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JP2014030555A - 医療用処置具 - Google Patents

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JP2014030555A
JP2014030555A JP2012172369A JP2012172369A JP2014030555A JP 2014030555 A JP2014030555 A JP 2014030555A JP 2012172369 A JP2012172369 A JP 2012172369A JP 2012172369 A JP2012172369 A JP 2012172369A JP 2014030555 A JP2014030555 A JP 2014030555A
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Yuichi Tada
裕一 多田
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Terumo Corp
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Abstract

【課題】COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞性肺疾患)治療におけるエアウェイバイパスの効果を十分に得ることができる医療用処置具を提供すること。
【解決手段】医療用処置具1は、患者の体内に挿入される挿入部2と、前記挿入部2の外周に設けられ、当該挿入部2の径方向に拡張する拡張体3と、前記挿入部2の先端に設けられ、前記挿入部2に対して縮径した針状部4とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用処置具に関する。
近年、COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞性肺疾患)と呼ばれる病気が知られている。COPDは、慢性気管支炎や肺気腫等の長期にわたり気道が閉塞状態になる病気の総称であり、末梢抹消気道の病変を初発病変として炎症が慢性化し、炎症が末梢側に進展した場合、肺胞の破壊などのいわゆる気腫化が起こる。
COPDの治療の方法として、気管支以外の気道を通じて、疾病により空気が滞留している気腫等の部位(病変部)とは異なる場所へ空気を誘導する、いわゆるエアウェイバイパスと呼ばれる手法が存在する。このエアウェイバイパスとして、体外と肺実質内とを連通する通気孔を患者の胸部に形成し、肺実質内に貯留した空気を通気孔を介して体外に逃がすことが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表2011−512232号公報
ところで、肺は、葉間裂によって右3葉、左2葉に分離されている。これらの肺葉を繋ぐ気道として、気管支以外に側副路と呼ばれる予備的な流路が存在する。このため、側副路が機能すれば、エアウェイバイパスが施されていない肺葉に滞留した空気も、エアウェイバイパスが施された肺葉に送られ、エアウェイバイパスを介して体外に誘導されることになる。
しかしながら、患者によって側副路の状態に個人差があり、側副路が十分に機能しない患者もいるため、エアウェイバイパスを施した場合でも、十分な効果が得られないおそれがある。
本発明の目的は、COPD治療におけるエアウェイバイパスの効果を十分に得ることができる医療用処置具を提供することにある。
本発明の医療用処置具は、患者の体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の外周に設けられ、当該挿入部の径方向に拡張する拡張体と、前記挿入部の先端に設けられ、前記挿入部に対して縮径した針状部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、挿入部の先端に針状部が設けられているため、当該針状部により葉間の癒着部に貫通孔を形成することができ、当該貫通孔により葉間を連絡する連絡路を形成することができる。このことにより、当該連絡路を側副路のかわりとして機能させることができるため、エアウェイバイパスが施されていない肺葉の空気をエアウェイバイパスが施された肺葉に送ることができる。従って、COPD治療におけるエアウェイバイパスの効果を十分に得ることができる。
本発明の医療用処置具は、前記挿入部の先端に前記針状部を囲んで設けられ、当該針状部の軸方向に弾性変形可能な弾性部を備えていることが好ましい。
