以下に、本発明にかかる通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態にかかる通信システムを適用するネットワークシステムの構成例を示す図である。ネットワークシステムは、管理装置11と、ネットワーク12と、から構成される。管理装置11は、ネットワーク12を監視・管理する装置である。ネットワーク12は、数十台のNEとそれらの間を接続するリンクから構成される。
ここでは、ネットワーク12について、13台のNEと24本のリンクから構成されるネットワークを例として説明を行うが、ネットワークはn台(nは2以上の整数)のNE、およびm本(mは1以上の整数)のリンクで構成することができる。また、ネットワークの部分集合として、n台のNEおよびm本のリンクから構成されるサブネットワークを設け、複数のサブネットワークからネットワークを構成してもよい。
ネットワーク12は、13台のノード(NE)として、NE12−1、NE12−2、…、NE12−13からなるネットワークである。このうち、NE12−13は、DCN15を介して管理装置11と接続し、管理装置11とネットワーク12に属するNE12−nとが通信を行う際にゲートウェイとなるGNE(Gateway Network Element)である。なお、ネットワーク中に1台のGNEを配置する構成を例に説明を行うが、複数のGNEを配置することも可能である。NE12−1、NE12−2、…、NE12−13は、1つ以上のリンクにより他のNEに接続されるNEである。なお、以降の説明において、NEとは、GNEを含めたノードの総称とする。
リンク13−p−q(p、qは1以上の整数、qはpより大きい整数)は、両端に2つのNE、NE12−pとNE12−qとが接続されるリンクである。ここでは各NE同士を1つのリンクが接続する場合を例に説明を行うが、各NE同士間複数のリンクが接続するような構成でもよい。
DCN15は、管理装置11とネットワーク12に属するNE12−nとが監視や制御のための通信を行う際に使用されるDCNである。
つぎに、NEの構成について説明する。図2は、本実施の形態のNEの構成例を示す図である。NEは、装置制御部41と、論理回線制御部42と、監視制御通信部43と、通信ポート44−1、44−2、…、44−kと、を備える。装置制御部41は、ユーザトラヒックを送受信する図示しない通信装置部の制御を行なう。論理回線制御部42は、論理回線の確立、削除等の制御を行なう。監視制御通信部43は、監視制御に関する通信を行う。通信ポート44−1〜44−kは、リンクまたはDCN15を介して他のNEまたは管理装置11と接続する通信ポートである。
論理回線制御部42は、制御処理部421と、制御判定部422と、制御タイマ423と、制御内容記憶部424と、を備える。制御処理部421は、論理回線制御に関わるメッセージのメッセージペイロードを解析して制御を行い、また、制御結果に応じてメッセージペイロードを生成する。制御判定部422は、論理回線制御に関わる制御結果の判定を行なう。制御タイマ423は、論理回線制御が一定時間内に行なわれるか否かを判定する際に用いる。制御内容記憶部424は、受信メッセージから装置制御部41に渡すための自装置の制御内容を記憶する。
監視制御通信部43は、メッセージ受信部431と、メッセージ送信部432と、メッセージ処理部433と、を備える。メッセージ受信部431は、通信ポート44−1〜44−kを介して受信したメッセージをメッセージ処理部433に渡す。メッセージ送信部432は、メッセージ処理部433から受け取ったメッセージを通信ポート44−1〜44−kを介して送信する。メッセージ処理部433は、メッセージ受信部431から受け取ったメッセージからメッセージペイロード3を取り出して制御処理部421に渡し、また、制御処理部421から受け取ったメッセージペイロード3を元にメッセージを生成してメッセージ送信部432に渡す。
つぎに、管理装置11の構成について説明する。図3は、本実施の形態の管理装置11の構成例を示す図である。管理装置11は、論理回線制御部51と、監視制御通信部52と、通信ポート53と、を備える。論理回線制御部51は、論理回線の確立、削除等の制御を行なう。監視制御通信部52は、監視制御に関する通信を行う。通信ポート53は、DCN15を介してNEと接続する通信ポートである。
論理回線制御部51は、制御処理部511と、制御判定部512と、制御タイマ513と、経路決定部514と、制御結果記憶部515と、を備える。制御処理部511は、論理回線制御に関わるメッセージのメッセージペイロードを解析して制御を行い、また、制御結果に応じてメッセージペイロードを生成する。制御判定部512は、論理回線制御に関わる制御結果の判定を行なう。制御タイマ513は、論理回線制御が一定時間内に行なわれるか否かを判定する際に用いる。経路決定部514は、論理回線の経路を決定する。制御結果記憶部515は、各シグナリング区間における制御結果を記憶する。
監視制御通信部52は、メッセージ受信部521と、メッセージ送信部522と、メッセージ処理部523と、を備える。メッセージ受信部521は、通信ポート53を介して受信したメッセージをメッセージ処理部523に渡す。メッセージ送信部522は、メッセージ処理部523から受け取ったメッセージを通信ポート53を介して送信する。メッセージ処理部523は、メッセージ受信部521から受け取ったメッセージからメッセージペイロード3を取り出して制御処理部511に渡し、また、制御処理部511から受け取ったメッセージペイロード3を元にメッセージを生成してメッセージ送信部522に渡す。
図4は、制御結果記憶部515が各論理回線のシグナリング起点NE数を記憶するためのシグナリング起点NE数記憶テーブル6の構成例を示す図である。シグナリング起点NE数記憶テーブル6は、論理回線識別子領域61と、シグナリング起点NE数記憶領域62と、から構成される。論理回線識別子領域61は、各エントリの対象論理回線の識別子を格納する領域である。シグナリング起点NE数記憶領域62は、各エントリのシグナリング起点数を格納する領域である。
図5は、本実施の形態において制御結果記憶部515がある論理回線の各シグナリング起点NEからの論理回線確立応答があるか否かを記憶するためのシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Aの構成例を示す図である。シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Aは、シグナリング起点NE識別子領域71と、応答の有無記憶領域72と、から構成される。シグナリング起点NE識別子領域71は、各エントリのシグナリング起点NEの識別子を格納する領域である。応答の有無記憶領域72は、各シグナリング起点NEからの論理回線確立応答の有無を記憶する領域である。左側の番号を示す項目は、シグナリング起点NE数記憶テーブル6のシグナリング起点NE数記憶領域62が示すシグナリング起点数と同数であり、制御結果記憶部515では、論理回線の数だけ制御結果記憶部515を保持する。
つづいて、本実施の形態の通信システムにおいて論理回線を確立する動作について説明する。図6は、本実施の形態の通信システムの動作概要を示すシーケンス図である。
図6において、論理回線14は、NE12−1を起点、NE12−7を終点とし、順にNE12−2、NE12−3、NE12−4、NE12−5、NE12−6、を経由する論理回線である。本実施の形態では、論理回線14を、2個以上のシグナリングメッセージを送信する区間(以下、シグナリング区間とする)に分割する。ここでは、一例として、シグナリング区間14−1、シグナリング区間14−2、シグナリング区間14−3の3つに分割する。
シグナリング区間14−1は、NE12−1を起点とし、NE12−2を経由してNE12−3を終点としてシグナリングを実施する区間である。シグナリング区間14−2は、NE12−3を起点とし、NE12−4を経由してNE12−5を終点としてシグナリングを実施する区間である。シグナリング区間14−3は、NE12−5を起点とし、NE12−6を経由してNE12−7を終点としてシグナリングを実施する区間である。
メッセージ(以下、Mとする)201−1、M201−2、M201−3は、管理装置11が論理回線の確立を要求する際に、それぞれ管理装置11からNE12−1、NE12−3、NE12−5に送信される論理回線確立要求メッセージである。M202−1、M202−2、M202−3、M203−1、M203−2、M203−3は、論理回線を確立する際にNEの設定を要求するためにNE間で送受信されるNE設定要求メッセージである。M204−1、M204−2、M204−3、M205−1、M205−2、M205−3は、論理回線を確立する際にNEの設定が完了したことを応答するためにNE間で送受信されるNE設定完了応答メッセージである。M206−1、M206−2、M206−3は、NE12−1、NE12−3、NE12−5が各シグナリング区間において論理回線の確立が成功したことを管理装置11に応答する際に送信される論理回線確立成功応答メッセージである。
ここで、NEおよび管理装置11の間で送受信されるメッセージについて説明する。図7は、本実施の形態においてNEおよび管理装置11が論理回線確立制御に用いるメッセージのメッセージペイロード3のフレームフォーマットを示す図である。メッセージペイロード3は、メッセージ識別子31と、論理回線識別子32と、経路情報33と、から構成される。メッセージ識別子31は、メッセージの内容を示す識別子を格納する領域である。論理回線識別子32は、制御対象となる論理回線を示す識別子を格納する領域である。経路情報33は、各シグナリング区間において起点となるNEから順に中継NEを経て終点となるNEまでの経由順序の情報を格納する領域である。
経路情報33は、NE設定情報331−1、…、331−i(iは1以上の整数)から構成される。NE設定情報331−1、…、331−iは、各NEにおける設定情報を格納する領域であり、各NE設定情報は、設定対象のNEの識別子を格納する領域であるNE識別子3311−1、…、3311−iと、各NEに対する設定内容を格納する領域である設定情報3312−1、…、3312−iと、から構成される。
図6のシーケンス図において、まず、ネットワーク12内でNE12−1を起点、NE12−7を終点とし、順にNE12−2、NE12−3、NE12−4、NE12−5、NE12−6、を経由する論理回線14を確立する場合を例に、通常時動作の概要を説明する。なお、以下の説明において、論理回線14の「上流」とは起点NEに近い側、「下流」とは終点NEに近い側を意味する。
論理回線14を確立する際、論理回線14上のNEは、論理回線14の経路に沿ってシグナリングを行なって論理回線14の設定を行う。
これに先立ち、管理装置11は、2個以上のシグナリング区間と各シグナリング区間において起点となるNE(以下、シグナリング起点NEとする)とを選択する。ここでは、シグナリング区間としてシグナリング区間14−1、14−2、14−3を、各シグナリング区間のシグナリング起点NEとしてNE12−1、NE12−3、NE12−5を選択する。
管理装置11は、選択したシグナリング起点NEのNE12−1、NE12−3、NE12−5に対して、論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3を送信する。論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3は図7に示す構成であり、論理回線14の経路情報33を含んでいる。なお、本メッセージのメッセージ識別子31は、「論理回線確立要求」を意味する値をとる。以下、論理回線確立要求メッセージは同様の構成をとる。
論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3をそれぞれ受信したNE12−1、NE12−3、NE12−5は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれNE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3を送信する。NE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3は、図7に示す構成においてメッセージ識別子31が「NE設定要求」を意味する値をとる。以下、NE設定要求メッセージは同様の構成をとる。
NE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−3、NE12−5、NE12−7にそれぞれNE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3を送信する。
このように複数のシグナリング起点NEから送信されたNE設定要求メッセージは、各シグナリング区間の終点NE(以下、シグナリング終点NEとする)、すなわち、次のシグナリング起点NEまたはシグナリングの終点となるNEまで転送される。
NE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3をそれぞれ受信したNE12−3、NE12−5、NE12−7は、受信したNE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3の設定情報3312−3に従ってシグナリングを行い、論理回線14を確立するため自装置の設定を行う。なお、以降の説明においては、各NEがシグナリングを行って論理回線14を確立するため設定を行う動作を、「設定を行う」として表す。
設定が完了すると、NE12−3、NE12−5、NE12−7は、NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−2、M204−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれ送信する。NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−2、M204−3は、図7に示す構成においてメッセージ識別子31が「NE設定完了応答」を意味する値をとる。以下、NE設定完了応答メッセージは同様の構成をとる。
NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−2、M204−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、先に受信したNE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3の設定情報3312−2に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−2、NE12−4、NE12−6は、NE設定完了応答メッセージM205−1、M205−2、M205−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−1、NE12−3、NE12−5にそれぞれ送信する。
このように、各NEは、先に受信したNE設定要求メッセージの設定情報3312−iに基づいて自装置の設定を行い、設定が完了すると上流のNEにNE設定完了応答メッセージを送信するため、複数のシグナリング終点NEから送信されたNE設定完了応答メッセージは、各シグナリング区間のシグナリング起点NEまで転送される。
NE設定完了応答メッセージM205−1を受信したNE12−1は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−1の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定を行う。NE設定完了応答メッセージM205−2、M205−3をそれぞれ受信したNE12−3、NE12−5は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−2、M201−3の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定が行われていることを確認する。
なお、NE12−3、NE12−5は、前述のように、受信したNE設定要求メッセージM203−1、M203−2の設定情報3312−3に基づいてそれぞれ自装置の設定を行っているが、NE設定要求メッセージM203−1と論理回線確立要求メッセージM201−2、およびNE設定要求メッセージM203−2と論理回線確立要求メッセージM201−3において、それぞれ自装置に関する設定情報3312−iの情報は同一である。そのため、NE12−3、NE12−5は、ここでは確認のみを行う。以降の説明においても同様である。
各シグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5は、自装置の設定を確認すると、各シグナリング区間上のすべてのNEにおいて要求された論理回線14の設定が完了したとして、管理装置11に対して、論理回線確立成功応答メッセージM206−1、M206−2、M206−3を送信する。論理回線確立成功応答メッセージM206−1、M206−2、M206−3は、図7に示す構成においてメッセージ識別子31が「論理回線確立成功応答」を意味する値をとる。以下、論理回線確立成功応答メッセージは同様の構成をとる。
つぎに、論理回線を確立する動作において、あるNEで装置の設定に失敗した場合の動作概要を説明する。図8は、本実施の形態の通信システムにおいて、あるNEで装置の設定に失敗した場合の動作概要を示すシーケンス図である。
図8において、M205−4は、論理回線を確立する際にNEの設定に失敗したことを通知するためにNE間で送受信されるNE設定失敗応答メッセージである。M206−4は、NE12−3が自シグナリング区間において論理回線の確立に失敗したことを管理装置11に応答する際に送信される論理回線確立失敗応答メッセージである。M207−1、M207−2、M207−3は、管理装置11が論理回線の削除を要求する際に、それぞれ管理装置11からNE12−1、NE12−3、NE12−5に送信される論理回線削除要求メッセージである。M208−1、M208−2、M208−3、M209−1、M209−2、M209−3は、論理回線を削除する際に、NEの設定解除を要求するためにNE間で送受信されるNE設定解除要求メッセージである。M210−1、M210−2、M210−3、M211−1、M211−2、M211−3は、論理回線を削除する際に、NEの設定解除が完了したことを応答するためにNE間で送受信されるNE設定解除成功応答メッセージである。M212−1、M212−2、M212−3は、NE12−1、NE12−3、NE12−5が、各シグナリング区間において論理回線の削除が成功したことを管理装置11に応答する際に送信される論理回線削除成功応答メッセージである。
図8では、あるシグナリング区間において設定に失敗した場合の動作概要として、論理回線14を確立する際にシグナリング区間14−2のNE12−4において設定に失敗した場合を例に説明する。
管理装置11は、シグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5に対して、論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3を送信する。
論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3をそれぞれ受信したNE12−1、NE12−3、NE12−5は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれNE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3を送信する。
NE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−3、NE12−5、NE12−7にそれぞれNE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3を送信する。
NE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3をそれぞれ受信したNE12−3、NE12−5、NE12−7は、受信したNE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3の設定情報3312−3に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−3、NE12−5、NE12−7は、NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−2、M204−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれ送信する。
NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−2、M204−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、先に受信したNE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3の設定情報3312−2に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−2、NE12−6は、NE設定完了応答メッセージM205−1、M205−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−1、NE12−5にそれぞれ送信する。
ここで、NE12−4で設定に失敗すると、NE12−4は、NE設定完了応答メッセージM205−2ではなく、NE設定失敗応答メッセージM205−4を上流のNEであるNE12−3に送信する。NE設定失敗応答メッセージM205−4は、図7に示す構成においてメッセージ識別子31が「NE設定失敗応答」を意味する値をとる。以下、NE設定失敗応答メッセージは同様の構成をとる。なお、NE設定完了応答とNE設定失敗応答とを併せて「NE設定応答」と呼称する。
NE設定完了応答メッセージM205−1を受信したNE12−1は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−1の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定を行う。NE設定完了応答メッセージM205−3を受信したNE12−5は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−3の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定が行われていることを確認する。
シグナリング区間において設定が正常に完了したシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−5は、自装置の設定を確認すると、管理装置11に対して、論理回線確立成功応答メッセージM206−1、M206−3を送信する。
ここで、設定に失敗したNE12−4からNE設定失敗応答メッセージM205−4を受信したシグナリング起点NEであるNE12−3は、管理装置11に対して、論理回線確立成功応答メッセージM206−2ではなく、論理回線確立失敗応答メッセージM206−4を送信する。論理回線確立失敗応答メッセージM206−4は図7に示す構成においてメッセージ識別子31が「論理回線確立失敗応答」を意味する値をとる。以下、論理回線確立失敗応答メッセージは同様の構成をとる。なお、論理回線確立成功応答と論理回線確立失敗応答とを併せて「論理回線確立応答」と呼称する。
管理装置11は、1つ以上のシグナリング起点NEから論理回線確立失敗応答を受信すると、論理回線14の経路上において途中まで設定した各NEの設定を設定前の状態に戻すよう、全シグナリング起点NEに要求を送信する。これにより、ネットワークリソースの効率的な利用が可能になる。
設定を戻すため、管理装置11は、各シグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5に対して、論理回線削除要求メッセージM207−1、M207−2、M207−3をそれぞれ送信する。論理回線削除要求メッセージM207−1、M207−2、M207−3は、図7に示す構成においてメッセージ識別子31が「論理回線削除要求」を意味する値をとる。以下、論理回線削除要求メッセージは同様の構成をとる。
論理回線削除要求メッセージM207−1、M207−2、M207−3をそれぞれ受信したNE12−1、NE12−3、NE12−5は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれNE設定解除要求メッセージM208−1、M208−2、M208−3を送信する。NE設定解除要求メッセージM208−1、M208−2、M208−3は、図7に示す構成においてメッセージ識別子31が「NE設定解除要求」を意味する値をとる。以下、NE設定解除要求メッセージは同様の構成をとる。
NE設定解除要求メッセージM208−1、M208−2、M208−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−3、NE12−5、NE12−7にそれぞれNE設定解除要求メッセージM209−1、M209−2、M209−3を送信する。
各NEにおける設定を解除する場合は、設定の場合と同様、各シグナリング区間において下流側のNEから設定が変更されていく。
NE12−3、NE12−5、NE12−7は、それぞれ受信したNE設定解除要求メッセージM209−1、M209−2、M209−3に基づいて論理回線14を確立するための自装置の設定の解除を行う。なお、以降の説明においては、各NEが論理回線14を確立するための設定の解除を行う動作を、「設定の解除を行う」として表す。
設定の解除を行うと、NE12−3、NE12−5、NE12−7は、NE設定解除成功応答メッセージM210−1、M210−2、M210−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれ送信する。NE設定解除成功応答メッセージM210−1、M210−2、M210−3は、図7に示す構成においてメッセージ識別子31が「NE設定解除成功応答」を意味する値をとる。以下、NE設定解除成功応答メッセージは同様の構成をとる。
NE設定解除成功応答メッセージM210−1、M210−2、M210−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、先に受信したNE設定解除要求メッセージM208−1、M208−2、M208−3に基づいて自装置の設定の解除を行う。
設定の解除を行うと、NE12−2、NE12−4、NE12−6は、NE設定解除成功応答メッセージM211−1、M211−2、M211−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−1、NE12−3、NE12−5にそれぞれ送信する。
NE設定解除成功応答メッセージM211−1を受信したNE12−1は、先に受信した論理回線削除要求メッセージM207−1に基づいて自装置の設定の解除を行う。NE設定解除成功応答メッセージM211−2、M211−3をそれぞれ受信したNE12−3、NE12−5は先に受信したNE設定解除要求メッセージM209−1、M209−2に基づいて自装置の設定の解除が行われていることを確認する。
