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JP2014097018A - 茶園管理機能を拡張するアタッチメント並びにこれを具えた茶畝跨走型茶園管理装置 - Google Patents

茶園管理機能を拡張するアタッチメント並びにこれを具えた茶畝跨走型茶園管理装置 Download PDF

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JP2014097018A
JP2014097018A JP2012250802A JP2012250802A JP2014097018A JP 2014097018 A JP2014097018 A JP 2014097018A JP 2012250802 A JP2012250802 A JP 2012250802A JP 2012250802 A JP2012250802 A JP 2012250802A JP 2014097018 A JP2014097018 A JP 2014097018A
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Takao Ishikawa
隆夫 石川
Masami Hattori
雅己 服部
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Kawasaki Kiko Co Ltd
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Kawasaki Kiko Co Ltd
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Abstract

【課題】 従来、刈取り後の茶枝葉の移送に供していたスリット・ジェット式の移送形態を、落枝葉の吸引・除去や、刈取り時の茶樹姿勢の維持に利用するようにした新規なアタッチメントとこれを適用した茶園管理装置を提供する。
【解決手段】 本発明のアタッチメント7は、茶畝T上に位置する移送対象物Aを、適宜の場所に送り込む移送ダクト5を具えた装置に付設されるものであって、移送ダクト5は、後方側に送風ダクト6を具え、送風ダクト6からの背面風Wを、移送ダクト5の吹き込み部50から導入することにより、茶畝T上に位置する移送対象物Aを適宜の場所に吸引・移送するものであり、アタッチメント7は、背面風Wが茶畝T上面に及ぼす吸引作用を強化するように装着されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、茶園管理機能を拡張するために茶園管理装置に取り付けて用いるアタッチメントとこれを具えた茶畝跨走型茶園管理装置に関するものである。
茶栽培の作業において、好ましい収穫を得るためには摘採作業に先立つ種々の茶園管理(作業)が重要である。この茶園管理としては、茶樹を収穫に適した樹勢・樹形に誘導する剪枝作業、天然供給物で不足する栄養分を肥料として補給する施肥作業、病害虫の防除作業などであるが、落葉樹を含む雑木林等が近接している茶園(圃場)にあっては(図1参照)、茶畝上に落ちた落枝葉を除去することも重要な茶園管理作業の一つとなる。
このような落枝葉を除去するには、背負い型ブロワー等で吹き飛ばす作業形態が考えられるものの、地面(路肩)に落ちた落葉をブロワーで除去する作業とは異なり、茶畝上の落枝葉は茶樹に絡まっていることが多く、ブロワーで円滑に除去できないことが多い。また、たとえ茶畝上の落枝葉をブロワーで吹き飛ばせても、これが必ずしも都合良く畝間(畝地)に落ちるとは限らず、再び場所を変えて茶畝上に落ちる(載る)ことも多く、従って茶畝上の落枝葉をブロワーで除去することは現実的な手法とは言えなかった。このようなことから茶畝上の落枝葉を除去する作業は、専ら人手に委ねられ、極めて手間が掛かる作業となっており、有効な対策機器も未だ提供されていないのが実情である。
また、このような問題とは別に、更に茶園管理上の解決課題として、発芽の前段階で行われる化粧刈り(仕上げ刈り)等と称される仕上げ剪枝の作業において、次のような問題があった。すなわち化粧刈りをバリカンタイプの刈刃で行う場合、この作業は、例えば図9に示すように、刈刃Cが茶樹を押しながら切断して行くことになるため、切断面が斜めになってしまうことが問題であった。
また、刈刃Cに押されて傾倒する茶樹は、樹茎の強弱によりその傾倒度合いが異なるため(茎が太く強いものほど小さな傾倒となる)、同図9に示すように、刈り取り後に茶樹頂部が傾倒状態から復帰した際には、刈り取り面の高さが異なってしまうことが多かった(刈り取り面に凹凸が生じてしまうことが多かった)。これを防ぐには、例えば往復刈りをすることで刈り取り面の高さをほぼ均一に揃えることはできるが、このような往復刈りは、当然ながら一回の刈りならし作業の倍の作業量を必要とし、作業負担を増加させるものとなっていた。
ところで本出願人は、刈刃Cの後方側から移送ダクト5′内に送り込む背面風Wの作用によって、刈り取り後の茶枝葉A′を移送するようにした新たな移送手法を鋭意研究し、種々の特許出願に至っている(例えば特許文献1参照)。因みに、本出願人は、この背面風Wによる移送形態をスリット・ジェット式と称しており、以下この名称を使用する。
