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JP2014150880A - 荷電粒子線治療装置 - Google Patents

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JP2014150880A
JP2014150880A JP2013021429A JP2013021429A JP2014150880A JP 2014150880 A JP2014150880 A JP 2014150880A JP 2013021429 A JP2013021429 A JP 2013021429A JP 2013021429 A JP2013021429 A JP 2013021429A JP 2014150880 A JP2014150880 A JP 2014150880A
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Junichi Inoue
淳一 井上
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Abstract

【課題】スキャニング法を用いた場合にビーム形状の変化を抑制することができる荷電粒子線治療装置を提供する。
【解決手段】荷電粒子線治療装置100では、フラットネスモニタ13a,13bが実際に照射されている荷電粒子線Bのビーム形状を検出することができる。また、実際に照射されている荷電粒子線Bのビーム形状の検出結果に基づいて、制御部7は、荷電粒子線Bのビームサイズが一定となるように四極電磁石6a,6bを制御する。従って、気温等の変化によってビーム形状が変化し、それに伴ってビームサイズが変化したとしても、制御部が当該ビームサイズを元の状態に戻すように四極電磁石6a,6bを制御することによって、ビーム形状を一定に保つことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、荷電粒子線治療装置に関する。
従来、荷電粒子線を照射することによって治療を行う荷電粒子線治療装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の荷電粒子線治療装置は、患者の体内の腫瘍に対し、荷電粒子線を照射することにより治療を行う装置である。荷電粒子線治療装置は、荷電粒子を加速させるサイクロトロンからの荷電粒子線を絞って収束させる(ビーム形状を調整する)四極電磁石と、当該荷電粒子線を走査する走査電磁石と、を備えている。当該荷電粒子線治療装置では、初期状態において四極電磁石によりビーム形状を調整・設定した後は、荷電粒子線の照射の途中で設定を変更することなくそのまま使用していた。仮に、ビーム形状が変化するなどの異常があった場合は、インターロックによって荷電粒子線の照射を停止していた。
特開2011−206495号公報
しかしながら、初期設定の際にビーム形状を定め、その後もビーム形状を一定にしようとしても、気温等の変化によりビーム形状が変化する場合があった。このように、スキャニング法を用いた場合にビーム形状が変化すると、荷電粒子線の照射対象への線量分布のばらつきが大きくなり、正しい線量分布を作ることができないという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、スキャニング法を用いた場合にビーム形状の変化を抑制できる荷電粒子線治療装置を提供することを目的とする。
本発明に係る荷電粒子線治療装置は、荷電粒子線を収束させる四極電磁石と、荷電粒子線を走査する走査電磁石と、荷電粒子線のビーム形状を検出する検出部と、検出部による検出結果に基づいて、四極電磁石を制御する制御部と、を備え、制御部は、荷電粒子線のビームサイズが一定となるように四極電磁石を制御する。
本発明に係る荷電粒子線治療装置では、検出部が実際に照射されている荷電粒子線のビーム形状を検出することができる。また、実際に照射されている荷電粒子線のビーム形状の検出結果に基づいて、制御部は、荷電粒子線のビームサイズが一定となるように四極電磁石を制御する。従って、気温等の変化によってビーム形状が変化し、それに伴ってビームサイズが変化したとしても、制御部が当該ビームサイズを元の状態に戻すように四極電磁石を制御することによって、ビーム形状を一定に保つことができる。以上により、スキャニング法を用いた場合にビーム形状の変化を抑制することができる。
