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JP2014039211A - 撮像ユニット、撮像方法、および撮像素子 - Google Patents

撮像ユニット、撮像方法、および撮像素子 Download PDF

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JP2014039211A JP2012181470A JP2012181470A JP2014039211A JP 2014039211 A JP2014039211 A JP 2014039211A JP 2012181470 A JP2012181470 A JP 2012181470A JP 2012181470 A JP2012181470 A JP 2012181470A JP 2014039211 A JP2014039211 A JP 2014039211A
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啓二 笹野
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Abstract

【課題】転送レジスタでの電荷溢れの影響を低減することができるようにする
【解決手段】本技術の撮像ユニットは、入射した光の光電変換を行う複数のセンサ部と、転送チャネル領域と転送電極からなり、前記センサ部から読み出された電荷を、前記転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平方向に転送する水平転送部と、前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に、0Vを超える正の電圧と、負の電圧とを繰り返し印加する制御部とを備える。本技術は、撮像素子としてCCDを有する撮像ユニットに適用することができる。
【選択図】図6

Description

本技術は、撮像ユニット、撮像方法、および撮像素子に関し、特に、転送レジスタでの電荷溢れの影響を低減することができるようにした撮像ユニット、撮像方法、および撮像素子に関する。
CCD(Charge Coupled Devices)等の撮像素子の小型化、多画素化の要求が高まってきており、これにより画素(セル)の微細化が進んでいる。
画素の微細化に伴い、画素から読み出された電荷を転送する転送レジスタの幅をより狭めることも要求される。CCDには、画素から読み出された電荷を垂直方向に転送する垂直転送レジスタと、垂直転送レジスタによって転送された電荷を水平方向に転送する水平転送レジスタがあるが、画素の微細化のためには特に垂直転送レジスタの幅を狭める必要がある。
特開2008−177984号公報
垂直転送レジスタの幅を狭めることによって取り扱い電荷量が減少し、大光量入射時の電荷溢れが問題となる。電荷溢れは、転送に用いるパケットの容量を超える電荷が生じたために、転送中にパケットから電荷が溢れてしまう現象である。電荷溢れが生じた画像には、縦方向に白い筋状の線が現れる。
このような電荷溢れは、特に、垂直画素加算を伴う駆動モードにおいて顕著になる。垂直画素加算は、動画の撮影モード時などに行われる処理であり、複数の画素から読み出された電荷を1つのパケットを用いて垂直方向に転送する処理である。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、転送レジスタでの電荷溢れの影響を低減することができるようにするものである。
本技術の一側面の撮像ユニットは、入射した光の光電変換を行う複数のセンサ部と、転送チャネル領域と転送電極からなり、前記センサ部から読み出された電荷を、前記転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平方向に転送する水平転送部と、前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に、0Vを超える正の電圧と、負の電圧とを繰り返し印加する制御部とを備える。
前記制御部には、前記転送電極に印加する電圧を制御することによって、前記センサ部から読み出された前記電荷を蓄積する前記パケットである信号パケットと、空パケットとを形成させ、前記空パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に前記正の電圧と前記負の電圧とを繰り返し印加させることができる。
前記制御部には、前記電荷の転送方向を基準として、前記信号パケットの後方に前記空パケットを形成させることができる。
前記制御部には、前記転送電極に印加する電圧を制御することによって、前記センサ部から読み出された前記電荷を蓄積する前記パケットである信号パケットを形成させ、前記信号パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に前記正の電圧と前記負の電圧とを繰り返し印加させることができる。
前記制御部には、前記正の電圧として、前記センサ部と前記垂直転送部と前記水平転送部を備える撮像素子の電源電圧を印加させることができる。
前記制御部には、前記正の電圧を印加する際、電子シャッタをオンにさせることができる。
前記制御部には、隣接する複数の前記転送電極のうち、0Vを印加した前記転送電極を挟んで一方の前記転送電極に前記正の電圧と前記負の電圧をその順に繰り返し印加させ、他方の前記転送電極に前記負の電圧と前記正の電圧をその順に繰り返し印加させることができる。
前記制御部には、N個の前記センサ部から読み出された前記電荷を1つの前記パケットに蓄積して転送する場合、N回目の読み出しを行った後に、前記正の電圧と前記負の電圧を繰り返し印加させることができる。
前記制御部には、前記正の電圧と前記負の電圧を印加することを、予め設定された回数だけ繰り返させることができる。
前記制御部には、前記正の電圧と前記負の電圧を印加することを、余剰電荷量に応じた回数だけ繰り返させることができる。
本技術の一側面の撮像方法は、入射した光の光電変換を複数のセンサ部において行い、前記センサ部から読み出された電荷を、転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して、前記転送チャネル領域と転送電極からなる垂直転送部を介して垂直方向に転送し、前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平転送部を介して水平方向に転送し、前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に、0Vを超える正の電圧と、負の電圧とを繰り返し印加するステップを含む。
