JP2014090532A - 回転電機のステータ - Google Patents
回転電機のステータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014090532A JP2014090532A JP2012237822A JP2012237822A JP2014090532A JP 2014090532 A JP2014090532 A JP 2014090532A JP 2012237822 A JP2012237822 A JP 2012237822A JP 2012237822 A JP2012237822 A JP 2012237822A JP 2014090532 A JP2014090532 A JP 2014090532A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- phase
- circumferential direction
- extending
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
【課題】巻線の引き出し線の絶縁性を維持可能な回転電機のステータを提供する。
【解決手段】同一相又は全ての相の複数の引き出し線は、周方向に引き回された引き回し部19aと、引き回し部19aの周方向の所定の箇所から、導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b外部に向かって延出する延出部19cと、引き回し部19aと延出部19cとを接続する湾曲部19bと、出部19cにおいて、中性端子N、バスバーU、V、Wにより複数の引き出し線が互いに結合された結合部19dと、を有する。ステータ10は、湾曲部19bにおいて、複数の引き出し線を導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって押圧するクリップ90を備える。
【選択図】図8
【解決手段】同一相又は全ての相の複数の引き出し線は、周方向に引き回された引き回し部19aと、引き回し部19aの周方向の所定の箇所から、導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b外部に向かって延出する延出部19cと、引き回し部19aと延出部19cとを接続する湾曲部19bと、出部19cにおいて、中性端子N、バスバーU、V、Wにより複数の引き出し線が互いに結合された結合部19dと、を有する。ステータ10は、湾曲部19bにおいて、複数の引き出し線を導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって押圧するクリップ90を備える。
【選択図】図8
Description
本発明は、回転電機のステータに関する。
従来から、分割コアと、分割コアの一部を囲繞するインシュレータと、インシュレータを介して分割コアを巻回するコイルと、を有するステータ片を環状に複数配置して形成される回転電機のステータにおいて、各ステータ片のコイルの端末部を入力端子に接続された環状導線(バスリング)に接続する回転電機、例えば、モータが広範に採用されている。
このような回転電機のステータにおいては、相数に応じた数のバスリングが用意され、同一相のコイルの端末部がターミナルを介して1つのバスリングに電気的に接続される。そのため、コイルの端末部の結線処理に必要な部品が多く、回転電機の製造コストが増大すると共に、該結線処理の作業が煩雑であるため生産性の低下を招くことが懸念されていた。
このような問題に対応するものとして、図19に示すように、環状に配置された固定子コア111と、固定子コア111に設けられ、且つ固定子コア111の周方向へ互いに間隔を置いて配置されたU相、V相及びW相のコイル部112(112U、112V、112W)と、各コイル部112から引き出されて固定子コア111に沿ってそれぞれ配線され、所定の口出し部において、同相ごとにまとめて接続された複数のコイル引き出し線113(113U、113V、113W)と、固定子コア111に取り付けられ、コイル部112及びコイル引き出し線113と固定子コア111との間に介在する複数の絶縁取付部材114と、を有する固定子103が知られている(特許文献1参照)。
ここで、各コイル部112(例えば、U相のコイル部112U)のそれぞれから引き出された同相のコイル引き出し線113(例えば、U相のコイル引き出し線113U)は、固定子103に設けられた口出し部において、スリーブ(結線部材)118により6本まとめて接続されている。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、スリーブ118が、コイル引き出し線113を径方向に延出する延出部113Aにおいて結線しており、コイル引き出し線113(113U)の湾曲部113Bには拘束力が付与されていない。この構成では、延出部113Aが収縮し、湾曲部113Bを絶縁取付部材114の外径側へ引っ張る力が働く場合、コイル引き出し線113が絶縁取付部材114と擦れ合い、あるいはコイル引き出し線113同士が擦れ合い、コイル引き出し線113の絶縁被覆が損傷し、絶縁劣化が発生する虞がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、巻線の引き出し線の絶縁性を維持可能な回転電機のステータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
複数相の巻線(後述の実施形態における巻線18a)と、
各相の巻線の引き出し線が収容されるとともに周方向に引き回される収容部(後述の実施形態における導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b)と、
を備え、
前記収容部内に同一相又は全ての相の複数の引き出し線が収容されている回転電機のステータ(後述の実施形態におけるステータ10)であって、
前記同一相又は全ての相の複数の引き出し線は、
周方向に引き回された引き回し部(後述の実施形態における引き回し部19a)と、
前記引き回し部の周方向の所定の箇所から、前記収容部外部に向かって延出する延出部(後述の実施形態における延出部19c)と、
前記引き回し部と前記延出部とを接続する湾曲部(後述の実施形態における湾曲部19b)と、
前記延出部において、端子部材(後述の実施形態における中性端子N、バスバーU、V、W)により複数の引き出し線が互いに結合された結合部(後述の実施形態における結合部19d)と、
を有し、
前記湾曲部において、複数の引き出し線を前記収容部内に向かって押圧する固定部材(後述の実施形態におけるクリップ90)を備える
ことを特徴とする。
複数相の巻線(後述の実施形態における巻線18a)と、
各相の巻線の引き出し線が収容されるとともに周方向に引き回される収容部(後述の実施形態における導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b)と、
を備え、
前記収容部内に同一相又は全ての相の複数の引き出し線が収容されている回転電機のステータ(後述の実施形態におけるステータ10)であって、
前記同一相又は全ての相の複数の引き出し線は、
周方向に引き回された引き回し部(後述の実施形態における引き回し部19a)と、
