JP2014053452A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】実施形態は、不純物の導入時における水素の混入を低減し、半導体装置の信頼性を向上させる製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1の不純物原子を含む第1の不純物層を、不純物拡散層の上に形成するステップと、前記第1の不純物層に第1のエネルギーを有する第1のイオンを照射するステップと、前記第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーを有する第2のイオンを前記第1の不純物層に照射するステップと、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1の不純物原子を含む第1の不純物層を、不純物拡散層の上に形成するステップと、前記第1の不純物層に第1のエネルギーを有する第1のイオンを照射するステップと、前記第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーを有する第2のイオンを前記第1の不純物層に照射するステップと、を備える。
【選択図】図1
Description
実施形態は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造過程では、半導体に不純物をドーピングするために、ビームライン型のイオン注入装置が多用されている。このタイプのイオン注入装置は、低エネルギー、高ドーズの注入条件において、ビーム輸送効率が低下し生産性を低下させる場合がある。そこで、低エネルギー、高ドーズのイオン注入に適したプラズマドーピング法が注目されている。この方法では、プラズマ中に含まれる不純物イオンを、基板とプラズマとの間の電位差により加速し、半導体中に注入する。したがって、プラズマに曝される基板の全面に不純物を同時に注入することが可能であり、短時間の高ドーズ注入を実現できる。
しかしながら、プラズマドーピングでは、所望の不純物イオンだけではなく、プラズマ中に存在する他のイオンも注入されてしまう。例えば、不純物ガスとして用いられるジボラン(B2H6)、ホスフィン(PH3)、アルシン(AsH3)は、いずれも水素を含有している。このため、プラズマ中には、ホウ素(B)、リン(P)、ヒ素(As)などの不純物イオンと水素イオンとが励起され、共に半導体に注入される。そして、質量の小さな水素イオンが不純物イオンよりも深い位置まで注入され、半導体装置の特性に悪影響を与える場合がある。
実施形態は、不純物の導入時における水素の混入を低減し、半導体装置の信頼性を向上させる半導体装置の製造方法を提供する。
実施形態に係る半導体装置の製造方法は、第1の不純物原子を含む第1の不純物層を、不純物拡散層の上に形成するステップと、前記第1の不純物層に第1のエネルギーを有する第1のイオンを照射するステップと、前記第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーを有する第2のイオンを前記第1の不純物層に照射するステップと、を備える。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面中の同一部分には同一番号を付してその詳しい説明は適宜省略し、異なる部分について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造過程を表す模式断面図である。本実施形態に係る半導体製造装置の製造方法は、不純物拡散層の上に不純物原子を含む不純物層を形成するステップと、不純物層に第1のエネルギーを有する第1のイオンを照射するステップと、第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーを有する第2のイオンを不純物層に照射するステップと、を備える。
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造過程を表す模式断面図である。本実施形態に係る半導体製造装置の製造方法は、不純物拡散層の上に不純物原子を含む不純物層を形成するステップと、不純物層に第1のエネルギーを有する第1のイオンを照射するステップと、第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーを有する第2のイオンを不純物層に照射するステップと、を備える。
ここで、不純物拡散層とは不純物原子が導入される層であり、例えば、絶縁層、金属層、半導体層、または、半導体基板であっても良い。以下、半導体基板に不純物を導入する例について説明する。