本技術の他の側面の撮像素子は、入射した光の光電変換を行う複数のセンサ部と、転送チャネル領域と転送電極からなり、前記センサ部から読み出された電荷を前記転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して垂直方向に転送する、前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に0Vを超える正の電圧と負の電圧とが繰り返し印加される垂直転送部と、前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平方向に転送する水平転送部とを備える。
本技術においては、パケットが形成された転送チャネル領域上の転送電極に、0Vを超える正の電圧と、負の電圧とが繰り返し印加される。
本技術によれば、転送レジスタでの電荷溢れの影響を低減することができる。
本技術の一実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 撮像素子の構成例を示す図である。 1画素の断面を示す図である。 HD動画の撮影モード時における撮像素子の読み出し動作の例を示す図である。 撮像素子の読み出し動作のタイミングを示すポテンシャル図である。 図5の時刻t10以降を拡大して示す図である。 電圧Vφの変化をまとめて示す図である。 空パケット内で余剰電荷を消失させることの原理を示す図である。 空パケット内で余剰電荷を消失させることの効果を示す図である。 撮像装置の制御処理について説明するフローチャートである。 撮像素子の読み出し動作のタイミングを示す他のポテンシャル図である。 電圧Vφの変化をまとめて示す他の図である。 撮像装置の他の制御処理について説明するフローチャートである。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(空パケット内で余剰電荷を消失させる例)
2.第2の実施の形態(信号パケット内で余剰電荷を消失させる例)
<第1の実施の形態(空パケット内で余剰電荷を消失させる例)>
[撮像装置の構成例]
図1は、本技術の一実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。
撮像装置1は、撮像ユニット11、操作部12、制御部13、画像処理部14、表示部15、コーデック処理部16、および記録部17から構成される。撮像ユニット11は、レンズ部31、撮像素子32、A/D(Analog/Digital)変換部33、および駆動制御部34から構成される。撮像装置1は、撮影モードとしてHD動画の撮影モードを有する。
撮像ユニット11のレンズ部31は、レンズ等の撮像光学系などから構成される。レンズ部31は、制御部13による制御に従って駆動し、被写体からの光を撮像素子32に導く。
撮像素子32は、CCDなどの固体撮像素子である。撮像素子32は、レンズ部31からの光の光電変換を行い、光の強度に応じた信号をA/D変換部33に出力する。
A/D変換部33は、撮像素子32から供給された信号に対してA/D変換を行い、画像信号を画像処理部14に出力する。
駆動制御部34は、制御部13による制御に従って撮像素子32の動作を制御する。駆動制御部34により、撮像素子32を構成する各画素からの電荷の読み出し、画素から読み出された電荷の転送、電子シャッタのオン/オフ(閉じた状態/開いた状態)などが制御される。
操作部12は、ボタンやタッチパネルなどより構成され、ユーザによる操作の内容を表す信号を制御部13に出力する。
制御部13は、操作部12から供給された信号に基づいて、撮像ユニット11、画像処理部14、表示部15、コーデック処理部16、および記録部17の各部を制御する。
画像処理部14は、A/D変換部33から供給された画像信号に対して、ホワイトバランス調整処理、デモザイク処理などの各種の画像処理を施す。画像処理部14は、画像処理を施すことによって得られた画像信号を表示部15とコーデック処理部16に出力する。
表示部15は液晶ディスプレイなどよりなり、画像処理部14から供給された画像信号に基づいて画像を表示する。
コーデック処理部16は、画像処理部14からの画像信号に対して符号化処理を施し、画像データを記録部17に供給する。
記録部17はメモリカードなどよりなり、コーデック処理部16から供給された画像データを記録する。
図2は、図1の撮像素子32の構成例を示す図である。
撮像素子32は、撮像部51、水平転送部52、およびFD(Floating Diffusion)部53から構成される。
撮像部51は、各画素を構成するフォトダイオードであるセンサ部61がマトリクス状に配列されることによって構成される。図2の例においては、センサ部61の列であるセンサ列61−1乃至61−mが設けられ、各センサ列に対して垂直転送部62−1乃至62−mが設けられる。以下、適宜、垂直転送部62−1乃至62−mを区別する必要がない場合、単に、垂直転送部62という。
センサ部61は、入射した光の光電変換を行い、光電変換を行うことによって得られた電荷を蓄積する。センサ部61に蓄積された電荷は、駆動制御部34による制御に従って、対応する垂直転送部62に読み出される。
垂直転送部62は、センサ部61から読み出した電荷を垂直方向に転送し、水平転送部52に出力する。垂直転送部62は、電荷転送チャネル領域と、電荷転送チャネル領域上の転送電極から構成される。センサ部61からの電荷の読み出しと読み出された電荷の転送は、転送電極に電圧Vφが印加されることによって実現される。
電圧Vφとして、例えば、負電圧VL、0V、正電圧である読み出し電圧VTおよび電源電圧VDDが印加される。負電圧VLは0V未満の電圧であり、例えば−6.5Vが用いられる。読み出し電圧VTおよび電源電圧VDDは0Vを超える電圧であり、例えば13Vが用いられる。電源電圧VDDは撮像素子32の電源電圧である。
水平転送部52は、駆動制御部34から電圧Hφが印加されることに応じて、垂直転送部62から転送されてきた電荷を水平方向に転送する。水平転送部52により転送された電荷はFD部53に出力される。
FD部53は、水平転送部52から供給された電荷を電圧に変換し、電圧の変化に応じた信号をA/D変換部33に出力する。
[垂直転送部のポテンシャルについて]
図3は、撮像部51を構成する1画素の断面を示す図である。図3の横方向が図2の水平方向に対応し、奥行き方向が図2の垂直方向に対応する。
図3Aに示すように、センサ部61と、垂直転送部62を構成する電荷転送チャネル領域82は基板81内部の表面近傍に設けられる。基板81上の位置であって、電荷転送チャネル領域82の上には転送電極83が設けられる。転送電極83は遮光膜84により覆われる。
図3Aでは1つのセンサ部61に対して1つの転送電極83しか示していないが、実際には、1つのセンサ部61に対して2つの転送電極83が垂直方向に並べて設けられる。
