JP2014031029A - Electric steering lock - Google Patents
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Abstract
【課題】 磁気検出センサが過敏側に故障した場合にアンロック状態の誤判定を防止すること。
【解決手段】 電動ステアリングロック装置において、ステアリングシャフトの回転を抑制するロック位置と、ステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間で移動可能なロック部材と、ロック部材に設けられる第1磁石と、ロック部材がアンロック位置にあるときの第1磁石に対向する位置に設けられる磁気検出センサと、ロック部材に設けられる第2磁石であって、ロック部材がロック位置及びアンロック位置にあるとき、磁気検出センサに対向せず、ロック部材がロック位置とアンロック位置との間に位置するとき、磁気検出センサに対向する第2磁石とを備える。
【選択図】図5PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent erroneous determination of an unlocked state when a magnetic detection sensor fails on the sensitive side.
In an electric steering lock device, a lock member movable between a lock position for suppressing rotation of a steering shaft and an unlock position for allowing rotation of the steering shaft, and a first magnet provided on the lock member A magnetic detection sensor provided at a position facing the first magnet when the lock member is in the unlock position, and a second magnet provided at the lock member, wherein the lock member is at the lock position and the unlock position. When the lock member is positioned between the lock position and the unlock position without facing the magnetic detection sensor, a second magnet is provided that faces the magnetic detection sensor.
[Selection] Figure 5
Description
本発明は、電動ステアリングロック装置に関する。 The present invention relates to an electric steering lock device.
従来から、ロック部材のアンロック位置での誤検知を防ぐために、車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロック部材と、ロック部材がアンロック位置に移動したときにオン状態からオフ状態に切り替わる第1の磁気検出センサと、オフ状態からオン状態に切り替わる第2の磁気検出センサとを備える電動ステアリングロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような上記の特許文献1に記載の構成によれば、第1及び第2の磁気検出センサの双方がオンするような強電磁場が発生した場合に、第1の磁気検出センサがオフとならないことでロック部材のアンロック位置での誤検知を防ぐことが可能となりうる。
Conventionally, in order to prevent erroneous detection at the unlock position of the lock member, a lock member that is movable between a lock position that engages with the steering shaft of the vehicle and an unlock position where the engagement is released, and a lock An electric steering lock device is known that includes a first magnetic detection sensor that switches from an on state to an off state when a member moves to an unlocked position, and a second magnetic detection sensor that switches from an off state to an on state. (For example, refer to Patent Document 1). According to the configuration described in
しかしながら、上記の特許文献1に記載の構成では、アンロック状態の誤判定(誤検知)を防ぐために、磁気検出センサが2つ必要となる。また、第2の磁気検出センサが故障により微小な磁力にも反応してしまう(磁気検出センサが過敏側に故障した)場合には、アンロック状態に変化する前に、第2の磁気検出センサがオフ状態からオン状態に切り替わり、誤判定が起こりうるという問題もある。
However, in the configuration described in
そこで、本発明は、磁気検出センサが過敏側に故障した場合にアンロック状態の誤判定を防止することが可能な電動ステアリングロック装置の提供を目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide an electric steering lock device capable of preventing erroneous determination of an unlocked state when a magnetic detection sensor fails on the sensitive side.
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、電動ステアリングロック装置において、
ステアリングシャフトの回転を抑制するロック位置と、ステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間で移動可能なロック部材と、
前記ロック部材に設けられる第1磁石と、
前記ロック部材が前記アンロック位置にあるときの前記第1磁石に対向する位置に設けられる磁気検出センサと、
前記ロック部材に設けられる第2磁石であって、前記ロック部材が前記ロック位置及び前記アンロック位置にあるとき、前記磁気検出センサに対向せず、前記ロック部材が前記ロック位置と前記アンロック位置との間に位置するとき、前記磁気検出センサに対向する第2磁石とを備えることを特徴とする、電動ステアリングロック装置が提供される。
In order to achieve the above object, according to one aspect of the present invention, in an electric steering lock device,
A lock member movable between a lock position for suppressing rotation of the steering shaft and an unlock position for allowing rotation of the steering shaft;
A first magnet provided on the lock member;
A magnetic detection sensor provided at a position facing the first magnet when the lock member is in the unlock position;
A second magnet provided in the lock member, wherein the lock member does not face the magnetic detection sensor when the lock member is in the lock position and the unlock position, and the lock member is in the lock position and the unlock position. And a second magnet facing the magnetic detection sensor when positioned between the first and second magnets, an electric steering lock device is provided.
