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JP2014073781A - 蓄冷熱交換器 - Google Patents

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JP2014073781A
JP2014073781A JP2012222998A JP2012222998A JP2014073781A JP 2014073781 A JP2014073781 A JP 2014073781A JP 2012222998 A JP2012222998 A JP 2012222998A JP 2012222998 A JP2012222998 A JP 2012222998A JP 2014073781 A JP2014073781 A JP 2014073781A
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refrigerant
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JP2012222998A
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Yoshiki Tanno
良城 丹野
Kazuhiro Irie
一博 入江
Michiro Matsushita
理郎 松下
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】 エンジン始動時でのクール・ダウン性能が低下するのを防止可能な蓄冷熱交換器を提供する。
【解決手段】 蓄冷熱交換器は、エバポレータ1と蓄冷器2を備える。蓄冷器2は、空気流の流れ方向に対して直交する方向に延在する複数のチューブ5を有する。隣合うチューブ5間に形成される隙間にそれぞれフィン6が配設される。フィン6は、チューブの蓄冷剤充填部5a、5cと冷媒循環部5aとのうちの一方に接触し、チューブ6の蓄冷剤充填部5a、5cと冷媒循環部5bとのうちの他方とは非接触にする。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷媒で冷却可能な蓄冷剤を備え、アイドル・ストップ時にその蓄冷剤の冷熱を利用して冷房可能な蓄冷熱交換器に関する。
車両の一部には、車両の一旦停止時にエンジンを一停止することで燃費の向上を図る、いわゆるアイドル・ストップ機能が設けられたものがある。
このような車両にあっては、エア・コンディショナを作動していると、アイドル・ストップでエンジンが一時停止することから、エンジンで駆動されているエア・コンディショニイング・システムのコンプレッサの駆動も停止する。そうすると、そのシステムで使用されている冷媒は、もはや冷却されなくなる。
そこで、このエンジンの一時停止中であっても冷気を車室内に供給可能にするため、蓄冷剤を備えてこの蓄冷剤と冷媒との間で熱交換可能にして蓄冷剤に冷熱を蓄えておき、アイドル・ストップ時の蓄冷剤の冷熱を冷房に利用するようにした蓄冷熱交換器が用いられる。
このような従来の蓄冷熱交換器としては、特許文献1に記載のものが知られている。
この特許文献1の従来の蓄冷熱交換器は、上下方向に伸び、通風方向を向いた扁平状冷媒流通管が冷媒流通管の厚み方向に間隔をおいて複数配置され、冷媒流通管の一方の面側に、上下方向に伸び幅方向に通風方向を向けられて内部に蓄冷剤が封入された扁平状蓄冷剤容器が配置されて、冷媒流通管が組み付けられてろう付けされる。蓄冷剤容器の壁における冷媒流通管にろう付けされた部分には、貫通孔が形成される。また、冷媒流通管の他方の面とその隣の組の扁平状蓄冷剤容器との間の隙間にフィンが設けられて、それら両者にそれぞれ接触させられている。
特開2011−158198号公報
