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JP2014060094A - 放電灯の駆動装置及び駆動方法、光源装置、並びにプロジェクター - Google Patents

放電灯の駆動装置及び駆動方法、光源装置、並びにプロジェクター Download PDF

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JP2014060094A
JP2014060094A JP2012205347A JP2012205347A JP2014060094A JP 2014060094 A JP2014060094 A JP 2014060094A JP 2012205347 A JP2012205347 A JP 2012205347A JP 2012205347 A JP2012205347 A JP 2012205347A JP 2014060094 A JP2014060094 A JP 2014060094A
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Satoshi Kito
聡 鬼頭
Junichi Suzuki
淳一 鈴木
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】放電灯の長寿命化を図りつつ、黒化や失透を抑制する。
【解決手段】光源装置1は、一対の電極610、710を有する放電灯500と、駆動装置200を備える。駆動装置200は一対の電極610、710に電極間電流を供給する供給部30と、制御部33とを備える。制御部33は、低周波駆動において、電極間電流が正極性となる第1状態、電極間電流が負極性となる第2状態、第1状態と第2状態との間の状態遷移の途中に設けられ電極間電流が一定の大きさとなる第3状態となるように供給部30を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、一対の電極間の放電により点灯する放電灯の駆動技術に関する。
プロジェクターなどの画像表示装置の光源として、高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電灯が使用されている。この放電灯は、例えば、高周波数の交流電流を供給する駆動方法により駆動される。この駆動方法によれば、放電の安定性が得られ、放電灯本体のいわゆる黒化や失透等を防止することができ、放電灯の寿命の低下を抑制することができる(例えば特許文献1)。
放電灯の別の駆動方法としては、低周波数で、波形が矩形状をなす交流電流を供給する駆動方法もある。この駆動方法によれば、放電灯が点灯している際、一対の電極の先端部に突起が形成され成長するので、電極間が狭い状態を維持することができる(例えば特許文献2)。
特開2007−115534号公報 特開2010−114064号公報
しかしながら、高周波数の交流電流を供給する駆動方法では、放電灯が点灯している際に一対の電極間に生じるアーク放電により電極が高温になって、電極が溶融して電極間の距離が徐々に広がり、放電灯の寿命が短くなるといった問題があった。一方、低周波数の交流電流を供給する駆動方法によれば、放電灯本体の黒化や失透等により光量が低下し、放電灯の寿命が短くなるといった問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、高周波駆動と低周波駆動とを組み合わせた場合に、放電灯の寿命を長くしつつ、黒化や失透を抑制することを解決課題とする。
本発明に係る駆動装置の一態様は、放電媒体が封入された空洞部内に配置された第1電極と第2電極とを有する放電灯を駆動するものであって、前記駆動装置は、前記第1電極と前記第2電極との間に第1交流電流を供給し、前記第1交流電流は、電流値が一定の第1電流値である第1区間と、電流値が一定の第2電流値である第2区間と、を含み、前記第1区間と前記第2区間とが、交互に繰り返し設定され、前記第1区間と前記第2区間との間に設けられ、電流値が一定、かつ、前記第1電流値と前記第2電流値との間の電流値である第3電流値の第3区間と、前記第2区間と前記第1区間との間に設けられ、電流値が前記第3電流値である第4区間と、を含むことを特徴とする。
電極間距離は、電極の突起が成長することによって短くなり、成長速度には電極の温度変化が影響する。交流電流に第3区間及び第4区間を設けると、第1区間及び第2区間において高温となった電極が、第3区間及び第4区間で冷やされ、若干固まる傾向にある。融解した状態が継続するよりも、温度変化によって粘度が小さい状態(高温)と粘度が大きい状態(低温)とを繰り返すことによって、突起が早く成長する。駆動装置の一態様によれば、第3区間及び第4区間を含む交流電流を生成するので、第1区間及び第2区間のみからなる交流電流を生成する場合と比較して、突起の成長速度を早めることができる。
上述した駆動装置の一態様において、前記第1電極と前記第2電極との間に第2交流電流を供給し、前記第2交流電流は、前記第1区間と前記第2区間と前記第3区間と前記第4区間と、を含み、前記第1交流電流は、1kHz以下の周波数であり、前記第2交流電流は、1kHzより高い周波数であり、前記第1交流電流と前記第2交流電流とが、交互に繰り返し設定されていることが好ましい。
この発明の一態様によれば、低周波の第1交流電流と高周波の第2交流電流とを交互に繰り返す。この場合、低周波の第1交流電流において、第3区間及び第4区間を設けると、温度変化によって粘度が小さい状態(高温)と粘度が大きい状態(低温)とを繰り返すことによって、突起が早く成長するから、低周波駆動の期間を短くすることができる。この結果、高周波駆動の期間の割合を大きくして、黒化や失透明を抑制しつつ、放電灯の寿命を延ばすことができる。
上述した駆動装置の一態様において、前記第1交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第1期間であり、前記第2交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第2期間であり、前記第1期間が前記第2期間よりも長いが好ましい。この発明の一態様によれば、低周波駆動の第3区間及び第4区間が、高周波駆動の第3区間及び第4区間よりも長いので、低周波駆動において突起の成長速度を早め、低周波駆動を短い時間で終了させることが可能となる。この結果、高周波駆動の期間の割合を大きくして、黒化や失透明を抑制しつつ、放電灯の寿命を延ばすことができる。
