JP2014072673A - 中継装置 - Google Patents
中継装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014072673A JP2014072673A JP2012216829A JP2012216829A JP2014072673A JP 2014072673 A JP2014072673 A JP 2014072673A JP 2012216829 A JP2012216829 A JP 2012216829A JP 2012216829 A JP2012216829 A JP 2012216829A JP 2014072673 A JP2014072673 A JP 2014072673A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- overwriting
- thinning
- relay
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
【課題】負荷を監視することなく、ネットワークに接続されたECUのデータを外部機器に中継できる中継装置を提供すること。
【解決手段】車内のノード12から接続端子を介して車外へデータを中継する中継装置100であって、ノードから受信したデータを記憶する受信用記憶手段32と、接続端子に送信する前記データを記憶する送信用記憶手段31と、受信用記憶手段から送信用記憶手段にデータを中継するデータ中継手段37と、データの優先度情報が登録された優先度テーブル30と、受信用記憶手段のデータが、ノードから送信されたデータにより上書きされたことを検出する上書き検出手段34と、上書き検出手段が上書きを検出した場合に、データ中継手段が中継する中継対象のデータを間引くと共に、上書き検出手段が上書きを検出する度に、優先度の低い前記データから順に、間引き対象の前記データを増やすデータ間引き手段35と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】車内のノード12から接続端子を介して車外へデータを中継する中継装置100であって、ノードから受信したデータを記憶する受信用記憶手段32と、接続端子に送信する前記データを記憶する送信用記憶手段31と、受信用記憶手段から送信用記憶手段にデータを中継するデータ中継手段37と、データの優先度情報が登録された優先度テーブル30と、受信用記憶手段のデータが、ノードから送信されたデータにより上書きされたことを検出する上書き検出手段34と、上書き検出手段が上書きを検出した場合に、データ中継手段が中継する中継対象のデータを間引くと共に、上書き検出手段が上書きを検出する度に、優先度の低い前記データから順に、間引き対象の前記データを増やすデータ間引き手段35と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、車載された複数のノードから車外の機器へデータを中継する中継装置に関する。
車両には多くの電子制御ユニット(以下、ECU:Electronic Control Unitという)が搭載され、各ECUはCAN(Controller Area Network)などのネットワークを介して通信可能になっている。ECUがネットワーク上に送信するデータや記憶している情報を外部から確認したいという要請があり、従来から車両の運転席等に、外部機器(スキャンツール)をネットワークに接続するためのDLC(Data Link Connecter)が配置されている。
図1は、従来の車載ネットワークとECUを模式的に示す図の一例である。DLCに複数のECUが接続されているので、外部機器をDLCに接続するだけで外部機器はECUが送信するデータを受信できる。しかしながら、ネットワークはバス負荷を分散するためGW(ゲートウェイ装置)1,2でいくつかのバスに分割されており、外部機器がGW1よりも先のECUからデータを受信することは困難であった。または困難ではないとしても複雑な操作が必要となっていた。
そこで、外部機器にデータを中継する新たな中継装置を新たに設けることが考えられる。図2は、外部機器とゲートウェイECUを模式的に説明する図の一例である。ゲートウェイECU100は複数のバス1〜nから外部機器200に、また、外部機器200からバス1〜nにデータを送信する中継装置である。ゲートウェイECU100を配置することで、ゲートウェイECU100に接続されたECUであれば、外部機器200がデータを送受信することが可能になる。
しかしながら、このように1つのゲートウェイECUに各バスのECUが接続されると、ゲートウェイECU100の負荷が増大してしまう。このような不都合に対し、ゲートウェイECU100の負荷に応じて中継するデータを選択することが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、演算処理手段の負荷がいずれの段階にあるかに応じて、複数の検査処理のうち中継対象のデータに対し行う検査処理を選択する通信中継装置が開示されている。しかしながら、この場合、演算処理手段の負荷を監視する必要があり、ゲートウェイECU100が行うべき本来の中継処理を圧迫するおそれがある。
また、ゲートウェイECU100ではなくバス負荷が高くなった場合に、バス負荷を調整する技術が考えられる(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、この場合は、バス負荷を算出する処理が必要になり、バス負荷が高いほどバス負荷を算出する処理に能力を奪われる傾向になるため、同様の問題が生じる。
本発明は上記課題に鑑み、負荷を監視することなく、ネットワークに接続されたECUのデータを外部機器に中継できる中継装置を提供することを目的とする。
本発明は、車載された複数のノードから、接続端子を介して車外へデータを中継する中継装置であって、前記ノードから受信した前記データを記憶する受信用記憶手段と、前記接続端子に送信する前記データを記憶する送信用記憶手段と、前記受信用記憶手段から前記送信用記憶手段に前記データを中継するデータ中継手段と、前記データの優先度情報が登録された優先度テーブルと、前記受信用記憶手段の前記データが、前記ノードから送信された前記データにより上書きされたことを検出する上書き検出手段と、前記上書き検出手段が上書きを検出した場合に、前記データ中継手段が中継する中継対象の前記データを間引くと共に、前記上書き検出手段が上書きを検出する度に、優先度の低い前記データから順に、間引き対象の前記データを増やすデータ間引き手段と、を有することを特徴とする。
負荷を監視することなく、ネットワークに接続されたECUのデータを外部機器に中継できる中継装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本実施の形態に限定されるものではない。
図3は、本実施形態のゲートウェイECUによるデータの中継を説明する図の一例である。図3(a)に示すように、各ECU12(区別する場合、ECUに"バス番号−連番"を付す)は、任意のタイミングでデータを送信する。ゲートウェイECU100はバス毎に少なくとも1つの受信バッファを有しており、受信バッファに記憶されたデータをDLC側に送信する。ECU12、データ又はバス1〜nには予め優先順位が定められている。この優先順位は、外部機器200に優先的に送信されるデータを選択するための優先順位である。ここでは簡単のため、バス毎に優先順位が定められているものとする。優先順位は数が小さい方が高い。
図3(a)(b)に示すように、各ECUのデータの送信頻度が増大したためバス負荷が増大する場合がある。各バスの受信バッファにはすでにデータが記憶されており、送信バッファにはまだ送信されていないデータが記憶されている。このため、受信バッファのデータが送信バッファに転送される前に、受信バッファのデータが上書きされる場合がある。ゲートウェイECU100はこの上書きを検出して、データの間引き処理を行う。間引き処理とは、バス側からDLC11へのデータの中継を行わないことをいう。以下、単に「間引く」という場合がある。
