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JP2014009034A - ウォーターサーバー用トレイ - Google Patents

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JP2014009034A
JP2014009034A JP2012149518A JP2012149518A JP2014009034A JP 2014009034 A JP2014009034 A JP 2014009034A JP 2012149518 A JP2012149518 A JP 2012149518A JP 2012149518 A JP2012149518 A JP 2012149518A JP 2014009034 A JP2014009034 A JP 2014009034A
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Japan
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needle
plastic bag
water
water server
hole
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JP2012149518A
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English (en)
Inventor
Toshio Tashiro
敏夫 田代
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Muramoto Industry Co Ltd
Original Assignee
Muramoto Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】ニードルとプラスチック袋との間で水漏れが生じることを防止することができるウォーターサーバー用トレイ提供する。
【解決手段】
ウォーターサーバー用トレイは、本体部に供給する飲料水が充填されたプラスチック袋10を載置するものである。プラスチック袋10を載置する載置面と、プラスチック袋10の底面に突き刺さり、プラスチック袋10内の飲料水を本体部に導くニードル11とを備え、ニードル11は、先鋭部51と、先鋭部51からニードル11の基端部に向かって側面が傾斜した第1テーパー部52と、第1テーパー部52からニードル11の基端部に向かって延伸した第1ストレート部53と、第1ストレート部53からニードル11の基端部に向かって側面が傾斜した第2テーパー部54とを有し、プラスチック袋10の孔の縁に形成された穿孔縁部60の少なくとも一部が、第2テーパー部54からニードル11の基端部までの範囲で接するように固定される。
【選択図】図9

Description

本発明はウォーターサーバーに関する。特に、ウォーターサーバー本体部に飲料水を供給するため、該飲料水が充填されたプラスチック袋を載置するためのウォーターサーバー用トレイに関する。
上部に飲料水を収容したガロンボトルをセットして冷水および熱水を提供する機器としていわゆるウォーターサーバー(あるいは、ドリンクディスペンサーまたはウォーターディスペンサー)が利用されている。ウォーターサーバーは、家庭等に設置され、主として以下のように利用されている。すなわち、飲料水が充填されているガロンボトルが製造メーカ等の業者から配布され、利用者は、配布されたガロンボトルをウォーターサーバーの上部にセットする。そして、利用者が水を飲む際にスイッチを押すと飲料水がコップに供給される。
ところで、ガロンボトルに飲料水を充填し、利用者に提供する形式で利用されるウォーターサーバーの場合、以下のような問題がある。すなわち、ガロンボトルを利用者に配布する業者は、空になったガロンボトルを再利用するために回収する必要があり、回収にかかる手間が生じるという問題がある。また、利用者側においても業者がガロンボトルを回収するまでの間、空のガロンボトルを保管しておく必要があり、保管スペースを確保しなければならないという問題がある。さらにまた、ガロンボトルを繰り返し再利用することによる衛生上の問題や、ウォーターサーバー利用時に、ガロンボトルに空気を入れながら飲料水をウォーターサーバー本体に供給しなければならないという構造上、ガロンボトル内に雑菌が侵入し繁殖してしまうという問題がある。
そこで、ガロンボトルに飲料水を充填するのではなく、例えばビニール袋などプラスチックのフィルム等から作られたプラスチック袋に飲料水を充填し、飲料水を供給するウォーターサーバーが開発されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示されたウォーターサーバーでは、飲料水が充填されたビニール袋(プラスチック袋)をセットするボトルホルダー(ウォーターサーバー用トレイ)に設けられたニードルによって、ビニール袋に孔が開けられ、このニードル内に形成された流路を通ってビニール袋に充填された飲料水がウォーターサーバー本体に供給される。
また、ボトルホルダーに設けられたニードルは、ビニール袋に孔を開けることができるように先端が細く鋭くなった、尖った形状をしている。このため、このニードルの尖った先端で怪我することを防ぐために、ビニール袋がボトルホルダーにセットされていない状態では、ニードルをボトルホルダーの底部内に収容し、突出しない機構としたボトルホルダーも提案されている(特許文献2)。
すなわち、特許文献2では、ボトルホルダーをウォーターサーバー本体に向かって上から下に押し付けることで、ボトルホルダーの底部の下方へスプリングにより付勢され収容されているニードルが上方に押し出され、突出するようになっている。そして、この突出したニードルによりビニール袋に孔を開け、該ビニール袋に充填されている飲料水をウォーターサーバー本体へ供給することができる。
ところで、上記した特許文献1、2のようにビニール袋に飲料水を充填し、飲料水を供給するウォーターサーバーの場合、ビニール袋とニードルとの間から水が漏れてくることがある。特に、ビニール袋内の飲料水が減ってくるとビニール袋とニードルとの密着性が低下し、ニードルとビニール袋との間に隙間が生じ、この隙間から飲料水が漏れる。
そこで、ゴムからなる滑り止め部を設けたニードルが提案されている(特許文献3)。特許文献3では、ニードルに滑り止め部を設けることにより、飲料水を充填したビニール袋とニードルとの密着性を向上させることができる。
特開2011−46446号公報 登録実用新案第3164948号公報 登録実用新案第3168193号公報
ところで、特許許文献3は、ニードルに滑り止め部を設ける構成であるため、ビニール袋(プラスチック袋)と滑り止め部とが接する部分では密着性を高めることができる。しかしながら、特許文献3のニードルでは、滑り止め部分が形成されていない部分では十分な密着性を確保することができないという問題がある。さらにまた、ゴムから構成された滑り止め部が経年変化により劣化すると、ビニール袋とニードルとの間の密着性が低下するという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ニードルとプラスチック袋に形成した孔との間隙から水が漏れないよう、ニードルとプラスチック袋との密着性を高めることができるウォーターサーバー用トレイを提供することを目的とする。
本発明に係るウォーターサーバー用トレイは、上記した課題を解決するために、ウォーターサーバー本体に供給する飲料水が充填されたプラスチック袋を載置するウォーターサーバー用トレイであって、前記プラスチック袋を載置する載置面と、前記載置面に対して上方に移動することにより、前記プラスチック袋の底面に突き刺さり、該プラスチック袋内の飲料水を前記ウォーターサーバー本体に導くニードルと、を備え、前記ニードルは、
前記プラスチック袋の底面に孔を開けるように尖った先鋭部と、前記先鋭部から該ニードルの基端部に向かって外径が大きくなるように側面が傾斜した形状を有する第1テーパー部と、前記第1テーパー部から該ニードルの基端部に向かって延伸した棒形状の第1延伸部と、前記第1延伸部から該ニードルの基端部に向かって外径が大きくなるように側面が傾斜した形状を有する第2テーパー部と、を有し、前記プラスチック袋の孔の縁に形成された、該プラスチック袋の該ニードルと接する部分である縁接触部の少なくとも一部が、前記第2テーパー部から該ニードルの基端部までの範囲で接するように固定される。
上記した構成によると、前記載置面と前記ニードルとを備えるため、この載置面に載置されているプラスチック袋の底面にニードルによって孔を開けることができる。
また、ニードルは、先鋭部および第1テーパー部を備えるため、該先鋭部によりプラスチック袋に開けた孔の寸法を、ニードルの上方への移動に伴い第1テーパー部により徐々に広げていくことができる。また、ニードルは、第1テーパー部からニードルの基端部に向かって延伸した第1延伸部を備えるため、ニードルの上方への移動に伴い、該第1延伸部と接している前記孔の縁接触部を上方へ引っ張るように力を作用させることができる。
