JP2014038742A - X線発生用ターゲットの製造方法、及びx線発生用ターゲット - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の穴底部にVOIDが形成されるのを抑制する。
【解決手段】X線発生用ターゲットの製造方法は、基板に有底状の穴を形成する(S102)。続いて、X線発生用ターゲットの製造方法は、穴の径方向の中央部にイオンビームの照射位置を合わせる(S103)。続いて、X線発生用ターゲットの製造方法は、イオンビームの照射位置を固定し、イオンビームが照射される箇所にX線発生用ターゲットの材料ガスを流しながら、イオンビームを間欠的に照射する(S104)。イオンビームの照射をOFFする時間を設けることにより、材料ガスは穴の底部まで流れるので、穴の底部から金属を堆積することができ、その結果、穴底部にVOIDが形成されるのを抑制することができる。
【選択図】図9
【解決手段】X線発生用ターゲットの製造方法は、基板に有底状の穴を形成する(S102)。続いて、X線発生用ターゲットの製造方法は、穴の径方向の中央部にイオンビームの照射位置を合わせる(S103)。続いて、X線発生用ターゲットの製造方法は、イオンビームの照射位置を固定し、イオンビームが照射される箇所にX線発生用ターゲットの材料ガスを流しながら、イオンビームを間欠的に照射する(S104)。イオンビームの照射をOFFする時間を設けることにより、材料ガスは穴の底部まで流れるので、穴の底部から金属を堆積することができ、その結果、穴底部にVOIDが形成されるのを抑制することができる。
【選択図】図9
Description
本発明の種々の側面及び実施形態は、X線発生用ターゲットの製造方法、及びX線発生用ターゲットに関するものである。
X線発生装置は、例えばX線非破壊検査など様々な分野で用いられている。X線発生装置は、電子を出射するフィラメント部と、フィラメント部から出射された電子が照射されるX線発生用ターゲットとを備える。X線発生装置は、フィラメント部から出射された電子をX線発生用ターゲットに衝突させることで、X線を外部に照射する。
ここで、X線発生用ターゲットは、基板と、基板に埋設されたターゲット部とを備える。例えば特許文献1には、イオンビーム(Focused Ion Beam:FIB)加工装置を用いてX線発生用ターゲットを製造することが記載されている。
具体的には、特許文献1には、イオンビームを基板に照射してスパッタすることにより、基板に有底状の穴を形成することが記載されている。また、特許文献1には、基板の穴付近にX線発生用ターゲットの材料ガスを流しながら基板の穴にイオンビームを照射することにより、穴に金属を堆積させてターゲット部を形成することが記載されている。
しかしながら、従来技術は、基板の穴底部にVOID(ボイド、空隙)が形成されるのを抑制することについては考慮されていない。
すなわち、従来技術は、イオンビームを基板に照射してスパッタすることにより基板に有底状の穴を形成する。ここで、イオンビームによるスパッタで形成された穴は、微細に加工されているので、穴径が小さく、かつ、穴のアスペクト比(穴の深さ/穴径)が大きい。これにより、材料ガスは穴の内部まで流れ難く、穴の底部ほど材料ガスの濃度が低くなる傾向にある。これに加えて、イオンビームによるスパッタで形成された穴は、底に向かうにしたがって穴径が小さくなり、穴の側壁がテーパー状に形成される場合がある。
このように形成された穴に対して、材料ガスを流しながら例えばイオンビームを穴径方向にスキャンしながら照射すると、イオンビームが穴の底に到達する前にテーパー状の側壁に衝突する場合がある。
すると、穴の底部よりもテーパー状の側壁においてイオンビームが材料ガスと反応することにより、穴の側壁における金属の堆積が先行してしまい、その結果、穴底にVOIDが形成されるおそれがある。
また、例えばイオンビームをスキャンせず穴の中央部に固定して照射することも考えられる。しかしながらこの場合、穴の底部では材料ガスが存在している際には金属が堆積される一方、底部の材料ガスの濃度が低くなると、堆積した金属がイオンビームによって切削され、その結果、金属の堆積が進まずX線発生用ターゲットの製造が行えないおそれがある。
本発明の一側面に係るX線発生用ターゲットの製造方法は、有底状の穴が形成された基板の前記穴の径方向の中央部にイオンビームの照射位置を合わせる第1ステップを有する。また、X線発生用ターゲットの製造方法は、前記イオンビームが照射される箇所にX線発生用ターゲットの材料ガスを吹き付ける第2ステップを有する。また、X線発生用ターゲットの製造方法は、前記第2ステップによって前記材料ガスが吹き付けられている状態で、前記第1ステップによって照射位置が前記穴の径方向の中央部に合わせされたイオンビームを間欠的に照射する第3ステップを有する。
本発明の種々の側面及び実施形態によれば、基板の穴底部にVOIDが形成されるのを抑制することができるX線発生用ターゲットの製造方法、及びX線発生用ターゲットを実現することができる。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るX線発生用ターゲットT1について説明する。図1は、本実施形態に係るX線発生用ターゲットの断面構成を説明するための図である。図2は、本実施形態に係るX線発生用ターゲットの分解斜視図である。
