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JP2014022664A - 基板洗浄装置および基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄装置および基板洗浄方法 Download PDF

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JP2014022664A
JP2014022664A JP2012161989A JP2012161989A JP2014022664A JP 2014022664 A JP2014022664 A JP 2014022664A JP 2012161989 A JP2012161989 A JP 2012161989A JP 2012161989 A JP2012161989 A JP 2012161989A JP 2014022664 A JP2014022664 A JP 2014022664A
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至 菅野
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武彦 折居
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Abstract

【課題】洗浄効率を高めることができる基板洗浄装置および基板洗浄方法を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る基板洗浄装置は、液供給部と、液化処理部とを備える。液供給部は、凍結する際に体積が収縮する処理液を基板に対して供給する。また、液化処理部は、液供給部によって基板に供給されて基板上で凍結した処理液を液化させる。
【選択図】図5

Description

開示の実施形態は、基板洗浄装置および基板洗浄方法に関する。
従来、シリコンウェハや化合物半導体ウェハ等の基板に付着したパーティクルの除去を行う基板洗浄装置が知られている。
従来の基板洗浄装置は、基板の表面に液体や気体等の流体を供給することによって、基板の表面に付着したパーティクルと流体との間に摩擦抵抗を生じさせ、かかる摩擦抵抗によってパーティクルを除去する(たとえば、特許文献1参照)。
特開平8−318181号公報
しかしながら、上述した従来技術には、洗浄効率を高めるという点でさらなる改善の余地があった。たとえば、従来技術のように摩擦抵抗を利用してパーティクルを除去する手法は、粒子径の小さなパーティクルやパターンの隙間に入り込んだパーティクルを除去することが容易ではなかった。
実施形態の一態様は、洗浄効率を高めることができる基板洗浄装置および基板洗浄方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る基板洗浄装置は、液供給部と、液化処理部とを備える。液供給部は、凍結する際に体積が収縮する処理液を基板に対して供給する。また、液化処理部は、液供給部によって基板に供給されて基板上で凍結した処理液を液化させる。
また、実施形態の一態様に係る基板洗浄方法は、液供給工程と、液化処理工程とを含む。液供給工程は、凍結する際に体積が収縮する処理液を基板に対して供給する工程である。また、液化処理工程は、基板に供給されて基板上で凍結した処理液を液化させる工程である。
実施形態の一態様によれば、洗浄効率を高めることができる。
図1は、第1の実施形態に係る基板洗浄システムの概略構成を示す模式図である。 図2Aは、基板洗浄方法の説明図である。 図2Bは、基板洗浄方法の説明図である。 図2Cは、基板洗浄方法の説明図である。 図3は、第1の実施形態に係る基板洗浄装置の構成を示す模式図である。 図4は、処理液供給源の構成を示す模式図である。 図5は、基板洗浄装置が実行する基板洗浄処理の処理手順を示すフローチャートである。 図6Aは、基板洗浄装置の動作説明図である。 図6Bは、基板洗浄装置の動作説明図である。 図6Cは、基板洗浄装置の動作説明図である。 図6Dは、基板洗浄装置の動作説明図である。 図6Eは、基板洗浄装置の動作説明図である。 図6Fは、基板洗浄装置の動作説明図である。 図7Aは、液化処理の他の例を示す図である。 図7Bは、液化処理の他の例を示す図である。 図8は、第3の実施形態に係る基板洗浄装置の構成を示す模式図である。 図9は、第3の実施形態に係る基板洗浄装置の動作説明図である。 図10は、炭酸エチレンに振動を付与する場合の変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板洗浄装置および基板洗浄方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
<基板洗浄システムの概略構成>
まず、第1の実施形態に係る基板洗浄システムの概略構成について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係る基板洗浄システムの概略構成を示す図である。
なお、以下においては、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。また、以下では、X軸負方向側を基板洗浄システムの前方、X軸正方向側を基板洗浄システムの後方と規定する。
図1に示すように、基板洗浄システム100は、搬入出ステーション1と、搬送ステーション2と、処理ステーション3とを備える。これら搬入出ステーション1、搬送ステーション2および処理ステーション3は、基板洗浄システム100の前方から後方へ、搬入出ステーション1、搬送ステーション2および処理ステーション3の順で配置される。
搬入出ステーション1は、複数枚(たとえば、25枚)のウェハWを水平状態で収容するキャリアCが載置される場所であり、たとえば4個のキャリアCが搬送ステーション2の前壁に密着させた状態で左右に並べて載置される。
搬送ステーション2は、搬入出ステーション1の後方に配置され、内部に基板搬送装置2aと基板受渡台2bとを備える。かかる搬送ステーション2では、基板搬送装置2aが、搬入出ステーション1に載置されたキャリアCと基板受渡台2bとの間でウェハWの受け渡しを行う。
