JP2014011439A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ソフトエラー耐性の向上効果を得ながらも、SRAMセル面積の増大を抑制することを可能とする。
【解決手段】SRAMセル160の記憶ノードNAに接続された容量CG1を設ける。容量CG1は、Pチャネル型のMIS容量である。容量CG1は、N型半導体領域(61)、N型半導体領域(61)の表面領域(611)上に形成された絶縁層(51)、絶縁層(51)上に形成されたゲート導電層(311)、及び表面領域(611)に隣接して形成されたP型の拡散領域(231)を有するが、表面領域(611)を挟んでP型の拡散領域(231)と対称な位置にはP型の拡散領域が形成されていないMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造を持つ。
【選択図】図12
【解決手段】SRAMセル160の記憶ノードNAに接続された容量CG1を設ける。容量CG1は、Pチャネル型のMIS容量である。容量CG1は、N型半導体領域(61)、N型半導体領域(61)の表面領域(611)上に形成された絶縁層(51)、絶縁層(51)上に形成されたゲート導電層(311)、及び表面領域(611)に隣接して形成されたP型の拡散領域(231)を有するが、表面領域(611)を挟んでP型の拡散領域(231)と対称な位置にはP型の拡散領域が形成されていないMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造を持つ。
【選択図】図12
Description
本発明は、半導体装置に関し、特に、SRAM(Static Random Access Memory)セルを有する半導体記憶装置に関する。
特許文献1は、容量素子として動作するMOSトランジスタをSRAMセルの記憶ノードに接続した構成を開示している。具体的に述べると、容量素子として動作するNMOSトランジスタ又はPMOSトランジスタのゲートは、記憶ノードに接続される。また、容量素子として動作するNMOSトランジスタ又はPMOSトランジスタのソース及びドレインは、高位基準電圧VDD、低位基準電圧(接地電圧GND)、又は記憶ノードに接続される。このような構成により、特許文献1に開示されたSRAMセルは、容量素子として動作するMOSトランジスタのゲート容量に相当する静電容量を記憶ノードに付加することができる。このため、特許文献1のSRAMセルは、ソフトエラー耐性の向上に寄与できる。
図24は、特許文献1に開示されたシングルポートSRAMセルの構成の1つを示している。図24に示されたSRAMセル900は、双安定性を持つフリップフロップ回路によって記憶ノードNA及びNBにデータを記憶する。図24の例では、フリップフロップ回路は、第1及び第2のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)インバータを含むCOMSインバータ対によって構成されている。第1のCMOSインバータは、高位基準電圧VDDと低位基準電圧GNDとの間に直列に接続されたトランジスタNM1及びPM1を有する。同様に、第2のCMOSインバータは、高位基準電圧VDDと低位基準電圧GNDとの間に直列に接続されたトランジスタNM2及びPM2を有する。NMOSトランジスタNM3及びNM4は、ワード線WLが選択状態であるか非選択状態であるかに応じて、記憶ノードNA及びNBとビット線対BL_T及びBL_Bとの間の接続を制御する転送トランジスタである。さらにSRAMセル900は、記憶ノードNA及びNBに各々のゲートが接続されたPMOSトランジスタP1及びP2を有する。図24の例では、PMOSトランジスタP1及びP2のソース及びドレインは、高位基準電圧VDDに接続されている。
図26は、特許文献1に開示されたデュアルポートSRAMセルの構成の1つを示している。図26に示されたSRAMセル901は、図24の構成と比べて、NMOSトランジスタNM5及びNM6をさらに有する。トランジスタNM5及びNM6は、第2のワード線WL_2が選択状態であるか非選択状態であるかに応じて、記憶ノードNA及びNBと第2のビット線対BL_T2及びBL_B2との間の接続を制御する転送トランジスタである。SRAMセル901は、記憶ノードNA及びNBに各々のゲートが接続されたPMOSトランジスタP1及びP2を有する。図26の例では、PMOSトランジスタP1及びP2のソースは、高位基準電圧VDDに接続されている。また、PMOSトランジスタP1及びP2の互いのドレインどうしが接続されている。
本願の発明者は、図24及び26に示されているような、特許文献1に開示されたSRAMセルは、以下に述べる問題点を有することを見出した。特許文献1に開示されたSRAMセルは、記憶ノードNA及びNBに接続される容量素子としてソース及びドレインを有するMOSトランジスタ(eg. 図24及び26のPMOSトランジスタP1及びP2)を用いている。したがって、特許文献1に開示されたSRAMセルは、容量素子としてのMOSトランジスタを半導体基板上に配置する必要があり、SRAMセルを形成するために必要となる基板面積(セル面積)の増大を招くという問題がある。
本発明の第1の態様は、メモリセルを有する半導体装置を含む。前記メモリセルは、第1及び第2の記憶ノード、フリップフロップ回路、並びに第1の容量素子を含む。前記フリップフロップ回路は、第1の基準電圧と前記第1の基準電圧より低い第2の基準電圧との間で動作し、記憶するデータに応じて、前記第1及び第2の記憶ノードのうち一方を第1の電位に設定し他方を前記第1の電位より低い第2の電位に設定する。前記第1の容量素子は、前記第1の記憶ノードに接続されている。さらに、前記第1の容量素子は、(a)N型半導体領域、(b)前記N型半導体領域の表面領域上に形成された絶縁層、(c)前記絶縁層上に形成されたゲート導電層、及び(d)前記表面領域に隣接して形成されたP型の拡散領域を有するが、前記表面領域を挟んで前記P型の拡散領域と対称な位置にはP型の拡散領域が形成されていないMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造を持つ。前記ゲート導電層は前記第1の記憶ノードに接続され、前記P型の拡散領域は前記第1の基準電圧に接続される。
上述のとおり、当該第1の態様では、第1の容量素子が記憶ノードに接続されている。図24及び26において記憶ノードに接続されているPMOSトランジスタP1及びP2は、ゲート直下のN型半導体領域によって隔てられた2つのP型の拡散領域(P+拡散領域)を必要とし、これら2つのP+拡散領域をソース及びドレインとして使用する。これとは対照的に、当該第1の態様に含まれる第1の容量素子は、PMOSトランジスタが必要とする2つのP+拡散領域のうちの一方(例えばソース)に相当する1つのP+拡散領域のみを有していればよい。このため、第1の容量素子は、PMOSトランジスタに比べて小さい面積で半導体基板上に形成することができる。したがって、当該第1の態様は、特許文献1に開示されたSRAMセルと同様のソフトエラー耐性の向上効果を得ながらも、特許文献1に開示されたSRAMセルに比べてセル面積の増大を抑制することができる。
上述した本発明の第1の態様によれば、特許文献1に開示されたSRAMセルと同様のソフトエラー耐性の向上効果を得ながらも、特許文献1に開示されたSRAMセルに比べてセル面積の増大を抑制することができる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<発明の実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係る半導体装置1の構成例を示すブロック図である。半導体装置1は、回路10及びSRAM11を有する。回路10は、SRAM11のアドレス端子にアドレス信号を供給し、SRAM11へのデータ書き込み及びSRAM11からのデータ読み出しを行う。SRAM11は、入力データ端子(D_IN)を介して回路10から書き込みデータを受信する。また、SRAM11は、出力データ端子(D_OUT)を介して回路10に読み出しデータを供給する。半導体装置1は、例えば、マイクロコントローラ、MPU(Micro Processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)、又はDSP(Digital Signal Processor)等のマイクロプロセッサである。この場合、SRAM11は、マイクロプロセッサに内蔵された内部キャッシュメモリである。
図1は、本実施の形態に係る半導体装置1の構成例を示すブロック図である。半導体装置1は、回路10及びSRAM11を有する。回路10は、SRAM11のアドレス端子にアドレス信号を供給し、SRAM11へのデータ書き込み及びSRAM11からのデータ読み出しを行う。SRAM11は、入力データ端子(D_IN)を介して回路10から書き込みデータを受信する。また、SRAM11は、出力データ端子(D_OUT)を介して回路10に読み出しデータを供給する。半導体装置1は、例えば、マイクロコントローラ、MPU(Micro Processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)、又はDSP(Digital Signal Processor)等のマイクロプロセッサである。この場合、SRAM11は、マイクロプロセッサに内蔵された内部キャッシュメモリである。
