JP2014087958A - タイヤ用加硫機 - Google Patents
タイヤ用加硫機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014087958A JP2014087958A JP2012238533A JP2012238533A JP2014087958A JP 2014087958 A JP2014087958 A JP 2014087958A JP 2012238533 A JP2012238533 A JP 2012238533A JP 2012238533 A JP2012238533 A JP 2012238533A JP 2014087958 A JP2014087958 A JP 2014087958A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- valve
- vulcanizer
- signal
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 14
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 7
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 16
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 13
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 12
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 9
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- NIPNSKYNPDTRPC-UHFFFAOYSA-N N-[2-oxo-2-(2,4,6,7-tetrahydrotriazolo[4,5-c]pyridin-5-yl)ethyl]-2-[[3-(trifluoromethoxy)phenyl]methylamino]pyrimidine-5-carboxamide Chemical compound O=C(CNC(=O)C=1C=NC(=NC=1)NCC1=CC(=CC=C1)OC(F)(F)F)N1CC2=C(CC1)NN=N2 NIPNSKYNPDTRPC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 235000008331 Pinus X rigitaeda Nutrition 0.000 description 3
- 235000011613 Pinus brutia Nutrition 0.000 description 3
- 241000018646 Pinus brutia Species 0.000 description 3
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 3
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 2
- 230000009545 invasion Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 241000239290 Araneae Species 0.000 description 1
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011297 pine tar Substances 0.000 description 1
- 229940068124 pine tar Drugs 0.000 description 1
- 239000000565 sealant Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000011269 tar Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
【課題】高品質なタイヤを安定に生産しうる加硫機2の提供。
【解決手段】この加硫機2は、(1)予備成形によって得たローカバー8が内部に投入されるモールド4と、(2)開閉により上記モールド4と上記ローカバー8とで囲まれた空間内にある気体の排出を調節するバルブ34と、(3)上記バルブ34を閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部36と、(4)上記第一信号に基づいて上記バルブ34を閉じるトリガーとなる第二信号を出力する制御部38とを備えている。上記モールド4は、上記ローカバー8と当接してタイヤの外面を形作るキャビティ面28と、このキャビティ面28と外部とを連通する通り道32とを備えている。上記バルブ34は、上記通り道32に連結されている。上記制御部38の第二信号に基づいて上記バルブ34が閉じると、上記通り道32は閉塞される。
【選択図】図1
【解決手段】この加硫機2は、(1)予備成形によって得たローカバー8が内部に投入されるモールド4と、(2)開閉により上記モールド4と上記ローカバー8とで囲まれた空間内にある気体の排出を調節するバルブ34と、(3)上記バルブ34を閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部36と、(4)上記第一信号に基づいて上記バルブ34を閉じるトリガーとなる第二信号を出力する制御部38とを備えている。上記モールド4は、上記ローカバー8と当接してタイヤの外面を形作るキャビティ面28と、このキャビティ面28と外部とを連通する通り道32とを備えている。上記バルブ34は、上記通り道32に連結されている。上記制御部38の第二信号に基づいて上記バルブ34が閉じると、上記通り道32は閉塞される。
【選択図】図1
Description
本発明は、タイヤ用加硫機に関する。
タイヤの製造のためには、加硫機が用いられる。加硫機は、モールド及びブラダーを備えている。タイヤは、モールドとブラダーとに囲まれたキャビティにおいてローカバー(未架橋タイヤとも称される)を加圧及び加熱することにより得られる。
加圧及び加熱のとき、膨張したブラダーがモールドのキャビティ面にローカバーを押し付ける。ゴムが流動し、キャビティ面とローカバーとの間にあるエアが排出される。ゴムがキャビティ面にめり込み、タイヤの外面が形成される。
ローカバーとキャビティ面との間に、エアが残留することがある。この場合、タイヤの表面にベアが形成されてしまう。ベアは、タイヤの品質を損なう。
モールドに、ベントホールを設けることがある。ベントホールは、エアの排出を促す。ベントホールは、ベアの発生を防止する。しかし、このベントホールには、ゴムが流入してしまう。この場合、タイヤの表面にスピューが形成される。スピューは、タイヤの外観を損なう。スピューは切削によって除去されうるが、この切削には手間がかかる。
ベア及びスピューの発生を防止するために、タイヤ用加硫機について様々な検討がなされている。この検討の例が、下記の特許文献1〜3に開示されている。
モールドとして、割モールドを用いることがある。このモールドは、円弧状のトレッドセグメントを備えている。このモールドでは、複数のセグメントが並べられることで、リング状のキャビティ面が形成される。
