JP2014154700A - 露光装置、露光方法、デバイス製造方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】露光不良の発生を抑制できる露光装置を提供する。
【解決手段】露光装置は、液体を介して露光光で基板を露光する。露光装置は、露光光が射出される射出面を有する光学部材と、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、を有し、光学部材の下方で移動可能な物体上に第1液体の第1液浸空間を形成可能な第1液浸部材と、光路に対して第1液浸部材の外側に配置され、光学部材の下方で移動可能な物体上に、第1液浸空間から離れて、第2液体の第2液浸空間を形成可能な第2液浸部材と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】露光装置は、液体を介して露光光で基板を露光する。露光装置は、露光光が射出される射出面を有する光学部材と、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、を有し、光学部材の下方で移動可能な物体上に第1液体の第1液浸空間を形成可能な第1液浸部材と、光路に対して第1液浸部材の外側に配置され、光学部材の下方で移動可能な物体上に、第1液浸空間から離れて、第2液体の第2液浸空間を形成可能な第2液浸部材と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、露光装置、露光方法、デバイス製造方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
フォトリソグラフィ工程で用いられる露光装置において、例えば下記特許文献に開示されているような、液体を介して露光光で基板を露光する液浸露光装置が知られている。
液浸露光装置において、例えば液体が所定の空間から流出したり基板などの物体の上に残留したりすると、露光不良が発生する可能性がある。その結果、不良デバイスが発生する可能性がある。
本発明の態様は、露光不良の発生を抑制できる露光装置及び露光方法を提供することを目的とする。また、本発明の態様は、不良デバイスの発生を抑制できるデバイス製造方法、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、第1液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、露光光が射出される射出面を有する光学部材と、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、を有し、光学部材の下方で移動可能な物体上に第1液体の第1液浸空間を形成可能な第1液浸部材と、光路に対して第1液浸部材の外側に配置され、光学部材の下方で移動可能な物体上に、第1液浸空間から離れて、第2液体の第2液浸空間を形成可能な第2液浸部材と、を備える露光装置が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、第1液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、露光光が射出される射出面を有する光学部材と、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、第1部材に配置され、第1液体を供給する第1液体供給部と、第2部材に配置され、第1液体を回収する第1液体回収部と、を有し、光学部材の下方で移動可能な物体上に第1液体の第1液浸空間を形成可能な第1液浸部材と、第2部材に接続され、第1液体回収部から回収された第1液体が流れる回収流路を有する第3部材と、第2部材及び第3部材の一方又は両方の温度変化を抑制する抑制装置と、を備える露光装置が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、第1液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、露光光が射出される射出面を有する光学部材と、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置され、第1液体を供給する第1液体供給部を有する第1部材と、第1部材の周囲の少なくとも一部に配置され、第1液体を回収する第1液体回収部を有する回収部材と、第1部材及び回収部材の一方又は両方の下方において物体が対向可能に配置され、第1部材に対して移動可能な第2部材と、を有し、光学部材の下方で移動可能な物体上に第1液体の第1液浸空間を形成可能な第1液浸部材と、を備える露光装置が提供される。
本発明の第4の態様に従えば、第1〜第3のいずれか一つの態様の露光装置を用いて基板を露光することと、露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の第5の態様に従えば、光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で基板を露光する露光方法であって、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、基板上に第1液体の第1液浸空間を形成することと、第1液浸空間の第1液体を介して射出面から射出される露光光で基板を露光することと、基板の露光の少なくとも一部において、第1部材に対して第2部材を移動することと、光路に対して第1液浸部材の外側に配置された第2液浸部材を用いて、光学部材の下方で移動可能な物体上に、第1液浸空間から離れて、第2液体の第2液浸空間を形成することと、を含む露光方法が提供される。
本発明の第6の態様に従えば、光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で基板を露光する露光方法であって、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、第1部材に配置され、第1液体を供給する第1液体供給部と、第2部材に配置され、第1液体を回収する第1液体回収部と、を有する第1液浸部材を用いて、基板上に第1液体の第1液浸空間を形成することと、第1液浸空間の第1液体を介して射出面から射出される露光光で基板を露光することと、基板の露光の少なくとも一部において、第1部材に対して第2部材を移動することと、第2部材、及び第2部材に接続され第1液体回収部から回収された第1液体が流れる回収流路を有する第3部材の一方又は両方の温度変化を抑制することと、を含む露光方法が提供される。
本発明の第7の態様に従えば、光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で基板を露光する露光方法であって、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置され、第1液体を供給する第1液体供給部を有する第1部材と、第1部材の周囲の少なくとも一部に配置され、第1液体を回収する第1液体回収部を有する回収部材と、第1部材及び回収部材の一方又は両方の下方において光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、第1部材に対して移動可能な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、基板上に第1液体の第1液浸空間を形成することと、第1液浸空間の第1液体を介して射出面から射出される露光光で基板を露光することと、基板の露光の少なくとも一部において、第1部材に対して第2部材及び回収部材の一方又は両方を移動することと、を含む露光方法が提供される。
本発明の第8の態様に従えば、第5〜第7のいずれか一つの態様の露光方法を用いて基板を露光することと、露光された基板を現像することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の第9の態様に従えば、コンピュータに、光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で基板を露光する液浸露光装置の制御を実行させるプログラムであって、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、基板上に第1液体の第1液浸空間を形成することと、第1液浸空間の第1液体を介して射出面から射出される露光光で基板を露光することと、基板の露光の少なくとも一部において、第1部材に対して第2部材を移動することと、光路に対して第1液浸部材の外側に配置された第2液浸部材を用いて、光学部材の下方で移動可能な物体上に、第1液浸空間から離れて、第2液体の第2液浸空間を形成することと、を実行させるプログラムが提供される。
本発明の第10の態様に従えば、コンピュータに、光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で基板を露光する液浸露光装置の制御を実行させるプログラムであって、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、第1部材に配置され、第1液体を供給する第1液体供給部と、第2部材に配置され、第1液体を回収する第1液体回収部と、を有する第1液浸部材を用いて、基板上に第1液体の第1液浸空間を形成することと、第1液浸空間の第1液体を介して射出面から射出される露光光で基板を露光することと、基板の露光の少なくとも一部において、第1部材に対して第2部材を移動することと、第2部材、及び第2部材に接続され第1液体回収部から回収された第1液体が流れる回収流路を有する第3部材の一方又は両方の温度変化を抑制することと、を実行させるプログラムが提供される。
本発明の第11の態様に従えば、コンピュータに、光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で基板を露光する液浸露光装置の制御を実行させるプログラムであって、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置され、第1液体を供給する第1液体供給部を有する第1部材と、第1部材の周囲の少なくとも一部に配置され、第1液体を回収する第1液体回収部を有する回収部材と、第1部材及び回収部材の一方又は両方の下方において光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、第1部材に対して移動可能な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、基板上に第1液体の第1液浸空間を形成することと、第1液浸空間の第1液体を介して射出面から射出される露光光で基板を露光することと、基板の露光の少なくとも一部において、第1部材に対して第2部材及び回収部材の一方又は両方を移動することと、を実行させるプログラムが提供される。
本発明の第12の態様に従えば、第9〜第11のいずれか一つの態様のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
本発明の態様によれば、露光不良の発生を抑制できる。また、本発明の態様によれば、不良デバイスの発生を抑制できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る露光装置EXの一例を示す概略構成図である。本実施形態の露光装置EXは、液体LQを介して露光光ELで基板Pを露光する液浸露光装置である。本実施形態においては、基板Pに照射される露光光ELの光路Kが液体LQで満たされるように液浸空間LS1が形成される。液浸空間とは、液体で満たされた部分(空間、領域)をいう。基板Pは、液浸空間LS1の液体LQを介して露光光ELで露光される。本実施形態においては、液体LQとして、水(純水)を用いる。
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る露光装置EXの一例を示す概略構成図である。本実施形態の露光装置EXは、液体LQを介して露光光ELで基板Pを露光する液浸露光装置である。本実施形態においては、基板Pに照射される露光光ELの光路Kが液体LQで満たされるように液浸空間LS1が形成される。液浸空間とは、液体で満たされた部分(空間、領域)をいう。基板Pは、液浸空間LS1の液体LQを介して露光光ELで露光される。本実施形態においては、液体LQとして、水(純水)を用いる。
本実施形態の露光装置EXは、例えば米国特許第6897963号、及び欧州特許出願公開第1713113号等に開示されているような、基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置である。
図1において、露光装置EXは、マスクMを保持して移動可能なマスクステージ1と、基板Pを保持して移動可能な基板ステージ2と、基板Pを保持せずに、露光光ELを計測する計測部材(計測器)Cを搭載して移動可能な計測ステージ3と、基板ステージ2及び計測ステージ3の位置を計測する計測システム4と、マスクMを露光光ELで照明する照明系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する投影光学系PLと、液体LQの液浸空間LS1を形成する第1液浸部材500と、液体LQの液浸空間LS2を形成する第2液浸部材600と、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置6と、制御装置6に接続され、露光に関する各種の情報を記憶する記憶装置7とを備えている。
また、露光装置EXは、投影光学系PL、及び計測システム4を含む各種の計測システムを支持する基準フレーム8Aと、基準フレーム8Aを支持する装置フレーム8Bと、基準フレーム8Aと装置フレーム8Bとの間に配置され、装置フレーム8Bから基準フレーム8Aへの振動の伝達を抑制する防振装置10とを備えている。防振装置10は、ばね装置などを含む。本実施形態において、防振装置10は、気体ばね(例えばエアマウント)を含む。なお、基板Pのアライメントマークを検出する検出システム及び基板Pなどの物体の表面の位置を検出する検出システムの一方又は両方が基準フレーム8Aに支持されてもよい。
また、露光装置EXは、露光光ELが進行する空間CSの環境(温度、湿度、圧力、及びクリーン度の少なくとも一つ)を調整するチャンバ装置9を備えている。チャンバ装置9は、空間CSに気体Gsを供給する空調装置9Sを有する。空調装置9Sは、温度、湿度、及びクリーン度が調整された気体Gsを空間CSに供給する。
空間CSには、少なくとも投影光学系PL、第1液浸部材500、第2液浸部材600、基板ステージ2、及び計測ステージ3が配置される。本実施形態においては、マスクステージ1、及び照明系ILの少なくとも一部も空間CSに配置される。
マスクMは、基板Pに投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。マスクMは、例えばガラス板等の透明板と、その透明板上にクロム等の遮光材料を用いて形成されたパターンとを有する透過型マスクを含む。なお、マスクMとして、反射型マスクを用いることもできる。
基板Pは、デバイスを製造するための基板である。基板Pは、例えば半導体ウエハ等の基材と、その基材上に形成された感光膜とを含む。感光膜は、感光材(フォトレジスト)の膜である。また、基板Pが、感光膜に加えて別の膜を含んでもよい。例えば、基板Pが、反射防止膜を含んでもよいし、感光膜を保護する保護膜(トップコート膜)を含んでもよい。
照明系ILは、照明領域IRに露光光ELを照射する。照明領域IRは、照明系ILから射出される露光光ELが照射可能な位置を含む。照明系ILは、照明領域IRに配置されたマスクMの少なくとも一部を均一な照度分布の露光光ELで照明する。照明系ILから射出される露光光ELとして、例えば水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)、及びF2レーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)等が用いられる。本実施形態においては、露光光ELとして、紫外光(真空紫外光)であるArFエキシマレーザ光を用いる。
マスクステージ1は、マスクMを保持した状態で移動可能である。マスクステージ1は、例えば米国特許第6452292号に開示されているような平面モータを含む駆動システム11の作動により移動する。本実施形態において、マスクステージ1は、駆動システム11の作動により、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。なお、駆動システム11は、平面モータを含まなくてもよい。駆動システム11は、リニアモータを含んでもよい。
投影光学系PLは、投影領域PRに露光光ELを照射する。投影領域PRは、投影光学系PLから射出される露光光ELが照射可能な位置を含む。投影光学系PLは、投影領域PRに配置された基板Pの少なくとも一部に、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で投影する。本実施形態において、投影光学系PLは、縮小系である。投影光学系PLの投影倍率は、1/4である。なお、投影光学系PLの投影倍率は、1/5、又は1/8等でもよい。なお、投影光学系PLは、等倍系及び拡大系のいずれでもよい。本実施形態において、投影光学系PLの光軸は、Z軸と平行である。投影光学系PLは、反射光学素子を含まない屈折系、屈折光学素子を含まない反射系、反射光学素子と屈折光学素子とを含む反射屈折系のいずれでもよい。投影光学系PLは、倒立像及び正立像のいずれを形成してもよい。
投影光学系PLは、露光光ELが射出される射出面12を有する終端光学素子13を含む。射出面12は、投影光学系PLの像面に向けて露光光ELを射出する。終端光学素子13は、投影光学系PLの複数の光学素子のうち、投影光学系PLの像面に最も近い光学素子である。投影領域PRは、射出面12から射出される露光光ELが照射可能な位置を含む。本実施形態において、射出面12は、−Z方向を向いている。射出面12から射出される露光光ELは、−Z方向に進行する。射出面12は、XY平面と平行である。なお、−Z方向を向いている射出面12は、凸面でもよいし、凹面でもよい。なお、射出面12は、XY平面に対して傾斜してもよいし、曲面を含んでもよい。本実施形態において、終端光学素子13の光軸AXは、Z軸と平行である。
終端光学素子13の光軸と平行な方向に関して、射出面12側が−Z側であり、入射面側が+Z側である。投影光学系PLの光軸と平行な方向に関して、投影光学系PLの像面側が−Z側であり、投影光学系PLの物体面側が+Z側である。
基板ステージ2は、基板Pを保持した状態で、射出面12からの露光光ELが照射可能な位置(投影領域PR)を含むXY平面内を移動可能である。計測ステージ3は、計測部材(計測器)Cを搭載した状態で、射出面12からの露光光ELが照射可能な位置(投影領域PR)を含むXY平面内を移動可能である。基板ステージ2及び計測ステージ3のそれぞれは、ベース部材14のガイド面14G上を移動可能である。ガイド面14GとXY平面とは実質的に平行である。
基板ステージ2は、例えば米国特許出願公開第2007/0177125号、米国特許出願公開第2008/0049209号等に開示されているような、基板Pをリリース可能に保持する第1保持部と、第1保持部の周囲に配置され、カバー部材Tをリリース可能に保持する第2保持部とを有する。第1保持部は、基板Pの表面(上面)とXY平面とが実質的に平行となるように、基板Pを保持する。第1保持部に保持された基板Pの上面と、第2保持部に保持されたカバー部材Tの上面とは、実質的に同一平面内に配置される。Z軸方向に関して、射出面12と第1保持部に保持された基板Pの上面との距離は、射出面12と第2保持部に保持されたカバー部材Tの上面との距離と実質的に等しい。なお、Z軸方向に関して、射出面12と基板Pの上面との距離が射出面12とカバー部材Tの上面との距離と実質的に等しいとは、射出面12と基板Pの上面との距離と射出面12とカバー部材Tの上面との距離との差が、基板Pの露光時における射出面12と基板Pの上面との距離(所謂、ワーキングディスタンス)の例えば10%以内であることを含む。なお、第1保持部に保持された基板Pの上面と、第2保持部に保持されたカバー部材Tの上面とは、同一平面内に配置されなくてもよい。例えば、Z軸方向に関して、基板Pの上面との位置とカバー部材Tの上面の位置とが異なってもよい。例えば、基板Pの上面とカバー部材Tの上面との間に段差があってよい。なお、基板Pの上面に対してカバー部材Tの上面が傾斜してもよいし、カバー部材Tの上面が曲面を含んでもよい。
基板ステージ2及び計測ステージ3は、例えば米国特許第6452292号に開示されているような平面モータを含む駆動システム15の作動により移動する。駆動システム15は、基板ステージ2に配置された可動子2Cと、計測ステージ3に配置された可動子3Cと、ベース部材14に配置された固定子14Mとを有する。基板ステージ2及び計測ステージ3のそれぞれは、駆動システム15の作動により、ガイド面14G上において、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。なお、駆動システム15は、平面モータを含まなくてもよい。駆動システム15は、リニアモータを含んでもよい。
計測システム4は、干渉計システムを含む。干渉計システムは、基板ステージ2の計測ミラー及び計測ステージ3の計測ミラーに計測光を照射して、その基板ステージ2及び計測ステージ3の位置を計測するユニットを含む。なお、計測システムが、例えば米国特許出願公開第2007/0288121号に開示されているようなエンコーダシステムを含んでもよい。なお、計測システム4が、干渉計システム及びエンコーダシステムのいずれか一方のみを含んでもよい。
基板Pの露光処理を実行するとき、あるいは所定の計測処理を実行するとき、制御装置6は、計測システム4の計測結果に基づいて、基板ステージ2(基板P)、及び計測ステージ3(計測部材C)の位置制御を実行する。
次に、本実施形態に係る第1液浸部材500及び第2液浸部材600について説明する。なお、液浸部材を、ノズル部材、と称してもよい。図2は、XZ平面と平行な第1液浸部材500及び第2液浸部材600の断面図である。図3は、図2の一部を拡大した図である。図4は、第1液浸部材500の動作の一例を示す図である。図5は、第1液浸部材500及び第2液浸部材600を下側(−Z側)から見た図である。
第1液浸部材500は、終端光学素子13の下方で移動可能な物体上に液体LQの液浸空間LS1を形成する。
第2液浸部材600は、終端光学素子13の下方で移動可能な物体上に液体LQの液浸空間LS2を形成する。第2液浸部材600は、液浸空間LS1から離れて、液浸空間LS2を形成する。
終端光学素子13の下方で移動可能な物体は、射出面12と対向する位置を含むXY平面内を移動可能である。その物体は、射出面12と対向可能であり、投影領域PRに配置可能である。その物体は、第1液浸部材500の下方で移動可能であり、第1液浸部材500と対向可能である。その物体は、第2液浸部材600の下方で移動可能であり、第2液浸部材600と対向可能である。本実施形態において、その物体は、基板ステージ2の少なくとも一部(例えば基板ステージ2のカバー部材T)、基板ステージ2(第1保持部)に保持された基板P、及び計測ステージ3の少なくとも一つを含む。
以下の説明においては、物体が基板Pであることとする。なお、上述のように、物体は、基板ステージ2及び計測ステージ3の少なくとも一方でもよいし、基板P、基板ステージ2、及び計測ステージ3とは別の物体でもよい。
終端光学素子13の外面13Fは、射出面12の周囲に配置される。外面13Fは、露光光ELを射出しない非射出面である。露光光ELは、射出面12を通過し、外面13Fを通過しない。
終端光学素子13は、実質的に移動しない。終端光学素子13は、実質的に静止する。
第1液浸部材500は、露光光ELの光路の周囲の少なくとも一部に配置される。第2液浸部材600は、露光光ELの光路に対して、第1液浸部材500の外側に配置される。
露光光ELの光路は、終端光学素子13における露光光ELの光路KL(終端光学素子13を進行する露光光ELの光路KL)を含む。また、露光光ELの光路は、射出面12から射出される露光光ELの光路Kを含む。すなわち、本実施形態において、露光光ELの光路は、終端光学素子13における露光光ELの光路KLを含む概念でもよい。露光光ELの光路は、射出面12と基板P(物体)との間の露光光ELの光路Kを含む概念でもよい。
