JP2014070743A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014070743A JP2014070743A JP2012214682A JP2012214682A JP2014070743A JP 2014070743 A JP2014070743 A JP 2014070743A JP 2012214682 A JP2012214682 A JP 2012214682A JP 2012214682 A JP2012214682 A JP 2012214682A JP 2014070743 A JP2014070743 A JP 2014070743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- freezer compartment
- cooling chamber
- drawer container
- control unit
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
【課題】冷凍室等の引き出し容器を備えた冷却室の扉近傍の断熱性能を向上するため、扉近傍に冷気が対流しない空気層を発生させることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】引き出し容器の側外面及び底面と、冷却室の側壁25及び床面52との間隙に対流制御部26を設け、冷気が対流制御部26より前面側に対流することを抑制し、冷却室の扉8近傍に空気層を発生させる。この空気層が断熱層となるので、扉近傍の断熱性が向上し、冷却室扉8周辺から冷却室内への熱侵入を低減する。
【選択図】 図3
【解決手段】引き出し容器の側外面及び底面と、冷却室の側壁25及び床面52との間隙に対流制御部26を設け、冷気が対流制御部26より前面側に対流することを抑制し、冷却室の扉8近傍に空気層を発生させる。この空気層が断熱層となるので、扉近傍の断熱性が向上し、冷却室扉8周辺から冷却室内への熱侵入を低減する。
【選択図】 図3
Description
この発明は、引き出し容器を備えた冷蔵庫に関するものである。
従来の冷蔵庫は、冷却器で冷却された空気が、庫内ファンによって冷蔵庫背面にある冷気吹出口から引き出し容器内へ吹き出される。冷蔵庫内を区分する例えば冷凍室等の冷却室では、冷気吹出口から噴出された冷気が、冷却室内にある引き出し容器内を循環することにより冷却が実施されている。引き出し容器内を冷却した冷気は、引き出し容器の上部から冷却室扉と引き出し容器前外面との間隙や、冷却室側壁と引き出し容器の側外面との間隙を通り、引き出し容器の底面と冷却室床面との間隙を流れて冷却器に戻って再び冷却される。
冷蔵庫の省エネを向上するためには、冷却室の断熱性能を高くすることが必要である。開閉操作が必要な冷却室扉と冷却室の前面開口縁との間は、断熱材を十分に設けることが困難であり、冷却室外からの熱侵入を抑制するためにシール機能を有するパッキンにより密閉されている。パッキンは通常ゴム磁性体からなり、冷却されるとパッキンのシール機能が低下して冷却室内と冷却室外との温度遮断が不足し、熱侵入が大きくなってしまう。
従来の冷蔵庫では、冷気が対流されやすい冷却室扉の底辺のパッキンを、鰭状のパッキンで覆うことにより底辺のパッキンに冷気が直接当たらないように対策している。さらに、冷気の対流が冷却室扉と引き出し容器前外面との間隙から、側壁側へ拡がることなく引き出し容器の底面と冷却室床面との隙間を流れて背面にある冷気吸水口を通り冷却器に戻るように、冷却室扉または引き出し容器前外面に上下方向に延伸した整流のためのガイド体を設けて、左右両側のパッキンに冷気が流れることを抑制している(例えば、特許文献1参照)。