このように、第1テーパー部および第1延伸部によって先鋭部で開口された孔の縁接触部を大きくすることができる。このため、ニードルと縁接触部との接触面積を大きくすることができ、プラスチック袋とニードルとの密着性を向上させることができる。
また、ニードルは、前記第2テーパー部を備え、前記縁接触部の少なくとも一部が、この第2テーパー部またはこの第2テーパー部よりもニードルの基端部側で接する位置にて固定される。
ここで、前記縁接触部が第2テーパー部よりもニードルの基端部側で接する位置にてニードルが固定された場合、この第2テーパー部によりさらに孔の寸法が広げられ、縁接触部をさらに大きくすることができる。このため、プラスチック袋とニードルとの密着性を向上させることができる。
一方、前記縁接触部が前記第2テーパー部と接する位置にて前記ニードルが固定された場合、縁接触部の第2テーパー部と接する部分に対しては、プラスチック袋に充填された飲料水の鉛直方向に作用する水圧を受け、縁接触部を第2テーパー部の側面に押し付けることとなる。このため、プラスチック袋とニードルとの密着性を向上させることができる。
よって、本発明に係るウォーターサーバー用トレイは、ニードルとプラスチック袋との間で水漏れが生じることを防止することができるという効果を奏する。
本発明に係るウォーターサーバー用トレイは、上記した構成において、前記プラスチック袋内に充填された飲料水をウォーターサーバー本体へと供給するため前記載置面から下方に延設された供給口と、前記供給口内を塞ぐとともに、前記載置面に対して前記ニードルが上方に突出するように該ニードルを導くための通路である案内孔が形成された遮蔽部と、前記遮蔽部の上面に形成され、前記載置面上に載置されたプラスチック袋の底面を上方に押し上げるとともに、前記案内孔で導かれたニードルが上方に突出し、前記プラスチック袋の底面を突き刺すように貫通孔が形成されたニードル受部と、を備えるように構成されていてもよい。
上記した構成によると、供給口における遮蔽部の上面にニードル受部が備えられているため、ニードルにより突き刺すプラスチック袋の底面部分を上方に持ち上げることができる。そして、このように持ち上げられたプラスチック袋部分では、下方に向かって引っ張る力(張力)が働く。このため、張力によりプラスチック袋の持ち上げられた部分ではしわが解消された状態となる。そして、ニードル受部によって持ち上げられているプラスチック袋部分に、ニードル11が突き刺さる。ニードルが突き刺さったプラスチック袋部分は、上述したようにしわが解消された状態でかつ、張力が働いている状態である。このため、プラスチック袋には、ニードルの先鋭部の形状に応じた孔を形成することができる。
このように、プラスチック袋が裂けることなく、該プラスチック袋において前記先鋭部の形状に応じた孔を形成することができる。このため、プラスチック袋とニードルとの間に裂け目などの間隙が形成されず両者が密着した状態を形成することができる。
本発明に係るウォーターサーバー用トレイは、上記した構成において、前記縁接触部が前記第1延伸部および前記第2テーパー部の両方に跨って接する位置にて前記ニードルが固定されるように構成されていてもよい。
上記した構成によると前記縁接触部が第1延伸部および第2テーパー部の両方に跨って接する位置にてニードルが固定されている。このため、縁接触部において第2テーパー部と接する部分については、プラスチック袋に充填された飲料水の鉛直方向に働く水圧により第2テーパー部の側面に押し付けられる。一方、第1延伸部と接する部分については、飲料水の水平方向に働く水圧により第1延伸部に押し付けられる。このため、プラスチック袋とニードルとの密着性を向上させることができる。
また、例えば、プラスチック袋内の飲料水が減少して該プラスチック袋が上方に浮き上がるような場合であっても、プラスチック袋に形成された孔は第1延伸部に沿って上方に移動するため、孔とニードルとの間に大きな間隙が生じることがない。
したがって、プラスチック袋が上方に浮き上がる場合であっても、孔とニードルとにおいて大きな間隙が形成されることを防ぐことができる。
本発明に係るウォーターサーバー用トレイは、上記した構成において、前記ニードルの軸方向に対する第1テーパー部の側面の傾斜角度よりも、前記ニードルの軸方向に対する第2テーパー部の側面の傾斜角度の方が大きくなるように構成されていてもよい。
上記した構成によると、第1テーパー部の側面の傾斜角度よりも第2テーパー部の側面の傾斜角度の方が大きいため、第1テーパー部では、プラスチック袋に挿入されたニードルに対する抵抗を小さくするとともに、第2テーパー部の側面に縁接触部を密着させ略鉛直方向からの飲料水の水圧により押し付けることができる。
また、本発明に係るウォーターサーバー用トレイは、上記した構成において、前記ニードルは、前記第2テーパー部から該ニードルの基端部に向かって延伸した棒形状の第2延伸部と、前記第2延伸部から該ニードルの基端部に向かって外径が大きくなるように側面が傾斜した形状を有する第3テーパー部と、をさらに有し、当該ニードルの軸方向に対する前記第2テーパー部の側面の傾斜角度よりも、この軸方向に対する前記第3テーパー部の側面の傾斜角度の方が大きくなっており、当該ニードルは、前記縁接触部が前記第2延伸部および前記第3テーパー部の両方に跨って接する位置にて固定されるように構成されていてもよい。
上記した構成によるとさらに第2延伸部および第3テーパー部を備える構成である。このため、プラスチック袋の孔の寸法を、ニードルの上方への移動に伴い第2テーパー部によりさらに広げていくことができる。またニードルは、第2テーパー部からニードルの基端部に向かって延伸した第3延伸部により、ニードルの上方への移動に伴い、該第2延伸部と接している前記孔の縁接触部を上方へさらに引っ張るように力を作用させることができる。
このように、第2テーパー部および第2延伸部によって孔の縁接触部をより大きくすることができる。このため、ニードルと縁接触部との接触面積を大きくすることができ、プラスチック袋とニードルとの密着性を向上させることができる。
また、ニードルは、前記第3テーパー部を備え、前記縁接触部が、前記第2延伸部および前記第3テーパー部の両方に跨った位置で固定される。このため、縁接触部において第3テーパー部と接する部分については、プラスチック袋に充填された飲料水の鉛直方向に働く水圧により第3テーパー部の側面に押し付けられる。一方、第2延伸部と接する部分については、飲料水の水平方向に働く水圧により第2延伸部に押し付けられる。このため、プラスチック袋とニードルとの密着性を向上させることができる。
また、例えば、プラスチック袋内の飲料水が減少して該プラスチック袋が上方に浮き上がるような場合であっても、プラスチック袋に形成された孔は第2延伸部に沿って上方に移動するため、孔とニードルとの間に大きな間隙が生じることがない。
したがって、プラスチック袋が上方に浮き上がる場合であっても、孔とニードルとにおいて大きな間隙が形成されることを防ぐことができる。
また、第2テーパー部の側面の傾斜角度よりも第3テーパー部の側面の傾斜角度の方が大きいため、第2テーパー部では、プラスチック袋に挿入されたニードルに対する抵抗を小さくするとともに、第3テーパー部の側面に縁接触部を密着させ略鉛直方向からの飲料水の水圧により押し付けることができる。
また、本発明に係るウォーターサーバー用トレイは、前記ニードルが、前記第2テーパー部から該ニードルの基端部に向かって延伸している第2延伸部をさらに備え、前記第2延伸部には、該第2延伸部の一部が細くなった括れ部が形成されており、前記縁接触部が、前記括れ部に接する位置にて前記ニードルが固定されるように構成されていてもよい。
上記した構成によると、縁接触部が括れ部と接する位置にてニードルが固定されるため、例えば、プラスチック袋からニードルが抜けるような方向に力が加わったとしても、縁接触部が括れ部による段差に引っかかるため、この抜けを防止することができる。
本発明に係るウォーターサーバー用トレイは、以上に説明したように構成され、ニードルとプラスチック袋との間で水漏れが生じることを防止することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るウォーターサーバーの概略構成の一例を示す図である。 図1に示すウォーターサーバーが備えるウォーターサーバー用トレイの要部構成の一例を示す断面図である。 本実施の形態に係るプラスチック袋を横側から見た形態の一例を模式的に示した側面図である。 本実施の形態に係るプラスチック袋を上方から下方に向かって見た形態の一例を模式的に示した平面図である。 図2に示すウォーターサーバー用トレイの平面形状の一例を示す平面図である。 本実施の形態に係るウォーターサーバーにおいて、ウォーターサーバー用トレイを本体部に取り付けた状態の一例を示す断面図である。 本実施の形態に係るニードルの構造の一例を示す図である。 本実施の形態に係るニードルの先鋭部近傍の外観形状の一例を示す図である。 本実施の形態に係る、ニードルのプラスチック袋への挿入状態の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るニードルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るニードルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るニードルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るニードルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るニードルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るニードルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るニードルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るウォーターサーバー用トレイの要部構成の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るウォーターサーバー1の具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(ウォーターサーバーの構成)
