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JP2014008361A - 放射線発生装置及び放射線撮影システム - Google Patents

放射線発生装置及び放射線撮影システム Download PDF

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JP2014008361A JP2012149085A JP2012149085A JP2014008361A JP 2014008361 A JP2014008361 A JP 2014008361A JP 2012149085 A JP2012149085 A JP 2012149085A JP 2012149085 A JP2012149085 A JP 2012149085A JP 2014008361 A JP2014008361 A JP 2014008361A
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Abstract

【課題】放射線を放射線透過窓104を透過して放射する放射線発生ユニット100と、可視光を照射する光源109及び反射ミラー105を備えた投光照準装置とを有する放射線発生装置において、装置を大型化させることなく、放射線照射野を目視等で事前に確認することが可能で、かつ、シェーディングを低減可能とする。
【解決手段】放射線透過窓104及び反射ミラー105の少なくとも一方に、放射線照射野へ照射される放射線の斑を軽減する厚み変化をつける。
【選択図】図1

Description

本発明は、投光照準装置を備えた放射線発生装置及びそれを用いた放射線撮影システムに関する。
放射線発生装置では、不要な箇所に放射線が照射されないように、放射線照射野を事前に目視により確認する必要がある。目視するためには、放射線が当たる範囲と同一範囲に可視光を当てて、目視するという方法がとられている。可視光を放射線と同じ範囲に照射するために、可視光の光源と反射ミラーとを備え、反射ミラーを利用して装置外部に可視光を照射し、放射線の照射範囲を目視できるようにする投光照準装置が用いられている。一般的に、この投光照準装置における反射ミラーは、放射線の放射経路を覆って設けられているが、可視光を反射するが放射線は透過可能であることから、可視光は反射され、放射線は透過してそれぞれ外部に照射されるものとなっている。
従来、反射ミラーを可動式とし、放射線の放射時に反射ミラーを退避させることで、放射線が反射ミラーを透過することによる放射線量の減少を防止することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−6971号公報
一般的な放射線発生装置について図6を用いて更に説明する。収納容器101は、放射線の発生源となる焦点102を有する放射線発生管103と、焦点102から照射される放射線の照射範囲を制限する放射線透過窓104を有している。
反射ミラー105は、ある厚みを有するガラス板等で構成されており、片面に可視光を反射する反射面106を有し、可視光は反射するが放射線は透過可能となっている。反射ミラー105は、放射線透過窓104から照射される放射線照射範囲を全て覆い、かつ、反射面106が放射線中心軸107と約45度の角度となるように設置されている。光源ユニット108は、光源109から放射される可視光の放射範囲を制限し、光源109から放射された光が、反射面106を介して、放射線透過窓104から照射される放射線照射野に対応した放射範囲に照射されるように設置されている。これによって、放射線を照射することなく、放射線照射野を目視等によって事前に確認することが可能となる。
しかし、反射ミラー105が放射線中心軸107に対して傾斜して設けられていることから、放射線の放射方向によって、放射線が反射ミラー105を透過する角度に相違を生じる。この透過角度の相違により、透過した放射線の放射線の線質や線量が変動して、放射線を均一な強さで照射できなくなる。なお、反射ミラー105を透過することにより放射線の線質や線量に変動を生じることを反射ミラー105のフィルタ効果という。
ところで、放射線発生管103が反射型放射線管である場合、ヒール効果により、放射線の照射位置によって放射線の線質や線量が変化することが知られている。これを緩和する方法として、反射ミラー105の取り付け方向を適切にすることにより、前記反射ミラー105のフィルタ効果とヒール効果とを相殺させることができる。
しかしながら、放射線発生管103が透過型放射線管等のように、ヒール効果のない放射線発生管の場合、反射ミラー105によるフィルタ効果のみが作用し、放射線照射野の位置による線質や線量の変化(以下シェーディングと呼ぶ)が生じる課題がある。これを、図5(a)を用いて説明する。