電圧Vφとして負電圧VLが転送電極83に印加された場合、図3Aに示すように、電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは浅い状態になる。ポテンシャルが浅い状態の電荷転送チャネル領域82は比較的狭い領域であり、電荷が溜まりにくい状態になる。
一方、電圧Vφとして0Vが転送電極83に印加された場合、図3Bに示すように、電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは中間の状態になる。この中間の状態は、電圧Vφとして負電圧VLが印加されている場合よりポテンシャルが深い状態である。ポテンシャルが中間の状態の電荷転送チャネル領域82は比較的広い領域であり、電荷を溜めることが可能な状態になる。
このように、電荷を溜めることが可能な状態のポテンシャルを有する電荷転送チャネル領域82により、いわゆるパケットが形成される。電荷転送チャネル領域82に形成されたパケットにはセンサ部61から読み出された電荷(信号電荷)が蓄積される。
電圧Vφとして読み出し電圧VTが転送電極83に印加された場合、電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは、中間の状態よりもさらに深い状態になる(図示せず)。電荷転送チャネル領域82のポテンシャルが深い状態にある場合、センサ部61に蓄積されている電荷が読み出され、電荷転送チャネル領域82に転送される。電荷転送チャネル領域82に転送された電荷は、電圧Vφが読み出し電圧VTから0Vに切り替えられることによって形成されたパケットに蓄積され、垂直方向に転送される。
[固体撮像素子の動作について]
図4は、HD動画の撮影モード(垂直2画素加算、垂直4/8ライン読出しモード)時における撮像素子32の読み出し動作の例を示す図である。
図4には、図2のセンサ列61−1乃至61−mのうちのセンサ列61−1乃至61−3と、垂直転送部62−1乃至62−mのうちの垂直転送部62−1乃至62−3が示されている。
図4の各四角形は1つのセンサ部61を表す。「R」,「G」,「B」は各画素の色を表す。例えばセンサ列61−1はG画素を構成するセンサ部61とR画素を構成するセンサ部61が交互に並ぶことによって構成され、センサ列61−2はG画素を構成するセンサ部61とB画素を構成するセンサ部61が交互に並ぶことによって構成される。図4には1列を構成する画素として32画素が示されているが、32画素を単位としてさらに多くの画素が設けられる。
図4の左側に下から順に並ぶ1〜32の数字は画素のライン番号を示す。画素のライン番号を示す数字の隣に示すV7A,V5A等のアルファベットと数字の組み合わせは転送電極83の電極名を示す。
上述したように1つの画素には2つの転送電極83が設けられる。図示は省略しているが、例えば8ライン目の電極V1Cと7ライン目の電極V3Cの間には、8ライン目のG画素の転送電極83として電極V2が設けられる。すなわち、図4には、1つの画素に設けられる2つの転送電極83のうち、水平転送部52から離れた位置にある、電極名に奇数を含む転送電極83のみを示している。転送電極83の並び順の詳細については図5に示す。
HD動画の撮影モード時の信号の読み出しは垂直2画素加算によって行われる。垂直2画素加算は、センサ部61から信号を読み出し、その直後に、1回目の読み出し時に読み出した信号と同色の別の信号を読み出して、1回目の読み出し時に読み出した信号に加算する処理である。
具体的には、センサ列61−1と垂直転送部62−1からなる左端列の1〜8ライン目に注目すると、あるタイミングで、8ライン目のG画素と3ライン目のR画素を対象として1回目の読み出しが行われる。1回目の読み出しによって8ライン目のG画素から読み出された電荷と3ライン目のR画素から読み出された電荷は、矢印で示すようにそれぞれ垂直方向に転送される。
所定時間経過後、6ライン目のG画素と1ライン目のR画素を対象として2回目の読み出しが行われる。2回目の読み出しによって6ライン目のG画素から読み出された電荷は、1回目の読み出しによって8ライン目のG画素から読み出された電荷に加算され、垂直方向に転送される。また、1ライン目のR画素から読み出された電荷は、1回目の読み出しによって3ライン目のR画素から読み出された電荷に加算され、垂直方向に転送される。
センサ列61−1と垂直転送部62−1からなる左端列の他のラインにおいても、8ラインを単位として、垂直2画素加算による電荷の読み出しと転送が同様にして行われる。また、他の列においても、左端列と同様にして垂直2画素加算による電荷の読み出しと転送が行われる。
図5は、撮像素子32の読み出し動作のタイミングを示すポテンシャル図である。
白抜き矢印で示すように、図5の右方向が、画素から読み出した電荷の転送方向(図4の下方向)に対応する。例えば、R6画素〜G2画素までの8画素の範囲#1が、図4の左端列の17〜24ラインの範囲に対応し、R10画素〜G6画素までの8画素の範囲#2が、図4の左端列の9〜16ラインの範囲に対応する。各画素には、アルファベットと奇数の組み合わせからなる電極名の転送電極83と、アルファベットと偶数の組み合わせからなる電極名の転送電極83が設けられる。
以下、主に、範囲#1と範囲#2の画素の読み出し動作について説明するが、他の範囲の画素においても同様の処理が行われる。
図5の例においては、時刻t1に1回目の読み出しが行われ、時刻t11に2回目の読み出しが行われる。
時刻t0において、電極V1C〜V4に0Vが印加され、対応する電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは中間の状態になる。また、電極V5C〜V7Cに負電圧VLが印加され、対応する電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは浅い状態になる。電極V8S1〜V4に0Vが印加され、対応する電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは中間の状態になる。また、電極V5A/B〜V7B/Aに負電圧VLが印加され、対応する電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは浅い状態になる。電極V8S2に0Vが印加され、対応する電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは中間の状態になる。
時刻t1において、電極V1Cと電極V3B/Aに読み出し電圧VTが印加され、1回目の読み出しが行われる。読み出し電圧VTが印加された電極V1Cと電極V3B/Aの下の電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは深い状態になる。
