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JP2014073149A - 内視鏡装置 - Google Patents

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JP2014073149A
JP2014073149A JP2012220441A JP2012220441A JP2014073149A JP 2014073149 A JP2014073149 A JP 2014073149A JP 2012220441 A JP2012220441 A JP 2012220441A JP 2012220441 A JP2012220441 A JP 2012220441A JP 2014073149 A JP2014073149 A JP 2014073149A
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JP2012220441A
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Akira Kunimoto
晃 国本
Masaaki Nakajima
雅章 中島
Masanao Mashima
雅尚 真島
Yusuke Mimura
勇介 三村
Yuichi Arata
勇一 新
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Konica Minolta Inc
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Abstract

【課題】分光測定における波長領域の分解能を高めるとともに、測定対象部位の分光測定に悪影響が及ばないようにすることが可能な内視鏡装置を提供する。
【解決手段】観察対象部位から放射される撮像光を受光する撮像領域154と、測定対象部位から放射される放射光を受光する分光領域152とが同一受光面上に形成された撮像素子150と、撮像領域154に撮像光を導光する撮像光学系180と、分光領域152に放射光を導光する分光光学系160と、分光光学系160内に設けられ、分光領域152に入射する光を透光または遮光するシャッター部材161と、照明光の照射されるタイミングにおいて、分光領域152に入射する撮像光を遮光させる一方、照明光が照射されず、かつ、測定光が照射されるタイミングにおいて、分光領域152に入射する放射光を透光させるシャッター制御部250とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡装置に関する。
体内管腔の観察対象部位を撮像するだけでなく、測定対象部位に励起光を照射することで測定対象部位から放射される放射光である自家蛍光を分光してそのスペクトルデータの取得(測定対象部位の分光測定)を行うことも可能な内視鏡装置が知られている。かかる内視鏡装置においては、観察対象部位の撮像に撮像素子(例えばCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxid Semiconductor))を用いている。
ところで、撮像素子を撮像領域と分光領域とに分割し、画像撮影と分光測定とを1つの撮像素子で行うことが、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術では、分光領域を使用して分光測定を行うため、細かく分割した各波長領域のフィルターを撮像素子の各画素上に装着している。
また、観察対象部位の撮像に用いる撮像素子を測定対象部位の分光測定にも用いることが、例えば特許文献2に記載されている。特許文献2に記載の内視鏡装置では、撮像素子の受光面が撮像用および分光測定用の2つの領域に分けられている。そして、分光測定用領域を構成する個々のサブ領域に異なる波長の蛍光を入射させるように構成されたフィルターが、分光測定用領域を覆って配置されている。この分光目的のフィルター(以下、「分光フィルター」と言う)は、個々のサブ領域に合わせて千鳥格子状に複数の微小区域に分けられている。例えば、あるサブ領域に対応する区域では350±2.5[nm]の光が透過され、その隣のサブ領域に対応する区域では355±2.5[nm]の光が透過される。このように、この分光フィルターは、一定幅の波長帯を有する蛍光を5[nm]刻みで分光し、各分割波長帯の蛍光を、撮像素子に設けられた分光測定用領域内の別々のサブ領域に入射させる。
特開2012−59865号公報 特開2005−185513号公報
特許文献1,2に記載の技術では、分光を行う手段として、撮像素子の領域毎に透過する波長領域が細かく分かれているバンドパスフィルターを当該撮像素子の上に直接貼り付けている。しかしながら、波長領域が細かく分かれているバンドパスフィルターを製造することは非常に困難である。また、製造できたとしても、分光領域で検出できる波長領域の分解能は低くなってしまうという問題があった。例えば特許文献2に記載の技術では、波長領域の分解能は、5[nm]であり、低くなっている。
また、特許文献1,2に記載の技術では、撮像領域で検出すべき撮像光(すなわち、照明光の照射によって観察対象部位から発せられる光)が分光領域に入射してしまい、測定対象部位の分光測定に悪影響を及ぼしてしまうおそれがあるという問題があった。
本発明は、分光測定における波長領域の分解能を高めるとともに、測定対象部位の分光測定に悪影響が及ばないようにすることが可能な内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明に係る内視鏡装置は、
体内管腔の観察対象部位に照明光が照射されることによって当該観察対象部位から放射される撮像光を受光する第1受光領域と、前記体内管腔の測定対象部位に測定光が照射されることによって当該測定対象部位から放射される放射光を受光する第2受光領域とが同一受光面上に形成された撮像素子と、
前記第1受光領域に前記撮像光を導光する撮像光学系と、
前記第2受光領域に前記放射光を導光する分光光学系と、
前記第2受光領域に入射する光を透光または遮光するシャッター部材と、
前記シャッター部材の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記観察対象部位に前記照明光が照射されるタイミングにおいて、前記シャッター部材を遮光状態に切り替えて前記第2受光領域に入射する前記撮像光を遮光させる一方、前記観察対象部位に前記照明光が照射されず、かつ、前記測定対象部位に前記測定光が照射されるタイミングにおいて、前記シャッター部材を透光状態に切り替えて前記第2受光領域に入射する前記放射光を透光させる。
また、本発明に係る内視鏡装置は、