本発明によれば、針状部を囲む弾性部が設けられているため、医療用処置具が他の処置具に挿入される際に、当該処置具が針状部によって損傷したり、針状部自体が損傷したりすることを防止することができる。一方、葉間の癒着部に孔を形成するときは、弾性部が軸方向に押されることで、当該弾性部が軸方向に縮んで針状部を露出させることができる。
本発明の医療用処置具において、前記弾性部は、コイルばねであることが好ましい。
本発明によれば、弾性部がコイルばねであるため、弾性部が変形した場合でも当該弾性部を元の状態に速やかに復元させることができる。このため、葉間の癒着部に孔を形成するとき以外は、弾性部により針状部を確実に覆うことができる。
本発明の医療用処置具において、前記弾性部は、蛇腹部材であることが好ましい。
本発明によれば、弾性部が蛇腹部材であるため、コイルばねに比べて弾性部を容易に製造することができ、弾性部の材料の選択に対する汎用性を向上させることができる。
本発明の医療用処置具において、前記拡張体の表面には、細胞増殖を阻害するための処理が施されていることが好ましい。
本発明によれば、拡張体の表面に細胞増殖を阻害するための処理が施されているため、拡張体が接触する部分の細胞が当該接触による増殖することを防止することができ、当該接触部に肉芽が発生することを防止することができる。
なお、慢性閉塞性肺疾患の治療方法は、肺の葉間の癒着の有無を確認し、前記葉間が癒着していないときは、当該葉間を癒着させ、予め患者の胸部に設けられた通気孔から前記葉間の癒着部まで処置具を挿入し、前記処置具により前記癒着部に貫通孔を形成することを特徴とする。
また、慢性閉塞性肺疾患の治療方法は、肺の葉間の癒着の有無を確認し、前記葉間が癒着しているときは、予め患者の胸部に設けられた通気孔から前記葉間の癒着部まで処置具を挿入し、前記処置具により前記癒着部に貫通孔を形成することを特徴とする。
また、慢性閉塞性肺疾患の治療方法は、肺の葉間の癒着の有無を確認し、前記葉間が癒着しているときは、患者の口腔または鼻腔から前記葉間の癒着部まで処置具を挿入し、前記処置具により前記癒着部に貫通孔を形成することを特徴とする。
前記慢性閉塞性肺疾患の治療方法において、前記貫通孔を形成する手順の後に、前記処置具を介して前記貫通孔に多孔チューブを挿入し、前記多孔チューブが前記葉間に跨った状態で当該多孔チューブを留置することが好ましい。
本発明の第1実施形態に係る処置具を示す側面図。 前記第1実施形態に係る別の処置具の斜視図。 前記第1実施形態に係る処置の手順を示すフローチャート。 前記第1実施形態に係る処置を示す図。 前記第1実施形態に係る処置を示す図。 前記第1実施形態に係る処置を示す図。 前記第1実施形態に係る処置を示す図。 前記第1実施形態に係るマーカーを示す平面図。 前記第1実施形態に係る処置を示す図。 前記第1実施形態に係る処置を示す図。 前記第1実施形態に係る処置を示す図。 本発明の第2実施形態に係る多孔チューブを示す斜視図。 前記第2実施形態に係る処置を示すフローチャート。 前記第2実施形態に係る処置を示す図。 前記第2実施形態に係る処置を示す図。 本発明の第3実施形態に係る処置の手順を示すフローチャート。 前記第3実施形態に係る処置を示す図。 前記第3実施形態に係る処置を示す図。 本発明の第4実施形態に係る処置の手順を示すフローチャート。 前記第4実施形態に係る処置を示す図。 前記第4実施形態に係る処置を示す図。 図1の処置具の変形例を示す側面図。 図2の処置具の変形例を示す斜視図。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1において、医療用処置具としての処置具1は、患者の体内に挿入される挿入部2と、挿入部2の外周に設けられ、当該挿入部2の径方向に拡張する拡張体3と、挿入部2の先端に設けられ、挿入部2に対して縮径した針状部4と、挿入部2の先端に針状部4を囲んで設けられ、針状部4の軸方向に弾性変形可能な弾性部としてのコイルばね5とを備えている。
挿入部2は、ステンレス等の金属、ゴム等の弾性部材、樹脂等により構成され、少なくとも一部が湾曲可能に構成されている。例えば、弾性部材や樹脂等の可撓性を有する部材で挿入部2を構成する場合、全体又は一部を湾曲可能とすることができる。一方、金属のような可撓性を有さない材料で挿入部2を構成する場合、複数の分割片が互いに回動自在に連結された関節構造を採用することで、挿入部2の一部または全部を湾曲可能とすることができる。