範囲#1においては、G2画素とR5画素から電荷が読み出される。G2画素から読み出された電荷は、読み出し電圧VTが印加された電極V1Cの下に蓄積される。また、R5画素から読み出された電荷は、読み出し電圧VTが印加された電極V3Bの下に蓄積される。図5において、斜線や影を付して示す部分は電荷が蓄積されている部分を示す。図6等においても同様である。
範囲#2においては、G6画素とR9画素から電荷が読み出される。G6画素から読み出された電荷は、読み出し電圧VTが印加された電極V1Cの下に蓄積され、R9画素から読み出された電荷は、読み出し電圧VTが印加された電極V3Aの下に蓄積される。
1回目の読み出しにより読み出された電荷は、時刻t5までの間、同じ位置の電荷転送チャネル領域82に蓄積される。時刻t2において、電極V8S1/S2の電圧Vφが0Vから負電圧VLに切り替えられ、時刻t3において、電極V4の電圧Vφが0Vから負電圧VLに切り替えられる。時刻t4において、電極V4の電圧Vφが負電圧VLから0Vに切り替えられ、時刻t5において、電極V5C/A/Bの電圧Vφが負電圧VLから0Vに切り替えられる。
時刻t6において、電極V1C、V3B/Aの電圧Vφが読み出し電圧VTから0Vに切り替えられる。0Vが印加された転送電極83の下の電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは深い状態から中間の状態になる。
範囲#1においては、1回目の読み出しによりG2画素から読み出された電荷が、電極V1C〜V5Cの下に形成されたパケットに拡散し、蓄積される。また、R5画素から読み出された電荷が、電極V1A〜V5Aの下に形成されたパケットに拡散し、蓄積される。
範囲#2においては、1回目の読み出しによりG6画素から読み出された電荷が、電極V1C〜V5Cの下に形成されたパケットに拡散し、蓄積される。また、R9画素から読み出された電荷が、電極V1B〜V5Bの下に形成されたパケットに拡散し、蓄積される。
時刻t7〜t9において、1回目の読み出しによって得られた電荷が、同色の隣の画素の位置まで転送される。
図6は、図5の時刻t10以降を拡大して示す図である。
時刻t10において、電極V8S1/S2の電圧Vφが0Vから負電圧VLに切り替えられる。
範囲#1においては、1回目の読み出しによりG2画素から読み出された電荷が、電極V4〜V7Cの下に形成されたパケットに蓄積された状態になる。また、R5画素から読み出された電荷が、電極V4〜V7Bの下に形成されたパケットに蓄積された状態になる。
範囲#2においては、1回目の読み出しによりG6画素から読み出された電荷が、電極V4〜V7Cの下に形成されたパケットに蓄積された状態になる。また、R9画素から読み出された電荷が、電極V4〜V7Aの下に形成されたパケットに蓄積された状態になる。
時刻t11において、電極V5Cと電極V7B/Aに読み出し電圧VTが印加され、2回目の読み出しが行われる。読み出し電圧VTが印加された電極V5Cと電極V7B/Aの下の電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは深い状態になる。
範囲#1においては、G3画素とR6画素から電荷が読み出される。G3画素から読み出された電荷は、電極V4〜V7Cの下に形成されたパケットに蓄積されている、G2画素から読み出された電荷に加算される。また、R6画素から読み出された電荷は、電極V4〜V7Bの下に形成されたパケットに蓄積されている、R5画素から読み出された電荷に加算される。
範囲#2においては、G7画素とR10画素から電荷が読み出される。G7画素から読み出された電荷は、電極V4〜V7Cの下に形成されたパケットに蓄積されている、G6画素から読み出された電荷に加算される。また、R10画素から読み出された電荷は、電極V4〜V7Aの下に形成されたパケットに蓄積されている、R9画素から読み出された電荷に加算される。
また、2回目の読み出しが行われるのと同時に、2回目の読み出しによって得られた電荷を1回目の読み出しによって得られた電荷に加算することによって溢れる余剰電荷を受けるためのパケットが、転送方向を基準として後方に形成される。
以下、適宜、画素から読み出した電荷を直接蓄積するためのパケットを信号パケットといい、信号パケットから溢れた電荷を受けるためのパケットを空パケットという。2回目の読み出しタイミングの前に空パケットが形成されるようにしてもよい。
すなわち、範囲#1においては、電極V1C,V2の電圧Vφが負電圧VLから0Vに切り替えられることに応じて、破線円C1で囲んで示すように、電極V1C,V2の下に空パケットが形成される。電極V1C,V2の下に形成された空パケットは、転送方向を基準として前にある、電極V4〜V7Cの下に形成された信号パケットから溢れた余剰電荷を蓄積するパケットである。
また、電極V1A,V2の電圧Vφが負電圧VLから0Vに切り替えられることに応じて、破線円C2で囲んで示すように、電極V1A,V2の下に空パケットが形成される。電極V1A,V2の下に形成された空パケットは、転送方向を基準として前にある、電極V4〜V7Bの下に形成された信号パケットから溢れた余剰電荷を蓄積するパケットである。
範囲#2においては、電極V1C,V2の電圧Vφが負電圧VLから0Vに切り替えられることに応じて、破線円C3で囲んで示すように、電極V1C,V2の下に空パケットが形成される。電極V1C,V2の下に形成された空パケットは、転送方向を基準として前にある、電極V4〜V7Cの下に形成された信号パケットから溢れた余剰電荷を蓄積するパケットである。
また、電極V1B,V2の電圧Vφが負電圧VLから0Vに切り替えられることに応じて、破線円C4で囲んで示すように、電極V1B,V2の下に空パケットが形成される。電極V1B,V2の下に形成された空パケットは、転送方向を基準として前にある、電極V4〜V7Aの下に形成された信号パケットから溢れた余剰電荷を蓄積するパケットである。
図6においては、2つの転送電極83を用いて空パケットが形成されるものとしたが、3つ以上の転送電極83を用いて空パケットが形成されるようにしてもよい。
時刻t12において、電極V5C、V7B/Aの電圧Vφが読み出し電圧VTから0Vに切り替えられる。また、空パケットの上にある2つの転送電極83のうちの例えば奇数番目の転送電極83の電圧Vφが、0Vから電源電圧VDDに切り替えられる。電源電圧VDDを印加する際、センサ部61からの読み出しを防ぐために電子シャッタはオンの状態になる。
このとき、範囲#1においては、電極V4〜V7Cの下に形成された信号パケットから溢れた余剰電荷が、電極V1Cと電極V2の下に形成された空パケットに蓄積される。また、電極V4〜V7Bの下に形成された信号パケットから溢れた余剰電荷が、電極V1Aと電極V2の下に形成された空パケットに蓄積される。
範囲#2においては、電極V4〜V7Cの下に形成された信号パケットから溢れた余剰電荷が、電極V1Cと電極V2の下に形成された空パケットに蓄積される。また、電極V4〜V7Aの下に形成された信号パケットから溢れた余剰電荷が、電極V1Bと電極V2の下に形成された空パケットに蓄積される。