なお、NE12−3、NE12−5は、前述のように、受信したNE設定解除要求メッセージM209−1、M209−2に基づいてそれぞれ自装置の設定の解除を行っているが、NE設定解除要求メッセージM209−1とNE設定解除成功応答メッセージM211−2、およびNE設定解除要求メッセージM209−2とNE設定解除成功応答メッセージM211−3において、それぞれ自装置に関する情報は同一である。そのため、NE12−3、NE12−5は、ここでは確認のみを行う。以降の説明においても同様である。
なお、設定解除を失敗したNEは、NE設定解除失敗応答メッセージを送信する。NE設定解除失敗応答メッセージは、図7に示す構成においてメッセージ識別子31「NE設定解除失敗応答」を意味する値をとる。以下、NE設定解除失敗応答メッセージは同様の構成をとる。NE設定解除成功応答とNE設定解除失敗応答とを併せて「NE設定解除応答」と呼称する。
下流のNEからNE設定解除の結果に関するメッセージを受信したシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5は、受信したメッセージがNE設定解除成功応答メッセージの場合は、管理装置11に対して、それぞれ論理回線削除成功応答メッセージM212−1、M212−2、M212−3を送信する。論理回線削除成功応答メッセージM212−1、M212−2、M212−3は、図7に示す構成においてメッセージ識別子31が「論理回線削除成功応答」を意味する値をとる。以下、論理回線削除成功応答メッセージは同様の構成をとる。
なお、NE設定解除失敗応答メッセージを受信した起点NEは、管理装置11に対して、論理回線削除失敗応答メッセージを送信する。論理回線削除失敗応答メッセージは、図7に示す構成においてメッセージ識別子31「論理回線削除失敗応答」を意味する値をとる。以下、論理回線削除成功応答と論理回線削除失敗応答とを併せて「論理回線削除応答」と呼称する。
つぎに、論理回線を確立する動作において、あるシグナリング区間で一定時間内に装置の設定が完了しなかった場合の動作概要を説明する。図9は、本実施の形態の通信システムにおいて、あるシグナリング区間で一定時間内に装置の設定が完了しなかった場合の動作概要を示すシーケンス図である。
図9では、あるシグナリング区間において一定時間内に設定ができなかった場合の動作概要として、論理回線14を確立する際にシグナリング区間14−2のNE12−4とNE12−5間においてNE設定要求メッセージが到達失敗した場合を例に説明する。
管理装置11は、シグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5に対して、論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3を送信する。
論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3をそれぞれ受信したNE12−1、NE12−3、NE12−5は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれNE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3を送信する。このとき、各シグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5は、自NEの論理回線制御部42の制御タイマ423を起動し、一定時間内にシグナリング区間内のすべてのNEの設定が完了するか否かを監視する。
NE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−3、NE12−5、NE12−7にそれぞれNE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3を送信する。
ここで、NE12−4とNE12−5間に通信路障害等が生じると、NE設定要求メッセージM203−2はNE12−5に到達しない。
NE設定要求メッセージM203−1、M203−3をそれぞれ受信したNE12−3、NE12−7は、受信したNE設定要求メッセージM203−1、M203−3の設定情報3312−3に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−3、NE12−7は、NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−2、NE12−6にそれぞれ送信する。
NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−6は、先に受信したNE設定要求メッセージM202−1、M202−3の設定情報3312−2に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−2、NE12−6は、NE設定完了応答メッセージM205−1、M205−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−1、NE12−5にそれぞれ送信する。
NE設定完了応答メッセージM205−1を受信したNE12−1は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−1の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定を行う。NE設定完了応答メッセージM205−3を受信したNE12−5は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−3の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定が行われていることを確認する。
シグナリング区間において設定が正常に完了したシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−5は、自装置の設定を確認すると、管理装置11に対して、論理回線確立成功応答メッセージM206−1、M206−3を送信する。
ここで、NE12−3は、一定時間内にNE設定完了応答メッセージまたはNE設定失敗応答メッセージを下流のNE12−4から受信せず、制御タイマ423がタイムアウトすると、管理装置11に対して、論理回線確立失敗応答メッセージM206−4を送信する。
以降、管理装置11およびNE12−1、NE12−2、NE12−3、NE12−4、NE12−5、NE12−6、NE12−7において論理回線14の設定を削除する動作は図8と同様である。
つぎに、論理回線を確立する動作において、あるシグナリング区間から管理装置11に対して一定時間内に論理回線の確立結果に関する応答がなかった場合の動作概要を説明する。図10は、本実施の形態の通信システムにおいて、あるシグナリング区間から管理装置11に対して一定時間内に論理回線の確立結果に関する応答がなかった場合の動作概要を示すシーケンス図である。
図10では、あるシグナリング起点NEから管理装置11に対して論理回線確立成功応答または論理回線確立失敗応答のいずれの応答も無い場合の動作概要として、論理回線14を確立する際に管理装置11とシグナリング起点NEであるNE12−3間の通信に障害が生じた場合を例に説明する。
管理装置11は、シグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5に対して、論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3を送信する。このとき、管理装置11は、論理回線制御部51の制御タイマ513を起動し、一定時間内にすべてのシグナリング区間においてNEの設定が完了するか否かを監視する。
ここで、管理装置11とNE12−3間に通信路障害等が生じると、論理回線確立要求メッセージM201−2はNE12−3に到達しない。
論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−3をそれぞれ受信したNE12−1、NE12−5は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−2、NE12−6にそれぞれNE設定要求メッセージM202−1、M202−3を送信する。
NE設定要求メッセージM202−1、M202−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−6は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−3、NE12−7にそれぞれNE設定要求メッセージM203−1、M203−3を送信する。
NE設定要求メッセージM203−1、M203−3をそれぞれ受信したNE12−3、NE12−7は、受信したNE設定要求メッセージM203−1、M203−3の設定情報3312−3に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−3、NE12−7は、NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−2、NE12−6にそれぞれ送信する。
NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−6は、先に受信したNE設定要求メッセージM202−1、M202−3の設定情報3312−2に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−2、NE12−6は、NE設定完了応答メッセージM205−1、M205−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−1、NE12−5にそれぞれ送信する。
NE設定完了応答メッセージM205−1を受信したNE12−1は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−1の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定を行う。NE設定完了応答メッセージM205−3を受信したNE12−5は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−3の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定が行われていることを確認する。
シグナリング区間において設定が正常に完了したシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−5は、自装置の設定を確認すると、管理装置11に対して、論理回線確立成功応答メッセージM206−1、M206−3を送信する。
ここで、管理装置11は、一定時間内に1個以上のシグナリング起点NEから論理回線確立成功応答メッセージまたは論理回線確立失敗応答メッセージを受信せず、制御タイマ513がタイムアウトすると、論理回線14の確立に失敗したと判定する。
以降、管理装置11およびNE12−1、NE12−2、NE12−3、NE12−4、NE12−5、NE12−6、NE12−7において論理回線14の設定を削除する動作は図8と同様である。
つづいて、以上で説明した論理回線14を確立する動作において、管理装置11にかかる動作の詳細をフローチャートに基づいて説明する。図11,12は、本実施の形態において論理回線14を確立する際の管理装置11の動作を示すフローチャートである。
まず、管理装置11では、論理回線14の確立要求を受けると、論理回線制御部51の制御処理部511は、確立しようとする論理回線14の識別子を設定し、経路決定部514は、確立しようとする論理回線14の経路を決定する(ステップS801)。ここでは、一例として、論理回線識別子をID−14とする。
制御判定部512は、論理回線14の経路が決定すると、確立しようとする論理回線14上において、t個(tは1以上の整数)のシグナリング区間と、それぞれのシグナリング区間におけるシグナリング起点NEを決定する(ステップS802)。ここでは、シグナリング区間はシグナリング区間14−1、14−2、14−3の3個であり、シグナリング起点NEはそれぞれNE12−1、NE12−3、NE12−5である。
制御処理部511は、制御結果記憶部515の「シグナリング起点NE数記憶テーブル6」に、確立しようとする論理回線14のエントリを追加する(ステップS803)。本テーブルは、確立制御を実施中であるすべての論理回線についてそれぞれのシグナリング起点NE数を記憶するために保持されており、ステップS802で決定したシグナリング起点NEの数t個が当該論理回線のエントリのシグナリング起点NE数記憶領域62に記載される。ここでは、エントリの内容は下記のとおりである。
論理回線識別子領域61:ID−14
シグナリング起点NE数記憶領域62:3
また、制御処理部511は、制御結果記憶部515に、論理回線14に関する「シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7A」を生成する(ステップS803)。シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Aは、確立制御を実施中の各論理回線について、シグナリング起点NEとそれぞれのシグナリング起点NEからの論理回線確立応答有無を記憶するために保持されている。例えば、論理回線14については、初期の記載内容は下記のとおりである。
{シグナリング起点NE識別子領域71,応答の有無記憶領域72}
={NE12−1,無},{NE12−3,無},{NE12−5,無}
これにより、管理装置11では、シグナリング起点NE数記憶テーブル6およびシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Aに基づいて、ある論理回線(ここでは論理回線14)について、すべてのシグナリング区間において論理回線確立設定が正常に完了したか否かを管理することが可能となる。
