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JP2014080511A - 接着剤組成物 - Google Patents

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JP2014080511A
JP2014080511A JP2012229259A JP2012229259A JP2014080511A JP 2014080511 A JP2014080511 A JP 2014080511A JP 2012229259 A JP2012229259 A JP 2012229259A JP 2012229259 A JP2012229259 A JP 2012229259A JP 2014080511 A JP2014080511 A JP 2014080511A
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Takanori Kido
隆則 城戸
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】被着体に対して安定して優れた接着性を有する接着剤組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、ウレタンプレポリマーとイソシアネートシラン化合物とを含有する主剤と、グリシジルアミン型エポキシ樹脂を、分子量が200以上3000以下のジオール化合物で錫触媒によって変性して得られる多官能ポリオール化合物を含有する硬化剤と、を含む接着剤組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、接着剤組成物に関する。
自動車のボディ、フロントドア、リヤドア、バックドア、フロントバンパー、リアバンパー、ロッカーモールなど自動車の内外装部品には、一般に鋼板が使用されているが、自動車の軽量化を図る観点から、自動車の内外装部品に、プラスチックや、オレフィン系樹脂などのポリプロピレン樹脂などの材料が一部使用されることが増えている。
自動車の組立作業において、自動車の内外装部品として、プラスチックやポリプロピレン樹脂などが使用される場合、内外装部品を接着剤単独で接着させても十分な接着性が得られない場合が多い。また、用いられる接着剤は、ガラス周りとの接着が多いため、樹脂とガラスとの両方を接着させる必要もある。
そのため、自動車の内外装部品同士の接着強度を向上させる目的で、自動車の内外装部品の接着面に対して、予めフレーム処理、コロナ処理などの乾式処理を施した後、通常、プライマー組成物を塗布し、その上に接着剤等を塗布して十分な接着性を確保することが行われている。
自動車の内外装部品の接着面に接着剤を塗布する前に用いられるプライマー組成物として、例えば、特許文献1、2のようなプライマー組成物が提案されている。
特許文献1では、接着面と接着性ポリエチレンとの間にトリポリリン酸二水素アルミニウム及び酸化亜鉛を含む熱硬化性エポキシプライマー層を設けることが記載されている。また、特許文献2では、イソシアネート成分と、トリポリリン酸二水素アルミニウムを含むリン酸塩を含有し、ポリオレフィンやハイソリッドペイント等の難接着性材料でも十分な接着力を有するプライマー組成物が記載されている。
特開1996−184034号公報 特開1993−320536号公報
しかしながら、プラスチックやポリプロピレン樹脂などの材料を用いて形成された自動車の内外装部品同士の接着にプライマー組成物を用いた場合でも十分な接着性を確保できない場合がある。
また、プライマー組成物には接着性を向上させるため、一般的にカーボンブラック等が配合されている。しかしながら、カーボンブラック等が配合されている場合、プライマー組成物により接着面が着色されるため、プライマー組成物を用いず、自動車の内外装部品同士を直接接着させても安定して十分な接着性を確保することができる接着剤組成物が求められている。
本発明は、前記問題に鑑み、被着体に対して安定して優れた接着性を有する接着剤組成物を提供することを目的とする。
本発明は、次に示す(1)〜(4)である。
(1) ウレタンプレポリマーとイソシアネートシラン化合物とを含有する主剤と、
グリシジルアミン型エポキシ樹脂を、分子量が200以上3000以下のジオール化合物で錫触媒によって変性して得られる多官能ポリオール化合物を含有する硬化剤と、
を含むことを特徴とする接着剤組成物。
(2) 前記錫触媒の含有量は、前記ジオール化合物100質量部に対して0.5質量部以上10質量部以下であることを特徴とする上記(1)に記載の接着剤組成物。
(3) 前記グリシジルアミン型エポキシ樹脂のグリシジル基と、前記ジオール化合物の水酸基とが、グリシジル基/水酸基のモル比で1/2以上1/50以下であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の接着剤組成物。