X線発生用ターゲットT1は、図1及び図2に示されるように、基板1と、ターゲット部10と、を備えている。
基板1は、ダイヤモンドで形成され、円板形状に形成されている。基板1は、板面の一方の表面1aと、板面の反対側の裏面1bを有している。基板1は、円板形状に限られず、他の形状、例えば角板形状に形成されていてもよい。基板1の厚みは、例えば300μm程度に設定されている。基板1の外径は、例えば3mm程度に設定されている。
基板1には、表面1a側から有底状の穴3が形成されている。穴3は、底面3aと側壁面3bとで画成される内側空間を有しており、当該内側空間は円柱体形状に形成されている。穴3の内側空間は、円柱体形状に限られず、他の形状、例えば角柱体形状に形成されていてもよい。穴3の内径は例えば100nm程度に設定され、穴3の深さは例えば1μm程度に設定されている。このように、穴3は、穴径が小さく形成されるとともに、穴のアスペクト比(穴の深さ/穴径)が大きく形成される。
ターゲット部10は、基板1に形成されている穴3内に配置されている。ターゲット部10は、金属で形成され、穴3の内側空間に対応した円柱体形状に形成されている。ターゲット部10は、第1の端面10a、第2の端面10b、及び外側面10cを有している。ターゲット部10を構成する金属としては、例えば、タングステン、金、白金等が挙げられる。
ターゲット部10は、上記金属が穴3の底面3aから表面1a側に向かって堆積されて構成されている。したがって、ターゲット部10の第1の端面10aは、その全体が穴3の底面3aと密着している。ターゲット部10の外側面10cは、その全体が穴3の側壁面3bと密着している。
ターゲット部10は、穴3の内側空間の形状に対応して形成され、円柱形状の軸方向の長さが例えば1μm程度となり、径方向の長さが例えば100nm程度となる。
ところで、X線発生用ターゲットT1は、図4に示されるように、導電層12を備えていてもよい。導電層12は、基板1の表面1aにTiを蒸着させることにより形成されている。導電層12の厚みは、50nm程度である。
図3に示された導電層12は、基板1の表面1a及びターゲット部10の第2の端面10bを覆うように、表面1a上に形成されている。図4に示された導電層12は、ターゲット部10の第2の端面10bが露出するように、表面1a上に形成されている。
続いて、このようなX線発生用ターゲットT1を製造するFIB装置について説明する。図5は、FIB装置の構成の概略を示す図である。
図5に示すように、FIB装置100は、第1の筐体110内に、液体金属イオン源貯蔵部112、ブランカ114、アパーチャ116、走査電極118、及び対物レンズ120を備える。また、FIB装置100は、第1の筐体110に接続された第2の筐体130内に、載置台132、及びガス銃134を備える。また、FIB装置100は、第2の筐体130に接続されたポンプ136を備える。
液体金属イオン源貯蔵部112は、例えばGa液体金属イオン源を貯蔵する。ブランカ114は、液体金属イオン源貯蔵部112から照射されるイオンビームを偏向させる偏向器である。ブランカ114は、例えば後述するようにイオンビームを間欠的に照射する場合に、イオンビームを穴3に照射している状態(ON状態)からイオンビームを偏向させることによりイオンビームを穴3に照射していない状態(OFF状態)に切り替える。
アパーチャ116は、液体金属イオン源貯蔵部112から照射されたイオンビームの電流を絞り孔によって選択的に制限する。走査電極118は、液体金属イオン源貯蔵部112から照射されたイオンビームを、例えば基板1の穴3の径に応じてスキャン(走査)する。対物レンズ120は、液体金属イオン源貯蔵部112から照射されたイオンビームを集束する。
載置台132は、X線発生用ターゲットT1を載置する。ガス銃134は、X線発生用ターゲットT1のターゲット部10を形成する際に、第2の筐体130内の空間に材料ガス(例えばタングステンヘキサカルボニル(Tungsten Hexacarbonyl:W(CO)6))を吹き付ける。ポンプ136は、真空排気を行うことにより、第1の筐体110及び第2の筐体130内を所定の真空状態に保つ。
FIB装置100は、液体金属イオン源貯蔵部112から、ブランカ114、アパーチャ116、走査電極118、対物レンズ120を介してX線発生用ターゲットT1へイオンビーム122を照射する。
続いて、このようなFIB装置100を用いて行われるX線発生用ターゲットの製造方法の比較例について説明する。図6は、X線発生用ターゲットの製造方法の比較例を説明するための図である。
図6に示すように、まず、FIB装置100は、イオンビーム122をスキャンしながら基板1に照射してスパッタすることにより、穴3を形成する(a)。ここで、イオンビーム122によって基板1をスパッタして形成された穴3は、底面3aに向かうにつれて径が小さくなり、側壁面3bがテーパー状に形成される。
続いて、FIB装置100は、ガス銃134からイオンビームが照射される箇所に材料ガスを吹き付けている状態で、イオンビーム122をスキャンしながら基板1に照射する(b)。すると、イオンビーム122が穴3の底面3aに到達する前にテーパー状の側壁面3bに衝突する場合がある。これに加えて、穴3は、微細に加工されているので、穴径が小さく、かつ、穴3のアスペクト比(穴径/穴の深さ)が小さい。これにより、材料ガスは穴3の内部まで流れ難く、穴3の底部ほど材料ガスの濃度が低くなる傾向がある。このため、穴3の底部よりもテーパー状の側壁面3bにおいてイオンビーム122が材料ガスと反応し易くなることにより、穴3の底に金属が堆積する前にFIB励起化学気相析出により側壁面3bに金属が堆積し(c)、その結果、穴3にVOID10dが形成される場合がある(d)。
