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JP2014008560A - リーマ、切削工具およびそれを用いた切削加工物の製造方法 - Google Patents

リーマ、切削工具およびそれを用いた切削加工物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被覆層を備えたリーマは、リーマ加工時において発生する切削熱を外部に十分に放出することが困難になる可能性があった。
【解決手段】本発明の一態様に係るリーマ1は、回転軸Sを有する棒状であって、外周面11、一方の端部側に位置する端面13、ならびに端面13および外周面11の間に位置する傾斜面15を備えた本体部3と、傾斜面15から外周面11にかけて形成された溝部5と、溝部5の内面と傾斜面15との交線部に形成された切刃17と、傾斜面15を被覆するとともに端面13にかけて端面13の少なくとも一部が露出するように配設された被覆層25とを備えていることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、リーマ、切削工具およびそれを用いた切削加工物の製造方法に関する。
従来、被削物の切削加工に用いられるドリルとして、特許文献1に記載のコーティングリーマが知られている。特許文献1に記載のリーマは、超硬合金のような金属部材によって構成されている。また、このようなリーマの工具寿命を長くするため、金属部材が被覆層によって覆われた構成となっている。
特開平5−345221号公報
金属部材が被覆層で被覆された構成であることによって、リーマ本体を構成する金属部材の工具寿命を長くすることができる。しかしながら、特許文献1に記載されているような、炭化物、窒化物および酸化物などの材料からなる被覆層は、一般的に金属部材よりも熱伝導率が低い。被覆層を備えている場合、被覆層の熱伝導率が金属部材の熱伝導率よりも相対的に小さいことから、リーマ加工時において発生する切削熱を外部に十分に放出することが困難になる可能性がある。そのため、切れ刃の摩耗が進みやすくなり、リーマ加工の精度が低下する。したがって、高い精度の穴を形成することが困難となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、工具寿命が良好であると同時に、高い精度でリーマ加工を行うことのできるリーマを提供することにある。
本発明の一態様に基づくリーマは、回転軸を有する棒状であって、外周面、一方の端部側に位置する端面、ならびに該端面および前記外周面の間に位置する傾斜面を備えた本体部と、前記傾斜面から前記外周面にかけて形成された溝部と、該溝部の内面と前記傾斜面との交線部に形成された切刃と、前記傾斜面を被覆するとともに前記端面にかけて該端面の少なくとも一部が露出するように配設された被覆層とを備えていることを特徴としている。
上記態様のリーマにおいては、本体部の傾斜面を被覆する被覆層を備えていることから、リーマの切刃寿命を長くすることができる。また、本体部の表面全体が被覆層に被覆されているのではなく、本体部の一方の端部側に位置する端面が被覆層から露出している。リーマ加工時においては、この端面は被削材に接触することが殆どないため、被覆層によって覆われていなくてもリーマの工具寿命が低下することを抑制できる。また、この端面は、切削加工に伴い切削熱が生じる切刃に近い位置にあるため、切削加工時に生じた切削熱が伝わり易い。そのため、この熱が本体部の内部を伝わって、一方の端部の端面から工具の外部へ放熱され易くなる。
本発明の第1の実施形態のリーマを示す側面図である。 図1に示すリーマの正面図である。 図1に示すリーマにおける領域Aを拡大した拡大側面図である。 図2に示すリーマの第1の変形例を示す正面図である。 図4に示すリーマにおける領域Bを拡大した拡大正面図である。 図4に示すリーマにおける図3に対応する領域を拡大した拡大側面図である。 図2に示すリーマの第2の変形例を示す正面図である。 図7に示すリーマにおける図3に対応する領域を拡大した拡大側面図である。 本発明の第2の実施形態のリーマを示す正面図である。 図9に示すリーマにおける領域Cを拡大した拡大正面図である。 図9に示すリーマにおける図3に対応する領域を拡大した拡大側面図である。 本発明の一実施形態の切削工具を示す側断面図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す側面図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す側面図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す側面図である。
<切削インサート>
