠隔局124、126のそれぞれのタイムスロット3および5の間、アクティブであり、基地局114から信号を受信する。遠隔局124、126は、アップリンクでタイムスロット系列31の対応するタイムスロット3および5の間、基地局114に信号を送信する。基地局114が送信する(そして遠隔局124、126が受信する)タイムスロット30は、遠隔局124、126が送信する(そして基地局114が受信する)タイムスロット31に対して時間的にずれていることが見て取れる。
送信タイムスロットと受信タイムスロットとの、この時間的なずれは、時分割複信(time division duplexing (TDD))として知られており、TDDは、とりわけ、送信動作と受信動作が異なる時点で行われることを許す。
基地局110、111、114と遠隔局123〜127の間で送信される信号は、音声信号およびデータ信号だけではない。制御チャネルが、基地局110、111、114と遠隔局123〜127との間の通信の様々な態様を制御するデータを送信するのに使用される。とりわけ、基地局110、111、114は、制御チャネルを使用して、系列符号、つまり、基地局110、111、114がどの系列のセットを、遠隔局123〜127に信号を送信するのに使用するかを示すトレーニング系列符号(TSC)を、遠隔局123〜127に送る。GSM(登録商標)において、26ビットのトレーニング系列が、等化のために使用される。この系列は、各バーストの中央の信号内で送信される既知系列である。
これらの系列は、遠隔局123〜127によって、時間とともに急速に変化するチャネル劣化を補償し、他のセクタもしくはセルからの干渉を低減し、さらに遠隔局の受信機を受信信号に同期させるのに使用される。これらの機能は、遠隔局123〜127の受信機の一部である等化器によって実行される。等化器426は、送信された既知のトレーニング系列信号がマルチパスフェージングによってどのように変更されたかを決定する。等化器は、この情報を使用して、マルチパスフェージングによって壊された所望の信号の部分を抽出する逆フィルタを構築することによって、信号の不要な反射から所望の信号を抽出する。互いに近接している基地局110、111、114によって送信される系列の間の干渉を低減するために、異なる基地局110、111、114によって異なる系列(および関連する系列符号)が送信される。
強化された同一チャネル阻止能力を有する受信機を備える遠隔局123〜127は、その系列を使用して、基地局110、111、114によって遠隔局123〜127に送信された信号を、他の基地局110、111、114によって送信された他の不要な信号から区別することができる。このことは、不要な信号の受信された振幅または電力レベルが、求められる信号の振幅を基準とするしきい値を下回っている限り成立する。不要な信号は、それらの信号が、このしきい値を超える振幅を有する場合、求められる信号に干渉をもたらす可能性がある。しきい値は、遠隔局123〜127の受信機の能力に応じて異なることが可能である。干渉する信号と所望の(または求められる)信号は、例えば、サービング基地局と非サービング基地局110、111、114からの信号が、送信のために同一のタイムスロットを共有する場合、遠隔局123〜127の受信機に同時に着信する可能性がある。強化された同一チャネル阻止能力を有する遠隔局123〜127の例が、ダウンリンク高度受信機パフォーマンス(DARP)を有する受信機を備える遠隔局123〜127であり、DARPは、TDMAシステムの例であるGSM(登録商標)(Global System for Mobile communication))として知られているシステムを規定する標準などのセルラ標準において説明されている。
DARPによって強化された同一チャネル阻止能力を有する遠隔局123〜127は、トレーニング系列を使用して、第1の信号の振幅と第2の信号の振幅が互いに実質的に、例えば、10dBの範囲内にある場合に、第1の信号を第2の信号から区別することができ、さらに第1の信号を復調および使用することができる。各DARP移動局は、別の移動局123〜127に向けられた信号を同一チャネル干渉(CCI)として扱い、その干渉を阻止する。
図4を再び参照すると、遠隔局124において、遠隔局125に向けられた基地局110からの送信が、遠隔局124に向けられた基地局114からの送信に干渉する可能性がある。干渉する信号のパスは、破線矢印170で示される。同様に、遠隔局125において、遠隔局124に向けられた基地局114からの送信が、遠隔局125に向けられた基地局110からの送信に干渉する可能性がある(干渉する信号のパスは、破線矢印182で示される)。
前掲の表1は、図4に示される2つの基地局110および114によって送信される信号に関するパラメータの例示的な値を示す。この表の行3および行4における情報は、遠隔局124に関して、第1の基地局114からの求められる信号と、第2の基地局110からの、遠隔局125に向けられた不要の干渉する信号がともに受信され、この受信される2つの信号が、同一のチャネル、および同様の電力レベル(それぞれ−82dBmおよび−81dBm)を有することを示す。同様に、行6および行7における情報は、遠隔局125に関して、第2の基地局110からの求められる信号と、第1の基地局114からの、遠隔局124に向けられた不要の干渉する信号とがともに受信され、この受信される2つの信号が、同一のチャネル、および同様の電力レベル(それぞれ−80dBmおよび−79dBm)を有することを示す。
このため、各遠隔局124、125は、同一チャネル上で(すなわち、同時に)、異なる基地局114、110からの同様の電力レベルを有する求められる信号と不要な干渉する信号をともに受信する。この2つの信号は、同一チャネル上で、同様の電力レベルで着信するため、互いに干渉する。このことは、求められる信号の復調および復号の際に誤りを生じさせる可能性がある。この干渉は、前述した同一チャネル干渉である。
同一チャネル干渉は、DARP対応の遠隔局123〜127、および強化された同一チャネル阻止能力を有する基地局110、111、114の使用によって、以前に可能であったよりも大幅に軽減されることが可能である。DARP能力は、単一アンテナ干渉除去(SAIC)として知られている方法によって、またはデュアルアンテナ干渉除去(DAIC)として知られている方法によって実施されることが可能である。
DARPフィーチャ(feature)は、受信される同一チャネル信号の振幅が同様である場合に、よりよく機能する。この状況は、異なる基地局110、111、114とそれぞれが通信している2つの遠隔局123〜127のそれぞれが、各基地局110、111、114から各遠隔局123〜127に至るパスロスが同様であるセル境界近くに存在する場合に、通常、生じる。
これに対して、DARP対応でない遠隔局123〜127は、不要な同一チャネルの干渉する信号が、求められる信号の振幅より低い振幅または電力レベルを有する場合に限って、求められる信号を復調することが可能である。一例において、その振幅または電力レベルは、受信機が求められる信号を復調することを許すために、少なくとも8dB低くなければならない。したがって、DARP対応の遠隔局123〜127は、DARP能力を有さない遠隔局123〜127が許容できるのと比べて、求められる信号に対して、はるかに高い振幅の同一チャネルの信号を許容することができる。
同一チャネル干渉(CCI)比は、dB単位で表現された、求められる信号の電力レベルまたは振幅と、不要な信号の電力レベルまたは振幅の比である。一例において、同一チャネル干渉比は、例えば、−6dBであることが可能である(このため、求められる信号の電力レベルは、同一チャネルの干渉する(不要な)信号の電力レベルより6dB低い)。別の例において、この比は、+6dBであることが可能である(このため、求められる信号の電力レベルは、同一チャネルの干渉する(不要な)信号の電力レベルより6dB高い)。良好なパフォーマンスを有するDARP対応の遠隔局123〜127の場合、遠隔局123〜127は、干渉する信号の振幅が、求められる信号の振幅より約10dB高い場合でも、求められる信号を依然として処理することができる。干渉する信号の振幅が、求められる信号の振幅より10dB高い場合、同一チャネル干渉比は、−10dBである。
前述したDARP能力は、ACIまたはCCIが存在する状況で、遠隔局123〜127による信号の受信を向上させる。DARP能力を有する新たなユーザは、既存のユーザから来る干渉をよりよく阻止する。やはりDARP能力を有する既存のユーザも同様に干渉を阻止し、その新たなユーザによる影響を受けない。一例において、DARPは、0dB(それらの信号に関して同一レベルの同一チャネル干渉)から−6dB(同一チャネルが、所望される、つまり、求められる信号より6dB強い)までの範囲内のCCIに対してうまく機能する。このため、同一のARFCN、および同一のタイムスロットを使用するが、異なるTSCが割り当てられた2名のユーザは、良好なサービスを得る。
DARPフィーチャは、2つの遠隔局124および125がともにDARPフィーチャ対応可能にされている場合、これらの遠隔局124および125がそれぞれ、2つの基地局110および114から、同様の電力レベルを有する求められる信号を受信することを許し、さらに各遠隔局124、125が、各遠隔局124、125の求められる信号を復調することを許す。このため、DARP対応の遠隔局124、125はともに、データまたは音声に関して同一のチャネルを同時に使用することができる。
単一のチャネルを使用して、2つの基地局110、111、114から2つの遠隔局123〜127への2つの同時の呼をサポートするという前述したフィーチャは、従来技術において用途が多少、限られている。このフィーチャを使用するのに、2つの遠隔局124、125は、2つの基地局114、110の範囲内に存在し、さらにそれぞれが同様の電力レベルで2つの信号を受信している。この条件の場合、通常、2つの遠隔局124、125は、前述したとおり、セル境界近くに存在する。他の何らかの手段によって、基地局によって扱われ得る遠隔局に対するアクティブ接続の数を増やすことが望ましい。
基地局110、111、114によって送信される信号、および遠隔局123〜127によって送信される信号によって、単一の基地局110、111、114と複数の遠隔局123〜127の1つとの間の通信をそれぞれが備える、同一のチャネル(或る搬送周波数上の或るタイムスロットから成る)上の2つ以上の同時の呼をサポートすることを許す方法および装置が、次に説明される。この、同一のチャネル上で2つ以上の同時の呼をサポートすることは、マルチユーザオンワンスロット(MUROS)またはボイスサービスオーバアダプティブマルチユーザオンワンタイムスロット(VAMOS)として知られている。同一の基地局110、111、114によって同一のセル内で、同一の搬送周波数上の同一のタイムスロット内の信号のために2つのトレーニング系列が使用されることが可能であるので、そのセル内で2倍の数の通信チャネルが使用されることが可能である。
添付の図面の図6は、2つの遠隔局125、127に同一のチャネルを割り当てるように適合されたTDMAセルラシステムの一部の簡略化された図を示す。このシステムは、基地局110と、2つの遠隔局125、127とを備える。ネットワークは、基地局110を介して、2つの遠隔局125および127に同一のチャネル周波数、および同一のタイムスロット(すなわち、同一のチャネル)を割り当てることができる。ネットワークは、160という周波数チャネル番号(FCN)を有するチャネル周波数と、3というタイムスロットインデックスを有するタイムスロット(TS)とをともに割り当てられた2つの遠隔局125および127に、異なるトレーニング系列を割り当てる。遠隔局125には、5というトレーニング系列符号(TSC)が割り当てられるのに対して、遠隔局127には、0というトレーニング系列符号(TSC)が割り当てられる。各遠隔局125、127は、各遠隔局125、127自らの信号(図に実線で示される)を、他方の遠隔局125、127に向けられた同一チャネル(同一TCH)信号(図に破線で示される)とともに受信する。各遠隔局125、127は、不要な信号を阻止しながら、各遠隔局125、127自らの信号を復調することができる。
したがって、DARPは、本明細書で使用される実施例と一緒に使用されると、TDMAネットワークが、既に使用中のチャネル(すなわち、既に使用中のチャネル周波数およびタイムスロット)を使用して、さらなるユーザにサービスを提供することを可能にする。一例において、各チャネルは、フルレート(FR)音声の場合、2名のユーザにために使用されることが可能であり、さらにハーフレート(HR)音声の場合、4名のユーザによって使用されることが可能である。また、ユーザの受信機が十分に良好なDARPパフォーマンスを有する場合、第3のユーザ、または第4のユーザにさえサービスを提供することも可能である。同一のチャネルを使用して、さらなるユーザにサービスを提供するために、ネットワークは、オプションとして異なる位相シフトを使用して、同一の搬送波(チャネル周波数)上で、それらのさらなるユーザのRF信号を送信するとともに、現在のユーザによって使用されるのとは異なるTSCを使用して、使用中である同一のタイムスロットを、それらのさらなるユーザに割り当てる。データの送信されるバーストはそれぞれ、そのTSCに対応するトレーニング系列を備える。DARP対応の受信機は、別の受信機に向けられた不要な信号を阻止しながら、その受信機に向けられた、求められる、つまり、所望される信号を検出することが可能である。第1のユーザ、および第2のユーザの場合と同様に、第3のユーザ、および第4のユーザを追加することが可能である。
単一アンテナ干渉除去(SAIC)が、同一チャネル干渉(CCI)を低減するのに使用される。3Gパートナーシッププロジェクト(3GPP)が、SAICパフォーマンスを標準化している。3GPPは、SAICを適用する受信機を表すのに「ダウンリンク高度受信機パフォーマンス」(DARP)という用語を採用している。
DARPは、より低い再使用率を用いることによってネットワーク容量を増加させる。さらに、DARPは、同時に干渉を除去する。DARPは、遠隔局123〜127の受信機のベースバンド部分において動作する。DARPは、一般的な雑音とは異なる隣接チャネル干渉および同一チャネル干渉を除去する。DARPは、前述した(2004年におけるRel−6以降の)GSM標準において、リリースとは独立のフィーチャとして利用可能であり、さらにRel−6以降の仕様の不可欠部分である。以下は、2つのDARP方法の説明である。
第1のDARP方法は、合同検出/復調(JD)方法である。JDは、同期モバイルネットワーク内の隣接セルにおけるGSM信号構造の知識を使用して、所望される信号に加えて、いくつかの干渉信号の1つを復調する。干渉信号を復調するJDの能力は、特定の隣接チャネル干渉源の除去を許す。GMSK信号を復調することに加えて、JDは、EDGE信号を復調するのに使用されることも可能である。ブラインド干渉除去(BIC)が、GMSK信号を復調するのにDARPにおいて使用される別の方法である。BICでは、受信機は、所望される信号が受信されるのと同時に受信され得るいずれの干渉する信号の構造の知識も有さない。受信機は、いずれの隣接チャネル干渉源に対しても実質的に「盲目(blind)」であるので、この方法は、干渉する成分全体を除去しようと試みる。GMSK信号は、BIC方法によって、求められる搬送波から復調される。BICは、GMSK変調された音声サービスおよびデータサービスに関して使用される場合に、最も効果的であり、さらに非同期ネットワークにおいて使用され得る。
また、本明細書および添付の図面で説明される実施例のDARP対応の遠隔局等化器/検出器426は、等化、検出などに先立って、CCI除去も実行する。図2の等化器/検出器426は、復調されたデータをもたらす。CCI除去は、通常、基地局110、111、114上で利用可能である。また、遠隔局123〜127は、DARP対応であっても、DARP対応でなくてもよい。ネットワークは、GSM遠隔局(例えば、移動局)123〜127に向けられた呼の開始点であるリソース割当て段階で、遠隔局がDARP対応であるかどうかを判定することが可能である。
添付の図面の図7は、セルラ通信システム100の基地局コントローラ(BSC)内に存在することが可能なメモリサブシステム内のデータストレージに関する例示的な構成を示す。この図の表1001は、遠隔局123〜127に割り当てられた周波数チャネル番号(FCN)の値の表であり、遠隔局123〜127に番号が付けられている。この図の表1002は、遠隔局番号123〜127がタイムスロット番号に対して示されている、タイムスロットの値の表である。タイムスロット番号3は、遠隔局123、124、および229に割り当てられていることを見て取ることができる。同様に、表1003は、トレーニング系列(TSC)を遠隔局123〜127に割り当てるデータの表を示す。