SRAM11は、複数のメモリセル(SRAMセル)160が格子状に配置されたSRAMセルアレイ16と、その周辺回路を含む。行選択回路12は、アドレス信号をデコードし、アドレス信号で指定されるメモリセル160に対応したワード線WLを複数のワード線(WL0、WL1、・・・)の中から選択する。列選択回路13は、アドレス信号をデコードし、アドレス信号で指定されるメモリセル160に対応した一対のビット線BL_T及びBL_Bを複数のビット線対(BL0_T及びBL0_B、BL1_T及びBL1_B、・・・)の中から選択する。書き込み回路14は、書き込み対象のセル160に対応した一対のビット線BL_T及びBL_Bを駆動し、当該セル160に対するデータ書き込みを行う。読み出し回路15は、読み出し対象のセル160に対応した一対のビット線BL_T及びBL_Bに接続され、当該セル160に保持されたデータを検出し増幅する。
続いて以下では、SRAMセル160の構成について詳細に説明する。SRAMセル160は、2つの記憶ノードNA及びNBを有し、双安定性を持つフリップフロップ回路によってデータを記憶する。双安定型のフリップフロップ回路は、記憶するデータに応じて、記憶ノードNA及びNBのうち一方をHIGHレベルに設定し、他方をLOWレベルに設定する。双安定型のフリップフロップ回路は、一般的に、2つのインバータを用いた正帰還ループ回路によって構成される。言い換えると、双安定型のフリップフロップ回路は、互いに交差接続された2つのインバータ(NOTゲート)によって構成される。
図2〜4は、SRAMセル160の第1〜第3の構成例を示す回路図である。図2に示された第1の構成例は、2つのインバータ1611及び1612を用いた正帰還ループを含むフリップフロップ回路161を有する。インバータ1611は、第2の記憶ノードNBに入力端子が接続され、第1の記憶ノードNAに出力端子が接続されている。一方、インバータ1612は、第1の記憶ノードNAに入力端子が接続され、第2の記憶ノードNBに出力端子が接続されている。
一対のビット線BL_T及びBL_Bと記憶ノードNA及びNBとの接続は、転送トランジスタ(転送ゲート)NM3及びNM4によって制御される。転送トランジスタNM3及びNM4は、NMOSトランジスタである。転送トランジスタNM3及びNM4のゲートはワード線WLに接続されている。転送トランジスタNM3のソース及びドレインの一方はビット線BL_Tに接続され、他方は記憶ノードNAに接続されている。転送トランジスタNM4のソース及びドレインの一方はビット線BL_Bに接続され、他方は記憶ノードNBに接続されている。つまり、転送トランジスタNM3及びNM4は、当該セル160に対応するワード線WLが選択状態(HIGHレベル)であるか非選択状態(LOWレベル)であるかに応じて、記憶ノードNA及びNBと一対のビット線BL_T及びBL_Bとの間の接続を制御する。
図3は、電界効果トランジスタを用いてフリップフロップ回路161を構成した例を示している。具体的に述べると、図3に示された第2の構成例は、CMOSインバータ型のSRAMセル160を示している。図3では、インバータ1611は、高位基準電圧(VDD)と低位基準電圧(GND)との間に直列に接続されたPMOSトランジスタPM1及びNMOSトランジスタNM1を有する。トランジスタPM1及びNM1のゲートは、記憶ノードNBに接続されている。トランジスタPM1及びNM1のドレインは、記憶ノードNAに接続されている。インバータ1612は、高位基準電圧(VDD)と低位基準電圧(GND)との間に直列に接続されたPMOSトランジスタPM2及びNMOSトランジスタNM2を有する。トランジスタPM2及びNM2のゲートは、記憶ノードNAに接続されている。トランジスタPM2及びNM2のドレインは、記憶ノードNBに接続されている。
図4もまた、電界効果トランジスタを用いてフリップフロップ回路161を構成した例を示している。具体的に述べると、図4に示された第3の構成例は、抵抗負荷型のSRAMセル160を示している。図4では、インバータ1611は、記憶ノードNAを駆動する駆動トランジスタNM1、及び抵抗負荷R1を有する。駆動トランジスタNM1は、記憶ノードNBにそのゲートが接続され、記憶ノードNAにそのドレインが接続されたNMOSトランジスタである。インバータ1612は、記憶ノードNBを駆動する駆動トランジスタNM2、及び抵抗負荷R2を有する。駆動トランジスタNM2は、記憶ノードNAにそのゲートが接続され、記憶ノードNBにそのドレインが接続されたNMOSトランジスタである。
本実施の形態に係るSRAMセル160は、図2〜4に示されているように、記憶ノードNA及びNBに接続されたMIS(Metal Insulator Semiconductor)容量CG1及びCG2を有する。容量CG1及びCG2は、Pチャネル(P型反転層)を利用するMIS容量である。MIS容量は、ゲート電極と、ゲート酸化膜(絶縁層)を介してゲート電極に対向する半導体領域(半導体基板又はウエル)との間の静電容量がゲート電圧に応じて変化することを利用した可変容量素子である。図2〜4の例では、容量CG1及びCG2のゲートは、記憶ノードNA及びNBにそれぞれ接続されている。また、容量CG1及びCG2のソースは、高位基準電圧VDDに接続されている。
さらに、本実施の形態の容量CG1及びCG2のMIS構造は、PMOSトランジスタのソース及びドレインに対応する2つのP+拡散領域のうち一方のP+拡散領域のみを有する。通常のPMOSトランジスタ(例えば、図24に示されたPMOSトランジスタP1及びP2)は、ゲート直下のN型半導体領域によって隔てられた2つのP+拡散領域を必要とし、これら2つのP+拡散領域をソース及びドレインとして使用する。これとは対照的に、容量CG1及びCG2は、PMOSトランジスタが必要とする2つのP+拡散領域のうちの一方(例えばソース)に相当する1つのP+拡散領域のみを有する。すなわち、本実施の形態の容量CG1及びCG2のMIS構造は、(a)N型半導体領域(N型半導体基板又はNウェル)、N型半導体領域の表面領域(P型反転層(Pチャネル)が形成される領域)上に形成された絶縁層(ゲート酸化膜)、(b)絶縁層上に形成されたゲート導電層(ゲートポリシリコン)、及び(c)当該表面領域に隣接して形成された第1のP+拡散領域(例えばソース)を有するが、当該表面領域を挟んで第1のP+拡散領域と対称な位置にはP+拡散領域(例えばドレイン)が形成されていないことを特徴とする。
このため、容量CG1及びCG2は、PMOSトランジスタに比べて小さい面積で半導体基板上に形成することができる。したがって、本実施の形態に係るSRAMセル160は、特許文献1に開示されたSRAMセル(図24のSRAMセル900)と同様のソフトエラー耐性の向上効果を得ながらも、特許文献1に開示されたSRAMセルに比べてセル面積の増大を抑制することができる。なお、セル面積の抑制に効果的なSRAMセル160の回路レイアウトの具体例については後述する。
以下では、容量CG1及びCG2を有するSRAMセル160の動作について説明する。Pチャネル型のMIS容量は、ゲート〜ソース間電圧VGSに応じて、その静電容量CGSが変更される。図5は、Pチャネル型のMIS容量としての容量CG1及びCG2のゲート〜ソース間電圧VGSとゲート〜ソース間の静電容量CGSの関係を示すグラフである。図5に示すように、VGSが−VDD、つまりゲートがLOW(GND)レベルでありソースがHIGH(VDD)レベルである場合に、容量CG1及びCG2は相対的に大きな静電容量CLを持つ。これは、N型の半導体領域(基板又はウエル)の電位(VDD)に比べてゲート電位が十分に低いためにPチャネル(P型の反転層)が形成され、P型反転層の電位がソースと同電位(VDD)であるためである。この場合、P型反転層とソースが電気的に接続され、ゲートとソースの間にはゲート酸化膜の静電容量のみが存在することになり、ゲート〜ソース間の静電容量CGSは相対的に大きい値CLとなる。
一方、VGSがゼロ以上である場合、容量CG1及びCG2は相対的に小さい静電容量CSを持つ。例えば、容量CG1及びCG2のゲートがLOW(GND)レベルでありソースもLOW(GND)レベルである場合、ゲートとN型の半導体領域(基板又はウエル)の電位差によってP型反転層が形成されるものの、P型反転層がLOW(GND)レベルのソースに接続した瞬間にP型反転層がGND電位となる。このとき、ゲートもGND電位であるため、P型反転層が消滅する(P型反転層が存在できない)。従って、ゲートとソースの間に存在したゲート酸化膜の静電容量が消滅することになり、ゲート〜ソース間の静電容量CGSは相対的に小さい値CSとなる。
また、容量CG1及びCG2のゲートがHIGH(VDD)レベルである場合、ゲートとN型の半導体領域(基板又はウエル)が実質的に同電位となる。よって、P型反転層は形成されない。HIGH(VDD)レベル又はLOWレベル(GND)のソースは、N型の半導体領域(基板又はウエル)と電気的に分離(ゼロ若しくは逆バイアス)されているから、ゲート〜ソース間の静電容量CGSは相対的に小さい値CSとなる。
図2〜4では、容量CG1は、ゲートが記憶ノードNAに接続され、ソースが高位基準電圧VDDに接続されている。容量CG2は、ゲートが記憶ノードNBに接続され、ソースが高位基準電圧VDDに接続されている。このように配置された容量CG1及びCG2は、記憶ノードNA及びNBに保持された電圧(記憶されたビット値)に応じて静電容量CGSを図6に示すように変化させる。すなわち、(1)記憶ノードNAがLOW(GND)レベルである場合、容量CG1のゲート〜ソース間電圧VGSは−VDDにバイアスされるから、容量CG1は相対的に大きい静電容量CLを持つ。(2)記憶ノードNAがHIGH(VDD)レベルである場合、容量CG1のゲート〜ソース間電圧VGSは0Vにバイアスされるから、容量CG1は相対的に小さい静電容量CSを持つ。容量CG2も同様である。