制御処理部511は、各シグナリング起点NEに送信するt個の論理回線確立要求メッセージのメッセージペイロード3を生成し、送信先NEの情報とともにメッセージ処理部523に渡す(ステップS804)。このとき、メッセージ識別子31は「論理回線確立要求」であり、論理回線識別子32は「ID−14」である。送信先NEは、シグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5である。また、経路情報33は、各シグナリング区間上のNEを一意に区別するためのNE識別子(3311−i)と各NEにおける装置の設定情報(3312−i)の組合せからなり、宛先となるシグナリング起点NEによって異なる。例えば、シグナリング起点NE12−3に送信するメッセージの経路情報33は次のような情報を持つ。
NE識別子3311−1:NE12−3
設定情報3312−1:リンク13−2−3からの回線はリンク13−3−4へ切替
NE識別子3311−2:NE12−4
設定情報3312−2:リンク13−3−4からの回線はリンク13−4−5へ切替
NE識別子3311−3:NE12−5
設定情報3312−3:リンク13−4−5からの回線はリンク13−5−6へ切替
メッセージ処理部523は、ステップS804で制御処理部511より受け取った情報を元に、t個のシグナリング起点NE宛のメッセージを生成する(ステップS805)。ここでは、送信先NEをそれぞれシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5とし、メッセージ処理部523は、合計3個の論理回線確立要求メッセージを生成する。
メッセージ送信部522は、通信ポート53からt個(ここでは3個)のシグナリング起点NE(NE12−1、NE12−3、NE12−5)宛に、ステップS805で生成されたメッセージ(論理回線確立要求メッセージ)を送信する(ステップS806)。
このとき、制御処理部511は、制御タイマ513を起動する(ステップS807)。
制御タイマ513が起動されると、制御処理部511は、制御タイマ513がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS808)。
制御処理部511の確認の結果、制御タイマ513がタイムアウトしていない場合(ステップS808:No)、メッセージ受信部521は、s番目(sは1以上t以下の整数)のシグナリング起点NEから論理回線確立応答メッセージを受信したか否かを確認する(ステップS809)。
メッセージ受信部521の確認の結果、論理回線確立応答メッセージを受信した場合(ステップS809:Yes)、制御処理部511は、受信した論理回線確立応答メッセージが論理回線確立成功応答か否かを確認する(ステップS810)。
制御処理部511は、確認の結果、受信した論理回線確立応答メッセージが論理回線確立成功応答の場合(ステップS810:Yes)、論理回線14に関するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Aに、メッセージ送信元のs番目のシグナリング起点NEからのシグナリング応答が「有」として記載する(ステップS811)。
制御判定部512は、シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Aを確認し、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線確立応答(ここでは論理回線確立成功応答を示す)が「有」か否かを確認する(ステップS812)。
制御判定部512は、確認の結果、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線確立応答が「有」の場合(ステップS812:Yes)、論理回線14の確立が成功したと判定し、確立完了となる(ステップS813)。
なお、ステップS809において、メッセージ受信部521の確認の結果、s番目のシグナリング起点NEからの論理回線確立応答メッセージを受信していない場合(ステップS809:No)、および、ステップS812において、制御判定部512の確認の結果、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線確立成功応答が「有」ではない場合(ステップS812:No)、ステップS808へ移行し、制御処理部511は、制御タイマ513がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS808)。
また、ステップS808において、制御処理部511の確認の結果、制御タイマ513がタイムアウトしている場合(ステップS808:Yes)、および、ステップS810において、制御処理部511の確認の結果、受信した論理回線確立応答メッセージが論理回線確立成功応答でない場合(ステップS810:No)、すなわち、1つでも論理回線確立に失敗したシグナリング区間がある場合、制御判定部512は、直ちに論理回線14の確立が失敗と判定する(ステップS814)。
論理回線14の確立に失敗した場合(ステップS814)、通信システムでは、ネットワークリソースの効率利用など必要に応じて、設定済みの一部のNEに対して設定を解除する。
管理装置11では、論理回線14の確立に失敗すると(ステップS814)、制御処理部511は、ステップS803で生成した制御結果記憶部515の論理回線14に関する「シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7A」の応答の有無記憶領域72を全て「無」にする(ステップS815)。
制御処理部511は、各シグナリング起点NEに送信するt個の論理回線削除要求メッセージのメッセージペイロード3を生成し、送信先NEの情報とともにメッセージ処理部523に渡す(ステップS816)。このとき、メッセージ識別子31は「論理回線削除要求」であり、論理回線識別子32はID−14である。また、送信先NEは、シグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5である。
メッセージ処理部523は、ステップS816で制御処理部511より受け取った情報を元に、t個のシグナリング起点NE宛のメッセージを生成する(ステップS817)。ここでは、送信先NEをそれぞれシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5とし、メッセージ処理部523は、合計3個の論理回線削除要求メッセージを生成する。
メッセージ送信部522は、通信ポート53からt個(ここでは3個)のシグナリング起点NE(NE12−1、NE12−3、NE12−5)宛に、ステップS817で生成されたメッセージ(論理回線削除要求メッセージ)を送信する(ステップS818)。
このとき、制御処理部511は、制御タイマ513を起動する(ステップS819)。
制御タイマ513が起動されると、制御処理部511は、制御タイマ513がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS820)。
制御処理部511の確認の結果、制御タイマ513がタイムアウトしていない場合(ステップS820:No)、メッセージ受信部521は、s番目のシグナリング起点NEから論理回線削除応答メッセージを受信したか否かを確認する(ステップS821)。
メッセージ受信部521の確認の結果、論理回線削除応答メッセージを受信した場合(ステップS821:Yes)、制御処理部511は、受信した論理回線削除応答メッセージが論理回線削除成功応答か否かを確認する(ステップS822)。
制御処理部511は、確認の結果、受信した論理回線削除応答メッセージが論理回線削除成功応答の場合(ステップS822:Yes)、論理回線14に関するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Aに、メッセージ送信元のs番目のシグナリング起点NEからのシグナリング応答が「有」として記載する(ステップS823)。
制御判定部512は、シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Aを確認し、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線削除応答(ここでは論理回線削除成功応答を示す)が「有」か否かを確認する(ステップS824)。
制御判定部512は、確認の結果、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線削除応答が「有」の場合(ステップS824:Yes)、論理回線14の削除が成功したと判定し、削除完了となる(ステップS825)。
なお、ステップS821において、メッセージ受信部521の確認の結果、s番目のシグナリング起点NEからの論理回線削除応答メッセージを受信していない場合(ステップS821:No)、および、制御判定部512の確認の結果、ステップS824において、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線削除応答が「有」ではない場合(ステップS824:No)、ステップS820へ移行し、制御処理部511は、制御タイマ513がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS820)。
また、ステップS820において、制御処理部511の確認の結果、制御タイマ513がタイムアウトしている場合(ステップS820:Yes)、および、ステップS822において、制御処理部511の確認の結果、受信した論理回線削除応答メッセージが論理回線削除成功応答でない場合(ステップS822:No)、すなわち、1つでも論理回線削除に失敗したシグナリング区間がある場合、制御判定部512は、直ちに論理回線14の削除が失敗と判定する(ステップS826)。
つづいて、論理回線14を確立する動作において、NEにかかる動作の詳細をフローチャートに基づいて説明する。図13は、本実施の形態においてNEが管理装置11より論理回線確立要求メッセージを受信した場合に、下流のNEにNE設定を要求するシグナリング起点NEの動作を示すフローチャートである。ここでは、シグナリング起点NEとして、NE12−3を例に説明する。
NE(NE12−3)は起動すると、メッセージ受信部431が、論理回線確立要求メッセージを受信したか否かを確認する(ステップS901)。メッセージ受信部431は、論理回線確立要求メッセージを受信していない場合(ステップS901:No)、論理回線確立要求メッセージ受信の確認を継続し、論理回線確立要求メッセージを受信した場合(ステップS901:Yes)、制御処理部421は、ステップS901で受信した論理回線確立要求メッセージに記載してある自NEに関する設定情報3312−1を制御内容記憶部424に記憶する(ステップS902)。
制御処理部421は、ステップS901で受信した論理回線確立要求メッセージの経路情報33から自NEの次の宛先NEを判定する(ステップS903)。ここでは、2番目のNEのNE識別子3311−2にNE12−4を意味する値が記載されているので、制御処理部421は、次の宛先NEはNE12−4と判定し、次の宛先NEがNE12−4であることをメッセージ処理部433に伝達する。
また、制御処理部421は、受信した論理回線確立要求メッセージを元に、NE設定要求メッセージのメッセージペイロード3を生成してメッセージ処理部433に渡す(ステップS903)。
メッセージ処理部433は、ステップS903で制御処理部421より受け取った情報を元に、NE設定要求メッセージを生成する(ステップS904)。ここでは、論理回線識別子32が論理回線14を意味する値、経路情報33はステップS901で受信した論理回線確立要求メッセージの経路情報33と同じものである。メッセージ処理部433は、生成したNE設定要求メッセージをメッセージ送信部432に渡す。
メッセージ送信部432は、ステップS904で生成されたNE設定要求メッセージを、次のNEであるNE12−4に接続されている通信ポート44−d(1≦d≦k)から送信する(ステップS905)。
このとき、制御処理部421は、制御タイマ423を起動する(ステップS906)。
制御タイマ423が起動されると、制御処理部421は、制御タイマ423がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS907)。
制御処理部421の確認の結果、制御タイマ423がタイムアウトしていない場合(ステップS907:No)、メッセージ受信部431は、下流のNEからNE設定応答メッセージを受信したか否かを確認する(ステップS908)。
メッセージ受信部431の確認の結果、下流のNEからNE設定応答メッセージを受信していない場合(ステップS908:No)、ステップS907に戻り、制御処理部421は、制御タイマ423がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS907)。
メッセージ受信部431の確認の結果、下流のNEからNE設定応答メッセージを受信した場合(ステップS908:Yes)、制御処理部421は、受信したNE設定応答メッセージがNE設定完了応答か否かを確認する(ステップS909)。
制御処理部421の確認の結果、受信したメッセージがNE設定完了応答の場合(ステップS909:Yes)、装置制御部41は、ステップS902で記憶した設定情報3312−1に基づいて自NEの装置を設定済みか否かを判定する(ステップS910)。
装置制御部41の確認の結果、設定済みでない場合(ステップS910:No)、装置制御部41は、ステップS902で制御内容記憶部424に記憶した設定情報3312−1に基づいて自NEの装置を設定する(ステップS911)。なお、装置制御部41の確認の結果、設定済みの場合(ステップS910:Yes)、装置制御部41は、ステップS911の処理を省略する。
装置制御部41は、自NEの装置の設定が成功したか否かを確認する(ステップS912)。装置制御部41の確認の結果、成功の場合(ステップS912:Yes)、制御判定部422は、「論理回線確立成功」と判定する(ステップS913)。