セグメントの、隣接するセグメントに対向する面は、「分割面」と称されている。分割面とこの分割面に隣接する他の分割面との間には、微小な間隙が生じる。この間隙を通じて、エアが排出される。
このモールドでは、隙間の維持は難しい。このため、このモールドには、大きな隙間が生じることがある。大きな隙間には、ゴムが流入してしまう。この流入は、タイヤの外観を損ねる。
加硫工程では、モールドとブラダーとに囲まれたキャビティにおいてローカバーは加圧及び加熱される。このとき、ローカバーから松ヤニが発生する。松ヤニは、モールドのキャビティ面を汚染する。この汚染は、高品質なタイヤの生産に影響する。タイヤの製造では、必要に応じて、キャビティ面が洗浄され、キャビティ面の汚れが除去される。
キャビティ面の洗浄のとき、汚れに起因した微粉が発生する。この場合、微粉がモールドの隙間に詰まることがある。この詰まりは、エアの排出を損ねる。
このモールドでは、一の隙間とこの一の隙間の隣に位置する他の隙間までの距離はセグメントの大きさと同等である。この距離は長い。このため、この隙間から遠い位置にあるエアが十分に排出されないことがある。この場合、ベアが発生してしまう。
ベアの防止の観点から、真空ポンプを用いて、エアの排出を促すことがある。ローカバーの外側を真空に引きながらタイヤを製造する方法は、真空加硫とも称されている。真空加硫では、モールドにベントホールが有ると、このベントホールにゴムが流入しタイヤの表面にスピューが形成されてしまう。モールドにベントホールが無ければスピューは防止できるが、ローカバーの外側を真空に引くことが技術的に困難となる。
前述したように、ベントホールにはゴムが流入する。この流入の防止の観点から、ベントプラグ(ベントホール開閉弁とも称されている。)を用いることがある。このベントプラグは、ベントホールに挿入される。ベントプラグは、ローカバーがこれに接触するとベントホールを機械的に閉じる役割を果たす。
前述したように、タイヤの製造のとき、松ヤニが発生する。この松ヤニがベントプラグ付着すると、このベントプラグに目詰まりが生じることがある。モールドの洗浄時に発生する微粉も、ベントプラグに目詰まりを招来する恐れがある。目詰まりは、エアの排出を損ねる。エアの排出の維持の観点から、ベントプラグは高い頻度で交換される。この交換は、タイヤの生産性に影響する。
本発明の目的は、高品質なタイヤを安定に生産しうる加硫機の提供にある。
本発明に係るタイヤの加硫機は、
(1)予備成形によって得たローカバーが内部に投入されるモールドと、
(2)開閉により上記モールドと上記ローカバーとで囲まれた空間内にある気体の排出を調節するバルブと、
(3)上記バルブを閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部と、
(4)上記第一信号に基づいて上記バルブを閉じるトリガーとなる第二信号を出力する制御部とを備えている。上記モールドは、上記ローカバーと当接してタイヤの外面を形作るキャビティ面と、このキャビティ面と外部とを連通する通り道とを備えている。上記バルブは、上記通り道に連結されている。上記制御部の第二信号に基づいて上記バルブが閉じると、上記通り道は閉塞される。
(1)予備成形によって得たローカバーが内部に投入されるモールドと、
(2)開閉により上記モールドと上記ローカバーとで囲まれた空間内にある気体の排出を調節するバルブと、
(3)上記バルブを閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部と、
(4)上記第一信号に基づいて上記バルブを閉じるトリガーとなる第二信号を出力する制御部とを備えている。上記モールドは、上記ローカバーと当接してタイヤの外面を形作るキャビティ面と、このキャビティ面と外部とを連通する通り道とを備えている。上記バルブは、上記通り道に連結されている。上記制御部の第二信号に基づいて上記バルブが閉じると、上記通り道は閉塞される。
好ましくは、このタイヤの加硫機では、上記発信部はセンサーである。この発信部は、タイマーであってもよい。
本発明に係る他のタイヤの加硫機は、
(1)予備成形によって得たローカバーが内部に投入されるモールドと、
(2)開閉により上記モールドと上記ローカバーとで囲まれた空間内にある気体の排出を調節する複数のバルブと、
(3)上記複数のバルブのそれぞれについて、このバルブを閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部と
(4)上記第一信号に基づいて上記バルブを閉じるトリガーとなる第二信号を出力する制御部とを備えている。上記モールドは、上記ローカバーと当接してタイヤの外面を形作るキャビティ面と、このキャビティ面と外部とを連通する複数の通り道とを備えている。上記複数の通り道は、それぞれ独立している。それぞれのバルブは、それぞれの通り道に連結されている。上記制御部の第二信号に基づいて上記バルブが閉じると、上記通り道は閉塞される。
(1)予備成形によって得たローカバーが内部に投入されるモールドと、
(2)開閉により上記モールドと上記ローカバーとで囲まれた空間内にある気体の排出を調節する複数のバルブと、
(3)上記複数のバルブのそれぞれについて、このバルブを閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部と
(4)上記第一信号に基づいて上記バルブを閉じるトリガーとなる第二信号を出力する制御部とを備えている。上記モールドは、上記ローカバーと当接してタイヤの外面を形作るキャビティ面と、このキャビティ面と外部とを連通する複数の通り道とを備えている。上記複数の通り道は、それぞれ独立している。それぞれのバルブは、それぞれの通り道に連結されている。上記制御部の第二信号に基づいて上記バルブが閉じると、上記通り道は閉塞される。
本発明に係る加硫機では、スピュー及びベアの発生が抑えられる。この加硫機では、高品質なタイヤが安定に生産されうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示された加硫機2は、タイヤを製造する装置である。この加硫機2は、モールド4及びブラダー6を備えている。この図1には、予備成形によって得たローカバー8(未架橋タイヤとも称される)が、モールド4の内部に投入されている様子が示されている。この図1において、左右方向はタイヤの半径方向に相当する。上下方向は、タイヤの軸方向に相当する。この紙面において垂直な方向が、タイヤの周方向に相当する。
モールド4は、セクターシュー10と、セグメント12と、上下一対のサイドプレート14と、上下一対のベースプレート16とを備えている。このモールド4は、いわゆる「割モールド」である。なお、この加硫機2では、モールド4は割モールドに制限されない。このモールド4がツーピースモールドであってもよい。
セクターシュー10は、セグメント12の半径方向外側に位置している。図示されていないが、このモールド4は複数のセクターシュー10を備えている。これらセクターシュー10は、リング状に配置されている。各セクターシュー10の平面形状は、実質的に円弧状である。
セクターシュー10は、第一凹部18aと第一チャンネル20aとを備えている。第一凹部18aは、セグメント12と当接する面22a(以下、第一当接面)よりも凹んでいる。この第一凹部18aは、セグメント12とは当接しない。第一チャンネル20aは、貫通孔である。第一チャンネル20aの直径は、通常、1.0mm以上10.0mm以下である。第一チャンネル20aは、第一凹部18aからセクターシュー10の外側に向かって延在している。セクターシュー10の内側とその外側とは、第一チャンネル20a及び第一凹部18aにより連通されている。言い換えれば、第一チャンネル20a及び第一凹部18aからなる部分はセクターシュー10を貫通している。なお、この加硫機2では、第一チャンネル20aの数、配置等は製造するタイヤの仕様に応じて適宜決められる。第一凹部18aの数、配置等は、製造するタイヤの仕様に応じて適宜決められる。