処理ステーション3は、搬送ステーション2の後方に配置される。かかる処理ステーション3には、中央部に基板搬送装置3aが配置され、かかる基板搬送装置3aの左右両側にそれぞれ複数(ここでは、6個ずつ)の基板洗浄装置5が前後方向に並べて配置される。かかる処理ステーション3では、基板搬送装置3aが、搬送ステーション2の基板受渡台2bと各基板洗浄装置5との間でウェハWを1枚ずつ搬送し、各基板洗浄装置5が、ウェハWに対して1枚ずつ基板洗浄処理を行う。
また、基板洗浄システム100は、処理液供給源6と、制御装置7とを備える。処理液供給源6は、ウェハWの洗浄に用いる処理液である炭酸エチレンを各基板洗浄装置5に供給する。かかる処理液供給源6の具体的な構成については、図4を用いて後述する。
制御装置7は、基板洗浄システム100の動作を制御する装置である。かかる制御装置7は、たとえばコンピュータであり、図示しない制御部と記憶部とを備える。記憶部には、基板洗浄処理等の各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部は記憶部に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板洗浄システム100の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録されていたものであって、その記録媒体から制御装置7の記憶部にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記録媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
なお、図1では、便宜上、処理液供給源6および制御装置7が、基板洗浄システム100の外部に設けられる場合を示しているが、処理液供給源6および制御装置7は、基板洗浄システム100の内部に設けられてもよい。たとえば、処理液供給源6および制御装置7は、基板洗浄装置5の下部スペースに収容することができる。
このように構成された基板洗浄システム100では、まず、搬送ステーション2の基板搬送装置2aが、搬入出ステーション1に載置されたキャリアCから1枚のウェハWを取り出し、取り出したウェハWを基板受渡台2bに載置する。基板受渡台2bに載置されたウェハWは、処理ステーション3の基板搬送装置3aによって搬送され、いずれかの基板洗浄装置5に搬入される。
基板洗浄装置5に搬入されたウェハWは、かかる基板洗浄装置5によって基板洗浄処理を施された後、基板搬送装置3aにより基板洗浄装置5から搬出され、基板受渡台2bに再び載置される。そして、基板受渡台2bに載置された処理済のウェハWは、基板搬送装置2aによってキャリアCに戻される。
ここで、従来の基板洗浄装置においては、摩擦抵抗を利用してパーティクルを除去する手法が一般的に採用されている。しかしながら、この手法は、粒子径の小さなパーティクルやパターンの隙間に入り込んだパーティクルを除去することが容易ではなかった。なお、この理由としては、粒子径が小さいパーティクルほど摩擦抵抗が働き難いことや、パターンの隙間においては処理液の流れが滞り易いことなどが考えられる。
そこで、第1の実施形態に係る基板洗浄装置5では、従来の摩擦抵抗を利用したパーティクル除去に代えて、処理液の体積変化を利用したパーティクル除去を行うこととした。これにより、従来では困難であった粒子径の小さなパーティクルやパターンの隙間に入り込んだパーティクルの除去を容易化することができる。さらに、第1の実施形態に係る基板洗浄装置5では、凍結する際に体積が収縮する処理液を用いて上記のパーティクル除去を行うこととした。これにより、ウェハW上に形成されたパターンの倒壊を防止することができる。
<基板洗浄方法の内容>
第1の実施形態に係る基板洗浄装置5が行う基板洗浄方法の内容について図2A〜図2Cを用いて説明する。図2A〜図2Cは、基板洗浄方法の説明図である。
図2Aに示すように、第1の実施形態では、処理液として炭酸エチレンを用いる。かかる炭酸エチレンは、凍結する際に体積が収縮する物質である。具体的には、炭酸エチレンの液体から固体への状態変化に伴う体積収縮率は約−5%である。
また、炭酸エチレンは、常温においては透明な固体である。具体的には、炭酸エチレンの凍結点は常温よりも高い34〜37℃であり、かかる温度を超えた場合に無色無臭の液体となる。さらに、炭酸エチレンは、水溶性を有する。なお、前述の常温とは、基板洗浄装置5が設置されるクリーンルーム等の場所の温度であり、具体的には23〜25℃程度の温度である。
基板洗浄装置5は、後述する処理液供給源6(図1参照)によって液体状態に維持された炭酸エチレンをウェハWに供給して、ウェハWの上面に炭酸エチレンの液膜を形成する(図2A参照)。
ウェハWの上面に供給された炭酸エチレンが凍結に伴って体積収縮を起こすと、かかる体積収縮によって歪み(引張り力)が生じる。これにより、パターン等に付着したパーティクルは、パターン等から引き離される(図2B参照)。
つづいて、基板洗浄装置5は、凍結後の炭酸エチレンを再度液体状態へ戻す液化処理を行う。これにより、パターン等から引き離されたパーティクルは、液体状態となった炭酸エチレン中に浮遊した状態となる(図2C参照)。その後、基板洗浄装置5は、液体状態の炭酸エチレンをウェハWから除去する。これにより、パーティクルは、炭酸エチレンとともにウェハWから除去される。なお、液化処理としては、たとえば、凍結した炭酸エチレンを加熱して解凍する処理や、凍結した炭酸エチレンを溶媒である純水に溶解させる処理などがある。
このように、第1の実施形態に係る基板洗浄方法は、処理液の体積変化を利用してパーティクルの除去を行う。これにより、従来の基板洗浄方法では除去が困難なパーティクル、すなわち、粒子径が小さいパーティクルやパターンの隙間に入り込んだパーティクルであっても容易に除去することができる。
また、上述したように、凍結する際に体積が収縮する物質を処理液として用いることで、パターン倒れを生じ難くすることもできる。
すなわち、凍結する際に体積が膨張する処理液(たとえば、純水)をウェハWへ供給して凍結させたとすると、凍結した処理液が体積膨張を起こしてパターンを圧迫するため、パターン倒れが生じ易い。
これに対し、第1の実施形態に係る基板洗浄方法では、炭酸エチレンが凍結に伴って収縮した場合、かかる収縮によって生じた隙間に液体状態の炭酸エチレンが入り込むことで(図2B参照)、炭酸エチレンの体積収縮による力がパターンに直接的に影響し難い。したがって、第1の実施形態に係る基板洗浄方法によれば、凍結する際に体積が膨張する液体を処理液として用いた場合と比較して、パターン倒れを生じ難くすることができる。