本発明に係る荷電粒子線治療装置において、制御部は、検出部の検出結果に基づき荷電粒子線のビームサイズの変化量を算出する演算部と、算出されたビームサイズの変化量に基づき四極電磁石に与える電流の補正量を算出する補正部と、を有してよい。演算部が荷電粒子線のビームサイズの変化量を算出し、補正部が、算出された結果に基づいて四極電磁石に与える電流の補正量を算出することで、ビーム形状の変化を抑制することができる。
また、本発明に係る荷電粒子線治療装置において、四極電磁石、走査電磁石、及び検出部は、ノズル内に設けられていてよい。荷電粒子線の下流側のノズル内に四極電磁石、走査電磁石、及び検出部を設けることにより、照射直前の荷電粒子線のビーム形状を検出し、収束・走査することができる。従って、より正確にビーム形状を一定にすることができる。
本発明に係る荷電粒子線治療装置は、荷電粒子線を走査する走査電磁石を有し、スキャニング法を用いて荷電粒子線を被照射体へ照射する荷電粒子線治療装置であって、荷電粒子線を収束させる四極電磁石と、荷電粒子線を走査する走査電磁石と、荷電粒子線のビーム形状を検出する検出部と、四極電磁石と、走査電磁石と、検出部とを内部に収容すると共に、ビーム輸送系より送られてきた荷電粒子線を被照射体へ照射する照射ノズルと、四極電磁石へ電流を供給する電源部を有し、検出部による検出結果に基づいて電源部が四極電磁石へ供給する電流を調整する制御部と、を備える。
本発明に係る荷電粒子線治療装置では、検出部が実際に照射されている荷電粒子線のビーム形状を検出することができる。また、実際に照射されている荷電粒子線のビーム形状の検出結果に基づいて、制御部は、四極電磁石で供給する電源部の電流を調整する。従って、気温等の変化によってビーム形状が変化し、それに伴ってビームサイズが変化したとしても、制御部が当該ビームサイズを元の状態に戻すように四極電磁石へ供給する電流を調整することによって、ビーム形状の変化を抑制できる。以上により、スキャニング法を用いた場合にビーム形状の変化を抑制することができる。
本発明によれば、スキャニング法を用いた場合にビーム形状の変化を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る荷電粒子線治療装置の斜視図である。 荷電粒子線治療装置の荷電粒子線照射部及び制御部の概略構成図である。 制御部の構成をより詳細に示したブロック図である。 荷電粒子線のビームサイズの変化の一例を示す図である。 荷電粒子線の線量分布を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は本発明の一実施形態に係る荷電粒子線治療装置100の斜視図である。図1に示すように、荷電粒子線治療装置100は、荷電粒子線を照射する荷電粒子線照射部1を備える。荷電粒子線照射部1は、治療台4を取り囲むように設けられた回転ガントリ5に取り付けられている。荷電粒子線照射部1は、該回転ガントリ5によって、治療台4の回りに回転可能とされている。なお、図1に示される例に係る荷電粒子線照射部1は、腫瘍の治療を行うためのものである。
図2は、荷電粒子線治療装置100の荷電粒子線照射部1及び制御部7の概略構成図である。図2に示すように、荷電粒子線照射部1は、患者15の体内の腫瘍(被照射体)14に対し、荷電粒子線Bを照射するものである。荷電粒子線Bとは、電荷をもった粒子を高速に加速したものであり、例えば陽子線、重粒子(重イオン)線、電子線等が挙げられる。
なお、以下の説明においては、「X方向」、「Y方向」、「Z方向」という語を用いて説明する。「Z方向」とは、荷電粒子線Bの基軸AXが延びる方向である。なお、「基軸AX」とは、後述の走査電磁石3a,3bで偏向しなかった場合の荷電粒子線Bの照射軸とする。図2,3では、基軸AXに沿って荷電粒子線Bが照射されている様子を示している。「X方向」とは、Z方向と直交する平面内における一の方向である。「Y方向」とは、Z方向と直交する平面内においてX方向と直交する方向である。
