JP2014070396A - ささら桁固定金具、該固定金具を用いた階段の取付構造および施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】壁下地材が介在してもささら桁の上端を躯体に対して強固に固定すると共に、大工作業の二度手間を無くした階段施工を可能にする。
【解決手段】階段のささら桁23の上端を壁下地材26ごしに躯体25に固定するための固定金具10であり、壁面固定板11とささら桁側面固定板12とから断面略L字形に形成される。壁面固定板から外方に突設される中空筒状突起14を、壁下地材の厚さを貫通して形成した突起収容穴28に嵌入し、壁面固定板を壁面に接触させた状態にして、ビス27を中空筒状突起に通して躯体に打ち込むことにより、一対の固定金具をささら桁上端の厚みと略同一間隔で壁に固定する。そして、ささら桁の上端をささら桁側面固定板間に挟み込んだ状態で、ささら桁側面固定板のビス孔16a,16bに各々ビス29を通してささら桁側面に打ち込んで、ささら桁上端を一対の固定金具間に固定する。
【選択図】図6
【解決手段】階段のささら桁23の上端を壁下地材26ごしに躯体25に固定するための固定金具10であり、壁面固定板11とささら桁側面固定板12とから断面略L字形に形成される。壁面固定板から外方に突設される中空筒状突起14を、壁下地材の厚さを貫通して形成した突起収容穴28に嵌入し、壁面固定板を壁面に接触させた状態にして、ビス27を中空筒状突起に通して躯体に打ち込むことにより、一対の固定金具をささら桁上端の厚みと略同一間隔で壁に固定する。そして、ささら桁の上端をささら桁側面固定板間に挟み込んだ状態で、ささら桁側面固定板のビス孔16a,16bに各々ビス29を通してささら桁側面に打ち込んで、ささら桁上端を一対の固定金具間に固定する。
【選択図】図6
Description
本発明は、ささら桁の上端を壁面に固定するための固定金具、該固定金具を用いた階段の取付構造および施工方法に関する。
住宅等の建築物に施工される階段の一種として、蹴込板を省略し、床と壁の間に斜行状に設けられる左右一対のささら桁と、これらささら桁の上方に架設される複数の踏板とからなるもの(オープン型階段などと呼ばれるもの)がある。このような階段はシンプルでモダンな印象を与え、吹抜空間を有する開放的なリビングルームなどにマッチするデザイン性・インテリア性を有するものとして需要が高まっている。この種の階段の従来技術の一例が特許文献1に示されており、ささら桁の下端を床に固定する金具および上端を壁に固定する金具として、いずれも、平板状のベース板と、このベース板から垂直に立ち上げられた左右各一対の保持板とを有してなるものを用い、ベース板を床面または壁面にビスなどで取り付けると共に、一対の保持板の間にささら桁の下端または上端を挟み込んだ状態でビスなどで取り付けることにより、ささら桁を固定している。
ささら桁の下端が固定される床については、一般に合板などの木質材が下地材として使用されているので、特許文献1で使用されている金具や他の金具(L金具など)を用いてビスなどで強固な固定を行うことができる。ところが、ささら桁の上端が固定される壁については、一般に柱や梁などの構造躯体上に石膏ボードなどの下地材を施工した上にクロス張り仕上げを行うので、金具を固定するビスが石膏ボードに打ち込まれることになり、強固に固定することができない。このため、ささら桁の上端を壁面に密着させて安定した状態で施工することができず、壁面との間に隙間が開いて見映えが悪くなったり、階段がぐらつくなどの不具合が生ずることがあった。
また、特許文献1に示されるような階段を施工する際、従来は、大工が壁構造躯体にささら桁を固定し、最上段の踏板以外の踏板を取り付けた後に、躯体に石膏ボードを貼り付け、次に、内装業者が石膏ボードの表面にクロスを貼り、その後再度大工が最上段の踏板を取り付けるという作業順で施工していた。これは、最上段の踏板まで取り付けてしまうと、最上段の踏板側面と石膏ボード表面との間には5mm程度の隙間しか空いていないため、最上段の踏板が邪魔になってクロス貼りを行うことができなくなるためであった。このため、クロス貼りの後に大工が再び現場に来て最上段の踏板を取り付ける作業を行う必要があり、二度手間となっていた。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、ささら桁の上端を壁に固定するに際し、石膏ボードなどの壁下地材が介在しても躯体に対して強固に固定することができる固定金具を提供し、併せて該固定金具を用いて容易に施工することができる階段の施工構造および施工方法を提供することである。
この課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、階段のささら桁の上端を壁下地材ごしに構造躯体に固定するための固定金具であって、壁面固定板と該壁面固定板の一面から立設されるささら桁側面固定板とを有してなる断面略L字形の本体と、壁面固定板の他面から突設される中空筒状突起と、ささら桁側面固定板に形成されるささら桁側面固定用ビス孔とを有することを特徴とする。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の固定金具において、前記中空筒状突起は、壁下地材の厚さと略同一または若干短い突出長を有することを特徴とする。