また、体積変化率が約+9%である純水と比較して、炭酸エチレンの体積変化率は約−5%と絶対値が小さい。すなわち、炭酸エチレンの体積変化率は、純水と比べて穏やかである。この点においても、処理液として純水を用いた場合と比較して、パターン倒れを生じ難くすることができる。
さらに、炭酸エチレンは、凍結点が常温よりも高いため、積極的に冷却させなくても凍結させることができる。しかも、炭酸エチレンは、凍結点が0℃である純水と比較して、凍結点が常温に近いため、純水と比較して状態変化を起こさせることが容易であり、短時間で処理することができる。
また、炭酸エチレンは水溶性を有するため、上記の液化処理と、後述するCDIW(常温の純水)を用いたリンス処理とを共通化することも可能である。
なお、炭酸エチレンは、常温で放置しておくことによって自然に凍結させることもできるが、第1の実施形態に係る基板洗浄装置5では、ウェハWへ供給された炭酸エチレンの温度を積極的に下げることによって、炭酸エチレンが凍結するまでの時間をさらに短縮することとしている。
<基板洗浄装置の構成および動作>
次に、第1の実施形態に係る基板洗浄装置5の構成および動作について具体的に説明する。図3は、第1の実施形態に係る基板洗浄装置5の構成を示す模式図である。なお、図3では、基板洗浄装置5の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図3に示すように、基板洗浄装置5は、チャンバ10内に、基板保持部20と、液供給部30A,30Bと、回収カップ40と、ファンフィルタユニット50とを備える。
基板保持部20は、ウェハWを回転可能に保持する回転保持機構21と、かかる回転保持機構21の中空部21dに挿通され、ウェハWの裏面に気体を供給する気体供給部22とを備える。
回転保持機構21は、チャンバ10の略中央に設けられる。かかる回転保持機構21の上面には、ウェハWを側面から支持する支持部21aが設けられており、ウェハWは、かかる支持部21aによって回転保持機構21の上面からわずかに離間した状態で水平保持される。
また、回転保持機構21は、駆動機構21bを備え、かかる駆動機構21bによって鉛直軸まわりに回転する。具体的には、駆動機構21bは、モータ21b1と、モータ21b1の出力軸に取り付けられたプーリ21b2と、プーリ21b2および回転保持機構21の外周部に捲回されたベルト21b3とを備える。
かかる駆動機構21bは、モータ21b1の回転によってプーリ21b2を回転させ、かかるプーリ21b2の回転をベルト21b3によって回転保持機構21へ伝達することで、回転保持機構21を鉛直軸まわりに回転させる。そして、回転保持機構21が回転することによって、回転保持機構21に保持されたウェハWが回転保持機構21と一体に回転する。なお、回転保持機構21は、軸受21cを介してチャンバ10および回収カップ40に回転可能に支持される。
気体供給部22は、回転保持機構21の中央に形成された中空部21dに挿通された長尺状の部材である。気体供給部22の内部には、流路22aが形成される。かかる流路22aには、バルブ8a,8bを介してN2供給源(図示せず)がそれぞれ接続されている。気体供給部22は、N2供給源から供給されるN2ガスをバルブ8a,8bおよび流路22aを介してウェハWの裏面へ供給する。
ここで、バルブ8aを介して供給されるN2ガスは、炭酸エチレンの凍結点よりも低い温度(たとえば、常温程度)のN2ガスである。一方、バルブ8bを介して供給されるN2ガスは、炭酸エチレンの凍結点よりも高い温度(たとえば、40℃程度)に調整されたN2ガスである。
気体供給部22は、ウェハWの受け渡しを行う際にも用いられる。具体的には、気体供給部22の基端部には、気体供給部22を鉛直方向に移動させる昇降機構22cが設けられる。また、気体供給部22の上面には、ウェハWを支持するための支持ピン22dが設けられる。
基板保持部20は、基板搬送装置3a(図1参照)からウェハWを受け取る場合には、昇降機構22cを用いて気体供給部22を上昇させた状態で、支持ピン22dの上部にウェハWを載置させる。その後、基板保持部20は、気体供給部22を所定の位置まで降下させた後、回転保持機構21の支持部21aにウェハWを渡す。また、基板保持部20は、処理済のウェハWを基板搬送装置3aへ渡す場合には、昇降機構22cを用いて気体供給部22を上昇させ、支持部21aによって支持されたウェハWを支持ピン22d上に載置させる。そして、基板保持部20は、支持ピン22d上に載置させたウェハWを基板搬送装置3aへ渡す。
液供給部30A,30Bは、基板保持部20によって保持されたウェハWの上方からウェハWへ向けて処理液を供給する。各液供給部30A,30Bは、処理液を吐出するノズル31A,31Bと、ノズル31A,31Bを水平に支持するアーム32A,32Bと、アーム32A,32Bを旋回および昇降させる旋回昇降機構33A,33Bとをそれぞれ備える。
液供給部30Aは、ウェハWの洗浄に用いられる処理液である炭酸エチレンをウェハWへ供給する。また、液供給部30Bは、洗浄後に実施されるリンス処理に用いられる処理液であるCDIWをウェハWへ供給する。なお、CDIWは、常温の純水である。
液供給部30Aには、処理液供給源6が接続され、かかる処理液供給源6から液体状態の炭酸エチレンが供給される。上述したように、炭酸エチレンは、常温よりも高い温度(34〜37℃)で凍結する性質を有する。このため、処理液供給源6は、炭酸エチレンの温度を常に凍結点よりも高い温度(「第1の温度」に相当)に維持する機能を備えている。
ここで、処理液供給源6の構成について図4を用いて説明する。図4は、処理液供給源6の構成を示す模式図である。
図4に示すように、処理液供給源6は、貯蔵タンク61と、配管62と、ポンプ63と、フィルタ64と、ヒータ65とを備える。
貯蔵タンク61は、炭酸エチレンを貯蔵するタンクである。配管62は、両端が貯蔵タンク61に接続されており、炭酸エチレンの循環経路を形成する。ポンプ63は、配管62の中途部に設けられており、貯蔵タンク61に貯蔵された炭酸エチレンを吸い上げて配管62内へ送り出す。フィルタ64は、配管62内を流れる炭酸エチレンに含まれる不純物を取り除く。