本発明によれば、磁気検出センサが過敏側に故障した場合にアンロック状態の誤判定を防止することが可能な電動ステアリングロック装置が得られる。 According to the present invention, it is possible to obtain an electric steering lock device that can prevent erroneous determination of an unlocked state when a magnetic detection sensor fails on the sensitive side.
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。 The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1及び図2は、一実施例による電動ステアリングロック装置1の要部断面を示す図であり、図1は、ロック状態を示し、図2は、アンロック状態を示す。図3は、モータ10とシャフト部15との関係の一例を示す図である。図4は、基板28上のホール素子31,32の配置態様の一例を示す図である。
FIGS. 1 and 2 are cross-sectional views showing an essential part of an electric
電動ステアリングロック装置1は、モータ10を用いてステアリング装置をロック/アンロックする装置である。具体的には、電動ステアリングロック装置1は、ステアリングシャフト2の回転を抑制するロック位置と、ステアリングシャフト2の回転を許容するアンロック位置との間で、モータ10の駆動力によりロックバー11を移動させることで、ステアリング装置のロック状態(図1)及びアンロック状態(図2)を選択的に実現する。電動ステアリングロック装置1は、例えばコラムチューブ5(全体は図示せず)に実装されてもよい。
The electric
モータ10は、例えばDCモータであってよい。モータ10の回転軸10aには、図3に示すように、ウォームギア14を介して略円柱状のシャフト部15が連結されている。シャフト部15は、回動可能な状態で回転軸10aと直交する向きに連結される。具体的には、モータ10の回転軸10aの先端には、ウォーム14aが取り付けられるとともに、シャフト部15の基端には、膨出部15aを設けられ、膨出部15aにウォームホイール(ヘリカルギア)14bが取り付けられ、これらギアを噛み合わせることによりモータ10とシャフト部15とが連結される。ウォームギア14は、モータ10の回転を減速させてシャフト部15に伝達する。
The
シャフト部15には、図1及び図2に示すように、ロックバー11を支持するロックストッパ16が、シャフト部15の軸方向に沿って移動可能な状態で取り付けられている。ロックストッパ16は、例えば亜鉛ダイカストなどの非金属部品で製造されてよい。ロックストッパ16は、ケース本体7(全体は図示せず)にスライド可能で且つ回転不能に支持されている。ロックストッパ16には、シャフト部15を通す貫通孔19が貫設されている。図3に示すように、シャフト部15の中間位置にある大径部15bの外周面には、その一体に雄ねじ部20が形成されている。また、貫通孔19の内周面全域には、シャフト部15の雄ねじ部20と螺合する雌ねじ部21が形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
ロックバー11は、ロックバー11は、例えば鉄やアルミニウム等を材質とする金属製であって、ステアリングシャフト2の凹部12a内に嵌入する断面四角柱状の係止突11aと、その係止突11aを基端側で支持する四角枠形状の係止枠11bとを有する。ロックバー11は、ロックストッパ16の背面に凹設した係止凹部16cに係止することによってロックストッパ16に組み付けられている。ロックバー11は、ロック状態では、図1に示すように、穴22,23を通じてステアリングシャフト2側に突出する。
The
ロックストッパ16とロックバー11との間には、例えば金属製のコイルスプリング等から成る付勢ばね24が介装されている。付勢ばね24は、ロックバー11をステアリングシャフト2側に付勢することにより、ステアリングシャフト2の各々の凹部12aの間にある凸部12bにロックバー11が乗り上げることを防いで凹部12aへ確実に係止するように働く。付勢ばね24は、ロックストッパ16に形成された収納穴25に一端が収納されつつ、ロックバー11の段差面11cに他端が当接する。尚、ロックバー11は、付勢ばね24によってステアリングシャフト2側に付勢されているが、係止枠11bがロックストッパ16の背面に当接することにより、それ以上のスライド移動が規制されている。
An
