JP2014036624A - ナマコ増殖礁 - Google Patents
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Abstract
【課題】海中を浮遊しているナマコの幼生が着生しやすく、且つ幼生から成長した稚ナマコの安全な棲息場となると共に、耐久性と強度に優れメンテナンスが容易なナマコ増殖礁を提供する。
【解決手段】海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉して育成するナマコ増殖礁10であって、有底筒状体からなり、内部空間に石Sが積み付けられた下部構造体14と、柱12及び梁13から構成される骨組構造からなり、下部構造体14上に配置された上部構造体11と、下部構造体14の周壁15並びに上部構造体11の側面及び天面に設けられた開口20、21、22をそれぞれ覆うグレーチング17、18、19とを備え、上部構造体11の側面に取り付けられたグレーチング18が、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉する幼生捕捉部とされ、内部空間に石Sが積み付けられた下部構造体14が、幼生から稚ナマコに成長したナマコを育成する稚ナマコ育成部とされている。
【選択図】図2
【解決手段】海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉して育成するナマコ増殖礁10であって、有底筒状体からなり、内部空間に石Sが積み付けられた下部構造体14と、柱12及び梁13から構成される骨組構造からなり、下部構造体14上に配置された上部構造体11と、下部構造体14の周壁15並びに上部構造体11の側面及び天面に設けられた開口20、21、22をそれぞれ覆うグレーチング17、18、19とを備え、上部構造体11の側面に取り付けられたグレーチング18が、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉する幼生捕捉部とされ、内部空間に石Sが積み付けられた下部構造体14が、幼生から稚ナマコに成長したナマコを育成する稚ナマコ育成部とされている。
【選択図】図2
Description
本発明は、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉して育成するナマコ増殖礁に関する。
近年、中国では、急速な経済発展によって富裕層が増加し、高級食材である乾燥ナマコの需要が拡大している。これに伴い、日本から中国に向けて輸出されるナマコ製品が急増している。しかし、ナマコの乱獲が進むと、ナマコ資源が枯渇してナマコの安定供給ができなくなるだけでなく、海洋生物の多様性保全にも悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、ナマコ資源の回復を図るための方策として増殖や養殖などが行われている。
増殖は、天然水域において漁業資源が減少してきた際に、これを回復し、あるいはより積極的に天然資源を増大・維持する手段と技法を指し(非特許文献1参照)、ナマコの場合、人工種苗や天然採苗などが行われている。
ナマコの人工種苗では、親ナマコから採取した卵と精子とを混ぜ合わせて受精させ、孵化した幼生を回収して幼生飼育を行い、稚ナマコに成長すると中間育成が行われる。体長が15〜20mm程度に成長した稚ナマコは、水深10m以浅の岩礁帯や転石帯に潜水放流される。
マナマコの採卵は、昇温刺激による産卵誘発が一般的に行われているが、誘発率は必ずしも高くなく、マナマコは外観から雌雄や成熟度がわからないため、産卵誘発には多数の個体を準備する必要がある。そこで、特許文献1では、ナマコ放卵・放精誘起剤及びそれを用いたナマコの生産方法の発明が開示されている。特許文献1によれば、産卵期のナマコを用いて任意の時期に確実に放卵・放精を起こさせることが可能となるため、種苗生産現場での計画的で効率的な受精卵の生産が可能になるとしている。
マナマコの採卵は、昇温刺激による産卵誘発が一般的に行われているが、誘発率は必ずしも高くなく、マナマコは外観から雌雄や成熟度がわからないため、産卵誘発には多数の個体を準備する必要がある。そこで、特許文献1では、ナマコ放卵・放精誘起剤及びそれを用いたナマコの生産方法の発明が開示されている。特許文献1によれば、産卵期のナマコを用いて任意の時期に確実に放卵・放精を起こさせることが可能となるため、種苗生産現場での計画的で効率的な受精卵の生産が可能になるとしている。