電圧Vφを読み出し電圧VTから0Vに切り替えた場合、信号パケットの容量が小さくなり、2回目の読み出しにより読み出された電荷量が多いときには、信号パケットの容量を超える分の電荷が余剰電荷となって信号パケットから溢れることがある。信号パケットの後方に空パケットを用意しておくことによって、信号パケットから溢れた余剰電荷を空パケットで受け止めることができ、他の信号パケットに混入してしまうことを防ぐことが可能になる。
また、大きな電圧である電源電圧VDDを空パケットの上の転送電極83に印加することによって、空パケットの容量を大きくすることができ、多くの余剰電荷を受け止めることが可能になる。すなわち、空パケットの容量が小さい場合、余剰電荷を受け止めきれず、余剰電荷が空パケットからも溢れてしまう恐れがあるが、これを抑えることが可能になる。
さらに、電源電圧VDDを印加することによって、空パケット内で起こる表面順位への電子トラップの確率を高めることができる。電子トラップの確率を高めることによって、価電子帯のホールと再結合する余剰電荷を増やすことができ、余剰電荷を効率的に消失させることが可能になる。余剰電荷の消失については図8を参照して後述する。
空パケットの上の転送電極83に電源電圧VDDを印加するタイミングは、2回目の読み出しのために印加した読み出し電圧VTを0Vに切り替えるタイミングの直前であってもよいし、同時であってもよい。また、空パケットの上の転送電極83に印加する電圧が電源電圧VDDであるとしたが、0Vを超える正電圧であればどのような電圧であってもよい。
時刻t13において、電極V1C/A/Bの電圧Vφが電源電圧VDDから負電圧VLに切り替えられ、電極V3C/B/Aの電圧Vφが負電圧VLから電源電圧VDDに切り替えられる。また、電極V4の電圧Vφが0Vから負電圧VLに切り替えられ、電極V8S1/S2の電圧Vφが負電圧VLから0Vに切り替えられる。
電源電圧VDDが印加される転送電極83が切り替わることによって、空パケットを形成する2つの転送電極83の下の電荷転送チャネル領域82のうち、右側の電荷転送チャネル領域82の方が、ポテンシャルが深くなる。これにより、左側の電荷転送チャネル領域82に蓄積されていた余剰電荷は、ポテンシャルが深い右側の電荷転送チャネル領域82に移動する。
時刻t14以降、時刻t12の動作と時刻t13の動作が所定の回数だけ繰り返される。すなわち、電源電圧VDDを印加する転送電極83を切り替えることが所定の回数だけ繰り返される。
図7は、電極V1C,V2,V3Cの電圧Vφの変化をまとめて示す図である。
図7に示すように、時刻t12以降、0Vが印加され続ける電極V2を挟んで一方の転送電極83である電極V1Cには電源電圧VDDと負電圧VLがその順に交互に印加される。また、他方の転送電極83である電極V3Cには負電圧VLと電源電圧VDDがその順に交互に印加される。
このように、空パケットを形成する隣接する転送電極83のうち、所定の転送電極83を挟んで一方の転送電極83と他方の転送電極83の電圧Vφを互い違いに上下させる、いわばシーソーの動きに似た電圧Vφの制御が行われる。以下、適宜、一方の転送電極83と他方の転送電極83の電圧Vφを互い違いに上下させる動作をシーソー動作という。
例えば、余剰電荷が完全に消失するまで、シーソー動作が繰り返される。この場合、余剰電荷が完全に消失すると想定される回数が例えば駆動制御部34に予め設定される。完全に消失するまで繰り返すのではなく、少なくとも、シーソー動作を停止したときに空パケットから余剰電荷が溢れなくなる回数だけ、シーソー動作が繰り返されるようにすればよい。
図6に示すように、シーソー動作が所定の回数だけ繰り返された後の時刻tNにおいては、信号パケットと空パケットの上の転送電極83に0Vが印加された状態になる。
その後、2つの画素から読み出された信号パケット内の信号は、水平転送部52まで1段毎に転送される。また、水平転送部52を介してFD部53に供給され、FD部53において電圧に変換される。
空パケットに蓄積された余剰電荷は、水平転送部52に転送されるまでの間に信号パケット内の電荷に加えられるようにしてもよいし、垂直転送部62から水平転送部52までの間に設けられたドレインに捨てられるようにしてもよい。
[余剰電荷の消失原理について]
図8は、空パケット内で余剰電荷を消失させることができる原理について説明する図である。
図8Aは、電極V1に負電圧VLが印加され、電極V2,V3,V4に0Vが印加されている場合の電荷の状態を示している。この場合、電極V1の下の価電子帯にはホールが生じる。また、電極V2,V3,V4の下に形成されたパケット内の電荷のうちのいくつかが、矢印で示すようにSi表面にトラップする。
図7Bは、電極V3の電圧が0Vから負電圧VLに切り替わり、転送中の電荷の状態を示している。この場合、図7Aのときにトラップしていた電荷(トラップ電子)が価電子帯のホールと再結合し、消失する。
このように、転送電極の電圧が0Vから負電圧VLに切り替わったときにその前にパケットに蓄積されていた電荷の一部が消失するといった現象を利用することによって、空パケットで受け止めた余剰電荷を消失させることが可能になる。上述したシーソー動作を繰り返すことによって、空パケット内で余剰電荷を徐々に消失させることができる。
図9は、空パケットで受け止めた余剰電荷を消失させることの効果について説明する図である。
図9の時刻t30〜t39の動作は、図5の時刻t0〜t9の動作と同じである。時刻t40において2回目の読み出しを行い、時刻t41において電極V4に印加する電圧を0Vから負電圧VLに切り替えたとき、矢印#11乃至#16に示すように信号パケットから余剰電荷が溢れることがある。
信号パケットの後方に空パケットを設け、空パケットで余剰電荷を受け止めるようにすることにより、信号パケットから溢れた余剰電荷が後方の信号パケットに混入してしまうことを防ぐことが可能になる。
[撮像装置の撮像動作について]
ここで、図10のフローチャートを参照して、電荷の垂直方向の転送を制御する撮像装置1の処理について説明する。
ステップS1において、駆動制御部34は、電圧Vφを制御することによって信号パケットを形成させる。ステップS1の処理が、図5の時刻t0の処理に対応する。
ステップS2において、駆動制御部34は、読み出し対象となる画素の転送電極83に読み出し電圧VTを印加し、電荷を読み出させる。ステップS2の処理が、図5の時刻t1の処理に対応する。
ステップS3において、駆動制御部34は、各転送電極83に印加する電圧Vφを切り替え、1回目の読み出しによって読み出された電荷を垂直方向に転送する。