(4) 前記イソシアネートシラン化合物の含有量は、前記主剤100質量部に対して1質量部以上10質量部以下である上記(1)〜(3)の何れか1つに記載の接着剤組成物。
本発明によれば、被着体に対して安定して優れた接着性を有することができる。
図1は、本実施例及び比較例で用いた一対の試験体を示す図である。
以下、この発明について詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
本実施形態に係る接着剤組成物(以下、「本実施形態の組成物」という。)は、ウレタンプレポリマーとイソシアネートシラン化合物とを含有する主剤と、グリシジルアミン型エポキシ樹脂を、分子量が200以上3000以下のジオール化合物で錫触媒によって変性して得られる多官能ポリオール化合物を含有する硬化剤とを含む。
<主剤>
本実施形態の組成物に含まれる主剤は、ウレタンプレポリマーとイソシアネート化合物とを含む。
(ウレタンプレポリマー)
本実施形態の組成物の主剤に含有されるウレタンプレポリマーは、分子内に複数のイソシアネート基を分子末端に含有するポリマーである。ウレタンプレポリマーは、取り扱いの観点から室温で液状であるものが好ましい。ウレタンプレポリマーの作製方法は、特に制限されるものではなく、従来より公知の方法が挙げられる。ウレタンプレポリマーは、例えば、ポリイソシアネート化合物とポリオール化合物とを、イソシアネート基(NCO基)がヒドロキシ基(OH基)に対して過剰となるように反応させることにより得られる反応生成物である。ウレタンプレポリマーは、一般に、0.5質量%以上10質量%以下のNCO基を分子末端に含有するものである。このイソシアネート基は、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素のいずれに結合していてもよい。
ウレタンプレポリマーを作製する際に使用されるポリイソシアネート化合物は、分子内にイソシアネート基を2個以上有するものであれば特に限定されない。ポリイソシアネート化合物としては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−TDI)、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4′−MDI)、2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,2′−MDI)、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(2,4′−MDI)、1,4−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、トリジンジイソシアネート(TODI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、トリフェニルメタントリイソシアネートのような芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMHDI)、リジンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)のような脂肪族ポリイソシアネート;トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン(H6XDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)のような脂環式ポリイソシアネート;ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートなどのポリイソシアネート化合物;これらのイソシアネート化合物のカルボジイミド変性ポリイソシアネート;これらのイソシアネート化合物のイソシアヌレート変性ポリイソシアネート;これらのイソシアネート化合物と後述するポリオール化合物とを反応させて得られるウレタンプレポリマー;などが挙げられる。これらのポリイソシアネート化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
ウレタンプレポリマーを作製する際に使用されるポリオール化合物は、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリカーボネートポリオール、その他のポリオールのいずれであってもよい。また、これらのポリオールはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。ポリオール化合物として、具体的には、ポリプロピレンエーテルジオール、ポリエチレンエーテルジオール、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシプロピレントリオール、ポリオキシブチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)、ポリマーポリオール、ポリ(エチレンアジペート)、ポリ(ジエチレンアジペート)、ポリ(プロピレンアジペート)、ポリ(テトラメチレンアジペート)、ポリ(ヘキサメチレンアジペート)、ポリ(ネオペンチレンアジペート)、ポリ−ε−カプロラクトン、ポリ(ヘキサメチレンカーボネート)、シリコーンポリオール等が挙げられる。また、ヒマシ油などの天然系のポリオール化合物を使用してもよい。