まず、図2を参照して、本実施形態に係る荷電粒子線治療装置100の荷電粒子線照射部1の構成について説明する。当該荷電粒子線照射部1は、スキャニング法に係る照射装置である。なお、スキャニング方式は特に限定されず、ラインスキャニング、ラスタースキャニング、スポットスキャニングなどを採用してよい。図2に示すように、荷電粒子線照射部1は、イオン源(不図示)で生成した荷電粒子を加速する加速器2から出射された荷電粒子線Bを照射する装置であり、走査電磁石3a,3b、四極電磁石6a,6b、プロファイルモニタ11、ドーズモニタ12、フラットネスモニタ(検出部)13a,13b、ディグレーダ30及び制御部7を備えている。走査電磁石3a,3b、各モニタ11,12,13a,13b、四極電磁石6a,6b、ディグレーダ30及び制御部7は、照射ノズル8に収容されている。ただし、制御部7は、照射ノズル8の外部に設けられていてもよい。
加速器2は、荷電粒子を加速させて、荷電粒子線Bを連続的に発生させる発生源である。加速器2として、例えば、サイクロトロン、シンクロトロン、シンクロサイクロトロン、ライナック等が挙げられる。加速器2で発生した荷電粒子線Bは、ビーム輸送系41によって照射ノズル8へ輸送される。この加速器2は、制御部7に接続されており、供給される電流が制御される。
走査電磁石3a,3bは、それぞれ一対の電磁石から構成され、制御部7から供給される電流に応じて一対の電磁石間の磁場を変化させ、当該電磁石間を通過する荷電粒子線Bを走査する。X方向走査電磁石3aは、X方向に荷電粒子線Bを走査し、Y方向走査電磁石3bは、Y方向に荷電粒子線Bを走査する。これらの走査電磁石3a,3bは、基軸AX上であって、加速器2の下流側にこの順で配置されている。
四極電磁石6a,6bは、制御部7から供給される電流に応じて荷電粒子線Bを絞って収束させるものである。四極電磁石6aは、X方向において荷電粒子線Bを収束させ、四極電磁石6bは、Y方向において荷電粒子線Bを収束させる。四極電磁石6a,6bに供給する電流を変化させて絞り量(収束量)を変化させることにより、荷電粒子線Bのビームサイズを変化させることができる。四極電磁石6a,6bは、基軸AX上であって加速器2と走査電磁石3a,3bとの間にこの順で配置されている。なお、ビームサイズとは、XY平面における荷電粒子線Bの大きさである。また、後述のビーム形状とは、XY平面における荷電粒子線Bの形状である。
プロファイルモニタ11は、初期設定の際の位置合わせのために、荷電粒子線Bのビーム形状及び位置を検出する。プロファイルモニタ11は、基軸AX上であって四極電磁石6a,6bと走査電磁石3a,3bとの間に配置されている。ドーズモニタ12は、荷電粒子線Bの強度を検出する。ドーズモニタ12は、基軸AX上であって走査電磁石3a,3bの下流側に配置されている。フラットネスモニタ13a,13bは、荷電粒子線Bのビーム形状及び位置を検出監視する。フラットネスモニタ13a,13bは、基軸AX上であってドーズモニタ12の下流側に配置されている。各モニタ11,12,13a,13bは、検出した検出結果を制御部7に出力する。
ディグレーダ30は、通過する荷電粒子線Bのエネルギーを低下させて当該荷電粒子線Bの飛程を調整する。なお、飛程の調整は、加速器2の直後に設けられたディグレーダ(不図示)によって荒調整が行われ、照射ノズル8内のディグレーダ30で微調整が行われる。ディグレーダ30は、基軸AX上であって、走査電磁石3a,3bよりも荷電粒子線Bの下流側に設けられ、患者15の体内における荷電粒子線Bの最大到達深さを調整する。本実施形態では、ディグレーダ30は、照射ノズル8の先端部8aに設けられている。なお、照射ノズル8の先端とは、荷電粒子線Bの下流側の端部である。
制御部7は、例えばCPU、ROM、及びRAM等により構成されている。この制御部7は、各モニタ11,12,13a,13bから出力された検出結果に基づいて、加速器2、走査電磁石3a,3b及び四極電磁石6a,6bを制御する。また、本実施形態においては、制御部7は、各モニタ11,12,13a,13bの検出結果をフィードバックして、荷電粒子線Bのビームサイズが一定となるように、四極電磁石6a,6bを制御する。
図2に示す荷電粒子線治療装置100により、スキャニング法によって荷電粒子線Bの照射を行う場合、所定の飛程に調整可能なディグレーダ30をセットすると共に、通過する荷電粒子線Bが収束するように四極電磁石6a,6bを作動状態(ON)とする。