請求項3に係る本発明は、請求項1または2記載の固定金具において、前記ささら桁側面固定板の上縁または前縁に前端側から壁面固定板側に向けて下方に傾斜するガイド縁を有し、該ガイド縁にささら桁側面から外方に突出するピンを載置可能であることを特徴とする。
請求項4に係る本発明は、請求項3記載の固定金具において、前記ガイド縁の終端に前記ピンを収容可能な凹部が設けられることを特徴とする。
請求項5に係る本発明は、請求項1ないし4のいずれか記載の固定金具を一のささら桁について一対対向させて用いてささら桁を壁に固定してなる階段の取付構造であって、一対の固定金具のささら桁側面固定板をささら桁の両側面に当接し、壁下地材の厚さを貫通して形成した突起収容穴に中空筒状突起を嵌入し、壁面固定板を壁面に接触させた状態にして壁面固定用ビスを中空筒状突起に通して躯体に打ち込むことにより該一対の固定金具がささら桁の厚みに略等しい間隔をおいて壁に固定され、ささら桁の上端を一対の固定金具のささら桁側面固定板の間に挟み込んだ状態でささら桁側面固定用ビスをささら桁側面固定用ビス孔に通してささら桁の両側面に打ち込むことによりささら桁が固定金具に固定されてなることを特徴とする。
請求項6に係る本発明は、請求項1ないし4のいずれか記載の固定金具を一のささら桁について一対対向させて用いて行う階段の施工方法であって、一対の固定金具のささら桁側面固定板をささら桁の両側面に当接し、壁下地材の厚さを貫通して形成した突起収容穴に中空筒状突起を嵌入し、壁面固定板を壁面に接触させた状態にして壁面固定用ビスを中空筒状突起に通して躯体に打ち込むことにより該一対の固定金具をささら桁の厚みに略等しい間隔をおいて壁に固定し、ささら桁の上端を一対の固定金具のささら桁側面固定板の間に挟み込んだ状態でささら桁側面固定用ビスをささら桁側面固定用ビス孔に通してささら桁の両側面に打ち込むことによりささら桁を固定金具に固定することを特徴とする。
請求項1に係る本発明によれば、壁面の下地材の厚さを貫通して形成した突起収容穴に中空筒状突起を嵌入し、壁面固定板を壁面に接触させた状態にして壁面固定用ビスを中空筒状突起に通して躯体に打ち込むことにより一対の固定金具がささら桁の厚みに略等しい間隔をおいて壁に固定され、該一対の固定金具のささら桁側面固定板の間にささら桁を挟み込んだ状態でささら桁側面固定用ビスをささら桁側面固定用ビス孔に通してささら桁の側面に打ち込むことによりささら桁が固定金具に固定される。したがって、固定金具を壁に固定するに際して、従来技術のようにビスが石膏ボードなどの壁下地材に打ち込まれることがなく、壁下地材より強度が大きい中空筒状突起を介して躯体に打ち込まれるので、該固定金具を介してささら桁の上端を強固に壁に固定することができる。
請求項2に係る本発明によれば、中空筒状突起の突出長が壁下地材の厚さと略同一または若干短い寸法に設定されるので、壁面固定用ビスを中空筒状突起に通して躯体に打ち込んだときに壁面固定板が壁面に略密接した状態となるので、固定金具の壁に対する固定強度をさらに高め、この固定金具を介してささら桁の上端をより確実かつ安定的に壁に固定することができる。
請求項3に係る本発明によれば、壁に固定した固定金具にささら桁を施工する際に、ささら桁側面から外方に突出するピンをピン載置部のガイド縁に載置し、ガイド縁に沿って移動させることによりささら桁の上端を壁面側に引き寄せることができ、施工が容易となる。
請求項4に係る本発明によれば、ガイド縁に沿って移動したピンを凹部に収容させることで壁に対してささら桁上端の位置決めを容易に行うことができる効果がある。
請求項5に係る本発明によれば、固定金具を壁に固定するに際して、従来技術のようにビスが石膏ボードなどの壁下地材に打ち込まれることがなく、壁下地材より強度が大きい中空筒状突起を介して躯体に打ち込まれるので、該固定金具を介してささら桁の上端を強固に壁に固定することができる。したがって、ささら桁階段の取付構造において固定強度を増大することができ、階段のぐらつきなどの不具合を防止することができる。また、クロス貼りを完了した後に大工による階段施工作業を行うことができるので、大工作業の二度手間が解消される。
請求項6に係る本発明によれば、固定金具を壁に固定するに際して、従来技術のようにビスが石膏ボードなどの壁下地材に打ち込まれることがなく、壁下地材より強度が大きい中空筒状突起を介して躯体に打ち込まれるので、該固定金具を介してささら桁の上端を強固に壁に固定することができる。したがって、固定強度の大きな階段の取付構造を簡単な施工で得ることができる。また、クロス貼りを完了した後に大工による階段施工作業を行うことができるので、大工作業の二度手間が解消される。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について詳述する。
まず、実施例1においてささら桁の上端を壁に固定するために用いる金具について、図1を参照して説明する。この上端固定金具10は、壁面固定板11と、壁面固定板11の一面から立設されるささら桁側面固定板12とを有してなる断面略L字形の本体13を有する。壁面固定板11の他面側には上下2箇所に中空筒状突起14,14が設けられる。中空筒状突起14は壁下地材の厚さと略同一または若干小さい突出長を有しており、後述するように、この上端固定金具10を壁面に固定するための壁面固定用ビス(皿ネジ)が壁面固定板11側から打ち込まれるので、そのビス頭を壁面固定板11の厚さ範囲に納めて壁面固定板面から突出させないように、皿加工15が施されている。また、ささら桁側面固定板12には、壁22に固定された上端固定金具10に対してささら桁を固定するささら桁側面固定用ビス29(後述)を打ち込むためのささら桁側面固定用ビス孔16a,16b(特に区別する必要のないときは包括的に符号16で示すことがある)が上下2箇所に設けられている。ささら桁側面固定用ビス孔16a,16bは、中心線Xについて非対称に形成されている。
