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JP2014082757A - 端末装置 - Google Patents

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JP2014082757A
JP2014082757A JP2013196048A JP2013196048A JP2014082757A JP 2014082757 A JP2014082757 A JP 2014082757A JP 2013196048 A JP2013196048 A JP 2013196048A JP 2013196048 A JP2013196048 A JP 2013196048A JP 2014082757 A JP2014082757 A JP 2014082757A
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由美 岡村
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Abstract

【課題】性質の異なったデータを効率的に処理する技術を提供する。
【解決手段】周期的アプリケーションデータ割当部160は、周期的にデータを送信すべき第1種のアプリケーションのデータをパケット信号に格納するための領域の確保に関する登録要求を入力する。周期的アプリケーションデータ割当部160は、入力した登録要求に応じて、第1種のアプリケーションのデータをパケット信号に格納するための領域を確保する。バーストアプリケーションデータ割当部162は、非周期的にデータを送信すべき第2種のアプリケーションのデータを入力する。バーストアプリケーションデータ割当部162は、パケット信号に確保した領域に、第1種のアプリケーションのデータの代わりに、前記入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、通信技術に関し、特に所定の情報が含まれた信号を報知する端末装置に関する。
無線ネットワークにおいて効率的に送信をスケジューリングすることが望まれる。例えば、各フローが、スループット、遅延等の要求と関連づけられていれば、各フローに対する通信間隔が、フローに対する要求に基づいて決定される(例えば、特許文献1参照)。
特表2008−502211号公報
通信対象となるデータには、周期的に発生するものがあれば、バースト的に発生するものもある。このように性質の異なったデータを効率的に取り扱うことが望まれる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、性質の異なったデータを効率的に処理する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の端末装置は、周期的にデータを送信すべき第1種のアプリケーションのデータをパケット信号に格納するための領域の確保に関する登録要求を入力する入力部と、入力部において入力した登録要求に応じて、第1種のアプリケーションのデータをパケット信号に格納するための領域を確保するアプリケーション管理部とを備える。入力部は、非周期的にデータを送信すべき第2種のアプリケーションのデータを入力し、アプリケーション管理部は、パケット信号に確保した領域に、第1種のアプリケーションのデータの代わりに、入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、性質の異なったデータを効率的に処理できる。
本発明の実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の基地局装置の構成を示す図である。 図3(a)−(d)は、図1の通信システムにおいて規定されるフレームのフォーマットを示す図である。 図1の車両に搭載された端末装置の構成を示す図である。 図4の端末装置でのプロトコルスタックを示す図である。 図4のアプリケーション管理部の構成を示す図である。 図6のアプリケーション管理部によるタイミングの割当て例を示す図である。 図6のアプリケーション管理部の処理概要を示す図である。 図4の端末装置によって生成されるパケット信号のフォーマットを示す図である。 図6のアプリケーション管理部によるデータの格納手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るアプリケーション管理部の処理概要を示す図である。 本発明の実施例2に係るアプリケーション管理部によるデータの格納手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るアプリケーション管理部によるデータの格納手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係るアプリケーション管理部の処理概要を示す図である。 本発明の実施例3に係るアプリケーション管理部によるデータの格納手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係るアプリケーション管理部の処理概要を示す図である。 本発明の実施例4に係るアプリケーション管理部によるデータの格納手順を示すフローチャートである。 図18(a)−(b)は、本発明の実施例5に係るアプリケーション管理部の処理概要を示す図である。 本発明の実施例6に係る通信システムの構成を示す図である。 図19の端末装置の構成を示す図である。 図19の携帯無線装置の構成を示す図である。
(実施例1)
本発明の実施例1を具体的に説明する前に、基礎となった知見を説明する。本発明の実施例1は、車両に搭載された端末装置間において車車間通信を実行するとともに、交差点等に設置された基地局装置から端末装置へ路車間通信も実行する通信システムに関する。このような通信システムは、ITS(Intelligent Transport Systems)とも呼ばれる。ITSは、例えば、700MHz帯高度道路交通システムの標準規格(一般社団法人電波産業会)に規定されている。通信システムは、IEEE802.11等の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)と同様に、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)と呼ばれるアクセス制御機能を使用する。そのため、複数の端末装置によって同一の無線チャネルが共有される。一方、ITSでは、不特定多数の端末装置へ情報を送信する必要がある。そのような送信を効率的に実行するために、本通信システムは、パケット信号をブロードキャスト送信する。
つまり、車車間通信として、端末装置は、車両の速度あるいは位置等の情報を格納したパケット信号をブロードキャスト送信する。また、他の端末装置は、パケット信号を受信するとともに、前述の情報をもとに車両の接近等を認識する。ここで、路車間通信と車車間通信との干渉を低減するために、基地局装置は、複数のサブフレームが含まれたフレームを繰り返し規定する。基地局装置は、路車間通信のために、複数のサブフレームのいずれかを選択し、選択したサブフレームの先頭部分の期間において、制御情報等が格納されたパケット信号をブロードキャスト送信する。
制御情報には、当該基地局装置がパケット信号をブロードキャスト送信するための期間(以下、「路車送信期間」という)に関する情報が含まれている。端末装置は、制御情報をもとに路車送信期間を特定し、路車送信期間以外の期間(以下、「車車送信期間」という)においてCSMA方式にてパケット信号をブロードキャスト送信する。その結果、路車間通信と車車間通信とが時分割多重される。なお、基地局装置からの制御情報を受信できない端末装置、つまり基地局装置によって形成されたエリアの外に存在する端末装置は、フレームの構成に関係なくCSMA方式にてパケット信号を送信する。
次に、本実施例の概略を説明する。端末装置には、複数種類のアプリケーション、特に周期的にデータが発生するアプリケーション(以下、「周期的アプリケーション」という)とバースト的(非周期的)にデータが発生するアプリケーション(以下、「バーストアプリケーション」という)との組合せを効率的に処理することが望まれる。周期的アプリケーションデータを効率的に処理するために、当該データを送信するための領域が確保される。周期的アプリケーションデータを送信している状況下において、バーストアプリケーションデータを送信させる場合、周期的アプリケーションデータの送信間隔が変更になることがある。その結果、周期的アプリケーションは、バーストアプリケーションの影響を受ける。しかしながら、周期的アプリケーションが受ける影響は小さい方が望ましい。
本実施例の端末装置は、周期的アプリケーションデータを格納させるための領域をパケット信号中に確保している状況下において、いくつかの領域に、周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータを格納する。一方、その他の領域には、周期的アプリケーションデータが当初の予定通りに格納される。つまり、いくつかの周期的アプリケーションデータだけが影響を受け、それ以外の周期的アプリケーションデータは、バーストアプリケーションの影響を受けない。このようにバーストアプリケーションの影響が及ぼす範囲が限定される。なお、ITSにおいて送信されるデータは、宛先への到達を保証するものではないので、バーストアプリケーションデータが送信されることによって送信されなかった周期的アプリケーションデータは、誤りが発生したものとして処理される。
図1は、本発明の実施例1に係る通信システム100の構成を示す。これは、ひとつの交差点を上方から見た場合に相当する。通信システム100は、基地局装置10、車両12と総称される第1車両12a、第2車両12b、第3車両12c、第4車両12d、第5車両12e、第6車両12f、第7車両12g、第8車両12h、ネットワーク202を含む。ここでは、第1車両12aのみに示しているが、各車両12には、端末装置14が搭載されている。また、エリア212が、基地局装置10の周囲に形成され、エリア外214が、エリア212の外側に形成されている。