以下、本発明の各実施形態のリーマについて、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明のリーマは、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図1〜3に示すように、第1の実施形態のリーマ1は、回転方向がXで示される回転軸Sを有する棒状の本体部3を有している。具体的には、本実施形態の本体部3は円柱状の形状である。そのため、回転軸Sに垂直な方向から側面視した場合には、本体部3が回転軸Sに沿って伸びた細長い形状となっている。また、図2に示すように、回転軸Sに平行な方向から正面視した場合には、本体部3の外周が円形となっている。
本体部3は、一方の端部側に位置して外周に溝部5が形成されている切削部7と、この切削部7よりも他方の端部側に位置するシャンク部9とによって構成されている。本体部3の一方の端部側を用いて被削材201を切削加工することができる。具体的には、本体部3は、外周面11、一方の端部側に位置する端面(以下、便宜的に第1の端面13とも言う)、ならびに第1の端面13および外周面11の間に位置する傾斜面15を備えている。
シャンク部9は、図1に示すように、本体部3の回転軸S方向の他方の端部側に位置しており、切削工具101のホルダ103に把持等されることによってリーマ1をホルダ103に固定する役割を有するものである。シャンク部9の形状は、ホルダ103の形状に応じて適宜設計される。
第1の端面13は、本体部3の一方の端部側に位置しており、回転軸Sに対して直交する平坦面である。図2に示すように、本体部3を正面視した場合に、第1の端面13よりも外側に傾斜面15及び溝部5が位置している。
傾斜面15は、第1の端面13および外周面11の間に位置しており、第1の端面13及び外周面11に対して傾斜している。傾斜面15は、切削加工時に被削材201に食い付いて主として切削作用を行う部分であり、いわゆる食付き部として機能する。
本体部3の大きさは、リーマ加工時における被削材201の加工穴203の大きさによって適宜設定されるが、例えば、本体部3の外径φは0.2mm〜20mm、本体部3の長さは2mm〜500mmに設定すればよい。
本体部3の材質としては、例えば、超硬合金が挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成されるWC−Co、WC−Coに炭化チタン(TiC)を添加したWC−TiC−Co、あるいはWC−TiC−Coに炭化タンタル(TaC)を添加したWC−TiC−TaC−Coがある。
本体部3における一方の端部側の外周には、傾斜面15から外周面11にかけて溝部5が形成されている。なお、上記の外周とは、外周面11および傾斜面15によって構成される面を意味している。溝部5は、第1の切刃17から生成される切屑を排出することを主目的としている。本実施形態のリーマ1においては、複数の溝部5が形成されている。複数の溝部5は、本体部3の回転軸Sを基準にして90°の回転対称となるように4つ位置している。すなわち、4つの溝部5は、互いに回転軸Sに対して4回対称である。
本実施形態における複数の溝部5は、それぞれ一方の端部が第1の端面13に対して開口している。溝部5は、傾斜面15から外周面11にかけて形成されている。溝部5は、傾斜面15においては一方の端部から他方の端部にかけて形成されており、また、外周面11においては一方の端部側に形成されている。溝部5における他方の端部側の部分は、幅及び深さが本体部3の他方の端部に近づくに従って小さくなるように構成されている。
また、本実施形態の溝部5は、本体部3の回転軸Sに対してねじれた状態で形成されている。具体的には、本実施形態の溝部5は、いわゆる右刃左捩れの構成である。溝部5の伸びる方向が回転軸Sに対して平行な、いわゆる直刃構成であっても良いが、図1に示すように回転軸Sに対してねじれた状態で溝部5が形成されていても良い。
回転軸Sに対してねじれた状態で溝部5が形成されている場合には、リーマ加工を行う際に、生じた切屑を溝部5に沿って流して外部に良好に排出しやすくなる。回転軸Sに対する溝部5のねじれ角は、切屑の大きさ、あるいはリーマ1の回転速度に応じて適宜設定すればよい。例えば、ねじれ角は、5°〜45°程度に設定される。
溝部5の内面と傾斜面15との交線部には第1の切刃17が形成されている。具体的には、溝部5の内面と傾斜面15との交線部であって、リーマ1の回転方向の前方を向く部分に第1の切刃17が形成されている。本実施形態のリーマ1は4つの溝部5を備えている。そのため、それぞれの溝部5の内面と傾斜面15との交線部にそれぞれ第1の切刃17が形成されている。すなわち、本実施形態のリーマ1は、4つの第1の切刃17を有している。