図1(a)は、基板3の上に不純物層5を形成するステップを表している。不純物層5は、基板3にドーピングする不純物原子7を含む。なお、ここで言う基板とは、例えば、半導体基板、ウェル領域を形成した半導体基板、または、半導体層を形成した基板である。
不純物層5は、例えば、PCVD(Plasma-assisted Chemical Vapor Deposition)法を用いて形成する。不純物原子7として、例えば、ボロン(B)、炭素(C)、リン(P)、砒素(As)、アンチモン(Sb)およびインジウム(In)から選択される少なくとも1つを用いることができる。
不純物原子7としてリン(P)を用いる場合、例えば、ホスフィン(PH3)を原料として、PCVD法により不純物層5を堆積する。そして、図1(a)に示すように、基板3の上に堆積された不純物層5は、不純物原子7であるリン原子と、水素原子9と、を含む。水素原子9は、例えば、リン原子と結合した状態(P−H結合)、または、水素分子の状態で不純物層5に取り込まれる。
図1(b)は、不純物層5に第1のエネルギーを有する第1のイオン(以下、イオン15)を照射するステップを表している。例えば、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)およびキセノン(Xe)から選択される少なくとも1つの原子を含むガスを励起してプラズマ13を発生させ、その原子をイオン化させる。そして、基板3をプラズマ13に曝すか、または、プラズマ13と基板3との間に電位差を生じさせるか、もしくは、その両方により、第1のエネルギーを有するイオン15を不純物層5に照射する。
この過程において、図1(b)に示すように、不純物原子7と水素原子9との間の結合がイオン15の衝突により断ち切られ、水素原子9は、水素分子17となって不純物層5から離脱する。すなわち、イオン15は、水素原子9に衝突し、不純物原子7と水素原子9の結合を断ち切るエネルギーを有する。一方、イオン15との衝突により離脱した水素原子の基板3の内部への侵入を抑制することが望ましい。したがって、第1のエネルギーは、不純物原子7と水素原子の結合を断ち切り、基板3への侵入が可能な運動エネルギーを水素原子に与えないレベルである。また、不純物層5をスパッタエッチングしないレベルであることが望ましい。
プラズマ13は、基板3よりも高い電位を有する。例えば、半導体製造に多用される平行平板型のプラズマ装置の場合、その電位差は数10V程度であることが多い。従って、基板3にバイアス電圧を印加しない状態においても、プラズマ13中に生じた1価のプラスイオンは、数10eV程度のエネルギーを有する。例えば、P−H結合、B−H結合およびAs−H結合のエネルギーは、いずれも数eV程度であるから、数10eVのエネルギーを有するイオン照射により容易に切断することができる。一方、100eV程度の低エネルギーであれば、質量の軽い水素イオンであっても半導体中に深く侵入することはない。したがって、第1のエネルギーは、数10eV〜100eVの範囲であることが好ましい。
図1(c)は、第1のエネルギーを有するイオン15を照射した後の不純物層5を表している。図1(a)に示す形成直後の不純物層5に比べると、不純物原子7に結合した水素原子9の数が減少する。
図1(d)は、第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーを有する第2のイオン(以下、イオン23)を不純物層5に照射し、不純物原子7を基板3に導入するステップを表している。例えば、He、Ne、Ar、KrおよびXeから選択される少なくとも1つの原子を含むガスを励起してプラズマ21を発生させ、さらに、基板3とプラズマ23との間に所定の電位差を与える。これにより、プラズマ21中で励起されたこれらの原子(イオン23)を加速し、不純物層5に照射する。
すなわち、第2のエネルギーは、基板3とプラズマ23との間の電位差により加速されたイオン23のエネルギーであり、第1のエネルギーよりも大きい。そして、イオン23との衝突により運動エネルギーを得た不純物原子7は、基板3の内部に侵入する。同時に、水素原子9にも運動エネルギーが与えられ、基板3の内部に侵入するが、図1(b)に示すステップにおいて、水素原子の量が低減されているため、その数は少ない。また、イオン23も、基板3の内部に注入される。このため、イオン23は、半導体にキャリアを発生させない上記の不活性原子を用いることが望ましい。また、Si、Ge等、基板3を構成する原子を用いても良い。
イオン23と、イオン15は、同じ元素であっても良いし、異なる元素であっても良い。すなわち、プラズマ21を励起するガスは、プラズマ13を励起するガスと同じでも良いし、異なるガスを用いても良い。また、それぞれの励起ガスは、水素を除いた複数の元素を含んでも良い。