上端固定金具10の材質は、強度などの物性の面からステンレス、アルミ、亜鉛メッキ鋼板、塗装鋼板、塗装メッキ鋼板、真鍮メッキ鋼板、鋳物などの金属製であることが好ましいが、これらに限定されるものではない。また、上端固定金具10の寸法は、これによって固定されるささら桁23の厚さや壁下地材として用いられる石膏ボード26の厚さなどに応じて決定されるが、一例として、上端固定金具10全体の上下寸法が90mm、左右寸法が40mmであり、壁面固定板11およびささら桁側面固定板12の板厚が4.5mmであり、中空筒状突起14,14は突出長が12mm(石膏ボード26の厚さが12.5mmの場合)、外径が20mm、内径が13mm、上下方向の中心間隔が60mmであり、ささら桁側面固定用ビス孔16a,16bは直径が7mm、上下方向の中心間隔が50mmであって、ささら桁側面固定用ビス孔16aは上縁から30mm、ささら桁側面固定用ビス孔16bは下縁から10mmの位置にそれぞれ中心を有するように中心線Xについて非対称に形成されている。
この上端固定金具10を用いてささら桁の上端を壁に固定した階段構造が図2ないし図7に示されている。この階段構造20は、床21と壁22との間に斜行状に設けられる左右一対のささら桁23a,23b(特に区別する必要のないときは包括的に符号23で示すことがある)と、これらささら桁23,23の上方に架設される複数の踏板24とからなり、各ささら桁23の上端が一対の上端固定金具10,10を介して壁22に固定され、下端が一対の下端固定金具30,30を介して床21に固定される。一対の上端固定金具10,10は、ささら桁側面固定板12,12を内側に、壁面固定板11,11を外側に向けて対向させた状態で、ささら桁側面固定板12,12の間にささら桁23の厚さと略同一の間隔をおいた位置且つ同一の高さ位置で、壁22に固定される。ささら桁23の両側に一対の上端固定金具10,10を配して壁22に固定する階段構造は実質的に左右対称であるので、以下においては場合によって一の上端固定金具10のみについてその用法や施工方法を説明することがある。
この階段構造20において、壁22は、柱や梁などの構造躯体25に壁下地材としての石膏ボード26が施工され、その上にクロス張り仕上げ(図示省略)を施して構成されている。したがって、躯体25の壁面側には軟質の石膏ボード26が存在しているが、上端固定金具10の中空筒状突起14,14に壁面固定用ビス27,27を通して躯体25に打ち込むことができる。図5ないし図7を参照してより詳細に説明すれば、中空筒状突起14,14が嵌入される箇所の石膏ボード26には、該突起の外径に対応する寸法の突起収容穴28,28が貫通形成されており、この突起収容穴28,28に中空筒状突起14,14を嵌入させる。中空筒状突起14,14の突出長さは石膏ボード26の厚さと略同一または若干小さく(たとえば0.5mm程度)形成されているので、中空筒状突起14,14を石膏ボード26の突起収容穴28,28に嵌入させることによって、中空筒状突起14,14の先端が躯体25に略密接すると共に、上端固定金具10の壁面固定板11が壁面に略密接する(図5,図6)。この状態で、中空筒状突起14,14に壁面固定用ビス27,27を通して躯体25に打ち込むことにより、上端固定金具10が躯体25に対して強固に固定される。上端固定金具10の壁面固定板11と躯体25の間に石膏ボード26が介在しているが、中空筒状突起14,14が石膏ボード26の突起収容穴28,28を挿通し、その先端が躯体25に当接した状態で上端固定金具10が取り付けられるので、躯体25に対して大きな固定強度を発揮することができる。
このようにして躯体25に対して強固に固定された一対の上端固定金具10に対して、一のささら桁23の上端が固定される。この固定は、上述のようにして壁22に対して間隔をおいて対向状態で同一高さ位置に固定した一対の上端固定金具10,10のささら桁側面固定板12,12間にささら桁23の上端を挿入し、壁面固定板11,11に略当接するまで押し込んだ状態で、ささら桁側面固定板12,12の外側からささら桁側面固定用ビス孔16a,16bにささら桁側面固定用ビス29a,29b(特に区別する必要のないときは包括的に符号29で示すことがある)を打ち込んで、ささら桁23の上端を上端固定金具10,10間に固定する。既述したように、ささら桁側面固定板12のビス孔16a,16bは中心線Xから非対称位置に形成されているので、同一構成の上端固定金具10を対向配置させたときには、一方の上端固定金具10のビス孔16a,16bと他方の上端固定金具10のビス孔16a,16bとが上下方向にずれて位置することになるため、これらビス孔16a,16bに両側からささら桁側面固定用ビス29a,29bを打ち込んでも干渉しない(図7)。