(第1の態様)
これに対して、本実施形態のX線発生用ターゲットの製造方法について説明する。図7は、本実施形態の第1態様のX線発生用ターゲットの製造方法を説明するための図である。
これに対して、本実施形態のX線発生用ターゲットの製造方法について説明する。図7は、本実施形態の第1態様のX線発生用ターゲットの製造方法を説明するための図である。
第1態様では、図7に示すように、まず、FIB装置100は、イオンビーム122をスキャンしながら基板1に照射してスパッタすることにより、穴3を形成する(a)。この点は図6の比較例と同様である。イオンビーム122によって基板1をスパッタして形成された穴3は、底面3aに向かうにつれて径が小さくなり、側壁面3bがテーパー状に形成される。
続いて、FIB装置100は、穴3の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を合わせ、かつ、イオンビーム122が照射される箇所にガス銃134から材料ガスを吹き付けながら、イオンビーム122を照射する(b)。ここで、FIB装置100は、イオンビーム122のスキャンを行わず、穴3の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を固定したまま、イオンビーム122を照射する。
続いて、FIB装置100は、ガス銃134から材料ガスの吹き付けを継続したまま、イオンビーム122の照射を停止する(c)。続いて、FIB装置100は、イオンビーム122の照射を所定時間停止した後、ガス銃134から材料ガスの吹き付けを継続したまま、再びイオンビーム122を照射する(d)。ここでも、FIB装置100は、イオンビーム122のスキャンを行わず、穴3の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を固定したまま、イオンビーム122を照射する。イオンビーム122の照射位置を固定したままイオンビーム122を照射することによって、FIB励起化学気相析出により穴3の底部にはターゲット部10の一部が堆積される。
続いて、FIB装置100は、ガス銃134から材料ガスの吹き付けを継続したまま、イオンビーム122の照射を停止する(e)。その後、FIB装置100は、(d)の処理と(e)の処理を繰り返す。
ここで、(d)の処理と(e)の処理について詳細に説明する。図8は、本実施形態のX線発生用ターゲットの製造方法におけるイオンビームのON/OFF制御の一例を示す図である。
図8に示すように、FIB装置100は、例えば0.1μsec程度イオンビーム122を穴3に向けて照射し(ビームON)、その後、例えば10μsec程度イオンビーム122の照射を停止する(ビームOFF)。FIB装置100は、このようにイオンビーム122のON/OFFを繰り返す。なお、FIB装置100は、イオンビーム122の照射を停止する場合、液体金属イオン源貯蔵部112からのイオンビーム122の照射を停止してもよいし、ブランカ114によってイオンビーム122を偏向させることにより穴3にイオンビーム122が照射されないようにすることもできる。
このように、本実施形態では、FIB装置100は、穴3の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を合わせ、イオンビームが照射される箇所に材料ガスを吹き付けられている状態で、イオンビーム122を間欠的に照射する。これにより、穴3には、底部から序々にターゲット部10が堆積されるので、穴3の底部にVOID10dが形成されずに、穴3の全体にターゲット部10が形成される(f)。
すなわち、穴3の側壁面3bはテーパー状に形成されているが、本実施形態のFIB装置100は、穴3の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を合わせ、照射位置を固定したままイオンビーム122を照射する。したがって、イオンビーム122が穴3の底面3aに衝突する前にテーパー状の側壁面3bに衝突することを抑制することができる。その結果、穴3の底部に先行して側壁面3bにターゲット部10の一部の金属が堆積するのを抑制することができるので、VOID10dの形成を抑制することができる。
また、本実施形態のFIB装置100は、イオンビーム122を連続的に照射するのではなく、間欠的に(ON/OFF制御して)照射する。穴3は穴径が小さく、かつ、アスペクト比(穴径/穴の深さ)が小さいので材料ガスが穴底部まで流れ難いが、このようにイオンビーム122の照射をOFFする時間を設けることにより、材料ガスはイオンビーム122の照射がOFFの間に穴底部まで流れる。したがって、穴3の底部において材料ガスの濃度が低いことに起因して、既に堆積した金属がイオンビーム122によって切削され、その結果ターゲット部10の製造に多大な時間を要するということを抑制することができる。
