(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態における通信システムは、マクロセル基地局a1、スモールセル基地局b1を含んで構成される。スモールセル基地局b1はスモールセル内に配置された端末と、マクロセル基地局a1はマクロセル内かつスモールセル外の端末と通信を行う。
図1は、マクロセル基地局a1の構成を示す概略ブロック図である。マクロセル基地局a1は、上位レイヤa101、第1の送信シンボル生成部a102、CP挿入部a103、送信部a104、送信アンテナa105を含んで構成される。
上位レイヤa101は、マクロセル基地局a1と通信を行なっている全ての端末宛のデータを生成し、第1の送信シンボル生成部a102に出力する。
第1のシンボル生成部a102は、上位レイヤa101から入力されるデータに変調を行い、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)やMC−CDMA(Multicarrier Code−Division Multiple Access)などのマルチキャリア変調や、SC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiplexing Access)などのシングルキャリア変調を用いて第1の送信シンボルを生成する。第1の送信シンボル生成部a102は、生成した第1の送信シンボルをCP挿入部a103に出力する。なお、OFDMを用いた場合、第1の送信シンボル生成部a102が行う処理は、IFFT(逆高速フーリエ変換;Inverse Fast Fourier Transform)となる。以後、IFFTを行うポイント数をFFTポイント数と呼ぶ。断りがない限り、これは以下の実施形態でも同様となる。
CP挿入部a103は、送信信号生成部a102から入力される第1の送信シンボルにCPを挿入する。第1の送信シンボルにCPが挿入された信号を第2の送信シンボルと呼ぶ。
送信部a104は、CP挿入部a103から入力される第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換を施し、変換したアナログ信号を波形整形する。送信部a104は、波形整形した信号をベースバンド帯から無線周波数帯にアップコンバートし、送信アンテナa105からマクロセル基地局a1と接続している端末へ送信する。
図2は、第2の送信シンボルを示す概略図である。第2の送信シンボルは第1の送信シンボル201、202、203にCP201a、202a、203aが挿入されることで作成される。CPは第1の送信シンボルの後方の一部のコピーである。例えば、CP201aは第1の送信シンボル201の後方部分201bのコピーである。
なお、前方の一部のコピーを第1の送信シンボルの直後に挿入するようにしてもよい。また、コピーではなく、既知の送信系列をCPとしてもよい。CPは、その長さを長くするとマルチパス干渉耐性が向上するが、伝送効率が低下するというトレードオフを持つ。
図3は、スモールセル基地局b1の構成を示す概略ブロック図である。スモールセル基地局b1は、上位レイヤb101、第1の送信シンボル生成部b102、CP挿入部b103、送信部b104、送信アンテナb105を含んで構成される。
上位レイヤb101は、スモールセル基地局b1と通信を行なっている全ての端末宛のデータを生成し、第1の送信シンボル生成部b102に出力する。
第1の送信シンボル生成部b102は、上位レイヤb101から入力されるデータに変調を行い、OFDMやMC−CDMAなどのマルチキャリア変調や、SC−FDMAなどのシングルキャリア変調を用いて第1の送信シンボルを生成する。第1の実施形態では、スモールセル基地局b1の第1の送信シンボル生成部b102(図3)が出力する第1の送信シンボルの長さと、マクロセル基地局a1の第1の送信シンボル生成部a102(図1)が出力する第1の送信シンボルの長さは等しい。第1の送信シンボル生成部b102は、生成した第1の送信シンボルをCP挿入部b103に出力する。
CP挿入部b103は、送信信号生成部b102から入力される第1の送信シンボルにCPを挿入する。ここで、図3におけるCP挿入部b103が挿入するCPの長さは、図1におけるCP挿入部a103が挿入するCPの長さより短く設定される。このようにすることで、スモールセルにおける通信の伝送効率を向上させることができる。
送信部b104は、CP挿入部b103から入力される第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換を施し、変換したアナログ信号を波形整形する。送信部b104は、波形整形した信号をベースバンド帯から無線周波数帯にアップコンバートし、送信アンテナb105からスモールセル基地局b1と接続している全ての端末へ送信する。
図4はマクロ基地局及びスモール基地局が送信する送信シンボルを示す概略図である。
図4の上段は、マクロ基地局a1のCP挿入部a103が出力する第2の送信シンボルである。図4の上段の第2の送信シンボルは、第1の送信シンボル201、202、203及びCP201a、202a、203aで構成される。
図4の下段は、スモール基地局b1のCP挿入部b103が出力する第2の送信シンボルである。図4の下段の第2の送信シンボルは、第1の送信シンボル401、402、403にCP401a、402a、403aが挿入される。送信シンボル201、202、203の長さと送信シンボル401、402、403の長さは等しい。
<スモールセル基地局b1の動作について>
図5は、本実施形態に係るスモールセル基地局b1の動作を示すフローチャートである。この図が示す動作は、図3の上位レイヤb101がデータを第1の送信シンボル生成部b102に出力した後の処理である。
