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JP2014070105A - 表面保護シート - Google Patents

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JP2014070105A
JP2014070105A JP2012215328A JP2012215328A JP2014070105A JP 2014070105 A JP2014070105 A JP 2014070105A JP 2012215328 A JP2012215328 A JP 2012215328A JP 2012215328 A JP2012215328 A JP 2012215328A JP 2014070105 A JP2014070105 A JP 2014070105A
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JP2012215328A
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Nobusuke Ikushima
伸祐 生島
Kohei Takeda
公平 武田
Jiro Yamato
二郎 山戸
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Nitto Denko Corp
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Nitto Denko Corp
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Abstract

【課題】基材層と粘着層を含む表面保護シートであって、表面が粗面の被着体に対しても、高速剥離における接着力が十分に且つ適度に高く、しかも、低温での高速剥離においても十分に且つ適度に高い接着力を発現できる、表面保護シートを提供する。
【解決手段】本発明の表面保護シートは、基材層と粘着層を含む表面保護シートであって、SUSヘアライン板に対する23℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として、1.0N/20mm以上であり、SUSヘアライン板に対する5℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として、1.5N/20mm以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面保護シートに関する。詳細には、本発明は、基材層と粘着層を含む表面保護シートに関する。本発明の表面保護シートは、例えば、金属板、塗装板、アルミサッシ、樹脂板、化粧鋼板、塩化ビニルラミネート鋼板、ガラス板等の部材、偏光フィルム、液晶パネル等の光学部材、電子部材等を運搬、加工、または養生する際等に、それらの表面に貼り付けて保護する用途等に用いられる。本発明の表面保護シートは、特に、表面がヘアライン加工されたSUSヘアライン板の表面保護シートとして有用である。
表面保護シートは、一般に、基材層の片側に粘着層が設けられている。このような基材層と粘着層を含む表面保護シートを製造する方法として、基材層と粘着層とを共押出成形により一体に形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来の表面保護シートは、被着体への貼付状態における接着力が十分に高くない。このため、従来の表面保護シートを貼付した被着体を加工等する際には、該表面保護シートの一部が剥がれてしまうという問題がある。特に、例えば、0.3m/min程度の低速剥離における接着力が高いものであっても、10m/min程度の高速剥離における接着力は高くないという問題がある。このような高速剥離における接着力の低下は、合成ゴム系粘着剤を用いた表面保護シートにおいては顕著である。他方、低速剥離における接着力についても、高速剥離における接着力についても、過度に高すぎると剥離が困難になってしまうため、これらの接着力については適度に高いレベルが求められる。
また、従来の表面保護シートは、粗面に対する接着性が低いという問題があり、例えば、表面がヘアライン加工されたSUSヘアライン板に貼着した場合、加工時等に剥がれや破れが生じてしまうなど、十分な接着性が発現できないという問題がある。
さらに、従来の表面保護シートは、低温での高速剥離における接着力に劣り、例えば、5℃程度の低温環境下においては、被着体に貼着した表面保護シートが加工時等に剥がれや破れが生じてしまうなど、十分な接着性が発現できないという問題がある。
特開昭61−103975号公報
本発明の課題は、基材層と粘着層を含む表面保護シートであって、表面が粗面の被着体に対しても、高速剥離における接着力が十分に且つ適度に高く、しかも、低温での高速剥離においても十分に且つ適度に高い接着力を発現できる、表面保護シートを提供することにある。
本発明の表面保護シートは、
基材層と粘着層を含む表面保護シートであって、
SUSヘアライン板に対する23℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として、1.0N/20mm以上であり、
SUSヘアライン板に対する5℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として、1.5N/20mm以上である。
本発明の表面保護シートは、
基材層と粘着層を含む表面保護シートであって、
