JP2014027161A - 電気化学セル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】収納容器1の内部に電気化学素子15を備え、外部端子60,70を介して充放電が可能とされ、電気化学素子15は、対向して配置された一対の負極側電極42および正極側電極44と、これら一対の電極間に配置されたセパレータ46と、一対の電極42,44の外側に各々配置されるとともに電気的に接続される一対の負極集電体43および正極集電体45と、収納容器1内に収容されるともに一対の電極42,44およびセパレータ46に含浸される電解液50とを備え、一対の集電体43,45の一方または両方が空隙部を有する高空隙率材料からなり、空隙部に電解液50が含浸されてなる。
【選択図】図1
Description
このように、電解液が浸み込むことで電極が膨潤することで、例えば、セラミックからなる収納容器等、各部材の寸法精度誤差が累積し、電極とセパレータとの密着が十分に得られない程の大きな誤差が生じた場合でも、この誤差を電極の膨潤によって吸収することで、電極とセパレータとの間の隙間を埋めることが可能となる。これにより、内部抵抗が上昇するのを抑制し、充放電効率が高められるという効果が得られる。
集電体に、空隙率が上記範囲の材料を用いることにより、空隙部に効率的に電解液を含浸させることができ、さらに、空隙部からの電解液の放出によって電極を膨潤させて各部材間を密着させることで、電気化学セルの内部抵抗を低減させる効果が顕著に得られる。
また、前記発泡金属体が、アルミニウムまたはステンレス鋼の発泡金属材であることがより好ましい。
一対の集電体をなす高空隙材料を上記材料とすることで、空隙部に含浸する電解液の量を十分に確保することができ、この電解液の放出で電極を膨潤させて各部材間を密着させることで、電気化学セルの内部抵抗を低減させる効果がより顕著に得られる。
また、前記金属ワイヤの網体が、アルミニウムまたはステンレス鋼からなる構成とすることもできる。
一対の集電体をなす高空隙材料として、例えば、上記材料からなる金属ワイヤの網体を用いた場合であっても、上記同様、空隙部に電解液を含浸させることができ、この電解液で隣接する電極を膨潤させることで、電気化学セルの内部抵抗を低減させる効果が得られる。
このように、発泡金属体または金属ワイヤの網体からなる一対の集電体が、カーボン材料によって被覆されていることで、集電体の腐食を防止する効果が得られる。
一対の集電体をなす高空隙材料としてカーボンペーパーを用いた場合でも、上記同様、空隙部に電解液を含浸させ、この電解液で隣接する電極を膨潤させることで、電気化学セルの内部抵抗を低減させる効果が得られる。
収納容器と集電体とを溶接することで、両部材を強固に固着させることができ、電気化学セルの内部抵抗を低減させる効果がより顕著に得られる。
収納容器と集電体とを導電性接着剤で固着する方法を採用することで、特に、集電体をなす高空隙材料としてカーボンペーパーを用いた場合であっても、収納容器と集電体とを固着させることができ、上記同様、電気化学セルの内部抵抗を低減させることが可能となる。
一対の電極により圧縮荷重が付与されてセパレータが圧縮されると、電極間距離が短くなるので内部抵抗を低減することが可能となる。
集電体と電極との間に、炭素を含有するペースト層を設けることにより、集電体と電極との間を確実に固着させながら接触抵抗を抑制することができるので、電気化学セルの内部抵抗を低減する効果がさらに顕著に得られる。
これにより、例え、電気化学セルを構成する各部材の寸法誤差の累積等が大きい場合であっても、電極とセパレータとの間や、電極と集電体との間が十分に密着した状態となり、セパレータを介した電極の対向面積が増大する。また、一対の電極が膨潤して厚みが増加することで、介在されるセパレータに圧縮応力が付与され、一対の電極間の距離が小さくなるので、電極間の抵抗値が抑制される。
従って、内部抵抗の上昇が防止されて大電流が得られ、充放電効率が向上し、電気的特性に優れた電気化学セルを提供することができる。
図1に示す第1の実施形態の電気二重層キャパシタ1は、いわゆるチップ型のもので、長さ2〜3mm×幅2〜3mm×高さ0.2〜1mmの略直方体のものである。この電気二重層キャパシタ1は、収納容器2の内部に電気化学素子15を備えている。電気化学素子15は、負極側電極42と正極側電極44とからなる一対の分極性電極(一対の電極)40がセパレータ46を介して対向配置されてなる。また、負極側電極42および正極側電極44の各々の外側には、これら一対の負極側電極42および正極側電極44と電気的に接続される一対の集電体として、負極集電体43および正極集電体45が各々配置されている。そして、分極性電極40とセパレータ46には、収納容器2内に収納された電解液50が含浸されている。