ヒータ65は、配管62に沿って設けられており、配管62内を流れる炭酸エチレンを加熱する。かかるヒータ65によって、炭酸エチレンは、凍結点よりも十分に高い温度(たとえば、60℃程度)に保たれる。したがって、循環経路上で炭酸エチレンが凍結することが防止される。
なお、ここでは、ヒータ65が配管62に沿って設けられる場合の例を示したが、ヒータ65は、貯蔵タンク61に設けられてもよい。
また、配管62には、各基板洗浄装置5へ分岐する供給管34がそれぞれ接続されており、配管62内を流れる炭酸エチレンは、かかる供給管34を通って各基板洗浄装置5の液供給部30Aへ個別に供給される。
一方、液供給部30Aは、供給管34の中途部に温度調整部35を備える。温度調整部35は、供給管34内を流れる炭酸エチレンの温度を炭酸エチレンの凍結点近傍の温度(たとえば、40℃程度、「第2の温度」に相当)に調整する。液供給部30Aは、温度調整部35によって凍結点近傍の温度に調整された炭酸エチレンをウェハWへ供給する。
このように、炭酸エチレンは、液供給部30AからウェハWへ供給される際には、液供給部30Aの温度調整部35によって凍結点近傍の温度(たとえば、40℃程度)に調整される。これにより、基板洗浄装置5は、ウェハWへ供給した炭酸エチレンが凍結するまでの時間を短縮することができる。
なお、供給管34には、温度調整部35を経てノズル31Aへ至る経路と、温度調整部35を経ずにノズル31Aへ至る経路とが設けられている。これらの経路の分岐点に設けられた切替バルブ36を用いて経路を切り替えることにより、液供給部30Aは、炭酸エチレンを高温のままウェハWへ供給することもできる。
液供給部30Bは、図3に示すように、バルブ8cを介して図示しないCDIW供給源と接続されており、図示しないCDIW供給源からバルブ8cを介して供給されるCDIWを、ノズル31BからウェハWの上面へ供給する。
回収カップ40は、処理液の周囲への飛散を防止するために、回転保持機構21を取り囲むように配置される。かかる回収カップ40の底部には、排液口41が形成されており、回収カップ40によって捕集された処理液は、かかる排液口41から基板洗浄装置5の外部に排出される。また、回収カップ40の底部には、排気口42が形成されており、気体供給部22によって供給されるN2ガスあるいは後述するファンフィルタユニット50から基板洗浄装置5内に供給される気体が、かかる排気口42から基板洗浄装置5の外部に排出される。
なお、チャンバ10の底部にも、気体供給部22から供給されるN2ガスやファンフィルタユニット50から供給される気体を排気するための排気口11が形成される。
ファンフィルタユニット50(以下、「FFU50」と記載する)は、チャンバ10の天井部に取り付けられており、チャンバ10内にダウンフローを形成する気流発生部である。具体的には、FFU50は、ダウンフローガス供給管51と、かかるダウンフローガス供給管51に連通するバッファ室52とを備える。ダウンフローガス供給管51は、図示しないダウンフローガス供給源と接続する。また、バッファ室52の底部には、バッファ室52とチャンバ10内とを連通する複数の連通口52aが形成される。
かかるFFU50は、常温のダウンフローガス(たとえば、清浄空気やドライエアなど)を、ダウンフローガス供給管51を介してバッファ室52へ供給する。そして、FFU50は、バッファ室52に供給されたダウンフローガスを複数の連通口52aを介してチャンバ10内に供給する。これにより、チャンバ10内には、ダウンフローが形成される。チャンバ10内に形成されたダウンフローは、排気口11または排気口42から基板洗浄装置5の外部に排出される。
次に、基板洗浄装置5の具体的動作について説明する。図5は、基板洗浄装置5が実行する基板洗浄処理の処理手順を示すフローチャートである。また、図6A〜図6Fは、基板洗浄装置5の動作説明図である。具体的には、図6Aおよび図6Bには、図5における液供給処理(ステップS102)の動作例を、図6Cには、図5における凍結処理(ステップS103)の動作例を示している。また、図6Dは、図5における液化処理(ステップS104)の動作例を、図6Eは、図5におけるリンス処理(ステップS105)の動作例を、図6Fは、図5における乾燥処理(ステップS106)の動作例を示している。なお、図5に示す各処理手順は、制御装置7の制御に基づいて基板洗浄装置5が実行する。
図5に示すように、基板洗浄装置5は、まず、基板搬入処理を行う(ステップS101)。かかる基板搬入処理において、基板洗浄装置5は、気体供給部22の支持ピン22dを用いて基板搬送装置3aからウェハWを受け取った後、受け取ったウェハWを回転保持機構21の支持部21aに支持させる。その後、基板洗浄装置5は、駆動機構21bを用いて回転保持機構21を回転させる。これにより、ウェハWは、回転保持機構21に水平保持された状態で回転保持機構21とともに回転する。
つづいて、基板洗浄装置5は、液供給処理を行う(ステップS102)。かかる液供給処理において、基板洗浄装置5は、液供給部30Aのノズル31AをウェハWの中央上方に位置させる。その後、基板洗浄装置5は、図6Aに示すように、ノズル31AからウェハWの上面へ炭酸エチレンを供給する。上述したように、ノズル31Aから供給される炭酸エチレンの温度は、温度調整部35(図4参照)によって凍結点近傍の温度(たとえば、40℃程度)に調整されている。
ウェハWの上面へ供給された炭酸エチレンは、ウェハWの回転に伴う遠心力によってウェハWの上面に塗り広げられる。これにより、図6Bに示すように、ウェハWの上面全体に炭酸エチレンの液膜が形成される。なお、遠心力によってウェハW上から飛散した炭酸エチレンは、回収カップ40によって回収される。
つづいて、基板洗浄装置5は、凍結処理を行う(ステップS103)。かかる凍結処理において、基板洗浄装置5は、図6Cに示すように、バルブ8a(図3参照)を所定時間開放することによって、炭酸エチレンの凍結点よりも低い温度(たとえば、常温程度)のN2ガス(以下、N2ガス(冷)と記載する)を気体供給部22からウェハWの裏面へ供給する。これにより、ウェハWとともに炭酸エチレンが冷却され、液体状態の炭酸エチレンが凍結して固体化する。
図2Bを用いて説明したように、炭酸エチレンは凍結することによって収縮し、かかる収縮に伴って生じる歪み(引張り力)によって、パーティクルがパターン等から引き離される。