セグメント12は、セクターシュー10の半径方向内側に位置している。セグメント12は、セクターシュー10に固定されている。図示されていないが、このモールド4は複数のセグメント12を備えている。これらセグメント12は、リング状に配置されている。各セグメント12の平面形状は、実質的に円弧状である。セグメント12は、その内面に第一成形面24aを備えている。第一成形面24aは、ローカバー8と当接し、タイヤのトレッド面を形作る。
セグメント12は、第一ベントホール26aをさらに備えている。第一ベントホール26aは、貫通孔である。第一ベントホール26aの直径は、通常、0.4mm以上2.0mm以下である。第一ベントホール26aは、第一成形面24aからセグメント12の外側に向かって延在している。第一ベントホール26aは、セグメント12の内側とその外側とを連通している。言い換えれば、第一ベントホール26aはセグメント12を貫通している。この加硫機2では、第一ベントホール26aの数、配置等は製造するタイヤの仕様に応じて適宜決められる。
セグメント12の数は、通常3以上20以下である。典型的なモールド4において、セグメント12の数は、例えば8個又は9個である。それぞれのセグメント12が、それぞれのセクターシュー10に合わせられるので、セクターシュー10の数はセグメント12のそれと同等である。したがって、セクターシュー10の数は、通常3以上20以下である。典型的なモールド4において、セクターシュー10の数は、例えば8個又は9個である。
サイドプレート14は、セグメント12の半径方向内側に位置している。サイドプレート14は、実質的にリング状である。サイドプレート14は、分割されていない。サイドプレート14は、ベースプレート16に固定されている。サイドプレート14は、その内面に第二成形面24bを備えている。第二成形面24bは、ローカバー8と当接し、タイヤの側面を形作る。
図示されているように、上側に位置するサイドプレート14は第二ベントホール26bをさらに備えている。第二ベントホール26bは、貫通孔である。第二ベントホール26bの直径は、通常、0.4mm以上2.0mm以下である。第二ベントホール26bは、第二成形面24bからサイドプレート14の外側に向かって延在している。第二ベントホール26bは、サイドプレート14の内側とその外側とを連通している。言い換えれば、第二ベントホール26bはサイドプレート14を貫通している。この加硫機2では、第二ベントホール26bの数、配置等は製造するタイヤの仕様に応じて適宜決められる。
ベースプレート16は、サイドプレート14の軸方向外側に位置している。ベースプレート16は、実質的にリング状である。ベースプレート16は、分割されていない。ベースプレート16は、サイドプレート14を固定している。
図示されているように、上側に位置するベースプレート16は第二凹部18bと第二チャンネル20bとを備えている。第二凹部18bは、サイドプレート14と当接する面22b(以下、第二当接面)よりも凹んでいる。この第二凹部18bは、サイドプレート14とは当接しない。第二チャンネル20bは、貫通孔である。第二チャンネル20bの直径は、通常、1.0mm以上10.0mm以下である。第二チャンネル20bは、第二凹部18bからベースプレート16の外側に向かって延在している。ベースプレート16の内側とその外側とは、第二チャンネル20b及び第二凹部18bにより連通されている。言い換えれば、第二チャンネル20b及び第二凹部18bからなる部分はベースプレート16を貫通している。なお、この加硫機2では、第二チャンネル20bの数、配置等は製造するタイヤの仕様に応じて適宜決められる。第二凹部18bの数、配置等は、製造するタイヤの仕様に応じて適宜決められる。
図1に示されたモールド4は、閉じられた状態にある。この状態において、セグメント12及びサイドプレート14が組み合わされ、キャビティ面28が構成される。このキャビティ面28は、セグメント12の第一成形面24a及びサイドプレート14の第二成形面24bからなる。このキャビティ面28は、ローカバー8と当接し、タイヤの外面を形作る。このモールド4は、ローカバー8と当接してタイヤの外面を形作るキャビティ面28を備えている。
図示されていないが、この加硫機2はモールド4の半径方向外側にコンテナをさらに備えている。コンテナは、リング状である。コンテナは、モールド4の外周面30に沿って周方向に延在している。この加硫機2は、コンテナを上方に持ち上げると、モールド4のセクターシュー10が半径方向外向きにスライドしうるように構成されている。前述したように、セグメント12はセクターシュー10に固定されている。このため、コンテナが上昇しセクターシュー10がスライドすると、セグメント12が半径方向外向きにスライドする。サイドプレート14はベースプレート16に固定されている。このため、上側に位置するベースプレート16が上方に持ち上げられるとサイドプレート14も上方に持ち上げられる。この加硫機2では、コンテナ及びベースプレート16を上昇させることによりモールド4は開かれる。
この加硫機2では、ベースプレート16が下降するとサイドプレート14も下降する。コンテナが下降すると、セグメント12が半径方向内向きにスライドする。この加硫機2では、ベースプレート16及びコンテナを下降させることによりモールド4は閉じられる。
この加硫機2では、好ましくは、モールド4の外周面30とコンテナの内周面は平滑な面とされる。これにより、モールド4とコンテナとの間から不意な気体の漏れが防止される。気密性の向上の観点から、モールド4の外周面30及びコンテナの内周面に、シール剤が塗布されてもよい。この場合、市販の合成系グリース(例えば、フッ素グリース)がシール剤として用いられる。
前述したように、セクターシュー10の第一凹部18a及び第一チャンネル20aからなる部分は、このセクターシュー10の内側及びその外側を連通している。セグメント12の第一ベントホール26aは、このセグメント12の内側及びその外側を連通している。図示されているように、セクターシュー10の第一凹部18aはセグメント12の第一ベントホール26aの口を覆う。これにより、第一ベントホール26a、第一凹部18a及び第一チャンネル20aからなる第一通り道32aが構成される。第一通り道32aは、モールド4のキャビティ面28からこのモールド4の外側に向かって延在している。第一通り道32aは、モールド4を貫通している。
前述したように、ベースプレート16の第二凹部18b及び第二チャンネル20bからなる部分は、このベースプレート16の内側及びその外側を連通している。サイドプレート14の第二ベントホール26bは、このサイドプレート14の内側及びその外側を連通している。図示されているように、ベースプレート16の第二凹部18bはサイドプレート14の第二ベントホール26bの口を覆う。これにより、第二ベントホール26b、第二凹部18b及び第二チャンネル20bからなる第二通り道32bが構成される。第二通り道32bは、モールド4のキャビティ面28からこのモールド4の外側に向かって延在している。第二通り道32bは、モールド4を貫通している。