体内管腔の観察対象部位に照明光が照射されることによって当該観察対象部位から放射される撮像光を受光する第1受光領域であって、前記撮像光を受光する度に、当該撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして蓄積する第1受光領域と、前記体内管腔の測定対象部位に測定光が照射されることによって当該測定対象部位から放射される放射光を受光する第2受光領域であって、前記放射光を受光する度に、当該放射光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして蓄積する第2受光領域とが同一受光面上に形成された撮像素子と、
前記第1受光領域に前記撮像光を導光する撮像光学系と、
前記第2受光領域に前記放射光を導光する分光光学系と、
前記第2受光領域に蓄積されている前記放射光データを読み出す読み出し部と、
前記読み出し部の読み出し動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記観察対象部位に前記照明光が照射されず、かつ、前記測定対象部位に前記測定光が照射されるタイミングにおいてのみ前記第2受光領域に蓄積された前記放射光データを読み出すように前記読み出し部を制御する。
本発明によれば、分光測定における波長領域の分解能を高めるとともに、測定対象部位の分光測定に悪影響が及ばないようにすることが可能な内視鏡装置を提供することができる。
第1の実施の形態における内視鏡装置の全体構成を示す図である。 第1の実施の形態における内視鏡本体の先端部の斜視図である。 第1の実施の形態における内視鏡本体の先端部および撮像素子の構成を示す図である。 第1の実施の形態における動作タイミングを示すタイミングチャートである。 第1の実施の形態における動作タイミングの変形例を示すタイミングチャートである。 第1の実施の形態における撮像素子の構成の変形例を示す図である。 第2の実施の形態における内視鏡装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態における撮像素子の構成を示す図である。 第2の実施の形態における動作タイミングを示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態における内視鏡装置の構成を示す図である。 第3の実施の形態における撮像素子の構成を示す図である。 第3の実施の形態における動作タイミングを示すタイミングチャートである。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[内視鏡装置10の構成]
図1に示す内視鏡装置10は、内視鏡本体100および内視鏡プロセッサー200を備える。内視鏡本体100は、体内管腔(以下、「管腔」と略記する)に導入可能に形成された可撓性を有する長尺の挿入部110と、挿入部110の基端部110aに設けられた操作部120と、操作部120を介して挿入部110と内視鏡プロセッサー200とを通信可能に接続するケーブル130とを備える。
挿入部110は、管腔内部を進入する際に管腔の湾曲に応じて容易に湾曲可能な可撓性を、挿入部110の略全長にわたって有する。また、挿入部110は、操作部120のノブ120aの操作に従って先端部110b側の一定範囲(操作可能部110c)を任意の角度で湾曲させることができる機構(図示せず)を有する。
挿入部110の先端部110bには、図2に示すように、第1照明窓111、第2照明窓112、第1観察窓113、第2観察窓114および鉗子チャンネル115が配設されている。
第1照明窓111は、例えば対物レンズであり、内視鏡プロセッサー200から導光された照明光を管腔の観察対象部位に照射する。第2照明窓112は、例えば対物レンズであり、内視鏡プロセッサー200から導光された測定光としての励起光を管腔の測定対象部位に照射する。
第1観察窓113は、第1照明窓111から観察対象部位に照明光が照射された場合、観察対象部位からの反射光を撮像光として取り込む。第1観察窓113は、例えば、1枚の対物レンズまたは複数枚のレンズからなる対物光学系である。第2観察窓114は、第2照明窓112から測定対象部位に励起光が照射された場合、測定対象部位からの反射光(励起光)、および励起光を照射した結果として測定対象部位から放射される放射光である自家蛍光を受光光として取り込む。第2観察窓114は、例えば、1枚の対物レンズまたは複数枚のレンズからなる対物光学系である。
鉗子チャンネル115は、操作部120に形成された導入口120bと連通するように挿入部110に形成された内腔である。鉗子チャンネル115には、病変部の観察、病変部の診断および病変部の手術等を行うための様々な機器を挿通することができる。
[挿入部110の内部構成]
次に、図3(a),(b)を参照し、挿入部110の内部構成について説明する。図3(b)は、挿入部110の内部に設けられた撮像素子150の構成を概略的に示す図である。
挿入部110は、第1照明窓111、第2照明窓112、鉗子チャンネル115、照明光ファイバー140、励起光ファイバー142および光学ユニット135を有する。
照明光ファイバー140は、挿入部110内に収容された1本の光ファイバーまたは複数本の光ファイバーの束であり、内視鏡プロセッサー200内で生成された照明光を挿入部110の先端部110b近傍まで導光する。照明光ファイバー140の端面は第1照明窓111に対向して配置されているため、照明光ファイバー140から出射された照明光は、第1照明窓111を介して管腔の観察対象部位に照射される。
励起光ファイバー142は、挿入部110内に収容された1本の光ファイバーまたは複数本の光ファイバーの束であり、内視鏡プロセッサー200内で生成された励起光を挿入部110の先端部110b近傍まで導光する。励起光ファイバー142の端面は第2照明窓112に対向して配置されているため、励起光ファイバー142から出射された励起光は、第2照明窓112を介して管腔の測定対象部位に照射される。
観察対象部位または測定対象部位に対して照明光または励起光が照射されたときの観察対象部位または測定対象部位からの光は、光学ユニット135を通過することで、挿入部110に受光される。
光学ユニット135は、CCDイメージセンサーからなる撮像素子150と、分光光学系160と、撮像光学系180と、分光光学系160および撮像光学系180を観察対象部位または測定対象部位に対して並列になるように収容する例えば樹脂性の筐体190とを備える。
分光光学系160は、励起光の照射によって測定対象部位から発せられる自家蛍光を分光して撮像素子150の分光領域152(第2受光領域)に導光する。
撮像光学系180は、照明光の照射によって観察対象部位から発せられた撮像光を撮像素子150の撮像領域154(第1受光領域)に導光する。
分光光学系160は、第2観察窓114、シャッター部材161、バンドパスフィルター162、スリット164、コリメートレンズ166、回折格子168および集光レンズ170を有する。