(ステップS501)第1の送信シンボル生成部b102は、第1の送信シンボルを生成する。その後、ステップS502へ進む。
(ステップS502)CP挿入部b103は、ステップS501で得られる第1の送信シンボルにCPを挿入し、第2の送信シンボルを生成する。このCPはマクロセル基地局a1で用いるものより長さが短い。その後、ステップS503へ進む。
(ステップS503)送信部b104は、ステップS502で得られる第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換、波形整形、アップコンバートを行い、送信アンテナb105を介して送信する。その後、スモールセル基地局b1は動作を終了する。
このように、本実施形態によれば、スモールセル基地局b1が送信する第2の送信シンボル中のCPの長さが、マクロセル基地局a1が送信する第2の送信シンボル中のCPの長さより小さいため、スモールセル基地局b1が送信する第2の送信シンボルの冗長度が小さくなり、伝送効率が向上する。これにより、システム全体の伝送効率を向上することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について詳しく説明する。第1の実施形態では、マクロセル基地局a1とスモールセル基地局b1が異なる長さのCPを挿入して通信を行い、伝送効率を向上する場合について説明した。本実施形態では、スモールセルが、第2の送信シンボル中の、CPの長さと第1の送信シンボルの長さの割合を変えずに第2の送信シンボルの長さを小さくする場合について説明する。
本実施形態に係るマクロセル基地局は、第1の実施形態に係るマクロセル基地局a1と同じであるため、説明を省略する。
図6は、本実施形態に係るスモールセル基地局b2の構成を示す概略ブロック図である。この図において、スモールセル基地局b2は、上位レイヤb201、第1の送信シンボル生成部b202、CP挿入部b203、送信部b204、送信アンテナb205を含んで構成される。
上位レイヤb201は、スモールセル基地局b2と通信を行なっている全ての端末宛のデータを生成し、第1の送信シンボル生成部b202に出力する。
第1の送信シンボル生成部b202は、上位レイヤから入力されるデータ
に変調を行い、OFDMやMC−CDMAなどのマルチキャリア変調や、SC−FDMAなどのシングルキャリア変調を用いて第1の送信シンボルを生成する。第1の送信シンボル生成部b202は、生成した第1の送信シンボルをCP挿入部b203に出力する。
CP挿入部b203は、第1の送信シンボル生成部b202から入力される第1の送信シンボルにCPを挿入する。
送信部b204は、CP挿入部b203から入力される第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換を施し、変換したアナログ信号を波形整形する。送信部b204は、波形整形した信号をベースバンド帯から無線周波数帯にアップコンバートし、送信アンテナb205からスモールセル基地局b2と接続している全ての端末へ送信する。
図7は、CP挿入部b203が出力する第2の送信シンボルの様子の一例を示す。また、図7は図2の第1の送信シンボル201、202、203及びCP201a、202a、203aを併せて示す。701,702、703は第1の送信シンボル生成部b202が出力する第1の送信シンボルであり、701a、702a、703aはそれらに挿入されるCPである。本実施形態では、第1の送信シンボルとCPの比率をマクロセル基地局a1のものと変更しないという前提のもとでCPの長さと第1の送信シンボルの長さを小さくする。つまり、マクロセル基地局a1とスモールセル基地局b2のCP長が同じサンプルポイント数であればよい。図7はそれぞれの長さを半分にした場合の例である。このようにCPと第1の送信シンボルの長さを短くすることで、端末が高速移動している場合にも高精度に通信を行うことができ、伝送効率を向上させることができる。
なお、OFDMを用いる場合、第1の送信シンボルの長さを短くすることは、サブキャリア間隔を増加させることに対応する。サブキャリア間隔の増加に伴い、FFTポイント数を変更してもよい。あるいは、FFTポイント数を変えずに、FFTを行うためのサンプリング周波数を変更してもよい。
<スモールセル基地局b2の動作について>
図8は、本実施形態に係るスモールセル基地局b2の動作を示すフローチャートである。この図が示す動作は、図6の上位レイヤb201がデータを第1の送信シンボル生成部b202に出力した後の処理である。
(ステップS801)第1の送信シンボル生成部b202は、第1の送信シンボルを生成する。その長さは、マクロセル基地局a1の第1の送信シンボル生成部a102(図3)が出力する第1の送信シンボルの長さより短い。その後、ステップS802へ進む。
(ステップS802)CP挿入部b203は、ステップS801で得られる第1の送信シンボルにCPを挿入し、第2の送信シンボルを生成する。このCPは、ステップS801で短くした第1の送信シンボルの割合だけ、マクロセル基地局a1で用いるものより長さが小さい。その後、ステップS803へ進む。
(ステップS803)送信部b204は、ステップS802で得られる第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換、波形整形、アップコンバートを行い、送信アンテナb205を介して送信する。その後、スモールセル基地局b2は動作を終了する。
