JP2014075508A - 太陽電池裏面保護用シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリエステル樹脂からなる基材層(P1層)と、前記P1層に隣接して易接着層(P2層)を有する太陽電池裏面保護用シートであって、次の要件を全て満たす太陽電池裏面保護用シート。(1)P2層がP1層を形成するポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂のどちらにも10N/10mm以上の接着強度を有する。(2)P2層が海島構造を有しており、かつP2層の表面に表れている島成分の大きさが円相当径にして平均直径0.1μm以上5μm未満である。
【選択図】なし
Description
(1)P2層がP1層を形成するポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂のどちらにも10N/10mm以上の接着強度を有する。
(2)P2層が海島構造を有しており、かつP2層の表面に表れている島成分の大きさが円相当径にして平均直径0.1μm以上5μm未満である。
(1)P2層がP1層を形成するポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂のどちらにも10N/10mm以上の接着強度を有する。
(2)P2層が海島構造を有しており、かつP2層の表面に表れている島成分の大きさが円相当径にして平均直径0.1μm以上5μm未満である。
まず、本発明のP1層は、ポリエステル樹脂を主たる構成成分とする。ここで、ポリエステル樹脂を主たる構成成分とするとは、該P1層を構成する樹脂に対してポリエステル樹脂が50質量%を超えて含有されていることをいう。P1層を構成するポリエステル樹脂としては、具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸などが挙げられる。また、本発明に用いられるポリエステル樹脂は、1)ジカルボン酸もしくはそのエステル形成性誘導体(以下、「ジカルボン酸成分」と総称する)とジオール成分の重縮合、2)一分子内にカルボン酸もしくはカルボン酸誘導体と水酸基を有する化合物の重縮合、および1)2)の組み合わせにより得ることができる。また、ポリエステル樹脂の重合は常法により行うことができる。
本発明の太陽電池裏面保護用シートは、P1層に隣接して易接着層となるP2層を設けることが必要である。このとき、P2層はP1層の少なくとも片面に設ける必要がある。
接着強度測定サンプル:
本発明のシートのP2層面側にEVAシート(サンビック(株)製、ファストキュアタイプ(500μm厚シート))を重ね、さらにその上に厚さ3mmの半強化ガラスを重ねて、市販のガラスラミネーターを用いて真空引き後、135℃加熱条件下、29.4N/cm2荷重で15分プレス処理をし、幅10mm、長さ150mmの接着強度試験サンプルを作製する。
測定条件・測定結果の定義:
剥離方法は180°剥離、測定数はn=3で実施する。剥離界面が、3回ともP2層とP1層の界面である場合、3回の測定値の平均をP2層とP1層を形成するポリエステル樹脂との接着強度とし、P2層とEVAとの接着強度はP2層とP1層を形成するポリエステル樹脂との接着強度以上であるとする。また剥離界面が、3回ともP2層とEVAとの界面である場合、3回の測定値の平均をP2層とEVAとの接着強度とし、P2層とP1層を形成するポリエステル樹脂との接着強度は、P2層とEVAの接着強度以上であるとする。
本発明のP2層において、海成分を構成する樹脂Aは、1種類の樹脂であってもよく、または2種類以上の樹脂の混合物であっても良いが、少なくともP1層との接着性を有する樹脂であることが好ましい。さらにはP1層、および太陽電池セル側のEVAのどちらにも接着性がある樹脂であることが好ましい。
本発明のP2層において、島成分を構成する樹脂Bは、1種類の樹脂であってもよく、または2種類以上の樹脂の混合物であっても良い。島部分を構成する樹脂が2種類以上の混合物である場合、樹脂が均一に相溶していることが好ましい。また島成分は、全ての島成分が同一の樹脂であっても良く、複数種であっても良い。
本発明の太陽電池裏面保護用シートは、P1層の片側表面(ただし、P2層と接する表面とは反対側の表面)に、例えばガスバリア性、耐紫外線性などの他の機能を持つ層を設けることができる。これらの層を設ける方法としては、P1層と積層する材料をそれぞれ別々に作製し、加熱されたロール群などにより熱圧着する方法(熱ラミネート法)、接着剤を介して貼り合わせる方法(接着法)、その他、積層する材料の形成用材料を溶媒に溶解させ、その溶液をあらかじめ作製していたP1層上に塗布する方法(コーティング法)、硬化性材料をP1層上に塗布した後に電磁波照射、加熱処理などで硬化させる方法、積層する材料をP1層上に蒸着/スパッタする方法、およびこれらを組み合わせた方法等を使用することができる。
次に、本発明の太陽電池裏面保護用シートの製造方法について例を挙げて説明する。これは一例であり、本発明は、かかる例によって得られる物のみに限定して解釈されるものではない。
