JP2014000568A - 内圧式の中空糸型nf膜とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを含む混合物からなる中空糸膜にカチオン性ポリマーが結合されたものである、内圧式の中空糸型NF膜。
【選択図】なし
Description
さらに代表的なポリアミド系、あるいはポリイミド系の逆浸透膜やナノ濾過膜は耐熱性が低く加熱処理による熱水殺菌等を行いにくい問題があった。
段落0021には、液体分離膜の表面のゼータ電位(pH6−8)は負であることが好ましいと記載されている。
さらに本発明は、前記内圧式の中空糸型NF膜を有する膜モジュール、前記内圧式の中空糸型NF膜を有する膜モジュールを備えた水処理装置を提供することを課題とする。
スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを含む混合物からなる中空糸膜にカチオン性ポリマーが結合されたものである、内圧式の中空糸型NF膜を提供する。
上記の内圧式の中空糸型NF膜の製造方法であって、
スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを含む混合物から膜基材を製造する工程と、
前記工程で得られた膜基材とカチオン性ポリマーの水溶液を接触させる工程を有している、内圧式の中空糸型NF膜の製造方法を提供する。
本発明の中空糸型NF膜(NF中空糸膜)は、スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを含む混合物からなる中空糸膜(中空糸膜基材)にカチオン性ポリマーが結合されたものである。
ここで「結合された」とは、前記中空糸膜(中空糸膜基材)に対してカチオン性ポリマーが単に付着されているものではなく、膜製造段階での水洗でも脱落せず、さらに長期運転でも濾過性能の減少が殆どない程度にまで強く結合された状態であることを意味する。
結合状態の詳細は不明であるが、スルホン化ポリエーテルスルホンのスルホ基とカチオン性ポリマーの間でイオン結合されている状態や、中空糸膜(中空糸膜基材)の細孔内にカチオン性ポリマーが浸透して保持されている状態が含まれると考えられる。
スルホン化ポリエーテルスルホンのスルホン化度(置換度)は、0.04〜0.22が好ましく、0.06〜0.20がより好ましく、0.10〜0.18がさらに好ましい。スルホン化度が前記範囲内であると、内圧式の中空糸型NF膜にしたときの硬度成分の除去率と純水透過係数の両方を高めることができる。
両成分の割合が前記範囲内であると、中空糸型NF膜の硬度成分の除去率と純水透過係数の両方を高めることができる。また、耐アルカリ性及び耐熱性も良好な中空糸NF膜を得ることができる。
また、酸型のものを用いることにより、ドープ溶液中の異物ゲル量が減り、得られる中空糸膜の膜リークが少なくなる効果も得られる。
さらに、酸型のものの場合、中空糸の膜強度が高まり、塩型に比べると伸度が、1.5倍程度増大する利点も有するため、長期使用においてもより安定性が向上した分離膜を得ることができる。
ポリジアリルジアルキルアンモニウム塩としては、ポリジアリルジアルキルアンモニウムクロリドが好ましい。
ポリジアリルジメチルアンモニウム塩の分子量は、5,000〜300,000の範囲が好ましい。
ポリジアリルジアルキルアンモニウム塩(ポリジアリルジアルキルアンモニウムクロリド)は、日東紡社製の品番PAS-H-1L(分子量8,500)、品番PAS-H-5L(分子量40,000)、品番PAS-H-10L(分子量200,000)等の市販品を使用することもできる。
本発明の中空糸型NF膜は、実施例に記載の測定方法により下記式から求められる硬度成分除去率(塩化カルシウム水溶液中の塩化カルシウムの除去率)が、回収率10%の運転条件において80%以上のものが好ましく、回収率80%の運転条件において50%以上のものが好ましい。
硬度成分除去率
=〔1−(透過液中の硬度成分量)/{(供給液中の硬度成分量+濃縮液中の硬度成分量)/2}〕