このように、本実施形態によれば、スモールセル基地局b2が送信する第2の送信シンボルの長さが、マクロセル基地局a1が送信する第2の送信シンボルの長さより短いため、受信する端末が高速移動している場合でも高精度に信号検出を行うことができ、伝送効率が向上する。これにより、システム全体の伝送効率を向上させることができる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第3の実施形態について詳しく説明する。第2の実施形態では、マクロセル基地局a1とスモールセル基地局b2が異なる長さの第2の送信シンボルを用いて通信を行い、伝送効率を向上する場合について説明したが、第2の送信シンボルに含まれる第1の送信シンボルとCPの割合はマクロセルと同じであった。本実施形態では、この割合を固定せずに、スモールセルが用いるCPの長さをマクロセルが用いるCPの長さより短くする場合について説明する。
本実施形態に係るマクロセル基地局は、第1の実施形態に係るマクロセル基地局a1と同じであるため、説明を省略する。
図9は、本実施形態に係るスモールセル基地局b3の構成を示す概略ブロック図である。この図において、スモールセル基地局b3は、上位レイヤb301、第1の送信シンボル生成部b302、CP挿入部b303、送信部b304、送信アンテナb305を含んで構成される。
上位レイヤb301は、スモールセル基地局b3と通信を行なっている全ての端末宛のデータを生成し、第1の送信シンボル生成部b302に出力する。
第1の送信シンボル生成部b302は、上位レイヤb301から入力されるデータに変調を行い、OFDMやMC−CDMAなどのマルチキャリア変調や、SC−FDMAなどのシングルキャリア変調を用いて第1の送信シンボルを生成する。第1の送信シンボル生成部b302は、生成した第1の送信シンボルをCP挿入部b303に出力する。
CP挿入部b303は、第1の送信シンボル生成部b302から入力される第1の送信シンボルにCPを挿入する。
送信部b304は、CP挿入部b303から入力される第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換を施し、変換したアナログ信号を波形整形する。送信部b304は、波形整形した信号をベースバンド帯から無線周波数帯にアップコンバートし、送信アンテナb305からスモールセル基地局b3と接続している全ての端末へ送信する。
図10は、CP挿入部b303が出力する第2の送信シンボルの様子の一例を示す。また、図10は図2の第1の送信シンボル201、202、203及びCP201a、202a、203aを併せて示す。1001、1002、1003は第1の送信シンボル生成部b302が出力する第1の送信シンボルであり、1001a、1002a、1003aはそれらに挿入されるCPである。本実施形態では、第1の送信シンボルとCPの比率をマクロセル基地局a1のものと同一でなくてもよいという前提のもとでCPの長さを小さくする。図10はCPの長さを3分の1に、第1の送信シンボルの長さを半分にした場合の例である。なお、第1の送信シンボルの長さを大きくしてもよい。
<スモールセル基地局b3の動作について>
図11は、本実施形態に係るスモールセル基地局b3の動作を示すフローチャートである。この図が示す動作は、図9の上位レイヤb301がデータを第1の送信シンボル生成部b302に出力した後の処理である。
(ステップS1101)第1の送信シンボル生成部b302は、第1の送信シンボルを生成する。その後、ステップS1102へ進む。
(ステップS1102)CP挿入部b303は、ステップS1101で得られる第1の送信シンボルにCPを挿入し、第2の送信シンボルを生成する。このCPは、マクロセル基地局a1で用いるものより長さが小さい。その後、ステップS1103へ進む。
(ステップS1103)送信部b304は、ステップS1102で得られる第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換、波形整形、アップコンバートを行い、送信アンテナb305を介して送信する。その後、スモールセル基地局b3は動作を終了する。
このように、本実施形態によれば、スモールセル基地局b3が送信する第2の送信シンボルに含まれるCP長がマクロセル基地局a1が送信するものより小さく、冗長度が低下して伝送効率が向上する。また、スモールセル基地局b3が送信する第2の送信シンボル中の第1の送信シンボルの長さも、マクロセル基地局a1が送信するものから可変にしてよく、現存するシステムからの拡張が容易となる。これにより、システム全体の伝送効率を向上させることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について説明する。第1、2、3の実施形態では、マクロセル基地局とスモールセル基地局が送信するCPや第1の送信シンボルの長さを変える場合について説明した。第4の実施形態では、具体的にマクロセル基地局、スモールセル基地局、端末間で行われる通信の一例について説明する。第4の実施形態に係る通信システムは、マクロセル基地局a1、スモールセル基地局b1、端末c4を含んで構成される。
図12は、端末c4がスモールセル基地局b1に接続してデータ通信が開始されるまでの処理の一例を示すシーケンス図である。端末c4は複数のマクロセル基地局の中から接続先を検出するセルサーチを行う(s1201)。接続先としてマクロセル基地局a1を選択したとする。端末c4は、マクロセル基地局a1に対して接続要求を行う(s1202)。マクロセル基地局a1は、端末c4からの接続要求を受け取った場合、端末c4に端末情報要求を送信する(s1203)。ここで、端末情報とは、端末c4を、端末c4の周囲のスモールセルに接続させるか、マクロセルと接続させるかを判断するための情報である。例えば、端末情報は端末c4の位置であり、マクロセル基地局a1は、端末c4と周囲のスモールセル基地局の距離に基づいて端末c4の接続先を決定してもよい。例えば、端末情報は端末c4が測定した周囲のスモールセルの電力であり、マクロセル基地局a1は、その電力に基づいて端末c4の接続先を決定してもよい。