拡張体3は、ポリマー等の柔軟性材料で構成され、挿入部2の湾曲可能部分に設けられている。拡張体3の内部は、挿入部2に設けられた図示しない流路と連通しており、当該流路を介して拡張体3内に流体が導入されることで、拡張体3が径方向に拡張するように構成されている。この拡張体3の表面には、細胞増殖を阻害するための処理が施されている。本実施形態では、拡張体3の表面に、パクリタキセル等の細胞増殖阻害効果がある薬剤が塗付されている。
針状部4は、樹脂や金属により構成され、外径が挿入部2の外径よりも小さく形成されている。さらに、本実施形態の針状部4は、先端に向かうに従って次第に縮径した先細り形状を有している。この針状部4の表面には、拡張体3と同様に細胞増殖を阻害するための処理が施されている。
コイルばね5は、樹脂や金属により構成され、挿入部2の先端に針状部4を周方向に囲むように設けられている。このコイルばね5は、針状部4の先端よりもさらに先端側まで延設されており、通常時は、針状部4の先端が露出しないようになっている。
以上の処置具1は、例えば、図2に示す処置具6、6Aを介して肺実質内に挿入される。
処置具6は、当該処置具6の先端に開口した内腔61を有する挿入管62と、挿入管62の先端部に設けられたCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像部63と、当該処置具6の先端部に向けて光を伝送する光ファイバー等の光伝送部64とを備えている。
一方、処置具6Aは、図2中二点鎖線で示すように、挿入管62の先端部の外周に拡張体65を設けた構成を有している。
なお、処置具6、6Aにおいて、撮像部63は、前述したCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサに限らず、CMОS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の他の撮像素子を用いたデジタルビデオカメラ、光ファイバーを利用して画像の取得および画像の伝送を行なうイメージファイバ、対物レンズおよび複数のリレーレンズ光学系によって画像伝送を行なう撮像システムであってもよい。
次に、各処置具1、6、6Aの使用例として、胸郭10に予めエアウェイバイパスとしての通気孔13が形成されたCOPD患者に対する過膨張状態の肺の治療、その中でも葉間裂によって肺葉11が完全に分離している患者に対する治療の手順を、図3に示すフローチャートの手順に沿って説明する。
患者の胸部には、図4に示すように、肋骨12間で胸郭10、壁側胸膜、および臓側胸膜を貫通し、体外と肺実質とを繋ぐ通気孔13が予め形成されている。ここで、壁側胸膜と臓側胸膜とは、互いに癒着されており、当該癒着部分に通気孔13が形成されている。この通気孔13には、当該通気孔13が塞がってしまうことを防止するための通気ポート14が挿入されている。
先ず、処置者は、図4に示すように、予め胸郭10に設けられた通気孔13とは別に、処置具6Aを導入するため導入孔15を胸郭10の葉間近傍の位置に形成する(手順S1)。ここで、導入孔15には、導入ポート16が挿入されるため、処置具6Aを導入する際に導入孔15の周辺部を傷めてしまうことが導入ポート16により防止される。また、導入ポート16には、外気が胸腔内に侵入することを防止するための弁体19が設けられている。なお、胸腔内を陰圧に維持するための装置を導入ポート16に接続すれば、胸腔内の圧力をより好ましい状態に維持することができる。
次に、処置者は、図5に示すように、通気ポート14から葉間に処置具6Aを挿入する(手順S2)。この際、処置者は、撮像部63により得られる画像情報に基づいて、葉間裂の状態を確認しながら、処置具6Aを葉間に挿入することができる。また、葉間で拡張体65を拡張させることにより、葉間の空間を拡げることができるので、撮像部63の視野を十分に確保することができる。
この状態で、処置者は、図6に示すように、葉間を癒着させるための癒着誘発剤を処置具6Aの内腔61から葉間に投与する(手順S3)。この癒着誘発剤としては、難治性気胸治療に用いられるタルク等の粉体、フィブリン糊等の液体やゲルが例示できる。
次いで、図7に示すように、処置具6の内腔61からマーカー7A、7Bを葉間に挿入する(手順S4)。このマーカー7A、7Bは、癒着形成材による癒着部AP1の位置を特定するためのものであり、図8(A)中右側に示す円形状のマーカー7Aや、図8(B)中右側に示す数珠状のマーカー7Bが例示できる。各マーカー7A、7Bは、生体モニタに対して視認可能であり、例えば、X線照射、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、または超音波照射下において患者の生体に対して視認可能である。また、各マーカー7A、7Bは、上述したモニタ手段に対して視認可能な材料にて構成されていることが好ましい。例えば、マーカー7A、7Bは、X線照射に対して造影可能な材料で構成されており、具体的には金や白金が例示できる。