前記引き回し部の周方向の所定の箇所から、前記収容部外部に向かって延出する延出部(後述の実施形態における延出部19c)と、
前記引き回し部と前記延出部とを接続する湾曲部(後述の実施形態における湾曲部19b)と、
前記延出部において、端子部材(後述の実施形態における中性端子N、バスバーU、V、W)により複数の引き出し線が互いに結合された結合部(後述の実施形態における結合部19d)と、
を有し、
前記湾曲部において、複数の引き出し線を前記収容部内に向かって押圧する固定部材(後述の実施形態におけるクリップ90)を備える
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え
前記固定部材は、
前記延出部において複数の引き出し線を束ねる筒状部(後述の実施形態における筒状部92)と、
前記筒状部から前記収容部内に向かって前記湾曲部に沿って延びた押圧部(後述の実施形態における押圧部94)と、
を有し、
前記筒状部を塑性変形させることにより、前記押圧部が前記湾曲部を前記収容部内に向かって押圧する
ことを特徴とする。
前記固定部材は、
前記延出部において複数の引き出し線を束ねる筒状部(後述の実施形態における筒状部92)と、
前記筒状部から前記収容部内に向かって前記湾曲部に沿って延びた押圧部(後述の実施形態における押圧部94)と、
を有し、
前記筒状部を塑性変形させることにより、前記押圧部が前記湾曲部を前記収容部内に向かって押圧する
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え
前記湾曲部は、周方向一方側に引き回された前記引き回し部と、周方向他方側に引き回された前記引き回し部と、が合流して構成されており、
前記押圧部は、前記湾曲部の周方向一方側及び周方向他方側に設けられている
ことを特徴とする。
前記湾曲部は、周方向一方側に引き回された前記引き回し部と、周方向他方側に引き回された前記引き回し部と、が合流して構成されており、
前記押圧部は、前記湾曲部の周方向一方側及び周方向他方側に設けられている
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の構成に加え
前記押圧部の幅(後述の実施形態における回転軸方向幅)は、前記収容部の幅(後述の実施形態における回転軸方向幅)よりも狭い
ことを特徴とする。
前記押圧部の幅(後述の実施形態における回転軸方向幅)は、前記収容部の幅(後述の実施形態における回転軸方向幅)よりも狭い
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか1項に記載の構成に加え
前記筒状部の前記延出部と対向する対向面(後述の実施形態における内面92b)には、前記筒状部と前記延出部との絶縁を確保する絶縁部材(後述の実施形態における絶縁部材96)が設けられ、
前記押圧部は、前記筒状部の絶縁部材から前記収容部に向かって前記湾曲部に沿って延びると共に、絶縁材料から形成されている
ことを特徴とする。
前記筒状部の前記延出部と対向する対向面(後述の実施形態における内面92b)には、前記筒状部と前記延出部との絶縁を確保する絶縁部材(後述の実施形態における絶縁部材96)が設けられ、
前記押圧部は、前記筒状部の絶縁部材から前記収容部に向かって前記湾曲部に沿って延びると共に、絶縁材料から形成されている
ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成に加え
前記筒状部の前記延出部と対向する対向面のうち、前記絶縁部材が設けられていない面(後述の実施形態における回転軸方向両側の2つの内面92b)は、前記延出部と離間している
ことを特徴とする。
前記筒状部の前記延出部と対向する対向面のうち、前記絶縁部材が設けられていない面(後述の実施形態における回転軸方向両側の2つの内面92b)は、前記延出部と離間している
ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜5の何れか1項に記載の構成に加え
前記固定部材は、前記筒状部から前記収容部側に向かって前記延出部及び前記湾曲部の側面(後述の実施形態における回転軸方向両側面)を押える凸部(後述の実施形態における)をさらに有する
ことを特徴とする。
前記固定部材は、前記筒状部から前記収容部側に向かって前記延出部及び前記湾曲部の側面(後述の実施形態における回転軸方向両側面)を押える凸部(後述の実施形態における)をさらに有する
ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載の構成に加え
前記固定部材は、絶縁材料から形成されるカバー(後述の実施形態におけるカバー99)によって覆われている
ことを特徴とする。
前記固定部材は、絶縁材料から形成されるカバー(後述の実施形態におけるカバー99)によって覆われている
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、湾曲部において、複数の引き出し線を収容部内に向かって押圧する固定部材を備える。したがって、回転電機の運転時の温度変化によって、端子部材あるいは延出部が収縮し、湾曲部を収容部外側へ引っ張る力が働く場合でも、固定部材によって湾曲部における複数の引き出し線を収容部内に向かって押圧することが出来るため、湾曲部又は引き回し部において複数の引き出し線がばらけて振動してしまうことを抑制出来る。
したがって、引き出し線が収容部と擦れ合ってしまうこと、あるいは引き出し線同士が擦れ合ってしまうことを抑制出来、引き出し線の絶縁被覆が損傷してしまうことを抑制出来る。
したがって、引き出し線が収容部と擦れ合ってしまうこと、あるいは引き出し線同士が擦れ合ってしまうことを抑制出来、引き出し線の絶縁被覆が損傷してしまうことを抑制出来る。
請求項2に記載の発明によれば、固定部材の筒状部を塑性変形させることにより、押圧部が湾曲部を収容部内に向かって押圧する。すなわち、押圧部を直接塑性変形させないので、収容部に過大な力が加わることを防止出来、収容部の損傷を抑制することが出来る。
請求項3に記載の発明によれば、湾曲部は、周方向一方側に引き回された引き回し部と、周方向他方側に引き回された引き回し部と、が合流して構成されており、押圧部は、湾曲部の周方向一方側及び周方向他方側に設けられている。そのため、押圧部が湾曲部を収容部内に向かって押圧する際に、湾曲部を周方向の両側から押圧することが出来る。したがって、周方向一方側に引き回された引き回し部と、周方向他方側に引き回された引き回し部と、が合流するように引き出し線が引き回されている場合でも、湾曲部において複数の引き出し線がばらけてしまうことを効果的に抑制出来る。
請求項4に記載の発明によれば、押圧部の幅は、収容部の幅よりも狭い。したがって、押圧部が収容部内に向かって引き出し線を押さえつける際に、収容部の側面(壁部)に接触してしまうことを抑制出来、複数の引き出し線をより確実に押さえつけることが出来る。
請求項5に記載の発明によれば、筒状部の延出部と対向する対向面には、筒状部と延出部との絶縁を確保する絶縁部材が設けられ、押圧部は、筒状部の絶縁部材から収容部に向かって湾曲部に沿って延びると共に、絶縁材料から形成される。したがって、筒状部を塑性変形させることにより、押圧部が湾曲部を収容部内に向かって押圧する際に、固定部材と引き出し線とが直接当接せず、引き出し線の絶縁被覆の損傷を抑制することが出来る。