しかしながら、上記従来の蓄冷熱交換器にあっては、フィンが冷媒流通管とこの隣の組の扁平状蓄冷剤容器との両方に、これらの長さ方向すべてにわたって接触しているので、組内での冷媒による蓄冷剤の冷却の他に、隣合う組間でもフィンを通して冷媒が蓄冷剤を冷却する。その分、蓄冷剤はより早く冷却されるものの、通常は、蓄冷剤による冷房はエンジン始動時からすぐに必要になるケースはなく、むしろ炎天下に車両を駐車して室内の温度が高温になっている車両にドライバが乗り込む場合など、エンジンを始動して車室を急冷したいのが通常である。
それにもかかわらず、上記冷媒による蓄冷剤の冷却を行われると、その分、冷媒による冷房風の冷却能力が低下することになる。
すなわち、エンジン始動時からしばらくは、クール・ダウン性能が低下してしまうといった問題がある。
一方、アイドル・ストップ時間をより長くしたい場合や蓄冷剤の量が多い場合、上記従来の蓄冷熱交換器にあっては、冷媒が空気と蓄冷剤の両方を同時に冷却するので、急冷に時間を要する。このため、蓄冷剤が十分に冷却されないまま次のアイドル・ストップを迎えてしまい、車室内が冷却されなくなってしまうといった問題がある。この場合、コンプレッサを稼働させるためエンジンを稼働すれば、アイドル・ストップ機能を付与している意味がなくなってしまうことになる。そこで、蓄冷時間の短縮化が課題となる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、エンジン始動時におけるクール・ダウン性能の低下の抑制、および蓄冷時間の短縮化といった相反する要求を満足することができるようにした蓄冷熱交換器を提供することにある。
この目的のため、請求項1に記載の本発明による蓄冷熱交換器は、
冷媒を気化するエバポレータと、このエバポレータに並設されて蓄冷剤を内蔵する蓄冷器と、を備え、エバポレータを流れる冷媒が蓄冷器へ循環可能にした蓄冷熱交換器において、
蓄冷器が、互いに仕切られた状態で隣接する、蓄冷剤が充填される蓄冷剤充填部と冷媒が流れる冷媒循環部とを有する複数のチューブを有し、
チューブが蓄冷器を通過する風の流れ方向に対して直交する方向に離間されて、隣合うチューブ間に形成される隙間にそれぞれフィンが配設され、
フィンが、チューブの蓄冷剤充填部と冷媒循環部とのうちの一方に接触し、チューブの蓄冷剤充填部と冷媒循環部とのうちの他方とは非接触である、
ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明の蓄冷熱交換器は、
請求項1に記載の蓄冷熱交換器において、
フィンが、冷媒循環部に接触し、蓄冷剤充填部とは非接触である、
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明の蓄冷熱交換器は、
請求項2に記載の蓄冷熱交換器において、
フィンが、隣接されたチューブの冷媒循環部同士の間のみを連結し、隣接されたチューブの両蓄冷剤充填部とは非接触である、
ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明の蓄冷熱交換器は、
請求項1に記載の蓄冷熱交換器において、
フィンが、蓄冷剤充填部に接触し、冷媒循環部とは非接触である、
ことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明の蓄冷熱交換器は、
請求項4に記載の蓄冷熱交換器において、
フィンが、隣接されたチューブの蓄冷剤充填部同士の間のみを連結し、隣接されたチューブの両冷媒循環部とは非接触である、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の本発明の蓄冷熱交換器にあっては、エンジン始動時におけるクール・ダウン性能の低下の抑制、および蓄冷時間の短縮化といった相反する要求を満足することができる。