このように、基板洗浄装置5では、処理液である炭酸エチレンが常温よりも高い温度で凍結する性質を有するため、かかる炭酸エチレンを容易に凍結させることができる。しかも、炭酸エチレンを積極的に冷却することで、炭酸エチレンが凍結するまでの時間を短縮することができる。なお、気体供給部22は、液供給部によって基板に供給された処理液を冷却して該処理液を凍結させる凍結処理部の一例である。
また、基板洗浄装置5では、温度調整部35(図4参照)によって凍結点近傍の温度(たとえば、40℃程度)に調整された炭酸エチレンをウェハWへ供給することとしたため、これによっても、炭酸エチレンが凍結するまでの時間を短縮することができる。
また、ここでは、液体化された炭酸エチレンを気体供給部22を用いて積極的に冷却することとしたが、基板洗浄装置5は、炭酸エチレンをウェハWへ供給した後、供給した炭酸エチレンが自然に凍結するまで待機してもよい。チャンバ10内は常温に保たれており、ウェハWへ供給された炭酸エチレンは積極的に冷却させなくとも自然に凍結する。
ところで、上記の凍結処理中に、炭酸エチレンの周囲に気流が存在すると、炭酸エチレンが凍結するまでの時間が長くなることが確認されている。この原因の1つとしては、気流によって炭酸エチレンの液面が波立って凍結し難くなることが考えられる。そこで、基板洗浄装置5は、上記の凍結処理と並行して気流抑制処理を行ってもよい。
たとえば、基板洗浄装置5は、回転保持機構21の回転を停止または減速させることによってウェハWの回転を停止または減速させる。これにより、回転によって相対的に生じる気流により炭酸エチレンの凍結が阻害されることを防止することができる。また、基板洗浄装置5は、FFU50(図3参照)を停止または流量を減少させる。これにより、FFU50が形成するダウンフローにより炭酸エチレンの凍結が阻害されることを防止することができる。
なお、回転保持機構21を停止または減速させる期間は、液供給部30AによってウェハWに炭酸エチレンが供給された後、かかる炭酸エチレンが凍結するまでの所定期間であればよい。たとえば、基板洗浄装置5は、炭酸エチレンがウェハWに供給され、回転によって炭酸エチレンをウェハWの上面に塗り広げた後で回転保持機構21を停止または減速させてもよい。FFU50についても同様である。
つづいて、基板洗浄装置5は、ウェハW上で凍結した炭酸エチレンを再び液化させる液化処理を行う(ステップS104)。なお、基板洗浄装置5は、上述した気流抑制処理を行った場合には、回転保持機構21を通常の速度で再び回転させ、あるいは、FFU50を再び作動させた後で、液化処理を行う。
液化処理において、基板洗浄装置5は、図6Dに示すように、バルブ8b(図3参照)を所定時間開放することによって、炭酸エチレンの凍結点よりも高い温度(たとえば、40℃程度)に調整されたN2ガス(以下、N2ガス(温)と記載する)を気体供給部22からウェハWの裏面へ供給する。これにより、炭酸エチレンが解凍されて再び液体状態へ戻る。
この結果、ステップS103の凍結処理においてパターン等から引き離されたパーティクルは、液体化した炭酸エチレン中に浮遊した状態となる(図2C参照)。このように、気体供給部22は、液供給部によって基板に供給されて基板上で凍結した処理液を液化させる液化処理部の一例でもある。
つづいて、基板洗浄装置5は、液化処理後のウェハWの上面をCDIWですすぐリンス処理を行う(ステップS105)。かかるリンス処理において、基板洗浄装置5は、図6Eに示すように、バルブ8c(図3参照)を所定時間開放することによって、液供給部30Bのノズル31BからウェハWの上面へCDIWを供給して、液化した炭酸エチレンを洗い流す。
具体的には、ウェハW上に供給されたCDIWは、ウェハWの回転によってウェハW上に拡散しながら、液体状態の炭酸エチレンとともにウェハWの外方へ飛散する。かかるリンス処理によって、炭酸エチレン中に浮遊するパーティクルは、炭酸エチレンおよびCDIWとともにウェハWから除去される。また、FFU50によって形成されるダウンフローによって速やかに排気を行うことができる。
つづいて、基板洗浄装置5は、乾燥処理を行う(ステップS106)。かかる乾燥処理において、基板洗浄装置5は、ウェハWを所定時間回転させる。これにより、ウェハWの上面に残存するCDIWが振り切られて、ウェハWが乾燥する(図6F参照)。その後、基板洗浄装置5は、ウェハWの回転を停止させる。
そして、基板洗浄装置5は、基板搬出処理を行う(ステップS107)。かかる基板搬出処理において、基板洗浄装置5は、昇降機構22c(図3参照)を用いて気体供給部22を上昇させ、支持部21aによって支持されたウェハWを支持ピン22d上に載置させる。そして、基板洗浄装置5は、支持ピン22d上に載置させたウェハWを基板搬送装置3aへ渡す。かかる基板搬出処理を終えると、基板洗浄装置5は、1枚のウェハWについての基板洗浄処理を終える。
上述してきたように、第1の実施形態に係る基板洗浄装置5は、液供給部30Aと、気体供給部22とを備える。液供給部30Aは、凍結する際に体積が収縮する処理液である炭酸エチレンをウェハWに対して供給する。また、気体供給部22は、液供給部30AによってウェハWに供給されてウェハW上で凍結した処理液を液化させる。
したがって、第1の実施形態に係る基板洗浄装置5によれば、従来の基板洗浄方法では除去が困難であった粒子径の小さなパーティクルやパターンの隙間に入り込んだパーティクルを容易に除去することができるため、洗浄効率を高めることができる。
また、第1の実施形態に係る基板洗浄装置によれば、凍結の際に体積が収縮する処理液を用いることとしたため、パターン倒れを防止することもできる。
(第2の実施形態)
ところで、上述した第1の実施形態では、液化処理の一例として、炭酸エチレンの凍結点よりも高い温度のN2ガスを供給することによって、凍結した炭酸エチレンを解凍して液化する場合の例を示した。しかし、液化処理はこれに限ったものではない。そこで、以下では、液化処理の他の例について図7Aおよび図7Bを用いて説明する。
図7Aおよび図7Bは、液化処理の他の例を示す図である。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
たとえば図7Aに示すように、基板洗浄装置5は、液化処理において、ウェハW上で凍結した炭酸エチレンに対し、液供給部30B(図2参照)のノズル31BからHDIWを供給することとしてもよい。HDIWは、常温よりも高い所定の温度(45〜80℃程度)に加熱された高温の純水である。かかるHDIWを供給することで、炭酸エチレンを解凍して液化することができる。また、上述したリンス処理と同様の効果を得ることができるため、リンス処理を省略することもできる。