そして、本実施形態の電気二重層キャパシタ1は、対とされた負極集電体43および正極集電体45の一方または両方が、空隙部を有する高空隙率材料からなり、この空隙部には、少なくとも電気二重層キャパシタ(電気化学セル)1の組立て時においては、電解液50が含浸された構成とされている。
図1に示すように、収納容器2は、有底四角筒状の容器本体20と、容器本体20の開口部を塞ぐ略平板状の封口板である蓋体10と、容器本体20の開口部周縁に設けられたシールリング30とを備え、シールリング30を介して蓋体10と容器本体20とが密封されたものである。収納容器2の壁の厚さは、特に限定されないが、例えば、0.15〜0.25mmである。また、蓋体10の形状は、図示例のような略平板状には限定されず、例えば、凸状や凹状とすることもできる。
シールリング30は、容器本体20の開口部周縁、即ち、側壁部24の上端面23に、ろう材32により接合されている。
側壁部24は、基材22と同様の材質である。側壁部24は、例えば、セラミック、ガラス、アルミナ等で構成されたグリーンシートを焼成することにより得られる。
中間層26は、基材22と同様の材質である。中間層26は、例えば、側壁部24と同様にグリーンシートを用い、基材22に第二の金属層72を設けた後、第二の金属層72を覆うようにセラミック、ガラス、アルミナ等で構成されたグリーンシートを積層、即ち、重ね置いて、焼成することにより設けることもできる。
保護層27は、アルミニウム、タングステン、金、銀等の導電性の金属、又は導電性フィラーである炭素を含有する導電性樹脂等が挙げられ、中でもアルミニウムの蒸着層や、導電性樹脂層が好ましい。保護層27は、中間層26を設ける際に、導電性の金属や導電性樹脂等を任意の位置に、任意の数量を設け、焼結することで設けることができる。
蓋体10とシールリング30とは、接合時の材質の膨張度と、接合後の冷却によって生じる収縮時の応力とにより、封止部が脆弱することを防止するため、同じ線膨張係数を有する材料を用いることが好ましい。同様に、シールリング30と容器本体20とは、熱による残留応力によって容器本体20が損壊するのを防止するため、線膨張係数の近い材質を選択することが好ましい。ここで、例えば、収納容器2の主成分として用いられるアルミナ(Al2O3)は、線膨張係数の代表値(400℃)が7.1×10−6K−1であり、蓋体10又はシールリング30の主成分として用いられるコバールは、線膨張係数の代表値が4.9×10−6K−1である。
また、ろう材32としては、金ろう、銀ろう等、従来公知のろう材が挙げられる。
なお、導電性樹脂接着剤(結着剤)に熱硬化性樹脂を用いることにより、接着部の耐熱性を向上させることができる。また、熱硬化性樹脂とともに、導電性フィラーとして黒鉛およびカーボンブラックを用いることにより、導電性を向上させることができる。
また、外部端子70についても、外部端子60と同様である。
また、第二の金属層72についても、第一の金属層62と同様である。
負極側電極42としては、例えば、おが屑、椰子殻、ピッチ、コークス、フェノール樹脂等の有機系物質を水蒸気又はアルカリ等を単独もしくは併用した賦活処理を行うことで得られる粉末状の活性炭を、バインダーとともに圧延ロール又はプレス成形したものが挙げられる。また、例えば、フェノール系、レーヨン系、アクリル系、ピッチ系等の繊維を不融化および炭化賦活処理して活性炭もしくは活性炭素繊維とし、これをフェルト状、繊維状、紙状又は焼結体状にしたものを用いても良い。
活性炭の細孔容積は、0.4cm3/g以上が好ましく、0.7cm3/g以上がより好ましい。活性炭の細孔容積が0.4cm3/g以上であれば、十分な静電容量が得られる。
また、活性炭の細孔は、細孔半径1nm未満の細孔が全細孔中に占める割合(微小細孔割合)である(細孔半径1nm未満の細孔数)/(全細孔数)で表される値が、好ましくは75%以下、より好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以下である。この値が75%以下であれば、十分な静電容量を得られるためである。
また、活性炭の細孔は、細孔半径1〜3nmの細孔が全細孔中に占める割合(中細孔割合)である(細孔半径1〜3nmの細孔数)/(全細孔数)で表される値が、好ましくは20%以上、より好ましくは50%以上、さらに好ましくは70%以上である。この値が20%以上であれば、十分な静電容量が得られ、70%以上であれば、環状スルホンを含有する電解液50との組み合わせにより、3V以上の高電圧の連続印加に対する劣化防止性能がさらに向上する。