本実施形態において、第1液浸部材500は、環状の部材である。第1液浸部材500は、露光光ELの光路の周囲に配置される。第1液浸部材500の一部は、終端光学素子13(光路KL)の周囲に配置される。第1液浸部材500の一部は、射出面12から射出される露光光ELの光路Kの周囲に配置される。
第2液浸部材600は、露光光ELの光路(終端光学素子13の光軸AX)に対して、第1液浸部材500の外側に配置される。本実施形態において、第2液浸部材600は、第1液浸部材500の周囲に複数配置される。
本実施形態において、第2液浸部材600は、第1液浸部材500の周囲の空間において2つ配置されている。本実施形態において、第2液浸部材600は、X軸方向に関して第1液浸部材500の一側(+X側)及び他側(−X側)のそれぞれに配置される。
液浸空間LS1は、終端光学素子13の射出面12から射出される露光光ELの光路Kが液体LQで満たされるように形成される。液浸空間LS1の少なくとも一部は、終端光学素子13と基板P(物体)との間の空間に形成される。液浸空間LS1の少なくとも一部は、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間に形成される。
基板Pの露光において、終端光学素子13の射出面12と基板Pとの間の露光光ELの光路Kが液体LQで満たされるように、第1液浸部材500によって液浸空間LS1が形成される。基板Pに露光光ELが照射されているとき、投影領域PRを含む基板Pの表面の一部の領域だけが液体LQで覆われるように液浸空間LS1が形成される。
液浸空間LS1は、2つの物体を跨ぐように形成される場合がある。例えば、液浸空間LS1は、基板ステージ2のカバー部材Tと基板Pとを跨ぐように形成される場合がある。液浸空間LS1は、基板ステージ2と計測ステージ3とを跨ぐように形成される場合がある。
液浸空間LS2は、第2液浸部材600と基板P(物体)との間の空間に形成される。
液浸空間LS2は、液浸空間LS1が形成されている期間の少なくとも一部において形成される。液浸空間LS2は、液浸空間LS1の液体LQを介して基板Pに露光光ELが照射される期間の少なくとも一部において形成される。液浸空間LS1と液浸空間LS2とは同時に形成される。
液浸空間LS2は、2つの物体を跨ぐように形成される場合がある。例えば、液浸空間LS2は、基板ステージ2のカバー部材Tと基板Pとを跨ぐように形成される場合がある。液浸空間LS2は、基板ステージ2と計測ステージ3とを跨ぐように形成される場合がある。
第1液浸部材500について説明する。
第1液浸部材500は、終端光学素子13の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材21と、少なくとも一部が第1部材21の下方において基板P(物体)が対向可能に配置される第2部材22とを備えている。
また、第1液浸部材500は、液浸空間LS1を形成するための液体LQを供給する液体供給部31と、液浸空間LS1の液体LQの少なくとも一部を回収する液体回収部24と、液浸空間LS1の液体LQの少なくとも一部を回収する液体回収部27とを備えている。
第2部材22は、移動可能な可動部材である。第2部材22の少なくとも一部は、第1部材21の下方において、射出面12から射出される露光光ELの光路Kの周囲の少なくとも一部に配置される。第2部材22は、露光光ELの光路の外側において移動可能である。第2部材22は、終端光学素子13に対して移動可能(可動)である。第2部材22は、第1部材21に対して移動可能(可動)である。第2部材22と終端光学素子13との相対位置は、変化する。第2部材22と第1部材21との相対位置は、変化する。
第1部材21は、環状の部材である。第1部材21の一部は、終端光学素子13(光路KL)の周囲に配置される。第1部材21の一部は、光路Kの周囲に配置される。第1部材21は、終端光学素子13に接触しないように配置される。第1部材21は、実質的に移動しない。第1部材21は、実質的に静止する。
第2部材22は、環状の部材である。第2部材22は、少なくとも一部が第1部材21の下方に配置される部分221と、露光光ELの光路に対して部分221の外側に配置される部分222とを含む。部分221は、光路Kの周囲に配置される。部分221は、プレート状である。部分222は、第1部材21の周囲に配置される。第2部材22は、終端光学素子13及び第1部材21に接触しないように配置される。第2部材22は、終端光学素子13及び第1部材21に接触しないように移動する。
第1部材21は、部分221よりも基板P(物体)から離れた位置に配置される。部分221の少なくとも一部は、第1部材21と基板P(物体)との間に配置される。部分221の少なくとも一部は、終端光学素子13と基板P(物体)との間に配置される。なお、部分221が、終端光学素子13と基板P(物体)との間に配置されなくてもよい。
第1部材21は、−Z方向を向く下面23と、終端光学素子13の外面13Fと間隙を介して対向する内側面28と、露光光ELの光路(終端光学素子13の光軸AX)に対して外側を向く外側面29とを有する。
第2部材22は、+Z方向を向く上面25と、−Z方向を向く下面26と、外側面29と間隙を介して対向する内側面30とを有する。
第2部材22の部分221は、下面23に対向可能である。上面25の少なくとも一部は、下面23と間隙を介して対向する。上面25の少なくとも一部は、射出面12と間隙を介して対向する。なお、上面25が射出面12と対向しなくてもよい。
基板P(物体)は、下面26に対向可能である。基板Pの上面の少なくとも一部は、下面26と間隙を介して対向する。基板Pの上面の少なくとも一部は、射出面12と間隙を介して対向する。
Z軸方向において、基板P(物体)の上面と射出面12との間隙の寸法は、基板Pの上面と下面26との間隙の寸法よりも大きい。
下面23と上面25との間に第1空間SP1が形成される。下面26と基板P(物体)の上面との間に第2空間SP2が形成される。外面13Fと内側面28との間に第3空間SP3が形成される。
第1部材21の下面23は、第2部材22(部分221)との間で液体LQを保持可能である。第1部材21の下面23は、液体LQを回収不可能な非回収領域と、露光光ELの光路に対して非回収領域の外側に配置され、液体LQを回収可能な回収領域とを含む。下面23の回収領域は、液体回収部24を含む。
第2部材22(部分221)の上面25は、第1部材21との間で液体LQを保持可能である。第2部材22の上面25は、液体LQを回収不可能な非回収領域である。
第2部材22の下面26は、基板P(物体)との間で液体LQを保持可能である。第2部材22の下面26は、液体LQを回収不可能な非回収領域と、露光光ELの光路に対して非回収領域の外側に配置され、液体LQを回収可能な回収領域とを含む。下面26の回収領域は、液体回収部27を含む。
内側面28、外側面29、及び内側面30のそれぞれは、液体LQを回収不可能な非回収領域である。
本実施形態において、第1部材21の下面23は、XY平面と実質的に平行である。部分221の上面25も、XY平面と実質的に平行である。部分221の下面26も、XY平面と実質的に平行である。すなわち、下面23と上面25とは、実質的に平行である。上面25と下面26とは、実質的に平行である。
第1部材21は、射出面12から射出された露光光ELが通過可能な開口34を有する。第2部材22は、射出面12から射出された露光光ELが通過可能な開口35を有する。開口34の内側に終端光学素子13の少なくとも一部が配置される。開口34の下端の周囲に下面23が配置される。開口35の上端の周囲に上面25が配置される。開口35の下端の周囲に下面26が配置される。
XY平面内における開口34の寸法は、開口35の寸法よりも大きい。X軸方向に関して、開口34の寸法は、開口35の寸法よりも大きい。Y軸方向に関して、開口34の寸法は、開口35の寸法よりも大きい。本実施形態において、第1部材21は、射出面12の直下に配置されない。第2部材22(部分221)の一部は、射出面12の直下に配置される。
なお、開口34の寸法が開口35の寸法よりも小さくてもよい。なお、開口34の寸法が開口35の寸法と実質的に等しくてもよい。
第1部材21は、支持部材21Sを介して装置フレーム8Bに支持される。第1部材21は、実質的に移動しない。第1部材21は、実質的に静止する。第1部材21と終端光学素子13との相対位置は、実質的に変化しない。なお、第1部材21が支持部材を介して基準フレーム8Aに支持されてもよい。
第2部材22は、支持部材22Sを介して装置フレーム8Bに支持される。支持部材22Sは、露光光ELの光路に対して第1部材21の外側で第2部材22に接続される。なお、第2部材22が支持部材を介して基準フレーム8Aに支持されていてもよい。
第2部材22は、終端光学素子13の光軸と垂直なXY平面内を移動可能である。第2部材22は、XY平面と実質的に平行に移動可能である。図4に示すように、本実施形態において、第2部材22は、少なくともX軸方向に移動可能である。なお、第2部材22が、X軸方向に加えて、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZの少なくとも一つの方向に移動可能でもよい。
第2部材22の部分221は、第1部材21の下方で移動可能である。第2部材22の部分221は、第1部材21と基板P(物体)との間において移動可能である。
第2部材22がXY平面内において移動することにより、第1部材21の外側面29と第2部材22の内側面30との間隙の寸法が変化する。換言すれば、第2部材22がXY平面内において移動することによって、外側面29と内側面30との間の空間の大きさが変化する。例えば、図4に示す例では、第2部材22が−X方向に移動することにより、終端光学素子13に対して+X側における外側面29と内側面30との間隙の寸法が小さくなる(外側面29と内側面30との間の空間が小さくなる)。第2部材22が+X方向に移動することにより、終端光学素子13に対して+X側における外側面29と内側面30との間隙の寸法が大きくなる(外側面29と内側面30との間の空間が大きくなる)。本実施形態においては、第1部材21(外側面29)と第2部材22(内側面30)とが接触しないように、第2部材22の移動可能範囲(可動範囲)が定められる。
第2部材22は、駆動装置32によって移動する。駆動装置32は、第1部材21に対して第2部材22を移動可能である。駆動装置32は、制御装置6に制御される。
本実施形態において、駆動装置32は、支持部材22Sを移動する。支持部材22Sが駆動装置32により移動されることにより、第2部材22が移動する。駆動装置32は、例えばモータを含み、ローレンツ力を使って第2部材22を移動する。
駆動装置32は、支持部材32Sを介して、装置フレーム8Bに支持される。第2部材22は、支持部材22S、駆動装置32、及び支持部材32Sを介して、装置フレーム8Bに支持される。第2部材22の移動により振動が発生しても、防振装置10によって、その振動が基準フレーム8Aに伝達されることが抑制される。
液体供給部31は、第1部材21に配置される。液体供給部31は、第1部材21の内側面28に配置される開口(液体供給口)を含む。液体供給部31は、外面13Fに対向するように配置される。液体供給部31は、外面13Fと内側面28との間の第3空間SP3に液体LQを供給する。本実施形態において、液体供給部31は、光路K(終端光学素子13)に対して+X側及び−X側のそれぞれに配置される。
液体供給部(液体供給口)31は、第1部材21の内部に形成された供給流路31Rを介して、液体供給装置31Sと接続される。液体供給装置31Sは、クリーンで温度調整された液体LQを液体供給部31に供給可能である。液体供給部31は、液浸空間LS1を形成するために、液体供給装置31Sからの液体LQを供給する。
液体回収部24は、第1部材21に配置される。液体回収部24は、第1部材21の下面23に配置される開口(液体回収口)を含む。液体回収部24は、上面25に対向するように配置される。液体回収部24は、下面23と上面25との間の第1空間SP1から液体LQを回収する。
液体回収部24は、第1部材21の内部に形成された回収流路24Rを介して、液体回収装置24Cと接続される。液体回収装置24Cは、液体回収部24と真空システムとを接続可能である。液体回収部24は、第1空間SP1の液体LQの少なくとも一部を回収可能である。第1空間SP1の液体LQの少なくとも一部は、液体回収部24を介して回収流路24Rに流入可能である。
本実施形態において、液体回収部24は、多孔部材36を含み、液体回収口は、多孔部材36の孔を含む。本実施形態において、多孔部材36は、メッシュプレートを含む。多孔部材36は、上面25が対向可能な下面と、回収流路24Rに面する上面と、下面と上面とを結ぶ複数の孔とを有する。液体回収部24は、多孔部材36の孔を介して液体LQを回収する。液体回収部24(多孔部材36の孔)から回収された第1空間SP1の液体LQは、回収流路24Rに流入し、その回収流路24Rを流れて、液体回収装置24Cに回収される。
本実施形態においては、液体回収部24を介して実質的に液体LQのみが回収され、気体の回収が制限されている。制御装置6は、第1空間SP1の液体LQが多孔部材36の孔を通過して回収流路24Rに流入し、気体は通過しないように、多孔部材36の下面側の圧力(第1空間SP1の圧力)と上面側の圧力(回収流路24Rの圧力)との差を調整する。なお、多孔部材を介して液体のみを回収する技術の一例が、例えば米国特許第7292313号などに開示されている。
なお、多孔部材36を介して液体LQとともに気体が回収(吸引)されてもよい。なお、第1部材21に多孔部材36が設けられなくてもよい。すなわち、多孔部材を介さずに第1空間SP1の流体(液体LQ及び気体の一方又は両方)が回収されてもよい。
液体回収部27は、第2部材22に配置される。液体回収部27は、第2部材22の下面26に配置される開口(液体回収口)を含む。液体回収部27は、基板P(物体)の上面が対向可能に配置される。液体回収部27は、下面26と基板P(物体)の上面との間の第2空間SP2から液体LQを回収する。
液体回収部27は、第2部材22の内部に形成された回収流路27Rを介して、液体回収装置27Cと接続される。液体回収装置27Cは、液体回収部27と真空システムとを接続可能である。液体回収部27は、第2空間SP2の液体LQの少なくとも一部を回収可能である。第2空間SP2の液体LQの少なくとも一部は、液体回収部27を介して回収流路27Rに流入可能である。
本実施形態において、液体回収部27は、多孔部材37を含み、液体回収口は、多孔部材37の孔を含む。本実施形態において、多孔部材37は、メッシュプレートを含む。多孔部材37は、基板P(物体)の上面が対向可能な下面と、回収流路27Rに面する上面と、下面と上面とを結ぶ複数の孔とを有する。液体回収部27は、多孔部材37の孔を介して液体LQを回収する。液体回収部27(多孔部材37の孔)から回収された第2空間SP2の液体LQは、回収流路27Rに流入し、その回収流路27Rを流れて、液体回収装置27Cに回収される。
本実施形態においては、液体回収部27を介して液体LQとともに気体が回収される。すなわち、液体回収部27は、気液混合回収する。なお、液体回収部27を介して実質的に液体LQのみが回収され、気体の回収が制限されてもよい。なお、第2部材22に多孔部材37が設けられなくてもよい。すなわち、多孔部材を介さずに第2空間SP2の流体(液体LQ及び気体の一方又は両方)が回収されてもよい。
回収流路27Rは、露光光ELの光路に対して内側面30の外側に配置される。回収流路27Rは、液体回収部27の上方に配置される。第2部材22が移動することにより、第2部材22の液体回収部27及び回収流路27Rが、第1部材21の外側面29の外側で移動する。
本実施形態において、液体回収部24及び液体回収部27は、終端光学素子13の光軸AXに対する放射方向に関して液体供給部31の外側に配置される。液体回収部27は、終端光学素子13の光軸AXに対する放射方向に関して液体回収部24の外側に配置される。
液体回収部27は、露光光ELの光路(終端光学素子13の光軸AX)に対して第1部材21の外側に配置される。液体回収部27は、露光光ELの光路(終端光学素子13の光軸AX)に対して第1空間SP1の外側に配置される。
下面23の内側のエッジと上面25との間に、開口40が形成される。射出面12と基板P(物体)との間の光路Kを含む光路空間SPKと、下面23と上面25との間の第1空間SP1とは、開口40を介して結ばれる。光路空間SPKは、射出面12と基板P(物体)との間の空間、及び射出面12と上面25との間の空間を含む。開口40は、光路Kに面するように配置される。外面13Fと内側面28との間の第3空間SP3と、第1空間SP1とは、開口40を介して結ばれる。
液体供給部31からの液体LQの少なくとも一部は、開口40を介して、下面23と上面25との間の第1空間SP1に供給される。液浸空間LS1を形成するために液体供給部31から供給された液体LQの少なくとも一部は、開口34及び開口35を介して、射出面12と対向する基板P(物体)上に供給される。これにより、光路Kが液体LQで満たされる。液体供給部31からの液体LQの少なくとも一部は、下面26と基板P(物体)の上面との間の第2空間SP2に供給される。
本実施形態においては、上面25側の第1空間SP1及び下面26側の第2空間SP2の一方から他方への液体LQの移動が抑制されている。第1空間SP1と第2空間SP2とは、第2部材22によって仕切られている。第1空間SP1の液体LQは、開口35を介して第2空間SP2に移動できる。第1空間SP1の液体LQは、開口35を介さずに第2空間SP2に移動できない。光路Kに対して開口35よりも外側の第1空間SP1に存在する液体LQは、第2空間SP2に移動できない。第2空間SP2の液体LQは、開口35を介して第1空間SP1に移動できる。第2空間SP2の液体LQは、開口35を介さずに第1空間SP1に移動できない。光路Kに対して開口35よりも外側の第2空間SP2に存在する液体LQは、第1空間SP1に移動できない。すなわち、本実施形態において、第1液浸部材500は、開口35以外に、第1空間SP1と第2空間SP2とを流体的に接続する流路を有しない。
本実施形態において、液体回収部27は、第2空間SP2から液体LQを回収し、第1空間SP1から液体LQを回収しない。液体回収部24は、第1空間SP1から液体LQを回収し、第2空間SP2から液体LQを回収しない。
露光光ELの光路に対して第1空間SP1の外側(外側面29の外側)に移動した液体LQは、内側面30によって、基板P上(第2空間SP2)に移動することが抑制される。
本実施形態においては、液体供給部31からの液体LQの供給動作と並行して、液体回収部27からの液体LQの回収動作が実行されることによって、一方側の終端光学素子13及び第1液浸部材500と、他方側の基板P(物体)との間に液体LQで液浸空間LS1が形成される。
また、本実施形態においては、液体供給部31からの液体LQの供給動作、及び液体回収部27からの流体の回収動作と並行して、液体回収部24からの流体の回収動作が実行される。
本実施形態において、液浸空間LS1の液体LQの界面LGの一部は、第2部材22と基板P(物体)との間に形成される。液浸空間LS1の液体LQの界面LGの一部は、第1部材21と第2部材22との間に形成される。液浸空間LS1の液体LQの界面LGの一部は、終端光学素子13と第1部材21との間に形成される。
以下の説明において、第1部材21と第2部材22との間に形成される液体LQの界面LGを適宜、第1界面LG1、と称する。第2部材22と基板P(物体)との間に形成される界面LGを適宜、第2界面LG2、と称する。終端光学素子13と第1部材21との間に形成される界面LGを適宜、第3界面LG3、と称する。
本実施形態において、第1界面LG1は、液体回収部24の下面と上面25との間に形成される。第2界面LG2は、液体回収部27の下面と基板P(物体)の上面との間に形成される。
本実施形態においては、第1界面LG1が液体回収部24の下面と上面25との間に形成され、第1空間SP1の液体LQが液体回収部24の外側の空間(例えば外側面29と内側面30との間の空間)に移動することが抑制されている。外側面29と内側面30との間の空間には液体LQが存在しない。外側面29と内側面30との間の空間は気体空間である。
外側面29と内側面30との間の空間は、空間CSと接続される。換言すれば、外側面29と内側面30との間の空間は、雰囲気に開放される。空間CSの圧力が大気圧である場合、外側面29と内側面30との間の空間は、大気開放される。そのため、第2部材22は円滑に移動可能である。なお、空間CSの圧力は、大気圧よりも高くてもよいし、低くてもよい。
第1空間SP1は、外側面29と内側面30との間の空間を介して、空間CSと接続される。第1空間SP1は、雰囲気に開放される。第2空間SP2も、空間CSと接続され、雰囲気に開放される。第3空間SP3も、空間CSと接続され、雰囲気に開放される。
図2に示すように、終端光学素子13の光軸AXと開口35の中心とが実質的に一致する原点に第2部材22が配置されている状態において、下面23の全部と第2部材22の上面25とが対向する。また、第2部材22が原点に配置されている状態において、射出面12の一部と第2部材22の上面25とが対向する。また、第2部材22が原点に配置されている状態において、液体回収部24と第2部材22の上面25とが対向する。
また、本実施形態においては、第2部材22が原点に配置されている状態において、開口34の中心と開口35の中心とが実質的に一致する。
次に、第2部材22の動作の一例について説明する。第2部材22は、基板P(物体)の移動と協調して移動可能である。第2部材22は、基板P(物体)と独立して移動可能である。第2部材22は、基板P(物体)の移動の少なくとも一部と並行して移動可能である。
第2部材22は、液浸空間LS1が形成された状態で移動可能である。第2部材22は、第1空間SP1及び第2空間SP2に液体LQが存在する状態で移動可能である。
第2部材22は、射出面12から露光光ELが射出される期間の少なくとも一部と並行して移動されてもよい。第2部材22は、液浸空間LS1が形成されている状態で射出面12から露光光ELが射出される期間の少なくとも一部と並行して移動されてもよい。
第2部材22は、基板P(物体)が移動する期間の少なくとも一部と並行して移動されてもよい。第2部材22は、液浸空間LS1が形成されている状態で基板P(物体)が移動する期間の少なくとも一部と並行して移動されてもよい。
第2部材22は、基板P(物体)の移動方向に移動されてもよい。例えば、基板Pが移動される期間の少なくとも一部において、第2部材22は、基板Pの移動方向に移動されてもよい。例えば、基板PがXY平面内における一方向(例えば+X方向)に移動されるとき、第2部材22は、その基板Pの移動と同期して、XY平面内における一方向(+X方向)に移動されてもよい。第2部材22は、基板P(物体)に追従するように移動されてもよい。
第2部材22は、第2部材22と基板P(物体)とが対向しないときに移動してもよい。例えば、第2部材22は、その第2部材22の下方に物体が存在しないときに移動してもよい。なお、第2部材22は、第2部材22と基板P(物体)との間の空間に液体LQが存在しないときに移動してもよい。例えば、第2部材22は、液浸空間LS1が形成されていないときに移動してもよい。
第2部材22は、例えば基板P(物体)の移動条件に基づいて移動する。制御装置6は、例えば基板P(物体)の移動条件に基づいて、基板P(物体)の移動の少なくとも一部と並行して第2部材22を移動する。制御装置6は、液浸空間LS1が形成され続けるように、液体供給部31からの液体LQの供給と液体回収部27及び液体回収部24からの液体LQの回収とを行いながら、第2部材22を移動する。
本実施形態において、第2部材22は、基板P(物体)との相対移動が小さくなるように移動可能である。また、第2部材22は、基板P(物体)との相対移動が、第1部材21と基板P(物体)との相対移動よりも小さくなるように移動可能である。例えば、第2部材22は、基板P(物体)と同期して移動してもよい。
