JP2014091227A - キャップ付き筆記具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 軸筒10と、軸筒10から突出した筆記部20と、筆記部20に被せられたキャップ部40と、キャップ部40を前端側に接続したアーム部51,52とを備え、軸筒10は、筆記部軸方向に対し直交する一方向の寸法が、該一方向に直交し且つ筆記部軸方向に対しても直交する他方向の寸法よりも小さい扁平状に形成され、キャップ部40は、軸筒10に相対し筆記部軸方向に沿って後退することにより筆記部20に被さり逆方向へ前進することにより筆記部20から離隔するように設けられ、アーム部51,52は、キャップ部40が筆記部20から離隔した状態で、前記一方向へ回動するように、軸筒10に枢支されている。
【選択図】 図1
Description
また、他の従来技術としては、例えば特許文献2に記載のもののように、軸筒(外側バレル12)と、該軸筒の前端側に突出可能に没入された筆記部(ペン先16)と、前記軸筒の前端開口を塞ぐキャップ(20)と、該キャップを一端側に有するとともに他端側が前記軸筒に枢支されたアーム(18)と、該アーム(18)の回転運動を筆記部(ペン先16)の直線運動に変換するギヤ歯(32)及びスリーブギヤ歯(28)とを備え、キャップ(20)の開放動作に伴うアーム(18)の回動に連動して、筆記部(ペン先16)を軸筒前端から突出させ、同アーム(18)の逆方向の回動に連動して筆記部(ペン先16)を軸筒前端に没入させるようにした「ペン先が引き込み自在式の筆記具」が知られている。
これら従来の筆記具によれば、軸筒からキャップを完全に分離しないで用いられるため、キャップの紛失を防ぐことができる。
また、後者の従来技術では、筆記部が前後方向へ移動する構造であるため、筆記の際に、筆圧の変化によって筆記部が前後へがたつくおそれがある。その上、アームの回動に連動して筆記部を出没させるようにしているため、その機構が複雑であった。
この構成によれば、キャップ部を筆記部軸方向へ進退させて筆記部に被せたり同筆記部から離隔したりすることができる上、キャップ部を筆記部から離隔した状態では、アーム部を回転させることにより、キャップ部及びアーム部が筆記の邪魔にならないように配置することができる。
また、キャップ部を筆記部軸方向へ進退させて着脱する構造であるため、キャップ部を筆記部周方向へ連続するように形成すれば、該キャップ部による密閉性を向上することが可能である。また、筆記部を軸筒に対し進退させる機構が不要である。
よって、キャップ部の紛失を防ぐことができる上、筆記性能の低下を阻むことができ、且つ簡素な構造とすることができる。
この構成によれば、アーム部を進退可能に枢支する構造によってキャップ部に対し軸筒を進退させることができ、その進退構造を、具体的な簡素構造とすることができる。
この構成によれば、アーム部を回転可能かつ進退可能にする構造を、簡素な具体的構造とすることができる。
この構成によれば、軸筒を間に挟むようにして配置される二つのアーム部により、該アーム部及びキャップ部に対する軸筒の移動を安定的かつスムーズに行うことができる。
この構成によれば、キャップ部から筆記部を離隔すれば、キャップ部及びアーム部に対し軸筒が付勢部材の付勢力によって回転するので、速やかに筆記姿勢をとることができる。
この構成によれば、キャップ部及びアーム部に対し軸筒を強制的に回転させるための、具体的構造を得ることができる。
この構成によれば、筆記部にキャップ部を被せる動作を付勢部材の付勢力により行うことができる上、筆記部にキャップ部が被せられた状態を付勢部材の付勢力により維持することができ、ひいては、キャップと軸筒との間に隙間が形成されて該隙間からインクが漏れるようなことを防ぐことができる。
この構成によれば、複数のキャップ付き筆記具を省スペースに接続することができ、ひいては、当該キャップ付き筆記具の収納性や搬送性等を向上することが可能になる。
この構成によれば、軸筒をアーム部に対し後退させると、支持軸が長尺状の支持孔における後側の幅広部分に嵌り合ったり擦れたりして前進し難くなる。よって、後退させた軸筒が不意に元の前進位置に戻ってしまうようなことを防ぐことができる。
前記軸筒の一方の側部と他方の側部に、それぞれ、支持軸を突設するとともに、これら二つの支持軸のうち、その一方を他方に対し後方へずらして配置し、
前記一対のアーム部には、それぞれ、前記支持軸を回転可能に支持する支持孔を設けるとともに、これら二つの支持孔のうち、少なくとも後方へずらした前記一方の支持軸に対応する支持孔を、前後方向へ長尺状に形成し、
前記キャップ部及び前記アーム部に対し前記軸筒が略180度回転した際に、前記一方の支持軸が、対応する前記支持孔の長尺方向の端部に当接して、前記軸筒がキャップ部側へ移動しないようにした(図11参照)。