このモールド4では、第一通り道32aはキャビティ面28の一部をなす第一成形面24aと外部とを連通している。第二通り道32bは、キャビティ面28の他の一部をなす第二成形面24bと外部とを連通している。言い換えれば、このモールド4はキャビティ面28と外部とを連通する通り道32を備えている。
このモールド4には、複数の第一通り道32aが設けられている。さらにこのモールド4には、複数の第二通り道32bが設けられている。言い換えれば、このモールド4は複数の通り道32を備えている。図から明らかなように、これら通り道32はそれぞれ独立している。一の通り道32と、この一の通り道32に隣接する他の通り道32とは繋がってはいない。
この加硫機2では、セクターシュー10の第一凹部18aは周方向に延在する溝で構成されている。図示されていないが、第一凹部18aは、周方向に間隔を開けて配置された複数の第一ベントホール26aの口を覆っている。このモールド4の第一通り道32aは、第一チャンネル20a、第一凹部18a及び複数の第一ベントホール26aから構成されている。この加硫機2では、ベースプレート16の第二凹部18bも、周方向に延在する溝で構成されている。図示されていないが、第二凹部18bは、周方向に間隔を開けて配置された複数の第二ベントホール26bの口を覆っている。このモールド4の第二通り道32bは、第二チャンネル20b、第二凹部18b及び複数の第二ベントホール26bから構成されている。
図から明らかなように、この加硫機2では、モールド4の上側の部分に通り道32が設けられている。この加硫機2では、このモールド4の下側の部分に通り道32が設けられてもよい。モールド4に配置される通り道32の数、配置等は、製造されるタイヤの仕様に応じて適宜決められる。
ブラダー6は、架橋ゴムからなる。ブラダー6は、袋状である。ブラダー6は、その内部が加圧媒体で満たされるように構成されている。ブラダー6に加圧媒体が充填されると、このブラダー6は膨張する。ブラダー6から加圧媒体が排出されると、このブラダー6は収縮する。加圧媒体としては、所定の温度に調節された窒素等のガスが例示される。
ブラダー6は、モールド4の内側に位置している。図から明らかなように、モールド4の内部にローカバー8が投入されたとき、ブラダー6はこのローカバー8の内側に位置する。モールド4とブラダー6とで囲まれた空間は、キャビティとも称されている。
この加硫機2は、前述の、モールド4及びブラダー6以外に、バルブ34、発信部36及び制御部38をさらに備えている。
バルブ34は、モールド4の通り道32に連結されている。詳細には、バルブ34は、モールド4の通り道32とパイプ40で繋がっている。この加硫機2では、バルブ34が開くと通り道32が開放される。バルブ34が閉じると、通り道32は閉塞される。この加硫機2では、ローカバー8をモールド4に投入してタイヤを製造するとき、このバルブ34の開閉により、モールド4とローカバー8とで囲まれた空間内にある気体の排出が調節される。このバルブ34としては、止め弁、逆止め弁、電磁弁、膨張弁及び圧力調整弁が例示される。図1に示された加硫機2では、バルブ34として電磁弁が用いられている。
この加硫機2には、複数のバルブ34が設けられている。図示されているように、この加硫機2では、それぞれのバルブ34がそれぞれの通り道32に連結されている。したがって、バルブ34の数は通り道32のそれと同等である。
発信部36は、信号(第一信号)を出力する部材である。後述するが、この加硫機2では、発信部36から発せられる第一信号はバルブ34を閉じる手がかりになる。このような発信部36として、例えば、センサーが挙げられる。
センサーは、温度、圧力等の物理量を検出する素子又は装置である。センサーとして温度センサーが選定された場合、温度センサーは温度を検出する。温度センサーは、温度を電気信号に変換し、第一信号として出力する。センサーとして圧力センサーが選定された場合、圧力センサーは圧力を検出する。圧力センサーは、圧力を電気信号に変換し、第一信号として出力する。このようなセンサーとしては、日本キスラー社製の商品名「直接式型内圧センサー」、「間接式型内圧センサー」及び「金型表面温度センサー」が挙げられる。
図1に示された加硫機2では、発信部36は温度センサーである。この加硫機2では、発信部36は、先端においてキャビティ面28の温度の検出ができるようにモールド4に埋め込まれている。これにより、キャビティ面28の温度が反映された第一信号がこの発信部36から発せられる。
制御部38は、発信部36から発せられた第一信号を受信する。この第一信号を手がかりに、制御部38はバルブ34を閉じるかどうかの判断をする。バルブ34を閉じるとの決定がされた場合、制御部38は第二信号を出力する。第二信号は、コード42を通じてバルブ34に伝達される。この出力された第二信号に基づいて、バルブ34は閉じられる。この加硫機2では、制御部38から出力される第二信号はバルブ34を閉じるトリガーとなる。このような制御部38として例えば、CPU(中央演算処理装置)が挙げられる。
図1に示された加硫機2を用いて、次のようにしてタイヤは製造される。予備成形によって、ローカバー8が得られる。加硫機2において、モールド4が開かれる。開かれたモールド4の内部にローカバー8が投入される。詳細には、ローカバー8は下側のサイドプレート14に載せられる。投入のとき、ブラダー6は収縮している。バルブ34は開かれている。
ローカバー8が投入されると、ブラダー6に加圧媒体が充填される。これにより、ブラダー6が膨張する。膨張したブラダー6はローカバー8の内面に当接する。
この製造方法では、モールド4が閉じられ、ブラダー6の内圧が高められる。ローカバー8はブラダー6によってモールド4のキャビティ面28に押しつけられる。これにより、ローカバー8は加圧及び加熱される。加圧と加熱とにより、ローカバー8のゴム組成物は流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。
図2に示されているように、モールド4が閉じられたとき、キャビティ面28の一部には、ローカバー8と接触していない部分が存在している。言い換えれば、モールド4とローカバー8とで囲まれた空間が存在している。
前述したように、ローカバー8はブラダー6によってモールド4のキャビティ面28に押しつけられる。これにより、前述の空間は狭められていく。そして、図3に示されているように、ローカバー8がキャビティ面28に当接し、この空間は消失する。この製造方法では、ローカバー8がキャビティ面28に当接していく過程において、空間内にある気体はモールド4の通り道32を通じて外部に排出される。これにより、気体の残留が抑えられるので、ベアが防止される。この加硫機2では、モールド4に複数の通り道32が設けられているので、気体が効果的にかつ十分に排出される。この加硫機2で製造されたタイヤでは、ベアの発生が十分に防止される。この加硫機2では、好ましくは、バルブ40を介して通り道32が真空ポンプと繋げられてもよい。この場合、真空ポンプがエアの排出に寄与しうる。エアの排出が促されるので、生産性が向上する。
モールド4に投入されるローカバー8の温度は、通常、モールド4の温度よりも低い。このため、ローカバー8がキャビティ面28に当接するとキャビティ面28の温度は低下する。
この加硫機2では、発信部36がキャビティ面28の温度を第一信号として逐次出力している。このため、ローカバー8がキャビティ面28に当接したことが不連続な温度変化として制御部38に伝えられる。