該粘着層がスチレン系熱可塑性エラストマーおよび粘着付与剤を含み、
該スチレン系熱可塑性エラストマーのスチレン含量が5重量%〜13重量%であり、
該粘着付与剤の軟化点が90℃〜120℃である。
好ましい実施形態においては、本発明の表面保護シートにおいて、上記基材層と上記粘着層が共押出成形により一体に形成されてなる。
好ましい実施形態においては、本発明の表面保護シートにおいて、上記基材層がポリオレフィン系樹脂を主成分として含む。
本発明によれば、基材層と粘着層を含む表面保護シートであって、表面が粗面の被着体に対しても、高速剥離における接着力が十分に且つ適度に高く、しかも、低温での高速剥離においても十分に且つ適度に高い接着力を発現できる、表面保護シートを提供することができる。
本発明の表面保護シートの一構成例を模式的に示す断面図である。
本発明の表面保護シートは、基材層と粘着層を含む表面保護シートである。本発明の表面保護シートは、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なその他の層を含んでいても良い。
基材層の厚さは、好ましくは20μm〜300μmであり、より好ましくは30μm〜250μmであり、さらに好ましくは40μm〜200μmであり、特に好ましくは45μm〜150μmであり、最も好ましくは50μm〜100μmである。基材層の厚さを上記範囲内に調整することによって、本発明の表面保護シートを被着体に貼付した後に剥離する際に基材層が破れたり裂けたりし難くなり、また、基材層のコシが大きくなることを抑制できるので本発明の表面保護シートを被着体に貼付した後に浮き等が発生し難い。
粘着層の厚さは、好ましくは1μm〜50μmであり、より好ましくは2μm〜40μmであり、さらに好ましくは3μm〜30μmであり、特に好ましくは4μm〜20μmであり、最も好ましくは5μm〜10μmである。粘着層の厚さを上記範囲内に調整することによって、共押出成形により本発明の表面保護シートを製造する際に層構成の制御がし易くなり、また、十分な機械的強度を有する表面保護シートを得ることができる。
本発明の表面保護シートの全体の厚さは、好ましくは30μm〜150μmであり、より好ましくは35μm〜140μmであり、さらに好ましくは40μm〜130μmであり、特に好ましくは45μm〜120μmであり、最も好ましくは50μm〜110μmである。本発明の表面保護シートの全体の厚さを上記範囲内に調整することによって、取扱性に優れて十分な機械的強度を有する表面保護シートを得ることができる。
本発明の表面保護シートは、好ましくは、基材層と粘着層が共押出成形により一体に形成されてなる。共押出成形としては、フィルム、シート等の製造に一般に用いられる、任意の適切な共押出成形を採用することができる。共押出成形としては、例えば、インフレーション法、共押出T−ダイ法などを採用し得る。これらの共押出成形は、コスト面や生産性の面で好ましい。
本発明の表面保護シートは、表面が粗面の被着体に対する接着力に優れる。このような表面が粗面の被着体としては、例えば、表面粗さRaが0.210μm〜0.310μmの粗面を有する被着体が挙げられる。このような被着体の中でも、本発明の表面保護シートは、特に、表面がヘアライン加工されたSUSヘアライン板の表面保護シートとして優れた効果を発現できる。本明細書において「SUSヘアライン板」と称するものは、表面がヘアライン加工されたSUS板であって、表面粗さRaが0.210μm〜0.310μmの粗面を有するものである。なお、本発明において、表面粗さRaは、接触式表面粗さ計(SJ400:株式会社ミツトヨ製)を使用し、ヘアライン加工されたSUS板における、ヘアラインのスジ方向と直角方向に測定した(測定条件:JIS−B−0601:(2001)に準拠して測定した。詳しくは、触針半径2μm、カットオフ値0.8mm、測定長さ4mmにて測定した)時の値である。
本発明の表面保護シートは、SUSヘアライン板に対する23℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として、好ましくは1.0N/20mm以上であり、より好ましくは1N/20mm〜5N/20mmであり、さらに好ましくは1N/20mm〜4N/20mmであり、特に好ましくは1N/20mm〜3N/20mmである。SUSヘアライン板に対する23℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として上記範囲内に収まれば、本発明の表面保護シートは、室温での高速剥離において、十分に且つ適度に高い接着力を発現できる。なお、SUSヘアライン板に対する各種接着力の測定方法については後述する。
本発明の表面保護シートは、SUSヘアライン板に対する5℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として、好ましくは1.5N/20mm以上であり、より好ましくは1.5N/20mm〜5N/20mmであり、さらに好ましくは1.5N/20mm〜4N/20mmであり、特に好ましくは1.5N/20mm〜3.5N/20mmである。SUSヘアライン板に対する5℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として上記範囲内に収まれば、本発明の表面保護シートは、低温での高速剥離において、十分に且つ適度に高い接着力を発現できる。なお、SUSヘアライン板に対する各種接着力の測定方法については後述する。