図の表1005は、前述した表1001、表1002、および表1003に示されるパラメータのすべてを含むように多次元であるデータの拡大された表を示す。この図に示される表1005の部分は、使用される完全な表の小さい部分に過ぎないことが認識されよう。表1005は、周波数割当てセットの割当てに加えて、セルの特定のセクタ内、またはセル内で使用される周波数のセットに対応する各周波数割当てセットを示す。表1005において、周波数割当てセットf1は、この図の表1005に示されるすべての遠隔局123〜127に割り当てられている。図示されない表1005の他の部分は、他の遠隔局123〜127に割り当てられた周波数割当てセットf2、f3などを示すことが認識されよう。データの第4の行は、全く値を示さないが、表1001におけるデータの行3と行5の間に示されない、可能な多くの値が存在することを示す繰り返されるドットを示す。
添付の図面の図8は、1つの遠隔局123〜127によって既に使用中であるチャネルを別の遠隔局123〜127に割り当てる方法のフローチャートを示す。
方法の開始1501に続き、基地局110、111、114と遠隔局123〜127の間で新たな接続をセットアップするかどうかの判定が行われる(ブロック1502)。答えが「いいえ」である場合、方法は、開始ブロック1501に戻り、前述のステップが繰り返される。答えが「はい」である場合(ブロック1502)、未使用のチャネル、すなわち、任意の使用されている、または未使用のチャネル周波数に関する未使用のタイムスロット、が存在するかどうかについての判定が行われる(ブロック1503)。未使用のタイムスロットが存在する場合、新たなタイムスロットが割り当てられる(ブロック1504)。次に、方法は、開始ブロック1501に戻り、前述のステップが繰り返される。
最終的に、未使用のタイムスロットはもはや存在せず(すべてのタイムスロットが、既に使用されている、または接続に割り当てられているため)、したがって、ブロック1503の質問に対する答えは、「いいえ」であり、方法は、ブロック1505に進む。ブロック1505で、使用されているタイムスロットが、既存の接続と共有されるように新たな接続のために選択される。
既存の接続と一緒に共有されるように新たな接続のために選択されている第1の使用されているタイムスロット(チャネル)。既存の接続は、第1のトレーニング系列を使用する。次に、ブロック1506で、第1のトレーニング系列とは異なる第2のトレーニング系列が、その新たな接続のために選択される。次に、方法は、開始ブロック1501に戻り、前述したステップが繰り返される。
添付の図面の図9は、図8によって表される方法が基地局コントローラ600に存在する装置の概略図である。基地局コントローラ600内に、コントローラプロセッサ660と、メモリサブシステム650とが存在する。この方法のステップは、ソフトウェア680の中、メモリ685の中、メモリサブシステム650の中、もしくはコントローラプロセッサ660内に存在するメモリの中のソフトウェア内、または基地局コントローラ600内のソフトウェア内、もしくはメモリの中、または他の何らかのデジタルシグナルプロセッサ(DSP)内、あるいは他の形態のハードウェアの中に格納されることが可能である。基地局コントローラ600は、移動交換局610に接続され、さらに基地局620、630、および640にも接続される。
メモリサブシステム650内に示されるのが、データの3つの表651、652、653の部分である。データの各表は、MSというラベルが付けられた列で示される遠隔局123、124のセットに関するパラメータの値を格納する。表651は、トレーニング系列符号の値を格納する。表652は、タイムスロット番号TSについての値を格納する。表653は、チャネル周波数CHFの値を格納する。データの表は、この図に示される表の代替として、多次元の単一の表として、または異なる次元のいくつかの表として構成されることも可能であることを認識することができよう。
コントローラプロセッサ660は、メモリサブシステム650にパラメータに関する値を送るため/メモリサブシステム650からパラメータに関する値を受け取るために、データバス670を介してメモリサブシステム650と通信する。コントローラプロセッサ660内には、アクセス許可コマンドを生成する機能661、アクセス許可コマンドを基地局620、630、640に送る機能662、トラヒック割当てメッセージを生成する機能663、およびトラヒック割当てメッセージを基地局620、630、または640に送る機能664を含む機能が含まれる。これらの機能は、メモリ685の中に格納されたソフトウェア680を使用して実行されることが可能である。
コントローラプロセッサ660内、または基地局コントローラ600内の別の場所に、基地局620、630、または640によって送信される信号の電力レベルを制御する電力制御機能665が存在することも可能である。
基地局コントローラ600内に存在するものとして示される機能、すなわち、メモリサブシステム650およびコントローラプロセッサ660は、移動交換局610内に存在することも可能であることを認識することができよう。基地局コントローラ600の一部として説明される機能のいくつか、またはすべてが、同様に、基地局620、630、または640の1つまたは複数の中に存在することも可能である。

位相シフト
基地局110、111、114によって送信される2つの信号に関する変調の絶対位相は、同一ではない可能性がある。同一のチャネル(同一TCH)を使用するさらなるユーザにサービスを提供するために、複数のTSCを提供することに加えて、ネットワークは、既に接続されている同一チャネルの遠隔局に関する信号に対して、新たな同一チャネル(同一TCH)の遠隔局に関する信号のデータシンボルを位相シフトさせることが可能である。可能な場合、ネットワークは、均等に間隔をあけた位相シフトをもたらして、これにより、受信機パフォーマンスを向上させることが可能である。2名のユーザが或るチャネルを共有する一例の場合、1名のユーザの別のユーザに対する位相差は、90度離れていることが可能である。3名のユーザが或るチャネルを共有する別の例の場合、1名のユーザの別のユーザに対する位相差は、60度離れていることが可能である。4名のユーザに関する位相シフトは、45度離れていることが可能である。前述したとおり、ユーザはそれぞれ、異なるTSCを使用する。
このため、向上したDARPパフォーマンスのために、異なる2つの遠隔局123、124に向けられた2つの信号は、理想的には、最良のチャネルインパルス応答のためにπ/2だけ位相シフトさせられるが、π/2より小さい位相シフトもやはり、十分なパフォーマンスをもたらす。
2つの信号の位相が互いに90度だけずらされているように2つの信号をもたらすのに、第1の送信機1120は、互いに90度の位相シフトで2つの信号を変調して、これにより、位相ダイバーシティによって、これらの信号の間の干渉をさらに低減する。
このようにして、送信装置1200は、同一の周波数上の同一のタイムスロットを使用して、異なる遠隔局123、124に向けられた同時の信号の間に位相差を生じさせるための、基地局620における手段920を提供する。そのような手段は、他の仕方で提供されることも可能である。例えば、送信装置1200において別々の信号が生成されることが可能であり、さらにもたらされるアナログ信号が、それらの信号のうち1つが位相シフト要素を通るようにして、その後、位相シフトさせられた信号と位相シフトさせられていない信号を単に足すことによって、送信機フロントエンドにおいて組み合わされることが可能である。

電力制御態様
以下の表2は、図4に示される、2つの基地局110および114によって送信され、遠隔局123から127によって受信される信号に関するチャネル周波数、タイムスロット、トレーニング系列、および受信信号電力レベルの例示的な値を示す。
太字の長方形によって外枠が描かれた、この表の行3および行4は、遠隔局123と遠隔局124がともに、基地局114からの信号を受信するために、インデックス32を有するチャネル周波数、およびタイムスロット3を使用しているが、遠隔局123、124には、それぞれ、異なるトレーニング系列TSC2およびTSC3が割り当てられていることを示す。同様に、行9および行10も、同一のチャネル周波数、および同一のタイムスロットが、2つの遠隔局125、127が同一の基地局110からの信号を受信するのに使用されていることを示す。各事例において、求められる信号の受信電力レベルは、2つの遠隔局125、127に関して実質的に異なる(それぞれ、−101dBmおよび−57dBm)ことを見て取ることができる。
表3のハイライトされた行3および行4は、基地局114が、遠隔局123に向けられた信号を送信し、さらに遠隔局124に向けられた信号も送信することを示す。求められる信号の受信電力レベルは、この2つの基地局123、124に関して実質的に異なる。遠隔局123における受信電力レベルが−67dBmであるのに対して、遠隔局124における受信電力レベルは−102dBmである。表3の行9および行10は、基地局110が、遠隔局125に向けられた信号を送信し、さらに遠隔局127に向けられた信号も送信することを示す。遠隔局125における受信電力レベルが−101dBmであるのに対して、遠隔局127における受信電力レベルは−57dBmである。各事例における電力レベルの大きい差は、基地局110からの遠隔局125、127の異なる距離による可能性がある。代替として、電力レベルの差は、一方の遠隔局123〜127に関する、他方の遠隔局123〜127と比較した、信号を送信している基地局10、111、114と、信号を受信している遠隔局123〜127の間の異なるパスロス、または信号のマルチパス除去の異なる量によることが可能である。
一方の遠隔局123〜127に関する、他方の遠隔局123〜127と比較した受信電力レベルのこの差は、意図的ではなく、セル計画のために理想的ではないものの、本明細書、および添付の図面において説明される実施例の動作を損なうものではない。
DARP能力を有する遠隔局123〜127は、同一チャネルの、同時に受信される2つの信号のいずれか1つを、その2つの信号の振幅または電力レベルが、遠隔局123〜127のアンテナにおいて同様である限り、うまく復調することが可能である。このことは、それらの信号がともに同一の基地局110、111、114によって送信され、さらにその2つの信号の送信電力レベルが実質的に同一である場合、実現可能である。第1の遠隔局、および第2の遠隔局123〜127のそれぞれは、基地局と第1の遠隔局の間の2つの信号に関するパスロスが同様であり、さらに基地局と第2の遠隔局の間の2つの信号に関するパスロスが同様であるため、実質的に同一の電力レベルで(例えば、互いに6dBの範囲内で)2つの信号を受信する。それらの送信電力は、基地局110、111、114が、同様の電力レベルで2つの信号を送信するように構成される場合、または基地局110、111、114が、両方の信号を或る決められた電力レベルで送信する場合、同様である。この状況が、表2をさらに参照するとともに、表3を参照して例示され得る。
表2は、遠隔局123、124が基地局114から実質的に異なる電力レベルを有する信号を受信することを示すが、より詳しく見ると、表2の行3および行5によって示されるとおり、遠隔局123が、基地局114から同一の電力レベル(−67dBm)で2つの信号を受信し、一方の信号は、遠隔局123に向けられた求められる信号であり、他方の信号は、遠隔局124に向けられた不要な信号であることを見て取ることができる。このため、遠隔局123〜127が同様の電力レベルを有する信号を受信する基準が、この例において満たされていることが示される。移動局123がDARP受信機を有する場合、移動局123は、したがって、この例において、求められる信号を復調し、不要な信号を阻止することができる。
同様に、表2(前掲の)の行4および行6を調べることによって、遠隔局124が、同一のチャネルを共有し、さらに同一の電力レベル(−102dBm)を有する2つの信号を受信することを見て取ることができる。両方の信号とも、基地局114からである。その2つの信号の一方の信号は、遠隔局124に向けられた求められる信号であり、他方の信号は、遠隔局123によって使用されるように向けられた不要な信号である。
前述の概念をさらに例示するように、表3は、表2の行が単に並べ替えられた、表2の変更されたバージョンである。遠隔局123および124はそれぞれ、1つの基地局114から、同一のチャネルを共有し、さらに同様の電力レベルを有する2つの信号、求められる信号および不要な信号を受信することを見て取ることができる。また、遠隔局125が、異なる2つの基地局、110、114から、同一のチャネルを共有し、さらに同様の電力レベルを有する2つの信号、求められる信号および不要な信号をやはり受信する。
基地局110、111、114が、同一のチャネルを使用して2つの遠隔局123〜127との呼を維持して、第1の遠隔局123〜127が、DARP対応の受信機を有するようにし、第2の遠隔局123〜127が、DARP対応の受信機を有さないようにすることが可能である。2つの遠隔局124〜127によって受信される信号の振幅は、値の或る範囲内(一例では、この範囲は、8dBから10dBまでの間であることが可能である)にある或る量だけ異なるように構成され、さらにDARP対応の遠隔局に向けられた信号の振幅は、DARP対応でない遠隔局124〜127に向けられた信号の振幅より低いようにも構成される。
MUROS対応のネットワークの利点は、基地局110、111、114が、両方の信号が所望される信号として扱われ得るように、タイムスロット当り、1つだけではなく、2つ以上のトレーニング系列を使用することが可能なことである。基地局110、111、114は、適切な振幅で信号を送信して、各遠隔局が、各遠隔局自らの信号を十分に高い振幅で受信するようにすることであり、さらに2つの信号は、2つのトレーニング系列に対応する2つの信号が検出され得るように或る振幅比を保つ。このフィーチャは、基地局110、111、114内、またはBSC600内のメモリの中に格納されたソフトウェアを使用して実施されることが可能である。例えば、遠隔局123〜127が、遠隔局123〜127のパスロスが同様であることに基づいて、さらに既存のトラヒックチャネルの利用可能性に基づいて、ペアにされるように選択される。しかし、MUROSは、一方の遠隔局に関して、他方の遠隔局123〜127と比べて、パスロスが非常に異なる場合でも、機能することが可能である。このことは、一方の遠隔局123〜127が、他方の遠隔局と比べて、基地局110、111、114からはるかに遠く離れている場合に生じる可能性がある。
電力制御に関して、ペアリングの可能な様々な組合せが存在する。両方の遠隔局123〜127がDARP対応であること、または1つだけがDARP対応であることが可能である。両方の事例において、移動局123〜127における受信される振幅または電力レベルは、互いの10dBの範囲内にあることが可能である。しかし、一方の遠隔局123〜127だけしかDARP対応でない場合、さらなる制約は、DARP対応でない遠隔局123〜127が、第2の信号より高い、その遠隔局123〜127の求められる(つまり、所望される)第1の信号を有することである(一例では、第2の信号より少なくとも8dB高い)。DARP対応の遠隔局123〜127は、第1の信号より下の低いしきい値で、第2の信号を受信する(一例では、第2の信号は、第1の信号より10dBだけ低い)。このため、一例において、振幅比は、DARP/DARP対応の遠隔局123〜127に関して0dBから±10dBまでであることが可能であり、あるいは非DARP遠隔局123〜127に有利な非DARP/DARPペアリングに対して8dBから10dB高い信号であることが可能である。また、基地局110、111、114が、各遠隔局123〜127が、その遠隔局123〜127の感度限度を超える電力レベルでその遠隔局123〜127の求められる信号を受信するように、2つの信号を送信することが好ましい。(一例において、電力レベルは、遠隔局123〜127の感度限度を少なくとも6dB超える)したがって、一つの遠隔局123〜127が、より大きいパスロスを有する場合、基地局110、111、114は、以上のことを実現するのに適切な電力レベルまたは振幅でその遠隔局123〜127の信号を送信する。これは、送信電力レベルを設定する。すると、2つの信号のレベルの間の要求される差が、その他方の信号の絶対電力レベルを決定する。