また、この特許文献1では、背面風Wによって、刈り取り後の茶枝葉A′を移送することにとどまらず、例えば図10に示すように、移送ダクト5′の前面板51′(前面調節板510′)を上下にスライド自在とし、移送開始部5S′の間口(開口高さ)を変更できるようにしており、これにより短芽の茶枝葉A′を刈り取る場合(本図(a))や、長芽の茶枝葉A′を刈り取る場合(本図(b))等、条件に応じて確実に茶枝葉A′を刈り取れるようにしている。
しかし、この特許文献1の前面板51′(前面調節板510′)は、専ら茶枝葉A′を摘採するときの刈り取り高さを調整するために考慮されたものであり、他の茶園管理作業に適用するという思想はなかった。
そして、上述した茶園管理作業は、作用目的・作業形態とも著しく異なり、何ら脈絡がない。本発明者は、これら一見、関連がない作業であっても、近時普及している上記スリット・ジェット式の移送形態を考慮に入れた結果、この独特の移送作用、及びこれに伴い刈刃前方に移送風供給用の部材が存在しない構造に着眼し、刈刃周辺の構造を工夫することにより上記各問題を共通的に解決し得るであろうとの着想を得たものである。
特開2008−35706号公報
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、従来、刈り取った茶枝葉の移送に供していたスリット・ジェット式の移送形態を、更に落枝葉の吸引・除去や、刈り取り時の茶樹姿勢の維持に、積極的に利用するようにした新規なアタッチメントとこれを適用した茶畝跨走型茶園管理装置に係るものである。
まず請求項1記載の、茶園管理機能を拡張するアタッチメントは、
茶畝上面に位置する移送対象物を、適宜の場所に送り込む移送ダクトを具えた装置に付設されるアタッチメントであって、
前記移送ダクトは、後方側に送風ダクトが設けられ、この送風ダクトからの背面風を移送ダクトの吹き込み部から導入することにより、茶畝上面に位置する移送対象物を適宜の場所に吸引・移送するものであり、
前記アタッチメントは、背面風が茶畝上面に及ぼす吸引作用を強化するように装着されることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の、茶園管理機能を拡張するアタッチメントは、前記請求項1記載の要件に加え、
前記移送ダクトは、上下方向に摺動自在の前面調節板を前方側下部に具えて成り、
前記アタッチメントは、この前面調節板に固定状態に取り付けられることを特徴として成るものである。
また請求項3記載の、茶園管理機能を拡張するアタッチメントは、前記請求項1または2記載の要件に加え、
前記アタッチメントは、ほぼ平板状の板状部材を主要部材として成り、この板状部材は、前面視で、その下端縁が茶畝前面視形状とほぼ合致した形状に形成されることを特徴ととして成るものである。
また請求項4記載の、茶園管理機能を拡張するアタッチメントは、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、
前記移送ダクトを具えた装置は、茶畝上に載った落枝葉を吸引・除去する作業に用いられることを特徴として成るものである。
また請求項5記載の、茶園管理機能を拡張するアタッチメントは、前記請求項1、2、3または4記載の要件に加え、
前記移送ダクトを具えた装置は、刈刃を具えた茶刈装置であり、
前記背面風が茶畝上面に及ぼす吸引作用は、茶畝を形成する茶樹頂部を刈刃側に引き寄せるようにし、刈刃による茶樹上端の化粧刈りならしにあたり、茶樹上端をほぼ直立状態に維持して刈り取るようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項6記載の茶畝跨走型茶園管理装置は、
茶畝を跨いで走行する走行機体と、
この走行機体に取り付けられ、茶畝上面に位置する移送対象物を適宜の場所に送り込む移送装置とを具えた装置であって、
前記移送装置は、移送対象物を移送する移送ダクトと、その後方側に設けられる送風ダクトとを具えて成り、送風ダクトからの背面風を移送ダクトの吹き込み部から導入することにより、茶畝上面に位置する移送対象物を適宜の場所に吸引・移送するものであり、
また移送装置には、前記請求項1、2、3、4または5記載のアタッチメントが装着され、背面風が茶畝上面に及ぼす吸引作用を強化するようにしたことを特徴として成るものである。
まず請求項1記載の発明によれば、スリット・ジェット式の移送形態において、背面風が茶畝上面に及ぼす吸引作用を、アタッチメントの装着により強化させるため、例えば茶畝上に舞い落ちた落枝葉でも綺麗に且つ能率的に回収することができる。すなわち、茶畝上に舞い落ちた落枝葉は、例えばエアで吹き飛ばそうとしても、またエア吸引しようとしても、茶樹と絡み易いため、容易には茶樹から離れず、除去作業が行い難いことが多かった。この点、本発明ではアタッチメントを装着することにより、既存の背面風による吸引作用を強化するものであり、これにより上記のような落枝葉でもエア吸引により綺麗に且つ円滑に除去できるものである。
また請求項2記載の発明によれば、アタッチメントは、上下方向に摺動可能な移送ダクトの前面調節板に装着されるため、前面調節板を上下方向に移動させることで、アタッチメントの上下位置(高さ)も容易に設定することができる。また、アタッチメントは、板状部材である前面調節板への取り付けであるため、アタッチメントの取り付けも比較的容易に行え、アタッチメントの着脱を実際に行う作業者(農家)の作業負担を軽減することができる。
また請求項3記載の発明によれば、アタッチメントの主要部材は、ほぼ平板状の板状部材であるため、アタッチメントの構造がシンプルとなり、また容易に且つ低コストで製作することができる。