上記の製造過程において実施されるプラズマドーピングは、所謂、プラズマリコイルインプランテーションと呼ばれる方式である。この方式では、基板の表面に不純物原子を含有する薄層を堆積し、プラズマ中で生成された高エネルギーのイオンを衝突させて不純物原子を基板中に導入する。このため、プラズマ中で不純物ガスを解離させ、イオン化した不純物原子を注入する方式に比べて、水素原子の混入を低減することができる。さらに、本実施形態では、基板3の上に形成した不純物層5に低エネルギーのイオン15を照射することにより、不純物層5から水素原子9を離脱させる。これにより、基板3に導入される水素原子9の量を大幅に減少させることができる。
不純物層5に混入した水素を脱離させる別の方法として、不純物層5を形成した基板3を熱処理することが考えられる。すなわち、不純物層5を加熱することにより、不純物原子7に結合した水素原子9を離脱させ、また、不純物層5に取り込まれた水素分子を放出させることができる。このような加熱は、例えば、200℃以上の温度で実施される。一方、半導体に不純物を導入する過程では、基板表面の一部をレジストマスクで覆い、選択的にイオン注入する場合が多い。そして、レジストマスクは、100℃を越えると変形や分解を生じる。このため、レジストマスクが形成された基板では、熱処理の上限は100℃程度に制限され、水素原子を不純物層5から十分に脱離させることができない。
これに対し、本実施形態では、基板温度が100℃以下であっても不純物層5に含まれる水素原子を効率良く離脱させることができるため、レジストマスクが形成された基板にも適用可能で有る。
図2は、第1の実施形態に係る半導体製造装置50を表す模式図である。半導体製造装置50は、平行平板型のプラズマ処理装置であり、チャンバー30と、上部電極31と、下部電極33と、を備える。上部電極31と下部電極33とは、チャンバー30の内部に対向して配置される。下部電極33は、基板ホルダを兼ねる。
チャンバー30の内部は、図示しない真空ポンプにより排気ポート49を介して真空排気される。上部電極31には、第1の高周波電源(以下、RF電源35)が接続され、下部電極33には、第2の高周波電源(以下、RF電源37)が接続される。
RF電源35は、上部電極31と下部電極33との間にプラズマを生じさせる。一方、RF電源37は、プラズマと、下部電極33に載置された基板3と、の間に電位差を生じさせるバイアス電源である。
チャンバー30には、外部から不純物ガスと、不活性ガスと、を導入するガスポート41および43が設けられる。そして、ガスポート41からマスフローコントローラ(MFC)45を介して不純物ガスが導入される。また、ガスポート43からMFC47を介して不活性ガスが導入される。
さらに、半導体製造装置50は、RF電源35と、RF電源37と、MFC45と、MFC47と、を制御するコントローラ40を備える。
図3は、半導体製造装置50の動作を表すフローチャートである。例えば、半導体装置50は、不純物層5を形成するステップと、不純物層5に第1のエネルギーを有するイオン15を照射するステップと、不純物層5に第2のエネルギーを有するイオン23を照射するステップと、を連続して実施する。
まず、チャンバー30の内部に基板3を搬入し、下部電極33の上に載置する(S01)。続いて、MFC45をオンし、ガスポート41から不純物ガスを導入する(S02)。
次に、チャンバー30の内部を所定の圧力に調整し、RF電源35をオンにする(S03)。これにより、上部電極31と下部電極33との間に高周波放電が生じ、プラズマが生成される。そして、プラズマ中で分離した不純物イオンが基板3の表面に堆積し、不純物層5が形成される。
不純物層5が所定の層厚に達した時、RF電源35およびMFC45をオフする(S04)。具体的には、不純物層5の堆積速度から所定の層厚となる時間を算出し、RF電源35のオン/オフを時間制御する。そして、不純物層5を形成後、チャンバー30の内部を真空排気し不純物ガスを除去する。
次に、MFC47をオンし、ガスポート43からチャンバー30の内部に不活性ガスを導入する(S05)。続いて、チャンバー30の内部の圧力を所定の値に調整し、RF電源35をオンする(S06)。
これにより、上部電極31と下部電極33との間にプラズマが励起され、基板3の上に形成された不純物層5がプラズマに曝される。この場合、RF電源37はオフであり、不純物層5には、プラズマと基板3との間の電位差、数10Vで加速されたイオンが照射される。これにより、不純物層5から水素原子を離脱させる。また、RF電源35とRF電源37とを同時にオンし、プラズマと基板3との間の電位差を、例えば、100V以下の値に制御しても良い。