図1および図2を参照してウォーターサーバー1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るウォーターサーバー1の概略構成の一例を示す図である。図2は、図1に示すウォーターサーバー1が備えるウォーターサーバー用トレイ3の要部構成の一例を示す断面図である。
本実施の形態に係るウォーターサーバー1は、機械の上部に飲料水を充填したプラスチック袋10をセットして冷水および熱水を提供する器具である。本実施形態ではプラスチック袋10に天然水などの飲料水が充填されている。また、飲料水を充填するプラスチック袋10は、内層、中間層、外層の3層からなる構造で、内層に低密度ポリエチレン、中間層にナイロン、外層に無延伸ポリプロピレンからなるプラスチックフィルムを用いて成型したものであってもよい。あるいは、プラスチック袋10は、異なる性質を有するポリエチレンまたはPET(ポリエチレンテレフタレート)を用いて2層構造としたプラスチックフィルムを用いて成型したものであってもよい。プラスチック袋10は、後述するニードル11によって孔が開けられたとき、このニードル11の表面にできるだけ張り付きやすい素材であるとともに、充填した飲料水に有害物質が溶け込まないようなものであり、かつ外部からの圧力等に対しても十分な強度を有する素材から構成されることが好ましい。
図1に示すように、ウォーターサーバー1は、本体部(ウォーターサーバ本体部)2およびこの本体部2の上部に載置されるウォーターサーバー用トレイ3を備えてなる構成である。
本体部2は、ウォーターサーバー用トレイ3にセットされたプラスチック袋10から飲料水の供給を受付け、供給された飲料水を冷水または熱水として利用者に提供するものである。本実施形態では、本体部2の外装は鉛直方向(上下方向)に長く延びた直方体形状をしている。本体部2は、その内部において飲料水を冷却装置(不図示)により冷却して保持する冷却タンク21と、飲料水をヒータ(不図示)によって加熱して保持する加熱タンク22とを備える。また、本体部2の外部(前方面)において、冷却タンク21で冷却された冷水を排出する冷水用排出口23、および加熱タンク22において加熱された熱水を排出する熱水用排出口24が設けられている。本体部2では、冷却タンク21の下方に加熱タンク22が配置され、冷却タンク21に送られてきた飲料水の一部が加熱タンク22に送出されるように構成されている。
本実施の形態に係るウォーターサーバー1では、本体部2の外部に冷水用排出口23と熱水用排出口24との2つの排出口が設けられた構成であるが、冷水用および熱水用を兼用する1つの排出口だけを備える構成としてもよい。このように構成される場合、本体部2は、冷却タンク21からの冷水と、加熱タンク22からの熱水とをそれぞれ切り替えて排出口に排出できるように切り替え機構(不図示)を有することとなる。
なお、図1において、冷水用排出口23および熱水用排出口24が設けられる側を前方、前方と対向する側(図1における紙面奥側)を後方とするものとする。また、ウォーターサーバー1においてウォーターサーバー用トレイ3が配される側を上方、一方、本体部2が配される側を下方とする。
また、本体部2の上面25には、その四隅にウォーターサーバー用トレイ3の脚部12a〜12dを挿入させるための挿入孔(不図示)が形成されている。さらに、本体部2の上面25の中心部分には後述するニードル収容部13を挿入するために下方に窪んだ受け部26(後述の図6参照)が形成されている。
ウォーターサーバー用トレイ3は、飲料水が充填されたプラスチック袋10を当該ウォーターサーバー1にセットする際、プラスチック袋10の受け台として機能するトレイである。ウォーターサーバー用トレイ3は、図2に示すように、上方が開放された、略直方体形状をしており、ユーザーによって上方からプラスチック袋10が投入される。そして、投入されたプラスチック袋10はウォーターサーバー用トレイ3の底部19上に載置されるように構成されている。
また、ウォーターサーバー用トレイ3の底部19には、下方に向かって延設された円筒形状の飲料水供給口(供給口)30が形成されている。飲料水供給口30は、プラスチック袋10に充填された飲料水を本体部2に供給する受付け口として機能するものである。さらにまた、この飲料水供給口30の下方には、この飲料水供給口30よりも径が小さい円筒形状のニードル収容部13が設けられている。このニードル収容部13は、ウォーターサーバー用トレイ3にセットされたプラスチック袋10に孔を開けるためのニードル11を収容するものである。
また、ウォーターサーバー用トレイ3の底部19の四隅には、4本の脚部12a、12b、12c、12dも設けられている。なお、図1および図2では、後方側の脚部12c、12dは前方側の脚部12a、12bの背面となるため、図示していない。
ウォーターサーバー用トレイ3は、本体部2に対して着脱可能となっている。すなわち、脚部12a〜12dを本体部2に設けられた挿入孔(不図示)に挿入するとともに、ニードル収容部13を受け部26に挿入することで本体部2に固定することができる。逆に、脚部12a〜12dを挿入孔から抜き出したり、ニードル収容部13を受け部26から抜き出したりすることで、本体部2から取り外したりすることができるようになっている。
なお、本実施の形態に係るウォーターサーバー1にセットするプラスチック袋10は、円筒型のプラスチックフィルムの両端部をシールして、図3および図4に示すように、いわゆるピロー型形状となるように成型されている。そして、このプラスチック袋10の内部に飲料水が充填されている。図3は、本実施の形態に係るプラスチック袋10を横側から見た形態の一例を模式的に示した側面図である。また、図4は、本実施の形態に係るプラスチック袋10を上方から下方に向かって見た形態の一例を模式的に示した平面図である。なお、図3および図4ではプラスチック袋10に水が充填された状態を示している。図4に示すように、プラスチック袋10の平面形状、すなわち上方から下方に向かってみたときの形状は略矩形となっており、これはウォーターサーバー用トレイ3の平面形状と相似する。
なお、プラスチック袋10のサイズとウォーターサーバー用トレイ3のサイズとの大小関係は以下のような関係となることが好ましい。ここで比較に用いるウォーターサーバー用トレイ3のサイズとは、ウォーターサーバー用トレイ3を鉛直方向に下向きに見たときの投影面積(水平投影面積)である。より正確には、ウォーターサーバー用トレイ3は、下方側よりも上方側の方が、内側寸法が大きくなるように構成されており、内側寸法が小さい下方側の区画である収納室4(図2参照)の水平投影面積となる。
また、プラスチック袋10のサイズとは、飲料水がフル充填されているプラスチック袋10がそのまま変形していない状態で維持されていると仮定したとき、この仮定した状態での水平投影面積である。
以上の前提において、プラスチック袋10のサイズとウォーターサーバー用トレイ3のサイズとの大小関係は、ウォーターサーバー用トレイ3のサイズがプラスチック袋10のサイズの80パーセント以上の範囲で選択されるように設定されている。このような範囲で設定されると、ウォーターサーバー用トレイ3に載置された状態のプラスチック袋10に生じるしわの量を低減させることができる。
(ウォーターサーバー用トレイの構成)
次に、上述した図2に加え、図5〜図7を参照して、ウォーターサーバー用トレイ3の構成をより具体的に説明する。図5は、図2に示すウォーターサーバー用トレイ3の平面形状の一例を示す平面図である。図6は、本実施の形態に係るウォーターサーバーにおいて、ウォーターサーバー用トレイを本体部に取り付けた状態の一例を示す断面図である。図7は、本実施の形態に係るウォーターサーバー1において、ウォーターサーバー用トレイ3が備えるニードル11の構成の一例を示す図である。
図2に示すようにウォーターサーバー用トレイ3は、鉛直方向に立設した外側壁18と外側壁18の下端部からウォーターサーバー用トレイ3の中心に向かってすり鉢状に傾斜した底部19と、底部19の下方に設けられ、下向きに延設された円筒形のニードル収容部13と、を備える。