第2観察窓114は、励起光の照射によって測定対象部位から発せられる受光光(反射した励起光、および自家蛍光)を集光する。
シャッター部材161は、受光光の光軸方向において、撮像素子150の分光領域152を覆うように配置されている。シャッター部材161は、内視鏡プロセッサー200の制御によって、第2観察窓114により集光されてバンドパスフィルター162、ひいては分光領域152に入る受光光または撮像光を透光または遮光する。
具体的には、シャッター部材161は、照明光の照射によって光学ユニット135が撮像光を受光する場合、分光領域152に入る撮像光を遮光する。シャッター部材161は、励起光の照射によって光学ユニット135が受光光を受光する場合、分光領域152に入る受光光を透光する。
なお、シャッター部材161としては、機械式シャッター、液晶シャッター等を用いることができる。なお、入射光の透過度を制御する場合には、光の透過度(不透明度)を可変に設定できる液晶シャッターを用いることが望ましい。
バンドパスフィルター162は、特定波長の光のみを透過し、それ以外の光を反射する特性を有する光学フィルターである。このようなフィルターを設けることにより、不要な光成分を除去することができる。本実施の形態では、バンドパスフィルター162は、シャッター部材161により透光された受光光のうち、測定対象となる自家蛍光のみを透過させる。
スリット164は、矩形状に形成されており、回折格子168に入射させる光の幅を調整する。
コリメートレンズ166は、スリット164からの光束を略平行な光束に変換する。
回折格子168は、透過型の回折格子であり、コリメートレンズ166を通過した自家蛍光を各波長に分解(分光)して集光レンズ170に向け出射する。
集光レンズ170は、回折格子168により分光された各波長の自家蛍光を集光して撮像素子150の分光領域152に出射する。
撮像光学系180は、第1観察窓113および集光レンズ182を有する。
第1観察窓113は、照明光の照射によって観察対象部位から発せられる撮像光を集光する。
集光レンズ182は、第1観察窓113を通過した撮像光を集光して撮像素子150の撮像領域154に出射する。
本実施の形態においては、撮像光学系180および分光光学系160が、観察対象部位または測定対象部位に対して並列に配置されており、それぞれが独立して導光を行うため、ビームスプリッターなどの光学的分離素子を介することなく撮像素子150へと導光することができる。したがって、測定対象部位から放射される放射光がビームスプリッターでロスすることが回避され、微弱な蛍光の測定に有利である。また、ビームスプリッターのような光学的分離素子が不要であり、構成が簡素化され光学ユニット135のコストアップを抑制することができる。
なお、本実施の形態において、自家蛍光の分光を行う回折格子168は、透過型であるが、反射型であっても良い。また、自家蛍光の分光を行う光学素子として、回折格子168の代わりにプリズムを使用しても良い。また、自家蛍光の幅を調整する光学素子として、スリット164の代わりにピンホールを使用しても良い。
撮像素子150は、内視鏡プロセッサー200との間で制御信号、データ等のやりとりを行う回路基板(図示せず)上に設けられている。撮像素子150は、分光領域152および撮像領域154における各画素上にカラーフィルターが設けられていないモノクロタイプのものである。撮像素子150では、四角形状の分光領域152および撮像領域154が同一受光面上に所定距離だけ離間して形成されている。撮像素子150は、撮像光学系180を通過した撮像光および、分光光学系160を通過した自家蛍光が何れも受光面150aに入射して受光面150a上で結像されるように、配置されている。
ここで、撮像光学系180を通過した撮像光は、分光されずに、受光面150aに設けられた撮像領域154に入射する。よって、撮像領域154に入射した撮像光から得られる撮像光データは、照明光が照射された観察対象部位の像を表すものであり、観察対象部位の画像または映像の表示に用いることができる。一方、分光光学系160を通過した自家蛍光は、分光された上で、受光面150aに設けられた分光領域152において波長成分毎に異なる位置に結像される。つまり、分光領域152を構成する各画素は、自家蛍光を波長成分毎の強度として検出することができる。よって、分光領域152に入射した自家蛍光から得られる放射光データは、自家蛍光のスペクトルを表すものであり、測定対象部位からの自家蛍光のスペクトルデータ取得に用いることができる。
なお、撮像には白色光などの広帯域の波長光を照明光として用いる。自家蛍光の測定の際に、撮像用の照明光が入射すると、正確な測定を行うことができないので、照明光を消灯させる。
撮像領域154は、分光領域152と比べて、できるだけ広い方が望ましく、分光領域152を構成する画素は最低1ラインあれば良い。ただし、分光測定の対象となる自家蛍光の強度が弱い場合には、分光領域152を構成する画素のライン数を増やすことで分光領域152全体の感度を上げることが望ましい。
撮像素子150は、図3(b)に示すように、分光領域152および撮像領域154の他に、放射光データ転送部156および撮像光データ転送部158を有する。
分光領域152は、自家蛍光を受光する度に、当該自家蛍光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして一時的に蓄積する。撮像領域154は、撮像光を受光する度に、当該撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして一時的に蓄積する。
放射光データ転送部156は、内視鏡プロセッサー200の撮像制御部240からの読み出し要求を受けた場合、分光領域152に蓄積されている放射光データを第2読み出し部280に転送する。なお、放射光データは、放射光データ転送部156と第2読み出し部280との間に設けられた増幅部192により電圧信号に変換され、増幅されて第2読み出し部280に転送される。
撮像光データ転送部158は、内視鏡プロセッサー200の撮像制御部240からの読み出し要求を受けた場合、撮像領域154に蓄積されている撮像光データを第1読み出し部260に転送する。なお、撮像光データは、撮像光データ転送部158と第1読み出し部260との間に設けられた増幅部194により電圧信号に変換され、増幅されて第1読み出し部260に転送される。
[内視鏡プロセッサー200の構成]
次に、内視鏡プロセッサー200の構成について説明する。内視鏡プロセッサー200は、制御部210、照明光光源220、励起光光源230、撮像制御部240、シャッター制御部250、第1読み出し部260、画像処理部270(第1処理部)、第2読み出し部280、メモリ290および分光解析部300(第2処理部)を備える。内視鏡プロセッサー200には、入力装置400およびモニター500が接続されている。