上述した駆動装置の一態様において、さらに前記第1交流電流よりも振幅が小さく、かつ、前記第1区間と前記第2区間と前記第3区間と前記第4区間と、を含む第3交流電流と、前記第2交流電流よりも振幅が小さい第4交流電流と、を供給し、前記第1交流電流と前記第2交流電流とが交互に繰り返し設定される定格期間の前に、前記第3交流電流と前記第4交流電流とが交互に繰り返し設定される低電力期間が設定され、前記第1交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第1期間であり、前記第3交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第3期間であり、前記第3期間が前記第1期間よりも長いことを特徴とする。
低電力期間では定格期間よりも黒化や失透が問題となるが、この発明の一態様によれば、低電力期間の低周波駆動となる第3交流電流の第3期間が、定格期間の低周波駆動となる第1交流電流の第1期間と比較して長くなるので、突起の成長速度をより一層早めることができる。この結果、低電力状態における黒化や失透を抑制して放電灯の寿命を延ばすことができる。
上述した駆動装置の一態様において、前記第1電極と前記第2電極との間に第2交流電流を供給し、前記第2交流電流は、前記第1区間と前記第2区間とが、交互に繰り返し設定され、前記第1交流電流は、1kHz以下の周波数であり、前記第2交流電流は、1kHzより高い周波数であり、前記第1交流電流と前記第2交流電流とが、交互に繰り返し設定されていることが好ましい。この場合は、低周波駆動の第1交流電流にのみ第3区間と第4区間を設けて突起の成長を加速させる一方、高周波駆動の第2交流電流においては、2値の直流交番電流によって駆動することができる。
上述した駆動装置の一態様において、前記第3電流値がゼロであることが好ましい。この場合には、第1電極及び第2電極に大きな温度変化を付与することができるので、効率良く突起を成長させ、低周波駆動を短時間で終了させることができる。
次に、本発明に係る光電装置の一態様は、上述した駆動装置と、放電媒体が封入された空洞部内に配置された第1電極と第2電極とを有する放電灯とを備えたことを特徴とする。この光源装置の一態様によれば、放電灯の長寿命化を図りつつ、黒化や失透を抑制して、装置の信頼性を向上させることができる。
次に、本発明に係るプロジェクターの一態様は、上述した光源装置と、前記放電灯から射出した光を画像情報に基づいて変調する変調装置と、前記変調装置により変調された光を投射する投射装置と、を備えたことを特徴とする。このプロジェクターの一態様によれば、放電灯の長寿命化を図りつつ黒化や失透を抑制するので、長時間、安定した画像を表示することができる。
次に、本発明に係る放電灯の駆動方法の一態様は、放電媒体が封入された空洞部内に配置された第1電極と第2電極とを有する放電灯を駆動する方法であって、前記第1電極と前記第2電極との間に第1交流電流を供給し、前記第1交流電流は、電流値が一定の第1電流値である第1区間と、電流値が一定の第2電流値である第2区間と、を含み、前記第1区間と前記第2区間とが、交互に繰り返し設定され、前記第1区間と前記第2区間との間に設けられ、電流値が一定、かつ、前記第1電流値と前記第2電流値との間の電流値である第3電流値の第3区間と、前記第2区間と前記第1区間との間に設けられ、電流値が前記第3電流値である第4区間と、を含むように制御することを特徴とする。
この駆動方法の一態様によれば、第3区間及び第4区間を含む交流電流を生成するので、温度変化によって粘度が小さい状態(高温)と粘度が大きい状態(低温)とを繰り返すことによって、突起が早く成長する。このため、第1区間及び第2区間のみからなる交流電流を生成する場合と比較して、突起の成長速度を早めることができる。
また、上述した放電灯の駆動方法の一態様において、前記第1電極と前記第2電極との間に第2交流電流を供給し、前記第2交流電流は、前記第1区間と前記第2区間と前記第3区間と前記第4区間と、を含み、前記第1交流電流は、1kHz以下の周波数であり、前記第2交流電流は、1kHzより高い周波数であり、前記第1交流電流と前記第2交流電流とが、交互に繰り返し設定され、前記第1交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第1期間であり、前記第2交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第2期間であり、前記第1期間が前記第2期間よりも長いことが好ましい。
この駆動方法の一態様では、低周波の第1交流電流と高周波の第2交流電流とを交互に繰り返す。この場合、低周波の第1交流電流の第3区間及び第4区間は、高周波の第2交流電流の第3区間及び第4区間より長い。したがって、第1交流電流によって、突起が早く成長するから、低周波駆動の期間を短くすることができる。この結果、高周波駆動の期間の割合を大きくして、黒化や失透明を抑制しつつ、放電灯の寿命を延ばすことができる。
第1実施形態に係る光源装置を示す図である。 同光源装置における放電灯の要部断面図である。 同光源装置に用いる駆動装置の電気的な構成を示す図である。 同光源装置における組み合わせ駆動の概要を示す図である。 同光源装置における組み合わせ駆動処理の内容を示すフローチャートである。 同光源装置における組み合わせ駆動の電極間電流の波形を示す図である。 低周波駆動における突起の成長を示す図である。 同実施形態の実施例と比較例との計測結果を示すブラフである。 第2実施形態に係る光源装置における組み合わせ駆動の電極間電流の波形を示す図である。 同光源装置の組み合わせ駆動の電極間電流の波形を示す図である。 同実施形態の実施例と比較例1及び比較例2との計測結果を示すブラフである。 変形例に係る低周波駆動の電極間電流の波形を示す図である。 同光源装置を用いたプロジェクターを示す図である。 同プロジェクターの光学的な構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。まず、発明の実施形態に係る放電灯の駆動方法が適用される光源装置について説明する。