次に、RF電源35をオンしてから所定時間が経過した後、RF電源37をオンし、プラズマと基板3との間の電位差を大きくする(S07)。これにより、不純物層5にエネルギーを増加させたイオンを照射し、不純物原子7を基板3の内部にノックオン(knock on)することができる。
続いて、所定時間の経過後、RF電源35および37を共にオフし、MFC47をオフすることにより、不活性ガスを遮断する(S08)。
不純物層5に低エネルギーのイオンを照射する時間は、水素原子を離脱させるのに十分な時間であって、装置のスループットを低下させない範囲に設定する。例えば、RF電源35をオンしてからRF電源37をオンするまでの時間を、0.5秒以上、10秒以下に設定する。
上記の過程は、S01〜S11の各ステップを実行するシーケンサまたはプログラムを備えたコントローラ40により自動制御することができる。すなわち、コントローラ40は、RF電源35、RF電源37、MFC45およびMFC47をオン/オフ制御し、上記の過程を制御することができる。また、コントローラ40を図示しない真空バルブに接続し、チャンバー30の圧力を制御させても良い。
上記の例では、S07〜S10の各ステップを通して、上部電極31と下部電極33との間に生じるプラズマが維持される。したがって、不純物層5に照射される低エネルギーのイオンと、高エネルギーのイオンは同じ元素である。しかしながら、これに限る訳ではなく、ステップS08を完了した時点でRF電源35をオフし、励起ガスを入れ替えた後、S09において、RF電源35と、RF電源37と、を同時オンしても良い。すなわち、低エネルギーのイオンと、高エネルギーのイオンが、異なる元素であっても良い。
(第2実施形態)
図4(a)〜図5(b)は、第2の実施形態に係る半導体装置100の製造過程を表す模式断面図である。半導体装置100は、例えば、エクステンション領域を有するMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
図4(a)〜図5(b)は、第2の実施形態に係る半導体装置100の製造過程を表す模式断面図である。半導体装置100は、例えば、エクステンション領域を有するMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
図4(a)は、半導体基板130の表面にn型ウエル101とp型ウエル102とを、それぞれ選択的に形成した状態を示す断面図である。n型ウエル101と、p型ウエル102と、の間は、素子分離領域103により分離される。素子分離領域103は、絶縁膜を埋め込んだSTI(Shallow Trench Isolation)構造を有する。
半導体基板130には、例えば、面方位(100)のシリコン単結晶基板を用いるが、シリコンに限らずゲルマニウム、シリコンゲルマニウム(SiGe)、炭化ケイ素(SiC)、ガリウムヒ素(GaAs)等でも良い。また、SOI (Silicon on Insulator)基板を用いても良い。
まず、半導体基板130の導電型および不純物濃度を、イオン注入およびその後の熱処理により調整する。P型MOSトランジスタを形成するn型ウエル101にはn型不純物をイオン注入し、所定の不純物濃度のn型領域を形成する。N型MOSトランジスタを形成するp型ウエル102にはp型不純物をイオン注入し、所定の不純物濃度のp型領域を形成する。
続いて、STI(Shallow Trench Isolation)を形成し素子分離を行う。半導体基板130に対し、RIE(Reactive Ion Etching)を用いてトレンチを形成し、そのトレンチをシリコン酸化膜を主成分とする絶縁膜により埋め込む。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)を用いて基板表面の絶縁膜を除去し平坦化する。これにより、トレンチの内部に絶縁膜を埋め込んだ素子分離領域103が形成される。
次に、半導体基板130の表面を洗浄し、ゲート絶縁膜104を形成する。ゲート絶縁膜104には、熱酸化法あるいはプラズマ酸化法を用いたシリコン酸化膜、シリコン酸化膜を窒素含有のガス中で熱処理あるいはプラズマ処理することにより形成される窒化酸化膜、または、高誘電率(High-k)膜などを用いることができる。
続いて、ゲート絶縁膜104の上に、ゲート電極105となる多結晶シリコン膜を形成する。さらに、多結晶シリコン膜にイオン注入および熱処理を施し、導電性を付与する。例えば、MOSトランジスタのしきい値電圧を調整するため、N型MOSトランジスタのゲート電極の導電型をn型、P型MOSトランジスタのゲート電極の導電型をp型にする。なお、ゲート抵抗を低減するため、多結晶シリコン膜に代えて、金属膜、あるいは、多結晶シリコンと金属を積層した多層膜を用いても良い。