また請求項4記載の発明によれば、アタッチメントを装着した装置により茶畝上に舞い落ちた落枝葉を除去するため、除去作業の労力が大幅に軽減される。すなわち、茶畝上に載った落枝葉は茶樹に絡まることが多く、ブロワーで吹き飛ばすにしても、エア吸引するにしても、茶樹から除去する作業が円滑に行えないことが多かった。このため当該除去作業は、従来、専ら人手に委ねられ、極めて手間が掛かる作業となっていた。この点、本発明では、アタッチメントの装着により強化された吸引力によって、茶畝上の落枝葉を吸引・除去するため、綺麗に且つ能率的に除去でき、作業労力が大幅に軽減されるものである。
また請求項5記載の発明によれば、アタッチメントを装着した茶刈装置によって化粧刈りならしを行うため、茶刈作業時に茶樹頂部が刈刃側に引き寄せられ、刈り取り面を綺麗に揃えることができる。
また請求項6記載の発明によれば、多くの茶農家が個人やグループで既に所有していることが多い茶畝跨走型茶園管理装置に、上記アタッチメントを装着するため、茶農家に経済的負担をそれほど掛けることなく、且つ容易に、既存の茶畝跨走型茶園管理装置の機能を拡張することができる。
このように、本発明に係るアタッチメントは、従来の茶園管理装置の機能(茶園管理機能)を大きく拡張させるものである。
本発明に係るアタッチメントを装着した茶畝跨走型茶園管理装置の一例を示す斜視図であって、茶畝上に舞い落ちた落枝葉(落ち葉)をスリット・ジェット式の移送形態で吸引・除去する様子を併せ示す説明図である。 同上アタッチメントを装着した茶畝跨走型茶刈装置の一例を示す側面図(a)、並びに正面図(b)である。 同上アタッチメントを装着した移送装置(移送ダクト)を示す正面図と側面断面図である。 同上アタッチメントを装着した移送装置(移送ダクト)を示す骨格的斜視図である。 本発明に係るアタッチメントを装着しない場合に背面風が茶畝上面に及ぼす吸引作用領域を示す説明図(a)並びに、該アタッチメントを装着した場合に非装着時よりも吸引作用領域が狭まり、背面風による吸引力が強化される様子を示す説明図(b)である。 図5(b)の状態(アタッチメントの下端縁を吹き込み部よりも下方に位置させた状態)に対し、アタッチメントの高さを相対的に異ならせた状態(アタッチメントの下端縁を吹き込み部よりも上方に位置させた状態)で示す側面断面図である。 本発明に係るアタッチメントを装着しない場合の移送装置(移送ダクトの移送開始部)を示す側面断面図(a)、並びに本図(a)に対し、移送開始部と茶畝上面との離開距離を変更せずに、移送開始部(吸引作用開始部)の開口面積だけを絞り、背面風による吸引力を強化するようにした実施例を示す側面断面図(b)である。 刈刃の上方にブラシや掃込体などの回転体が設けられた場合に装着される立体的なアタッチメントの側面断面図(a)、並びにアタッチメントの装着により吸引作用開始部を吹き込み部よりも前方側の遠くに位置させた実施例を示す側面断面図(b)である。 化粧刈り(仕上げ刈り)をバリカンタイプの刈刃で行う際、刈刃が茶樹を押しながら切断して行った場合に、刈り取り面に凹凸が形成されてしまうこと(問題点)を示す側面断面図である。 本出願人によるスリット・ジェット式の移送形態を採用した摘採手法であって、移送ダクトの前方側に上下スライド自在の前面調節板を具えた茶刈装置によって、短芽の茶枝葉を刈り取る場合を示す側面断面図(a)、並びに同茶刈装置によって長芽の茶枝葉を刈り取る場合を示す側面断面図(b)である。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に述べるものをその一つとするとともに、更にその技術思想内において改良し得る種々の手法を含むものである。
本発明は、例えば茶畝T上に落ちた落枝葉等の移送対象物Aを、茶畝T上から能率的に吸引・除去するものであり、これには一例として図1に示すように、茶畝Tを跨いで走行しながら摘採等の適宜の茶園管理作業を行う茶畝跨走型茶園管理装置1(以下、単に「茶園管理装置1」とする)を使用する。すなわち茶園管理装置1は、摘採した茶葉などをエアによる吸引・風送によって適宜の場所に移送する移送装置3を具えることが多いため、ここでは、この移送装置3を使って(移送機構を流用して)、茶畝T上に位置する落枝葉等の移送対象物Aを吸引・除去するようにしたものである。しかし、単に既存の移送装置3を流用して、移送対象物Aとしての落枝葉を吸引・除去しようとしても、落枝葉は茶樹に絡まり易いため除去が難しいものである。従って本発明では、アタッチメント7を装着することで、背面風W(移送装置3内に流す圧力風)が茶畝T上面に及ぼす吸引力を強化するようにしたものであり、これが大きな特徴である。これにより例えば茶樹に絡まり易い落枝葉などでも、人手によらず機械(移送装置3)で綺麗に且つ能率的に回収することができるものである。
因みに、本発明において茶畝T上から除去対象・移送対象となるもの(移送対象物A)は、落枝葉以外にも降灰、虫、ビニール等の異物(ゴミ)も含まれ、これらを本手法によって茶畝T上から吸引・除去するものである。
なお、本発明は、あくまでもアタッチメント7(規制体71)の装着により、背面風Wが茶畝T上面に及ぼす吸引力を強化するものであり、この強化された吸引力を利用して、例えば茶畝T上に位置する移送対象物Aを能率的に吸引・除去したり、茶枝葉の刈り取りを行ったりするものである。このため本発明は、必ずしも茶刈作業(茶刈仕様)に限定されるものではなく、従って通常、この作業に用いられる茶刈装置、より詳細には刈刃Cは必ずしも必須の部材ではないものである。