<第1実施形態>
図1は、光源装置の構造の一例を示す図である。この図に示されるように、光源装置1は、放電灯500を有する光源ユニット110と、放電灯500を駆動する駆動装置200とを有する。放電灯500は、駆動装置200から電力の供給を受けて放電して、光を放射する。
光源ユニット110は、放電灯500と、凹状の反射面を有する主反射鏡112と、出射光をほぼ平行光にする平行化レンズ114とを含む。主反射鏡112と放電灯500とは、接着材116により接着されている。また、主反射鏡112は、放電灯500側の面(内面)が反射面となっており、この反射面は、図示の構成では、回転楕円面をなしている。
なお、主反射鏡112の反射面の形状は、回転楕円面に限定されず、例えば回転放物面等としても良い。主反射鏡112の反射面が回転放物面である場合は、放電灯500の発光部を回転放物面のいわゆる焦点に配置すれば、平行化レンズ114を省略することができる。
放電灯500は、放電灯本体510と、凹状の反射面を有する副反射鏡520とを備え。放電灯本体510と副反射鏡520とは、副反射鏡520が主反射鏡112に向かい合って配置されるとともに、上記凹状の反射面が放電灯本体510との間に所定の間隔をおいて配置されるように接着材522により接着されている。また、副反射鏡520は、放電灯500側の内面が反射面となっており、この反射面は、図示の構成では、球面をなしている。
放電灯本体510の中央部は、放電媒体が封入された状態で密閉された空洞部512となっている。放電灯本体510には、光透過性を有する材料、例えば、石英ガラス等や、光透過性セラミックスなどが材料が用いられる。また、放電媒体とは、例えば放電開始用ガスや、発光に寄与するガスなどであり、このうち、放電開始用ガスとしては、例えばネオン、アルゴン、キセノン等の希ガス等が挙げられ、また、発光に寄与するガスとしては、例えば水銀、ハロゲン化金属の気化物等が挙げられる。
放電灯本体510には、一対の電極610、710と、一対の導電性を有する接続部材620、720と、一対の電極端子630、730とが設けられている。電極610、710は、空洞部512に取り付けられている。詳細には、各電極610、710の先端部は、放電灯本体510の空洞部512において、互いに所定距離離間し、互いに対向するように取り付けられている。このうち、電極(第1電極)610と電極端子630とは、接続部材620により互い電気的に接続されている。同様に、電極(第2電極)710と電極端子730とは、接続部材720により互いに電気的に接続されている。電極端子630、730は、それぞれ駆動装置200の出力端子に接続されている。
駆動装置200は、電極端子630、730に対し、後述する交流電流(交流電力)を供給する。このため、電極端子630に接続部材620を介して接続された電極610と、電極端子730に接続部材720を介して接続された電極710とにあっては、電位が相対的に高くなる正極と、相対的に低くなる負極とで交互に極性が切り替わる。
電極端子630、730に交流電流が供給されると、空洞部512内にあって電極610、710の先端部の間でアーク放電が生じ、放電媒体が発光する。アーク放電により発生した光は、アークの発生位置(放電位置)から全方向に向かって放射されるが、当該放射光のうち、電極710の方向に放射された光は、副反射鏡520によって主反射鏡112に向かって反射する。このため、電極710の方向に放射される光を有効に利用することができる。
なお、本実施形態において、放電灯500は、副反射鏡520を備えているが、放電灯500は副反射鏡520を備えていない構成であっても良い。
図2は、放電灯500の要部断面図の一例である。なお、図2では、図1における副反射鏡520が省略されている。
図2に示されるように、電極610は、芯棒612と、コイル部614と、本体部616とを有している。この電極610は、放電灯本体510内への封入前の段階において、芯棒612に電極材の線材を巻き付けてコイル部614を形成し、形成されたコイル部614を加熱・溶融することにより形成される。これにより、電極610の先端側には、熱容量が大きい本体部616が形成される。電極710についても、芯棒712と、コイル部714と、本体部716とを有しており、電極610と同様に形成される。
なお、各電極610、710の構成材料としては、例えば、タングステン等の高融点金属材料等が挙げられる。
放電灯500を1度も点灯させていない状態では、本体部616、716には、突起618、718は形成されていないが、後述するように放電灯500をアーク放電ARによって1度でも点灯させると、本体部616、716の先端部に、それぞれ突起618、718が形成される。この突起618、718は、放電灯500の点灯中維持されるとともに、また、消灯後も維持される。
図3は、光源装置1、特に駆動装置200の電気的な構成を示す図の一例である。この図に示されるように、駆動装置200は、交流電流を放電灯500に供給する供給部30と、供給部30を制御する制御部33と、放電灯500の電極間電圧を測定する電圧計35とを備える。
また、供給部30は、定電流源31とブリッジ接続されたスイッチSw1〜Sw4とを備える。定電流源31は、その正極出力端(+)から負極出力端(−)に戻ってくる電流値が制御部33から指定された値で一定となるように制御するものである。
スイッチSw1〜Sw4は、それぞれ制御部33によってオン(閉成)状態、オフ(開放)状態が制御されるものであり、このうち、スイッチSw1、Sw4が組をなして同一状態に制御され、同様にスイッチSw2、Sw3が組をなして同一状態に制御される。ただし、スイッチSw1、Sw4の組と、スイッチSw2、Sw3の組とが同時にオン状態とはならずに、互いに排他的にオン状態になるように制御される。
スイッチSw1は、定電流源31の正極出力端(+)と放電灯500の電極端子630との間に電気的に介挿され、スイッチSw2は、電極端子630と定電流源31の負極出力端(−)との間に電気的に介挿されている。スイッチSw3は、定電流源31の正極出力端(+)と放電灯500の電極端子730との間に電気的に介挿され、スイッチSw4は、電極端子730と定電流源31の負極出力端(−)との間に電気的に介挿されている。