活性炭と導電助剤との配合比(活性炭/導電助剤)は、90/4以下が好ましく70/24以下がより好ましく、50/44以下が特に好ましい。
バインダーの配合比を小さくした場合には、バインダーのPTFEに十分なせん断をかけてPTFEを糸状に伸ばし、活性炭の粒子に絡める必要がある。そのため、導電助剤としては、十分なせん断をかけた際においてもカーボンブラックのストラクチャー構造を保持することができるカーボンブラックで、特に、中空シェル状の構造を有するオイルファーネスブラックが望ましい。
カーボンブラックの中では、電極の膨張作用に優れた中空シェル状の構造を有するファーネスブラックを採用することが望ましい。
負極側電極42と正極側電極44は、同様の構成であっても、あるいは異なっていてもよく、支持塩の種類等を勘案して決定できる。ここで、電気二重層キャパシタ1の充電時の印加電圧が高い場合には、支持塩中のカチオンは、負極側電極42に吸着し、電極表面で分解され、電解液50中の濃度が低下したものとなる。この支持塩の濃度の低下に伴い、電気二重層キャパシタ1の放電容量が低下する。同様に、支持塩中のアニオンは、正極側電極44に吸着し、電極表面で分解され、電解液50中の濃度が低下したものとなる。この支持塩の濃度の低下に伴い、電気二重層キャパシタ1の放電容量が低下する。
本実施形態の電気二重層キャパシタ1には、一対の電極である負極側電極42および正極側電極44の外側に各々配置され、これら各電極と電気的に接続される一対の集電体として、負極集電体43および正極集電体45が各々備えられている。
また、正極集電体45は、正極側電極44側に配置され、保護層27および第二の金属層72を介して、容器本体20の外部底面に設けられた外部端子70と電気的に接続されている。
負極集電体43または正極集電体45に用いられる高空隙率材料としては、発泡金属体(ポーラス金属とも称する)を用いることが好ましく、例えば、アルミニウムまたはステンレス鋼の発泡金属材を挙げることができる。
また、発泡金属材(ポーラス金属)を製造する方法としては、上述した方法以外にも、溶湯ガス注入法(CL)、溶融発泡法(CL)、中空金属焼結法(OP/CL)、半溶融発泡法(プリカーサ法)(CL)、ガス膨張法(CL)、連続帯溶融法(CL)等を例示することができる。しかしながら、これらの方法を用いた場合、金属のポーラス部は閉じた系に仕上がるため、予め電解液を含有し、電極に電解液を補液する効果が乏しいことから、上述したようなスラリー発泡法やメッキ法を用いることが好ましい。
さらに、各集電体に用いられる高空隙率材料としては、2種類以上の孔径の異なる発泡金属材を組み合わせて用いても良く、また、曲げ強度が高い材料を用いることが好ましい。
上述のように、高空隙率材料として、カーボンペーパーやカーボンフェルト、カーボンクロス等を用いた場合には、それらのカーボン材料の純度を85%以上とすることが好ましく、その密度を1.72〜2.1g/ccの範囲とするが好ましい。また、カーボンの繊維径は、1〜20μmの範囲であることが好ましい。
また、緯糸と経糸とで構成されるカーボンクロスを用いた場合、緯糸および経糸の密度は15〜25本/cmであることが好ましく、さらに、カーボン材料の密度は8〜200g/m2であることが好ましく、より好ましくは、80〜200g/m2である。また、そのカーボン材料の無加重における厚さは180〜450μmであることが好ましく、より好ましくは280〜400μmである。また、その生地は、平編、フライス編、鹿の子編等を用いることができるが、本実施形態においては平編みが好適である。
従って、内部抵抗の上昇が防止されて大電流が得られ、充放電効率が向上し、優れた電気的特性が得られる。
上述のように、収納容器2と各集電体との間を溶接することにより、高い接合力が発揮されるとともに、収納容器2と各集電体との間の接触抵抗が低減されて良好な電気的特性が得られる。
一方、収納容器2と各集電体との間の接合力や接触抵抗等を勘案した場合、これらの間が溶接された構成を採用することが好ましい。