これらマーカー7A、7Bは、いずれも形状記憶特性を有しており、一時的に変形させることで、処置具6の内腔61を通過させることができる。例えば、マーカー7Aの場合は、図8(A)中左側に示すように、径方向に圧縮したり、中央部でひねったりすることにより、マーカー7Bの場合は、図8(B)中右側に示すように、直線状にのばすことにより、内腔61を通過させることができる。これらマーカー7A、7Bは、内腔61を通過して葉間に挿入されると、図8(A)および図8(B)中右側に示す元の形状に戻る。
そして、処置具6および導入ポート16を抜き取り、導入孔15を塞ぐ処置を行った後は、癒着形成材により葉間が癒着するのを待つ。
その後、CT等の外部撮像手段により、葉間の癒着の有無を確認する(手順S5)。
葉間が癒着したことが確認されると、処置者は、図9に示すように、処置具6の内腔61に処置具1を挿入した状態で、処置具1、6を通気ポート14から葉間の癒着部AP1まで挿入する(手順S6)。この際、処置具1の針状部4は、周囲をコイルばね5により囲まれており、先端がコイルばね5から露出していないため、針状部4により処置具6が損傷してしまうことを防止することができる。また、葉間の癒着部AP1には、マーカー7A、7Bが埋設されているため、当該癒着部AP1を容易に特定することができる。さらに、処置具6に撮像部63が設けられているため、撮像部63により得られる画像情報に基づいて、前方の血管や気管等を避けながら、癒着部AP1に向けて処置具1、6を挿入することができる。
処置具1、6が癒着形成材による癒着部AP1に達すると、図10に示すように、処置具6の内腔61から処置具1を押し出して、針状部4で癒着部AP1を穿刺し、当該癒着部AP1に貫通孔AP2を開ける(手順S7)。
次いで、形成された貫通孔AP2に拡張体3を挿入し、当該拡張体3を拡張させることで、癒着部AP1の貫通孔AP2の径を拡張する(手順S8)。その後、図11に示すように、処置具1、6が通気ポート14から体外に抜き取られ、処置が完了する。
本実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、挿入部2の先端に針状部4が設けられているため、当該針状部4により葉間の癒着部AP1に貫通孔AP2を形成することができ、当該貫通孔AP2により葉間を連絡する連絡路を形成することができる。このことにより、当該連絡路を側副路のかわりとして機能させることができるため、図11に示すように、エアウェイバイパスが施されていない肺葉11の空気をエアウェイバイパスが施された肺葉11に送ることができる。従って、COPD治療におけるエアウェイバイパスの効果を十分に得ることができる。
また、針状部4を囲むコイルばね5が設けられているため、処置具1が他の処置具6に挿入される際に、処置具6が針状部4によって損傷したり、針状部4自体が損傷したりすることを防止することができる。一方、葉間の癒着部AP1に貫通孔AP2を形成するときは、コイルばね5が軸方向に押されることで、当該コイルばね5が軸方向に縮んで針状部4を露出させることができる。
また、弾性部がコイルばね5であるため、弾性部が変形した場合でも当該弾性部を元の状態に速やかに復元させることができる。このため、葉間の癒着部AP1に貫通孔AP2を形成するとき以外は、弾性部により針状部4を確実に覆うことができる。
また、拡張体3の表面に細胞増殖を阻害するための処理が施されているため、拡張体3が接触する部分の細胞が当該接触による増殖することを防止することができ、当該接触部に肉芽が発生することを防止することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図12から図15に基づいて説明する。
本実施形態は、癒着形成材による癒着部AP1を処置具1の針状部4で穿刺した後、図12(A)に示す多孔チューブ8で葉間を連絡させる点が、第1実施形態と相違する。
多孔チューブ8は、ゴム等や樹脂等の可撓性を有する部材により構成されている。多孔チューブ8の周面には、図12(A)に示すように、多数の側孔81が設けられ、当該側孔81を介して多孔チューブ8の内外が連通する。この多孔チューブ8の表面や側孔81内面には、肺胞や気管支から分泌される粘ちょう物による多孔チューブ8内の閉塞を防止するための処理が施されている。例えば、多孔チューブ8に超撥水加工を施せば、水分を多量に含む粘ちょう物は、側孔からチューブ内部に侵入することができなくなり、多孔チューブ8の閉塞を防止することができる。また、多孔チューブ8の表面には、拡張体3と同様に、細胞増殖を阻害するための処理が施されている。