この加硫機2では、制御部38において、発信部36から伝えられる第一信号に基づいて単位時間あたりの温度の変化量が算出される。この変化量が、予め設定された閾値(例えば、5℃/1秒)と対比される。変化量が閾値を超えたとき、制御部38は、前述の、不連続な温度変化を検知する。この不連続な温度変化の検知により、バルブ34を閉じることが決定される。これにより、制御部38はバルブ34を閉じるトリガーとなる第二信号を出力する。この第二信号に基づいて、バルブ34が閉じられ、通り道32が閉塞される。なお、発信部36に圧力センサーを用いた場合、制御部38において不連続な圧力変化を検知することにより、第二信号が出力される。
この加硫機2では、キャビティ面28にローカバー8が接触すると、直ちにバルブ34は閉じられる。これにより、ローカバー8のゴム組成物のベントホール26への侵入が抑制される。この加硫機2によれば、スピューが防止される。
この加硫機2では、加硫工程の開始の時点では、モールド4とローカバー8とで囲まれた空間内にある気体は、加圧媒体が充填されたブラダー6により通り道32に押し出される。そして、開かれたバルブ34からこの気体は外部に放出される。その後キャビティ面28にローカバー8が接触すると、直ちにバルブ34が閉じられる。これにより、ローカバー8のゴム組成物のベントホール26への侵入が抑制される。この加硫機2では、ベア及びスピューが共に抑えられる。
図示されているように、この加硫機2には、複数の発信部36が設けられている。それぞれの発信部36は、それぞれの通り道32に近接する位置に設けられている。そして、前述したように、この加硫機2には、複数のバルブ34が設けられており、それぞれのバルブ34がそれぞれの通り道32に連結されている。この加硫機2では、それぞれの発信部36から発せられる第一信号を手がかりに、それぞれのバルブ34が閉じられる。この加硫機2では、ローカバー8がキャビティ面28に当接したところから順にバルブ34が閉じられ、通り道32が閉塞される。
図4に示されているのは、キャビティ面28の一部である。この図4において、両矢印Dは、キャビティ面28における、通り道32をなすベントホール26から発信部36までの最短距離を表している。
ローカバー8の当接位置に対応する通り道32が閉塞されるとの観点から、距離Dは5mm以下が好ましい。発信部36としてのセンサーの配置が容易との観点から、この距離Dは2mm以上が好ましい。
前述したように、この加硫機2では、セクターシュー10の第一凹部18aは周方向に延在する溝で構成されている。ベースプレート16の第二凹部18bも、周方向に延在する溝で構成されている。この加硫機2では、図1に示されたモールド4の断面において、それぞれの通り道32が閉塞するタイミングにずれが生じる。
この加硫機2では、複数の第一凹部18aが周方向に間隔を開けてセクターシュー10に設けられてもよい。複数の第二凹部18bが、周方向に間隔を開けてベースプレート16に設けられてもよい。これにより、周方向においても、通り道32の閉塞するタイミングにずれを招来させることが可能となる。
この加硫機2では、ローカバー8がキャビティ面28に当接したところから順にバルブ34が閉じられ、通り道32が閉塞されるので、モールド4とローカバー8とで囲まれた空間内にある気体が効率よく排出され、しかもゴム組成物のベントホール26への侵入が効果的に抑制される。この加硫機2では、ベア及びスピューの発生が十分に抑えられる。この加硫機2によれば、高品質なタイヤが安定に生産されうる。
前述したように、この加硫機2では、ローカバー8のゴム組成物のベントホール26への侵入が抑制される。モールド4のベントホール26にゴムが残存することが抑えられるので、モールド4の洗浄が容易である。しかもスピューの発生が防止されているので、スピューを切削するための工程が削減されうる。この加硫機2は、生産コストの低減に寄与しうる。
この加硫機2では、構成の簡素化の観点から、発信部36としてタイマーを用いてもよい。タイマーは、一定時間をおいて信号(第一信号)を出力する素子又は装置である。詳細には、タイマーは、時間を計測し、計測された時間が一定時間を経過すると、この時間の経過を知らせる第一信号を出力する。ところで、タイマーでは、ローカバー8がモールド4に当接したことを直接的に検知することはできない。このため、発信部36にタイマーを用いる場合、ローカバー8を投入してからこのローカバー8がキャビティ面28に当接するまでの時間が予想され、この予想された時間がタイマーに設定される。
発信部36にタイマーを用いた場合、タイマーから発せられる第一信号を制御部38が受信すると、バルブ34を閉じるトリガーとなる第二信号がこの制御部38から出力される。この第二信号に基づいて、バルブ34が閉じられる。これにより、通り道32が閉塞される。キャビティ面28にローカバー8が接触すると、直ちにバルブ34は閉じられるので、ローカバー8のゴム組成物のベントホール26への侵入が抑制される。発信部36にタイマーを選定した場合においても、スピューが防止される。
この加硫機2では、複数の通り道32のそれぞれに対応するように、発信部36として、複数のタイマーを設けることができる。この場合、それぞれのタイマーについて対応する通り道32の閉塞時間が設定される。これにより、センサーを発信部36に用いた場合と同様、ローカバー8がキャビティ面28に当接したところから順にバルブ34が閉じられ、通り道32が閉塞される。このため、発信部36にタイマーを用いた場合においても、モールド4とローカバー8とで囲まれた空間内にある気体が効率よく排出され、しかもゴム組成物のベントホール26への侵入が効果的に抑制される。この加硫機2では、ベア及びスピューの発生が十分に抑えられる。この加硫機2によれば、高品質なタイヤが安定に生産されうる。しかもこの場合、タイマーをセンサーのようにモールド4に埋め込む必要はない。タイマーの加硫機2への設置は、容易である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えた実施例1の加硫機が準備された。この加硫機のモールドは、割モールドとされた。このことが、表中、「割モールド」の欄に「Y」で表されている。このモールドには、ベントホールが設けられている。このことが、表中、「ベントホール」の欄に「Y」で表されている。この実施例1では、ベントホールはモールドを貫通する通り道の一部である。通り道には、バルブとしての電磁弁が連結された。バルブを閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部として、センサー(日本キスラー社製の商品名「直接式型内圧センサ(p−Tセンサ6188A」)が用いられた。この実施例1では、ローカバーがモールドに当接したところから順に、バルブが閉じられ、通り道が閉塞される。この実施例1では、通り道の閉塞されるタイミングに時間差がある。このことが、表中、「時間差」の欄に「Y」で表されている。この実施例1では、ベントプラグは用いていない。この実施例1では、真空加硫は採用していない。
