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JP2014054643A - ダイカストマシンの射出装置 - Google Patents

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JP2014054643A
JP2014054643A JP2012199272A JP2012199272A JP2014054643A JP 2014054643 A JP2014054643 A JP 2014054643A JP 2012199272 A JP2012199272 A JP 2012199272A JP 2012199272 A JP2012199272 A JP 2012199272A JP 2014054643 A JP2014054643 A JP 2014054643A
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Tadashi Shinada
忠 品田
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Ube Machinery Corp Ltd
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Abstract

【課題】型締め時や射出充填時等に、固定盤が弓なりに変形しても、射出シリンダの射出中心軸と固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度の低下を抑制することができる横型ダイカストマシンの射出装置を提供する。
【解決手段】射出シリンダの射出反力を支持する射出フレームの固定盤への取り付け位置が、前記固定盤の前記射出シリンダ側の面の、前記射出シリンダの射出中心線と直交する水平線上に配置されることを特徴とする横型ダイカストマシンの射出装置によって達成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、横型ダイカストマシンの射出装置に関する。
一般的な横型ダイカストマシンとその射出装置について、後述する特許文献1(同図4及び図5他)を引用して説明する。まず、横型ダイカストマシンは、固定ダイプレート2(固定盤)、可動ダイプレート3(可動盤)に複数のタイバーを貫通させて、装置長手方向の型開閉及び型締めが可能な可動ダイプレート移動・型締装置4(型締装置)を備えている。また、固定ダイプレート2及び可動ダイプレート3のそれぞれには、型締め時にその内部に金型キャビティA(製品形状を含む空間)を形成する固定金型2a及び可動金型3aが取り付けられると共に、固定ダイプレート2には、その金型キャビティAに連通し、固定ダイプレート2を貫通するように円筒筒状の金型スリーブ6(プランジャスリーブ)が装置長手方向に配置される。固定ダイプレート2の固定金型2aが取り付けられた面の反対側に突出させた金型スリーブ6の上面には、アルミニウムやアルミニウム合金等を溶融状態(金属溶湯)で供給(注湯)するための注湯口が設けられる。
次に、この注湯口側の金型スリーブ6端には、その円筒開口部の内径に対して、注湯口から金型スリーブ6内に注湯された金属溶湯が漏れない程度の外径を有するプランジャ5b(プランジャチップ)が挿入され、金型スリーブ6内に金属溶湯を注湯するための内部空間Bが形成される。そして、射出シリンダ5が高速・高圧でピストン5a(プランジャロッド)を突き出すことにより、プランジャ5bが高速で金型スリーブ6内を前進して、図示しない注湯装置により金型スリーブ6の内部空間Bに注湯された金属溶湯を、金型キャビティA内に射出充填するように、射出装置が構成されている。
また、横型ダイカストマシンは、射出シリンダ5が取り付けられる縦ブロック材部8cと、これを上下で固定ダイプレート2に支持させる横架材部8a(上方を支持)及び横架材部8b(下方を支持)とで構成されるフレーム8(射出フレーム)、あるいは、類似する構成で射出シリンダの射出反力を支持する射出フレームを備えている。ここで、射出充填後の保圧・冷却工程において、ピストン5aによりプランジャ5bを介して金型キャビティA内の冷却凝固中の充填金属に加えられる押圧力は、固定ダイプレート2の中央部を中心とした射出シリンダ5側への応力Fとして固定ダイプレート2に作用し、固定ダイプレート2は、同時に働く型締力と相俟って、射出シリンダ5側へ弓なりに変形する。この変形により、フレーム8の上下の横架材部8a及び8bは縦ブロック材部8cからの曲げ応力を受けて内向きに撓(たわ)むように変形する。