図示のごとく、図面の水平方向、つまり左右の方向に向かう道路と、図面の垂直方向、つまり上下の方向に向かう道路とが中心部分で交差している。ここで、図面の上側が方角の「北」に相当し、左側が方角の「西」に相当し、下側が方角の「南」に相当し、右側が方角の「東」に相当する。また、ふたつの道路の交差部分が「交差点」である。第1車両12a、第2車両12bが、左から右へ向かって進んでおり、第3車両12c、第4車両12dが、右から左へ向かって進んでいる。また、第5車両12e、第6車両12fが、上から下へ向かって進んでおり、第7車両12g、第8車両12hが、下から上へ向かって進んでいる。
通信システム100において、基地局装置10は、交差点に固定して設置される。基地局装置10は、端末装置間の通信を制御する。基地局装置10は、図示しないGPS(Global Positioning System)衛星から受信した信号、あるいは図示しない他の基地局装置10にて形成されたフレームをもとに、複数のサブフレームが含まれたフレームを繰り返し生成する。ここで、各サブフレームの先頭部分に路車送信期間が設定可能であるような規定がなされている。
基地局装置10は、フレーム中の複数のサブフレームのうち、他の基地局装置10によって路車送信期間が設定されていないサブフレームを選択する。基地局装置10は、選択したサブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。基地局装置10は、設定した路車送信期間においてパケット信号を報知する。路車送信期間において、複数のパケット信号が報知されることもある。また、パケット信号には、例えば、事故情報、渋滞情報、信号情報等が含まれる。なお、パケット信号には、路車送信期間が設定されたタイミングに関する情報およびフレームに関する制御情報も含まれる。
端末装置14は、前述のごとく、車両12に搭載され移動可能である。端末装置14は、基地局装置10からのパケット信号を受信すると、エリア212に存在すると推定する。端末装置14は、エリア212に存在する場合、パケット信号に含まれた制御情報、特に路車送信期間が設定されたタイミングに関する情報およびフレームに関する情報をもとに、フレームを生成する。その結果、複数の端末装置14のそれぞれにおいて生成されるフレームは、基地局装置10において生成されるフレームに同期する。端末装置14は、路車送信期間とは異なった期間である車車送信期間においてパケット信号を報知する。ここで、車車送信期間においてCSMA/CAが実行される。一方、端末装置14は、エリア外214に存在していると推定した場合、フレームの構成に関係なく、CSMA/CAを実行することによって、パケット信号を報知する。
図2は、基地局装置10の構成を示す。基地局装置10は、アンテナ20、RF部22、変復調部24、処理部26、制御部28、ネットワーク通信部30を含む。また、処理部26は、フレーム規定部32、選択部34、生成部36を含む。
RF部22は、受信処理として、図示しない端末装置14あるいは他の基地局装置10からのパケット信号をアンテナ20にて受信する。RF部22は、受信した無線周波数のパケット信号に対して周波数変換を実行し、ベースバンドのパケット信号を生成する。さらに、RF部22は、ベースバンドのパケット信号を変復調部24に出力する。一般的に、ベースバンドのパケット信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線が示されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。RF部22には、LNA(Low Noise Amplifier)、ミキサ、AGC、A/D変換部も含まれる。
RF部22は、送信処理として、変復調部24から入力したベースバンドのパケット信号に対して周波数変換を実行し、無線周波数のパケット信号を生成する。さらに、RF部22は、路車送信期間において、無線周波数のパケット信号をアンテナ20から送信する。また、RF部22には、PA(Power Amplifier)、ミキサ、D/A変換部も含まれる。例えば、無線周波数として、700MHz帯が使用される。
変復調部24は、受信処理として、RF部22からのベースバンドのパケット信号に対して、復調を実行する。さらに、変復調部24は、復調した結果を処理部26に出力する。また、変復調部24は、送信処理として、処理部26からのデータに対して、変調を実行する。さらに、変復調部24は、変調した結果をベースバンドのパケット信号としてRF部22に出力する。ここで、通信システム100は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式に対応するので、変復調部24は、受信処理としてFFT(Fast Fourier Transform)も実行し、送信処理としてIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)も実行する。
フレーム規定部32は、図示しないGPS衛星からの信号を受信し、受信した信号をもとに時刻の情報を取得する。なお、時刻の情報の取得には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。フレーム規定部32は、時刻の情報をもとに、複数のフレームを生成する。例えば、フレーム規定部32は、時刻の情報にて示されたタイミングを基準にして、「1sec」の期間を10分割することによって、「100msec」のフレームを10個生成する。このような処理を繰り返すことによって、フレームが繰り返されるように規定される。なお、フレーム規定部32は、復調結果から制御情報を検出し、検出した制御情報をもとにフレームを生成してもよい。このような処理は、他の基地局装置10によって形成されたフレームのタイミングに同期したフレームを生成することに相当する。
図3(a)−(d)は、通信システム100において規定されるフレームのフォーマットを示す。図3(a)は、フレームの構成を示す。フレームは、第1サブフレームから第Nサブフレームと示されるN個のサブフレームによって形成されている。これは、端末装置14が報知に使用可能なサブフレームを複数時間多重することによってフレームが形成されているといえる。例えば、フレームの長さが100msecであり、Nが8である場合、12.5msecの長さのサブフレームが規定される。Nは、8以外であってもよい。図3(b)−(d)の説明は、後述し、図2に戻る。
選択部34は、フレームに含まれた複数のサブフレームのうち、路車送信期間を設定すべきサブフレームを選択する。具体的に説明すると、選択部34は、フレーム規定部32にて規定されたフレームを受けつける。また、選択部34は、図示しないインターフェイスを介して、選択したサブフレームに関する指示を受けつける。選択部34は、指示に対応したサブフレームを選択する。これとは別に、選択部34は、自動的にサブフレームを選択してもよい。その際、選択部34は、RF部22、変復調部24を介して、図示しない他の基地局装置10あるいは端末装置14からの復調結果を入力する。選択部34は、入力した復調結果のうち、他の基地局装置10からの復調結果を抽出する。選択部34は、復調結果を受けつけたサブフレームを特定することによって、復調結果を受けつけていないサブフレームを特定する。
これは、他の基地局装置10によって路車送信期間が設定されていないサブフレーム、つまり未使用のサブフレームを特定することに相当する。未使用のサブフレームが複数存在する場合、選択部34は、ランダムにひとつのサブフレームを選択する。未使用のサブフレームが存在しない場合、つまり複数のサブフレームのそれぞれが使用されている場合に、選択部34は、復調結果に対応した受信電力を取得し、受信電力の小さいサブフレームを優先的に選択する。
図3(b)は、図示しない第1基地局装置10aによって生成されるフレームの構成を示す。第1基地局装置10aは、第1サブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。また、第1基地局装置10aは、第1サブフレームにおいて路車送信期間につづいて車車送信期間を設定する。車車送信期間とは、端末装置14がパケット信号を報知可能な期間である。つまり、第1基地局装置10aは、第1サブフレームの先頭期間である路車送信期間においてパケット信号を報知可能であり、かつフレームのうち、路車送信期間以外の車車送信期間において端末装置14がパケット信号を報知可能であるような規定がなされる。さらに、第1基地局装置10aは、第2サブフレームから第Nサブフレームに車車送信期間のみを設定する。
図3(c)は、図示しない第2基地局装置10bによって生成されるフレームの構成を示す。第2基地局装置10bは、第2サブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。また、第2基地局装置10bは、第2サブフレームにおける路車送信期間の後段、第1サブフレーム、第3サブフレームから第Nサブフレームに車車送信期間を設定する。図3(d)は、図示しない第3基地局装置10cによって生成されるフレームの構成を示す。第3基地局装置10cは、第3サブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。また、第3基地局装置10cは、第3サブフレームにおける路車送信期間の後段、第1サブフレーム、第2サブフレーム、第4サブフレームから第Nサブフレームに車車送信期間を設定する。このように、複数の基地局装置10は、互いに異なったサブフレームを選択し、選択したサブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。図2に戻る。選択部34は、選択したサブフレームの番号を生成部36へ出力する。