上記ウレタンプレポリマーを作製する際のポリオールとポリイソシアネートの量比は、例えば、ポリオール中のヒドロキシ基に対するポリイソシアネート中のイソシアネート基の当量比(NCO基/OH基)が、1.2〜2.2であるのが好ましく、1.5〜1.8であるのがより好ましい。
(イソシアネートシラン化合物)
本実施形態の組成物の主剤に含有されるイソシアネートシラン化合物(以下、「接着付与剤」ともいう。)は、イソシアネート基と加水分解性ケイ素含有基とを有する化合物である。イソシアネートシラン化合物は、例えば、イソシアネート基含有化合物と、イソシアネート基と反応し得る官能基と加水分解性ケイ素含有基とを有する化合物とを反応させて得ることができる。上記イソシアネートシラン化合物としては、具体的には、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(MDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)等のジイソシアネートと、アミノアルコキシシラン、メルカプトアルコキシシラン等のシランカップリング剤とを反応させて得られる化合物等が好適に挙げられる。イソシアネートシラン化合物は、特に限定されるものではないが、本実施形態においては、例えば、下記構造式(1)で表される構造を有するイソシアネートシラン化合物(以下、単に、下記構造式(1)のイソシアネートシラン化合物という。)が用いられる。下記構造式(1)のイソシアネートシラン化合物は、下記構造式(2)で表される構造を有するヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット体(以下、単に、「HDIビュレット体」という。)と、下記構造式(3)で表される構造を有するトリメトキシ[3−(フェニルアミノ)プロピル]シラン(以下、単に、「下記構造式(3)のトリメトキシ[3−(フェニルアミノ)プロピル]シラン」という。)との反応物である。下記構造式(1)のイソシアネートシラン化合物は、下記HDIビュレット体の分子内の3個のNCO基のうち1個を、下記構造式(3)のトリメトキシ[3−(フェニルアミノ)プロピル]シラン1個で変性してイソシアネートシラン変性としたものである。
Figure 2014080511
Figure 2014080511
Figure 2014080511
上記化学式(1)のイソシアネートシラン化合物は、上記HDIビュレット体と、上記化学式(3)のHトリメトキシ[3−(フェニルアミノ)プロピル]シランとを、イソシアネート基/アミノ基(NCO基/NH基)が1.5/1.0〜9.0/1.0の範囲内で付加させて得られる。NCO基/NH基とは、トリメトキシ[3−(フェニルアミノ)プロピル]シラン中のNH基1個あたりのHDI中のNCO基の比をいう。
NCO基/NH基は、上記HDIビュレット体と上記化学式(3)のトリメトキシ[3−(フェニルアミノ)プロピル]シランとを1.5/1.0〜9.0/1.0の範囲内となるように反応させているが、好ましくは1.5/1.0〜6.0/1.0であり、より好ましくは3.0/1.0〜6.0/1.0である。NCO基/NH基が上記範囲内であれば、接着付与剤の接着性は十分に発揮される。また、このとき、未反応のHDIビュレット体が残っていてもよい。
イソシアネートシラン化合物の含有量は、主剤100質量部に対して1質量部以上10質量部以下であり、好ましくは1.5質量部以上8質量部以下であり、より好ましくは1.5質量部以上5質量部以下である。イソシアネートシラン化合物の含有量が1質量部を下回ると、接着性能向上の効果が得られない。イソシアネートシラン化合物の含有量が10質量部を超えると、本実施形態の組成物の硬化物は硬くなると共に発泡し易くなる。また、接着剤を作製するためのコストが高くなる。イソシアネートシラン化合物の含有量が上記範囲内である場合には、本実施形態の組成物は、ポリプロピレン樹脂などのオレフィン系樹脂などの材料からなる被着体に対してプライマー組成物を用いることなく安定して優れた接着性を有する。
<硬化剤>
本実施形態の組成物に含まれる硬化剤は、多官能ポリオール化合物を含有する。多官能ポリオール化合物は、多官能エポキシ樹脂をジオール化合物で変性して得られるものである。多官能エポキシ樹脂は、グリシジルアミン型エポキシ樹脂を含有する。多官能ポリオール化合物は、下記構造式(4)のように表すことができる。
Figure 2014080511
(グリシジルアミン型エポキシ樹脂)