ささら桁23の下端を床21に固定する下端固定金具30は本発明に直接的に関連するものではなく、何ら限定されないが、一例として図8に示すような下端固定金具30を用いることができる。この下端固定金具30は、床面固定板31と、その一端から一方向に直角に折曲されたささら桁側面固定板32とから略L字形に形成され、床面固定板31には、上下2箇所に床面固定用ビス孔33,33が貫通形成されると共に、これらビス孔33,33間の中央には上下方向に長い長孔34が貫通形成され、また、ささら桁側面固定板32には、上下2箇所にささら桁側面固定用ビス孔35,35が貫通形成されている。図7および図8から分かるように、ささら桁側面固定板32を貫通するささら桁側面固定用ビス孔35,35は、上下方向の中心からずれた位置に非対称に形成されている。このような下端固定金具30を、ささら桁側面固定板32を内側に、床面固定板31を外側に向けて対向させた状態で一対で用い、ささら桁23の下端を両側から挟み込んだ状態にして、床21に対しては床面固定板31の床面ビス用孔33,33に通したビス43,43(図3)で固定すると共に、ささら桁23に対してはささら桁側面固定板32のささら桁側面固定用ビス孔35,35に通したビス42,42(図2)で固定する。下端固定金具30の材質は、強度などの物性の面からステンレス、アルミ、亜鉛メッキ鋼板、塗装鋼板、真鍮メッキ鋼板、鋳物などの金属製であることが好ましいが、これらに限定されるものではない。
次に、この階段構造20を得る施工方法について説明する。この施工方法としては2通りの施工方法が考えられる。第一の施工方法は次の順序で行うことができる。
(1)躯体25に石膏ボード26およびクロス(図示省略)を張って壁22を構築すると共に、床材(図示省略)を張って床21を構築する。
(2)ささら桁23の上端を固定する一対の上端固定金具10,10の壁面固定位置(突起収容穴28,28を形成する位置)を設計図を元に位置出しする。
(3)上記により決定した位置において石膏ボード26に突起収容穴28,28を形成する。
(4)各上端固定金具10の中空筒状突起14,14を突起収容穴28,28に嵌入させ、中空筒状突起14,14に壁面固定用ビス27,27を通して躯体25に打ち込んで、一対の上端固定金具10,10を躯体25に固定する。
(5)壁22に固定した一対の上端固定金具10,10のささら桁側面固定板12,12間にささら桁23の上端を挿入し、床21および壁22にあてがった状態にして、ささら桁23の下端の床面固定位置に下端固定金具30を仮固定し、ささら桁23の下端側面のささら桁側面固定用ビス孔35,35にビス42,42(図2)を通して両側から打ち込むことにより、下端固定金具30をささら桁23の下端側面に固定する。図8の下端固定金具30を対向させて一対用いる場合、ささら桁側面固定用ビス孔35,35が上下方向にずれた非対称位置に形成されていることから、ささら桁23の両側からビス42,42を打ち込んでも干渉しない。なお、下端固定金具30の仮固定は、下端固定金具30の床面固定板31の長孔34にビス(図示省略)を通して床21に打ち込むことによって行う。
(6)長孔34のビスを緩め、ささら桁23の上下および前後の位置を調整した後、長孔34のビスを締めて固定位置を決定する。
(7)上記にて決定した位置で、一対の下端固定金具30,30を所定間隔で対向させて床21に固定する。下端固定金具30は、床面固定用ビス孔33,33にビス43,43(図3)を通して床21に打ち込んで、床21に固定する。この固定後、長孔34に通したビスは外しても良いし、必要に応じて締め付けた状態のまま残しても良い。
(8)壁22に固定した一対の上端固定金具10,10のささら桁側面固定板12,12間にささら桁23の上端を挿入し、ささら桁側面固定用ビス孔16a,16bにささら桁側面固定用ビス29,29を通してささら桁23の上端側面に両側から打ち込むことにより、ささら桁23の上端を一対の上端固定金具10,10間に固定する。既述の通り、ささら桁側面固定板12のビス孔16a,16bは中心線Xから上下方向にずれた非対称位置に形成されているので、両側からささら桁側面固定用ビス29,29を打ち込んでも干渉しない(図7)。
(9)以上のようにして固定したささら桁23の所定箇所に踏板固定金具41(図4)を介して踏板24を固定して、階段構造20の施工が完了する。
(1)躯体25に石膏ボード26およびクロス(図示省略)を張って壁22を構築すると共に、床材(図示省略)を張って床21を構築する。
(2)ささら桁23の上端を固定する一対の上端固定金具10,10の壁面固定位置(突起収容穴28,28を形成する位置)を設計図を元に位置出しする。
(3)上記により決定した位置において石膏ボード26に突起収容穴28,28を形成する。
(4)各上端固定金具10の中空筒状突起14,14を突起収容穴28,28に嵌入させ、中空筒状突起14,14に壁面固定用ビス27,27を通して躯体25に打ち込んで、一対の上端固定金具10,10を躯体25に固定する。
(5)壁22に固定した一対の上端固定金具10,10のささら桁側面固定板12,12間にささら桁23の上端を挿入し、床21および壁22にあてがった状態にして、ささら桁23の下端の床面固定位置に下端固定金具30を仮固定し、ささら桁23の下端側面のささら桁側面固定用ビス孔35,35にビス42,42(図2)を通して両側から打ち込むことにより、下端固定金具30をささら桁23の下端側面に固定する。図8の下端固定金具30を対向させて一対用いる場合、ささら桁側面固定用ビス孔35,35が上下方向にずれた非対称位置に形成されていることから、ささら桁23の両側からビス42,42を打ち込んでも干渉しない。なお、下端固定金具30の仮固定は、下端固定金具30の床面固定板31の長孔34にビス(図示省略)を通して床21に打ち込むことによって行う。
(6)長孔34のビスを緩め、ささら桁23の上下および前後の位置を調整した後、長孔34のビスを締めて固定位置を決定する。