端末c4は、端末情報要求を受け取った場合、端末情報をマクロセル基地局a1に報告する(s1204)。マクロセル基地局a1は、受信した端末情報に基づいて端末c4の接続先を決定する。ここでは、マクロセル基地局a1が端末c4にスモールセル基地局b1との接続を指示する場合について説明する。マクロセル基地局a1は、スモールセル基地局b1に端末接続要求を送信する(s1205)。スモールセル基地局b1は、端末c4がスモールセル基地局b1と接続するためのリソースをマクロセル基地局a1に通知する(s1206)。マクロセル基地局a1は、端末c4に、前記リソースを含むスモールセル情報を通知する(s1207)。端末c4は、通知されたスモールセル情報に基づいてスモールセル基地局b1と同期する(s1208)。端末c4は、スモールセル基地局b1にチャネル情報を報告する(s1209)。ここで、チャネル情報とは、チャネル推定値やMIMOチャネルのランクなどであり、スモールセル基地局b1は、通知されたチャネル情報に基づいて、端末c4とデータ通信を行う(s1210)。
図13は、端末c4の構成を示す概略ブロック図である。この図において、端末c4は、受信アンテナc401、受信部c402、CP長判断部c403、CP除去部c404、信号検出部c405、上位レイヤc406、第1の送信シンボル生成部c407、CP挿入部c408、送信部c409、送信アンテナc410を含んで構成される。
まず、ダウンリンクを説明する。受信部c402は、受信アンテナc401を介して受信した受信信号に対して、周波数変換およびアナログ−デジタル変換を行う。受信部c402は、変換した受信信号をCP除去部c404に出力する。
CP長判断部c403は、現在通信している相手がマクロセル基地局a1かスモールセル基地局b1のどちらであるかに基づいて、除去するCPの長さを判断し、そのCPの長さをCP除去部c404に出力する。なお、通信している相手の情報は上位レイヤc406から入力される。
なお、マクロセル基地局a1がCPの長さを端末c4にスモールセル情報として通知することで、端末がCPの長さを判断するようにしてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するスモールセル情報にスモールセル基地局b1のIDを含み、端末c4がそのIDに基づいてCPの長さを判断するようにしてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するスモールセル情報にスモールセル基地局b1の送信電力を含み、端末c4がその送信電力に基づいてCPの長さを判断するようにしてもよい。なお、送信電力の通知はスモールセル基地局b1から端末c4に送られてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するRS(Reference Signal)の構成と、スモールセル基地局b1が送信するRSの構成の違いに基づいて、端末c4がCPの長さを判断するようにしてもよい。例えば、LTE又はLTE−Aのフォーマットでは必ずCRS(Cell−specific Reference Signal)が送信されるが、CRSを送信しない新しいフォーマット(以後、ニューキャリアタイプと呼ぶ)を策定することが提案されている。ニューキャリアタイプでは、LTE又はLTE−Aで規定されているNormal CP及びExtended CPよりも短い長さのCPが用いられることが想定される。例えば、マクロセル基地局a1がLTE又はLTE−Aのフォーマットで通信を行い、スモールセル基地局b1がニューキャリアタイプのフォーマットで通信を行う場合に、端末c4が、スモールセル基地局b1からの信号にCRSが含まれるか否かに基づいてCPの長さを判断するようにしてもよい。例えば、端末c4は、受信信号とCRSの時間波形との相関を算出し、相関にピークが出るか否かに基づいてCRSが含まれるか否かを判断することができる。
なお、マクロセル基地局a1が送信するスモールセル情報がスモールセル基地局b1のキャリアタイプを含み、端末c4がそのキャリアタイプに基づいてCPの長さを判断するようにしてもよい。
CP除去部c404は、CP長判断部c403から入力されるCPの長さに基づいて、受信部c402から入力される受信信号からCPを除去する。CP除去部c404は、CPを除去した信号を信号検出部c405に出力する。
信号検出部c405は、CP除去部c404から入力されるCPを除去した信号から、端末c4宛のデータを検出する。信号検出部c405は、検出したデータを上位レイヤc406に出力する。
次に、アップリンクを説明する。上位レイヤc406は、スモールセル基地局b1へのデータを第1の送信シンボル生成部c407に出力する。
第1の送信シンボル生成部c407は、上位レイヤc406から入力されるデータにOFDMやMC−CDMAなどのマルチキャリア変調や、SC−FDMAなどのシングルキャリア変調を用いて第1の送信シンボルを生成する。第1の送信シンボル生成部c407は、生成した第1の送信シンボルをCP挿入部c408に出力する。
CP挿入部c408は、CP長判断部c403から入力されるCPの長さに基づいて、第1の送信シンボル生成部c407から入力される第1の送信シンボルにCPを挿入して第2の送信シンボルを生成する。CP挿入部c408は、生成した第2の送信シンボルを送信部c409に出力する。
送信部c409は、CP挿入部c408から入力される第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換を施し、変換したアナログ信号を波形整形する。送信部c409は、波形整形した信号をベースバンド帯から無線周波数帯にアップコンバートし、送信アンテナb410からスモールセル基地局b1へ送信する。