発電素子3は、太陽光の光エネルギーを電気エネルギーに変換するものであり、結晶シリコン系、多結晶シリコン系、微結晶シリコン系、アモルファスシリコン系、銅インジウムセレナイド系、化合物半導体系、色素増感系など、目的に応じて任意の素子を、所望する電圧あるいは電流に応じて複数個を直列または並列に接続して使用することができる。透光性を有する透明基板4は太陽電池の最表層に位置するため、高透過率のほかに、高耐候性、高耐汚染性、高機械強度特性を有する透明材料が使用される。本発明の太陽電池において、透光性を有する透明基板4は上記特性と満たせばいずれの材質を用いることができ、その例としてはガラス、四フッ化エチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニル樹脂(PVF)、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、ポリ四フッ化エチレン樹脂(TFE)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、ポリ三フッ化塩化エチレン樹脂(CTFE)、ポリフッ化ビニリデン樹脂などのフッ素系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、およびこれらの混合物などが好ましく挙げられる。ガラスの場合、強化されているものを用いるのがより好ましい。また樹脂製の透光基材を用いる場合は、機械的強度の観点から、上記樹脂を一軸または二軸に延伸したものも好ましく用いられる。また、これら基材には発電素子の封止材料であるEVA樹脂などとの接着性を付与するために、表面に、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、易接着処理を施すことも好ましく行われる。
〔特性の測定方法および評価方法〕
(1)P1層、P2層の厚み
ミクロトームを用いて、太陽電池裏面保護用シートの表面に対して垂直方向に切削した小片を作成し、その断面を電界放射走査型電子顕微鏡”JSM−6700F”(日本電子(株)製)を用いて3000倍に拡大観察して撮影した。その断面写真より、P1層、P2層それぞれの厚みを計測し、拡大倍率から逆算して厚みを求めた。なお、厚みは、互いに異なる測定視野から任意に選んだ計5箇所の断面写真を使用し、その平均値を用いた。
P2層表面を電界放射走査型電子顕微鏡”JSM−6700F”(日本電子(株)製)を用いて3000倍に拡大観察して撮影した。得られた画像を用いて、東洋紡績(株)製イメージアナライザーV10を用いて画像中に存在する島成分の面積の和を求め、画像中に存在する島成分の総数から島成分1個辺りの平均面積を求めた。この島成分1個辺りの平均面積と面積が等しくなる正円の直径を算出し、島成分の円相当径の平均直径とした。
上記(2)項で得られた画像より、P2層表面100μm2あたりにおける島成分の個数を求めた。なお、個数は、異なる測定視野から任意に選んだ計5箇所の表面写真を使用して求め、その平均値を用いた。
太陽電池裏面保護用シートからP1層のみを削り、以下の方法でP1層の無機粒子含有量Wt1(質量%)を求めた。
P1層の無機粒子含有率(質量%)Wt1=(wt1’/wt1)×100・・・(1)
(5)P2層とP1層を形成するポリエステル樹脂、EVA樹脂との接着強度評価
JIS K 6854−2(1994年版)に基づいて、P2層とP1層を形成するポリエステル樹脂、EVA樹脂との接着力を測定した。太陽電池裏面保護用シートのP2層面側にEVAシート(サンビック(株)製、ファストキュアタイプ(500μm厚シート))を重ね、さらにその上に厚さ3mmの半強化ガラスを重ねて、市販のガラスラミネーターを用いて真空引き後、135℃加熱条件下、29.4N/cm2荷重で15分プレス処理をして、評価サンプル(疑似太陽電池モジュールサンプル)を作製した。接着強度試験の試験片の幅は10mm、長さ150mmの接着強度評価サンプルを作製した。
測定条件・測定結果の定義:
剥離方法は180°剥離、測定数はn=3で測定した。3つの測定値の平均値を接着強度の値として、次の様に判定した。
接着強度が40N/10mm以上の場合:SS
接着強度が30N/10mm以上の場合:S
接着強度が20N/10mm以上30N/10mm未満の場合:A
接着強度が10N/10mm以上20N/10mm未満の場合:B
接着強度が10N/10mm未満の場合:C
SS〜Bが良好であり、その中でもSSが最も優れている。
上記(5)項と同様にして、評価サンプル(疑似太陽電池モジュールサンプル)を作製し、タバイエスペック(株)製プレッシャークッカーにて、温度120℃、相対湿度100%RHの条件下にて48時間処理を行った。その後、上記(5)項に従って、耐湿熱試験後のEVAシートとの接着力を測定し、次の様に判定した。
接着強度が40N/10mm以上の場合:SS
接着強度が30N/10mm以上40N/10mm未満の場合:S
接着強度が20N/10mm以上30N/10mm未満の場合:A
接着強度が10N/10mm以上20N/10mm未満の場合:B
接着強度が10N/10mm未満の場合:C
シート破壊により接着強度の測定不可:D
SS〜Bが良好であり、その中でもSSが最も優れている。