生成部36は、選択部34から、サブフレームの番号を受けつける。生成部36は、受けつけたサブフレーム番号のサブフレームに路車送信期間を設定し、路車送信期間において報知すべきパケット信号を生成する。ひとつの路車送信期間において複数のパケット信号が送信される場合、生成部36は、それらを生成する。パケット信号は、制御情報、ペイロードによって構成されている。制御情報には、路車送信期間を設定したサブフレーム番号等が含まれる。また、ペイロードには、例えば、事故情報、渋滞情報、信号情報等が含まれる。これらのデータは、ネットワーク通信部30によって、図示しないネットワーク202から取得される。処理部26は、変復調部24、RF部22に対して、路車送信期間においてパケット信号をブロードキャスト送信させる。制御部28は、基地局装置10全体の処理を制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図4は、車両12に搭載された端末装置14の構成を示す。端末装置14は、アンテナ50、RF部52、変復調部54、処理部56、制御部58を含む。処理部56は、タイミング特定部60、転送決定部62、取得部64、生成部66、ユーザIF部68、通知部70、アプリケーション処理部76、アプリケーション管理部78を含む。また、タイミング特定部60は、抽出部72、キャリアセンス部74を含む。アンテナ50、RF部52、変復調部54は、図2のアンテナ20、RF部22、変復調部24と同様の処理を実行する。ここでは差異を中心に説明する。
変復調部54、処理部56は、受信処理において、図示しない他の端末装置14あるいは基地局装置10からのパケット信号を受信する。なお、前述のごとく、変復調部54、処理部56は、路車送信期間において、基地局装置10からのパケット信号を受信し、車車送信期間において、他の端末装置14からのパケット信号を受信する。
抽出部72は、変復調部54からの復調結果が、図示しない基地局装置10からのパケット信号である場合に、路車送信期間が配置されたサブフレームのタイミングを特定する。その際、抽出部72は、図1のエリア212内に存在すると推定する。抽出部72は、サブフレームのタイミングと、パケット信号のメッセージヘッダの内容をもとに、フレームを生成する。その結果、抽出部72は、基地局装置10において形成されたフレームに同期したフレームを生成する。パケット信号の報知元が、他の端末装置14である場合、抽出部72は、同期したフレームの生成処理を省略する。抽出部72は、エリア212内に存在する場合、使用されている路車送信期間を特定した後、残りの車車送信期間を特定する。抽出部72は、フレームおよびサブフレームのタイミング、車車送信期間に関する情報をキャリアセンス部74へ出力する。
一方、抽出部72は、基地局装置10からのパケット信号を受けつけていない場合、つまり基地局装置10に同期したフレームを生成していない場合、図1のエリア外214に存在すると推定する。抽出部72は、エリア外214に存在する場合、フレームの構成に関係のないキャリアセンスの実行をキャリアセンス部74に指示する。
キャリアセンス部74は、抽出部72から、フレームおよびサブフレームのタイミング、車車送信期間に関する情報を受けつける。キャリアセンス部74は、車車送信期間内でCSMA/CAを開始することによって送信タイミングを決定する。これは、路車送信期間に対してNAV(Network Allocation Vector)を設定し、NAVを設定した期間以外でキャリアセンスを実行することに相当する。一方、キャリアセンス部74は、抽出部72から、フレームの構成に関係のないキャリアセンスの実行を指示された場合、フレームの構成を考慮せずに、CSMA/CAを実行することによって、送信タイミングを決定する。キャリアセンス部74は、決定した送信タイミングを変復調部54、RF部52へ通知し、パケット信号をブロードキャスト送信させる。
転送決定部62は、制御情報の転送を制御する。転送決定部62は、制御情報のうち、転送対象となる情報を抽出する。転送決定部62は、抽出した情報をもとに、転送すべき情報を生成する。ここでは、この処理の説明を省略する。転送決定部62は、転送すべき情報、つまり制御情報のうちの一部を生成部66に出力する。生成部66は、アプリケーション管理部78からデータを受けつけ、転送決定部62から制御情報の一部を受けつける。アプリケーション管理部78から受けつけるデータについては後述する。生成部66は、受けつけた制御情報の一部を制御情報に格納し、データをペイロードに格納することによって、パケット信号を生成する。処理部56、変復調部54、RF部52は、生成部66において生成した複数のパケット信号を順次報知する。制御部58は、端末装置14の動作を制御する。
取得部64は、図示しないGPS受信機、ジャイロスコープ、車速センサ等を含んでおり、それらから供給されるデータによって、図示しない車両12、つまり端末装置14が搭載された車両12の存在位置、進行方向、移動速度等(以下、「位置情報」と総称する)を取得する。なお、存在位置は、緯度・経度によって示される。これらの取得には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。また、GPS受信機、ジャイロスコープ、車速センサ等は、端末装置14の外部にあってもよい。取得部64は、位置情報をアプリケーション処理部76へ出力する。
アプリケーション処理部76は、複数種類のアプリケーションを実行可能である。各アプリケーションは、複数の端末装置14間において実行される。つまり、送信側の端末装置14はデータを生成して、当該データが格納されたパケット信号を報知し、受信側の端末装置14はパケット信号を受信して、パケット信号に含まれたデータをもとに所定の処理を実行する。そのため、ひとつのアプリケーションは、送信側の処理(以下、「送信側アプリケーション」という)と、受信側の処理(以下、「受信側アプリケーション」という)に分けられる。ここで、ひとつの端末装置14において実行される送信側アプリケーションと受信側アプリケーションとは、一致しなくてもよい。以下では、送信側アプリケーションと受信側アプリケーションとは、アプリケーションと総称されることもある。
複数種類のアプリケーションは、次のように分類される。ひとつ目は、共通アプリケーションである。共通アプリケーションとは、他の車両12の接近を運転者に警告するためのアプリケーションであり、すべての端末装置14において実行される。アプリケーション処理部76は、共通アプリケーションにおける送信側アプリケーションを実行する際、取得部64からの位置情報を入力する。また、アプリケーション処理部76は、位置情報を周期的にアプリケーション管理部78に出力する。
一方、アプリケーション処理部76は、共通アプリケーションにおける受信側アプリケーションとして、他の端末装置14からのパケット信号に含まれた位置情報をアプリケーション管理部78から取得する。アプリケーション処理部76は、アプリケーション管理部78から取得した他の端末装置14の位置情報と、取得部64から入力した位置情報とをもとに、他の車両12の接近を検出する。アプリケーション処理部76は、他の車両12の接近を通知部70に通知させる。通知部70は、モニタあるいはスピーカを介して運転者への通知を実行する。ふたつ目は、自由アプリケーションである。自由アプリケーションは、すべての端末装置14ではなく、任意の端末装置14においてのみ実行される。複数の自由アプリケーションが同時に実行されてもよい。
以上のような規定がなされている状況下において、アプリケーション処理部76は、登録が許可された自由アプリケーションにおける送信側アプリケーションを実行する際、生成したデータをアプリケーション管理部78に出力する。一方、アプリケーション処理部76は、受信側アプリケーションを実行する際、アプリケーション管理部78から受けつけたデータに対して、当該自由アプリケーションに応じた処理を実行する。
アプリケーション管理部78は、送信側アプリケーションに対する処理として、ユーザIF部68から予めアプリケーション登録要求を受けつける。次に、アプリケーション管理部78は、アプリケーション処理部76からの複数のデータを入力し、複数のデータをもとにパケット信号を生成させるために、パケット信号生成の対象となる複数のデータを生成部66に出力する。アプリケーション管理部78によるデータの出力処理についての具体例は後述する。
一方、アプリケーション管理部78は、受信側アプリケーションに対する処理として、抽出部72において受信したパケット信号に格納されたデータを受けつける。アプリケーション管理部78は、受けつけたデータのうち、アプリケーション処理部76において実行されている受信側アプリケーションに対応したデータをアプリケーション処理部76に出力する。また、アプリケーション管理部78は、他のデータを破棄する。
以上をまとめると、通信システム100において、基地局装置10と端末装置14は、いずれも約100ms周期で通信を実行する。また、路車間通信と車車間通信との干渉を低減するために、路車間通信と車車間通信とが時分割多重される。基地局装置10は、路車送信期間を確保するために、送信時刻および路車間通信期間情報をパケット信号に含めて、周囲の端末装置に通知する。エリア212内の端末装置14は、基地局装置10から受信した送信時刻に基づいて時刻同期し、路車間通信期間情報に基づき送信を停止することによって、路車送信期間以外のタイミングでCSMA/CAにてパケット信号を送信する。車車間通信のペイロードは共通アプリケーションのデータと自由アプリケーションのデータによって構成される。
以下では、アプリケーション処理部76とアプリケーション管理部78での処理を具体的に説明する。まず、複数のアプリケーションに対する処理の全体像を説明するために、アプリケーション処理部76とアプリケーション管理部78とが関係するプロトコルスタックを使用する。図5は、端末装置14でのプロトコルスタックを示す。上から2段のアプリケーション処理部76とアプリケーション管理部78は、送信側の端末装置14に含まれているので、送信側アプリケーションに対する処理を実行している。下から2段のアプリケーション管理部78とアプリケーション処理部76は、受信側の端末装置14に含まれるので、受信側アプリケーションに対する処理を実行している。送信側のアプリケーション処理部76は、複数種類のアプリケーションを実行する。ここでは、共通アプリケーション、第1自由アプリケーション、第2自由アプリケーション、第3自由アプリケーションであるとする。アプリケーション処理部76は、各アプリケーションに対応したデータをアプリケーション管理部78に出力する。