<端末b4の動作について>
図14は、本実施形態に係る端末c4のダウンリンクの動作を示すフローチャートである。この図が示す動作は、図13の受信部c402が受信信号をCP除去部c404に出力した後の動作である。
(ステップS1401)CP長判断部c403は、CPの長さを判断する。その後、ステップS1402へ進む。
(ステップS1402)CP除去部c404は、ステップS1401で得られるCPの長さに基づいて受信信号からCPを除去する。その後、ステップS1403へ進む。
(ステップS1403)信号検出部c405は、ステップS1402で得られるCPを除去した受信信号から端末c4宛に送信されたデータを検出する。検出されたデータは上位レイヤc406に出力される。その後、端末c4はダウンリンクの動作を終了する。
図15は、本実施形態に係る端末c4のアップリンクの動作を示すフローチャートである。この図が示す動作は、図13の上位レイヤc406がデータを第1の送信シンボル生成部c407に出力した後の動作である。
(ステップS1501)第1の送信シンボル生成部c407は、上位レイヤc406からのデータに基づいて第1の送信シンボルを生成する。その後、ステップS1502へ進む。
(ステップS1502)CP長判断部c403は、CPの長さを判断する。その後、ステップS1503へ進む。
(ステップS1503)CP挿入部c408は、ステップS1502で得られるCP長に基づいてステップS1501で得られる第1の送信シンボルにCPを挿入し、第2の送信シンボルを生成する。その後、ステップS1504へ進む。
(ステップS1504)送信部c409は、ステップS1503で得られる第2の送信シンボルを送信アンテナc410を介して送信する。その後、端末c4はアップリンクの動作を終了する。
このように、本実施形態によれば、スモールセル基地局b1が送信する第2の送信シンボル中のCPの長さが、マクロセル基地局a1が送信する第2の送信シンボル中のCPの長さより短く、スモールセル基地局b1が送信する第2の送信シンボルの冗長度が小さくなるため、端末c4がスモールセル基地局b1と通信を行う場合に伝送効率が向上する。また、マクロセル基地局a1がスモールセル情報を通知することで、端末c4がCPの長さを容易に知ることができる。これにより、システム全体の伝送効率を向上することができる。
なお、現状のLTE、LTE−Aでは、マクロ基地局ではNormal CPとExtended CPが規定されているが、例えばMBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)など、マクロ基地局でExtended CPを用いる場合で、スモールセル基地局がNormal CPを用いる場合も本発明に含まれる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について説明する。第4の実施形態では、スモールセル基地局としてb1を用いる場合について説明した。第5の実施形態では、スモールセル基地局としてb2を用いる場合について説明する。第5の実施形態に係る通信システムは、マクロセル基地局a1、スモールセル基地局b2、端末c5を含んで構成される。
本実施形態に係る通信システムにおいて、端末c5がスモールセル基地局b2に接続してデータ通信が開始されるまでの処理は、図12のシーケンス図において、スモールセル基地局b1をb2に変更するだけであり、動作は同様のため、説明を省略する。
図16は、本実施形態に係る端末c5の構成を示す概略ブロック図である。この図において、端末c5は、受信アンテナc501、受信部c502、第2の送信シンボル長判断部c503、CP除去部c504、信号検出部c505、上位レイヤc506、第1の送信シンボル生成部c507、CP挿入部c508、送信部c509、送信アンテナc510を含んで構成される。
まず、ダウンリンクを説明する。受信部c502は、受信アンテナc501を介して受信した受信信号に対して、周波数変換およびアナログ−デジタル変換を行う。受信部c502は、変換した受信信号をCP除去部c504に出力する。
第2の送信シンボル長判断部c503は、現在通信している相手がマクロセル基地局a1かスモールセル基地局b2のどちらであるかに基づいて、第2の送信シンボルの長さを判断し、その長さをCP除去部c504、信号検出部c505、第1の送信シンボル生成部c507、CP挿入部c508に出力する。なお、通信している相手の情報は上位レイヤc506から入力される。
なお、マクロセル基地局a1が第2の送信シンボルの長さを端末c5にスモールセル情報として通知することで、端末が第2の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するスモールセル情報がスモールセル基地局b2のIDを含み、端末c5がそのIDに基づいて第2の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するスモールセル情報がスモールセル基地局b2の送信電力を含み、端末c5がその送信電力に基づいて第2の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。なお、送信電力の通知はスモールセル基地局b2から端末c5に送られてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するRSの構成と、スモールセル基地局b2が送信するRSの構成の違いに基づいて、端末c5が第2の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。例えば、LTE又はLTE−Aのフォーマットでは必ずCRSが送信されるが、CRSを送信しないニューキャリアタイプを想定することができる。