続いて、フォトリソグラフィを用いて基板上のレジストマスクに回路パターンを転写し、RIEを用いて多結晶シリコン膜を加工する。これにより、n型ウエル101およびp型ウエル102の上に、ゲート絶縁膜104を介してゲート電極105を形成する。
次に、プラズマドーピング法を用いてエクステンション領域の形成を行う。例えば、図4(b)および図4(c)に示すように、p型ウエル102をレジスト106で覆い、n型ウエルの表面にp型のエクステンション領域107を形成する。
まず、第1のステップとして、レジスト106を形成した半導体基板130をプラズマドーピング装置に導入し、PCVD法によりp型不純物であるボロン(B)を含む不純物層(第1の不純物層)を形成する。例えば、アルゴンガスと、ヘリウムで希釈した10%のジボランガス(B2H6)と、を20:1の比率で混合した原料ガスをチャンバーに導入し、0.5パスカル(Pa)の圧力においてプラズマを励起する。RF電源の周波数は、例えば、13.56MHzであり、出力は、500W〜4000Wの範囲で調整する。
不純物層の層厚は、目標ドーズ量に応じて適宜調整する。高ドーズの場合は、不純物層を厚くし、低ドーズの場合は、不純物層を薄くする。不純物層の形成時には、半導体基板130の側に高周波電力を供給しなくても良いが、不純物層の質の向上を目的として、基板側に数10W程度の電力を供給し、プラズマと半導体基板130との間の電位差を調整しても良い。いずれの場合も、不純物膜には、ジボランが解離したボロン(B)と水素原子とが含まれる。
続いて、第2のステップとして、低エネルギーのイオン照射を実施する。プラズマの励起ガスをアルゴンガスに変更し、0.5Paの圧力にてプラズマを励起する。この場合も、高周波出力を500W〜4000Wの範囲に設定し、プラズマ中でイオン化したアルゴン(第1のイオン)を照射する。チャンバー内に残留する水素の排出を確実に実施するために、プラズマの励起ガスを切り替える過程に若干の待機時間を設けても良い。また、プラズマに対して半導体基板130をバイアスするために、基板側に高周波電力を投入しても良いが、不純物層のエッチング、および、不純物層中の水素原子の意図しないノックオン(knock on)を防止する観点から、プラズマと半導体基板130との間の電位差は、100V以下とすることが望ましい。
適度のバイアスにより加速されたイオンの照射は、不純物層の表面から効率よくエネルギーを供給するため、例えば、5秒程度の低エネルギーのイオン照射により、不純物層から水素原子を離脱させることができる。一方、低エネルギーのイオン照射の導入により生産性を低下させないように、照射時間の最適化に留意する。すなわち、スループットを低下させないように、例えば、イオン照射時間を10秒以内とする。
プラズマの励起ガスには、非放射性の希ガス、例えば、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンのいずれかを選択可能であるが、製造コストの観点からアルゴンが望ましい。
次に、第3のステップとして、p型不純物であるボロン(B)をn型ウエル101に導入するノックオンを行う。すなわち、ボロンを含む不純物層に高エネルギーのイオンを照射し、基板中にボロンを注入する。
第2のステップに引き続き、プラズマ励起ガスとしてアルゴンガスを用いる。例えば、チャンバー内の圧力を0.5Paとし、500W〜4000Wの高周波電力を供給してプラズマを励起する(第2のステップにおけるプラズマを保持しても良い)。同時に、プラズマと半導体基板130との間の電位差が数100V〜数kVになるように、基板側にバイアス電力を投入する。これにより、第2のステップよりも高エネルギーのイオン(第2のイオン)が励起される。基板側に投入する高周波電力の周波数は、数100kHz〜2MHzの範囲であることが好ましい。
プラズマと半導体基板130との間の電位差が大きくなるほどイオンのエネルギーが高くなり、ノックオンされる不純物の注入深さも深くなる。また、n型ウエル101の表面に堆積した不純物層の全てが、n型ウエル101に導入されるまでイオン照射を行い、プラズマドーピングを完了する。
第1のステップから第3のステップまで同一のチャンバー内において連続的に行われることが望ましい。さらに、第2のステップと第3ステップとにおけるプラズマの励起は、同一の励起ガスを用いることが好ましい。この場合、第2のステップから第3のステップへの移行は、基板側に供給するバイアス電力を変更することにより実行される。これにより、プラズマドーピング装置のスループットを大きくして、製造効率を向上させることができる。
次に、レジスト106を除去し、半導体基板130を熱処理する。これにより、n型ウエル101の導入されたp型不純物であるボロン(B)を活性化し、図4(c)に示すように、n型ウエル101の表面近傍にp型エクステンション領域107を形成することができる。
