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JP2014033069A - パターン形成方法及びディスペンサー - Google Patents

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JP2014033069A
JP2014033069A JP2012172606A JP2012172606A JP2014033069A JP 2014033069 A JP2014033069 A JP 2014033069A JP 2012172606 A JP2012172606 A JP 2012172606A JP 2012172606 A JP2012172606 A JP 2012172606A JP 2014033069 A JP2014033069 A JP 2014033069A
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Abstract

【課題】高精度なパターン形成を高いスループットで実現するパターン形成方法及びディスペンサーを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、パターン形成方法は、テンプレートの凹凸パターンをパターンサイズの違いにより複数にグループ分けする工程と、複数のグループのうち相対的にパターンサイズの小さいグループの凹凸パターンが位置合わせされる基板上の領域には、相対的にノズル径の小さいノズルを使って液状のインプリントレジストを吐出し、複数のグループのうち相対的にパターンサイズの大きいグループの凹凸パターンが位置合わせされる基板上の別の領域には、相対的にノズル径の大きいノズルを使って液状のインプリントレジストを吐出する工程を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、パターン形成方法及びディスペンサーに関する。
半導体素子の製造工程において、微細パターンの形成と量産性とを両立させる技術として、インプリント法によるパターン転写技術が注目されている。インプリント法では、凹凸パターンが形成されたテンプレートを、基板上に供給された液状の有機材料などのインプリントレジストに接触させた状態で、例えば光照射によりインプリントレジストを硬化させる。インプリントレジストの供給方法として、例えば、複数のノズルからインプリントレジストを基板上に吐出するインクジェット法が提案されている。
パターン欠陥をなくすためには、テンプレートの凹部へのインプリントレジストの充填性を高めることが求められる。そのために、テンプレートをインプリントレジストに接触させてから、光照射を行うまでの保持時間を長くすることが挙げられるが、その保持時間を必要以上に長くすると、スループットが低下する。
特開2011−71500号公報
本発明の実施形態は、高精度なパターン形成を高いスループットで実現するパターン形成方法及びディスペンサーを提供する。
実施形態によれば、パターン形成方法は、テンプレートの凹凸パターンをパターンサイズの違いにより複数にグループ分けする工程を備えている。また、前記パターン形成方法は、前記複数のグループのうち相対的にパターンサイズの小さいグループの凹凸パターンが位置合わせされる基板上の領域には、相対的にノズル径の小さいノズルを使って液状のインプリントレジストを吐出し、前記複数のグループのうち相対的にパターンサイズの大きいグループの凹凸パターンが位置合わせされる前記基板上の別の領域には、相対的にノズル径の大きいノズルを使って前記液状のインプリントレジストを吐出する工程を備えている。また、前記パターン形成方法は、前記インプリントレジストに前記テンプレートの前記凹凸パターンを接触させた状態で、前記インプリントレジストを硬化させる工程を備えている。また、前記パターン形成方法は、前記硬化したインプリントレジストから前記テンプレートを離す工程を備えている。
実施形態のインプリント装置の模式図。 実施形態のインプリント装置におけるノズルの模式平面図。 実施形態のインプリント装置におけるノズルの模式平面図。 実施形態のパターン形成方法を示すフローチャート。 実施形態のパターン形成方法におけるインプリントレジストの吐出工程を示す模式平面図。 実施形態のパターン形成における第1のノズルから吐出された1滴のインプリントレジストの模式図。 実施形態のパターン形成における第2のノズルから吐出された1滴のインプリントレジストの模式図。 実施形態のパターン形成方法を示す模式断面図。 実施形態のパターン形成方法を示す模式断面図。 テンプレートの凹凸パターンのサイズの違いによるインプリントレジストの広がり速度を比較した模式図。 充填時間のパターンサイズ依存性のシミュレーション結果を示すグラフ。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。