(外側壁)
外側壁18は、ウォーターサーバー用トレイ3の側面を形成している。そして、ウォーターサーバー用トレイ3を水平方向に切り出した断面形状(外側壁18によって囲まれ、形作られている断面形状)は、図5に示すように略矩形形状となっている。また、このウォーターサーバー用トレイ3では、その内側寸法が下方よりも上方の方が大きくなっている。つまり、外側壁18は上方に向かうほどウォーターサーバー用トレイ3の内側寸法が大きくなるように階段状となっている。
このため、より内側寸法が大きい上方から飲料水が充填されたプラスチック袋10が投入され、より内側寸法が小さい下方側の区画でこのプラスチック袋10が所定のポジションに納まるようになっている。なお、このときプラスチック袋10は底部19面上に載置された状態で保持されることとなる。
(底部)
底部19は、図2および図5に示すように、ウォーターサーバー用トレイ3に収容されたプラスチック袋10が載置される載置面20と、その中央において下方に延設するように配置された円筒形状の飲料水供給口30を備えてなる構成である。
(底部−載置面)
載置面20は、載置されたプラスチック袋10を支持する面であり飲料水供給口30に向かって、下方に緩やかに傾斜した、所謂、すり鉢状の形状をしている。このため、プラスチック袋10がウォーターサーバー用トレイ3内に投入されると、プラスチック袋10の底面の外周は載置面20で支持され、プラスチック袋10の底面の中央部分が、飲料水供給口30内に垂れ下がった状態となる。
なお、載置面20の内面(プラスチック袋10と接する側の面)はプラスチック袋10に対して大きな摩擦力が働かないような材質によって形成さている。載置面20の内面とプラスチック袋10との間で大きな摩擦力が働かないようにするため、載置面20の内面に、例えば、フッ素またはシリコンをコーティングしてもよいし、フッ素またはシリコンを含有するシートを貼り付けてもよい。あるいは、載置面20を、摺動性向上剤を添加したものを材料として形成してもよい。摺動性向上剤としては、オイルなどの液体潤滑剤、合成ワックス、天然ワックス、金属石鹸、オレフィン系樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ポリエステル系樹脂等のポリマー潤滑剤、あるいは二硫化モリブデンまたはグラファイなどの固体潤滑剤などが利用できる。
(底部−飲料水供給口)
飲料水供給口30は、プラスチック袋10に充填された飲料水を本体部2に供給するための受付け口として機能するものである。飲料水供給口30は、その内部を供給口遮蔽部(遮蔽部)37により塞がれている。
図2に示すように、飲料水供給口30において供給口遮蔽部37の中心には、下から突き上げられたニードル11を突出させるための貫通孔34が形成されている。そして、この貫通孔34から下方に向かって、ニードル11を貫通孔34に導くようにガイドする挿入路(案内路)35が形成されている。
本実施形態では、ウォーターサーバー用トレイ3にプラスチック袋10がセットされると、後述するニードル収容部13に収容されているニードル11が、挿入路35を通じて貫通孔34から上方に向かって突出し、プラスチック袋10の底面を貫通することができるように構成されている。
図2の断面図に示すように、供給口遮蔽部37は、上方から順に、エラストマーなどで形成されたゲルカバー部31およびニードルガイド部32が積層されている。また、貫通孔34の外周にはポリエチレンとスチレンとの共重合体を主剤とするポリマーゲル33が配置されている。また、供給口遮蔽部37の上端面(すなわち、ゲルカバー部31によって形成される面)は貫通孔34に向かって下方に窪んだ、すり鉢形状となっている。
一方、飲料水供給口30の平面形状は、図5に示すように、貫通孔34を中心とした円形となっている。貫通孔34の外周にはポリマーゲル33が配置され、さらにそのポリマーゲル33の外周であって飲料水供給口30の内周に沿うように円形のゲルカバー部31が配置されている。
ポリマーゲル33は、貫通孔34の外周近傍で接するプラスチック袋10に対して吸着性を有する部材であり、貫通孔34の周りにおいてプラスチック袋10と底部19との密着性を向上させるためのものである。なお、ポリマーゲル33は、主剤とオイルとで構成されており、その構造は、主剤の作る編み目構造を有する。なお、オイルはパラフィン系のオイルを使用している。
ポリマーゲル33は、図2および図5に示すようにその断面形状は貫通孔34を軸にして左右対称となる凸形状をしており、平面形状は、貫通孔34を中心にした円形形状をしている。なお、ポリマーゲル33の形状はこれに限定されるものではなく、貫通孔34を中心にした矩形形状であってもよい。
このように貫通孔34の外周にポリマーゲル33が配置されているため、本実施の形態に係るウォーターサーバー1では、ウォーターサーバー用トレイ3にプラスチック袋10が載置されると、貫通孔34の周囲において、ポリマーゲル33がプラスチック袋10に吸着してプラスチック袋10との密着性を高めることができる。
なお、ポリマーゲル33の代わりに、プラスチック袋10に対して吸着性を有するエラストマーを配置してもよい。あるいは、微細な吸盤を多数有し、かつ上述したポリマーゲルと同様な可撓性を有した部材であって、ポリマーゲルと同様のシーリング効果を得られるものを配置してもよい。
ゲルカバー部31およびニードルガイド部32は、ポリマーゲル33が供給口遮蔽部37から外れないように保持するものである。ゲルカバー部31およびニードルガイド部32によってポリマーゲル33を覆い、ニードル11の上下運動によってポリマーゲル33が外れないように保持している。ゲルカバー部31は、その中心にニードル11を上方に突出させるための貫通孔34を有している。一方、ニードルガイド部32は、ゲルカバー部31の下層に配置され、ニードル11を貫通孔34に導くようにガイドする挿入路35を有する。
なお、貫通孔34の半径は、ニードル11の半径(水平方向における断面形状の半径)よりも大きいが、貫通孔34とニードル11との間に大きな隙間が生じないようなサイズとすることが好ましい。具体的には、例えば、貫通孔34とニードル11との間の隙間は1mm以下となることが好ましい。
(ニードル収容部)
ニードル収容部13は、図2に示すように、ニードル11、バネ14、ニードルホルダー15、接合部16、および配管受け部17を備えている。また、ニードル収容部13の下方の端部、すなわちニードル収容部13の基端部には開口部36が形成されている。
ニードル11は、プラスチック袋10に孔を開けるためのものであり、例えば、ステンレス鋼、あるいは樹脂などにより形成することができる。そして、ニードル11にはいわゆる抗菌剤が塗布されていることが好適である。
ニードル11には後述する取水口56が形成されており、ニードル11内にはこの取水口56と連通し、飲料水を下方の本体部2に向かって送出するための流路(不図示)が形成されている。流路の径は、ニードル11の外観形状に関わらず一定となるように形成されてもよいし、ニードル11の外観形状に沿って径が変化するように形成されてもよい。なお、ニードル11の詳細な構造については後述する。
接合部16は、ニードル11をニードルホルダー15に接合するものであり、その一方の端部で、ニードル11の基端部の外周を覆うようにして該ニードル11と接合され、他方の端部でニードルホルダー15内に挿入され固定されている。接合部16は、上下方向における両端部の径よりも中央部分の径の方が大きくなった、いわゆる両端を絞ったような円筒形状をしている(図2参照)。そして、接合部16は、ニードル11の外周を覆い該ニードル11を保持することができるとともに、ニードル11を通じて送出されてきた飲料水を下方の本体部2に向かって送出することができるように中空となっている。
ニードルホルダー15は、接合部16を介して接合されたニードル11を、ニードル収容部13内で保持するとともに、本体部2に備えられた内部配管27(図6を参照)を受け付け、この内部配管27とも接合するものである。ニードルホルダー15は、図2および図6に示すように、ニードル収容部13の内周に沿った円筒形状をしており、接合部16を保持できるように、接合部16の基端部の形状(基端部の外周寸法)に応じた挿入孔が形成されている。また、ニードルホルダー15の、接合部16が保持される側とは反対側(下方側)では、配管受け部17が形成されている。配管受け部17は、ニードルホルダー15よりも外周寸法が小さい円筒形状をしており、その内部において、図6に示すように、内部配管27をきっちり収めることができるように、内部配管27の外周に沿った形状で中空となっている。
なお、内部配管27が配管受け部17に挿入されたとき、ニードルホルダー15内では、接合部16の中空部分と内部配管27とが連通するようになっており、ニードル11を通じて接合部16内を流通した飲料水は、内部配管27に流通する。