相対移動は、相対速度、及び相対加速度の少なくとも一方を含む。例えば、第2部材22は、液浸空間LS1が形成されている状態で、すなわち、第2空間SP2に液体LQが存在している状態で、基板P(物体)との相対速度が小さくなるように移動してもよい。また、第2部材22は、液浸空間LS1が形成されている状態で、すなわち、第2空間SP2に液体LQが存在している状態で、基板P(物体)との相対加速度が小さくなるように移動してもよい。また、第2部材22は、液浸空間LS1が形成されている状態で、すなわち、第2空間SP2に液体LQが存在している状態で、基板P(物体)との相対速度が、第1部材21と基板P(物体)との相対速度よりも小さくなるように移動してもよい。また、第2部材22は、液浸空間LS1が形成されている状態で、すなわち、第2空間SP2に液体LQが存在している状態で、基板P(物体)との相対加速度が、第1部材21と基板P(物体)との相対加速度よりも小さくなるように移動してもよい。
第2部材22は、例えば基板P(物体)の移動方向に移動可能である。例えば、基板P(物体)が+X方向(または−X方向)に移動するとき、第2部材22は+X方向(または−X方向)に移動可能である。また、基板P(物体)が+X方向に移動しつつ+Y方向(又は−Y方向)に移動するとき、第2部材22は+X方向に移動可能である。また、基板P(物体)が−X方向に移動しつつ+Y方向(又は−Y方向)に移動するとき、第2部材22は−X方向に移動可能である。すなわち、本実施形態においては、基板P(物体)がX軸方向の成分を含むある方向に移動する場合、第2部材22はX軸方向に移動する。例えば、X軸方向の成分を含むある方向への基板P(物体)の移動の少なくとも一部と並行して、第2部材22がX軸方向に移動してもよい。
なお、第2部材22がY軸方向に移動可能でもよい。基板P(物体)がY軸方向の成分を含むある方向に移動する場合、第2部材22がY軸方向に移動してもよい。例えば、Y軸方向の成分を含むある方向への基板P(物体)の移動の少なくとも一部と並行して、基板P(物体)との相対速度が小さくなるように、第2部材22がY軸方向に移動してもよい。
次に、第2液浸部材600について説明する。
第2液浸部材600は、露光光ELの光路(終端光学素子13の光軸AX)に対して第1液浸部材500の外側に配置される。第1液浸部材500と第2液浸部材600とは、異なる部材である。第2液浸部材600は、第1液浸部材500から離れている。第2液浸部材600は、第1液浸部材500の周囲の一部に配置される。
第2液浸部材600は、基板P(物体)が対向可能な下面41を有する。第2液浸部材600は、基板P(物体)との間で液体LQを保持可能である。基板P(物体)が対向する下面41は、基板P(物体)との間で液体LQを保持可能である。液浸空間LS2は、第2液浸部材600と基板P(物体)との間に保持される液体LQによって形成される。一方側の第2液浸部材600と、他方側の基板Pとの間に液体LQが保持されることによって、液浸空間LS1の周囲の一部に液浸空間LS2が形成される。
液浸空間LS2は、液浸空間LS1よりも小さい。なお、液浸空間の大きさとは、液浸空間を形成する液体の体積を含む。また、液浸空間の大きさとは、液浸空間を形成する液体の重量を含む。また、液浸空間の大きさとは、例えば基板Pの表面(上面)と平行な面内(XY平面内)における液浸空間の面積を含む。また、液浸空間の大きさとは、例えば基板Pの表面(上面)と平行な面内(XY平面内)における所定方向(例えばX軸方向、又はY軸方向)に関する液浸空間の寸法を含む。本実施形態においては、基板Pの表面(上面)と平行な面内(XY平面内)において、液浸空間LS2は、液浸空間LS1よりも小さい。
本実施形態において、Z軸方向に関する第1液浸部材500(第2部材22)の下面26の位置(高さ)と第2液浸部材600の下面41の位置(高さ)とは、実質的に等しい。
なお、下面26が下面41よりも低い位置に配置されてもよい。なお、下面26が下面41よりも高い位置に配置されてもよい。
本実施形態において、第2液浸部材600は、移動可能な可動部材である。第2液浸部材600は、第1液浸部材500の周囲の空間において移動可能である。第2液浸部材600は、第1液浸部材500の外側で移動可能である。第2液浸部材600は、終端光学素子13に対して移動可能(可動)である。第2液浸部材600は、第1液浸部材500に対して移動可能(可動)である。第2液浸部材600と終端光学素子13との相対位置は、変化可能である。第2液浸部材600と第1液浸部材500との相対位置は、変化可能である。
第2液浸部材600は、支持部材600Sを介して装置フレーム8Bに支持される。支持部材600Sは、露光光ELの光路に対して第1液浸部材500の外側で第2液浸部材600に接続される。なお、第2液浸部材600が支持部材を介して基準フレーム8Aに支持されていてもよい。
第2液浸部材600は、終端光学素子13の光軸AXと垂直なXY平面内を移動可能である。第2液浸部材600は、下面41が対向する基板P(物体)の上面と実質的に平行に移動可能である。
また、第2液浸部材600は、終端光学素子13の光軸AXと実質的に平行なZ軸方向に移動可能である。第2液浸部材600は、下面41が対向する基板P(物体)の上面に接近するように、又は基板P(物体)の上面から離れるように移動可能である。
なお、第2液浸部材600が、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZの6つの方向に移動可能でもよい。
第2液浸部材600は、駆動装置42によって移動する。駆動装置42は、第1液浸部材500に対して第2液浸部材600を移動可能である。駆動装置42は、制御装置6に制御される。
本実施形態において、駆動装置42は、支持部材600Sを移動する。支持部材600Sが駆動装置42により移動されることにより、第2液浸部材600が移動する。駆動装置42は、例えばモータを含み、ローレンツ力を使って第2液浸部材600を移動する。
駆動装置42は、支持部材42Sを介して、装置フレーム8Bに支持される。第2液浸部材600は、支持部材600S、駆動装置42、及び支持部材42Sを介して、装置フレーム8Bに支持される。第2液浸部材600の移動により振動が発生しても、防振装置10によって、その振動が基準フレーム8Aに伝達されることが抑制される。
第2液浸部材600は、液浸空間LS2を形成するための液体LQを供給する液体供給部43と、液浸空間LS2の液体LQの少なくとも一部を回収する液体回収部44とを備えている。
液体供給部43は、基板P(物体)の上面が対向可能である。液体供給部43は、下面41側の空間SP4に面するように配置される。空間SP4は、下面41と、その下面41が対向する基板P(物体)の上面との間の空間を含む。
液体供給部43は、第2液浸部材600の下面41に配置される開口(液体供給口)を含む。液体供給部43は、下面41と基板P(物体)の上面との間の空間SP4に液体LQを供給する。
液体供給部(液体供給口)43は、第2液浸部材600の内部に形成された供給流路43Rを介して、液体供給装置43Sと接続される。液体供給装置43Sは、クリーンで温度調整された液体LQを液体供給部43に供給可能である。液体供給部43は、液浸空間LS2を形成するために、液体供給装置43Sからの液体LQを供給する。
液体回収部44は、基板P(物体)の上面が対向可能である。液体回収部44は、空間SP4に面するように配置される。
液体回収部44は、第2液浸部材600の下面41に配置される開口(液体回収口)を含む。液体回収部44は、下面41と基板P(物体)の上面との間の空間SP4から液体LQを回収する。液体回収部44(液体回収口)は、下面41において、液体供給部43(液体供給口)を囲むように配置される。
液体回収部44は、第2液浸部材600の内部に形成された回収流路44Rを介して、液体回収装置44Cと接続される。液体回収装置44Cは、液体回収部44と真空システムとを接続可能である。液体回収部44は、空間SP4の液体LQの少なくとも一部を回収可能である。空間SP4の液体LQの少なくとも一部は、液体回収部44を介して回収流路44Rに流入可能である。
本実施形態においては、液体回収部44を介して液体LQとともに気体が回収される。すなわち、液体回収部44は、気液混合回収する。
なお、液体回収部44が多孔部材を含んでもよい。その多孔部材を介して実質的に液体LQのみが回収され、気体の回収が制限されてもよい。
本実施形態においては、液体供給部43からの液体LQの供給動作と並行して、液体回収部44からの液体LQの回収動作が実行されることによって、一方側の第2液浸部材600と、他方側の基板P(物体)との間に液体LQで液浸空間LS2が形成される。
本実施形態において、液浸空間LS2の液体LQの界面LG4は、第2液浸部材600と基板P(物体)との間に形成される。
空間SP4は、空間CSと接続され、雰囲気に開放される。
次に、第2液浸部材600の動作の一例について説明する。第2液浸部材600は、基板P(物体)の移動と協調して移動可能である。第2液浸部材600は、基板P(物体)と独立して移動可能である。第2液浸部材600は、基板P(物体)の移動の少なくとも一部と並行して移動可能である。
第2液浸部材600は、液浸空間LS2が形成された状態で移動可能である。
第2液浸部材600は、基板P(物体)が移動する期間の少なくとも一部と並行して移動されてもよい。第2液浸部材600は、液浸空間LS2が形成されている状態で基板P(物体)が移動する期間の少なくとも一部と並行して移動されてもよい。
第2液浸部材600は、基板P(物体)の移動方向に移動されてもよい。例えば、基板Pが移動される期間の少なくとも一部において、第2液浸部材600は、基板Pの移動方向に移動されてもよい。例えば、基板PがXY平面内における一方向(例えば+X方向)に移動されるとき、第2液浸部材600は、その基板Pの移動と同期して、XY平面内における一方向(+X方向)に移動されてもよい。第2液浸部材600は、基板P(物体)に追従するように移動されてもよい。
第2液浸部材600は、第2液浸部材600と基板P(物体)とが対向しないときに移動してもよい。例えば、第2液浸部材600は、その第2液浸部材600の下方に物体が存在しないときに移動してもよい。なお、第2液浸部材600は、第2液浸部材600と基板P(物体)との間の空間に液体LQが存在しないときに移動してもよい。例えば、第2液浸部材600は、液浸空間LS2が形成されていないときに移動してもよい。
第2液浸部材600は、例えば基板P(物体)の移動条件に基づいて移動する。制御装置6は、例えば基板P(物体)の移動条件に基づいて、基板P(物体)の移動の少なくとも一部と並行して第2液浸部材600を移動する。制御装置6は、液浸空間LS2が形成され続けるように、液体供給部43からの液体LQの供給と液体回収部44からの液体LQの回収とを行いながら、第2液浸部材600を移動する。
本実施形態において、第2液浸部材600は、基板P(物体)との相対移動が小さくなるように移動可能である。また、第2液浸部材600は、基板P(物体)との相対移動が、第1液浸部材500と基板P(物体)との相対移動よりも小さくなるように移動可能である。例えば、第2液浸部材600は、基板P(物体)と同期して移動してもよい。
相対移動は、相対速度、及び相対加速度の少なくとも一方を含む。例えば、第2液浸部材600は、液浸空間LS2が形成されている状態で、基板P(物体)との相対速度が小さくなるように移動してもよい。また、第2液浸部材600は、液浸空間LS2が形成されている状態で、基板P(物体)との相対加速度が小さくなるように移動してもよい。
また、第2液浸部材600は、液浸空間LS2が形成されている状態で、基板P(物体)との相対速度が、第1液浸部材500と基板P(物体)との相対速度よりも小さくなるように移動してもよい。また、第2液浸部材600は、液浸空間LS2が形成されている状態で、基板P(物体)との相対加速度が、第1液浸部材500と基板P(物体)との相対加速度よりも小さくなるように移動してもよい。
第2液浸部材600は、例えば基板P(物体)の移動方向に移動可能である。例えば、基板P(物体)が+X方向(または−X方向)に移動するとき、第2液浸部材600は+X方向(または−X方向)に移動可能である。また、基板P(物体)が+X方向に移動しつつ+Y方向(又は−Y方向)に移動するとき、第2液浸部材600は+X方向に移動可能である。また、基板P(物体)が−X方向に移動しつつ+Y方向(又は−Y方向)に移動するとき、第2液浸部材600は−X方向に移動可能である。すなわち、本実施形態においては、基板P(物体)がX軸方向の成分を含むある方向に移動する場合、第2液浸部材600はX軸方向に移動する。例えば、X軸方向の成分を含むある方向への基板P(物体)の移動の少なくとも一部と並行して、第2液浸部材600がX軸方向に移動してもよい。
なお、第2液浸部材600がY軸方向に移動可能でもよい。基板P(物体)がY軸方向の成分を含むある方向に移動する場合、第2液浸部材600がY軸方向に移動してもよい。例えば、Y軸方向の成分を含むある方向への基板P(物体)の移動の少なくとも一部と並行して、基板P(物体)との相対速度が小さくなるように、第2液浸部材600がY軸方向に移動してもよい。
次に、上述の露光装置EXを用いて基板Pを露光する方法について説明する。
以下の説明においては、液浸空間LS1を形成するために、液体供給部31から液体LQが供給されるとともに、液体回収部24及び液体回収部27のそれぞれから液体LQが回収されることとする。
なお、液浸空間LS1を形成するために、例えば液体供給部31から液体LQを供給し、液体回収部27から液体LQを回収し、液体回収部24から液体LQを回収しなくてもよい。
第1、第2液浸部材500、600から離れた基板交換位置において、露光前の基板Pを基板ステージ2(第1保持部)に搬入(ロード)する処理が行われる。基板ステージ2が第1、第2液浸部材500、600から離れている期間の少なくとも一部において、計測ステージ3が終端光学素子13及び第1、第2液浸部材500、600と対向するように配置される。
制御装置6は、液体供給部31からの液体LQの供給と、液体回収部24及び液体回収部27からの液体LQの回収とを行って、計測ステージ3上に液浸空間LS1を形成する。
また、制御装置6は、液体供給部43からの液体LQの供給と、液体回収部44からの液体LQの回収とを行って、計測ステージ3上に液浸空間LS2を形成する。
露光前の基板Pが基板ステージ2にロードされ、計測ステージ3を用いる計測処理が終了した後、制御装置6は、終端光学素子13及び第1、第2液浸部材500、600と基板ステージ2(基板P)とが対向するように、基板ステージ2を移動する。
終端光学素子13及び第1液浸部材500と基板ステージ2(基板P)とが対向する状態で、液体供給部31からの液体LQの供給と並行して液体回収部24及び液体回収部27からの液体LQの回収が行われることによって、光路Kが液体LQで満たされるように、終端光学素子13及び第1液浸部材500と基板ステージ2(基板P)との間に液浸空間LS1が形成される。
また、第2液浸部材600と基板ステージ2(基板P)とが対向する状態で、液体供給部43からの液体LQの供給と並行して液体回収部44からの液体LQの回収が行われることによって、空間SP4が液体LQで満たされるように、第2液浸部材600と基板ステージ2(基板P)との間に液浸空間LS2が形成される。
制御装置6は、基板Pの露光処理を開始する。制御装置6は、基板P上に液浸空間LS1が形成されている状態で、照明系ILから露光光ELを射出する。照明系ILはマスクMを露光光ELで照明する。マスクMからの露光光ELは、投影光学系PL及び射出面12と基板Pとの間の液浸空間LS1の液体LQを介して基板Pに照射される。これにより、基板Pは、終端光学素子13の射出面12と基板Pとの間の液浸空間LS1の液体LQを介して射出面12から射出された露光光ELで露光され、マスクMのパターンの像が基板Pに投影される。
また、基板Pの露光において、液浸空間LS1とともに、液浸空間LS2が形成される。少なくとも基板Pの露光において、液浸空間LS2が形成され続ける。
本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しつつ、マスクMのパターンの像を基板Pに投影する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)である。本実施形態においては、基板Pの走査方向(同期移動方向)をY軸方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もY軸方向とする。制御装置6は、基板Pを投影光学系PLの投影領域PRに対してY軸方向に移動するとともに、その基板PのY軸方向への移動と同期して、照明系ILの照明領域IRに対してマスクMをY軸方向に移動しつつ、投影光学系PLと基板P上の液浸空間LSの液体LQとを介して基板Pに露光光ELを照射する。
図6は、基板ステージ2に保持された基板Pの一例を示す図である。本実施形態においては、基板Pに露光対象領域であるショット領域Sがマトリクス状に複数配置される。制御装置6は、終端光学素子13の射出面12から射出される露光光ELに対して、第1保持部に保持されている基板PをY軸方向(走査方向)に移動しつつ、射出面12と基板Pとの間の液浸空間LS1の液体LQを介して、射出面12から射出された露光光ELで、基板Pの複数のショット領域Sのそれぞれを順次露光する。
例えば基板Pの1つのショット領域Sを露光するために、制御装置6は、液浸空間LS1、LS2が形成されている状態で、射出面12から射出される露光光EL(投影光学系PLの投影領域PR)に対して基板PをY軸方向に移動するとともに、その基板PのY軸方向への移動と同期して、照明系ILの照明領域IRに対してマスクMをY軸方向に移動しつつ、投影光学系PLと基板P上の液浸空間LS1の液体LQとを介してそのショット領域Sに露光光ELを照射する。これにより、マスクMのパターンの像がそのショット領域Sに投影され、そのショット領域Sが射出面12から射出された露光光ELで露光される。
そのショット領域Sの露光が終了した後、制御装置6は、次のショット領域Sの露光を開始するために、液浸空間LS1、LS2が形成されている状態で、基板PをXY平面内においてY軸と交差する方向(例えばX軸方向、あるいはXY平面内においてX軸及びY軸方向に対して傾斜する方向等)に移動し、次のショット領域Sを露光開始位置に移動する。その後、制御装置6は、そのショット領域Sの露光を開始する。
制御装置6は、基板P(基板ステージ2)上に液浸空間LS1、LS2が形成されている状態で、射出面12からの露光光ELが照射される位置(投影領域PR)に対してショット領域をY軸方向に移動しながらそのショット領域を露光する動作と、そのショット領域の露光後、基板P(基板ステージ2)上に液浸空間LS1、LS2が形成されている状態で、次のショット領域が露光開始位置に配置されるように、XY平面内においてY軸方向と交差する方向(例えばX軸方向、あるいはXY平面内においてX軸及びY軸方向に対して傾斜する方向等)に基板Pを移動する動作とを繰り返しながら、基板Pの複数のショット領域のそれぞれを順次露光する。
以下の説明において、ショット領域を露光するために、基板P(基板ステージ2)上に液浸空間LS1が形成されている状態で、射出面12からの露光光ELが照射される位置(投影領域PR)に対して基板P(ショット領域)をY軸方向に移動する動作を適宜、スキャン移動動作、と称する。また、あるショット領域の露光終了後、基板P(基板ステージ2)上に液浸空間LS1が形成されている状態で、次のショット領域の露光が開始されるまでの間に、XY平面内において基板Pを移動する動作を適宜、ステップ移動動作、と称する。
本実施形態においては、スキャン移動動作及びステップ移動動作のそれぞれにおいて、液浸空間LS1と同時に、液浸空間LS2が形成される。
本実施形態において、スキャン移動動作は、あるショット領域Sが露光開始位置に配置されている状態から露光終了位置に配置される状態になるまで基板PがY軸方向に移動する動作を含む。ステップ移動動作は、あるショット領域Sが露光終了位置に配置されている状態から次のショット領域Sが露光開始位置に配置される状態になるまで基板PがXY平面内においてY軸方向と交差する方向に移動する動作を含む。
露光開始位置は、あるショット領域Sの露光のために、そのショット領域SのY軸方向に関する一端部が投影領域PRを通過する時点の基板Pの位置を含む。露光終了位置は、露光光ELが照射されたそのショット領域SのY軸方向に関する他端部が投影領域PRを通過する時点の基板Pの位置を含む。
ショット領域Sの露光開始位置は、そのショット領域Sを露光するためのスキャン移動動作開始位置を含む。ショット領域Sの露光開始位置は、そのショット領域Sを露光開始位置に配置するためのステップ移動動作終了位置を含む。
ショット領域Sの露光終了位置は、そのショット領域Sを露光するためのスキャン移動動作終了位置を含む。ショット領域Sの露光終了位置は、そのショット領域Sの露光終了後、次のショット領域Sを露光開始位置に配置するためのステップ移動動作開始位置を含む。
以下の説明において、あるショット領域Sの露光のためにスキャン移動動作が行われる期間を適宜、スキャン移動期間、と称する。以下の説明において、あるショット領域Sの露光終了から次のショット領域Sの露光開始のためにステップ移動動作が行われる期間を適宜、ステップ移動期間、と称する。
スキャン移動期間は、あるショット領域Sの露光開始から露光終了までの露光期間を含む。ステップ移動期間は、あるショット領域Sの露光終了から次のショット領域Sの露光開始までの基板Pの移動期間を含む。
スキャン移動動作において、射出面12から露光光ELが射出される。スキャン移動動作において、基板P(物体)に露光光ELが照射される。ステップ移動動作において、射出面12から露光光ELが射出されない。ステップ移動動作において、基板P(物体)に露光光ELが照射されない。
制御装置6は、スキャン移動動作とステップ移動動作とを繰り返しながら、基板Pの複数のショット領域Sのそれぞれを順次露光する。なお、スキャン移動動作は、主にY軸方向に関する等速移動である。ステップ移動動作は、加減速度移動を含む。例えば、あるショット領域Sの露光終了から次のショット領域Sの露光開始までの間のステップ移動動作は、Y軸方向に関する加減速移動及びX軸方向に関する加減速移動の一方又は両方を含む。
なお、スキャン移動動作及びステップ移動動作の少なくとも一部において、液浸空間LS1(液浸空間LS2)の少なくとも一部が、基板ステージ2(カバー部材T)上に形成される場合がある。スキャン移動動作及びステップ移動動作の少なくとも一部において、液浸空間LS1(液浸空間LS2)が基板Pと基板ステージ2(カバー部材T)とを跨ぐように形成される場合がある。基板ステージ2と計測ステージ3とが接近又は接触した状態で基板Pの露光が行われる場合、スキャン移動動作及びステップ移動動作の少なくとも一部において、液浸空間LS1(液浸空間LS2)が基板ステージ2(カバー部材T)と計測ステージ3とを跨ぐように形成される場合がある。
制御装置6は、基板P上の複数のショット領域Sの露光条件に基づいて、駆動システム15を制御して、基板P(基板ステージ2)を移動する。複数のショット領域Sの露光条件は、例えば露光レシピと呼ばれる露光制御情報によって規定される。露光制御情報は、記憶装置7に記憶されている。
露光条件(露光制御情報)は、複数のショット領域Sの配列情報(基板Pにおける複数のショット領域Sそれぞれの位置)を含む。また、露光条件(露光制御情報)は、複数のショット領域Sのそれぞれの寸法情報(Y軸方向に関する寸法情報)を含む。
制御装置6は、記憶装置7に記憶されている露光条件(露光制御情報)に基づいて、所定の移動条件で基板Pを移動しながら、複数のショット領域Sのそれぞれを順次露光する。基板P(物体)の移動条件は、移動速度、加速度、移動方向、移動距離、及びXY平面内における移動軌跡の少なくとも一つを含む。
一例として、複数のショット領域Sのそれぞれを順次露光するとき、制御装置6は、投影光学系PLの投影領域PRと基板Pとが、図6中、矢印Srに示す移動軌跡に沿って相対的に移動するように基板ステージ2を移動しつつ投影領域PRに露光光ELを照射して、液体LQを介して複数のショット領域Sのそれぞれを露光光ELで順次露光する。制御装置6は、スキャン移動動作とステップ移動動作とを繰り返しながら、複数のショット領域Sのそれぞれを順次露光する。