続いて、加速器2から荷電粒子線Bを出射する。出射された荷電粒子線Bは、走査電磁石3a,3bの制御によって走査されると共に、ディグレーダ30で荷電粒子線Bの飛程が調整される。これにより、荷電粒子線Bは、腫瘍14に対してZ方向に設定された一の層における照射範囲内を走査されつつ照射されることとなる。一の層に対する照射が完了したら、次の層へ荷電粒子線Bを照射する。
図3は、荷電粒子線照射部1の制御部7の構成をより詳細に示したブロック図である。図3に示すように、制御部7は、変換部21、ビーム形状算出部22、スキャニングコントロール部23、補正部24、及び電源部26を備えている。ただし、図3では、制御部7の構成要素のうち、ビームサイズを一定にするために必要なものを示しているが、他の機能を有する構成要素も備えている。
変換部21は、フラットネスモニタ13a,13bからのアナログ信号をデジタル信号に変換する。変換部21は、変換したデジタル信号をビーム形状算出部22へ出力する。ビーム形状算出部22は、フラットネスモニタ13a,13bでの検出結果に基づいて、実際の荷電粒子線Bのビーム形状を算出する。例えば、ビーム形状算出部22は、X方向におけるビームサイズ、Y方向におけるビームサイズ、及びその他情報を算出することによって、ビーム形状を算出する。また、ビーム形状算出部22は、荷電粒子線Bの位置も算出する。ビーム形状算出部22は、算出結果をスキャニングコントロール部23へ出力する。
スキャニングコントロール部(演算部)23は、荷電粒子線Bのスキャニングをコントロールするための各種演算を行う。スキャニングコントロール部23は、荷電粒子線Bのビームサイズ変化量などを算出することができる。例えば、スキャニングコントロール部23は、予め設定された目標ビームサイズと、フラットネスモニタ13a,13bの検出結果に基づく実際のビームサイズと、を比較することによって、ビームサイズ変化量を算出可能である。また、スキャニングコントロール部23は、ビーム強度変化量(ビーム電流変化量)を算出することができる。スキャニングコントロール部23は、算出結果を補正部24へ出力する。
補正部24は、スキャニングコントロール部23の算出結果に基づいて、ビームサイズを補正する。すなわち、補正部24は、スキャニングコントロール部23で算出された荷電粒子線Bのビームサイズ変化量に基づき、四極電磁石6a,6bに与える電流の補正量を算出する。例えば、補正部24は、ビームサイズ変化量に基づいて、実際のビームサイズが目標ビームサイズで一定となるように、補正量を算出する。補正部24は、算出結果を電源部26へ出力する。電源部26は、補正部24からの出力に基づいて、四極電磁石6a,6bへ電流を供給する。
次に、図3〜図5を参照して、荷電粒子線治療装置100の具体的な制御方法の一例について説明する。なお、以下の制御方法は、一例に過ぎず、荷電粒子線Bのビームサイズを一定にすることができる限り、どのような制御方法を採用してもよい。
まず、制御部7は、予めアイソセンターACにて荷電粒子線Bのビーム形状が、X方向及びY方向で対称となるように、四極電磁石6a,6bへ供給する電流の設定値を自動で微調整する。制御部7は、そのときのフラットネスモニタ13a,13b上での荷電粒子線Bのビームサイズを算出する。当該状態においては、図4(a)に示すように、X方向のビームサイズσとY方向のビームサイズσは、等しくなる。また、図5(a)に示すX方向における線量分布を示すグラフLxと、図5(b)に示すY方向における線量分布を示すグラフLyは、同形状となる。制御部7は、この状態における荷電粒子線Bのビームサイズを目標ビームサイズとして記憶する。
次に、制御部7は、四極電磁石6a,6bの電流設定値を変化させることによって、電流変化量とビームサイズとの関係を算出する。例えば、四極電磁石6a,6bに供給する電流を変化させることにより、ビーム形状が変化し、図4(b)に示すようにY方向のビームサイズσがX方向のビームサイズσよりも大きくなる場合や、図4(c)に示すようにX方向のビームサイズσがY方向のビームサイズσよりも大きくなる場合がある。あるいはビームサイズがX方向及びY方向の両方向に大きくなる場合、両方向に小さくなる場合がある。なお、これによって、線量分布のグラフの形状も変化する。例えば、図4(c)に示すようにX方向に長細いビーム形状となった場合、線量分布は、図5(a)の破線で示すようなグラフLx´に変化する。