アプリケーション管理部78は、アプリケーション処理部76において起動されているアプリケーションを管理する。また、送信側のアプリケーション管理部78は、アプリケーション処理部76から複数のデータを受けつけ、ひとつのパケット信号に格納するために、複数のデータを集約する。複数のデータを集約したパケット信号は、アプリケーション管理部78から出力される。
受信側のアプリケーション管理部78は、複数のデータを集約したパケット信号を入力する。アプリケーション管理部78は、パケット信号に含まれた共通アプリケーション用のデータを抽出して、データをアプリケーション処理部76に出力する。また、アプリケーション管理部78は、後段のアプリケーション処理部76において起動されている自由アプリケーションを管理し、起動されている自由アプリケーションに対応したデータを抽出する。その際、データの抽出は、自由アプリケーション用ヘッダに含まれたアプリケーションIDをもとになされる。アプリケーション管理部78は、抽出したデータをアプリケーション処理部76に出力する。一方、アプリケーション管理部78は、残ったデータを破棄する。例えば、後段のアプリケーション処理部76では、第3自由アプリケーションは実行されていないので、アプリケーション管理部78は、第3自由アプリケーションのデータを破棄する。アプリケーション処理部76は、アプリケーション管理部78からのデータを受けつけ、データに対応したアプリケーションを実行する。ここでは、共通アプリケーション、第1自由アプリケーション、第2自由アプリケーション、第4自由アプリケーションであるとする。
以下では、自由アプリケーションを周期的アプリケーションとバーストアプリケーションに分類することもある。周期的アプリケーションとは、周期的にデータを送信すべきアプリケーションであり、バーストアプリケーションとは、非周期的にデータを送信すべきアプリケーションである。なお、自由アプリケーションが、周期的アプリケーションとバーストアプリケーションとを総称することもあれば、周期的アプリケーションとバーストアプリケーションとの一方を示すこともある。
周期的アプリケーションとしては、自車両の車両位置、速度、加速度、進行方向等の運行情報を発信し、他車両に対して自車両の存在を知らせ衝突事故の防止を支援する衝突事故回避支援アプリケーションがある。また、運転者の運転に関する特徴、例えば、教習中、初心者、高齢者、障害(聴覚障害、四肢障害など)の有無、あるいは運転経歴などの運転者情報を発信し、周辺車両の運転手に配慮を促す運転弱者保護アプリケーションがある。また、カーナビゲーションから取得した目的地、立ち寄り先などを含む自車両の進行経路情報を送信し、進行経路情報と共通アプリケーションの車両情報を活用して目的地、立ち寄り先の店舗前あるいは駐車場への進入などにおける事故を防止する事故回避支援アプリケーションがある。また、共通アプリケーションにおける交差点での事故防止支援の精度向上アプリケーションなどがある。
バーストアプリケーションとしては、救急車などの緊急車両の種別と、走行経路などの緊急車両情報を緊急車両自身が送信し、さらに、それを受信した走行経路上の車両が緊急車両情報を転送し、緊急車両の周辺車両や走行経路上の車両に緊急車両の走行路確保を促す緊急車両通過支援アプリケーションがある。また、地震、津波、火災、道路の冠水等の災害情報および避難場所や避難経路などの避難誘導情報などを通知する災害情報通知アプリケーションがある。また、自車両の周辺の交通状態、工事、停車車両、落下物などの道路状況などの周辺道路情報を発信し、迂回を誘導する渋滞緩和アプリケーションがある。また、歩行者向けバーストアプリケーションとして、端末装置に備えられたブザーを鳴らすなど危険通知制御情報を送信して、歩行者に危険の接近を通知する歩行者危険通知アプリケーションなどもある。
なお、周期的アプリケーションが送受信するデータを周期的アプリケーションデータといい、バーストアプリケーションが送受信するデータをバーストアプリケーションデータという。本システムでは、運行情報、運転者情報、進行経路情報が周期的アプリケーションデータに相当し、緊急車両情報、災害情報、避難誘導情報および周辺道路情報がバーストアプリケーションデータに相当する。
図6は、アプリケーション管理部78の構成を示す。アプリケーション管理部78は、周期的アプリケーションデータ割当部160、バーストアプリケーションデータ割当部162、挿入部164を含む。周期的アプリケーションデータ割当部160は、周期的にデータを送信すべき周期的アプリケーションデータをパケット信号に格納するための領域の確保に関する登録要求を入力する。周期的アプリケーションデータ割当部160は、登録要求に応じて領域を確保する。これは、周期的アプリケーションをスケジューリングすることに相当する。
図7は、アプリケーション管理部78によるタイミングの割当て例を示す。これは、周期的アプリケーションデータ割当部160によるスケジューリングに相当する。つまり、図7の第1自由アプリケーションから第9自由アプリケーションは、周期的アプリケーションデータを格納する領域に相当する。前提として、端末装置14は、100msecのフレームにおいてひとつのパケット信号を報知しているとする。スケジュールリングを決定するためのスケジューリング条件は、例えば、次のように定められており、登録要求に含まれる。スケジューリング条件のひとつ目は、送信間隔である。ここでは例えば、「100msec間隔」、「200msec間隔」、「500msec間隔」、「1sec間隔」として規定される。スケジューリング条件のふたつ目は、送信回数である。ここでは例えば、「1secにつき2回」、「1secにつき3回」として規定される。スケジューリング条件の3つ目は、送信の優先度である。ここでは例えば、「3」、「2」、「1」として規定される。なお、優先度「3」が最も高い優先度であり、優先度「1」が最も低い優先度である。スケジューリング条件の4つ目は、データの有効期限である。なお、4つのスケジューリング条件のうちの少なくともひとつが指定される。
また、第1自由アプリケーションと第2自由アプリケーションの送信間隔が「100msec間隔」として登録され、第3自由アプリケーションと第6自由アプリケーションの送信間隔が「200msec間隔」として登録され、第5自由アプリケーションの送信間隔が「500msec間隔」として登録され、第4自由アプリケーションの送信回数が「1secにつき3回」として登録され、第7自由アプリケーションの送信回数が「1secにつき2回」として登録され、第8自由アプリケーションと第9自由アプリケーションの送信回数が「1secにつき1回」として登録されているとする。
第3自由アプリケーションから第9自由アプリケーションは、順にアプリケーション登録要求時の指定データサイズが大きいものとする。図示のごとく、各フレームにおいて報知されるパケット信号が「第1パケット信号」、「第2パケット信号」・・・と示される。さらに、周期的アプリケーションとバーストアプリケーションに割当て可能なデータサイズが、「最大自由領域サイズ」と示される。
第1パケット信号において、自由アプリケーション用ヘッダ、第1自由アプリケーションのデータ(以下、単に「第1自由アプリケーション」ということもあり、他の自由アプリケーションについても同様)が優先的に割り当てられる。これらは、第2パケット信号から第3パケット信号においても同様である。アプリケーション管理部78は、自由領域のうち、未割り当ての領域に他の自由アプリケーションを順番に割り当てる。
例えば、送信間隔が「100msec間隔」である自由アプリケーションは、スケジューリング方法によらずすべてのパケット信号に割り当てられる必要があることから、最初に第1自由アプリケーションと第2自由アプリケーションを割り当てる。次に、残りの自由アプリケーションのうちデータサイズの大きいものから順に、複数のパケット信号のうち残りの割当て可能なデータサイズの総和が最も大きいものの組合せを選択して割り当てる。ここで、第3自由アプリケーションの送信間隔が「200msec間隔」として登録されていることから、割当て可能なパケット信号の組合せは、奇数番目のパケット信号あるいは偶数番目のパケット信号の2通りである。
この段階では第1パケットから第10パケットの間でそれぞれ残りの割り当て可能なデータサイズが同じであるため、アプリケーション管理部78は、第3自由アプリケーションを奇数番目のパケット信号に割り当てる。次に、アプリケーション管理部78は、複数のパケット信号のうち、第4自由アプリケーションを割り当てるものを選択する。ここでは、複数のパケット信号のうち、偶数番目のパケット信号の残りの割当て可能なデータサイズが大きいため、それらのパケット信号のうち第2パケット信号と第4パケット信号と第6パケット信号を選択し、それぞれに第4自由アプリケーションを割り当てる。
つづく第5自由アプリケーション以降に対しても同様の処理を実行するが、自由アプリケーションを割り当てる際に、選択した複数のパケット信号のうちひとつでも最大自由領域サイズをこえてしまう場合、他のパケット信号の組合せを選択し、自由アリケーションを割り当てる。このように、周期的アプリケーションデータ割当部160は、送信間隔あるいは単位時間あたりの送信回数と、一度に送信されるデータのサイズとにしたがって、アプリケーションのデータを格納するための領域をスケジューリングする。図6に戻る。
スケジューリングの終了後、つまり領域の確保後、周期的アプリケーションデータ割当部160は、確保した領域に格納するためのデータであって、かつ周期的アプリケーションデータ割当部160のデータを順次入力する。周期的アプリケーションデータ割当部160は、パケット信号のうち、確保した領域に、順次入力した周期的アプリケーションデータを格納する。当該パケット信号は、エリア212内にて車車送信期間において送信され、エリア外214にてフレーム構成とは無関係に送信される。