そして、イオンビーム122のOFFの間に穴3の底部まで材料ガスが流れた後に再びイオンビーム122をONする処理を繰り返すことにより、FIB励起化学気相析出によって穴3に金属を序々に堆積することができる。その結果、本実施形態のFIB装置100によれば、穴底にVOID10dが形成されていないターゲット部10を迅速に形成することができる。
次に、第1態様に係るX線発生用ターゲットT1の製造方法について説明する。ここでは、図3に示されたX線発生用ターゲットT1の製造方法について説明する。図9は、第1態様のX線発生用ターゲットの製造方法の一例のフローチャートである。図10は、図9のX線発生用ターゲットの製造方法の一例を説明するための図である。
本実施形態のX線発生用ターゲットT1の製造方法は、まず、載置台132の上に基板1を配置する(S101)。続いて、X線発生用ターゲットの製造方法は、穴3を形成する(S102)。穴3は、上述のFIB装置100を用いて、基板1に例えばGa+のようなイオンビーム122を照射して表面1a側からスパッタすることにより図10の(a)のように形成される。
続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、穴3の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を合わせる(S103)。続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の照射位置を固定し、材料ガスを流しながらイオンビーム122を間欠的に(ON/OFFしながら)照射することにより(S104)、図10の(b)のようにターゲット部10を形成する。
ターゲット部10は、上述したFIB装置100を用い、金属蒸気雰囲気中で収束イオンビームを穴3に照射することにより形成される。材料ガスに、タングステンヘキサカルボニル(Tungsten Hexacarbonyl:W(CO)6)を用いることにより、上記金属としてタングステンを堆積させることができる。また、材料ガスとしてトリメチル(メチルシクロペンタジエニル)白金(Trimethyl(Methylcyclopentadienyl)Platinum)を用いることにより、上記金属として白金を堆積させることができる。また、材料ガスとしてジメチルゴールドヘキサフルオロアセチルアセトネート(DimethylGold Hexafluoroacetylacetonate:C7H7F6O2Au)を用いることにより、上記金属として金を堆積させることができる。
次に、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、図10の(c)に示すように、導電層12を形成する(S105)。導電層12は、基板1の表面1a及びターゲット部10の第2の端面10bを覆うように、表面1a上に形成される。導電層12の形成には、例えば、既知のマイクロ波プラズマCVD装置を用いることができる。ここでは、マイクロ波プラズマCVD装置を用い、表面1a(第2の端面10b)にマイクロ波プラズマCVD法により、ボロンをドーピングしながらダイヤモンド粒子を生成及び成長させて導電層12を形成する。
これらの工程により、図3に示したX線発生用ターゲットT1を得ることができる。
次に、第1態様に係るX線発生用ターゲットT1の別の製造方法について説明する。ここでは、図4に示されたX線発生用ターゲットT1の製造方法について説明する。図11は、第1態様のX線発生用ターゲットの製造方法の一例のフローチャートである。図12は、図11のX線発生用ターゲットの製造方法の一例を説明するための図である。
X線発生用ターゲットT1の製造方法は、まず、載置台132の上に基板1を配置する(S201)。続いて、図12の(a)に示すように、配置された基板1の表面1aに導電層12を形成する(S202)。導電層12は、上述したように、マイクロ波プラズマCVD装置を用いることにより形成することができる。
次に、図12の(b)に示されるように、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、導電層12が形成された基板1に有底状の穴3を形成する(S203)。穴3は、上述したように、FIB装置100を用いることにより形成することができる。
次に、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、穴3の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を合わせる(S204)。続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の照射位置を固定し、材料ガスを流しながらイオンビーム122を間欠的に(ON/OFFしながら)照射することにより(S205)、図12の(c)のようにターゲット部10を形成する。ターゲット部10は、上述したように、FIB装置100を用いることにより形成することができる。
これらの工程により、図4に示されたX線発生用ターゲットT1が得られる。
(第2の態様)
次に、本実施形態のX線発生用ターゲットの製造方法の第2態様について説明する。図13は、本実施形態の第2態様のX線発生用ターゲットの製造方法を説明するための図である。
次に、本実施形態のX線発生用ターゲットの製造方法の第2態様について説明する。図13は、本実施形態の第2態様のX線発生用ターゲットの製造方法を説明するための図である。