続いて以下では、図7〜10のタイミングチャートを用いて、SRAMセル160の読み出し動作及び書き込み動作について説明する。図7は、図3又は図4の構成例に関するタイミングチャートであり、記憶ノードNAがHIGHレベルを記憶し、記憶ノードNBがLOWレベルを記憶している場合におけるSRAMセル160の読み出し動作を示している。図7(A)は、ワード線WLの電位を示している。図7(B)は、ビット線BL_T及びBL_Bの電位を示している。図7(C)は、記憶ノードNA及びNBの電位を示している。一方、図8は、容量CG1及びCG2を有していない比較例に係るSRAMセルの読み出し動作のタイミングチャートである。
ワード線WLが非選択状態(LOWレベル)から選択状態(HIGHレベル)に変化するタイミングにおいて(図7及び8の期間T2及びT3)、プリチャージされたビット線BL_BのHIGHレベルがNMOSトランジスタNM4を介して記憶ノードNBの電位を引き上げる。このとき、記憶ノードNBの電位がインバータ1611の論理閾値電圧以上になると、図8(C)の期間T3に示されているように、記憶ノードNA及びNBのデータ反転(データ破壊)が発生するおそれがある。しかしながら、本実施の形態では、容量CG1及びCG2の静電容量がゲートバイアス電圧VGSに依存して変化する。つまり、本実施の形態のSRAMセル160は、HIGHレベルの記憶ノードNAには相対的に小さい静電容量CSが接続され、LOWレベルの記憶ノードNBには相対的に大きな静電容量CLが接続されている。このため、図7(C)の期間T2に示されているように、大きな静電容量CLが記憶ノードNBに接続されていることによって記憶ノードNBの電位上昇が抑制され、記憶ノードNA及びNBのデータ反転が抑制される。なお、記憶ノードNA及びNBの記憶データが逆の場合も同様である。
次に、書き込み動作に関して説明する。図9は、図3又は図4の構成例に関するタイミングチャートであり、記憶ノードNAがHIGHレベルを記憶し、記憶ノードNBがLOWレベルを記憶しているセル160に対する逆データの書き込み動作を示している。一方、図10は、記憶ノードNA及びNBに対してその電圧レベルに依らず大きな静電容量が接続された比較例に係るSRAMセルの読み出し動作のタイミングチャートである。
HIGHレベルを保持している記憶ノードNAに大きな静電容量が接続されていると、図10(C)の期間T6に示されているように、記憶ノードNAの電圧降下速度が低下するため、書き込み速度が低下してしまう。これとは対照的に、本実施の形態では、HIGHレベルの記憶ノードNAに接続された容量CG1は相対的に小さい静電容量CSを持つ。このため、図9(C)の期間T5に示されているように、記憶ノードNAの電圧降下速度が低下せず、書き込み速度の低下を抑制できる。なお、記憶ノードNA及びNBの記憶データが逆の場合も同様である。
続いて以下では、本実施の形態に係るSRAMセル160のレイアウトに関して説明する。図11は、図3に示したSRAMセル160の半導体基板上での素子配置の具体例を示す平面図である。図12は、図11のI−I断面線での断面図を示している。
図11に示されたレイアウトでは、2つのPウエルと、2つのPウエルの間に配置された1つのNウエルが半導体基板に形成されている。なお、例えば、Pウエルを形成せずに、P型の半導体基板を用いてもよい。2つのPウエルには、周囲をフィールド酸化膜(素子間分離層)によって囲まれたN+拡散領域21及び22が形成されている。N+拡散領域21及び22は、半導体基板の主面内に図11の縦方向(第1の方向)に沿って直線状に配置されている。このうち、N+拡散領域21は、NMOSトランジスタNM1のソース及びドレインとして用いられる。さらに、図11の例では、N+拡散領域21は、NMOSトランジスタNM3のソース及びドレインとしても用いられる。トランジスタNM1のドレインとNM3のドレイン(又はソース)は、共通化されている。また、N+拡散領域22は、NMOSトランジスタNM2及びNM4のソース及びドレインとして用いられる。トランジスタNM2のドレインとNM4のドレイン(又はソース)は、共通化されている。
図11のNウエルには、周囲をフィールド酸化膜(素子間分離層)によって囲まれたP+拡散領域23及び24が形成されている。P+拡散領域23及び24は、半導体基板の主面内に図11の縦方向(第1の方向)に沿って直線状に配置されている。このうち、P+拡散領域23は、PMOSトランジスタPM1のソース及びドレインとして用いられる。また、P+拡散領域24は、PMOSトランジスタPM2のソース及びドレインとして用いられる。
さらに、Nウエルには、P+拡散領域231及び241が形成されている。P+拡散領域231は、Pチャネル型のMIS容量CG2を形成するためのP+拡散領域として用いられる。P+拡散領域241は、Pチャネル型のMIS容量CG1を形成するためのP+拡散領域として用いられる。すなわち、図11から理解されるように、P+拡散領域241を含む容量CG1のMIS構造は、図11の縦方向(第1の方向)に沿ってP+拡散領域23(つまり、トランジスタPM1のソース及びドレイン)と実質的に同一直線上に配置されている。また、P+拡散領域231を含む容量CG2のMIS構造は、図11の縦方向(第1の方向)に沿ってP+拡散領域24(つまり、トランジスタPM2のソース及びドレイン)と実質的に同一直線上に配置されている。本実施の形態の容量CG1及びCG2は、PMOSトランジスタのソース及びドレインのうち一方を廃した構造を持つため、SRAMセル160の図11の縦方向(第1の方向)の長さを増大させることなく、図11のように容量CG1及びCG2を配置することができる。
なお、図11の例では、P+拡散領域231及び241は、P+拡散領域23及び24とそれぞれ一体的に形成されている。より具体的に述べると、P+拡散領域231は、P+拡散領域23から図11の横方向(第2の方向)に沿って張り出すように形成されている。また、P+拡散領域231は、P+拡散領域24から図11の横方向(第2の方向)に沿って張り出すように形成されている。つまり、図11の例では、P+拡散領域23及び231を含む一体的な拡散領域は、半導体基板の主面に垂直な方向から見た場合に、延在する2つの辺を持つL字形状を有する。同様に、P+拡散領域24及び241を含む一体的な拡散領域もL字形状を有する。
このように、P+拡散領域23及び231、並びにP+拡散領域24及び241をそれぞれ一体的に形成することで、これらの間でコンタクトを共通化することができる。図11の例では、P+拡散領域23と231は、P+拡散領域23上に形成されたコンタクト48によって上層の少なくとも1つの配線層(具体的にはVDD配線)に電気的に接続される。また、P+拡散領域24と241は、P+拡散領域24上に形成されたコンタクト49によって上層の少なくとも1つの配線層(具体的にはVDD配線)に電気的に接続される。コンタクト48及び49の共用化によって、容量CG1及びCG2の形成に必要な面積を一層削減できる。
ポリシリコン配線(導電層)31は、図11の横方向(第2の方向)に沿って延在しており、NMOSトランジスタNM1、PMOSトランジスタPM1、及び容量CG2の共通ゲートとして使用される。言い換えると、ポリシリコン配線31は、N+拡散領域21、P+拡散領域23、及びP+拡散領域231に跨って形成されており、容量CG2のMIS構造に含まれるゲート導電層を含む。
ポリシリコン配線(導電層)32は、図11の横方向(第2の方向)に沿って延在しており、NMOSトランジスタNM2、PMOSトランジスタPM2、及び容量CG1の共通ゲートとして使用される。言い換えると、ポリシリコン配線32は、N+拡散領域22、P+拡散領域24、及びP+拡散領域241に跨って形成されており、容量CG1のMIS構造に含まれるゲート導電層を含む。
なお、図11の例では、横方向(第2の方向)に延在するポリシリコン配線31から縦方向(第1の方向)に張り出した張り出し部分311を設けている。同様に、横方向(第2の方向)に延在するポリシリコン配線32から縦方向(第1の方向)に張り出した張り出し部分321を設けている。張り出し部分311は容量CG2のゲートとして用いられ、張り出し部分321は容量CG1のゲートとして用いられる。
ポリシリコン配線(導電層)33は、図11の横方向(第2の方向)に沿って延在し、N+拡散領域21を跨って形成されており、コンタクト47を介してワード線WLに接続されている。つまり、ポリシリコン配線33は、NMOSトランジスタNM3のゲートとして機能する。同様に、ポリシリコン配線(導電層)34は、図11の横方向(第2の方向)に沿って延在し、N+拡散領域22を跨って形成されており、NMOSトランジスタNM4のゲートとして機能する。
このポリシリコン配線の張り出し構造(311、321)を採用することによって、容量CG1及びCG2の形成に必要な面積を一層削減できる。なお、このポリシリコン配線の張り出し構造(311、321)と上述したコンタクト48及び49の共用化を共に採用するといっそう効果的である。なぜなら、コンタクト48及び49の共用化によって空いたスペースをポリシリコン配線の張り出し部分311及び321を配置するスペースとして利用できるためである。したがって、ポリシリコン配線の張り出し構造(311,321)と上述したコンタクト48及び49の共用化を共に採用することで、容量CG1及びCG2の形成に必要な面積をより一層削減できる。