もちろん、既存の茶刈装置に上記アタッチメント7を取り付けることは何ら差し支えないため、例えばアタッチメント7を装着した茶刈装置で仕上げ剪枝作業を行った場合には、茶畝T上面に及ぼす吸引力の強化により、剪枝時の茶樹姿勢を保持することができ、綺麗な刈り取り面が得られるものである。具体的には、例えば刈刃Cによる茶樹上端の化粧刈りならしを行った場合、背面風Wが茶畝T上面に及ぼす吸引作用により(強化された吸引作用により)、茶畝Tを形成する茶樹頂部を刈刃C側に引き寄せて刈りならしを行うことができる。従って茶樹上端をほぼ直立状態に維持して刈り取ることができ、刈り取り面を綺麗に揃えることができるものである。
このように、本発明では、アタッチメント7の装着により、既存の茶園管理装置では行い得なかった(行うという着想もなかった)落枝葉の除去作業等が行えるものであり、また既存の茶刈装置にアタッチメント7を装着して刈りならしを行えば、綺麗な刈り取り面が得られるものである。従って、本発明に係るアタッチメント7は、既存の茶園管理装置の茶園管理機能を大きく拡張させるものである。
ここで本明細書に記載する茶園管理作業について整理しておく。茶園管理作業としては、摘採作業、剪枝作業、防除作業、施肥作業などが挙げられる。このうち摘採作業は、茶葉(茶芽)を摘み取る作業であり、剪枝作業は、樹形を整え樹勢の回復を図るために枝幹を剪除する作業である。また施肥作業は、天然供給物で不足する栄養分を肥料として補給(散布)する作業であり、防除作業は、薬液等の散布により病害虫を防除する作業である。
なお、摘採作業と剪枝作業とを総称して茶刈作業もしくは刈り取り(作業)と称するものであり、摘採された茶葉と、剪除された枝幹とを総称して茶枝葉と称するものである。また、摘採装置と剪枝装置とを総称して茶刈装置と称するものである。
以下、茶園管理装置1について説明しながら、アタッチメント7について説明する。なお、以下の実施例では、背面風Wの吸引力(アタッチメント7の装着により強化された吸引力)によって、茶畝T上に位置する落枝葉を除去・回収する場合を例に挙げて説明する。
茶園管理装置1は、例えば図1・2に示すように、茶畝Tを跨いで走行する走行機体2と、この走行機体2に取り付けられ茶畝T上に位置する移送対象物Aを適宜の場所に移送する移送装置3とを具えて成るものである。なお、本実施例では茶畝T上から除去した移送対象物Aを回収する収容部4を更に具えるものであるが、茶畝T上から除去した移送対象物Aを特に収容部4に貯留せず(回収せず)、移送装置3によって畝地上まで導き、畝間に落とし込むような場合には、特に収容部4は必要ないものである。もちろん、その場合には、茶畝T上から除去した移送対象物Aを畝地上まで導き畝間に落とし込むように、移送経路などを別途構成するものである。因みに、このような移送形態については、本出願人が既に特許出願し、特許取得に至っている特開2002−136214号(特許第4596631号)の「茶畝跨走型茶刈装置における剪除枝幹の移送構造」が適用できる。
以下、茶園管理装置1の各構成部について説明する。
まず走行機体2について説明する。このものは、茶畝Tを跨いで茶畝間の畝地を接地走行するものであり、走行方向から見て概ね門型状に形成されたフレーム21を骨格部材とする。このフレーム21は、畝間に立ち上げ状態に設けられる脚部フレーム21Aと、この脚部フレーム21Aを繋ぐ連結フレーム21Bと、脚部フレーム21Aに対し昇降自在に取り付けられる昇降ブラケット21Cとを具えて成るものである。そして、脚部フレーム21Aの下端には一例としてクローラを適用した走行体22を設ける。もちろん、この走行体22は、このようなクローラに限らず、畝地を過剰に押し付けないような空気タイヤ、あるいは双方を適用した形態(例えば前側に空気タイヤ、後側にクローラを適用した形態)等が適宜採り得る。
更に連結フレーム21Bの上部には、茶園管理装置1に乗車した作業者が座る操縦者用シート23と、操作用の操縦桿24と、茶園管理装置1の制御や操作等を行うためのコントロールボックス25とを設けるものである。そして操縦者用シート23の側傍には、例えばディーゼルエンジン等を適用した原動機26を搭載するものであり、一例としてこの原動機26により図示を省略する油圧ポンプを駆動し、この油圧ポンプにより供給される作動油によって前記走行体22の駆動や、前記昇降ブラケット21Cの昇降動を担うシリンダ(図示略)、あるいは後述する移送装置3の駆動(作動)等を行うものである。
また前記連結フレーム21B上には、上記図1・2に示すように、茶畝T上に位置する落枝葉等の移送対象物Aを吸引・除去(風送)するための送風機27を設けるものであり、この送風機27は前記原動機26により直接駆動される。
そして、送風機27からは中継ダクト28を介して圧力風が移送装置3に供給される。なお中継ダクト28は、一部または全部が、フレキシブルダクト28Fによって形成され、移送装置3に接続されている。
次に移送装置3について説明する。移送装置3は、茶畝T上に位置する落枝葉等の移送対象物Aを、所定の位置(本実施例では収容部4)に向けて移送するものである。移送装置3は、風洞状に形成された移送ダクト5を主要部材とし、このダクトを通じて移送対象物Aをエア吸引し、またこのエア流れ(空気流)に乗せて移送対象物Aを収容部4へと移送するものである。