電圧計35は、定電流源31の正極出力端(+)と負極出力端(−)と間の電圧を測定して、その測定値を制御部33に供給する。
この駆動装置200において、制御部33によってスイッチSw1、Sw4の組がオン状態に制御されるとともに、スイッチSw2、Sw3の組がオフ状態に制御されたとき、定電流が、電極端子630から電極端子730に向かって流れる(第1状態)。反対に、スイッチSw1、Sw4の組がオフ状態に制御されるとともに、スイッチSw2、Sw3の組がオン状態に制御されたとき、定電流が電極端子730から電極端子630に向かって流れる(第2状態)。このため、制御部33がスイッチSw1、Sw4の組とスイッチSw2、Sw3の組とに対するオン、オフ状態を交互に切り替えると、電極610、710の間に交流の電極間電流が流れるとともに、オン、オフ状態の切り替え周期を短くすると、当該交流の周波数が高くなることになる。
なお、本説明において、電極610、710の間に流れる電流(または電圧)については、電極610から電極710に向かって流れる場合を正の値(正極性)とし、反対に電極710から電極610に向かって流れる場合を負の値(負極性)とする。ただし、電圧計35で測定される電圧は、電極610、710に流れる電流の方向にかかわらず、電極610、710の間の電圧の絶対値(正値)である。
また、本実施形態では、正極性で第1所定値の電極間電流を流す状態を第1状態、負極性で第2所定値の電極間電流を流す状態を第2状態としたとき、第1状態と第2状態との間の状態遷移の途中に、電極間電流をゼロとする第3状態を設ける。第3状態ではスイッチSw1、Sw2、Sw3及びSw4を全てオフ状態とする。特に、低周波駆動においては、低周波駆動の期間を短くする観点から、後述するように第3状態の期間を定めている。
駆動装置200から放電灯500に供給される交流電流について説明する。本実施形態においては、所定周波数以上の交流電流を放電灯500に供給する高周波駆動と、所定周波数未満の低周波電流を放電灯500に供給する低周波駆動とを組み合わせて放電灯500を駆動させる。即ち、図4に示すように組み合わせ駆動では高周波駆動と低周波駆動とを交互に繰り返す。
高周波駆動によれば、上述したように放電の安定性が得られるほか、電極610、710を含む放電灯500での温度変化が小さいため、黒化を抑制・回復するための化学反応が安定的となり、黒化や、それに伴う失透等を防止することができる。このため、放電灯の寿命の低下が抑制される。
ただし、高周波駆動では、電極610、710の間で発生するアーク放電のために、当該電極610、710が高温になって溶融するので、電極間の距離が徐々に広がってくる。電極間の距離が広がると、光の利用効率が低下するだけでなく、電極間のインピーダンスが変化して、無効電力が増加する結果、効率が低下するなどの問題が発生する。
一方、交流電流を放電灯500に供給する低周波駆動によれば、放電灯が点灯している際、電極610、710の先端に突起が形成されるとともに、溶融と凝固との繰り返しによって当該突起が成長するので、電極間が狭い状態を維持することができる。
ただし、低周波電流を放電灯500に供給する駆動方法では、放電灯500での温度変化が大きいため、黒化を抑制するための化学反応が不安定的となり、黒化や失透等が生じて放電量の寿命が低下する、という問題がある。
そこで、本実施形態では、図4に示されるように、高周波駆動と低周波駆動とを組み合わせて交互に切り替える組み合わせ駆動を採用する。
詳細には、第1に、電極610、710の間の電圧に上限値Vmax及び下限値Vminを予め設定しておく。上述したように、駆動装置200は、電極610、710には定電流を流すので電極間距離が広くなるにつれて、電極610、710の間の電圧が高くなる。このため、電極間電圧は、電極610、710の距離を示すことになる。
第2に、例えば高周波の電極間電流を供給しつつ、電極間電圧を測定し、当該測定電圧が上限値Vmaxに達したとき、高周波駆動から低周波駆動に切り替える。なお、低周波駆動に切り替えると、図4に示されるように、電極間電圧が低下して、電極間距離が次第に狭まる。一方で、黒化が発生するのは避けられない。
第3に、測定した電圧が下限値Vminに達したとき、低周波駆動から高周波駆動に切り替える。なお、高周波駆動に切り替えると、同図に示されるように、電極間電圧が徐々に上昇して、電極間距離が徐々に広がる、一方で、低周波駆動で発生した黒化は、上記化学反応によって回復する場合がある。
この組み合わせ駆動によれば、電極間距離が、電極間電圧の下限値Vminに相当する距離から上限値Vmaxに相当する距離までの範囲に保たれるとともに、高周波駆動のときには、黒化が発生しないだけなく、低周波の電極間電流が供給されているときに発生した黒化も回復する場合もある。このため、電極間距離の維持と黒化の防止との両立を図ることができる。なお、高周波駆動と低周波駆動との境界となる所定周波数は、電極間距離を所定範囲内に保ち、黒化を抑制する観点から決定すればよく、この例では1kHzを採用する。また、低周波駆動の周波数は10Hz以上1kHz未満が好ましく、高周波駆動の周波数は1kHz以上10GHz未満が好ましい。
図5は、組み合わせ駆動処理を示すフローチャートの一例であり、駆動装置200によって実行される。
まず、駆動装置200における制御部33は、スイッチSw1〜Sw4のオン・オフを切り替える周期を、高周波駆動に設定する(ステップS10)。これにより、放電灯500の電極610、710には高周波の電極間電流が流れることになる。
次に、制御部33は、電圧計35によって測定された電極間電圧を取得し(ステップS11)、当該電圧が上限値Vmaxに達しているか否かを判別する(ステップS12)。当該電圧が上限値Vmaxに達していなければ(ステップS12の判別結果が「NO」であれば)、制御部33は、処理手順を再びステップS11に戻す。ただし、高周波の電極間電流が放電灯500に供給されている高周波駆動では電極間距離が広がるので、電極間電圧がやがて上限値Vmaxに達する。