このため、硬度成分除去率と純水透過係数をバランス良く高いレベルで維持させる観点から、回収率10%の運転条件の硬度成分除去率を80%以上に維持し、さらに回収率80%の運転条件の硬度成分除去率を50%以上に維持して、純水透過係数を10〜25L/m2h・0.1MPaの範囲に維持することが好ましい。
本発明の中空糸型NF膜は、軟水製造器、海水淡水化の前処理装置、人工透析用等の医療用精製水製造の前処理装置、浄水器等に適用することができる。
膜基材となる中空糸膜は、製膜溶液を使用した公知の紡糸方法を適用して製造することができる。
製膜溶液は、スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを溶媒に溶解させて調製する。
溶媒にスルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを一緒に添加して溶解させてもよいが、溶媒に先にスルホン化ポリエーテルスルホンを添加溶解させた後、ポリエーテルスルホンを添加溶解させることが望ましい。
溶媒は、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、N、N・ジメチルホルムアミド等を使用することができる。
ポリエーテルスルホンの重量平均分子量(Mw)は3万〜10万が好ましい。
スルホン化ポリエーテルスルホンは5〜20質量%が好ましく、8〜15質量%がより好ましく、
ポリエーテルスルホンは10〜30質量%が好ましく、15〜25質量%がより好ましく、
溶媒は合計で100質量%とする調整量である。
さらには、膜強度を高めるため、製膜溶液中の総ポリマー成分濃度(スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンの合計濃度)が20〜40質量%であることが好ましく、25〜35質量%であることがより好ましい。
紡糸は二重紡糸ノズルの外周部から製膜溶液を吐出させると同時に、中央孔からは製膜成分の非溶媒(内部凝固液)を吐出させる。
紡糸時における製膜溶液の温度は30〜100℃が好ましい。
内部凝固液としては水を用いることができ、温度は10〜20℃が好ましく、5〜10℃がより好ましい。
凝固槽中の凝固液は水を用いることができ、温度は20〜80℃が好ましく、30〜70℃がより好ましい。
乾燥空間の温度は、緻密な構造の膜を製造するため、20〜80℃が好ましく、30〜60℃がより好ましい。
乾燥空間の距離は、10〜150mmが好ましい。
カチオン性ポリマー水溶液中のカチオン性ポリマー濃度は、5〜50質量%の範囲にすることができる。
(I)中空糸膜基材をカチオン性ポリマー水溶液中に浸漬する方法、
(II)カチオン性ポリマー水溶液を中空糸膜基材で濾過する方法、
(III)中空糸膜モジュールにカチオン性ポリマー溶液を送液・充填する方法、
(IV)中空糸膜モジュールにカチオン性ポリマー溶液を循環送液する方法
のいずれかの接触方法を適用することが好ましい。
このようにアルカリ水溶液を使用して前処理することで、中空糸膜基材へのカチオン性ポリマーの導入率を高めることができる。
アルカリ水溶液としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水溶液を使用することができる。
アルカリ水溶液中のアルカリ濃度は0.01〜1Nが好ましい。アルカリ処理は、アルカリ水溶液を60℃〜90℃に加温し、この液中に中空糸膜を1〜4時間浸漬して行うことができる。
前記水溶液中のカチオン性ポリマー濃度が高い場合と低い場合では、濃度が高いほど接触時間を短くすることができる。
前記温度が高い場合と低い場合では、温度が高いほど接触時間を短くすることができる。よって、室温(10〜30℃)よりも高い温度で接触させることが好ましい。
接触させる場合には、中空糸膜基材の内部に含まれる空気を除くための減圧による脱泡処理をすることもできる。
水洗工程は、加熱工程後の中空糸膜、または中空糸膜モジュールを水洗して、未反応のカチオン性ポリマーを除去する工程である。