移送ダクト5は、例えば図1〜4に示すように、ほぼ鉛直方向に立ち上げるように形成され、このものの内部に上向きに送り込まれたエア(背面風W)により、移送対象物Aを収容部4へと移送するものである。なお、移送ダクト5は、例えば図8(a)に示すように、移送先となる上部が後方側に幾らか傾斜するように設けられても構わない。
また、本明細書では、「前方」/「後方」などの用語を使用するが、これは茶園管理装置1の「正面側」/「背面側」を意味するものである。このため「前方側(正面側)」とは、換言すれば本茶園管理装置1によって移送対象物Aを回収する作業進行方向にも当たるものである。
そして、このような移送ダクト5の後方側に送風ダクト6を設けるものであり、送風ダクト6内を下向きに流れる圧力風(エア)を、移送ダクト5の吹き込み部50から上向きに導入することで、移送ダクト5内に上向きの空気流(上昇流)を形成する。
ここで送風ダクト6から移送ダクト5内に送り込まれる圧力風は、移送ダクト5の背面側から送り込まれるため、本明細書ではこれを「背面風W」と称している。また、背面風Wが送風ダクト6から移送ダクト5内に導入される部位を「吹き込み部50」と称している。更にまた、上述したように本出願人は、このような背面風Wによる移送形態をスリット・ジェット式と称しており、これに倣って本明細書でも「スリット・ジェット式の移送形態」と称している。
また、移送ダクト5に背面風Wを導入することにより、移送ダクト5の下端開口部(後述する移送開始部5S)に臨む茶畝T上面には、背面風Wによる吸引力(負圧吸引力)が作用するものであり、この吸引力を強化することによって茶畝T上に位置した移送対象物Aを吸引・除去するものである。ここで茶畝T上面において背面風Wによる吸引作用が及ぶ範囲を吸引作用領域ARとする。また、背面風Wによる負圧吸引が始まる部位、特に本発明ではアタッチメント7の装着が前提であるため、アタッチメント7を装着した状態において負圧吸引が始まる部位を吸引作用開始部BSとするものであり、本実施例では後述する移送開始部5Sとほぼ同じ部位となる。なお、アタッチメント7を装着するのは、上記吸引作用領域AR(背面風Wが茶畝T上面に及ぼす吸引作用領域AR)を狭めることで、背面風Wによる吸引力(吸引作用)を強化するためである。
以下、移送ダクト5や送風ダクト6について更に詳細に説明する。
移送ダクト5は、上述したように茶畝T上に位置する移送対象物Aを背面風Wに乗せて収容部4へと移送するものである。このような移送形態に因み、移送ダクト5は、例えば図3に示すように、茶園管理装置1の前方側(正面側)に設けられる前面板51と、茶園管理装置1の後方側に設けられる背板52と、これらをつなぐように設けられる側板53とによって、内部が空洞状(風洞状)に形成され、ダクトの上下両端部が開口状態に形成されて成るものである。ここで、移送ダクト5において移送対象物Aの移送が始まる下部開口を移送開始部5Sとする。なお、上記アタッチメント7を装着しなければ、この移送開始部5Sは、上記吸引作用開始部BSと同じになる。また、移送対象物Aの移送が終わる上部開口を移送終了部5Eとするものであり、この移送終了部5Eには、例えば図2(a)に示すように、収容部4に臨む吐出口54が形成される。
ここで前面板51の下端縁には、例えば図2・3に示すように、上下方向にスライド自在の前面調節板510が設けられるものである。具体的には、同図に示すように例えば前面調節板510が、前面板51に対して蝶ネジ511によって取り付けられるものであり(ここでは6カ所)、前面調節板510に形成されるネジ挿通用の孔を上下に長く形成することにより、前面調節板510を上下摺動可能としている。なお、図中符号512が、前面調節板510に形成される長孔である。
また、移送ダクト5における移送開始部5Sは、茶畝Tの上面形状に合わせて、例えば中央がやや高い湾曲状に形成されるとともに、茶畝Tの幅方向寸法とほぼ同じ長さに形成される。
一方、移送終了部5Eは、例えば図2に示すように、茶園管理装置1の側面視状態で、吐出口54が収容部4に臨むように適宜湾曲形成されるものである。因みに、本図2は、茶畝T上から除去した移送対象物Aを最終的に収容袋に回収する形態を採る場合であり、当該吐出口54に、収容袋の開放端側を取り付けるフックFが設けられるものである。
なお、移送ダクト5は、必ずしも直立状に形成する必要はなく、上述したように、いくぶん後方側に傾斜状に形成することも可能であり、その場合には移送対象物Aが移送ダクト5(移送開始部5S)から前方側にこぼれ落ちにくく、スムーズに吹き上げられるものである。ただし、移送ダクト5を後方傾斜状に形成した場合には、茶園管理装置1の全長(後方への張出寸法)としては長くなり、装置の取り回し性が低下するため、移送ダクト5の後傾角度は、このようなことを考慮して設定されるものである。
また、移送ダクト5は、移送開始部5Sから吐出口54(移送終了部5E)に至る移送途中において、幅寸法や断面積等を急激に変化させないことが好ましく、これは特に移送対象物Aが摘採直後の茶葉である場合に、移送に伴う茶葉の傷みを極力低減させるためである。また移送路は、例えば図1・3に示すように、移送途中に分岐部55が形成され、移送路が二股状に分かれるように形成される。この分岐部55は、上昇移送する移送対象物Aを左右に分ける部位となるため、移送対象となり得る茶葉が分岐部55に当たっても極力傷まないように、移送路内が滑らかなR状つまり移送路としては略U字状を成し、スムーズに移送対象物Aを左右に振り分ける構成が好ましい。