バーストアプリケーションデータ割当部162は、非周期的にデータを送信すべきバーストアプリケーションデータを入力する。バーストアプリケーションデータ割当部162は、周期的アプリケーションデータ割当部160でのスケジューリング結果を受けつける。バーストアプリケーションデータ割当部162は、パケット信号に確保した領域に、周期的アプリケーションデータの代わりに、入力したバーストアプリケーションデータを格納させることを決定する。バーストアプリケーションデータ割当部162は、バーストアプリケーションデータを格納したパケット信号を送信すべきタイミングにて、パケット信号に確保した領域に、バーストアプリケーションデータを格納させる。
図8は、アプリケーション管理部78の処理概要を示す。図示のごとく、アプリケーション管理部78は、第2パケット信号のタイミングにおいて、バーストアプリケーションデータを受けつける。アプリケーション管理部78は、送信直前のパケット信号にバーストアプリケーションデータを割り当てる。ここでは、第2パケット信号のタイミングには間に合わないので、アプリケーション管理部78は、第3パケット信号にバーストアプリケーションデータの格納を決定する。ここでは、図7の第3パケット信号において、受けつけたバーストアプリケーションデータのサイズが格納可能となる第1自由アプリケーション、第2自由アプリケーション、第3自由アプリケーションの3つの領域を使用して、バーストアプリケーションデータを格納させる。その結果、バーストアプリケーションデータは、第3パケット信号に格納される。図6に戻る。
挿入部164は、周期的アプリケーションデータ割当部160から、データが格納されたパケット信号を入力する。また、バーストアプリケーションデータ割当部162から、格納が決定されたデータを入力する。挿入部164は、バーストアプリケーションデータ割当部162において決定された領域に、バーストアプリケーションデータを挿入する。例えば、周期的アプリケーションデータ割当部160において既にデータが格納された領域に対して、挿入部164は、格納された周期的アプリケーションデータの代わりにバーストアプリケーションデータを格納する。挿入部164は、バーストアプリケーションデータが格納されたパケット信号を出力する。なお、バーストアプリケーションデータが存在しない場合、挿入部164は、周期的アプリケーションデータ割当部160からのパケット信号をそのまま出力する。
バーストアプリケーションデータ割当部162は、パケット信号に確保した領域に、周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータを格納させてから所定期間経過するまで、次のバーストアプリケーションデータの格納を禁止させる。所定期間は、例えば、500msecと規定される。その結果、図8の第3パケット信号にバーストアプリケーションデータが格納されると、第4パケット信号から第7パケット信号にはバーストアプリケーションデータが格納されない。
図9は、端末装置14によって生成されるパケット信号のフォーマットを示す。これは、アプリケーション管理部78から出力されるパケット信号のフォーマットであり、生成部66においてペイロードに格納される。先頭から順に、アプリケーションヘッダ、共通領域、自由領域が配置される。共通領域は、共通アプリケーションのために使用される領域であり、そこには、共通アプリケーション用データが格納される。自由領域は、自由アプリケーションのために使用される領域であり、自由アプリケーション用ヘッダ、自由アプリケーション用データに分けられる。ここでの自由アプリケーションは、周期的アプリケーションであってもよく、バーストアプリケーションであってもよい。
自由アプリケーション用ヘッダには、アプリケーション数に関する情報に加えて、各自由アプリケーションに対する制御情報が含まれる。自由アプリケーションに対する制御情報は、アプリケーションID、データサイズを含む。ここで、データサイズは、後述の自由アプリケーションのデータに関する。自由アプリケーション用データには、各自由アプリケーションのデータを含む。なお、自由領域に含まれる自由アプリケーションの数は2に限定されない。
図9では、第1自由アプリケーション用のヘッダ、第2自由アプリケーション用のヘッダ、第1自由アプリケーション用のデータ、第2自由アプリケーション用のデータの順に配置されている。しかしながら、第1自由アプリケーション用のヘッダ、第1自由アプリケーション用のデータ、第2自由アプリケーション用のヘッダ、第2自由アプリケーション用のデータの順に配置されてもよい。つまり、ひとつの自由アプリケーションに対するヘッダとデータとが連続して配置されてもよい。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図10は、アプリケーション管理部78によるデータの格納手順を示すフローチャートである。バーストアプリケーションデータを入力した場合(S10のY)、バーストアプリケーションデータ割当部162、挿入部164は、次のパケット信号に入力されたバーストアプリケーションデータが格納可能なサイズの周期的アプリケーションの領域を選択して、そこにバーストアプリケーションデータを格納させる。また、周期的アプリケーションデータ割当部160、挿入部164は、パケット信号の選択されなかった周期的アプリケーションの領域に、スケジューリングにしたがって周期的アプリケーションデータを格納させる(S12)。
一方、バーストアプリケーションデータを入力しなかった場合(S10のN)、周期的アプリケーションデータ割当部160、挿入部164は、スケジューリングにしたがって周期的アプリケーションデータをパケット信号に格納する(S14)。変復調部54、RF部52は、アプリケーションデータが格納されたパケット信号を送信する(S16)。
バーストアプリケーションデータの送信要求が発生したとき、次の周期で送信するパケットで、バーストアプリケーションデータを送信するために、バーストアプリケーションデータの領域として、次のパケット信号で送信するようスケジューリングされているひとつ以上の周期的アプリケーションデータの領域を割り当てるものであれば例外ではなく、スケジューリングにしたがった周期的アプリケーションデータの領域を再配置してもよいし、そのままであってもよい。
前者では、残りの領域にどの周期的アプリケーションデータを送信するかを残りの領域のサイズとスケジューリングされている周期的アプリケーションデータのサイズを考慮して決定する必要がある。
後者では、バーストアプリケーションデータを格納する連続した領域として、スケジューリングされている周期的アプリケーションデータの配置を考慮して、バーストアプリケーションデータのサイズより大きくかつ最も近い連続して配置される周期的アプリケーションの領域を選択する。または、パケット信号の先頭からバーストアプリケーションデータのサイズが確保されるまでの周期的アプリケーションの領域を選択するようにしてもよい。さらには、最後尾からバーストアプリケーションデータのサイズが確保されるまでの周期的アプリケーションの領域を選択する。このとき、パケット信号の最後尾にある未割り当ての領域も含めるようにしてもよい。
本発明の実施例によれば、パケット信号に確保した特定の領域に、周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータを格納させるので、周期的アプリケーションに与える影響を限定的にできる。また、バーストアプリケーションデータを格納させない領域には、スケジューリング通りに周期的アプリケーションデータを格納させるので、スケジューリング通りに送信できる。また、影響を受ける周期的アプリケーションが限定的になるので、性質の異なったデータを効率的に処理できる。また、送信すべきタイミングにおいて、バーストアプリケーションデータを格納させるので、遅延時間を低減できる。遅延時間が低減されるので、バーストアプリケーションデータに与える影響を低減できる。また、所定期間あけてバーストアプリケーションデータを格納させるので、周期的アプリケーションデータへの影響を低減できる。
(実施例2)
実施例2は、実施例1と同様に、車車間通信がなされるとともに、路車間通信もなされる通信システムに関する。実施例2における端末装置は、周期的アプリケーションデータのために確保した領域に、バーストアプリケーションデータを格納したパケット信号を送信する。実施例2に係る端末装置は、低い方の優先度が付与された周期的アプリケーションデータのために確保された領域に、バーストアプリケーションデータを格納させる。実施例2に係る通信システム100、基地局装置10、端末装置14、アプリケーション管理部78は、図1、図2、図4、図6と同様のタイプであり、ここでは差異を中心に説明する。
図6の周期的アプリケーションデータ割当部160において入力した登録要求に対する周期的アプリケーションは、複数種類規定された送信の優先度のいずれかに対応している。バーストアプリケーションデータ割当部162は、周期的アプリケーションデータ割当部160において確保された領域のうち、低い方の優先度が付与された周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータを格納させることを決定する。例えば、図7において、第4自由アプリケーションの優先度が「1」に設定されているとする。
図11は、本発明の実施例2に係るアプリケーション管理部78の処理概要を示す。図8と同様に、アプリケーション管理部78は、第2パケット信号のタイミングにおいて、バーストアプリケーションデータを受けつける。ここで、バーストアプリケーションデータに対する優先度は、「3」に設定されているとする。バーストアプリケーションデータ割当部162は、格納対象となるバーストアプリケーションよりも低い優先度「2」、「1」の周期的アプリケーションに対して確保された領域を検索する。さらに、バーストアプリケーションデータ割当部162は、検索結果から、最も低い優先度の周期的アプリケーションに対して確保された領域を特定する。複数の領域が特定された場合、直近で到来するタイミングのパケット信号が特定されればよい。ここでは、第4パケット信号のうち、第4自由アプリケーションのために確保された領域が選択される。