太陽電池裏面保護用シートを測定片の形状(1cm×20cm)に切り出した後、タバイエスペック(株)製プレッシャークッカーにて、温度125℃、相対湿度100%RHの条件下にて処理を行い、その後、ASTM−D882(1997)に基づいて破断伸度を測定した。なお、測定はn=5とし、また、シートの長手方向、幅方向のそれぞれについて測定した後、その平均値を破断伸度E1とした。
伸度保持率(%)=E1/E0×100・・・(2)
得られた伸度半減期について、以下のように判定した。
伸度半減期が60時間以上の場合:S
伸度半減期が40時間以上60時間未満の場合:A
伸度半減期が30時間以上40時間未満の場合:B
伸度半減期が30時間未満の場合:C
S〜Bが良好であり、その中でもSが最も優れている。
分光光度計U−3410(日立製作所(株)製)を用いて、400〜700nmの範囲の分光反射率を10nm間隔で測定し、その平均値を平均相対反射率とした。サンプル数はn=5とし、それぞれの平均相対反射率を測定して、その平均値を算出した。測定ユニットはφ60mmの積分球(型番130−0632)を使用し、10°傾斜スペーサーを取り付けた。また、標準白色板には酸化アルミニウム(型番210−0740)を使用した。なお、測定は、本発明のP1層側から測定する。
平均相対反射率が80%以上の場合:S
平均相対反射率が60%以上80%未満の場合:A
平均相対反射率が30%以上60%未満の場合:B
平均相対反射率が30%未満の場合:C
S〜Bが良好であり、その中でもSが最も優れている。
紫外線処理前の太陽電池裏面保護用シートのP1層側から測定したb値をK0、紫外線処理後のシートのP1層側から測定したb値をKとした時に、下記(3)式により求められる値をP1層側の色調変化Δbとして、この値よりシートの耐紫外線性を評価した。
Δb=K−K0・・・(3)
紫外線処理は、スガ試験機(株)製キセノンウェザーメーターSC750にて、温度65℃、相対湿度50%RH、強度60W/m2(光源:キセノンランプ、波長範囲:290〜400nm)の条件下でP1層側に1000時間照射した。また、b値の求め方は次の通りである。
分光式色差計SE−2000型(日本電色工業(株)製)を用い、JIS Z−8722(2000)に準じて、P1層側からb値を測定した。光源はC/2、測定モードの選択は、上記(8)項によって求めた太陽電池裏面保護用シートの相対反射率が40%以上の場合は反射モード、相対反射率が40%未満の場合は、透過モードとした。
色調変化Δbが3以下の場合:S
色調変化Δbが3より大きく6以下の場合:A
色調変化Δbが6より大きく10以下の場合:B
色調変化Δbが10より大きい場合:C
S〜Bが良好であり、その中でもSが最も優れている。
P2層のみを削り出して、JIS K−7121(1999)に基づいた方法により、示差走査熱量測定(以下、DSC)の−20℃から200℃まで、20℃/分の昇温速度で昇温した時に得られた示差走査熱量測定チャートにおけるガラス転移温度Tgを求めた。
オルトクロロフェノール100mlに、P1層を溶解させ(溶液濃度C=1.2g/ml)、その溶液の25℃での粘度をオストワルド粘度計を用いて測定した。また、同様に溶媒の粘度を測定した。得られた溶液粘度、溶媒粘度を用いて、下記式(4)により、[η]を算出し、得られた値でもって固有粘度(IV)とした。
ηsp/C=[η]+K[η]2・C ・・・(4)
(ここで、ηsp=(溶液粘度/溶媒粘度)―1、Kはハギンス定数(0.343とする)である。)
(12)末端カルボキシル基量(表中ではCOOH量と記載する。)
P1層の末端カルボキシル基量について、 Mauliceの方法によって測定した。(文献M.J. Maulice, F. Huizinga, Anal.Chim.Acta,22 363(1960))
1.PET原料A(実施例1〜12、実施例14、実施例16、比較例1〜5に用いた)
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸100質量部、ジオール成分としてエチレングリコール100質量部を用い、触媒として酢酸マグネシウム、三酸化アンチモン、亜リン酸を用いて重縮合反応を行った。次いで、得られたポリエチレンテレフタレートを160℃で6時間乾燥、結晶化させたのち、220℃、真空度0.3Torr、9時間の固相重合を行い、融点255℃、固有粘度0.80dl/g、末端カルボキシル基量10当量/トンのポリエチレンテレフタレート(PET−A)原料を得た。
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸100質量部、ジオール成分としてエチレングリコール100質量部を用い、触媒として酢酸マグネシウム、三酸化アンチモン、亜リン酸を用いて重縮合反応を行った。次いで、得られたポリエチレンテレフタレートを160℃で6時間乾燥、結晶化させ、融点255℃、固有粘度0.65dl/g、末端カルボキシル基量25当量/トンのポリエチレンテレフタレート(PET−B)原料を得た。