また、仮に引き出し線の絶縁被覆が損傷してしまった場合でも、固定部材と引き出し線とが導通してしまうことを抑制出来る。このため、固定部材と、他の相の引き出し線、又は他の相の引き出し線の固定部材、又はステータホルダ等の周辺部品と、が電気的に短絡してしまうことを抑制出来る。
また、湾曲部の押圧部との対向面は電流密度が高くなりやすいが、当該構成によれば、絶縁を確保出来る
また、仮に引き出し線の絶縁被覆が損傷してしまった場合でも、固定部材と引き出し線とが導通してしまうことを抑制出来る。このため、固定部材と、他の相の引き出し線、又は他の相の引き出し線の固定部材、又はステータホルダ等の周辺部品と、が電気的に短絡してしまうことを抑制出来る。
また、湾曲部の押圧部との対向面は電流密度が高くなりやすいが、当該構成によれば、絶縁を確保出来る
請求項6に記載の発明によれば、筒状部の延出部と対向する対向面のうち、絶縁部材が設けられていない面は、延出部と離間しているので、固定部材と引き出し線とが導通してしまうことをさらに効果的に抑制出来る。
請求項7に記載の発明によれば、筒状部から収容部側に向かって延出部及び湾曲部の側面を押える凸部をさらに有するので、引き出し線の側面も押さえつけることが出来、引き出し線をさらに安定的に保持することが出来る。
請求項8に記載の発明によれば、固定部材は、絶縁材料から形成されるカバーによって覆われているので、当該固定部材と、他の相の引き出し線、又は他の相の引き出し線の固定部材、又はステータホルダ等の周辺部品と、が電気的に短絡してしまうことを抑制出来る。
本発明に係る回転電機のステータの各実施形態について、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る回転電機のステータ10の平面図である。ステータ10は、その内部に設けられる図示しないロータと組み合わされて回転電機を構成し、例えば、電動機又は発電機として用いられる。
図1は、本実施形態に係る回転電機のステータ10の平面図である。ステータ10は、その内部に設けられる図示しないロータと組み合わされて回転電機を構成し、例えば、電動機又は発電機として用いられる。
ステータ10は、いわゆる3相Y型結線の突極巻のステータであり、中空状のホルダ12と、3相の入力端子を形成するバスバー(端子部材)U、V、Wと、中性点を形成する中性端子(端子部材)Nと、ホルダ12の内周面12aに沿って複数(図1では18個)のステータ片14を環状に配置して形成される環状ステータ群16と、を備えている。
環状ステータ群16は、U相、V相、W相のコイル18をそれぞれ有するステータ片14を6つずつ含む。この場合、環状ステータ群16では、複数のステータ片14を環状に配置することにより、U相(U1相〜U6相)、V相(V1相〜V6相)、及び、W相(W1相〜W6相)の各コイル18が、図1の時計回りに、U1、V1、W1、U2、…、U6、V6、W6の順番に並ぶように配置される。
次に、U1相〜U6相、V1相〜V6相及びW1相〜W6相のコイル18を有する各ステータ片14のうち、代表的に、1個のステータ片14の構成について説明する。なお、ここで説明するステータ片14の構成は、全ての相のステータ片14に共通する構成である。
図2及び図3に示すように、ステータ片14は、プレスにより打ち抜いた略T字状の金属板(鋼板)22を回転軸方向(矢印A方向)に複数枚積層して構成される分割コア24と、分割コア24を電気的に絶縁するインシュレータ26と、インシュレータ26を介して分割コア24に巻回される巻線18aにより構成されるコイル18と、を有する。巻線18aは、断面長方形状の平角線である。
略T字状の分割コア24は、外径側(矢印B1方向)において周方向(矢印C方向)に沿って延在するヨーク部24aと、ヨーク部24aから内径側(矢印B2方向)に向かって延在する磁極部24bと、から構成される。また、ヨーク部24aの矢印C2方向の端部には、略半円状の嵌合凹部32が形成され、ヨーク部24aの矢印C1方向の端部には、嵌合凹部32に対応した略半円状の嵌合凸部34が形成されている。
インシュレータ26は、可撓性を有する樹脂等の電気絶縁材料で構成されている。インシュレータ26は、巻線18aが巻回される巻回部38と、巻回部38から矢印B1方向に突出し、巻線18aの引き出し線(始端部又は終端部)を矢印C方向に沿ってバスバーU、V、W及び中性端子Nの箇所にまで引き回して案内するための案内部40と、を有している。なお、以降、巻線18aの引き出し線のうち、案内部40によって周方向(矢印C方向)に引き回されて案内される部分を引き回し部19aと呼ぶ。
巻回部38は、矢印A方向に嵌合可能な上側巻回部38aと下側巻回部38bと、から構成される。
上側巻回部38aは、断面略U字状に形成された上側巻回部本体42aと、上側巻回部本体42aの内径側(矢印B2方向)の端部に立設する上側内周壁44aと、上側内周壁44aと対向するように、上側巻回部本体42aの矢印B1方向の端部に立設する上側外周壁46aと、を有する。
下側巻回部38bは、上側巻回部本体42aと対向するように断面略U字状に形成された下側巻回部本体42bと、上側内周壁44aと対向するように下側巻回部本体42bの矢印B2方向の端部に立設する下側内周壁44bと、下側内周壁44bと対向するように下側巻回部本体42bの矢印B1方向の端部に立設する下側外周壁46bと、を有する。
従って、分割コア24の磁極部24bを挟み込むように上側巻回部38aと下側巻回部38bとを嵌合させると、上側巻回部本体42aと下側巻回部本体42b、上側内周壁44aと下側内周壁44b、及び、上側外周壁46aと下側外周壁46bは、それぞれ、一部が重なり合って結合する。すなわち、上側巻回部38aの下方から下側巻回部38bが挿入されることで、上側巻回部38aと下側巻回部38bとが一体化されて巻回部38が構成され、該巻回部38の中央部には、矢印B方向に沿って孔48が形成される。これにより、孔48に磁極部24bが嵌まり込む一方で、巻回部38における上側内周壁44a及び下側内周壁44bと、上側外周壁46a及び下側外周壁46bとの間の箇所に巻線18aが巻回されることによりコイル18が構成される。
一方、案内部40は、上側外周壁46aの上端部近傍から矢印B1方向に突出するように設けられている。
案内部40は、板状部材50と、板状部材50上に形成され、図1の平面視で略U字状の導線収容部52と、導線収容部52の背後(矢印B2方向の背面における矢印C1方向側の箇所)に形成され、巻回部38に巻回された巻線18aの終端部を固定する終端固定部54と、から構成される。
導線収容部52は、巻回部38に巻回された巻線18aの引き出し線の引き回し部19aを矢印C方向に収納できるように構成されている。