入力装置400は、内視鏡プロセッサー200に対するユーザーの指示を入力する。本実施の形態では、入力装置400は、例えば、キーボード、マウスまたはスイッチ等により構成される。モニター500は、例えば液晶ディスプレイ等であり、内視鏡プロセッサー200から出力された画像データを入力して各種画像を表示する。
制御部210は、内視鏡プロセッサー200の各ブロックの動作を制御する。
照明光光源220は、例えば内視鏡プロセッサー200の起動後、管腔の観察観察対象部位(例えば病変部)を照らす画像撮影モードの実行指示が入力装置400に入力された場合、観察用の照明光を発光する。内視鏡本体100の挿入部110は、管腔に導入されている場合、照明光光源220から発光された照明光を導光し、観察対象部位へ出射する。
励起光光源230は、例えば管腔の測定対象部位(例えば病変部)を検査する分光測定モードの実行指示が入力装置400に入力された場合、キセノン光等の光源を発光させ、バンドパスフィルター等により特定の波長の励起光を得るものである。内視鏡本体100の挿入部110は、管腔に導入されている場合、励起光光源230から発光された励起光を導光し、測定対象部位へ出射する。
撮像制御部240は、制御部210の制御に基づいて、撮像素子150における各種処理を制御する。具体的には、撮像制御部240は、分光領域152に蓄積されている放射光データのリセット、分光領域152から放射光データの読み出し、撮像領域154から撮像光データの読み出し等を行う際に必要となる駆動タイミング信号を生成し、当該駆動タイミング信号を撮像素子150に出力する。各種の駆動タイミング信号が撮像素子150に入力されると、撮像素子150は、当該駆動タイミング信号に応じた各種処理を実行する。
シャッター制御部250は、制御部210の制御に基づいて、分光光学系160内に設けられたシャッター部材161の遮光動作または透光動作を制御する。
第1読み出し部260は、撮像素子150の撮像領域154に蓄積されている撮像光データを、撮像光データ転送部158および増幅部194を介して読み出す。
画像処理部270は、第1読み出し部260により読み出された撮像光データに対して所定の信号処理(第1の処理)を行う。制御部210は、処理後の信号を内視鏡映像信号としてモニター500に出力する。これにより、管腔の観察対象部位が撮像されると、内視鏡映像信号に基づく内視鏡映像がモニター500の画面上に表示される。
第2読み出し部280は、撮像素子150の分光領域152に蓄積されている放射光データを、放射光データ転送部156および増幅部192を介して読み出す。第2読み出し部280は、分光領域152から放射光データを読み出す度に、読み出した放射光データをメモリ290に記録する。第1読み出し部260および第2読み出し部280は、撮像光データおよび放射光データをそれぞれ独立して読み出し可能に構成されている。
メモリ290は、内視鏡プロセッサー200に内蔵されたHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置である。なお、メモリ290は、内視鏡プロセッサー200に内蔵されたものでなくても良く、例えば内視鏡プロセッサー200に外付けされたものであっても良いし、あるいは通信ネットワーク上に存在するものであっても良い。
分光解析部300は、第2読み出し部280によりメモリ290に記録された放射光データに基づいて、管腔の測定対象部位における病変の有無や種類についての解析処理(第2の処理)を行う。そして、制御部210は、解析結果を示す解析結果画像データをモニター500に出力することによって、解析結果画像をモニター500に表示させる。ユーザーは、モニター500に表示された解析結果画像を見ることによって、病変の広がりや病気の程度を評価することができる。
[動作タイミング]
次に、図4を参照し、内視鏡装置10の動作タイミングについて説明する。図4は、照明光光源220による照明光の発光動作、励起光光源230による励起光の発光動作、シャッター部材161による透光動作または遮光動作、第1読み出し部260による撮像光データの読み出し動作、および第2読み出し部280による放射光データの読み出し動作のタイミングを示す。
図4に示すように、照明光光源220による照明光の発光タイミングと、励起光光源230による励起光の発光タイミングとは異なっている。照明光光源220による照明光の発光タイミングでは、撮像素子150の撮像領域154は、撮像光学系180を介して受光した撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして蓄積する。励起光光源230による励起光の発光タイミングでは、撮像素子150の分光領域152は、分光光学系160を介して受光した自家蛍光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして蓄積する。
シャッター部材161は、照明光光源220により照明光が発光されている間(つまり、光学ユニット135により撮像光が受光される間)、分光領域152に入射する撮像光を遮光する。また、シャッター部材161は、照明光光源220により照明光が発光されていない間、励起光光源230による励起光の発光によって分光領域152に入射する受光光を透光する。これにより、撮像領域154で検出すべき撮像光が分光領域152に入射してしまい、測定対象部位の分光測定に悪影響を及ぼしてしまうことを防止することができる。
また、図4の例では、第1読み出し部260は、撮像のフレームレートに合わせて、励起光光源230による励起光の発光タイミングの経過後、撮像素子150の撮像領域154に蓄積されている撮像光データを読み出す。第2読み出し部280は、第1読み出し部260による撮像光データの読み出しタイミングの間において、撮像素子150の分光領域152に蓄積されている放射光データを読み出す。このように、第1読み出し部260および第2読み出し部280は、撮像光データおよび放射光データをそれぞれ独立して読み出す。
[第1の実施の形態における効果]
以上詳しく説明したように、第1の実施の形態における内視鏡装置10は、体内管腔の観察対象部位に照明光を照射する照明光ファイバー140と、体内管腔の測定対象部位に測定光を照射する励起光ファイバー142と、観察対象部位に照明光が照射されることによって当該観察対象部位から放射される撮像光を受光する撮像領域154と、測定対象部位に測定光が照射されることによって当該測定対象部位から放射される放射光を受光する分光領域152とが同一受光面上に形成された撮像素子150と、撮像領域154に撮像光を導光する撮像光学系180と、分光領域152に放射光を導光する分光光学系160と、分光光学系160内に設けられ、分光領域152に入射する光を透光または遮光するシャッター部材161と、シャッター部材161の動作を制御するシャッター制御部250とを備える。シャッター制御部250は、観察対象部位に照明光が照射されるタイミングにおいて、分光領域152に入射する撮像光を遮光させる一方、観察対象部位に照明光が照射されず、かつ、測定対象部位に測定光が照射されるタイミングにおいて、分光領域152に入射する放射光を透光させる。