また、ニードル収容部13内において、ニードルホルダー15と供給口遮蔽部37との間にバネ14が配置されている。バネ14はいわゆるコイルバネであり、らせん状に巻かれた金属線内をニードル11が貫通するように配置されている。プラスチック袋10を収容したウォーターサーバー用トレイ3を本体部2に載置していない状態ではニードルホルダー15は、バネ14により、ニードル収容部13の下方側に押圧されている(例えば、図2参照)。これにより、ニードル11はニードル収容部13内に収容された状態で保持される。
そして、プラスチック袋10を収容したウォーターサーバー用トレイ3を本体部2の上部に載置すると、内部配管27の先端がこの配管受け部17の中空部分に挿入され、はめ込まれるとともに、配管受け部17を上方に押し上げるようになっている。これにより、ニードル収容部13に収容されていたニードル11がニードル収容部13の上方に配置された飲料水供給口30の貫通孔34を貫通し突出する。
(ニードルの突出機構)
次に、プラスチック袋10を貫通するニードル11の突出機構について上記した図2および図6を参照して説明する。
具体的には以下のようにしてニードル11は貫通孔34を貫通して底部19(飲料水供給口30の供給口遮蔽部37)から突出する。すなわち、プラスチック袋10を載置したウォーターサーバー用トレイ3が本体部2に取り付けられる前では、図2に示すように、バネ14によりニードルホルダー15がニードル収容部13の下方に押圧されており、配管受け部17がニードル収容部13の下方に設けられた開口部36から突出した状態となっている。このウォーターサーバー用トレイ3に飲料水が充填されたプラスチック袋10をセットし、本体部2に載置する。より具体的には、脚部12a〜12dを本体部2の上面25に形成された4つの挿入孔それぞれに挿入して固定するとともに、下方に突出しているニードル収容部13を上面25の中央部分に形成された受け部26にはめ込んで固定する。
受け部26はその底で冷却タンク21と隣接しており、冷却タンク21内と連通する内部配管27が受け部26の底の中心を貫通して上方に向かう。このため、ニードル収容部13を受け部26にはめ込むと内部配管27と配管受け部17とが嵌合し、配管受け部17を介してニードルホルダー15がニードル収容部13内において上方に押し上げられる。これによりニードルホルダー15に接合部16を介して接合されているニードル11が挿入路35に沿って上方に移動し、貫通孔34から上方に突出する。そして、ニードル11は、ウォーターサーバー用トレイ3にセットされたプラスチック袋10に刺さり、プラスチック袋10に孔を開ける。
以上のように、ウォーターサーバー用トレイ3を本体部2に取り付ける前では、ニードル11がニードル収容部13内に収容されているため、このニードル11の先端で利用者が怪我をすることを防ぐことができる。
(ニードルの構造)
次に、図7を参照してニードル11の構造について説明する。図7は本実施の形態に係るニードル11の構造の一例を示す図である。
図7に示すようにニードル11の先端にはプラスチック袋10に孔を開けるように尖った形状を有する先鋭部51が形成されている。そして、この先鋭部51からニードル11の基端部に向かって(ニードル11の軸方向に)順に、円錐形状の第1テーパー部52、円柱形状の第1ストレート(延伸)部53、円錐台形状の第2テーパー部54、および第2ストレート(延伸)部55を備えている。また、ニードル11の内部は、プラスチック袋10に充填された水を本体部2に向かって流通させることができるように流路が形成されている。
さらにまた、本実施の形態に係るニードル11では、第1テーパー部52の側面、および第1ストレート部53の側面にはプラスチック袋10内に充填された飲料水を取り込むための小さい取水口56が複数形成されている。ただし、取水口56が形成される位置はこの位置に限定されるものではない。例えば、第1テーパー部52の側面にも複数の取水口56が形成されていてもよい。取水口56の形状および個数は、効率的にプラスチック袋10内に充填されている飲料水をニードル11内に取り込める形状および個数であればよく任意である。
先鋭部51は、飲料水が充填されているプラスチック袋10と接すると、このプラスチック袋10に孔を開けることができるように尖った形状をしている。先鋭部51がプラスチック袋10に突き刺さり、孔が開くと、その孔の周りでは破れたプラスチック袋10の一部(開けられた孔の縁部分のプラスチックフィルム)がニードル11の突出方向(移動方向)に立ち上がる。この立ち上がった孔の縁部分を本明細書では穿孔縁部(縁接触部)60と称するものとする。
第1テーパー部52は、先鋭部51が開けた孔の開口寸法をさらに広げるものであり、先鋭部51からニードル11の基端部に向かってニードル11の外径が大きくなるように側面が傾斜した、該先鋭部51を頂点とする円錐形をしている。ニードル11の載置面20に対する上方への移動に伴い、第1テーパー部52がプラスチック袋10に開けられた孔を通過すると、この孔の開口寸法がさらに大きくなる。そして、開口寸法が拡大されることでニードル11の移動方向に沿って立ち上がっている穿孔縁部60の範囲が大きくなる。
なお、本実施の形態に係るニードル11では、図8に示すように円形の外径断面において第1テーパー部52に形成されている複数の取水口56を、先鋭部51を中心に放射状に均一に配置されるように工夫している。図8は、本実施の形態に係るニードル11の先鋭部51近傍の外観形状の一例を示す図である。図8では、ニードル11を先鋭部51側から基端部側に向かってみた場合の状態を示している。
すなわち、取水口56の数を少なくし、孔径を大きくすると、孔径のエッジでプラスチック袋10に傷をつける場合がある。
さらにまた、第1テーパー部52において取水口56が形成されている部分とそれ以外の部分とでは、プラスチック袋10に充填された飲料水の重さによりプラスチックフィルムに働く張力が異なる。すなわち、第1テーパー部52の壁面に密着しているプラスチックフィルム部分は、この壁面から受ける抵抗により、結果的にはこのプラスチックフィルム部分に働く張力は小さくなる。一方、取水口56の部分にあたるプラスチックフィルム部分は、壁面に支えられていないため、そのまま張力が働くこととなる。
このように、第1テーパー部52において、取水口56が形成されている部分と、形成されていない部分とではプラスチック袋10に働く張力の大きさに差が生じるため、プラスチックフィルムが塑性変形する量が異なるってしまうこととなる。このため、取水口56が形成されている部分と、形成されていない部分とでは第1テーパー部52により形成された穿孔縁部60の高さに差が生じる場合がある。そして、この差が大きくなりすぎると、場合によっては穿孔縁部60に亀裂が入ることがある。
そこで、本実施形態では、第1テーパー部52において、取水口56を、先鋭部51を中心に放射状に均一に配置されるように工夫している。
第1ストレート部53は、穿孔縁部60を上方に(ニードル11の移動方向に)さらに引っ張るものであり、第1テーパー部52からニードル11の基端部側に向かってニードル11の軸方向に延伸した棒形状を有している。より具体的には、本実施形態では、第1ストレート部53の上底および下底の寸法が第1テーパー部52の底面寸法と一致する円柱形状をしている。しかしながら、第1ストレート部53は必ずしも円柱形状である必要はない。例えば、第1ストレート部53の側面がゆるやかに傾斜した円錐台形状であってもよい。ニードル11の載置面20に対する上方への移動に伴い、第1ストレート部53がプラスチック袋10に開けられた孔を通過する際、この第1ストレート部53に張り付いた穿孔縁部60が上方に向かって引っ張られる。
第2テーパー部54は、プラスチック袋10の穿孔縁部60がニードル11に対して固定される部位である。すなわち、ニードル11のプラスチック袋10への挿入動作が完了した時点において、穿孔縁部60がニードル11と接する部位である。第2テーパー部54は、第1ストレート部53からニードル11の基端部側に向かって外径が大きくなるように側面が傾斜した円錐台形状をしている。つまり、第2テーパー部54の上底の寸法は、第1ストレート部53の底面寸法と同じであるが、底面の寸法は、第1ストレート部53の底面寸法よりも大きくなっている。
このように、本実施の形態では、第2テーパー部54に、穿孔縁部60の少なくとも一部が接するように、プラスチック袋10へ挿入されたニードル11の固定位置が決められている。ニードル11とプラスチック袋10とが上述した位置関係で維持される場合、穿孔縁部60は、プラスチック袋10内の飲料水の水圧によって第2テーパー部54の傾斜した側面に押さえつけられた形となる。このため、プラスチック袋10の穿孔縁部60とニードル11との密着性が向上することとなる。
ところで、第1テーパー部52と第2テーパー部54とでは上述したように、プラスチック袋10に対する役割が異なっている。すなわち、第1テーパー部52はプラスチック袋10に形成された孔の開口寸法を広げる役割を担っているのに対して、第2テーパー部54はプラスチック袋10とニードル11との密着性を高める役割を担っている。
ここで第1テーパー部52は、ニードル11のプラスチック袋10への挿入時にうける抵抗をできるだけ軽減させるために、その側面の傾斜角度を第2テーパー部54よりも小さくなるように構成されている。逆に、第2テーパー部54は、プラスチック袋10にニードル11が突き刺さった状態で、プラスチック袋10のプラスチックフィルムとニードル11とがしっかり密着できるように、その側面の傾斜角度を第1テーパー部52よりも大きくなるように構成されている。