電極間電圧が上限値Vmaxに達したとき(ステップS12の判別結果が「YES」になったとき)、制御部33は、スイッチSw1〜Sw4のオン・オフを切り替える周期を、低周波駆動の周期に切り替える(ステップS13)。これにより、放電灯500の電極610、710に流れる電極間電流は、高周波から低周波に切り替わることになる。制御部33は、電圧計35によって測定された電極間電圧を取得し(ステップS14)、当該電圧が下限値Vminに達しているか否かを判別する(ステップS15)。当該電圧が下限値Vminに達していなければ(ステップS15の判別結果が「NO」であれば)、制御部33は、処理手順を再びステップS14に戻す。ただし、低周波の電極間電流が放電灯500に供給されているときには電極間距離が狭まるので、電極間電圧がやがて下限値Vminに達する。電極間電圧が下限値Vminに達したとき(ステップS15の判別結果が「YES」になったとき)、制御部33は、処理手順を再びステップS10に戻す。これにより、放電灯500の電極610、710に流れる電極間電流は、低周波から高周波に切り替わることになる。
図6に高周波の電極間電流と低周波の電極間電流との波形の一例を示す。高周波駆動と低周波駆動のどちらにおいても、第1区間T1で第1状態となり、第2区間T2で第2状態となり、第3区間T3及び第4区間T4で第3状態となる。そして、第1状態(第1区間T1)では、スイッチSw1及びスイッチSw4がオン状態、スイッチSw2及びスイッチSw3がオフ状態となり、第2状態(第2区間T2)では、スイッチSw1及びスイッチSw4がオフ状態、スイッチSw2及びスイッチSw3がオン状態となり、第3状態(第3区間T3及び第4区間T4)では、スイッチSw1〜スイッチSw4がオフ状態となる。即ち、制御部33は、低周波駆動及び高周波駆動において、電極間電流が第1状態、第2状態、及び第3状態となるように供給部30を制御する。
ところで、低周波駆動では黒化や失透が生じるといった問題がある。このため、低周波駆動の期間はなるべく短いことが望ましい。その一方、低周波駆動には、高周波駆動で短くなった電極間距離を長くする機能があり、電極間距離が次第に短くなり所定距離に達すると、低周波駆動から高周波駆動へ切り替える。したがって、電極間距離が長くなる速度を早くできれば、低周波駆動の期間を短くできる。
ここで、低周波駆動における電極の形状変化の一例を図7に示す。この例では、電極610について示すが、電極710についても同様に形状が変化する。まず、高周波駆動が終了して低周波駆動が開始された状態では、電極610における突起618が殆どない。そして、低周波駆動が進行すると突起618が成長し、所定の長さに達すると高周波駆動が終了する。突起618の成長には熱負荷の変化が影響している。すなわち、陽極と陰極とでは、陰極よりも陽極の方が高熱となる。低周波駆動では、陰極と陽極とが入れ替わる周期が長くなるので、陰極となった電極610は温度が下がり、高温で融解している電極610が若干固まる傾向にある。融解した状態が継続するよりも、温度変化によって粘度が小さい状態(高温)と粘度が大きい状態(低温)とを繰り返すことによって、突起618が成長すると考えられる。
本実施形態では、低周波駆動における第3状態の時間を管理することによって、突起618の成長速度を早めている。上述したように第3状態では電極間電流がゼロとなる。したがって、第3状態では、両方の電極610、710の温度を下げることができる。このため、第3状態では、両方の電極610、710の粘度が大きくなり、突起618、718の成長を促進することができる。
低周波駆動においては、第3状態(第3区間T3及び第4区間T4)を設けることによって、第3状態が無く第1状態と第2状態のみ(第1区間T1及び第2区間T2)で駆動する場合と比較して、突起618及び突起718の成長速度を早めることができる。この結果、短い時間で目標とする電極間距離に達することができ、低周波駆動の期間を短くすることができる。
より具体的には、低周波駆動における第3状態の時間ta(第1期間)を、高周波駆動における第3状態の時間tb(第2期間)よりも長くなるように設定する。高周波駆動における第3状態は、主にスイッチSw1及びSw2の組み、又はスイッチSw3及びSw4の組が同時にオン状態となって貫通電流が流れることを防止する作用がある。これに対して、低周波駆動における第3状態は、上述したように突起618及び718の成長を促す作用がある。このため、低周波駆動における第3状態の時間taを高周波駆動における第3状態の時間tbより長く設定している。
次に、本発明の実施例について比較例と対比して説明する。
ここで、実施例は、図1及び図3に示した光源装置1であって、図2に示した放電灯500が用いられる。
<実施例>
放電灯本体の構成材料:石英ガラス
放電灯本体内の封入物:アルゴン、水銀、臭素メチル
放電灯本体内の点灯時の気圧:200atm
電極の構成材料:タングステン
電極間距離:1.1mm
定格電力:200W
交流電流値(平均):2.9A
低周波電流の周波数:135Hz(矩形波、Duty比50%)
高周波電流の周波数:4周期毎に5kHz
電極間電圧の上限値:80V
電極間電圧の下限値:70V
高周波駆動における第3状態の時間:1μs
低周波駆動における第3状態の時間:10μs
<比較例>
高周波駆動における第3状態の時間:1μs
低周波駆動における第3状態の時間:1μs
他の条件は実施例と同じ
<評価>
実施例及び比較例について、低周波駆動における突起618、718の成長を計測した。図8に計測結果を示す。電極間電圧は、電極間距離を顕している。同図に示されるように実施例では、70Vに達する時間が約12分であるのに対し、比較例では70Vに達する時間が約24分である。したがって、実施例は比較例より突起618、718の成長速度が早いことが分かる。
さらに、実施例及び比較例の条件で1000時間駆動したところ、比較例では根元部分に薄らと黒化が認められた。これに対して実施例では黒化が認められなかった。これは、実施例は比較例より突起618、718の成長速度が早いので、低周波駆動の期間が短くなり、その結果、黒化が抑制されたからである。
<第2実施形態>