上述のように複数の溝部5が本体部3の回転軸Sを基準にして90°の回転対称となるように位置している。そのため、4つの第1の切刃17もまた、本体部3の回転軸Sを基準にして90°の回転対称となるように位置している。このように複数の第1の切刃17が回転対称となるように配置されていることによって、被削材201を加工する際の切削工具101の直進安定性を向上させることができる。
本実施形態のリーマ1においては、溝部5の内面と傾斜面15との交線部に第1の切刃17が形成されているが、このような第1の切刃17だけでなく、溝部5の内面と外周面11との交線部に第2の切刃19が形成されていてもよい。
溝部5のうち、一方の端部側に位置して第1の切刃17に続く部分は、いわゆるすくい面として機能する。切削加工時において、第1の切刃17で形成された切屑は、溝部5におけるすくい面として機能する部分を通ってシャンク部9の側に排出される。第1の切刃17及び第2の切刃19からなる複数の刃部のそれぞれで形成された切屑は、対応する溝部5を通って別個にシャンク部9の側に排出される。
外周面11のうち複数の溝部5に挟まれた領域が、第1マージン21である。第1マージン21は、回転軸Sに直交する断面視において、本体部3の外周に相当する部位であり、円弧状をなしている。本実施形態において、リーマ1の径(外径)の大きさは、第1マージン21の大きさと同一である。言い換えれば、リーマ1の半径が、第1マージン21の曲率半径と同一である。
本実施形態のリーマ1において、第1の切刃17の回転方向と溝部5のねじれ方向とは同じである。従って、溝部5のねじれ方向、すなわち第1マージン21のねじれ方向も、第1の切刃17の回転方向と同じである。これにより、第1の切刃17を用いて切削加工を行う場合に、第2の切刃19が被削材201の加工穴203の内壁を押圧することによって平滑化する効果、いわゆるバニシング効果を得ることが可能となる。
特に、加工穴203が被削材201を貫通している貫通孔である場合には、被削材201の加工に伴って第1の切刃17によって切屑が生成されたとしても、貫通孔のうちリーマ1の挿入口とは逆の開口から切屑が排出される。そのため、切屑排出による影響を抑制しつつ第1マージン21によるバニシング効果をより効率的に発揮することが可能となる。
本実施形態のリーマ1における本体部3は、部分的に被覆層25に覆われている。被覆層25は傾斜面15及び第1の端面13の少なくとも一部を覆っている。すなわち、被覆層25は第1の端面13の少なくとも一部が露出するように配設されている。
本実施形態のリーマ1においては、一方の端部に第1の切刃17が形成され、他方の端部には切刃が形成されていない。しかしながら、本発明のリーマ1は、このような構成に限定されるものではなく、他方の端部に第1の切刃17とは別の切刃が形成された構成であっても良い。
被覆層25は、本体部3を保護するために設けられている。具体的には、切削加工時に被削材201に食い付く傾斜面15を保護するため、この傾斜面15の全体が被覆層25に覆われている。これによって、リーマ1の工具寿命を長くすることができる。特に、リーマ加工時に被削材201を切削する第1の切刃17を保護するため、傾斜面15における第1の切刃17に沿った領域が覆われていることが望ましい。
被覆層25の材質としては、例えば、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)またはアルミナ(Al)などが挙げられる。被覆層25は、例えば、化学蒸着(CVD)法または物理蒸着(PVD)法を用いて本体部3に上記の材質をコーティングすることによって形成される。
一方、これらの材質は、本体部3を構成する超硬合金のような金属材料と比較して、熱伝導率が低い。そのため、被覆層25を備えていない場合と比較して、本体部3を介して
リーマ加工時において発生する切削熱を外部に放熱する事が困難になる。しかしながら、本実施形態のリーマ1における被覆層25は、第1の端面13の全体には被覆されておらず、第1の端面13の少なくとも一部が露出するように配設されている。
第1の端面13は、切削加工に伴い切削熱が生じる第1の切刃17に近い位置にあるため、切削加工時に生じた熱が伝わり易い。そのため、この熱が本体部3の内部を一方の端部側から他方の端部側へと伝わるので、外部に良好に放熱する事ができる。また、リーマ加工時においては、この第1の端面13は被削材201に接触することが殆どないため、被覆層25によって覆われていなくてもリーマ1の工具寿命が低下することを抑制できる。