図1は、実施形態のインプリント装置10の模式図である。
実施形態のインプリント装置10は、ウェーハステージ11と、光源12と、インクジェット装置30とを有する。
ウェーハステージ11上には、ウェーハ60が保持される。ウェーハ60は、基板と、基板上に形成されたパターン形成対象の被加工膜とを含む。あるいは、基板自体が被加工材であってもよい。光源12は、ウェーハステージ11の上方に設けられ、例えば紫外光を出射する。ウェーハ60と光源12との間の空間を、テンプレート80がウェーハ60に対して相対移動される。
インクジェット装置30は、ディスペンサー2と、液状のインプリントレジスト71が貯留されるタンク33とを有する。ディスペンサー2は、複数(図1では例えば2つ)のヘッド21、22を有する。ヘッド21、22は、ウェーハステージ11に対して、水平方向および上下方向に相対的に移動可能である。ヘッド21、22のそれぞれには、インプリントレジスト71を吐出する複数のノズルが形成されている。
図2(a)は、それぞれのヘッド21、22におけるウェーハ60に向き合う面(図1において下側の面)の模式平面図である。
実施形態によれば、後述するように、テンプレート80の凹凸パターンのサイズの違いに応じて、異なるノズル径のノズルを使い分ける。
図2(a)に示すディスペンサー2における一方のヘッド21には、複数の第1のノズル23が形成されている。第1のノズル23は、図1に示す配管31を通じてタンク33と接続されている。複数の第1のノズル23のそれぞれは同じ第1のノズル径を有する。第1のノズル径は、第1のノズル23における最も下流側の吐出口に相当する部分の孔径を表す。
他方のヘッド22には、複数の第2のノズル24が形成されている。第2のノズル24は、図1に示す配管32を通じてタンク33と接続されている。複数の第2のノズル24のそれぞれは同じ第2のノズル径を有する。第2のノズル径は、第2のノズル24における最も下流側の吐出口に相当する部分の孔径を表す。その第2のノズル径は、第1のノズル23の第1のノズル径よりも大きい。
複数の第1のノズル23と複数の第2のノズル24は、ともに同じ面積の例えば正方形状の領域に形成されている。ヘッド22に形成され、第1のノズル23よりもノズル径の大きな複数の第2のノズル24の数は、ヘッド21に形成された複数の第1のノズル23の数よりも少ない。
図1に示すように、テンプレート80のサイズ(平面サイズ)は、ウェーハ60の面積(パターン形成面の面積)よりも小さい。ウェーハ60のパターン形成面は複数のショット領域50に分けられる。図1において、すでにインプリント処理によりパターンが転写されたショット領域50を模式的に四角い領域で表す。
ある1つのショット領域50に対してインプリントレジスト71を供給し、そのインプリントレジスト71にテンプレート80を接触させてインプリントレジスト71を硬化させ、硬化したインプリントレジスト71からテンプレート80を離す、というステップがショット領域50の数だけ複数回繰り返される。
図2(a)に示すヘッド21、22は、1つのショット領域50の全体にわたってインプリントレジスト71を一括で吐出して分布させる一括ショット用のヘッドである。
なお、1つのショット領域50に対するインプリントレジスト71の供給方法としては、スキャン方式であってもよい。
図2(b)は、そのスキャン方式で使われるディスペンサー3を示す。ディスペンサー3は、2つのヘッド25、26を有する。図2(b)は、それぞれのヘッド25、26におけるウェーハ60に向き合う面の模式平面図である。
ディスペンサー3における一方のヘッド25には、複数の第1のノズル27が形成されている。第1のノズル27も、前述したディスペンサー2と同様、配管を通じて図1に示すタンク33と接続されている。複数の第1のノズル27のそれぞれは同じ第1のノズル径を有する。第1のノズル径は、第1のノズル27における最も下流側の吐出口に相当する部分の孔径を表す。