この熱処理には、例えば、最高温度が900℃〜1000℃のRTA(Rapid Thermal Annealing)を用いることができる。また、高エネルギーのイオン照射により注入層をアモルファス化させた上で、固相エピタキシャル成長させる熱処理も可能である。この方法では、不純物を低温で活性化させることが可能であり、例えば、耐熱性の低い金属をゲート電極に用いる場合に有効である。他の活性化アニール方法、例えば、フラッシュランプアニール(flash lamp annealing:FLA)やレーザーアニール(laser spike annealing:LSA)を用いても良い。
次に、n型ウエル101をレジストで覆い、p型ウエル102にn型不純物をプラズマドーピングすることにより、n型エクステンション領域108を形成する。n型エクステンション領域108は、導入する不純物が異なる点を除いて、上記のp型エクステンション領域107と同じ手順で形成することができる。例えば、ジボラン(B2H6)に代えて、ホスフィン(PH3)またはアルシン(AsH3)を用いることができる。
次に、図5(a)に示すように、ゲート電極105の側壁にサイドウォール109を形成した後、ソース/ドレイン領域110および111を形成する。n型ウエル101には、p型不純物を選択的にイオン注入し、p型ソース/ドレイン領域110を形成する。一方、p型ウエル102には、n型不純物を選択的にイオン注入し、n型ソース/ドレイン領域111を形成する。
これらのソース/ドレイン領域の形成にも、上記のプラズマドーピングを用いることが可能である。但し、ソース/ドレイン領域は、エクステンション領域よりも深く形成され、不純物濃度も高い。したがって、不純物層の厚さ、および、基板バイアスを目的に合うよう適宜調整する。
例えば、ソース/ドレイン領域を形成する場合には、第1のステップにおいて形成される不純物層(第2の不純物層)の厚さを、エクステンション領域を形成する場合の不純物層の厚さの4〜5倍とする。そして、第2のステップにおいて、低エネルギーのイオン(第3のイオン)を第2の不純物層に照射した後、第3のステップにおいて、基板バイアスをエクステンション領域を形成する場合の5〜10倍に高くし、高エネルギーのイオン(第4のイオン)を第2の不純物層に照射する。これにより、エクステンション領域よりも深く、不純物濃度が高いソース/ドレイン領域を形成することができる。
すなわち、ソース/ドレイン領域を形成する場合は、第3のステップ(不純物の導入)における基板バイアスをエクステンション領域を形成する場合よりも高くする。これにより、励起されるイオン(第4のイオン)のエネルギーは、エクステンション領域を形成する際のイオン(第2のイオン)のエネルギーよりも高くなる。よって、第4のイオンのエネルギーは、第2および第3のイオンのエネルギーよりも高い。なお、第4のイオンは、第3のイオンと同じ種類の原子を励起したものであっても良い。
続いて、図5(b)に示すように、n型ウエル101およびp型ウエル102の上に層間絶縁膜113を形成し、ソース/ドレイン領域110および111、ゲート電極105に連通するコンタクトプラグ114を形成する。
ソース/ドレイン領域110、111およびゲート電極105の上面には、シリサイド領域112を形成する。これにより、コンタクトプラグ114と、各ソース/ドレイン領域およびゲート電極105との間の寄生直列抵抗を低減することができる。
シリサイド領域112には、例えば、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、チタンシリサイド等を用いることができる。コンタクトプラグ114は、例えば、タングステン(W)を用いて形成され、シリサイド領域112および層間絶縁膜113との間には、図示しないバリアメタルを含む。バリアメタルは、例えば、チタン(Ti)と、窒化チタン(TiN)の積層膜である。
上記の通り本実施形態では、ゲート電極105の両側に表面からの深さが浅いエクステンション領域107および108を形成する。このエクステンション領域107および108の形成に、例えば、ビームライン型のイオン注入装置を用いると、注入時間が長くなりスループットが低下する。このため、プラズマドーピング法を用いることにより、スループットを上げて生産性を向上させることができる。さらに、プラズマドーピングの過程に、低エネルギーのイオン照射を導入することにより、水素原子の混入を抑制することができる。
例えば、図8(a)は、比較例に係る半導体装置の製造過程を表す模式断面図である。ここでは、第2のステップにおける低エネルギーのイオン照射を実施せず、水素原子を離脱させていない不純物層に高エネルギーのイオン23を照射する。このため、同図に示すように、n型ウエル101へ注入される水素原子9の量が、本実施形態に比べて多くなる。さらに、ゲート絶縁膜104へ注入される水素原子9も無視できない量となる。