バーストアプリケーションデータ割当部162は、選択した領域に、バーストアプリケーションデータを格納することを決定する。なお、優先度の低い周期的アプリケーションの領域のサイズが、バーストアプリケーションデータのサイズよりも小さい場合、バーストアプリケーションデータ割当部162は、同一のパケット信号に含まれた他の領域にも、バーストアプリケーションデータを格納させることを決定する。図11の場合、第1自由アプリケーション、第2自由アプリケーション、第6自由アプリケーションのために確保された領域が対象になる。その際、優先度の低い周期的アプリケーションの領域から順に、バーストアプリケーションデータの格納のために使用される。
図12は、本発明の実施例2に係るアプリケーション管理部78によるデータの格納手順を示すフローチャートである。バーストアプリケーションデータを入力した場合(S20のY)、バーストアプリケーションデータ割当部162は、優先度の低い方の周期的アプリケーションの領域を選択する。なお、該当する優先度の低い方の周期的アプリケーションの領域が見つからない場合は、未選択としてステップS24に進む(S22)。バーストアプリケーションデータ割当部162、挿入部164は、選択した周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータをパケット信号に格納させる。また、周期的アプリケーションデータ割当部160、挿入部164は、パケット信号の選択されなかった周期的アプリケーションの領域に、スケジューリングにしたがって周期的アプリケーションデータを格納させる(S24)。したがって、ステップS22において未選択である場合、当該パケット信号にはバーストアプリケーションデータは格納されない。一方、バーストアプリケーションデータを入力しなかった場合(S20のN)、周期的アプリケーションデータ割当部160は、周期的アプリケーションデータをパケット信号に格納する(S26)。変復調部54、RF部52は、パケット信号を送信する(S28)。送信したパケット信号に、入力されたバーストアプリケーションデータが含まれる場合(S29のY)処理は終了する。一方、送信したパケット信号に、入力されたバーストアプリケーションデータが含まれない場合(S29のN)、すなわちステップS22において未選択の場合、再びステップS22に戻り、バーストアプリケーションデータを格納する周期的アプリケーションの領域を選択する。
図13は、本発明の実施例2に係るアプリケーション管理部78によるデータの格納手順を示すフローチャートである。図12では、ただ単に優先度の低い方の周期的アプリケーションを特定する(S22)としたが、さらに、時間の制約を加えて判断するようになっている(S52)。緊急車両情報や災害情報などのバーストアプリケーションデータは、その性質上、大きな送信遅延が発生すると情報は意味をなさなくなる。そこで、バーストアプリケーションデータには、送信要求から送信に至るまでの時間制限(送信猶予という)が加えられる。パケット信号が100msec間隔で送信されていることから、送信猶予を時間でなくパケット信号の送信回数に置き換えることもできる。ここでは、送信猶予をN回とする。時間に換算すると100×Nmsecとなる。
バーストアプリケーションデータを入力した場合(S50のY)、バーストアプリケーションデータ割当部162は、次に送信するパケット信号からN回後に送信するパケット信号までのN個のパケット信号に対してスケジューリングされた周期的アプリケーションの領域から、バーストアプリケーションデータを格納可能なサイズの連続した周期的アプリケーションの領域を以下の手順で選択する。1)バーストアプリケーションより優先度が低い連続した周期的アプリケーションの領域を探索し、見つかればバーストアプリケーションを格納する領域として選択する。2)1)に該当する周期的アプリケーションの領域がみつからない場合、少なくともバーストアプリケーションより優先度が低い連続した周期的アプリケーションの領域を探索し、見つかればバーストアプリケーションを格納する領域として選択する。3)2)に該当する周期的アプリケーションの領域がみつからない場合、最も優先度が低い連続した周期的アプリケーションの領域を探索し、バーストアプリケーションを格納する領域として選択する(S52)。バーストアプリケーションデータ割当部162、挿入部164は、選択した周期的アプリケーションの代わりに、バーストアプリケーションデータをパケット信号に格納させる。また、周期的アプリケーションデータ割当部160、挿入部164は、パケット信号の選択されなかった周期的アプリケーションの領域に、スケジューリングにしたがって周期的アプリケーションデータを格納させる(S54)。したがって、当該パケット信号に選択された周期的アプリケーションの領域がない場合には、バーストアプリケーションデータは格納されない。以後の処理であるステップ56から59は、図12のステップ26から29と同様なので、説明を省略する。
このようにすることで、バーストアプリケーションデータを100×Nmsec以内に確実に送信することができる。
また、周辺道路情報のように優先度の低いバーストアプリケーションデータは、その性質上、他に優先度が高い情報を優先して送信を中止するようにしてもよい。この場合、ステップS52の手順3)において、バーストアプリケーションデータの送信を断念する。
本発明の実施例によれば、低い方の優先度が付与された周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータを格納させるので、周期的アプリケーションへの影響を低減できる。高い方の優先度が付与された周期的アプリケーションデータはそのまま送信されるので、バーストアプリケーションの影響を回避できる。
(実施例3)
実施例3は、これまでと同様に、車車間通信がなされるとともに、路車間通信もなされる通信システムに関する。実施例3における端末装置は、周期的アプリケーションデータのために確保した領域に、バーストアプリケーションデータを格納したパケット信号を送信する。実施例3に係る端末装置は、送信周期が短い方の周期的アプリケーションデータのために確保された領域に、バーストアプリケーションデータを格納させる。実施例3に係る通信システム100、基地局装置10、端末装置14、アプリケーション管理部78は、図1、図2、図4、図6と同様のタイプであり、ここでは差異を中心に説明する。
図6の周期的アプリケーションデータ割当部160において入力した登録要求に対する周期的アプリケーションには、送信周期が規定されている。送信周期は前述の送信間隔に相当する。バーストアプリケーションデータ割当部162は、周期的アプリケーションデータ割当部160において確保された領域のうち、送信周期が短い方の周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータを格納させることを決定する。例えば、図7において、第1自由アプリケーションの送信周期が「100msec間隔」に設定されているとする。
図14は、本発明の実施例3に係るアプリケーション管理部78の処理概要を示す。図8と同様に、アプリケーション管理部78は、第2パケット信号のタイミングにおいて、バーストアプリケーションデータを受けつける。バーストアプリケーションデータ割当部162は、送信周期が短い周期的アプリケーションのうち、直近で到来するタイミングのパケット信号を特定する。ここでは、第3パケット信号のうち、第1自由アプリケーションのために確保された領域が特定される。
バーストアプリケーションデータ割当部162は、特定した領域に、バーストアプリケーションデータを格納することを決定する。なお、特定した領域のサイズが、バーストアプリケーションデータのサイズよりも小さい場合、バーストアプリケーションデータ割当部162は、同一のパケット信号に含まれた他の領域にも、バーストアプリケーションデータを格納させることを決定する。図14の場合、第2自由アプリケーション、第3自由アプリケーション、第5自由アプリケーションのために確保された領域が対象になる。その際、送信周期の短い周期的アプリケーションの領域から順に、バーストアプリケーションデータの格納のために使用される。
図15は、本発明の実施例3に係るアプリケーション管理部78によるデータの格納手順を示すフローチャートである。バーストアプリケーションデータを入力した場合(S30のY)、バーストアプリケーションデータ割当部162は、送信周期の短い方の周期的アプリケーションを選択する。なお、送信周期の短い方の周期的アプリケーションの領域のサイズが、バーストアプリケーションデータのサイズよりも小さい場合、バーストアプリケーションデータ割当部162は、同一のパケット信号に含まれた他の領域にも、バーストアプリケーションデータを格納させることを決定する(S32)。バーストアプリケーションデータ割当部162、挿入部164は、選択した周期的アプリケーションの代わりに、バーストアプリケーションデータをパケット信号に格納させる。また、周期的アプリケーションデータ割当部160、挿入部164は、パケット信号の選択されなかった周期的アプリケーションの領域に、スケジューリングにしたがって周期的アプリケーションデータを格納させる(S34)。一方、バーストアプリケーションデータを入力しなかった場合(S30のN)、周期的アプリケーションデータ割当部160は、周期的アプリケーションデータをパケット信号に格納する(S36)。変復調部54、RF部52は、パケット信号を送信する(S38)。
本発明の実施例によれば、送信周期が短い方の周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータを格納させるので、周期的アプリケーションへの影響を低減できる。送信周期が長い方の周期的アプリケーションデータはそのまま送信されるので、バーストアプリケーションの影響を回避できる。バーストアプリケーションデータを直ちに送信できる。