この構成によれば、前記キャップ部及び前記アーム部に対し軸筒が略180度回転した際に、その軸筒がキャップ部側へ移動しないため、速やかに筆記姿勢をとることができる。
キャップ付き筆記具1は、図1〜図10に示すように、軸筒10と、該軸筒10に不動に設けられた筆記部20と、軸筒10内で筆記部20へインクを供給するインク含浸体30と、筆記部20に被せられたキャップ部40と、該キャップ部40を前端側に接続するとともにその後端側が軸筒10に支持された略U字状の一対のアーム部51,52と、キャップ部40が筆記部20から離隔した際にキャップ部40及びアーム部51,52に対し軸筒10を回動させる第一の付勢部材60と、アーム部51,52に対し軸筒10を近づける方向(図5によれば左方向)へ付勢する第二の付勢部材70とを具備している。
この軸筒10は、図示例によれば、厚み方向(図4における上下方向)へ分割された一半部10aと他半部10bとを凹凸嵌合することで構成される。
なお、軸筒10の他例としては、例えば、筆記部軸方向の前後に分割された複数の部材からなる態様等とすることも可能である。
この本体部11における前記他方向(図5の上下方向)の両端部には、後述するアーム部51,52を支持するための支持軸11a,11bが設けられる。
本体部11における前記一方向の両端部には、接続部11cと、該接続部11cに着脱可能な被接続部11dとが設けられる(図10参照)。
また、本体部11の内部には、インク含浸体30を挿入するための略円柱状のインク収容室11e(図5参照)が設けられ、このインク収容室11eの内壁面には、インク含浸体30を支持するための複数のリブ11e1が突設される。
被付勢軸部11a2は、その外周面に第一の付勢部材60を巻き付けるとともに該第一の付勢部材60の一端側を止着している。
先端軸部11a3は、アーム部51の外側の壁面(詳細には補助案内溝51b)に嵌り合って、軸筒10の回転時及び進退時のがたつきを防止する。
被付勢軸部11b2は、後述する第二の付勢部材70の一端側が止着される。
この筒状保持部12の内周面には、筆記部20の外周面に当接して該筆記部20を保持する複数の縦リブ12aが、周方向に間隔を置いて設けられる。この縦リブ12a間の空間は、インク含浸体30のインクの吐出に伴って外気をインク収容室11a内へ導入する通気路として作用する。
この筆記部20の前端部は、図示例によれば、前方へ向かって厚みを徐々に狭くした楔状に形成され、その突端の傾斜する直線状部分21が被筆記面(図示しない紙面等)に当接されるようにしている。このような形状の筆記部20は、チゼルタイプと呼称される場合がある。
前記直線状部分21は、軸筒径方向に対し傾斜し且つ扁平状の本体部11の厚み方向の両端面に平行する直線状に形成される。この構成によれば、軸筒10が厚み方向に挟まれて把持され筆記が行われた際に、最大限に太い線を筆記することが可能となる。
このキャップ部40は、後端側の内縁を軸筒10の筒状保持部12前端外周面に全周にわたって嵌め合せ、内部を気密に保持する。
なお、図示例によれば、キャップ部40は、複数の部材から有底円筒状に形成されるが、他例としては、単一の部材から有底円筒状に形成した態様や、後述するアーム部51,52と一体の部材とした態様等とすることが可能である。
これらアーム部51,52の後端側は、キャップ部40が筆記部20から離隔した状態で、本体部11の厚み方向に直交する回転軸(詳細には支持軸11a,11b)を中心にして前記厚み方向へ回動するように、軸筒10の本体部11に対し進退自在であって且つ回転自在に枢支されている。
これらアーム部51,52の各々は、図示例によれば、軸筒10の厚み方向に並ぶ二つの部材を凹凸状に嵌合して中空状に構成される(図8及び図9参照)。
より詳細に説明すれば、支持孔51aは、図8(a)に示すように、筆記部軸方向へわたって略同幅の案内部51a1と、該案内部51a1よりも後側で筆記部軸方向に交差する方向(図8(a)によれば上方)へ幅を広げた懐部51a2とを有する。この構成によれば、アーム部51,52の後退により支持軸11aが相対的に後退した際に(図8(b)参照)、支持軸11aが、懐部51a2との嵌合や摩擦等により元の状態(図8(a)参照)に戻り難くなる。
なお、図示例によれば、懐部51a2は、筆記部軸方向に交差する方向の一方(図8(a)によれば上方)のみに幅を広げた形状としたが、この懐部51a2の他例としては、筆記部軸方向に交差する方向の両方向(図8(a)によれば上下)に幅を広げた形状とすることも可能である。
この第一の付勢部材60は、アーム部51,52が軸筒10に相対し進退する際には、前記他端側(図5によれば、第一の付勢部材60の左端部)をアーム部51の内壁面に摺接させる。