また、このような移送ダクト5は、少なくとも一部が入れ子状もしくはフレキシブル状に形成され、昇降ブラケット21Cとともに上下動できる構成が望ましい。
更にまた、前記移送ダクト5には、一例として図3に示すように、吹き込み部50の直後方から移送ダクト5の背板52に対し、上り傾斜状態に移送促進板56が設けられる。この移送促進板56の上り傾斜角は、移送対象物Aの大きさや性状あるいは送風機27の風量等によって適宜変更されるものであり、およそ40〜70度程度の上り傾斜角に設定される。なお、この移送促進板56によって、吹き込み部50から送り込まれた背面風Wが、移送促進板56に沿ってスムーズに上方に(やや後方へ向けて)吹き上がるため(いわゆるコアンダ効果)、移送ダクト5の移送開始部5S等に乱れを生じさせることがないものである。
次に、送風ダクト6について説明する。送風ダクト6は、上述したように移送ダクト5の後方側から当該ダクト5内(例えば移送開始部5Sの近傍)に背面風Wを送り込むためのダクトであり、移送ダクト5の背面側に密着状態に設けられる。なお、移送ダクト5及び送風ダクト6の形成にあたっては、移送ダクト5と送風ダクト6を全く別々のダクト状に形成しておき、これらを張設することも可能であるし、移送ダクト5の背板52を送風ダクト6の前面として使用することも可能である(言わば共通化構造)。
また送風ダクト6は、茶園管理装置1の背面視状態で、裾広がり状に形成され、上方から圧力風を取り込み、移送ダクト5の吹き込み部50から上昇流として吹き出すように形成される。ここで、圧力風の取り込み口を導入口61とするものであり、この導入口61には、送風機27から接続された中継ダクト28が接続される(図2(a)参照)。
次にアタッチメント7について説明する。アタッチメント7は、背面風Wが茶畝T上面に及ぼす吸引力を強化するためのものであり、本実施例では、例えば図5に示すように、移送開始部5Sと茶畝T上面との離開距離を部分的に短縮するようにアタッチメント7を設けるものである。これにより前方側での吸引作用領域AR(背面風Wが茶畝T上面に及ぼす吸引作用領域AR)が狭まり、茶畝T上面に及ぼす吸引力を非装着時よりも強化するものである。なお、本実施例では前方側の離開距離を短縮するようにアタッチメント7を設けているが、アタッチメント7は離開距離を全体的に短縮するように設けても構わない。また本明細書では、上述したようにアタッチメント7を装着した状態で、背面風Wの吸引作用が始まる部位を、特に「吸引作用開始部BS」とし、移送ダクト5の実質的な移送開始部5Sと区別している。
以下、アタッチメント7の具体的構成について更に詳細に説明する。本実施例のアタッチメント7は、一例として図3・4に示すように、板状の規制体71を主要部材として成るものであり、これはアタッチメント本体に相当する部材である。そして、この規制体71が移送ダクト5の前面調節板510に対して吊り持ち状または重ね合わせ状に取り付けられる。
また、本実施例における板状の規制体71は、同図3に示すように、茶畝Tとほぼ同じ幅寸法を有する横長板状であって、且つ前面視で下端縁が茶畝Tの前面視形状とほぼ同じ形状に形成される。因みに、この規制体71は、例えば12mm厚程度のポリカーボネートの板材で形成することが可能であるが、厚み寸法や素材あるいは形状等は適宜変更可能である。
次に、規制体71の取り付け方(前面調節板510への固定)の一例について説明する。規制体71は、上述したように、その上端部分が移送ダクト5の前面調節板510に取り付けられるものであり、より詳細には例えば図3に示すように、規制体71の下端縁が、前面調節板510の下端縁よりも、下方に突出するように取り付けられる。
この取り付けにあたっては、同図3に示すように、予め前面調節板510側に、断面L字状のアングル材H1を茶畝Tの幅方向にほぼ沿うように一直線状に取り付けておくものであり、ここでは一例として6カ所、ネジ留めされる。
また規制体71についても、予め上端縁に断面L字状のアングル材H2を取り付けておくものである(一例として6カ所、ネジ留め)。
そして、実際の取り付けにあたっては、前面調節板510に固定されたアングル材H1のL字断面の一片(前方側に張り出した部分)の上に、規制体71に固定されたアングル材H2のL字断面の一片(後方側に張り出した部分)を載せて、双方のアングル材H1・H2同士をネジH3で留め付けることで(一例として2カ所)、規制体71(アタッチメント7)を前面調節板510に固定するものである。
このように、本実施例では、アングル材H1・H2の一片同士を重ね合わて規制体71を前面調節板510に吊り持ち状に取り付けるため、規制体71は、ほぼアングル材H1・H2の一片分程度の間隙をあけて前面調節板510とほぼ平行に取り付けられる。しかしながら、規制体71の取り付けは、必ずしもこのような形態に限定されるものではなく、例えばアングル材H1・H2を介さずに、直接、規制体71を前面調節板510に重ね合わせ状態に設けることも可能である(図7(b)参照)。
なお、規制体71の最下端位置は、前面調節板510の昇降動作によって変更することができ(高さ調整の設定が行え)、茶畝T上面との間隔(離開距離)を調整することができるものである。
因みに、アタッチメント7は、茶畝T上に位置する落枝葉などの移送対象物Aを吸引・除去する場合や、茶樹姿勢を保持しながら茶枝葉を刈り取りたい場合に装着されるものであり、例えば従来通りに摘採作業を行いたい場合には、必ずしも装着する必要はないものである。