ロックストッパ16には、ロックバー11の位置を検出する際に用いる第1磁石27a及び第2磁石27bが設けられる。第1磁石27a及び第2磁石27bは、図1及び図2に示すように、ロックストッパ16における基板28に対向する側で露出するように設けられる。第1磁石27a及び第2磁石27bは、永久磁石であり、例えば焼結磁石等から構成されてもよい。第1磁石27a及び第2磁石27bは、任意の態様でロックストッパ16に保持されてよく、例えば自身の磁力でロックバー11に吸着される態様で保持されてもよいし、保持具等を用いて保持されてもよい。第1磁石27a及び第2磁石27bは、同一の構成であってもよいし、別の構成であってもよい。また、第1磁石27a及び第2磁石27bは、基板28に対して(基板28の面直方向で)同一距離だけ離間して配置されてもよいし、それぞれ異なる距離だけ離間して配置されてもよい。尚、第1磁石27a及び第2磁石27bの配置態様の好ましい実施例については、後述する。
The
モータ10の作動時、モータ10の回転がウォームギア14を介してシャフト部15に伝達され、シャフト部15が回転する。ここで、シャフト部15は、その雄ねじ部20がロックストッパ16の雌ねじ部21に螺合されつつ、ロックストッパ16は、ケース本体7にスライド可能で且つ回転不能に支持されている。従って、シャフト部15が回転した時には、シャフト部15の回転運動がロックストッパ16の直線運動に変換され、ロックストッパ16がシャフト部15の軸方向に沿ってスライド移動する。このようにして、ロックストッパ16はモータ10により軸方向に沿ってスライド移動される。この際、ロックバー11はロックストッパ16に組み付けられていることから、ロックバー11がロックストッパ16とともに直線移動する。そして、ロックバー11がステアリングシャフト2側にスライド移動してステアリングシャフト2の凹部12aに嵌り込むと、図1に示すようなロック状態となる。一方、モータ10が逆に回転して図2に示すようにロックバー11が凹部12aから抜け出ると、アンロック状態となる。
When the
ロックストッパ16と対向する位置には、電動ステアリングロック装置1の各種電子部品が実装された基板28が設けられている。基板28は、底面が開口した内部ケース29で電子部品実装面を覆った状態でケース本体7に収納されている。内部ケース29の上壁には、ロックストッパ16(ロックバー11)の移動方向に沿って案内凹部29aが形成されている。案内凹部29aは、ロックストッパ16における第1磁石27a及び第2磁石27bを保持する部位のスライド移動のための空間を形成する。
A
基板28には、モータ10を駆動制御するステアリングロックECU30が実装されている。また、基板28において第1磁石27aと対向する位置には、第1磁石27aが発生する磁界強度を検出する一対の磁気センサ(例えば、ホール素子31,32)が実装されている。ホール素子31,32は、ロックバー11がロック位置に到達した際において第1磁石27aと向き合う位置に一方が配置され、ロックバー11がアンロック位置に位置した際において第1磁石27aと向き合う位置に他方が配置されている。ホール素子31,32は、検出する磁界強度に応じた電気信号をステアリングロックECU30に出力する。ステアリングロックECU30は、ホール素子31,32からの電気信号に基づいて、ロックバー11の位置(例えばロック位置又はアンロック位置)を判断する。尚、ホール素子31,32は、検出する磁界強度に応じた電気信号としてオン/オフ信号を出力するものであってよい。即ち、ホール素子31,32は、検出する磁界強度が所定閾値を越えた場合に出力信号がオンになるものであってよい。
A
尚、ロック位置とは、ロックバー11の移動ストロークのロック側の端部位置に対応し、アンロック位置とは、ロックバー11の移動ストロークのアンロック側の端部位置に対応する。従って、ロック状態は、ロックバー11がロック位置にあるときのみならず、ロック位置の手前に位置するときも実現されうる。同様に、アンロック状態は、ロックバー11がアンロック位置にあるときのみならず、アンロック位置の手前に位置するときも実現されうる。
The lock position corresponds to the end position on the lock side of the movement stroke of the
図5は、第1磁石27a及び第2磁石27bの配置態様の好ましい実施例の説明図であり、(A)は、ロックバー11がロック位置にあるときのロック状態を示し、(B)は、ロック状態からアンロック状態に移動する途中の第1の状態(第1移動状態)を示し、(C)は、ロック状態からアンロック状態に移動する途中の第2の状態(第1移動状態よりも移動が進んだ第2移動状態)を示し、(D)は、ロックバー11がアンロック位置にあるときのアンロック状態を示す。第1移動状態及び第2移動状態は、ロック状態及びアンロック状態のいずれにも属さない。尚、図5は、第1磁石27a及び第2磁石27bの配置態様の説明に主に必要な構成要素だけを非常に概略化して示している。例えば、ロックバー11は、基本的にはロックストッパ16と共に移動するので、ロックストッパ16と一体的な部材として図示されている。
FIG. 5 is an explanatory view of a preferred embodiment of the arrangement mode of the
上述の如く、第1磁石27aは、図5(D)に示すように、ロックバー11がアンロック位置にあるときのホール素子32(アンロック状態検出用のホール素子32)に対向する位置に設けられる。尚、この位置の第1磁石27aは、図5(A)に示すように、ロックバー11がロック位置にあるときのホール素子31(ロック状態検出用のホール素子31)に対向する。