他方のヘッド26には、複数の第2のノズル28が形成されている。第2のノズル28も配管を通じてタンク33と接続されている。複数の第2のノズル28のそれぞれは同じ第2のノズル径を有する。第2のノズル径は、第2のノズル28における最も下流側の吐出口に相当する部分の孔径を表す。第2のノズル28の第2のノズル径は、第1のノズル27の第1のノズル径よりも大きい。
複数の第1のノズル27と複数の第2のノズル28は、ともに同じ面積の例えば矩形状領域に形成されている。ヘッド26に形成された複数の第2のノズル28の数は、ヘッド25に形成された複数の第1のノズル27の数よりも少ない。
ヘッド25は、第1のノズル27が形成された矩形状領域の長手方向に対して直交する方向(図2(b)において横方向)に、ウェーハ60に対して相対的に移動する。同様に、ヘッド26は、第2のノズル28が形成された矩形状領域の長手方向に対して直交する方向(図2(b)において横方向)に、ウェーハ60に対して相対的に移動する。この移動により、1つのショット領域50の全体にわたってインプリントレジスト71を吐出して分布させることができる。
また、相対的にノズル径の異なる第1のノズルおよび第2のノズルを同一のヘッドに設けてもよい。ヘッドの数を減らすことでコスト低減を図れる。
図3(a)及び図3(b)は、そのディスペンサー4、5を示す。ディスペンサー4は、1つのヘッド41を有する。ディスペンサー5は、1つのヘッド45を有する。図3(a)及び図3(b)は、それぞれのヘッド41、45におけるウェーハ60に向き合う面の模式平面図である。
図3(a)に示すディスペンサー4は、第1のノズル径を有する複数の第1のノズル42と、第1のノズル径よりも大きな第2のノズル径を有する複数の第2のノズル43とが同一のヘッド41に形成された構造を有する。
複数の第1のノズル42は図2(b)に示す複数の第1のノズル27に対応し、複数の第2のノズル43は図2(b)に示す複数の第2のノズル28に対応し、複数の第1のノズル42および複数の第2のノズル43は、スキャン方式用に矩形状領域に配列されている。
図3(b)に示すディスペンサー5は、第1のノズル径を有する複数の第1のノズル46と、第1のノズル径よりも大きな第2のノズル径を有する複数の第2のノズル47とが同一のヘッド45に形成された構造を有する。
このヘッド45は、1つのショット領域50の全体にわたってインプリントレジスト71を一括で吐出して分布させる一括ショット用のヘッドである。第2のノズル47は、ヘッド45におけるウェーハ60に向き合う面内で、第1のノズル46よりも外側に設けられている。第1のノズル46は例えば正方形状の領域に形成され、その領域の周辺に第2のノズル47が形成されている。
パターンサイズの相対的に小さな微細パターンはショット領域50の内側に、相対的にサイズの大きなパターンはショット領域50の外周側にあることが多いため、図3(b)に示すヘッド45では、微細パターン用に用いられるノズル径の小さな第1のノズル46をショット領域50の内側に向き合う領域に形成し、第1のノズル46よりもノズル径の大きな第2のノズル47をショット領域50の外周側に向き合う領域に形成している。
前述した各ヘッド21、22、25、26、41、45には、複数のノズル23、24、27、28、42、43、46、47のそれぞれに接続された加圧室及び加圧室の壁部を変形させ加圧室内の圧力を変動させる圧電素子が設けられている。加圧室内の圧力変動により、タンク33からインプリントレジスト71が加圧室に吸い込まれ、各ノズル23、24、27、28、42、43、46、47に向けて圧送される。
そして、個々の圧電素子の制御により、複数のノズル23、24、27、28、42、43、46、47のそれぞれについて、インプリントレジスト71を吐出するか否か、さらには吐出量を制御することができる。なお、圧電素子の駆動に限らず、サーマル方式によりそれぞれのノズル23、24、27、28、42、43、46、47からインプリントレジスト71を吐出させるようにしてもよい。
次に、図4のフローチャートを参照して、実施形態のパターン形成方法について説明する。
また、図8(a)〜図9(e)は、インプリントレジスト71をウェーハ60上に供給した以降の工程を表す模式断面図である。図8(a)〜図9(e)は、ショット領域50において、1つのノズルからインプリントレジスト71が吐出された領域の拡大断面図を表す。
図8(b)に示すように、テンプレート80には、複数の凹部81と複数の凸部82とが繰り返された凹凸パターンが形成されている。