また、ナマコの天然採苗では、牡蠣などの貝殻や石材等を篭に入れて海中に垂下することにより、殻や石の間にナマコの幼生を着生させる方法が従来より行われている。最近では、枝を付けたままの孟宗竹を上下逆さまにして干潟に立て、その周囲に建材ブロックを配置してナマコを増殖する方法が試みられている。この方法によれば、竹の枝で渦流が発生してナマコの幼生が着生しやすくなると共に、その消波効果によって着生したナマコの流出を防止することができる。
一方、養殖は、一定区域を占有して、その区域内で自己所有の魚介類や藻類などの生活と環境を管理し、それら生物の繁殖や成長を図り、目的とする大きさ(商品サイズ)まで育成する方法である(非特許文献1参照)。例えば特許文献2では、養殖槽本体の底部に配置されたナマコ収納用の格子枠の上方にバッフルが配置され、養殖槽本体の側壁に設けられた通水窓に側部網が張設されると共に、養殖槽本体の頂部開口に頂部網が張設されたナマコ養殖施設が開示されている。
竹内俊郎他,「水産海洋ハンドブック」,生物研究社,2004年
しかしながら、上述した従来の方法によるナマコ資源の回復には以下のような問題がある。
即ち、ナマコの人工種苗は、初期育成中の生残率が低いことに加え、個体によって成長のバラツキが大きいという問題がある。
また、従来の天然採苗の場合、餌となる緑藻などが貝殻等の隙間に少ないためなのか、稚ナマコがあまり大きくならないことに加え、隙間に入り込んでいる稚ナマコがなかなか外に出ないという問題がある。さらにまた、竹笹や柴を使った天然採苗の場合、竹や柴を毎年交換しなければならないという問題がある。
即ち、ナマコの人工種苗は、初期育成中の生残率が低いことに加え、個体によって成長のバラツキが大きいという問題がある。
また、従来の天然採苗の場合、餌となる緑藻などが貝殻等の隙間に少ないためなのか、稚ナマコがあまり大きくならないことに加え、隙間に入り込んでいる稚ナマコがなかなか外に出ないという問題がある。さらにまた、竹笹や柴を使った天然採苗の場合、竹や柴を毎年交換しなければならないという問題がある。
一方、特許文献2に記載されているナマコ養殖施設の場合、陸上から海底の養殖現場まで敷設した一対のレール上を移動する台車上にナマコ養殖施設を固定し、給餌時ないし漁獲時に、ウィンチで台車を養殖現場から陸上まで引き上げなければならない。そのため、養殖現場から陸上まで台車を引き上げるための電力コストに加えて、レールを敷設するための設備コストが厖大になるという問題がある。
ナマコの雌は1回の産卵で数十万から数百万尾の幼生を生み出すため、漁場付近には数多くの幼生が浮遊しているはずであるが、その殆どが稚ナマコになれずに無効分散して死んでいる。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、海中を浮遊しているナマコの幼生が着生しやすく、且つ幼生から成長した稚ナマコの安全な棲息場となると共に、耐久性と強度に優れメンテナンスが容易なナマコ増殖礁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉して育成するナマコ増殖礁であって、
有底筒状体からなり、内部空間に石が積み付けられた下部構造体と、
柱及び梁から構成される骨組構造からなり、前記下部構造体上に配置された上部構造体と、
前記下部構造体の周壁並びに前記上部構造体の側面及び天面に設けられた開口をそれぞれ覆うグレーチングとを備え、
前記上部構造体の側面に取り付けられた前記グレーチングが、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉する幼生捕捉部とされ、前記石が積み付けられた前記下部構造体が、幼生から稚ナマコに成長した前記ナマコを育成する稚ナマコ育成部とされていることを特徴としている。
有底筒状体からなり、内部空間に石が積み付けられた下部構造体と、
柱及び梁から構成される骨組構造からなり、前記下部構造体上に配置された上部構造体と、
前記下部構造体の周壁並びに前記上部構造体の側面及び天面に設けられた開口をそれぞれ覆うグレーチングとを備え、
前記上部構造体の側面に取り付けられた前記グレーチングが、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉する幼生捕捉部とされ、前記石が積み付けられた前記下部構造体が、幼生から稚ナマコに成長した前記ナマコを育成する稚ナマコ育成部とされていることを特徴としている。