ここで図5(a)は、アタッチメント7を装着しない場合に、背面風Wが茶畝T上面に及ぼす吸引作用領域ARを示したものである。これに対し、図5(b)は、図3に示すアタッチメント7を装着した場合に、図5(a)の非装着時よりも吸引作用領域ARが狭まり、背面風Wによる吸引力が強化される様子を示している。すなわち図5(b)では、茶園管理装置1の前方側に設けたアタッチメント7(規制体71)の下端縁と、茶畝Tとの間隔(吸引作用開始部BSにおける離開距離)が短くなるため、前方側の吸引作用領域ARが狭まるものである。そして、その分(吸引作用領域ARが狭くなった分)、吸引力としては強化されるものであり、茶樹などに絡みやすい落枝葉(移送対象物A)であっても、確実に茶畝Tから吸引・除去できるものである。
因みに、背面風Wによる吸引作用は、茶園管理装置1の後方側の茶畝T上面にも及ぶが、後方側は茶畝Tとの離開距離を変更していないため、吸引作用領域ARとしても狭まらず、このため本図5においても、この状況を示していないものである。
なお、アタッチメント7は、通常、図5(b)に示すように、規制体71の下端縁が吹き込み部50よりも下方に位置するように設定されるが、茶畝Tに対する移送装置3の高さ等によっては、例えば図6に示すように、規制体71の下端縁が吹き込み部50よりも上方に位置するような設定もあり得、これは種々想定される移送対象物A等に応じて採り得る状況の一つである。なお、図6は、吸引作用開始部BSと茶畝T上面との離開距離が後方側で短くなる一方、前方側で長くなった場合とも言える。
次に収容部4について説明する。収容部4は、移送装置3によって輸送されてきた落枝葉等の移送対象物Aを最終的に収容(回収)する部位であり、図1ではコンテナ式の大型の収容部4を図示している。もちろん、収容部4は、このようなコンテナ式のものだけでなく、例えば図2に示すように、収容袋を吊り下げる形式のものでも構わない。また、袋の場合には、収容袋の開口部を移送ダクト5の吐出口54に臨むように取り付けておき、この収容袋内に移送対象物Aを自然落下状態に詰めて行くものである。また、袋式の場合には、茶園管理装置1の両サイドに、折り畳み自在の開閉式の載置台を設けるものであり、作業中、収容袋が移送対象物Aでいっぱいになった場合には、この載置台を折り畳み状態からウイング状に開放させ、ここに収容袋を載せるものである。
また、上述したように上記アタッチメント7を、既存の茶刈装置に取り付けることは何ら構わず、その場合、茶刈装置(茶園管理装置1)は刈刃Cを具えることになる。因みに、刈刃Cが設けられる位置は、例えば図9・10に示すように、吹き込み部50の直下方となるのが一般的である。
また、アタッチメント7を取り付けた茶刈装置(茶園管理装置1)で摘採作業を行うこともあるし、落枝葉(移送対象物A)を吸引・除去することもあるが、このような茶刈装置で、落枝葉(移送対象物A)を吸引・除去する場合には、必ずしも刈刃Cを駆動させる必要はないものである。
〔他の実施例〕
本発明は以上述べた実施例を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。すなわち上述した実施例では、既存の茶園管理装置1にアタッチメント7を装着する汎用機としての形態を主に説明した。しかし、移送対象物Aとしては落枝葉の他、降灰、虫、ビニール等の異物(ゴミ)など種々のものが想定され、これら個々に対応した独自の設定が好ましい場合等には、茶園管理装置1を専用機、つまり除灰専用機、異物除去専用機などとして使用することも可能である。
また上述した基本の実施例では、上記図5に示したように、アタッチメント7の装着により、移送開始部5S(吸引作用開始部BS)の茶畝T上面からの離開距離(間隔)を部分的もしくは全体的に縮め、これにより茶畝T上面における吸引作用領域ARを狭め、吸引力を強化するものであった。しかしながら、背面風Wが茶畝T上面に及ぼす吸引力を強化するには、離開距離を短縮するだけでなく、例えば図7に示すように、移送開始部5S(吸引作用開始部BS)の開口面積を狭めて(小さくして)、吸引力を強化することも可能である。
ここで、図7(a)はアタッチメント7を装着していない移送装置3(移送開始部5S)を示しており、これに対し図7(b)は、断面「く」の字状に屈曲形成したアタッチメント7(規制体71)を直接、前面調節板510に取り付けて、吸引作用開始部BSの開口面積を狭め(絞り)、吸引力を強化するようにしたものである。
なお、本図7(b)は、規制体71を平板状の板状部材としないアタッチメント7の改変例とも言えるものである。
また、上述した基本の実施例では、アタッチメント7の規制体71は、主に板状であったが、必ずしもこれに限定されるものではない。すなわち、摘採した茶葉等を移送する態様としては、背面風Wのみに依存するものだけでなく、例えば図8(a)に示すように、ブラシや掃込体などの回転体Rを刈刃Cの上部に設けたものがある(例えば本出願人による特開2012−75416号「茶枝葉の移送装置並びにこれを具えた茶刈装置」参照)。これは刈刃Cで刈り取った直後の茶葉を、まず回転体Rで移送ダクト5の奥側へと送り込んでから背面風Wに乗せる移送形態であり、茶葉を確実に移送ダクト5内に送り込むことを意図したものである。因みに、このような回転体Rを併用した移送形態も、背面風Wを利用しているため、スリット・ジェット式の移送態様に包含される。また回転体R自体が刈刃Cの作用を担うものもあるが、このようなものも最終的には背面風Wに乗せて茶葉を移送するため、スリット・ジェット式の移送態様に包含される。