すなわち、導線収容部52は、板状部材50の矢印C2方向側と矢印C1方向側とにそれぞれ立設するブロック52a、52bと、ブロック52a、52bの矢印B2方向の背面を連結する連結部52cと、から構成される。図4に示すように、ブロック52aには、矢印C方向に沿って延在し、巻線18aの引き出し線の引き回し部19aを収容可能な回転軸方向幅(矢印A方向に沿った長さ)及び径方向幅(矢印B方向に沿った長さ)を有する導線端部保持溝56a〜62aが、回転軸方向(矢印A方向)に所定間隔で設けられている。一方、ブロック52bにも、ブロック52aと同様に、矢印C方向に沿って延在し、巻線18aの引き出し線の引き回し部19aを収容可能な回転軸方向幅及び径方向幅を有する導線端部保持溝56b〜62bが、矢印A方向に所定間隔で設けられている。なお、図2〜図5に示すように、導線端部保持溝56aと導線端部保持溝56b、導線端部保持溝58aと導線端部保持溝58b、導線端部保持溝60aと導線端部保持溝60b、導線端部保持溝62aと導線端部保持溝62bは、互いに略同一の形状とされている。
また、ブロック52aにおいて導線端部保持溝56a〜62aを画成する部分は、該ブロック52aの本体部64aから矢印B1方向及び矢印C2方向に平板状に延在する庇状の壁部66a〜74aとして構成される。ブロック52bについても、ブロック52aの場合と同様に、導線端部保持溝56b〜62bを画成する部分は、ブロック52bの本体部64bから矢印B1方向及び矢印C1方向に平板状に延在する庇状の壁部66b〜74bとして構成される。なお、壁部72a、72b間は、連結部76により矢印C方向に連結されている。
ところで、環状ステータ群16において、各ステータ片14では、同一形状の平角線の巻線18aがそれぞれ巻回されてコイル18を構成する。導線収容部52では、巻線18aの引き出し線の引き回し部19aについて、平角線の長辺側を矢印A方向に沿わせた状態で(図5参照)、矢印C方向に引き回し、各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bに収容する。そのため、図4及び図5に示すように、各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bは、略同一の形状を有する。また、図5に示すように、各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bのうち、最上部の導線端部保持溝56a、56bの径方向幅(矢印B方向に沿った長さ)は、他の導線端部保持溝58a〜62a、58b〜62bの径方向幅よりも大きい。さらに、他の導線端部保持溝58a〜62a、58b〜62bの径方向幅は、略同一である。
そして、導線端部保持溝56aと導線端部保持溝56b、導線端部保持溝58aと導線端部保持溝58b、導線端部保持溝60aと導線端部保持溝60b、導線端部保持溝62aと導線端部保持溝62bには、互いに同相の巻線18aの引き出し線の引き回し部19aが引き回され、収容される。
ここで、導線端部保持溝56aと導線端部保持溝56bに収容される引き回し部19aは、U1相〜U3相、V1相〜V3相、W1相、W2相、W6相のコイル18を構成するものが周方向一方側(図1中、時計回り)に引き回され、U4相〜U6相、V4相〜V6相、W3相〜W5相のコイル18を構成するものが周方向他方側(図1中、反時計回り)に引き回される。
また、導線端部保持溝58aと導線端部保持溝58bに収容される引き回し部19aは、U1相〜U3相のコイル18を構成するものが周方向一方側(図1中、時計回り)に引き回され、U4相〜U6相のコイル18を構成するものが周方向他方側(図1中、反時計回り)に引き回される。
また、導線端部保持溝60aと導線端部保持溝60bに収容される引き回し部19aは、V1相、V2相、V6相のコイル18を構成するものが周方向一方側(図1中、時計回り)に引き回され、V3相〜V5相のコイル18を構成するものが周方向他方側(図1中、反時計回り)に引き回される。
また、導線端部保持溝62aと導線端部保持溝62bに収容される引き回し部19aは、W1相、W2相、W6相のコイル18を構成するものが周方向一方側(図1中、時計回り)に引き回され、W3相〜W5相のコイル18を構成するものが周方向他方側(図1中、反時計回り)に引き回される。
そのため、最も径方向幅が大きい導線端部保持溝56a、56bには、U1相〜U3相、V1相〜V3相、W1相、W2相、W6相からの9本の巻線18a、又はU4相〜U6相、V4相〜V6相、W3相〜W5相からの9本の巻線18aが引き回されて収容される。この場合、ブロック52bの背後には、巻線18aの終端部を固定する終端固定部54が配設されている。終端固定部54は、図7に示すように、巻線18aの長辺側の幅と略同じ幅を有し、ブロック52bに沿って矢印A方向に立設する立設部54aと、該立設部54aの矢印B2方向側から膨出する壁部54bとから構成される。従って、各ステータ片14において、自己の巻回部38に巻回された巻線18aの終端部は、平角線の長辺側を立設部54aの表面に沿わせ、且つ、短辺側を壁部54b及びブロック52bに沿わせた状態で終端固定部54に固定され、導線端部保持溝56a、56bに引き回される。なお、図5では、引き回しの一例として、各巻線18aを導線端部保持溝56a、56bに引き回して収容した場合の引き出し部19aを図示している。
また、導線端部保持溝56a、56bよりも径方向幅が小さい他の導線端部保持溝58a〜62a、58b〜62bについても、導線端部保持溝58a、58bには、U1相〜U3相の合計で3本、又はU4相〜U6相の合計で3本の巻線18aが引き回されて収容され、導線端部保持溝60a、60bには、V1相、V2相、V6相の合計で3本、又はV3相〜V5相の合計で3本の巻線18aが引き回されて収容され、導線端部保持溝62a、62bには、W1相、W2相、W6相の合計で3本、又はW3相〜W5相の合計で3本の巻線18aが引き回されて収容される。
このように、導線端部保持溝56a、56bは、全ての相の巻線18aの引き出し線の引き回し部19aを収容するとともに、周方向に引き回す収容部を構成し、また、導線端部保持溝58a〜62a、58b〜62bは、各相の巻線18aの引き出し線の引き回し部19aを収容するとともに、周方向に引き回す収容部をそれぞれ構成する。
さらに、各壁部66a〜74a、66b〜74bには、各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bに面して、矢印B方向に延在する凸部又は凹部が形成されている。
具体的に、ブロック52aにおいて、壁部66a〜72aの下面には、導線端部保持溝56a〜62aに面して、矢印B方向に延在する円弧状の凹部80a〜86aがそれぞれ形成されている。一方、壁部68a〜74aの上面には、導線端部保持溝56a〜62aに面して、矢印B方向に延在する円弧状の凸部88a〜94aが、凹部80a〜86aに対向するように、それぞれ形成されている。
これに対して、ブロック52bにおいては、壁部66b〜72bの下面に凸部88b〜94bが形成される一方で、壁部68b〜74bの上面に凹部80b〜86bが形成される。
具体的に、壁部66b〜72bの下面には、導線端部保持溝56b〜62bに面して、矢印B方向に延在する円弧状の凸部88b〜94bがそれぞれ形成されている。一方、壁部68b〜74bの上面には、導線端部保持溝56b〜62bに面して、矢印B方向に延在する円弧状の凹部80b〜86bが、凸部88b〜94bに対向するように、それぞれ形成されている。