グリシジルアミン型エポキシ樹脂は、多官能エポキシ樹脂の一種であり、グリシジルアミンタイプのエポキシ樹脂である。グリシジルアミン型エポキシ樹脂は、エポキシ樹脂組成物の耐熱性を向上させる役割を果たすものである。グリシジルアミン型エポキシ樹脂は、骨格中のエポキシ基において反応性に富むため、錫触媒下で高分子の1級アルコール性OH基と反応することが可能である。グリシジルアミン型エポキシ樹脂としては、例えば、1,3−ビス(N,N−ジメチルアミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’−テトラグリシジル−1,3−ベンゼンジ(メタンアミン)、4,4’−メチレンビス[N,N−ビス(オキシラニルメチル)アニリン]、トリグリシジルアミノフェノール、トリグリシジルアミノクレゾールなどが挙げられる。中でも、ポリブタジエンジオールなどのジオール化合物との反応性、接着性および物性などの観点から、本実施形態においては、グリシジルアミン型エポキシ樹脂は、1,3−ビス(N,N−ジメチルアミノメチル)シクロヘキサンと、N,N,N’,N’−テトラグリシジル−1,3−ベンゼンジ(メタンアミン)との何れか一方または両方を含むものであることが好ましい。
1,3−ビス(N,N−ジメチルアミノメチル)シクロヘキサンは、下記構造式(5)で表され、N,N,N’,N’−テトラグリシジル−1,3−ベンゼンジ(メタンアミン)は、下記構造式(6)で表される。
Figure 2014080511
Figure 2014080511
(ジオール化合物)
ジオール化合物としては、例えば、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオール、アクリルジオール、ポリカーボネートジオール、その他のジオールのいずれであってもよい。また、これらのジオールは単独で使用しても複数を混合して使用してもよい。ジオール化合物として、具体的には、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオール、ポリブタジエンジオール、ポリエチレンエーテルジオール、ポリマーポリオール、ポリ(エチレンアジペート)、ポリ(ジエチレンアジペート)、ポリ(プロピレンアジペート)、ポリ(テトラメチレンアジペート)、ポリ(ヘキサメチレンアジペート)、ポリ−ε−カプロラクトン、ポリ(ヘキサメチレンカーボネート)、シリコーンジオール等が挙げられる。また、天然系のヒマシ油を原料として得られるジオール化合物や松脂を原料とするロジン骨格のジオール(タッキファイヤー)等などを挙げることができる。ジオール化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
本実施形態においては、入手が容易で、かつ、ガラスと樹脂などの異種間の接着性の向上が図れるなどの観点から、ポリブタジエンジオールが好ましい。
また、得られる本実施形態の組成物の接着性、特に樹脂との接着を更に向上させることができるなどの観点から、ロジン骨格のジオールを用いるのが好ましい。また、ロジン骨格のジオールは、ポリブタジエンジオールと併用して用いることが好ましい。このとき、ポリブタジエンジオールとロジン骨格のジオールとの比は、99対1〜50対50の範囲内であることが好ましく、95対5〜60対40の範囲内であることがより好ましく、90対10〜70対30が更に好ましい。ロジン骨格のジオールを入れるほど、得られる本実施形態の組成物の接着性は向上するが、ポリブタジエンジオールとロジン骨格のジオールとの比が50対50よりを超え、ロジン骨格のジオールの含有量が多くなりすぎると、ロジン骨格のジオールがポリブタジエンジオールの中に溶けなくなるためである。
本実施形態のジオール化合物は、エポキシ樹脂との反応性、組成物の貯蔵安定性、硬化物の粘性を良好に保ちつつ、剥離強度を向上させることができることから、数平均分子量(Mn)は、200以上3000以下であることが好ましく、200以上1500以下であることがより好ましい。なお、本実施形態においては、数平均分子量(Mn)は、ゲル浸透クロマトグラフィー法(Gel permeation chromatography:GPC)によって測定されたものである。
ジオール化合物の配合量としては、ジオール化合物が有する水酸基(OH基)と前記多官能エポキシ樹脂が有するグリシジル基(エポキシ基(EP基))とのモル比(水酸基/グリシジル基(エポキシ基))が、2/1〜50/1が好ましく、2/1〜20/1がより好ましく、2/1〜5/1がさらに好ましい。
[錫触媒]