反射ミラー105は均一な板厚tを有する板で、放射線中心軸107に対し角度φ傾いて配置されている。このとき、焦点102から放出され放射線中心軸107を通過する放射線が、反射ミラー105内を通過する際の透過長は、t/sinφである。これに対し、焦点102から放出され放射線中心軸107に対し角度θを有する放射線107a、107bの反射ミラー105内を通過する際の透過長は、反射ミラー105の配置関係により透過長が異なる。
反射ミラー105の焦点102との距離が近い部分を通過する放射線107aの透過長は、t/sin(φ+θ)となり、遠い部分を通過する放射線107bの透過長は、t/sin(φ−θ)となる。このように、反射ミラー105におけるフィルタ効果は、反射ミラー105の法線が放射線中心軸107に対して傾いて配置されているため、放射線の放射方向によって反射ミラー105内部を通過する透過長が異なってしまう現象が生じる。
更に、ヒール効果がある反射型の放射線発生管103でも、反射ミラー105の配置する角度によっては、ヒール効果によるシェーディングを思ったよりも軽減できないという問題もある。
ところで、特許文献1に示されるように、反射ミラー105を可動式とし、放射線の照射時に退避させるようにすれば上記のような問題を解決可能である。しかし、ミラー退避機構を別途設ける必要があり、構造が複雑となる上、装置が大掛かりとなって大型化してしまう問題がある。
そこで、本発明の目的は、放射線発生装置において、装置を大型化させることなく、放射線照射野を目視等で事前に確認することが可能で、かつ、シェーディングを低減可能とすることを目的とする。また、本発明は、このシェーデイングを軽減した放射線発生装置を用いた放射線撮影システムを提供することも目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1は、放射線を、放射線透過窓を透過して放射する放射線発生ユニットと、可視光を照射する光源と、放射線中心軸に対して傾斜して設けられ、可視光を反射し放射線が透過可能な反射ミラーとを備え、前記光源から照射され、前記反射ミラーで反射された可視光で形成される可視光照射野により、前記放射線発生ユニットから照射されて前記反射ミラーを透過した放射線で形成される放射線照射野を模擬表示する投光照準装置とを有する放射線発生装置において、前記放射線透過窓及び前記反射ミラーの少なくとも一方に、放射線照射野へ照射される放射線の斑を軽減する厚み変化がつけられていることを特徴とする放射線発生装置を提供するものである。
また、本発明の第2は、放射線を、放射線透過窓を透過して放射する放射線発生ユニットと、
可視光を照射する光源と、放射線中心軸に対して傾斜して設けられ、可視光を反射し放射線が透過可能な反射ミラーとを備え、前記光源から照射され、前記反射ミラーで反射された可視光で形成される可視光照射野により、前記放射線発生ユニットから照射されて前記反射ミラーを透過した放射線で形成される放射線照射野を模擬表示する投光照準装置と、
不要な放射線を除去するためのろ過板とを有する放射線発生装置において、
前記ろ過板に、放射線照射野へ照射される放射線の斑を軽減する厚み変化がつけられていることを特徴とする放射線発生装置を提供するものである。
更に本発明の第3は、上記いずれかの放射線発生装置と、前記放射線発生装置から放出され、被検体を透過した放射線を検出する放射線検出装置と、前記放射線発生装置と前記放射線検出装置とを連携制御する制御装置とを備えていることを特徴とする放射線撮影システムを提供するものである。
本発明の放射線発生装置によれば、反射ミラーが斜めに配置されていることにより生じるシェーディングを、反射ミラー、放射線透過窓又はろ過板の厚み変化により低減することが可能である。また、これらの厚み変化は、装置の構造や大きさにほとんど影響を与えないため、装置を大型化させることがなく、しかも既存の装置にも大幅な改造によらずに適用することができる。更に、本発明の放射線発生装置を用いた放射線撮影システムによれば、シェーディングの影響の少ないより良好な撮影が可能となる。
本発明の放射線発生装置の第1の実施例を示す図である。 本発明の放射線発生装置の第2の実施例を示す図である。 本発明の放射線発生装置の第3の実施例を示す図である。 本発明の放射線発生装置の第4の実施形態を示す図である。 放射線がミラー板を透過した際の比較図である。 従来例を示す図である。 本発明の放射線撮影システムの一実施形態を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明するが、本発明は下記実施形態に限定されない。なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分に関しては、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。また、以下に参照する図面において、同じ符号は同様の構成要素を示す。