図13において、(a)〜(e)までの処理は、図7の(a)〜(e)と同様であるので説明を省略する。FIB装置100は、(d)の処理と(e)の処理を繰り返しながら、例えば、イオンビーム122の照射回数があらかじめ設定された回数に到達するか、又はイオンビーム122の照射時間があらかじめ設定された時間に到達したら、(d)の処理と(e)の実行を停止する。
ここで、あらかじめ設定された回数又はあらかじめ設定された時間とは、穴3の内部にある程度ターゲット部10の金属が堆積された状態になるように設定される。したがって、FIB装置100は、穴3の内部にある程度ターゲット部10の金属が堆積された状態で(d)の処理と(e)の繰り返し処理を停止する。
続いて、FIB装置100は、材料ガスの吹き付けを継続した状態で、イオンビーム122を穴3の径方向に沿ってスキャンしながら、イオンビーム122を連続的に照射する(f)。これにより、穴3の全体にターゲット部10が形成される(g)。
このように、本実施形態では、FIB装置100は、穴3の内部にある程度金属が堆積された後は、イオンビーム122をスキャンしながら連続的に照射するので、穴3の底部にVOID10dが形成されることなく、より迅速に穴3の全体にターゲット部10を形成することができる。
次に、第2の態様のX線発生用ターゲットT1の製造方法の一例について説明する。図14は、第2態様のX線発生用ターゲットの製造方法の一例のフローチャートである。
X線発生用ターゲットの製造方法T1は、まず、載置台132の上に基板1を配置する(S301)。続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、穴3を形成する(S302)。穴3は、上述したように、FIB装置100を用いることにより形成することができる。
続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、穴3の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を合わせる(S303)。続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の照射位置を固定し、材料ガスを流しながらイオンビーム122を間欠的に(ON/OFFしながら)照射する(S304)。
続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の間欠照射を所定回数行ったか、又は所定時間行ったか否かを判定する(S305)。X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の間欠照射を所定回数又は所定時間行っていないと判定した場合は(S305,No)、S304の処理を繰り返す。
一方、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の間欠照射を所定回数又は所定時間行ったと判定した場合は(S305,Yes)、イオンビーム122を穴3の径方向にスキャンしながらイオンビーム122を連続的に照射する(S306)。
続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、導電層12を形成する(S307)。導電層12は、上述のように、マイクロ波プラズマCVD装置によって形成することができる。以上の工程を行うことにより、図3に示したX線発生用ターゲットT1を得ることができる。
次に、第2の態様のX線発生用ターゲットT1の製造方法の別の例について説明する。図15は、第2態様のX線発生用ターゲットの製造方法の一例のフローチャートである。
X線発生用ターゲットT1の製造方法は、まず、載置台132の上に基板1を配置する(S401)。続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、導電層12を形成する(S402)。導電層12は、上述のように、マイクロ波プラズマCVD装置によって形成することができる。
続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、穴3を形成する(S403)。穴3は、上述したように、FIB装置100を用いることにより形成することができる。続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、穴3の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を合わせる(S404)。
続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の照射位置を固定し、材料ガスを流しながらイオンビーム122を間欠的に(ON/OFFしながら)照射する(S405)。
続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の間欠照射を所定回数行ったか、又は所定時間行ったか否かを判定する(S406)。X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の間欠照射を所定回数又は所定時間行っていないと判定した場合は(S406,No)、S405の処理を繰り返す。