なお、制御処理部421の確認の結果、制御タイマ423がタイムアウトしている場合(ステップS907:Yes)、制御処理部421の確認の結果、受信したメッセージがNE設定完了応答でない場合(ステップS909:No)、および、装置制御部41の確認の結果、自NEの装置の設定が失敗の場合(ステップS912:No)、制御判定部422は、直ちに「論理回線確立失敗」と判定する(ステップS914)。
制御処理部421は、制御判定部422の判定結果に基づき、論理回線確立応答メッセージのメッセージペイロード3を生成する(ステップS915)。制御判定部422の判定結果が成功の場合(ステップS913)はメッセージ識別子31が論理回線確立成功応答を意味する値をとり、制御判定部422の判定結果が失敗の場合(ステップS914)はメッセージ識別子31が論理回線確立失敗応答を意味する値をとる。制御処理部421は、生成したメッセージペイロード3をメッセージ処理部433に渡す。
メッセージ処理部433は、管理装置11宛の論理回線確立応答メッセージを生成する(ステップS916)。メッセージ処理部433は、生成した論理回線確立応答メッセージをメッセージ送信部432に渡す。
メッセージ送信部432は、ステップS916で生成された論理回線確立応答メッセージを、管理装置11に接続されている通信ポート44−d(1≦d≦k)から送信する(ステップS917)。
なお、シグナリング起点NEが論理回線削除要求メッセージを受信した場合の動作については、「論理回線確立要求」が「論理回線削除要求」に、「NE設定要求」が「NE設定解除要求」に、「NE設定応答」が「NE設定解除応答」に、「論理回線確立応答」が「論理回線削除応答」に変わるが、その他の動作は同様である。
つぎに、論理回線14を確立する動作において、シグナリング起点NE以外の論理回線上のNEが、NE設定要求メッセージを受信したときの動作を説明する。図14は、本実施の形態においてNEがNE設定要求メッセージを受信した場合の動作を示すフローチャートである。NE設定要求メッセージを受信した場合の動作として、シグナリング区間の中継NEであるNE12−4を例に説明する。
NE(NE12−4)は起動すると、メッセージ受信部431が、NE設定要求メッセージを受信したか否かを確認する(ステップS1001)。メッセージ受信部431は、NE設定要求メッセージを受信していない場合(ステップS1001:No)、NE設定要求メッセージ受信の確認を継続し、NE設定要求メッセージを受信した場合(ステップS1001:Yes)、制御処理部421は、ステップS1001で受信したNE設定要求メッセージに記載してある自NEに関する設定情報3312−iを制御内容記憶部424に記憶する(ステップS1002)。ここで、iは自NEが属するシグナリング区間において上流側から数えて何番目にあるかを示す値である。
制御処理部421は、ステップS1001で受信したNE設定要求メッセージの経路情報33から自NEが属するシグナリング区間において終点か否かを判定する(ステップS1003)。制御処理部421は、自NEのNE設定情報331−iの後ろに他のNEのNE設定情報が記載されている場合は終点ではなく、記載されていない場合は終点と判断できる。制御処理部421は、自NE(NE12−4)の情報の次にNE12−5の情報が記載されているため、終点でないと判定する(ステップS1003:No)。
制御処理部421は、ステップS1001で受信したNE設定要求メッセージの経路情報33から次の宛先NEを判定し、メッセージ処理部433に伝達する(ステップS1008)。この場合は、NE12−5が宛先NEとなる。
制御処理部421は、NE設定要求メッセージのメッセージペイロード3として、ステップS1001で受信したNE設定要求メッセージのメッセージペイロード3を渡す(ステップS1010)。
メッセージ処理部433は、ステップS1008およびステップS1010で受け取った情報を元にNE設定要求メッセージを生成し、メッセージ送信部432は、生成されたNE設定要求メッセージを次の宛先NEであるNE12−5に接続されている通信ポート44−d(1≦d≦k)から送信する(ステップS1011)。
つぎに、NE設定要求メッセージを受信した場合の動作として、シグナリング区間の終点NEであるNE12−5を例に説明する。
NE(NE12−5)は起動すると、メッセージ受信部431が、NE設定要求メッセージを受信したか否かを確認する(S1001)。メッセージ受信部431は、NE設定要求メッセージを受信していない場合(ステップS1001:No)、NE設定要求メッセージ受信の確認を継続し、NE設定要求メッセージを受信した場合(ステップS1001:Yes)、制御処理部421は、ステップS1001で受信したNE設定要求メッセージに記載してある自NEに関するNE設定情報3312−iを制御内容記憶部424に記憶する(ステップS1002)。
制御処理部421は、ステップS1001で受信したNE設定要求メッセージの経路情報33から自NEが属するシグナリング区間において終点か否かを判定する(ステップS1003)。制御処理部421は、自NE(NE12−5)の情報の後ろに次のNEに関する設定情報3312−iが記載されていないため、終点であると判定する(ステップS1003:Yes)。
装置制御部41は、ステップS1002で制御内容記憶部424に記憶した設定情報3312−iに基づき自NEの装置を設定する(ステップS1004)。
装置制御部41は、自NEの装置の設定が成功したか否かを確認する(S1005)。装置制御部41の確認の結果、設定が成功した場合(ステップS1005:Yes)、制御判定部422は、「NE設定完了」と判定する(ステップS1006)。装置制御部41の確認の結果、設定が失敗した場合(ステップS1005:No)、制御判定部422は、「NE設定失敗」と判定する(ステップS1007)。
制御処理部421は、ステップS1006またはステップS1007のNE設定結果を元に、NE設定応答メッセージのメッセージペイロード3を生成し、次の宛先NEを判定する(ステップS1009)。「NE設定完了」(ステップS1006)の場合、メッセージ識別子31は「NE設定完了」となり、「NE設定失敗」(ステップS1007)の場合、メッセージ識別子31は「NE設定失敗」となる。また、このときの宛先NEは、自NEより1つ上流のNEとなるので、NE12−4を指定する。制御処理部421は、生成したNE設定応答メッセージのメッセージペイロード3、および次の宛先NE(NE12−4)の情報をメッセージ処理部433に渡す。
メッセージ処理部433は、制御処理部421から受け取った情報を元に、次の宛先NE(NE12−4)宛のNE設定応答メッセージを生成し、メッセージ送信部432は、生成されたNE設定応答メッセージを次の宛先NEであるNE12−4に接続されている通信ポート44−d(1≦d≦k)から送信する(ステップS1011)。
なお、NEがNE設定解除要求メッセージを受信した場合の動作については、「NE設定要求」が「NE設定解除要求」に、「NE設定応答」が「NE設定解除応答」に変わるが、その他の動作は同様である。
つぎに、論理回線14を確立する動作において、シグナリング起点NE以外の論理回線上のNEが、NE設定応答メッセージを受信したときの動作を説明する。図15は、本実施の形態においてNEがNE設定応答メッセージを受信した場合の動作を示すフローチャートである。NE設定応答メッセージを受信した場合の動作として、シグナリング区間の中継NEであるNE12−4を例に説明する。
NE(NE12−4)は起動すると、メッセージ受信部431が、NE設定応答メッセージを受信したか否かを確認する(S1101)。メッセージ受信部431は、NE設定応答メッセージを受信していない場合(ステップS1101:No)、NE設定応答メッセージ受信の確認を継続し、NE設定応答メッセージを受信した場合(ステップS1101:Yes)、制御処理部421は、ステップS1101で受信したNE設定応答メッセージがNE設定完了応答か否かを判定する(ステップS1102)。
制御処理部421の確認の結果、「完了」の場合(ステップS1102:Yes)、装置制御部41は、ステップS1002(図14参照)で制御内容記憶部424に記憶した設定情報3312−iに基づき自NEの装置を設定する(ステップS1103)。
装置制御部41は、自NEの装置の設定が成功したか否かを判定する(S1104)。装置制御部41の確認の結果、設定が成功した場合(ステップS1104:Yes)、制御判定部422は、「NE設定完了」と判定する(ステップS1105)。装置制御部41の確認の結果、設定が失敗した場合(ステップS1104:No)、制御判定部422は、「NE設定失敗」と判定する(ステップS1106)。
なお、ステップS1101で受信したNE設定応答メッセージが「失敗」の場合(ステップS1102:No)、制御判定部422は、直ちに「NE設定失敗」と判定し(S1106)、自NEの装置の設定を行わない。
制御処理部421は、ステップS1105またはステップS1106のNE設定結果を元にNE設定応答メッセージのメッセージペイロード3を生成し、次の宛先NEを判定する(ステップS1107)。「NE設定完了」(ステップS1105)の場合、メッセージ識別子31は「NE設定完了」となり、「NE設定失敗」(ステップS1106)の場合、メッセージ識別子31は「NE設定失敗」となる。また、このときの宛先NEは、自NEより1つ上流のNEとなるので、NE12−3を指定する。制御処理部421は、生成したNE設定応答メッセージのメッセージペイロード3、および次の宛先NE(NE12−3)の情報をメッセージ処理部433に渡す。
メッセージ処理部433は、制御処理部421から受け取った情報を元に、次の宛先NE(NE12−3)宛のNE設定応答メッセージを生成し、メッセージ送信部432は、生成されたNE設定応答メッセージを次の宛先NEであるNE12−3に接続されている通信ポート44−d(1≦d≦k)から送信する(ステップS1108)。
なお、NEがNE設定解除要求メッセージを受信した場合の動作については、「NE設定応答」が「NE設定解除応答」に変わるが、その他の動作は同様である。
以上説明したように、本実施の形態では、通信システムは、大規模なネットワークにおいて論理回線を確立する際、管理装置11が論理回線14を複数のシグナリング区間に分割した各シグナリング区間の起点となるNEに論理回線確立指示を出し、その論理回線の確立応答の有無をシグナリング区間ごとに管理することとした。これにより、複数のシグナリング起点NEが並列にシグナリングを行うことで、管理装置11の処理負荷やDCNの通信負荷を軽減することができる。また、高速に論理回線の確立を行なうことが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、大規模なネットワークにおいて論理回線14を確立する際、管理装置11が、当該論理回線14を複数のシグナリング区間に分割した各シグナリング区間の起点となるNEに論理回線確立指示を出し、その論理回線の確立応答の有無をシグナリング区間ごとに管理することで、複数のシグナリング起点NEが並列にシグナリングを行い、管理装置の処理負荷やDCNの通信負荷を軽減すると同時に、高速に論理回線の確立を行った。
本実施の形態では、一部のシグナリング区間において論理回線の確立に失敗した場合に、管理装置11が、当該シグナリング区間のみの経路探索およびシグナリングを行なう。実施の形態1と異なる部分について説明する。
まず、本実施の形態で使用するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bの構成について説明する。図16は、本実施の形態において制御結果記憶部515がある論理回線の各シグナリング起点NEからの論理回線確立応答の結果を記憶するためのシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bの構成例を示す図である。シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bは、シグナリング起点NE識別子領域71と、応答の有無記憶領域72と、結果領域73と、から構成される。シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Aに、結果領域73を追加した構成となる。結果領域73は、各シグナリング起点NEからの論理回線確立応答の結果を格納する領域である。
つづいて、本実施の形態の通信システムにおいて論理回線14を確立する動作について説明する。図17は、本実施の形態の通信システムにおいて、あるNEで装置の設定に失敗した場合の動作概要を示すシーケンス図である。本実施の形態の通信システムの動作概要を示すものである。
M205−5は、論理回線を確立する際にNEの設定に失敗したことを通知するためにNE間で送受信されるNE設定失敗応答メッセージである。M206−5は、NE12−5が自シグナリング区間において論理回線の確立に失敗したことを管理装置11に応答する際に送信される論理回線確立失敗応答メッセージである。M213−3は、管理装置11がNE12−5に対して迂回経路での論理回線確立を要求する際に送信される論理回線確立要求メッセージである。M214−3は、NE12−5が迂回経路で論理回線確立を確立するために迂回経路上の次のNEであるNE12−7に対してNEの設定を要求する際に送信されるNE設定要求メッセージである。M215−3は、NE12−7がNE12−5に対してNEの設定が完了したことを応答するためにNE間で送受信されるNE設定完了応答メッセージである。M216−3は、NE12−5が迂回経路での論理回線確立に成功したことを管理装置11に応答する際に送信される論理回線確立成功応答メッセージである。