上述した第1実施形態は、いわゆる定格期間における低周波駆動について説明した。これに対して、第2実施形態の光源装置1は、定格期間よりも電力を削減した低電力期間における低周波駆動に関するものであり、定格期間と比較して低電力期間では電極間電流の振幅が小さい点、及び低周波駆動における第3状態の時間を定格期間と低電力期間とで切り替える点を除いて、第1実施形態の光源装置1と同様に構成されている。
低電力期間における駆動は、例えば、電源投入直後の立ち上げ期間に実行される。前回の使用状態から十分に時間が経過した状態において放電灯500の電極温度はほぼ室温であり、また、空洞部512の圧力は低い。一方で、放電灯500の定格期間において放電灯500の電極610、710の温度は極めて高く(1000℃以上)、また、空洞部512の圧力も高い(50atm以上)。このため、電源が投入されてから定格期間までに放電灯500を素早く移行させるためには、電源投入後から定格に近い、または、定格と同等な電流を放電灯500に供給する必要がある。しかしながら、電源投入後において、電極610、710には多大な熱負荷がかかる。このため、立ち上げ期間において、定格状態で駆動すると、突起618、718が変形したり、電極の昇華に起因する黒化が発生したりする。そこで、立ち上げ期間では、低電力状態で駆動される。
図9に第2実施形態の光源装置における電極間電流の波形を示す。この図に示すように低電力期間では電極間電流(第3交流電流)の振幅xが、定格期間の電極間電流(第1交流電流)の振幅yより小さい。また、低電力期間の低周波駆動における第3状態の時間tc(第3期間)は、定格期間の低周波駆動における第3状態の時間tb(第1期間)よりも長い。このため、低電力期間の低周波駆動では、定格期間の低周波駆動と比較して、突起618、718の成長速度が早く、低周波駆動の期間を短くできる。よって、低電力期間の黒化や失透を抑制することができる。
また、定格期間と低電力期間との切り換えは、制御部33が、定電流源31の出力電流を制御することによって行われる。
なお、この例では、定格期間の低周波駆動における第3状態の時間を、定格期間の高周波駆動における第3状態の時間tbと等しくしたが、図10に示すように、定格期間の高周波駆動における第3状態の時間及び低電力期間の高周波駆動における第3状態の時間を「tb」とし、定格期間の低周波駆動における第3状態の時間を「ta」とし、低電力期間の低周波駆動における第3状態の時間を「tc」としたとき、tc>ta>tbとしてもよい。
<実施例>
放電灯本体の構成材料:石英ガラス
放電灯本体内の封入物:アルゴン、水銀、臭素メチル
放電灯本体内の点灯時の気圧:200atm
電極の構成材料:タングステン
電極間距離:1.1mm
電力:140W
交流電流値(平均):2.9A
低周波電流の周波数:135Hz(矩形波、Duty比50%)
高周波電流の周波数:4周期毎に5kHz
電極間電圧の上限値:75V
電極間電圧の下限値:65V
高周波駆動における第3状態の時間:1μs
低周波駆動における第3状態の時間:10μs
<比較例1>
電力:200W
電極間電圧の上限値:80V
電極間電圧の下限値:70V
高周波駆動における第3状態の時間:1μs
低周波駆動における第3状態の時間:1μs
他の条件は実施例と同じ
<比較例2>
高周波駆動における第3状態の時間:1μs
低周波駆動における第3状態の時間:1μs
他の条件は実施例と同じ
<評価>
実施例、比較例1及び比較例2について、低周波駆動における突起618、718の成長を計測した。図8に計測結果を示す。電極間電圧は、電極間距離を顕している。比較例1は定格期間の駆動であり、比較例2及び実施例は低電力期間の駆動である。低電力期間では放電媒体である水銀の蒸発量が少ないため、定格期間と比較して電極間電圧は下がる。比較例1より比較例2は電極間距離が狭くなるのが遅い。これは低電力期間の方が定格期間よりも温度変動が小さく突起が伸びにくいためである。また比較例2よりも実施例の方が早く電極極間が狭くなっている。これは、第3状態の時間tcを長くすることによって、電極610、710に大きな温度変化を付与し、突起618、718の成長速度が早くなったからである。
<変形例>
本発明は上述した第1実施形態及び第2実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。また、各実施形態と各変形例は適宜組み合わせることができる。
(1)上述した各実施形態では、第3状態における電極間電流をゼロとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、電極間電流が正極性の電流値X1から負極性の電流値X2までの範囲で一定の大きさとなってもよい。例えば、図12(A)に示すように第3状態となる第3区間T3及び第4区間T4において、電極間電流は振幅中心Icより低い電流値X3であってもよい。また、図12(B)に示すように第3状態となる第3区間T3及び第4区間T4において、電極間電流は振幅中心Icより高い電流値X4であってもよい。さらに、図12(C)に示すように第3状態となる第3区間T3の電極間電流の電流値X5と、第4区間T4の電極間電流の電流値X6とは一致しなくてもよい。
具体的には、駆動装置200の制御部33は、電極間電流が正極性で第1所定値(例えば、電流値X1)となる第1状態、電極間電流が負極性で第2所定値(例えば、電流値X2)となる第2状態、第1状態と第2状態との間の状態遷移の途中に設けられ電極間電流が第1所定値から第2所定値までの範囲で一定の大きさ(例えば、電流値X3、X4、X5、X6)となる第3状態となるように供給部30を制御すればよい。
(2)上述した各実施形態及び変形例では、駆動装置200の供給部30を、ブリッジ回路で構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、階段状の電極間電流を供給できるのであれば、どのような回路構成であってもよい。例えば、プッシュプル型の電流増幅装置であってもよい。
(3)高周波駆動の電極間電流は第3状態を含むものとしたが、本発明は、これに限定されるものではなく、高周波駆動の電極間電流は第1状態と第2状態とから構成してもよい。この場合、駆動装置200の制御部33は、高周波駆動において、周波数が所定周波数以上となり、第1状態と第2状態とからなる電極間電流を生成するように供給部30を制御する。なお、供給部30を実施形態のようにブリッジ型で構成すると、貫通電流が問題となるが、スイッチSw1〜Sw4として高速のトランジスターを用いれば、貫通電流を低減できる。また、供給部30をプッシュプル型の電流増幅装置で構成すれば、貫通電流は問題とならない。