本発明の表面保護シートは、SUSヘアライン板に対する10℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として、好ましくは1.5N/20mm以上であり、より好ましくは1.5N/20mm〜5N/20mmであり、さらに好ましくは1.5N/20mm〜4N/20mmであり、特に好ましくは1.5N/20mm〜3.5N/20mmである。SUSヘアライン板に対する10℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として上記範囲内に収まれば、本発明の表面保護シートは、低温での高速剥離において、十分に且つ適度に高い接着力を発現できる。なお、SUSヘアライン板に対する各種接着力の測定方法については後述する。
基材層は、好ましくは、ポリオレフィン系樹脂を主成分として含む。基材層がポリオレフィン系樹脂を主成分として含むことにより、耐熱性、耐溶剤性、可とう性を有することができ、ロール状に容易に巻き取ることが可能となる。基材層に含まれるポリオレフィン系樹脂は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。基材層は、単層であっても良いし、複数層であっても良い。
ここで、本発明において「主成分」とは、好ましくは50重量%以上であり、より好ましくは60重量%以上であり、さらに好ましくは70重量%以上であり、特に好ましくは80重量%以上であり、最も好ましくは90重量%以上であることを意味する。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、プロピレンまたはプロピレン成分とエチレン成分からなるプロピレン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、具体的には、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・1−ブテン共重合体、エチレン・1−ヘキセン共重合体、エチレン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン・1−オクテン共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸メチル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体などが挙げられる。
基材層が2層以上の複数層から構成される場合には、各々の隣接する層は、それを構成する樹脂成分として、溶融共押出しによって相互に強固な接着を形成できるものを選択することが好ましい。
基材層は、白色系層を含んでいても良い。基材層が、白色系層を含むことにより、耐候性に優れた表面保護シートとすることができる。
基材層は、黒色系層を含んでいても良い。基材層が、黒色系層を含むことにより、耐候性に優れた表面保護シートとすることができる。
基材層は、好ましくは、白色系層および黒色系層の2層を少なくとも含む。基材層が、白色系層および黒色系層の2層を少なくとも含むことにより、耐候性に非常に優れた表面保護シートとすることができる。
基材層が白色系層および黒色系層の2層を少なくとも含む場合、本発明の表面保護シートの積層構成としては、例えば、「白色系層/黒色系層/粘着層」、「黒色系層/白色系層/粘着層」など、本発明の効果を損なわない限り、任意の適切な積層構成を採用し得る。図1は、本発明の表面保護シート100が「白色系層21/黒色系層22/粘着層10」の積層構成を有する場合の一構成例を模式的に示す断面図である。白色系層21と黒色系層22が基材層20となる。
白色系層は、白色系の色調を示す層であり、例えば、JIS−L−1015で規定される白色度が、好ましくは60%以上であり、より好ましくは70%以上であり、さらに好ましくは80%以上であり、特に好ましくは85%以上である。白色系層は、好ましくは、白色顔料を含む。白色顔料としては、任意の適切な白色顔料を採用し得る。このような白色顔料としては、例えば、酸化チタンが挙げられる。白色系層が白色顔料を含有する場合、その含有割合は、白色系層を形成する樹脂成分に対して、好ましくは0.1重量%〜50重量%であり、より好ましくは1重量%〜40重量%であり、さらに好ましくは2重量%〜30重量%である。白色系層を形成する樹脂成分に対する白色顔料の含有割合が上記範囲内に収まることにより、耐候性に優れた表面保護シートとすることができ、押出し性等の成形性にも優れる。
白色系層を形成する樹脂成分は、好ましくはポリオレフィン系樹脂であり、より好ましくはプロピレン系ポリマー、エチレン系ポリマーである。白色系層を形成する樹脂成分としては、具体的には、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が好ましく挙げられる。白色系層は、好ましくは、ポリエチレン系樹脂を主成分として含む。このポリエチレン系樹脂の密度としては、好ましくは0.880g/cm〜0.940g/cmであり、より好ましくは0.880g/cm〜0.923g/cmであり、さらに好ましくは0.880g/cm〜0.915g/cmである。白色系層がポリエチレン系樹脂を主成分として含むことにより、基材層が耐熱性、耐溶剤性、可とう性を有することができ、本発明の表面保護シートをロール状に容易に巻き取ることが可能となる。白色系層がポリエチレン系樹脂を主成分として含む場合、該ポリエチレン系樹脂は、好ましくは、低密度ポリエチレンを含む。上記ポリエチレン系樹脂が低密度ポリエチレンを含むことにより、基材層が耐熱性、耐溶剤性、可とう性を十分に有することができ、本発明の表面保護シートをロール状に一層容易に巻き取ることが可能となる。