図4のフローチャートにおいて、まずステップS1として、1つのテンプレート80に形成された凹凸パターンを、パターンサイズの違いにより複数にグループ分けする。ここで、パターンサイズは、凹部81の底の面積、凹部81を挟んで隣り合う凸部82間の間隔、凹部81の深さ、または、凸部82の高さを表す。
実施形態によれば、テンプレート80の凹凸パターンを、第1のグループと第2のグループの例えば2つに分ける。第1のグループはパターンサイズが例えば1μmよりも小さい微細凹凸パターンのグループであり、第2のグループは第1のグループよりもパターンサイズが大きい(例えばパターンサイズが1μm以上)の大サイズ凹凸パターンのグループである。
次に、ステップS2として、各グループの凹凸パターンのインプリントに使用するノズルを選択する。
実施形態では、第1のグループの凹凸パターンのインプリントには、第1のノズル径を有する前述した第1のノズル23、27、42、46のいずれか(以降、第1のノズル23で代表して説明するが、他の第1のノズル27、42、46でも同じ効果が得られる)を使用する。
第2のグループの凹凸パターンのインプリントには、第1のノズル径よりも大きな第2のノズル径を有する第2のノズル24、28、43、47のいずれか(以降、第2のノズル24で代表して説明するが、他の第2のノズル28、43、47でも同じ効果が得られる)を使用する。
次に、ステップS3として、各グループの凹凸パターンが位置合わせされるウェーハ60のパターン形成面上でのインプリントレジスト分布を算出する。
このインプリントレジスト分布は、凹凸パターンのサイズ、密度(疎密)、吐出後のインプリントレジスト71の蒸発量、RLT(residual layer thickness)と呼ばれるインプリントレジスト71の残膜層72(図9(c)に示す)の厚さなどを考慮して算出される。
また、インプリントレジスト分布のデータには、使用するノズル、各ノズルのショット領域内における位置、各ノズルからのインプリントレジスト71の吐出量の情報が組み込まれており、適切な位置のノズルから適切な量のインプリントレジスト71が吐出するよう設定されている。
そのインプリントレジスト分布データに基づき、ステップS4として、ノズルからショット領域50に液状のインプリントレジストを吐出する。
図5(a)は、ショット領域50において、パターンサイズの小さい第1のグループの凹凸パターンが位置合わせされる第1の領域101を示す。
この第1の領域101には、第1のノズル径を有する複数の第1のノズル23を使って、液状のインプリントレジスト71が吐出される。
微細凹凸パターンの転写領域では、インプリントレジスト71の液滴を細かくした方がRLT(residual layer thickness)を制御しやすいため、第2のノズル24よりもノズル径の小さい第1のノズル23を用いる。
図5(b)は、ショット領域50において、第1のグループよりもパターンサイズの大きい第2のグループの凹凸パターンが位置合わせされる第2の領域102(第1の領域101とは別の領域)を示す。
この第2の領域102には、第1のノズル径よりも大きな第2のノズル径を有する第2のノズル24を使って、液状のインプリントレジスト71が吐出される。
なお、第1のノズル23及び第2のノズル24からそれぞれ滴下された複数滴のインプリントレジストの分布は、図5(a)及び(b)に示すように、等間隔で均一な分布に限らない。テンプレート80の凹凸パターンの密度によって、あるいは滴下後のインプリントレジスト71の蒸発量補償のため、液滴分布に疎密があり、各液滴のサイズも異なっていることがある。すなわち、ステップS3で得られたインプリントレジスト分布のデータに基づいて、各ノズルごとにインプリントレジスト71を吐出するか否か、さらには吐出量が制御される。
次に、ステップS5として、テンプレート80を使ったインプリント処理およびパターン形成が行われる。
図8(a)は、複数の第1のノズル23または複数の第2のノズル24における任意の1つのノズルから液状のインプリントレジスト71が吐出された領域の拡大断面を表す。
そのインプリントレジスト71に対して、図8(b)〜(d)に示すように、テンプレート80の凹凸パターンを接触させる。そして、テンプレート80を図8(d)に示す所定位置でインプリントレジスト71に接触させた状態を保持し、図8(e)に示すように、テンプレート80の凹部81にインプリントレジスト71を完全に充填させる。