本実施形態の組成物の錫触媒(以下、「有機錫化合物」という)は、変性エポキシ樹脂を変性するために用いられる。有機錫化合物は、特に限定されない。有機錫化合物は有機錫触媒であることが好ましい。有機錫化合物としては、例えば、オクチル酸錫、ナフテン酸錫、ラウリン酸錫等の2価の錫のカルボン酸塩、ジブチル錫ジウラレート、ジブチル錫マレエート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫オキサイド、ジオクチル錫オキサイド、ジブチル錫ベンゾエート等の4価の錫のカルボン酸塩、ジブチル錫オキサイドとフタル酸エステルとの反応物;ジブチル錫ジアセチルアセトナートのようなキレート等が挙げられる。その他には、ジメチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ラウレート(DOTL)、第一錫オクテート、ジオクチル錫マレエート、ジブチル錫ジオレエート、ジフェニル錫ジアセテート、ジオクチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジステアレート、ジオクチル錫ジバーサテート、ジブチル錫ビス(トリエトキシシリケート)、ジアルキルスタノキサンジカルボキシレート、ジブチル錫ジメトキシドのようなジアルキル錫アルコラート、ジブチル錫シリケート、(ジアルキルスタノキサン)ジシリケート化合物等が挙げられる。なかでも、下記構造式(7)で表される2価のオクチル酸錫、下記構造式(8)で表される4価のジブチル錫ジラウレート、下記構造式(9)で表される6価のジブチル錫ジアセチルアセテートが好適に用いられる。これらの有機錫化合物は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
Figure 2014080511
Figure 2014080511
Figure 2014080511
有機錫化合物は、組成物の貯蔵安定性を良好に保ちつつ、剥離強度を向上させることができることから、2価、4価または6価から選ばれる少なくとも一種の有機錫であるのが好ましい。また、必要に応じて、上記錫触媒とアミン触媒との併用も可能である。アミン触媒としては、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(慣用名:DMP−30)、ベンジルジメチルアミン(慣用名:BDMA)、1.8−ジザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7(慣用名:DBMA)、1.8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(慣用名:DBU)などが挙げられる。これらの中でも、エポキシの開環触媒であり、かつ、ウレタン接着剤に用いられることを考慮すると、1.8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7が最も好ましい。
有機錫化合物の配合量は、反応するジオール化合物の分子量と水酸基の反応性に大きく依存するが、ジオール化合物100質量部に対して、0.5質量部以上10質量部以下が好ましく、3質量部以上7質量部以下がより好ましい。有機錫化合物の配合量が上記の範囲内であると、得られる組成物の貯蔵安定性に優れると共に組成物の硬化物の物性に優れる。
有機錫化合物は、例えば、下記反応式(A)で表されるように、多官能エポキシ樹脂のエポキシ環を開環させ、ジオール化合物の水酸基と反応させる開環触媒として用いられる触媒である。また、下記反応式(B)で表されるように、反応により得られる多官能ポリオール化合物は、4つのジオール化合物骨格を有するソフトセグメントが導入され、選択的に主鎖方向(直線方向)に反応が進むため、得られる多官能ポリオール化合物の靱性を上げることができる。また有機錫化合物により貯蔵安定性に優れる多官能ポリオール化合物を得ることができる。
Figure 2014080511
[多官能ポリオール化合物の作製方法]
本実施形態の組成物に含まれる多官能ポリオール化合物は、錫触媒の存在下で、1,3−ビス(N,N−ジメチルアミノメチル)シクロヘキサンとN,N,N’,N’−テトラグリシジルm−キシレンジアミンとの何れか一方または両方を含む多官能エポキシ樹脂をジオール化合物で変性することにより得られる。具体的には、上記の多官能エポキシ樹脂、ジオール化合物を所定量入れて均一に混合し、加熱する。これにより、多官能エポキシ樹脂のエポキシ基にジオール化合物の水酸基と反応させることで、多官能ポリオール化合物が得られる。
また、多官能エポキシ樹脂、ジオール化合物を混合する際、錫触媒を含めることが好ましい。これにより、多官能エポキシ樹脂のエポキシ環を開環させ、ジオール化合物の水酸基と反応させることができ、多官能ポリオール化合物が得られる。
多官能エポキシ樹脂とジオール化合物とを反応させる温度としては、好ましくは60℃以上100℃以下、さらに好ましくは70℃以上90℃以下である。反応温度を上記範囲内とすることで、多官能エポキシ樹脂とジオール化合物との反応を促進することができる。
多官能エポキシ樹脂とジオール化合物とを反応させる時間としては、一般的には、好ましくは6時間以上48時間以下、さらに好ましくは12時間以上24時間以下である。また、錫触媒を含めた場合、使用する錫触媒との反応温度にも依存するが、この場合においても多官能エポキシ樹脂とジオール化合物とを反応させる時間は、好ましくは6時間以上48時間以下、さらに好ましくは12時間以上24時間以下である。