本実施の形態の通信システムは、実施の形態1と同様、論理回線を確立する際に管理装置11が論理回線14の経路を決定し、シグナリングによって論理回線14上のNEの設定を行う通信システムに適用する。実施の形態1では、一部のシグナリング区間でNEの設定に失敗した場合、全シグナリング区間において設定を解除するだけであったが、本実施の形態では、当該区間において管理装置11が別の経路を探索し、その区間のみを再設定することで、より高速化できると同時に信頼性を向上させることが可能である。
図17のシーケンス図において、まず、ネットワーク12内でNE12−1を起点、NE12−7を終点とし、順にNE12−2、NE12−3、NE12−4、NE12−5、NE12−6、を経由する論理回線14を確立する際に、NE12−6でNE設定に失敗し、NE12−1を起点、NE12−7を終点とし、順にNE12−2、NE12−3、NE12−4、NE12−5を経由する経路で論理回線14を設定しなおす場合を例に、動作の概要を説明する。
管理装置11は、シグナリング区間としてシグナリング区間14−1、14−2、14−3を、各シグナリング区間のシグナリング起点NEとしてNE12−1、NE12−3、NE12−5を選択する。管理装置11は、選択したシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5に対して、論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3を送信する。
論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3をそれぞれ受信したNE12−1、NE12−3、NE12−5は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれNE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3を送信する。
NE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−3、NE12−5、NE12−7にそれぞれNE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3を送信する。
NE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3をそれぞれ受信したNE12−3、NE12−5、NE12−7は、受信したNE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3の設定情報3312−3に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−3、NE12−5、NE12−7は、NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−2、M204−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれ送信する。
NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−2、M204−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、先に受信したNE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3の設定情報3312−2に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−2、NE12−4は、NE設定完了応答メッセージM205−1、M205−2を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−1、NE12−3にそれぞれ送信する。
ここで、NE12−6で設定に失敗すると、NE12−6は、NE設定完了応答メッセージM205−3ではなく、NE設定失敗応答メッセージM205−5を上流のNEであるNE12−5に送信する。
NE設定完了応答メッセージM205−1を受信したNE12−1は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−1の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定を行う。NE設定完了応答メッセージM205−2を受信したNE12−3は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−2の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定が行われていることを確認する。
シグナリング区間において設定が正常に完了したシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3は、自装置の設定を確認すると、管理装置11に対して、論理回線確立成功応答メッセージM206−1、M206−2を送信する。
ここで、設定に失敗したNE12−6からNE設定失敗応答メッセージM205−5を受信したシグナリング起点NEであるNE12−5は、管理装置11に対して、論理回線確立成功応答メッセージM206−3ではなく、論理回線確立失敗応答メッセージM206−5を送信する。
管理装置11は、1つ以上のシグナリング起点NEから論理回線確立失敗応答を受信すると、当該シグナリング区間において別の経路を探索する。ここでは、NE12−5を始点、NE12−7を終点とし、中継NEが存在しない経路を発見したものとする。代替の経路を発見すると、管理装置11は、当該シグナリング区間においてのみ途中まで設定した各NEの設定を設定前の状態に戻すよう、当該シグナリング区間のシグナリング起点NEに要求を送信する。
管理装置11は、別の経路を探索するシグナリング区間のシグナリング起点NEであるNE12−5に対して論理回線削除要求メッセージM207−3を送信する。
論理回線削除要求メッセージM207−3を受信したNE12−5は、論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−6にNE設定解除要求メッセージM208−3を送信する。
NE設定解除要求メッセージM208−3を受信したNE12−6は、論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−7にNE設定解除要求メッセージM209−3を送信する。
各NEにおける設定を解除する場合は、設定の場合と同様、各シグナリング区間において下流側のNEから設定が変更されていく。
NE12−7は、受信したNE設定解除要求メッセージM209−3に基づいて自装置の設定の解除を行う。
設定の解除を行うと、NE12−7は、NE設定解除成功応答メッセージM210−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−6に送信する。
NE設定解除成功応答メッセージM210−3を受信したNE12−6は、先に受信したNE設定解除要求メッセージM208−3に基づいて自装置の設定の解除を行う。
設定の解除を行うと、NE12−6は、NE設定解除成功応答メッセージM211−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−5に送信する。なお、NE12−7およびNE12−6では、装置の設定の解除に失敗した場合、NE設定解除失敗応答メッセージを送信する。
下流のNE12−6からNE設定解除の結果に関するメッセージを受信したシグナリング起点NEのNE12−5は、受信したメッセージがNE設定解除成功応答メッセージの場合、先に受信した論理回線削除要求メッセージM207−3に基づいて自装置の設定の解除を行う。また、NE12−5は、管理装置11に対して、受信したメッセージがNE設定解除成功応答メッセージの場合は論理回線削除成功応答メッセージM212−3を送信し、受信したメッセージがNE設定解除失敗応答メッセージの場合は論理回線削除失敗応答メッセージを送信する。
つぎに、管理装置11は、設定が解除されたシグナリング区間14−3のシグナリング起点NEであるNE12−5に対してのみ、経路をNE12−5、NE12−7として論理回線確立要求メッセージM213−3を送信する。
論理回線確立要求メッセージM213−3を受信したNE12−5は、論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−7にNE設定要求メッセージM214−3を送信する。
NE設定要求メッセージM214−3を受信したNE12−7は、受信したNE設定要求メッセージM214−3の設定情報3312−2に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−7は、NE設定完了応答メッセージM215−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−5に送信する。
NE設定完了応答メッセージM215−3を受信したNE12−5は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM213−3の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定を行う。
シグナリング区間において設定が正常に完了したシグナリング起点NEであるNE12−5は、自装置の設定を確認すると、管理装置11に対して、論理回線確立成功応答メッセージM216−3を送信する。
つづいて、以上で説明した論理回線14を確立する動作において、管理装置11にかかる動作の詳細をフローチャートに基づいて説明する。図18,19,20は、本実施の形態において論理回線14を確立する際の管理装置11の動作を示すフローチャートである。
まず、管理装置11では、論理回線14の確立要求を受けると、論理回線制御部51の制御処理部511は、確立しようとする論理回線14の識別子を設定し、経路決定部514は、確立しようとする論理回線14の経路を決定する(ステップS1201)。ここでは、一例として、論理回線識別子をID−14とする。
制御判定部512は、論理回線14の経路が決定すると、確立しようとする論理回線14上においてt個のシグナリング区間と、それぞれのシグナリング区間におけるシグナリング起点NEを決定する(ステップS1202)。ここでは、シグナリング区間はシグナリング区間14−1、14−2、14−3の3個であり、シグナリング起点NEはそれぞれNE12−1、NE12−3、NE12−5である。
制御処理部511は、制御結果記憶部515の「シグナリング起点NE数記憶テーブル6」に、確立しようとする論理回線14のエントリを追加し、制御結果記憶部515に、当該論理回線14に関する「シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7B」を生成する(ステップS1203)。
シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bは、確立制御を実施中の各論理回線について、シグナリング起点NEとそれぞれのシグナリング起点NEからの論理回線確立応答の結果を記憶するために保持されている。例えば、論理回線14については、初期の記載内容は下記のとおりである。
{シグナリング起点NE識別子領域71,応答の有無記憶領域72,結果領域73}
={NE12−1,無,―},{NE12−3,無,―},{NE12−5,無,―}
これにより、管理装置11では、シグナリング起点NE数記憶テーブル6およびシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bに基づいて、ある論理回線(ここでは論理回線14)について、シグナリング区間ごとに論理回線確立設定が正常に完了したか否かを管理することが可能となる。
制御処理部511は、各シグナリング起点NEに送信するt個の論理回線確立要求メッセージのメッセージペイロード3を生成し、送信先NEの情報とともにメッセージ処理部523に渡す(ステップS1204)。このとき、メッセージ識別子31は「論理回線確立要求」であり、論理回線識別子32はID−14である。送信先NEは、シグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5である。また、経路情報33は、各シグナリング区間上のNEを一意に区別するためのNE識別子(3311−i)と各NEにおける装置の設定情報(3312−i)の組合せからなり、宛先となるシグナリング起点NEによって異なる。例えば、シグナリング起点NE12−3に送信するメッセージの経路情報33は次のような情報を持つ。
NE識別子3311−1:NE12−3
設定情報3312−1:リンク13−2−3からの回線はリンク13−3−4へ切替
NE識別子3311−2:NE12−4
設定情報3312−2:リンク13−3−4からの回線はリンク13−4−5へ切替
NE識別子3311−3:NE12−5
設定情報3312−3:リンク13−4−5からの回線はリンク13−5−6へ切替
メッセージ処理部523は、ステップS1204で制御処理部511より受け取った情報を元に、t個のシグナリング起点NE宛のメッセージを生成する(ステップS1205)。ここでは、送信先NEをそれぞれシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5とし、メッセージ処理部523は、合計3個の論理回線確立要求メッセージを生成する。
メッセージ送信部522は、通信ポート53からt個(ここでは3個)のシグナリング起点NE(NE12−1、NE12−3、NE12−5)宛に、ステップS1205で生成されたメッセージ(論理回線確立要求メッセージ)を送信する(ステップS1206)。
このとき、制御処理部511は、制御タイマ513を起動する(ステップS1207)。
制御タイマ513が起動されると、制御処理部511は、制御タイマ513がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS1208)。