〔放射線発生装置の第一の実施形態〕
まず、図1を用いて本発明の放射線発生装置について説明する。図1は本発明の放射線発生装置の第1の実施形態を示す図である。
本発明の放射線発生装置は、放射線発生ユニット100と、反射ミラー105及び光源ユニット108を有する投光照準装置とを備えている。
放射線発生ユニット100は、収納容器101と、放射線発生管103と、放射線管駆動回路110とを有し、収納容器101内部に透過型放射線管103と放射線管駆動回路110が設置されている。また、これらの冷却媒体として収納容器101の内部の余剰空間は絶縁性液体111が内包されている。
絶縁性液体111は、電気絶縁性を有していれば良く、例えば鉱油、シリコーン油等の電気絶縁油や、フッ素系の絶縁性液体等が考えられるが、これに限定されない。
放射線発生管103は、この実施例では透過型放射線発生管である。放射線発生管103は、放射線管駆動回路110により放射線管内に電子を発生し、それらを高電圧によって加速させて、放射線を発生させることができるターゲット(不図示)に衝突させることにより、放射線を発生させる。この実施例では透過型放射線発生管を採用しているが、構成次第では反射型放射線発生管を使用しても良い。
焦点102は、放射線の発生箇所であり、ここでは放射線発生位置の中心で、ターゲットの電子線照射位置の中心を言う。また、収納容器101は、透過型放射線管103内部の焦点102から照射される放射線の照射範囲を制限しながら透過させる放射線透過窓104を有している。
反射ミラー105は、放射線が透過可能で、しかも片面に可視光を反射する反射面106を有している。反射ミラー105は、放射線透過窓104から照射される放射線照射範囲を全て覆い、かつ、反射面106の法線と、放射線中心軸107との角度が適切に調整されている。つまり、放射線中心軸107に対して反射面106が所定の角度となるように設置されている。反射ミラー105が放射線中心軸107に対して傾斜していることにより、図1における反射ミラー105の右側が焦点102から近い側で、左側が焦点102から遠い側となっている。ここで、放射線中心軸107とは、焦点102と放射線透過窓104の中心を結ぶ直線で、放射線窓104の中心とは、放射線透過窓104と同じ形状と大きさで厚さが均一な板材を想定した場合に、この板材の重心位置に対応する位置をいう。
上記反射ミラー105には、放射線照射野へ照射される放射線の斑を軽減する厚み変化がつけられている。本例の反射ミラー105は、断面楔形となるように厚み変化をつけた板で構成されており、反射ミラー105の放射線の焦点102から近い側は厚く、遠い側は薄くなる厚み変化がつけられている。
光源ユニット108は、光源109から放射される可視光の放射範囲を制限し、光源109から放射された光が、反射面106を介して、放射線透過窓104から照射される放射線の放射線照射野に対応した放射範囲となるよう設置されている。これによって可視光により放射線照射野を模擬表示することが可能となり、放射線照射野を目視等によって事前に確認することが可能となる。
このように構成された放射線発生ユニット100において放射線を照射した際、放射線透過窓104から照射された放射線は、その放射方向によらず、反射ミラー105の内部を通過する際の透過長の差を低減できる。図5(b)は放射線が反射ミラーを透過する状態を示した図である。図5(b)の反射ミラー105は断面楔形状の厚みに変化をつけた板厚を有する板で、反射面106の法線が放射線中心軸107に対し角度φ傾いて配置されている。反射ミラー105内を通過する際の透過長をaに設定したい場合、焦点102から放出され放射線中心軸107を通過する放射線の部分の板厚をa・sinφとする。更に、放射線中心軸107に対し角度θを有する放射線107a、107bに対して、放射線107aの通過する部分の板厚をa・sin(φ+θ)とし、放射線107bの通過する部分の板厚をa・sin(φ−θ)とすることで、放射方向による透過長の差をなくすことが可能となる。このため、シェーディングを低減することが可能となる。
また、このシェーディングは図1のX方向だけでなく、影響は小さいが、紙面と垂直なZ方向に関しても発生する。これに関しては、反射ミラー105の反射面の平坦性を維持したまま、中心部から周縁に向かって徐々に薄くなるように反射面106とは反対側の面を膨出させることで形成された厚み変化を併せ持たせることで低減することが可能である。不図示であるが、その際にも、Z軸方向についてa・sinφを中心として、端部をa・sin(φ+θ)若しくは、a・sin(φ−θ)を用いて、照射される放射線が均一に是正されるような形状を特定することができる。