従来の冷却室は、ガイド体により左右両側のパッキンへの冷気の対流は抑制されているが、冷却室扉と引き出し容器前外面の間隙で対流が促進されているため、鰭状のパッキンに覆われて直接冷気は当たらないものの、底辺のパッキンが冷却されてシール機能が低下してしまい、扉周辺から冷却室内への熱侵入が十分抑制できないという問題があった。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、冷却室扉周辺から冷却室内への熱侵入が十分に低減された冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明に係る冷蔵庫は、引き出し容器の上面から溢れた空気を冷却室の側面と引き出し容器の側外面との間を下降し背面側に流れて吸込口で吸い込まれるように対流させると共に、引き出し容器の上面から溢れた空気が冷却室扉の内側と引き出し容器の前外面との間隙に対流することを抑制する対流制御部を備えたものである。
本発明に係る冷蔵庫によれば、引き出し容器の上面から溢れる空気が、扉の内側と引き出し容器の前外面との間隙に対流することを抑制する対流制御部を備えたことにより、左右両側および底辺のパッキンが設けられている冷却室扉近傍に冷気が対流せず、冷却室扉近傍は淀んだ空気層となるため、パッキンのシール機能を低下させないので冷却室内への熱侵入を十分に抑制することができる。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の全体を扉前方から見た外観を示す。冷蔵庫100は、合計5つの部屋を有するが、最上部には扉が2枚設けられた冷蔵室1が位置し、最下部には野菜室5が位置する。また、野菜室5の上には冷凍室4が位置し、冷凍室4と冷蔵室1の間にあって正面右側に位置するのは切替室2、正面左側に位置するのは製氷室3である。
まず、この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の全体を扉前方から見た外観を示す。冷蔵庫100は、合計5つの部屋を有するが、最上部には扉が2枚設けられた冷蔵室1が位置し、最下部には野菜室5が位置する。また、野菜室5の上には冷凍室4が位置し、冷凍室4と冷蔵室1の間にあって正面右側に位置するのは切替室2、正面左側に位置するのは製氷室3である。
図2に冷蔵庫100を側面方向から見た断面図を示す。冷蔵庫100の各部屋は、食品の出し入れを行うために前面に開閉自在に設けられた扉を有するが、図2ではそれぞれ冷蔵室扉6、切替室扉7、冷凍室扉8、野菜室扉9で示される。また、図2で各部屋は冷蔵室床面50、切替室床面51、冷凍室床面52、野菜室床面53により仕切られている。冷蔵室1には、調味料などを収納する冷蔵室ケース56が備えられている。冷蔵室1を除く各部屋は、食品を収納するために引き出し可能で、上面が開口しているプラスチック製の収納ケース(引き出し容器)を有している。図2において切替室2は引き出し容器として切替室ケース10を有し、切替室ケース10内を冷却するために切替室吹出口16を設けている。また、冷凍室4は引き出し容器として冷凍室上ケース11と冷凍室下ケース12の2つのケースを有し、それぞれのケース内を冷却するために冷凍室上吹出口17、冷凍室下吹出口18を設けている。野菜室5も引き出し容器として野菜室上ケース14と野菜室下ケース15の2つのケースを有している。なお、引き出し容器である収納ケースは、通常レール13により支えられているが、本実施の形態を実施するにあたり、レール13の位置を高さ方向に変更することは差し支え無い。
実施の形態1では冷凍室4が本発明における冷却室に相当する。尚、その他の部屋の例えば切替室2が冷却室となるように構成されていても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
冷蔵庫100の背面側には、庫内空気を冷却するための冷却器20が設けられている。冷却器20、圧縮機22、凝縮パイプ23及び毛細管(図示せず)により、冷却サイクルが構成されており、いわゆるヒートポンプ機能により庫内の熱を冷却器20で除熱し、凝縮パイプ23を通じて冷蔵庫100の外へ排出している。冷却器20で冷却された空気(冷気)は、図2内の矢印で示されるようにファン19を用いることで各部屋に送り込まれるが、例えば冷凍室4では、冷凍室上吹出口17及び冷凍室下吹出口18から引き出し容器内を循環した冷気が、冷気吸込口24を通って、再び冷却器20に戻り冷却される。尚、冷凍室上吹出口17は冷凍室4の内側背面に、冷凍室上ケース11の上面より上方に、冷凍室下吹出口18は冷凍室4の内側背面に、冷凍室下ケース12の上面より上方に備えられている。また、冷気吸込口24は冷凍室4の内側背面で、冷凍室下ケース12の上面より下方に設けられている。長時間に渡り冷蔵庫100を動作させた場合は、冷却器20に霜が付着するため、除霜装置21により定期的に霜の除去が行われる。