ゲートウェイECU100は、優先順位の低いデータから順番に間引き処理を行う。図3(c)では、データn-1、n-3が間引きされる。優先順位に拘わらず、ゲートウェイECU100が1つのデータに対し行う中継処理は同じなので、データが間引きされることで負荷が減少し受信バッファのデータが上書きされる頻度が減少することが期待できる。この後、ゲートウェイECUは、受信バッファのデータの上書きを検出する毎に、間引き対象のデータを増やす。間引き処理の具体的な態様は種々あるが、バス3のデータを1回置きに間引きしてもよいし、バス3のデータ全てを間引きしてもよい。
このように、上書きの検出とデータの間引き処理を繰り返すことで、優先順位の高いデータを優先的に外部機器200に送信しながら、徐々に負荷の増大を抑制し上書きを少なくできる。また、ゲートウェイECU100の処理負荷を監視する必要がないので、ゲートウェイECU100の転送処理を圧迫することも低減される。
〔構成例〕
図3(a)に基づき、本実施例の車載システム300について説明する。バス1〜nには1つ以上のECU12が接続されている。1つのバスに全てのECU12を比べる場合と比較して、バス負荷を低減できる。図ではゲートウェイECU100とは別に、バス間のデータ転送を受け持つGW(ゲートウェイ)が記載されていないが、不図示のGWが配置されているか、ゲートウェイECU100が兼用するか又はあるECU12がGWの機能を兼ねている。
図3(a)に基づき、本実施例の車載システム300について説明する。バス1〜nには1つ以上のECU12が接続されている。1つのバスに全てのECU12を比べる場合と比較して、バス負荷を低減できる。図ではゲートウェイECU100とは別に、バス間のデータ転送を受け持つGW(ゲートウェイ)が記載されていないが、不図示のGWが配置されているか、ゲートウェイECU100が兼用するか又はあるECU12がGWの機能を兼ねている。
バス1には、例えば、エンジンECU、スマートキーECU、エアバッグECU、ボディーECU、パワーステアリングECU、メータECU、スキッド制御ECU、及び、パワーマネージメントECU等が接続されている。なお、ECU12だけでなくセンサが接続されている場合もある。バス2には、例えば、ドライビングサポートECU、駐車支援ECU、シートベルトECU、クリアランスウォーニングECU、及び、ヘッドランプスイブルECU等が接続されている。バス3には、エンジンECU、ドライビングサポートECU、及び、スキッド制御ECUが接続されている。
各ECU12は処理能力の違いなどから構成の違いがあるが、CPU22、RAM23、ROM24、I/O及びCANコントローラなどを有するマイコン、電源回路、並びに、ワイヤーハーネスを接続するコネクターなどを有している。
DLC11は、外部機器200を装着するための物理形状、電気信号、及び、ピンアサインが規定されたコネクターである。例えばOBD(On Board Diagnostic System)IIによりこれらが規定されている。OBDIIは更に、外部機器200が要求するデータを後述するCANIDとして規定しており、このCANIDを受信したECUから、外部機器200は要求したデータを受信することができる。すなわち、外部機器200はDLC11を介することで、車両のネットワークに接続されたECUと通信することができる。
図4は、ゲートウェイECU100のハードウェア構成図の一例を示す。ゲートウェイECU100はバス28に接続された、CPU22、RAM23、ROM24、及び複数のCANコントーラ21,25〜27(以下、バス1〜nに接続されたCANコントローラをそれぞれCANコントローラ1〜n、DLCに接続されたCANコントローラをCANコントローラSという)を有している。本実施例で使用されない構成は省略されている。CPU22はROM24に記憶されたプログラムをRAM23に展開して実行して、後述するデータの間引きなどの処理を実行する。CANコントーラ1〜nはバス毎に設けられる。CANのバスはHとLの2本の通信線を1対としてその差動電圧により論理レベル(H or L)を伝達する。バス1〜nに接続された全てのECU12には同じ差動電圧が伝達される。また、データを送信したECU12は、送信中の自身のデータを監視(受信)できるようになっている。
CANコントローラはデータ伝送に関する制御を行う。受信時、CANコントローラでは不図示のトランシーバによりバス1〜nを流れる差動電圧をデジタル信号に変換する。CANコントーラ1〜nはこのデジタル信号に対し、受信判断、ACKの応答、エラー検知等を行う。送信時、CANコントローラはCANIDの設定、CANフレームの作成、調停などを行い、トランシーバが論理レベルを差動電圧に変換する。
<CANフレーム>
CANを流れるデータはCANフレームと呼ばれ、データフレーム、リモートフレーム、エラーフレーム、及び、オーバーロードフレームの4種類があり、それぞれフォーマットが決まっている。主に使用するのはデータを送信するデータフレームと、データを要求するリモートフレームである。
CANを流れるデータはCANフレームと呼ばれ、データフレーム、リモートフレーム、エラーフレーム、及び、オーバーロードフレームの4種類があり、それぞれフォーマットが決まっている。主に使用するのはデータを送信するデータフレームと、データを要求するリモートフレームである。
図5はデータフレームの一例を示す図である。SOFはCANフレームの先頭を示す。CANIDはデータを識別するための識別子であり、バスの使用権を調停する際にも使用される。RI,TDr、RE0は制御用bitで固定値である。DLC11はデータフレームが格納するデータの長さを示す。DATAには送信対象のデータが格納される。CRCはエラー検出用の巡回冗長符号である。CRCの次の1bitはCRCデリミタと呼ばれ、区切り用のbitである。ACKスロットは、受信側のECUが正常受信を伝えるための1bitである。送信側のECUがACKスロットをレセッシブ(1:劣性)で送信すると、受信側のECUはACKスロットにドミナント(0:優性)を設定する。このドミナントの設定をACKを返すという場合がある。ACKデリミタは区切り用の1bitである。EOFは送信の完了を示す。リモートフレームはDLC11とDATAがない以外はデータフレームと同様である。
各CANコントローラのレジスタには、ゲートウェイECU100の起動時に受信すべきCANIDが登録されている。CANコントローラはバス1〜nを流れるCANフレームのCANIDを監視し、それが登録されたCANIDである場合に受信する。また、この時、ACKスロットをドミナントに設定する。これにより、送信側のECUはCANフレームが正常に受信されたことを検知できる。
CANコントローラ1〜nはCANフレームを受信すると、CANフレームから必要なフィールドを取り出し受信バッファに記憶する。取り出すフィールドは、例えば、CANID〜CRCであるが、受信バッファに記憶された状態のデータもCANフレームと称することにする。
〔機能について〕
図6は、ゲートウェイECU100の機能ブロック図の一例を示す。受信バッファ32(以下、区別する場合、受信バッファ1〜nという)と送信バッファ31(以下、区別する場合、送信バッファ1〜nという)とを有している。受信バッファ32はRAM23の予め定められたアドレスの領域又はCANコントローラ1〜nに用意されているメモリである。CANコントローラ1〜nの数だけ受信バッファが用意される。送信バッファ31は、受信バッファ32の数を考慮して複数個、設けられる。図ではバス1〜nの数と等しくしたが、n未満でもn以上でもよい。
図6は、ゲートウェイECU100の機能ブロック図の一例を示す。受信バッファ32(以下、区別する場合、受信バッファ1〜nという)と送信バッファ31(以下、区別する場合、送信バッファ1〜nという)とを有している。受信バッファ32はRAM23の予め定められたアドレスの領域又はCANコントローラ1〜nに用意されているメモリである。CANコントローラ1〜nの数だけ受信バッファが用意される。送信バッファ31は、受信バッファ32の数を考慮して複数個、設けられる。図ではバス1〜nの数と等しくしたが、n未満でもn以上でもよい。