請求項2に記載の本発明の蓄冷熱交換器にあっては、フィンが、冷媒循環部に接触し、蓄冷剤充填部とは非接触にしたので、フィンによる冷媒循環部同士の熱伝達を可能とするものの、冷媒循環部と蓄冷剤充填部との間でのフィンを介しての熱伝達を抑えることができる。
請求項3に記載の本発明の蓄冷熱交換器にあっては、フィンが、隣接されたチューブの冷媒循環部同士の間のみを連結し、隣接されたチューブの両蓄冷剤充填部とは非接触にしたので、フィンの面積を大きく確保しながら、冷媒循環部と蓄冷剤充填部との間でのフィンを介しての熱伝達を抑えることができる。
請求項4に記載の本発明の蓄冷熱交換器にあっては、フィンが、蓄冷剤充填部に接触し、冷媒循環部とは非接触にしたので、フィンによる蓄冷剤充填部同士の熱伝達を可能とするものの、冷媒循環部と蓄冷剤充填部との間でのフィンを介しての熱伝達を抑えることができる。
請求項5に記載の本発明の蓄冷熱交換器にあっては、フィンが、隣接されたチューブの蓄冷剤充填部同士の間のみを連結し、隣接されたチューブの両冷媒循環部とは非接触にしたので、フィンの面積を大きく確保しながら、冷媒循環部と蓄冷剤充填部との間でのフィンを介しての熱伝達を抑えることができる。
本発明の実施例1に係る蓄冷熱交換器の斜視図である。 図1の蓄冷熱交換器の蓄冷器で用いるチューブの横断面を示す図で、同図(b)は同図(a)の変形例を示す図である。 図1の蓄冷器のタンクとチューブとの接続構造を示す縦断面図である。 図1の蓄冷器のチューブと、この隣合うチューブ間に設けられるフィンとを示す図である。 本発明の実施例2に係る蓄熱熱交換器の蓄冷器に用いられるチューブと、この隣合うチューブ間に設けられるフィンとを示す図である。 本発明の実施例3に係る蓄熱熱交換器の蓄冷器に用いられるチューブと、この隣合うチューブ間に設けられるフィンとを示す図である。 本発明の実施例4に係る蓄熱熱交換器の蓄冷器に用いられるチューブと、この隣合うチューブ間に設けられるフィンとを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
この実施例1の蓄冷熱交換器は、エンジンのアイドル・ストップ機構を備えた車両に搭載され、そのエア・コンディショニング・システムに適用される。
図1に、その実施例1の蓄冷熱交換器の全体を示す。
図1において、エバポレータ1は、エア・コンディショニング・システム内を循環する冷媒を蒸発させてその気化熱で車室に供給する空気を冷却するもので、周知の構成を有している。したがって、ここでは、その詳細な構造の説明および図示を省略する。
蓄冷器2は、エバポレータ1の車両後方側の位置、すなわち走行風を受ける際エバポレータ1の下流側の位置に、エバポレータ1と並列に配置された状態で、それらの長手方向が車両幅方向に沿う向きで車両に搭載される。
蓄冷器2は、この一番上側に配置されてエバポレータ1のすぐ上流側に流れて来た冷媒の一部が導かれてこれを貯留する上側の冷媒タンクタンク3aと、この直下に並列配置されて、蓄熱剤を貯留する上側の蓄冷剤タンク3bと、蓄冷器2の一番下側に配置されて貯留した冷媒の一部を流出してエバポレータ1の入口に流す下側の冷媒タンク4aと、この直上に並列配置されて蓄熱剤を貯留する下側の蓄冷剤タンク4bと、上側の蓄冷剤タンク3bおよび下側の蓄冷剤タンク4bの間に設けられたコア部7と、を備えている。
なお、上側の冷媒タンク3aと上側の蓄冷剤タンク3bとは、一体に組み付けられて本発明の第1のタンクを構成し、下側の冷媒タンクタンク4aと下側の蓄冷剤タンク4bとは、一体に組み付けられて本発明の第1のタンクを構成する。
また、上側の蓄冷剤タンク3bと下側の蓄冷剤タンク4bとのうちの一方は、本発明の第1のタンクに、またその他方は、本発明の第2のタンクに相当する。
コア部7は、この両側端側に配置されて上側、下側の蓄冷剤タンク3b、4b間をそれぞれ連結する補強プレート8a、8bと、これら間にあって上側、下側の冷媒タンク3a、4a間を連通して冷媒が流通可能で、かつ上側、下側の蓄冷剤タンク3b、4bの間を連通して蓄冷剤が入れられた複数のチューブ5と、隣合うチューブ5間に配置されたフィン6と、を備えている。