冷蔵庫100の各部屋の扉は食品の取り出し時または収納時に開閉されるが、開閉操作時の温度変化によって扉周辺に結露が生じるのを防止するため、扉周辺には結露防止対策がなされる。本実施の形態では、凝縮パイプ23を扉周辺に設けることによって結露防止対策を行っている。
次に、実施の形態1では冷蔵庫100の5つの部屋のうち、冷凍室4を冷却室の一例として取り上げて本実施の形態の特徴を説明する。
図3に冷凍室4を背面方向から見た斜視図、図4に冷凍室4を側面方向から見た断面図を示す。前面が開口し、内壁面が床面、背面及び側面である冷凍室4は、上述の様に、冷凍室上ケース11と冷凍室下ケース12の2つの引き出し容器を有し、また冷凍室下ケース12はレール13によりその上面の縁が支えられている。ここで、冷凍室上ケース11と冷凍室下ケース12は、その側面及び底の外周囲を覆うように対流制御部であるシール部材26を備えている。このシール部材26は、冷凍室上ケース11または冷凍室下ケース12の側外面と、対向する冷凍室4の側面である冷凍室側壁25との第2の間隙と、冷凍室下ケース12の底面と冷凍室床面52との第3の間隙に形成され、冷凍室上ケース11または冷凍室下ケース12の上面から溢れた冷気が、冷凍室扉8と引き出し容器の前外面との第1の間隙に対流することを抑制する働きがある。
図4中の矢印は、冷凍室上吹出口17から冷凍室上ケース11内へ吹き出される冷気と、冷凍室下吹出口18から冷凍室下ケース12内へ吹き出される冷気と、冷凍室4から冷気吸込口24へ吸い込まれる冷気の流れを示している。
図3における矢印は模式的な冷気の対流を示している。破線で囲まれた矢印は、冷凍室上吹出口17から冷凍室上ケース11内を循環する冷気及び冷凍室下吹出口18から冷凍室下ケース12内を循環する冷気の流れを示し、実線で囲まれた白抜きの矢印は、冷凍室上ケース11及び冷凍室下ケース12のから溢れ、各ケースの側外面と冷凍室側壁25との第2の間隙に流れている冷気を示し、黒抜きの矢印は冷凍室下ケース12の底面と冷凍室床面52との第3の間隙を通って冷凍室4の背面にある冷気吸込口24へ流れる冷気を示している。つまり、シール部材26が第2の間隙と第3の間隙に形成されていることにより、冷凍室上吹出口17及び冷凍室下吹出口18から吹き出された冷気は冷凍室上ケース11及び冷凍室下ケース12の内部を循環して冷却した後、それぞれ対流制御部であるシール部材26より背面側の冷凍室上ケース11及び冷凍室下ケース12の上面から溢れて、各ケース側外面と冷凍室側壁25の間にある第2の隙間を通り、対流制御部であるシール部材26より背面側の冷凍室下ケース12の底面と冷凍室床面52との第3の間隙を背面側へ流れ、冷気吸込口24を通って冷却器20に戻ることにより冷却が実施される。
このため、引き出し容器である冷凍室上ケース11及び冷凍室下ケース12の上面から溢れた冷気は冷凍室扉8と引き出し容器の前外面との間の第1の間隙には対流せず、つまり、対流制御部であるシール部材26より冷凍室扉8側では冷気の対流が発生せず、淀んだ空気層が存在する。
対流制御部であるシール部材26は、引き出し容器である冷凍室上ケース11及び冷凍室下ケース12の中央より前面側に位置することが望ましい。
シール部材26としては、ゴム状のパッキング材や、柔軟性のある発泡性の断熱材等が挙げられる。シール部材26は一定の厚み及び強度があり、冷凍室4の内壁に固定されていてもよいし、引き出し容器に固定されていてもよいし、それらが組み合わされていてもよい。
また、シール部材26は膜状の構造でその一辺が冷凍室側壁25及び冷凍室床面52などの冷凍室4の内壁か、または冷凍室上ケース11や冷凍室下ケース12などの引き出し容器に固定されていてもよい。