添付の図面の図10は、強化された同一チャネル阻止能力を有する遠隔局123〜127のための受信機アーキテクチャを示す。この受信機は、単一アンテナ干渉除去(SAIC(single antenna interference cancellation))等化器1105または最尤系列推定(MLSE(maximum likelihood sequence estimator))等化器1106を使用するように適合される。SAIC等化器が、同様の振幅を有する2つの信号が受信される場合に使用されるように選好される。MLSE等化器は、受信される信号の振幅が同様でない場合に、例えば、求められる信号が、不要な同一チャネルの信号の振幅よりはるかに大きい振幅を有する場合に、通常、使用される。

同一チャネル動作のための受信装置を選択すること
前述したとおり、MUROSは、同一のトラヒックチャネル(TCH)上に複数のユーザを許し、このことが、増加された容量をもたらす。このことは、遠隔局123〜127のDARP能力を利用することによって実現され得る。DARP遠隔局123〜127は、DARP遠隔局が、前述したとおり、その遠隔局自らの求められる信号の電力レベルよりも高い電力レベルにおける不要な同一チャネルの信号を許容することができるため、別のDARP遠隔局123〜127とペアにされると、より多くのペアリングの機会を提供する。しかし、やはり前述したとおり、同一チャネル(すなわち、MUROS)動作のために非DARP遠隔局123〜127をDARP遠隔局123〜127とペアにすることが、それでも可能である。したがって、遠隔局123〜127がDARP能力を有するか否かが知られていない場合に、MUROS動作のために遠隔局123〜127を選択することができることが有利である。また、遠隔局がMUROS能力を有することを示すメッセージが送信される必要なしに、MUROS動作のために遠隔局123〜127を選択することができることも有利である。このことは、遠隔局123〜127が、その遠隔局123〜127がDARP能力を有することを示さない、いわゆるレガシー遠隔局である場合、システムが、そのようなメッセージを生成することができないためである。DARP遠隔局または非DARP遠隔局123〜127を選択するための装置および方法は、後段で説明される。
送信機が、2つの受信機のそれぞれに1つずつ、2つの同一チャネルの信号を送信する場合、各受信機の同一チャネル阻止能力についての知識が、第1に、両方の受信機が2つの同一チャネルの信号を扱うことができるかどうかを判定し、第2に、送信される信号の電力レベルを正しい比に設定して、各受信機がその2つの信号を扱うことができることを確実にするために、使用される。例えば、一方の受信機が、非DARPであることが可能であり、あるいは他方の受信機と比べて、送信機からさらに遠く離れていることが可能であり、さらにこれら両方の要因が、前述したとおり、送信される信号の最も適切な電力レベルを決定する。
基地局110、111、114が、遠隔局123〜127にクラスマークを要求することによって、遠隔局123〜127のDARP能力を識別することが可能である。クラスマークは、遠隔局123〜127の能力についての遠隔局123〜127から基地局110、111、114への宣言である。このことは、例えば、GERAN標準におけるTS10.5.1.5〜7の24.008において説明される。現在、これらの標準は、遠隔局123〜127のDARP能力を示すクラスマークを定義するが、これまで、MUROSクラスマーク、または新たなトレーニング系列のサポートを示すクラスマークは、全く定義されていない。
さらに、これらの標準におけるDARPクラスマークの定義にもかかわらず、これらの標準は、遠隔局123〜127が基地局110、111、114にクラスマークを送ることは要求しない。実際、多くの製造業者は、製造業者の遠隔局123〜127が基地局110、111、114によって、より雑音の多いチャネルに自動的に割り当てられ、その結果、遠隔局123〜127からの通信を劣化させる可能性があることを恐れて、呼セットアップ手順で基地局110、111、114にDARPクラスマークを送信するように製造業者のDARP対応の遠隔局123〜127を設計しない。クラスマークを使用することなしに、レガシー遠隔局123〜127がMUROS対応であるか否かを識別することが望ましい。遠隔局のDARP能力が通知されていることの事前の知識を有することなしに、遠隔局123〜127が、MUROS対応であるかどうか、またはDARP対応であるかどうかさえ、確実に識別することは、現在、可能ではない。
基地局110、111、114は、遠隔局123〜127の国際モバイル機器識別子(IMEI(International Mobile Equipment Identity))に基づいて、遠隔局123〜127におけるMUROS能力を識別することが可能である。基地局110、111、114は、遠隔局123〜127のIMEIを、遠隔局123〜127からIMEIを直接に要求することによって、確立することが可能である。IMEIは、遠隔局123〜127に一意であり、ネットワーク内の任意の場所に配置されたデータベースを参照するのに使用されることが可能であり、これにより、遠隔局123〜127が属するモバイル電話機のモデルが識別されるとともに、DARPやMUROSなどの遠隔局123〜127の能力がさらに識別される。電話機が、DARP対応またはMUROS対応である場合、その電話機は基地局110、111、114によって、別の適切な遠隔局123〜127とチャネルを共有するための候補と考えられる。動作の際、基地局110、111、114は、DRAP対応またはMUROS対応である、その基地局110、111、114に現在接続された遠隔局123〜127のリストを構築する。
しかし、DARP能力またはMUROS能力単独では、特定の遠隔局123〜127が、別の遠隔局123〜127と同一の周波数上のTDMAスロットを共有することができるかどうかを判定するための十分な基準ではない可能性がある。
遠隔局123〜127の干渉阻止能力を判定する1つの方法は、ディスカバリバーストを送ることである。これは、遠隔局123〜127に向けられた信号が、その信号の上に知られている干渉パターンを重ね合わせられている、短い無線バーストである。ディスカバリバーストは、第1の事前定義されたデータ系列(例えば、第1のトレーニング系列)を備える遠隔局のための第1のトラヒックデータ(例えば、基本音声)を含む信号と、第2の事前定義されたデータ系列(例えば、第2のトレーニング系列)を備える第2のデータを備える第2の(同一チャネル)信号とを備え、両方の信号は、事前定義された電力レベルにある。
添付の図面の図11は、同一チャネル動作のために受信装置を一緒に選択すること適した(a)送信装置1200と(b)受信装置1240の概略図である。送信装置1200は、単一のチャネル上で所定の電力レベルでデータの2つのセットを送信するように構成される。受信装置1240は、送信されたデータを受信し、受信されたデータの特性を測定し、さらに特性を示す信号を送信するように構成される。送信装置1200と受信装置1240は、同一チャネル動作のために受信装置1240を一緒に選択することに適している。次に、送信装置1200および受信装置の特徴を、より詳細に説明する。
送信装置1200は、第1の送信機1220と、プロセッサ1215およびメモリ1216を備える選択器と、送信されたデータの測定された特性を示す第1の信号を受信するように構成された、選択器1230に結合された第1の受信機1217と、受信装置の同一チャネル阻止能力を示す第2の信号を受信するように構成された、選択器1230に結合された第3の受信機1218とを備える。
第1のデータソース1201が、第1のデータを出力するように構成される。第1のデータソース1201に結合された第1のマルチプレクサ1203が、第1のデータを受信し、さらに第1のデータに第1のタイムスロットを割り当てることによって第1のデータを時分割多重化するように構成され、さらに多重化された第1のデータを出力するように構成される。
第1のマルチプレクサ1203に結合された第1の電力調整器1205が、多重化された第1のデータの電力レベルを調整して、第1の電力調整されたデータをもたらすように構成される。第1の電力調整器1205に結合された第1の変調器1207が、第1の電力調整されたデータを第1のチャネル周波数上に変調して、第1の変調されたデータ1209をもたらすように構成される。第1の変調器1207に結合された第1の増幅器1211が、第1の変調されたデータ1209を送信して、送信される第1のデータ1213をもたらすように構成される。
第2のデータソース1202が、第2のデータを出力するように構成される。第2のデータソース1202に結合された第2のマルチプレクサ1204が、第2のデータを受信し、さらに第2のデータに第2のタイムスロットを割り当てることによって第2のデータを時分割多重化するように構成され、さらに多重化された第2のデータを出力するように構成される。
第2のマルチプレクサ1204に結合された第2の電力調整器1206が、多重化された第2のデータの電力レベルを調整して、第2の電力調整されたデータをもたらすように構成される。第2の電力調整器1206に結合された第2の変調器1208が、第2の電力調整されたデータを第2のチャネル周波数上に変調して、第2の変調されたデータ1210をもたらすように構成される。第2の変調器1208に結合された第2の増幅器1212が、第2の変調されたデータ1210を送信して、送信される第2のデータ1214をもたらすように構成される。第1の増幅器1211、および第2の増幅器1212に結合されたコンバイナ1219が、送信される第1のデータ1213と送信される第2のデータ1214を組み合わせて、組み合わされた、送信される第1のデータと送信される第2のデータをもたらすように動作可能である。オプションとして、送信される第1のデータ1213、および送信される第2のデータ1214はそれぞれ、組み合わされることなしに送信される。
受信装置1240は、送信される第1のデータ、および/または送信される第2のデータを受信し、さらに受信されたデータを出力するように動作可能な第2の受信機1241を備える。第2の受信機1241に結合された復調器1242が、受信されたデータを復調して、復調されたデータをもたらすように動作可能である。復調器1242に結合されたディマルチプレクサ1243が、復調されたデータを時分割逆多重化して、逆多重化されたデータをもたらすように動作可能である。ディマルチプレクサ1243に結合されたデータ品質推定器1244が、データの特性を測定し、さらに測定された特性の通知を出力するように動作可能である。例えば、データ品質推定器1244は、ビット誤り率(BER)、またはデータのビット誤り確率(BEP)を測定することが可能である。品質推定器1244に結合された第2の送信機1245が、測定された特性の通知を備える第1の信号を送信するように動作可能である。
また、受信装置1240は、ディマルチプレクサ1243、データ品質推定器1244、および第2の送信機1245と通信し、さらにディマルチプレクサ1243、データ品質推定器1244、および第2の送信機1245の動作を制御するように構成された第2のプロセッサ1247も備える。第2のプロセッサ1247は、第2の受信機1241、および復調器1242の動作を制御するように構成されることが可能である。第2のプロセッサ1247に結合された第2のメモリ1248が、前述した要素の動作を制御する際にプロセッサ1247が使用する命令を含むデータを格納し、さらに第2のプロセッサ1247に転送するように構成される。
また、受信装置1240は、第2のプロセッサ1247に結合され、受信装置1240の同一チャネル阻止能力の通知を備える第2の信号を送信するように動作可能な第3の送信機1246も備える。
送信装置1200は、選択器1230にそれぞれ結合された、第1の受信機1217と、第3の受信機1218とをさらに備える。第1の受信機1217は、受信装置1240の第2の送信機1245によって送信された第1の信号を受信し、さらに測定された特性の通知を選択器1230に出力するように動作可能である。第3の受信機1218は、受信装置1240の第3の送信機1246によって送信された第2の信号を受信し、さらに同一チャネル阻止能力の通知を選択器1230に出力するように動作可能である。
選択器1230は、測定された特性に応じて、同一チャネル動作のための受信装置1240を選択し、さらに/または受信装置1240の同一チャネル阻止能力に応じて、同一チャネル動作のための受信装置1240を選択するように構成される。
ビット誤り確率(BEP)が、遠隔局123〜127において測定される。(後段で説明されるとおり、干渉を阻止する遠隔局123〜127の能力を示す他のパラメータが使用されることも可能である。)BEP値は、遠隔局123〜127の定期レポートの中で基地局110、111、114に送り返される。例えば、GERAN標準において、BEPは、0〜31の値によって表され、0は、25%というビット誤りの確率に相当し、31は、0.025%という確率に相当する。つまり、BEPが高いほど、干渉を阻止する遠隔局123〜127の能力は大きい。BEPは、「強化された測定レポート」または「拡張されたレポート」の一部として報告される。R99以降の電話機が、BEPを報告する能力を有することが可能である。
バーストが送られると、遠隔局123〜127のBEPが、所与のしきい値を下回って低下した場合、その遠隔局123〜127は、MUROS動作に適していないとみなすことができる。シミュレーションにおいて、少なくとも25というBEPが、しきい値の有利な選択であることが示されている。BEPは、チャネルを介してバーストを送ること、および遠隔局123〜127において、そのバーストの中で生じる誤りの数を測定することによって導き出されることに留意されたい。
しかし、BEP独自では、特に、バーストにわたって誤り頻度の劇的な変化が存在する場合、遠隔局123〜127およびチャネルの品質の十分に正確な測定ではない可能性がある。したがって、MUROS動作判定を、BEPの共分散(CVBEP)を考慮に入れて、平均BEPに基づかせることが好ましい可能性がある。これら2つの量は、遠隔局123〜127が基地局110、111、114に送るレポートの中に存在するものとして標準によって義務付けられる。
代替として、遠隔局が同一チャネル動作に適しているかどうかの判定は、1つのSACCH期間(0.48ミリ秒)の間に、遠隔局123〜127によって基地局110、111、114に戻されるRxQualパラメータに基づくことも可能である。RxQualは、0から7までの値であり、各値は、多数のバーストの中のビット誤りの推定された数、すなわち、ビット誤り率(BER、3GPP TS05.08を参照されたい)に対応する。ビット誤り率が高いほど、RxQualは高い。シミュレーションが、2以下のRxQualが、MUROS動作のためのしきい値の有利な選択であることを示している。
代替として、パラメータRxLevが、選択基準として使用されることが可能である。RxLevは、受信される平均信号強度をdBm単位で示す。RxLevもやはり、ディスカバリバーストの後に遠隔局123〜127によって報告される。少なくとも100dBmというRxLevが、有利であることが示されている。MUROSペアリングに関する特定の基準が説明されてきたが、以上に特定された基準の代わりに、またはそのような基準と組合せで他の多くの基準が使用されることも可能であることが、当業者には明白であろう。
添付の図面の図12Aは、同一チャネルのデータを備えるディスカバリバーストをそれぞれが含む、または含まない、データフレームの系列を示す概略図である。連続する29のデータフレームの3つのセットが、フレームのいくつかの中にディスカバリバーストを含む。時間は、この図面で水平軸として表される。各フレームは、フレーム期間中に送信される。それぞれのそのようなフレーム期間は、図面で小さい垂直線によって隣接するフレーム期間から分離されている。各フレームは、図示されるとおり、0から25までのフレームインデックスを有する。
フレームの第1のセット1401は、連続する29のフレームを備える。インデックス0を有する第1のフレーム(図面で0というラベルが付けられた陰影付きのボックスとして示されるフレーム)のフレーム期間に相当する第1の時間間隔1410中、ディスカバリバーストが、送信装置1200によって第1のチャネル上で送信される。第1のチャネルは、第1のフレームのタイムスロット3を備える。通常のトラヒックバーストは、第1のフレームの8つのタイムスロットの残り7つすべてのタイムスロット中に、すなわち、第1のチャネルとは異なるチャネル上で送信される。送信装置は、送信装置が受信している信号に基づいて、ディスカバリバーストを送信することが可能であり、この信号は、受信されたデータの測定された特性を示す。