(実施例4)
実施例4は、これまでと同様に、車車間通信がなされるとともに、路車間通信もなされる通信システムに関する。実施例4における端末装置は、周期的アプリケーションデータのために確保した領域に、バーストアプリケーションデータを格納したパケット信号を送信する。実施例4に係る端末装置は、送信周期が長い方の周期的アプリケーションデータのために確保された領域に、バーストアプリケーションデータを格納させる。実施例3に係る通信システム100、基地局装置10、端末装置14、アプリケーション管理部78は、図1、図2、図4、図6と同様のタイプであり、ここでは差異を中心に説明する。
図6の周期的アプリケーションデータ割当部160において入力した登録要求に対する周期的アプリケーションには、送信周期が規定されている。送信周期は前述の送信間隔に相当する。バーストアプリケーションデータ割当部162は、周期的アプリケーションデータ割当部160において確保された領域のうち、送信周期が長い方の周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータを格納させることを決定する。例えば、図7において、第5自由アプリケーションの送信間隔が「500msec間隔」に設定されているとする。
図16は、本発明の実施例4に係るアプリケーション管理部78の処理概要を示す。図8と同様に、アプリケーション管理部78は、第2パケット信号のタイミングにおいて、バーストアプリケーションデータを受けつける。バーストアプリケーションデータ割当部162は、送信周期が長い周期的アプリケーションのうち、直近で到来するタイミングのパケット信号を特定する。ここでは、第8パケット信号の第5自由アプリケーションのために確保された領域が特定される。なお、送信周期が長い周期的アプリケーションとして、送信間隔が長いものではなく、送信回数が少ないものが特定されてもよい。図16の場合、「1secにつき1回」である第8自由アプリケーションあるいは第9自由アプリケーションが特定される。
バーストアプリケーションデータ割当部162は、特定した領域に、バーストアプリケーションデータを格納することを決定する。なお、特定した領域のサイズが、バーストアプリケーションデータのサイズよりも小さい場合、バーストアプリケーションデータ割当部162は、同一のパケット信号に含まれた他の領域にも、バーストアプリケーションデータを格納させる。図16の場合、第1自由アプリケーション、第2自由アプリケーション、第6自由アプリケーションのために確保された領域が対象になる。その際、送信周期の長い周期的アプリケーションの領域から順に、バーストアプリケーションデータの格納のために使用される。
図17は、本発明の実施例4に係るアプリケーション管理部78によるデータの格納手順を示すフローチャートである。バーストアプリケーションデータを入力した場合(S40のY)、バーストアプリケーションデータ割当部162は、送信周期の長い方の周期的アプリケーションの領域を選択する。なお、この選択において、スケジューリング条件に有効期限が設定されている場合、有効期限内に送信可能な周期的アプリケーションの領域を選択する。なお、送信周期の長い方の周期的アプリケーションの領域のサイズが、バーストアプリケーションデータのサイズよりも小さい場合、バーストアプリケーションデータ割当部162は、同一のパケット信号に含まれた他の領域にも、バーストアプリケーションデータを格納させることを決定する(S42)。バーストアプリケーションデータ割当部162、挿入部164は、特定した周期的アプリケーションの代わりに、バーストアプリケーションデータをパケット信号に格納させる。また、周期的アプリケーションデータ割当部160、挿入部164は、パケット信号の選択されなかった周期的アプリケーションの領域に、スケジューリングにしたがって周期的アプリケーションデータを格納させる(S44)。一方、バーストアプリケーションデータを入力しなかった場合(S40のN)、周期的アプリケーションデータ割当部160は、周期的アプリケーションデータをパケット信号に格納する(S46)。変復調部54、RF部52は、パケット信号を送信する(S48)。
本発明の実施例によれば、送信周期が長い方の周期的アプリケーションデータの代わりに、バーストアプリケーションデータを格納させるので、周期的アプリケーションへの影響を低減できる。送信周期が短い方の周期的アプリケーションデータはそのまま送信されるので、バーストアプリケーションの影響を回避できる。送信周期が長い方の周期的アプリケーションデータを置き換えるので、次データへの影響を低減できる。
(実施例5)
実施例5は、これまでと同様に、車車間通信がなされるとともに、路車間通信もなされる通信システムに関する。実施例5における端末装置は、周期的アプリケーションデータのために確保した領域に、他の周期的アプリケーションデータを格納するパケット信号を送信する。実施例5に係る通信システム100、基地局装置10、端末装置14、アプリケーション管理部78は、図1、図2、図4、図6と同様のタイプであり、ここでは差異を中心に説明する。
図18(a)−(b)は、本発明の実施例5に係るアプリケーション管理部78の処理概要を示す。ここでは、他の周期的アプリケーションデータとして、第3自由アプリケーションのデータサイズが当初よりも大きくなったものとする。図18(a)は、図6の周期的アプリケーションデータ割当部160によって確保された領域である。ひとつのパケット信号の中に、第1自由アプリケーション、第2自由アプリケーション、第3自由アプリケーション、第9自由アプリケーション用の領域が確保されている。図18(b)は、周期的アプリケーションデータ割当部160によって実際にデータを格納したパケット信号の構成を示す。図示のごとく、周期的アプリケーションデータ割当部160は、第3自由アプリケーションと第9自由アプリケーションのために確保した領域に、アプリケーションデータサイズが大きくなった第3自由アプリケーションのデータを格納する。
本発明の実施例によれば、ひとつの周期的アプリケーションデータが増加した場合に、他の周期的アプリケーションのために確保した領域にデータを格納するので、他の周期的アプリケーション以外の周期的アプリケーションに与える影響を低減できる。また、スケジューリング結果を変化させないので、処理を簡易にできる。
(実施例6)
実施例6も、これまでと同様に、車車間通信がなされるとともに、路車間通信もなされる通信システムに関する。これまでは、車両に搭載された端末装置において、自由アプリケーションが実行され、自由アプリケーションからのデータが当該端末装置から報知されている。実施例6では、端末装置が携帯無線装置に接続される。携帯無線装置は、自由アプリケーションを実行することによって、データを生成する。携帯無線装置は、生成したデータを端末装置に送信する。端末装置は、携帯無線装置からのデータをこれまでと同様に処理する。なお、自由アプリケーションには、周期的アプリケーションとバーストアプリケーションとが含まれる。
図19は、本発明の実施例6に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100では、一例として、ひとつの端末装置14に対して、携帯無線装置150と総称される第1携帯無線装置150a、第2携帯無線装置150bが接続される。端末装置14には、アンテナ50、近距離用アンテナ130が含まれ、第1携帯無線装置150aには、第1近距離用アンテナ152aが含まれ、第2携帯無線装置150bには、第2近距離用アンテナ152bが含まれる。ここで、第1近距離用アンテナ152a、第2近距離用アンテナ152bは、近距離用アンテナ152と総称される。なお、図19では、端末装置14と携帯無線装置150との接続を明確にするために、基地局装置10、他の端末装置14を省略している。また、携帯無線装置150は2台に限定されない。
端末装置14と携帯無線装置150とは、近距離用アンテナ130、近距離用アンテナ152を介して接続される。ここで、端末装置14と携帯無線装置150との接続には、例えば、近距離無線通信システムが使用される。なお、近距離無線通信システムではなく、無線LAN(Local Area Network)であってもよく、端末装置14と携帯無線装置150とが有線にて接続されてもよい。また、携帯無線装置150は、近距離無線通信システムの他に、携帯電話システムにも対応しており、図示しない携帯電話システム用の基地局装置と通信することによって、通話、電子メール、データ通信を実行する。さらに、携帯無線装置150は、スマートフォンであってもよく、その際、所定のアプリケーションプログラムを実行してもよい。ここでは、端末装置14のアプリケーション処理部76の機能が携帯無線装置150に備えられていることによって、携帯無線装置150は、自由アプリケーションを実行する。携帯無線装置150は、自由アプリケーションを実行することによって生成したデータを端末装置14に出力する。
端末装置14のアプリケーション管理部78は、これまでと同様の処理を実行することによって、携帯無線装置150からのデータもパケット信号に格納して、当該パケット信号を報知する。また、端末装置14は、受信したパケット信号の中に、携帯無線装置150において実行されている自由アプリケーションのデータが含まれている場合、当該データを抽出して、携帯無線装置150に送信する。これまで、アプリケーション処理と管理とがひとつの端末装置14に含まれていたが、ここでは、それらが端末装置14と携帯無線装置150に分離されている。なお、本実施例において、端末装置14も、共通アプリケーションあるいは自由アプリケーションを実行してもよい。
図20は、端末装置14の構成を示す。端末装置14は、図4と比較して、近距離通信部132、近距離用アンテナ130を含む。近距離通信部132は、前述のごとく、近距離無線通信システムあるいは無線LANに対応した通信処理を実行することによって、近距離用アンテナ130を介して携帯無線装置150と通信する。近距離通信部132は、携帯無線装置150からのデータを受信すると、データをアプリケーション管理部78に出力する。当該データは、携帯無線装置150において実行された自由アプリケーションのデータである。これらは、送信側アプリケーションに対する処理に相当する。