一般にアルコール性水酸基とエポキシ基との反応触媒には、例えばDBU(1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7)などの3級アミンを用いるが、これらの第三級アミンのみを用いた場合、多官能エポキシ樹脂とポリオール(ジオール)化合物が三次元的に架橋を起こしてしまう場合があるため、得られる多官能ポリオール化合物は固いものとなってしまう。また、反応するポリオール化合物によっては粘度の上昇が起きたり、貯蔵中に硬化したりする場合があった。これに対し、本実施形態のように、多官能エポキシ樹脂をジオール化合物で変性する際に錫触媒またはアミン触媒との併用を用いれば、上記構造式(B)で表されるように、多官能エポキシ樹脂にジオール化合物骨格(ソフトセグメント)が主鎖方向(横方向)に導入されるため、得られる多官能ポリオール化合物は、低粘度であって高い接着性を示し、かつ貯蔵安定性に優れ、さらに靱性を上げることができる。
本実施形態の組成物は、硬化剤に、1,3−ビス(N,N−ジメチルアミノメチル)シクロヘキサンとN,N,N’,N’−テトラグリシジルm−キシレンジアミンとの何れか一方または両方を含む多官能エポキシ樹脂をジオール化合物で変性して得られる多官能ポリオール化合物を含有しているため、被着体に対して安定して優れた接着性を有する。特に、本実施形態の組成物は、オレフィン系樹脂などのポリプロピレン樹脂などからなる被着体およびガラスに対して安定して優れた接着性を有することができる。
一般に、オレフィン系樹脂などのポリプロピレン樹脂などからなる被着体を乾式処理すると、その表面には、カルボニル基、水酸基、カルボキシル基などの極性を有する部分とオレフィン樹脂骨格の非極性部分との両方が樹脂表面に局在するようになる。接着剤の接着性を良好にするには、これら極性部および非極性の両方をもつ接着剤が好ましい。グリシジルアミン型エポキシ樹脂をポリブタジエンにて変性した多官能ポリオール骨格を硬化剤成分とすると、上記構造式(B)に示されるように、骨格中にポリブタジエン骨格である疎水部と、エポキシ基とポリブタジエンジオールの水酸基の反応に由来する極性をもつ2級水酸基と、反応せずに残ったポリブタジエンジオールの1級水酸基とが存在する。この1級水酸基と2級水酸基とは、イソシアネートとの反応速度に差がある。すなわち、硬化剤中の2級水酸基は、反応が非常に遅いため、主剤と混合した直後は、1級水酸基が先行して反応して、2級の水酸基は一部反応せずに残る。この残った水酸基が表面処理された樹脂との極性部と接着性を向上させる。以上の理由から、樹脂との接着性が向上すると考えられる。また、構造式(B)のポリオールは、骨格中に4つの1級水酸基を有するため、接着剤の硬化性が非常に速い。また、グリシジルアミン型エポキシ樹脂は、他のエポキシ樹脂と比べて反応性に富むため、錫触媒下で比較的高分子の1級アルコール性OH基と反応することが可能である。
本実施形態に係る組成物は、上記各必須成分を混合することにより得ることができる。本実施形態の組成物は、上記各必須成分の他に、混合時において適した可使時間を確保できるものであれば、必要に応じて、本発明の目的を損なわない範囲で、添加剤を含むことができる。添加剤としては、例えば、硬化剤、可塑剤、充填剤、反応性希釈剤、硬化促進剤(触媒)、チクソトロピー性付与剤、シランカップリング剤、顔料、染料、老化防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、乾性油、接着性付与剤、分散剤、脱水剤、紫外線吸収剤、溶剤等が挙げられる。これらの中の2種類以上を含有してもよい。添加剤等は一般的な方法で混練して組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの添加剤の配合量は本実施形態の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
本実施形態の接着剤組成物は、主剤と硬化剤から成る2成分系ウレタンである。よって、使用時に主剤と硬化剤とを混合する必要がある。使用する時の主剤と硬化剤との混合に際しては、特に限定されるものではないが、所定の主剤および硬化剤の混合比をロータリー式ミキサー、スタティックミキサー等を用いて室温で均質に混合することで得ることができる。
このように、本実施形態の組成物は、主剤と硬化剤とを含み、主剤としてはイソシアネートシランを含有するウレタンプレポリマーと、硬化剤としてはグリシジルアミン型エポキシ樹脂特に、1,3−ビス(N,N−ジメチルアミノメチル)シクロヘキサンとN,N,N’,N’,−テトラグリシジルm−キシレンジアミンとの何れか一方または両方を含む多官能エポキシ樹脂をジオール化合物で変性して得られる多官能ポリオール化合物を含有する接着剤組成物である。多官能エポキシ樹脂をジオール化合物で変性して得られる多官能ポリオール化合物を硬化剤に含有することにより、硬化させた接着剤に極性と非極性の両方を持つ接着剤硬化物を形成することができこれによって樹脂やガラスとの接着性を上げることが可能となる。
本実施形態の組成物の使用方法は、特に限定されるものではない。例えば、上記の主剤と硬化剤とをロータリー式ミキサー、スタティックミキサー等を用いて十分に混合した後、被着体に塗布後、非被着体と貼り合わせ、両被着体を圧着し、接着構造物を形成する。