図1に示された基本構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えた実施例1の加硫機が準備された。この加硫機のモールドは、割モールドとされた。このことが、表中、「割モールド」の欄に「Y」で表されている。このモールドには、ベントホールが設けられている。このことが、表中、「ベントホール」の欄に「Y」で表されている。この実施例1では、ベントホールはモールドを貫通する通り道の一部である。通り道には、バルブとしての電磁弁が連結された。バルブを閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部として、センサー(日本キスラー社製の商品名「直接式型内圧センサ(p−Tセンサ6188A」)が用いられた。この実施例1では、ローカバーがモールドに当接したところから順に、バルブが閉じられ、通り道が閉塞される。この実施例1では、通り道の閉塞されるタイミングに時間差がある。このことが、表中、「時間差」の欄に「Y」で表されている。この実施例1では、ベントプラグは用いていない。この実施例1では、真空加硫は採用していない。
[実施例2]
モールドを閉じてから10秒経過したときに、ローカバーがモールドに当接するタイミングとは無関係に、全ての通り道を同時に閉塞させるように設定した他は実施例1と同様の構成を有する、実施例2の加硫機を準備した。全ての通り道を同時に閉塞させる仕様であることが、表中、「時間差」の欄に「N」で表されている。
モールドを閉じてから10秒経過したときに、ローカバーがモールドに当接するタイミングとは無関係に、全ての通り道を同時に閉塞させるように設定した他は実施例1と同様の構成を有する、実施例2の加硫機を準備した。全ての通り道を同時に閉塞させる仕様であることが、表中、「時間差」の欄に「N」で表されている。
[実施例3]
バルブを介して通り道に真空ポンプを繋げた他は実施例1と同様の構成を有する、実施例3の加硫機を準備した。この実施例3では、真空加硫が採用されている。このことが、表中、「真空加硫」の欄に「Y」で表されている。
バルブを介して通り道に真空ポンプを繋げた他は実施例1と同様の構成を有する、実施例3の加硫機を準備した。この実施例3では、真空加硫が採用されている。このことが、表中、「真空加硫」の欄に「Y」で表されている。
[比較例1−3]
比較例1−3は、真空加硫の採用されていない、従来の加硫機である。比較例1−3では、モールドに従来の割モールドが用いられた。比較例1のモールドには、ベントホールが設けられている。比較例2のモールドには、ベントホールは設けられていない。比較例3のモールドでは、ベントプラグが用いられた。比較例3のモールドでベントプラグを用いたことが、表中、「ベントプラグ」の欄に「Y」で表されている。ベントプラグは、ローカバーが当たると閉じるように構成されている。したがって、この比較例3では、ベントプラグの閉じるタイミングに時間差がある。
比較例1−3は、真空加硫の採用されていない、従来の加硫機である。比較例1−3では、モールドに従来の割モールドが用いられた。比較例1のモールドには、ベントホールが設けられている。比較例2のモールドには、ベントホールは設けられていない。比較例3のモールドでは、ベントプラグが用いられた。比較例3のモールドでベントプラグを用いたことが、表中、「ベントプラグ」の欄に「Y」で表されている。ベントプラグは、ローカバーが当たると閉じるように構成されている。したがって、この比較例3では、ベントプラグの閉じるタイミングに時間差がある。
[比較例4−5]
比較例4−5は、真空加硫の採用された、従来の加硫機である。比較例4では、比較例2と同等のモールドが用いられた。比較例5では、比較例1と同等のモールドが用いられた。
比較例4−5は、真空加硫の採用された、従来の加硫機である。比較例4では、比較例2と同等のモールドが用いられた。比較例5では、比較例1と同等のモールドが用いられた。
[ベアの発生]
タイヤ(サイズ=195/65R15)を100本製作した。タイヤの外観を目視で観察し、ベアの発生状況を確認した。ベアの発生がなかったタイヤの本数が計数された。この計数値が下記の表1に示されている。この数値が大きいほど良好である。
タイヤ(サイズ=195/65R15)を100本製作した。タイヤの外観を目視で観察し、ベアの発生状況を確認した。ベアの発生がなかったタイヤの本数が計数された。この計数値が下記の表1に示されている。この数値が大きいほど良好である。
[スピューの発生]
製作した100本のタイヤのうち、5本のタイヤについて、外観を目視で詳細に観察し、スピューの発生状況を確認した。2mm以下の長さを有するスピューの本数が計数され、この計数値のベントホールの総数に対する比が算出された。この算出結果の平均値が、下記の表1に示されている。この数値が大きいほど良好である。
製作した100本のタイヤのうち、5本のタイヤについて、外観を目視で詳細に観察し、スピューの発生状況を確認した。2mm以下の長さを有するスピューの本数が計数され、この計数値のベントホールの総数に対する比が算出された。この算出結果の平均値が、下記の表1に示されている。この数値が大きいほど良好である。
[稼働率]
加硫機にモールドを組み込みタイヤの製造を開始してからメンテナンスのためにこのモールドを取り外すまでの時間に占める、ローカバーを実際に加硫していた時間の割合を算出した。この算出結果が、比較例1を100とした指数値で下記の表1に示されている。この数値が大きいほど良好である。
加硫機にモールドを組み込みタイヤの製造を開始してからメンテナンスのためにこのモールドを取り外すまでの時間に占める、ローカバーを実際に加硫していた時間の割合を算出した。この算出結果が、比較例1を100とした指数値で下記の表1に示されている。この数値が大きいほど良好である。
表1に示されるように、実施例の加硫機では、比較例の加硫機に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された加硫機は、様々なゴム製品の製造にも適用されうる。
2・・・加硫機
4・・・モールド
6・・・ブラダー
8・・・ローカバー
10・・・セクターシュー
12・・・セグメント
14・・・サイドプレート
16・・・ベースプレート
26a、26b、26・・・ベントホール
28・・・キャビティ面
32a、32b、32・・・通り道
34・・・バルブ
36・・・発信部
38・・・制御部
4・・・モールド
6・・・ブラダー
8・・・ローカバー
10・・・セクターシュー
12・・・セグメント
14・・・サイドプレート
16・・・ベースプレート
26a、26b、26・・・ベントホール
28・・・キャビティ面
32a、32b、32・・・通り道
34・・・バルブ
36・・・発信部
38・・・制御部
Claims (4)
- 予備成形によって得たローカバーが内部に投入されるモールドと、
開閉により上記モールドと上記ローカバーとで囲まれた空間内にある気体の排出を調節するバルブと、
上記バルブを閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部と、
上記第一信号に基づいて上記バルブを閉じるトリガーとなる第二信号を出力する制御部と
を備えており、
上記モールドが、上記ローカバーと当接してタイヤの外面を形作るキャビティ面と、このキャビティ面と外部とを連通する通り道とを備えており、
上記バルブが上記通り道に連結されており、
上記制御部の第二信号に基づいて上記バルブが閉じると、上記通り道が閉塞される、タイヤ用加硫機。 - 上記発信部がセンサーである、請求項1に記載のタイヤ用加硫機。
- 上記発信部がタイマーである、請求項1に記載のタイヤ用加硫機。
- 予備成形によって得たローカバーが内部に投入されるモールドと、
開閉により上記モールドと上記ローカバーとで囲まれた空間内にある気体の排出を調節する複数のバルブと、
上記複数のバルブのそれぞれについて、このバルブを閉じる手がかりになる第一信号を出力する発信部と