また、シール部材26は棒状の構造で冷凍室側壁25及び冷凍室床面52などの冷凍室4の内壁か、または冷凍室上ケース11や冷凍室下ケース12などの引き出し容器に固定されていてもよい。
次に、本実施の形態の作用について説明する。通常、冷凍室扉8にはパッキンを設けるなどして、冷凍室外からの熱侵入を防ぐ処理が施されている。しかし、パッキンが設けられている冷凍室扉8と引き出し容器の前外面との間の第1の間隙に冷気が対流すると、パッキンが冷気で冷却されてシール機能が低下してしまい、冷凍室扉8近傍から冷凍室4内へ熱侵入が生じ、冷凍室扉近傍で熱ロスが発生してしまうという問題がある。
また、開閉機能を有することが必要な冷凍室扉8の近傍は、背面や側面に比べてその構造上、断熱材を十分に設けて断熱性能を強くすることが困難である。
また、冷蔵庫100の購入者は、冷凍室扉8を開閉することで食品の出し入れを行うため、冷凍室扉8を開けた際に冷凍室4外から熱が侵入、または冷凍室4内から冷気が漏洩する。
加えて、冷凍室扉8近傍には露付きを防止するために、熱源となる結露防止対策が施される。例えば、本実施の形態では高温(約35℃)の凝縮パイプ23を冷凍室扉8の近傍に這わせてあり、冷凍室4にとって熱源となっている。従来技術では冷凍室4の側面方向への冷気の流れを制御しているが、冷凍室扉8近傍の第1の間隙に冷気が流れるため、冷気が冷凍室扉8近傍で受熱することによる熱侵入の促進は避けられない。
このように、冷凍室扉8近傍は、側面や背面に比べて断熱性能が低いが、冷気が第1の間隙を対流するため熱ロスが生じるという問題があった。
本実施の形態によれば、対流制御部であるシール部材26を取り付けることで、冷凍室扉8近傍の第1の間隙に冷気が流れることを防止でき、かつ、冷凍室扉8近傍の第1の間隙の気密性を高めることができる。つまり、冷凍室扉8近傍の空気の対流を抑制し、淀ませることができる。これにより、侵入した熱は冷凍室扉8近傍の第1の間隙で淀んでいる空気にのみ熱伝導で伝わり、対流により冷凍室4内には拡がらない。それゆえ、この淀んだ空気層が断熱層となり、実質的に冷凍室扉8近傍の第1の間隙がウレタン等の断熱材で満たされたのと同等の効果を得ることができる。このため、断熱材を設けること等で断熱性を強化することが構造、意匠面から困難な冷凍室扉8近傍であっても大幅な断熱性能の改善効果を得ることができる。
つまり、本実施の形態を用いれば、上記で述べたような、断熱材の備えられていない冷凍室扉8近傍の断熱性能を強化することができ、さらに冷凍室扉8開閉したときの熱ロスを低減し、また、結露防止対策である熱源が設けられていた場合に、その熱源からの受熱を抑制できるという効果が得られる。
なお、より大きい効果を得るために、図5に示すように、冷凍室ケースフタ28をシール部材26より冷凍室扉8側に設け、その上部にも対流制御部としてシール部材26を備える構造を取っても良い。これにより、冷凍室扉8近傍の第1の間隙を密閉することができ、この場合は冷蔵庫100停止時の自然対流も抑制できるという効果がある。つまり、冷蔵庫100の停止時において浮力により上昇した第1の間隙の高温空気が冷凍室4内に拡がることを抑制する効果が得られる。
ここで、本実施の形態1の効果を検討するため、冷蔵庫100動作時における冷凍室4の数値解析を実施した。図6は本実施の形態で冷凍室扉8近傍に設けられた凝縮パイプ23から冷凍室4へ入る熱侵入量をシミュレーションした結果である。縦軸は従来構造での熱侵入量を基準とした熱侵入量の比率とし、図3で示される本発明の実施の形態1の構造とした場合及び、図5で示される本発明の実施の形態1でさらに冷凍室上ケース11上に冷凍室ケースフタ28を設けた場合における熱侵入量を示している。図6より、冷凍室扉8近傍の第1の間隙の気密性を上げた本実施の形態を用いることで、顕著な熱侵入量の低減効果が確認できた。
なお、対流制御部であるシール部材26については、引き出し容器の側外面と冷凍室側壁25との第2の間隙において、図3では冷凍室上ケース11と冷凍室下ケース12の上面から底面までの高さに設ける構造としたが、図7に示すように、一部にシール部材26を取り付けることによっても省エネ効果を得ることができる。図7では、冷凍室下ケース12の側外面において上面から底面までの高さにシール部材26が取り付けられ、冷凍室上ケース11の側外面にはシール部材26は設けられていないが、この場合でも冷凍室扉8近傍の第1の間隙の下方の空気層を淀ますことができるため、同様の効果を得ることができる。