ステップS4において、駆動制御部34は、2回目の読み出しタイミングになったか否かを判定し、2回目の読み出しタイミングになっていないと判定した場合、ステップS3の処理を繰り返す。1回目の読み出しによって読み出された電荷の転送が開始されてからステップS4において2回目の読み出しタイミングになったと判定されるまでの処理が、図5の時刻t2〜t10の処理に対応する。
2回目の読み出しタイミングになったとステップS4において判定した場合、ステップS5において、駆動制御部34は、電圧Vφを制御することによって信号パケットの後方に空パケットを形成する。また、駆動制御部34は、読み出し対象となる画素の転送電極83に読み出し電圧VTを印加し、電荷を読み出させる。ステップS5の処理が、図5と図6の時刻t11の処理に対応する。
ステップS6において、駆動制御部34は、電子シャッタをオンにするとともに、空パケットの上の転送電極83に電源電圧VDDを印加する。ステップS6の処理が、図5と図6の時刻t12の処理に対応する。
ステップS7において、駆動制御部34は、空パケットを形成する一方の転送電極83の電圧Vφを電源電圧VDDから負電圧VLに切り替えるとともに他方の転送電極83の電圧Vφを負電圧VLから電源電圧VDDに切り替えてシーソー動作を行う。
ステップS8において、駆動制御部34は、シーソー動作を所定の回数だけ行ったか否かを判定する。シーソー動作を所定の回数だけ行っていないとステップS8において判定した場合、駆動制御部34はステップS7の処理を繰り返す。空パケット上の転送電極83に電源電圧VDDを最初に印加してからステップS8においてシーソー動作を所定の回数だけ行ったと判定するまでの処理が、図5の時刻t12〜tN−1の処理に対応する。
シーソー動作を所定の回数だけ行ったとステップS8において判定した場合、ステップS9において、駆動制御部34は、信号パケットに蓄積された電荷を水平転送部52に向けて転送する。水平転送部52に転送された電荷は水平転送部52を介してFD部53に転送され、FD部53において電圧に変換される。電圧に変換することによって得られた信号がFD部53からA/D変換部33(図1)に出力され、それ以降の処理が各部において行われる。
以上の処理が、撮像部51を構成する各画素列において繰り返し行われる。これにより、信号パケットから溢れた余剰電荷が他の信号パケットに混入することを防ぐことができ、ノイズのない信号を得ることが可能になる。
<第2の実施の形態(信号パケット内で余剰電荷を消失させる例)>
以上においては、シーソー動作を空パケット内で行う場合について説明したが、シーソー動作を信号パケット内で行い、余剰電荷を信号パケット内で消失させることも可能である。
図11は、信号パケット内で余剰電荷を消失させる場合の撮像素子32の読み出し動作のタイミングを示すポテンシャル図である。
図11の例においては、時刻t1に1回目の読み出しが行われ、時刻t10に2回目の読み出しが行われる。時刻t0〜t9の動作は、図5を参照して説明した時刻t0〜t9の動作と同じである。
時刻t9において、1回目の読み出しによって読み出された電荷が信号パケットに蓄積された状態になる。範囲#1においては、1回目の読み出しによりG2画素から読み出された電荷が、電極V4〜V8S1の下に形成された信号パケットに蓄積される。また、R5画素から読み出された電荷が、電極V4〜V8S2の下に形成された信号パケットに蓄積される。
範囲#2においては、1回目の読み出しによりG6画素から読み出された電荷が、電極V4〜V8S1の下に形成されたパケットに蓄積される。また、R9画素から読み出された電荷が、電極V4〜V8S2の下に形成されたパケットに蓄積される。
時刻t10において、電極V5Cと電極V7B/Aに読み出し電圧VTが印加され、2回目の読み出しが行われる。読み出し電圧VTが印加された電極V5Cと電極V7B/Aの下の電荷転送チャネル領域82のポテンシャルは深い状態になる。
範囲#1においては、G3画素とR6画素から電荷が読み出される。G3画素から読み出された電荷は、電極V4〜V8S1の下に形成された信号パケットに蓄積されている、G2画素から読み出された電荷に加算される。また、R6画素から読み出された電荷は、電極V4〜V8S2の下に形成された信号パケットに蓄積されている、R5画素から読み出された電荷に加算される。
範囲#2においては、G7画素とR10画素から電荷が読み出される。G7画素から読み出された電荷は、電極V4〜V8S1の下に形成された信号パケットに蓄積されている、G6画素から読み出された電荷に加算される。また、R10画素から読み出された電荷は、電極V4〜V8S2の下に形成された信号パケットに蓄積されている、R9画素から読み出された電荷に加算される。
時刻t11において、電極V5C、V7B/Aの電圧Vφが読み出し電圧VTから負電圧VLに切り替えられる。これにより、電極V5C、V7B/Aのそれぞれの下の電荷転送チャネル領域82において、図8を参照して説明した現象を利用して余剰電荷を消失させることができる。
また、時刻t11において、電極V5C、V7B/Aの電圧Vφが読み出し電圧VTから負電圧VLに切り替わる前に、信号パケット上の転送電極83のうちの1つである電極V7C、V5A/Bの電圧Vφが0Vから電源電圧VDDに切り替えられる。これにより、電極V5C、V7B/Aの電圧Vφが読み出し電圧VTから負電圧VLに切り替わることによって信号パケットの容量が小さくなり、信号パケットから電荷が溢れてしまうことを防ぐことができる。また、電源電圧VDDを印加することによって、空パケット内で起こる表面順位への電子トラップの確率を高めることができる。電源電圧VDDを印加する際、センサ部61からの読み出しを防ぐために電子シャッタはオンの状態になる。
時刻t12において、電極V7C、V5A/Bの電圧Vφが電源電圧VDDから負電圧VLに切り替えられる。また、電極V7C、V5A/Bの電圧Vφが電源電圧VDDから負電圧VLに切り替わる前に、信号パケット上の転送電極83のうちの1つである電極V5C、V7B/Aの電圧Vφが負電圧VLから電源電圧VDDに切り替えられる。
時刻t13以降、時刻t11の動作と時刻t12の動作が所定の回数だけ繰り返される。すなわち、シーソー動作が信号パケット内で繰り返されることになる。
図12は、電極V5C,V6,V7Cの電圧Vφの変化をまとめて示す図である。
図12に示すように、時刻t11以降、0Vが印加され続ける電極V6を挟んで一方の転送電極83である電極V5Cには負電圧VLと電源電圧VDDがその順に交互に印加される。また、他方の転送電極83である電極V7Cには電源電圧VDDと負電圧VLがその順に交互に印加される。
例えば、余剰電荷が完全に消失するまで、シーソー動作が繰り返される。余剰電荷の量は、2回目の読み出しが行われた後に検出された信号パケット内の電荷量と信号パケットの容量から求められるようにしてもよいし、撮像素子32に入射した光の量から推測して求められるようにしてもよい。
図11に示すように、シーソー動作が所定の回数だけ繰り返された後の時刻tNにおいては、信号パケットの上の転送電極83に0Vが印加された状態になる。