本実施形態において、第2部材22は、基板Pの露光処理の少なくとも一部において移動する。第2部材22は、例えば液浸空間LS1が形成されている状態で基板P(基板ステージ2)のステップ移動動作の少なくとも一部と並行して移動する。第2部材22は、例えば液浸空間LS1が形成されている状態で基板P(基板ステージ2)のスキャン移動動作の少なくとも一部と並行して移動する。第2部材22の移動と並行して、射出面12から露光光ELが射出される。
第2部材22は、例えば基板P(基板ステージ2)がステップ移動動作を行うとき、基板P(基板ステージ2)との相対移動(相対速度、相対加速度)が、第1部材21と基板P(基板ステージ2)との相対移動(相対速度、相対加速度)よりも小さくなるように、移動してもよい。
また、第2部材22は、基板P(基板ステージ2)がスキャン移動動作を行うとき、基板P(基板ステージ2)との相対移動(相対速度、相対加速度)が、第1部材21と基板P(基板ステージ2)との相対移動(相対速度、相対加速度)よりも小さくなるように、移動してもよい。
なお、スキャン移動動作中に第2部材22が移動しなくてもよい。すなわち、射出面12からの露光光ELの射出と並行して第2部材22が移動しなくてもよい。
図7は、第2部材22の動作の一例を示す模式図である。図7は、第2部材22を上方から見た図である。
本実施形態において、第2部材22はX軸方向に移動する。なお、上述のように、第2部材22は、Y軸方向に移動してもよいし、X軸方向(又はY軸方向)の成分を含むXY平面内における任意の方向に移動してもよい。
第2部材22は、X軸方向に関して規定された可動範囲(移動可能範囲)を移動する。射出面12からの露光光ELが開口34及び開口35を通過するとともに、第2部材22が第1部材21に接触しないように、第2部材22の可動範囲が定められる。
基板P(物体)が移動する期間の少なくとも一部において、第2部材22は、図7(A)〜図7(E)に示すように、X軸方向に移動する。図7(A)は、移動可能範囲の最も+X側の端の位置Jrに第2部材22が配置されている状態を示す。図7(C)は、移動可能範囲の中央の位置Jmに第2部材22が配置されている状態を示す。図7(E)は、移動可能範囲の最も−X側の端の位置Jsに第2部材22が配置されている状態を示す。
以下の説明において、図7(A)に示す第2部材22の位置Jrを適宜、第1端部位置Jr、と称し、図7(C)に示す第2部材22の位置Jmを適宜、中央位置Jm、と称し、図7(E)に示す第2部材22の位置Jsを適宜、第2端部位置Js、と称する。
また、図7(B)は、第2部材22が第1端部位置Jrと中央位置Jmとの間の位置Jrmに配置されている状態を示す。図7(D)は、第2部材22が第2端部位置Jsと中央位置Jmとの間の位置Jsmに配置されている状態を示す。
なお、本実施形態において、第2部材22が中央位置Jmに配置される状態は、第2部材22の開口35の中心と終端光学素子13の光軸AXとが実質的に一致している状態を含む。開口35の中心が光軸AXに一致する第2部材22の位置を、原点、と称してもよい。
第2部材22の移動可能範囲の寸法は、X軸方向に関する第1端部位置Jrと第2端部位置Jsとの距離を含む。
制御装置6は、終端光学素子13(投影領域PR)に対する第2部材22の位置を異ならせることができる。制御装置6は、位置Jr、位置Jrm、位置Jm、位置Jsm、及び位置Jsのうち選択された2つの位置の間において第2部材22を移動可能である。制御装置6は、位置Jr、位置Jrm、位置Jm、位置Jsm、及び位置Jsの少なくとも一つにおいて第2部材22を停止可能である。
位置Jrと位置Jmとの間の第2部材22の移動距離は、位置Jrmと位置Jmとの間の第2部材22の移動距離よりも長い。位置Jsと位置Jmとの間の第2部材22の移動距離は、位置Jsmと位置Jmとの間の第2部材22の移動距離よりも長い。
制御装置6は、定められた移動条件で第2部材22を移動可能である。第2部材22の移動条件は、第2部材22の移動速度、加速度、移動方向、移動距離、及びXY平面内における移動軌跡の少なくとも一つを含む。制御装置6は、第2部材22の移動速度、加速度、移動方向、移動距離、及びXY平面内における移動軌跡の少なくとも一つを制御可能である。
図8は、基板Pを+X方向の成分を含むステップ移動を行いながら、ショット領域Sa、ショット領域Sb、及びショット領域Scのそれぞれを順次露光するときの基板Pの移動軌跡の一例を模式的に示す図である。ショット領域Sa、Sb、Scは、X軸方向に配置される。
図8に示すように、ショット領域Sa、Sb、Scが露光されるとき、終端光学素子13の下において、投影領域PRが基板Pの位置d1に配置される状態からその位置d1に対して+Y側に隣り合う位置d2に配置される状態までの経路Tp1、位置d2に配置される状態からその位置d2に対して+X側に隣り合う位置d3に配置される状態までの経路Tp2、位置d3に配置される状態からその位置d3に対して−Y側に隣り合う位置d4に配置される状態までの経路Tp3、位置d4に配置される状態からその位置d4に対して+X側に隣り合う位置d5に配置される状態までの経路Tp4、及び位置d5に配置される状態からその位置d5に対して+Y側に隣り合う位置d6に配置される状態までの経路Tp5を、基板Pは順次移動する。位置d1、d2、d3、d4、d5、d6は、XY平面内における位置である。
経路Tp1の少なくとも一部は、Y軸と平行な直線である。経路Tp3の少なくとも一部は、Y軸と平行な直線である。経路Tp5の少なくとも一部は、Y軸と平行な直線を含む。経路Tp2は、位置d2.5を経由する曲線を含む。経路Tp4は、位置d4.5を経由する曲線を含む。位置d1は、経路Tp1の始点を含み、位置d2は、経路Tp1の終点を含む。位置d2は、経路Tp2の始点を含み、位置d3は、経路Tp2の終点を含む。位置d3は、経路Tp3の始点を含み、位置d4は、経路Tp3の終点を含む。位置d4は、経路Tp4の始点を含み、位置d5は、経路Tp4の終点を含む。位置d5は、経路Tp5の始点を含み、位置d6は、経路Tp5の終点を含む。経路Tp1は、基板Pが−Y方向に移動する経路である。経路Tp3は、基板Pが+Y方向に移動する経路である。経路Tp5は、基板Pが−Y方向に移動する経路である。経路Tp2及び経路Tp4は、基板Pが−X方向を主成分とする方向に移動する経路である。
液浸空間LS1、LS2が形成されている状態で基板Pが経路Tp1を移動するとき、液浸空間LS1の液体LQを介してショット領域Saに露光光ELが照射される。液浸空間LS1、LS2が形成されている状態で基板Pが経路Tp3を移動するとき、液浸空間LS1の液体LQを介してショット領域Sbに露光光ELが照射される。液浸空間LS1、LS2が形成されている状態で基板Pが経路Tp5を移動するとき、液浸空間LS1の液体LQを介してショット領域Scに露光光ELが照射される。基板Pが経路Tp2及び経路Tp4を移動するとき、露光光ELは照射されない。
基板Pが経路Tp1を移動する動作、経路Tp3を移動する動作、及び経路Tp5を移動する動作のそれぞれは、スキャン移動動作を含む。また、基板Pが経路Tp2を移動する動作、及び経路Tp4を移動する動作のそれぞれは、ステップ移動動作を含む。
すなわち、基板Pが経路Tp1を移動する期間、経路Tp3を移動する期間、及び経路Tp5を移動する期間のそれぞれは、スキャン移動期間(露光期間)である。基板Pが経路Tp2を移動する期間、及び経路Tp4を移動する期間のそれぞれは、ステップ移動期間である。
図9及び図10は、ショット領域Sa、Sb、Scが露光されるときの第2部材22の動作の一例を示す模式図である。図9及び図10は、第2部材22を上方から見た図である。
基板Pが位置d1にあるとき、図9(A)に示すように、第2部材22は、投影領域PR(露光光ELの光路AT)に対して、位置Jsに配置される。
基板Pが位置d2にあるとき、図9(B)に示すように、第2部材22は、投影領域PR(露光光ELの光路AT)に対して、位置Jrに配置される。すなわち、基板Pの位置d1から位置d2へのスキャン移動動作中に、第2部材22は、基板Pのステップ移動の方向(−X方向)とは逆の+X方向に移動する。基板Pの位置d1から位置d2へのスキャン移動動作中に、第2部材22は、位置Jsから位置Jsm、位置Jm、及び位置Jrmを経て、位置Jrまで移動する。換言すれば、基板Pが経路Tp1を移動するとき、第2部材22は、図9(A)に示す状態から図9(B)に示す状態に変化するように、+X方向に移動する。
基板Pが位置d2.5にあるとき、図9(C)に示すように、第2部材22は、投影領域PR(露光光ELの光路AT)に対して、位置Jmに配置される。
基板Pが位置d3にあるとき、図9(D)に示すように、第2部材22は、投影領域PR(露光光ELの光路AT)に対して、位置Jsに配置される。すなわち、基板Pの位置d2から位置d3へのステップ移動動作中に、第2部材22は、基板Pのステップ移動の方向(−X方向)と同じ−X方向に移動する。基板Pの位置d2から位置d3へのステップ移動動作中に、第2部材22は、位置Jrから位置Jrm、位置Jm、及び位置Jsmを経て、位置Jmまで移動する。換言すれば、基板Pが経路Tp2を移動するとき、第2部材22は、図9(B)に示す状態から図9(C)に示す状態を経て図9(D)に示す状態に変化するように、−X方向に移動する。
基板Pが位置d4にあるとき、図10(A)に示すように、第2部材22は、投影領域PR(露光光ELの光路AT)に対して、位置Jrに配置される。すなわち、基板Pの位置d3から位置d4へのスキャン移動動作中に、第2部材22は、基板Pのステップ移動の方向(−X方向)とは逆の+X方向に移動する。基板Pの位置d3から位置d4へのスキャン移動動作中に、第2部材22は、位置Jsから位置Jsm、位置Jm、及び位置Jrmを経て、位置Jrまで移動する。換言すれば、基板Pが経路Tp3を移動するとき、第2部材22は、図9(D)に示す状態から図10(A)に示す状態に変化するように、+X方向に移動する。
基板Pが位置d4.5にあるとき、図10(B)に示すように、第2部材22は、投影領域PR(露光光ELの光路AT)に対して、位置Jmに配置される。
基板Pが位置d5にあるとき、図10(C)に示すように、第2部材22は、投影領域PR(露光光ELの光路AT)に対して、位置Jsに配置される。すなわち、基板Pの位置d4から位置d5へのステップ移動動作中に、第2部材22は、基板Pのステップ移動の方向(−X方向)と同じ−X方向に移動する。基板Pの位置d4から位置d5へのステップ移動動作中に、第2部材22は、位置Jrから位置Jrm、位置Jm、及び位置Jsmを経て、位置Jmまで移動する。換言すれば、基板Pが経路Tp4を移動するとき、第2部材22は、図10(A)に示す状態から図10(B)に示す状態を経て図10(C)に示す状態に変化するように、−X方向に移動する。
基板Pが位置d6にあるとき、図10(D)に示すように、第2部材22は、投影領域PR(露光光ELの光路AT)に対して、位置Jrに配置される。すなわち、基板Pの位置d5から位置d6へのスキャン動作移動中に、第2部材22は、基板Pのステップ移動の方向(−X方向)とは逆の+X方向に移動する。基板Pの位置d5から位置d6へのスキャン移動動作中に、第2部材22は、位置Jsから位置Jsm、位置Jm、及び位置Jrmを経て、位置Jrまで移動する。換言すれば、基板Pが経路Tp5を移動するとき、第2部材22は、図10(C)に示す状態から図10(D)に示す状態に変化するように、+X方向に移動する。
すなわち、本実施形態において、第2部材22は、基板Pが経路Tp2に沿って移動する期間の少なくとも一部において、基板Pとの相対移動が小さくなるように、−X方向に移動する。換言すれば、第2部材22は、基板Pが−X方向の成分を含むステップ移動動作する期間の少なくとも一部に、X軸方向に関する基板Pとの相対速度が小さくなるように、−X方向に移動する。同様に、第2部材22は、基板Pが経路Tp4に沿って移動する期間の少なくとも一部において、X軸方向に関する基板Pとの相対速度が小さくなるように、−X方向に移動する。
また、本実施形態において、第2部材22は、基板Pが経路Tp3に沿って移動する期間の少なくとも一部において、+X方向に移動する。これにより、基板Pの経路Tp3の移動後、経路Tp4の移動において、第2部材22が−X方向に移動しても露光光ELが開口34、35を通過可能であり、第1部材21と第2部材22との接触が抑制される。基板Pが経路Tp1、Tp5を移動する場合も同様である。
すなわち、基板Pがスキャン移動動作と−X方向の成分を含むステップ移動動作とを繰り返す場合、ステップ移動動作中に、基板Pとの相対速度が小さくなるように第2部材22が位置Jrから位置Jsへ−X方向に移動し、スキャン移動動作中に、次のステップ移動動作において第2部材22が再度−X方向に移動できるように、第2部材22が位置Jsから位置Jrへ戻る。すなわち、基板Pがスキャン移動動作する期間の少なくとも一部において、第2部材22が+X方向に移動するので、第2開口部28の寸法が必要最小限に抑えられ、第1部材21と第2部材22との接触が抑制される。
また、本実施形態においては、第2部材22が第1端部位置Jr(第2端部位置Js)に配置されても、液体回収部27の少なくとも一部は、基板P(物体)と対向し続ける。これにより、例えばステップ移動動作において、液体回収部43は、基板P(物体)上の液体LQを回収することができる。
なお、図9及び図10を用いて説明した例においては、基板Pが位置d1、d3、d5にあるときに、第2部材22が第2端部位置Jsに配置されることとした。基板Pが位置d1、d3、d5にあるときに、第2部材22が、中央位置Jmに配置されてもよいし、中央位置Jmと第2端部位置Jsとの間の位置Jsmに配置されてもよい。
なお、図9及び図10を用いて説明した例においては、基板Pが位置d2、d4、d6にあるときに、第2部材22が第1端部位置Jrに配置されることとした。基板Pが位置d2、d4、d6にあるときに、第2部材22が、中央位置Jmに配置されてもよいし、中央位置Jmと第1端部位置Jrとの間の位置Jrmに配置されてもよい。
また、基板Pが位置d2.5、d4.5にあるときに、第2部材22が、中央位置Jmとは異なる位置に配置されてもよい。すなわち、基板Pが位置d2.5、d4.5にあるときに、第2部材22が、例えば中央位置Jmと第2端部位置Jsとの間の位置Jsmに配置されてもよいし、中央位置Jmと第1端部位置Jrとの間の位置Jrmに配置されてもよい。
なお、基板Pのスキャン移動期間の少なくとも一部において、第2部材22は、停止してもよいし、基板Pのステップ移動の方向(−X方向)と同じ−X方向に移動してもよい。
なお、基板Pのステップ移動期間の少なくとも一部において、第2部材22は、停止してもよいし、基板Pのステップ移動の方向(−X方向)とは逆の−X方向に移動してもよい。
すなわち、基板Pの移動期間(スキャン移動期間及びステップ移動期間)の一部において、第2部材22は、基板P(物体)との相対速度が、第1部材21と基板P(物体)との相対速度よりも小さくなるように移動し、基板Pの移動期間の一部において、停止したり、相対速度が大きくなるように移動したりしてもよい。
上述のように、本実施形態においては、液浸空間LS1が形成されている状態で、第2部材22及び基板P(物体)の一方又は両方が移動される。本実施形態によれば、液浸空間LS1が形成されている状態で、基板P(物体)がXY平面内において高速で移動した場合においても、その基板P(物体)が移動する期間の少なくとも一部において、基板P(物体)との相対移動(相対速度、相対加速度)が小さくなるように、第2部材22が移動する。これより、第1液浸部材500と物体との間の空間から液体LQが流出したり、物体上に液体LQが残留したりすることが抑制される。
また、本実施形態においては、第2液浸部材600によって液浸空間LS2が形成される。本実施形態においては、液浸空間LS1が形成されている状態で、第2部材22及び基板P(物体)の一方又は両方が移動される期間の少なくとも一部において、液浸空間LS1の外側で、液浸空間LS2が形成される。
そのため、図11に示すように、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から液体LQが流出したとしても、その液体LQは、液浸空間LS2で捕捉される。これにより、空間SP4の外側への液体LQの流出が抑制される。
すなわち、第2液浸部材600は、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出する液体LQの少なくとも一部が液浸空間LS2で捕捉されるように、液浸空間LS2を形成する。
液浸空間LS2は、液体回収部27で回収しきれずに第1液浸部材500(第2部材22)と基板P(物体)との間の空間から漏洩した液体LQの流出を止める。第1液浸部材500(第2部材22)と基板P(物体)との間の空間の外側に流出した液体LQは、空間SP4において液浸空間LS2の液体LQと一体となる。また、第1液浸部材500(第2部材22)と基板P(物体)との間の空間の外側に流出した液体LQは、第2液浸部材600の液体回収部44から回収される。液体回収部44は、第1液浸部材500(第2部材22)と基板P(物体)との間の空間から流出した液体LQを、液浸空間LS2の液体LQとともに回収する。
本実施形態においては、液浸空間LS2は、液浸空間LS1よりも小さい。そのため、基板P(物体)が、第1液浸部材500(第2部材22)と基板P(物体)との間の空間に液体LQの液浸空間LS1を維持可能な所定の許容条件を満たさない条件の下でXY平面内において移動した場合でも、液浸空間LS2の液体LQが空間SP4から流出することが抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1液浸部材500が、第1部材21と、少なくとも一部が第1部材21の下方において移動可能な第2部材22とを有するため、液浸空間LS1が形成されている状態で基板P(物体)がXY平面内において高速で移動しても、例えば液体LQが第1液浸部材500と物体との間の空間から流出したり、基板P(物体)上に液体LQが残留したりすることが抑制される。また、液浸空間LS1の液体LQに気泡(気体部分)が発生することも抑制される。
すなわち、本実施形態においては、基板P(物体)との相対移動(相対速度、相対加速度)が小さくなるように第2部材22が移動することにより、液浸空間LS1が形成されている状態で基板P(物体)が高速度で移動しても、液体LQが流出したり、基板P(物体)上に液体LQが残留したり、液体LQに気泡が発生したりすることが抑制される。
また、本実施形態においては、液浸空間LS1の周囲の少なくとも一部において、液浸空間LS1と離れて液浸空間LS2を形成する第2液浸部材600を設けたので、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間(例えば第2空間SP2)から液体LQが流出しても、その流出した液体LQを液浸空間LS2で捕捉することができる。
したがって、露光不良の発生、及び不良デバイスの発生を抑制することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図12は、本実施形態に係る第2液浸部材600の動作の一例を示す。図12に示すように、液浸空間LS2が形成されている状態で、第2液浸部材600がZ軸方向に移動してもよい。第2液浸部材600がZ軸方向に移動することにより、第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との間隙のZ軸方向に関する寸法(距離)が変化する。液浸空間LS2が形成されている状態で、第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との間隙のZ軸方向に関する寸法(距離)が変化することにより、液浸空間LS2の液体LQの圧力が変化する。第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との間隙のZ軸方向に関する寸法(距離)が小さくなると、液浸空間LS2の液体LQの圧力が高くなる。第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との間隙のZ軸方向に関する寸法(距離)が大きくなると、液浸空間LS2の液体LQの圧力が低くなる。
制御装置6は、駆動装置42を制御して、第2液浸部材600をZ軸方向に移動することにより、液浸空間LS2の液体LQの圧力を調整可能である。液浸空間LS2の液体LQの圧力を高くする場合、制御装置6は、第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との間隙の寸法(距離)が小さくなるように、Z軸方向に関する第2液浸部材600の位置を調整する。液浸空間LS2の液体LQの圧力を低く場合、制御装置6は、第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との間隙の寸法(距離)が大きくなるように、Z軸方向に関する第2液浸部材600の位置を調整する。
制御装置6は、例えば基板P(物体)の移動条件に基づいて、Z軸方向に関する第2液浸部材600の位置(下面41と物体の上面との距離)を調整してもよい。
例えば、第2液浸部材22と基板P(物体)との間に液浸空間LS2が形成されている状態で、基板P(物体)が高速度で移動する場合、制御装置6は、第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との距離が小さくなるように、Z軸方向に関する第2液浸部材600の位置を調整してもよい。これにより、空間SP4から液体LQが流出することが抑制される。
また、第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との距離が大きくなるように、Z軸方向に関する第2液浸部材600の位置が調整されることにより、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出した液体LQを、液浸空間LS2で円滑に捕捉することができる。例えば、寸法が大きい液体(液体の滴)LQが、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の第2空間SP2から外側に移動(漏出)する可能性がある場合、第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との距離を大きくすることにより、その漏出した液体(滴)LQが第2液体部材600の外面に衝突することが抑制される。これにより、その漏出した液体(滴)LQを液浸空間LS2で円滑に捕捉することができる。また、第2液浸部材600と基板P(物体)とがXY平面内において相対移動する場合において、第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との距離が大きくなることにより、空間SP4における液体LQの速度勾配(せん断応力)が大きくなることが抑制される。すなわち、液体LQが第2液浸部材600及び基板P(物体)に及ぼす力が大きくなることが抑制される。そのため、第2液浸部材600と基板P(物体)とは、XY平面内において円滑に相対移動することができる。
また、制御装置6は、例えば液浸空間LS2の液体LQと接触する物体の上面の条件(上面の構造、形状、液体LQに対する上面の接触角など)に基づいて、Z軸方向に関する第2液浸部材600の位置(下面41と物体の上面との距離)を調整してもよい。
例えば、物体に溝(間隙)が形成されている場合、あるいは物体の上面が液体LQに対して親液性である場合(接触角が小さい場合)、制御装置6は、第2液浸部材600の下面41と基板P(物体)の上面との距離が小さくなるように、Z軸方向に関する第2液浸部材600の位置を調整してもよい。これにより、空間SP4から液体LQが流出することが抑制される。
以上説明したように、本実施形態においても、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間LQから流出した液体LQを液浸空間LS2で捕捉することができる。また、空間SP4からの液体LQの流出も抑制することができる。したがって、露光不良の発生、及び不良デバイスの発生が抑制される。
なお、本実施形態において、制御装置6は、例えば基板P(物体)の移動条件に基づいて、XY平面内における第2液浸部材600の位置を調整してもよいし、XY平面内において第2液浸部材600を移動してもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図13は、本実施形態に係る第2液浸部材600の動作の一例を示す図である。図13は、第1、第2液浸部材500、600を下面側から見た図である。