更に、横型ダイカストマシンにおいては、一般的に、固定ダイプレート2の中心軸よりも射出シリンダ5(金型スリーブ6)の射出中心軸が下方になるように偏心して設けられるため、実質的に固定ダイプレート2から射出シリンダ5を上下で支持するフレーム8の横架材部8a及び8bは上下方向に対称な部材にはならず、その形状や長さが異なる。そのため、射出充填後の保圧・冷却工程において、これら横架材部8a及び8bの内向きへ撓み量が異なり、射出シリンダ5の射出中心軸が固定ダイプレート2の中心軸や固定ダイプレート2を貫通する金型スリーブ6の中心軸と平行でなくなる。その結果、金型スリーブ6内でプランジャ5bがこじられて金型スリーブ6の内面やプランジャ5bの表面が損傷したり、射出シリンダ5のピストン5aが曲がるなどの不具合が生じたりする。
特許文献1のダイカストマシンは、射出フレームの上下横架材部の曲げ強度を互いに等しく形成させて、射出充填後の保圧・冷却工程における上下横架材部の上下方向への撓み量を等しくさせることにより、射出シリンダの中心軸と固定ダイプレートの中心軸との平行度を維持し、前述したような不具合を防止することを特徴とするものである。
特開2010−082629号公報
ここで、鋳造する製品、そのための金型や、使用するダイカストマシンの仕様、その鋳造に最適な型締力や射出力等の鋳造条件、更には給湯量等、ある前提の下に、射出充填後の保圧・冷却工程において金型キャビティ内の冷却凝固中の充填金属に加えるべき最適な押圧力を計算等で求め、その反力を受けた場合に、特許文献1のように、等しい曲げ強度を有し、上下方向への撓み量が等しくなるような横架材部、あるいは、射出フレームをコンピュータによる解析等を活用し設計することは可能だと思われる。
しかしながら、一般的に鋳鉄製で、部品サイズの大きな射出フレームにおいて、上下横架材部の曲げ強度を、設計通りに高い精度で等しくすることは非常に難しい。また、実際の鋳造においては、鋳造する製品が異なれば、同じダイカストマシンで鋳造する場合でも使用する金型や最適な鋳造条件は異なる。また、同じ仕様の複数のダイカストマシンで同じ製品を鋳造する場合においても、金型やダイカストマシンの固体差、複数のタイバー間の型締力の誤差や給湯量誤差等を無くすことは困難である。これら要因により、型締め時の固定盤(固定ダイプレート)の弓なりの変形や、射出充填後の保圧・冷却工程における、射出フレームが支持する反力は、一定の範囲内に入るように制御することは可能であっても、正確に一定に維持することは困難である。すなわち、ある特定の前提のみから計算等で求められる固定盤の弓なりの変形や射出充填後の保圧・冷却工程における反力に対して、射出フレームの上下横架材部の曲げ強度を等しくして、上下方向の撓み量を等しくなるように射出フレームを設計したとしても、それら前提が常に計算通りに一定ではない実際の鋳造において、様々な製品の鋳造時に射出フレームの上下方向の撓み量を等しくすることは困難であるという問題がある。
更に、射出フレームの上下横架材部で射出シリンダを支持する横型ダイカストマシンにおいては、図示しない注湯装置で、固定盤の固定金型が取り付けられた面の反対側に突出させたプランジャスリーブ(金型スリーブ)の上面に設けられた注湯口へ金属溶湯を注湯するために、金属溶湯を搬送する注湯装置のラドルの移動スペースや注湯用パイプの配置スペースを、金型スリーブの左右いずれか一方の空間に確保する必要がある。そのため、これらのスペースを確保するため、プランジャスリーブの左右いずれか一方の空間に、上架材部を設けることができないか、上架材部を複雑な形状にしなければならない場合がある。その場合、射出フレームの上下横架材部は、固定盤の中心軸に対して、上下のみならず、左右においても非対称形状且つ非対称配置とならざるを得ない。