受信検出部33、上書き判定部34、データ間引き部35、及び、転送処理部37は、CPU22がプログラムを実行しDMAC(Direct Memory Access Controller)や割込みコントローラなどのハードウェアと協働して実現される。
受信検出部33は、CANコントローラ1〜nがCANフレームを受信したことをCPU22に受信割込みにより通知することを利用して、CANコントローラがCANフレームを受信したことを検出する。割込み時に受信検出部33はCANコントローラ1〜nの識別情報等からバス番号を判断する。受信検出部33は、割込みの検知とバス番号を上書き判定部34と転送処理部37に通知する。
上書き判定部34は、転送管理テーブル36を参照して、過去に受信した各受信バッファのCANフレームの転送が完了したか否かを判定する。
図7は、転送管理テーブル36の一例を示す図である。バス番号に対応づけて未転送フラグが登録されている。未転送フラグは転送するまで"1"になり、転送により"0"となるフラグである。上書き判定部34は、受信検出部33から通知されたバス番号の未転送フラグが"1"の場合、上書きが発生したと判定する。また、受信検出部33から通知されたバス番号の未転送フラグが"0"の場合、上書きが発生したとは判定せずに未転送フラグに"1"に設定する。上書き判定部34は、上書きを検知するとデータ間引き部35に通知する。なお、1つのバスに複数の受信バッファ32が用意されていてもよい。
<転送処理>
図6に戻り、転送処理部37は外部機器200が接続されたことを検知した場合に、転送処理を開始する。外部機器200が接続されている場合、転送処理部37は、受信検出部33から通知されたバス番号により受信バッファ1〜nを特定し、記憶されたCANフレームをDLC側に送信する転送処理を行う。
図6に戻り、転送処理部37は外部機器200が接続されたことを検知した場合に、転送処理を開始する。外部機器200が接続されている場合、転送処理部37は、受信検出部33から通知されたバス番号により受信バッファ1〜nを特定し、記憶されたCANフレームをDLC側に送信する転送処理を行う。
図8は、転送処理部37が転送処理を開始するまでの手順を示すフローチャート図の一例である。
転送処理部37は、定期的にDLC側からテスト信号を送信する(S10)。テスト信号は、外部機器200が受信可能なCANIDを有し、外部機器200が接続されていれば外部機器200がACKスロットにドミナントを設定する(ACKを返す)CANフレームであればよい。すなわち、DATAに送信すべきデータを格納する必要はない(格納してもよい)。転送処理部37は、このようなCANIDを指定してCANコントローラSに送信要求する。これにより、CANコントローラSはCANフレームを作成してDLC側に送信する。
転送処理部37は、CANコントローラSがACKを検知したか否かを判定する(S20)。ACKを検知しない場合(S20のNo)、DLC11には何も接続されていないので、転送処理部37はS10とS20の処理を繰り返す。
CANコントローラSがACKを検知した場合(S20のYes)、転送処理部37は外部機器200がDLC11に接続されたと判定する(S30)。
これにより、転送処理部37は受信バッファ1〜nに記憶されたデータの中継を開始する(S40)。外部機器200を使用するユーザから見ると、外部機器200をDLC11に接続するだけでデータを受信できるので、外部機器200の操作性が向上する。外部機器200からゲートウェイECU100にデータの送信要求を送信し、転送処理部37は送信要求を受信した場合にデータの中継を開始してもよい。こうすることで消費電力を低減できる。
中継処理は、例えば、受信バッファ1〜nに記憶されているCANフレームのCANIDをCANコントローラSに指定して、DATA内のデータを送信バッファ1〜nに記憶し、送信指示することで行われる。必要であれば、DATA内のデータを加工してもよく、CANIDの変換などを行ってもよい。この場合、転送処理部37は変換前後のCANIDの対応テーブルを有している。
また、転送処理部37は外部機器200を認証してもよい。例えば、外部機器200がライセンス情報を記憶している場合に認証が成立すると判定し、認証が成立したらCANフレームの中継を行う。または、認証が成立しない場合に、中継するCANフレームを制限してもよい。
転送処理部37は受信バッファ1〜nから送信バッファ1〜nにCANフレームを中継した場合、転送管理テーブル36の未転送フラグに"0"を設定する。このように、未転送フラグが転送済か否かを示すので、上書き判定部34は上書きの有無を判定できる。
<CANフレームの間引き>
データ間引き部35は、上書きが検知された場合に転送処理部37にCANフレームの間引きを指示する。間引くデータを決定するため、転送処理部37は優先順位テーブル30を参照可能になっている。
データ間引き部35は、上書きが検知された場合に転送処理部37にCANフレームの間引きを指示する。間引くデータを決定するため、転送処理部37は優先順位テーブル30を参照可能になっている。
図9は優先順位テーブルの一例を示す。優先順位テーブル30には、優先順位にバス番号が対応づけられている。すなわち、バス1のCANフレームは優先順位が最も高く、バスnのCANフレームは優先順位が最も低い。
転送処理部37は、上書きの頻度に応じて優先順位が低いバスのCANフレームから順に中継対象から除外することで、CANフレームを間引く。間引くCANフレームを決定するための規則には以下のようなものがある。
(i) 上書きが検知される毎に間引くCANフレームの優先順位を高くする
1レベル(1回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを1つ置きに間引く
2レベル(2回目の上書き検知) → バスn−1のCANフレームを1つ置きに間引く
:
nレベル(n回目の上書き検知) → バス1のCANフレームを1つ置きに間引く
n+1レベル(n+1回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを3回に2回、間引く
:
または、バス全体のCANフレームを間引くこともできる
1レベル(1回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを全て送信しない
2レベル(2回目の上書き検知) → バスn−1のCANフレームを全て送信しない
:
nレベル(n回目の上書き検知) → バス1のCANフレームを全て送信しない
(ii) 上書きが検知される毎に低い優先順位のバスから間引く頻度を大きくし、間引く頻度が閾値以上になったら次に高い優先順位のバスに対し間引く頻度を大きくしていく
1レベル(1回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを1つ置きに間引く
2レベル(2回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを3回に2回、間引く
3レベル(3回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを4回に3回、間引く
4レベル(4回目の上書き検知) → バスn−1のCANフレームを1つ置きに間引く
5レベル(5回目の上書き検知) → バスn−1のCANフレームを3回に2回、間引く
:
なお、(i)(ii)いずれの場合も、kレベルでは、k-1以下のレベルで規定されるCANフレームを間引くことを継続する。
(i) 上書きが検知される毎に間引くCANフレームの優先順位を高くする
1レベル(1回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを1つ置きに間引く
2レベル(2回目の上書き検知) → バスn−1のCANフレームを1つ置きに間引く
:
nレベル(n回目の上書き検知) → バス1のCANフレームを1つ置きに間引く
n+1レベル(n+1回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを3回に2回、間引く
:
または、バス全体のCANフレームを間引くこともできる
1レベル(1回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを全て送信しない
2レベル(2回目の上書き検知) → バスn−1のCANフレームを全て送信しない
:
nレベル(n回目の上書き検知) → バス1のCANフレームを全て送信しない
(ii) 上書きが検知される毎に低い優先順位のバスから間引く頻度を大きくし、間引く頻度が閾値以上になったら次に高い優先順位のバスに対し間引く頻度を大きくしていく
1レベル(1回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを1つ置きに間引く
2レベル(2回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを3回に2回、間引く
3レベル(3回目の上書き検知) → バスnのCANフレームを4回に3回、間引く
4レベル(4回目の上書き検知) → バスn−1のCANフレームを1つ置きに間引く
5レベル(5回目の上書き検知) → バスn−1のCANフレームを3回に2回、間引く
:
なお、(i)(ii)いずれの場合も、kレベルでは、k-1以下のレベルで規定されるCANフレームを間引くことを継続する。
このように、間引きした状態でさらに上書きが検知される毎に、間引きのレベルが大きくなり間引かれるCANフレーム数が多くなっていく。(i)(ii)どちらの規則を採用するかは、バスを流れるCANフレームに基づき転送処理部37に設定されている。なお、(i)と(ii)を組み合わせ、任意のバスについては(ii)を採用し、その他のバスには(i)を採用するなど、間引く規則は任意である。
データ間引き部35は上記のレベルを転送処理部37に指示する。CANフレームを間引くように指示された転送処理部37は、レベルに応じて間引き対象のバス番号やCANフレームを決定する。レベルにより間引き対象のバスと間引き頻度が決まるので、間引き対象のバスに接続されたCANコントローラがCANフレームを受信した場合、その数をカウントする。1つ置きに間引く場合、数が奇数の場合にだけ中継することなく転送管理テーブル36の未転送フラグを"0"に設定する。このように、レベルに応じて間引き頻度を制御できる。なお、バス全体のCANフレームを間引く場合は、このようなカウントは不要になる。
図10は、ゲートウェイECU100によるCANフレームの中継手順を示すフローチャート図の一例である。図10の処理は、転送処理部37が外部機器200からACKを受信することでスタートする。
データ間引き部35は、例えば受信検出部33がCANフレームの受信を検出する毎に、CANフレームの上書きが発生したか否かを判定する(S110)。上書きが発生していない場合(S110のNo)、転送処理部37はCANフレームの中継を実行する(S140)。
上書きが発生した場合(S110のYes)、データ間引き部35は変数iを1つ大きくする(S120)。変数iは間引きのレベルを示す整数であり、"0"の場合は間引きなしを意味する。
次いで、転送処理部37は、iレベルの間引きを行う(S130)。すなわち、転送処理部37は、変数iより定まるレベルに応じてCANフレームが間引かれるバス1〜nとその頻度を判定し、中継を行わないことでCANフレームを間引く。
次いで、データ間引き部35は、最後にレベルを変更してから所定時間が経過したか否かを判定する(S150)。ここでは、CANフレームの間引きのレベルを元に戻すか否かを判定する。最後にレベルを上げてから所定時間が経過した場合、上書きが検知されなくなってから所定時間が経過したことになるので、試験的に間引きのレベルを1つ戻す。また、最後にレベルを下げてから所定時間が経過した場合、そのレベルで上書きが検知されていないことになるので、試験的に間引きのレベルを1つ戻す。
したがって、データ間引き部35は最後にレベルを変更してから所定時間が経過した場合(S150のYes)、変数iを1つ小さくする(S160)。これにより上書きが検知されれば、変数iが1つ大きくなり間引きのレベルが増大し、上書きが検知されない状態が所定時間すれば、変数iがさらに1つ小さくなり間引きのレベルが低下する。こうすることで、バス負荷が低下すれば変数iがゼロに戻り、間引き処理を終了できる。
〔優先順位のグループと間引き処理の別の例〕
上記ではバス毎に優先順位が決まっていると説明したが、優先順位は様々な粒度で設定することができる。
上記ではバス毎に優先順位が決まっていると説明したが、優先順位は様々な粒度で設定することができる。
A.ECU毎に優先順位が付与されている場合
図11(a)はECU毎に優先順位が付与されている場合の優先順位テーブル30の一例を示す。図11(a)では、優先順位に1つ以上のECU番号が対応づけられている。ECU番号は例えばECUを識別する型番やCAN上で重複しない一意の識別情報である。
図11(a)はECU毎に優先順位が付与されている場合の優先順位テーブル30の一例を示す。図11(a)では、優先順位に1つ以上のECU番号が対応づけられている。ECU番号は例えばECUを識別する型番やCAN上で重複しない一意の識別情報である。
このように優先順位が設定されている場合、同じ受信バッファに優先順位が異なるECUのCANフレームが記憶されることになる。しかしながら、受信バッファに記録されるCANフレームにはECU番号は含まれないので、転送処理部37は受信バッファのCANフレームの優先順位を判断できない。
このため、転送処理部37は、図11(b)のようなECU送信CANIDテーブルを有している。ECU送信CANIDテーブルには、各ECUが送信するCANIDが登録されている。したがって、転送処理部37は、データ間引き部35から通知されるレベルにより、間引きの対象となるECU番号とCANIDを特定できる。
データ間引き部35が決定するCANフレームを決定するための規則は上記(i)(ii)と同様でよい。
(i) 上書きが検知される毎に間引くECUグループの優先順位を高くする
1レベル(1回目の上書き検知) → 優先順位nのECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
2レベル(2回目の上書き検知) → 優先順位n−1のECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
:
nレベル(n回目の上書き検知) → 優先順位1のECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
n+1レベル(n+1回目の上書き検知) → 優先順位nのECUグループのCANフレームを3回に2回、間引く
:
(ii) 上書きが検知される毎に低い優先順位のECUグループから間引く頻度を大きくし、間引く頻度が閾値以上になったら次に高い優先順位のECUグループに対し間引く頻度を大きくしていく
1レベル(1回目の上書き検知)→ 優先順位nのECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
2レベル(2回目の上書き検知)→ 優先順位nのECUグループのCANフレームを3回に2回、間引く
3レベル(3回目の上書き検知)→ 優先順位nのECUグループのCANフレームを4回に3回、間引く
4レベル(4回目の上書き検知)→ 優先順位n−1のECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
5レベル(5回目の上書き検知)→ 優先順位n−1のECUグループのCANフレームを3回に2回、間引く
:
例えば(i)の場合、転送処理部37は以下のようにしてCANフレームの間引きを行う。
・1レベルの場合
1レベルでは優先順位nのECUグループのCANフレームを間引くので、転送処理部37は優先順位テーブル30からECU番号を特定する。この場合、ECU1-3、ECU2-3、ECU3-3が特定される。次に、ECU送信CANIDテーブルを参照して、CANIDを特定する。よって1レベルでは、006、009及び010(ECU2-3のCANIDは省略)が間引きの対象となるCANフレームのCANIDである。したがって、転送処理部37は、受信バッファに記憶されたCANフレームのCANIDを確認して006、009又は010であれば1つ置きに間引く(2回に1回だけ中継する)。