(7)上記にて決定した位置で、一対の下端固定金具30,30を所定間隔で対向させて床21に固定する。下端固定金具30は、床面固定用ビス孔33,33にビス43,43(図3)を通して床21に打ち込んで、床21に固定する。この固定後、長孔34に通したビスは外しても良いし、必要に応じて締め付けた状態のまま残しても良い。
(8)壁22に固定した一対の上端固定金具10,10のささら桁側面固定板12,12間にささら桁23の上端を挿入し、ささら桁側面固定用ビス孔16a,16bにささら桁側面固定用ビス29,29を通してささら桁23の上端側面に両側から打ち込むことにより、ささら桁23の上端を一対の上端固定金具10,10間に固定する。既述の通り、ささら桁側面固定板12のビス孔16a,16bは中心線Xから上下方向にずれた非対称位置に形成されているので、両側からささら桁側面固定用ビス29,29を打ち込んでも干渉しない(図7)。
(9)以上のようにして固定したささら桁23の所定箇所に踏板固定金具41(図4)を介して踏板24を固定して、階段構造20の施工が完了する。
あるいは、第二の施工方法として次の順序で行うことができる。
(1)躯体25に石膏ボード26およびクロス(図示省略)を張って壁22を構築すると共に、床材(図示省略)を張って床21を構築する。
(2)ささら桁23を施工する左右方向の位置を、左または右の壁から位置出しし、位置出しされた左右方向位置においてささら桁23を床21および壁22にあてがった状態にして、一対の上端固定金具10,10の壁面固定位置(突起収容穴28,28を形成する位置)および下端固定金具30の床面固定位置を位置出しする。
(3)上記により決定した各上端固定金具10の壁面固定位置において石膏ボード26に突起収容穴28,28を形成する。
(4)各上端固定金具10の中空筒状突起14,14を突起収容穴28,28に嵌入させ、中空筒状突起14,14に壁面固定用ビス27,27を通して躯体25に打ち込んで、一対の上端固定金具10,10を躯体25に固定する。また、前記により決定した位置で一対の下端固定金具30,30を所定間隔で対向させて床22に固定する。固定金具10,30の固定は第一の施工方法において説明したと同様にして行う。
(5)壁22に固定した一対の上端固定金具10,10のささら桁側面固定板12,12間にささら桁23の上端を挿入すると共に、床21に固定した一対の下端固定金具30のささら桁側面固定板32,32間にささら桁23の下端を挿入する。
(6)第一の施工方法において説明したと同様にして、ささら桁23の下端を一対の下端固定金具30,30間に固定する。
(7)第一の施工方法において説明したと同様にして、ささら桁23の上端を一対の上端固定金具10,10間に固定する。
(8)以上のようにして固定したささら桁23の所定箇所に踏板固定金具41(図4)を介して踏板24を固定して、階段構造20の施工が完了する。
(1)躯体25に石膏ボード26およびクロス(図示省略)を張って壁22を構築すると共に、床材(図示省略)を張って床21を構築する。
(2)ささら桁23を施工する左右方向の位置を、左または右の壁から位置出しし、位置出しされた左右方向位置においてささら桁23を床21および壁22にあてがった状態にして、一対の上端固定金具10,10の壁面固定位置(突起収容穴28,28を形成する位置)および下端固定金具30の床面固定位置を位置出しする。
(3)上記により決定した各上端固定金具10の壁面固定位置において石膏ボード26に突起収容穴28,28を形成する。
(4)各上端固定金具10の中空筒状突起14,14を突起収容穴28,28に嵌入させ、中空筒状突起14,14に壁面固定用ビス27,27を通して躯体25に打ち込んで、一対の上端固定金具10,10を躯体25に固定する。また、前記により決定した位置で一対の下端固定金具30,30を所定間隔で対向させて床22に固定する。固定金具10,30の固定は第一の施工方法において説明したと同様にして行う。
(5)壁22に固定した一対の上端固定金具10,10のささら桁側面固定板12,12間にささら桁23の上端を挿入すると共に、床21に固定した一対の下端固定金具30のささら桁側面固定板32,32間にささら桁23の下端を挿入する。
(6)第一の施工方法において説明したと同様にして、ささら桁23の下端を一対の下端固定金具30,30間に固定する。
(7)第一の施工方法において説明したと同様にして、ささら桁23の上端を一対の上端固定金具10,10間に固定する。
(8)以上のようにして固定したささら桁23の所定箇所に踏板固定金具41(図4)を介して踏板24を固定して、階段構造20の施工が完了する。
次に、実施例2においてささら桁23の上端を壁に固定するために用いる上端固定金具について、図9を参照して説明する。この上端固定金具10は、実施例1の上端固定金具10と同様に、壁面固定板11と、壁面固定板11の一面から立設されるささら桁側面固定板12とを有してなる断面略L字形の本体13を有し、壁面固定板11の他面側には上下2箇所に中空筒状突起14,14が設けられ、ささら桁側面固定板12にはささら桁側面固定用ビスを打ち込むためのささら桁側面固定用ビス孔16a,16bが設けられている。