ここで、固定盤の弓なりの変形はその上下(垂直平面上)だけでなくその左右(水平平面上)でも生じることは言うまでもない。そのため、射出フレームの上下横架材部は、その上下方向の不均等な撓みだけでなく、左右方向への不均等な撓みも考慮した上で、射出フレームの上下左右方向の撓み量を等しくする必要があるが、先に説明したように、実際の鋳造において、射出フレームの上下左右方向の撓み量を等しくすることは現実的ではない。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたもので、具体的には、型締め時や射出充填時等に、固定盤が弓なりに変形しても、射出シリンダの射出中心軸と固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度の低下を抑制することができる横型ダイカストマシンの射出装置を提供することを目的としている。
本発明の上記目的は、射出シリンダの射出反力を支持する射出フレームの固定盤への取り付け位置が、前記固定盤の前記射出シリンダ側の面の、前記射出シリンダの射出中心軸と直交する水平線上に配置されることを特徴とする横型ダイカストマシンの射出装置によって達成される。
固定盤の中心軸よりも射出シリンダの射出中心軸が下方になるように偏心して設けられる横型ダイカストマシンにおいて、射出フレームが固定盤の上下方向に固定されている場合、固定盤のその垂直平面上での弓なりの変形が、異なる形状や長さを有する射出フレームの上下横架材部の上下方向への不均等な撓みを招き、射出シリンダの射出中心軸と固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度を最も低下させる。しかしながら、射出フレームが固定盤の上下方向に固定されておらず、且つ、固定盤の射出シリンダ側の面の、射出シリンダの射出中心軸と直交する水平線上に配置されるため、固定盤がその垂直平面上で弓なりに変形(湾曲)しても、射出フレーム自体が上下方向へ不均等に撓むことはなく、固定盤の湾曲中心を中心として、プランジャスリーブと射出フレーム全体とが、円弧上で下方に回転移動される同じ方向の力を受けることになる。そのため、射出シリンダの中心軸と固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度の低下を抑制することができる。
また、この射出フレームの固定盤への取り付け位置が、前記射出シリンダの射出中心軸と対称に配置されることが好ましい。
射出フレームの固定盤への取り付け位置がこのように配置されることで、固定盤がその水平平面上で弓なりに変形すると、射出シリンダの射出中心軸に対して射出フレームに作用する変形が左右で同じ状態となる。そのため、射出フレームに作用する水平方向の変形が打ち消し合い、その変形による射出シリンダの射出中心軸と固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度の低下を抑制することができる。
また、前記射出シリンダ及び前記射出フレームの垂直荷重を支持する架台を備えることが好ましい。
射出シリンダ及び射出フレームの垂直荷重を支持するこのような架台を備えることにより、射出シリンダ及び射出フレームの垂直荷重を固定盤の上下方向で支持する必要がなく、射出フレームを固定盤の上下方向に固定する必要もなくなると共に、射出フレームは射出シリンダの射出中心軸方向の射出反力のみ支持すればよく、射出フレームに必要な剛性や強度を低く抑えることができ、射出フレームの構成を簡素化することができる。
この架台については、前記射出フレームの、前記射出シリンダの射出中心軸が通る水平面上の所定量の移動を許容する機構と、前記射出フレームの鉛直方向の所定量の移動を許容する機構と、を備えていても良い。
このように、この架台に固定された射出フレームにおいて、射出シリンダの射出中心軸が通る水平面上と、鉛直方向との所定量の移動が許容されれば、射出充填時等、射出フレームが射出シリンダの射出反力等を受けた際に、この架台と射出フレームの固定部とに作用する応力をいずれの方向に受けた場合でも、この架台に対して射出フレームを、その応力を低減させる方向に移動させることができる。すなわち、固定盤がその垂直平面上で弓なりに変形した場合、固定盤の湾曲中心を中心として、プランジャスリーブと射出フレーム全体とを、円弧上で一体的に下方に回転移動させることができるため、射出シリンダの射出中心軸と固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度の低下をより抑制することができる。