本実施形態においては、第2液浸部材600がXY平面内において移動する例について説明する。
上述の実施形態と同様、液浸空間LS1が形成されている状態で、第2部材22及び基板P(物体)の一方又は両方が移動される。第2部材22及び基板P(物体)の一方又は両方が移動される期間の少なくとも一部において、液浸空間LS2が形成される。
第2液浸部材600は、液浸空間LS1が形成されている状態において、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出する液体LQの少なくとも一部が液浸空間LS2で捕捉されるように、液浸空間LS2を形成する。
本実施形態においては、第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方に基づいて、液浸空間LS2の形成条件が定められる。
第2部材22の移動条件は、第2部材22の移動速度、加速度、移動方向、移動距離、及びXY平面内における移動軌跡の少なくとも一つを含む。
基板P(物体)の移動条件は、基板P(物体)の移動速度、加速度、移動方向、移動距離、及びXY平面内における移動軌跡の少なくとも一つを含む。
液浸空間LS2の形成条件は、液浸空間LS2の形成位置、形成範囲、及び液浸空間LS2の形成の有無の少なくとも一つを含む。
例えば、第2部材22及び基板P(物体)が静止している場合、図13(A)に示すように、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から液体LQは流出しない。第2液浸部材600は、基準位置に配置される。
例えば基板Pが静止している状態で、第2部材22が−X方向に移動しつつ+Y方向に移動する場合、図13(B)に示すように、XY平面内において、液浸空間LS1は、第2部材22の中心に対して+X側及び−Y側に移動する。つまり、液体LQの界面LG2が第2部材22の+X側及び−Y側のエッジに近づくように、第2部材22と液浸空間LS1とが相対移動する。換言すれば、液体LQが第2部材22の+X側及び−Y側のエッジから流出するように、第2部材22と液浸空間LS1とが相対移動する。また、例えば第2部材22が静止している状態で、基板P(物体)が+X方向に移動しつつ−Y方向に移動する場合においても、図13(B)に示すように、第2部材22と液浸空間LS1との相対位置が変化する。
また、例えば基板Pが静止している状態で、第2部材22が+X方向に移動しつつ−Y方向に移動する場合、図13(C)に示すように、XY平面内において、液浸空間LS1は、第2部材22の中心に対して−X側及び+Y側に移動する。つまり、液体LQの界面LG2が第2部材22の−X側及び+Y側のエッジに近づくように、第2部材22と液浸空間LS1とが相対移動する。換言すれば、液体LQが第2部材22の−X側及び+Y側のエッジから流出するように、第2部材22と液浸空間LS1とが相対移動する。また、例えば第2部材22が静止している状態で、基板P(物体)が−X方向に移動しつつ+Y方向に移動する場合においても、図13(C)に示すように、第2部材22と液浸空間LS1との相対位置が変化する。
すなわち、XY平面内における第2部材22の移動方向に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置及び流出方向の少なくとも一方が変化する。また、XY平面内における基板P(物体)の移動方向に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置及び流出方向の少なくとも一方が変化する。
また、XY平面内における第2部材22の移動軌跡に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置及び流出方向の少なくとも一方が変化する。また、XY平面内における基板P(物体)の移動軌跡に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置及び流出方向の少なくとも一方が変化する。
また、XY平面内における第2部材22の移動速度又は加速度に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置、流出方向、及び流出量の少なくとも一つが変化する。また、XY平面内における基板P(物体)の移動速度又は加速度に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置、流出方向、及び流出量の少なくとも一つが変化する。
すなわち、第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置、流出方向、及び流出量の少なくとも一つが決定される。
そのため、制御装置6は、第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置、流出方向、及び流出量の少なくとも一つを推測(推定)することができる。
第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件は、露光レシピ(露光制御情報)によって規定される。すなわち、第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件は、既知の情報である。したがって、制御装置6は、既知の情報である第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置、流出方向、及び流出量の少なくとも一つを推測(推定)することができる。
第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方に基づく液体LQの流出位置、流出方向、及び流出量の少なくとも一つは、例えばシミュレーションを用いて求めることができるし、実験によって求めることもできる。すなわち、第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方と、液体LQの流出位置、流出方向、及び流出量の少なくとも一つとの関係は、シミュレーション又は実験によって事前に求めることができる。その情報は記憶装置7に記憶される。制御装置6は、記憶装置7の情報と、露光レシピで定められる第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方とに基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置、流出方向、及び流出量の少なくとも一つを求める(推測する)ことができる。
制御装置6は、第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方から推測される、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間からの液体LQの流出位置、流出方向、及び流出量の少なくとも一つに関する情報に基づいて、液浸空間LS2の形成条件を定める。
例えば、図13(B)に示すように、液体LQが第2部材22の+X側及び−Y側のエッジから流出するように第2部材22及び基板P(物体)の一方又は両方が移動する場合、制御装置6は、その流出する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、液浸空間LS2の形成条件を定める。
図13(B)に示す例では、第2部材22の+X側及び−Y側のエッジに液浸空間LS2が形成されるように、XY平面内において第2液浸部材600が移動する。第2液浸部材600は、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出する液体LQを、液浸空間LS2で捕捉するように移動する。第2部材22の+X側及び−Y側のエッジから流出する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、第2液浸部材600の位置が定められる。
また、図13(C)に示すように、液体LQが第2部材22の−X側及び+Y側のエッジから流出するように第2部材22及び基板P(物体)の一方又は両方が移動する場合、制御装置6は、その流出する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、液浸空間LS2の形成条件を定める。
図13(C)に示す例では、第2部材22の−X側及び+Y側のエッジに液浸空間LS2が形成されるように、XY平面内において第2液浸部材600が移動する。第2液浸部材600は、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出する液体LQを、液浸空間LS2で捕捉するように移動する。第2部材22の−X側及び+Y側のエッジから流出する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、第2液浸部材600の位置が定められる。
これにより、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から液体LQが流出しても、その流出した液体LQは、液浸空間LS2に捕捉される。
以上、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、液浸空間LS2の形成位置が定められる例について説明した。
制御装置6は、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、液浸空間LS2の形成範囲を定めてもよい。
例えば、液体供給部43からの液体LQの供給量を多くして、液浸空間LS2を大きくしてもよい。液体回収部44からの液体LQの回収量を少なくして、液浸空間LS2を大きくしてもよい。これにより、液浸空間LS2の形成範囲が大きくなる。
また、液体供給部43からの液体LQの供給量を少なくして、液浸空間LS2を小さくしてもよい。液体回収部44からの液体LQの回収量を多くして、液浸空間LS2を小さくしてもよい。これにより、液浸空間LS2の形成範囲が小さくなる。
また、複数の第2液浸部材600を隣接するように配置し、それら複数の第2液浸部材600のそれぞれで液浸空間LS2を形成してもよい。これにより、液浸空間LS2の形成範囲が大きくなる。
また、制御装置6は、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、液浸空間LS2の形成の有無を定めてもよい。
例えば、図13(B)に示すように、液体LQが第2部材22の+X側及び−Y側のエッジから流出する場合、複数(2つ)の第2液浸部材600のうち、そのエッジに配置された一部の第2液浸部材600で液浸空間LS2を形成し、一部の第2液浸部材600においては液浸空間LS2を形成しなくてもよい。
以上説明したように、本実施形態においても、液体LQの流出を抑制することができる。したがって、露光不良の発生、及び不良デバイスの発生が抑制される。
<第4実施形態>
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図14は、本実施形態に係る第2液浸部材600の動作の一例を示す図である。図14は、第1、第2液浸部材500、600を下面側から見た図である。
第2液浸部材600は、液浸空間LS1の外側で、基板P(物体)の上面に存在する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、液浸空間LS2を形成してもよい。第2液浸部材600は、液浸空間LS1の外側で、基板P(物体)の上面に存在する液体LQを液浸空間LS2で捕捉するように移動してもよい。
例えば、図14に示すように、液浸空間LS1から離れて、基板P(物体)の上面に液体LQが残留する可能性がある。例えば、液体LQの滴が、基板P(物体)の上面に存在(残留)する可能性がある。制御装置6は、その基板P(物体)の上面に存在する液体LQを液浸空間LS2で捕捉(除去)するために、第2液浸部材600を移動してもよい。
制御装置6は、液浸空間LS1の外側で、基板P(物体)の上面に存在する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方に基づいて、液浸空間LS2の形成条件を定めてもよい。制御装置6は、第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方から推測される、液浸空間LS1から離れて、基板P(物体)の上面に存在する液体LQの位置に関する情報に基づいて、液浸空間LS2の形成条件を定めてもよい。
すなわち、制御装置6は、第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方から推測される、残留する液体LQの位置に関する情報に基づいて、第2液浸部材600を移動してもよいし、第2液浸部材600の位置を定めてもよい。
第2部材22の移動条件及び基板P(物体)の移動条件の一方又は両方基づく液体LQの残留位置に関する情報は、例えば予備実験又はシミュレーションにより求めることができる。その情報を記憶装置7に記憶しておくことにより、制御装置6は、その記憶装置7の情報に基づいて、液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、第2液浸部材600を移動したり、第2液浸部材600の位置を定めたりすることができる。これにより、液体LQの残留、流出が抑制される。
また、制御装置6は、基板P(物体)上に残留する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、液浸空間LS2の形成範囲を定めてもよいし、液浸空間LS2の形成の有無を定めてもよい。
以上説明したように、本実施形態においては、基板P(物体)上に存在(残留)する液体LQを捕捉することができる。したがって、露光不良の発生、及び不良デバイスの発生が抑制される。
なお、本実施形態において、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出した液体LQを検出する検出装置が設けられてもよい。例えば、検出装置が、第1液浸部材500の周囲に配置され、基板(物体)に向けて検出光を射出する射出部と、その基板P(物体)で反射した検出光を受光する受光部とを備えてもよい。検出装置は、受光部での受光量の変化に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から液体LQが流出したかどうか検出できる。制御装置6は、その検出装置の検出結果に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から液体LQが流出する位置及び方向の少なくとも一方に関する情報を取得可能である。
制御装置6は、その検出装置の検出結果に基づいて、第1液浸部材500と基板P(物体)との間の空間から流出する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、第2液浸部材600を移動する。これにより、基板P(物体)上に液体LQが残留することが抑制される。
また、制御装置6は、液浸空間LS1から離れて、基板P(物体)の上面に存在(残留)する液体LQを検出装置で検出してもよい。この場合も、制御装置6は、その検出装置の検出結果に基づいて、液浸空間LS1から離れて基板P(物体)の上面に存在(残留)する液体LQが液浸空間LS2で捕捉されるように、第2液浸部材600を移動することができる。
なお、上述の第1〜第4実施形態において、図15に示すように、第1液浸空間500の周囲の空間に、第2液浸部材600が4つ配置されてもよい。なお、第1液浸部材500の周囲の空間に、第2液浸部材600が3つ配置されてもよいし、5つ以上の任意の数だけ配置されてもよいし、1つだけ配置されてもよい。
<第5実施形態>
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
第5実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図16は、本実施形態に係る第1液浸部材500B及び第2液浸部材600のYZ平面と平行な断面図である。図17は、第1液浸部材500B及び第2液浸部材600のXZ平面と平行な断面図である。図18は、図16の一部を拡大した図である。図19は、第1液浸部材500B及び第2液浸部材600を下側(−Z側)から見た図である。図20は、第1液浸部材500Bの斜視図である。
液浸部材500Bは、終端光学素子13の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材210と、第1部材210の下方において露光光ELの光路Kの周囲の少なくとも一部に配置され、第1部材210に対して可動な第2部材220と、液浸空間LS1を形成するための液体LQを供給可能な液体供給部330と、液体LQを回収可能な液体回収部230とを備えている。
第1部材210は、終端光学素子13の周囲に配置される環状の部材である。第2部材220は、露光光ELの光路Kの周囲に配置される環状の部材である。第1部材210は、射出面12からの露光光ELが通過可能な開口340を有する。第2部材220は、射出面12からの露光光ELが通過可能な開口350を有する。
第1部材210は、−Z方向を向く下面240を有する。第2部材220は、+Z方向を向く上面250と、−Z方向を向く下面260とを有する。基板P(物体)は、下面260に対向可能である。上面250は、下面240と間隙を介して対向する。また、本実施形態においては、上面250の少なくとも一部は、射出面12と間隙を介して対向する。なお、上面250が射出面12と対向していなくてもよい。
液体供給部330は、終端光学素子13の光軸AX(光路K)に対する放射方向に関して液体回収部230の内側に配置される。液体供給部330は、第1部材210に配置される。本実施形態において、液体供給部330は、第1部材210に配置された開口(液体供給口)を含む。
本実施形態において、液体供給部330(液体供給口)は、外面13Fに対向するように配置される。液体供給部330は、第3空間SP3に液体LQを供給する。なお、液体供給部330は、第2部材220に配置されてもよいし、第1部材210及び第2部材220の両方に配置されてもよい。
本実施形態において、液体回収部230は、第1部材210に配置される。液体回収部230は、第1部材210に配置された開口(液体回収口)を含む。
下面240は、液体LQを回収不可能な非回収領域と、光軸AX(光路K)に対する放射方向に関して非回収領域の外側に配置され、液体LQを回収可能な回収領域とを含む。下面240の回収領域は、液体回収部230を含む。
基板P(物体)は、液体回収部230の少なくとも一部に対向可能である。第2部材220の少なくとも一部は、液体回収部230と対向する。
液体回収部230は、上面250が面する第1空間SP1及び下面260が面する第2空間SP2からの液体LQの少なくとも一部を回収可能である。第1空間SP1は、下面240と上面250との間の空間を含む。第2空間SP2は、下面260と基板P(物体)の上面との間の空間を含む。
なお、第2部材220は、液体回収部230に対向しなくてもよい。なお、液体回収部230が、第1部材210及び第2部材220とは異なる部材に配置されてもよい。
本実施形態において、液体回収部230は、多孔部材380を含む。基板P(物体)上の液体LQは、多孔部材380の孔を介して回収される。多孔部材380の孔(開口)が、液体LQを回収する開口(液体回収口)として機能する。本実施形態において、多孔部材380は、メッシュプレートを含む。
液体供給部330からの液体LQの供給動作と並行して、液体回収部230からの液体LQの回収動作が実行されることによって、一方側の終端光学素子13及び液浸部材500Bと、他方側の基板P(物体)との間に液体LQで液浸空間LS1が形成される。
第2部材220は、駆動装置270によって移動する。駆動装置270は、例えばモータを含み、ローレンツ力を使って第2部材220を移動する。駆動装置270は、第2部材220を、少なくともX軸方向に移動する。なお、駆動装置270は、第2部材220を、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZの6つの方向に移動してもよい。
本実施形態においては、第2部材220の少なくとも一部に、支持部材280が接続される。本実施形態において、駆動装置270は、支持部材280を移動する。支持部材280が駆動装置270によって移動されることにより、第2部材220が移動する。
本実施形態において、支持部材280は、光路K(終端光学素子13の光軸AX)に対して+Y側及び−Y側のそれぞれに配置される。
なお、複数の支持部材280の配置は、+Y側及び−Y側に限られない。例えば、+X側及び−X側のそれぞれに配置されてもよいし、+Y側、−Y側、+X側、−X側のそれぞれに配置されてもよい。
本実施形態において、第1部材210は、終端光学素子13の外面13Fと対向する内側面300と、内側面300の上端の周囲に配置される上面310とを有する。
本実施形態において、複数の支持部材280は、第1部材210に設けられた複数の孔320のそれぞれに移動可能に配置されている。本実施形態において、光路Kに対して、+Y側及び−Y側のそれぞれに孔320が設けられている。孔320のそれぞれは、Z軸方向に関して、第1部材210の上側の空間と下側の空間を結ぶように第1部材210を貫通している。第1部材210の上側の空間は、終端光学素子13と第1部材210との間の第3空間SP3を含む。第1部材210の下側の空間は、第1部材210と第2部材220との間の第1空間SP1を含む。なお、第1部材210の下側の空間が、第2部材220と基板P(物体)との間の第2空間SP2を含んでもよい。
本実施形態において、孔320のそれぞれは、第1部材210の内側面300と下面240(下面240の非回収領域)とを結ぶように形成されている。また、図20に示すように、孔320のそれぞれは、X軸方向に延びており、孔320に配置された支持部材280は、X軸方向に移動可能である。駆動装置270により支持部材280がX軸方向に移動されることによって、第2部材220がX軸方向に移動する。
なお、支持部材280が配置される孔320の少なくとも一つは、第1部材210の上面310と下面240とを結ぶように形成されてもよい。
本実施形態において、第2部材220及び支持部材280は、第1部材210と接触しない。第1部材210と第2部材220との間に間隙が形成され、第1部材210と支持部材280との間に間隙が形成される。駆動装置270は、第2部材220及び支持部材280と第1部材210とが接触しないように、第2部材220及び支持部材280を移動可能である。
第2液浸部材600は、第1液浸部材500Bの周囲の空間に配置される。図19に示すように、本実施形態において、第2液浸部材600は、第1液浸部材500Bの周囲の空間に4つ配置される。なお、第2液浸部材600は、第1液浸部材500Bの周囲の空間に1つ、2つ、又は3つ配置されてもよいし、5つ以上の任意の複数だけ配置されてもよい。
上述の実施形態と同様、第2液浸部材600は、移動可能である。第2液浸部材600については、上述の実施形態で説明したため、その説明を省略する。
本実施形態においても、第2液浸部材600によって形成される液浸空間LS2は、第1液浸部材500Bと基板P(物体)との間の空間から流出した液体LQを捕捉することができる。また、液浸空間LS2は、基板P(物体)上に存在(残留)する液体LQを捕捉することができる。したがって、露光不良の発生、及び不良デバイスの発生が抑制される。
なお、上述の第1〜第5実施形態において、液浸空間LS1の液体LQと液浸空間LS2とは同じ種類の液体である。液浸空間LS2を形成する液体が、液浸空間LS1を形成する液体とは異なる種類でもよい。すなわち、第1液浸部材500の液体供給部31から供給される液体と、第2液浸部材600の液体回収部43から供給される液体とは、同じ種類の液体でもよいし、異なる種類の液体でもよい。
液浸空間LS1を形成する液体のクリーン度と、液浸空間LS2を形成する液体のクリーン度とが同じでもよいし、異なってもよい。例えば、第2液浸部材600の液体供給部43から供給される液体LQのクリーン度が、第1液浸部材500の液体供給部31から供給される液体LQのクリーン度よりも低くてもよい。この場合、液体供給部43から供給される液体と、液体供給部31から供給される液体とは、同じ種類の液体でもよいし、異なる種類の液体でもよい。