また、冷凍室上ケース11の上面と冷凍室4の天井との第4の間隙にも対流制御部としてシール部材26を設けても、第1の間隙の上方の空気も淀ますのでより高い効果が得られる。さらに、図5に示すように、冷凍室上ケース11において、対流制御部であるシール部材26より前面側の上面を覆うふたを備えると、冷凍室扉8近傍の第1の間隙を密閉することができるのでより大きな断熱効果が得られる。
現在の標準的な520L型冷蔵庫の寸法は、高さ1820mm、幅680mm、奥行き700mmである。対流制御部の設置位置に関しては、本実施の形態が冷凍室扉8近傍の第1の間隙において空気層を発生させて熱を閉じ込めることを目的としていることに鑑みると、その設置位置は扉に近い方が好ましいが、例えば、扉の内側から100mm程度が望ましい。
扉の内側から100mm以下の位置であっても、対流制御部が引き出し容器の前外面より背面側にあれば、第1の間隙を冷気が対流しないので、第1の間隙に淀んだ空気層を発生させることができ、本実施の形態の効果が得られる。
上記範囲外、つまり扉の内側から100mm以上の位置に対流制御部があっても、空気層の体積が大きくなり、断熱性能がより高くなる効果があるため、扉の内側から100mm以上の位置に対流制御部が備えられていてもよい。
ただし、扉の内側から離れるほど、引き出し容器内を循環する冷気の対流が抑制されることにつながるため、対流制御部は引き出し容器の中央から前面側に設けることが望ましい。
本実施の形態では、以上のような構成としたことにより、対流制御部であるシール部材26より冷凍室扉8側の第1の間隙を冷気が対流せず、空気を淀ませることができるので冷凍室扉8近傍の気密性が向上し、つまり構造上、断熱性能が低い冷凍室扉8近傍の断熱性が改善し、冷凍室扉8の周辺から冷凍室4内部への熱侵入が抑制できて、省エネ効果が得られる。
また、結露防止対策で熱源が設けられる冷凍室扉8近傍からの熱侵入を、本実施の形態では断熱性能が低い冷凍室扉8近傍に空気層を発生させることにより、断熱材を設けなくても抑制する効果がある。
さらに、冷凍室扉8の開閉時の熱侵入、熱漏洩を、本実施の形態では第1の間隙に発生させた空気層により抑制する効果がある。
本実施の形態では冷凍室下ケース12の底面と冷凍室床面52との第3の間隙にもシール部材26を設ける構造としたが、第3の隙間に冷気が対流しないよう、冷凍室下ケース12と冷凍室4の床面との間の第3の隙間を小さくする、もしくは接触するように冷凍室下ケース12の底面を下げてもよい。こうすることによって冷凍室扉8付近から床面の第3の間隙に流れる冷気の対流を抑制する効果が得られ、つまり、冷凍室扉8近傍の第1の歓迎の気密性の向上を実現できる。このとき、引き出し容器内を冷却し、シール部材26より背面側にある引き出し容器の上面から引き出し容器の側外面と冷凍室側壁25との第2の間隙に流れ出た冷気は、引き出し容器側面と冷凍室側壁25との間の第2の隙間を背面まで通り、冷凍室4の内側背面に設けられた冷気吸込口24を通って、冷蔵庫100の背面に備えられている冷却器20まで戻る。
また、本実施の形態では冷凍室4について記載したが、切替室2、製氷室3、野菜室5、冷蔵室1等の他の部屋においても本実施の形態で用いた扉、引き出し容器、冷気吹出口、冷気吸込口、対流制御部を備える基本的な構成が変わらなければ、本実施の形態1を実施できる。