図11に示されたコンタクト間を繋ぐ二重線は、上層の少なくとも1つの配線層に形成される配線を模式的に示したものである。例えば、ポリシリコン配線31(つまりトランジスタNM1及びPM1のゲート)は、コンタクト41、43及び44によって、記憶ノードNB(つまりトランジスタNM2及びPM2のドレイン)に接続されている。また、ポリシリコン配線32(つまりトランジスタNM2及びPM2のゲート)は、コンタクト42、45及び46によって、記憶ノードNA(つまりトランジスタNM1及びPM1のドレイン)に接続されている。
さらに、図11のレイアウト例では、ゲートコンタクト41及び42の配置も工夫されている。つまり、NMOSトランジスタNM1、PMOSトランジスタPM1、及び容量CG2の共通ゲートコンタクト41が、P+拡散領域24(トランジスタPM2のソース及びドレイン)と実質的に同一直線上に配置されている。また、NMOSトランジスタNM2、PMOSトランジスタPM2、及び容量CG1の共通ゲートコンタクト42が、P+拡散領域23(トランジスタPM1のソース及びドレイン)と実質的に同一直線上に配置されている。より具体的には、ゲートコンタクト41は、P+拡散領域231と24の間のスペースに配置されている。また、ゲートコンタクト42は、P+拡散領域241と23の間のスペースに配置されている。このようなゲートコンタクト41及び42の配置によって、SRAMセル160の横方向のサイズ増加を抑制することができる。なお、このようなゲートコンタクト41及び42の配置は、容量CG1及びCG2がPMOSトランジスタ構造(つまりソース及びドレインの両方)を有する場合には採用が難しい。
図12は、トランジスタPM2及びPチャネル型の容量CG2が形成された領域の断面図である。Pチャネル型の容量CG1の断面構造も、図12の容量CG2と同様である。容量CG2は、ゲート導電層(ポリシリコン配線31の張り出し部分311)、ゲート酸化膜(絶縁層)51、N型半導体領域(Nウエル61)、及びN型半導体領域に隣接するP+拡散領域231によって形成される。図示していないが、N型半導体領域(Nウエル61)は、高位基準電圧VDDに接続される。コンタクト49は、PMOSトランジスタPM2のソースとして用いられるP+拡散領域24上に形成され、PM2のソースを上層の配線層に電気的に接続する。層間絶縁膜63は、半導体基板と上層の配線層(不図示)の間を絶縁する。なお、図11及び12の例では、容量CG2は、ソースに相当するP+拡散領域231を有するが、ドレインに相当するP+拡散領域は有していない。PMOSトランジスタであればドレインが形成される領域には、フィールド酸化膜62が設けられている。
つまり、容量CG2は、(a)N型半導体領域(Nウエル61)、(b)N型半導体領域(Nウエル61)の表面領域(611)上に形成された絶縁層(ゲート酸化膜51)、(c)絶縁層(ゲート酸化膜51)上に形成されたゲート導電層(ポリシリコン配線311)、及び(d)表面領域(611)に隣接して形成されたP+拡散領域(231)を有するが、表面領域(611)を挟んでP+拡散領域(231)と対称な位置にはP+拡散領域が形成されていないMIS構造を持つ。
図13は、図11に示したSRAMセル160が複数個配置されたセルアレイのレイアウトを示す平面図である。図13の例では、メモリセル内の素子配置の対称性を利用して、拡散領域21〜24が縦方向の隣接セル間で共通化されている。つまり、NMOSトランジスタNM1〜NM4のソースは、隣接セルのNM1〜NM4のソースと共通化されている。また、PMOSトランジスタPM1及びPM2のソースは、隣接セルのPMOSトランジスタPM1及びPM2のソースと共通化されている。なお、図13から明らかであるように、一体的に形成された拡散領域23及び231は、1つのセル単位では「L字型」であるが、隣接セル間でさらに一体化された場合は「T字型」となる。拡散領域24及び241の形状も同様である。
図11〜13に示したSRAMセル160の回路レイアウトは一例に過ぎず、当業者であれば様々に変形することができる。図14は、SRAMセル160の回路レイアウトの他の例を示す平面図である。図15は、図13に示したSRAMセル160が複数個配置されたセルアレイのレイアウトを示す平面図である。
図14及び15の例では、ポリシリコン配線31及び32の張り出し部分311及び321の大きさが図11に比べて小さい。さらに、張り出し部分311及び321の位置は、図11に比べて左右にオフセットされている。具体的には、張り出し部分311を含む容量CG2のMIS構造は、隣接して配置されたP+拡散領域24及びP+拡散領域23の間に挟まれた場所に配置されている。言い換えると、容量CG2のMIS構造の図14の横方向(第2の方向)の配置は、P+拡散領域24と厳密な同一直線上ではない。しかしながら、以上の説明から理解されるように、隣接して配置されたP+拡散領域24とP+拡散領域23の間に容量CG2のMIS構造が配置される場合であっても、SRAMセル160の横方向(第2の方向)の長さを増大させることはない。容量CG1についても同様である。
つまり、容量CG2のMIS構造の図11及び14は、P+拡散領域24と「実質的に同一直線上」であればよい。本明細書における「実質的に同一直線上」の配置は、容量CG2のMIS構造がP+拡散領域24と厳密に同一直線上に配置されていることを含む。さらに、本明細書における「実質的に同一直線上」の配置は、容量CG2のMIS構造が、隣接して配置されたP+拡散領域24及びP+拡散領域23の間に挟まれた場所に配置されていることを含む。容量CG1についても同様である。
なお、図11〜15を用いたSRAMセル160の回路レイアウトの説明では、以下に示す構造(a)〜(j)の全てを有するレイアウトについて説明した。これらの構造の全てを有することで、SRAMセル160のセル面積を効果的に抑制することができる。しかしながら、以下に示す構造(a)〜(j)の一部のみ、例えば構造(a)〜(j)のいずれか1つのみを有するレイアウトをSRAMセル160の回路レイアウトとして採用してもよい。構造(a)〜(j)の一部を含むレイアウトもSRAMセル160のセル面積の抑制に寄与することができる。
(a)容量CG1が、図11及び14の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域23と実質的に同一直線上に配置された構造;
(b)容量CG2が、図11及び14の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域24と実質的に同一直線上に配置された構造;
(c)P+拡散領域231がP+拡散領域23と一体的に形成された構造;
(d)P+拡散領域241がP+拡散領域24と一体的に形成された構造;
(e)トランジスタPM1と容量CG2の間でソースコンタクト48が共用化された構造;
(f)トランジスタPM2と容量CG1の間でソースコンタクト49が共用化された構造;
(g)ポリシリコン配線31に張り出し部分311を設けて容量CG2のゲートとして利用する構造;
(h)ポリシリコン配線32に張り出し部分321を設けて容量CG1のゲートとして利用する構造;
(i)共通ゲートコンタクト41が、図11及び14の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域24と実質的に同一直線上に配置された構造;
(j)共通ゲートコンタクト42が、図11及び14の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域23と実質的に同一直線上に配置された構造。
(a)容量CG1が、図11及び14の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域23と実質的に同一直線上に配置された構造;
(b)容量CG2が、図11及び14の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域24と実質的に同一直線上に配置された構造;
(c)P+拡散領域231がP+拡散領域23と一体的に形成された構造;
(d)P+拡散領域241がP+拡散領域24と一体的に形成された構造;
(e)トランジスタPM1と容量CG2の間でソースコンタクト48が共用化された構造;
(f)トランジスタPM2と容量CG1の間でソースコンタクト49が共用化された構造;
(g)ポリシリコン配線31に張り出し部分311を設けて容量CG2のゲートとして利用する構造;
(h)ポリシリコン配線32に張り出し部分321を設けて容量CG1のゲートとして利用する構造;
(i)共通ゲートコンタクト41が、図11及び14の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域24と実質的に同一直線上に配置された構造;
(j)共通ゲートコンタクト42が、図11及び14の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域23と実質的に同一直線上に配置された構造。
ここで、図11〜15に示したSRAMセル160の回路レイアウトとの比較のために、特許文献1に開示されたシングルポートSRAMセル(図24のSRAMセル900)に関して想定される回路レイアウトを説明する。図25は、図24のSRAMセル900に関する回路レイアウトを示す図である。なお、図25は、本願の発明者が作成した比較例であり、特許文献1に開示された図面ではない。