(4)上述した第1実施形態は、低周波駆動の第3状態の時間が高周波駆動の第3状態の時間より長いことを特徴とし、上述した第2実施形態では、低電力期間における低周波駆動の第3状態の時間が定格期間における低周波駆動の第3状態の時間よりも長いことを特徴として説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、低周波駆動において、制御部33は、第3状態を含む電極間電流を生成するように供給部30を制御するものであればよい。この場合でも、低周波駆動において、第3状態を含まない場合と比較して突起618、718の成長速度を早くすることができるので、低周波駆動の時間を短くして、黒化や失透を抑制し、放電灯500の寿命を延ばすことができるといった効果がある。
<プロジェクター>
次に、上述した光源装置1を適用したプロジェクターの一例について説明する。
図13は、このプロジェクターの外観構成を示す図である。この図に示されるように、プロジェクター2100は据え置き型であり、その正面に、映像を投射するための投射レンズ2114が設けられ、その天板に、電源の投入/遮断を指示するプッシュオン型のスイッチ38が設けられている。
図14は、プロジェクター2100の光学的構成の一例を示す平面図である。
この図に示されるように、プロジェクター2100は、透過型の液晶ライトバルブ100R、100G、100Bを用いた、いわゆる3板式である。
プロジェクター2100の内部には、上述した光源装置1が設けられ、駆動装置200から放電灯500に交流電流が供給されて、白色光が当該放電灯500から放出されるとともに、主反射鏡などの光学部材によって図において3時方向に射出する。射出された白色光は、内部に配置された3枚のミラー2106及びダイクロイックミラー2108、2109によってR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に分離されて、各原色に対応する液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bにそれぞれ入射する。詳細には、ダイクロイックミラー2108は、図において9時方向から入射した白色光のうち、Rの波長域の光を透過し、残りのG、Bの波長域の光を6時方向に反射させる。ダイクロイックミラー2109は、12時方向から入射したG、Bの波長域の光のうち、Bの波長域の光を透過し、それ以外のGの波長域の光を3時方向に反射させる。なお、Bは、RやGと比較すると、光路が長いので、その損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123及び出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121を介して導かれる。
プロジェクター2100には、R、G、Bの各色のそれぞれに対応する映像信号がそれぞれ図示省略した上位回路から供給され、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bのそれぞれが、R、G、Bのそれぞれに対応する映像信号によって駆動される。これにより、液晶ライトバルブ100R、100G、100Bに入射した光は、その透過率が画素毎に変調されて出射することになる。すなわち、液晶ライトバルブ100R、100G、100Bは、放電灯500から射出した光を映像信号(画像情報)に基づいて変調する変調装置として機能する。
液晶ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム2112において、R及びBの光は90度に屈折する一方、Gの光は直進する。したがって、各色の変調光が合成された後、投射レンズ2114によってカラー画像がスクリーン2120に投射されることとなる。これらの光学系は、液晶ライトバルブ100R、100G、100Bによってそれぞれ変調された光を投射する投射装置として機能する。
なお、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bには、ダイクロイックミラー2108によって、R、G、Bのそれぞれに対応する光が入射するので、直視型のようにカラーフィルターは設けられない。また、液晶ライトバルブ100R、100Bの透過像は、ダイクロイックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、液晶ライトバルブ100Gの透過像はそのまま投射されるので、液晶ライトバルブ100R、100Bによる水平走査方向は、液晶ライトバルブ100Gによる水平走査方向と逆向きにされて、左右反転像が作成される。
また、変調装置として、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bの替わりにマイクロミラーの集合体素子であるDMD(Digital Mirror Device )を用いてDLP(Digital Light Processing)方式のプロジェクターを構成してもよい。DMDは、多数の微細なマイクロミラーを1枚のパネル状に形成したものである。これらのマイクロミラーは、それぞれ±10度程度傾けることが可能に装着されている。1つのミラーは、1つの画素に対応して例えば+10度に傾いた時に放電灯500からの入射光を投射レンズの方向に反射し、−10度に傾いた時に投射レンズの方向に反射しないように作用させる。従って、表示映像のデジタル信号を受け取ったDMDがそのミラー1つ1つの傾斜角度を変え、光源ランプから発せられた光のオン/オフを行う仕組みになっており、オン/オフというデジタルで色階調を制御できるため、色ムラの無い鮮明な画像を得ることができるプロジェクターとして構成することが可能である。さらにDLP方式のプロジェクターとしては、カラーホイールと1枚のDMDの構成であっても良い。
なお、光源装置1を用いた電子機器は、プロジェクターに限定されるものではなく、照明装置や高輝度の光源を必要とする機器が含まれる。