本実施形態の組成物は、主に自動車のボディ、フロントドア、リヤドア、バックドア、フロントバンパー、リアバンパー、ロッカーモールなど自動車の内外装部品などの接着対象物に塗布される接着剤組成物である。接着対象物へ接着剤組成物を塗布する方法は、特に限定されないが、例えば、接着対象物に接着剤組成物を、専用ガンによって塗布する方法が一般的である。
本実施形態の組成物は、ガラス、プラスチック、金属等の各種基材に対して良好な接着性を発現し、硬化後は温水に長期間さらされたのちも高い接着性を有し、耐水接着性に優れる。本実施形態の組成物は、このような特性を有することから、自動車や車両(新幹線、電車)、船舶、航空機、建築・土木、エレクトロニクス、宇宙産業分野その他の工業製品の接着剤として用いることができ、特に自動車や車両(新幹線、電車)などの内外装部品の接着剤として好適に用いることができる。
以下に、実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されない。
<ウレタンプレポリマーの作製>
数平均分子量5000のポリプロピレンエーテルトリオール600g(商品名「EXCENOL 5030」、旭硝子社製)と、数平均分子量2000のポリプロピレンエーテルジオール300g(商品名「EXCENOL 2020」、旭硝子社製)とをフラスコに投入して、100℃〜130℃に加熱し、脱気しながら攪拌して水分率が0.01%以下になるまで脱水した。その後、90℃まで冷却し、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI:商品名「スミジュール44S」、住友バイエルジャパン社製)をNCOmol/OHmol=1.80となるように添加した後、約24時間、窒素雰囲気下で反応を進め、ウレタンプレポリマーを作製した。
<主剤の作製>
表1に示す各成分を、同表に示す配合量(質量部)で配合し、混合機にて脱気しながら約1時間これらを均一に混合して、表1に示される主剤を作製した。
Figure 2014080511
上記表1に示される各成分は、以下の通りである。
・イソシアネートシラン化合物:上記式(1)で表される構造を有するイソシアネートシラン化合物(HDIのビュレット体とトリメトキシ[3−(フェニルアミノ)プロピル]シランとの反応物)
HDIのビュレット体:商品名「D−165N」、三菱化学株式会社製
トリメトキシ[3−(フェニルアミノ)プロピル]シラン:商品名「y9669」、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)
・可塑剤:アジピン酸ジイソノニル(DINA)、ジェイ・プラス社製
・カーボンブラック:商品名「MA600」、三菱化学社製
・炭酸カルシウム:商品名「スーパーS」、丸尾カルシウム株式会社製
・アミン触媒:2−メチルトリエチレンジアミン、商品名「ME−DABCO」、エアープロダクツジャパン株式会社製
・錫触媒:ジブチルチンジアセテート、商品名「U−200」、日東化成株式会社製
<多官能ポリオール化合物の合成>
表2に示すジオール化合物1〜6、多官能エポキシ樹脂1、2、錫触媒およびアミン触媒を同表に示す添加量(質量部)で配合し、これらを均一に混合した後、80℃で24時間反応させて多官能ポリオール化合物1〜6を合成した。各々の多官能ポリオール化合物の合成に用いた各成分の配合量(質量部)を表2に示す。
Figure 2014080511
上記表2に示される各成分は、以下の通りである。
・ジオール化合物1:ポリブタジエンジオール(ポリブタジエン骨格末端OH)、商品名「Poly−15HT」、数平均分子量1200、出光石油化学株式会社製
・ジオール化合物2:ポリブタジエンジオール(ポリブタジエン骨格末端OH)、商品名「Poly−45HT」、数平均分子量2800、出光石油化学株式会社製
・ジオール化合物3:水酸基末端液状ポリイソプレン、商品名「Poly−ip」、数平均分子量2500、出光石油化学株式会社製
・ジオール化合物4:ポリオキシプロピレンジオール、商品名「三井ポリオールD200」、数平均分子量200、三井化学社製)
・ジオール化合物5:ポリオキシプロピレンジオール、商品名「三井ポリオールD3000」、数平均分子量3000、三井化学社製
・ジオール化合物6:ロジン骨格のジオール(ロジン系タッキファイヤー)、商品名「パインクリスタルD−6011」、数平均分子量950、荒川化学工業社製
・多官能エポキシ樹脂1:1,3−ビス(N,N−ジメチルアミノメチル)シクロヘキサン、商品名「TEDRAD−C」、数平均分子量385、三菱ガス化学社製
・多官能エポキシ樹脂2:N,N,N’,N’−テトラグリシジルm−キシレンジアミン、商品名「TEDRAD−X」、数平均分子量380、三菱ガス化学社製
・錫触媒:オクチル酸錫(2価の有機錫化合物)、商品名「ネオスタンU−28」、日東化成株式会社製
・アミン触媒:3級アミン触媒(DBU(1.8−ジアザビシクロ(5.4.0)−ウンデセン−7)、サンアプロ株式会社製)