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル100質量部とエチレングリコール60質量部の混合物に、酢酸マンガン・4水和物塩0.03質量部を添加し、150℃の温度から240℃の温度に徐々に昇温しながらエステル交換反応を行った。途中、反応温度が170℃に達した時点で三酸化アンチモン0.024質量部を添加した。また、反応温度が220℃に達した時点で3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩0.042質量部を添加した。その後、引き続いてエステル交換反応を行い、トリメチルリン酸0.023質量部を添加した。次いで、反応生成物を重合装置に移し、290℃の温度まで昇温し、30Paの高減圧下にて重縮合反応を行い、重合装置の撹拌トルクが所定の値(重合装置の仕様によって具体的な値は異なるが、本重合装置にて固有粘度0.65のポリエチレン−2,6−ナフタレートが示す値を所定の値とした)を示した。次いで、得られたポリエチレンテレフタレートを160℃で6時間乾燥、結晶化させたのち、220℃、真空度0.3Torr、9時間の固相重合を行い、融点255℃、固有粘度0.70dl/g、末端カルボキシル着基量25当量/トンのポリエチレンナフタレート(PEN)原料を得た。
上記1.項によって得られたPET樹脂100質量部と、平均粒子径210nmのルチル型酸化チタン粒子100質量部を、ベントした290℃の押出機内で溶融混練し、酸化チタン原料(PETa−TiO2)を作製した。
上記2.項によって得られたPET樹脂100質量部と、平均粒子径210nmのルチル型酸化チタン粒子100質量部を、ベントした290℃の押出機内で溶融混練し、酸化チタン原料(PETb−TiO2)を作製した。
上記4.項によって得られたPEN樹脂100質量部と、平均粒子径210nmのルチル型酸化チタン粒子100質量部を、ベントした300℃の押出機内で溶融混練し、酸化チタン原料(PEN−TiO2)を作製した。
上記1.項によって得られたPET樹脂100質量部と、平均粒子径40nmのカーボン粒子100質量部を、ベントした290℃の押出機内で溶融混練し、カーボン粒子原料(PETa−CB)を作製した。
水を希釈溶剤として、下記項に記載された塗料を用いて固形分濃度15質量%の塗剤A〜Oを作製した後、アセチレンジオール系界面活性剤、日信化学株式会社製“オルフィン”(登録商標)EXP4051Fを、個々の塗剤に対して0.5質量%の割合となるように配合した。下記項に記載された塗料の配合量は、全て固形分比である。
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が60質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が20質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が20質量%
2.塗剤B(実施例2)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が50質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が20質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が30質量%
3.塗剤C(実施例3に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が70質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が20質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が10質量%
4.塗剤D(実施例4に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が71質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が5質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が24質量%
5.塗剤E(実施例5に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が37.5質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が50質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が12.5質量%
6.塗剤F(実施例6に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が60質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が20質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が10質量%
・エポキシ架橋剤、DIC株式会社製CR−5Lが10質量%
7.塗剤G(実施例7に用いた)
・水性ポリエステル樹脂塗料、高松油脂株式会社製TP−620Kが60質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が20質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が20質量%