インプリントレジスト71がテンプレート80の凹凸パターンの凹部81に充填されるまでの時間はパターンサイズに依存する。パターンサイズが小さいほど短時間でインプリントレジスト71が凹部81に充填される。したがって、凹部81へインプリントレジスト71を充填するための保持時間は、微細パターンほど短い。実際の回路要素として機能しないダミーパターンやアライメントマークのような比較的サイズの大きなパターンでは、微細パターンよりも長い保持時間を要する。
図10(a)〜(f)は、テンプレート80の凹凸パターンにおいて、パターンサイズ(平面サイズ)の小さい凹部81aと、凹部81aよりもパターンサイズの大きい凹部81bとで、同じ滴下量のインプリントレジスト71の充填時間(速度)を比較した模式図である。図10(a)〜(f)において、インプリントレジスト71をドット状の網掛けパターンで表す。
図10(a)〜(f)は、テンプレート80を凹凸パターンが形成された面側から見た模式平面図である。図10(a)〜(c)は、縦横4×4の16個の凹部81aが配列された領域を表し、図10(d)〜(f)は、縦横2×2の4個の凹部81bが、図10(a)〜(c)と同じ面積の領域に配列された領域を表す。
図10(a)〜(c)は、パターンサイズの小さい凹部81aへのインプリントレジスト71の充填経過を表す。図10(d)〜(f)は、凹部81aよりもパターンサイズの大きい凹部81bへのインプリントレジスト71の充填経過を表す。
図10(a)と図10(d)との時間軸は同じであり、インプリントレジスト71に対してテンプレート80の凹凸パターンを接触させた時点を表す。
図10(b)と図10(e)との時間軸は同じであり、図10(a)及び図10(d)の時点から20秒経過後を表す。
図10(c)と図10(f)との時間軸は同じであり、図10(a)及び図10(d)の時点から60秒経過後を表す。
図10(c)に示すように60秒経過時点で、パターンサイズの小さい凹部81aには完全にインプリントレジスト71が充填されるのに対し、同じ60秒経過時点で図10(f)に示すように、パターンサイズの大きい凹部81bにはまだインプリントレジスト71の未充填箇所が存在する。すなわち、大サイズの凹凸パターンでは、小サイズの凹凸パターンよりも、テンプレート80をインプリントレジスト71に接触させ硬化させるまでの保持時間が長くかかる。
図11は、その保持時間(横軸)と、テンプレート80の凹部81へのインプリントレジスト71の充填不良欠陥密度(縦軸)との関係を、パターンサイズの小さい小パターンaと、パターンaよりもパターンサイズの大きい大パターンbとで比較したシミュレーション解析結果を表すグラフである。
図11に示すように、小パターンaでは、大パターンbよりも短時間で、破線で表される充填終了レベルに達する。また、スループットを優先したインプリント処理を行うと、大パターンbではインプリントレジスト71の未充填部が存在した状態でインプリントレジスト71を硬化させてしまうことによるパターン欠陥が懸念される。パターンサイズがおよそ1μmを超えると、上記保持時間の長大化によるスループットの低下、あるいは、インプリントレジスト71の充填不良によるパターン欠陥数の増大が起こりやすくなる。
前述したように、微細凹凸パターンの転写領域では、インプリントレジスト71の液滴を細かくした方がRLT(residual layer thickness)を制御しやすいことから、現状、インプリント処理においては微細パターンに適した小さなノズル径のノズルを使っていることが多い。しかしながら、小さなノズル径のノズルを大サイズパターンの転写領域にも適用する場合、小さな液滴がサイズの大きいパターン凹部全体に広がるまでに多くの時間を要し、スループットの低下をまねくことが懸念される。
そこで、実施形態によれば、ノズル径の異なる第1のノズル23と第2のノズル24とを用意し、それらをテンプレート80の凹凸パターンのパターンサイズに応じて使い分ける。
図6(a)は、第1のノズル23から、相対的にパターンサイズの小さい上記第1のグループのパターンの転写領域に吐出された1滴のインプリントレジスト71の模式上面図を表し、図6(b)は図6(a)における側面図を表す。
ノズル径が小さい場合、相対的に重力の影響よりも表面張力の影響が大きくなり、第1のノズル23から吐出される液滴は球形になりやすい。その液滴の半径をrとすると、1滴のボリュームは(4/3)πrで表される。したがって、1種類のパラメータrを制御することで、第1のノズル23からの1滴の吐出量を制御できる。
図7(a)は、第2のノズル24から、相対的にパターンサイズの大きい上記第2のグループのパターンの転写領域に吐出された1滴のインプリントレジスト71の模式上面図を表し、図7(b)は図7(a)における側面図を表す。