ここで、図4及び図5に示すように、各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bの底面100a〜106a、100b〜106b(本体部64a、64bの矢印B1方向の表面)に対して平角線の長辺側を沿わせた状態で、各巻線18aの引き出し線の引き回し部19aを各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bに引き回すと、各巻線18aの引き出し線の引き回し部19aは、下記のようにしてそれぞれ収容される。
すなわち、前述のように、各ステータ片14において、一方のブロック52aの壁部66a〜72aの下面には、導線端部保持溝56a〜62aに面して凹部80a〜86aが形成されると共に、壁部68a〜74aの上面には、導線端部保持溝56a〜62aに面して、凹部80a〜86aと対向するように凸部88a〜94aが形成されている。また、他方のブロック52bの壁部66b〜72bの下面には、導線端部保持溝56b〜62bに面して凸部88b〜94bが形成されると共に、壁部68b〜74bの上面には、導線端部保持溝56b〜62bに面して、凸部88b〜94bと対向するように凹部80b〜86bが形成されている。
つまり、図4及び図6の正面視で、導線端部保持溝56aと導線端部保持溝56b、導線端部保持溝58aと導線端部保持溝58b、導線端部保持溝60aと導線端部保持溝60b、及び、導線端部保持溝62aと導線端部保持溝62bは、凹部80a〜86a、80b〜86b及び凸部88a〜94a、88b〜94bが矢印C方向に沿って交互に設けられることにより、波状に形成されている。
そのため、各引き回し部19aを導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bにそれぞれ収容する際、各引き回し部19aは、凹部80a〜86a、80b〜86b及び凸部88a〜94a、88b〜94bに沿ってそれぞれ変形する(曲がる)。この結果、引き回し後、凹部80a〜86a、80b〜86b及び凸部88a〜94a、88b〜94bによって曲げられた変形部分には、スプリングバック効果により凸部88a〜94a、88b〜94b側に戻ろうとする反力が作用する。この反力によって、上記変形部分は、凸部88a〜94a、88b〜94bに押し付けられる形となり、この結果、各巻線18aの引き出し線の引き回し部19aは、凸部88a〜94a、88b〜94bに確実に保持された状態で、導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bにそれぞれ波状に収容される。したがって、回転電機の動作時に、巻線18aが振動によって壁部66a、66b、68a、68bと摺れてしまい、該巻線18aの絶縁被膜が破壊することを抑制できる。
また、図1に示すように、導線端部保持溝56a及び56bに収容される引き回し部19aは、周方向一方側(図1中、時計回り)に引き回される9本の巻線18aの引き出し線と、周方向他方側(図1中、反時計回り)に引き回される9本の巻線18aの引き出し線と、が中点端子Nと周方向にオーバーラップする位置において合流する。
同様に、各導線端部保持溝58a〜62a、58b〜62bに収容される引き回し部19aは、周方向一方側(図1中、時計回り)に引き回される3本の巻線18aの引き出し線と、周方向他方側(図1中、反時計回り)に引き回される3本の巻線18aの引き出し線と、がそれぞれバスバーU、V、Wと周方向にオーバーラップする位置において合流する。
これら合流した巻線18aの引き出し線は、各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bの外部(外径側)に向かって湾曲して湾曲部19bを形成し、さらに、当該湾曲部19bから外径側に向かって延出して延出部19cを形成する。さらに、複数の巻線18aの引き出し線は、延出部19cの外径端においてそれぞれ中性端子N、バスバーU、V、Wにフュージングで互いに結合された結合部19dを有する。
ここで、図8、図9、図10に示すように、本実施形態のステータ10は、湾曲部19bにおいて、複数の巻線18aの引き出し線を各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって、すなわち内径側に向かって押圧する金属製のクリップ(固定部材)90を備える。
なお、図8には、クリップ90が、U相のコイル18を構成する巻線18aの引き出し線の湾曲部19bを押圧する様子を示されており、図9には、クリップ90が、W相のコイル18を構成する巻線18aの引き出し線の湾曲部19bを押圧する様子を示されている。また、図10に示すように、U相、V相、W相のコイル18を構成する引き出し線を押圧するクリップ90に比べて、中性点における引き出し線を押圧するクリップ90の方が周方向幅が大きいが、両者の基本的構成は同一である。
クリップ90は、延出部19cの内径側端部、すなわち延出部19cの湾曲部19bが接続する部分において、複数の引き出し線を束ねる筒状部92と、筒状部92の周方向両側から各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって湾曲部19bに沿って延びた一対の押圧部94と、を有する。
筒状部92は、その内部に延出部19cの断面形状と略等しい断面矩形状の空孔92aを有している。したがって、筒状部92の内部で延出部19cと対向する4つの内面92b(対向面)は、延出部19cと当接して、当該延出部19cを筒状部92の空孔92a内に保持する。
押圧部94は、湾曲部19bの周方向一方側及び周方向他方側に設けられ、その内径面が湾曲部19bの外径面に当接しており、湾曲部19bを各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって押圧する。また、押圧部94が壁部66a〜74a、66b〜74bに接触しないように、押圧部94の回転軸方向幅は、導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bの回転軸方向幅よりも狭く設定されている。また、押圧部94は、その先端の外径が、各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bを形成する壁部66a〜74a、66b〜74bの外径と略等しく設定されており、壁部66a〜74a、66b〜74bの外径側に突出しないように形成されている。
このように構成されたクリップ90を、巻線18aの引き出し線に対して組み付ける方法について、以下説明する。
まず、図11に示すように、延出部19cの外径端を中性端子N、又はバスバーU、V、Wによってフュージングする前の状態において、クリップ90を延出部19cに対して挿入する。挿入は、筒状部92が延出部19cの内径側端部の周囲に位置するまで行われる。このとき、クリップ90の筒状部92の空孔92a(図9参照)は、延出部19cの断面形状と略等しく、又は僅かに大きく形成されており、クリップ90の延出部19cに対する挿入がスムーズに行われる。
次に、図12に示すように、一対のクランプ部材98によって、筒状部92を周方向両側から周方向内側に向かってクランピングすることによって、塑性変形させる。ここで、クランプ部材98は、筒状部92と対向する面が平面であり、押圧部94と対向する面が当該押圧部94の表面形状に対応する曲面とされている。クランプ部材98をこのような形状とすることによって、押圧部94には直接的にクランピング力を付与せず、筒状部92のみにクランピング力を付与するように構成している。