図2に、チューブ5の横断面を示す。
同図(a)に示すように、チューブ5は、両先端が丸みを有する長方形状の断面をしており、停車中でのファン駆動時や走行時での空気流の流れ方向(車両前後方向)に沿って3本の流路5a、5b、5cが直列配置され、空気流の流れ方向に直交する方向(紙面に直交する方向)に延在される。
本実施例では、3本の流路5a、5b、5cには、風の上流側から下流側に向けて順に、流路5a内には蓄冷剤、流路5b内には冷媒、流路5cには蓄冷剤が、それぞれ流通可能にしてある。
あるいは、上記に代えて、流路5a内に冷媒、流路5b内に蓄冷剤、流路5cには冷媒が、それぞれ流通可能にしてある。
すなわち、3本の流路5a、5b、5cには、冷媒と蓄冷剤とが交互に配置されるようにしてある。また、3本の流路5a、5b、5cのうち、冷媒が流れる流路は本発明の冷媒循環路を、また蓄冷剤が充填される流路は蓄冷剤充填路をそれぞれ構成する。
また、チューブ5は、同図(b)に示すように、同図(a)の構造と同様に流路5a、5b、5cを設けるとともに、さらに仕切板5dを挿入して流路5a、5b、5cそれぞれ上下に分割したチューブ5'としても良い。この場合、仕切板5d、は伝熱が良好な材料を用い、冷媒と蓄冷剤との間での熱交換面積を増加させるようにする。
チューブ5の両先端は、これらのうちの一方が上側のタンクT1に接続され、他方が下側のタンクT2にそれぞれ接続される。
これらの接続構造は、上下方向が逆になるものの、同じ構成にされる。
そこで、図3に、上側の接続構造のみを示し、下側の接続構造は図示およびその説明は省略する。
図3に示すように、上側の冷媒タンクタンク3aと上側の蓄冷剤タンク3bとは、以下のように一体の上側のタンクT1として構成される。
すなわち、プレート9を直方体状に折り曲げてこの側端部同士を対向させ、これら間に上下方向の若干の隙間10を設けた状態で、一方(図3中右側)の側壁部分9a、他方(図3中の左側)の側壁部分9b、天井壁部分9c、底壁部分9dを形成し、これらの両端部開口をそれぞれ蓋部材で塞いで上側のタンクT1を構成する。
このプレート9の底部9dに相当する箇所には、複数の第1チューブ孔11が設けられており、チューブ5の上側の先端部分が挿入可能とされる。
上側のタンクT1の上記隙間10には、仕切板8の一端が挿入され、仕切板8の他端が上側のタンクT1の他方(図3中の左側)の側壁9bの内側面に当接するようにして、仕切板8が上側のタンクT1の内部に挿入されて、上側のタンクT1の内部空間が上下に2分割される。上側の空間は、冷媒貯留部30とされ、下側の空間は、蓄冷剤貯留部40とされる。
仕切板8は、チューブ5が取り付けられる箇所に対応して、第1チューブ孔11と同じ幅だが長さがより短くされた第2チューブ孔12が設けられ、チューブ5の流路5bの突出部分が挿入可能とされている。
上側のタンクT1は、治具を用いて位置決めされた状態でろう付けで一体化される。
一方、チューブ5は、空気流の流れ方向に沿って蓄冷剤の流路5a、冷媒の流路5b、蓄冷剤の流路5cとなっているので、中央にある冷媒の流路5bの先端部分が、この両側にある蓄冷剤の流路5a、5cの先端分より長くされて凸状に形成される。
すなわち、冷媒の流路5bの先端部分の途中に設けた段差部Sから、それぞれ両端部側に離れるにしたがって先端部分が低くなるようなテーパ状に蓄冷剤の流路5a、5cの先端部分が形成されている。これにより、蓄冷剤の流路5a、5cの先端部分での開口は傾斜される結果、その先端部をテーパにしない場合に比べて開口面積が拡大するようにしてある。
上記のように形成されたチューブ5の先端部分は、上側のタンクT1の底壁部分9dの第1チューブ孔11から、その段差部Sが仕切板8の下面に当たるまで挿入され、その当接位置で仕切板8、したがって上側のタンクT1に対して位置決めされる。