ノズル径が大きい場合、第2のノズル24をウェーハ60に対して近接させてインプリントレジスト71を吐出することで、膜状に広がった状態でインプリントレジスト71をウェーハ60上に滴下させることが可能となる。その液滴の半径をR、第2のノズル24と、ウェーハ60のパターン形成面との間のギャップgの高さをHとすると、1滴のボリュームはπRHで表される。
このように、大サイズのパターン転写領域に対しては、大きなノズル径の第2のノズル24を使ってインプリントレジスト71を滴下することで、滴下時の液滴径を拡大できる。これにより、インプリントレジスト71が大サイズパターンに広がっていく時間の短縮を図れ、テンプレート80の凹部81へのインプリントレジスト71の充填速度(スループット)を向上できる。また、未充填部が存在する状態でインプリントレジスト71が硬化されてしまうことによるパターン欠陥数を低減することが可能になる。したがって、実施形態によれば、高精度なパターン転写を高いスループットで実現できる。
また、第1のノズル23よりもノズル径の大きな第2のノズル24からのインプリントレジスト71の1滴の吐出量は、第1のノズル23からの1滴の吐出量よりも多くできる。したがって、あるショット領域50全体に同じ量のインプリントレジスト71を吐出するにあたって、第2のノズル24は第1のノズル23よりも個数や吐出回数が少なくて済む。
個々のノズルは、位置情報に対応付けて個別に吐出量や吐出回数が設定され、前述したインプリントレジスト分布データが作成される。したがって、第1のノズル23に比べて個数が少ない第2のノズル24では、各ノズルごとの吐出量や吐出回数を含む設定データのデータ量(データサイズ)を小さくできる。
したがって、第1のノズル23を大サイズパターンに適用する場合に比べて、第2のノズル24を大サイズパターンに適用すると、インプリントレジスト分布のデータ作成の時間を短縮でき、また、外部の制御装置などからインプリント装置10へのデータ転送時間も短縮することができる。
前述した図8(e)に示すように、液状のインプリントレジスト71がテンプレート80の凹部81に完全に充填された後、図9(a)に示すように、インプリントレジスト71に対して紫外光100を照射する。インプリントレジスト71は、光硬化性有機材料であり、紫外光100の照射によって硬化する。
テンプレート80は、紫外光100に対する透過性を有する例えば石英からなる。そのテンプレート80側からインプリントレジスト71に対して紫外光100を照射する。なお、紫外光以外の光を利用してインプリントレジスト71を硬化させるようにしてもよい。あるいは、インプリントレジスト71として熱硬化性有機材料を使い、加熱によりインプリントレジスト71を硬化させてもよい。
インプリントレジスト71を硬化させた後、図9(b)〜(c)に示すように、インプリントレジスト71からテンプレート80を離す。
図9(c)に示すように、インプリントレジスト71には、テンプレート80の凹凸パターンを反転させた凹凸パターンが転写形成される。
そして、その凹凸パターンが形成された硬化後のインプリントレジスト71をマスクに、ウェーハ60における被加工膜をエッチングする。これにより、図9(d)に示すように、ウェーハ60の被加工膜に凹凸パターンが形成される。その後、インプリントレジスト71は、図9(e)に示すようにウェーハ60上から除去される。
次に、図4のフローチャートにおけるステップS6として、ウェーハ60の被加工膜に形成されたパターンの欠陥情報を検出する。
例えば、ウェーハ60を光学式欠陥検査装置に入れて、Die-to-Die方式もしくはCell-Array方式のパターン欠陥検査を実施し、インプリントプロセスに固有の欠陥を検出する。
なお、この欠陥検査では、インプリントプロセス要因以外の、パーティクル、ダストなどを要因とする欠陥も検出されることになるが、ここでは主にインプリントプロセス特有のインプリントレジスト71の未充填不良欠陥を重点的に検出する。
インプリントレジスト71の未充填不良欠陥は、インプリントレジスト71の局所的な不足や、充填時間(テンプレート80とインプリントレジスト71との接触保持時間)の不足などで発生することが多い。なお、プロセスウェーハにおいては、下地プロセス起因の加工凹凸などが存在するため、インプリントレジスト71の未充填不良が、1つのショット領域50内ではなく、広くウェーハ面内で分布を持って発生することもある。