・2レベルの場合
2レベルでは優先順位n-1と優先順位nのECUのCANフレームを間引く。レベル2では、ECU1-2、ECU2-2、ECU3-2が特定される。次に、ECU送信CANIDテーブルを参照して、CANIDを特定する。よって2レベルでは、003、004及び005(ECU2-2、3-2のCANIDは省略)が間引きの対象となるCANフレームのCANIDである。
(i) 上書きが検知される毎に間引くECUグループの優先順位を高くする
1レベル(1回目の上書き検知) → 優先順位nのECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
2レベル(2回目の上書き検知) → 優先順位n−1のECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
:
nレベル(n回目の上書き検知) → 優先順位1のECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
n+1レベル(n+1回目の上書き検知) → 優先順位nのECUグループのCANフレームを3回に2回、間引く
:
(ii) 上書きが検知される毎に低い優先順位のECUグループから間引く頻度を大きくし、間引く頻度が閾値以上になったら次に高い優先順位のECUグループに対し間引く頻度を大きくしていく
1レベル(1回目の上書き検知)→ 優先順位nのECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
2レベル(2回目の上書き検知)→ 優先順位nのECUグループのCANフレームを3回に2回、間引く
3レベル(3回目の上書き検知)→ 優先順位nのECUグループのCANフレームを4回に3回、間引く
4レベル(4回目の上書き検知)→ 優先順位n−1のECUグループのCANフレームを1つ置きに間引く
5レベル(5回目の上書き検知)→ 優先順位n−1のECUグループのCANフレームを3回に2回、間引く
:
例えば(i)の場合、転送処理部37は以下のようにしてCANフレームの間引きを行う。
・1レベルの場合
1レベルでは優先順位nのECUグループのCANフレームを間引くので、転送処理部37は優先順位テーブル30からECU番号を特定する。この場合、ECU1-3、ECU2-3、ECU3-3が特定される。次に、ECU送信CANIDテーブルを参照して、CANIDを特定する。よって1レベルでは、006、009及び010(ECU2-3のCANIDは省略)が間引きの対象となるCANフレームのCANIDである。したがって、転送処理部37は、受信バッファに記憶されたCANフレームのCANIDを確認して006、009又は010であれば1つ置きに間引く(2回に1回だけ中継する)。
・2レベルの場合
2レベルでは優先順位n-1と優先順位nのECUのCANフレームを間引く。レベル2では、ECU1-2、ECU2-2、ECU3-2が特定される。次に、ECU送信CANIDテーブルを参照して、CANIDを特定する。よって2レベルでは、003、004及び005(ECU2-2、3-2のCANIDは省略)が間引きの対象となるCANフレームのCANIDである。
したがって、転送処理部37は、受信バッファに記憶されたCANフレームのCANIDを確認して003、004又は005であれば1つ置きに間引く(2回に1回だけ中継する)。また、レベル1の間引き処理を継続するので、006、009又は010であれば、1つ置きに間引く(2回に1回だけ中継する)。
このようにすることで、ECU単位でデータを間引きくことができる。ECUは例えばエンジンを制御する機能のように同系統の機能がまとまっているので、同じECUが送信するCANフレームも同じ優先度の場合がある。したがって、ECU毎に優先順位を付与することでCANフレームの優先順位を管理しやすくなる。
B.CANID毎に優先順位が付与されている場合
図12はCANID毎に優先順位が付与されている場合の優先順位テーブル30の一例を示す。図12では、優先順位にCANIDグループが対応づけられている。ECUではなくCANIDと優先順位を対応づけることで、同じECUが送信する複数のCANフレームに異なる優先順位を付与することができる。
図12はCANID毎に優先順位が付与されている場合の優先順位テーブル30の一例を示す。図12では、優先順位にCANIDグループが対応づけられている。ECUではなくCANIDと優先順位を対応づけることで、同じECUが送信する複数のCANフレームに異なる優先順位を付与することができる。
データ間引き部35が決定するCANフレームを決定するための規則は上記(i)(ii)と同様なので省略する。
例えば(i)の場合、転送処理部37は以下のようにしてCANフレームの間引きを行う。
・1レベルの場合
1レベルでは優先順位nのCANIDグループのCANフレームを間引くので、転送処理部37は優先順位テーブル30からCANIDを特定する。よって1レベルでは、009及び010が間引きの対象となるCANフレームのCANIDである。したがって、転送処理部37は、受信バッファに記憶されたCANフレームのCANIDを確認して009又は010であれば、1つ置きに間引く(2回に1回だけ中継する)。
・2レベルの場合
2レベルでは優先順位n-1と優先順位nのCANIDグループのCANフレームを間引く。レベル2では、008が間引きの対象となるCANフレームのCANIDである。
・1レベルの場合
1レベルでは優先順位nのCANIDグループのCANフレームを間引くので、転送処理部37は優先順位テーブル30からCANIDを特定する。よって1レベルでは、009及び010が間引きの対象となるCANフレームのCANIDである。したがって、転送処理部37は、受信バッファに記憶されたCANフレームのCANIDを確認して009又は010であれば、1つ置きに間引く(2回に1回だけ中継する)。
・2レベルの場合
2レベルでは優先順位n-1と優先順位nのCANIDグループのCANフレームを間引く。レベル2では、008が間引きの対象となるCANフレームのCANIDである。
したがって、転送処理部37は、受信バッファに記憶されたCANフレームのCANIDを確認して008であれば1つ置きに間引く(2回に1回だけ中継する)。また、レベル1の間引き処理を継続するので、009又は010であれば1つ置きに間引く(2回に1回だけ中継する)。
このようにすることで、CANID単位でデータを間引きくことができる。ECU毎に優先順位を設定することでよりきめ細かいデータの間引き制御が可能になる。
以上説明したように、本実施例のゲートウェイECU100は上書きを検知する毎に優先順位の低いCANフレームから徐々に間引くので、処理負荷やバス負荷を監視することなく、優先順位の高いCANフレームを確実に中継することができる。
上記のように、外部機器200がゲートウェイECU100に対しCANフレームを送信することがある。この場合、バス1〜nのバス負荷が高いと、CANフレームをバス1〜nに送信することが困難になることが予想される。
図13は、外部機器200から受信するCANフレームと、ゲートウェイECU100が中継するCANフレームを模式的に説明する図の一例である。本実施例において、実施例1において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
外部機器200がバス1〜nに送信するCANフレームは、例えばリモートフレームにより特定のECUにデータの送信を要求するものであったり、アクティブテストを行わせその結果を要求するものである。ゲートウェイECU100は、バス1〜nの全てに外部機器200が送信したCANフレームを中継する。これは、どのバス1〜nに外部機器200が送信したCANフレームに応答するECUが接続されているか不明なためである。このため、バス1〜nのバス負荷が高くなる。また、ゲートウェイECU100が、外部機器200から受信したCANフレームのCANIDと送信先のバスを対応づけておくことも可能ではあるが、送信先を決定することで処理負荷が増大してしまう。