一方、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の間欠照射を所定回数又は所定時間行ったと判定した場合は(S406,Yes)、イオンビーム122を穴3の径方向にスキャンしながらイオンビーム122を連続的に照射する(S407)。以上の工程を行うことにより、図4に示したX線発生用ターゲットT1を得ることができる。
(第3の態様)
ところで、上述では、基板1に穴3が1つ形成されていることを想定して説明してきた。これに対して、基板1に複数の穴3が形成される場合もある。以下、基板1に複数の穴3が形成されている場合のX線発生用ターゲットの製造方法について説明する。
ところで、上述では、基板1に穴3が1つ形成されていることを想定して説明してきた。これに対して、基板1に複数の穴3が形成される場合もある。以下、基板1に複数の穴3が形成されている場合のX線発生用ターゲットの製造方法について説明する。
図16は、基板に複数の穴が形成される例を示す図である。図16に示すように、基板1には、複数(図16の例では9つ)の穴3−1,3−2,・・・3−9が形成されている。FIB装置100は、これら複数の穴3それぞれについてターゲット部10を形成する。
次に、第3態様のX線発生用ターゲットT1の製造方法について説明する。図17は、第3態様のX線発生用ターゲットの製造方法の一例のフローチャートである。なお、説明の便宜上、図17に示す例では、穴3が2つある場合について説明するが、これに限定されるものではない。
X線発生用ターゲットT1の製造方法は、まず、載置台132の上に基板1を配置する(S501)。続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、複数の穴3を形成する(S502)。複数の穴3は、例えば、上述のFIB装置100を用いて、イオンビームの照射位置を順次切り替えながらイオンビーム122を照射してスパッタすることにより形成することができる。
続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、第1の穴3−1の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を合わせる(S503)。続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の照射位置を固定し、材料ガスを流しながらイオンビーム122を所定時間照射する(S504)。ここで、所定時間とは、例えば図8に示したイオンビーム122のON時間(0.1μsec程度)とすることができる。
そして、X線発生用ターゲットの製造方法は、イオンビーム122の照射位置を次の第2の穴3−2の位置へ移動させ(S505)、第2の穴3−2の径方向の中央部にイオンビーム122の照射位置を合わせる(S506)。続いて、X線発生用ターゲットT1の製造方法は、イオンビーム122の照射位置を固定し、材料ガスを流しながらイオンビーム122を所定時間照射する(S507)。
そして、X線発生用ターゲットの製造方法は、複数の穴3それぞれについてターゲット部10が形成されるまでイオンビームの照射を繰り返したかを判定する(S508)。すなわち、第3態様において、所定時間とは、例えば図8に示したイオンビーム122のON時間(0.1μsec程度)となり、1回イオンビーム122を照射しただけでは、ターゲット部10の形成は終了しない。この結果、例えば、第1の穴3−1と第2の穴3−2とに1回ずつ照射した場合には、複数の穴3それぞれについてターゲット部10が形成されるまでイオンビームの照射を繰り返していないと判定することになる。
ここで、X線発生用ターゲットの製造方法は、繰り返していないと判定した場合には(S508、No)、S503に戻り、S503〜S507を繰り返す。すなわち、再度、穴3−1と穴3−2とにイオンビーム122を所定時間照射する(S503〜S507)。ここで、1つの穴3にターゲット部10が形成されるまで連続してイオンビーム122が照射されるのではなく、複数の穴3は、順番に所定時間ずつイオンビーム122が照射される。この結果、第3態様におけるX線発生用ターゲットの製造方法は、複数の穴3それぞれについてターゲット部10が形成されるまで、複数の穴32各々にイオンビーム122を間欠的に照射することになる。
また、X線発生用ターゲットの製造方法は、繰り返していないと判定した場合には(S508、Yes)、処理を終了する。
このように、第3態様のX線発生用ターゲットの製造方法は、基板1に複数の穴3が形成されている場合には、各穴3を順次処理対象として切り替えながら、イオンビーム122の照射位置を穴の径方向の中央部に位置合わせし、照射位置が穴の径方向の中央部に合わされるごとにイオンビーム122を照射する。これによって、図7で説明した第1態様と同様に、各穴3に対してイオンビーム122を間欠的に照射することができる。その結果、各穴3には、材料ガスが底部まで高い濃度で流れている状態でイオンビーム122が照射されるので、穴3の底部から序々にターゲット部10が堆積され、穴3の底部にVOID10dが形成されずに、穴3の全体にターゲット部10を形成することができる。