クランピングされた筒状部92は、その空孔92aが延出部19cの断面形状と略等しい形状となるまで塑性変形されて、当該延出部19cを確実に保持する。このとき、筒状部92が塑性変形することにより、筒状部92に接続された押圧部94も塑性変形し、湾曲部19bを各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって押圧する。
なお、押圧部94の湾曲部19bに対する押圧力の調整は、筒状部92の塑性変形量、すなわち筒状部92に対するクランピング力を管理することによって行うことが可能である。これにより、湾曲部19bにおける引き出し線を適当な押圧力で保持することが可能であり、各導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bに過大な押圧力が働くことを抑制可能である。
以上説明したように、本実施形態の回転電機のステータ10によれば、湾曲部19bにおいて、複数の引き出し線を導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって押圧するクリップ90を備える。したがって、回転電機の運転時の温度変化によって、バスバーU、V、W、中性端子Nあるいは延出部19cが収縮し、湾曲部19bを導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b外側(外径側)へ引っ張る力が働く場合でも、クリップ90によって湾曲部19bにおける複数の引き出し線を導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって押圧することが出来るため、湾曲部19b又は引き回し部19aにおいて複数の引き出し線がばらけて振動してしまうことを抑制出来る。
したがって、引き出し線が導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bと擦れ合ってしまうこと、あるいは引き出し線同士が擦れ合ってしまうことを抑制出来、引き出し線の絶縁被覆が損傷してしまうことを抑制出来る。
したがって、引き出し線が導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bと擦れ合ってしまうこと、あるいは引き出し線同士が擦れ合ってしまうことを抑制出来、引き出し線の絶縁被覆が損傷してしまうことを抑制出来る。
また、クリップ90の筒状部92を塑性変形させることにより、押圧部94が湾曲部19bを導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって押圧する。すなわち、押圧部94を直接塑性変形させないので、導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bに過大な力が加わることを防止出来、導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bの損傷を抑制することが出来る。
また、湾曲部19bは、周方向一方側に引き回された引き回し部19aと、周方向他方側に引き回された引き回し部19aと、が合流して構成されており、押圧部94は、湾曲部19bの周方向一方側及び周方向他方側に設けられている。そのため、押圧部94が湾曲部19bを導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって押圧する際に、湾曲部19bを周方向の両側から押圧することが出来る。したがって、周方向一方側に引き回された引き回し部19aと、周方向他方側に引き回された引き回し部19aと、が合流するように引き出し線が引き回されている場合でも、湾曲部19bにおいて複数の引き出し線がばらけてしまうことを効果的に抑制出来る。
また、押圧部94の回転軸方向幅は、導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bの回転軸方向幅よりも狭く設定されているので、押圧部94が導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって引き出し線を押さえつける際に、導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bの側面(壁部66a〜74a、66b〜74b)に接触してしまうことを抑制出来、複数の引き出し線をより確実に押さえつけることが出来る。
なお、本発明は上記した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
(変形例1)
例えば、図13、図14、図15に示すように、クリップ90の筒状部92は、延出部19cと対向する4つの内面92bのうち、周方向両側の2つの内面92bに、筒状部92と延出部19cとの絶縁を確保する一対の絶縁部材96が設けられる構成としてもよい。
例えば、図13、図14、図15に示すように、クリップ90の筒状部92は、延出部19cと対向する4つの内面92bのうち、周方向両側の2つの内面92bに、筒状部92と延出部19cとの絶縁を確保する一対の絶縁部材96が設けられる構成としてもよい。
絶縁部材96は、樹脂やゴム等の絶縁性を有する材料から形成されており、延出部19c及び筒状部92と周方向に当接して、筒状部92よりも外径及び内径側に延在する基部96aと、基部96aの外径側端部から周方向に突出し、その内径面が筒状部92の外径面と当接する外径側凸部96bと、基部96aの内径側端部から周方向に突出し、その外径面が筒状部92の内径面と当接する内径側凸部96cと、を有する。なお、外径側凸部96bの径方向幅は、内径側凸部96cの径方向幅よりも大きく設定されている。
また、押圧部94は、絶縁部材96の基部96aの内径側端部から、導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bに向かって、湾曲部19bに沿って延びている。すなわち、押圧部94は、絶縁部材96と一体に形成されており、樹脂やゴム等の絶縁材料から構成される。
以上説明したように本変形例によれば、筒状部92の延出部19cと対向する内面92bには、筒状部92と延出部19cとの絶縁を確保する絶縁部材96が設けられ、押圧部94は、筒状部92の絶縁部材96から導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62bに向かって湾曲部19bに沿って延びると共に、絶縁材料から形成される。したがって、筒状部92を塑性変形させることにより、押圧部94が湾曲部19bを導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b内に向かって押圧する際に、クリップ90と引き出し線とが直接当接せず、引き出し線の絶縁被覆の損傷を抑制することが出来る。
また、仮に引き出し線の絶縁被覆が損傷してしまった場合でも、クリップ90の金属部分と引き出し線とが導通してしまうことを抑制出来る。このため、クリップ90の金属部分と、他の相の引き出し線、又は他の相の引き出し線のクリップ90、又はホルダ12等の周辺部品と、が電気的に短絡してしまうことを抑制出来る。