また、近距離通信部132は、アプリケーション管理部78からのデータを入力すると、データを携帯無線装置150へデータを送信する。当該データは、携帯無線装置150において実行されている自由アプリケーションにて処理されるデータである。これらは、受信側アプリケーションに対する処理に相当する。なお、アプリケーション処理部76では、例えば、共通アプリケーションに対する処理が実行されている。
図21は、携帯無線装置150の構成を示す。携帯無線装置150は、近距離通信部154、携帯無線装置内アプリケーション管理部156、携帯無線装置内アプリケーション処理部158を含む。図21では、通信システム100での処理に関連する構成を示しており、携帯電話システムでの処理および所定のアプリケーションプログラムの処理に関連する構成は省略されている。
携帯無線装置内アプリケーション処理部158は、端末装置14でのアプリケーション処理部76と同様の処理を実行する。携帯無線装置内アプリケーション管理部156は、端末装置14のアプリケーション処理部76のうちの一部の処理、特に、アプリケーション管理部78とのインターフェイスに近い部分の処理を実行する。なお、携帯無線装置内アプリケーション管理部156が省略されてもよい。その際は、携帯無線装置内アプリケーション処理部158と近距離通信部154とが接続される。近距離通信部154は、近距離通信部132に対応した処理を実行する。
本発明の実施例によれば、端末装置と携帯無線装置とに処理を分散させるので、端末装置での処理量を低減できる。また、携帯無線装置を使用するので、実行すべきアプリケーションのバリエーションを拡大できる。また、ユーザによって通常使用されている携帯無線装置を通信システムに組み込むので、ユーザの利便性を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例1から6において端末装置14は、車両12に搭載されている。しかしながらこれに限らず例えば、端末装置14が歩行者に携帯されてもよい。本変形例によれば、端末装置14の適用領域を拡大できる。
実施例1から6の任意の組合せも有効である。本変形例によれば、実施例1から6の任意の組合せによる効果を得ることができる。
なお、上記各実施例において、パケット信号は、700MHz帯高度道路交通システム標準規格に適合してもよい。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。上記課題を解決するために、本発明のある態様の端末装置は、周期的にデータを送信すべき第1種のアプリケーションのデータをパケット信号に格納するための領域の確保に関する登録要求を入力する入力部と、入力部において入力した登録要求に応じて、第1種のアプリケーションのデータをパケット信号に格納するための領域を確保するアプリケーション管理部とを備える。入力部は、非周期的にデータを送信すべき第2種のアプリケーションのデータを入力し、アプリケーション管理部は、パケット信号に確保した領域に、第1種のアプリケーションのデータの代わりに、入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させる。
この態様によると、パケット信号に確保した領域に、第1種のアプリケーションのデータの代わりに、第2種のアプリケーションのデータを格納させるので、第1種のアプリケーションに与える影響を限定的にできる。
アプリケーション管理部は、入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納したパケット信号を送信すべきタイミングにて、パケット信号に確保した領域に、第1種のアプリケーションのデータの代わりに、入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させてもよい。この場合、送信すべきタイミングにおいて、第2種のアプリケーションのデータを格納させるので、遅延時間を低減できる。
アプリケーション管理部は、パケット信号に確保した領域に、第1種のアプリケーションのデータの代わりに、入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させてから所定期間経過するまで、次の第2種のアプリケーションのデータの格納を禁止させてもよい。この場合、所定期間あけて第2種のアプリケーションのデータを格納させるので、第1種のアプリケーションへの影響を低減できる。
入力部において入力した登録要求に対する第1種のアプリケーションは、複数種類規定された送信の優先度のいずれかに対応しており、アプリケーション管理部は、低い方の優先度が付与された第1種のアプリケーションのデータの代わりに、入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させてもよい。この場合、低い方の優先度が付与された第1種のアプリケーションのデータの代わりに、第2種のアプリケーションのデータを格納させるので、第1種のアプリケーションへの影響を低減できる。
入力部において入力した登録要求に対する第1種のアプリケーションには、送信周期が規定されており、アプリケーション管理部は、送信周期が短い方の第1種のアプリケーションのデータの代わりに、入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させてもよい。この場合、送信周期が短い方の第1種のアプリケーションのデータの代わりに、第2種のアプリケーションのデータを格納させるので、第1種のアプリケーションへの影響を低減できる。
入力部において入力した登録要求に対する第1種のアプリケーションには、送信周期が規定されており、アプリケーション管理部は、送信周期が長い方の第1種のアプリケーションのデータの代わりに、入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させてもよい。この場合、送信周期が長い方の第1種のアプリケーションのデータの代わりに、第2種のアプリケーションのデータを格納させるので、第1種のアプリケーションへの影響を低減できる。
10 基地局装置、 12 車両、 14 端末装置、 20 アンテナ、 22 RF部、 24 変復調部、 26 処理部、 28 制御部、 30 ネットワーク通信部、 32 フレーム規定部、 34 選択部、 36 生成部、 50 アンテナ、 52 RF部、 54 変復調部、 56 処理部、 58 制御部、 60 タイミング特定部、 62 転送決定部、 64 取得部、 66 生成部、 68 ユーザIF部、 70 通知部、 72 抽出部、 74 キャリアセンス部、 76 アプリケーション処理部、 78 アプリケーション管理部、 100 通信システム、 160 周期的アプリケーションデータ割当部、 162 バーストアプリケーションデータ割当部。

Claims (6)

  1. 周期的にデータを送信すべき第1種のアプリケーションのデータをパケット信号に格納するための領域の確保に関する登録要求を入力する入力部と、
    前記入力部において入力した登録要求に応じて、第1種のアプリケーションのデータをパケット信号に格納するための領域を確保するアプリケーション管理部とを備え、
    前記入力部は、非周期的にデータを送信すべき第2種のアプリケーションのデータを入力し、
    前記アプリケーション管理部は、パケット信号に確保した領域に、第1種のアプリケーションのデータの代わりに、前記入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させることを特徴とする端末装置。
  2. 前記アプリケーション管理部は、前記入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納したパケット信号を送信すべきタイミングにて、パケット信号に確保した領域に、第1種のアプリケーションのデータの代わりに、前記入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記アプリケーション管理部は、パケット信号に確保した領域に、第1種のアプリケーションのデータの代わりに、前記入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させてから所定期間経過するまで、次の第2種のアプリケーションのデータの格納を禁止させることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記入力部において入力した登録要求に対する第1種のアプリケーションは、複数種類規定された送信の優先度のいずれかに対応しており、
    前記アプリケーション管理部は、低い方の優先度が付与された第1種のアプリケーションのデータの代わりに、前記入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  5. 前記入力部において入力した登録要求に対する第1種のアプリケーションには、送信周期が規定されており、
    前記アプリケーション管理部は、送信周期が短い方の第1種のアプリケーションのデータの代わりに、前記入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  6. 前記入力部において入力した登録要求に対する第1種のアプリケーションには、送信周期が規定されており、
    前記アプリケーション管理部は、送信周期が長い方の第1種のアプリケーションのデータの代わりに、前記入力部において入力した第2種のアプリケーションのデータを格納させることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
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