より具体的には、ニードル11の軸方向(移動方向)と側面とがなす角度は、第1テーパー部52の場合は10°以下であることが好ましい。一方、第2テーパー部54の場合は5°以上であることが好ましい。第2テーパー部54は、より好適には10°以上20°以下の範囲である。
第2ストレート部55は、第2テーパー部54からニードル11の基端部側に向かって延伸した棒形状を有している。より具体的には、本実施形態では、第2ストレート部55の上底および下底の寸法が第2テーパー部54の底面寸法と一致する円柱形状をしているが、必ずしも円柱形状である必要はない。例えば、第2ストレート部55の側面がゆるやかに傾斜した円錐台形状であってもよい。ニードル11では、この第2ストレート部55の基端部で接合部16を介してニードルホルダー15に固定されている。
(ニードルのプラスチック袋への挿入動作)
次に、図9を参照して、ニードル11のプラスチック袋10への挿入動作の経過について説明する。図9は、本実施の形態に係る、ニードル11のプラスチック袋10への挿入状態の一例を説明する図である。なお、説明の便宜上、図9では取水口56については省略している。
まず、ニードル11が載置面20に対して上方に移動し、載置面20において支持されているプラスチック袋10と当接すると、先鋭部51によりプラスチック袋10に孔が開けられる(図9における孔形成)。この時、開けられた孔の周には穿孔縁部60が形成される。
さらにニードル11が上方に移動するとプラスチック袋10は延性を有するため、第1テーパー部52に張り付いた状態でニードル11の移動方向に引っ張られるとともに、このプラスチック袋10に形成された孔の開口寸法が拡がる。これに伴い穿孔縁部60も大きくなる。(図9における第1孔拡大)。すなわち、第1テーパー部52によって少しずつ孔の寸法が、該孔の半径方向に拡大され、ニードル11とプラスチック袋10とが接する面積が大きくなる。
さらにニードル11が載置面20に対して上方に移動すると、穿孔縁部60は第1ストレート部53の側面に張り付いた状態で、ニードル11の移動に伴う上方向への力をこの第1ストレート部53を介して受ける。このため、穿孔縁部60は、ニードル11の移動方向、すなわち上方向に引っ張られ延伸される(図9における穿孔縁部引張り)。
さらに、ニードル11が載置面20に対して上方に移動すると、穿孔縁部60が第2テーパー部54によって孔がその半径方向に拡大されながら、第2テーパー部54の側面に張り付いた状態となる。この状態で、ニードル11の上方への移動が停止し、ニードル11は固定された状態となる(図9におけるニードルの固定)。本実施形態では、(図9におけるニードルの固定)で示すように、穿孔縁部60が第2テーパー部54の側面に接した状態でニードル11が固定されている。特には、図9に示すように、穿孔縁部60が第2テーパー部54と第1ストレート部53とに跨って接した状態でニードル11が固定される。
以上のように、本実施の形態に係るウォーターサーバー用トレイ3では、先鋭部51により開けたプラスチック袋10の孔を、第1テーパー部52により孔の半径方向に広げ(延伸させ)穿孔縁部60を拡大させる。さらにこの穿孔縁部60を第1ストレート部53によってニードル11の突出方向に延伸させる構成である。すなわち、ウォーターサーバー用トレイ3は、プラスチック袋10に形成された孔の半径方向への延伸とニードルの移動方向(上方)への延伸とを段階的に行なう構成である。
このため、ニードル11によって一気に所望サイズの孔をプラスチック袋10に形成する構成と比較してプラスチック袋10に割れが生じることを防ぐことができる。
さらにまた、ウォーターサーバー用トレイ3では、上述したようにプラスチック袋10のプラスチックフィルムをニードル11の第1ストレート部53により、このニードル11の移動方向に延伸させることができる構造であった。このため、プラスチックフィルム内の分子が延伸方向に揃い剛性が高まるとともに、この延伸によりプラスチックフィルムをニードル11に押さえつける方向に力が作用し、プラスチックフィルムとニードル11とをしっかり密着させることができる。
また、穿孔縁部60が第2テーパー部54の側面に接した状態でニードル11が固定される構成であった。このように穿孔縁部60が第2テーパー部54に接した状態でニードル11が固定される場合、第2テーパー部54の側面の傾斜に張り付いた状態で穿孔縁部60は、上方に引っ張られ、塑性変形して該側面に密着した状態で維持されることとなる。
そして、プラスチック袋10に充填された飲料水の略鉛直方向下向きに働く水圧が第2テーパー部54の側面にかかり、プラスチック袋10のプラスチックフィルムを第2テーパー部54の側面でしっか押さえつけることができる。このため、プラスチック袋10とニードル11との密着性を向上させることができる。
また、穿孔縁部60が第2テーパー部54と第1ストレート部53とに跨って接した状態でニードル11が固定されている場合は、さらに以下の点でも有利となる。
すなわち、プラスチック袋10内の飲料水がウォーターサーバー1の本体部2に供給されていくにつれ、このプラスチック袋10は萎んでいく。そしてプラスチック袋10内に少量の水しか残存しない状態になると、水の重さによる鉛直方向下向きに及ぼす力が小さくなり、ニードル11が突き刺さっているプラスチック袋10の底部分が上方に浮き上がってくる。しかしながら、本実施の形態に係るニードル11では、上述したように穿孔縁部60が第1ストレート部53に接した状態で固定されている。このため、プラスチック袋10が上方に浮き上がっても、穿孔縁部60は第1ストレート部53の側面に沿って上方に移動するため、ニードル11とプラスチック袋10との間に大きな隙間が形成されることを防ぐことができる。
ここで、このようなプラスチック袋10の上方への浮き上がりを防ぐために、プラスチック袋10を貫通孔34近傍において固定する構成が考えられるが、このような構成の場合、萎んだプラスチック袋10の上面側のプラスチックフィルムまでニードル11で突き刺してしまう。このため、ニードル11の先端(先鋭部51)がプラスチック袋10から突き出た状態となり危険である。
なお、ニードル11の構造は上述した構造に限定されるものではない。以下に、ニードル11の構造の変形例を挙げて説明する。
(ニードルの変形例1)
ニードル11の変形例としては、例えば、図10に示す構造が挙げられる。図10は、本発明の実施の形態に係るニードル11の構造の一例を示す図である。図10に示す変形例に係るニードル11は、上述した図7に示すニードル11の構造と比較して第1テーパー部52の形状が異なる。
すなわち、図7に示すニードル11の第1テーパー部52は、左右対称に先鋭部51に向かって先細りするテーパー形状であった。これに対して図10に示すニードル11の第1テーパー部52は、垂直に切り出した断面形状において一方の側部のみが先鋭部51に向かって斜めに傾斜した先細り形状となっている。すなわち、ニードル11は、円筒の先端を斜めに切り欠いた形状をしている。そして、この切り欠いてできる面には、ニードル11の中空部分と連通する取水口56が形成されている。
ところで、図10に示すように、先鋭部51がニードル11の径の外周上に位置した形状の場合、ニードル11をプラスチック袋10に突き刺すと、この先鋭部51と、上述したように切り欠いて形成された第1テーパー部52とによって三日月型の孔を形成してしまう場合がある。これは、先鋭部51でプラスチック袋10に形成された切込み(孔)が第1テーパー部52の切り欠いた面の縁のエッジにより、鋭利に切断されてしまい、本実施の形態に係る穿孔縁部60の様に高い襟のあるスリーブ形状を形成することができず、三日月型の孔を形成してしまうのである。しかしながらプラスチック袋10に形成される孔はできるだけ円に近い形状であることが好ましい。このため、図10に示すニードル11では、切り欠いてできる面の縁に丸みをつけ、上述した切断を防止し、先鋭部51により形成された切込み(孔)の形状が三日月型とならないように工夫している。
図10に示すニードル11では、それ以外の構造については図7に示したニードル11の構造と同様であるため説明は省略する。
(ニードルの変形例2)
また、ニードル11のさらなる変形例として、図11に示すような構造が挙げられる。図11は、本発明の実施の形態に係るニードル11の構成の一例を示す図である。図11に示す変形例2に係るニードル11は、上述した図7に示すニードル11の構造と比較して第2ストレート部55の一部分において、他の部分よりも径寸法が小さくなっている括れ部57が形成されている点で異なる。また、ニードル11がプラスチック袋10に突き刺さった状態において、該ニードル11は括れ部57に穿孔縁部60が位置するように固定される点で異なる。
さらにまた、ニードル11の軸方向に対する第2テーパー部54の側面の傾斜角度が小さくなる点で異なる。この時の第2テーパー部54の側面とニードル11の軸方向とによってなす角度は10°以下であることが好ましい。