なお、図17の例では、複数の穴3についてそれぞれ所定時間イオンビーム122を照射しながら照射位置を切り替える例を示したが、これには限られない。例えば複数の穴3の内部にある程度金属が堆積されるまでは図17のようにイオンビーム122の照射を行う。そして、穴3の内部にある程度金属が堆積された後は、各穴3において、材料ガスの吹き付けを継続した状態で、イオンビーム122を穴3の径方向に沿ってスキャンしながら、イオンビーム122を連続的に照射することもできる。これによれば、複数の穴3が基板1に形成されている場合に、各穴3の底部にVOID10dが形成されることを抑制し、かつ、迅速にX線発生用ターゲットを製造することができる。
また、図17の例では、複数の穴3それぞれについて一通り所定時間イオンビーム122を照射した場合に、複数の穴3それぞれについてターゲット部10が形成されるまでイオンビームの照射を繰り返したかを判定する場合を例に示したが、これに限定されるものではない。例えば、1つの穴3にイオンビーム122を照射するごとに判定しても良い。
次に、X線発生用ターゲットT1を用いたX線発生装置について説明する。図18は、本実施形態に係るX線発生装置の断面構成を示す図である。図19は、図18に示されたX線発生装置のモールド電源部を示す図である。
図18に示されるように、X線発生装置21は、開放型であり、使い捨てに供される閉鎖型と異なり、真空状態を任意に作り出すことができ、消耗品であるフィラメント部FやX線発生用ターゲットT1の交換を可能にしている。X線発生装置21は、動作時に真空状態になる円筒形状のステンレス製の筒状部22を有している。筒状部22は、下側に位置する固定部23と上側に位置する着脱部24とで二分割され、着脱部24はヒンジ部25を介して固定部23に取り付けられている。従って、着脱部24が、ヒンジ部25を介して横倒しになるように回動することで、固定部23の上部を開放させることができ、固定部23内に収容されているフィラメント部(カソード)Fへのアクセスを可能にする。
着脱部24内には、電磁偏向レンズとして機能する上下一対の筒状のコイル部26,27が設けられると共に、コイル部26,27の中心を通るよう、筒状部22の長手方向に電子通路28が延在し、電子通路28はコイル部26,27で包囲される。着脱部24の下端にはディスク板29が蓋をするように固定され、ディスク板29の中心には、電子通路28の下端側に一致させる電子導入孔29aが形成されている。
着脱部24の上端は円錐台に形成され、頂部には、電子通路28の上端側に位置して電子透過型のX線出射窓を形成するX線発生用ターゲットT1が装着されている。X線発生用ターゲットT1は、着脱自在な回転式キャップ部31内にアースさせた状態で収容されている。従って、回転式キャップ部31の取り外しによって、消耗品であるX線発生用ターゲットT1の交換も可能になる。また、フィラメント部Fは、着脱自在なキャップ部30内に収容され、キャップ部30の取り外しによって、フィラメント部Fの交換も可能になる。
固定部23には真空ポンプ32が固定されている。真空ポンプ32は筒状部22内全体を高真空状態にするためのものである。すなわち、X線発生装置21が真空ポンプ32を装備することによって、消耗品であるフィラメント部FやX線発生用ターゲットT1の交換が可能になっている。
筒状部22の基端側には、電子銃36との一体化が図られたモールド電源部34が固定されている。モールド電源部34は、電気絶縁性の樹脂(例えば、エポキシ樹脂)でモールド成形させたものであると共に、金属製のケース40内に収容されている。そして、筒状部22の固定部23の下端(基端)は、ケース40の上板40bに対し、シールさせた状態でネジ止め等によりしっかりと固定されている。
モールド電源部34内には、図19に示されるように、高電圧(例えば、X線発生用ターゲットT1をアースさせる場合には最大−160kV)を発生させるようなトランスを構成させた高圧発生部35が封入されている。具体的に、モールド電源部34は、下側に位置して直方体形状をなすブロック状の電源本体部34aと、電源本体部34aから上方に向けて固定部23内に突出する円柱状のネック部34bとからなる。高圧発生部35は、重い部品であるから電源本体部34a内に封入され、X線発生装置21全体の重量バランスから、できるだけ下側に配置させることが好ましい。
ネック部34bの先端部には、電子通路28を挟むように、X線発生用ターゲットT1に対峙させるよう配置させた電子銃36が装着されている。
図19に示されるように、モールド電源部34の電源本体部34a内には、高圧発生部35に電気的に接続させた電子放出制御部51が封入され、電子放出制御部51によって、電子の放出のタイミングや管電流などを制御している。電子放出制御部51が、グリッド用端子38及びフィラメント用端子50に対し、グリッド接続配線52及びフィラメント接続配線53を介してそれぞれ接続され、各接続配線52,53は、供に高電圧に印加されるゆえにネック部34b内に封入される。
電源本体部34aは、金属製のケース40内に収容されている。電源本体部34aとケース40との間に、高電圧制御部41が配置されている。ケース40には、外部電源に接続させるための電源用端子43が固定され、高電圧制御部41は電源用端子43に接続されると共に、モールド電源部34内の高圧発生部35及び電子放出制御部51に対してそれぞれ配線44,45を介して接続されている。外部からの制御信号に基づき、高電圧制御部41によって、トランスを構成する高圧発生部35で発生させ得る電圧を、高電圧(例えば160kV)から低電圧(0V)までコントロールしている。電子放出制御部51により、電子の放出のタイミングや管電流などをコントロールする。