本明細書では、孵化後2週ないし3週までのナマコを「ナマコの幼生」、幼生から成長して体長が1mm〜20mm程度になったナマコを「稚ナマコ」と呼ぶ。また、体長が30mm前後のナマコを「幼ナマコ」と呼ぶことがある。
本発明に係るナマコ増殖礁は浅場に設置され、海中を浮遊しているナマコの幼生を、上部構造体の側面に取り付けられたグレーチングで捕捉する。グレーチングの枡目に着生(着底)したナマコの幼生は、枡目の中で成長して稚ナマコとなる。稚ナマコとなったナマコは、石が積み付けられた下部構造体の内部空間に移動して、石と石の間の隙間でさらに成長して幼ナマコとなり、下部構造体の周壁に設けられた開口から沖合の漁場に移動する。
また、本発明に係るナマコ増殖礁では、前記グレーチングを構成する枡目の開口幅が20mm以上100mm以下とされ、前記枡目の奥行長さが25mm以上100mm以下とされていることを好適とする。
前記グレーチングの枡目の開口幅(内法幅)が20mm未満の場合、グレーチングに付着する藻類やデトリタス(生物の排出物や死骸などの微細な有機物粒子)などによって目詰まりするおそれがあり、100mm超の場合、開口が大きすぎるためナマコの幼生が着生しづらくなると共に外敵が侵入しやすくなる。
一方、前記グレーチングの奥行長さが25mm未満の場合、着生スペースが狭すぎてナマコの幼生が着生しづらくなり、100mm超の場合、グレーチングの製造や取り付けに手間が掛かる。
一方、前記グレーチングの奥行長さが25mm未満の場合、着生スペースが狭すぎてナマコの幼生が着生しづらくなり、100mm超の場合、グレーチングの製造や取り付けに手間が掛かる。
また、本発明に係るナマコ増殖礁では、前記グレーチングはFRP製とされていてもよい。グレーチングをFRP製とすることにより、軽量で耐久性と強度に優れたグレーチングとすることができる。
本発明に係るナマコ増殖礁は、海中を浮遊しているナマコの幼生が着生しやすいグレーチングからなる幼生捕捉部と、幼生から成長した稚ナマコの安全な棲息場となる稚ナマコ育成部を備えているので、従来に比べて効率的にナマコ資源の回復を図ることができる。また、ナマコ増殖礁が、有底筒状体からなる下部構造体と、骨組構造からなる上部構造体とを備えているので、優れた耐久性と強度が確保され、メンテナンスも容易である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態に付き説明し、本発明の理解に供する。
本発明の一実施の形態に係るナマコ増殖礁10は、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉する幼生捕捉部を備える上部構造体11と、幼生から稚ナマコに成長したナマコを育成する稚ナマコ育成部となる下部構造体14とから概略構成されている(図1及び図2参照)。上部構造体11の下端部と下部構造体14の上端部は接合されており、上部構造体11と下部構造体14は一体物として海中に沈設される。
上部構造体11は、柱12と梁13により六角柱状に構成された鉄筋コンクリート製の骨組構造からなり、上部構造体11の各側面及び天面に設けられた開口21、22はグレーチング18、19で覆われている。上部構造体11の各側面に取り付けられたグレーチング18は、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉する幼生捕捉部となる。また、上部構造体11の天面に取り付けられたグレーチング19は、藻類が着生することでナマコ増殖礁10内への直射日光の入射を防止する遮光部として機能する。
下部構造体14は、平面視して正六角形状の平底16とその周縁部に形成された周壁15とから構成される鉄筋コンクリート製の有底筒状体からなり、その内部空間には、人頭大程度の大きさを有する複数の石Sが積み付けられている。また、六角柱状とされた周壁15の各側面には開口20が形成され、各開口20はグレーチング17で覆われている。稚ナマコは下部構造体14の内部空間で幼ナマコに成長し、周壁15に設けられた開口20に取り付けられたグレーチング17を介して漁場に移動する。
なお、下部構造体14の内部空間に積み付ける石Sは、ナマコ増殖礁10を設置する地域に存在する石であれば良く、材質や形状等特に限定するものではない。