図24のSRAMセル900の構成は、記憶ノードNA及びNBに接続する容量素子としてPMOSトラントランジスタP1及びP2を用いる。このため、図25に示すように、PMOSトランジスタP1及びP2のソース及びドレインとして用いるP+拡散領域232及び242を、トランジスタPM1及びPM2のためのP+拡散領域23及び24と並列に配置する必要がある。図25の例では、4つのPMOSトランジスタPM1、PM2、P1、及びP2を形成するためにNウエル内の4列分の領域を使用している。なお、PMOSトランジスタP1及びP2のドレインは共用化できるため、PMOSトランジスタP1及びP2を同一直線上に形成してもよい。しかしながら、この場合であっても、4つのPMOSトランジスタPM1、PM2、P1、及びP2を形成するためにNウエル内の3列分の領域を使用する。つまり、特許文献1に開示されたSRAMセル(図24のSRAMセル900)は、PMOSトランジスタP1及びP2を配置するためにセル900の横方向のサイズが大きくなってしまう。これに対して、SRAMセル160に関して図11〜15に示したレイアウトは、セル面積を拡大することなく、2つのPMOSトランジスタPM1及びPM2並びに容量CG1及びCG2をNウエル内の2列分の領域で形成することができる。
<発明の実施の形態2>
上述した発明の実施の形態1では、SRAMセル160がシングルポートSRAMセルである場合について述べた。しかしながら、実施の形態1で述べたSRAMセル160の構造は、デュアルポートSRAMセルにも容易に拡張することができる。本実施の形態では、デュアルポートSRAMに関して説明する。
上述した発明の実施の形態1では、SRAMセル160がシングルポートSRAMセルである場合について述べた。しかしながら、実施の形態1で述べたSRAMセル160の構造は、デュアルポートSRAMセルにも容易に拡張することができる。本実施の形態では、デュアルポートSRAMに関して説明する。
図16は、デュアルポートSRAMセル260の構成例を示している。デュアルポートSRAMセル260を含むセルアレイ、当該セルアレイを含むSRAM、当該SRAMを含む半導体装置は、図1に示した半導体装置の構造においてワード線及びビット線の数を拡張したものとすればよい。図16の例では、第2のワード線WL_2、並びに第2のビット線対BL_T2及びBL_B2が設けられている。転送トランジスタNM5及びNM6は、NMOSトランジスタである。転送トランジスタNM5及びNM6のゲートは第2のワード線WL_2に接続されている。転送トランジスタNM5のソース及びドレインの一方はビット線BL_T2に接続され、他方は記憶ノードNAに接続されている。転送トランジスタNM6のソース及びドレインの一方はビット線BL_B2に接続され、他方は記憶ノードNBに接続されている。
図16のSRAMセル260は、図2〜4に示したSRAMセル160と同様に配置されたPチャネル型のMIS容量CG1及びCG2を有する。すなわち、容量CG1は、ゲートが記憶ノードNAに接続され、ソースが高位基準電圧VDDに接続されている。容量CG2は、ゲートが記憶ノードNBに接続され、ソースが高位基準電圧VDDに接続されている。このように配置された容量CG1及びCG2は、記憶ノードNA及びNBに保持された電圧(記憶されたビット値)に応じて静電容量CGSを図6に示すように変化させる。
続いて以下では、デュアルポートSRAMセル260のレイアウトに関して説明する。図17は、SRAMセル260の半導体基板上での素子配置の具体例を示す平面図である。図17に示されたレイアウトでは、2つのPウエルと、2つのPウエルの間に配置された1つのNウエルが半導体基板に形成されている。なお、例えば、Pウエルを形成せずに、P型の半導体基板を用いてもよい。2つのPウエルには、周囲をフィールド酸化膜(素子間分離層)によって囲まれたN+拡散領域21、22、25〜28が形成されている。N+拡散領域21、22、25〜28は、半導体基板の主面内に図17の縦方向(第1の方向)に沿って直線状に配置されている。
N+拡散領域21は、NMOSトランジスタNM1のソース及びドレインとして用いられる。N+拡散領域22は、NMOSトランジスタNM2のソース及びドレインとして用いられる。4つのN+拡散領域25〜28は、4つの転送トランジスタNM3〜NM6のソース及びドレインとして用いられる。
図17のNウエル内における素子配置は、図11に示したシングルポートSRAMセル160の場合と実質的に同様である。つまり、図17のNウエル内における素子配置は、図11に関して説明したのと同様の以下の構造(a)〜(j)を含む。
(a)容量CG1が、図17の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域23と実質的に同一直線上に配置された構造;
(b)容量CG2が、図17の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域24と実質的に同一直線上に配置された構造;
(c)P+拡散領域231がP+拡散領域23と一体的に形成された構造;
(d)P+拡散領域241がP+拡散領域24と一体的に形成された構造;
(e)トランジスタPM1と容量CG2の間でソースコンタクト48が共用化された構造;
(f)トランジスタPM2と容量CG1の間でソースコンタクト49が共用化された構造;
(g)ポリシリコン配線31に張り出し部分311を設けて容量CG2のゲートとして利用する構造;
(h)ポリシリコン配線32に張り出し部分321を設けて容量CG1のゲートとして利用する構造;
(i)共通ゲートコンタクト41が、図17の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域24と実質的に同一直線上に配置された構造;
(j)共通ゲートコンタクト42が、図17の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域23と実質的に同一直線上に配置された構造。
(a)容量CG1が、図17の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域23と実質的に同一直線上に配置された構造;
(b)容量CG2が、図17の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域24と実質的に同一直線上に配置された構造;
(c)P+拡散領域231がP+拡散領域23と一体的に形成された構造;
(d)P+拡散領域241がP+拡散領域24と一体的に形成された構造;
(e)トランジスタPM1と容量CG2の間でソースコンタクト48が共用化された構造;
(f)トランジスタPM2と容量CG1の間でソースコンタクト49が共用化された構造;
(g)ポリシリコン配線31に張り出し部分311を設けて容量CG2のゲートとして利用する構造;
(h)ポリシリコン配線32に張り出し部分321を設けて容量CG1のゲートとして利用する構造;
(i)共通ゲートコンタクト41が、図17の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域24と実質的に同一直線上に配置された構造;
(j)共通ゲートコンタクト42が、図17の縦方向(第1の方向)に沿って、P+拡散領域23と実質的に同一直線上に配置された構造。
なお、図17のレイアウトでは、図11のシングルポートSRAM160のレイアウトと比べて縦方向に面積が拡張されている。このため、共通ゲートコンタクト41は、容量CG2とトランジスタPM2の間のスペースに配置されている。同様に、共通ゲートコンタクト42は、容量CG1とトランジスタPM1の間のスペースに配置されている。
図18は、SRAMセル260の素子配置の他の具体例を示す平面図である。図18のレイアウトでは、図17と同様に、図11のシングルポートSRAM160のレイアウトと比べて縦方向に面積が拡張されている。このため、容量CG1及びCG2を配置するための場所を確保しやすい。したがって、図18のレイアウトでは、トランジスタPM1を形成するためのP+拡散領域23と容量CG2を形成するためのP+拡散領域231とが、分離した2つの拡散領域として形成されている。同様に、トランジスタPM2を形成するためのP+拡散領域24と容量CG1を形成するためのP+拡散領域241とが、分離した2つの拡散領域として形成されている。つまり、図18のレイアウトは、上述した構造(a)〜(j)のうち、構造(a)〜(b)並びに(i)〜(j)を有するが、構造(c)〜(h)を有していない。
ここで、図17及び18に示したSRAMセル260の回路レイアウトとの比較のために、特許文献1に開示されたデュアルポートSRAMセル(図26のSRAMセル901)に関して想定される回路レイアウトを説明する。図27は、図26のSRAMセル901に関する回路レイアウトを示す図である。なお、図27は、本願の発明者が作成した比較例であり、特許文献1に開示された図面ではない。
図26のSRAMセル901の構成は、記憶ノードNA及びNBに接続する容量素子としてPMOSトラントランジスタP1及びP2を用いる。このため、図27に示すように、PMOSトランジスタP1及びP2のソース及びドレインとして用いるP+拡散領域232及び242を、トランジスタPM1及びPM2のためのP+拡散領域23及び24と並列に配置する必要がある。さらに、P+拡散領域232及び242の縦方向の長さは、P1及びP2ソース及びドレインを形成する必要があるため、P+拡散領域23及び24と同等とする必要がある。このため、P+拡散領域232とP+拡散領域24の間、並びにP+拡散領域242とP+拡散領域23の間に、共通ゲートコンタクト41及び42を配置するための十分なスペースを確保することは困難である。したがって、図27に示すように、SRAMセル260を横方向に拡張することによって、共通ゲートコンタクト41及び42を配置するスペースを確保しなければならない。これに対して、SRAMセル260に関して図17及び18に示したレイアウトは、セル面積を拡大することなく、2つのPMOSトランジスタPM1及びPM2並びに容量CG1及びCG2をNウエル内の2列分の領域で形成することができる。