このように、ウェハW上で凍結した炭酸エチレンに対して炭酸エチレンの凍結点よりも高い温度の純水を供給することによって、凍結した炭酸エチレンを液化させることとしてもよい。これにより、リンス処理を省略することが出来るため、基板洗浄処理を効率化させることができる。
なお、かかる場合、液供給部30Bは、CDIW供給源に代えてHDIW供給源に接続すればよい。
また、図7Bに示すように、基板洗浄装置5は、液化処理において、ウェハW上で凍結した炭酸エチレンに対し、液供給部30A(図3参照)のノズル31Aから高温の炭酸エチレンを供給することとしてもよい。すなわち、基板洗浄装置5は、図4に示す切替バルブ36を切り替えて、温度調整部35を経ない経路で炭酸エチレンをノズル31Aに供給する。これにより、炭酸エチレンを高温(60℃程度)のままウェハWへ供給することができる。かかる高温の炭酸エチレンを供給することで、ウェハW上の炭酸エチレンを解凍して液化することができる。また、かかる場合も上述したリンス処理と同様の効果を得ることができるため、リンス処理を省略することもできる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る基板洗浄装置について説明する。図8は、第3の実施形態に係る基板洗浄装置の構成を示す模式図である。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図8に示すように、第3の実施形態に係る基板洗浄装置5’は、第1の実施形態に係る基板洗浄装置5が備えるチャンバ10、基板保持部20および回収カップ40に代えて、チャンバ10’、基板保持部20’および回収カップ40’を備える。さらに、基板洗浄装置5’は、保持部材212によって保持されたウェハWの上方を覆うトッププレート213を備える。
基板保持部20’は、ウェハWを回転可能に保持する回転保持機構21’と、回転保持機構21’によって保持されるウェハWの下方を覆うアンダープレート22’とを備える。
回転保持機構21’は、アンダープレート22’が挿通される本体部211と、本体部211に設けられ、アンダープレート22’から離間させた状態でウェハWを保持する保持部材212とを備える。
保持部材212は、ウェハWの裏面を支持する支持ピン212aを複数(たとえば3個)備えており、かかる支持ピン212aにウェハWの裏面を支持させることによってウェハWを水平保持する。
トッププレート213は、ウェハWの上面を覆う大きさに形成され、中央には、液供給部30A,30Bによって供給される処理液を通過させるための開口部213aが設けられている。ウェハWに処理液を供給する場合には、かかる開口部213aからウェハWの中央部へ処理液を供給する。トッププレート213は、トッププレート213を水平に支持するアーム213bと、アーム213bを旋回及び昇降させる駆動機構213cとを備える。
駆動機構213cがアーム213bを上昇させると、これに伴いトッププレート213が上昇してウェハWから離隔する。一方、駆動機構213cがアーム213bを降下させると、トッププレート213がウェハWに近接した位置で保持される。このように、トッププレート213は、ウェハWの上面に近接しウェハWの上方を覆う位置(以下、「処理位置」と記載する)と、ウェハWの上面から離隔しウェハWの上方を開放する位置(以下、「退避位置」と記載する)との間で移動することができる。
なお、回転保持機構21’は、第1の実施形態に係る回転保持機構21と同様、軸受21cを介してチャンバ10’および回収カップ40’に回転可能に支持されるとともに、駆動機構21bによって鉛直軸まわりに回転する。
アンダープレート22’は、回転保持機構21’によって保持されるウェハWの裏面を覆う大きさに形成された部材である。アンダープレート22’の内部には、流路22eが形成される。かかる流路22eには、バルブ8dを介して処理液供給源6が接続される。これにより、アンダープレート22’は、バルブ8dおよび流路22eを介してウェハWの裏面へ炭酸エチレンを供給することもできる。なお、ここでは、図示を省略するが、アンダープレート22’は、液供給部30Aと同様の温度調整部35および切替バルブ36を備えており、かかる切替バルブ36の切り替えにより、凍結点近傍の温度に調整された炭酸エチレンまたは凍結点よりも十分に高い温度の炭酸エチレンをウェハWの裏面へ供給することができる。また、流路22eには、バルブ8eを介してCDIW供給源が接続される。
また、アンダープレート22’の基端部には、アンダープレート22’を鉛直方向に移動させる昇降機構22cが設けられている。かかる昇降機構22cによって、アンダープレート22’は、ウェハWの裏面に近接した位置(以下、「処理位置」と記載する)と、ウェハWの裏面から離隔した位置(以下、「退避位置」と記載する)との間で位置を変更することができる。
次に、第3の実施形態に係る基板洗浄装置5’が実行する基板洗浄処理の内容について説明する。図9は、第3の実施形態に係る基板洗浄装置5’の動作説明図である。
図9に示すように、基板洗浄装置5’は、トッププレート213およびアンダープレート22’をそれぞれ処理位置に移動させる。すなわち、トッププレート213をウェハWの上面に近接しウェハWの上方を覆う位置に、アンダープレート22’をウェハWの裏面に近接した位置に、それぞれ位置させる。これにより、トッププレート213とウェハWの上面との間、および、アンダープレート22’とウェハWの裏面との間には、それぞれ1mm程度の狭い隙間が形成される。
つづいて、基板洗浄装置5’は、駆動機構21b(図8参照)を用いて本体部211を回転させることにより、保持部材212とウェハWを回転させる。そして、基板洗浄装置5’は、ノズル31AからウェハWの上面へ炭酸エチレンを供給するとともに、アンダープレート22’からウェハWの裏面へ、凍結点近傍の温度に調整された炭酸エチレンを供給する。
ノズル31Aおよびアンダープレート22’からそれぞれ供給された炭酸エチレンは、ウェハWの回転による遠心力によってウェハWの外周方向へ拡散する。これにより、ウェハWの上面に炭酸エチレンが液盛りされるとともに、アンダープレート22’とウェハWの裏面との間に形成された隙間が炭酸エチレンで満たされた状態となる。その後、基板洗浄装置5’は、ウェハWの回転を停止させる。