また、この架台については、前記射出フレームの鉛直方向の位置調整機構を備えることが好ましい。
射出シリンダ及び射出フレームの自重による、射出フレームの射出シリンダ側の垂直方向の変位を除けば、射出シリンダ(プランジャロッドやプランジャチップを含む)とプランジャスリーブとの芯出し(位置決め)は固定盤と射出フレームとの取り付け部位において、インロー構造や位置決めキーの採用において十分に可能である。更に、この架台に射出フレームの鉛直方向の位置調整機構を備えることにより、架台において、射出フレームの鉛直方向の位置調整を行うことが容易となり、ダイカストマシンの据付時やメンテナンス時の射出シリンダとプランジャスリーブとの芯出しが非常に容易となる。
本発明に係る横型ダイカストマシンの射出装置は、射出シリンダの射出反力を支持する射出フレームの固定盤への取り付け位置が、前記固定盤の前記射出シリンダ側の面の、前記射出シリンダの射出中心軸と直交する水平線上に配置されるため、固定盤が弓なりに変形しても、射出フレーム自体が上下方向へ不均等に撓むことはなく、固定盤の湾曲中心を中心として、プランジャスリーブと射出フレーム全体とが円弧上で下方に回転移動される同じ方向の力を受けるため、射出シリンダの中心軸と固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度の低下を抑制することができる。
本発明の実施例1に係る横型ダイカストマシンの射出装置の概略図である。 本発明の実施例1に係る横型ダイカストマシンの射出装置の型締め時や射出時の固定盤の変形を示す概略図である。 図1の要部Aの拡大図である。 図1の要部Bの拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1乃至図4を参照しながら本発明の実施例1を説明する。図1は本発明の実施例1に係る横型ダイカストマシンの射出装置の概略図である。図1(a)が側面図、図1(b)が平面図である。図2は本発明の実施例1に係る横型ダイカストマシンの射出装置の型締め時や射出時の固定盤の変形を示す概略図である。図2(a)が側面図、図2(b)が平面図である。図3は図1の要部Aの拡大図である。図3(a)が側面図、図3(b)が図3(a)のX矢視図である。図4は図1の要部Bの拡大図である。図4(a)が側面図、図4(b)が図4(a)のY−Y矢視図である。
まず、図1(a)に示すように、ベッド2に、固定金型19が取り付けられた固定盤3が固定されている。また、ベッド2上には、可動金型20が取り付けられた可動盤5が、図示しないタイバーに案内されて固定盤3に対して型開閉方向に移動可能に配置されており、図示しない型締装置により可動金型20が固定金型19に型締めされている。更に、固定盤3の固定金型19が取り付けられた反対面に射出フレーム30が取り付けられている。射出フレーム30の固定盤3への取り付け位置は、固定盤3の中心軸3aより下方の、後述する射出シリンダ31の射出中心軸1aと一致するように配置されている。射出フレーム30や射出シリンダ31の垂直荷重は、床面から自立させた架台32によって支持されている。ここで、Aで示す架台32の上方部位(以下:要部A)には、射出フレーム30の、射出シリンダ31の射出中心軸1aが通る水平面上の所定量の移動を許容する機構と、射出フレーム30の鉛直方向下方の所定量の移動を許容する機構とが備えられている。同様に、Bで示す架台32の下方部位(以下:要部B)には、射出フレーム30の、射出シリンダ31の射出中心軸1aが通る水平面上の所定量の移動を許容する機構と、射出フレーム30の鉛直方向上方の所定量の移動を許容する機構と、射出フレーム30の鉛直方向の位置調整機構とが備えられている。これらの機構については別途詳細を説明する。