<発明の実施の形態3>
発明の実施の形態1及び2で説明したSRAMセル160を到来したSRAM11は、書き込みマージンを悪化させることなく、ソフトエラー耐性を向上することができる。一方、書き込みマージンを向上させるための技術(書き込みアシスト技術)が提案されている。例えば、特開2007−12214号公報および特開2011−65727号公報は、書き込みアシスト技術を提案している。実施の形態1及び2で説明したSRAMセル160は、通常のSRAMセルと同様のワード線、ビット線、及び電源構造を持つため、これらの書き込みアシスト技術を容易に適用することができる。SRAMセル160に書き込みアシスト技術を適用することによって、SRAMセル160の書き込みマージンが向上し、SRAMの更なる低電力化が実現できる。
発明の実施の形態1及び2で説明したSRAMセル160を到来したSRAM11は、書き込みマージンを悪化させることなく、ソフトエラー耐性を向上することができる。一方、書き込みマージンを向上させるための技術(書き込みアシスト技術)が提案されている。例えば、特開2007−12214号公報および特開2011−65727号公報は、書き込みアシスト技術を提案している。実施の形態1及び2で説明したSRAMセル160は、通常のSRAMセルと同様のワード線、ビット線、及び電源構造を持つため、これらの書き込みアシスト技術を容易に適用することができる。SRAMセル160に書き込みアシスト技術を適用することによって、SRAMセル160の書き込みマージンが向上し、SRAMの更なる低電力化が実現できる。
特開2007−12214号公報に開示された書き込みアシスト技術は、書き込みマージンを向上させるために、書き込み期間に選択されたSRAMセルの電源電圧をVDDレベルよりも低い電圧に設定する。特開2007−12214号公報に開示された書き込みアシスト技術を適用したSRAM41を含む半導体装置4の構成例を図19に示す。図19のSRAM41は、電圧生成回路17で生成されるVDDレベルよりも低い電圧を、書き込み期間に選択されたセル列に含まれるSRAMセル160の電源に印加する。これにより書き込みマージンが向上するため、実施の形態1及び2で述べたソフトエラー耐性の向上との相乗効果によって、SRAMの更なる低電力化が実現できる。
特開2011−65727号公報に開示された書き込みアシスト技術は、書き込み期間に選択されたビット線対BL_T及びBL_BのLowレベルを負電圧に設定する。特開2011−65727号公報に開示された書き込みアシスト技術を適用したSRAM41を含む半導体装置4の構成例を図20に示す。図20のSRAM41は、電圧生成回路17で生成された負電圧を書き込み回路14と列選択回路13を介して選択されたビット線対BL_T及びBL_Bに印加する。これにより書き込みマージンが向上するため、実施の形態1及び2で述べたソフトエラー耐性の向上との相乗効果によって、SRAMの更なる低電力化が実現できる。
また、書き込みマージンを向上させるため、書き込み期間に選択されたワード線WLをVDDレベルよりも高い電圧に設定してもよい。このような書き込みアシスト技術を適用したSRAM41を含む半導体装置4の構成例を図21に示す。図21のSRAM41は、電圧生成回路17で生成されたVDDレベルよりも高い電圧を行選択回路12を介して選択されたワード線WLに印加する。これにより書き込みマージンが向上するため、実施の形態1及び2で述べたソフトエラー耐性の向上との相乗効果によって、SRAMの更なる低電力化が実現できる。
なお、書き込みアシスト技術に関する詳細な動作、及び書き込みマージン向上のメカニズムは、上述した各文献を参照することで明確になるため、ここでの詳細な説明は省略する。
<その他の実施の形態>
容量CG1及びCG2は、発明の実施の形態1〜3で述べたように、静電容量に関して実質的に同一の特性を持つことが好ましい。つまり、容量CG1及びCG2は、ソース〜ゲート間電圧が同じであるときに実質的に同一の静電容量をもち、実質的に同一の静電容量の非線形性(電圧依存性)を持つことが好まし。しかしながら、容量CG1及びCG2は、静電容量に関する特性が相違していてもよい。
容量CG1及びCG2は、発明の実施の形態1〜3で述べたように、静電容量に関して実質的に同一の特性を持つことが好ましい。つまり、容量CG1及びCG2は、ソース〜ゲート間電圧が同じであるときに実質的に同一の静電容量をもち、実質的に同一の静電容量の非線形性(電圧依存性)を持つことが好まし。しかしながら、容量CG1及びCG2は、静電容量に関する特性が相違していてもよい。
また、上述した実施の形態1〜3では、ワード線の非選択時の電位及び記憶ノードのLOWレベルの電位を規定する低位基準電圧が接地電位GNDであるとして説明した。しかしながら、低位基準電圧は、VDDより低い電圧であればよく、GND以外の電圧であってもよい。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
<参考例>
上述した発明の実施の形態では、記憶ノードNA及びNBに接続されるMIS容量CG1及びCG2がPチャネル型である場合について説明した。4つのNMOSトランジスタと2つのPMOSトランジスタを含む通常の6トランジスタ構成のSRAMセルの回路レイアウトは、Pウエルに比べてNウエルに余裕がある。このため、Pチャネル型のMIS容量CG1及びCG2を使用し、例えば図11〜15、図17〜18に示したようなレイアウトを採用することで、様々なSRAMセルレイアウトにおいてセル面積の増大を抑制しやすいという利点がある。
上述した発明の実施の形態では、記憶ノードNA及びNBに接続されるMIS容量CG1及びCG2がPチャネル型である場合について説明した。4つのNMOSトランジスタと2つのPMOSトランジスタを含む通常の6トランジスタ構成のSRAMセルの回路レイアウトは、Pウエルに比べてNウエルに余裕がある。このため、Pチャネル型のMIS容量CG1及びCG2を使用し、例えば図11〜15、図17〜18に示したようなレイアウトを採用することで、様々なSRAMセルレイアウトにおいてセル面積の増大を抑制しやすいという利点がある。
一方、容量CG1及びCG2をNチャネル型のMIS容量とした場合、Pウエルの空きスペースが十分でないために、Pチャネル型のMIS容量を用いる場合ほど顕著にセル面積の増大を抑制することはできない。しかしながら、Nチャネル型のMIS容量CG1及びCG2を用いる場合であっても、特許文献1に開示された構造(つまり、記憶ノードNA及びNBに接続する容量としてNチャネルMOSトランジスタを用いる構造)に比べるとセル面積増大の抑制に寄与できる。そこで、容量CG1及びCG2をNチャネル型のMIS容量とした場合の参考例について以下に説明する。
図22は、当該参考例に係るSRAMセル360の構成例を示す回路図である。図22の構成例は、2つのCMOSインバータ1611及び1612を用いた正帰還ループを含むフリップフロップ回路161を有する。インバータ1611は、第2の記憶ノードNBに入力端子が接続され、第1の記憶ノードNAに出力端子が接続されている。一方、インバータ1612は、第1の記憶ノードNAに入力端子が接続され、第2の記憶ノードNBに出力端子が接続されている。
一対のビット線BL_T及びBL_Bと記憶ノードNA及びNBとの接続は、転送トランジスタ(転送ゲート)NM3及びNM4によって制御される。転送トランジスタNM3及びNM4は、NMOSトランジスタである。転送トランジスタNM3及びNM4のゲートはワード線WLに接続されている。転送トランジスタNM3のソース及びドレインの一方はビット線BL_Tに接続され、他方は記憶ノードNAに接続されている。転送トランジスタNM4のソース及びドレインの一方はビット線BL_Bに接続され、他方は記憶ノードNBに接続されている。つまり、転送トランジスタNM3及びNM4は、当該セル160に対応するワード線WLが選択状態(HIGHレベル)であるか非選択状態(LOWレベル)であるかに応じて、記憶ノードNA及びNBと一対のビット線BL_T及びBL_Bとの間の接続を制御する。
さらに、当該参考例に係るSRAMセル360は、記憶ノードNA及びNBに接続されたNチャネル(N型反転層)を利用するMIS(Metal Insulator Semiconductor)容量CG1及びCG2を有する。図22の例では、容量CG1及びCG2のゲートは、高位基準電圧VDDに接続されている。また、容量CG1及びCG2のソースは、記憶ノードNA及びNBにそれぞれ接続されている。
さらに、当該参考例の容量CG1及びCG2のMIS構造は、NMOSトランジスタのソース及びドレインに対応する2つのN+拡散領域のうち一方のN+拡散領域のみを有する。通常のNMOSトランジスタは、ゲート直下のP型半導体領域によって隔てられた2つのN+拡散領域を必要とし、これら2つのN+拡散領域をソース及びドレインとして使用する。これとは対照的に、当該参考例の容量CG1及びCG2は、NMOSトランジスタが必要とする2つのN+拡散領域のうちの一方(例えばソース)に相当する1つのN+拡散領域のみを有する。すなわち、当該参考例の容量CG1及びCG2のMIS構造は、(a)P型半導体領域(P型半導体基板又はPウェル)、P型半導体領域の表面領域(N型反転層(Nチャネル)が形成される領域)上に形成された絶縁層(ゲート酸化膜)、(b)絶縁層上に形成されたゲート導電層(ゲートポリシリコン)、及び(c)当該表面領域に隣接して形成された第1のN+拡散領域(例えばソース)を有するが、当該表面領域を挟んで第1のN+拡散領域と対称な位置にはN+拡散領域(例えばドレイン)が形成されていないことを特徴とする。