また、アンダープレート22’には、温度調節部23が設けられている。基板洗浄装置5’は、かかる温度調節部23を用いて凍結処理および液化処理を行う。
まず、基板洗浄装置5’は、温度調節部23を用いて炭酸エチレンの温度を凍結点よりも低い温度まで低下させることによって、液体状態の炭酸エチレンを凍結させる。これにより、炭酸エチレンの凍結に伴う体積収縮によってウェハWに付着したパーティクルがウェハWから引き離される。
なお、第3の実施形態に係る基板洗浄装置5’では、トッププレート213によってウェハWの上方が覆われた状態となっている。このため、第3の実施形態に係る基板洗浄装置5’によれば、凍結処理中における気流の影響をトッププレート213によって抑えることができる。
つづいて、基板洗浄装置5’は、トッププレート213を退避位置に移動させ、ウェハWを再び回転させた後、温度調節部23を用いて炭酸エチレンの温度を凍結点を越える温度まで上昇させることによって、固体状態の炭酸エチレンを解凍する。そして、基板洗浄装置5’は、液供給部30Bのノズル31Bおよびアンダープレート22’からウェハWの上面および裏面に対してCDIWを供給する。ウェハW上に供給されたCDIWは、ウェハWの回転によってウェハW上に拡散しながら、液体状態の炭酸エチレンとともにウェハWの外方へ飛散する。かかるリンス処理によって、炭酸エチレン中に浮遊するパーティクルが、炭酸エチレンおよびCDIWとともにウェハWから除去される。
なお、トッププレート213を退避位置に移動させてウェハWの上方を開放することで、ダウンフローにより速やかに排気を行うことができる。
その後、基板洗浄装置5’は、第1の実施形態に係る基板洗浄装置5と同様、乾燥処理および基板搬出処理を行って基板洗浄処理を終える。
このように、第3の実施形態に係る基板洗浄装置5’は、ウェハWの上面を覆うとともに、液供給部30Aによって供給される炭酸エチレンを通過させる開口部213aが形成されたトッププレート213を備える。そして、液供給部30Aは、トッププレート213に形成された開口部213aを介してウェハWに対して炭酸エチレンを供給することとした。したがって、凍結処理中における気流の影響をトッププレート213によって抑えることができる。
また、第3の実施形態に係る基板洗浄装置5’は、ウェハWの下面を覆うとともに、ウェハWに供給された炭酸エチレンの温度を調節するための温度調節部23が設けられたアンダープレート22’を備える。これにより、基板洗浄装置5’は、アンダープレート22’に設けられた温度調節部23を用いて液体状態の炭酸エチレンを凍結させ、固体状態の炭酸エチレンを解凍することができる。
なお、アンダープレート22’とウェハWの裏面との間に供給される液体は、炭酸エチレンに限らず、純水であってもよい。
また、炭酸エチレンを液盛りした後、アンダープレート22’とウェハWの裏面との間に炭酸エチレンの凍結点より低い温度の気体を供給することによって、ウェハWを冷却するようにしてもよい。また、温度調節部23を備えるアンダープレート22’(冷却板に相当)をウェハWに接触させることによって、アンダープレート22’がウェハWを直接冷却するようにしてもよい。
また、ここでは、アンダープレート22’にのみ温度調節部23を設ける場合の例を示したが、トッププレート213およびアンダープレート22’の両方に温度調節部23を設けてもよいし、トッププレート213にのみ温度調節部23を設けてもよい。
ところで、上述したように、第3の実施形態に係る基板洗浄装置5’では、アンダープレート22’とウェハWの裏面との間に形成された隙間が炭酸エチレンで満たされる。そこで、基板洗浄装置5’は、かかる隙間に満たされた炭酸エチレンに対して振動を付与することによって、パーティクルの除去効率を高めることとしてもよい。かかる場合について図10を用いて説明する。図10は、炭酸エチレンに振動を付与する場合の変形例を示す図である。
図10に示すように、たとえばアンダープレート22’の下部に複数の超音波振動子24を設ける。そして、基板洗浄装置5’は、上述した凍結処理中にかかる超音波振動子24を一定時間作動させて、凍結直前の炭酸エチレンに対して振動を付与する。これにより、炭酸エチレンの体積収縮に伴う引張り力に加え、超音波振動子24からの振動がパーティクルに付与されるため、ウェハWに付着したパーティクルをより確実にウェハWから引き離すことができる。
このように、基板洗浄装置5’は、振動を発生させる超音波振動子24を備え、液供給部30AによってウェハWに炭酸エチレンが供給された後、炭酸エチレンが凍結するまでの所定期間において、超音波振動子24を用いて炭酸エチレンに振動を付与することとしてもよい。これにより、パーティクルの除去効率を高めることができる。
また、ここでは、振動発生部の一例として超音波振動子24を用いたが、振動発生部は、炭酸エチレンに対して振動を付与できるものであればよく、超音波振動子24に限定されない。
上述してきた各実施形態では、処理液として炭酸エチレンを用いた場合の例について説明したが、処理液は、凍結する際に体積が収縮する物質であればよく、炭酸エチレンに限定されるものではない。このような処理液としては、たとえば、ハイドロフルオロカーボン(hydrofluorocarbon:HFC)などがある。
また、上述してきた各実施形態では、基板洗浄装置が、処理液の体積変化を利用したパーティクル除去のみを行う場合の例を示したが、かかるパーティクル除去に先立って、摩擦抵抗を利用したパーティクル除去を実施してもよい。このように、摩擦抵抗を利用したパーティクル除去によって粒径の大きいパーティクルを除去した後、摩擦抵抗を利用したパーティクル除去では除去が困難な粒径の小さなパーティクル等を処理液の体積変化を利用した基板洗浄によって除去することとすれば、基板の洗浄効率をさらに高めることができる。
また、上述してきた各実施形態では、凍結処理の内容として、N2ガス(冷)を供給する場合、自然冷却する場合、温度調節部23を用いて冷却する場合について示したが、これらに限ったものではない。たとえば、ウェハWの裏面にCDIWを供給することによって炭酸エチレンを冷却してもよいし、ウェハWを回転させて炭酸エチレンを冷却してもよい。さらに、ウェハWの裏面にCDIWを供給して炭酸エチレンを過冷却状態とした後で、超音波振動子24等を用いて炭酸エチレンに振動を付与することにより、炭酸エチレンの凍結を促進させることもできる。