制御処理部511の確認の結果、制御タイマ513がタイムアウトしていない場合(ステップS1208:No)、メッセージ受信部521は、s番目のシグナリング起点NEから論理回線確立応答メッセージを受信したか否かを確認する(ステップS1209)。
メッセージ受信部521の確認の結果、論理回線確立応答メッセージを受信している場合(ステップS1209:Yes)、制御処理部511は、ステップS1203で生成した論理回線14に関するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bのs番目のシグナリング起点NEのエントリの応答の有無記憶領域72に「有」を記憶する(ステップS1210)。
制御処理部511は、ステップS1209においてメッセージ受信部521が受信した論理回線確立応答メッセージが論理回線確立成功応答か否かを確認する(ステップS1211)。
制御処理部511は、確認の結果、受信した論理回線確立応答メッセージが論理回線確立成功応答の場合(ステップS1211:Yes)、論理回線14に関するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bのs番目のシグナリング起点NEのエントリの結果領域73に「成功」として記載する(ステップS1212)。
制御判定部512は、シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bを確認し、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線確立応答が「有」か否かを確認する(ステップS1215)。
制御判定部512は、確認の結果、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線確立応答が「有」の場合(ステップS1215:Yes)、さらに、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線確立応答が「成功」か否かを判定する(ステップS1216)。
制御判定部512は、確認の結果、t個すべてが成功の場合(ステップS1216:Yes)、論理回線14の確立が成功したと判定し、確立完了となる(ステップS1217)。
なお、ステップS1209において、メッセージ受信部521の確認の結果、s番目のシグナリング起点NEから論理回線確立応答メッセージを受信していない場合(ステップS1209:No)、および、S1215において、制御判定部512の確認の結果、t個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線確立応答メッセージを受信していない場合(ステップS1215:No)、ステップS1208へ移行し、制御処理部511は、制御タイマ513がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS1208)。
また、ステップS1211において、制御処理部511の確認の結果、ステップS1209で受信した論理回線確立応答メッセージが「失敗」の場合(ステップS1211:No)、制御処理部511は、論理回線14に関するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bのs番目のシグナリング起点NEのエントリの結果領域73に「失敗」として記載する(ステップS1213)。
また、ステップS1208において、制御処理部511の確認の結果、制御タイマ513がタイムアウトしている場合(ステップS1208:Yes)、制御処理部511は、論理回線14に関するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bにて、論理回線確立応答が来ていないシグナリング起点NEのエントリの結果領域73に「失敗」として記載し(ステップS1214)、制御判定部512は、論理回線14の確立が失敗したと判定する(ステップS1218)。
また、ステップS1216において、制御判定部512の確認の結果、t個すべてのシグナリング起点NEからの応答が成功でない場合(ステップS1216:No)、すなわち、1つでも論理回線確立に失敗したシグナリング区間がある場合、制御判定部512は、論理回線14の確立が失敗したと判定する(ステップS1218)。
論理回線14の確立が失敗した場合(ステップS1218)、経路決定部514は、確立に失敗したシグナリング区間の迂回経路を検索し決定する(ステップS1219)。ここでは、NE12−5を起点、NE12−7を終点とし、中継点が存在しない経路を発見したものとする。また、制御判定部512は、迂回経路にて再設定を行うシグナリング区間に関して、新たに設定するv個のシグナリング区間と各シグナリング区間のシグナリング起点NEを再度決定する(ステップS1219)。ここでは、再設定を行うシグナリング区間はシグナリング区間14−3の1つであり、NE12−5がシグナリング起点NEとなる。
代替の経路が見つかると、制御処理部511は、ステップS1203で生成した論理回線14に関するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bのうち、ステップS1218で失敗となったu(uは1以上t以下の整数)個のシグナリング区間以外の(t−u)個のシグナリング起点NEのエントリを削除し、残ったu個のエントリすべての応答の有無記憶領域72を「無」にし、結果領域73の値を初期化する(ステップS1220)。ここでは、制御処理部511は、NE12−1、NE12−3のエントリを削除し、NE12−5のエントリが「無」になる。また、制御処理部511は、シグナリング起点NE数記憶テーブル6の当該論理回線のエントリのシグナリング起点NE数記憶領域62の値をuに書きかえる。
制御処理部511は、各シグナリング起点NEに送信するu個の論理回線削除要求メッセージのメッセージペイロード3を生成し、送信先NEの情報とともにメッセージ処理部523に渡す(ステップS1221)。このとき、メッセージ識別子31は「論理回線削除要求」であり、論理回線識別子32はID−14である。また、送信先NEは、シグナリング起点NEであるNE12−5である。
メッセージ処理部523は、ステップS1221で受け取った情報を元に、u個のシグナリング起点NE宛のメッセージを生成する(ステップS1222)。ここでは、送信先NEをシグナリング起点NEであるNE12−5とし、メッセージ処理部523は、1個の論理回線削除要求メッセージを生成する。
メッセージ送信部522は、通信ポート53からu個(ここでは1個)のシグナリング起点NE(NE12−5)宛に、ステップS1222で生成されたメッセージ(論理回線削除要求メッセージ)を送信する(ステップS1223)。
このとき、制御処理部511は、制御タイマ513を起動する(ステップS1224)。
制御タイマ513が起動されると、制御処理部511は、制御タイマ513がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS1225)。
制御処理部511の確認の結果、制御タイマ513がタイムアウトしていない場合(ステップS1225:No)、メッセージ受信部521は、s番目のシグナリング起点NEから論理回線削除応答メッセージを受信したか否かを確認する(ステップS1226)。
メッセージ受信部521の確認の結果、論理回線削除応答メッセージを受信した場合(ステップS1226:Yes)、制御処理部511は、受信した論理回線削除応答メッセージが論理回線削除成功応答か否かを確認する(ステップS1227)。
制御処理部511の確認の結果、受信した論理回線削除応答メッセージが論理回線削除成功応答の場合(ステップS1227:Yes)、制御処理部511は、論理回線14に関するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bに、メッセージ送信元のs番目のシグナリング起点NEからのシグナリング応答が「有」として記載する(ステップS1228)。
制御判定部512は、シグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bを確認し、u個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線削除成功応答が「有」か否かを確認する(ステップS1229)。
制御判定部512は、確認の結果、u個すべてのシグナリング起点NEからの論理回線削除成功応答が「有」の場合(ステップS1229:Yes)、論理回線14の削除が成功したと判定し、削除完了となる(ステップS1230)。
なお、ステップS1226において、メッセージ受信部521の確認の結果、論理回線削除応答メッセージを受信していない場合(ステップS1226:No)、および、ステップS1229において、制御判定部512の確認の結果、u個すべてのシグナリング起点NEからの応答が「有」でない場合(ステップS1229:No)、ステップS1225へ移行し、制御処理部511は、制御タイマ513がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS1225)。
また、ステップS1225において、制御処理部511の確認の結果、制御タイマ513がタイムアウトしている場合(ステップS1225:Yes)、および、ステップS1227において、制御処理部511の確認の結果、受信した論理回線削除応答メッセージが論理回線削除成功応答でない場合(ステップS1227:No)、すなわち、1つでも論理回線削除に失敗したシグナリング区間がある場合、制御判定部512は、直ちに論理回線14の削除が失敗したと判定する(ステップS1231)。
失敗したシグナリング区間のNEの設定が解除されると、管理装置11では、ステップS1219で決定した代替経路の確立を指示する。
削除完了の場合(ステップS1230)、制御処理部511は、論理回線14に関するシグナリング起点NE応答結果記憶テーブル7Bのエントリを一度全て削除し、ステップS1219で決定したv個の新しいシグナリング起点NEのエントリを新たに追加する(ステップS1232)。ここでは、記載内容は下記のとおりである。
{シグナリング起点NE識別子領域71,応答の有無記憶領域72,結果領域73}
={NE12−5,無,―}
また、制御処理部511は、シグナリング起点NE数記憶テーブル6の当該論理回線のエントリのシグナリング起点NE数記憶領域62の値をvに書きかえる(ステップS1232)。
制御処理部511は、各シグナリング起点NEに送信するv個の論理回線確立要求メッセージのメッセージペイロード3を生成し、送信先NEの情報とともにメッセージ処理部523に渡す(ステップS1233)。このとき、メッセージ識別子31は「論理回線確立要求」であり、論理回線識別子32はID−14である。送信先NEは、シグナリング起点NEであるNE12−5である。また、経路情報33は次のような情報を持つ。
NE識別子3311−1:NE12−5
設定情報3312−1:リンク13−4−5からの回線はリンク13−5−7へ切替
NE識別子3311−2:NE12−7
設定情報3312−2:リンク13−5−7からの回線を終端する
メッセージ処理部523は、ステップS1233で制御処理部511より受け取った情報を元に、v個のシグナリング起点NE宛のメッセージを生成する(ステップS1234)。ここでは、送信先NEをシグナリング起点NEであるNE12−5とし、メッセージ処理部523は、1個の論理回線確立要求メッセージを生成する。
メッセージ送信部522は、通信ポート53からv個(ここでは1個)のシグナリング起点NE(NE12−5)宛に、ステップS1234で生成されたメッセージ(論理回線確立要求メッセージ)を送信する(ステップS1235)。以降の動作は、ステップS1207(図18参照)以降の動作と同様である。
なお、本実施の形態では、論理回線が確立成功するまで論理回線削除と論理回線確立指示を繰り返す仕組みになっているが、試行回数の上限を決めてもよい。
また、ここでは、再設定したシグナリング起点NEは、最初に選択して設定に失敗したシグナリング起点NEと同じもののみ、すなわち、NE12−5としたが、代替経路上のNEの台数が多い場合には、適宜シグナリング起点NEを追加してもよい。
また、複数の隣り合うシグナリング区間において同時に設定に失敗した場合は、これらシグナリング区間の境界となるシグナリング起点NEが異なるものになるような経路を選択してもよい。すなわち、仮にシグナリング区間14−2と14−3とで同時に設定に失敗した場合は、NE12−3とNE12−7の間の経路としてNE12−3、NE12−8、NE12−6、NE12−7を選択し、新たなシグナリング起点NEをNE12−3とNE12−6としてもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、実施の形態1と同様、次のような効果が得られる。大規模なネットワークにおいて論理回線を確立する際、管理装置11が、論理回線14を複数のシグナリング区間に分割した各シグナリング区間の起点となるNEに論理回線確立指示を出し、その論理回線14の確立応答の結果をシグナリング区間ごとに管理することとした。これにより、複数のシグナリング起点NEが並列にシグナリングを行い、管理装置11の処理負荷やDCNの通信負荷を軽減すると同時に、高速に論理回線の確立を行なうことが可能となる。
さらに、実施の形態1では、一部のシグナリング区間でNEの設定に失敗した場合全シグナリング区間において設定を解除するだけであったが、本実施の形態では、管理装置11が、論理回線確立が成功か失敗かという結果を区間ごとに管理することで、一部のシグナリング区間において論理回線確立に失敗した場合に、当該区間において管理装置11が別の経路を探索し、その区間のみを再設定することとした。これにより、論理回線確立をより高速化できると同時に、論理回線確立の成功率を高め信頼性を向上することができるという効果が得られる。
実施の形態3.