実施例2の上端固定金具10が実施例1の上端固定金具10と異なる点は、ささら桁側面固定板12の上縁17が、その前端側から壁面固定板11側に向けて下方に傾斜するガイド縁17aと、その下端から略半円弧状に凹設されたピン収容溝17bと、壁面固定板11とピン収容溝17bとの間に略水平に延出する水平縁17cとからなるものとして形成されている点である。また、このような上縁17構成を採用するために、ささら桁側面固定板12は実施例1の上端固定金具10のささら桁側面固定板12より前後方向に幅広に形成されており、それに伴って上方および下方のささら桁側面固定用ビス孔16a,16bが各々2個前後方向に間隔をおいて形成されている。他の構成は実施例1の上端固定金具10と同様であるので、同一の符号を付して詳細説明を割愛する。
この上端固定金具10を用いてささら桁の上端を壁に固定した階段構造が図10ないし図14に示されている。この階段構造20は、実施例1の階段構造20と同様に、床21と壁22との間に斜行状に設けられる左右一対のささら桁23(23a,23b)と、これらささら桁23,23の上方に架設される複数の踏板24とからなり、各ささら桁23の上端が一対の上端固定金具10,10を介して壁22に固定され、下端が一対の下端固定金具30,30を介して床21に固定される。なお、実施例1の上端固定金具10は同一形状のものを一対用いてささら桁23の上端を壁22に固定することができるが、実施例2の上端固定金具10は、ささら桁側面固定板12の上縁17にガイド縁17a,ピン収容溝17bおよび水平縁17cが形成されているため、同一形状のものを一対用いることができず、図9に示す上端固定金具10と、これと左右対称の形状に形成された上端固定金具10’(図示せず)とを対にして用いて、ささら桁23の上端を壁22に固定する。
実施例2の階段構造20が実施例1の階段構造20と異なる点は、ささら桁23の上端側面から両側に突出するように設けられるピン36を、上端固定金具10,10’の各ささら桁側面固定板12の上縁17に設けたガイド縁17aに沿って移動させ、ピン収容溝17bに収容させることにより、ささら桁23の上端を壁22に略密接させると共に該位置に保持するようにした点である。すなわち、実施例2の階段構造20では、ささら桁23の上端側面から両側外方に突出するピン36が一対の上端固定金具10,10’のささら桁側面固定板12,12のピン収容溝17b,17bに収容係止されている。なお、ピン36として、ささら桁23の厚さより長い寸法を有する一本の丸棒状の部材をささら桁23の厚さを貫通させて両側に突出させ、これら突出端部をピン収容溝17b,17bに収容させたものとして図示されているが、ピン36の形状は任意であり、また、一本のピンをささら桁23を貫通させることに代えて、ささら桁23の両側面から各々外方に突出する一対の短いピンを設けても良い。短いピンを使用する場合、ささら桁23を固定した後、突出している該短いピンを打ち込むまたはねじ込む等して埋没させ、ささら桁23の両側面からの突出をなくすようにすると、施工後の階段構造20においてピン36が露出せず、見映えを良くすることができる。他は実施例1の階段構造20と同様であるので、同一の符号を付して詳細説明を割愛する。
この階段構造20は次のようにして施工することができる。
(1)躯体25に石膏ボード26およびクロス(図示省略)を張って壁22を構築すると共に、床材(図示省略)を張って床21を構築する。
(2)ささら桁23の上端を固定する一対の上端固定金具10,10’の壁面固定位置(突起収容穴28,28を形成する位置)を設計図を元に位置出しする。または、ささら桁23を施工する左右方向の位置を、左または右の壁から位置出しし、位置出しされた左右方向位置においてささら桁23を床21および壁22にあてがった状態にして、上端固定金具10,10’の壁面固定位置(突起収容穴28,28を形成する位置)および下端固定金具30,30の床面固定位置を位置出しする。
(3)上記により決定した上端固定金具位置において石膏ボード26に突起収容穴28,28を形成する。
(4)各上端固定金具10の中空筒状突起14,14を突起収容穴28,28に嵌入させ、中空筒状突起14,14に壁面固定用ビス27,27を通して躯体25に打ち込んで、一対の上端固定金具10,10’を躯体25に固定する。上端固定金具10,10’においてささら桁側面固定板12のビス孔16a,16bは中心線Xから上下方向にずれた非対称位置に形成されている(図9)ので、両側からささら桁側面固定用ビス29,29を打ち込んでも干渉しない(図14)。
(5)ささら桁23の上端側面から両側に突出するようにピン36を取り付ける。
(6)ピン36をささら桁23の上端両側において上端固定金具10,10’の各上縁17に載せ、ガイド縁17aに沿って移動させることにより壁面22側に寄せていき、ピン収容溝17bに収容係止させることによって、ささら桁23を仮置きする。
(7)この位置でささら桁23の上端を上端固定金具10,10’にささら桁側面固定用ビス29,29で固定する。
(8)前記により決定した位置において下端固定金具30,30を床21にビス43,43(図11)で固定し、固定した下端固定金具30,30にささら桁23の下端をビス42,42(図10)で固定する。図8の下端固定金具30を対向させて一対用いる場合、ささら桁側面固定用ビス孔35,35が中心から上下方向にずれた非対称位置に形成されていることから、ささら桁23の両側からビス42,42を打ち込んでも干渉しない。
(9)以上のようにして固定したささら桁23の所定箇所に踏板固定金具41(図4)を介して踏板24を固定して、階段構造20の施工が完了する。
(1)躯体25に石膏ボード26およびクロス(図示省略)を張って壁22を構築すると共に、床材(図示省略)を張って床21を構築する。