液浸空間LS1を形成する液体の温度と、液浸空間LS2を形成する液体の温度とが同じでもよいし、異なってもよい。例えば、第2液浸部材600の液体供給部43から供給される液体LQの温度が、第1液浸部材500の液体供給部31から供給される液体LQの温度よりも低くてもよいし、高くてもよい。この場合、液体供給部43から供給される液体と、液体供給部31から供給される液体とは、同じ種類の液体でもよいし、異なる種類の液体でもよい。
<第6実施形態>
第6実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
第6実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
本実施形態においては、上述の第1実施形態などで説明した第1液浸部材500を支持する支持装置50について説明する。以下の説明においては、第1液浸部材500を適宜、液浸部材500、と称する。本実施形態においては、第2液浸部材600が設けられてもよいし、設けられなくてもよい。
図21及び図22は、本実施形態に係る液浸部材500及び支持装置50の一例を示す平面図である。図21は、+Z側から見た図、図22は、−Z側から見た図である。
上述の実施形態で説明したように、液浸部材500は、露光光ELの光路の周囲に配置される第1部材21と、少なくとも一部が第1部材21の下方において基板P(物体)が対向可能に配置され、第1部材21に対して移動可能な第2部材22と、第1部材21に配置され、液体LQを供給する液体供給部31と、第1部材21に配置され、液体LQを回収する液体回収部24と、第2部材22に配置され、液体LQを回収する液体回収部27とを備える。
支持装置50は、第1部材21を支持する第1支持部材51と、第2部材22を支持する第2支持部材52とを有する。また、支持装置50は、第1支持部材51を支持する支持フレーム53と、第2支持部材52を支持する移動フレーム54とを有する。
第1支持部材51は、第1部材21に接続される。第1支持部材51は、第1部材21を囲むように配置される。
支持フレーム53は、第1支持部材51に接続される。支持フレーム53は、第1支持部材51を介して、第1部材21を支持する。
第2支持部材52は、第2部材22に接続される。第2支持部材52は、開口35の中心に対して+Y側の第2部材22の一部分に接続される。第2支持部材52は、光路Kに対して第1部材21の外側で第2部材22に接続される。
移動フレーム54は、第2支持部材52に接続される。第2支持部材52は、移動フレーム54は、第2支持部材52を介して、第2部材22を支持する。
第1部材21と第2部材22とは接触しない。第1支持部材51と第2支持部材52とは接触しない。
支持装置50は、第1部材21の振動を抑制する防止装置55を有する。防振装置55は、例えば、第2部材22の移動に伴う第1部材21の振動を抑制する。防振装置55は、制御装置6に制御される。
防振装置55の少なくとも一部は、装置フレーム8Bに支持される。防振装置55の少なくとも一部は、支持フレーム53と装置フレーム8Bとの間に配置される。防振装置55の少なくとも一部は、支持フレーム53の下に配置されている。
本実施形態において、防振装置55は、支持フレーム53の振動を抑制して、その支持フレーム53に支持されている第1部材21の振動を抑制する。
本実施形態において、支持装置50は、第2部材22を移動する駆動装置56を有する。第2部材22は、駆動装置56によって移動される。駆動装置56は、例えばモータを含み、ローレンツ力を使って第2部材22を移動可能である。駆動装置56は、第1部材21に対して第2部材22を移動可能である。駆動装置56は、制御装置6に制御される。
本実施形態において、駆動装置56の少なくとも一部は、装置フレーム8Bに支持される。駆動装置56の少なくとも一部は、装置フレーム8Bの上に配置されている。
本実施形態において、駆動装置56は、移動フレーム54を移動する。駆動装置56によって移動フレーム54が移動されることにより、第2支持部材52が移動する。駆動装置56によって第2支持部材52が移動されることにより、第2部材22が移動する。
本実施形態において、支持フレーム53は、装置フレーム8Bに支持される。支持フレーム53は、防振装置55を介して、装置フレーム8Bに支持される。防振装置55は、支持フレーム53及び第1支持部材51を介して、第1部材21を支持する。第1部材21は、第1支持部材51及び支持フレーム53を介して、防振装置55に支持される。装置フレーム8Bは、防振装置55、支持フレーム53、及び第1支持部材51を介して、第1部材21を支持する。
本実施形態において、移動フレーム54は、装置フレーム8Bに支持される。移動フレーム54は、駆動装置56を介して、装置フレーム8Bに支持される。駆動装置56は、移動フレーム54及び第2支持部材52を介して、第2部材22を支持する。第2部材22は、第2支持部材52及び移動フレーム54を介して、駆動装置56に支持される。装置フレーム8Bは、駆動装置56、移動フレーム54、及び第2支持部材52を介して、第2部材22を支持する。
本実施形態において、装置フレーム8Bは、投影光学系PLを支持する基準フレーム8A、第1部材21を支持する支持フレーム53(防振装置55)、及び第2部材22を支持する移動フレーム54(駆動装置56)を支持する。
なお、本実施形態において、第1支持部材51が第1部材21の一部分であるとみなしてもよい。なお、本実施形態において、第2支持部材52が第2部材22の一部分であるとみなしてもよい。
本実施形態において、駆動装置56は、終端光学素子13の光軸に対して−X側に配置される。本実施形態において、移動フレーム54は、X軸方向に長いロッド部材である。本実施形態において、移動フレーム54の−X側の端部に駆動装置56が接続される。移動フレーム54の+X側の端部に第2支持部材52が接続される。
支持装置50は、第2部材22をガイドするガイド装置57を有する。ガイド装置57は、第2部材22をX軸方向にガイドする。ガイド装置57の少なくとも一部は、第1支持部材51(第1部材21)と第2支持部材52(第2部材22)との間に配置される。
ガイド装置57によって、第2部材22は、X軸方向にガイドされる。Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向に関する第2部材22の移動は制限される。
図23は、第2支持部材52の断面図である。図23は、図22におけるA−A線矢視図に相当する。
第2支持部材52は、第2部材22の液体回収部27から回収された液体LQが流れる回収流路60を有する。回収流路60は、第2支持部材52の内部に形成される。液体回収部27から回収された液体LQは、第2部材22の回収流路27Rを介して、回収流路60に流入する。回収流路60の液体LQの少なくとも一部は、液体回収装置27Cに回収される。
本実施形態において、露光装置EXは、第2部材22及び第2支持部材52の一方又は両方の温度変化を抑制する抑制装置61を有する。本実施形態において、抑制装置61は、チャンバ装置9の空調装置9Sを含む。空調装置9Sは、第2部材22及び第2支持部材52が配置される空間CSの温度を調整可能である。空間CSは、第2部材22及び第2支持部材52の外部の空間である。
本実施形態において、第2支持部材52は、回収流路60に隣り合うように配置された流路62と、流路62と空間CSとを結ぶ開口63とを有する。流路62は、第2支持部材52の内部に形成される。本実施形態において、開口63は、第2支持部材52の上面及び下面のそれぞれに形成される。
本実施形態においては、開口63を介して、空間CSの気体Gsの少なくとも一部が流路62に流入する。これにより、第2部材22及び第2支持部材52の少なくとも一方の温度変化が抑制される。また、第2支持部材52の周囲の空間CSの温度変化が抑制される。また、第2支持部材52の周囲に配置される部材の温度変化が抑制される。
回収流路60に液体LQが流れることにより、第2支持部材52の温度が変化する可能性がある。回収流路60に液体LQが流れることにより、第2支持部材52の温度が、基準温度(目標温度)に対して低くなったり、高くなったりする可能性がある。
本実施形態においては、回収流路60に隣り合う流路62に、空調装置9Sから供給された気体Gsの少なくとも一部が流入する。空調装置9Sは、温度調整された気体Gsを空間CSに供給可能である。空調装置9Sによって温度調整された気体Gsが開口63を介して流路62に流入する。
空間CSの気体Gsが開口63を介して流路62に吸い込まれることにより、第2支持部材52の周囲の空間において、第2支持部材52の周囲の空間から流路62へ向かう気体の流れ(気流)が強制的に生成される。すなわち、第2支持部材52の周囲の空間において、強制対流が生成される。換言すれば、第2支持部材52の周囲の気体(第2支持部材52の外面に接触した気体)が開口63を介して流路62に流入するように、気流(強制対流)が生成される。これにより、第2支持部材52の周囲の気体(第2支持部材52の外面に接触した気体)が空間CSにおいて拡散することが抑制される。
回収流路60に液体LQが流れることによって、例えば第2支持部材52の温度が低下した場合、その第2支持部材52の周囲の気体(第2支持部材52の外面に接触した気体)の温度が低下する可能性がある。本実施形態においては、強制対流により、第2支持部材52の周囲の気体(第2支持部材52の外面に接触した気体)が空間CSにおいて拡散することが抑制される。そのため、温度変化(温度低下)した可能性がある気体が空間CSにおいて拡散したり、第2支持部材52の周囲の部材(第2部材22、第2部材22とは異なる部材など)の温度が変化(低下)したりすることが抑制される。第2支持部材52の温度が上昇した場合も同様である。
また、本実施形態においては、第2支持部材52は、空間CSにおいて移動する。これにより、空間CSの気体Gsが開口63を介して流路62に流入することが促進される。
なお、空間CSの気体Gsが開口63を介して流路62に流入するように、気体を吸引可能な吸引口(吸引部、吸引装置)が流路62に配置されてもよい。吸引口は、真空システムに接続される。吸引口の吸引動作により、流路62の圧力が低下する。これにより、空間CSの気体Gsが開口63を介して流路62に流入する。開口63を介して流路62に流入した気体は、吸引口を介して、流路62の外部(空間CSの外部、露光装置EXの外部)に排出されてもよい。
なお、空調装置9Sによって温度調整された気体Gsが開口63を介して流路62に流入することにより、第2支持部材52の温度変化が抑制されたり、第2支持部材52の温度が調整されたりすることも期待できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第2部材22及び第2支持部材52の一方又は両方の温度変化が抑制される。したがって、温度変化に起因する露光不良の発生、及び不良デバイスの発生が抑制される。
<第7実施形態>
第7実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
第7実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図24は、本実施形態に係る液浸部材500の温度変化を抑制する抑制装置61Bの一例を示す図である。液浸部材500は、上述の第1実施形態などで説明した第1液浸部材500と同様の構造である。
本実施形態において、抑制装置61Bは、第2部材22の周囲の少なくとも一部に配置される温度調整装置65を含む。
本実施形態において、温度調整装置65は、第1部材21と第2部材22との間に配置される。本実施形態において、温度調整装置65は、第2部材22の内側面30に配置される。
第2部材22の回収流路27Rは、第1部材21の外側面29と第2部材22の内側面30との間の空間に隣接するように配置される。回収流路27Rは、第2部材22の部分222に配置される。部分222は、内側面30を有する。
回収流路27Rに液体LQが流れることにより、第2部材22(部分222)の温度が変化する可能性がある。回収流路27Rに液体LQが流れることにより、第2部材22(部分222)の温度が、基準温度(目標温度)に対して低くなったり、高くなったりする可能性がある。
本実施形態においては、第2部材22(部分222)の周囲の少なくとも一部に温度調整装置65が配置される。温度調整装置65は、例えばシート状の加熱装置を含んでもよいし、冷却装置を含んでもよい。温度調整装置65は、ペルチェ素子を含んでもよい。
温度調整装置65を用いて、例えば第2部材22(部分222)の温度を調整することにより、第2部材22の温度変化を抑制することができる。また、第2部材22の温度が調整されることにより、その第2部材22の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材21の温度変化が抑制される。また、第2部材22の温度が調整されることにより、その第2部材22の周囲の少なくとも一部に配置される第2支持部材52の温度変化が抑制される。また、部分222の温度が調整されることにより、その部分222の周囲の少なくとも一部に配置される部分221の温度変化が抑制される。また、第2部材22の温度が調整されることにより、その第2部材22の周囲の空間CSの温度変化が抑制される。
なお、温度調整装置65は、第1部材21に配置されてもよいし、第2支持部材52に配置されてもよい。例えば、温度調整装置65が第2支持部材52に配置されることにより、その第2支持部材52の温度変化が抑制される。また、第2支持部材52の温度が調整されることにより、その第2支持部材52の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材21の温度変化が抑制される。また、第2支持部材52の温度が調整されることにより、その第2支持部材52の周囲の少なくとも一部に配置される移動フレーム54などの温度変化が抑制される。また、第2支持部材52の温度が調整されることにより、その第2支持部材52の周囲の空間CSの温度変化が抑制される。
また、本実施形態においては、第2部材22において、部分221と部分222との間に切欠部64が設けられる。切欠部64を、凹部64、と称してもよい。切欠部64により、部分221と部分222との間の伝熱が抑制される。すなわち、切欠部64により、部分221と部分222との接続部64Cが小さくなる。これにより、部分221と部分222との間の伝熱が抑制される。
例えば、液体回収部27からの液体LQの回収によって、液体回収部27が配置されている部分222の温度が変化する可能性がある。液体回収部27からの液体LQの回収によって部分222の温度が低下する場合、その部分222の温度変化(温度低下)に起因して、部分221の温度が変化(低下)する可能性がある。部分221は、基板P(物体)との間で液体LQを保持する。そのため、部分221の温度が変化(低下)すると、液浸空間LS1の液体LQの温度が変化(低下)したり、基板P(物体)の温度が変化(低下)したりする可能性がある。部分222の温度が上昇する場合も同様である。部分222の温度が上昇した場合、部分221の温度が上昇し、その結果、液浸空間LS1の液体LQの温度が上昇したり、基板P(物体)の温度が上昇したりする可能性がある。
本実施形態においては、切欠部64により、部分221と部分222との接続部64Cが小さい。そのため、部分222が温度変化しても、部分221の温度変化が抑制される。すなわち、切欠部64により、部分221と部分222との伝熱経路が小さくなる。そのため、部分222の温度変化の影響が部分221にもたらされることが抑制される。同様に、部分221が温度変化しても、部分222の温度変化が抑制される。
なお、温度調整装置65にかえて、あるいは温度調整装置65とともに、第2部材22の周囲の少なくとも一部に、断熱部(断熱材)651が配置されてもよい。断熱部651により、第2部材22(部分222)からの伝熱が抑制される。すなわち、第2部材22(部分222)から、その第2部材22(部分222)の周囲の空間への伝熱が抑制される。また、第2部材22(部分222)から、その第2部材22(部分222)の周囲の少なくとも一部に配置される部材への伝熱が抑制される。これにより、第2部材22(部分222)の温度が変化(例えば低下)しても、その第2部材22(部分222)の周囲の少なくとも一部に配置される部材(例えば第1部材21、第2支持部材52など)の温度変化が抑制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、温度調整装置65及び断熱部651の一方又は両方を含む抑制装置61Bによって、第2部材22及び第2支持部材52の一方又は両方の温度変化を抑制することができる。したがって、温度変化に起因する露光不良の発生、及び不良デバイスの発生が抑制される。
なお、図25に示すように、温度調整装置65及び断熱部651の一方又は両方を含む抑制装置61Bが、第2部材22と基板P(物体)との間に配置されてもよい。図25に示す例では、抑制装置61Bの少なくとも一部が、第2部材22の下面26に配置される。図25に示す例では、抑制装置61Bは、下面26において、液体回収部27の周囲の少なくとも一部に配置される。
図25に示す例においては、液体回収部27又は液体回収部27の近傍の温度が変化しても、その周囲の部材(空間)の温度が変化することが抑制される。例えば、図25に示す例においては、第2部材22の温度が変化しても、その第2部材22と対向する基板P(物体)の温度変化が抑制される。
また、図25に示す例では、部分221と部分222とは、断熱部652を介して接続される。断熱部652により、部分221と部分222との間の伝熱が抑制される。そのため、例えば、液体回収部27からの液体LQの回収によって、液体回収部27が配置されている部分222の温度が変化しても、その部分222の温度変化に起因して、部分221の温度が変化することが抑制される。同様に、部分221が温度変化しても、部分222の温度変化が抑制される。
<第8実施形態>
第8実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
第8実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図27は、本実施形態に係る液浸部材500CのYZ平面と平行な断面図である。図28は、液浸部材500CのXZ平面と平行な断面図である。
なお、本実施形態において、上述の実施形態で説明した第2液浸部材600が設けられてもよいし、設けられなくてもよい。
液浸部材500Cは、露光光ELの光路の周囲に配置され、液体LQを供給する液体供給部31Cを有する第1部材21Cと、第1部材21Cの周囲の少なくとも一部に配置され、液体LQを回収する液体回収部27Cを有する回収部材222Cと、第1部材21C及び回収部材222Cの一方又は両方の下方において基板P(物体)が対向可能に配置され、第1部材21Cに対して移動可能な第2部材221Cと、を有する。液浸部材500Cは、終端光学素子13の下方で移動可能な基板P(物体)上に液体LQの液浸空間LS1を形成可能である。
第1部材21Cは、終端光学素子13の周囲に配置される環状の部材である。第1部材21Cは、間隙を介して終端光学素子13の周囲に配置される。第1部材21Cは、射出面12からの露光光ELが通過可能な開口34Cを有する。
第1部材21Cは、−Z方向を向く下面23Cを有する。下面23Cは、液体LQを回収不可能な非回収領域と、終端光学素子13の光軸AXに対する放射方向に関して非回収領域の外側に配置され、液体LQを回収可能な回収領域とを含む。
第1部材21Cは、液体LQを回収可能な液体回収部24Cを有する。下面23Cの回収領域は、液体回収部24Cを含む。液体回収部24Cは、多孔部材36Cを含む。液体回収部24Cの液体回収口は、多孔部材36Cの孔を含む。
回収部材222Cは、第1部材21Cの周囲に配置される環状の部材である。回収部材222Cは、間隙を介して第1部材21Cの周囲に配置される。第1部材21Cの外側面29Cと、回収部材222Cの内側面30Cとは、間隙を介して対向する。
回収部材222Cは、−Z方向を向く下面70Cを有する。下面70Cは、液体LQを回収可能な回収領域を含む。下面70Cの回収領域は、液体回収部27Cを含む。液体回収部27Cは、多孔部材37Cを含む。液体回収部27Cの液体回収口は、多孔部材37Cの孔を含む。
第2部材221Cは、露光光ELの光路Kの周囲に配置される環状の部材である。第2部材221Cは、間隙を介して下面23Cと対向可能である。第2部材221Cは、射出面12からの露光光ELが通過可能な開口35Cを有する。第2部材221Cは、間隙を介して液体回収部27Cと対向可能である。
第2部材221Cは、下面23Cと対向可能な上面25Cと、基板P(物体)が対向可能な下面26Cとを有する。第2部材221Cの上面25Cと、回収部材222Cの下面70Cの一部とが、間隙を介して対向可能である。回収部材222Cの下面70Cは、第2部材221Cの上面25Cよりも上方に配置される。
基板P(物体)は、第2部材221Cの下面26Cと対向可能である。基板P(物体)は、回収部材222Cの下面70Cと対向可能である。基板P(物体)は、液体回収部27Cの少なくとも一部と対向可能である。液体回収部27Cは、基板P(物体)が対向可能に配置される。
本実施形態においては、第1部材21Cの下面23Cと、回収部材222Cの下面70Cとは、実質的に同じ高さに配置される。本実施形態において、下面23Cと下面70Cとは、実質的に同一平面内に配置される。
本実施形態において、内側面30Cの少なくとも一部が液体LQに対して撥液性でもよい。液体LQに対する内側面30Cの接触角が、90度以上でもよいし、100度以上でもよいし、110度以上でもよいし、120度以上でもよい。例えば、内側面30Cが、液体LQに対して撥液性の膜の表面で形成されてもよい。撥液性の膜は、フッ素を含む合成樹脂の膜でもよい。撥液性の膜が、例えばPFA(Tetra fluoro ethylene-perfluoro alkylvinyl ether copolymer)を含んでもよいし、PTFE(Poly tetra fluoro ethylene)を含んでもよい。
本実施形態において、上面25Cの少なくとも一部が液体LQに対して撥液性でもよい。液体LQに対する上面25Cの接触角が、90度以上でもよいし、100度以上でもよいし、110度以上でもよいし、120度以上でもよい。例えば、上面25Cが、液体LQに対して撥液性の膜の表面で形成されてもよい。撥液性の膜は、フッ素を含む合成樹脂の膜でもよい。撥液性の膜が、例えばPFA(Tetra fluoro ethylene-perfluoro alkylvinyl ether copolymer)を含んでもよいし、PTFE(Poly tetra fluoro ethylene)を含んでもよい。
これにより、下面26Cと基板P(物体)の上面との間の第2空間SP2cの液体LQの少なくとも一部が、第2部材221Cの外側のエッジと回収部材222Cの下面70Cとの間隙を介して、上面25C側の第1空間SP1c側に流入することが抑制される。
液体供給部31Cは、終端光学素子13の光軸AX(光路K)に対する放射方向に関して液体回収部24C及び液体回収部27Cの内側に配置される。
本実施形態において、液体供給部31Cは、外面13Fに対向するように配置される。液体供給部31Cは、終端光学素子13の外面13Fと第1部材21Cとの間の第3空間SP3cに液体LQを供給する。
液体回収部24Cは、下面23Cと上面25Cとの間の第1空間SP1cから液体LQを回収する。第2部材221Cの少なくとも一部は、液体回収部24Cと対向する。
液体回収部27Cは、上面25Cが面する第1空間SP1c及び下面26Cが面する第2空間SP2cからの液体LQの少なくとも一部を回収可能である。第2空間SP2cは、下面26Cと基板P(物体)の上面との間の空間を含む。
液体供給部31Cからの液体LQの供給動作と並行して、液体回収部27Cからの液体LQの回収動作が実行されることによって、一方側の終端光学素子13及び液浸部材500Cと、他方側の基板P(物体)との間に液体LQで液浸空間LS1が形成される。