水洗方法は特に制限されるものではなく、流水洗浄、洗浄水を循環させる流水循環洗浄、浸漬洗浄、浸漬撹拌洗浄等を適用することができる。
浸漬洗浄を適用するときには、中空糸膜の体積に対して30〜300倍量程度の水(水道水、イオン交換水等)中に、前記中空糸膜を1〜20時間浸漬する方法を適用することができる。
本発明の膜モジュールは、上記した中空糸型NF膜を有するものである。
例えば、液出入り口を備えたケースハウジング内に多数本の中空糸膜型NF膜を充填したものにすることができる。具体的には、特開平11−333261号公報の図1に示されたもの、特開2004−330081号公報の図1に示されたものにすることができる。
本発明の水処理装置は、本発明の中空糸型NF膜を有する膜モジュールを備えた装置であり、前記膜モジュールと共に、他の膜装置(RO膜装置、UF膜装置等)、活性炭処理装置、プレフィルター、UV装置、凝集装置等の公知の水処理用の各種装置と組み合わせることができる。
例えば、特開2010−58101号公報に記載の低濃度海水の製造方法の発明を実施するための図1に示された装置、特開2002−292248号公報に記載のミネラル液の製造方法を実施するための図1〜図4に示された装置、特開2009−39696の医療用精製水の製造方法を実施するための図1に示された装置、特表平11−504564号公報に記載の水性溶液のナノ濾過方法を実施するための図1に示された装置のNF膜モジュールとして本願発明の中空糸型NF膜モジュールを使用することができる。
精製、乾燥後のスルホン化ポリエーテルスルホンを重水素化ジメチルスルホキシドに溶解し、600MHz H-NMR(BRUKER AVANCE 600)より測定した。1H- NMRスペクトルで得られた芳香環水素のピーク積分値及び下式(1)より、スルホン化度(置換度)(%)を算出した。
スルホン化度(置換度)(%)
={[8.2〜8.5ppmの積分値(図1中の(1))/{([6.8〜8.2ppmの積分値(図1中の(2)〜(5))-[8.2〜8.5ppmの積分値]×2]/4+[8.2〜8.5ppmの積分値])×10
実施例及び比較例で得た中空糸膜の両端を開口させたもの5本を用い、両端側をエポキシ樹脂で封止したものをケースハウジングに収容して、試験用中空糸膜モジュールを作製した。
この試験用中空糸膜モジュールの一端側から、中空糸膜の内側に硬度50mg/Lの水道水を0.5MPaの圧力を加えて供給しながら、他端側から濃縮水を排出する内圧クロスフロー濾過を行った。クロスフロー速度は1m/sであった。
内圧クロスフロー濾過開始直後1分ほどの初期濾過液を排液した後、供給液、透過液及び濃縮液をしたのち採取し、全硬度分の測定により硬度を測定した。全硬度分は、ドロップテスト(共立理化学研究所社製のWAD−TH)を用いて測定を行った。
硬度成分除去率(及び塩化カルシウム除去率)
=〔1−(透過液中の硬度成分量)/{(供給液中の硬度成分量+濃縮液中の硬度成分量)/2}〕
回収率(%)は、透過液量及び濃縮液量を測定し,下記式から算出した。
回収率=〔(透過液量)/(透過液量+濃縮液量)〕×100
上記の試験用中空糸膜モジュールの一端側を閉じた状態で、他端側から純水を0.5MPaで供給した状態で内圧クロスフロー濾過開始直後1分ほどの初期濾過液を排液した後、中空糸膜から一定時間に透過する純水の質量を測定した。この質量を採取時間(h)、中空糸膜内表面の膜面積(m2)、圧力(0.5MPa)で除して、純水透過係数〔L/m2h・0.1MPa〕を求めた。
<スルホン化ポリエーテルスルホンの合成>
ポリエーテルスルホン(PES)(住友化学(株)製,住化エクセル5200)を100℃にて12時間乾燥した。PESを20L四つ口フラスコにアルゴン気流下で添加し、撹拌させながら硫酸(5.0L)を添加した。
添加後、フラスコ内温が40℃になるように昇温し、6時間かけて溶解させた後、放冷した。この液をフラスコ内温0℃にて撹拌させながら、クロロスルホン酸(3366g)を滴下した。滴下直後は激しく発泡するため、滴下はゆっくりと行い、発泡がおさまった後はスピードを速め滴下を完了させた。