このとき、蓄冷剤の流路5a、5cの先端部分は、底壁部分9dの内面と仕切板8の下面との間にあり、それらの開口が蓄冷剤貯留部40に臨むようになるとともに、冷媒の流路5bの先端部分は、仕切板8の第2チューブ孔12を貫通して仕切板8の上面から突出し、この開口が冷媒貯留部30内に臨むようになる。
なお、下側のタンクT2とチューブ5の下側の先端部分との接続構造は省略するが、方向は上下逆である点を除けば上記上側タンクの場合と同じであることは、上述したとおりである。
図4に、隣合うチューブ5間に設けるフィン6を示す。
同図に示すように、チューブ5の流路5a、5cには蓄冷剤が入っており、この両側の流路5bには冷媒が流れる。
一方、隣合うチューブ5間に設けたフィン6は、チューブ5の蓄冷剤が入れられた流路5a、5cに相当する部分の外面にそれぞれ対面する部分6a、6bが切り欠かれて流路5a、5cの部分の外面と非接触にされるとともに、上記部分6a、6bの中間部分6cが隣合うチューブ5の冷媒が流れる流路5bに相当する部分同士の外面にそれぞれ接触するようにされている。
なお、上記のように構成される蓄冷熱交換器は、全部品がアルミニウムやアルミニウム合金製であり、ろう付けで一体化される。
また、冷媒としては、たとえばHFC-134aを、また蓄冷剤としては、たとえばデカノール、テトラデカン、ペンタデカン、ヘクサデカン、パラフィンなどを用いる。
次に、実施例1の蓄冷熱交換器の作用について以下に説明する。
イグニッション・キーをオンにして、エンジンを駆動すると、エア・コンディショニング・システムを作動させることが可能となる。
ここで、エア・コンディショニング・システムを作動させるようにこのスイッチをオンにすると、マグネット・クラッチが締結してコンプレッサがエンジンにより駆動されるようになる。したがって、コンプレッサから吐き出された冷媒は、周知のエア・コンディショニング・システムのコンデンサ、レシーバなどの各部品を循環するようになり、冷房をドライバが選択している場合には、エバポレータ1で車室内に供給する空気を冷却する。
このとき、エバポレータ1の上流側の冷媒の一部は、蓄冷器2の流路5bの先端部分は、上側の冷媒タンク3aに流れ込み、ここからチューブ5の冷媒用の流路5bを通って下側の冷媒タンク3aへ流れ、ここからエバポレータ1の流入口に流れる。
上記冷媒の一部は、蓄冷器2のチューブ5内の流路5bを流れる際、この両側の流路5a、5c内の蓄冷剤を冷却する。
この場合、隣合うチューブ5間の冷媒が流れる流路5b同士は、フィン6の部分6cがいずれにも接触しているため、冷媒がもつ冷熱はフィンを介して空気に熱伝達される。
一方、チューブ5の流路5bの部分とその隣のチューブ5の蓄冷剤が入っている流路5a、5cの部分とは、それら間に介在されたフィン6の部分6cが切り欠きにより直接接触していないので、冷媒がもつ冷熱はフィンを介して蓄冷剤に熱伝達されることはない。
したがって、流路5bを流れる冷媒は、その分、冷熱を奪われて暖められることがなくなり、エンジン始動時にあっても、車室内に冷媒でより低温に冷却した冷房風を供給することが可能となる。
エンジンの稼働中は、冷媒が冷やされるので、冷媒がチューブ5の流路5bを通るとき、これに両側から隣接する蓄冷剤用の流路5a、5c内にある蓄冷剤を徐々に冷却する。
その後、たとえば信号待ちや地図を見るためなど、車両を一時停止させると、アイドル・ストップ機能によりエンジンが自動的に停止する。そうすると、コンプレッサも停止するため、冷媒はコンデンサ等ではもはや冷却されなくなる。
しかし、一時停止でエンジンが停止した場合でも、走行中に蓄熱器2内で冷やされた蓄冷剤の冷熱で車室に内供給する空気を冷却して、冷房を続行することが可能となる。
その後、車両が再び走行すれば、アイドル・ストップに空気との熱交換で暖められた蓄冷剤も、また冷却されて冷熱を貯留して、次のアイドル・ストップに備える。