なお、本実施の形態では冷蔵庫100の各部屋の位置関係について図1のように記載したが、各部屋の位置関係が入れ替わっていても、同様に実施することができることは言うまでもない。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る冷凍室4を正面方向から見た左側半分の断面図を示す図である。右側半分は、図8を折り返した構造をなし、つまり冷凍室4は正面から見て左右対称の断面構造を有する。図8は、冷凍室上ケース11、冷凍室下ケース12の一部を突出させた冷凍室上ケース突出部11a及び冷凍室下ケース突出部12aを第2の間隙に設けた対流制御部としている。本発明の実施の形態2では、実施の形態1におけるシール部材26である対流制御部を冷凍室上ケース突出部11a及び冷凍室下ケース突出部12aとしたことを特徴とする。それ以外については、実施の形態1と同様である。尚、図8では冷凍室下ケース12と冷凍室床面52との第3の間隙は冷気が対流しないよう、十分狭くしている。
図8は、本発明の実施の形態2に係る冷凍室4を正面方向から見た左側半分の断面図を示す図である。右側半分は、図8を折り返した構造をなし、つまり冷凍室4は正面から見て左右対称の断面構造を有する。図8は、冷凍室上ケース11、冷凍室下ケース12の一部を突出させた冷凍室上ケース突出部11a及び冷凍室下ケース突出部12aを第2の間隙に設けた対流制御部としている。本発明の実施の形態2では、実施の形態1におけるシール部材26である対流制御部を冷凍室上ケース突出部11a及び冷凍室下ケース突出部12aとしたことを特徴とする。それ以外については、実施の形態1と同様である。尚、図8では冷凍室下ケース12と冷凍室床面52との第3の間隙は冷気が対流しないよう、十分狭くしている。
本実施の形態では、図8で示されるように、冷凍室上ケース11、冷凍室下ケース12の側外面のうち一部を突出させることで対流制御部としている。本実施の形態における図8の冷凍室4を背面側から見た斜視図を図9に示す。図9ように、冷凍室上ケース11の冷凍室扉8近傍の側面の一部には冷凍室上ケース突出部11aが、冷凍室下ケース12の冷凍室扉8近傍の側面の一部には冷凍室下ケース突出部12aが設けられており、冷凍室上ケース11の側外面と冷凍室側壁25、及び冷凍室下ケース12の側外面と冷凍室側壁25の第2の間隙の一部を塞ぐ対流制御部となっている。そのため、冷凍室上ケース突出部11a又は冷凍室下ケース突出部12aと冷凍室側壁25間の間隙の距離は十分に狭く、引き出し容器の前外面と冷凍室扉8との第1の間隙の対流を抑制できる。
本実施の形態における冷凍室下ケース12と冷凍室床面52との第3の隙間は、図8では冷気が対流しないように狭くした構造としているが、実施の形態1と同様にシール部材26を設ける構造としてもよい。また、冷凍室下ケース12の床面の冷凍室扉8側の一部に突出部を設けてもよく、つまり、冷凍室下ケース12の両側面に形成された突出部12aが連続するように冷凍室下ケース12の床面側の底部にも突出部12aを設けていてもよい。
本実施の形態では、引き出し容器の一部を突出させることによって対流制御部を形成し、冷凍室扉8と引き出し容器前外面との第1の間隙における冷気の対流を抑制する効果が得られ、つまり、冷凍室扉8近傍の気密性の向上を実現でき、冷凍室扉8近傍の断熱性を高くすることができる。
また、本実施の形態では引き出し容器の一部を突出させることによって対流制御部を形成したが、図10で正面方向から見た左側半分の断面図を示すように冷凍室側壁25の一部を突出させて側壁突出部25aを設け、対流制御部としてもよい。
図10は、冷凍室側壁25を突出させた場合に、正面方向から見た左側半分の断面図を示す。図10のように冷凍室側壁25は冷凍室上ケース11、冷凍室下ケース12に沿う形状となるよう、側壁突出部25aが設けられている。それゆえ引き出し容器を突出させた図8と同様に、対流を抑制することができる。図10の背面側から見た斜視図は、図9における冷凍室上ケース突出部11a及び冷凍室下ケース突出部12aを側壁突出部25aとした場合に相当する。図10の構造においても、冷凍室扉8近傍の第1の間隙の気密性が向上できるため、冷凍室扉8周辺の断熱性を向上でき、省エネ効果が得られる。
本実施の形態では、引き出し容器の一部または冷凍室側壁25を突出させることによって対流制御部を形成しているので新たな部品を用いる必要がなく、コスト増加を抑制したまま、冷凍室扉8周辺の断熱性を向上でき、省エネ効果が得られる。
尚、本発明の実施の形態2では本発明の実施の形態1と相違する部分について説明し、同一または対応する部分についての説明は省略した。
実施の形態3.