ニューキャリアタイプでは、LTE又はLTE−Aで規定されている第2の送信シンボルの長さよりも短い長さの第2の送信シンボルが用いられることが想定される。例えば、マクロセル基地局a1がLTE又はLTE−Aのフォーマットで通信を行い、スモールセル基地局b2がニューキャリアタイプのフォーマットで通信を行う場合に、端末c5が、スモールセル基地局b2からの信号にCRSが含まれるか否かに基づいて第2の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、マクロセル基地局a1が送信する第2の送信シンボル中の第1の送信シンボルとCPの長さの割合と、スモールセル基地局b2が送信する第2の送信シンボル中の第1の送信シンボルとCPの長さの割合が等しいため、CPの長さから第2の送信シンボルの長さを判断することができる。従って、第2の送信シンボル長判断部c503は、まずCPの長さを判断し、そのCPの長さに基づいて第2の送信シンボルの長さを判断してもよい。同様に、第2の送信シンボル長判断部c503は、まず第1の送信シンボルの長さを判断し、その第1の送信シンボルの長さに基づいて第2の送信シンボルの長さを判断してもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するスモールセル情報がスモールセル基地局b2のキャリアタイプを含み、端末c5がそのキャリアタイプに基づいて第2の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。
CP除去部c504は、第2の送信シンボル長判断部c503から入力される第2の送信シンボルの長さに基づいて、受信部c502から入力される受信信号からCPを除去する。スモールセル基地局b2が送信する第2の送信シンボル中のCPの長さと第1の送信シンボルの長さの割合は、マクロセル基地局a1が送信するものと同じのため、第2の送信シンボルの長さからCPの長さが判断できる。CP除去部c504は、CPを除去した信号を信号検出部c505に出力する。
信号検出部c505は、CP除去部c504から入力されるCPを除去した信号から、端末c5宛のデータを検出する。このとき、信号検出部c505は、第2の送信シンボル長判断部c503から入力される第2の送信シンボルの長さから第1の送信シンボルの長さを判断し、その第1の送信シンボルの長さに基づいて信号検出を行う。信号検出部c505は、検出したデータを上位レイヤc506に出力する。
次に、アップリンクを説明する。上位レイヤc506は、スモールセル基地局b2へのデータを第1の送信シンボル生成部c507に出力する。
第1の送信シンボル生成部c507は、上位レイヤc506から入力されるデータにOFDMやMC−CDMAなどのマルチキャリア変調や、SC−FDMAなどのシングルキャリア変調を用いて第1の送信シンボルを生成する。このとき、第1の送信シンボル生成部c507は、第2の送信シンボル長判断部c503から入力される第2の送信シンボルの長さから第1の送信シンボルの長さを判断し、その第1の送信シンボルの長さに基づいて第1の送信シンボルを生成する。第1の送信シンボル生成部c507は、生成した第1の送信シンボルをCP挿入部c508に出力する。
CP挿入部c508は、第2の送信シンボル長判断部c503から入力される第2の送信シンボルの長さからCPの長さを判断し、そのCPの長さに基づいて、第1の送信シンボル生成部c507から入力される第1の送信シンボルにCPを挿入して第2の送信シンボルを生成する。CP挿入部c508は、生成した第2の送信シンボルを送信部c509に出力する。
送信部c509は、CP挿入部c508から入力される第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換を施し、変換したアナログ信号を波形整形する。送信部c509は、波形整形した信号をベースバンド帯から無線周波数帯にアップコンバートし、送信アンテナb510からスモールセル基地局b2へ送信する。
<端末b5の動作について>
図17は、本実施形態に係る端末c5のダウンリンクの動作を示すフローチャートである。この図が示す動作は、図16の受信部c502が受信信号をCP除去部c504に出力した後の動作である。
(ステップS1701)第2の送信シンボル長判断部c503は、第2の送信シンボルの長さを判断する。その後、ステップS1702へ進む。
(ステップS1702)CP除去部c504は、ステップS1701で得られる第2の送信シンボルの長さからCPの長さを求め、そのCPの長さに基づいて受信信号からCPを除去する。その後、ステップS1703へ進む。
(ステップS1703)信号検出部c505は、ステップS1702で得られるCPを除去した受信信号から端末c5宛に送信されたデータを検出する。このとき、ステップS1702で得られる第2の送信シンボルの長さから第1の送信シンボルの長さを求め、その第1の送信シンボルの長さに基づいて信号検出を行う。検出されたデータは上位レイヤc506に出力される。その後、端末c5はダウンリンクの動作を終了する。
図18は、本実施形態に係る端末c5のアップリンクの動作を示すフローチャートである。この図が示す動作は、図16の上位レイヤc506がデータを第1の送信シンボル生成部c507に出力した後の動作である。
(ステップS1801)第2の送信シンボル長判断部c503は、第2の送信シンボルの長さを判断する。その後、ステップS1802へ進む。
(ステップS1802)第1の送信シンボル生成部c507は、上位レイヤc506からのデータに基づいて第1の送信シンボルを生成する。このとき、ステップS1801で得られる第2の送信シンボルの長さから第1の送信シンボルの長さを求め、その第1の送信シンボルの長さに基づいて第1の送信シンボルを生成する。その後、ステップS1803へ進む。