例えば、送信装置によって第1のチャネル上で送信された受信データを有する受信装置が、受信データの測定された特性(例えば、BEP)が或る規定された値を有することを示す信号を送る。測定された特性は、或る規定された値を有することがある。すなわち、測定された特性は、値の或る規定された範囲内にあることがあり、または何らかの値を超えていることがある。測定された特性が、その規定された値を有する場合、ディスカバリバーストが送信される。
受信データは、通常のバーストの中で送信されたデータ、またはディスカバリバーストの中で送信されたデータである。
1から25までを含むインデックスを有する次の連続する25のフレームに相当する第2の時間間隔1411中、通常のトラヒックバーストが、各フレームの8つすべてのタイムスロットの中で送信され、それぞれのそのようなフレームは、ディスカバリバーストを全く有さない。0というインデックスが付けられた次に続くフレームから始めて、フレーム0から25までについて前述したプロセスが繰り返される。
フレームが送信されるたびに、受信装置1240は、データのフレームを受信し、次に、データの特性(例えば、BEP)を測定する。受信装置1240は、測定された特性を示す第1の信号1260を送信する。
送信装置1200は、測定された特性に応じて、同一チャネル動作のための受信装置1240を選択する、または選択しない。
送信装置1200は、単一のフレーム(例えば、0というインデックスが付けられたフレーム)の測定された特性に応じて、またはいくつかのフレームの測定された特性に応じて、受信装置1240を選択すること、または選択しないことが可能である。特性が測定されるフレームには、ディスカバリバーストを含むフレームが含まれること、または含まれないことが可能である。
送信装置1200が受信装置を選択しない場合、送信装置1200は、或る規定された期間の間、通常のトラヒックバーストだけを送信し、ディスカバリバーストは送信しない。
他方、送信装置1200が受信装置1240を選択する場合、送信装置1200は、或る規定された期間の間、1つまたは複数のディスカバリバーストをやはり送信する。送信装置1200は、後段で説明されるとおり、前述したよりも多くの割合がディスカバリバーストを含むフレームを送信する。
フレームの第2のセット1402において、フレームの第1のセットに関して前述したプロセスが実行されるが、ディスカバリバーストが、0というインデックスが付けられたフレームと、1というインデックスが付けられたフレームの両方の中で送信されることが異なる。このため、送信装置1200は、フレームのセット1401に関して前述した場合と比べて、より多くの割合がディスカバリバーストを含むフレームを送信する。
フレームの第3のセット1403において、フレームの第1のセット1401に関して前述したプロセスが実行されるが、ディスカバリバーストが、0、1、および2というインデックスが付けられたフレームの中で送信されることが異なる。このため、送信装置1200は、フレームのセット1401または1402に関して前述した場合と比べて、より多くの割合がディスカバリバーストを含むフレームを送信する。
送信装置1200は、すべてのフレームがディスカバリバーストを(したがって、同一チャネルのデータ)を含むまで、または測定された特性が予め定義された範囲を外れて低下したことを示す信号を、受信装置1240が送信するまで、送信されるフレームの総数に対して、装置1200が送信するディスカバリバーストフレームを含むフレームの割合を増加させつづけることが可能である。例えば、BEPが、予め定義された値未満であることが可能である。
前述したとおり、ディスカバリバーストを含む複数のフレームがグループで連続して送信される。代替として、これらの複数のフレームは、不連続に送信されてもよい。例えば、ディスカバリバーストが、0というインデックスが付けられたフレームと、4というインデックスが付けられたフレームの中で送信されるか、あるいはいくつかのディスカバリバーストが、通常のバーストのセットの間に挿入される。
添付の図面の図12Bは、同一チャネルのデータを備えるディスカバリバーストをそれぞれが含む、または含まないデータフレームの系列を示すさらなる概略図である。そのような系列は、GERANシステムにおいて使用するのに適している。
フレームの各系列1404から1408は、SACCH期間中に送信装置によって送信されるSACCHデータのフレームの系列である。フレームの系列1404は、SACCH1期間(SACCH1というラベルが付けられた)中に送信され、フレームの系列1405は、SACCH2期間(SACCH2というラベルが付けられた)中に送信されるといった具合である。
各SACCH期間を参照すると、図の最も左側の第1のフレームにSというラベルが付けられ、このフレームは、SACCHシグナリングフレームである。次のフレームは、フレームインデックス48を有し、ディスカバリバーストを含む。このため、インデックス48を有するフレームは、ディスカバリバーストが送信される第1の時間間隔を備える。第1の時間間隔は、ディスカバリバーストを含むフレームの期間とみなされるか、あるいはディスカバリバースト自体の持続の時間、すなわち、タイムスロットとみなされる。簡明のため、第1の時間間隔は、以降、ディスカバリバーストを含むフレームの期間とみなす。
SACCH1期間のフレーム49、およびSACCH1期間中の残りのフレームは、ディスカバリバーストを全く含まない。
SACCH2期間1405の間、送信装置1200は、ディスカバリバーストを全く備えていないSACCHデータを送信する。受信装置が、送信されたSACCHデータを受信する。SACCH2期間に相当する期間中、受信装置1240は、第1の信号1260を送信する。第1の信号は、SACCH1期間中に送信装置によって送信され、受信装置1240によって受信されているデータの測定された特性(例えば、BEP)を備える。第1の信号は、Sというラベルが付けられたフレーム(例えば、フレーム48に先行するフレーム、またはフレーム71に先行するフレーム)に相当するフレームの中にメッセージを備える。
送信装置は、SACCH3期間の48というインデックスが付けられたフレームの中で、送信装置が、ディスカバリバーストを含むデータのフレームを送信するまで、(ディスカバリバーストではない)通常のバーストを含むフレームを送信することを続ける。したがって、SACCH1のフレーム48とSACCH3のフレーム48の間の時間の間隔は、ディスカバリバーストが全く送信されない、前述した第2の時間間隔である。第2の時間間隔は、SACCH期間1のフレーム48の中のディスカバリバーストの終わりから、SACCH期間3のフレーム48の中のディスカバリバーストの始まりまでの間の時間間隔と定義される。代替として、第2の時間間隔は、SACCH期間1のフレーム48の終わりから、SACCH期間3のフレーム48の始まりまでの間の時間間隔と定義されてもよい。ディスカバリバーストは、この両方のフレームの中で送信される。
SACCH3期間1406中、送信装置が、ディスカバリバーストを含む、48というインデックスが付けられたフレームを送信し、次に、ディスカバリバーストを全く含まない、49、50、51というインデックスが付けられた3つのフレームを送信し、次に、ディスカバリバーストを含む52というインデックスが付けられたフレームを送信する。次に、送信装置は、SACCH5期間1408の48というインデックスが付けられたフレームの中で、送信装置が、ディスカバリバーストを含むデータのフレームを送信するまで、通常のバーストを含むフレームを送信する。
送信装置は、受信装置によって送信され、SACCH2期間に相当する期間中に送信装置によって受信された、測定された特性に応じて、SACCH3期間中に、SACCH1期間より1つ多い、ディスカバリバーストを含むフレームを送信する。
同様に、送信装置は、受信装置によって送信され、SACCH4期間に相当する期間中に送信装置によって受信された、測定された特性に応じて、SACCH5期間中、ディスカバリバーストをそれぞれ含む3つのフレームを送信し、すなわち、送信装置は、SACCH5期間中に、SACCH3期間より1つ多い、ディスカバリバーストを含むフレームを送信する。
後のSACCH期間に関してディスカバリバーストを含むフレームをさらに追加するこのプロセスは、受信されたデータの測定された特性が、予め定義された基準をもはや満たさなくなるまで、または予め定められた割合の送信フレームがディスカバリバーストを含むようになるまで(例えば、すべての送信フレーム)続くことが可能である。
以下の表4は、12個のSACCH期間に関する、インデックスが付けられたSACCHデータフレームの表リストである。SACCH1期間からSACCH8期間までが連続し、さらにSACCH21期間からSACCH24期間までが連続する。SACCH9期間からSACCH20期間までは、簡単のために示されていない。ディスカバリバーストを含むフレームが、太字の文字、および太字の枠を有して示される。
SACCH1期間中、送信装置が、フレーム48がディスカバリバーストを含み、残りのフレームがディスカバリバーストを含まないフレームを送信する。
SACCH2期間中、SACCH1期間中に送信されたデータの測定された特性が、受信装置によって送信され、SACCH4期間に相当する期間中に、送信装置によって受信される。この測定された特性は、予め定義された基準を満たす。
この測定された特性は、予め定義された基準を満たすため、SACCH3期間中、送信装置は、フレーム48とフレーム52がディスカバリバーストを含み、残りのフレームがディスカバリバーストを含まないフレームを送信する。ディスカバリバーストを含むフレームを追加するプロセスは、後続のSACCH4期間からSACCH13期間に関して示されるとおり続く。
送信装置が、測定された特性を受信するたびに、送信装置は、同一チャネル動作のための受信装置を選択し、または選択せず、さらに測定された特性に応じて、送信装置は、ディスカバリバーストを含む、より大きい割合のフレームを送信することが可能である。
この図から、SACCH13期間中、交互のフレームがディスカバリバーストを含むことを見て取ることができる。
受信装置の最終的な選択は、送信装置が、予め定められた割合の送信フレームの間に、例えば、フレームのすべての間に、または予め定められた最大数のフレームの間に、同一チャネルデータを送信することをもたらす。
同一チャネル動作のために第1の受信装置が選択された後、第2の受信装置が、前述した手順を使用して選択されるが、第2の受信装置を選択するのに、ディスカバリバーストは、第2のチャネル上で送信され、第2のチャネルは、第2の受信装置に向けられたデータ用であることが異なる。前述のものは、第1のチャネル上でディスカバリバーストを送信して、第1の受信装置を選択することである。
代替として、第1の受信装置と第2の受信装置が、実質的に同時に選択されて、これにより、第1のデータと第2のデータのそれぞれが、各チャネル上で送信されてもよい。
以下に説明されるのは、前述の特徴が、GSM通信システムまたはGERAN通信システムにおいてMUROS/VAMOSを使用して動作している遠隔局123〜127のペアにどのように適用されることが可能であるかを示す方法および装置である。

トラヒックチャネルを試験すること
ネットワークは、2つ以上の遠隔局123〜127がMUROS TCHとして使用する可能性がある複数のトラヒックチャネル(TCH)候補を評価できる。選択されたTCHは、ユーザのペアによって現在、使用中である(例えば、これらのユーザが、異なるセルもしくはセクタによりサービスされるとき)TCHであってもよく、あるいは良好なメトリック(以下を参照)を有することが知られている未使用のTCHであってもよい。その後、遠隔局123〜127のうちの1つが、既に使用中である別のTCH上に移され得る。セルの容量を増加させるのに、ネットワークは、MUROSモードで動作させられる可能性がある、いくつかの現在の遠隔局123〜127を考慮することが可能である。遠隔局123〜127の多くのペアが、場合により、基地局無線管理エンティティによって、並行に試験されることが可能である。ネットワークは、拡張されたレポートを使用可能にし、さらに遠隔局123〜127がR99以降で或る場合、遠隔局123〜127が、遠隔局123〜127がBEPを報告することにたよることが可能である。遠隔局123〜127が、R99より前である場合、ネットワークは、遠隔局123〜127が、Rxqual値およびRxLev値を示す信号を送信することにたよることが可能である。
MUROSがTCH上で完全に(例えば、すべての、またはほとんどのトラヒックデータフレーム中に)利用される前に、TCHは以下のように試験され得る。ディスカバリバーストが、基地局110、111、114によって、通常のトラヒック(例えば、音声)バーストの代わりに送信される。遠隔局123〜127によって基地局110、111、114に返されるレポート(例えば、強化された測定レポート、または拡張されたレポート)が、遠隔局123〜127が、同一チャネル信号によってもたらされる干渉を十分に阻止することができることを示す場合、より多くのディスカバリバーストが送信される。一例において、ディスカバリバーストは、毎SACCH期間などの規則的な間隔で送られ得る。このバーストは、MUROSディスカバリバーストと呼ばれる。これらのディスカバリバーストは、通常の(非ディスカバリ)トラヒックバーストに対して、以下の態様において異なる。
ディスカバリバーストの振幅は、異なる。ディスカバリバーストは、数ビット/シンボルのバーストから、半分のバーストまたはバースト全体までから成る。
ディスカバリバーストの数量は、1つから数個までに及び、さらに不連続のディスカバリバーストから連続するバーストまでに及ぶ。
ディスカバリバーストの変調タイプは、通常のトラヒックバーストの変調タイプとは異なる。
ディスカバリバーストの変調タイプは、様々である(すなわち、QPSK、アルファQPSK、2つのGMSKの線形和、ならびに8PSK、16QAMなどのより高次の変調)。
ディスカバリバーストがだんだんと追加される場合、遠隔局123〜127のパフォーマンスは、呼中に許容できないほど低下しない。通信を阻害することなしに遠隔局123〜127のMUROS能力を判定することが好ましい。GERANシステムは、このシステムが、物理層電力制御のために高速の、または細かいステップのフィードバックループを有さないので、フェージングに対処するようにいくらかのマージンを備えて設計されているため、この判定を行うことができる。DARP対応の遠隔局の場合、そのようなマージンは十分に大きいので、別の呼をセットアップする目的で、DARP遠隔局にディスカバリバーストを送信するためにトラヒックバーストを使用することが可能である。以下の表4および表5は、第1のチャネル(チャネル1)上、および第2のチャネル(チャネル2)上で送信装置によって送信されるデータの送信される連続するフレームのリストを示す。これらのフレームには、0から25までのインデックスが付けられ、その後、フレームインデックスの系列は、0から6まで繰り返す。
チャネル1という見出しの付けられた、上記表の第2の列を参照すると、0というインデックスの付けられたフレームに相当する第1の時間間隔中に、第1のデータ系列を備える第1のデータD1、および第2のデータ系列を備える第2の(同一チャネル)データD2が、第1のチャネル(チャネル1)上で送信される。第1の時間間隔中、第2のデータが、第2のチャネル(チャネル2)上でやはり送信される。
データの送信フレームは、受信装置1240によって受信される。受信装置1240は、いくつかのまたは全ての受信フレームに基づいて、受信されたデータの特性を測定し、その特性を示す信号を送信する。この信号が、送信装置1200によって受信される。
1から7までのインデックスが付けられたフレームに相当する第2の時間間隔中、第1のデータD1が第1のチャネル(チャネル1)上で送信され(しかし第2のデータD2は第1のチャネルで送信されない)、第2のデータは、第2のチャネル(チャネル2)上で送信される。オプションとして、第2のデータは、第1の時間間隔中にチャネル2でのみ送信される。このことは、第2のチャネル上で第2のデータの一部分が失われることをもたらすが、より単純な実施形態であり得る。送信されるフレームは、特性に応じて、または特性に応じることなく、同一チャネルのデータを全く含まないことが可能である。
特性に応じて(例えば、測定されたBEPが許容できる場合)、8および9というインデックスが付けられたフレームに相当する第3の時間間隔中、第1のデータD1、および第2の(同一チャネル)データD2が、送信装置1200によって第1のチャネル(チャネル1)上で送信され、さらに第2のデータが、第2のチャネル(チャネル2)上で送信される。オプションとして、第2のデータは、第1の時間間隔中にチャネル2でのみ送信される。