図2に示すように、第1の端面13の全体が被覆層25から露出している場合には、切削加工時に生じた熱を第1の端面13から外部に放出し易い。そのため、放熱性をさらに高めることができる。一方、第1の端面13の周縁部分は、切削加工時に被削材201に食い付く傾斜面15、及び被削材201を切削する第1の切刃17に近い。そのため、傾斜面15及び第1の切刃17を安定して保護するためには、図4及び6に示すように、第1の端面13の周縁部分が被覆層25に覆われていることが好ましい。すなわち、第1の端面13が、回転軸Sとの交点を含む中心部分が被覆層25から露出し、周縁部分が被覆層25に被覆されていることが好ましい。
特に、本実施形態のリーマ1においては、複数の第1の切刃17が本体部3の回転軸Sを基準にして90°の回転対称となるように位置している。そのため、第1の端面13における回転軸Sとの交点を含む中心部分が被覆層25から露出していることによって、それぞれの第1の切刃17から生じた切削熱をバランス良く第1の端面13から放熱し易くなる。
また、図4〜8に示すように、少なくとも溝部5における傾斜面15に隣接する領域5aが被覆層25に被覆されていることが好ましい。第1の切刃17が傾斜面15と溝部5の交線部に形成されていることから、第1の切刃17を安定して保護するためである。図7〜8に示すように、溝部5の全体が被覆層25に被覆されていても良いが、図4〜6に示すように、溝部5における傾斜面15に隣接する領域5aが部分的に被覆層25に被覆されていても良い。
傾斜面15に沿って部分的に被覆されている場合には、溝部5の一部が被覆層25から露出する。そのため、リーマ加工時に生じた熱をこの露出した部分において外部に放熱し易くなる。
また、図5,6及び8に示すように、外周面11における傾斜面15に隣接する領域11aが部分的に被覆層25に被覆されていることが好ましい。外周面11における傾斜面15に近い部分11aが被覆層25に被覆されていることによって、傾斜面15をさらに安定して保護することができるからである。
図5,6に示す本実施形態のリーマ1の第1の変形例においては、傾斜面15に沿って一定の幅となるように被覆層25が外周面11における傾斜面15に隣接する領域11aに設けられている。また、図8に示す本実施形態のリーマ1の第2の変形例においては、回転軸Sに平行な方向における第1の端面13からの距離が一定となるように、外周面11における一方の端部側に被覆層25が設けられている。
また、傾斜面15を保護するためには外周面11の全体が被覆層25に被覆されていても良いが、外周面11における傾斜面15に隣接する領域11aが部分的に被覆層25に
被覆されている場合には、下記の利点も存在する。
リーマ1を用いて切削加工を行った場合、使用に伴って第1の切刃17が摩耗する。そこで、リーマ1を有効に使用するため、第1の切刃17が摩耗した場合にはリーマ1の再生作業が行われる。具体的には、第1の切刃17が摩耗した場合に、第1の切刃17を含むように本体部3の一方の端部側を研削あるいは切断する。次に、本体部3における残存した部分の一方の端部側に再度、傾斜面15および第1の切刃17を形成して、本体部3の先端形状を整える。最後に、本体部3を被覆層25で被覆する。
外周面11の全体が被覆層25に被覆されている場合、再生作業の度に本体部3が被覆層25で被覆されるので、被覆層25を含めたリーマ1の外径が徐々に大きくなる、あるいは、被覆層25の耐久性が低下して、加工精度が低下する可能性がある。また、加工精度を高めるため、再生作業の度に被覆層25を除去する場合、再生作業が煩雑となり、再生作業に要するコストが高くなってしまう。
一方、外周面11における傾斜面15に隣接する領域11aが部分的に被覆層25に被覆されている場合には、被覆層25だけでなく、本体部3における被覆層25に被覆されている部分も同時に除去すれば良いので、低コストでリーマ1の再生作業を行うことができる。
このとき、第1の端面13、傾斜面15及び外周面11を部分的に被覆層25から露出させるためには、被覆層25をCVD法あるいはPVD法などによって本体部3にコーティングする際に、露出させる部分にマスキングをすればよい。例えば、外周面11における傾斜面15に隣接する領域を除く領域にマスキングを行い、本体部3を被覆層25でコーティングした後に、マスキングを除去することによって、外周面11における傾斜面15に隣接する領域が部分的に被覆層25に被覆された構成とすることができる。
また、上述のようにマスキングを用いる方法の他に後述の方法によって被覆層25を形成してもよい。具体的には、被覆層25を本体部3にコーティングする際に、第1の端面13の全体も同時に被覆した後に、第1の端面13における所望の領域が被覆層25から露出するように被覆層25を除いても良い。
なお、図4〜8においては、視覚的な理解を容易にするため、外周面11、端面13及び傾斜面15の境界を実線にて示すとともに、被覆層25の周縁を一点鎖線にて示している。