(2)ささら桁23の上端を固定する一対の上端固定金具10,10’の壁面固定位置(突起収容穴28,28を形成する位置)を設計図を元に位置出しする。または、ささら桁23を施工する左右方向の位置を、左または右の壁から位置出しし、位置出しされた左右方向位置においてささら桁23を床21および壁22にあてがった状態にして、上端固定金具10,10’の壁面固定位置(突起収容穴28,28を形成する位置)および下端固定金具30,30の床面固定位置を位置出しする。
(3)上記により決定した上端固定金具位置において石膏ボード26に突起収容穴28,28を形成する。
(4)各上端固定金具10の中空筒状突起14,14を突起収容穴28,28に嵌入させ、中空筒状突起14,14に壁面固定用ビス27,27を通して躯体25に打ち込んで、一対の上端固定金具10,10’を躯体25に固定する。上端固定金具10,10’においてささら桁側面固定板12のビス孔16a,16bは中心線Xから上下方向にずれた非対称位置に形成されている(図9)ので、両側からささら桁側面固定用ビス29,29を打ち込んでも干渉しない(図14)。
(5)ささら桁23の上端側面から両側に突出するようにピン36を取り付ける。
(6)ピン36をささら桁23の上端両側において上端固定金具10,10’の各上縁17に載せ、ガイド縁17aに沿って移動させることにより壁面22側に寄せていき、ピン収容溝17bに収容係止させることによって、ささら桁23を仮置きする。
(7)この位置でささら桁23の上端を上端固定金具10,10’にささら桁側面固定用ビス29,29で固定する。
(8)前記により決定した位置において下端固定金具30,30を床21にビス43,43(図11)で固定し、固定した下端固定金具30,30にささら桁23の下端をビス42,42(図10)で固定する。図8の下端固定金具30を対向させて一対用いる場合、ささら桁側面固定用ビス孔35,35が中心から上下方向にずれた非対称位置に形成されていることから、ささら桁23の両側からビス42,42を打ち込んでも干渉しない。
(9)以上のようにして固定したささら桁23の所定箇所に踏板固定金具41(図4)を介して踏板24を固定して、階段構造20の施工が完了する。
本発明の実施例3について図15ないし図20を参照して説明する。この実施例は実施例2の変形例であり、実施例2の上端固定金具10(図9)においてはガイド縁17aおよびピン収容溝17bをささら桁側面固定板12の上縁17に形成したことに代えて、この実施例ではささら桁側面固定板12の前縁18から奥方に向かう凹部19を凹設し、この凹部に、前縁18から壁面固定板11側に向けて下方に傾斜するガイド縁19aと、その奥端に略半円弧状に凹設されたピン収容溝19bを形成した点で異なっているが、その作用は実施例2と実質的に同様である。上端固定金具10の他の構成は実施例1,2の上端固定金具10と同様であり、この上端固定金具10を用いた階段構造20およびその施工方法も実施例1,2と同様であるので、これらについての詳細説明を割愛する。
なお、実施例1の上端固定金具10は同一形状のものを一対用いてささら桁23の上端を壁22に固定することができるが、実施例3の上端固定金具10は、ささら桁側面固定板12の前縁18にガイド縁18aおよびピン収容溝18bが形成されているため、同一形状のものを一対用いることができず、図15に示す上端固定金具10と、これと左右対称の形状に形成された上端固定金具10’(図示せず)とを対にして用いて、ささら桁23の上端を壁22に固定する。この場合も、上端固定金具10,10’においてささら桁側面固定板12のビス孔16a,16bは中心線Xから上下方向にずれた非対称位置に形成されている(図15)ので、両側からささら桁側面固定用ビス29,29を打ち込んでも干渉しない(図20)。
実施例2,3においてはガイド縁17a,19aの下端にピン収容溝17b,19bを形成しているが、ピン収容溝17b,19bを形成することは必ずしも必須ではなく、省略可能である。ピン収容溝17b,19bを形成することにより、ささら桁23の両側から突出するピン36をこのピン収容溝17b,19bに収容させて仮置きすることができるので、ささら桁23上端を壁22に対して固定する作業を容易に行うことができる効果が得られるが、ピン収容溝17b,19bを省略した場合であっても、ピン36をガイド縁17a,19aに載せれば自動的にささら桁23の上端を壁22に密接させる方向に移動させて施工作業を容易化する効果が得られので、これも一つの好ましい実施形態となり得る。
以上に実施例を挙げて本発明を詳述したが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において任意に変更して実施することができる。たとえば、中空筒状突起14の形状は図示の円筒形状に限定されるものではなく、壁面固定用ビス27を挿通可能な中空形状を有するものであればその形状を問わない。石膏ボード26に形成する突起収容穴28は、中空筒状突起14の外形状に適合するような形状に形成される。