10から15までのインデックスが付けられたフレームに相当する第4の時間間隔中、第1のデータD1が第1のチャネル(チャネル1)上で送信され(しかし、第2のデータD2はチャネル1上では送信されず)、さらに第2のデータが、第2のチャネル(チャネル2)上で送信される。
16から18までのインデックスが付けられたフレームに相当する第5の時間間隔中、第1のデータD1、および第2の(同一チャネル)データD2が、第1のチャネル(チャネル1)上で送信され、さらに第2のデータが、第2のチャネル(チャネル2)上で送信される。
19から25までのインデックスが付けられたフレームに相当する第6の時間間隔中、第1のデータD1が第1のチャネル(チャネル1)上で送信され(しかし、第2のデータD2はチャネル1上では送信されず)、さらに第2のデータが、第2のチャネル(チャネル2)上で送信される。
0から6までのインデックスが付けられたフレームに相当する第7の時間間隔中、第1のデータD1、および第2の(同一チャネル)データD2が、第1のチャネル(チャネル1)上で送信され、さらに第2のデータが、第2のチャネル(チャネル2)上で送信される。
このため、受信されたデータの測定された特性に応じて、第2のデータは、第1のデータと同一のチャネル上で送信されるか送信されない。さらに、表4に示されるとおり、第2のデータは、受信されたデータの測定された特性に依存する時間間隔中に、第1のデータと同一のチャネル上で送られる。例えば、表4の受信されるフレーム0から7に関して(またはフレーム0だけに関して)報告されたBEPが、予め定められた範囲内にある場合、第1のデータと第2の(同一チャネル)データの両方が、フレーム8および9の中で送信される。同一チャネルのデータを送るための時間間隔(すなわち、この例において、フレームの数)は、測定された特性が、その予め定められた範囲内にとどまる限り、さらに目標の割合のフレームが同一チャネルのデータを含むまで、経時的に増加するように設定され得る。
このため、表4は、チャネル1上で送信される複数のフレームのうちの一部のフレームが、ディスカバリバーストすなわち同一チャネルのデータを含み(第1の受信装置に向けられた第1のデータD1、および第2の受信装置に向けられた第2のデータD2)、チャネル2上で送信されるフレームのすべてが第2のデータD2だけを含む、データの送信される連続するフレームのリストを示す。ディスカバリバーストは、前述したとおり、第1の受信装置を選択するように、または選択しないように使用される。
表5は、チャネル1上で送信される複数のフレームのうちの一部のフレームが、ディスカバリバーストを含み、チャネル2上で送信されるフレームのすべてが、第2のデータD2だけを含み、さらに、チャネル2上で送信される複数のフレームのうちの一部のフレームが、ディスカバリバーストを含む、データの送信される連続するフレームのリストを示す。簡単のため、ディスカバリバーストは、チャネル1とチャネル2の両方に関して同一のフレームの中で送信されるものとして示されるが、ディスカバリバーストは、チャネル2に関して、チャネル1の場合とは異なるフレームの中で送信されてもよい。
図5に示されるディスカバリバーストは、前述したとおり、第1の受信装置1240を選択するように、または選択しないように使用され、さらに第2の受信装置1240を選択するように、または選択しないように使用される。
添付の図面の図13は、同一チャネル動作のために受信装置1240を選択する方法のフローチャートである。第1のデータのために第1のデータ系列が選択される(ブロック1601)。第1のデータ系列は、第1のトレーニング系列を備える。第1のデータを送信するための第1の電力レベルが決定される(ブロック1602)。第2のデータのために第2のデータ系列が選択される(ブロック1603)。第2のデータ系列は、第2のトレーニング系列を備える。第2のデータを送信するための第2の電力レベルが決定される(ブロック1604)。受信装置1240の等化器1105が、第1のトレーニング系列を使用して、第1の信号を第2の信号から区別することができ、さらに第2のトレーニング系列を使用して、第2の信号を第1の信号から区別することができる。
第1のデータ、および第2のデータが、それぞれの第1の電力レベル、および第2の電力レベルで、第1のチャネル上で送信される(ブロック1605)。送信されるデータは、受信装置1240(ブロック1606)において受信され、さらにそのデータの特性、BEPが測定される(ブロック1607)。受信装置1240が、BEPを示す信号を送信する(ブロック1608)。送信装置1200が、その信号を受信する(ブロック1609)。測定された特性が予め定義された基準を満たすかどうか、例えば、BEPが、予め定義された限度内に入るかどうかの判定が行われる(ブロック1610)。測定された特性が、その予め定義された基準を満たす場合、受信装置1240は、同一チャネル動作のために選択される(ブロック1611)。測定された特性が、その予め定義された基準を満たさない場合、受信装置1240は、同一チャネル動作のためには選択されず(ブロック1612)、単一チャネル動作のために選択される。
添付の図面の図14は、同一チャネル動作のために受信装置1240を選択する方法のさらなるフローチャートである。このフローチャートにおいて、これらのステップは、ブロック1707で、第1のデータおよび第2のデータ(第1のデータだけでなく)の特性が測定されることを除いて、図13に示されるステップと同一である。図13のブロック1607では、第1のデータだけの特性が測定される。

音声コーデックの選択
別の配慮事項は、どの音声コーデックが使用されるかに応じて、DARP対応の遠隔局123〜127のCCI阻止にばらつきがあることである。例えば、ペアにされた2つの遠隔局123〜127に関する送信電力の比が、コーデックの選択によって影響を受ける可能性もある。例えば、低コーデックレート(AHS4.75などの)を使用する遠隔局123〜127が、符号化利得のために、遠隔局123〜127が高コーデックレート(AHS5.9などの)を使用したとする場合よりも低い電力(2dBなどの)を受信しながらも、依然として動作することができる。遠隔局123〜127のペアのためにより良好なコーデックを見出すのに、ルックアップテーブルを使用して、そのペアに適切なコーデックが見出される。このため、ネットワークは、a)基地局110、111、114から遠隔局123〜127までの距離、およびb)使用されるコーデック、に応じて異なるダウンリンク電力レベルを割り当てる。
添付の図面の図15は、異なるコーデックについての異なるレベルの信号対雑音比(Eb/No)の下におけるFERパフォーマンスのグラフである。
添付の図面の図16は、異なるコーデックについての異なるレベルの搬送波対干渉比(C/I)の下におけるFERパフォーマンスのグラフである。
ネットワークが、基地局110、111、114から同様の距離にある同一チャネルのユーザを見出した場合、よりよい。このことは、CCI阻止のパフォーマンス限度による。1つの信号が、より弱い信号と比べて、より強い場合、弱い方の信号は、弱い方の信号と強い方の信号との電力非常に大きい場合、強い方の信号による弱い方の信号に対する干渉のために検出されない可能性がある。したがって、ネットワークは、同一チャネルおよび同一タイムスロットを割り当てる際、基地局110、111、114から新たなユーザまでの距離を考慮する。以下に説明される手順は、ネットワークが、他のセルに対する干渉を最小限に抑えることを可能にする。
遠隔局123〜127は、例えば、各遠隔局123〜127によって報告されたRxLevと、候補MUROS遠隔局123〜127になされたトラヒック割当て(TA)とに基づいて、MUROS動作の候補として選択される。ネットワークは、遠隔局123〜127の可能なMUROSペアリンググループを動的に決定する。例えば、DARP対応でない遠隔局123〜127が、DARP対応の遠隔局123〜127と比べて、サービング基地局110、111、114からより遠くに離れている場合、2つの遠隔局123〜127について送信電力レベルが異なるように、前述したとおり、2つの遠隔局123〜127をペアにすることが可能である。
遠隔局123〜127のグループを動的にペアにするために、ネットワークは、セル内の遠隔局123〜127に関する前述の情報(例えば、範囲、RXLEVなど)の動的なデータベースを保持し、RF環境が変化した際に、ペアリングに変更を行う準備をすることが可能である。これらの変更には、新たなペアリング、ペアリング解除、ならびにペアの遠隔局123〜127の両方の再ペアリング、またはそのペアの片方だけの再ペアリングが含まれる。これらの変更は、ペアにされたMUROS遠隔局123〜127の間の電力比の変化によって、さらに各MUROS発呼者によって使用されるコーデックの変化によっても決定される。
前述したとおり、メトリック、RXqual/BEPおよびRxLevが、ディスカバリバーストの効果を測定するのに使用され得る。Rxqualの関連する増加、またはBEPの減少(すなわち、遠隔局123〜127における受信されるデータの低下した品質)を有するディスカバリバーストについて、その時点における遠隔局123〜127は、ディスカバリバーストが送信されるTCH候補上のMUROSに適していない可能性がある。他方、ディスカバリバーストに関するBEP/Rxqualが、通常のバーストと比べて、それほど悪くない場合、MUROSは、その候補TCHに適している可能性がある。
0dBのMUROSディスカバリバースト(同一チャネルのデータが、通常のトラヒックデータと同一の電力レベルまたは振幅で送信される)の場合、RxLevメトリックは、ディスカバリバーストが送られるSACCH期間中に3dBの増加を有することが可能である。そのような試験は、様々なコーデックで使用されることも可能である。例えば、DARP対応の電話機123〜127におけるコーデックASH5.9を使用し、さらにディスカバリバーストの中の2つのMUROS信号の間で0dBのMUROS電力比を割り当てることは、Rxqual/BEPメトリックの最小限の低下しか生じさせない。他方、DARP対応でない電話機123〜127は、同じ条件下において、1つだけのディスカバリバーストが送信された後であっても、Rxqualメトリックの低下を示すことが可能である。また、1つのSACCH期間の持続時間(0.48秒)を有するディスカバリバーストに関して、RxLevメトリックは、(0dBの同一チャネルの電力比のために)通常の非ディスカバリバーストと比べて3dB高い。
DARP対応である遠隔局123〜127の場合、DARP対応でない電話機123〜127、およびDARP対応の電話機123〜127とペアになる能力についてのさらなる情報が獲得され得る。この情報には、同一TCHユーザの間の電力比、各同一TCHユーザに、そのユーザの条件で適用され得るコーデック、または使用されるべきトレーニング系列が含まれる。このため、同一TCHは、多種多様なMUROS遠隔局123〜127に適合され得る。
見込みのある同一TCHユーザに関する信号の電力の段階的な増加によって、さらにメトリックが許容できるパフォーマンスを示す適切な比を測ることによって、MUROS同一TCH上でペアにされ得る2つの遠隔局123〜127の間の持続可能な電力比を得ることが可能である。電力比が或る値、例えば−4dBを下回っている遠隔局123〜127の場合、その遠隔局123〜127をDARP対応でない電話機123〜127とペアにすることが可能である。電力比が約0dBである遠隔局123〜127の場合、DARP対応の遠隔局123〜127が、別のDARP遠隔局とペアになるように使用されることが可能である。
MUROS呼に適切である、またはMUROS呼を行っていた遠隔局123〜127の場合、同様の推定を適用し、ネットワークは、条件が遠隔局123〜127を通常の動作に戻すことを示す場合には、遠隔局123〜127をそのように切り換える。本明細書、および添付の図面において説明される実施例は、MUROS対応の遠隔局123〜127とペアにされる際に遠隔局123〜127が新たに行うことは全くないので、レガシー遠隔局123〜127と一緒に機能する。レガシーDARP遠隔局123〜127は、スマートなネットワークが、セル内の良好な容量利得のためにその遠隔局123〜127のDARP能力を使用していることを認識することなしに、単に通常の動作であるかのように動作する。

規定されたディスカバリバーストの説明
進行中の音声呼は、SACCHによって存続させられ、保たれる。基地局110、111、114は、一例では、遠隔局123〜127のRXQualの値などの情報を含む遠隔局123〜127のSACCHレポートに依拠して、次に何を行うべきかを決定する。各SACCH期間/フレームは、104フレームであり、480ミリ秒の長さである。強化された電力制御(EPC)が、期間/フレーム長を26フレームで120ミリ秒の長さに短縮することができる。遠隔局123〜127は、前のSACCH期間パフォーマンスを報告するように使用され、したがって、480ミリ秒または120ミリ秒の遅延が存在する。多くの数のSACCHレポートが欠落している場合、呼はドロップされる。事業者は、呼がドロップされる場合の欠落したSACCHレポートの値またはしきい値を設定することが可能である。例えば、25個のSACCHフレームを失うと、呼をドロップする可能性が高い。他方、1つのSACCHフレームが失われた場合、呼は、ドロップされない。呼ドロップ判定を行う方法が使用され得る。
遠隔局123〜127がMUROS対応であるかどうかを判定するためにEPCを使用すると、EPCの期間/フレーム長がより短いため、より迅速であり得る。遠隔局123〜127がMUROS対応であるかどうかを判定するために、ディスカバリバーストを送るとき、EPCと通常のSACCHフレームの両方が、ネットワークによって使用され得る。以下は、動作のポイントを説明するための、通常のSACCH期間中にディスカバリバーストを送ることのいくつかの例である。同一の方法が、EPC事例に適用され得る。
不要なドロップされる呼をもたらさないために、ディスカバリバーストは、軽く適用される、すなわち、最初に、SACCH期間当り1つのディスカバリバーストが適用される。このため、最初は、SACCH期間内の104のフレームのうち1フレームの間に限って、ディスカバリバーストが送られる。その後、ディスカバリバーストが送られるフレームの数が増やされる。MUROSは、SACCH期間内のすべてのSACCHフレーム(104)中に送られたディスカバリバーストを扱うことに全く問題がない遠隔局123〜127に適用される。一例において、遠隔局123〜127が、MUROS動作のために十分に良好であることを確認するために、複数のSACCHフレームにディスカバリバーストを送ることは役立つ。
図17は、一連のSACCH期間に関してSACCH期間内のディスカバリバーストの数を漸進的に増加させる方法のフローチャートである。この方法は、低リスクであり、不良な音声品質、およびドロップされる呼を回避する。
最初、基地局110、111、114は、良好なRxqual値、例えば、Rxqual=0を報告する遠隔局からMUROS遠隔局を選択する(図17のステップ1805)。
基地局の送信装置は、SACCH期間の104フレームのうちの1フレーム中に1つだけのディスカバリバーストを送る(図17のステップ1810)。例えば、1つのディスカバリバーストが、TCHフレーム48中に送られる。フレーム48から始める理由は、フレーム48が音声ブロックの最初のバーストであること、および基地局110、111、114が、遠隔局から受信された前のSACCHデータを処理するのにいくらかの時間を使用することが可能であることである。フレーム48は、SACCH期間の中心に近い。このことは、基地局110、111、114に、次のSACCH期間が始まる前に、前のSACCH期間中の遠隔局123〜127のレポートを分析する十分な時間を与える。
次のSACCH期間中に、基地局110、111、114が、前のSACCH期間中の遠隔局123〜127のRxQualのレポートを受信する(ステップ1815)。BEPまたはRxLevなどの他の測定された特性が、レポートの中で識別され得る。基準RxQualが基地局110、111、114に報告される次のSACCH期間内に、ディスカバリバーストは全く送られない。
次に、基地局110、111、114は、RXQualが許容できるかどうかを判定する(ステップ1817)。Rxqualが許容できる(例えば、Rxqual<=1である)場合、基地局110、111、114は、次のSACCH期間中に2つのディスカバリバーストを送信する(ステップ1820)。例えば、ディスカバリバーストは、TCHフレーム48および52の間に送られ得る。この手順は、早期の段階で1つの音声ブロック(4フレーム)の中で2つのディスカバリバーストを送ることを回避する。ディスカバリバーストが、このTCH上で音声データ誤りをもたらす場合、音声品質が受ける影響は、2つのディスカバリバーストが1つの音声ブロックの中で送られない場合より小さい。