ここで、四極電磁石6aの電流変化量ΔIQ1及び四極電磁石6bの電流変化量ΔIQ2の値と、それに対応するX方向のビームサイズ変化量Δσ及びY方向のビームサイズ変化量Δσとの間には、応答特性行列を「R」とした場合、式(1)に示す関係が成り立つ。すなわち、ビームサイズ変化量は、応答特性行列Rと電流変化量との積で示される。また、式(1)を変形することで、式(2)のように、電流変化量は、応答特性行列Rの逆行列R−1とビームサイズ変化量との積で示される。なお、四極電磁石6a,6bの電流変化量とは、荷電粒子線Bが目標ビームサイズとなっているときの四極電磁石6a,6bの電流の設定値を基準としたときの、当該基準に対する電流の変化量である。ビームサイズ変化量とは、当該電流変化量に対応する荷電粒子線Bのビームサイズの、目標ビームサイズに対する変化量である。制御部7は、四極電磁石6aの電流変化量ΔIQ1及び四極電磁石6bの電流変化量ΔIQ2の値を所定の値に設定し、それに対応するX方向のビームサイズ変化量Δσ及びY方向のビームサイズ変化量Δσの値を算出し、各値を式(2)に代入する。また、複数パターンに係る電流変化量ΔIQ1,ΔIQ2及びビームサイズ変化量Δσ,Δσの値を式(2)に代入することによって得られる式から、応答特性行列Rの逆行列R−1を算出する。これによって、荷電粒子線治療装置100の荷電粒子線照射部1からの荷電粒子線Bの実際のビームサイズが目標ビームサイズからずれている場合に、当該ずれを補正するための四極電磁石6a,6bの電流の補正量を算出する式(3)が得られる。式(3)の左辺の電流変化量ΔIQ1,ΔIQ2が、四極電磁石6a,6bの電流の補正値に対応する。式(3)の右辺の目標ビームサイズσx,1,σy,1と実際のビームサイズσx,0,σy,0の差は、式(2)の左辺のビームサイズ変化量Δσ,Δσに該当する。
Figure 2014150880

次に、上述の式(3)を用いて荷電粒子線Bのビームサイズを一定にするための四極電磁石6a,6bの制御内容について説明する。荷電粒子線照射部1によって荷電粒子線Bを照射しているとき、ビーム形状算出部22は、変換部21を介してフラットネスモニタ13a,13bからの検出結果を取得する。また、ビーム形状算出部22は、荷電粒子線Bの実際のX方向のビームサイズσx,0及びY方向のビームサイズσy,0を算出する。次に、スキャニングコントロール部23は、目標ビームサイズσx,1,σy,1と実際のビームサイズσx,0,σy,0の差(すなわち、ビームサイズ変化量Δσ,Δσ)を算出する。補正部24は、スキャニングコントロール部23の算出結果を式(3)の右辺に代入することによって、四極電磁石6a,6bの電流の補正量ΔIQ1,ΔIQ2を算出する。電源部26は、現状の電流値に補正部24で求めた補正量ΔIQ1,ΔIQ2を加えて四極電磁石6a,6bに電流を供給する。これによって、荷電粒子線Bのビームサイズは、目標ビームサイズに補正される。例えば、荷電粒子線Bのビームサイズが、図4(b),(c)に示す状態になっていたとしても、四極電磁石6a,6bの制御によって図4(a)に示す状態に補正される。これによって、荷電粒子線Bのビームサイズが一定に保たれる。
なお、式(2)へ各値を代入することによって逆行列R−1を求めるための演算は、荷電粒子線治療装置100で治療を行う前段階で予め完了させておいてもよいが、治療を行っているときの実際の値を用いて演算してもよい。
次に、本実施形態に係る荷電粒子線治療装置100の作用・効果について説明する。
まず、従来の荷電粒子線治療装置においては、初期状態において荷電粒子線Bのビーム形状を調整・設定した後は、途中で設定を変更することなくそのまま使用していた。仮に、ビーム形状が変化するなどの異常があった場合は、インターロックによって荷電粒子線の照射を停止していた。しかしながら、初期設定の際にビーム形状を定め、その後もビーム形状を一定にしようとしても、気温等の変化によりビーム形状が変化する場合がる。このように、スキャニング法を用いた場合にビーム形状が変化すると、荷電粒子線Bの照射対象への線量分布のばらつきが大きくなり、正しい線量分布を作ることができないという問題がある。