このように構成した第1の実施の形態によれば、自家蛍光を分光する手段として分光光学系160を用いることにより、細かく分割されている波長領域毎のバンドパスフィルターを撮像素子150の上に貼り付けることなく、測定対象部位からの自家蛍光のスペクトルデータを取得することができる。よって、1つの撮像素子150で観察対象部位の撮像および測定対象部位の分光測定を容易に行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、照明光光源220により照明光が発光されている間、分光領域152に入射する撮像光が遮光されるため、撮像領域154で検出すべき撮像光が分光領域152に入射してしまい、測定対象部位の分光測定に悪影響を及ぼしてしまうことを防止することができる。
また、第1の実施の形態では、第1読み出し部260および第2読み出し部280は、撮像光データおよび放射光データをそれぞれ独立して読み出し可能に構成されているため、撮像のフレームレートには依存しない自由なタイミングで、放射光データを読み出すことができる。したがって、第2読み出し部280は、分光領域152により自家蛍光が複数回受光され放射光データとして蓄積(長時間の露光)された後(すなわち、励起光光源230による励起光の発光タイミングが複数回経過した後)、当該複数回分の放射光データを読み出すこともできる。この場合、分光測定の対象となる自家蛍光の強度が弱いときには、複数回分の放射光データを読み出し、当該放射光データに基づいて測定対象部位の解析処理を行うことにより、高感度の分光測定を行うことができる。
[変形例]
なお、上記第1の実施の形態において、分光解析部300は、第2読み出し部280により複数回読み出されてメモリ290に記録された放射光データに基づいて測定対象部位の解析処理を行っても良い。この構成により、分光測定の対象となる自家蛍光の強度が弱いときには、複数回分の放射光データを読み出し、当該放射光データに基づいて測定対象部位の解析処理を行うことにより、高感度の分光測定を行うことができる。ここで、放射光データのノイズ成分として、撮像素子150上で発生するノイズと、放射光データの転送時に発生するノイズとが考えられる。撮像素子150上で露光時間を長く取れば、短い露光を繰り返してメモリ290上での加算で露光時間を確保する場合より、放射光データの転送時に発生するノイズを少なくすることができる。転送時のノイズは、撮像素子150からの読み出しの度に発生するからである。
また、上記第1の実施の形態では、照明光光源220により照明光が発光されている間、シャッター部材161を用いて分光領域152に入射する撮像光を遮光させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、シャッター部材161を用いず、照明光光源220により照明光が発光されている間においてのみ分光領域152に蓄積された放射光データを読み出すようにしても良い。図5を参照し、この場合における内視鏡装置10の動作タイミングについて説明する。
図5は、照明光光源220による照明光の発光動作、第1読み出し部260による撮像光データの読み出し動作、励起光光源230による励起光の発光動作、および第2読み出し部280による放射光データの読み出し動作のタイミングを示す。
図5に示すように、照明光光源220による照明光の発光タイミングと、励起光光源230による励起光の発光タイミングとは異なっている。
撮像制御部240は、励起光光源230による励起光の発光直前に、分光領域152に蓄積されている放射光データをリセット(消去)する。また、第2読み出し部280は、励起光光源230による励起光の発光タイミングの直後から照明光光源220による照明光の発光タイミングの直前まで、分光領域152に蓄積されている放射光データを読み出す。これにより、撮像領域154で検出すべき撮像光が分光領域152に入射してしまい、測定対象部位の分光測定に悪影響を及ぼしてしまうことを防止することができる。
ただし、図5の例では、励起光光源230による励起光の発光タイミングの度に、分光領域152の放射光データをリセットするため、分光領域152において複数回受光した自家蛍光を放射光データとして蓄積(長時間の露光)することができない。そこで、図6に示すように、撮像素子150の構成を変更しても良い。
図6に示す撮像素子150は、分光領域152および撮像領域154の他に、放射光データ転送部157および撮像光データ転送部158を有する。図3(b)の構成と異なる点は、放射光データ転送部157が、分光領域152に蓄積されている放射光データを第2読み出し部280に転送するだけでなく、当該転送の前に、分光領域152に蓄積された複数回分の放射光データを一時的に蓄積できる点である。放射光データ転送部157は、励起光光源230による励起光の発光タイミングの直後から照明光光源220による照明光の発光タイミングの直前まで、分光領域152に蓄積されている放射光データを読み出して蓄積する。第2読み出し部280は、任意のタイミングで、放射光データ転送部156に蓄積されている放射光データを読み出す。この構成により、励起光光源230による励起光の発光タイミングの度に、分光領域152の放射光データがリセットされても、分光領域152において複数回受光した自家蛍光を放射光データとして蓄積(長時間の露光)することができる。
(第2の実施の形態)
次に、図7〜9を参照して、第2の実施の形態を詳細に説明する。なお、第1の実施の形態における各部構成と同様のものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
[撮像素子150の構成]
撮像素子150は、CMOSイメージセンサーからなり、図8に示すように、分光領域152および撮像領域154を含む撮像分光領域155を有する。撮像素子150は、図3における放射光データ転送部156および撮像光データ転送部158を有さない。
分光領域152は、自家蛍光を受光する度に、当該自家蛍光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして一時的に蓄積する。撮像領域154は、撮像光を受光する度に、当該撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして一時的に蓄積する。
撮像素子150は、内視鏡プロセッサー200の撮像制御部240から放射光データの一部読み出し要求を受けた場合、分光領域152に蓄積されている放射光データを読み出し部262に転送する。なお、放射光データは、撮像素子150と読み出し部262との間に設けられた増幅部196により電圧信号に変換され、増幅されて読み出し部262に転送される。