次のSACCH期間(SACCH(N+1)期間)は、現SACCH期間(SACCH N期間)に関する遠隔局123〜127のRxQualを基地局110、111、114に報告するのに使用される(ステップ1825)。RxQualが許容できない場合、さらなるディスカバリバーストは送られない(ステップ1822)。
或るしきい値に達するまで、SACCH期間中に、数が次第に増加するディスカバリバーストが、基地局110、111、114によって遠隔局123〜127に送信される。一例において、このしきい値は、SACCHフレーム内の24すべての音声ブロックの最初のバーストが、ディスカバリバーストを含むことである。別の例において、ディスカバリバーストは、SACCH期間の104すべてのフレーム中で送信される。ディスカバリバーストを送信するためのステップの可能な系列は、1:2:4:8:24であり、これは、480×2×5=4800ミリ秒である。したがって、第1の段階は、ショートリストに載せられる良好なMUROS候補を判定するのに約5秒を使用する。
次のSACCH期間中、基地局110、111、114が、前のSACCH期間中の遠隔局123〜127のRxQualのレポートを受信する(ステップ1825)。
RxQualが依然として許容できるかどうかの判定が行われる(ステップ1828)。遠隔局123〜127のRxqualが依然として許容できる場合、SACCH中に送信されるディスカバリバーストの最大数に関するしきい値に達したかどうかの確認が行われる(ステップ1830)。RxQualが許容できない場合、さらなるディスカバリバーストは送信されない(ステップ1832)。そのしきい値に達している場合、ディスカバリバーストを含むフレームの割合は、もはや増やされない(ステップ1835)。そのしきい値が達せられていない場合、1SACCH期間内のディスカバリバーストの数が増やされ、プロセスは、ステップ1825に戻り、RXQualの次の報告を待つ(図17のステップ1840)。
一例において、Rxqual<3を有さない遠隔局123〜127に関して、ディスカバリは停止され、これらの遠隔局123〜127は、MUROS対応の遠隔局123〜127のショートリストから落とされる。基準SACCH期間は、遠隔局123〜127のRxqualを、ディスカバリバーストが送られたSACCH期間中の遠隔局123〜127のRxqualと比較すべき良好な基準期間であることが可能である。1つの理由は、遠隔局123〜127の環境が、いずれのディスカバリバーストとも無関係にRxQualが低下するように変化することである。このことは、遠隔局123〜127が、他の遠隔局123〜127から強い干渉を受ける場合に、または遠隔局の信号が、不良なマルチパスフェージングを経験する場合に生じる。
SACCH期間#11内に示される1/4ディスカバリバーストレート(4つ目のフレームごとに1つのディスカバリバーストが送信される)が、一般に、MUROS候補の良好な目安である。そこから、基地局110、111、114は、SACCH期間#13内に2倍の数のディスカバリバーストを送信し(2つ目のフレームごとに1つのディスカバリバーストが送信される)、あるいは基地局110、111、114は、ディスカバリバーストの電力レベルを変更する。
添付の図面の図18は、単一のチャネルを共有する第1の信号と第2の信号を生成するように多元接続通信システムにおいて動作するための装置を示す。(第1および第2の遠隔局123〜127についての)第1のデータソース4001および第2のデータソース4002が、送信のために第1のデータ4024、および第2のデータ4025をもたらす。系列ジェネレータ4003が、第1の系列4004、および第2の系列4005を生成する。第1のコンバイナ4006が、第1の系列4004と第1の4024データとを組み合わせて(コンバインしてcombine)、第1の組み合わされたデータ4008を生成する。第2のコンバイナ4007が、第2の系列4005と第2のデータ4025とを組み合わせて(コンバインしてcombine)、第2の組み合わされたデータ4009を生成する。
第1の組み合わされたデータ4008、および第2の組み合わされたデータ4009は、第1の搬送周波数4011および第1のタイムスロット4012を使用して、第1の組み合わされたデータ4008と第2の組み合わされたデータ4009の両方を変調するために送信機変調器4010に入力される。この例において、搬送周波数は、発振器4021によって生成される。送信器変調器が、第1の変調された信号4013、および第2の変調された信号4014をコンバイナ4022に出力し、コンバイナ4022が、変調された信号4013、4014を組み合わせて(コンバインしてcombine)、送信のための組み合わされた信号を生成する。コンバイナ4022に接続されたRFフロントエンド4015が、この組み合わされた信号をベースバンドからRF(無線周波数)周波数にアップコンバートすることによって、この組み合わされた信号を処理する。このアップコンバートされた組み合わされた信号が、アンテナ4016に送られ、このアップコンバートされた信号は、電磁放射を介して送信される。コンバイナ4022は、送信機変調器4010またはRFフロントエンド4015または別個のデバイスの一部分であることが可能である。

VAMOSのためのSACCHのDTXパフォーマンス
関連する制御チャネル(ACCH)のロバスト性が、ACCHが(トラヒックチャネル、TCHとは異なり)組み込まれた冗長性を全く有さないため、ネットワークボイス容量に影響を与える。つまり、すべてのACCHデータは、専用のデータセッション、例えば、ボイスセッションを継続するために、ほとんど誤りなしに受信されなければならない。ACCHは、低速の関連する制御チャネル(SACCH)と、高速の関連する制御チャネル(FACCH)とを備える。
通信ネットワークは、同一のチャネル上で複数の遠隔局と通信する。これを行うため、第1の信号が、第1の電力レベルで送信され、この信号は、第1の遠隔局に向けられた第1のデータを含み、さらに第2の信号が、第1の信号と同時に第2の電力レベルで、同一のチャネル上で送信され、第2の信号は、第2の遠隔局に向けられた第2のデータを含む。第1のデータは第1のSACCHデータを含み、第2のデータは第2のSACCHデータを含む。
ネットワークは、2つの状況において、このように通信する。第1の状況において、第1の基地局は、第1の信号を送信し、第2の基地局は、第2の信号を送信する。第2の状況において、第1の基地局は、第1の信号と第2の信号の両方を送信する。第2の状況において、第1の信号と第2の信号は、送信機において組み合わされ(コンバインされ)、1つの信号として送信され得る。
基地局110、111、114は、マルチユーザオンワンスロット(MUROS(Multi-User on One Slot))またはボイスサービスオーバアダプティブマルチユーザオンワンタイムスロット(VAMOS(Voice services over Adaptive Multi-user on One timeSlot))という総称で知られている方法により動作することによって、第1の信号と第2の信号を同一のチャネル上で送信する。これらの方法によれば、異なるトレーニング系列が、各信号に関して使用される。この動作原理は、2つより多くの遠隔局に拡張され得る。
各遠隔局は、第1のSACCHデータと第2のSACCHデータを同一のチャネル上で同時に受信する。第2の遠隔局が、第2のSACCHデータを第2の遠隔局が受信する電力レベルよりも高いレベルで、例えば10dB高いレベルで、第1のSACCHデータを受信した場合、第1のSACCHデータは、第2の遠隔局において第2のSACCHデータに干渉し、それによって、第2の遠隔局において、受信された第2のSACCHデータの品質が第2の遠隔局によって呼を維持するには大き過ぎるほど低下させられる。
第1のSACCHデータを第2のSACCHデータから時間的にずらすことにより、第2の遠隔局が、第1のSACCHデータと第2のSACCHデータとを異なる時点で受信し、したがって、第1のSACCHデータが、第2の遠隔局において第2のSACCHデータに干渉しないため、前述の問題が、概ね回避され得る。
さらに、第1のSACCHデータと第2のSACCHデータが前述したとおりずらされる場合、第2のSACCHデータの電力レベルを、第2のSACCHデータが第1のSACCHデータにそれでも干渉しないように増加することができる。このことは、第2の遠隔局が、第2の遠隔局によって受信される第2のSACCHデータの品質の低下を経験する場合、第2の遠隔局に有利である。例えば、第2の遠隔局が、第1の遠隔局より大きな、基地局からのパスロスを被り、さらにマルチパスに起因する急なまたは一時的なフェージングを経験する。
DTXは、ワイヤレスデバイス(例えば、遠隔局)のマイクロフォンに有意な音声(ボイス)入力が全く存在しない場合に、音声データの送信を一時的に中断することによって、ワイヤレスデバイスの全体的な効率を向上させる方法である。通常、双方向の会話の際、遠隔局のユーザは、時間の半分よりわずかに短い間話す。送信のデューティサイクルは、送信機信号が、音声入力の期間中にだけオンに切り換えられる場合、50パーセント未満に削減され得る。このことは、干渉を低減すること、およびバッテリ電力を節約することによって、効率を向上させる。
進行中の音声(ボイス)呼は、低速の関連する制御チャネル(SACCH)上でメッセージ送信することによって維持される。基地局110、111、114は、例えば、遠隔局123〜127のRXQualの値のような情報を含む遠隔局123〜127のSACCHレポートに依拠して、次に何を行うべきかを決定する。SACCHは、SACCH期間ごとに1回、送信される。各SACCH期間は、強化された電力制御(EPC)が使用されない限り、104フレームの長さ(480ミリ秒)であり、EPCが使用される場合は、期間の長さは26フレーム(120ミリ秒)に短縮される。遠隔局123〜127は、SACCH期間内に、前のSACCH期間中のSACCHのパフォーマンスを示すレポートを送信する。したがって、報告する際に480ミリ秒または120ミリ秒の遅延が存在する。
ネットワークは、隣接セルの通信信号の間に、特に、大きな同一チャネル干渉(CCI)または隣接チャネル干渉(ACI)を有する信号の間に、時間オフセットを適用する(ステップ1530)。例えば、時間オフセットは、整数のデータフレーム持続時間である。その結果、SACCHは、TCHの電力より大きい電力で基地局によって送信されるものの、セルのクラスタの中の1つのセルだけが、任意の時点でセルのSACCHの電力レベルを上昇させている。
時間オフセットは、いくつかの遠隔局のそれぞれに関して異なり、したがって、各遠隔局のSACCHは、その他の遠隔局のSACCHから時間的にずらされている。このようにフレームオフセットを適用するために、ネットワークは、例えば、いくつかの基地局が、共通の時間基準を利用し、さらに各基地局が、その共通の時間基準との関係で時間オフセットを適用することによって、基地局の送信を同期させる。
このため、前述したとおり、2つ以上の遠隔局に向けられたSACCH送信をずらすことは、同一チャネル動作が、遠隔ペアにされた遠隔局123〜127の少なくとも一方によって受信されるSACCHデータの品質を、他方の遠隔局123〜127に向けられたデータからの干渉のために、低下させるという問題を部分的に解消する。SACCHデータは、SACCHが冗長性を全く有さない、すなわち、すべてのSACCHフレームが、ほとんど誤りなしに受信されなければならないため、トラヒック(TCH)データと比べて、同一チャネル動作によって受ける悪影響がより大きい。
より詳細には、時間オフセットは、基地局によって送信されるすべてのデータに適用される、またはSACCHデータだけに適用される(例えば、トラヒックデータには適用されない)、または少なくともSACCHデータには適用されることが可能である。以下に説明されるのは、第1のSACCHデータと第2のSACCHデータが互いに時間的にずらされる例示的な実施形態である。

DTXパフォーマンス分析
図19は、レガシーVAMOSモードにおけるトラヒックチャネルハーフレート音声(TCH/HS)および低速の関連する制御チャネル/ハーフレート音声(SACCH/HS)に関するTDMAフレームマッピングの例を示す。
図20は、シフテッドSACCHモードにおけるトラヒックチャネルハーフレート音声(TCH/HS)および低速の関連する制御チャネル/ハーフレート音声(SACCH/HS)に関するTDMAフレームマッピングの例を示す。
例えば、2つのハーフレート(HR)チャネルを再使用する4名のユーザ(u1からu4)が存在する。ユーザu1およびu2は、レガシーTDMAフレームマッピングを使用するレガシー遠隔局123〜127である。ユーザu3およびu4(またはu3’およびu4’)は、VAMOS対応の遠隔局123〜127である。u3とu3’(u4とu4’)の違いは、u3とu3’が異なるフレームマッピング方法を使用していることである。u3は、レガシーフレームマッピング方法を使用し、u3’は、シフテッドSACCHマッピング方法を使用する。遠隔局123〜127、u1およびu3(またはu3’)が、一方のハーフレート(HR)チャネルにおける2名のペアにされたユーザである。遠隔局123〜127、u2およびu4(またはu4’)が、他方のハーフレート(HR)チャネルにおける2名のペアにされたユーザである。
音声が非アクティブの間の不連続送信(DTX)は、様々なセルラ音声通信システムにおいて適用される。これは、基本的に、音声沈黙の期間中に送信をオフにする技術である。目的は、無線インターフェース上で同時に送信している他のユーザにもたらされる干渉を低減し、遠隔局123〜127におけるバッテリ電力を節約することである。DTXは、音声フレーム中に動作させられる。SACCHシグナリングフレームは、このDTXモードを使用しない。つまり、ペアにされたMUROSユーザが、図19に示されるとおり、レガシーVAMOSモードにおいてマッピング方法を使用する場合、SACCHは、TCHがDTXから利益を得るのと同様には、DTXから利益を得ない可能性がある。2つのペアにされた遠隔局の第1の遠隔局に関するSACCHの干渉は、ペアにされた第2の遠隔局の受信機において絶え間なく存在する。
他方、ペアにされたMUROSユーザが、図20に示されるシフテッドSACCHモードでマッピング方法を使用する場合、ペアにされた第1の遠隔局に関するSACCH情報が、ペアにされた第2の遠隔局のTCHフレームと同時に送信され、ペアにされた第2の遠隔局に関するSACCH情報が、ペアにされた第1の遠隔局のTCHフレームと同時に送信される。DTXが、使用可能にされる、またはアクティブである場合、ペアにされたユーザの音声が非アクティブである際に、SACCH情報が、完全な電力で、GMSK変調で送信されて、リンクの劣化に対するSACCHデータリンクの耐性を高めることが可能である。したがって、この場合、SACCHパフォーマンスが向上させられる。
トラヒックチャネル(TCH)と比較された関連する制御チャネル(ACCH)の相対パフォーマンスが、ACCHリンクレベルパフォーマンスをグラフ表示することによって評価された。ACCHは、高速の関連する制御チャネル(FACCH)と、低速の関連する制御チャネル(SACCH)とを備える。
図21は、1%FERに関してSACCHによって使用されるC/Iに対する、1%FERに関してTCHのために使用されるC/IのDTXパフォーマンス分析の図である。この図は、DTXを使用する比較、およびDTXを使用しない比較を含め、レガシーDARP受信機とMUROS(またはVAMOS)受信機の相対パフォーマンスを表す。曲線211は、レガシーDARP TCHを表す。曲線212は、レガシーDARP SACCHを表す。曲線213は、DTXを使用しないMUROS(VAMOS)TCHを表す。曲線214は、DTXを使用しないMUROS(VAMOS)SACCHを表す。曲線215は、DTXを使用しないMUROS(VAMOS)TCHを表す。曲線216は、DTXを使用するMUROS(VAMOS)シフテッドSACCHを表す。図21に示されるとおり、識別文字aおよびbは、それぞれ、(i)レガシーDARP受信機のSACCHおよびTCHに関して1%のFERを実現するのに使用されるC/Iの値と、(ii)VAMOS受信機のSACCHおよびTCHに関して1%のFERを実現するのに使用されるC/Iの値の違いを表す。例えば、グラフ上の識別子、aは、レガシーDARP SACCH(曲線212)が、レガシーDARP TCH(曲線211)と比べて、1%のFERを実現するのに、より高いC/I比を使用することを示す。同様に、グラフ上の識別子、bは、DTXがオンでないMUROS SACCH(曲線214)が、DTXがオンでないMUROS TCH(曲線213)と比べて、1%のFERを実現するのに、より高いC/I比を使用することを示す。