例えば、ゲート電極105の上に、シリコン窒化膜123を用いたハードマスクを形成し、ゲート電極105への不純物の注入を阻止したとしても、ゲート電極105の側面からゲート絶縁膜104への水素原子9の侵入を抑制することは難しい。そして、ゲート絶縁膜104に注入された水素原子9は、MOSトランジスタの信頼性を低下させる。
このように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法では、プラズマドーピングを用いることにより生産性を向上させると共に、ゲート絶縁膜104への水素原子の注入を抑制し、MOSトランジスタの信頼性を向上させることができる。
(第3実施形態)
図6(a)〜図7(b)を参照して、第3の実施形態に係る半導体装置200の製造過程を説明する。各図は、それぞれの工程における基板の部分断面を模式的に表している。
図6(a)〜図7(b)を参照して、第3の実施形態に係る半導体装置200の製造過程を説明する。各図は、それぞれの工程における基板の部分断面を模式的に表している。
第2実施形態では、MOSトランジスタのエクステンション領域への不純物導入にプラズマドーピングを用いる例を述べたが、本実施形態では、ゲート電極となる多結晶シリコンへの不純物導入にプラズマドーピングを適用する例について説明する。
MOSトランジスタでは、n型MOSトランジスタのゲート電極には、n型の多結晶シリコン、p型MOSトランジスタのゲート電極には、p型の多結晶シリコンを用いる。しかしながら、これに限定される訳ではなく、例えば、しきい値電圧の最適化やゲート絶縁膜の信頼性を確保する観点から、上記と異なる組み合わせを採用する場合もある。 本実施形態では、n型MOSトランジスタの製造過程において、ゲート電極がn型の多結晶シリコンである領域と、p型の多結晶シリコンである領域と、を作り分ける例について説明する。また、同じ基板上に図示しないp型MOSトランジスタが形成されても良い。
図6(a)に示すように、半導体基板230に対し、STI構造の素子分離領域202で分離されたp型ウエル領域201と、ゲート絶縁膜203、および、p型多結晶シリコン膜204を形成する。p型多結晶シリコン膜204は、例えば、減圧CVD法を用いて75nm〜200nmの膜厚に形成する。また、アモルファスシリコン膜を形成後、熱処理を施して多結晶シリコン膜とする方法も可能である。
例えば、減圧CVD法による堆積過程において、ジボランガスを添加しp型不純物であるボロン(B)をドーピングしても良い。また、不純物を添加しない真性の多結晶シリコンを形成した後に、ビームライン型のイオン注入、あるいは、プラズマドーピングを用いてp型不純物をドーピングしても良い。
プラズマドーピングを用いてp型不純物を導入する場合には、前述した第1のステップ〜第3のステップを実施する。すなわち、第1のステップとして、多結晶シリコン膜204の上にp型不純物を含む第1の不純物層を形成する。続いて、第2のステップにおいて、第1の不純物層に低エネルギーのイオン(第1のイオン)を照射し、第1の不純物層に含まれる水素原子を低減する。続いて、第3のステップとして、第1のイオンよりも高エネルギーの第2のイオンを第2の不純物層に照射し、p型不純物を多結晶シリコン膜204中に導入する。この場合も、第2のイオンは、第1のイオンと同じ種類の原子を励起したものであっても良い。
次に、p型多結晶シリコン膜204の一部を、n型多結晶シリコン膜に反転させる、所謂、カウンタードーピングを実施する。すなわち、p型多結晶シリコン膜204に含まれるp型不純物よりも高濃度のn型不純物を導入する。n型不純物は、例えば、活性化率が高く、熱拡散係数の大きいリン(P)が好ましい。
図6(a)に示すように、p型多結晶シリコン膜204の内の導電型を反転させない領域をレジスト205で覆う。続いて、プラズマドーピング法を用いてn型不純物であるリン(P)を導入する。
第1のステップとして、p型多結晶シリコン膜204の上に、n型不純物を含む第2の不純物層を形成する。例えば、原料ガスをジボランからホスフィンに変更し、p型多結晶シリコン膜204をn型に反転させることが可能な量のリンを含む不純物層を形成する。次に、第2のステップとして、リンを含む第2の不純物層に低エネルギーのイオン(第3のイオン)を照射し、水素原子を離脱させる。続いて、第3のイオンよりも高エネルギーの第4のイオンを第2の不純物層に照射し、p型多結晶シリコン膜204にn型不純物であるリンを導入する。第4のイオンを励起する際の基板バイアス電圧は、続いて実施する熱処理時のリンの外方拡散を抑えるために、ある程度深い位置までリンが到達するように調整することが好ましい。なお、第4のイオンは、第3のイオンと同じ種類の原子を励起したものであっても良い。