白色系層中のポリオレフィン系樹脂の含有割合は、好ましくは60重量%以上であり、より好ましくは70重量%以上であり、さらに好ましくは80重量%以上であり、特に好ましくは85重量%以上であり、最も好ましくは90重量%以上である。このようなポリオレフィン系樹脂は、1種のみを用いても良いし、2種以上を用いても良い。
白色系層の厚さは、目的に応じて、任意の適切な厚さを採用し得る。このような厚さは、好ましくは2μm〜100μm、より好ましくは3μm〜80μm、さらに好ましくは4μm〜60μm、特に好ましくは5μm〜50μmである。
黒色系層は、黒色系の色調を示す層である。黒色系層は、好ましくは、黒色顔料を含む。黒色顔料としては、任意の適切な黒色顔料を採用し得る。このような黒色顔料としては、例えば、カーボンブラックが挙げられる。黒色系層が黒色顔料を含有する場合、その含有割合は、黒色系層を形成する樹脂成分に対して、好ましくは0.01重量%〜10重量%であり、より好ましくは0.1重量%〜5重量%であり、さらに好ましくは0.5重量%〜3重量%である。黒色系層を形成する樹脂成分に対する黒色顔料の含有割合が上記範囲内に収まることにより、耐候性に優れた表面保護シートとすることができ、押出し性等の成形性にも優れる。
黒色系層を形成する樹脂成分は、好ましくはポリオレフィン系樹脂であり、より好ましくはプロピレン系ポリマー、エチレン系ポリマーである。黒色系層を形成する樹脂成分としては、具体的には、ホモポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が好ましく挙げられる。黒色系層は、好ましくは、ポリエチレン系樹脂を主成分として含む。このポリエチレン系樹脂の密度としては、好ましくは0.880g/cm〜0.940g/cmであり、より好ましくは0.880g/cm〜0.923g/cmであり、さらに好ましくは0.880g/cm〜0.915g/cmである。黒色系層がポリエチレン系樹脂を主成分として含むことにより、基材層が耐熱性、耐溶剤性、可とう性を有することができ、本発明の表面保護シートをロール状に容易に巻き取ることが可能となる。黒色系層がポリエチレン系樹脂を主成分として含む場合、該ポリエチレン系樹脂は、好ましくは、低密度ポリエチレンおよび直鎖状低密度ポリエチレンを含む。上記ポリエチレン系樹脂が低密度ポリエチレンおよび直鎖状低密度ポリエチレンを含むことにより、基材層が耐熱性、耐溶剤性、可とう性を十分に有することができ、本発明の表面保護シートをロール状に一層容易に巻き取ることが可能となる。
黒色系層中のポリオレフィン系樹脂の含有割合は、好ましくは60重量%以上であり、より好ましくは70重量%以上であり、さらに好ましくは80重量%以上であり、特に好ましくは85重量%以上であり、最も好ましくは90重量%以上である。このようなポリオレフィン系樹脂は、1種のみを用いても良いし、2種以上を用いても良い。
黒色系層の厚さは、目的に応じて、任意の適切な厚さを採用し得る。このような厚さは、好ましくは2μm〜100μm、より好ましくは3μm〜80μm、さらに好ましくは4μm〜60μm、特に好ましくは5μm〜50μmである。
基材層は、任意の適切な添加剤を含有し得る。このような添加剤としては、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、表面潤滑剤、レベリング剤、可塑剤、低分子ポリマー、腐食防止剤、重合禁止剤、シランカップリング剤、無機および有機の充填剤(例えば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン等)、金属粉、着色剤、顔料、耐熱安定剤、目ヤニ防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤などが挙げられる。
基材層は、好ましくは、光安定化剤を含む。基材層が光安定化剤を含むことにより、本発明の表面保護シートに十分な耐候性を付与し得る。
光安定化剤としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切な光安定化剤を採用し得る。このような光安定化剤としては、例えば、ヒンダードアミン系光安定化剤(HALS)が好ましく挙げられる。
基材層が光安定化剤を含む場合、該光安定化剤の含有割合は、本発明の表面保護シート全体の重量に対して、好ましくは0.10重量%以上であり、より好ましくは0.20重量%〜0.64重量%であり、さらに好ましくは0.30重量%〜0.60重量%であり、特に好ましくは0.34重量%〜0.55重量%である。基材層が光安定化剤を含む場合、該光安定化剤の含有割合が本発明の表面保護シート全体の重量に対して上記範囲内に収まれば、本発明の表面保護シートに一層十分な耐候性を付与し得る。
基材層の粘着層と反対側の最外層には、背面処理が施されていても良い。背面処理の方法としては、本発明の効果を損なわない範囲で任意の適切な方法を採用し得る。このような背面処理の方法としては、例えば、エンボス加工や凹凸加工等の表面加工、脂肪酸誘導体を含有させる方法などが挙げられる。このような脂肪酸誘導体は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
基材層が脂肪酸誘導体を含む場合、該基材層中の脂肪酸誘導体の含有割合は、基材層中の樹脂成分に対して、好ましくは0.05重量%〜1.00重量%であり、より好ましくは0.10重量%〜0.90重量%であり、さらに好ましくは0.30重量%〜0.80重量%である。基材層中の脂肪酸誘導体の含有割合が、基材層中の樹脂成分に対して、上記範囲内に収まれば、ロール状とした本発明の表面保護シートを容易に巻き戻すことが可能となって離型効果を十分に発現できるとともに、該脂肪酸誘導体のブリードによる汚染を十分に抑制できる。