なお、下部構造体14の内部空間に積み付ける石Sは、ナマコ増殖礁10を設置する地域に存在する石であれば良く、材質や形状等特に限定するものではない。
グレーチング17、18、19はFRP(繊維強化プラスチック)製とされ、複数の帯板材26、27を格子状に組み合わせた枠体とされている(図3参照)。グレーチング17、18、19の枡目25の開口幅(内法幅)Wは20mm以上100mm以下とされ、枡目25の奥行長さHは25mm以上100mm以下とされている。なお、帯板材26、27の板厚は3mm以上10mm以下である。
ナマコは浅場で産卵するため、浅場の海中には数多くのナマコの幼生が浮遊している。幼生から稚ナマコに成長した稚ナマコは浅場の岩礁帯や転石帯に棲息し、幼ナマコに成長すると、低水温期に徐々に漁場に移動すると考えられている。そのため、幼ナマコを効率的に漁場へ移動させるには、ナマコの幼生が着生(着底)し、稚ナマコから幼ナマコに成長する環境を創出する必要がある。また、マナマコは1歳を過ぎると、高水温期に夏眠するといわれており、夏眠時の隠れ家となる場所を用意しておく必要もある。
ナマコ増殖礁10は、上記ナマコの生活史に基づいた構成とされている。即ち、上部構造体11の側面に取り付けられたグレーチング18が、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉する幼生捕捉部となり、内部空間に石Sが積み付けられた下部構造体14が、幼生から稚ナマコに成長したナマコを育成する稚ナマコ育成部となる。また、下部構造体14は、稚ナマコが夏眠する隠れ家の機能も有している。
ナマコ増殖礁10を海底に設置する際は、水深5m程度の浅場に設置する。これにより、海中を浮遊している多数のナマコの幼生が、上部構造体11の側面に取り付けられたグレーチング18の枡目25に着生する。また、上部構造体11の側面及び天面に取り付けられたグレーチング18、19の枡目25には、ナマコの餌となる藻類やデトリタスが着生する。
ナマコの幼生は、グレーチング18の枡目25の中で成長して稚ナマコとなり、石Sが積み付けられた下部構造体14の内部空間に移動する。稚ナマコは、石Sと石Sの間の隙間でさらに成長して幼ナマコとなり、下部構造体14の周壁15に設けられた開口20から沖合の漁場に移動する。
ナマコの幼生は、グレーチング18の枡目25の中で成長して稚ナマコとなり、石Sが積み付けられた下部構造体14の内部空間に移動する。稚ナマコは、石Sと石Sの間の隙間でさらに成長して幼ナマコとなり、下部構造体14の周壁15に設けられた開口20から沖合の漁場に移動する。
以上、本発明の一実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、上記実施の形態では、ナマコ増殖礁の平面形状を六角形としているが、四角形や五角形等の他の多角形でも良いことは言うまでもない。また、上記実施の形態では、グレーチングの枡目を格子状としているが、ハニカム状など他の形状でも良い。
10:ナマコ増殖礁、11:上部構造体、12:柱、13:梁、14:下部構造体、15:周壁、16:平底、17、18、19:グレーチング、20、21、22:開口、25:枡目、26、27:帯板材、S:石、W:開口幅、H:奥行長さ
Claims (3)
- 海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉して育成するナマコ増殖礁であって、
有底筒状体からなり、内部空間に石が積み付けられた下部構造体と、
柱及び梁から構成される骨組構造からなり、前記下部構造体上に配置された上部構造体と、
前記下部構造体の周壁並びに前記上部構造体の側面及び天面に設けられた開口をそれぞれ覆うグレーチングとを備え、
前記上部構造体の側面に取り付けられた前記グレーチングが、海中を浮遊しているナマコの幼生を捕捉する幼生捕捉部とされ、前記石が積み付けられた前記下部構造体が、幼生から稚ナマコに成長した前記ナマコを育成する稚ナマコ育成部とされていることを特徴とするナマコ増殖礁。 - 請求項1記載のナマコ増殖礁において、前記グレーチングを構成する枡目の開口幅が20mm以上100mm以下とされ、前記枡目の奥行長さが25mm以上100mm以下とされていることを特徴とするナマコ増殖礁。
- 請求項1又は2記載のナマコ増殖礁において、前記グレーチングはFRP製であることを特徴とするナマコ増殖礁。
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