滴下完了後、フラスコ内温30℃にて4.2時間撹拌反応させ、PESのスルホン化を実施した。
反応液をイオン交換水(36L)に120分かけて滴下し、白色のポリマーを析出させ、ろ過にてスルホン化ポリエーテルスルホン(SPES)を回収した。回収したSPESは、洗浄液の導電率が200μS以下になるまで水洗を繰り返し、濾過にて回収した。
回収したSPESを80℃にて91時間乾燥し、スルホ基が酸型のSPESを得た。得られた酸型SPESのスルホン化度(置換度)は0.16であった。
(製膜溶液の調製及び脱泡工程)
ジメチルスルホキシド(DMSO)65質量%量に上記の酸型のSPES10質量%量を加え、90℃で約1時間加熱して溶解させた。
次に、前記溶液にポリエーテルスルホン(PES)(住友化学(株)製,住化エクセル5003;Mw=30,000)25質量%量を加え、90℃で約6時間加熱溶解して、製膜溶液を得た。
その後、製膜溶液を90℃で15時間かけて脱泡した。
脱泡した製膜溶液を用い、二重紡糸ノズルにより40℃で紡糸した。内部凝固液(非溶媒)として20℃の水を用いた。
二重紡糸ノズルから吐出させた後、距離100mmの乾燥空間(40℃)を通して乾燥させ、40℃の水が入った凝固槽を通過させた。
その後、さらに40℃の水が入った水洗槽を通過させて膜基材となる中空糸膜を巻き取った。
中空糸膜(内径0.5mm,外径0.8mm,長さ1000mm)をポリジアリルジメチルアンモニウムクロリド(分子量40,000)(日東紡社製,PAS-H-5L)2.8質量%量の水溶液に室温で浸漬した状態で、1分間減圧脱泡した。
その後、中空糸膜を前記水溶液に浸漬したまま、80℃になるまで加熱した後、さらに3時間加熱した状態で接触させた。
3時間後、中空糸膜を取り出し、水道水中に15時間浸漬して、余剰のポリジアリルジメチルアンモニウムクロリドを洗浄して、NF中空糸膜を得た。
実施例1の接触工程において、40℃で3時間加熱したほかは同様にして、NF中空糸膜を得た。
実施例1の接触工程において、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリドとして日東紡社製のPAS-H-10L(分子量200,000)を使用したほかは同様にして、NF中空糸膜を得た。
実施例1の<スルホン化ポリエーテルスルホンの合成>において、PESのスルホン化における反応条件を、フラスコ内温30℃にて6時間撹拌反応としたほかは実施例1と同様にして、スルホン化度0.18のSPESを合成した。
このスルホン化度0.18のSPESを使用したほかは実施例1と同様にして、NF中空糸膜を得た。
<中空糸膜の作製>
(製膜溶液の調製及び脱泡工程)
ジメチルスルホキシド(DMSO)65質量%量に実施例1で得た酸型のSPES10質量%量を加え、90℃で約1時間加熱して溶解させた。
次に、前記溶液にポリエーテルスルホン(PES)(BASF製のUltrason(r)E 6020P;Mw=51,000)25質量%量を加え、90℃で約6時間加熱溶解して、製膜溶液を得た。
その後、製膜溶液を90℃で15時間かけて脱泡した。
脱泡した製膜溶液を用い、二重紡糸ノズルにより80℃で紡糸した。内部凝固液(非溶媒)として20℃の水を用いた。
二重紡糸ノズルから吐出させた後、距離100mmの乾燥空間(40℃)を通して乾燥させ、60℃の水が入った凝固槽を通過させた。
その後、さらに40℃の水が入った水洗槽を通過させて膜基材となる中空糸膜を巻き取った。
中空糸膜(内径0.5mm,外径0.8mm,長さ1000mm)を80℃に加温したアルカリ水溶液(NaOHの0.1N水溶液)に2時間浸漬した。アルカリ処理後、中空糸膜を取り出し、イオン交換水で約5分間、中空糸膜を流水洗浄した。
その後、中空糸膜をポリジアリルジメチルアンモニウムクロリド(分子量40,000)(日東紡社製,PAS-H-5L)2.8質量%量の水溶液に室温で浸漬した状態で、1分間減圧脱泡した。