反射ミラー105は、単一材質の板材で構成することもできるが、例えばアクリル板などの基材層に反射面106を形成する反射材層を付設したものとすることができる。基材層は放射線を透過しやすく、反射面106を設置することが可能な材料であればよく、アクリル板に限定するものではない。また、反射面106に関しては、可視光の反射特性がよい薄板、もしくは薄膜等の反射材層を付設することで形成することができ、例えば、アルミや銀等の金属光沢を有する材料等を反射材層として付設することで構成することが考えられる。
反射ミラーの105の厚み変化は、反射ミラーを単一材質の板材で形成した場合、当該板材の厚み変化で形成するが、基材層と反射材層の積層体で形成した場合、基材層の厚み変化として形成しても、反射材層の厚み変化として形成してもよい。また、基材層と反射材層の両者の厚み変化として形成することもできる。いずれの場合も、基材層と反射材層を構成する材料の放射線の透過率から厚さ変化量を求めることができる。
光源109に関しては、放射線照射野と同等の範囲を十分な明るさで照射可能な光源であればよく、例えば、白熱ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、高輝度LED等が考えられる。
〔放射線発生装置の第2の実施形態〕
図2は、本発明の放射線発生装置の第2の実施形態を示す図である。
本実施形態では、反射ミラー105は均一な板厚を有した板で構成され、放射線透過窓104に放射線照射野へ照射される放射線の斑を軽減する厚み変化がつけられている。具体的には、焦点102と反射ミラー105との間が近い側は厚く、遠い側は薄くなるような厚み変化がつけられた楔形断面形状の放射線透過窓104となっている。
放射線透過窓104を上述の形状とすることにより、放射線透過窓104を透過した放射線を、通常の均一な板厚の反射ミラー106を透過することにより均一化される状態の放射線とすることができる。そして、放射線照射野に斑を軽減させた放射線を照射することが可能となる。
第1の実施形態でも説明した通り、Z軸方向の斑を軽減するために、中心部から周縁に向かって徐々に薄くなるように少なくとも片面を膨出させることで形成された厚み変化を放射線透過窓104に併せ持たせることもできる。また、反射ミラー106及び放射線透過窓104のいずれか一方にのみ厚み変化をつけることでもよいが、両者に厚み変化をつけ、この両者の厚み変化でシェーディングを軽減するようにしてもよい。
〔放射線発生装置の第3の実施形態〕
図3は、本発明の第3の実施形態を示す図である。
本実施形態では、放射線透過窓104と反射ミラー105の略中間部に、不要な放射線を除去するためのろ過板112が設けられている。そして、このろ過板112に、放射線照射野へ照射される放射線の斑を軽減する厚み変化がつけられている。具体的には、照射される放射線が均一に是正されるように、放射線源と反射ミラーとの間が近い側は厚く、遠い側は薄くなるように厚み変化がつけられており、過板112は断面楔形となっている。これにより、放射線がろ過板112を通過する際に、放射線の強さが変更される。そして、反射ミラー105を放射線が透過することによりほぼ均一化され、シェーディングが低減された放射線を放射線照射野へ照射することが可能となる。
第1の実施形態でも説明した通り、Z軸方向の斑を軽減するために、中心部から周縁に向かって徐々に薄くなるように少なくとも片面を膨出させることで形成された厚み変化をろ過板112に併せ持たせることもできる。
なお、不要な放射線としては、例えばエネルギーが約10keV以下の軟X線を挙げることができる。軟X線は透過力が小さいため、撮影や透視等には不要となるが、被照射体で吸収されやすい。そのため、軟X線を利用するような場合を除き、X線照射の際には軟X線を遮断する必要があり、その手段としてろ過板112を配置することがある。
〔放射線発生装置の第4の実施形態〕
図4は本発明の放射線発生装置の第4の実施形態の一例について説明する図である。本実施形態では、図4で示すように、反射ミラー105及び光源ユニット108を覆うように、放射線遮蔽体である外囲器120が収納容器101と連続して設置されている。外囲器120は、収納容器101とは反対側に開口が設けられている構造となっている。また、この外囲器120の開口の外側に、前記放射線照射野の大きさを調整するための可動式の照射野調整羽根121が設けられている。外囲器120及び照射野調整羽根121は、反射ミラー105及び光源ユニット108を備えた投光照準装置と共に、可動絞りユニット122を形成している。照射野調整羽根121は、この例では開口の外側に配置されているが、外囲器120内の開口と反射ミラー106との間に配置する構成とすることもできる。
上記のように構成すると、可動絞りユニットにより、放射線照射野の大きさを調整することができると共に、それに対応して可視光照射野を形成して目視できるようにすることができる。
〔放射線撮影システムの一実施形態〕