このように、シーソー動作を繰り返すことによって信号パケット内で余剰電荷の表面順位トラップとトラップ電子とホールとの再結合を起こさせ、信号パケット内で余剰電荷を消失させるようにすることも可能である。
[撮像装置の撮像動作について]
ここで、図13のフローチャートを参照して、信号パケット内で余剰電荷を消失させる場合の撮像装置1の処理について説明する。
ステップS21〜S24の処理は、図10のステップS1〜S4の処理と同様である。すなわち、駆動制御部34は、ステップS21において信号パケットを形成し、ステップS22において、読み出し対象となる画素の転送電極83に読み出し電圧VTを印加して電荷を読み出させる。駆動制御部34は、ステップS23において、1回目の読み出しによって読み出された電荷を垂直方向に転送し、ステップS24において、2回目の読み出しタイミングになったか否かを判定する。
2回目の読み出しタイミングになったとステップS24において判定した場合、ステップS25において、駆動制御部34は、読み出し対象となる画素の転送電極83に読み出し電圧VTを印加し、電荷を読み出させる。ステップS25の処理が、図11の時刻t10の処理に対応する。
ステップS26において、駆動制御部34は、電子シャッタをオンにするとともに、信号パケットの上の転送電極83に電源電圧VDDを印加する。ステップS26の処理が、図11の時刻t12の処理に対応する。
ステップS27において、駆動制御部34は、信号パケット上の一方の転送電極83の電圧Vφを電源電圧VDDから負電圧VLに切り替えるとともに他方の転送電極83の電圧Vφを負電圧VLから電源電圧VDDに切り替えてシーソー動作を行う。
ステップS28において、駆動制御部34は、シーソー動作を所定の回数だけ行ったか否かを判定する。シーソー動作を所定の回数だけ行っていないとステップS28において判定した場合、駆動制御部34はステップS27の処理を繰り返す。信号パケット上の転送電極83に電源電圧VDDを最初に印加してからステップS28においてシーソー動作を所定の回数だけ行ったと判定するまでの処理が、図11の時刻t11〜tN−1の処理に対応する。
シーソー動作を所定の回数だけ行ったとステップS28において判定した場合、ステップS29において、駆動制御部34は、信号パケットに蓄積された電荷を水平転送部52に向けて転送する。水平転送部52に転送された電荷は水平転送部52を介してFD部53に転送され、FD部53において電圧に変換される。電圧に変換することによって得られた信号がFD部53からA/D変換部33に出力され、それ以降の処理が各部において行われる。
以上の処理が、撮像部51を構成する各画素列において繰り返し行われる。これにより、信号パケットから溢れた余剰電荷が他の信号パケットに混入することを防ぐことができ、ノイズのない信号を得ることが可能になる。
[変形例]
垂直2画素加算での読み出し時の処理について説明したが、上述したシーソー動作は、3つ以上の画素から読み出した電荷を加算して伝送する場合にも適用可能である。例えば3つの画素から読み出した電荷を加算して伝送する場合、3回目の読み出しが行われた後に、空パケット内または信号パケット内でシーソー動作が繰り返されることになる。
シーソー動作を予め設定された回数だけ繰り返すのではなく、検出した余剰電荷の量に応じた回数だけ繰り返すようにしてもよい。
また、以上においては、空パケット内または信号パケット内で余剰電荷を消失させる場合について説明したが、信号パケットの後方に空パケットを形成し、信号パケットと空パケットの双方で余剰電荷を消失させるようにしてもよい。
[構成の組み合わせ例]
本技術は、以下のような構成をとることもできる。
(1)
入射した光の光電変換を行う複数のセンサ部と、
転送チャネル領域と転送電極からなり、前記センサ部から読み出された電荷を、前記転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して垂直方向に転送する垂直転送部と、
前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平方向に転送する水平転送部と、
前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に、0Vを超える正の電圧と、負の電圧とを繰り返し印加する制御部と
を備える撮像ユニット。
(2)
前記制御部は、前記転送電極に印加する電圧を制御することによって、前記センサ部から読み出された前記電荷を蓄積する前記パケットである信号パケットと、空パケットとを形成し、前記空パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に前記正の電圧と前記負の電圧とを繰り返し印加する
前記(1)に記載の撮像ユニット。
(3)
前記制御部は、前記電荷の転送方向を基準として、前記信号パケットの後方に前記空パケットを形成する
前記(2)に記載の撮像ユニット。
(4)
前記制御部は、前記転送電極に印加する電圧を制御することによって、前記センサ部から読み出された前記電荷を蓄積する前記パケットである信号パケットを形成し、前記信号パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に前記正の電圧と前記負の電圧とを繰り返し印加する
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の撮像ユニット。
(5)
前記制御部は、前記正の電圧として、前記センサ部と前記垂直転送部と前記水平転送部を備える撮像素子の電源電圧を印加する
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の撮像ユニット。
(6)
前記制御部は、前記正の電圧を印加する際、電子シャッタをオンにする
前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の撮像ユニット。
(7)
前記制御部は、隣接する複数の前記転送電極のうち、0Vを印加した前記転送電極を挟んで一方の前記転送電極に前記正の電圧と前記負の電圧をその順に繰り返し印加し、他方の前記転送電極に前記負の電圧と前記正の電圧をその順に繰り返し印加する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の撮像ユニット。
(8)
前記制御部は、N個の前記センサ部から読み出された前記電荷を1つの前記パケットに蓄積して転送する場合、N回目の読み出しを行った後に、前記正の電圧と前記負の電圧を繰り返し印加する
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の撮像ユニット。
(9)
前記制御部は、前記正の電圧と前記負の電圧を印加することを、予め設定された回数だけ繰り返す