As described above, as shown in FIG. 5D, the
第2磁石27bは、図5に示すように、ロックバー11がロック位置にあるとき及びアンロック位置にあるとき、ホール素子32(アンロック状態検出用のホール素子32)に対向しないが、ロックバー11がロック位置とアンロック位置との間に位置するとき、ホール素子32に対向する位置に設けられる。
As shown in FIG. 5, the
より具体的には、各状態で説明するに、ロックバー11がロック位置にあるときのロック状態では、第1磁石27a及び第2磁石27bは、共にホール素子32に対向しない位置にあり、従って、ホール素子32の出力は、ホール素子32が正常状態である場合(即ち、以下で説明する過敏側に故障していない場合)、オフとなる。尚、ロックバー11がロック位置にあるときのロック状態では、第1磁石27aは、ホール素子31(ロック状態検出用のホール素子31)に対向する位置にあり、従って、ホール素子31の出力はオンである(これにより、ロック状態を検知することができる)。
More specifically, in each state, in the locked state when the
第1移動状態では、ロックバー11がロック位置からアンロック位置に向かって所定量L1だけ移動されており、それに伴い、第2磁石27bは、ホール素子32に対向する位置に来ている。従って、ホール素子32の出力は、第2磁石27bからの磁界に反応してオンに変化する。尚、この第1移動状態では、第1磁石27aは、ホール素子31に対向する位置から移動するので、ホール素子31の出力はオフとなる。
In the first movement state, the
第2移動状態では、ロックバー11がロック位置からアンロック位置に向かって所定量L2(>L1)だけ移動されており、それに伴い、第2磁石27bは、ホール素子32に対向する位置を通り過ぎて、ホール素子32に対向しなくなる。また、第1磁石27aは、ホール素子32に対向する位置にはまだ到達しておらず、ホール素子32に対向しない。従って、第2移動状態では、ホール素子32の出力は、ホール素子32が正常状態である場合(即ち、以下で説明する過敏側に故障していない場合)、第1磁石27a及び第2磁石27bの双方からの磁界に反応することがなく、オフとなる。
In the second movement state, the
ロックバー11がアンロック位置にあるときのアンロック状態では、ロックバー11がロック位置からアンロック位置までの所定量L3(>L2)だけ移動されており、それに伴い、第2磁石27bは、ホール素子32に対向する位置から更に遠ざかり、ホール素子32に対向しないままである。他方、第1磁石27aは、ホール素子32に対向する位置に至る(ホール素子32に対向する位置に来ている)。従って、ロックバー11がアンロック位置にあるときのアンロック状態では、ホール素子32の出力は、第1磁石27aからの磁界に反応してオンとなる。
In the unlocked state when the
図6は、図5に示す構成においてロックバー11がロック位置からアンロック位置に向かって移動する際のロックバー11の移動量(ロック位置のとき0とする)とホール素子32の出力(オン/オフ)の関係の一例を示す図である。尚、ここでは、ホール素子32が正常状態である場合(即ち、以下で説明する過敏側に故障していない場合)を前提としている。
FIG. 6 shows the amount of movement of the
ロックバー11がロック位置からアンロック位置に向かって移動する際、ホール素子32の出力は、上述の如く、図6に示すように、オフ状態からオン、オフ、オンと変化する。尚、図6に示す例では、所定量L1は、ホール素子32の出力がオフからオンになる境界位置に対応するが、ホール素子32の出力がオフからオンになった後のオン状態の区間の中央位置に対応してもよい。L2についても同様であり、所定量L2は、ホール素子32の出力がオンからオフになる境界位置に対応するが、オフ状態となる区間の中央位置に対応してもよい。また、図6に示す例では、L3'は、ホール素子32の出力がオフからオンになる境界位置に対応するが、アンロック位置(所定量L3)は、この境界位置よりも奥側に存在してもよい(即ち、L3'に対応する境界位置は、L3に対応するアンロック位置よりも手前に位置してよい)。これらは、ホール素子32の感度や組付け精度等に依存して製品毎に異なりうるので、厳密な意味を持たない。要するにオン/オフのタイミングは不問であり、正常状態と看做せるホール素子32の出力が、ロックバー11がロック位置からアンロック位置に向かって移動する際に、オフ状態からオン、オフ、オンと変化すればよい。
When the