図11は、本発明の実施の形態3に係る冷凍室4の正面方向から見た左側半分の断面図を示す図である。右側半分は、図11を折り返した構造をなし、つまり冷凍室4は正面から見て左右対称の構造を有する。本発明の実施の形態3で図11に示す冷凍室4は、冷凍室上ケース11と冷凍室下ケース12についてケース形状に加工を施しており、ケース側面の一部のケース形状を拡張させたケース中空構造29を有し、対流制御部としたことを特徴とする。それ以外については、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
図11は、本発明の実施の形態3に係る冷凍室4の正面方向から見た左側半分の断面図を示す図である。右側半分は、図11を折り返した構造をなし、つまり冷凍室4は正面から見て左右対称の構造を有する。本発明の実施の形態3で図11に示す冷凍室4は、冷凍室上ケース11と冷凍室下ケース12についてケース形状に加工を施しており、ケース側面の一部のケース形状を拡張させたケース中空構造29を有し、対流制御部としたことを特徴とする。それ以外については、実施の形態1または実施の形態2と同様である。
本実施の形態における冷凍室4を背面側から見た斜視図は、図9において冷凍室上ケース突出部11a及び冷凍室下ケース突出部12aをケース中空構造29とした場合に相当する。
本実施の形態による作用は、このケース中空構造29内に空気を閉じ込めることにより、冷凍室扉8近傍の第1の間隙に相当する部分について、対流をより確実に抑制することができ、さらに冷蔵庫100の停止時においても、ケース中空構造29内の部分においては浮力による空気上昇が生じない。これにより、ケース中空構造29部分についてはウレタン等の断熱材と同等の断熱効果が期待でき省エネ性を向上できる。
なお、本実施の形態のケース中空構造29は空気を閉じ込めることとしたが、ケース中空構造29内はウレタン等の断熱材で満たされていても良い。
また、図12に示した冷凍室4の正面方向から見た左側半分の断面図のように、ケース中空構造30に補強用リブ(図12内の点線)を設け、強度を補強しても差し支え無い。また、補強用リブはケース中空構造30内で生じる対流を防止する役割も期待できる。尚、レール13の位置はどの高さ方向に設けてもよい。
本発明の実施の形態3では本発明の実施の形態1または実施の形態2と相違する部分について説明し、同一または対応する部分についての説明は省略した。
1 冷蔵室
2 切替室
3 製氷室
4 冷凍室
5 野菜室
6 冷蔵室扉
7 切替室扉
8 冷凍室扉
9 野菜室扉
10 切替室ケース
11 冷凍室上ケース
11a 冷凍室上ケース突出部
12 冷凍室下ケース
12a 冷凍室下ケース突出部
13 レール
14 野菜室上ケース
15 野菜室下ケース
16 切替室吹出口
17 冷凍室上吹出口
18 冷凍室下吹出口
19 ファン
20 冷却器
21 除霜装置
22 圧縮機
23 凝縮パイプ
24 冷気吸込口
25 冷凍室側壁
25a 側壁突出部
26 シール部材
28 冷凍室ケースフタ
29 ケース中空構造
30 補強用リブを有するケース中空構造
50 冷蔵室床面
51 切替室床面
52 冷凍室床面
53 野菜室床面
56 冷蔵室ケース
100 冷蔵庫
2 切替室
3 製氷室
4 冷凍室
5 野菜室
6 冷蔵室扉
7 切替室扉
8 冷凍室扉
9 野菜室扉
10 切替室ケース
11 冷凍室上ケース
11a 冷凍室上ケース突出部
12 冷凍室下ケース
12a 冷凍室下ケース突出部
13 レール
14 野菜室上ケース
15 野菜室下ケース
16 切替室吹出口
17 冷凍室上吹出口
18 冷凍室下吹出口
19 ファン
20 冷却器
21 除霜装置
22 圧縮機
23 凝縮パイプ
24 冷気吸込口
25 冷凍室側壁
25a 側壁突出部
26 シール部材
28 冷凍室ケースフタ
29 ケース中空構造
30 補強用リブを有するケース中空構造
50 冷蔵室床面
51 切替室床面
52 冷凍室床面
53 野菜室床面
56 冷蔵室ケース
100 冷蔵庫
Claims (16)
- 前面が開口し、内壁面が床面、背面及び側面である冷却室と、
前記冷却室の前記前面に開閉自在に設けられた扉と、
前記冷却室に設けられ、上面が開口している引き出し容器と、
前記冷却室の内側背面であって前記引き出し容器の上面より下方に設けられ、前記冷却室の空気を吸い込む吸込口と、
前記吸込口で吸い込まれた空気を冷却する冷却器と、
前記冷却器で冷却された空気を前記容器内に吹き出す吹出口と、
前記引き出し容器の上面から溢れた前記冷却された空気が前記冷却室の側面と前記引き出し容器の側外面との間を下降し前記背面側に流れて前記吸込口で吸い込まれるように前記溢れた前記冷却された空気を対流させると共に、前記引き出し容器の上面から溢れた前記冷却された空気が前記扉の内側と前記引き出し容器の前外面との第1の間隙に対流することを抑制する対流制御部と
を備えた冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、前記引き出し容器の側外面と前記冷却室の側面との第2の間隙に設けられたこと
を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、前記引き出し容器の底面と前記冷却室の床面との第3の間隙にさらに設けられたこと
を特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、前記引き出し容器の中央より前面側に位置すること
を特徴とする請求項2または3に記載の冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、前記第2の間隙において、前記引き出し容器の上面の高さまで形成されていること
を特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、膜状のシール部材でなり、その一辺が前記引き出し容器または前記冷却室のいずれか一方に貼付されていること
を特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、棒状のシール部材でなり、前記引き出し容器または前記冷却室のいずれか一方に固定されていること
を特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、前記引き出し容器の突出部であること