脂肪酸誘導体としては、脂肪酸誘導体構造を分子構造中に含む化合物をいう。
脂肪酸誘導体としては、例えば、飽和脂肪酸ビスアミド、不飽和脂肪酸ビスアミド、芳香族系ビスアミド、置換尿素、脂肪酸金属塩などが挙げられる。脂肪酸誘導体としては、具体的には、例えば、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド、エチレンビスベヘン酸アミド、N,N−ジオレイルアジピン酸アミド、N−ステアリル−N’−ステアリル尿素などのN−ステアリル−N’−ステアリル酸アミド、ステアリン酸亜鉛などが挙げられる。
脂肪酸誘導体としては、好ましくは、脂肪酸アミドであり、より好ましくは、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスベヘン酸アミド、N−ステアリル−N’−ステアリル酸アミドから選ばれる少なくとも1種である。
脂肪酸誘導体は、融点が100℃以上であることが好ましい。融点が100℃未満の脂肪酸誘導体は、粘着層表面への転写が顕著となってしまい、粘着力の低下が発生しやすいおそれがある。
粘着層は、好ましくは、熱可塑性樹脂を主成分として含む。粘着層に含まれる熱可塑性樹脂は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。
熱可塑性樹脂としては、任意の適切な熱可塑性樹脂を採用し得る。このような熱可塑性樹脂としては、例えば、オレフィン系樹脂、芳香族基含有オレフィン/ジエン共重合体、スチレン系樹脂、エステル系樹脂などが挙げられる。これらの熱可塑性樹脂の中でも、スチレン系樹脂が好ましく、より好ましくは、スチレン系熱可塑性エラストマーである。
スチレン系熱可塑性エラストマーとしては、好ましくは、水添スチレン・ブタジエンゴム(HSBR)、スチレン系ブロック共重合体またはこれの水添物が挙げられる。
スチレン系ブロック共重合体としては、例えば、スチレン・ブタジエン・スチレン共重合体(SBS)、スチレン・イソプレン・スチレン共重合体(SIS)等のスチレン系ABA型ブロック共重合体(トリブロック共重合体);スチレン・ブタジエン・スチレン・ブタジエン共重合体(SBSB)、スチレン・イソプレン・スチレン・イソプレン共重合体(SISI)等のスチレン系ABAB型ブロック共重合体(テトラブロック共重合体);スチレン・ブタジエン・スチレン・ブタジエン・スチレン共重合体(SBSBS)、スチレン・イソプレン・スチレン・イソプレン・スチレン共重合体(SISIS)等のスチレン系ABABA型ブロック共重合体(ペンタブロック共重合体);これ以上のAB繰り返し単位を有するスチレン系ブロック共重合体;などが挙げられる。
スチレン系ブロック共重合体の水添物としては、例えば、スチレン・エチレン−ブチレン共重合体・スチレン共重合体(SEBS)、スチレン・エチレン−プロピレン共重合体・スチレン共重合体(SEPS)、スチレン・エチレン−ブチレン共重合体・スチレン・エチレン−ブチレン共重合体の共重合体(SEBSEB);などが挙げられる。
スチレン系熱可塑性エラストマーは、1種のみを用いても良いし、2種以上を用いても良い。
スチレン系熱可塑性エラストマーにおけるスチレン含量(スチレン系ブロック共重合体の場合はスチレンブロック含量)は、好ましくは5重量%〜13重量%であり、より好ましくは1重量%〜20重量%であり、さらに好ましくは2重量%〜18重量%であり、特に好ましくは3重量%〜15重量%である。上記スチレン含量を上記範囲内に調整することによって、本発明の表面保護シートは、表面が粗面の被着体に対しても、高速剥離において十分に且つ適度に高い接着力を発現でき、しかも、低温での高速剥離において十分に且つ適度に高い接着力を発現できる。上記スチレン含量が少なくなると、粘着層の凝集力不足による糊残りが発生しやすくなるおそれがある。上記スチレン含量が多くなると、粘着層が硬くなり、粗面に対して良好な粘着性を得ることができないおそれがある。
スチレン系熱可塑性エラストマーとしては、スチレン(A)とブタジエン(B)からなるトリブロック共重合体以上の繰り返し構造(ABA型、ABAB型、ABABA型等)を有するスチレン系ブロック共重合体の水添物(SEBS、SEBSEB、SEBSEBS等)が好適である。このようなスチレン系熱可塑性エラストマーを採用することにより、被着体への貼付状態における接着力を一層適度に高くでき、一方で、被着体へ貼付した後に剥離する際の接着力が一層適度な大きさであり、したがって、軽微な力で一層容易に被着体から剥離することができ、さらに、比較的高温下での長期保存の環境負荷に曝した場合の接着力の上昇が一層抑制できる。
スチレン系熱可塑性エラストマーが、スチレン(A)とブタジエン(B)からなるトリブロック共重合体以上の繰り返し構造(ABA型、ABAB型、ABABA型等)を有するスチレン系ブロック共重合体の水添物(SEBS、SEBSEB、SEBSEBS等)である場合、エチレン−ブチレン共重合体ブロックに占めるブチレン構造の割合が、好ましくは60重量%以上であり、より好ましくは70重量%以上であり、さらに好ましくは75重量%以上である。上記エチレン−ブチレン共重合体ブロックに占めるブチレン構造の割合が上記範囲内に収まることにより、被着体への貼付状態における接着力を一層適度に高くでき、一方で、被着体へ貼付した後に剥離する際の接着力が一層適度な大きさであり、したがって、軽微な力で一層容易に被着体から剥離することができ、さらに、比較的高温下での長期保存の環境負荷に曝した場合の接着力の上昇が一層抑制できる。なお、上記エチレン−ブチレン共重合体ブロックに占めるブチレン構造の割合は、好ましくは、90重量%以下である。