尚、図5に示す例では、図5(A)及び図5(C)に示すように、第2移動状態におけるホール素子32に対する第1磁石27aの位置は、ロックバー11がロック位置にあるときのホール素子32に対する第2磁石27bの位置と一致する。即ち、第1磁石27aと第2磁石27bは、ロックバー11上で所定量L2だけ離間している。かかる構成では、第2移動状態において、図5(C)に示すように、第1磁石27aは、ホール素子32に対してΔD1だけ離間し、第2磁石27bは、ホール素子32に対してΔD2だけ離間している。この場合、ΔD1及びΔD2は、第1磁石27aと第2磁石27bからの磁界に起因して正常なホール素子32がオンしないような距離であれば任意である。尚、ΔD1は、ΔD2と略同一であってもよい(即ち、ΔD1≒ΔD2≒L2/2)。
In the example shown in FIG. 5, as shown in FIGS. 5A and 5C, the position of the
図7は、ステアリングロックECU30により実行される主要処理の一例を示すフローチャートである。尚、図7に示す処理は、ステアリングロックECU30以外の他の制御装置(複数も可)により実現されてもよいし、ステアリングロックECU30と他の制御装置とにより協動して実現されてもよい。図7に示す処理は、イグニッションオフ状態で、エンジンスタートスイッチが操作された場合(例えば、シフトレバーがパーキング位置にある状態でブレーキペダルが踏み込まれつつスタートスイッチが押された場合)に、起動されてよい。
FIG. 7 is a flowchart showing an example of main processing executed by the
ステップ700では、ホール素子32(アンロック状態検出用のホール素子32)がオフ状態であるか否かが判定される。駐車状態ではロックバー11がロック位置にあるので、ホール素子32が正常である場合は、ホール素子32の出力がオフとなる。ホール素子32がオフ状態である場合は、ステップ702に進み、ホール素子32がオン状態である場合は、ホール素子32が過敏側に故障していると判断して、ステップ708に進む。
In step 700, it is determined whether or not the Hall element 32 (
ステップ702では、ロックバー11がロック位置からアンロック位置に向かって移動するようにモータ10が駆動される。
In
ステップ704では、上記ステップ702のモータ10の駆動中(即ちロックバー11の移動中)のホール素子32の出力パターンが取得される。上述の如く、ホール素子32が正常である場合は、取得される出力パターンは、オフ状態からオン、オフ、オンと変化するパターンである。
In step 704, the output pattern of the
ステップ706では、上記ステップ704で取得された出力パターンが、オフ状態からオン、オフ、オンと変化するパターンであるか否かが判定される。上記ステップ704で取得された出力パターンが、オフ状態からオン、オフ、オンと変化するパターンである場合は、正常なホール素子32によりアンロック状態(アンロック動作完了)が検知されたと判断して、ステップ710に進む。他方、出力パターンが、オフ状態からオン、オフ、オンと変化するパターンでない場合(例えばオフ状態からオンとなった後、オン状態が維持されるパターン)、ホール素子32が故障していると判断して、ステップ708に進む。
In
ステップ708では、エンジン始動を抑制する処理が実行される。例えば、スタータモータを駆動制御する制御装置に対して、スタータモータ(図示せず)の駆動禁止信号を送信してもよい。また、スタータモータの駆動禁止に加えて、ステアリング装置のロック解除ができなかった旨の警報(メッセージ等)が出力されてもよい。この場合、ユーザは、なぜエンジン始動ができないのかを理解することができる。尚、図7に示す処理自体が、スタータモータを駆動制御する制御装置により実行される場合は、当該制御装置がスタータモータの駆動を実行しないようにすればよい。 In step 708, processing for suppressing engine start is executed. For example, a drive prohibition signal for a starter motor (not shown) may be transmitted to a control device that drives and controls the starter motor. In addition to prohibiting the starter motor from being driven, an alarm (such as a message) indicating that the steering apparatus cannot be unlocked may be output. In this case, the user can understand why the engine cannot be started. Note that when the processing itself shown in FIG. 7 is executed by a control device that drives and controls the starter motor, it is only necessary that the control device does not drive the starter motor.