次に、各処置具1、6および多孔チューブ8の使用例として、第1実施形態と同様に、葉間裂によって肺葉11が完全に分離している患者に対するCOPDの治療の手順を、図13に示すフローチャートの手順に沿って説明する。なお、手順S1から手順S8までは、第1実施形態と同様であるため説明を省略し、以下ではそれ以降の手順について説明する。
癒着形成材による癒着部AP1に貫通孔AP2を開け、処置具6から処置具1を抜き取った後、図14に示すように、当該貫通孔AP2から処置具6を下葉に進め、処置具6から押出部材9で多孔チューブ8を押し出し、当該多孔チューブ8を貫通孔AP2に挿入する(手順S9)。
そして、処置具6および押出部材9を抜き取り、図15に示すように、多孔チューブ8が葉間に跨った状態で当該多孔チューブ8を肺実質内に留置する(手順S10)。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、次のような効果がある。
すなわち、多孔チューブ8が肺実質内に留置されるため、肺実質内の広範囲に滞留した空気を多孔チューブ8内に取り込むことができ、当該空気を確実に通気ポート14に導くことができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態を図16から図18に基づいて説明する。
本実施形態は、処置具1を患者の口腔または鼻腔から癒着部AP1まで挿入する点が、第1実施形態と相違する。
以下、第1および第2実施形態と同様に、葉間裂によって肺葉11が完全に分離している患者に対するCOPDの治療の手順を、図16に示すフローチャートの手順に沿って説明する。なお、手順S1から手順S5までは、第2実施形態と同様であるため説明を省略し、それ以降の手順について説明する。
葉間が癒着したことが確認されると、処置者は、気管支鏡等の処置具6の内腔61に処置具1を挿入した状態で、処置具6を患者の口腔または鼻腔から挿入し、図17に示すように、癒着部AP1に最も近隣の気管支18まで誘導する(手順S61)。この際、処置具6の撮像部63により得られる画像情報に基づいて癒着部AP1を観察したり、CT(Computerized Tomography)やDyna−CTなどのX線透視から得られる情報に基づいて癒着部AP1の位置を把握したりすることができる。
そして、処置具6の内腔61から処置具1を押し出して、針状部4で癒着部AP1を穿刺し、当該癒着部AP1に貫通孔AP2を開ける(手順S7)。
次いで、図18に示すように、形成された貫通孔AP2に挿入された拡張体3を拡張させることで、癒着部AP1の貫通孔AP2の径を拡張した後(手順S8)、患者の口腔または鼻腔から処置具1、6を抜き取り、処置が完了する。
本実施形態によれば、第2実施形態の効果に加えて、次のような効果がある。
すなわち、処置具6Aを導入するための導入孔15を患者の胸部に形成する必要がないため、低侵襲な処置を行うことができ、患者の負担を軽減することができる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態を図19から図21に基づいて説明する。
本実施形態では、処置具6および多孔チューブ8の使用例として、葉間が分離してない患者に対するCOPDの治療の手順を、図19に示すフローチャートの手順に沿って説明する。
先ず、処置者は、図20に示すように、処置具6の内腔61に多孔チューブ8を挿入した状態で、通気ポート14から肺実質内に処置具6を挿入し(手順S11)、当該処置具6で葉間胸膜の癒着部AP3に貫通孔AP4を形成する(手順S12)。
そして、処置具6を下葉に進めると、当該処置具6から押出部材9で多孔チューブ8を押し出し、当該多孔チューブ8を貫通孔AP4に挿入する(手順S13)。
その後、処置具6および押出部材9を抜き取り、図21に示すように、多孔チューブ8が葉間に跨った状態で当該多孔チューブ8を肺実質内に留置する(手順S14)。
ここで、多孔チューブ8は、図21に示すように、通気ポート14側の端部が当該通気ポート14内に配置されてもよく、当該端部が病変部である気腫17内に留置されてもよい。また、多孔チューブ8の当該端部を通気ポート14に通し、多孔チューブ8を体外もしくは体表面付近に固定すれば、多孔チューブ8の内面の洗浄等を容易に行うことができる。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、次のような効果がある。