本実施形態においては、液体供給部31Cからの液体LQの供給動作、及び液体回収部27Cからの液体LQの回収動作と並行して、液体回収部24Cからの液体LQの回収動作が行われることによって、液浸空間LS1が形成される。
第1部材21Cは、実質的に移動しない。第1部材21Cは、実質的に静止している。
第2部材221Cは、第1部材21Cに対して移動可能である。第2部材221Cは、駆動装置270Cによって移動する。駆動装置270Cは、例えばモータを含み、ローレンツ力を使って第2部材221Cを移動する。駆動装置270Cは、第2部材221Cを、少なくともX軸方向に移動する。なお、駆動装置270Cは、第2部材221Cを、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZの6つの方向に移動してもよい。
本実施形態においては、第2部材221Cの少なくとも一部に、支持部材280Cが接続される。本実施形態において、駆動装置270Cは、支持部材280Cを移動する。支持部材280Cが駆動装置270Cによって移動されることにより、第2部材221Cが移動する。
本実施形態において、支持部材280Cは、光路K(終端光学素子13の光軸AX)に対して+Y側及び−Y側のそれぞれに配置される。
なお、複数の支持部材280Cの配置は、+Y側及び−Y側に限られない。例えば、+X側及び−X側のそれぞれに配置されてもよいし、+Y側、−Y側、+X側、−X側のそれぞれに配置されてもよい。
本実施形態において、第1部材21Cは、終端光学素子13の外面13Fと対向する内側面300Cと、内側面300Cの上端の周囲に配置される上面310Cとを有する。
本実施形態において、複数の支持部材280Cは、第1部材21Cに設けられた複数の孔320Cのそれぞれに移動可能に配置されている。本実施形態において、光路Kに対して、+Y側及び−Y側のそれぞれに孔320Cが設けられている。孔320Cのそれぞれは、Z軸方向に関して、第1部材21Cの上側の空間と下側の空間を結ぶように第1部材21Cを貫通している。第1部材21Cの上側の空間は、上面310Cが面する空間を含む。なお、第1部材21Cの上側の空間が、終端光学素子13と第1部材21Cとの間の第3空間SP3cを含んでもよい。第1部材21Cの下側の空間は、第1部材21Cと第2部材221Cとの間の第1空間SP1cを含む。なお、第1部材21Cの下側の空間が、第2部材221Cと基板P(物体)との間の第2空間SP2cを含んでもよい。
本実施形態において、孔320Cのそれぞれは、第1部材21Cの上面310Cと下面71Cとを結ぶように形成されている。孔320Cに配置された支持部材280Cは、X軸方向に移動可能である。駆動装置270Cにより支持部材280CがX軸方向に移動されることによって、第2部材221CがX軸方向に移動する。
本実施形態において、第2部材221C及び支持部材280Cは、第1部材21Cと接触しない。第1部材21Cと第2部材221Cとの間に間隙が形成され、第1部材21Cと支持部材280Cとの間に間隙が形成される。駆動装置270Cは、第2部材221C及び支持部材280Cと第1部材21Cとが接触しないように、第2部材221C及び支持部材280Cを移動可能である。
回収部材222Cは、第1部材21Cに対して移動可能である。回収部材222Cは、駆動装置270Dによって移動する。駆動装置270Dは、例えばモータを含み、ローレンツ力を使って回収部材222Cを移動する。駆動装置270Dは、回収部材222Cを、少なくともX軸方向に移動する。なお、駆動装置270Dは、回収部材222Cを、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZの6つの方向に移動してもよい。
本実施形態においては、回収部材222Cの少なくとも一部に、支持部材280Dが接続される。本実施形態において、駆動装置270Dは、支持部材280Dを移動する。支持部材280Dが駆動装置270Dによって移動されることにより、回収部材222Cが移動する。
第2部材221Cは、液浸空間LS1が形成された状態で移動可能である。
第2部材221Cは、基板P(物体)との相対速度が小さくなるように移動可能である。第2部材221Cは、第2部材221Cと基板P(物体)との相対速度が、第1部材21Cと基板P(物体)との相対速度よりも小さくなるように移動可能である。第2部材221Cは、液浸空間LS1が形成された状態で、基板P(物体)との相対速度が小さくなるように移動可能である。
第2部材221Cは、基板P(物体)との相対加速度が小さくなるように移動可能である。第2部材221Cは、第2部材221Cと基板P(物体)との相対加速度が、第1部材21Cと基板P(物体)との相対加速度よりも小さくなるように移動可能である。第2部材221Cは、液浸空間LS1が形成された状態で、基板P(物体)との相対加速度が小さくなるように移動可能である。
例えば基板Pが図8を参照して説明した移動条件で移動する場合、制御装置6は、第2部材221Cを、図9及び図10を参照して説明した移動条件で移動する。これにより、液浸部材500Cと基板P(物体)との間の空間から液体LQが流出すること、あるいは基板P(物体)上に液体LQが残留することなどが抑制される。
回収部材222Cは、液浸空間LS1が形成された状態で移動可能である。回収部材222Cは、第2部材221Cとは異なる移動条件で移動可能である。制御装置6は、回収部材222Cと第2部材221Cとが、第1部材21Cに対して異なる移動条件で移動するように、駆動装置270C及び駆動装置270Dの一方又は両方を制御可能である。
制御装置6は、例えば液浸空間LS1の液体LQが、回収部材222Cと基板P(物体)との間の空間から流出しないように、回収部材222Cを移動可能である。
制御装置6は、回収部材222Cと基板P(物体)との間の空間から液体LQが流出しないように、例えば第2部材221Cの移動条件に基づいて、回収部材222Cを移動可能である。
制御装置6は、回収部材222Cと基板P(物体)との間の空間から液体LQが流出しないように、例えば基板P(物体)の移動条件に基づいて、回収部材222Cを移動可能である。
制御装置6は、回収部材222Cと基板P(物体)との間の空間から液体LQが流出しないように、例えば第2部材221Cの移動条件及び基板P(物体)の移動条件の両方に基づいて、回収部材222Cを移動可能である。
第2部材221Cの移動条件は、移動速度、加速度、移動方向、及びXY平面内における移動軌跡の少なくとも一つを含む。
回収部材222Cの移動条件は、移動速度、加速度、移動方向、及びXY平面内における移動軌跡の少なくとも一つを含む。
基板P(物体)の移動条件は、移動速度、加速度、移動方向、及びXY平面内における移動軌跡の少なくとも一つを含む。
図28、図29、及び図30は、液浸部材500Cの動作の一例を示す図である。制御装置6は、基板Pの露光の少なくとも一部において、第1部材21Cに対して、第2部材221C及び回収部材222Cの一方又は両方を移動可能である。
図28に示すように、制御装置6は、第2部材221Cを移動可能である。制御装置6は、回収部材222Cを実質的に静止させた状態で、第2部材221Cを移動可能である。図28に示す例では、第2部材221Cは、X軸方向に移動する。なお、第2部材221Cは、Y軸方向に移動してもよい。第2部材221Cは、XY平面内において、X軸及びY軸とは非平行な方向へ移動してもよい。
図29に示すように、制御装置6は、回収部材222Cを移動可能である。制御装置6は、第2部材221Cを実質的に静止させた状態で、回収部材222Cを移動可能である。図29に示す例では、回収部材222Cは、X軸方向に移動する。なお、回収部材222Cは、Y軸方向に移動してもよい。回収部材222Cは、XY平面内において、X軸及びY軸とは非平行な方向へ移動してもよい。
図30に示すように、制御装置6は、第2部材221C及び回収部材222Cを同時に移動可能である。制御装置6は、第2部材221Cが移動する期間の一部において、回収部材222Cを移動させてもよい。制御装置6は、回収部材222Cが移動する期間の一部において、第2部材221Cを移動させてもよい。制御装置6は、第2部材221C(回収部材222C)が移動する期間の全部において、回収部材222C(第2部材221C)を移動させてもよい。
制御装置6は、第2部材221Cの移動速度と回収部材222Cの移動速度とを異ならせてもよい。例えば、制御装置6は、第2部材221CをXY平面内のある方向に第1速度で移動し、回収部材222CをXY平面内のある方向に第1速度とは異なる第2速度で移動してもよい。
制御装置6は、第2部材221Cの加速度と回収部材222Cの加速度とを異ならせてもよい。例えば、制御装置6は、第2部材221CをXY平面内のある方向に第1加速度で移動し、回収部材222CをXY平面内のある方向に第1加速度とは異なる第2加速度で移動してもよい。
制御装置6は、第2部材221Cの移動方向と回収部材222Cの移動方向とを異ならせてもよい。例えば、制御装置6は、第2部材221CをX軸方向に移動しつつ、回収部材222CをY軸方向に移動してもよい。制御装置6は、第2部材221Cを+X方向に移動しつつ、回収部材222Cを−X方向に移動してもよい。
制御装置6は、第2部材221Cの移動距離と回収部材222Cの移動距離とを異ならせてもよい。例えば、制御装置6は、第2部材221CをXY平面内のある方向に関して第1距離だけ移動し、回収部材222CをXY平面内のある方向に関して第1距離とは異なる第2距離だけ移動してもよい。
以上説明したように、本実施形態においては、液浸部材500Cのうち、基板P(物体)に最も近い位置に配置される第2部材221Cと、液体回収部27Cを有する回収部材222Cとがそれぞれ移動可能である。制御装置6は、液浸空間LS1の液体LQが液浸部材500Cと基板P(物体)との間の空間から流出しないように、基板P(物体)の移動条件に基づいて、第2部材221Cの移動条件及び回収部材222Cの移動条件のそれぞれを最適に定めることができる。したがって、液体LQの流出、残留などが抑制され、露光不良の発生、及び不良デバイスの発生が抑制される。
また、本実施形態においては、液体回収部27Cを有する回収部材222Cが、液体LQを供給する液体供給部31Cを有する第1部材21Cから離れている。そのため、液体LQの回収により液体回収部27C(回収部材222C)の温度が変化(例えば低下)しても、第1部材21Cの温度が変化することが抑制される。また、液体供給部31Cから供給される液体LQの温度が変化することが抑制される。
また、本実施形態においては、液体回収部27Cを有する回収部材222Cが、液浸部材500Cのうち、基板P(物体)に最も近い位置に配置される第2部材221Cから離れている。そのため、液体LQの回収により液体回収部27C(回収部材222C)の温度が変化(例えば低下)しても、第2部材221Cの温度が変化することが抑制される。また、基板P(物体)の温度が変化することが抑制される。
なお、上述の第1〜第8実施形態において、第1部材(21など)が移動可能であってもよい。なお、第1部材(21など)は、終端光学素子13に対して移動してもよい。第1部材(21など)は、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZの6つの方向のうちの少なくとも一つの方向に移動してもよい。例えば、終端光学素子13と第1部材(21など)との位置関係を調整したり、第1部材(21など)と第2部材(22など)との位置関係を調整したりするために、第1部材(21など)を移動してもよい。また、基板P(物体)の移動の少なくとも一部と並行して、第1部材(21など)を移動してもよい。例えば、XY平面内において第2部材(22など)よりも短い距離だけ移動してもよい。また、第1部材(21など)は、第2部材(22など)よりも低速度で移動してもよい。また、第1部材(21など)は、第2部材(22など)よりも低加速度で移動してもよい。
なお、上述の各実施形態において、第1部材(21など)の温度を調整する第1温度調整装置が配置されてもよい。第1温度調整装置は、例えば第1部材(21など)の外面に配置されるペルチェ素子を含んでもよい。第1温度調整装置は、第1部材(21など)の内部に形成された流路に温度調整用の流体(液体及び気体の一方又は両方)を供給する供給装置を含んでもよい。なお、第2部材(22など)の温度を調整する第2温度調整装置が配置されてもよい。第2温度調整装置は、第2部材(22など)の外面に配置されるペルチェ素子を含んでもよいし、第2部材(22など)の内部に形成された流路に温度調整用の流体を供給する供給装置を含んでもよい。
なお、上述の各実施形態において、第2部材(22など)の移動条件に基づいて、液体供給部(31など)からの液体供給量が調整されてもよい。また、第2部材(22など)の位置に基づいて液体供給部(31など)からの液体供給量が調整されてもよい。例えば、第2部材(22など)が第1端部位置及び第2端部位置の少なくとも一方に配置されるときの液体供給部(31など)からの液体供給量が、第2部材(22など)が中央位置に配置されるときの液体供給部(31など)からの液体供給量よりも多くなるように調整されてもよい。また、第2部材(22など)が第2端部位置から第1端部位置へ移動するとき、光路Kに対して+X側に配置されている液体供給部(31など)からの液体供給量を、−X側に配置されている液体供給部(31など)からの液体供給量よりも多くしてもよい。また、第2部材(22など)が第1端部位置から第2端部位置へ移動するとき、光路Kに対して−X側に配置されている液体供給部(31など)からの液体供給量を、+X側に配置されている液体供給部(31など)からの液体供給量よりも多くしてもよい。こうすることにより、液体LQに気泡が発生することが抑制される。
なお、上述の各実施形態においては、基板Pのステップ移動動作に起因する液体LQの残留、流出などを抑えるために、基板Pのステップ移動動作に、第2部材(22など)をステップ方向(X軸方向)に移動するようにしているが、基板Pのスキャン移動動作及びステップ移動動作の少なくとも一方において、スキャン方向(Y軸方向)における基板P(物体)との相対速度が小さくなるように、第2部材(22など)をスキャン方向(Y軸方向)に移動するようにしてもよい。
なお、上述の各実施形態において、図31に示すように、第1部材(21など)の少なくとも一部が、終端光学素子13の射出面12と対向してもよい。図31に示す例において、第1部材21は、開口34の周囲に配置された上面440を有する。開口34の上端の周囲に上面440が配置される。開口34の下端の周囲に下面23が配置される。上面440の一部が、射出面12と対向する。また、図31に示す例では、第2部材(22など)の上面25の一部も、射出面12と対向する。
なお、図32に示すように、第1部材21の下面23が、射出面12よりも+Z側に配置されてもよい。なお、Z軸方向に関する下面23の位置(高さ)と射出面12の位置(高さ)とが実質的に等しくてもよい。第1部材の下面23が、射出面12よりも−Z側に配置されてもよい。
なお、上述の各実施形態においては、第1液浸部材500は開口35以外に第1空間SP1と第2空間SP2とを流体的に接続する流路を有しないこととした。例えば、光路Kに対して開口35よりも外側に、第1空間SP1と第2空間SP2とを流体的に接続する開口(孔)が形成されてもよい。
なお、上述の各実施形態において、第1部材21と終端光学素子13との間の空間から液体LQと気体の少なくとも一方を吸引する吸引口を第1部材21に設けてもよい。
なお、上述の各実施形態において、第1空間SP1に液体LQを供給する供給口を第1部材21及び第2部材22の少なくとも一方に設けてもよい。例えば、開口34と液体回収部24との間における第1部材21の下面23に、液体LQを供給する供給口を設けてもよい。
なお、上述の各実施形態において、制御装置6は、CPU等を含むコンピュータシステムを含む。また、制御装置6は、コンピュータシステムと外部装置との通信を実行可能なインターフェースを含む。記憶装置7は、例えばRAM等のメモリ、ハードディスク、CD−ROM等の記録媒体を含む。記憶装置7には、コンピュータシステムを制御するオペレーティングシステム(OS)がインストールされ、露光装置EXを制御するためのプログラムが記憶されている。
なお、制御装置6に、入力信号を入力可能な入力装置が接続されていてもよい。入力装置は、キーボード、マウス等の入力機器、あるいは外部装置からのデータを入力可能な通信装置等を含む。また、液晶表示ディスプレイ等の表示装置が設けられていてもよい。
記憶装置7に記録されているプログラムを含む各種情報は、制御装置(コンピュータシステム)6が読み取り可能である。記憶装置7には、制御装置6に、露光光が射出される光学部材の射出面と基板との間の露光光の光路に満たされた液体を介して露光光で基板を露光する液浸露光装置の制御を実行させるプログラムが記録されている。
記憶装置7に記録されているプログラムは、上述の実施形態に従って、制御装置6に、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、基板上に第1液体の第1液浸空間を形成することと、第1液浸空間の第1液体を介して射出面から射出される露光光で基板を露光することと、基板の露光の少なくとも一部において、第1部材に対して第2部材を移動することと、光路に対して第1液浸部材の外側に配置された第2液浸部材を用いて、光学部材の下方で移動可能な物体上に、第1液浸空間から離れて、第2液体の第2液浸空間を形成することと、を実行させてもよい。
また、記憶装置7に記録されているプログラムは、上述の実施形態に従って、制御装置6に、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が第1部材の下方において光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、第1部材に対して可動な第2部材と、第1部材に配置され、第1液体を供給する第1液体供給部と、第2部材に配置され、第1液体を回収する第1液体回収部と、を有する第1液浸部材を用いて、基板上に第1液体の第1液浸空間を形成することと、第1液浸空間の第1液体を介して射出面から射出される露光光で基板を露光することと、基板の露光の少なくとも一部において、第1部材に対して第2部材を移動することと、第2部材、及び第2部材に接続され第1液体回収部から回収された第1液体が流れる回収流路を有する第3部材の一方又は両方の温度変化を抑制することと、を実行させてもよい。
また、記憶装置7に記録されているプログラムは、上述の実施形態に従って、制御装置6に、露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置され、第1液体を供給する第1液体供給部を有する第1部材と、第1部材の周囲の少なくとも一部に配置され、第1液体を回収する第1液体回収部を有する回収部材と、第1部材及び回収部材の一方又は両方の下方において光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、第1部材に対して移動可能な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、基板上に第1液体の第1液浸空間を形成することと、第1液浸空間の第1液体を介して射出面から射出される露光光で基板を露光することと、基板の露光の少なくとも一部において、第1部材に対して第2部材及び回収部材の一方又は両方を移動することと、を実行させてもよい。
記憶装置7に記憶されているプログラムが制御装置6に読み込まれることにより、基板ステージ2、計測ステージ3、及び第1液浸部材500等、露光装置EXの各種の装置が協働して、液浸空間LS1が形成された状態で、基板Pの液浸露光等、各種の処理を実行する。
なお、上述の各実施形態においては、投影光学系PLの終端光学素子13の射出面12側(像面側)の光路Kが液体LQで満たされているが、投影光学系PLが、例えば国際公開第2004/019128号パンフレットに開示されているような、終端光学素子13の入射側(物体面側)の光路も液体LQで満たされる投影光学系でもよい。
なお、上述の各実施形態においては、液体LQが水であることとしたが、水以外の液体でもよい。液体LQは、露光光ELに対して透過性であり、露光光ELに対して高い屈折率を有し、投影光学系PLあるいは基板Pの表面を形成する感光材(フォトレジスト)等の膜に対して安定なものが好ましい。例えば、液体LQが、ハイドロフロロエーテル(HFE)、過フッ化ポリエーテル(PFPE)、フォンブリンオイル等のフッ素系液体でもよい。また、液体LQが、種々の流体、例えば、超臨界流体でもよい。
なお、上述の各実施形態においては、基板Pが、半導体デバイス製造用の半導体ウエハを含むこととしたが、例えばディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等を含んでもよい。
なお、上述の各実施形態においては、露光装置EXが、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)であることとしたが、例えばマスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)でもよい。
また、露光装置EXが、ステップ・アンド・リピート方式の露光において、第1パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第1パターンの縮小像を基板P上に転写した後、第2パターンと基板Pとをほぼ静止した状態で、投影光学系を用いて第2パターンの縮小像を第1パターンと部分的に重ねて基板P上に一括露光する露光装置(スティッチ方式の一括露光装置)でもよい。また、スティッチ方式の露光装置が、基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写し、基板Pを順次移動させるステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置でもよい。
また、露光装置EXが、例えば米国特許第6611316号に開示されているような、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回の走査露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置でもよい。また、露光装置EXが、プロキシミティ方式の露光装置、ミラープロジェクション・アライナー等でもよい。
また、上述の各実施形態において、露光装置EXが、米国特許第6341007号、米国特許第6208407号、米国特許第6262796号等に開示されているような、複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置でもよい。例えば、図33に示すように、露光装置EXが2つの基板ステージ2001、2002を備えている場合、射出面12と対向するように配置可能な物体は、一方の基板ステージ、その一方の基板ステージの第1保持部に保持された基板、他方の基板ステージ、及びその他方の基板ステージの第1保持部に保持された基板の少なくとも一つを含む。
また、露光装置EXが、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置でもよい。
露光装置EXが、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置でもよいし、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置でもよいし、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置でもよい。
なお、上述の実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6778257号に開示されているような、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する可変成形マスク(電子マスク、アクティブマスク、あるいはイメージジェネレータとも呼ばれる)を用いてもよい。また、非発光型画像表示素子を備える可変成形マスクに代えて、自発光型画像表示素子を含むパターン形成装置を備えるようにしてもよい。
上述の各実施形態においては、露光装置EXが投影光学系PLを備えることとしたが、投影光学系PLを用いない露光装置及び露光方法に、上述の各実施形態で説明した構成要素を適用してもよい。例えば、レンズ等の光学部材と基板との間に液浸空間を形成し、その光学部材を介して、基板に露光光を照射する露光装置及び露光方法に、上述の各実施形態で説明した構成要素を適用してもよい。