1…光源装置、30…供給部、31…定電流源、33…制御部、35…電圧計、Vmax…上限値、Vmin…下限値、200…駆動装置、500…放電灯、610,710…電極、100R,100G,100B…液晶ライトバルブ、2100…プロジェクター。

Claims (10)

  1. 放電媒体が封入された空洞部内に配置された第1電極と第2電極とを有する放電灯を駆動する駆動装置であって、
    前記駆動装置は、前記第1電極と前記第2電極との間に第1交流電流を供給し、
    前記第1交流電流は、
    電流値が一定の第1電流値である第1区間と、
    電流値が一定の第2電流値である第2区間と、を含み、
    前記第1区間と前記第2区間とが、交互に繰り返し設定され、
    前記第1区間と前記第2区間との間に設けられ、電流値が一定、かつ、前記第1電流値と前記第2電流値との間の電流値である第3電流値の第3区間と、
    前記第2区間と前記第1区間との間に設けられ、電流値が前記第3電流値である第4区間と、
    を含むことを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、
    さらに、前記第1電極と前記第2電極との間に第2交流電流を供給し、
    前記第2交流電流は、前記第1区間と前記第2区間と前記第3区間と前記第4区間と、を含み、
    前記第1交流電流は、1kHz以下の周波数であり、
    前記第2交流電流は、1kHzより高い周波数であり、
    前記第1交流電流と前記第2交流電流とが、交互に繰り返し設定されていることを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項2に記載の駆動装置において、
    前記第1交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第1期間であり、
    前記第2交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第2期間であり、
    前記第1期間が前記第2期間よりも長いことを特徴とする駆動装置。
  4. 請求項2に記載の駆動装置において、
    さらに前記第1交流電流よりも振幅が小さく、かつ、前記第1区間と前記第2区間と前記第3区間と前記第4区間と、を含む第3交流電流と、
    前記第2交流電流よりも振幅が小さい第4交流電流と、を供給し、
    前記第1交流電流と前記第2交流電流とが交互に繰り返し設定される定格期間の前に、
    前記第3交流電流と前記第4交流電流とが交互に繰り返し設定される低電力期間が設定され、
    前記第1交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第1期間であり、
    前記第3交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第3期間であり、
    前記第3期間が前記第1期間よりも長いことを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項1に記載の駆動装置において、
    さらに、前記第1電極と前記第2電極との間に第2交流電流を供給し、
    前記第2交流電流は、前記第1区間と前記第2区間とが、交互に繰り返し設定され、
    前記第1交流電流は、1kHz以下の周波数であり、
    前記第2交流電流は、1kHzより高い周波数であり、
    前記第1交流電流と前記第2交流電流とが、交互に繰り返し設定されていることを特徴とする駆動装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の駆動装置において、
    前記第3電流値がゼロであることを特徴とする駆動装置。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれかに記載の駆動装置と、
    放電媒体が封入された空洞部内に配置された第1電極と第2電極とを有する放電灯と、
    を備えたことを特徴とする光源装置。
  8. 請求項7に記載の光源装置と、
    前記放電灯から射出した光を画像情報に基づいて変調する変調装置と、
    前記変調装置により変調された光を投射する投射装置と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクター。
  9. 放電媒体が封入された空洞部内に配置された第1電極と第2電極とを有する放電灯の駆動方法であって、
    前記第1電極と前記第2電極との間に第1交流電流を供給し、
    前記第1交流電流は、
    電流値が一定の第1電流値である第1区間と、
    電流値が一定の第2電流値である第2区間と、を含み、
    前記第1区間と前記第2区間とが、交互に繰り返し設定され、
    前記第1区間と前記第2区間との間に設けられ、電流値が一定、かつ、前記第1電流値と前記第2電流値との間の電流値である第3電流値の第3区間と、
    前記第2区間と前記第1区間との間に設けられ、電流値が前記第3電流値である第4区間と、
    を含むように制御することを特徴とする放電灯の駆動方法。
  10. 請求項9に記載の放電灯の駆動方法において、
    さらに、前記第1電極と前記第2電極との間に第2交流電流を供給し、
    前記第2交流電流は、前記第1区間と前記第2区間と前記第3区間と前記第4区間と、を含み、
    前記第1交流電流は、1kHz以下の周波数であり、
    前記第2交流電流は、1kHzより高い周波数であり、
    前記第1交流電流と前記第2交流電流とが、交互に繰り返し設定され、
    前記第1交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第1期間であり、
    前記第2交流電流における前記第3区間と前記第4区間とが同じ長さの第2期間であり、
    前記第1期間が前記第2期間よりも長いことを特徴とする放電灯の駆動方法。
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