粘着層は、粘着性の調節等を目的に、本発明の目的を損なわない範囲内で、他のスチレン系熱可塑性エラストマーを含んでいても良い。
他のスチレン系熱可塑性エラストマーとしては、上記以外のスチレン系ブロック共重合体;スチレン・ブタジエン共重合体(SB)、スチレン・イソプレン共重合体(SI)、スチレン・エチレン−ブチレン共重合体の共重合体(SEB)、スチレン・エチレン−プロピレン共重合体の共重合体(SEP)等のAB型ブロックポリマー;スチレン・ブタジエンラバー(SBR)等のスチレン系ランダム共重合体;スチレン・エチレン−ブチレン共重合体・オレフィン結晶の共重合体(SEBC)等のA−B−C型のスチレン・オレフィン結晶系ブロックポリマー;これらの水添物;などが挙げられる。
粘着層の形成に際しては、粘着特性の制御等を目的に、必要に応じて、例えば、軟化剤、粘着付与剤、基材層に用いたようなポリオレフィン系樹脂、シリコーン系ポリマー、液状アクリル系共重合体、リン酸エステル系化合物、老化防止剤、光安定化剤、紫外線吸収剤、表面潤滑剤、レベリング剤、可塑剤、低分子ポリマー、酸化防止剤、腐食防止剤、重合禁止剤、シランカップリング剤、無機および有機の充填剤(例えば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン等)、金属粉、着色剤、顔料、耐熱安定剤などの添加剤を適宜に添加することができる。
粘着層表面には、例えば、コロナ放電処理、紫外線照射処理、火炎処理、プラズマ処理、スパッタエッチング処理などの、粘着性の制御や貼付作業性等を目的とした表面処理を必要に応じて施すこともできる。
粘着付与剤の配合は粘着力の向上に有効である。ただし、粘着付与剤の配合量は、凝集力の低下による糊残り問題の発生を回避するため、表面保護シートが適用される被着体に応じて適宜に決定される。粘着付与剤の配合量は、粘着層のベースポリマーに対して、好ましくは80重量%以下であり、より好ましくは40重量%以下であり、さらに好ましくは20重量%以下である。
粘着付与剤の軟化点は、好ましくは90℃〜120℃であり、より好ましくは70℃〜135℃であり、さらに好ましくは80℃〜130℃であり、特に好ましくは85℃〜125℃である。上記粘着付与剤の軟化点を上記範囲内に調整することによって、本発明の表面保護シートは、表面が粗面の被着体に対しても、高速剥離において十分に且つ適度に高い接着力を発現でき、しかも、低温での高速剥離において十分に且つ適度に高い接着力を発現できる。
粘着付与剤としては、例えば、脂肪族系共重合体、芳香族系共重合体、脂肪族・芳香族系共重合体系や脂環式系共重合体等の石油系樹脂、クマロン−インデン系樹脂、テルぺン系樹脂、テルぺンフェノール系樹脂、重合ロジン等のロジン系樹脂、(アルキル)フェノール系樹脂、キシレン系樹脂、これらの水添物などの、一般的に粘着剤に使用されるものを特に制限なく使用できる。粘着付与剤は、1種のみを用いても良いし、2種以上を用いても良い。これらの粘着付与剤の中でも、剥離性や耐候性などの点から、水添系の粘着付与剤、特には、C5系水添芳香族石油樹脂が好ましい。なお、粘着付与剤は、オレフィン樹脂とのブレンド物として市販されているものを使用することもできる。
軟化剤の配合は粘着力の向上に有効である。軟化剤としては、例えば、低分子量のジエン系ポリマー、ポリイソブチレン、水添ポリイソプレン、水添ポリブタジエン、それらの誘導体などが挙げられる。このような誘導体としては、例えば、片末端または両末端にOH基やCOOH基を有するものを例示でき、具体的には、水添ポリブタジエンジオール、水添ポリブタジエンモノオール、水添ポリイソプレンジオール、水添ポリイソプレンモノオールなどが挙げられる。特に、被着体に対する粘着性の向上を抑制する目的からは、水添ポリブタジエンや水添ポリイソプレン等のジエン系ポリマーの水添物やオレフィン系軟化剤等が好ましい。このような軟化剤としては、具体的には、(株)クラレ製の商品名「クラプレンLIR−200」等が入手可能である。これら軟化剤は、1種のみを用いても良いし、2種以上を用いても良い。
軟化剤の分子量は、任意の適切な量に適宜設定できるが、分子量が小さくなると粘着層からの被着体への物質移行や重剥離化等の原因となるおそれがあり、一方、分子量が大きくなると粘着力の向上効果に乏しくなる傾向があることから、軟化剤の数平均分子量は、好ましくは5000〜10万であり、より好ましくは1万〜5万である。
軟化剤を使用する場合、その添加量は任意の適切な量に適宜設定できるが、添加量が多くなると高温や屋外暴露時での糊残りが増加する傾向にあることから、粘着層のベースポリマーに対して、好ましくは100重量%以下であり、より好ましくは60重量%以下であり、さらに好ましくは40重量%以下である。
粘着層には、接着力上昇の抑制等を目的として、ポリオレフィン系樹脂を添加しても良い。ポリオレフィン系樹脂は、基材層の形成に用いたものと同様のものを例示できる。このポリオレフィン系樹脂は、1種のみであっても良いし、2種以上であっても良い。このポリオレフィン系樹脂の配合量は、粘着層のベースポリマーに対して、好ましくは50重量%以下であり、より好ましくは30重量%以下であり、さらに好ましくは20重量%以下である。
粘着層には、必要に応じて、実用に供されるまでの間、セパレータなどを仮着して保護することもできる。
本発明の表面保護シートの製造方法は、好ましくは、基材層と粘着層を共押出成形により一体に形成させて製造する。これにより、所定の厚さを有する積層構造の表面保護シートを、高効率かつ安価に製造できる。共押出成形としては、フィルム、シート等の製造に一般に用いられる、任意の適切な共押出成形を採用することができる。共押出成形としては、例えば、インフレーション法、共押出T−ダイ法などを採用し得る。