ステップ710では、エンジン始動を許可する処理が実行される。例えば、スタータモータを駆動制御する制御装置に対して、スタータモータ(図示せず)の駆動許可信号を送信してもよい。尚、図7に示す処理自体が、スタータモータを駆動制御する制御装置により実行される場合は、当該制御装置がスタータモータを駆動する処理を開始すればよい。 In step 710, processing for permitting engine start is executed. For example, a drive permission signal for a starter motor (not shown) may be transmitted to a control device that drives and controls the starter motor. When the process itself shown in FIG. 7 is executed by a control device that drives and controls the starter motor, the control device may start the process of driving the starter motor.
このように図7に示す処理によれば、ホール素子32の出力パターンがオフ状態からオン、オフ、オンと変化するパターンである場合に、ホール素子32が正常であると判断して、エンジン始動を許可する。他方、ホール素子32の出力パターンがオフ状態からオン、オフ、オンと変化するパターンでない場合は、ホール素子32が故障していると判断して、エンジン始動を抑制する。
Thus, according to the process shown in FIG. 7, when the output pattern of the
尚、図7に示す処理は、ホール素子32の出力パターンがオフ状態からオン、オフ、オンと変化するパターンであることを条件として、エンジン始動を許可しているが、他の条件(例えばホール素子31の出力がオフであること)が付加されてもよい。
The process shown in FIG. 7 permits the engine to start on the condition that the output pattern of the
また、図7に示す処理では、上記ステップ700でホール素子32の初期の出力状態がオフであることを確認しているが、上記ステップ700の処理を省略し、その代わりに、上記ステップ706で、ホール素子32の初期の出力状態を加味した判定を行ってもよい。即ち、上記ステップ706の判定処理が上記ステップ700の判定処理を実質的に含んでもよい。
In the process shown in FIG. 7, it is confirmed in step 700 that the initial output state of the
ところで、ホール素子32が過敏側に故障すると、ホール素子32は、僅かな磁界(設計意図のオンすべき磁界強度よりも有意に小さい磁界強度)にも反応してオン出力してしまう場合がある。例えば、ホール素子32は、図5に示した第1移動状態や第2移動状態において、第1磁石27aからの磁界に反応してオン出力してしまう場合がある。この場合、第2磁石27bを備えていない比較構成(即ち、ホール素子32がオンしたときにアンロック状態であると判定する比較構成)では、図5に示した第1移動状態や第2移動状態において、アンロック状態であると判定してしまう虞がある(即ち、アンロック状態の誤検出が生じてしまう虞がある)。
By the way, if the
これに対して、本実施例では、第1磁石27aに加えて、第2磁石27bを設定し、第2磁石27bを適切に配置することにより、かかる誤検出を防止することができる。具体的には、ホール素子32が過敏側に故障すると、ホール素子32は、ロック状態において、第2磁石27bからの磁界に反応してオン出力しうる。また、ホール素子32は、第2移動状態において、第1磁石27a及び/又は第2磁石27bからの磁界に反応してオン出力しうる。従って、ホール素子32が過敏側に故障すると、ロックバー11がロック位置からアンロック位置に向かって移動する際に、ホール素子32の出力がオフ状態からオン、オフ、オンと変化しなくなる。即ち、ホール素子32の出力は、オン状態が維持されたり(即ち常時オン)、オン状態からオフ、オンと変化したり等、することになる。従って、ホール素子32の出力がオフ状態からオン、オフ、オンと変化した場合に限り、アンロック状態に移行したと判定することで、アンロック状態を精度良く判定することができる。このようにして、本実施例によれば、ホール素子32の過敏側の故障に起因したアンロック状態の誤判定を防止して、アンロック状態を精度良く検知することができる。
On the other hand, in this embodiment, in addition to the
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。 The preferred embodiments of the present invention have been described in detail above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications and substitutions can be made to the above-described embodiments without departing from the scope of the present invention. Can be added.