その後、中空糸膜を前記水溶液に浸漬したまま、80℃になるまで加熱した後、さらに3時間加熱した状態で接触させた。
3時間後、中空糸膜を取り出し、水道水中に15時間浸漬して、余剰のポリジアリルジメチルアンモニウムクロリドを洗浄して、NF中空糸膜を得た。
実施例1で製造した中空糸膜であり、接触工程の処理をしていないものを比較例1の中空糸膜とした。
実施例4で製造した中空糸膜であり、接触工程の処理をしていないものを比較例2の中空糸膜とした。
実施例3のNF中空糸膜の両端を開口させたもの5本を用い、両端側をエポキシ樹脂で封止したものをケースハウジングに収容して、試験用中空糸膜モジュールを作製した。
pH12の水酸化ナトリウム水溶液を前記モジュールに通液し、中空糸膜を水酸化ナトリウム水溶液に15時間浸漬した後に前記アルカリ液を排液・水洗して、表2に示す各測定を実施した。
実施例6と同様にして試験用中空糸膜モジュールを作製した。
90℃の熱水を前記モジュールに通液し、8時間、90℃の加温状態を保持し後にモジュールを常温まで冷却し、その後、表2に示す各測定を実施した。
実施例3のNF中空糸膜を使用して、以下の試験用の膜モジュールを作製した。
NF中空糸膜の両端を開口させたもの40本を必要な長さに切断した後、ケースハウジングに収容した。
その後,両端に仮キャップを装着し、エポキシ樹脂を片側ずつ入れ封止した。
エポキシ樹脂が固化した後、中空糸膜の両端が開口するように両端の接着部を切断し,試験用の膜モジュールを得た。
<膜モジュール>
膜面積:0.019m2
中空糸本数:40本
有効長:25cm
この事実からも、本発明のNF中空糸膜では、中空糸膜基材とポリジアリルジメチルアンモニウムクロリドは強く結合されていることが確認できる。
Claims (8)
- スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを含む混合物からなる中空糸膜にカチオン性ポリマーが結合されたものである、内圧式の中空糸型NF膜。
- スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンの合計量中の含有割合が、スルホン化ポリエーテルスルホン20〜50質量%、ポリエーテルスルホン80〜50質量%であり、
スルホン化ポリエーテルスルホンのスルホン化度が0.10〜0.18である、請求項1記載の内圧式の中空糸型NF膜。 - カチオン性ポリマーが、ポリジアリルジアルキルアンモニウム塩、ジアリルジアルキルアンモニウム塩由来の構成単位を含む共重合体、ポリエチレンイミン、ヒドロキシポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、ポリアミジンから選ばれるものである、請求項1又は2記載の内圧式の中空糸型NF膜。
- 回収率10%の運転条件において、下記式から求められる硬度成分除去率が75%以上である、請求項1〜3のいずれか1記載の内圧式の中空糸型NF膜。
硬度成分除去率
=〔1−(透過液中の硬度成分量)/{(供給液中の硬度成分量+濃縮液中の硬度成分量)/2}〕 - 請求項1〜4のいずれか1項記載の内圧式の中空糸型NF膜の製造方法であって、
スルホン化ポリエーテルスルホンとポリエーテルスルホンを含む混合物から中空糸膜を製造する工程と、
前記工程で得られた中空糸膜とカチオン性ポリマーの水溶液を接触させる工程を有している、内圧式の中空糸型NF膜の製造方法。 - 前記接触工程が、前記中空糸膜をカチオン性ポリマーの水溶液中に浸漬した状態で加熱する工程である、請求項6記載の内圧式の中空糸型NF膜の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載の内圧式の中空糸型NF膜を有する膜モジュール。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載の内圧式の中空糸型NF膜を有する膜モジュールを備えた水処理装置。
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