<接着剤組成物の作製>
表2で示された各多官能ポリオール化合物1〜6を20℃で24時間放置した後、表3で示した主剤と硬化剤と同表に示す配合量でそれぞれ混合して接着剤を作製した。評価結果を表3に示す。
<試験内容>
各実施例および比較例の各組成物について図1に示される剪断試験体を作製し、50℃で30分置いた後の剪断強度および接着性と、50℃で30分置いた剪断試験体を更に20℃、60%RH雰囲気下で7日間養生し、硬化が完了したときの剪断強度および接着性を確認した。
[試験体の作製]
図1は、本実施例及び比較例で用いた一対の試験体を示す図である。図1に示すように、被着体として一組の乾式処理(コロナ処理、フレーム処理、またはプラズマ試験など)されたオレフィン樹脂板(25×100×0.8mm)11とプレートガラス(25×100×4.5mm)12の間に、接着剤組成物の厚さを5mm程度になるように調整するため、スペーサ(25×100×5mm)13を設けた。次いで、一組の樹脂板11及び軟鋼板12の対向面側の接合部(25×10mm)14に、表1に示す実施例1〜6及び比較例1〜6の各接着剤組成物15をそれぞれ塗布し、一組の樹脂板11及び軟鋼板12を圧着し、図1の剪断試験体を作製した。なお、実施例4、5、比較例4、5では、接着剤組成物を樹脂板11に塗布する前に、樹脂板11に予め樹脂用プライマー組成物(商品名「M(RC−50E)」、横浜ゴム社製)を塗布した。
[接着剤の硬化条件]
(硬化条件1)
接着剤の硬化の速さとその時の接着性を確認するために、図1の剪断試験体を50℃オーブンで30分加熱硬化した後、直ぐに20℃、60%RH雰囲気下で剪断強度を測定した。
(硬化条件2)
接着剤の最終強度とその時の接着性を確認するために、評価1で作製した剪断試験体を更に20℃、60%RH雰囲気下で7日間養生し、20℃、60%RH雰囲気下で剪断強度を測定した。
[剪断強度]
図1の剪断試験体を、各硬化条件で硬化後、JIS K6850−1999に準じて、20℃、60%RH雰囲気で引張速度50mm/分で引っ張り、その剪断強度を測定した。測定結果を下記表3に示す。
[破壊状態]
上記剪断強度を測定した剪断試験体の接着剤の凝集破壊率をCFで表し、剥離率をAFで表した。なお、表2中の「CF50AF50」は、接着試験後の剪断試験体の破壊状態において、凝集破壊が50%であり、剥離が50%であることを意味する。「CF100」は、接着剤の完全な凝集破壊を示す。「AF100」は、接着剤の完全な剥離を示す。評価結果を下記表3に示す。
(評価)
硬化条件1で硬化させた時の剪断強度が2.0MPa以上であり、破壊状態がCF100の場合と、硬化条件2で硬化させた時の剪断強度が4.0MPa以上であり、破壊状態がCF100の場合との評価を○とした。
Figure 2014080511
表3に示す結果から、比較例1〜6は、硬化性が遅いこと、特に比較例3は接着性が良くないことが確認できた。それに対し、実施例1〜6は、硬化性および接着性ともに良好であることが確認できた。このように、本実施形態の組成物は、硬化性および接着性を向上させることができ、オレフィン系樹脂のように、ポリプロピレン樹脂からなる樹脂板およびガラスに対しても接着面に安定して優れた接着性を有する。よって、本実施形態の組成物は、自動車のボディとバックドア等のように自動車の内外装部品の接着剤として信頼性の高い接着剤組成物を得ることができることが判明した。
以上のように、本発明に係る接着剤組成物は、優れた接着性及び耐水接着性を有するため、自動車、船舶、航空機、建築・土木、その他の工業製品に用いることができ、特に自動車の内外装部品の接着用の接着剤組成物として用いるのに適している。
11 樹脂板
12 ガラス板
13 スペーサ
14 接合部
15 接着剤組成物
16 試験片

Claims (4)

  1. ウレタンプレポリマーとイソシアネートシラン化合物とを含有する主剤と、
    グリシジルアミン型エポキシ樹脂を、分子量が200以上3000以下のジオール化合物で錫触媒によって変性して得られる多官能ポリオール化合物を含有する硬化剤と、
    を含むことを特徴とする接着剤組成物。
  2. 前記錫触媒の含有量は、前記ジオール化合物100質量部に対して0.5質量部以上10質量部以下であることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. 前記グリシジルアミン型エポキシ樹脂のグリシジル基と、前記ジオール化合物の水酸基とが、グリシジル基/水酸基のモル比で1/2以上1/50以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の接着剤組成物。
  4. 前記イソシアネートシラン化合物の含有量は、前記主剤100質量部に対して1質量部以上10質量部以下である請求項1から3の何れか1つに記載の接着剤組成物。
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