すなわち、変形例2に係るニードル11の第2テーパー部54は、図7に示すニードル11の第2テーパー部54とはプラスチック袋10に対する役割が異なっている。つまり、図7に示すニードル11の第2テーパー部54は、プラスチック袋10内の飲料水の水圧を受けプラスチック袋10とニードル11との密着性を向上させるために側面が傾斜していた。しかしながら、変形例2に係るニードル11の第2テーパー部54は、先鋭部51、第1テーパー部52によって形成された孔の開口寸法をさらに一層、広げるために側面が傾斜している。このため、変形例2に係るニードル11の第2テーパー部54の傾斜角度は、第1テーパー部52と同様にプラスチック袋10に挿入するニードル11に大きな抵抗が生じないように図7に示したニードル11の第2テーパー部54よりも小さくなっている。
以上のように、変形例2に係るニードル11は、その括れ部57に穿孔縁部60が位置するように固定される。このため、プラスチック袋10がニードル11から抜け出すような状態が生じたとしてもこの括れ部57によって形成された段差に穿孔縁部60が引っかかり抜け落ちを防止することができる。
また、第1テーパー部52および第2テーパー部54の両方で孔の開口寸法を広げる構成であるため、穿孔縁部60の面積がより大きくなりニードル11とプラスチック袋10との密着性を向上させることもできる。
なお、図11に示すニードル11の構造は、上述した構造以外は図7に示すニードル11の構造と同様であるため他の構造についての説明は省略する。
(ニードルの変形例3)
また、ニードル11のさらなる変形例として、図12に示すような構造が挙げられる。図12は、本発明の実施の形態に係るニードル11の構成の一例を示す図である。図12に示す変形例に係るニードル11は、上述した図7に示すニードル11の構造と比較して以下の点で異なる。
すなわち、図7に示すニードル11の第1テーパー部52は、左右対称に先鋭部51に向かって先細りするテーパー形状であった。これに対して図12に示すニードル11の第1テーパー部52は、垂直に切り出した断面形状において一方の側部のみが先鋭部51に向かって傾斜した先細り形状となっている点で異なる。すなわち、変形例3に係るニードル11の先鋭部51と第1テーパー部52との形状は、変形例1に係るニードル11の先鋭部51と第1テーパー部52との形状と同様となる。
さらに、第2ストレート部55の一部分において、他の部分よりも径寸法が小さくなっている括れ部57が形成されている点で図7に示すニードル11の構造と異なる。また、ニードル11は、括れ部57に穿孔縁部60が接する位置で固定される点で図7に示すニードル11および変形例1に係るニードル11とは異なる。さらにまた、第2テーパー部54のニードル11の軸方向に対する傾斜角度が小さくなる点でも図7に示すニードル11および変形例1に係るニードル11とは異なる。ただし、この図7に示すニードル11および変形例1に係るニードル11とは異なる点(ニードル11が固定される位置が異なる点、第2テーパー部の軸方向に対する傾斜角度が小さくなる点)については、上述した変形例2に係るニードル11と同様であるため説明は省略する。
(ニードルの変形例4)
また、ニードル11のさらなる変形例として、図13に示すような構造が挙げられる。図13は、本発明の実施の形態に係るニードル11の構成の一例を示す図である。図13に示す変形例に係るニードル11は、上述した図7に示すニードル11の構造と比較して以下の点で異なる。
すなわち、図13に示すように、図7に示すニードル11の構造において、第2ストレート部55の基端部側において、さらに第3テーパー部58および第3ストレート(延伸)部59が配置されている点で異なる。
第3テーパー部58は、プラスチック袋10の穿孔縁部60がニードル11に対して固定される部位である。すなわち、ニードル11のプラスチック袋10への挿入動作が完了した時点において、穿孔縁部60がニードル11と接する部位である。第3テーパー部58は、第2ストレート部55からニードル11の基端部に向かって外径が大きくなるように側面が傾斜した円錐台形状をしている。つまり、第3テーパー部58の上底の寸法は、第2ストレート部55の底面寸法と同じであるが、底面の寸法は、第2ストレート部55の底面寸法よりも大きくなっている。
第3ストレート部59は、第3テーパー部58の基端部に接するように配置されており、その上底および下底の寸法がこの第3テーパー部58の底面寸法と一致する円柱形状をしている。第3ストレート部59の基端部は、接合部16を介してニードルホルダー15に固定されている。
以上のように、変形例4に係るニードル11は、第1テーパー部52および第2テーパー部54によってプラスチック袋10の孔をその径方向に拡大することができる構成である。さらにまた、変形例4に係るニードル11は第1ストレート部53および第2ストレート部55によってニードル11の移動方向(上方)に穿孔縁部60を引っ張ることができる構成でもある。このため、より大きな穿孔縁部60を形成しニードル11に密着させることができるため、両者の密着性をさらに向上させることができる。
なお、図13に示す、変形例4に係るニードル11は、第1テーパー部52の側面、第1ストレート部53の側面、第2テーパー部54の側面にはプラスチック袋10内に充填された飲料水を取り込むための小さい取水口56が複数形成されている。ただし、取水口56が形成される位置はこの位置に限定されるものではない。
(ニードルの変形例5)
また、ニードル11のさらなる変形例として、図14に示すような構造が挙げられる。図14は、本発明の実施の形態に係るニードル11の構成の一例を示す図である。図14に示す変形例に係るニードル11は、上述した変形例1に係るニードル11の構造と比較して以下の点で異なる。
すなわち、図14に示すように、第2ストレート部55の基端部側にさらに第3テーパー部58および第3ストレート部59が配置されている点で異なる。ニードル11がさらに第3テーパー部58および第3ストレート部59を備える点については、上述した変形例4に係るニードル11と同様であるため説明は省略する。
以上のように、変形例5に係るニードル11は、第1テーパー部52および第2テーパー部54によってプラスチック袋10の孔をその径方向に拡大することができる構成である。さらにまた、変形例5に係るニードル11は第1ストレート部53および第2ストレート部55によってニードル11の移動方向(上方)に穿孔縁部60を引っ張ることができる構成でもある。このため、より大きな穿孔縁部60を形成しニードル11に密着させることができるため、両者の密着性をさらに向上させることができる。
(ニードルの変形例6)
また、ニードル11のさらなる変形例として、図15に示すような構造が挙げられる。図15は、本発明の実施の形態に係るニードル11の構成の一例を示す図である。図15に示す変形例6に係るニードル11は、上述の図11に示す変形例2に係るニードル11の構成において、括れ部57の基端部側の端部を、ニードル11の基端部に向かって径が大きくなるように側面を傾斜させた構成としてもよい。そして、図15に示すようには第2ストレート部55では、この括れ部57よりもニードル11の基端側でより径が大きくなっている。
このように構成されている場合、穿孔縁部60をこの傾斜部分に接触させた状態で維持することができ、穿孔縁部60が、径が細くなった括れ部57からさらにニードル11の基端部側にずり落ちてしまうことを防ぐことができる。
(ニードルの変形例7)
また、ニードル11のさらなる変形例として、図16に示すような構造が挙げられる。図16は、本発明の実施の形態に係るニードル11の構成の一例を示す図である。図16に示す変形例7に係るニードル11は、上述の図12に示す変形例3に係るニードル11の構成において、括れ部57の基端部側の端部を、ニードル11の基端部に向かって径が大きくなるように側面を傾斜させた構成としてもよい。そして、図16に示すようには第2ストレート部55では、この括れ部57よりもニードル11の基端側でより径が大きくなっている。
このように構成されている場合、穿孔縁部60をこの傾斜部分に接触させた状態で維持することができ、穿孔縁部60が、径が細くなった括れ部57からさらにニードル11の基端部側にずり落ちてしまうことを防ぐことができる。
なお、上記したニードル11(図7に示すニードル11、および変形例1〜7に係るニードル11)では、テーパー部とストレート部とを組み合わせた構造であり、ストレート部はニードル11の突出方向に沿ってまっすぐ伸びた形状をしていたがこれに限定されるものではない。例えば、ストレート部は、ニードル11の突出方向にプラスチック袋10のプラスチックフィルムを延伸できる形状であればよく、テーパー部よりも小さい傾斜角度で先鋭部51に向かって先細りになった形状であってもよい。
また、上記した第1〜第3テーパー部52、54、58の側面はニードル11の先鋭部51から基端部に向かって直線的に傾斜した形状であってもよいし、ゆるやかな弧を描いて曲線的に傾斜した形状であってもよい。