実施の形態2では、論理回線確立の高速化並びに信頼性向上を図るため、論理回線14を確立する際、管理装置11が、論理回線14を複数のシグナリング区間に分割して論理回線確立要求を出すと同時に、論理回線確立応答結果をシグナリング区間ごとに管理することで、一部のシグナリング区間において論理回線14の確立に失敗した場合、論理回線14の確立に失敗した一部のシグナリング区間についてのみ、管理装置11が、経路の再探索およびシグナリングを行った。
本実施の形態では、NEが迂回経路を探索する機能を持つことにより、一部のシグナリング区間において論理回線14の確立に失敗した場合、自律的に当該シグナリング区間のみの経路探索およびシグナリングを行なう。実施の形態2と異なる部分について説明する。
まず、本実施の形態のNEの構成について説明する。図21は、本実施の形態のNEの構成例を示す図である。NEは、装置制御部41と、論理回線制御部42aと、監視制御通信部43と、通信ポート44−1、44−2、…、44−kと、を備える。論理回線制御部42aは、論理回線の確立、削除等の制御を行なう。
論理回線制御部42aは、制御処理部421と、制御判定部422と、制御タイマ423と、制御内容記憶部424と、迂回経路探索部425と、を備える。迂回経路探索部425は、NEがシグナリング起点NEである場合、自NEがシグナリング起点NEとなるシグナリング区間において論理回線確立に失敗した際に、当該シグナリング区間の迂回経路を探索する。
つづいて、本実施の形態の通信システムにおいて論理回線14を確立する動作について説明する。図22は、本実施の形態の通信システムにおいて、あるNEで装置の設定に失敗した場合の動作概要を示すシーケンス図である。本実施の形態の通信システムの動作概要を示すものである。各メッセージの構成は図17のものと同様である。
本実施の形態の通信システムは、実施の形態1,2と同様、論理回線を確立する際に管理装置11が論理回線14の経路を決定し、シグナリングによって論理回線14上のNEの設定を行うような通信システムに適用する。実施の形態2では、一部のシグナリング区間でNEの設定に失敗した場合、当該区間において管理装置11が別の経路を探索し、その区間のみを再設定するものであったが、本実施の形態では、NEが当該区間の経路の再探索および再設定を自律的に行うことで、より高速化できると同時に管理装置11の処理負荷やDCN15の通信負荷を軽減することが可能である。
図22のシーケンス図において、まず、ネットワーク12内でNE12−1を起点、NE12−7を終点とし、順にNE12−2、NE12−3、NE12−4、NE12−5、NE12−6、を経由する論理回線14を確立する際に、NE12−6でNE設定に失敗し、NE12−1を起点、NE12−7を終点とし、順にNE12−2、NE12−3、NE12−4、NE12−5を経由する経路で論理回線14を設定しなおす場合を例に、動作の概要を説明する。
管理装置11は、シグナリング区間としてシグナリング区間14−1、14−2、14−3を、各シグナリング区間のシグナリング起点NEとしてNE12−1、NE12−3、NE12−5を選択する。管理装置11は、選択したシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3、NE12−5に対して、論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3を送信する。
論理回線確立要求メッセージM201−1、M201−2、M201−3をそれぞれ受信したNE12−1、NE12−3、NE12−5は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれNE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3を送信する。
NE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、ほぼ同時に論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−3、NE12−5、NE12−7にそれぞれNE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3を送信する。
NE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3をそれぞれ受信したNE12−3、NE12−5、NE12−7は、受信したNE設定要求メッセージM203−1、M203−2、M203−3の設定情報3312−3に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−3、NE12−5、NE12−7は、NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−2、M204−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−2、NE12−4、NE12−6にそれぞれ送信する。
NE設定完了応答メッセージM204−1、M204−2、M204−3をそれぞれ受信したNE12−2、NE12−4、NE12−6は、先に受信したNE設定要求メッセージM202−1、M202−2、M202−3の設定情報3312−2に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−2、NE12−4は、NE設定完了応答メッセージM205−1、M205−2を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−1、NE12−3にそれぞれ送信する。
ここで、NE12−6で設定に失敗すると、NE12−6は、NE設定完了応答メッセージM205−3ではなく、NE設定失敗応答メッセージM205−5を上流のNEであるNE12−5に送信する。
NE設定完了応答メッセージM205−1を受信したNE12−1は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−1の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定を行う。NE設定完了応答メッセージM205−2を受信したNE12−3は、先に受信した論理回線確立要求メッセージM201−2の設定情報3312−1に基づいて自装置の設定が行われていることを確認する。
シグナリング区間において設定が正常に完了したシグナリング起点NEであるNE12−1、NE12−3は、自装置の設定を確認すると、管理装置11に対して、論理回線確立成功応答メッセージM206−1、M206−2を送信する。
ここで、設定に失敗したNE12−6からNE設定失敗応答メッセージM205−5を受信したシグナリング起点NEであるNE12−5は、当該シグナリング区間14−3において、別の経路を探索する。ここでは、NE12−5を始点、NE12−7を終点とし、中継NEが存在しない経路を発見したものとする。
代替の経路を発見すると、シグナリング起点NEであるNE12−5は、当該シグナリング区間14−3においてのみ、途中まで設定した各NEの設定を設定前の状態に戻すため、論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−6に対して、NE設定解除要求メッセージM208−3を送信する。
NE設定解除要求メッセージM208−3を受信したNE12−6は、論理回線14上で自NEの下流に位置するNE12−7にNE設定解除要求メッセージM209−3を送信する。
各NEにおける設定を解除する場合は、設定の場合と同様、各シグナリング区間において下流側のNEから設定が変更されていく。
NE12−7は、受信したNE設定解除要求メッセージM209−3に基づいて自装置の設定の解除を行う。
設定の解除を行うと、NE12−7は、NE設定解除成功応答メッセージM210−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−6に送信する。
NE設定解除成功応答メッセージM210−3を受信したNE12−6は、先に受信したNE設定解除要求メッセージM208−3に基づいて自装置の設定の解除を行う。
設定の解除を行うと、NE12−6は、NE設定解除成功応答メッセージM211−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−5に送信する。なお、NE12−7およびNE12−6は、装置の設定の解除に失敗した場合、NE設定解除失敗応答メッセージを送信する。
下流のNE12−6からNE設定解除の結果に関するメッセージを受信したシグナリング起点NEのNE12−5は、受信したメッセージがNE設定解除成功応答メッセージの場合、自装置の設定の解除を行う。
つぎに、NE12−5は、新たに探索した代替経路の経路情報を含んだNE設定要求メッセージM214−3を、新たな経路上において下流のNEとなるNE12−7に送信する。
NE設定要求メッセージM214−3を受信したNE12−7は、受信したNE設定要求メッセージM214−3の設定情報3312−2に基づいて自装置の設定を行う。
設定が完了すると、NE12−7は、NE設定完了応答メッセージM215−3を論理回線14上で自NEの上流に位置するNE12−5に送信する。
NE設定完了応答メッセージM215−3を受信したNE12−5は、自装置の設定を行う。
つづいて、以上で説明した論理回線14を確立する動作において、NEにかかる動作の詳細をフローチャートに基づいて説明する。図23は、本実施の形態においてNEが管理装置11より論理回線確立要求メッセージを受信した場合に、下流のNEにNE設定を要求するシグナリング起点NEの動作を示すフローチャートである。図13に示すフローチャートのステップS914の動作後、ステップS915の動作へ移行する前に、図23のフローチャートの動作を挿入する。ここでは、シグナリング起点NEとして、NE12−5を例に説明する。
論理回線14がNE12−1、NE12−2、NE12−3、NE12−4、NE12−5、NE12−6、NE12−7の経路で正常に確立された場合のNEの動作は実施の形態1と同様である。
論理回線14の確立に失敗した場合、すなわち、図13において論理回線確立失敗と判定された場合(ステップS914)、本実施の形態では、ステップS915に移行することなく、図23のステップS918へ移行し、シグナリング起点NEであるNE12−5において、迂回経路探索部425は、論理回線確立に失敗したシグナリング区間14−3の迂回経路を探索し決定する(ステップS918)。ここでは、NE12−5を起点、NE12−7を終点とし、中継点が存在しない経路に決定したものとする。
迂回経路が見つかると、制御処理部421は、制御内容記憶部424に自NEの設定情報として設定解除状態を記憶する(ステップS919)。
制御処理部421は、ステップS901で受信した論理回線確立要求メッセージM201−3に記載の経路情報33から次の宛先NEを判定し、NE設定解除要求メッセージのメッセージペイロード3を生成してメッセージ処理部433に渡す(ステップS920)。ここでは、次の宛先NEはNE12−6であり、経路情報33として、経路上のすべてのNEの設定情報3312−iは「設定解除状態」となる。
メッセージ処理部433は、ステップS920で制御処理部421より受け取った情報を元に、次の宛先であるNE12−6へのNE設定解除要求メッセージを生成する(ステップS921)。
メッセージ送信部432は、ステップS921で生成されたNE設定解除要求メッセージをNE12−6に接続されている通信ポート44−d(1≦d≦k)から送信する(ステップS922)。
このとき、制御処理部421は、制御タイマ423を起動する(ステップS923)。
制御タイマ423が起動されると、制御処理部421は、制御タイマ423がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS924)。
制御処理部421の確認の結果、制御タイマ423がタイムアウトしていない場合(ステップS924:No)、メッセージ受信部431は、下流のNEからNE設定解除応答メッセージを受信したか否かを確認する(ステップS925)。
メッセージ受信部431の確認の結果、NE設定解除応答メッセージを受信していない場合(ステップS925:No)、ステップS924に戻り、制御処理部421は、制御タイマ423がタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS924)。
メッセージ受信部431の確認の結果、NE設定解除応答メッセージを受信した場合(ステップS925:Yes)、制御処理部421が、ステップS925でメッセージ受信部431が受信したNE設定解除応答メッセージがNE設定解除完了応答か否かを確認する(ステップS926)。
制御処理部421の確認の結果、受信したメッセージがNE設定解除完了応答である場合(ステップS926:Yes)、装置制御部41は、ステップS919で記憶した設定情報に基づいて自NEの装置を設定済みか否かを確認する(ステップS927)。
装置制御部41の確認の結果、設定済みでない場合(ステップS927:No)、装置制御部41は、ステップS919で制御内容記憶部424に記憶した設定情報に基づいて自NEの装置を設定する(ステップS928)。なお、装置制御部41の確認の結果、設定済みの場合(ステップS927:Yes)、装置制御部41は、ステップS928の処理を省略する。
装置制御部41は、自NEの装置の設定が成功したか否かを確認する(ステップS929)。装置制御部41の確認の結果、成功の場合(ステップS929:Yes)、制御処理部421は、ステップS918で決定した迂回経路の情報を元に、制御内容記憶部424に自NEの設定情報を記憶する(ステップS930)。
さらに、ステップS918で決定した迂回経路の情報を元に、制御処理部421は、次の宛先NEを判定するとともに、NE設定要求メッセージのメッセージペイロード3を生成してメッセージ処理部433に渡す(ステップS932)。ここでは、メッセージ識別子31は「NE設定要求」であり、論理回線識別子32はID−14である。宛先NEはNE12−7である。また、経路情報33は次のような情報を持つ。
NE識別子3311−1:NE12−5
設定情報3312−1:リンク13−4−5からの回線はリンク13−5−7へ切替
NE識別子3311−2:NE12−7
設定情報3312−2:リンク13−5−7からの回線を終端する
以降は、図13に示すステップS904の動作へ移行する。
なお、ステップS924において、制御処理部421の確認の結果、制御タイマ423がタイムアウトしている場合(ステップS924:Yes)、ステップS926において、制御処理部421の確認の結果、ステップS925で受信したメッセージがNE設定解除完了応答でない場合(ステップS926:No)、および、ステップS929において、装置制御部41の確認の結果、装置制御部41が自NEの装置の設定に失敗した場合(ステップS929:No)、制御判定部422は、直ちに論理回路削除失敗と判定する(ステップS931)。
以降は、図13に示すステップS915の動作へ移行する。
以上説明したように、本実施の形態では、実施の形態2と同様、次のような効果が得られる。大規模なネットワークにおいて論理回線を確立する際、管理装置11が、論理回線14を複数のシグナリング区間に分割した各シグナリング区間の起点となるNEに論理回線確立指示を出し、その論理回線14の確立応答の有無をシグナリング区間ごとに管理することとした。これにより、複数のシグナリング起点NEが並列にシグナリングを行い、管理装置11の処理負荷やDCNの通信負荷を軽減すると同時に、高速に論理回線の確立を行なうことが可能となる。
さらに、実施の形態2は、管理装置11が、論理回線確立が成功か失敗かという結果を区間ごとに管理することで、一部のシグナリング区間において論理回線確立に失敗した場合に、当該区間において、管理装置11が、別の経路を探索してその区間のみを再設定し、論理回線確立をより高速化できると同時に論理回線確立の成功率を高め信頼性を向上するものであったが、本実施の形態では、各シグナリング起点NEが、自NEが起点となるシグナリング区間の論理回線確立結果を保持し、迂回経路計算機能を持つことで当該区間において論理回線確立に失敗した場合に自律的に当該シグナリング区間のみの経路探索およびシグナリングを行なう。これにより、一部のシグナリング区間において論理回線確立に失敗した場合にも、さらに高速かつ管理装置の処理負荷やDCNの通信負荷を抑止しながら論理回線確立の成功率を高め信頼性を向上するという効果が得られる。