X線発生装置21では、コントローラ(不図示)の制御に基づき、ケース40内の高電圧制御部41から、モールド電源部34の高圧発生部35及び電子放出制御部51に電力及び制御信号がそれぞれ供給される。それと同時に、コイル部26,27にも給電される。その結果、フィラメント部Fから適切な加速度をもって電子が出射され、制御させたコイル部26,27で電子を適切に収束させ、X線発生用ターゲットT1に電子が照射される。照射された電子がX線発生用ターゲットT1に衝突することで、X線が外部に照射されることになる。
ところで、X線発生装置において、高い分解能は、電子を高い電圧(例えば、50〜150keV程度)で加速し、ターゲット上で微小な焦点へフォーカスすることにより、得ることができる。電子がターゲット中でエネルギーを失う際に、X線、いわゆる制動放射X線が発生する。この際、焦点サイズは、照射される電子の大きさでほぼ決まることとなる。
X線の微細な焦点サイズを得るためには、電子を小さなスポットに収束させればよい。発生するX線の量を増やすためには、電子の量を増やせばよい。しかしながら、空間電荷効果により、電子のスポットサイズと電流量は相反する関係にあり、小さなスポットに大きな電流を流すことはできない。そして、小さなスポットに大きな電流を流すと発熱によりターゲットが消耗しやすくなる懼れが生じてしまう。
本実施形態では、上述したように、X線発生用ターゲットT1は、ダイヤモンドからなる基板1と、穴3の底面3aと側壁面3bとに密着したターゲット部10とを備えていることから、放熱性に極めて優れており、上述した状況下においても、X線発生用ターゲットT1の消耗を防ぐことができる。
また、ターゲット部10がナノサイズとされていることから、上述した高い加速電圧(例えば、50〜150keV程度)で電子を照射して、ターゲット部10付近で電子が拡がってしまった場合でも、X線焦点径が拡がるようなことはなく、分解能の劣化が抑制される。すなわち、ターゲット部10のサイズで決まる分解能が得られることとなる。したがって、X線発生用ターゲットT1を用いたX線発生装置21では、X線量を増やしつつ、ナノオーダー(数十〜数百nm)での分解能を得ることができる。
1 基板
3 穴
10 ターゲット部
100 FIB装置
112 液体金属イオン源貯蔵部
114 ブランカ
116 アパーチャ
118 走査電極
120 対物レンズ
122 イオンビーム
132 載置台
134 ガス銃
136 ポンプ
3 穴
10 ターゲット部
100 FIB装置
112 液体金属イオン源貯蔵部
114 ブランカ
116 アパーチャ
118 走査電極
120 対物レンズ
122 イオンビーム
132 載置台
134 ガス銃
136 ポンプ
Claims (5)
- 有底状の穴が形成された基板の前記穴の径方向の中央部にイオンビームの照射位置を合わせる第1ステップと、
前記イオンビームが照射される箇所にX線発生用ターゲットの材料ガスを吹き付ける第2ステップと、
前記第2ステップによって前記材料ガスが吹き付けられている状態で、前記第1ステップによって照射位置が前記穴の径方向の中央部に合わせされたイオンビームを間欠的に照射する第3ステップと、
を有することを特徴とするX線発生用ターゲットの製造方法。 - 前記第3ステップは、前記イオンビームの照射位置を前記穴の径方向の中央部に固定した状態で、前記イオンビームを間欠的に照射する
ことを特徴とする請求項1に記載のX線発生用ターゲットの製造方法。 - 前記基板に前記穴が複数形成されている場合、
前記第1ステップは、前記イオンビームの照射位置を順次前記複数の穴の径方向の中央部に位置合わせし、
前記第3ステップは、前記第1ステップによって照射位置が順次前記複数の穴の径方向の中央部に合わされるごとに前記イオンビームを照射することにより各穴に前記イオンビームを間欠的に照射する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のX線発生用ターゲットの製造方法。 - 前記第3ステップにおいてあらかじめ設定された回数又はあらかじめ設定した時間前記穴に対して前記イオンビームの照射を行ったか否かを判定する第4ステップと、
前記第4ステップにおいてあらかじめ設定された回数又はあらかじめ設定した時間前記穴に対して前記イオンビームの照射を行ったと判定されたら、前記第2ステップによって前記材料ガスが前記イオンビームが照射される箇所に吹き付けられている状態で、前記イオンビームを前記穴の径方向に沿ってスキャンしながら連続的に照射する第5ステップと、
をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のX線発生用ターゲットの製造方法。 - 有底状の穴が形成された基板の前記穴の径方向の中央部にイオンビームの照射位置を合わせる第1ステップと、
前記イオンビームが照射される箇所にX線発生用ターゲットの材料ガスを吹き付ける第2ステップと、
前記第2ステップによって前記材料ガスが吹き付けられている状態で、前記第1ステップによって照射位置が前記穴の径方向の中央部に合わせされたイオンビームを間欠的に照射する第3ステップと、
を有する方法によって製造されたX線発生用ターゲット。
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