を特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、前記冷却室の側面または床面の突出部であること
を特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、前記引き出し容器の一部が中空構造になって形成されていること
を特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記中空構造の内部に補強用リブが設けられていること
を特徴とする請求項10に記載の冷蔵庫。 - 前記対流制御部が、前記引き出し容器の上面と前記冷却室の天井との第4の間隙に設けられたこと
を特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記引き出し容器が、前記対流制御部より前面側の上面を覆うふたを備えたこと
を特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記引き出し容器が2段構造であること
を特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記冷却室が冷凍室、切り替え室、製氷室または野菜室のいずれかであること
を特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 - 前記冷却器で冷却された空気を庫内へ送り込むファンを備えたこと
を特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012214682A JP2014070743A (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012214682A JP2014070743A (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014070743A true JP2014070743A (ja) | 2014-04-21 |
Family
ID=50746131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012214682A Pending JP2014070743A (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014070743A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2020170386A1 (ja) * | 2019-02-21 | 2021-09-30 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫 |
-
2012
- 2012-09-27 JP JP2012214682A patent/JP2014070743A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2020170386A1 (ja) * | 2019-02-21 | 2021-09-30 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5575452B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| KR20140047360A (ko) | 도어가스켓의 응결 방지용 냉장고 | |
| WO2018121664A1 (zh) | 冰箱 | |
| CN106766488A (zh) | 风冷冰箱及其控制方法 | |
| WO2018181439A1 (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP2009236474A (ja) | 冷蔵庫 | |
| CN102782426B (zh) | 冷藏库 | |
| JP2001012841A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP2014070743A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP2005315547A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP3797850B2 (ja) | 冷蔵庫の仕切り構造 | |
| JP2017194257A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP6748843B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| CN203949437U (zh) | 冷冻冷藏箱 | |
| JP6937472B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP6675211B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| KR102206240B1 (ko) | 냉장고 | |
| JP2004293990A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP4280243B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP2013036664A (ja) | 冷蔵庫 | |
| KR101250280B1 (ko) | 냉장고 | |
| JP2018004089A (ja) | 冷蔵庫 | |
| WO2020157852A1 (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP3896345B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP2005326114A (ja) | 冷蔵庫およびシール部材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20140326 |