共押出成形によれば、基材層の粘着層の反対側の最外面と粘着層とが溶融加熱状態で接することがないため、基材層の粘着層の反対側の最外面の熱劣化による副生成物の生成、および、その副生成物の粘着層への移行がなく、優れた巻戻し性を示し、粘着層表面の汚染を抑制できる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例になんら限定されるものではない。
(密度の測定)
樹脂の密度(g/cm)は、ISO1183に準拠して測定された値とした。
(SUSヘアライン板に対する23℃、5℃、10℃での接着力の測定)
SUSヘアライン板に対する23℃、5℃、10℃での接着力は、JIS−Z−0237(2000)に準拠して測定した。具体的には、被着体として表面粗さRaが0.210〜0.310の範囲内であるSUSヘアライン板を用い、トルエンにて該SUSヘアライン板の表面を洗浄後、2kgローラーを1往復させて評価用サンプルを圧着し、30分間経過後にインストロン型引張試験機(島津製作所社製、オートグラフ)にて、引張速度を10m/minに設定し、180°ピールにて初期接着力を測定した。この時、測定環境および保存環境は、23℃時:温度23℃/湿度50%,5℃時:温度5℃/湿度50%,10℃時:温度10℃/湿度50%にて行なった。
(共押出成形条件)
実施例および比較例において、下記の溶融温度条件にしたがって、インフレーション法によって成形した。
基材層:165℃
粘着層:165℃
共押出温度:165℃
〔実施例1〕
低密度ポリエチレン(東ソー製、商品名:ペトロセン186R、密度=0.924g/cm)に対して、白色顔料(酸化チタン、Dupont製、商品名:Ti−Pure R103)、ヒンダードアミン系光安定化剤(HALS、BASF製、商品名:チヌビン783)を表1の含有割合で配合し、白色系層形成材料を得た。
次に、低密度ポリエチレン(東ソー製、商品名:ペトロセン186R、密度=0.924g/cm)85重量%と直鎖状低密度ポリエチレン(住友化学製、商品名:エクセレンFX FX307、密度=0.890g/cm)10重量%とからなる樹脂混合物に対して、カーボンブラックMB(住化カラー製、商品名:ブラックSPEMB−865、カーボン含有量20%)5重量%を配合し、黒色系層形成材料を得た。
さらに、HSBR(スチレン含量=10重量%、JSR製、商品名:ダイナロン1321P)82重量%と粘着付与剤(C5系水添芳香族石油樹脂、イーストマンケミカル製、商品名:EASTOTAC C115W、軟化点=115℃)18重量%とを配合し、粘着層形成材料を得た。
上記で得られた白色系層形成材料、黒色系層形成材料、粘着層形成材料を用いて、インフレーション法による共押出成型により、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(1)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/35μm/5μm)を得た。
結果を表1に示した。
〔実施例2〕
黒色系層の厚みを45μmとした以外は実施例1と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(2)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/45μm/5μm)を得た。
結果を表1に示した。
〔実施例3〕
HSBRの配合割合を80重量%とし、粘着付与剤の配合割合を20重量%とした以外は、実施例1と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(3)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/35μm/5μm)を得た。
結果を表1に示した。
〔実施例4〕
黒色系層の厚みを45μmとした以外は実施例3と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(4)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/45μm/5μm)を得た。
結果を表1に示した。
〔実施例5〕
HSBRの配合割合を85重量%とし、粘着付与剤の配合割合を15重量%とした以外は、実施例1と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(5)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/35μm/5μm)を得た。
結果を表1に示した。
〔実施例6〕
黒色系層の厚みを45μmとした以外は実施例5と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(6)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/45μm/5μm)を得た。
結果を表1に示した。
〔比較例1〕
SEBS(水添SEBS、スチレン含量=15重量%、JSR製、商品名:ダイナロン8600P)82重量%と粘着付与剤(C5系水添芳香族石油樹脂、出光興産製、商品名:アイマーブP140、軟化点=140℃)18重量%とを配合し、粘着層形成材料を得た以外は、実施例1と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(C1)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/35μm/5μm)を得た。