したがって、この状態では、万が一、筆記部20からインクの流出があったとしても、インクが外部へ流出するのを阻むことができる。
そして、前記直進により、筆記部20がキャップ部40から離隔するとともに、軸筒10側の支持軸11a,11bが、それぞれ、アーム部51,52の支持孔51a,52aの後端内縁に当接する(図6(b),図8(b),図9(b)参照)。
この当接状態では、図8(b)に示すように、支持軸11aが、支持孔51aの懐部51a2内に位置するため、該懐部51a2との嵌合や摩擦等により、元の状態(図8(a)参照)に戻り難くなる。
そして、この回転後の位置で、軸筒10は、第二の付勢部材70に引っ張られて、キャップ部40及びアーム部51,52に対し近付き、支持軸11a,11bの外周面を、それぞれ支持孔51a,52aの後端内縁に当接させて静止する(図11(d),図8(e)及び図9(e)参照)。
よって、複数のキャップ付き筆記具1を省スペースに接続することができ、ひいては、当該キャップ付き筆記具1の収納性や搬送性等を向上することができる。
次に、本実施の形態の他の具体例について説明する。なお、以下に示すキャップ付き筆記具において、上述したキャップ付き筆記具1と略同構造の箇所については、同一の符号を付けることで重複する詳細説明を省略する。
その上、図11(c)に示すように、筆記部20がアーム部51,52よりも前方へ突出する量を多く確保でき、ひいては、アーム部51,52が筆記面(例えば紙面等)に接触するのを防ぐこともできる。
逆に、支持軸11a,11bの基軸部11a1,11b1とアーム部51,52との係合のみで回転時及び進退時のがたつきを十分に防止できれば、前記先端軸部11a3及び補助案内溝51b等の構成を省くことも可能である。
11:本体部 11a,11b:支持軸
11c:接続部 11d:被接続部
12:筒状保持部 20:筆記部
40:キャップ部 51,52:アーム部
51a,52a:支持孔 60:第一の付勢部材
70:第二の付勢部材
Claims (8)
- 軸筒と、該軸筒から突出した筆記部と、該筆記部に被せられたキャップ部と、該キャップ部を前端側に接続したアーム部とを備え、
前記軸筒は、筆記部軸方向に対し直交する一方向の寸法が、該一方向に直交し且つ筆記部軸方向に対しても直交する他方向の寸法よりも小さい扁平状に形成され、
前記キャップ部は、前記軸筒に相対し筆記部軸方向に沿って後退することにより前記筆記部に被さり逆方向へ前進することにより前記筆記部から離隔するように設けられ、
前記アーム部は、前記キャップ部が前記筆記部から離隔した状態で、前記一方向へ回動するように、前記軸筒に枢支されていることを特徴とするキャップ付き筆記具。 - 前記アーム部は、前記軸筒に対し筆記部軸方向へ進退可能に枢支され、この進退によって前記キャップ部を前記筆記部に被せたり前記筆記部から離隔したりすることを特徴とする請求項1記載のキャップ付き筆記具。
- 前記アーム部と前記軸筒とのうちの一方に、支持軸を設けるとともに、その他方には前記支持軸を回転可能且つ進退可能に支持する長尺状の支持孔を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のキャップ付き筆記具。
- 前記アーム部は、前記軸筒を間に置くようにして一対に設けられることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載のキャップ付き筆記具。
- 前記キャップ部が前記筆記部から離隔した際に前記キャップ部及び前記アーム部を回動させるように、付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のキャップ付き筆記具。
- 前記付勢部材は、一端側を前記軸筒に係合するとともに他端側を前記アーム部に係合して、前記アーム部の回転中心部の周りに設けられたねじりコイルバネであることを特徴とする請求項5記載のキャップ付き筆記具。
- 前記アーム部を後退方向へ付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載のキャップ付き筆記具。
- 前記軸筒は、前記一方向における一端側の面に接続部を有するとともに、同一方向における他端側の面には、前記接続部に着脱可能な被接続部を有することを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載のキャップ付き筆記具。
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Citations (4)
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