セパレータ46は、正極側電極44と負極側電極42との間に介在され、大きなイオン透過度を有し、機械的強度を有する絶縁膜が用いられる。セパレータ46としては、例えば、ホウ珪酸ガラス、アルカリガラス、石英ガラス、鉛ガラス、ソーダ石灰シリカガラス、無アルカリガラス等のガラスの繊維積層体(ガラス繊維積層体)、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン等の樹脂やセルロースからなる不織布、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のマイクロポーラスフィルム等の材料からなるものが挙げられる。本実施形態では、これらの各材料の中でもガラス繊維積層体が好ましく、ホウ珪酸ガラス、アルカリガラス、石英ガラスの繊維積層体がより好ましく、アルカリガラスの繊維積層体がさらに好ましい。このようなガラス繊維積層体は、機械強度に優れるとともに、大きなイオン透過度を有することから、内部抵抗を低減して放電容量の向上を図ることが可能となる。
また、ガラス繊維積層体の単位面積あたりの質量(以下、単位質量と称する)は、24g/m2以下が好ましく、16g/m2以下であることがより好ましい。
本実施形態の電気二重層キャパシタ1で用いられる電解液50は、特に限定されないが、例えば、支持塩を非水溶媒に溶解させたものとすることができる。この際、非水溶媒としては、主溶媒として環状カーボネート、または、環状のスルホンを含むものとすることができる。環状カーボネートとしては、少なくとも、プロピレンカーボネート(PC)およびエチレンカーボネート(EC)を含有したものとすることができる。このように、誘電率(導電率)が高いPCおよびECを含有することで、電解液の抵抗値を低減することができる。さらに、本実施形態では、電解液に環状カーボネートの誘導体を用いることができる。また、環状のスルホンとしては、少なくとも、スルホラン(SL)とその誘導体を用いることができる。
塩を構成する対イオンとしては、PF6 −、BF4 −、N(CF3SO3)2 −、C(CF3SO3)3 −等が挙げられる。
支持塩としては、4級アンモニウム塩が好ましく、スピロ化合物がより好ましく、5−アゾニアスピロ[4,4]ノナンテトラフルオロボレートがさらに好ましい。4級アンモニウム塩のスピロ化合物は電気伝導率が高いため、放電容量を増大できる。
本実施形態では、さらに、一対の集電体と一対の電極との各々の間、すなわち、負極側電極42と負極集電体43との間、正極側電極44と正極集電体45との間に、炭素含有材料からなる図示略のペースト層が設けられていることがより好ましい。このように、一対の各集電体と一対の各電極との各々の間に、炭素を含有する導電ペーストからなる層を設けることにより、各電極と各集電体との間の接合力が高められるとともに、接触抵抗が抑制されて内部抵抗が低減されるという効果が得られる。
従って、内部抵抗の上昇が防止されて大電流が得られ、充放電効率が向上し、電気的特性に優れた電気化学セルである電気二重層キャパシタ1を提供することができる。
次に、本発明の電気化学セルである電気二重層キャパシタ(非水電解質電池)を製造する方法について説明する。
本実施形態で説明する製造方法は、上記構成の電気二重層キャパシタ1を製造する方法であり、まず、中間層26、保護層27、外部端子60、第一の金属層62、外部端子70および第二の金属層72が設けられた容器本体20を用意する。
次いで、容器本体20の開口部周縁、即ち、側壁部24の上端面23に、ろう材32によってシールリング30を接合する。
次いで、シールリング30とろう材32と上端面23とを覆うようにニッケルメッキを施す。ニッケルメッキとしては、例えば、電解ニッケルメッキや無電解ニッケルメッキが挙げられる。
この際の加熱方法としては、特に限定されず、例えば、蓋体10への通電による方法や、レーザー照射、温風による加熱方法が挙げられ、これらの中でも蓋体10に通電する方法が好ましい。このように、蓋体10に通電することで、電解液50の温度が短時間で上昇し、効率的に電解液50中の不純物を除去できる。また、蓋体10への通電は、上述の蓋体10とシールリング30との部分的な溶接を兼ねることができるため、電気二重層キャパシタ1の製造効率の向上が図れる。
また、上記加熱を行う時間は、非水溶媒の種類や加熱方法等を勘案して決定でき、例えば、1msec以上が好ましい。この際、電解液50は、沸点が比較的高い環状カーボネートや環状スルホンを含有していると、容易に電解液50が揮発したりすることなく、収納容器2内に適量の電解液50が残存する。さらに加えて、予備的な加熱を行って低沸点の不純物を除去することで、後述の密封を行う工程や、フローハンダ付けを行う際に、低沸点の不純物が気化して電気二重層キャパシタ1が損壊するのを防止できる。
以上のような手順により、本実施形態の電気二重層キャパシタ1が得られる。