また、上記したニードル11では第1テーパー部52および第2テーパー部54、ならびに第1ストレート部53および第2ストレート部55を備える構成であった。もしくは、ニードル11は、その変形例4、5として第1テーパー部52、第2テーパー部54、および第3テーパー部58、ならびに第1ストレート部53、第2ストレート部55、および第3ストレート部59を備える構成であった。
しかしながら、テーパー部およびストレート部を備える個数はこれらに限定されるものではない。ニードル11の先端(先鋭部51)から基端部に向かってテーパー部およびストレート部の順に繰り返されるならば、さらにテーパー部およびストレート部を備えてもよい。備えるテーパー部の個数、ストレート部の個数は、プラスチック袋10を形成するプラスチックフィルムの延性などの特性に応じて適宜、決定されることが好ましい。
また、上記したニードル11では、先鋭部51、第1〜第3テーパー部52、54、58および第1〜第3ストレート部53、55、59を例えば、ステンレスなど同一の素材で形成していた。しかしながら、例えば、ニードル11をステンレスなどの金属で形成する場合、その表面粗さが粗くプラスチック袋10のプラスチックフィルムに対する十分な密着性が得られない場合は、エラストマーなどをニードル11の表面に取り付けた構成としてもよい。
また、プラスチック袋10に先鋭部51で孔を形成する場合、その孔をできるだけ円形となるようにするためには、この先鋭部51が突き刺さるプラスチック袋10のプラスチックフィルム部分は、しわがなく均一に引っ張られた状態にあることが好ましい。そこで、均一に引っ張られた状態でニードル11の先鋭部51がプラスチック袋10に突き刺さるようにウォーターサーバー用トレイ3を以下のように構成してもよい。以下にウォーターサーバー用トレイの変形例について図17を参照して説明する。図17は、本発明の実施の形態に係るウォーターサーバー用トレイ3の要部構成の一例を示す断面図である。
(変形例1に係るウォーターサーバー用トレイ)
変形例1に係るウォーターサーバー用トレイ3は、飲料水供給口(供給口)30の構成が上述したウォーターサーバー用トレイ3と異なる。
すなわち、上記したウォーターサーバー用トレイ3では、飲料水供給口30における供給口遮蔽部37は、ゲルカバー部31、ニードルガイド部32、およびポリマーゲル33から構成されていた。
しかしながら、図17に示すように、変形例1に係るウォーターサーバー用トレイ3は、供給口遮蔽部(遮蔽部)37をエラストマーなどにより一体成形し、この供給口遮蔽部37の中央に上方に突出した半球形状のニードル受部39が配置されている構成となっている点で異なる。
すなわち、供給口遮蔽部37は、図17に示すように、飲料水供給口30の内周形状に応じた形状をしている。そして、この供給口遮蔽部37内をニードル11が貫通し、プラスチック袋10に向かって突出できるように案内するため、この供給口遮蔽部37の内部には挿入路(案内孔)35が形成されている。また、供給口遮蔽部37の上面における略中央に配置されたニードル受部39の中心には、供給口遮蔽部37の挿入路35と連通した貫通孔34が形成されており、ウォーターサーバー用トレイ3にプラスチック袋10がセットされると、この貫通孔34を介してニードル11が下方から上方に向かって突出し、プラスチック袋10の底面を貫通することができる。また、ニードル受部39の先端部であって、貫通孔34の外周にはリング形状のクッション部38が配置されている。クッション部38は、プラスチック袋10から作用する圧力に応じて形状が変形するものであればよい。例えば、ポリエチレンとスチレンとの共重合体を主剤とするポリマーゲルから形成されていてもよい。
このように供給口遮蔽部37の中央にニードル受部39が備えられているため、ニードル11により突き刺すプラスチック袋10の底面部分を上方に持ち上げることができる。このため、持ち上げられた部分では、プラスチック袋10を形成するプラスチックフィルムを下方に向かって引っ張る力(張力)が働く。この張力によりプラスチックフィルムに形成されているしわは伸ばされ、その結果、プラスチック袋10の持ち上げられた部分の頂点付近ではしわが解消された状態となる。そして、ニードル受部39によって持ち上げられているプラスチック袋10部分に、ニードル11が突き刺さる。ニードル11が突き刺さった部分は、上述したようにしわが解消された状態でかつ、プラスチックフィルムに張力が働いている状態である。このため、プラスチック袋10には、ニードル11の先鋭部51の形状に応じた寸法の孔を形成することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明によれば、液体を充填したプラスチック袋とこのプラスチック袋に孔を開けるためのニードルとの間において液体の漏れを防止することができる。特に、飲料水が充填されたプラスチック袋によって飲料水が供給されるウォーターサーバーにおいて効果的に利用できる。
1 ウォーターサーバー
2 本体部
3 ウォーターサーバー用トレイ
10 プラスチック袋
11 ニードル
13 ニードル収容部
18 外側壁
19 底部
20 載置面
30 飲料水供給口
33 ポリマーゲル
34 貫通孔
35 挿入路
36 開口部
37 供給口遮蔽部
38 クッション部
39 ニードル受部
51 先鋭部
52 第1テーパー部
53 第1ストレート部
54 第2テーパー部
55 第2ストレート部
56 取水口
57 括れ部
58 第3テーパー部
59 第3ストレート部
60 穿孔縁部

Claims (6)

  1. ウォーターサーバー本体に供給する飲料水が充填されたプラスチック袋を載置するウォーターサーバー用トレイであって、
    前記プラスチック袋を載置する載置面と、
    前記載置面に対して上方に移動することにより、前記プラスチック袋の底面に突き刺さり、該プラスチック袋内の飲料水を前記ウォーターサーバー本体に導くニードルと、を備え、
    前記ニードルは、
    前記プラスチック袋の底面に孔を開けるように尖った先鋭部と、
    前記先鋭部から該ニードルの基端部に向かって外径が大きくなるように側面が傾斜した形状を有する第1テーパー部と、
    前記第1テーパー部から該ニードルの基端部に向かって延伸した棒形状の第1延伸部と、
    前記第1延伸部から該ニードルの基端部に向かって外径が大きくなるように側面が傾斜した形状を有する第2テーパー部と、を有し、
    前記プラスチック袋の孔の縁に形成された、該プラスチック袋の該ニードルと接する部分である縁接触部の少なくとも一部が、前記第2テーパー部から該ニードルの基端部までの範囲で接するように固定されるウォーターサーバー用トレイ。
  2. 前記プラスチック袋内に充填された飲料水をウォーターサーバー本体へと供給するため前記載置面から下方に延設された供給口と、
    前記供給口内を塞ぐとともに、前記載置面に対して前記ニードルが上方に突出するように該ニードルを導くための通路である案内孔が形成された遮蔽部と、
    前記遮蔽部の上面に形成され、前記載置面上に載置されたプラスチック袋の底面を上方に押し上げるとともに、前記案内孔で導かれたニードルが上方に突出し、前記プラスチック袋の底面を突き刺すように貫通孔が形成されたニードル受部と、を備える請求項1に記載のウォーターサーバー用トレイ。
  3. 前記縁接触部が前記第1延伸部および前記第2テーパー部の両方に跨って接する位置にて前記ニードルが固定される請求項1または2に記載のウォーターサーバー用トレイ。
  4. 前記ニードルの軸方向に対する前記第1テーパー部の側面の傾斜角度よりも、前記ニードルの軸方向に対する前記第2テーパー部の側面の傾斜角度の方が大きい請求項3に記載のウォーターサーバー用トレイ。
  5. 前記ニードルは、
    前記第2テーパー部から該ニードルの基端部に向かって延伸した棒形状の第2延伸部と、
    前記第2延伸部から該ニードルの基端部に向かって外径が大きくなるように側面が傾斜した形状を有する第3テーパー部と、をさらに有し、
    当該ニードルの軸方向に対する前記第2テーパー部の側面の傾斜角度よりも、この軸方向に対する前記第3テーパー部の側面の傾斜角度の方が大きくなっており、
    当該ニードルは、前記縁接触部が前記第2延伸部および前記第3テーパー部の両方に跨って接する位置にて固定される請求項1または2に記載のウォーターサーバー用トレイ。
  6. 前記ニードルが、
    前記第2テーパー部から該ニードルの基端部に向かって延伸している第2延伸部をさらに備え、
    前記第2延伸部には、該第2延伸部の一部が細くなった括れ部が形成されており、
    前記縁接触部が、前記括れ部に接する位置にて前記ニードルが固定される請求項1または2に記載のウォーターサーバー用トレイ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109790010A (zh) * 2016-09-30 2019-05-21 株式会社 Mtg 供水服务装置
CN109805762A (zh) * 2017-11-21 2019-05-28 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 聪明座和具有其的饮水机

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