上記第一信号に基づいて上記バルブを閉じるトリガーとなる第二信号を出力する制御部と
を備えており、
上記モールドが、上記ローカバーと当接してタイヤの外面を形作るキャビティ面と、このキャビティ面と外部とを連通する複数の通り道とを備えており、
上記複数の通り道がそれぞれ独立しており、
それぞれのバルブがそれぞれの通り道に連結されており、
上記制御部の第二信号に基づいて上記バルブが閉じると、上記通り道が閉塞される、タイヤ用加硫機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012238533A JP2014087958A (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | タイヤ用加硫機 |
| CN201310459672.4A CN103786283A (zh) | 2012-10-30 | 2013-09-29 | 轮胎用硫化机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012238533A JP2014087958A (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | タイヤ用加硫機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014087958A true JP2014087958A (ja) | 2014-05-15 |
Family
ID=50662555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012238533A Pending JP2014087958A (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | タイヤ用加硫機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014087958A (ja) |
| CN (1) | CN103786283A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016068509A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 東洋ゴム工業株式会社 | 加硫成形装置 |
| JP2016074170A (ja) * | 2014-10-08 | 2016-05-12 | 東洋ゴム工業株式会社 | タイヤ加硫装置及びタイヤ加硫方法 |
| CN106363840A (zh) * | 2016-09-27 | 2017-02-01 | 正新橡胶(中国)有限公司 | 一种硫化模具 |
| JP2017109366A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | 東洋ゴム工業株式会社 | タイヤモールド |
| JP2018075728A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫用コンテナ |
| JP2019025779A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫装置 |
| JP2019025780A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫装置 |
| JP2019038110A (ja) * | 2017-08-22 | 2019-03-14 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫装置 |
| JP2019038111A (ja) * | 2017-08-22 | 2019-03-14 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫装置 |
| WO2020170544A1 (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-27 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫装置および方法 |
| KR20230131719A (ko) * | 2022-03-07 | 2023-09-14 | 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 | 타이어 가류용 진공컨테이너 사전 진공압 점검 장치 |
| WO2025115383A1 (ja) * | 2023-11-30 | 2025-06-05 | 株式会社ブリヂストン | タイヤモールド |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113119358A (zh) * | 2019-12-27 | 2021-07-16 | 浙江华和塑胶科技有限公司 | 一种高强度轮胎硫化胶囊及其生产工艺 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61209112A (ja) * | 1984-11-23 | 1986-09-17 | ザ ビー.エフ・グッドリッチ カンパニー | 無空気孔式タイヤ成形方法及び装置 |
| JPH11165319A (ja) * | 1997-12-03 | 1999-06-22 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ用モールド |
| JPH11207745A (ja) * | 1998-01-26 | 1999-08-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤの加硫金型及びそれを用いたタイヤの製造方法 |
| JP2003245923A (ja) * | 2002-02-25 | 2003-09-02 | Bridgestone Corp | ゴム成型品加硫モールド |
| JP2012111186A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Koito Mfg Co Ltd | 成形装置と成形方法 |
-
2012
- 2012-10-30 JP JP2012238533A patent/JP2014087958A/ja active Pending
-
2013
- 2013-09-29 CN CN201310459672.4A patent/CN103786283A/zh active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61209112A (ja) * | 1984-11-23 | 1986-09-17 | ザ ビー.エフ・グッドリッチ カンパニー | 無空気孔式タイヤ成形方法及び装置 |
| JPH11165319A (ja) * | 1997-12-03 | 1999-06-22 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ用モールド |
| JPH11207745A (ja) * | 1998-01-26 | 1999-08-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤの加硫金型及びそれを用いたタイヤの製造方法 |