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の撮像ユニット。
(10)
前記制御部は、前記正の電圧と前記負の電圧を印加することを、余剰電荷量に応じた回数だけ繰り返す
前記(1)乃至(9)のいずれかに記載の撮像ユニット。
(11)
入射した光の光電変換を複数のセンサ部において行い、
前記センサ部から読み出された電荷を、転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して、前記転送チャネル領域と転送電極からなる垂直転送部を介して垂直方向に転送し、
前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平転送部を介して水平方向に転送し、
前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に、0Vを超える正の電圧と、負の電圧とを繰り返し印加する
ステップを含む撮像方法。
(12)
入射した光の光電変換を行う複数のセンサ部と、
転送チャネル領域と転送電極からなり、前記センサ部から読み出された電荷を前記転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して垂直方向に転送する、前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に0Vを超える正の電圧と負の電圧とが繰り返し印加される垂直転送部と、
前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平方向に転送する水平転送部と
を備える撮像素子。
1 撮像装置, 11 撮像ユニット, 31 レンズ部, 32 撮像素子, 33 A/D変換部, 34 駆動制御部, 51 撮像部, 52 水平転送部, 53 FD部

Claims (12)

  1. 入射した光の光電変換を行う複数のセンサ部と、
    転送チャネル領域と転送電極からなり、前記センサ部から読み出された電荷を、前記転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して垂直方向に転送する垂直転送部と、
    前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平方向に転送する水平転送部と、
    前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に、0Vを超える正の電圧と、負の電圧とを繰り返し印加する制御部と
    を備える撮像ユニット。
  2. 前記制御部は、前記転送電極に印加する電圧を制御することによって、前記センサ部から読み出された前記電荷を蓄積する前記パケットである信号パケットと、空パケットとを形成し、前記空パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に前記正の電圧と前記負の電圧とを繰り返し印加する
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記制御部は、前記電荷の転送方向を基準として、前記信号パケットの後方に前記空パケットを形成する
    請求項2に記載の撮像ユニット。
  4. 前記制御部は、前記転送電極に印加する電圧を制御することによって、前記センサ部から読み出された前記電荷を蓄積する前記パケットである信号パケットを形成し、前記信号パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に前記正の電圧と前記負の電圧とを繰り返し印加する
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  5. 前記制御部は、前記正の電圧として、前記センサ部と前記垂直転送部と前記水平転送部を備える撮像素子の電源電圧を印加する
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  6. 前記制御部は、前記正の電圧を印加する際、電子シャッタをオンにする
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  7. 前記制御部は、隣接する複数の前記転送電極のうち、0Vを印加した前記転送電極を挟んで一方の前記転送電極に前記正の電圧と前記負の電圧をその順に繰り返し印加し、他方の前記転送電極に前記負の電圧と前記正の電圧をその順に繰り返し印加する
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  8. 前記制御部は、N個の前記センサ部から読み出された前記電荷を1つの前記パケットに蓄積して転送する場合、N回目の読み出しを行った後に、前記正の電圧と前記負の電圧を繰り返し印加する
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  9. 前記制御部は、前記正の電圧と前記負の電圧を印加することを、予め設定された回数だけ繰り返す
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  10. 前記制御部は、前記正の電圧と前記負の電圧を印加することを、余剰電荷量に応じた回数だけ繰り返す
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  11. 入射した光の光電変換を複数のセンサ部において行い、
    前記センサ部から読み出された電荷を、転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して、前記転送チャネル領域と転送電極からなる垂直転送部を介して垂直方向に転送し、
    前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平転送部を介して水平方向に転送し、
    前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に、0Vを超える正の電圧と、負の電圧とを繰り返し印加する
    ステップを含む撮像方法。
  12. 入射した光の光電変換を行う複数のセンサ部と、
    転送チャネル領域と転送電極からなり、前記センサ部から読み出された電荷を前記転送チャネル領域に形成されたパケットに蓄積して垂直方向に転送する、前記パケットが形成された前記転送チャネル領域上の前記転送電極に0Vを超える正の電圧と負の電圧とが繰り返し印加される垂直転送部と、
    前記垂直転送部から転送されてきた前記電荷を水平方向に転送する水平転送部と
    を備える撮像素子。
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