値cおよびdは、MUROS/VAMOS受信機に関して、DTXがオンである場合のTCH(曲線215)およびSACCH(曲線216)のパフォーマンス向上を表す。例えば、グラフ上の識別子dは、DTXを使用しないMUROS SACCH(曲線214)が、DTXを使用するシフテッドSACCH(曲線216)と比べて、1%のFERを実現するのに、より高いC/I比を要求することを示す。
同様に、グラフ上の識別子cは、DTXを使用しないMUROS TCH(曲線213)が、DTXがオンであるMUROS TCH(曲線215)と比べて、1%のFERを実現するのに、より高いC/I比を要求することを示す。簡単のため、1%のFERポイントが、TCHとSACCHの両方に関して使用される。このため、VAMOSが導入された場合のSACCHのパフォーマンス低下は、以下のとおり得られることが可能である。すなわち、
上記から、パフォーマンス低下は、DTXがオン(すなわち、アクティブ)である場合に、より大きいことを見て取ることができる。つまり、SACCHに関して1%のFERを実現するのに使用されるC/Iの、TCHに関して使用されるC/Iに対する比、すなわち、SACCHに関連する低下は、レガシーDARP遠隔局123〜127の場合と比べて、レガシーMUROS遠隔局123〜127に関してより大きく、すなわち、
である。
レガシーMUROS遠隔局は、タイムシフテッドSACCHモード、またはシフテッドSACCHモードを使用しない。非レガシーMUROS遠隔局は、タイムシフテッドSACCHを使用し、すなわち、シフテッドSACCHモードで動作する。
シフテッドSACCH方法がMUROSユーザに関して使用される場合、状況は、改善される。つまり、第1の遠隔局に向けて第1の基地局によって送信されるSACCH信号は、第2の遠隔局に向けて第1の基地局によって送信されるSACCH信号に干渉しないため、パフォーマンス低下はより小さい。同様に、第2の遠隔局に向けて第1の基地局によって送信されるSACCH信号は、第1の遠隔局に向けて第1の基地局によって送信されるSACCH信号に干渉しない。
SACCH信号は、互いにタイムシフトされるため、すなわち、SACCH信号は、実質的に同時でないため干渉しない。シフテッドSACCHモードに関して、TCHに対するSACCHの相対パフォーマンスは、レガシーDARP受信機のそのような相対パフォーマンスと比べてさえ、より小さいことが可能である。
したがって、SACCH degrad3は、0より小さいことが可能である。
SACCH C/IパフォーマンスとTCH C/Iパフォーマンスの差は、シフテッドSACCHを使用することによって小さくすることが可能である。SACCHのリンクレベルパフォーマンスは、TCHとよりよく合致する。つまり、1%のFERを実現するのにSACCHによって使用されるC/Iは、第1の遠隔局に関するSACCHが、第2の遠隔局に関するSACCHに対して互い違いにされた、またはタイムシフトされた場合、TCHによって使用されるC/Iにはるかに近くなる。このことは、TCH通信チャネルが十分なパフォーマンスを示しながら、SACCH通信チャネルがパフォーマンス低下を被る状況に関して音声(ボイス)容量を増加させる。

シミュレーション想定
シミュレーション想定が、以下の表7に示される。

シミュレーション結果
図22Aは、DTXを使用しないTCHパフォーマンスおよびSACCHパフォーマンスのグラフである。曲線221は、SACCHに関するパフォーマンスを表し、曲線222は、TCHに関するパフォーマンスを表す。DTXは、1秒の平均アクティブ期間で0.6のアクティブを有するマルコフ状態モデルによってモデル化された。
図22Bは、DTXを使用するTCHおよびSACCHのパフォーマンス、ならびにDTXを使用しないTCHおよびSACCHのパフォーマンスのグラフである。曲線223は、DTXを使用するTCHに関するパフォーマンスを表し、曲線224は、DTXを使用しないTCHに関するパフォーマンスを表し、曲線225は、DTXを使用しないSACCHに関するパフォーマンスを表し、さらに曲線226は、DTXを使用するSACCHに関するパフォーマンスを表す。
DTXを使用するSACCH相対パフォーマンス、およびDTXを使用しないSACCH相対パフォーマンスのシミュレーション結果が、以下の表8および表9に示される。
前述の表8から、ハーフレートチャネル符号器4.75に関するトラヒックチャネル(TCH/AHS4.75)に対するSACCHの相対パフォーマンスは、レガシーDARP受信機において見られる低下(第2の列)と比べて、DTXがオンである場合のレガシーMUROSモード(第4の列)において、より低下していることを見て取ることができる。モバイル電話システム1(MTS1)における相対値は、2.6dBから3.1dBまでである。レガシーDARP受信機と比較された、MUROSモードにおけるTCH/AHS4.75に対するSACCHの低下は、0.8dBから1.3dBまでである。シフテッドSACCH方法が使用される場合、SACCHの相対パフォーマンスは、レガシーDARP受信機より良好である。
同一の状況が、表9に示されるMTS2の例においても存在する。低下は、DTXがオンである場合、1.1dBから1.7dBまでである。シフテッドSACCH方法が使用された場合、TCHに対するSACCH相対パフォーマンスの損失は、モバイル電話機システム2(MTS2)シナリオにおいて、1.7dBから0.1dBに小さくなる。
この場合のシミュレーション結果は、最大低下値ではないことに留意されたい。SCPIR干渉タイプなどのいくつかの態様が、低下値に影響する可能性がある。その場合、VAMOSに関するSACCHのリンクレベルパフォーマンス低下は、無視されない可能性がある。
SACCHパフォーマンスの一例において、絶対パフォーマンスが、DARP受信機の規定点に照らして調べられる。この値は、表10に示される。次に、関連する制御チャネル(ACCH)パフォーマンス評価の別の基準が測定される。トラヒックチャネルと比較されたACCHの相対パフォーマンスが、リンクレベルでシミュレートされた。
別の例において、DTXモードにおけるSACCH対TCHの相対パフォーマンスがさらに考慮される。シミュレーション結果が、表11および表12に与えられる。表12は、シフテッドSACCHを使用する利点を示す。
表11から、SACCHとTCHの相対値は、VAMOSが導入された場合、約1.7dB低下することを見て取ることができる。シフテッドSACCHが使用された場合、SACCHのパフォーマンスは、向上させられ、1%のFERのためにSACCHによって使用されるC/Iと、TCHによって使用されるC/Iの相対値は、レガシーの非VAMOSレベルに維持される。それらの結果は、表12の最後の行で見ることができる。
さらに、前述のすべての結果は、26マルチフレームの全体にわたる決められたSCPIRに基づく。さらなるSACCHパフォーマンス向上のために、SCPIRが、SACCHフレーム割当て時に調整されることが可能である。同一の送信電力レベルで、SACCHサブチャネルは、より高い電力比を有することが可能であるのに対して、TCHサブチャネルは、わずかに低い電力比を有する。SACCHとTCHの相対パフォーマンスは、適切なSCPIR値を使用して、さらに向上させられることが可能である。

適合性の考慮事項
遠隔局123〜127に対する影響
提示される概念の動作は、ペアにされたユーザにおいてシフテッドSACCHマッピングをサポートする少なくとも1つのVAMOS移動局を使用する。VAMOS移動局は、26マルチフレーム内で新たなマッピング方法を使用して動作することができる。シフテッドSACCHマッピングのサポートは、ネットワークに通知される。遠隔端末装置123〜127の測定結果に対して最小限の影響しか存在せず、ハードウェア実施形態に対しても最小限の影響しか存在しない。

BS110、111、114に対する影響
送信機と受信機の両方が、VAMOSモードにおける新たなマッピング方法を実施するのに使用される。BS110、111、114がダウンリンク電力制御をトリガすると、2つのサブチャネル間のSACCH情報に関するいくつかのフレームの遅延が考慮に入れられ得る。BS110、111、114によって決定されるダウンリンク電力レベルは、影響を受けない測定結果のため、レガシーマッピング方法の場合と同一に保たれる。アップリンク電力制御に関して、BS110、111、114は、2つのサブチャネルに関する測定を別々に扱い、測定結果に基づいて、2つのサブチャネルに関するアップリンク電力レベルを決定する。シフテッドSACCH方法とレガシーSACCH方法の違いは、電力制御コマンドが、同一のフレームで2つのユーザに送れない可能性があることである。遠隔端末装置123〜127側における受信時間は、これらの電力制御コマンドの間にわずかな間隔を有する。電力制御期間は、通常、1.5秒なので、そのような小さい間隔は、有意ではない可能性がある。
SACCHフレーム位置をシフトするだけである場合、最小限のトラヒックチャネルパフォーマンス低下しか存在しない。SACCHフレームがシフトされた後のTCHフレーム位置変化に関して、最大音声ブロック間隔は、レガシーマッピング事例と比べて、1つだけフレームが多い。この種の許容差は、BS110、111、114によって容認され得る。
シフテッドSACCH方法を使用することは、VAMOSモードにおけるユーザのマッピングスキームに影響を与える。このため、VAMOSモードを使用することによってもたらされる影響と比べて、AbisインターフェースおよびAインターフェースに対する有意でない影響が存在する。
前述の例において、SACCH相対パフォーマンスに対するDTXの影響が分析され、いくつかのシミュレーション結果が提示された。それらの分析およびシミュレーション結果から、SACCHのリンクレベルパフォーマンスは、特にDTXモードにおいてシフテッドSACCH方法を使用することから利益を得ることが可能であることが見て取れ得る。
前述の分析から、シフテッドSACCHは、レガシーの非VAMOSレベルにおけるTCHと比べて、SACCHの相対パフォーマンスを向上させる目的を達する簡単なソリューションである。さらに、SACCHフレーム割当てを移すことは、SCPIRを単に調整することによって、SACCHとTCHの間のパフォーマンスのバランスをとる、より高い柔軟性を許す。
別の例において、繰り返されるSACCHを使用することは、SACCHのパフォーマンスを向上させる代替のソリューションである。
この説明において説明され、添付の図面に示される方法ステップは、本発明の範囲を逸脱することなく、入れ替えられることが可能であることが当業者には理解されよう。
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表されることが可能であることが当業者には認識されよう。例えば、この説明で言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、およびシンボルは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気粒子、光の場または光の粒子、あるいは以上の任意の組合せによって表され得る。
本明細書で開示される実施例に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェアとして、コンピュータソフトウェアとして、あるいは電子ハードウェアとコンピュータソフトウェアの組合せとして実施され得ることが当業者にはさらに認識されよう。ハードウェアとソフトウェアの、この互換性を明確に示すのに、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、以上において、概ね機能の点で説明されてきた。そのような機能がハードウェアとして実施されるか、またはソフトウェアとして実施されるかは、全体的なシステムに課せられた特定の応用上、および設計上の制約に依存する。当業者は、それぞれの特定の用途のために、説明される機能を様々な仕方で実施することが可能であるが、そのような実施上の決定が、本発明の範囲からの逸脱を生じさせるものと解釈してはならない。
本明細書で開示される実施例に関連して説明される様々な、例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートのゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートのハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明される機能を実行するように設計された以上の任意の組合せを使用して実施される、または実行されることが可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることが可能であるが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンであってもよい。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは他の任意のそのような構成として実施されることも可能である。
本明細書で開示される実施例に関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはハードウェアとそのようなソフトウェアモジュールの組合せで実施されることが可能である。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、あるいは当技術分野で知られている他の任意の形態の記憶媒体の中に存在することが可能である。例示的な記憶媒体は、プロセッサが、その記憶媒体から情報を読み取ること、およびその記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。別の例において、記憶媒体は、プロセッサと一体となっていることが可能である。このプロセッサと記憶媒体は、ASIC内に存在することが可能である。このASICは、ユーザ端末装置内に存在することが可能である。代替として、このプロセッサと記憶媒体は、ユーザ端末装置内のディスクリートの構成要素として存在してもよい。
開示される実施例の説明は、任意の当業者が本発明を作成する、または使用することを可能にするように与えられる。これらの実施例の様々な変形が、当業者には直ちに明白となり、本明細書で規定される一般的原理は、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、他の実施例にも適用されることが可能である。このため、本発明は、本明細書で示される実施例に限定されることは意図しておらず、本明細書で開示される原理、および新奇な特徴と合致する最も広い範囲を与えられるべきものとする。
開示される実施例の説明は、任意の当業者が本発明を作成する、または使用することを可能にするように与えられる。これらの実施例の様々な変形が、当業者には直ちに明白となり、本明細書で規定される一般的原理は、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、他の実施例にも適用されることが可能である。このため、本発明は、本明細書で示される実施例に限定されることは意図しておらず、本明細書で開示される原理、および新奇な特徴と合致する最も広い範囲を与えられるべきものとする。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 第1のデータソースと、
時間基準と、
第1の時間遅延されたデータを生成するために、前記時間基準に対し時間オフセットだけ前記第1のデータを遅延させる、前記第1のデータソースおよび前記時間基準に結合された時間オフセットアロケータと、
第1の送信データを生成するために、前記第1の時間遅延されたデータを変調し、増幅し、送信する、前記時間オフセットアロケータに結合された送信機と、
前記時間オフセットアロケータの動作を制御するための、前記時間基準、前記時間オフセットアロケータ、および前記送信機に結合されたプロセッサと、
前記プロセッサが使用する第2のデータと命令とを記憶する、前記プロセッサに結合されたメモリと、前記第2のデータは第1の遅延値を表すデータを備える、
を備える送信装置であって、
前記送信装置は、前記時間基準および前記第1の遅延値に応じて、第1の時間遅延だけ前記第1のデータを遅延させるように構成された送信装置。
[2] 前記第1の遅延値は、データフレームの総数に対応する請求項[1]記載の送信装置。