撮像素子150は、内視鏡プロセッサー200の撮像制御部240から撮像光データの一部読み出し要求を受けた場合、撮像領域154に蓄積されている撮像光データを読み出し部262に転送する。なお、撮像光データは、撮像素子150と読み出し部262との間に設けられた増幅部196により電圧信号に変換され、増幅されて読み出し部262に転送される。
[内視鏡プロセッサー200の構成]
次に、内視鏡プロセッサー200の構成について説明する。図7に示す内視鏡プロセッサー200は、図1における第1読み出し部260および第2読み出し部280の代わりに、読み出し部262を備える。
読み出し部262は、撮像分光領域155に含まれる撮像領域154に蓄積されている撮像光データ、および、撮像分光領域155に含まれる分光領域152に蓄積されている放射光データをそれぞれ異なるタイミングで読み出す。具体的には、読み出し部262は、撮像分光領域155のうち撮像領域154に相当する領域を読み出し対象領域として設定し、その読み出し対象領域に蓄積されている撮像光データを読み出す。また、読み出し部262は、撮像分光領域155のうち分光領域152に相当する領域を読み出し対象領域として設定し、その読み出し対象領域に蓄積されている放射光データを読み出す。読み出し部262は、放射光データを読み出す度に、読み出した放射光データをメモリ290に記録する。
画像処理部270は、読み出し部262により読み出された撮像光データに対して所定の信号処理を行う。制御部210は、処理後の信号を内視鏡映像信号としてモニター500に出力する。
分光解析部300は、読み出し部262によりメモリ290に記録された放射光データに基づいて、管腔の測定対象部位における病変の有無や種類についての解析処理を行う。そして、制御部210は、解析結果を示す解析結果画像データをモニター500に出力することによって、解析結果画像をモニター500に表示させる。
[動作タイミング]
次に、図9を参照し、内視鏡装置10の動作タイミングについて説明する。図9は、照明光光源220による照明光の発光動作、励起光光源230による励起光の発光動作、シャッター部材161による透光動作または遮光動作、読み出し部262による撮像光データの読み出し動作、および読み出し部262による放射光データの読み出し動作のタイミングを示す。
図9に示すように、照明光光源220による照明光の発光タイミングと、励起光光源230による励起光の発光タイミングとは異なる。照明光光源220による照明光の発光タイミングでは、撮像分光領域155に含まれる撮像領域154は、撮像光学系180を介して受光した撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして蓄積する。励起光光源230による励起光の発光タイミングでは、撮像分光領域155に含まれる分光領域152は、分光光学系160を介して受光した自家蛍光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして蓄積する。
シャッター部材161は、照明光光源220により照明光が発光されている間、分光領域152に入射する撮像光を遮光する。また、シャッター部材161は、照明光光源220により照明光が発光されていない間、励起光光源230による励起光の発光によって分光領域152に入射する受光光を透光する。これにより、撮像領域154で検出すべき撮像光が分光領域152に入射してしまい、測定対象部位の分光測定に悪影響を及ぼしてしまうことを防止することができる。
また、図4の例では、読み出し部262は、撮像のフレームレートに合わせて、励起光光源230による励起光の発光タイミングの経過後、撮像領域154に蓄積されている撮像光データを読み出す。また、読み出し部262は、撮像光データを読み出した後のタイミングで、分光領域152に蓄積されている放射光データを読み出す。このように、読み出し部262は、撮像光データおよび放射光データをそれぞれ異なるタイミングで読み出す。
[第2の実施の形態における効果]
以上詳しく説明したように、第2の実施の形態によれば、自家蛍光を分光する手段として分光光学系160を用いることにより、細かく分割されている波長領域毎のバンドパスフィルターを撮像素子150の上に貼り付けることなく、測定対象部位からの自家蛍光のスペクトルデータを取得することができる。よって、1つの撮像素子150で観察対象部位の撮像および測定対象部位の分光測定を容易に行うことができる。
また、第2の実施の形態によれば、照明光光源220により照明光が発光されている間、分光領域152に入射する撮像光が遮光されるため、撮像領域154で検出すべき撮像光が分光領域152に入射してしまい、測定対象部位の分光測定に悪影響を及ぼしてしまうことを防止することができる。
また、第2の実施の形態では、読み出し部262は、撮像光データおよび放射光データをそれぞれ異なるタイミングで読み出す。読み出し部262は、分光領域152により自家蛍光が複数回受光され放射光データとして蓄積(長時間の露光)された後(すなわち、励起光光源230による励起光の発光タイミングが複数回経過した後)、当該複数回分の放射光データを読み出すこともできる。この場合、分光測定の対象となる自家蛍光の強度が弱いときには、複数回分の放射光データを読み出し、当該放射光データに基づいて測定対象部位の解析処理を行うことにより、高感度の分光測定を行うことができる。
[変形例]
なお、上記第2の実施の形態において、分光解析部300は、読み出し部262により複数回読み出されてメモリ290に記録された放射光データに基づいて測定対象部位の解析処理を行っても良い。この構成により、分光測定の対象となる自家蛍光の強度が弱いときには、複数回分の放射光データを読み出し、当該放射光データに基づいて測定対象部位の解析処理を行うことにより、高感度の分光測定を行うことができる。
(第3の実施の形態)
次に、図10〜12を参照して、第3の実施の形態を詳細に説明する。なお、第1の実施の形態における各部構成と同様のものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
[撮像素子150の構成]
撮像素子150は、CCDイメージセンサーからなり、図11に示すように、分光領域152および撮像領域154を含む撮像分光領域155を有する。撮像素子150は、図3における放射光データ転送部156および撮像光データ転送部158に代えて、撮像分光データ転送部159を有する。
分光領域152は、自家蛍光を受光する度に、当該自家蛍光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして一時的に蓄積する。撮像領域154は、撮像光を受光する度に、当該撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして一時的に蓄積する。