図7は、本発明の放射線撮影システムの構成図である。システム制御装置202は、第1の実施形態から第3の実施形態で説明した放射線発生装置と同様の放射線発生装置200と、放射線検出装置201とを連携制御する。制御部205は、システム制御装置202による制御の下に、放射線管206に各種の制御信号を出力する。制御信号により、放射線発生装置200から放出される放射線の放出状態が制御される。放射線発生装置200から放出された放射線は、被検体204を透過して検出器208で検出される。検出器208は、検出した放射線を画像信号に変換して信号処理部207に出力する。信号処理部207は、システム制御装置202による制御の下に、画像信号に所定の信号処理を施し、処理された画像信号をシステム制御装置202に出力する。システム制御装置202は、処理された画像信号に基いて、表示装置203に画像を表示させるための表示信号を表示装置203に出力する。表示装置203は、表示信号に基づく画像を、被検体204の撮影画像としてスクリーンに表示する。これにより、シェーディングを低減した放射線撮影システムを構築することが可能となる。
放射線の代表例はX線であり、本発明の放射線発生装置と放射線撮影システムは、X線発生装置とX線撮影システムとして利用することができる。X線撮影システムは、工業製品の非破壊検査や人体や動物の病理診断に用いることができる。
実施例1
本発明である、図1、及び図5(b)のように構成された放射線発生装置を作製した。
収納容器101の放射線透過窓104は、焦点102から射出された放射線が、図5(b)において、放射線中心軸107に対しθ=15°を最大とする拡がりを有するように大きさを設定した。反射ミラー105は、アクリル板の基材層と、アルミニウムの蒸着膜である反射材層とで構成され、反射面106の法線と放射線中心軸107とのなす角φが45°となるように設置した。また、反射ミラー105を通過する際の透過長aが約3mmとなるように、基材層の板厚に変化を持たせた。
本実施例の場合、放射線中心軸107上に沿って放射された放射線が通過する箇所の板厚を2.05mmとした。また、θ=15°で放射された放射線が焦点102に近い部分を通過する箇所の板厚を2.6mmとし、θ=15°で放射された放射線が焦点102から遠い部分を通過する箇所の板厚を1.5mmとした。反射面106には、アルミニウムを厚さ10μmで蒸着した膜を設置した。更に光源ユニット108は、光源109から放射された可視光が、反射面106を介して、放射線透過窓104から照射される放射線照射野に対応した放射範囲となるよう、位置調整して設置した。また、この時、光源ユニット108が必要とする放射線照射野に照射される放射線と干渉しないよう、光源ユニット108のサイズと設置位置を調整した。これにより、放射線の射出方向による反射ミラー105の透過長の差異を低減でき、シェーディングを低減することが可能となった。
実施例2
図2のように構成された放射線発生装置を作製した。
本実施例では、反射ミラー105は均一な板厚を持つアクリル板の基材層と、アルミニウムの蒸着層である反射材層とで構成した。また、放射線透過窓104は、焦点102と反射ミラー105との間が近い側の厚さを4mm、遠い部側の厚さを3mmとした楔形断面形状にして設置した。それ以外の部分は実施例1と同様とした。これにより、標準的な反射ミラー105を使用して実施例1と同等の効果を得ることが可能であった。
実施例3
図3のように構成された放射線発生装置について説明する。
本実施例では、反射ミラー105は均一な板厚を持つアクリル板の基材層と、アルミニウムの蒸着層である反射材層とで構成した。また、反射ミラー105と放射線透過窓104との中間部に、焦点102と反射ミラー105との間が近い側の厚さが2mm、遠い側の厚さが1mmとした楔形断面のアルミニウム製のろ過板112を配置した。それ以外の部分は実施例1と同様とした。これにより、実施例1と同等の効果を得ることができ、かつ、ろ過板112によって不要な放射線を遮断することが可能であった。
実施例4
実施の形態1で説明した放射線発生装置を用い、図7のように構成された放射線撮影システムを作製した。放射線発生装置200として図1の放射線発生装置を用いることにより、放射線を照射することなく、放射線照射野を目視等によって事前に確認することが可能で、かつシェーディングを低減した放射線撮影システムを構築することができた。
100:放射線発生ユニット、101:収納容器、102:焦点、103:放射線発生管、104:放射線透過窓、105:反射ミラー、106:反射面、107:放射線中心軸、108:光源ユニット、109:光源、110:放射線管駆動回路、111:絶縁性液体、112:ろ過板、120:外囲器、121:照射野調整羽根、122:可動絞りユニット、200:放射線発生装置、201:放射線検出装置、202:システム制御装置、203:表示装置、204:被検体、205:信号処理部、206:検出器