また、本発明は、上端固定金具10を壁下地材である石膏ボード26ごしに躯体25に固定するものであり、より詳しくは、上端固定金具10の中空筒状突起14を石膏ボード26の突起収容穴28に挿入し、その先端を躯体25の表面に接触させた状態で、壁面固定用ビス27を中空筒状突起14に挿通させて躯体25に打ち込んで固定する。したがって、壁面固定用ビス27は、上端固定金具10を躯体25に対して強固に固定できる径と長さを有する必要がある。さらに、この壁面固定用ビス27として、頭部に六角形の溝を有するものを用いると、六角レンチで締め付けて固定することができるので、より強固な固定を実現する上で好ましい実施形態である。また、ささら桁23の上端を上端固定金具10に固定するために用いるささら桁側面固定用ビス29および/またはささら桁23の下端を下端固定金具30に固定するために用いるビスには、いわゆるコーチスクリューを使用することが好ましい。
10 上端固定金具(本発明の固定金具)
11 壁面固定板
12 ささら桁側面固定板
13 本体
14 中空筒状突起
15 皿加工
16(16a,16b) ささら桁側面固定用ビス孔
17 ささら桁側面固定板の上縁
17a ガイド縁
17b ピン収容溝
17c 水平縁
18 ささら桁側面固定板の前縁
19 凹部
19a ガイド縁
19b ピン収容溝
20 階段構造
21 床
22 壁
23 ささら桁
24 踏板
25 壁構造躯体
26 石膏ボード(壁下地材)
27 壁面固定用ビス
28 突起収容穴
29 ささら桁側面固定用ビス
30 下端固定金具
31 床面固定板
32 ささら桁側面固定板
33 床面固定用ビス孔
34 長孔
35 ささら桁側面固定用ビス孔
36 ピン
11 壁面固定板
12 ささら桁側面固定板
13 本体
14 中空筒状突起
15 皿加工
16(16a,16b) ささら桁側面固定用ビス孔
17 ささら桁側面固定板の上縁
17a ガイド縁
17b ピン収容溝
17c 水平縁
18 ささら桁側面固定板の前縁
19 凹部
19a ガイド縁
19b ピン収容溝
20 階段構造
21 床
22 壁
23 ささら桁
24 踏板
25 壁構造躯体
26 石膏ボード(壁下地材)
27 壁面固定用ビス
28 突起収容穴
29 ささら桁側面固定用ビス
30 下端固定金具
31 床面固定板
32 ささら桁側面固定板
33 床面固定用ビス孔
34 長孔
35 ささら桁側面固定用ビス孔
36 ピン
Claims (6)
- 階段のささら桁の上端を壁下地材ごしに構造躯体に固定するための固定金具であって、壁面固定板と該壁面固定板の一面から立設されるささら桁側面固定板とを有してなる断面略L字形の本体と、壁面固定板の他面から突設される中空筒状突起と、ささら桁側面固定板に形成されるささら桁側面固定用ビス孔とを有することを特徴とする固定金具。
- 前記中空筒状突起は、壁下地材の厚さと略同一または若干短い突出長を有することを特徴とする、請求項1記載の固定金具。
- 前記ささら桁側面固定板の上縁または前縁に前端側から壁面固定板側に向けて下方に傾斜するガイド縁を有し、該ガイド縁にささら桁側面から外方に突出するピンを載置可能であることを特徴とする、請求項1または2記載の固定金具。
- 前記ガイド縁の終端に前記ピンを収容可能な凹部が設けられることを特徴とする、請求項3記載の固定金具。
- 請求項1ないし4のいずれか記載の固定金具を一のささら桁について一対対向させて用いてささら桁を壁に固定してなる階段の取付構造であって、一対の固定金具のささら桁側面固定板をささら桁の両側面に当接し、壁下地材の厚さを貫通して形成した突起収容穴に中空筒状突起を嵌入し、壁面固定板を壁面に接触させた状態にして壁面固定用ビスを中空筒状突起に通して躯体に打ち込むことにより該一対の固定金具がささら桁の厚みに略等しい間隔をおいて壁に固定され、ささら桁の上端を一対の固定金具のささら桁側面固定板の間に挟み込んだ状態でささら桁側面固定用ビスをささら桁側面固定用ビス孔に通してささら桁の両側面に打ち込むことによりささら桁が固定金具に固定されてなることを特徴とする階段の取付構造。
- 請求項1ないし4のいずれか記載の固定金具を一のささら桁について一対対向させて用いて行う階段の施工方法であって、一対の固定金具のささら桁側面固定板をささら桁の両側面に当接し、壁下地材の厚さを貫通して形成した突起収容穴に中空筒状突起を嵌入し、壁面固定板を壁面に接触させた状態にして壁面固定用ビスを中空筒状突起に通して躯体に打ち込むことにより該一対の固定金具をささら桁の厚みに略等しい間隔をおいて壁に固定し、ささら桁の上端を一対の固定金具のささら桁側面固定板の間に挟み込んだ状態でささら桁側面固定用ビスをささら桁側面固定用ビス孔に通してささら桁の両側面に打ち込むことによりささら桁を固定金具に固定することを特徴とする階段の施工方法。
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017115433A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | トヨタホーム株式会社 | 階段の位置決め構造 |
| JP2023097570A (ja) * | 2021-12-28 | 2023-07-10 | ミサワホーム株式会社 | 階段室の施工方法及び階段室構造 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012216307A patent/JP2014070396A/ja active Pending
Cited By (3)
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|---|---|---|---|---|
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