図1(b)に示すように、射出フレーム30は「V」字形状であり、開いた側の端が射出シリンダ31の射出中心軸1aと左右対象に固定盤3に固定されている。通常、この射出フレーム30の固定盤3への固定部30aには、インロー加工やキー等で射出フレーム30の位置決め(射出シリンダ31の芯出し)が容易に行える構造を採用することが一般的である。また、射出フレーム30の閉じた側の端はブロック30bを構成しており、そこに射出シリンダ31が取り付けられる。射出シリンダ31のピストンロッド31aは、ブロック30bを貫通し、その固定盤3側の端部にカップリング31bを介してプランジャロッド31cが取り付けられる。そして、プランジャロッド31cの先端には図示しないプランジャチップが取り付けられ、プランジャスリーブ31d内に挿入されている。また、固定盤3の射出シリンダ31側に突出させたプランジャスリーブ31dの上面には注湯口31eが設けられている。このように、高速・高圧で射出シリンダ31のプランジャロッド31cを図面左側に突き出すことにより、図示しないプランジャチップが高速でプランジャスリーブ31d内を前進して、図示しない注湯装置によりプランジャスリーブ31dの内部空間に注湯された金属溶湯を、金型キャビティ内に射出充填するように、射出装置1が構成されていることは先に説明したとおりである。
ここで、先に説明したように、固定盤3は、型締め時や射出充填時等に弓なりに変形する。これを図2に示す。図2においては、理解を容易にするために、射出シリンダ31のピストンロッド31a、カップリング31b及びプランジャロッド31c等は省略している。また、2点鎖線は変形前の各構成を示す。
まず、図2(a)に示すように、その垂直平面上で弓なりに変形(湾曲)する場合、射出フレームの上下横架材部で射出シリンダを支持する横型ダイカストマシンにおいては、これら上下横架材部の上下方向への不均等な撓みを招き、射出シリンダの射出中心軸と固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度を最も低下させる。しかしながら、本発明に係る射出装置の射出フレーム30は、固定盤3の上下方向に固定されておらず、且つ、固定盤3の射出シリンダ31側の面の、射出シリンダ31の射出中心軸1aと直交する水平線上に配置されるため、固定盤3がその垂直平面上で弓なりに変形(湾曲)しても、射出フレーム自体が上下方向へ不均等に撓むことはなく、固定盤3の湾曲中心を中心として、プランジャスリーブ31dと射出フレーム30全体とが円弧上で下方に回転移動される同じ方向の力を受けるため、射出シリンダ31の射出中心軸1aと固定盤3を貫通するプランジャスリーブ31dの中心軸との平行度の低下を抑制することができる。
また、この時、図2(a)の要部Aに、射出フレーム30の、射出シリンダ31の射出中心軸1aが通る水平面上の所定量の移動を許容する機構と、射出フレーム30の鉛直方向下方の所定量の移動を許容する機構とが備えられていれば、射出フレーム30は、この円弧上で下方に回転移動される方向の力に逆らうことなく、円弧上で下方に回転移動し、回転移動後の射出シリンダ31の射出中心軸1a’と固定盤3を貫通するプランジャスリーブ31dの中心軸との平行度はほとんど低下しない。更に、射出フレーム30に大きな曲げモーメントが発生することもないため、射出フレーム30に上下方向の変形を抑制するような多大な剛性は不要となる。
また、更に、図示はしていないが、型締め力や射出充填力が開放され、固定盤3の湾曲変形が解消された際、この湾曲変形の戻り応力に振られて、射出フレーム31が円弧上で上方に回転移動される方向の力を受けたとしても、要部Bに、射出フレーム30の、射出シリンダ31の射出中心軸1aが通る水平面上の所定量の移動を許容する機構と、射出フレーム30の鉛直方向上方の所定量の移動を許容する機構とが備えられていれば、射出フレーム30は、この円弧上で上方に回転移動される方向の力に逆らうことなく円弧上で上方に回転移動し、射出シリンダ31の射出中心軸1a’と固定盤3を貫通するプランジャスリーブ31dの中心軸との平行度はほとんど低下しない。射出フレーム30に大きな曲げモーメントが発生しない点も同様である。