また、露光装置EXが、例えば国際公開第2001/035168号パンフレットに開示されているような、干渉縞を基板P上に形成することによって基板P上にライン・アンド・スペースパターンを露光する露光装置(リソグラフィシステム)でもよい。
上述の実施形態の露光装置EXは、上述の各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了した後、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図34に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、上述の実施形態に従って、マスクのパターンからの露光光で基板を露光すること、及び露光された基板を現像することを含む基板処理(露光処理)を含む基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
なお、上述の各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、法令で許容される限りにおいて、上述の各実施形態及び変形例で引用した露光装置等に関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
2…基板ステージ、3…計測ステージ、5…液浸部材、6…制御装置、7…記憶装置、12…射出面、13…終端光学素子、21…第1部材、22…第2部材、23…下面、24…液体回収部、25…上面、26…下面、27…液体回収部、29…外側面、30…内側面、31…液体供給部、32…駆動装置、34…開口、35…開口、EL…露光光、EX…露光装置、IL…照明系、K…光路、LQ…液体、LS…液浸空間、P…基板。
Claims (53)
- 第1液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
前記露光光が射出される射出面を有する光学部材と、
前記露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が前記第1部材の下方において前記物体が対向可能に配置され、前記第1部材に対して可動な第2部材と、を有し、前記光学部材の下方で移動可能な物体上に前記第1液体の第1液浸空間を形成可能な第1液浸部材と、
前記光路に対して前記第1液浸部材の外側に配置され、前記光学部材の下方で移動可能な物体上に、前記第1液浸空間から離れて、第2液体の第2液浸空間を形成可能な第2液浸部材と、を備える露光装置。 - 前記第1液浸部材は、前記第1部材に配置され、前記第1液浸空間を形成するための前記第1液体を供給する第1液体供給部と、前記第2部材に配置され、前記第1液浸空間の前記第1液体の少なくとも一部を回収する第1液体回収部と、を有する請求項1に記載の露光装置。
- 前記第2液浸部材は、前記第2液浸空間を形成するための前記第2液体を供給する第2液体供給部と、前記第2液浸空間の前記第2液体の少なくとも一部を回収する第2液体回収部と、を有する請求項1又は2に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記第1液浸空間が形成された状態で、移動される請求項1〜3のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記物体との相対速度が小さくなるように移動される請求項1〜4のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記第2部材と前記物体との相対速度が、前記第1部材と前記物体との相対速度よりも小さくなるように移動される請求項1〜5のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記物体との相対加速度が小さくなるように移動される請求項1〜6のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記第2部材と前記物体との相対加速度が、前記第1部材と前記物体との相対加速度よりも小さくなるように移動される請求項1〜7のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2液浸部材は、前記第2液浸空間が形成された状態で、移動される請求項1〜8のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2液浸部材は、前記物体との相対速度が小さくなるように移動される請求項1〜9のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2液浸部材は、前記第2液浸部材と前記物体との相対速度が、前記第1液浸部材と前記物体との相対速度よりも小さくなるように移動する請求項1〜10のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2液浸部材は、前記物体との相対加速度が小さくなるように移動される請求項1〜11のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2液浸部材は、前記第2液浸部材と前記物体との相対加速度が、前記第1液浸部材と前記物体との相対加速度よりも小さくなるように移動する請求項1〜12のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第1液浸空間と前記第2液浸空間とが同時に形成される請求項1〜13のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第1液浸空間が形成されている状態で、前記第2部材及び前記物体の一方又は両方が移動され、
前記第2部材及び前記物体の一方又は両方が移動される期間の少なくとも一部において、前記第2液浸空間が形成される請求項1〜14のいずれか一項に記載の露光装置。 - 前記第2部材の移動条件及び前記物体の移動条件の一方又は両方に基づいて、前記第2液浸空間の形成条件が定められる請求項1〜15のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材の移動条件及び前記物体の移動条件の一方又は両方に基づいて、前記第2液浸部材の位置が定められる請求項1〜16のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材の移動条件及び前記物体の移動条件の一方又は両方に基づいて、前記第2液浸部材が移動される請求項1〜17のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2液浸部材は、前記第1液浸部材と前記物体との間の前記第1空間から流出する前記第1液体の少なくとも一部が前記第2液浸空間で捕捉されるように、前記第2液浸空間を形成する請求項1〜18のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2液浸部材は、前記第1液浸空間の外側で、前記物体の上面に存在する前記第1液体が前記第2液浸空間で捕捉されるように、前記第2液浸空間を形成する請求項1〜19のいずれか一項に記載の露光装置。
- 第1液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
前記露光光が射出される射出面を有する光学部材と、
前記露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が前記第1部材の下方において前記物体が対向可能に配置され、前記第1部材に対して可動な第2部材と、前記第1部材に配置され、前記第1液体を供給する第1液体供給部と、前記第2部材に配置され、前記第1液体を回収する第1液体回収部と、を有し、前記光学部材の下方で移動可能な物体上に前記第1液体の第1液浸空間を形成可能な第1液浸部材と、
前記第2部材に接続され、前記第1液体回収部から回収された前記第1液体が流れる回収流路を有する第3部材と、
前記第2部材及び前記第3部材の一方又は両方の温度変化を抑制する抑制装置と、を備える露光装置。 - 前記第3部材は、前記回収流路に隣り合うように配置された流路と、前記流路と前記第3部材の外部空間とを結ぶ開口と、を含み、
前記抑制装置は、前記第3部材の外部空間の温度を調整する空調装置を含み、
前記開口を介して、前記外部空間の気体の少なくとも一部が前記流路に流入する請求項21に記載の露光装置。 - 前記抑制装置は、前記第2部材及び前記第3部材の一方又は両方の温度を調整する温度調整装置を含む請求項21又は22に記載の露光装置。
- 前記抑制装置は、前記第2部材からの伝熱を抑制する請求項21〜23のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記抑制装置は、前記第2部材の周囲の少なくとも一部に配置される断熱部を含む請求項24に記載の露光装置。
- 前記第2部材を支持する支持部材を備え、
前記第3部材は、前記支持部材を含む請求項21〜25のいずれか一項に記載の露光装置。 - 第1液体を介して露光光で基板を露光する露光装置であって、
前記露光光が射出される射出面を有する光学部材と、
前記露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置され、前記第1液体を供給する第1液体供給部を有する第1部材と、前記第1部材の周囲の少なくとも一部に配置され、前記第1液体を回収する第1液体回収部を有する回収部材と、前記第1部材及び前記回収部材の一方又は両方の下方において前記物体が対向可能に配置され、前記第1部材に対して移動可能な第2部材と、を有し、前記光学部材の下方で移動可能な物体上に前記第1液体の第1液浸空間を形成可能な第1液浸部材と、を備える露光装置。 - 前記回収部材は、前記第1部材に対して移動可能である請求項27に記載の露光装置。
- 前記回収部材と前記第2部材とは、前記第1部材に対して異なる移動条件で移動する請求項27又は28に記載の露光装置。
- 前記物体が対向可能な前記回収部材の下面は、前記第2部材の下面よりも上方に配置される請求項27〜29のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材の上面と前記回収部材の下面の一部とが間隙を介して対向する請求項30に記載の露光装置。
- 前記第1液体回収部は、前記物体が対向可能に配置される請求項30又は31に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記第1液浸空間が形成された状態で、移動される請求項21〜32のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記物体との相対速度が小さくなるように移動される請求項21〜33のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記第2部材と前記物体との相対速度が、前記第1部材と前記物体との相対速度よりも小さくなるように移動される請求項21〜34のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記物体との相対加速度が小さくなるように移動される請求項21〜35のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第2部材は、前記第2部材と前記物体との相対加速度が、前記第1部材と前記物体との相対加速度よりも小さくなるように移動される請求項21〜36のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第1部材は、実質的に静止する請求項1〜37のいずれか一項に記載の露光装置。
- 前記第1部材は、露光光が通過可能な第1開口を有し、
前記第2部材は、露光光が通過可能な第2開口を有する請求項1〜38のいずれか一項に記載の露光装置。 - 前記物体は、前記基板を含み、
前記第1液浸空間が形成された状態で、前記基板は、前記光学部材の光軸と実質的に垂直な面内において、第1経路を移動後、第2経路を移動し、
前記第1経路において、前記基板の移動は、前記面内における第2軸と実質的に平行な第2方向への移動を含み、
前記第2経路において、前記基板の移動は、前記面内において前記第2軸と直交する第3軸と実質的に平行な第3方向への移動を含み、
前記第2部材は、前記基板が前記第2経路を移動する期間の少なくとも一部において、前記第3方向に移動する請求項1〜39のいずれか一項に記載の露光装置。 - 前記基板が前記第1経路を移動するときに前記液浸空間の液体を介して前記基板のショット領域に前記露光光が照射され、前記第2経路を移動するときに前記露光光が照射されない請求項40に記載の露光装置。
- 前記基板は、前記第2経路を移動した後に、第3経路を移動し、
前記第3経路において、前記基板の移動は、前記第1方向の反対の第3方向への移動を含み、
前記第2部材は、前記基板が前記第3経路を移動する期間の少なくとも一部において、前記第2方向の反対の第4方向に移動する請求項40又は41に記載の露光装置。 - 前記第2部材が前記第4方向に移動する期間の少なくとも一部において、前記第2部材の少なくとも一部は、前記光学部材の光軸と実質的に平行な方向に移動する請求項42に記載の露光装置。
- 前記物体は、前記基板を保持して移動する基板ステージを含む請求項1〜43のいずれか一項に記載の露光装置。
- 請求項1〜44のいずれか一項に記載の露光装置を用いて基板を露光することと、
露光された前記基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。 - 光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で前記基板を露光する露光方法であって、
前記露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が前記第1部材の下方において前記光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、前記第1部材に対して可動な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、前記基板上に前記第1液体の第1液浸空間を形成することと、
前記第1液浸空間の前記第1液体を介して前記射出面から射出される前記露光光で前記基板を露光することと、
前記基板の露光の少なくとも一部において、前記第1部材に対して前記第2部材を移動することと、
前記光路に対して前記第1液浸部材の外側に配置された第2液浸部材を用いて、前記光学部材の下方で移動可能な物体上に、前記第1液浸空間から離れて、第2液体の第2液浸空間を形成することと、を含む露光方法。 - 光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で前記基板を露光する露光方法であって、
前記露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が前記第1部材の下方において前記光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、前記第1部材に対して可動な第2部材と、前記第1部材に配置され、前記第1液体を供給する第1液体供給部と、前記第2部材に配置され、前記第1液体を回収する第1液体回収部と、を有する第1液浸部材を用いて、前記基板上に前記第1液体の第1液浸空間を形成することと、
前記第1液浸空間の前記第1液体を介して前記射出面から射出される前記露光光で前記基板を露光することと、
前記基板の露光の少なくとも一部において、前記第1部材に対して前記第2部材を移動することと、
前記第2部材、及び前記第2部材に接続され前記第1液体回収部から回収された前記第1液体が流れる回収流路を有する第3部材の一方又は両方の温度変化を抑制することと、を含む露光方法。 - 光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で前記基板を露光する露光方法であって、
前記露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置され、前記第1液体を供給する第1液体供給部を有する第1部材と、前記第1部材の周囲の少なくとも一部に配置され、前記第1液体を回収する第1液体回収部を有する回収部材と、前記第1部材及び前記回収部材の一方又は両方の下方において前記光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、前記第1部材に対して移動可能な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、前記基板上に前記第1液体の第1液浸空間を形成することと、
前記第1液浸空間の前記第1液体を介して前記射出面から射出される前記露光光で前記基板を露光することと、
前記基板の露光の少なくとも一部において、前記第1部材に対して前記第2部材及び前記回収部材の一方又は両方を移動することと、を含む露光方法。 - 請求項46〜48のいずれか一項に記載の露光方法を用いて基板を露光することと、
露光された前記基板を現像することと、を含むデバイス製造方法。 - コンピュータに、光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で前記基板を露光する液浸露光装置の制御を実行させるプログラムであって、
前記露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が前記第1部材の下方において前記光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、前記第1部材に対して可動な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、前記基板上に前記第1液体の第1液浸空間を形成することと、
前記第1液浸空間の前記第1液体を介して前記射出面から射出される前記露光光で前記基板を露光することと、
前記基板の露光の少なくとも一部において、前記第1部材に対して前記第2部材を移動することと、
前記光路に対して前記第1液浸部材の外側に配置された第2液浸部材を用いて、前記光学部材の下方で移動可能な物体上に、前記第1液浸空間から離れて、第2液体の第2液浸空間を形成することと、を実行させるプログラム。 - コンピュータに、光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で前記基板を露光する液浸露光装置の制御を実行させるプログラムであって、
前記露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置される第1部材と、少なくとも一部が前記第1部材の下方において前記光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、前記第1部材に対して可動な第2部材と、前記第1部材に配置され、前記第1液体を供給する第1液体供給部と、前記第2部材に配置され、前記第1液体を回収する第1液体回収部と、を有する第1液浸部材を用いて、前記基板上に前記第1液体の第1液浸空間を形成することと、
前記第1液浸空間の前記第1液体を介して前記射出面から射出される前記露光光で前記基板を露光することと、
前記基板の露光の少なくとも一部において、前記第1部材に対して前記第2部材を移動することと、
前記第2部材、及び前記第2部材に接続され前記第1液体回収部から回収された前記第1液体が流れる回収流路を有する第3部材の一方又は両方の温度変化を抑制することと、を実行させるプログラム。 - コンピュータに、光学部材の射出面と基板との間の第1液体を介して露光光で前記基板を露光する液浸露光装置の制御を実行させるプログラムであって、
前記露光光の光路の周囲の少なくとも一部に配置され、前記第1液体を供給する第1液体供給部を有する第1部材と、前記第1部材の周囲の少なくとも一部に配置され、前記第1液体を回収する第1液体回収部を有する回収部材と、前記第1部材及び前記回収部材の一方又は両方の下方において前記光学部材の下方で移動可能な物体が対向可能に配置され、前記第1部材に対して移動可能な第2部材と、を有する第1液浸部材を用いて、前記基板上に前記第1液体の第1液浸空間を形成することと、
前記第1液浸空間の前記第1液体を介して前記射出面から射出される前記露光光で前記基板を露光することと、
前記基板の露光の少なくとも一部において、前記第1部材に対して前記第2部材及び前記回収部材の一方又は両方を移動することと、を実行させるプログラム。 - 請求項50〜52のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013023130A JP2014154700A (ja) | 2013-02-08 | 2013-02-08 | 露光装置、露光方法、デバイス製造方法、プログラム、及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2013023130A JP2014154700A (ja) | 2013-02-08 | 2013-02-08 | 露光装置、露光方法、デバイス製造方法、プログラム、及び記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014154700A true JP2014154700A (ja) | 2014-08-25 |
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ID=51576268
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2013023130A Pending JP2014154700A (ja) | 2013-02-08 | 2013-02-08 | 露光装置、露光方法、デバイス製造方法、プログラム、及び記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014154700A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10018925B2 (en) | 2008-08-19 | 2018-07-10 | Asml Netherlands B.V. | Lithographic apparatus, drying device, metrology apparatus and device manufacturing method |
| US10222707B2 (en) | 2011-12-07 | 2019-03-05 | Asml Netherlands B.V. | Lithographic apparatus and a device manufacturing method |
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-
2013
- 2013-02-08 JP JP2013023130A patent/JP2014154700A/ja active Pending
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| US11156921B2 (en) | 2017-12-15 | 2021-10-26 | Asml Netherlands B.V. | Fluid handling structure, lithographic apparatus, and method of using a fluid handling structure |
| US11809086B2 (en) | 2017-12-15 | 2023-11-07 | Asml Netherlands B.V. | Fluid handling structure, a lithographic apparatus, a method of using a fluid handling structure and a method of using a lithographic apparatus |
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