結果を表2に示した。
〔比較例2〕
黒色系層の厚みを45μmとした以外は比較例1と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(C2)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/45μm/5μm)を得た。
結果を表2に示した。
〔比較例3〕
HSBR(スチレン含量=10重量%、JSR製、商品名:ダイナロン1321P)82重量%と粘着付与剤(C5系水添芳香族石油樹脂、出光興産製、商品名:アイマーブP140、軟化点=140℃)18重量%とを配合し、粘着層形成材料を得た以外は、実施例1と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(C3)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/35μm/5μm)を得た。
結果を表2に示した。
〔比較例4〕
黒色系層の厚みを45μmとした以外は比較例3と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(C4)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/45μm/5μm)を得た。
結果を表2に示した。
〔比較例5〕
SEBS(水添SEBS、スチレン含量=15重量%、JSR製、商品名:ダイナロン8600P)82重量%と粘着付与剤(C5系水添芳香族石油樹脂、イーストマンケミカル製、商品名:EASTOTAC C115W、軟化点=115℃)18重量%とを配合し、粘着層形成材料を得た以外は、実施例1と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(C5)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/35μm/5μm)を得た。
結果を表2に示した。
〔比較例6〕
黒色系層の厚みを45μmとした以外は比較例5と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(C6)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/45μm/5μm)を得た。
結果を表2に示した。
〔比較例7〕
黒色系層の厚みを90μmとし、粘着層の厚みを10μmとした以外は比較例1と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(C7)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/90μm/10μm)を得た。
結果を表2に示した。
〔比較例8〕
黒色系層の厚みを70μmとし、粘着層の厚みを10μmとした以外は比較例1と同様に行い、3層構造(白色系層/黒色系層/粘着層)の表面保護シート(C8)(厚さ:白色系層/黒色系層/粘着層=20μm/70μm/10μm)を得た。
結果を表2に示した。
Figure 2014070105
Figure 2014070105
表1、表2より、本発明の表面保護シートは、表面が粗面の被着体に対しても、高速剥離における接着力が十分に且つ適度に高く、しかも、低温での高速剥離においても十分に且つ適度に高い接着力を発現できることが判る。
本発明の表面保護シートは、例えば、金属板、塗装板、アルミサッシ、樹脂板、化粧鋼板、塩化ビニルラミネート鋼板、ガラス板等の部材、偏光フィルム、液晶パネル等の光学部材、電子部材等を運搬、加工、または養生する際等に、それらの表面に貼り付けて保護する用途等に用いられる。本発明の表面保護シートは、特に、表面がヘアライン加工されたSUSヘアライン板の表面保護シートとして有用である。
100 表面保護シート
10 粘着層
20 基材層
21 白色系層
22 黒色系層


Claims (4)

  1. 基材層と粘着層を含む表面保護シートであって、
    SUSヘアライン板に対する23℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として、1.0N/20mm以上であり、
    SUSヘアライン板に対する5℃での接着力が、引張速度が10m/minにおける180°ピールでの接着力として、1.5N/20mm以上である、
    表面保護シート。
  2. 基材層と粘着層を含む表面保護シートであって、
    該粘着層がスチレン系熱可塑性エラストマーおよび粘着付与剤を含み、
    該スチレン系熱可塑性エラストマーのスチレン含量が5重量%〜13重量%であり、
    該粘着付与剤の軟化点が90℃〜120℃である、
    表面保護シート。
  3. 前記基材層と前記粘着層が共押出成形により一体に形成されてなる、請求項1または2に記載の表面保護シート。
  4. 前記基材層がポリオレフィン系樹脂を主成分として含む、請求項1から3までのいずれかに記載の表面保護シート。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114874733A (zh) * 2021-06-23 2022-08-09 上海路嘉胶粘剂有限公司 一种耐高低温覆膜封口压敏热熔胶及其制备工艺

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