すなわち、葉間が完全には分離しておらず、葉間が元々癒着している場合、癒着誘発剤により癒着させた場合に比べ癒着部AP3が柔らかいため、処置具6により癒着部AP3を容易に貫通することができる。このため、処置具1で癒着部AP3に貫通孔AP2を形成する手順を省略することができるので、処置に要する時間を短縮することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、各実施形態では、コイルばね5により弾性部が構成されていたが、弾性部の構成としてはこれに限らず、例えば、図22に示すように、蛇腹部材5Aにより弾性部を構成してもよい。これにより、コイルばね5に比べて弾性部を容易に製造することができ、弾性部の材料の選択に対する汎用性を向上させることができる。
前記各実施形態において、処置具6、6Aは、挿入管62の先端部に撮像部63が設けられていたが、処置具6、6Aの構成としては、これに限らない。要するに、挿入経路の画像情報を取得可能に構成されていればよく、図23に示すように、先端部に撮像部63が設けられた挿入部材66を、湾曲可能なカテーテル67の内腔68に挿抜自在に設けて処置具6Bを構成してもよい。この場合、挿入部材66を抜き出してカテーテル67内に処置具1等を挿入すれば、撮像部63と処置具1とを処置具6B内で並設する必要がなく、処置具6Bの外径を小さくすることができるので、当該処置具6を挿入する際の患者の負担を軽減することができる。
前記実施形態では、押出部材9が円筒状に形成されていたが、多孔チューブ8を押し出すことができれば、押出部材9の形状としては、円柱状、角筒状、角柱状等の任意の形状を採用することができる。
前記第1から第3実施形態では、拡張体3により癒着部AP1の貫通孔AP2の径を拡張する手順S8を実施していたが、貫通孔AP2を通して空気が葉間を移動できるのであれば、手順S8を省略してもよい。
前記第1から第3実施形態では、針状部4は、先端に向かうに従って次第に縮径していたが、針状部4の形状としては、これに限らない。要するに、葉間の癒着部AP1、AP3に貫通孔AP2を形成することができればよく、例えば、挿入部2よりも外径が小さい棒状や線状の部材により針状部4を構成してもよい。
前記第1から第3実施形態では、手順S4において、癒着誘発材により葉間を癒着させていたが、これに限らず、例えば、葉間に熱湯や蒸気を導入することにより、葉間を熱癒着させてもよい。また、マーカー7A、7Bに予め電極を接続しておき、処置具6の内腔61から葉間にマーカー7A、7Bを放出した後、電極に通電し、マーカー7A、7Bを加熱することで、葉間を熱癒着させてもよい。
また、癒着誘発剤を葉間に投与する手順S3と、マーカー7A、7Bを葉間に挿入する手順S4とは、どちらを先に実施してもよく、マーカー7A、7Bを葉間に挿入した後に癒着誘発剤を投与してもよい。
さらに、癒着形成材による癒着部AP1の位置が、エコー等により外部から特定できれば、手順S4を省略してもよい。
前記第4実施形態では、処置具6により葉間の癒着部AP3に貫通孔AP4を形成していたが、処置具1により貫通孔AP4を形成してもよい。
また、癒着部AP3に形成された貫通孔AP4を維持することができれば、手順S13および手順S14を省略してもよい。
前記実施形態において、処置具1は、COPDの治療に用いられていたが、他の病気の治療に用いてもよい。
本発明は、COPDの治療に利用できる。
1 処置具(医療用処置具)
2 挿入部
3 拡張体
4 針状部
5 コイルばね(弾性部)
5A 蛇腹部材(弾性部)

Claims (5)

  1. 患者の体内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の外周に設けられ、当該挿入部の径方向に拡張する拡張体と、
    前記挿入部の先端に設けられ、前記挿入部に対して縮径した針状部とを備えていることを特徴とする医療用処置具。
  2. 請求項1に記載の医療用処置具において、
    前記挿入部の先端に前記針状部を囲んで設けられ、当該針状部の軸方向に弾性変形可能な弾性部を備えていることを特徴とする医療用処置具。
  3. 請求項2に記載の医療用処置具において、
    前記弾性部は、コイルばねであることを特徴とする医療用処置具。
  4. 請求項2に記載の医療用処置具において、
    前記弾性部は、蛇腹部材であることを特徴とする医療用処置具。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の医療用処置具において、
    前記拡張体の表面には、細胞増殖を阻害するための処理が施されていることを特徴とする医療用処置具。
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