撮像分光データ転送部159は、内視鏡プロセッサー200の読み出し部264からの一括読み出し要求を受けた場合、分光領域152に蓄積されている放射光データ、および、撮像領域154に蓄積されている撮像光データを同じタイミングで読み出し部264に転送する。なお、撮像光データおよび放射光データは、撮像分光データ転送部159と読み出し部264との間に設けられた増幅部198により電圧信号に変換され、増幅されて読み出し部264に転送される。
[内視鏡プロセッサー200の構成]
次に、内視鏡プロセッサー200の構成について説明する。図10に示す内視鏡プロセッサー200は、図1における第1読み出し部260および第2読み出し部280の代わりに、読み出し部264を備える。
読み出し部264は、撮像素子150の撮像領域154に蓄積されている撮像光データ、および、撮像素子150の分光領域152に蓄積されている放射光データを、撮像分光データ転送部159および増幅部198を介して同じタイミングで読み出す。読み出し部264は、撮像光データおよび放射光データを読み出す度に、読み出した撮像光データを画像処理部270に転送する。また、読み出し部264は、撮像光データおよび放射光データを読み出す度に、読み出した放射光データをメモリ290に記録(転送)する。
画像処理部270は、読み出し部264により読み出された撮像光データに対して所定の信号処理を行う。制御部210は、処理後の信号を内視鏡映像信号としてモニター500に出力する。
分光解析部300は、読み出し部264によりメモリ290に記録された放射光データに基づいて、管腔の測定対象部位における病変の有無や種類についての解析処理を行う。そして、制御部210は、解析結果を示す解析結果画像データをモニター500に出力することによって、解析結果画像をモニター500に表示させる。
[動作タイミング]
次に、図12を参照し、内視鏡装置10の動作タイミングについて説明する。図12は、照明光光源220による照明光の発光動作、励起光光源230による励起光の発光動作、シャッター部材161による透光動作または遮光動作、読み出し部264による撮像光データおよび放射光データの読み出し動作、読み出し部264による撮像光データの転送動作、および読み出し部264による放射光データの転送動作のタイミングを示す。
図12に示すように、照明光光源220による照明光の発光タイミングと、励起光光源230による励起光の発光タイミングとは異なる。
シャッター部材161は、照明光光源220により照明光が発光されている間、分光領域152に入射する撮像光を遮光する。また、シャッター部材161は、照明光光源220により照明光が発光されていない間、励起光光源230による励起光の発光によって分光領域152に入射する受光光を透光する。これにより、撮像領域154で検出すべき撮像光が分光領域152に入射してしまい、測定対象部位の分光測定に悪影響を及ぼしてしまうことを防止することができる。
また、図12の例では、読み出し部264は、撮像のフレームレートに合わせて、励起光光源230による励起光の発光タイミングの経過後、撮像領域154に蓄積されている撮像光データ、および、分光領域152に蓄積されている放射光データを同時に読み出す。読み出し部264は、撮像光データおよび放射光データの読み出しを開始した後、読み出した撮像光データおよび放射光データを順次、画像処理部270およびメモリ290に転送する。
[第3の実施の形態における効果]
以上詳しく説明したように、第3の実施の形態によれば、自家蛍光を分光する手段として分光光学系160を用いることにより、細かく分割されている波長領域毎のバンドパスフィルターを撮像素子150の上に貼り付けることなく、測定対象部位からの自家蛍光のスペクトルデータを取得することができる。よって、1つの撮像素子150で観察対象部位の撮像および測定対象部位の分光測定を容易に行うことができる。
また、第3の実施の形態によれば、照明光光源220により照明光が発光されている間、分光領域152に入射する撮像光が遮光されるため、撮像領域154で検出すべき撮像光が分光領域152に入射してしまい、測定対象部位の分光測定に悪影響を及ぼしてしまうことを防止することができる。
[変形例]
なお、上記第3の実施の形態において、分光解析部300は、読み出し部264により複数回読み出されてメモリ290に転送された放射光データに基づいて測定対象部位の解析処理を行っても良い。この構成により、分光測定の対象となる自家蛍光の強度が弱いときには、複数回分の放射光データを読み出し、当該放射光データに基づいて測定対象部位の解析処理を行うことにより、高感度の分光測定を行うことができる。さらに言えば、レンジの大きな自家蛍光の分光測定を行う場合には、分光領域152において複数回受光された自家蛍光に対応する放射光データを蓄積(長時間の露光)するときと比べて、分光領域152の飽和を確実に防止することができる。
また、上記第1〜第3の実施の形態において、照明光ファイバー140は、励起光ファイバー142として兼用するようにしても良い。また、励起光ファイバー142は、照明光ファイバー140として兼用するようにしても良い。
また、上記第1〜第3の実施の形態において、照明光光源220は、励起光光源230として兼用するようにしても良い。また、励起光光源230は、照明光光源220として兼用するようにしても良い。
その他、上記第1〜第3の実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 内視鏡装置
100 内視鏡本体
110 挿入部
110a 基端部
110b 先端部
110c 操作可能部
111 第1照明窓
112 第2照明窓
113 第1観察窓
114 第2観察窓
115 鉗子チャンネル
120 操作部
120a ノブ
120b 導入口
130 ケーブル
135 光学ユニット
140 照明光ファイバー
142 励起光ファイバー
150 撮像素子
150a 受光面
152 分光領域
154 撮像領域
155 撮像分光領域
156,157 放射光データ転送部
158 撮像光データ転送部
159 撮像分光データ転送部
160 分光光学系
161 シャッター部材
162 バンドパスフィルター
164 スリット
166 コリメートレンズ
168 回折格子
170,182 集光レンズ
180 撮像光学系
190 筐体
192,194,196,198 増幅部
200 内視鏡プロセッサー
210 制御部
220 照明光光源
230 励起光光源
240 撮像制御部
250 シャッター制御部
260 第1読み出し部
262,264 読み出し部
270 画像処理部
280 第2読み出し部
290 メモリ
300 分光解析部
400 入力装置
500 モニター

Claims (15)