(ステップS1803)CP挿入部c508は、ステップS1802で得られる第2の送信シンボル長からCPの長さを判断し、そのCPの長さに基づいてステップS1802で得られる第1の送信シンボルにCPを挿入し、第2の送信シンボルを生成する。その後、ステップS1804へ進む。
(ステップS1804)送信部c509は、ステップS1803で得られる第2の送信シンボルを送信アンテナc510を介して送信する。その後、端末c5はアップリンクの動作を終了する。
このように、本実施形態によれば、スモールセル基地局b2が送信する第2の送信シンボルの長さが、マクロセル基地局a1が送信する第2の送信シンボルの長さより短く、受信する端末が高速移動している場合でも高精度に信号検出を行うことができるため、端末c5がスモールセル基地局b2と通信を行う場合に伝送効率が向上する。また、マクロセル基地局a1がスモールセル情報を通知することで、端末c5が第2の送信シンボルの長さを容易に知ることができる。これにより、システム全体の伝送効率を向上させることができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態について説明する。第5の実施形態では、スモールセル基地局としてb2を用いる場合について説明した。第6の実施形態では、スモールセル基地局としてb3を用いる場合について説明する。第6の実施形態に係る通信システムは、マクロセル基地局a1、スモールセル基地局b3、端末c6を含んで構成される。
本実施形態に係る通信システムにおいて、端末c6がスモールセル基地局b3に接続してデータ通信が開始されるまでの処理は、図12のシーケンス図において、スモールセル基地局b1をb3に変更するだけであり、動作は同じのため、説明を省略する。
図19は、本実施形態に係る端末c6の構成を示す概略ブロック図である。この図において、端末c6は、受信アンテナc601、受信部c602、CP長判断部c603、CP除去部c604、信号検出部c605、上位レイヤc606、第1の送信シンボル生成部c607、CP挿入部c608、送信部c609、送信アンテナc610、第1の送信シンボル長判断部c611を含んで構成される。
まず、ダウンリンクを説明する。受信部c602は、受信アンテナc601を介して受信した受信信号に対して、周波数変換およびアナログ−デジタル変換を行う。受信部c602は、変換した受信信号をCP除去部c604に出力する。
CP長判断部c603は、現在通信している相手がマクロセル基地局a1かスモールセル基地局b1のどちらであるかに基づいて、除去するCPの長さを判断し、そのCPの長さをCP除去部c604に出力する。なお、通信している相手の情報は上位レイヤc606から入力される。CP長判断部c603は、第4の実施形態に係る端末c4のCP長判断部(図13)と同様の方法でCPの長さを知るようにしてもよい。
CP除去部c604は、CP長判断部c603から入力されるCPの長さに基づいて、受信部c602から入力される受信信号からCPを除去する。CP除去部c604は、CPを除去した信号を信号検出部c605に出力する。
信号検出部c605は、CP除去部c604から入力されるCPを除去した信号から、端末c6宛のデータを検出する。このとき、信号検出部c605は、後述する第1の送信シンボル長判断部c611から入力される第1の送信シンボルの長さに基づいて信号検出を行う。信号検出部c605は、検出したデータを上位レイヤc606に出力する。
次に、アップリンクを説明する。上位レイヤc606は、スモールセル基地局b3へのデータを第1の送信シンボル生成部c607に出力する。
第1の送信シンボル生成部c607は、上位レイヤc606から入力されるデータにOFDMやMC−CDMAなどのマルチキャリア変調や、SC−FDMAなどのシングルキャリア変調を用いて第1の送信シンボルを生成する。このとき、第1の送信シンボル生成部c607は、後述する第1の送信シンボル長判断部c611から入力される第1の送信シンボルの長さに基づいて第1の送信シンボルを生成する。第1の送信シンボル生成部c607は、生成した第1の送信シンボルをCP挿入部c608に出力する。
なお、OFDMを用いる場合、第1の送信シンボルの長さを変えるためにFFTポイント数を変えてもよい。あるいは、FFTのサンプリング周波数を変更し、FFTポイント数は不変としてもよい。
CP挿入部c608は、CP長判断部c603から入力されるCPの長さに基づいて、第1の送信シンボル生成部c607から入力される第1の送信シンボルにCPを挿入して第2の送信シンボルを生成する。CP挿入部c608は、生成した第2の送信シンボルを送信部c609に出力する。
送信部c609は、CP挿入部c608から入力される第2の送信シンボルにデジタル・アナログ変換を施し、変換したアナログ信号を波形整形する。送信部c609は、波形整形した信号をベースバンド帯から無線周波数帯にアップコンバートし、送信アンテナb610からスモールセル基地局b3へ送信する。
第1の送信シンボル長判断部c611は、現在通信している相手がマクロセル基地局a1かスモールセル基地局b3のどちらであるかに基づいて、第1の送信シンボルの長さを判断し、その長さを信号検出部c605、第1の送信シンボル生成部c607。なお、通信している相手の情報は上位レイヤc606から入力される。