次に、第2の実施形態のリーマ1について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施形態にかかる各構成において、第1の実施形態と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。例えば、本実施形態のリーマ1においては、本体部3として、第1の実施形態のリーマ1における本体部3と同様のものが用いられる。また、被覆層25として、第1の実施形態のリーマ1における被覆層25と同様の材料のものが用いられる。
本実施形態のリーマ1は、図9〜11に示すように、被覆層25が設けられた位置が、第1の実施形態のパッケージにおける被覆層25が設けられた位置と異なる。第1の実施形態のリーマ1においては、傾斜面15を保護するため、この傾斜面15の全体が被覆層25に覆われている。一方、本実施形態のリーマ1においては、第1の切刃17を保護するため、傾斜面15における第1の切刃17に沿った領域15aが部分的に覆われている。
傾斜面15の全体を保護することが求められるときには、傾斜面15の全体が被覆層25に覆われていることが求められるが、傾斜面15の全体ではなく第1の切刃17を保護することが求められている場合には、傾斜面15における第1の切刃17に沿った領域15aが部分的に覆われていればよい。これによって、被覆層25から露出した傾斜面15の領域から外部へと放熱し易くなるので、第1の実施形態のリーマ1と比較してさらに良好に放熱する事ができる。
<切削工具>
次に、本発明の一実施形態に係る切削工具101について、図12を参照して説明する。なお、切削工具101として、上述の各実施形態のいずれかのリーマ1を用いることができるが、ここでは第1の実施形態のリーマ1を用いた場合を例に挙げて、詳細に説明する。
本実施形態の切削工具101は、図12に示すように、上述の第1の実施形態に係るリーマ1と、リーマ1のシャンク部9を固定するホルダ103とを備え、リーマ1の一方の端部側がホルダ103から突出するようにリーマ1の他方の端部側が固定されている。なお、ここで他方の端部側とは、傾斜面15及び第1の切刃17が形成されている一方の端部側を除く部分を意味している。
本実施形態のリーマ1においては、リーマ1の一方の端部側にのみ第1の切刃17が形成されており、他方の端部がシャンク部9とされていることから、図12に示す切削工具101においては、リーマ1の他方の端部がホルダ103に固定されている。しかしながら、傾斜面15及び第1の切刃17が形成されている一方の端部側を除く部分が他方の端部側であることから、例えば、回転軸Sに平行な方向における本体部3の中心をシャンク部9としている場合は、本体部3の中心においてリーマ1がホルダ103に固定されていても良い。
すなわち、リーマ1は、シャンク部9がホルダ103のリーマ保持部に挿入される。そして、シャンク部9がホルダ103のコレットチャックなどの固定手段107を用いて固定されるとともに、本体部3の他方の端部の端面(以下、便宜的に第2の端面とも言う)がホルダ103の当接部に当接される。第2の端面をホルダ103の当接部109に当接させることで、リーマ1の一方の端部側の突き出し量の調整が不要で簡単に工具の取り付け調整が可能となる。このようにして本実施形態の切削工具101が構成される。なお、ホルダ103は、当業者が通常用いるものであればよく特に制限されないが、例えば、マシニングセンタ等の種々の機械が用いられる。
<切削加工物の製造方法>
次に、本発明に係る切削加工物の製造方法の一実施形態について、図13〜15を参照して説明する。なお、上述の各実施形態のいずれかのリーマ1を用いることができるが、ここでは第1の実施形態のリーマ1を用いた場合を例に挙げて、詳細に説明する。ただし、図13〜15においては、簡略化のため、切削工具101のホルダ103を省略している。
本発明の実施形態に係る切削加工物の製造方法は、上述の切削工具101を、回転軸Sまわりに回転させる工程と、回転している切削工具101の第1の切刃17を被削材201に接触させる工程と、被削材201を切削工具101から離す工程と、を備えている。
具体的には、以下の(i)〜(iv)の工程を備える。
(i)図13に示すように、加工穴203が形成されている被削材201の上方にリ
ーマ1の一方の端部が下方に位置するように切削工具101を配置する工程。
(ii)図13に示すように、切削工具101のリーマ1を、回転軸Sを中心に矢印X方向に回転させるとともに、リーマ1をY方向に移動させて被削材201に近づける工程。
本工程は、例えば、被削材201を、リーマ1を取り付けた切削工具101のテーブル上に固定し、リーマ1を回転した状態で被削材201に近づけることにより行なえばよい。なお、本工程において、被削材201とリーマ1とは相対的に近づけばよく、上述の例とは逆に、例えば被削材201をリーマ1に近づけるようにしてもよい。