そこで、本実施例のゲートウェイECU100は、外部機器200からCANフレームを受信した場合、バス1〜nから外部機器200への転送処理を停止する。または、実施例1のように間引きする。一方、外部機器200から送信要求され、ECU12が送信したCANフレームは外部機器200に送信すべきなので、ECUが応答してゲートウェイECU100に送信したCANフレームを外部機器200に送信する。こうすることで、外部機器200はCANフレームをバス1〜nのECUに確実に送信でき、また、応答を受信することができる。
図14は、ゲートウェイECU100の機能ブロック図の一例を示す。図6に対し、DLC側に受信バッファ40が、バス1〜n側に送信バッファ41が設けられ、また、外部受信検出部38とバス送信制御部39を有している。外部受信検出部38は、CANコントローラSがCANフレームを受信した受信割込みにより外部機器200からCANフレームを受信したことを検出する。外部受信検出部38は、転送処理部37とバス送信制御部39に受信したことを通知するので、転送処理部37はバス1〜nのCANフレームの中継を中止するか、又は、上書きの有無に関係なく間引きを開始する。
中継を中止するのでなく間引き処理する場合、実施例1のレベルの代わりに、外部機器200から受信するCANフレームの単位時間当たりの受信量などに応じてレベルを指定することができる。
バス送信制御部39は、DLC側の受信バッファ40のCANフレームを、送信バッファ41に記憶することでバス1〜nに中継する。この場合、バス1〜nの順番にCANフレームを送信することで、CANフレームに応答すべきECUが送信したCANフレームを、ゲートウェイECU100が中継することを可能にする。例えば、以下のように制御する。
1.バス2〜nから外部機器200への中継を中止した状態で、バス1にCANフレームを送信する。ACKを受信した場合、バス1からCANフレームを受信すると共に、転送処理部37にバス1の中継のみを許可する。ACKを受信しない場合、バス2に対し同様の送信処理を行う。
2.バス1,3〜nから外部機器200への中継を中止した状態で、バス2にCANフレームを送信する。ACKを受信した場合、バス2からCANフレームを受信すると共に、転送処理部37にバス2の中継のみを許可する。ACKを受信しない場合、バス3に対し同様の送信処理を行う。
1.バス2〜nから外部機器200への中継を中止した状態で、バス1にCANフレームを送信する。ACKを受信した場合、バス1からCANフレームを受信すると共に、転送処理部37にバス1の中継のみを許可する。ACKを受信しない場合、バス2に対し同様の送信処理を行う。
2.バス1,3〜nから外部機器200への中継を中止した状態で、バス2にCANフレームを送信する。ACKを受信した場合、バス2からCANフレームを受信すると共に、転送処理部37にバス2の中継のみを許可する。ACKを受信しない場合、バス3に対し同様の送信処理を行う。
中継を中止するのでなく間引き処理する場合、バス送信制御部39がCANフレームを送信しているバス以外では、間引き処理を継続し、CANフレームを送信しているバスでは同様にACKの有無を判定すればよい。
図15は、ゲートウェイECU100によるCANフレームの中継手順を示すフローチャート図の一例である。図15の処理は、転送処理部37が外部機器200からACKを受信することでスタートする。
外部受信検出部38は外部機器200からCANフレームを受信したか否かを判定する(S210)。1CANフレームだけで受信したと判定してもよいし、単位時間に所定数以上のCANフレームを受信した場合に、CANフレームを受信したと判定してもよい。
CANフレームを受信した場合(S210のYes)、転送処理部37はバス1〜nのCANフレームの中継を中止するか、又は、間引きを開始する(S220)。この後、バス送信制御部39はDLC側の受信バッファ40に記憶されているCANフレームをバス1〜nの送信バッファ41に中継する。この中継に対し、バス1〜nのECUから受信したCANフレームは外部機器200に中継される。
外部受信検出部38がCANフレームを受信していない場合(S210のNo)、転送処理部37はバス1〜nのCANフレームをDLC側に中継する(S230)。なお、この中継処理において上書きが検知されれば、実施例1のように間引き処理が行われる。
以上のように、本実施例のゲートウェイECU100は、外部機器200からCANフレームを受信した場合、中継処理を中止等することで外部機器200が車内にデータを送信することを可能にできる。
11 DLC
12 ECU
21,25〜27 CANコントローラ
31 送信バッファ
32 受信バッファ
34 上書き判定部
35 データ間引き部
37 転送処理部
100 ゲートウェイECU
200 外部機器
12 ECU
21,25〜27 CANコントローラ
31 送信バッファ
32 受信バッファ
34 上書き判定部
35 データ間引き部
37 転送処理部
100 ゲートウェイECU
200 外部機器
Claims (8)
- 車載された複数のノードから、接続端子を介して車外へデータを中継する中継装置であって、
前記ノードから受信した前記データを記憶する受信用記憶手段と、
前記接続端子に送信する前記データを記憶する送信用記憶手段と、
前記受信用記憶手段から前記送信用記憶手段に前記データを中継するデータ中継手段と、
前記データの優先度情報が登録された優先度テーブルと、
前記受信用記憶手段の前記データが、前記ノードから送信された前記データにより上書きされたことを検出する上書き検出手段と、
前記上書き検出手段が上書きを検出した場合に、前記データ中継手段が中継する中継対象の前記データを間引くと共に、前記上書き検出手段が上書きを検出する度に、優先度の低い前記データから順に、間引き対象の前記データを増やすデータ間引き手段と、
を有することを特徴とする中継装置。 - 前記データ中継手段は、周期的に前記接続端子にテストデータを送信し、前記テストデータの受信応答を取得したことを契機に、前記データの中継を開始する、
ことを特徴とする請求項1記載の中継装置。 - 前記優先度テーブルには、1つの前記優先度情報に1つ以上の前記データの識別子が登録されており、
前記データ間引き手段は、前記上書き検出手段が上書きを検出する度に、同じ優先度情報に対応づけられた1つ以上の前記データの間引き頻度を大きくし、間引き頻度が閾値を超えると1段階、高い優先度情報に対応づけられた1つ以上の前記データの間引きを開始する、又は、
前記上書き検出手段が上書きを検出する度に、検出する前から間引いていた前記データの間引きを継続しながら、検出する前よりも1段階、高い優先度情報に対応づけられた1つ以上の前記データの間引きを開始する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の中継装置。 - 当該中継装置には複数のバスが接続され、各バスに1つ以上の前記ノードが接続されており、
前記優先度テーブルには、1つの前記優先度情報に1つ以上の前記バスの識別子が登録されており、
前記データ間引き手段は、前記上書き検出手段が上書きを検出する度に、同じ優先度情報に対応づけられた1つ以上の前記バスから受信した前記データの間引き頻度を大きくし、間引き頻度が閾値を超えると1段階、高い優先度情報に対応づけられた1つ以上の前記データの間引きを開始する、又は、
前記上書き検出手段が上書きを検出する度に、検出する前から間引いていた前記バスから受信した前記データの間引きを継続しながら、検出する前よりも1段階、高い優先度情報に対応づけられた前記バスから受信した1つ以上の前記データの間引きを開始する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の中継装置。 - 前記優先度テーブルには、1つの前記優先度情報に1つ以上の前記ノードの識別子が登録されており、
前記ノードが送信する前記データの識別子が登録されたノード・データ変換テーブルを有し、