8.塗剤H(実施例8に用いた)
・水性アクリル樹脂塗料、DIC株式会社製“ディックナール”FP−2Dが60質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が20質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が20質量%
9.塗剤I(実施例9に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)WLS−201が60質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が20質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が20質量%
10.塗剤J(実施例10に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が60質量%
・酸変性ポリプロピレン(酸変性PP)共重合体樹脂水分散体、三井化学株式会社製“ケミパール”(登録商標)EP−310Hが20質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン” (登録商標)PM−80が20質量%
11.塗剤K(実施例11に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が80質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が20質量%
12.塗剤L(比較例2に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が100質量%
13.塗剤M(比較例3に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が10質量%
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が80質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が10質量%
14.塗剤N(比較例4に用いた)
・エチレン酢酸ビニル(EVA)共重合体樹脂水分散体、中央理化工業株式会社製“アクアテックス”(登録商標)HA−1100が100質量%
15.塗剤O(比較例5に用いた)
・水性ポリウレタン樹脂塗料、DIC株式会社製“ハイドラン”(登録商標)AP−201が90質量%
・メラミン架橋剤、DIC株式会社製“ベッカミン”(登録商標)PM−80が10質量%
(実施例1)
180℃で2時間真空乾燥した(ポリエステル系樹脂原料)の項に記載のPET原料AとPETベース酸化チタンマスターAを、粒子量が表1の濃度となるように調合し290℃の押出機内で溶融混練し、Tダイ口金に導入した。次いで、Tダイ口金よりシート状に溶融押出して表面温度25℃に保たれたドラム上に静電印加法で密着冷却固化させて、未延伸シートを得た。続いて、該未延伸シートを80℃の温度に加熱したロール群で予熱した後、85℃の温度の加熱ロールを用いて長手方向(縦方向)に2.8倍に延伸し、25℃の温度のロール群で冷却して一軸延伸シートを得た。一軸延伸したシートにコロナ処理を施した後、(易接着層用塗剤の調製)の項に記載の塗剤のうち実施例、比較例の番号に対応した塗剤を8メッシュのメタリングバーにて塗布した。
P1層の原料の種類、塗剤の種類を表1に記載した原料、塗剤に変更した以外は実施例1と同様にして二軸延伸シートを得た。
比較例5はP2層を構成する2成分の樹脂が相溶したことによって、P2層の表面に島成分が存在せず、耐湿熱試験後のEVA密着性に劣る特性であった。
180℃で2時間真空乾燥した(ポリエステル系樹脂原料)の項に記載のPEN原料とPENベース酸化チタンマスターを表1の濃度となるように調合し300℃の押出機内で溶融混練し、Tダイ口金に導入した。次いで、Tダイ口金よりシート状に溶融押出して表面温度25℃に保たれたドラム上に静電印加法で密着冷却固化させて、未延伸シートを得た。続いて、該未延伸シートを130℃の温度に加熱したロール群で予熱した後、145℃の温度の加熱ロールを用いて長手方向(縦方向)に3.0倍に延伸し、25℃の温度のロール群で冷却して一軸延伸シートを得た。一軸延伸したシートにコロナ処理を施した後、塗剤Aを8メッシュのメタリングバーにて塗布した。
P1層の工程において、180℃で2時間真空乾燥した(ポリエステル系樹脂原料)の項に記載のPET原料AとPETベースカーボン粒子マスターを表1の濃度となるように調合したこと以外は、実施例1と同様にして、二軸延伸シートを得た。得られたシートについて、特性評価を行ったところ、表2に示す通り、耐湿熱性、耐紫外線性、EVA密着性など各種特性に優れるシートであり、太陽電池裏面保護用シートとして用いるのに好適な特性を有していることがわかった。