Claims (15)

  1. 放射線を、放射線透過窓を透過して放射する放射線発生ユニットと、
    可視光を照射する光源と、放射線中心軸に対して傾斜して設けられ、可視光を反射する反射面を有すると共に放射線が透過可能な反射ミラーとを備え、前記光源から照射され、前記反射ミラーで反射された可視光で形成される可視光照射野により、前記放射線発生ユニットから照射されて前記反射ミラーを透過した放射線で形成される放射線照射野を模擬表示する投光照準装置とを有する放射線発生装置において、
    前記放射線透過窓及び前記反射ミラーの少なくとも一方に、放射線照射野へ照射される放射線の斑を軽減する厚み変化がつけられていることを特徴とする放射線発生装置。
  2. 前記反射ミラーの厚み変化が、放射線の焦点から近い側は厚く、遠い側は薄くなる厚み変化であることを特徴とする請求項1に記載の放射線発生装置。
  3. 前記反射ミラーが、基材層と、反射面を構成する反射材層とで形成されており、前記反射ミラーの厚み変化が、前記基材層の厚み変化としてつけられていることを特徴とする請求項2に記載の放射線発生装置。
  4. 前記反射ミラーが、基材層と、反射面を構成する反射材層とで形成されており、前記反射ミラーの厚み変化が、前記反射材層の厚み変化としてつけられていることを特徴とする請求項2に記載の放射線発生装置。
  5. 前記反射ミラーの厚み変化が、中心部から周縁に向かって徐々に薄くなるように前記反射面とは反対側の面を膨出させることで形成された厚み変化を併せ持つことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の放射線発生装置
  6. 前記放射線透過窓の厚み変化が、放射線の焦点と前記反射ミラーとの間が近い側は厚く、遠い側は薄くなる厚み変化であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の放射線発生装置。
  7. 前記放射線透過窓の厚み変化が、中心部から周縁に向かって徐々に薄くなるように少なくとも片面を膨出させることで形成された厚み変化を併せ持つことを特徴とする請求項6に記載の放射線発生装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の放射線発生装置において、
    不要な放射線を除去するためのろ過板を有し、該ろ過板に、前記放射線透過窓及び前記反射ミラーの少なくとも一方と共に、放射線照射野へ照射される放射線の斑を軽減する厚み変化がつけられていることを特徴とする放射線発生装置。
  9. 前記ろ過板の厚み変化が、放射線の焦点と前記反射ミラーと間が近い側は厚く、遠い側は薄くなる厚み変化であることを特徴とする請求項8に記載の放射線発生装置。
  10. 前記ろ過板の厚み変化が、中心部から周縁に向かって徐々に薄くなるように少なくとも片面を膨出させることで形成された厚み変化を併せ持つことを特徴とする請求項9に記載の放射線発生装置。
  11. 放射線を、放射線透過窓を透過して放射する放射線発生ユニットと、
    可視光を照射する光源と、放射線中心軸に対して傾斜して設けられ、可視光を反射し放射線が透過可能な反射ミラーとを備え、前記光源から照射され、前記反射ミラーで反射された可視光で形成される可視光照射野により、前記放射線発生ユニットから照射されて前記反射ミラーを透過した放射線で形成される放射線照射野を模擬表示する投光照準装置と、
    不要な放射線を除去するためのろ過板とを有する放射線発生装置において、
    前記ろ過板に、放射線照射野へ照射される放射線の斑を軽減する厚み変化がつけられていることを特徴とする放射線発生装置。
  12. 前記ろ過板の厚み変化が、放射線の焦点と前記反射ミラーと間が近い側は厚く、遠い側は薄くなる厚み変化であることを特徴とする請求項11に記載の放射線発生装置。
  13. 前記ろ過板の厚み変化が、中心部から周縁に向かって徐々に薄くなるように少なくとも片面を膨出させることで形成された厚み変化を併せ持つことを特徴とする請求項12に記載の放射線発生装置。
  14. 前記投光照準装置と共に、前記放射線照射野の大きさを調整する照射野調整羽根を有する可動絞り装置が設けられていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の放射線発生装置。
  15. 請求項1乃至14いずれか1項に記載の放射線発生装置と、前記放射線発生装置から放出され、被検体を透過した放射線を検出する放射線検出装置と、前記放射線発生装置と前記放射線検出装置とを連携制御する制御装置とを備えていることを特徴とする放射線撮影システム。
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