このため、当該参考例の容量CG1及びCG2は、NMOSトランジスタに比べて小さい面積で半導体基板上に形成することができる。したがって、当該参考例に係るSRAMセル360は、特許文献1に開示されたSRAMセルに比べてセル面積の増大を抑制することができる。
続いて以下では、SRAMセル360の動作について説明する。図23は、Nチャネル型のMIS容量としての容量CG1及びCG2のゲート〜ソース間電圧VGSとゲート〜ソース間の静電容量CGSの関係を示すグラフである。図23に示すように、VGSが+VDD、つまりゲートがHIGH(VDD)レベルでありソースがLOW(GND)レベルである場合に、容量CG1及びCG2は相対的に大きな静電容量CLを持つ。これは、P型の半導体領域(基板又はウエル)の電位(GND)に比べてゲート電位が十分に高いためにNチャネル(N型の反転層)が形成され、N型反転層の電位がソースと同電位(GND)であるためである。この場合、N型反転層とソースが電気的に接続され、ゲートとソースの間にはゲート酸化膜の静電容量のみが存在することになり、ゲート〜ソース間の静電容量CGSは相対的に大きい値CLとなる。
一方、VGSがゼロ以下である場合、容量CG1及びCG2は相対的に小さい静電容量CSを持つ。例えば、容量CG1及びCG2のゲートがHIGH(VDD)レベルでありソースもHIGH(VDD)レベルである場合、ゲートとP型の半導体領域(基板又はウエル)の電位差によってN型反転層が形成されるものの、N型反転層がHIGH(VDD)レベルのソースに接続した瞬間にN型反転層がVDD電位となる。このとき、ゲートもVDD電位であるため、N型反転層が消滅する(N型反転層が存在できない)。従って、ゲートとソースの間に存在したゲート酸化膜の静電容量が消滅することになり、ゲート〜ソース間の静電容量CGSは相対的に小さい値CSとなる。
また、容量CG1及びCG2のゲートがLOW(GND)レベルである場合、ゲートとP型の半導体領域(基板又はウエル)が実質的に同電位となる。よって、N型反転層は形成されない。LOW(GND)レベル又はHIGHレベル(VDD)のソースは、P型の半導体領域(基板又はウエル)と電気的に分離(ゼロ若しくは逆バイアス)されているから、ゲート〜ソース間の静電容量CGSは相対的に小さい値CSとなる。
図22の構成例では、Nチャネル型の容量CG1及びCG2のゲートが高位基準電圧VDDに接続され、ソースが記憶ノードNA及びNBにそれぞれ接続されている。このような接続によって、容量CG1及びCG2の静電容量CGSと記憶ノードに記憶されたビット値との関係が図6に示したのと同じ関係となる。すなわち、(1)記憶ノードNAがLOW(GND)レベルである場合、容量CG1のゲート〜ソース間電圧VGSは+VDDにバイアスされるから、容量CG1は相対的に大きい静電容量CLを持つ。(2)記憶ノードNAがHIGH(VDD)レベルである場合、容量CG1のゲート〜ソース間電圧VGSは0Vにバイアスされるから、容量CG1は相対的に小さい静電容量CSを持つ。容量CG2も同様である。
つまり、当該参考例のSRAMセル360では、発明の実施の形態1で述べたSRAMセル160と同様に、HIGHレベルの記憶ノードNAには相対的に小さい静電容量CSが接続され、LOWレベルの記憶ノードNBには相対的に大きな静電容量CLが接続される。したがって、SRAMセル360は、読み出し動作時において、LOWレベルを記憶している記憶ノード(例えばNB)の電位上昇を抑制することができ、記憶ノードNA及びNBのデータ反転を抑制できる。また、SRAMセル360は、書き込み動作時において、HIGHレベルからLOWレベルに書き換えられ得る記憶ノードNAの電圧降下速度を低下させることなく、書き込み速度の低下を抑制できる。
これに対して、特許文献1は、NMOSトランジスタのゲートを記憶ノード(NA又はNB)に接続し、ソース及びドレインを低位基準電圧GND又は記憶ノード(NA又はNB)に接続する構成を開示するのみである。NMOSトランジスタのソース及びドレインを低位基準電圧GNDに接続した構成では、静電容量CGSと記憶ノードに記憶されたビット値との関係が図6に示したのと正反対の関係となってしまう。また、NMOSトランジスタのソース及びドレインをゲートと共に記憶ノード(NA又はNB)に接続する構成では、N型反転層が形成されることはないため、静電容量CGSは常に小さい値CGSとなる。すなわち、特許文献1に開示された構成では、読み出し動作時におけるビット反転の抑制と、書き込み速度の低下を十分に達成できないおそれがある。
以上の説明から明らかであるように、当該参考例に係る図22の構成例は、特許文献1に開示された構成(NMOSトランジスタを記憶ノードに接続する容量として用いる構成)に比べて、読み出し動作時におけるビット反転を抑制でき、書き込み速度の低下を抑制できる。
図22の構成例では、CMOSインバータ型のフリップフロップ回路161を示しているが、フリップフロップ回路161は図4に示されているような抵抗負荷型であってもよい。
1、4 半導体装置
10 回路
11 SRAM(Static Random Access Memory)
12 行選択回路
13 列選択回路
14 書き込み回路
15 読み出し回路
16 SRAMセルアレイ
17 電圧生成回路
21、22 N+拡散領域
23、24 P+拡散領域
31〜34 ポリシリコン配線(導電層)
41〜49 コンタクト
51 ゲート酸化膜(絶縁層)
61 Nウエル
62 フィールド酸化膜(素子間分離層)
63 層間絶縁膜
160、260 SRAMセル
161 フリップフロップ回路
231、241 P+拡散領域
311、321 ポリシリコン配線の張り出し部分
611 Nウエルの表面領域
1611、1612 インバータ
BL_T、BL_B ビット線
WL ワード線
NM1〜NM6 NMOS(N-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ
PM1、PM2 PMOS(P-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ
NA、NB 記憶ノード
CG1、CG2 MIS(Metal Insulator Semiconductor)容量
R1、R2 抵抗負荷
10 回路
11 SRAM(Static Random Access Memory)
12 行選択回路
13 列選択回路
14 書き込み回路
15 読み出し回路
16 SRAMセルアレイ
17 電圧生成回路
21、22 N+拡散領域
23、24 P+拡散領域
31〜34 ポリシリコン配線(導電層)
41〜49 コンタクト
51 ゲート酸化膜(絶縁層)
61 Nウエル
62 フィールド酸化膜(素子間分離層)
63 層間絶縁膜
160、260 SRAMセル
161 フリップフロップ回路
231、241 P+拡散領域
311、321 ポリシリコン配線の張り出し部分
611 Nウエルの表面領域
1611、1612 インバータ
BL_T、BL_B ビット線
WL ワード線
NM1〜NM6 NMOS(N-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ
PM1、PM2 PMOS(P-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ
NA、NB 記憶ノード
CG1、CG2 MIS(Metal Insulator Semiconductor)容量
R1、R2 抵抗負荷
Claims (20)
- メモリセルを備える半導体装置であって、
前記メモリセルは、
第1及び第2の記憶ノードと、
第1の基準電圧と前記第1の基準電圧より低い第2の基準電圧との間で動作し、記憶するデータに応じて、前記第1及び第2の記憶ノードのうち一方を第1の電位に設定し他方を前記第1の電位より低い第2の電位に設定するフリップフロップ回路と、
前記第1の記憶ノードに接続された第1の容量素子と、
を備え、
前記第1の容量素子は、(a)N型半導体領域、前記N型半導体領域の表面領域上に形成された絶縁層、(b)前記絶縁層上に形成されたゲート導電層、及び(c)前記表面領域に隣接して形成されたP型の拡散領域を有するが、前記表面領域を挟んで前記P型の拡散領域と対称な位置にはP型の拡散領域が形成されていないMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造を備え、
けられていないMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造を備え、
前記ゲート導電層は、前記第1の記憶ノードに接続され、
前記P型の拡散領域は、前記第1の基準電圧に接続される、
半導体装置。 - 前記第1の容量素子は、前記第1の記憶ノードが前記第1の電位である場合に第1の静電容量を持ち、前記第1の記憶ノードが前記第2の電位である場合に前記第1の静電容量より大きい第2の静電容量を持つ、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記N型半導体領域は、前記第1の基準電圧に接続される、請求項1又は2に記載の半導体装置。