なお、マクロセル基地局a1が第1の送信シンボルの長さを端末c6にスモールセル情報として通知することで、端末が第1の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するスモールセル情報がスモールセル基地局b3のIDを含み、端末c6がそのIDに基づいて第1の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するスモールセル情報がスモールセル基地局b3の送信電力を含み、端末c6がその送信電力に基づいて第1の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。なお、送信電力の通知はスモールセル基地局b3から端末c6に送られてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するRSの構成と、スモールセル基地局b3が送信するRSの構成の違いに基づいて、端末c6が第1の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。例えば、LTE又はLTE−Aのフォーマットでは必ずCRSが送信されるが、CRSを送信しないニューキャリアタイプを想定することができる。ニューキャリアタイプでは、LTE又はLTE−Aで規定されている第1の送信シンボルの長さよりも短い長さの第2の送信シンボルが用いられることが想定される(ニューキャリアタイプの第1の送信シンボルの長さは、LTE又はLTE−Aの第1の送信シンボルの長さより長くてもよい)。例えば、マクロセル基地局a1がLTE又はLTE−Aのフォーマットで通信を行い、スモールセル基地局b3がニューキャリアタイプのフォーマットで通信を行う場合に、端末c6が、スモールセル基地局b3からの信号にCRSが含まれるか否かに基づいて第1の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。
なお、マクロセル基地局a1が送信するスモールセル情報がスモールセル基地局b3のキャリアタイプを含み、端末c6がそのキャリアタイプに基づいて第1の送信シンボルの長さを判断するようにしてもよい。
<端末b6の動作について>
図20は、本実施形態に係る端末c6のダウンリンクの動作を示すフローチャートである。この図が示す動作は、図19の受信部c602が受信信号をCP除去部c604に出力した後の動作である。
(ステップS2001)CP長判断部c603は、CPの長さを判断する。その後、ステップS2002へ進む。
(ステップS2002)CP除去部c604は、ステップS2001で得られるCPの長さに基づいて受信信号からCPを除去する。その後、ステップS2003へ進む。
(ステップS2003)第1の送信シンボル長判断部c611は、第1の送信シンボルの長さを判断する。その後、ステップS2004へ進む。
(ステップS2004)信号検出部c605は、ステップS2002で得られるCPを除去した受信信号から端末c6宛に送信されたデータを検出する。このとき、ステップS2003で得られる第1の送信シンボルの長さに基づいて信号検出を行う。検出されたデータは上位レイヤc606に出力される。その後、端末c6はダウンリンクの動作を終了する。
図21は、本実施形態に係る端末c6のアップリンクの動作を示すフローチャートである。この図が示す動作は、図19の上位レイヤc606がデータを第1の送信シンボル生成部c607に出力した後の動作である。
(ステップS2101)第1の送信シンボル長判断部c611は、第1の送信シンボルの長さを判断する。その後、ステップS2102へ進む。
(ステップS2102)第1の送信シンボル生成部c607は、上位レイヤc606からのデータに基づいて第1の送信シンボルを生成する。このとき、ステップS2101で得られる第1の送信シンボルの長さに基づいて第1の送信シンボルを生成する。その後、ステップS2103へ進む。
(ステップS2103)CP長判断部c603は、CPの長さを判断する。その後、ステップS2104へ進む。
(ステップS2104)CP挿入部c608は、ステップS2103で得られるCPの長さに基づいてステップS2102で得られる第1の送信シンボルにCPを挿入し、第2の送信シンボルを生成する。その後、ステップS2105へ進む。
(ステップS2105)送信部c609は、ステップS2104で得られる第2の送信シンボルを送信アンテナc610を介して送信する。その後、端末c6はアップリンクの動作を終了する。
このように、本実施形態によれば、スモールセル基地局b3が送信する第2の送信シンボルに含まれるCP長がマクロセル基地局a1が送信するものより短く、冗長度が低下するため、端末c6がスモールセル基地局b3と通信する場合に伝送効率が向上する。また、スモールセル基地局b3が送信する第2の送信シンボル中の第1の送信シンボルの長さも、マクロセル基地局a1が送信するものから可変にしてよく、現存するシステムからの拡張が容易となる。また、マクロセル基地局a1がスモールセル情報を通知することで、端末c6がCPの長さ及び第1の送信シンボルの長さを容易に知ることができる。これにより、システム全体の伝送効率を向上させることができる。
本発明に関わるマクロセル基地局a1、スモールセル基地局b1、b2、b3、および端末c1、c2、c3、c4、c5、c6で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態において、図面を用いて説明したマクロセル基地局a1、スモールセル基地局b1、b2、b3、および端末c1、c2、c3、c4、c5、c6の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。マクロセル基地局a1、スモールセル基地局b1、b2、b3、および端末c1、c2、c3、c4、c5、c6の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の端末装置は、移動局装置への適用に限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。