(iii)次に、図14に示すように、リーマ1をさらに被削材201に近づけること
によって、回転しているリーマ1の第1の切刃17を、被削材201の加工穴203の内壁に接触させる工程。
これによって、加工穴203の内壁を平滑にすることができる。例えば、被削材201の加工穴203にバリが残存していた場合、このバリを除去することができる。このとき、第1の端面13が被削材201に接触する可能性を小さくするため、加工穴203の内径よりも第1の端面13の幅が小さいことが求められる。なお、本工程において、被削材201の加工穴203よりも径の大きなリーマ1を用いることによって、加工穴203の孔径を広げるような切削加工を行なうようにしても良い。
上述のリーマ1は、本体部3の表面全体が被覆層25に被覆されているのではなく、本体部3の一方の端部側に位置する第1の端面13が被覆層25から露出している。そのため、上記の切削加工時に発生した切削熱を、露出した第1の端面13から本体部3の内部を通って他方の端部側へと伝えることができるので、リーマ1の後端側から外部に良好に放熱する事ができる。したがって、リーマ1の工具寿命を良好なものにできるとともに、高い精度で穴を形成することが可能となる。
(iv)図15に示すように、リーマ1をZ方向に移動させて切削工具101を被削材201から離す工程。
なお、上述の(ii)の工程と同様に、本工程においても、被削材201とリーマ1とは相対的に離隔すればよく、例えば被削材201をリーマ1から離隔させてもよい。
以上のような工程を経ることによって、加工穴203の内壁を平滑化すること、すなわち優れた穴加工性を発揮することができるとともに、リーマ1の優れた工具寿命を兼ね備えることが可能となる。それ故、長期に渡り安定して被削材201の加工穴203の内壁を切削することが可能となる。
なお、以上のような被削材201の切削加工を複数回行なう場合、例えば複数の加工穴203に対して内壁を平滑化する場合には、リーマ1を回転させた状態を保持しつつ、被削材201の異なる箇所に位置している加工穴203の内壁にリーマ1の第1の切刃17を接触させる工程を繰り返せばよい。
なお、被削材201の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、または非鉄金属などが挙げられる。
以上、本発明に係るいくつかの実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることがで
きることは言うまでもない。
1・・・リーマ
3・・・本体部
5・・・溝部
7・・・切削部
9・・・シャンク部
11・・・外周面
13・・・端面
15・・・傾斜面
17・・・第1の切刃
19・・・第2の切刃
21・・・第1マージン
25・・・被覆層
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
105・・・リーマ保持部
107・・・固定手段
109・・・当設部
201・・・被削材
203・・・加工穴

Claims (6)

  1. 回転軸を有する棒状であって、外周面、一方の端部側に位置する端面、ならびに該端面および前記外周面の間に位置する傾斜面を備えた本体部と、
    前記傾斜面から前記外周面にかけて形成された溝部と、
    該溝部の内面と前記傾斜面との交線部に形成された切刃と、
    前記傾斜面を被覆するとともに前記端面にかけて該端面の少なくとも一部が露出するように配設された被覆層とを備えたリーマ。
  2. 前記端面は、前記回転軸との交点を含む中心部分が前記被覆層から露出し、周縁部分が前記被覆層に被覆されていることを特徴とする請求項1に記載のリーマ。
  3. 前記溝部は、前記傾斜面に隣接する領域が部分的に前記被覆層に被覆されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリーマ。
  4. 前記外周面は、前記傾斜面に隣接する領域が部分的に前記被覆層に被覆されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のリーマ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のリーマと、
    該リーマの前記一方の端部側が外方に突出するように、前記リーマの他方の端部側を保持するホルダとを備えた切削工具。
  6. 請求項5に記載の切削工具を、前記回転軸まわりに回転させる工程と、
    回転している前記切削工具における前記リーマの前記切刃を被削材に接触させる工程と、前記切削工具を前記被削材から離す工程とを備えた切削加工物の製造方法。
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