以上の説明から分かるように、実施例1の蓄熱熱交換器は、以下の効果を有する。
すなわち、実施例1の蓄熱熱交換器は、隣合うチューブ5間に形成される隙間にそれぞれフィン6が配設され、フィン6が、チューブ側の端部の一部が切り欠かれて、チューブ5の冷媒が流れる流路5bの部分に接触し、チューブの流路5a、5cの部分とは非接触としたため、流路5a、5cの部分からフィン6を通じて蓄熱器2を流れる空気との間では、切り欠きの存在により熱が伝わることはないので、その伝熱量は大きく低減される。
したがって、まだ蓄冷剤が冷却されておらず、高熱になっている車室内を急冷したい、エンジン始動時に、冷媒がフィン6を通じて冷媒に冷熱を奪われる量を大きく抑止できるので、車室の急速冷房が可能となるので、ユーザーの希望に応えることができるようになる。
また、フィン6の切り欠きは、隣合うチューブ5の流路5a同士間、流路5c同士間に設けただけなので、上記急冷効果を担保しながら、フィン6の冷却面積を大きく確保でき、走行風等による冷却効果を高めることが可能となる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、上記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
次に、本発明の実施例2に係る蓄冷熱交換器について、説明する。
実施例2の蓄冷熱交換器は、実施例1とフィン6の形状が異なるだけで他はすべて同じなので、それらの説明や図示を省略する。
図5に示すように、実施例2の蓄冷熱交換器で用いるフィン6は、隣合うチューブ5の冷媒が流通する流路5bの部分の外面同士にそれぞれ接触するフィンとし、流路5a同士の間、また流路5c同士の間には一切フィンを設けないようにしたものである。
このように構成した実施例2の蓄冷熱交換器にあっては、フィンの冷却面積は減少するものの、複雑なフィンの形状を用いることなく、実施例1と同様の効果を得ることが可能となる。
次に、本発明の実施例3に係る蓄冷熱交換器について、説明する。
実施例3の蓄冷熱交換器は、実施例1、2とフィン6の形状が異なるだけで他はすべて同じなので、それらの説明や図示を省略する。
図6に示すように、フィン6は、隣合うチューブ5の蓄冷剤が入れられた流路5a、5cに相当する部分の外面にそれぞれ接触する部分6e、6fと、これらの部分6e、6fとの間にあって、隣合うチューブ5の冷媒が流れる流路5bの部分に対面する部分が切り欠かれて流路5bの部分とそれぞれ非接触にされた部分6gと、を有する。
このように構成した実施例3の蓄冷熱交換器にあっては、冷媒のもつ冷熱は、フィン6を介して空気に熱伝達することがなく、より蓄冷剤の冷却に寄与することになる。
また、蓄冷剤が入れられた流路5a、5cにはフィン6が接触しているため、蓄冷剤に蓄えられた冷熱と蓄冷熱交換器を通過する空気との熱交換機能を損なうことはない。
したがって、実施例3の蓄冷熱交換器は、流路5bを流れる冷媒がもつ冷熱を空気に奪われることがなく、効率的に蓄冷剤を冷却するので、冷却時間の短縮化を行うことが可能となる。
次に、本発明の実施例4に係る蓄冷熱交換器について、説明する。
実施例4の蓄冷熱交換器は、実施例1〜3とフィン6の形状が異なるだけで他はすべて同じなので、それらの説明や図示を省略する。
図7に示すように、実施例4の蓄冷熱交換器で用いるフィン6は、隣合うチューブ5の5cの蓄冷剤が入れられた流路5a、5cの両部分の外面にそれぞれ接触する第1フィン6Aおよび第2フィン6Bとで構成し、また隣合うチューブ5の冷媒が流通する流路流路5b同士の間には一切フィンを設けないようにしたものである。
このように構成した実施例4の蓄冷熱交換器にあっては、フィンの冷却面積は減少するものの、複雑なフィンの形状を用いることなく、実施例3と同様の効果を得ることが可能となる。