| JP2003245923A (ja) * | 2002-02-25 | 2003-09-02 | Bridgestone Corp | ゴム成型品加硫モールド |
| JP2012111186A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Koito Mfg Co Ltd | 成形装置と成形方法 |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016068509A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 東洋ゴム工業株式会社 | 加硫成形装置 |
| JP2016074170A (ja) * | 2014-10-08 | 2016-05-12 | 東洋ゴム工業株式会社 | タイヤ加硫装置及びタイヤ加硫方法 |
| JP2017109366A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | 東洋ゴム工業株式会社 | タイヤモールド |
| US9815250B2 (en) | 2015-12-16 | 2017-11-14 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Tire mold |
| CN106363840A (zh) * | 2016-09-27 | 2017-02-01 | 正新橡胶(中国)有限公司 | 一种硫化模具 |
| JP2018075728A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫用コンテナ |
| JP2019025779A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫装置 |
| JP2019025780A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫装置 |
| JP2019038110A (ja) * | 2017-08-22 | 2019-03-14 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫装置 |
| JP2019038111A (ja) * | 2017-08-22 | 2019-03-14 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫装置 |
| WO2020170544A1 (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-27 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫装置および方法 |
| JP2020131604A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | 横浜ゴム株式会社 | タイヤ加硫装置および方法 |
| RU2770778C1 (ru) * | 2019-02-22 | 2022-04-21 | Дзе Йокогама Раббер Ко., Лтд. | Устройство и способ вулканизации шин |
| US20220134697A1 (en) * | 2019-02-22 | 2022-05-05 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Tire vulcanization device and method |
| KR20230131719A (ko) * | 2022-03-07 | 2023-09-14 | 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 | 타이어 가류용 진공컨테이너 사전 진공압 점검 장치 |
| KR102660393B1 (ko) | 2022-03-07 | 2024-04-23 | 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 | 타이어 가류용 진공컨테이너 사전 진공압 점검 장치 |
| WO2025115383A1 (ja) * | 2023-11-30 | 2025-06-05 | 株式会社ブリヂストン | タイヤモールド |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN103786283A (zh) | 2014-05-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2014087958A (ja) | タイヤ用加硫機 | |
| US10960622B2 (en) | Tire vulcanization mold and pneumatic tire | |
| JP2006175871A (ja) | 金型に通気孔を設ける方法および装置 | |
| JP2013103478A (ja) | ローカバー | |
| CN205631138U (zh) | 轮胎硫化模具及轮胎硫化装置 | |
| KR101672551B1 (ko) | 타이어용 몰드 | |
| JP2020131661A (ja) | タイヤ加硫装置および方法 | |
| KR101294563B1 (ko) | 그린 타이어 가황장치 | |
| JP6821953B2 (ja) | タイヤの製造方法 | |
| JP2007125786A (ja) | タイヤの加硫用金型及びタイヤの加硫方法 | |
| JP6939208B2 (ja) | タイヤ加硫方法 | |
| JP2009184276A (ja) | タイヤ加硫方法およびタイヤ加硫金型 | |
| JP6309392B2 (ja) | 更生タイヤの製造方法 | |
| JP2016097505A (ja) | 空気入りタイヤの製造方法及び空気入りタイヤ | |
| JP2020066211A (ja) | タイヤ加硫金型 | |
| JP5486375B2 (ja) | ゴム付円環部材の製造装置 | |
| JP6935700B2 (ja) | タイヤ加硫方法 | |
| JP2020104441A (ja) | タイヤ加硫装置 | |
| KR20230053092A (ko) | 타이어 제조용 가류금형 | |
| JP6495239B2 (ja) | タイヤ成型用金型、及びタイヤの製造方法 | |
| JP6367073B2 (ja) | タイヤ加硫装置及びタイヤ加硫方法 | |
| JP6453018B2 (ja) | 加硫成形装置 | |
| JP6742594B2 (ja) | タイヤ加硫用金型 | |
| JPH01184106A (ja) | ドーム型加硫装置 | |
| JP2013001157A (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140318 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140916 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140917 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150128 |