例えば、図1及び図2を参照して電動ステアリングロック装置1のロック機構の構成を説明したが、ロック機構の詳細な構成は、図示されたものに限定されず、任意である。例えば、上述した構成では、ステアリングシャフト2にロックバー11が直接作用しているが、ステアリングシャフト2と一体に回転する別の部材にロックバー11が作用してもよい。また、上述した構成では、ロックバー11と共に移動するロックストッパ16に第1磁石27a及び第2磁石27bが設けられているが、第1磁石27a及び第2磁石27bは、ロックバー11の移動に伴って移動する任意のロック部材(ロックバー11自体を含む)に設けられてよい。また、第1磁石27a及び第2磁石27bは、それぞれ異なる部材に取り付けられてもよい。
For example, the configuration of the lock mechanism of the electric
また、上述した実施例では、磁気検出センサとしてホール素子32が用いられているが、磁気検出センサの種類は任意であり、例えば、サーチコイル(磁気ピックアップコイル)や磁気抵抗素子(MRセンサ)等が用いられてもよい。
In the embodiment described above, the
1 電動ステアリングロック装置
2 ステアリングシャフト
7 ケース本体
10 モータ
10a 回転軸
11 ロックバー
11a 係止突
11b 係止枠
11c 段差面
12a 凹部
12b 凸部
14 ウォームギア
14b ウォームホイール
15 シャフト部
15a 膨出部
15b 大径部
16 ロックストッパ
16c 係止凹部
19 貫通孔
20 雄ねじ部
21 雌ねじ部
22,23 穴
24 付勢ばね
25 収納穴
27a 第1磁石
27b 第2磁石
28 基板
29 内部ケース
29a 案内凹部
30 ステアリングロックECU
31、32 ホール素子
DESCRIPTION OF
31, 32 Hall element
Claims (4)
ステアリングシャフトの回転を抑制するロック位置と、ステアリングシャフトの回転を許容するアンロック位置との間で移動可能なロック部材と、
前記ロック部材に設けられる第1磁石と、
前記ロック部材が前記アンロック位置にあるときの前記第1磁石に対向する位置に設けられる磁気検出センサと、
前記ロック部材に設けられる第2磁石であって、前記ロック部材が前記ロック位置及び前記アンロック位置にあるとき、前記磁気検出センサに対向せず、前記ロック部材が前記ロック位置と前記アンロック位置との間に位置するとき、前記磁気検出センサに対向する第2磁石とを備えることを特徴とする、電動ステアリングロック装置。 In the electric steering lock device,
A lock member movable between a lock position for suppressing rotation of the steering shaft and an unlock position for allowing rotation of the steering shaft;
A first magnet provided on the lock member;
A magnetic detection sensor provided at a position facing the first magnet when the lock member is in the unlock position;
A second magnet provided in the lock member, wherein the lock member does not face the magnetic detection sensor when the lock member is in the lock position and the unlock position, and the lock member is in the lock position and the unlock position. And a second magnet that faces the magnetic detection sensor when positioned between the electric steering lock device and the electric steering lock device.
前記制御装置は、前記磁気検出センサの出力信号がオフ状態からオン、オフ、オンと変化した場合に、エンジン始動を実行又は許可する、請求項1又は2に記載の電動ステアリングロック装置。 A control device connected to the magnetic detection sensor;
The electric steering lock device according to claim 1 or 2, wherein the control device executes or permits engine start when an output signal of the magnetic detection sensor changes from an off state to on, off, and on.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012170892A JP2014031029A (en) | 2012-08-01 | 2012-08-01 | Electric steering lock |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2012170892A JP2014031029A (en) | 2012-08-01 | 2012-08-01 | Electric steering lock |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014031029A true JP2014031029A (en) | 2014-02-20 |
Family
ID=50281225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012170892A Pending JP2014031029A (en) | 2012-08-01 | 2012-08-01 | Electric steering lock |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014031029A (en) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018052273A (en) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 株式会社東海理化電機製作所 | Steering lock device |
-
2012
- 2012-08-01 JP JP2012170892A patent/JP2014031029A/en active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018052273A (en) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 株式会社東海理化電機製作所 | Steering lock device |
| US10232820B2 (en) | 2016-09-28 | 2019-03-19 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Steering lock device |
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