一方、本実施形態に係る荷電粒子線治療装置100では、フラットネスモニタ13a,13bが実際に照射されている荷電粒子線Bのビーム形状を検出することができる。また、実際に照射されている荷電粒子線Bのビーム形状の検出結果に基づいて、制御部7は、荷電粒子線Bのビームサイズが一定となるように四極電磁石6a,6bを制御する。従って、気温等の変化によってビーム形状が変化し、それに伴ってビームサイズが変化したとしても、制御部7が当該ビームサイズを元の状態に戻すように四極電磁石6a,6bを制御することによって、ビーム形状を一定に保つことができる。以上により、スキャニング法を用いた場合にビーム形状の変化を抑制することができる。
また、本実施形態に係る荷電粒子線治療装置100において、四極電磁石6a,6b、走査電磁石3a,3b、及びフラットネスモニタ13a,13bは、照射ノズル8内に設けられていてよい。荷電粒子線Bの下流側の照射ノズル8内に四極電磁石6a,6b、走査電磁石3a,3b、及びフラットネスモニタ13a,13bを設けることにより、照射直前の荷電粒子線Bのビーム形状を検出し、収束・走査することができる。従って、より正確にビーム形状を一定にすることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、荷電粒子線治療装置100の照射ノズル8内の各構成要素の配置の順序は図2に示すものに限らず、適宜変更してよい。また、モニタ類は少なくともビーム形状を検出できるものがあればよく、適宜省略してもよい。また、各構成要素は照射ノズル8内に設けられていなくともよく、一部が照射ノズル8よりも上流側に設けられていてもよい。
また、図3に示す制御部7の構成も一例に過ぎず、実際のビーム形状の検出結果に基づいて四極電磁石6a,6bを制御してビームサイズを一定にすることができるものであれば、構成は特に限定されない。例えば、室温と四極電磁石へ供給する電流値との関係を予め求めておき、フラットネスモニタで検出したビーム形状が大きく変化したら、常時測定している室温に基づき四極電磁石へ供給する電流値を変化させることで、ビームサイズを一定にするような方法を採用してもよい。
1…荷電粒子線照射部、3a,3b…四極電磁石、6a,6b…走査電磁石、7…制御部、8…照射ノズル、13a,13b…フラットネスモニタ(検出部)、23…スキャニングコントロール部(演算部)、24…補正部、26…電源部、100…荷電粒子線治療装置。

Claims (4)

  1. 荷電粒子線を収束させる四極電磁石と、
    前記荷電粒子線を走査する走査電磁石と、
    前記荷電粒子線のビーム形状を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて、前記四極電磁石を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記荷電粒子線のビームサイズが一定となるように前記四極電磁石を制御する、荷電粒子線治療装置。
  2. 前記制御部は、
    前記検出部の検出結果に基づき前記荷電粒子線のビームサイズの変化量を算出する演算部と、
    算出された前記ビームサイズの変化量に基づき前記四極電磁石に与える電流の補正量を算出する補正部と、
    を有する、請求項1に記載の荷電粒子線治療装置。
  3. 前記四極電磁石、前記走査電磁石、及び前記検出部は、照射ノズル内に設けられている、請求項1又は2に記載の荷電粒子線治療装置。
  4. 荷電粒子線を走査する走査電磁石を有し、スキャニング法を用いて荷電粒子線を被照射体へ照射する荷電粒子線治療装置であって、
    前記荷電粒子線を収束させる四極電磁石と、
    前記荷電粒子線を走査する走査電磁石と、
    前記荷電粒子線のビーム形状を検出する検出部と、
    前記四極電磁石と、前記走査電磁石と、前記検出部とを内部に収容すると共に、ビーム輸送系より送られてきた前記荷電粒子線を前記被照射体へ照射する照射ノズルと、
    前記四極電磁石へ電流を供給する電源部を有し、前記検出部による検出結果に基づいて前記電源部が前記四極電磁石へ供給する電流を調整する制御部と、を備える荷電粒子線治療装置。
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