以上、本発明を上記各実施例に基づき説明してきたが、本発明はこれらの実施例に限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更等があった場合でも、本発明に含まれる。
たとえば、フィン6の形状は、上記実施例のものの形状に限られない。
また、チューブ5の流路は、上記3本に限られず、複数個あってもよく、この場合、冷媒用の流路と蓄冷剤用の流路とが隣合っていて熱交換ができる構造であればよい。
また、上記実施例1、3においては、フィン6の一部を切り欠くことでフィン6とチューブ5、5'とを非接触にしているが、これらの形状に限定されず、フィン6を切り欠くことなく、チューブ5、5'のフィン6に対向する部分を変形させることでフィン6と非接触になるようにしてもよい。
また、上記実施例では、上側のタンクから下側のタンクへ冷媒を流すようにしたが、これに限られず逆方向に流すようにしてもよい。
また、上記実施例では、蓄冷器にエバポレータへ流れる一部の冷媒だけを流入させるようにしたが、全部流すようにしてもよい。
1 エバポレータ
2 蓄冷器
3a 上側の冷媒タンク(第2のタンク)
3b 下側の冷媒タンク(第1のタンク)
4a 上側の冷媒タンク(第2のタンク)
4b 下側の蓄冷剤タンク(第1のタンク)
5、5' チューブ
5a、5b、5c 流路
5d 仕切板
6、6A、6B フィン
7 コア部
8a、8b 補強プレート
9 プレート
9a、9b 側壁部分
9c 天井壁部分
9d 底壁部分
10 隙間
11 第1チューブ孔
12 第2チューブ孔
30 冷媒貯留部
40 蓄冷剤貯留部
S 段差部
T1 上側のタンク
T2 下側のタンク

Claims (5)

  1. 冷媒を気化するエバポレータと、該エバポレータに並設されて蓄冷剤を内蔵する蓄冷器と、を備え、前記エバポレータを流れる前記冷媒が前記蓄冷器へ循環可能にした蓄冷熱交換器において、
    前記蓄冷器は、互いに仕切られた状態で隣接する、前記蓄冷剤が充填される蓄冷剤充填部と前記冷媒が流れる冷媒循環部とを有する複数のチューブを有し、
    該チューブが前記蓄冷器を通過する風の流れ方向に対して直交する方向に離間されて、隣合う前記チューブ間に形成される隙間にそれぞれフィンが配設され、
    該フィンは、前記チューブの前記蓄冷剤充填部と前記冷媒循環部とのうちの一方に接触し、前記チューブの前記蓄冷剤充填部と前記冷媒循環部とのうちの他方とは非接触である、
    ことを特徴とする蓄冷熱交換器。
  2. 請求項1に記載の蓄冷熱交換器において、
    前記フィンは、前記冷媒循環部に接触し、前記蓄冷剤充填部とは非接触である、
    ことを特徴とする蓄冷熱交換器。
  3. 請求項2に記載の蓄冷熱交換器において、
    前記フィンは、前記隣接されたチューブの前記冷媒循環部同士の間のみを連結し、前記隣接されたチューブの両蓄冷剤充填部とは非接触である、
    ことを特徴とする蓄冷熱交換器。
  4. 請求項1に記載の蓄冷熱交換器において、
    前記フィンは、前記蓄冷剤充填部に接触し、前記冷媒循環部とは非接触である、
    ことを特徴とする蓄冷熱交換器。
  5. 請求項4に記載の蓄冷熱交換器において、
    前記フィンは、前記隣接されたチューブの前記蓄冷剤充填部同士の間のみを連結し、前記隣接されたチューブの両冷媒循環部とは非接触である、
    ことを特徴とする蓄冷熱交換器。
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JP2009529644A (ja) * 2006-03-09 2009-08-20 ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 冷熱貯蔵器を有する熱伝達体

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