  1. 体内管腔の観察対象部位に照明光が照射されることによって当該観察対象部位から放射される撮像光を受光する第1受光領域と、前記体内管腔の測定対象部位に測定光が照射されることによって当該測定対象部位から放射される放射光を受光する第2受光領域とが同一受光面上に形成された撮像素子と、
    前記第1受光領域に前記撮像光を導光する撮像光学系と、
    前記第2受光領域に前記放射光を導光する分光光学系と、
    前記第2受光領域に入射する光を透光または遮光するシャッター部材と、
    前記シャッター部材の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記観察対象部位に前記照明光が照射されるタイミングにおいて、前記シャッター部材を遮光状態に切り替えて前記第2受光領域に入射する前記撮像光を遮光させる一方、前記観察対象部位に前記照明光が照射されず、かつ、前記測定対象部位に前記測定光が照射されるタイミングにおいて、前記シャッター部材を透光状態に切り替えて前記第2受光領域に入射する前記放射光を透光させる内視鏡装置。
  2. 前記第1受光領域は、前記撮像光を受光する度に、当該撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして蓄積し、
    前記第2受光領域は、前記放射光を受光する度に、当該放射光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして蓄積し、
    前記観察対象部位に照明光を照射する照明光ファイバーと、
    前記測定対象部位に測定光を照射する測定光ファイバーと、
    前記第1受光領域に蓄積されている前記撮像光データを読み出す第1読み出し部と、
    前記第2受光領域に蓄積されている前記放射光データを読み出す第2読み出し部と、
    を備え、
    前記第1読み出し部および前記第2読み出し部は、前記撮像光データおよび前記放射光データをそれぞれ独立して読み出し可能に構成されている請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記第1読み出し部により読み出された前記撮像光データに対して第1の処理を行う第1処理部と、
    前記第2読み出し部により読み出された前記放射光データに対して第2の処理を行う第2処理部と、
    を備える請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記第2処理部は、前記第2読み出し部により複数回読み出された前記放射光データに対して第2の処理を行う請求項3に記載の内視鏡装置。
  5. 前記第2読み出し部は、前記第2受光領域に複数回蓄積された前記放射光データを読み出す請求項3に記載の内視鏡装置。
  6. 前記第1受光領域は、前記撮像光を受光する度に、当該撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして蓄積し、
    前記第2受光領域は、前記放射光を受光する度に、当該放射光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして蓄積し、
    前記第1受光領域に蓄積されている前記撮像光データ、および、前記第2受光領域に蓄積されている前記放射光データをそれぞれ異なるタイミングで読み出す読み出し部を備える請求項1に記載の内視鏡装置。
  7. 前記読み出し部により読み出された前記撮像光データに対して第1の処理を行う第1処理部と、
    前記読み出し部により読み出された前記放射光データに対して第2の処理を行う第2処理部と、
    を備える請求項6に記載の内視鏡装置。
  8. 前記第2処理部は、前記読み出し部により複数回読み出された前記放射光データに対して前記第2の処理を行う請求項7に記載の内視鏡装置。
  9. 前記読み出し部は、前記第2受光領域に複数回蓄積された前記放射光データを読み出す請求項7に記載の内視鏡装置。
  10. 前記第1受光領域は、前記撮像光を受光する度に、当該撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして蓄積し、
    前記第2受光領域は、前記放射光を受光する度に、当該放射光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして蓄積し、
    前記第1受光領域に蓄積されている前記撮像光データ、および、前記第2受光領域に蓄積されている前記放射光データを同じタイミングで読み出す読み出し部を備える請求項1に記載の内視鏡装置。
  11. 前記読み出し部により読み出された前記撮像光データに対して第1の処理を行う第1処理部と、
    前記読み出し部により読み出された前記放射光データに対して第2の処理を行う第2処理部と、
    を備える請求項10に記載の内視鏡装置。
  12. 前記第2処理部は、前記読み出し部により複数回読み出された前記放射光データに対して前記第2の処理を行う請求項11に記載の内視鏡装置。
  13. 体内管腔の観察対象部位に照明光が照射されることによって当該観察対象部位から放射される撮像光を受光する第1受光領域であって、前記撮像光を受光する度に、当該撮像光を光電変換し、光電変換された電気信号を撮像光データとして蓄積する第1受光領域と、前記体内管腔の測定対象部位に測定光が照射されることによって当該測定対象部位から放射される放射光を受光する第2受光領域であって、前記放射光を受光する度に、当該放射光を光電変換し、光電変換された電気信号を放射光データとして蓄積する第2受光領域とが同一受光面上に形成された撮像素子と、
    前記第1受光領域に前記撮像光を導光する撮像光学系と、
    前記第2受光領域に前記放射光を導光する分光光学系と、
    前記第2受光領域に蓄積されている前記放射光データを読み出す読み出し部と、
    前記読み出し部の読み出し動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記観察対象部位に前記照明光が照射されず、かつ、前記測定対象部位に前記測定光が照射されるタイミングにおいてのみ前記第2受光領域に蓄積された前記放射光データを読み出すように前記読み出し部を制御する内視鏡装置。
  14. 前記観察対象部位に照明光を照射する照明光ファイバーと、
    前記測定対象部位に測定光を照射する測定光ファイバーと、
    前記読み出し部により読み出された前記放射光データに対して所定の処理を行う処理部と、
    を備える請求項13に記載の内視鏡装置。
  15. 前記処理部は、前記読み出し部により複数回読み出された前記放射光データに対して前記所定の処理を行う請求項14に記載の内視鏡装置。
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