- 前記第1の容量素子と同じ前記MIS構造を有し、前記第2の記憶ノードに接続された第2の容量素子をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第2の容量素子は、前記第2の記憶ノードが前記第1の電位である場合に第3の静電容量を持ち、前記第2の記憶ノードが前記第2の電位である場合に前記第3の静電容量より大きい第4の静電容量を持つ、請求項4に記載の半導体装置。
- 前記第1の静電容量と前記第3の静電容量は実質的に同一であり、
前記第2の静電容量と前記第4の静電容量は実質的に同一である、
請求項5に記載の半導体装置。 - 前記フリップフロップ回路は、
前記第2の記憶ノードに入力端子が接続され、前記第1の記憶ノードに出力端子が接続された第1のインバータと、
前記第1の記憶ノードに入力端子が接続され、前記第2の記憶ノードに出力端子が接続された第2のインバータと、
を備える、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記第1のインバータは、前記第2の記憶ノードにそのゲートが接続され、前記第1の記憶ノードにそのドレインが接続された第1のNMOS(N-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを備え、
前記第2のインバータは、前記第1の記憶ノードにそのゲートが接続され、前記第2の記憶ノードにそのソースが接続された第2のNMOSトランジスタを備える、
請求項7に記載の半導体装置。 - 前記第1及び第2のインバータはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)インバータである、請求項7又は8に記載の半導体装置。
- 前記第1のインバータは、前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧との間に直列に接続された第1のPMOS(P-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ及び第1のNMOSトランジスタを備え、
前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのゲートは、前記第2の記憶ノードに接続され、
前記第1のPMOSトランジスタ及び前記第1のNMOSトランジスタのドレインは、前記第1の記憶ノードに接続され、
前記第2のインバータは、記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧との間に直列に接続された第2のPMOSトランジスタ及び第2のNMOSトランジスタを備え、
前記第2のPMOSトランジスタ及び前記第2のNMOSトランジスタのゲートは、前記第1の記憶ノードに接続され、
前記第2のPMOSトランジスタ及び前記第2のNMOSトランジスタのドレインは、前記第2の記憶ノードに接続される、
請求項7又は8に記載の半導体装置。 - 前記第1のインバータは、前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧との間に直列に接続された第1の抵抗負荷及び第1のNMOSトランジスタを備え、
前記第2のインバータは、前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧との間に直列に接続された第2の抵抗負荷及び第2のNMOSトランジスタを備える、
請求項7に記載の半導体装置。 - 前記メモリセルに対応して設けられた第1および第2のビット線と、
前記メモリセルに対応して設けられたワード線と、
前記ワード線が選択状態であるか非選択状態であるかに応じて、前記第1の記憶ノードと前記第1のビット線との間の接続を制御する第1の転送トランジスタと、
前記ワード線が前記選択状態であるか前記非選択状態であるかに応じて、前記第2の記憶ノードと前記第2のビット線との間の接続を制御する第2の転送トランジスタと、
をさらに備える、
請求項1〜11のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記メモリセルに対応して設けられた第1および第2のビット線と、
前記メモリセルに対応して設けられたワード線と、
をさらに備え、
前記メモリセルは、
前記ワード線が選択状態であるか非選択状態であるかに応じて、前記第1の記憶ノードと前記第1のビット線との間の接続を制御する第3のNMOSトランジスタと、
前記ワード線が前記選択状態であるか前記非選択状態であるかに応じて、前記第2の記憶ノードと前記第2のビット線との間の接続を制御する第4のNMOSトランジスタと、
をさらに備える、
請求項10に記載の半導体装置。 - 半導体基板の主面内に第1の方向に沿って直線状に配置され、前記第1のNMOSトランジスタのソース及びドレインとして用いられる第1のN+拡散領域と、
前記主面内に前記第1の方向に沿って直線状に配置され、前記第2のNMOSトランジスタのソース及びドレインとして用いられる第2のN+拡散領域と、
前記主面内に前記第1の方向に沿って直線状に配置され、前記第1のPMOSトランジスタのソース及びドレインとして用いられる第1のP+拡散領域と、
前記主面内に前記第1の方向に沿って直線状に配置され、前記第2のPMOSトランジスタのソース及びドレインとして用いられる第2のP+拡散領域と、
前記第1の方向に垂直な第2の方向に沿って延在し、前記第2の容量素子の前記MIS構造に含まれる前記ゲート導電層を含み、前記第1のNMOSトランジスタ、前記第1のPMOSトランジスタ、及び前記第2の容量素子の共通ゲートとして使用される第1のポリシリコン配線と、
前記第2の方向に沿って延在し、前記第1の容量素子の前記MIS構造に含まれる前記ゲート導電層を含み、前記第2のNMOSトランジスタ、前記第2のPMOSトランジスタ、及び前記第1の容量素子の共通ゲートとして使用される第2のポリシリコン配線と、
をさらに備え、
前記第1の容量素子の前記MIS構造は、前記第1の方向に沿って前記第1のP+拡散領域と実質的に同一直線上に配置され、
前記第2の容量素子の前記MIS構造は、前記第1の方向に沿って前記第2のP+拡散領域と実質的に同一直線上に配置される、
請求項12に記載の半導体装置。 - 前記第1の容量素子の前記MIS構造は、前記第1の方向に沿って前記第1のP+拡散領域と同一直線上、又は隣接して配置された前記第1のP+拡散領域及び前記第2のP+拡散領域の間に挟まれた場所に配置され、
前記第2の容量素子の前記MIS構造は、前記第1の方向に沿って前記第2のP+拡散領域と同一直線上、又は前記第2のP+拡散領域及び前記第1のP+拡散領域の間に挟まれた場所に配置される、
請求項14に記載の半導体装置。 - 前記第1の方向に沿って前記第2のP+拡散領域と実質的に同一直線上に配置され、前記第1のポリシリコン配線を配線層に電気的に接続する第1のコンタクトと、
前記第1の方向に沿って前記第1のP+拡散領域と実質的に同一直線上に配置され、前記第2のポリシリコン配線を前記配線層に電気的に接続する第2のコンタクトと、
をさらに備える請求項14又は15に記載の半導体装置。 - 前記第1の容量素子の前記MIS構造に含まれる前記P型の拡散領域は、前記第2のP+拡散領域と一体的に形成されており、前記第2のP+拡散領域上に形成された第3のコンタクトによって前記配線層に電気的に接続され、
前記第2の容量素子の前記MIS構造に含まれる前記P型の拡散領域は、前記第1のP+拡散領域と一体的に形成されており、前記第1のP+拡散領域上に形成された第4のコンタクトによって前記配線層に電気的に接続される、
請求項14〜16のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記第1の容量素子の前記MIS構造に含まれる前記ゲート導電層は、前記第2のポリシリコン配線から前記第1の方向に張り出した張り出し部分を含み、
前記第2の容量素子の前記MIS構造に含まれる前記ゲート導電層は、前記第1のポリシリコン配線から前記第1の方向に張り出した張り出し部分を含む、
請求項14〜17のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記配線層は、複数の配線層を含む、請求項14〜18のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 複数の前記メモリセルが格子状に配列されたメモリセルアレイを備える、請求項1〜119のいずれか1項に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012149504A JP2014011439A (ja) | 2012-07-03 | 2012-07-03 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2012149504A JP2014011439A (ja) | 2012-07-03 | 2012-07-03 | 半導体装置 |
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| JP2014011439A true JP2014011439A (ja) | 2014-01-20 |
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| JP2012149504A Pending JP2014011439A (ja) | 2012-07-03 | 2012-07-03 | 半導体装置 |
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-
2012
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