前記データ間引き手段は、前記上書き検出手段が上書きを検出した場合、前記優先度情報に対応づけられた前記ノードの識別子を前記優先度テーブルから読み出し、さらに前記ノード・データ変換テーブルから該ノードの識別子に対応づけられた前記データの識別子を決定し、
前記データ間引き手段は、前記上書き検出手段が上書きを検出する度に、前記優先度情報から決定した前記データの間引き頻度を大きくし、間引き頻度が閾値を超えると1段階、高い優先度情報に対応づけられた1つ以上の前記データの間引きを開始する、又は、
前記上書き検出手段が上書きを検出する度に、検出する前から間引いていた前記データの間引きを継続しながら、検出する前よりも1段階、高い優先度情報から決定した1つ以上の前記データの間引きを開始する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の中継装置。 - 前記データ間引き手段は、前記上書き検出手段が上書きを検出しない時間が所定時間以上継続した場合、優先度の高い前記データから順に間引く対象から除外する、
ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の中継装置。 - 前記接続端子から受信し前記ノードに中継する前記データを記憶する車内送信用記憶手段と、
前記接続端子から前記データを受信したことを検出するデータ受信検出手段と、
前記データ受信検出手段が前記データを受信したことを検出した場合、前記データ中継手段による前記データの中継を停止させるか又は中継する前記データを少なくする中継制御手段と、
を有することを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の中継装置。 - 前記中継制御手段は、前記車内送信用記憶手段に記憶された前記データを受信する前記ノードを特定して、前記データ中継手段による前記データの中継を停止させた場合でも、前記データ中継手段が、前記車内送信用記憶手段に記憶された前記データを受信した前記ノードが応答した応答データを前記接続端子に中継することを許可する、
ことを特徴とする請求項7項記載の中継装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012216829A JP2014072673A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012216829A JP2014072673A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 中継装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014072673A true JP2014072673A (ja) | 2014-04-21 |
Family
ID=50747509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012216829A Pending JP2014072673A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 中継装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014072673A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016144178A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 株式会社デンソー | 通信装置 |
| JP2016167202A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 住友電気工業株式会社 | 路側通信装置、データ中継方法、中央装置、コンピュータプログラム、及びデータ処理方法 |
| JP2016167199A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 住友電気工業株式会社 | 路側通信装置、及びデータ中継方法 |
| JP2017076921A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社デンソー | 通信システム、中継装置及び通信装置 |
| CN108605007A (zh) * | 2016-02-18 | 2018-09-28 | 株式会社自动网络技术研究所 | 中继装置 |
| JP2019068253A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社デンソー | 異常検知装置、異常検知方法、プログラム及び通信システム |
| JP2019161299A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車載通信装置 |
| WO2019207917A1 (ja) * | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ゲートウェイ装置 |
| JP2019532547A (ja) * | 2016-09-28 | 2019-11-07 | インテル・コーポレーション | 電子機器のセキュリティシステム |
| WO2019225317A1 (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 住友電装株式会社 | 車載通信装置及び通信方法 |
| JP2021019246A (ja) * | 2019-07-18 | 2021-02-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信装置および通信システム |
| WO2022230492A1 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載中継装置、中継方法および中継プログラム |
| JP2024095948A (ja) * | 2022-12-30 | 2024-07-11 | ウーブン・バイ・トヨタ株式会社 | 車両におけるネットワーク帯域幅管理のためのシステムと方法 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012216829A patent/JP2014072673A/ja active Pending
Cited By (29)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016144178A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 株式会社デンソー | 通信装置 |
| JP2016167202A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 住友電気工業株式会社 | 路側通信装置、データ中継方法、中央装置、コンピュータプログラム、及びデータ処理方法 |
| JP2016167199A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 住友電気工業株式会社 | 路側通信装置、及びデータ中継方法 |
| WO2016143825A1 (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 住友電気工業株式会社 | 路側通信装置、データ中継方法、中央装置、コンピュータプログラム、及びデータ処理方法 |
| WO2016143821A1 (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 住友電気工業株式会社 | 路側通信装置、及びデータ中継方法 |
| JP2017076921A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社デンソー | 通信システム、中継装置及び通信装置 |