いずれの場合も、インプリントレジスト71の未充填不良は大規模欠陥もしくは大サイズ欠陥につながるケースが多く、容易に分類することもできるため、例えばSEM(scanning electron microscope)レビューにより分類することもできる。あるいは、EB(electron beam)方式の欠陥検査装置等でも同様の検査が可能である。
次に、ステップS7として、欠陥情報を基にインプリントレジスト分布を補正する。すなわち、ステップS6で検出された欠陥情報をステップS3で算出したインプリントレジスト分布にフィードバックする。ここでは、検出された欠陥のうち、インプリントプロセス固有の欠陥のみ、特に未充填不良欠陥のみの情報を用いることが多い。フィードバックさせる情報は、例えば欠陥の位置座標とその欠陥サイズである。これらの情報を基に、局所的に不足しているインプリントレジスト供給量などを算出し、各ノズルからの吐出量を調整して、インプリントレジスト分布を補正する。
そして、ステップS8として、補正されたインプリントレジスト分布を基に、前述したステップS4と同様のインプリント処理を行う。
前述した実施形態では、ノズル径の異なる2種類の第1のノズル23、27、42、46と、第2のノズル24、28、43、47とを、テンプレート80のパターンサイズに応じて使い分けたが、ノズル径の異なる3種類以上のノズルをテンプレート80のパターンサイズに応じて使い分けてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2〜5…ディスペンサー、10…インプリント装置、12…光源、21,22,25,26,41,45…ヘッド、23,27,42,46…第1のノズル、24,28,43,47…第2のノズル、30…インクジェット装置、50…ショット領域、60…ウェーハ、71…インプリントレジスト、80…テンプレート

Claims (5)

  1. テンプレートの凹凸パターンをパターンサイズの違いにより複数にグループ分けする工程と、
    前記複数のグループのうち相対的にパターンサイズの小さいグループの凹凸パターンが位置合わせされる基板上の領域には、第1のノズル径を有する複数の第1のノズルを使って液状のインプリントレジストを吐出し、前記複数のグループのうち相対的にパターンサイズの大きいグループの凹凸パターンが位置合わせされる前記基板上の別の領域には、前記第1のノズル径よりも大きな第2のノズル径を有し、且つ前記第1のノズルよりも数が少ない複数の第2のノズルを使って前記液状のインプリントレジストを吐出する工程と、
    前記インプリントレジストに前記テンプレートの前記凹凸パターンを接触させた状態で、前記インプリントレジストに光を照射して前記インプリントレジストを硬化させる工程と、
    前記硬化したインプリントレジストから前記テンプレートを離す工程と、
    を備えたパターン形成方法。
  2. テンプレートの凹凸パターンをパターンサイズの違いにより複数にグループ分けする工程と、
    前記複数のグループのうち相対的にパターンサイズの小さいグループの凹凸パターンが位置合わせされる基板上の領域には、相対的にノズル径の小さいノズルを使って液状のインプリントレジストを吐出し、前記複数のグループのうち相対的にパターンサイズの大きいグループの凹凸パターンが位置合わせされる前記基板上の別の領域には、相対的にノズル径の大きいノズルを使って前記液状のインプリントレジストを吐出する工程と、
    前記インプリントレジストに前記テンプレートの前記凹凸パターンを接触させた状態で、前記インプリントレジストを硬化させる工程と、
    前記硬化したインプリントレジストから前記テンプレートを離す工程と、
    を備えたパターン形成方法。
  3. 第1のノズル径を有し、基板上に液状のインプリントレジストを吐出する複数の第1のノズルと、
    前記第1のノズル径よりも大きな第2のノズル径を有し、前記基板上に前記液状のインプリントレジストを吐出する複数の第2のノズルと、
    を備えたディスペンサー。
  4. 前記第1のノズル及び前記第2のノズルは、前記基板に対して相対移動する同一のヘッドに設けられている請求項3記載のディスペンサー。
  5. 前記第2のノズルは、前記ヘッドにおける前記基板に向き合う面内で、前記第1のノズルよりも外側に設けられている請求項4記載のディスペンサー。
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