[3] 前記送信装置は、さらに、前記時間オフセットアロケータに結合された第3のデータソースを備え、
前記第2のデータは、第2の遅延値を表すデータをさらに備え、
前記送信装置は、さらに、第2の時間遅延されたデータを生成するために、前記時間基準および前記第2の遅延値に応じて、第2の時間遅延だけ前記第3のデータを遅延させるように構成され、
前記送信機は、さらに、第2の送信データを生成するために、前記第2の時間遅延されたデータを変調し、送信するように構成される、
[1]記載の送信装置。
[4] 前記第1の時間遅延と前記第2の時間遅延は、少なくとも1フレームである量だけ異なる[3]記載の送信装置。
[5] 前記第2の時間遅延は、前記第1のデータの持続時間以上である[3]記載の送信装置。
[6] 前記送信機は、さらに、前記第1のデータの一部分を、前記第1のデータの残りの部分とは異なる量だけ増幅するように構成される[1]または[3]記載の送信装置。
[7] 前記第1のデータの前記一部分はシグナリングデータを備え、前記残りの部分はトラヒックデータを備える[6]記載の送信装置。
[8] 複数の宛先に制御データおよび情報データを送信する方法であって、
異なる宛先に向けられた制御データの前記送信は、単一の宛先における前記データの衝突を回避するために時間的にずらされ、制御データの前記送信の電力は、その制御データに関し意図される前記宛先までの距離に応じて調整される方法。
[9] 1つの宛先に向けられた前記制御データは1つのソースから送信され、別の宛先に向けられた制御データは、別の異なるソースから送信される[8]記載の方法。
[10] 前記制御データは、単一のソースから前記複数の宛先に送信される[8]記載の方法。
[11] 制御データは、情報データと同時に送信されることが可能である[8]、[9]、または[10]のいずれか1つに記載の方法。
[12] シグナリングデータを備える前記第1のデータの前記一部分は遅延させられ、トラヒックデータを備える前記第1のデータの別の異なる部分の少なくとも一部は遅延させられない[7]に記載の送信装置。
[13] 前記第1の時間遅延されたデータと前記第2の時間遅延されたデータを同一の周波数および同一の時分割多元接続TDMAのタイムスロットの中で送信する手段を備える[3]に記載の送信装置。
[14] 前記第1のデータの第1の部分はシグナリングデータを備え、前記第1のデータの前記第1の部分とは異なる第2の部分はトラヒックデータを備え、
前記送信装置は、前記第1のデータの前記第2の部分を、不連続送信DTXを使用して送信する手段を備える、
[1]または[3]に記載の送信装置。
[15] フルレート未満であるデータレートで前記第1のデータの前記第2の部分を送信する手段をさらに備える[14]に記載の送信装置。
[16] 少なくとも1つの基地局と、複数の遠隔局とを備える通信システムであって、
前記遠隔局に向けられたトラヒックデータおよびシグナリングデータは、前記少なくとも1つの基地局によって、トラヒックフレームの定義された系列およびシグナリングフレームの定義された系列で送信され、
前記遠隔局の少なくとも2つは、その2つの遠隔局のそれぞれのトラヒックフレームおよびシグナリングフレームを、同時に、および同一の周波数で受信するように構成され、
前記少なくとも2つの遠隔局の前記系列は、前記2つの遠隔局のそれぞれについての前記シグナリングフレームが、前記定義された系列において異なる位置を占めるように定義されている、通信システム。
[17] 前記トラヒックデータはトラヒック電力レベルで送信され、前記シグナリングデータはシグナリング電力レベルで送信され、
前記シグナリング電力レベルは、1つの遠隔局についてのシグナリングフレームと、別の遠隔局についてのトラヒックフレームとが同一の位置を占めるとき、前記トラヒック電力レベルより高くなるように制御される、
[16]に記載の通信システム。
[18] [16]に記載の通信システムにおいて使用するための遠隔局であって、
前記遠隔局用の前記遠隔局向けのデータを、別の遠隔局向けのデータと一緒に、同一の周波数および同一のタイムスロット内で受信する第1の受信する手段と、
前記別の遠隔局向けのシグナリングデータを受信するために割り当てられた第2の時間間隔とは異なる第1の時間間隔中に、前記遠隔局用の前記遠隔局向けのシグナリングデータを受信する第2の受信する手段と、
前記遠隔局が前記第2の受信する手段を備えるという通知を送信する手段と、
を備える遠隔局。
[19] 前記第2の受信する手段は、前記別の遠隔局向けのトラヒックデータを送信するために割り当てられた時間間隔中に、前記遠隔局用の前記遠隔局向けの前記シグナリングデータを受信するように構成される[18]に記載の遠隔局。
[20] 通信システムの基地局において使用するための送信装置であって、
少なくとも2つの遠隔局向けのトラヒックデータおよびシグナリングデータを、トラヒックフレームの定義された系列およびシグナリングフレームの定義された系列で送信する手段を備え、前記少なくとも2つの遠隔局の前記系列は、前記2つの遠隔局のそれぞれに向けた前記シグナリングフレームが前記定義された系列中で異なる位置を占めるように定義されている、送信装置。
[21] 前記トラヒックデータをトラヒック電力レベルで送信する手段と、
前記シグナリングデータをシグナリング電力レベルで送信する手段と、
1つの遠隔局向けのシグナリングフレームと別の遠隔局に向けのトラヒックフレームとが同一の位置を占めるとき、前記トラヒック電力レベルより高くなるように前記シグナリング電力レベルを制御する手段と、
を備える[20]に記載の送信装置。
[22] 1つの遠隔局が、別の異なる遠隔局に向けのシグナリングデータを送信するために割り当てられた第2の時間間隔とは異なる第1の時間間隔中に送信されたシグナリングデータを受信することができるという通知を受信する手段と、
前記第1の時間間隔中に前記1つの遠隔局向けのシグナリングデータを送信し、前記第2の時間間隔中に別の異なる遠隔局向けのシグナリングデータを送信する手段と、
を備える[20]または[21]に記載の送信装置。
[23] さらに、不連続送信DTXを使用して前記トラヒックデータを送信する手段を備える[20]から[22]のいずれか1つの記載の送信装置。
[24] プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信するメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、
を備え、
前記命令は前記プロセッサが、少なくとも2つの遠隔局向けのトラヒックデータおよびシグナリングデータを、トラヒックフレームの定義された系列およびシグナリングフレームの定義された系列で送信することを可能にし、前記少なくとも2つの遠隔局の前記系列は、前記2つの遠隔局のそれぞれに向けた前記シグナリングフレームが前記定義された系列中で異なる位置を占めるように定義されている、送信装置。
[25] コンピュータにデータを送信させるコードを含むコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、
前記コードは、
少なくとも2つの遠隔局向けのトラヒックデータおよびシグナリングデータを、トラヒックフレームの定義された系列およびシグナリングフレームの定義された系列で送信させるコードを含み、前記少なくとも2つの遠隔局の前記系列は、前記2つの遠隔局のそれぞれに向けた前記シグナリングフレームが前記定義された系列中で異なる位置を占めるように定義されている、
コンピュータプログラム製品。

Claims (25)

  1. 第1のデータソースと、
    時間基準と、
    第1の時間遅延されたデータを生成するために、前記時間基準に対し時間オフセットだけ前記第1のデータを遅延させる、前記第1のデータソースおよび前記時間基準に結合された時間オフセットアロケータと、
    第1の送信データを生成するために、前記第1の時間遅延されたデータを変調し、増幅し、送信する、前記時間オフセットアロケータに結合された送信機と、
    前記時間オフセットアロケータの動作を制御するための、前記時間基準、前記時間オフセットアロケータ、および前記送信機に結合されたプロセッサと、
    前記プロセッサが使用する第2のデータと命令とを記憶する、前記プロセッサに結合されたメモリと、前記第2のデータは第1の遅延値を表すデータを備える、
    を備える送信装置であって、
    前記送信装置は、前記時間基準および前記第1の遅延値に応じて、第1の時間遅延だけ前記第1のデータを遅延させるように構成された送信装置。
  2. 前記第1の遅延値は、データフレームの総数に対応する請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記送信装置は、さらに、前記時間オフセットアロケータに結合された第3のデータソースを備え、
    前記第2のデータは、第2の遅延値を表すデータをさらに備え、
    前記送信装置は、さらに、第2の時間遅延されたデータを生成するために、前記時間基準および前記第2の遅延値に応じて、第2の時間遅延だけ前記第3のデータを遅延させるように構成され、
    前記送信機は、さらに、第2の送信データを生成するために、前記第2の時間遅延されたデータを変調し、送信するように構成される、
    請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記第1の時間遅延と前記第2の時間遅延は、少なくとも1フレームである量だけ異なる請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記第2の時間遅延は、前記第1のデータの持続時間以上である請求項3に記載の送信装置。
  6. 前記送信機は、さらに、前記第1のデータの一部分を、前記第1のデータの残りの部分とは異なる量だけ増幅するように構成される請求項1または3に記載の送信装置。
  7. 前記第1のデータの前記一部分はシグナリングデータを備え、前記残りの部分はトラヒックデータを備える請求項6に記載の送信装置。
  8. 複数の宛先に制御データおよび情報データを送信する方法であって、
    異なる宛先に向けられた制御データの前記送信は、単一の宛先における前記データの衝突を回避するために時間的にずらされ、制御データの前記送信の電力は、その制御データに関し意図される前記宛先までの距離に応じて調整される方法。
  9. 1つの宛先に向けられた前記制御データは1つのソースから送信され、別の宛先に向けられた制御データは、別の異なるソースから送信される請求項8に記載の方法。
  10. 前記制御データは、単一のソースから前記複数の宛先に送信される請求項8に記載の方法。
  11. 制御データは、情報データと同時に送信されることが可能である請求項8、9、または10のいずれか1つに記載の方法。
  12. シグナリングデータを備える前記第1のデータの前記一部分は遅延させられ、トラヒックデータを備える前記第1のデータの別の異なる部分の少なくとも一部は遅延させられない請求項7に記載の送信装置。
  13. 前記第1の時間遅延されたデータと前記第2の時間遅延されたデータを同一の周波数および同一の時分割多元接続TDMAのタイムスロットの中で送信する手段を備える請求項3に記載の送信装置。
  14. 前記第1のデータの第1の部分はシグナリングデータを備え、前記第1のデータの前記第1の部分とは異なる第2の部分はトラヒックデータを備え、
    前記送信装置は、前記第1のデータの前記第2の部分を、不連続送信DTXを使用して送信する手段を備える、
    請求項1または3に記載の送信装置。
  15. フルレート未満であるデータレートで前記第1のデータの前記第2の部分を送信する手段をさらに備える請求項14に記載の送信装置。
  16. 少なくとも1つの基地局と、複数の遠隔局とを備える通信システムであって、
    前記遠隔局に向けられたトラヒックデータおよびシグナリングデータは、前記少なくとも1つの基地局によって、トラヒックフレームの定義された系列およびシグナリングフレームの定義された系列で送信され、
    前記遠隔局の少なくとも2つは、その2つの遠隔局のそれぞれのトラヒックフレームおよびシグナリングフレームを、同時に、および同一の周波数で受信するように構成され、
    前記少なくとも2つの遠隔局の前記系列は、前記2つの遠隔局のそれぞれについての前記シグナリングフレームが、前記定義された系列において異なる位置を占めるように定義されている、
    通信システム。
  17. 前記トラヒックデータはトラヒック電力レベルで送信され、前記シグナリングデータはシグナリング電力レベルで送信され、
    前記シグナリング電力レベルは、1つの遠隔局についてのシグナリングフレームと、別の遠隔局についてのトラヒックフレームとが同一の位置を占めるとき、前記トラヒック電力レベルより高くなるように制御される、
    請求項16に記載の通信システム。
  18. 請求項16に記載の通信システムにおいて使用するための遠隔局であって、
    前記遠隔局用の前記遠隔局向けのデータを、別の遠隔局向けのデータと一緒に、同一の周波数および同一のタイムスロット内で受信する第1の受信する手段と、
    前記別の遠隔局向けのシグナリングデータを受信するために割り当てられた第2の時間間隔とは異なる第1の時間間隔中に、前記遠隔局用の前記遠隔局向けのシグナリングデータを受信する第2の受信する手段と、
    前記遠隔局が前記第2の受信する手段を備えるという通知を送信する手段と、
    を備える遠隔局。
  19. 前記第2の受信する手段は、前記別の遠隔局向けのトラヒックデータを送信するために割り当てられた時間間隔中に、前記遠隔局用の前記遠隔局向けの前記シグナリングデータを受信するように構成される請求項18に記載の遠隔局。
  20. 通信システムの基地局において使用するための送信装置であって、
    少なくとも2つの遠隔局向けのトラヒックデータおよびシグナリングデータを、トラヒックフレームの定義された系列およびシグナリングフレームの定義された系列で送信する手段を備え、前記少なくとも2つの遠隔局の前記系列は、前記2つの遠隔局のそれぞれに向けた前記シグナリングフレームが前記定義された系列中で異なる位置を占めるように定義されている、送信装置。
  21. 前記トラヒックデータをトラヒック電力レベルで送信する手段と、
    前記シグナリングデータをシグナリング電力レベルで送信する手段と、
    1つの遠隔局向けのシグナリングフレームと別の遠隔局に向けのトラヒックフレームとが同一の位置を占めるとき、前記トラヒック電力レベルより高くなるように前記シグナリング電力レベルを制御する手段と、
    を備える請求項20に記載の送信装置。
  22. 1つの遠隔局が、別の異なる遠隔局に向けのシグナリングデータを送信するために割り当てられた第2の時間間隔とは異なる第1の時間間隔中に送信されたシグナリングデータを受信することができるという通知を受信する手段と、
    前記第1の時間間隔中に前記1つの遠隔局向けのシグナリングデータを送信し、前記第2の時間間隔中に別の異なる遠隔局向けのシグナリングデータを送信する手段と、
    を備える請求項20または21に記載の送信装置。
  23. さらに、不連続送信DTXを使用して前記トラヒックデータを送信する手段を備える請求項20から22のいずれか1つの記載の送信装置。
  24. プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信するメモリと、
    前記メモリに記憶された命令と、
    を備え、
    前記命令は前記プロセッサが、少なくとも2つの遠隔局向けのトラヒックデータおよびシグナリングデータを、トラヒックフレームの定義された系列およびシグナリングフレームの定義された系列で送信することを可能にし、前記少なくとも2つの遠隔局の前記系列は、前記2つの遠隔局のそれぞれに向けた前記シグナリングフレームが前記定義された系列中で異なる位置を占めるように定義されている、
    送信装置。
  25. コンピュータにデータを送信させるコードを含むコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、
    前記コードは、
    少なくとも2つの遠隔局向けのトラヒックデータおよびシグナリングデータを、トラヒックフレームの定義された系列およびシグナリングフレームの定義された系列で送信させるコードを含み、前記少なくとも2つの遠隔局の前記系列は、前記2つの遠隔局のそれぞれに向けた前記シグナリングフレームが前記定義された系列中で異なる位置を占めるように定義されている、
    コンピュータプログラム製品。
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