実施例1においては、まず、電気化学セルとして、図1に示すような平面視長方形の電気二重層キャパシタを作製した。なお、本実施形態では、図1中に示す負極集電体43を設けずに、負極側電極42を蓋体10に直付けした点を除き、同図中に示す電気二重層キャパシタ1と同様のセルを作製した。
次に、セラミック製の基材22と中間層26とからなる底壁部21と、セラミックの側壁部24とを備えた容器本体2の開口部周縁に、コバールのシールリング30を銀ろうにより接合した。
次いで、容器本体20の内底面に、高空隙率材料(アルミニウム発泡金属材:1×1.7mm、厚み=180μm)からなる正極集電体45を抵抗溶接によって接合した。
次いで、正極集電体上に正極側電極44を上記同様の導電ペーストにより接着し、セパレータ46(2.3mm×1.6mmに加工したガラス繊維積層体)を正極側電極44上に載置した。
次いで、正極側電極44上から容器本体20内に電解液50として、市販の電解液(PC+EC+DMC/1.5M、SBP−BF4、比重:1.26)を1.6μLの量で注入し、負極側電極42がセパレータ46に当接するように蓋体10をシールリング30上に載置した。
次いで、スポット溶接によって蓋体10とシールリングと30を部分的に溶接して非密封体とし、その後、N2雰囲気中において、蓋体10を250℃、30minで加熱した。
次いで、抵抗溶接法のシーム溶接により、収納容器2を密封し、電気二重層キャパシタ1を得た。
2…収納容器、
10…蓋体、
20…容器本体、
15…電気化学素子、
40…分極性電極(一対の電極)、
42…負極側電極(一対の電極)、
44…正極側電極(一対の電極)、
46…セパレータ、
43…負極集電体(一対の集電体)、
45…正極集電体(一対の集電体)、
50…電解液
60、70…外部端子
Claims (12)
- 収納容器の内部に電気化学素子を備え、外部端子を介して充放電が可能な電気化学セルであって、
前記電気化学素子は、対向して配置された一対の電極と、前記一対の電極間に配置されたセパレータと、前記一対の電極の外側に各々配置されて該一対の電極と電気的に接続される一対の集電体と、前記収納容器内に収容されるともに前記一対の電極および前記セパレータに含浸される電解液と、を備え、
前記一対の集電体の一方または両方が、空隙部を有する高空隙率材料からなり、前記空隙部に前記電解液が含浸されてなることを特徴とする電気化学セル。 - 前記一対の集電体をなす高空隙材料の空隙率が60〜98%の範囲であることを特徴とする請求項1に記載に電気化学セル。
- 前記一対の集電体をなす高空隙材料が発泡金属体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気化学セル。
- 前記発泡金属体が、アルミニウムまたはステンレス鋼の発泡金属材であることを特徴とする請求項3に記載の電気化学セル。
- 前記一対の集電体をなす高空隙材料が、金属ワイヤの網体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気化学セル。
- 前記金属ワイヤの網体がアルミニウムまたはステンレス鋼からなることを特徴とする請求項5に記載の電気化学セル。
- 前記発泡金属体または前記金属ワイヤの網体からなる前記一対の集電体が、カーボン材料によって被覆されていることを特徴とする請求項3〜請求項6の何れか1項に記載の電気化学セル。
- 前記一対の集電体をなす高空隙材料がカーボンペーパーであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気化学セル。
- 前記収納容器と前記一対の集電体とが溶接されていることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の電気化学セル。
- 前記収納容器と前記一対の集電体とが、導電性接着剤で固着されていることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の電気化学セル。
- 前記一対の集電体に含浸された前記電解液が前記一対の電極に流入し、前記一対の電極が前記電解液の含浸によって膨潤することで、前記セパレータに圧縮荷重が付与されていることを特徴とする請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の電気化学セル。
- 前記一対の集電体と前記一対の電極との各々の間に、炭素含有材料からなり、且つ、貫通孔を有するペースト層が備えられていることを特徴とする請求項1〜請求項11の何れか1項に記載の電気化学セル。
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