P1層の工程において、180℃で2時間真空乾燥した(ポリエステル系樹脂原料)の項に記載のPET原料BとPETベース酸化チタンマスターBを表1の濃度となるように調合したこと以外は、実施例1と同様にして表1の構成の二軸延伸シートを作成した。得られた積層シートについて特性評価を行ったところ、表2に示す通り、P1層を構成するPET原料の固有粘度IV、末端カルボキシル基量が変化したため、P1層の機械強度が低下し、耐湿熱試験後の接着強度試験において、3回ともP1層が破壊した。そのため、P2層とEVA層との接着強度はP1層が破壊した時点の強度としたところ、B判定であった。
180℃で2時間真空乾燥した(ポリエステル系樹脂原料)の項に記載のPET原料AとPETベース酸化チタンマスターAを、粒子量が表1の濃度となるように調合し290℃の押出機内で溶融混練し、Tダイ口金に導入した。次いで、Tダイ口金よりシート状に溶融押出して表面温度25℃に保たれたドラム上に静電印加法で密着冷却固化させて、300μmの未延伸シートを得た。上記で得られたシートの片面に、塗剤Aを下記塗工条件でグラビアコーターを用いて塗工し、易接着層を設けた。
塗工条件:乾燥膜厚0.5μm、乾燥オーブン設定温度120℃
エージング:塗布、巻き取り後、40℃の室内下で2日間エージング
得られたシートについて、特性評価を行った。その結果、表2に示す通り、耐湿熱性、耐紫外線性、EVA密着性など各種特性に優れるシートであり、太陽電池裏面保護用シートとして用いるのに好適な特性を有していることがわかった。
180℃で2時間真空乾燥した(ポリエステル系樹脂原料)の項に記載のPET原料Aを290℃の押出機内で溶融混練し、Tダイ口金に導入した。次いで、Tダイ口金よりシート状に溶融押出して表面温度25℃に保たれたドラム上に静電印加法で密着冷却固化させて、未延伸シートを得た。続いて、該未延伸シートを80℃の温度に加熱したロール群で予熱した後、85℃の温度の加熱ロールを用いて長手方向(縦方向)に2.8倍に延伸し、25℃の温度のロール群で冷却して一軸延伸シートを得た。得られた一軸延伸シートの両端をクリップで把持しながらテンター内の90℃の温度の予熱ゾーンに導き、引き続き連続的に100℃に保たれた加熱ゾーンで長手方向に直角な方向(幅方向)に3.2倍に延伸した。さらに引き続いて、テンター内の熱処理ゾーンで200℃で20秒間の熱処理を施し、さらに210℃で4%幅方向に弛緩処理を行った。次いで、均一に徐冷し、シート厚さ250μmの二軸延伸シートを得た。得られたシートについて、特性評価を行ったところ、表2に示す通り、初期のEVA密着性が劣るシートであることがわかった。
2:封止材
3:発電素子
4:透明基板
5:太陽電池バックシートの封止材2側の面
6:太陽電池バックシートの封止材2と反対側の面
Claims (10)
- ポリエステル樹脂からなる基材層(P1層)と、前記P1層に隣接する易接着層(P2層)を有する太陽電池裏面保護用シートであって、次の(1)、(2)の要件を満たす太陽電池裏面保護用シート。
(1)P2層がP1層を形成するポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂のどちらにも10N/10mm以上の接着強度を有する。
(2)P2層が海島構造を有しており、かつP2層の表面に表れている島成分の大きさが円相当径にして平均直径0.1μm以上5μm未満である。 - 前記P2層の表面に表れている島成分が、P2層表面の100μm2あたり3個以上200個未満存在する、請求項1に記載の太陽電池裏面保護用シート。
- 前記P2層が海成分を構成する樹脂A、島成分を構成する樹脂Bを含み、かつ、前記樹脂Aがウレタン樹脂を含み、前記樹脂Bがオレフィン樹脂を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の太陽電池裏面保護用シート。
- 前記ウレタン樹脂のガラス転移温度Tgが0℃以上40℃以下であることを特徴とする、請求項3に記載の太陽電池裏面保護用シート。
- 前記オレフィン樹脂が、変性ポリオレフィン樹脂であることを特徴とする、請求項3または4に記載の太陽電池裏面保護用シート。
- 前記変性ポリオレフィン樹脂が、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂であることを特徴とする、請求項5に記載の太陽電池裏面保護用シート。
- 前記P2層が、前記樹脂A、前記樹脂B、架橋剤Cを含む塗剤をP1層に塗布、乾燥することにより得られることを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載の太陽電池裏面保護用シート。
- 前記P2層の厚みが0.1μm以上3μm未満であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の太陽電池裏面保護用シート。
- 前記P1層を構成する樹脂が、固有粘度IVが0.65dl/g以上0.80dl/g以下、かつ末端カルボキシル基量が25当量/トン以下のポリエチレンテレフタレートである請求項1〜8のいずれかに記載の太陽電池裏面保護用シート。
- 請求項1〜9のいずれかに記載された太陽電池裏面保護用シートを用いた太陽電池。
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