そして、このような回転体Rを併用したスリット・ジェット式の移送態様を採る移送装置3(茶園管理装置1)にアタッチメント7を装着する場合には、同図8(a)に併せ示すように、アタッチメント7は回転体Rを覆うように立体的(筐体状)に形成されることが好ましい。この場合、アタッチメント7の前方側内面は、回転体Rが描く円筒軌道(断面視では円軌道)にほぼ沿うように形成されることが好ましく、これは吹き込み部50から吐き出される背面風Wを効率的に移送ダクト5内奥側に送るためである。
また、上述した基本の実施例では、主に吸引作用開始部BS(移送開始部5S)と吹き込み部50とが近接しているものを示したが、移送対象物Aの性状等によっては、例えば図8(b)に示すように、吸引作用開始部BSから吹き込み部50までを、ある程度の距離をあけて設けた方が好ましいことが考えられる。このような場合には、アタッチメント7(規制体71)自体を、前方側に突き出すように形成し、その先端部分に(アタッチメント7の先端に)、背面風Wによる吸引作用開始部BSを形成するものである。もちろん、このような場合もアタッチメント7は立体的に形成される。
なお、このような形態を踏まえると、背面風Wが茶畝T上面に及ぼす吸引力を強化する上では、アタッチメント7(規制体71)の装着により、吸引作用開始部BSから吹き込み部50(移送開始部5S)までの区間が、ほぼトンネル状に閉塞されることも重要であると言える。逆に言えばアタッチメント7(規制体71)を装着しても、吸引作用開始部BSから吹き込み部50(移送開始部5S)までの区間に、外部に連通する隙間があれば、吸引作用開始部BSで離開距離を短縮しても、また開口面積を絞っても、吸引力の強化はそれほど期待できなくなってしまうと考えられる。
1 茶畝跨走型茶園管理装置(茶園管理装置)
2 走行機体
3 移送装置
4 収容部

3 移送装置
5 移送ダクト
6 送風ダクト
7 アタッチメント

2 走行機体
21 フレーム
21A 脚部フレーム
21B 連結フレーム
21C 昇降ブラケット
22 走行体
23 操縦者用シート
24 操縦桿
25 コントロールボックス
26 原動機
27 送風機
28 中継ダクト
28F フレキシブルダクト

5 移送ダクト
50 吹き込み部
5S 移送開始部
5E 移送終了部
51 前面板
52 背板
53 側板
54 吐出口(収容部に臨む)
55 分岐部
56 移送促進板(移送ダクト5内)

51 前面板
510 前面調節板
511 蝶ネジ
512 長孔

6 送風ダクト
61 導入口

7 アタッチメント
71 規制体(アタッチメント本体)
H1 アングル材
H2 アングル材
H3 ネジ

A 移送対象物(落枝葉など)
C 刈刃
F フック
R 回転体
T 茶畝
W 背面風
AR 吸引作用領域
BS 吸引作用開始部

Claims (6)

  1. 茶畝上面に位置する移送対象物を、適宜の場所に送り込む移送ダクトを具えた装置に付設されるアタッチメントであって、
    前記移送ダクトは、後方側に送風ダクトが設けられ、この送風ダクトからの背面風を移送ダクトの吹き込み部から導入することにより、茶畝上面に位置する移送対象物を適宜の場所に吸引・移送するものであり、
    前記アタッチメントは、背面風が茶畝上面に及ぼす吸引作用を強化するように装着されることを特徴とする、茶園管理機能を拡張するアタッチメント。
  2. 前記移送ダクトは、上下方向に摺動自在の前面調節板を前方側下部に具えて成り、
    前記アタッチメントは、この前面調節板に固定状態に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の、茶園管理機能を拡張するアタッチメント。
  3. 前記アタッチメントは、ほぼ平板状の板状部材を主要部材として成り、この板状部材は、前面視で、その下端縁が茶畝前面視形状とほぼ合致した形状に形成されることを特徴とする請求項1または2記載の、茶園管理機能を拡張するアタッチメント。
  4. 前記移送ダクトを具えた装置は、茶畝上に載った落枝葉を吸引・除去する作業に用いられることを特徴とする請求項1、2または3記載の、茶園管理機能を拡張するアタッチメント。
  5. 前記移送ダクトを具えた装置は、刈刃を具えた茶刈装置であり、
    前記背面風が茶畝上面に及ぼす吸引作用は、茶畝を形成する茶樹頂部を刈刃側に引き寄せるようにし、刈刃による茶樹上端の化粧刈りならしにあたり、茶樹上端をほぼ直立状態に維持して刈り取るようにしたことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の、茶園管理機能を拡張するアタッチメント。
  6. 茶畝を跨いで走行する走行機体と、
    この走行機体に取り付けられ、茶畝上面に位置する移送対象物を適宜の場所に送り込む移送装置とを具えた装置であって、
    前記移送装置は、移送対象物を移送する移送ダクトと、その後方側に設けられる送風ダクトとを具えて成り、送風ダクトからの背面風を移送ダクトの吹き込み部から導入することにより、茶畝上面に位置する移送対象物を適宜の場所に吸引・移送するものであり、
    また移送装置には、前記請求項1、2、3、4または5記載のアタッチメントが装着され、背面風が茶畝上面に及ぼす吸引作用を強化するようにしたことを特徴とする茶畝跨走型茶園管理装置。
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