| CN108605007A (zh) * | 2016-02-18 | 2018-09-28 | 株式会社自动网络技术研究所 | 中继装置 |
| JP7346787B2 (ja) | 2016-09-28 | 2023-09-20 | インテル・コーポレーション | 電子機器のセキュリティシステム |
| JP2019532547A (ja) * | 2016-09-28 | 2019-11-07 | インテル・コーポレーション | 電子機器のセキュリティシステム |
| JP2022065116A (ja) * | 2016-09-28 | 2022-04-26 | インテル・コーポレーション | 電子機器のセキュリティシステム |
| US11271965B2 (en) | 2016-09-28 | 2022-03-08 | Intel Corporation | Security system for electronic equipment |
| JP7028859B2 (ja) | 2016-09-28 | 2022-03-02 | インテル・コーポレーション | 電子機器のセキュリティシステム |
| JP2019068253A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社デンソー | 異常検知装置、異常検知方法、プログラム及び通信システム |
| JP7003544B2 (ja) | 2017-09-29 | 2022-01-20 | 株式会社デンソー | 異常検知装置、異常検知方法、プログラム及び通信システム |
| JP2019161299A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車載通信装置 |
| JPWO2019207917A1 (ja) * | 2018-04-23 | 2021-03-18 | 日立Astemo株式会社 | ゲートウェイ装置 |
| CN111971934A (zh) * | 2018-04-23 | 2020-11-20 | 日立汽车系统株式会社 | 网关装置 |
| CN111971934B (zh) * | 2018-04-23 | 2022-06-14 | 日立安斯泰莫株式会社 | 网关装置 |
| US11444801B2 (en) | 2018-04-23 | 2022-09-13 | Hitachi Astemo, Ltd. | Gateway device |
| WO2019207917A1 (ja) * | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ゲートウェイ装置 |
| WO2019225317A1 (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 住友電装株式会社 | 車載通信装置及び通信方法 |
| JP7245993B2 (ja) | 2019-07-18 | 2023-03-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信装置および通信システム |
| JP2021019246A (ja) * | 2019-07-18 | 2021-02-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信装置および通信システム |
| JP2022170353A (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-10 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載中継装置、中継方法および中継プログラム |
| WO2022230492A1 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-11-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載中継装置、中継方法および中継プログラム |
| JP7613246B2 (ja) | 2021-04-28 | 2025-01-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載中継装置、中継方法および中継プログラム |
| JP2024095948A (ja) * | 2022-12-30 | 2024-07-11 | ウーブン・バイ・トヨタ株式会社 | 車両におけるネットワーク帯域幅管理のためのシステムと方法 |
| JP7576134B2 (ja) | 2022-12-30 | 2024-10-30 | ウーブン・バイ・トヨタ株式会社 | 車両におけるネットワーク帯域幅管理のためのシステムと方法 |
| US12143446B2 (en) | 2022-12-30 | 2024-11-12 | Woven By Toyota, Inc. | System and method for network bandwidth management in vehicle |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2014072673A (ja) | 中継装置 | |
| US10693905B2 (en) | Invalidity detection electronic control unit, in-vehicle network system, and communication method | |
| US10243760B2 (en) | Communication device, communication method, and communication system | |
| EP2079190B1 (en) | Fault location device, communication device, and fault location method | |
| US9819562B2 (en) | Gateway device with priority arbitration function | |
| JP5050653B2 (ja) | 電子制御装置 | |
| JP2013106200A (ja) | 車両用通信中継装置、スリープ制御方法 | |
| US11016925B2 (en) | Protocol-tolerant communications in controller area networks | |
| JP5578207B2 (ja) | 通信負荷判定装置 | |
| JP5286659B2 (ja) | 車載装置中継システム、車載装置中継方法及び中継装置 | |
| JP2009027270A (ja) | 通信システム、中継装置及び通信方法 | |
| CN113545012A (zh) | 通信装置、通信系统及消息仲裁方法 | |
| KR20150015831A (ko) | Can 통신의 오류 검출 장치 및 오류 검출 방법 | |
| JP2016020185A (ja) | 伝送路異常検出装置 | |
| JP5299261B2 (ja) | 電子制御装置 | |
| JP7276701B2 (ja) | 故障診断システム | |
| JP2002359625A (ja) | コントロールエリアネットワーク | |
| JP2021197602A (ja) | 車載装置、車載通信システムおよび通信制御方法 | |
| JP2009089286A (ja) | 中継接続ユニット | |
| JP7151930B2 (ja) | 中継装置、通信ネットワークシステム及び通信制御方法 | |
| JP2018121155A (ja) | 車両制御装置 | |
| WO2022092263A1 (ja) | グランドショート故障検出装置およびノード装置 | |
| JP2006253922A (ja) | ゲートウェイ装置及びゲートウェイ装置におけるデータ転送方法 | |
| JP2017114406A (ja) | ネットワークシステム | |
| CN107800599B (zh) | 车载控制装置 |