また、上述してきた各実施形態では、基板洗浄装置が、2つの液供給部を備える場合の例を示したが、1つの液供給部を備える構成であってもよい。かかる場合、切替バルブ等を用いて炭酸エチレンの供給経路とCDIW等の供給経路とを切り替えるように構成すればよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
W ウェハ
5 基板洗浄装置
6 処理液供給源
10 チャンバ
20 基板保持部
21 回転保持機構
22 気体供給部
30A,30B 液供給部
31A,31B ノズル
35 温度調整部
40 回収カップ
50 ファンフィルタユニット
100 基板洗浄システム

Claims (20)

  1. 凍結する際に体積が収縮する処理液を基板に対して供給する液供給部と、
    前記液供給部によって前記基板に供給されて前記基板上で凍結した前記処理液を液化させる液化処理部と
    を備えることを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 前記処理液は、常温よりも高い温度で凍結する性質を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  3. 前記液供給部によって前記基板に供給された前記処理液を冷却して該処理液を凍結させる凍結処理部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の基板洗浄装置。
  4. 前記凍結処理部は、
    前記処理液の凍結点よりも低い温度の流体を前記基板の裏面に供給することによって前記処理液を凍結させること
    を特徴とする請求項3に記載の基板洗浄装置。
  5. 前記処理液の温度を該処理液の凍結点よりも高い第1の温度に維持する処理液供給源と、
    前記処理液供給源から供給される処理液の温度を前記第1の温度よりも低い凍結点近傍の温度である第2の温度に調整するに調整する温度調整部と
    をさらに備え、
    前記液供給部は、
    前記温度調整部によって凍結点近傍の温度に調整された前記処理液を前記基板に対して供給すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  6. 前記液化処理部は、
    前記基板上で凍結した前記処理液に対して前記処理液の凍結点よりも高い温度の流体を供給することによって、前記処理液を液化させること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  7. 前記流体は、純水、前記処理液および気体の何れかであること
    を特徴とする請求項6に記載の基板洗浄装置。
  8. 装置内部に気流を発生させる気流発生部
    をさらに備え、
    前記液供給部によって前記基板に前記処理液が供給された後、前記処理液が凍結するまでの所定期間において、前記気流発生部を停止または流量を減少させること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  9. 前記基板を回転可能に保持する回転保持部
    をさらに備え、
    前記液供給部によって前記基板に前記処理液が供給された後、前記処理液が凍結する
    までの所定期間において、前記回転保持部の回転を停止または減速させること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  10. 前記基板の上方を覆うとともに、前記液供給部によって供給される前記処理液を通過させる開口部が形成されたトッププレート
    をさらに備え、
    前記液供給部は、
    前記トッププレートに形成された開口部を介して前記基板に対して前記処理液を供給すること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  11. 振動を発生させる振動発生部
    をさらに備え、
    前記液供給部によって前記基板に前記処理液が供給された後、前記処理液が凍結するまでの所定期間において、前記振動発生部を用いて前記処理液に振動を付与すること
    を特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  12. 前記処理液は、炭酸エチレンであること
    を特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の基板洗浄装置。
  13. 凍結する際に体積が収縮する処理液を基板に対して供給する液供給工程と、
    前記基板に供給されて前記基板上で凍結した前記処理液を液化させる液化処理工程と
    を含むことを特徴とする基板洗浄方法。
  14. 前記液供給工程において前記基板に供給した前記処理液を冷却して該処理液を凍結させる凍結工程
    をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の基板洗浄方法。
  15. 前記凍結工程は、
    前記基板を冷却することによって前記処理液を冷却して該処理液を凍結させること
    を特徴とする請求項14に記載の基板洗浄方法。
  16. 前記凍結工程は、
    前記処理液の凍結点よりも低い温度の流体を前記基板の裏面に供給することによって前記基板を冷却すること
    を特徴とする請求項15に記載の基板洗浄方法。
  17. 前記凍結工程は、
    前記処理液の凍結点よりも低い温度に調整された冷却板を前記基板の裏面に接触させることによって前記基板を冷却すること
    を特徴とする請求項15に記載の基板洗浄方法。
  18. 前記液化処理工程において液化した前記処理液を洗い流すリンス工程
    をさらに含むことを特徴とする請求項13〜17のいずれか一つに記載の基板洗浄方法。
  19. 前記凍結工程において、前記処理液の周囲の気流を抑制する気流抑制処理を行うこと
    を特徴とする請求項14〜18のいずれか一つに記載の基板洗浄方法。
  20. 前記液化処理工程の後において、前記基板を乾燥させる乾燥工程
    をさらに含み、
    前記乾燥工程において、前記基板の周囲に気流を形成すること
    を特徴とする請求項13〜19のいずれか一つに記載の基板洗浄方法。
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