また、湾曲部19bの押圧部94との対向面は電流密度が高くなりやすいが、本変形の構成によれば、絶縁を確保出来る。
また、仮に引き出し線の絶縁被覆が損傷してしまった場合でも、クリップ90の金属部分と引き出し線とが導通してしまうことを抑制出来る。このため、クリップ90の金属部分と、他の相の引き出し線、又は他の相の引き出し線のクリップ90、又はホルダ12等の周辺部品と、が電気的に短絡してしまうことを抑制出来る。
また、湾曲部19bの押圧部94との対向面は電流密度が高くなりやすいが、本変形の構成によれば、絶縁を確保出来る。
なお、筒状部92の延出部19cと対向する4つの内面92bのうち、絶縁部材96が設けられていない面、すなわち回転軸方向両側の2つの内面92bは、延出部19cと離間することが望ましい。このように構成することで、クリップ90の金属部分と引き出し線とが導通してしまうことをさらに効果的に抑制出来る。
(変形例2)
また、変形例2として、図16及び図17に示すように、クリップ90は、筒状部92の回転軸方向両側の周方向中間部から、それぞれ導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b側(内径側)に向かって延びる一対の凸部93を有する構成としても良い。
また、変形例2として、図16及び図17に示すように、クリップ90は、筒状部92の回転軸方向両側の周方向中間部から、それぞれ導線端部保持溝56a〜62a、56b〜62b側(内径側)に向かって延びる一対の凸部93を有する構成としても良い。
一対の凸部93は、延出部19c及び湾曲部19bの回転軸方向両側面を押さえて挟み込み、引き出し線の保持を安定化させる。なお、凸部93の内径は、壁部66a〜74a、66b〜74bの外径よりも大きくなるように設定されており、凸部93と壁部66a〜74a、66b〜74bとの接触が防止される。
(変形例3)
また、変形例3として、図18に示すように、クリップ90は、樹脂やゴム等の絶縁材料から形成されるカバー99によって覆われる構成としてもよい。より具体的に、カバー99は、クリップ90の外径側と、筒状部92及び押圧部94の外径側端部の周囲と、を覆っており、少なくとも壁部66a〜74a、66b〜74bよりも外径側、より望ましくはホルダ12よりも外径側に位置している。
また、変形例3として、図18に示すように、クリップ90は、樹脂やゴム等の絶縁材料から形成されるカバー99によって覆われる構成としてもよい。より具体的に、カバー99は、クリップ90の外径側と、筒状部92及び押圧部94の外径側端部の周囲と、を覆っており、少なくとも壁部66a〜74a、66b〜74bよりも外径側、より望ましくはホルダ12よりも外径側に位置している。
これにより、カバー99と、壁部66a〜74a、66b〜74b又はホルダ12と、の接触を防ぎつつ、クリップ90と、他の相の引き出し線、又は他の相の引き出し線のクリップ90、又はホルダ12等の周辺部品と、が電気的に短絡してしまうことを抑制出来る。
なお、上述した実施形態においては、周方向両側から合流した巻線18aの引き出し線は、外径側に向かって湾曲して湾曲部19bを形成するとしたが、回転軸方向に向かって湾曲することにより湾曲部19bを形成しても構わない(不図示)。この場合、延出部19cは、回転軸方向に向かって延出して、その端部において中性端子N又はバスバーU、V、Wで互いに結合される。
また、湾曲部19bは、必ずしも、周方向一方側及び周方向他方側から引回された引き回し部19aが合流して構成される必要はなく、周方向一方側のみに引き回された引き回し部19aが外部(外径側)に向かって湾曲することによって湾曲部19bを形成しても構わない。
10 ステータ
12 ホルダ
12a 内周面
14 ステータ片
16 環状ステータ群
18 コイル
18a 巻線
19a 引き回し部
19b 湾曲部
19c 延出部
19d 結合部
22 金属板
24 分割コア
24a ヨーク部
24b 磁極部
26 インシュレータ
56a〜62a、56b〜62b 導線端部保持溝(収容部)
64a、64b 本体部
66a〜74a、66b〜74b 壁部
76 連結部
80a〜86a、80b〜86b 凹部
88a〜94a、88b〜94b 凸部
90 クリップ(固定部材)
92 筒状部
92a 空孔
92b 内面(対向面)
94 押圧部
96 絶縁部材
96a 基部
96b 外径側凸部
96c 内径側凸部
98 クランプ部材
99 カバー
100a〜106a、100b〜106b 底面
N 中性端子(端子部材)
U、V、W バスバー(端子部材)
12 ホルダ
12a 内周面
14 ステータ片
16 環状ステータ群
18 コイル
18a 巻線
19a 引き回し部
19b 湾曲部
19c 延出部
19d 結合部
22 金属板
24 分割コア
24a ヨーク部
24b 磁極部
26 インシュレータ
56a〜62a、56b〜62b 導線端部保持溝(収容部)
64a、64b 本体部
66a〜74a、66b〜74b 壁部
76 連結部
80a〜86a、80b〜86b 凹部
88a〜94a、88b〜94b 凸部
90 クリップ(固定部材)
92 筒状部
92a 空孔
92b 内面(対向面)
94 押圧部
96 絶縁部材
96a 基部
96b 外径側凸部
96c 内径側凸部
98 クランプ部材
99 カバー
100a〜106a、100b〜106b 底面
N 中性端子(端子部材)
U、V、W バスバー(端子部材)
Claims (8)
- 複数相の巻線と、
各相の巻線の引き出し線が収容されるとともに周方向に引き回される収容部と、
を備え、
前記収容部内に同一相又は全ての相の複数の引き出し線が収容されている回転電機のステータであって、
前記同一相又は全ての相の複数の引き出し線は、
周方向に引き回された引き回し部と、
前記引き回し部の周方向の所定の箇所から、前記収容部外部に向かって延出する延出部と、
前記引き回し部と前記延出部とを接続する湾曲部と、
前記延出部において、端子部材により複数の引き出し線が互いに結合された結合部と、
を有し、
前記湾曲部において、複数の引き出し線を前記収容部内に向かって押圧する固定部材を備える
ことを特徴とする回転電機のステータ。 - 前記固定部材は、
前記延出部において複数の引き出し線を束ねる筒状部と、
前記筒状部から前記収容部内に向かって前記湾曲部に沿って延びた押圧部と、
を有し、
前記筒状部を塑性変形させることにより、前記押圧部が前記湾曲部を前記収容部内に向かって押圧する
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機のステータ。 - 前記湾曲部は、周方向一方側に引き回された前記引き回し部と、周方向他方側に引き回された前記引き回し部と、が合流して構成されており、
前記押圧部は、前記湾曲部の周方向一方側及び周方向他方側に設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機のステータ。 - 前記押圧部の幅は、前記収容部の幅よりも狭い
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の回転電機のステータ。 - 前記筒状部の前記延出部と対向する対向面には、前記筒状部と前記延出部との絶縁を確保する絶縁部材が設けられ、