次に、図2(b)に示すように、固定盤3がその水平平面上で弓なりに変形する場合、射出フレームの上下横架材部で射出シリンダを支持する横型ダイカストマシンにおいては、図示しない注湯装置で、保持炉から金属溶湯をプランジャスリーブの上面に配置された注湯口へ注湯するために、プランジャスリーブの左右いずれか一方の空間に上架材部を設けることができないか、上架材部を複雑な形状にしなければならず、射出フレームの上下横架材部は、固定盤の中心軸に対して、上下のみならず、左右においても非対称形状且つ非対称配置となる。そのため、上下横架材部の左右方向への不均等な撓みも招き、射出シリンダ31の射出中心軸1aと固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度を低下させる。
しかしながら、本発明に係る射出装置の射出フレーム30は、その固定盤3への取り付け位置が、射出シリンダ31の射出中心軸1aと左右対称に配置されるため、射出フレーム30に作用する変形が左右で同じ状態となる。そのため、射出フレーム30に作用する水平方向の変形が打ち消し合い、その変形による射出シリンダ31の射出中心軸1aと固定盤を貫通するプランジャスリーブ31dの中心軸との平行度はほとんど低下しない。すなわち、射出フレーム30の水平方向の変形を射出フレーム3の弾性変形内に抑えていれば、射出フレーム30はその水平方向において変形しても問題なく、その変形を抑制するような多大なフレーム剛性は不要である。
更に、射出フレーム30の固定盤3への固定位置をできるだけ射出シリンダ31の射出中心軸1a(プランジャスリーブ31dの中心軸)に近づけることにより、射出フレーム30に作用する水平方向の変形量や曲げモーメントを小さくできることは言うまでもない。最終的に、射出フレーム30の形状が「V」字形状でなく、射出フレーム30の固定部30aとブロック30bとの間のフレーム部分が略平行の「ニ」の字形状になれば、射出フレーム30は固定盤3がその水平平面上で弓なりに変形しても、その影響をほとんど受けず、垂直方向の荷重は架台32が床面から支持するため、射出反力のみをフレーム部分の長手方向で受けるだけの剛性を備えれば良いことになる。
次に、図3を使用して、要部Aの構成を説明する。図3(a)及びそのX矢視である図3(b)に示すように、射出フレーム30のブロック30bと架台32は、それぞれに設けられた凹部内に弾性体32aを挿入し、この弾性体32aを介して、複数のボルト32bで固定されている。ボルト32bはボルト締め付けにおいてボルト軸方向の必要な応力を発生させるためのスペーサ32cを介してブロック32に締め付けられており、且つ、弾性体32aが鉛直方向下方に変形することにより、射出フレーム30の鉛直方向下方の移動のみを許容する構造になっている。また、ボルト32bが貫通する架台32側のきり穴32dの直径は、スペーサ32cの外径に対して、十分に余裕を持たせることにより、このきり穴32dの直径とスペーサ32cの外径の差分だけ、射出フレーム30に水平面上のいずれか方向に移動させる力が生じた場合において、その方向への移動を許容する。
弾性体32aは想定する鉛直方向下方の移動許容量や、支持する射出フレーム30及び射出シリンダ31の垂直荷重等を鑑み、ゴム体、樹脂体、ばね座金、皿ばね等の弾性体が適宜選択されれば良い。ボルト32b他の仕様も同様である。
次に、図4を使用して、要部Bの構成を説明する。図4(a)及びそのY−Y矢視である図4(b)に示すように、架台32は、こちらも弾性体32a’及びスペーサ32c’を介して複数のボルト32b’で、ベースプレート33に固定されている。この要部Aと同様の構造により、架台32に水平面上のいずれか方向に移動させる力が生じた場合において、その方向への移動を許容すると共に、弾性体32a’が鉛直方向上方に変形することにより、架台32の鉛直方向上方の移動のみを許容する。要部Aにおいて、弾性体を鉛直方向上下両方の移動に対応可能に配置させても良いが、弾性体の交換やメンテナンスを鑑みて、このように鉛直方向に移動を上下別々に2箇所で許容する構造が好ましい。