前記押圧部は、前記筒状部の絶縁部材から前記収容部に向かって前記湾曲部に沿って延びると共に、絶縁材料から形成されている
ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の回転電機のステータ。 - 前記筒状部の前記延出部と対向する対向面のうち、前記絶縁部材が設けられていない面は、前記延出部と離間している
ことを特徴とする請求項5に記載の回転電機のステータ。 - 前記固定部材は、前記筒状部から前記収容部側に向かって前記延出部及び前記湾曲部の側面を押える凸部をさらに有する
ことを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の回転電機のステータ。 - 前記固定部材は、絶縁材料から形成されるカバーによって覆われている
ことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の回転電機のステータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012237822A JP2014090532A (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 回転電機のステータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012237822A JP2014090532A (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 回転電機のステータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014090532A true JP2014090532A (ja) | 2014-05-15 |
Family
ID=50791993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012237822A Pending JP2014090532A (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 回転電機のステータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014090532A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017034906A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 本田技研工業株式会社 | 導線束保持装置及び導線束保持方法 |
| CN112544029A (zh) * | 2018-08-17 | 2021-03-23 | 三菱电机株式会社 | 旋转电机 |
| WO2025192435A1 (ja) * | 2024-03-11 | 2025-09-18 | 日本発條株式会社 | 接続構造及びこれを用いた回転電機のステーター |
| US12549052B2 (en) * | 2021-07-01 | 2026-02-10 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Coil wire module |
-
2012
- 2012-10-29 JP JP2012237822A patent/JP2014090532A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017034906A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 本田技研工業株式会社 | 導線束保持装置及び導線束保持方法 |
| CN112544029A (zh) * | 2018-08-17 | 2021-03-23 | 三菱电机株式会社 | 旋转电机 |
| US12549052B2 (en) * | 2021-07-01 | 2026-02-10 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Coil wire module |
| WO2025192435A1 (ja) * | 2024-03-11 | 2025-09-18 | 日本発條株式会社 | 接続構造及びこれを用いた回転電機のステーター |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20130257200A1 (en) | In-Vehicle Motor and Electric Power Steering Device Including the Same | |
| EP1988619B1 (en) | Rotary electric machine, power distribution unit therefor and method for assembling rotary electric machine | |
| JP6465203B2 (ja) | ステータ | |
| EP2369722A2 (en) | Stator for rotary electrical machine | |
| JP2012228007A (ja) | バスバー装置、ステータ、モータ及びステータの製造方法 | |
| JP2009261082A (ja) | 回転電機の集配電リング | |
| JP4344695B2 (ja) | アウタロータ型多極発電機用ステータ及びその組立方法 | |
| US9887601B2 (en) | Stator of rotary electric machine | |
| WO2020261866A1 (ja) | バスバー及びモータ | |
| JP2007174869A (ja) | インシュレータ、ステータアセンブリ、セグメントステータ、及び回転電機用ステータ | |
| CN220915003U (zh) | 马达的定子 | |
| JP5986798B2 (ja) | モータのステータ | |
| JP2014090532A (ja) | 回転電機のステータ | |
| JP5813359B2 (ja) | 回転電機 | |
| JP5965207B2 (ja) | モータのステータ | |
| JP2023044972A (ja) | 巻線ホルダ | |
| US20180115211A1 (en) | Rotary electric machine | |
| JP2012105372A (ja) | 外転型の電動機 | |
| JP2012228154A (ja) | 回転電機 | |
| JP4465396B2 (ja) | 回転電機の配電接続構造および回転電機の配電接続構造の製造方法 | |
| JP2010183660A (ja) | ステータ、ブラシレスモータ、ステータの製造方法、及び、ブラシレスモータの製造方法 | |
| CN112531932A (zh) | 一种电机定子及电机 | |
| JP7786294B2 (ja) | 電機子及び回転電機 | |
| JP2006191733A (ja) | 回転電機の巻線接続構造 | |
| JP7800212B2 (ja) | 電機子及び回転電機 |