また、要部Bには、射出フレーム31の鉛直方向の位置調整機構を備える。架台32は、ベースプレート33を介して、設置箇所の床面の基礎部分に施工された埋め込み金物等に溶接で固定されるアンカープレート34に固定される。ベースプレート33に、複数のジャッキボルト33aを配置させ、ベースプレート33及びアンカープレート34間の距離を調整可能とする。このような構造で、架台32による射出フレーム30の鉛直方向の位置調整を容易にして、調整後、ベースプレート33及びアンカープレート34間にシムプレートやライナープレート等のスペーサ34bを点溶接し、アンカーボルト34aによりベースプレート33をアンカープレート34に固定する。
射出フレーム30(射出シリンダ31)の固定盤3への取り付け時の射出芯出しは、先に説明したように、射出フレーム30の固定盤3への固定部30aにインロー加工やキー等の位置決め構造を採用することにより容易に行うことができる。よって、架台32により、射出フレーム30のブロック30b側の鉛直方向の位置が容易に調整できれば、射出装置全体の芯出しを容易に行うことができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく色々な形で実施できる。例えば、実施例1において、射出フレーム30の固定盤3への固定部30aには、インロー加工やキー等で射出フレーム30の位置決め(射出シリンダ31の芯出し)が容易に行える構造を採用することが一般的であるとしたが、射出フレーム30の位置決めを、固定盤3から突出するプランジャスリーブ31dやプランジャスリーブ31dの挿入孔部を利用した治具等で行っても良い。また、架台32の要部A及びBについて、図3及び図4に示すような形態としたが、架台32は、図示した以外の、射出フレームの水平面上の所定量の移動を許容する機構と、射出フレームの鉛直方向の移動を許容する機構と、射出フレームの鉛直方向の位置調整機構と、を備えていても良い。
更に、射出フレームの固定盤への取り付け位置が射出シリンダの射出中心軸と直交する水平線上に配置されるとしたが、射出フレームの固定盤への取り付け位置を固定盤の中心軸と直交する水平線上に配置させても良い。基本的に固定盤はその中心軸に対象に弓なりに変形するため、この位置に射出フレームが取り付けられれば、射出シリンダの射出中心軸は、固定盤の垂直平面上の弓なりの変形にほとんど影響を受けず、プランジャスリーブの中心軸も同様である。現実的には、金型の中心から金属溶湯を射出充填させるため、対象製品の制約や金型構造の特殊化、高温の金属溶湯を高い位置で炉からプランジャスリーブに注湯することによる危険性の増加等の課題も生じるが、これらの課題が解決できれば、固定盤の垂直平面上の弓なりの変形に対して、射出シリンダの射出中心軸と固定盤を貫通するプランジャスリーブの中心軸との平行度を維持するために非常に有効な手段である。
1a 射出中心軸
3 固定盤
3a 固定盤の中心軸
5 可動盤
30 射出フレーム
30a 固定部
30b ブロック
31 射出シリンダ
32 架台
32a 弾性体
32a’ 弾性体

Claims (5)

  1. 射出シリンダの射出反力を支持する射出フレームの固定盤への取り付け位置が、前記固定盤の前記射出シリンダ側の面の、前記射出シリンダの射出中心軸と直交する水平線上に配置されることを特徴とする横型ダイカストマシンの射出装置。
  2. 前記射出フレームの前記固定盤への取り付け位置が、前記射出シリンダの射出中心軸と対称に配置されることを特徴とする請求項1に記載の横型ダイカストマシンの射出装置。
  3. 前記射出シリンダ及び前記射出フレームの垂直荷重を支持する架台を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか1項に記載の横型ダイカストマシンの射出装置。
  4. 前記架台に、前記射出フレームの、前記射出シリンダの射出中心軸が通る水平面上の所定量の移動を許容する機構と、前記射出フレームの鉛直方向の所定量の移動を許容する機構と、を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の横型ダイカストマシンの射出装置。
  5. 前記架台に、前記射出フレームの鉛直方向の位置調整機構を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の横型ダイカストマシンの射出装置。
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