次に、レジスト205を除去した後、850℃〜950℃の温度範囲で数10秒〜数分の熱処理を行う。これにより、リン(P)を深さ方向に拡散させると共に電気的に活性化させ、p型多結晶シリコン膜204の一部をn型多結晶シリコン膜206に反転させる。続いて、図6(b)に示すように、ハードマスクとしてシリコン窒化膜207を50nm〜100nmの厚さに形成する。
次に、図7(a)に示すように、ゲート電極208および209を形成する。例えば、フォトリソグラフィによりゲート電極加工用のレジストパターンを形成し、RIEを用いてp型多結晶シリコン膜204およびn型多結晶シリコン膜206の異方性エッチングを行う。p型多結晶シリコン膜204およびn型多結晶シリコン膜206は、同時にエッチングしても良いが、多結晶シリコンのエッチングレートが導電型によって異なるため、それぞれの導電型に応じた別条件でエッチングしても良い。
次に、ゲート電極208および209の両側に、エクステンション領域210、および、サイドウォール211を形成した後、ソース/ドレイン領域212を形成する。これらの形成工程は、第2実施形態に示した方法と同じである。本実施形態では、n型MOSトランジスタを形成するため、エクステンション領域210およびソース/ドレイン領域212はn型であり、原料ガスにホスフィンまたはアルシンを用いたプラズマドーピングを用いる。
p型のゲート電極209の直上には、シリコン窒化膜207が形成されているため、エクステンション領域210およびソース/ドレイン領域212を形成する際に、p型ゲート電極09にn型不純物が導入されることはなく、p型ゲート電極209がn型に反転することはない。
続いて、ソース/ドレイン領域212の上面に形成されるシリサイド領域213、層間絶縁膜214、および、コンタクトプラグ215を第2実施形態と同じように形成する。これにより、n型MOSトランジスタを含む半導体装置200の製造過程を完了する。
本実施形態では、ハードマスク(シリコン窒化膜207)が形成されているため、ゲート電極208および209の上面がシリサイド化されない。別の例として、例えば、ハードマスクを除去し、ゲート電極208および209の上面をシリサイド化しても良い。
上記の通り本実施形態では、p型多結晶シリコンへのn型不純物の導入、n型エクステンション領域、および、n型ソース/ドレイン領域の形成にプラズマドーピング法を用いる。これにより、半導体装置200の生産性を向上させることができる。さらに、プラズマドーピングの過程に低エネルギーのイオン照射を導入することにより、水素原子の混入を抑制する。
図8(b)は、比較例に係る多結晶シリコンへのドーピング過程を表す模式断面図である。ここでも、低エネルギーのイオン照射を実施せず、水素原子を離脱させていない不純物層に高エネルギーのイオン23を照射する。このため、ゲート絶縁膜203に注入される水素原子9の量が、本実施形態に比べて多くなる。したがって、n型MOSトランジスタの信頼性の低下を招く場合がある。
このように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法では、n型エクステンション領域210およびn型ソース/ドレイン領域212に加えてp型多結晶シリコン膜204への不純物ドーピングにプラズマドーピングを用いる。これにより、半導体装置200の生産性を向上させると共に、ゲート絶縁膜203への水素原子の注入を抑制し、MOSトランジスタの信頼性を向上させることが可能となる。
本実施形態では、n型MOSトランジスタ及びp型MOSトランジスタと言った2種類のトランジスタを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、NAND型フラッシュメモリのセル部と周辺回路部に異なる不純物を導入する場合にも適用できる。すなわち、第1のステップにおいて、第1の不純物層を、例えば、セル部の第1の不純物拡散領域上に形成し、第2の不純物層を、例えば、周辺回路部の第2の不純物拡散領域に形成することもできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3・・・基板、 5・・・不純物層、 7・・・不純物原子、 9・・・水素原子、 13、23・・・プラズマ、 15、23・・・イオン、 17・・・水素分子、 30・・・チャンバー、 31・・・上部電極、 33・・・下部電極、 35、37・・・RF電源、 40・・・コントローラ、 41、43・・・ガスポート、 45、47・・・MFC、 49・・・排気ポート、 50・・・半導体製造装置、 100、200・・・半導体装置、 101、201・・・p型ウエル、 102・・・n型ウエル、 103、202・・・素子分離領域、 104、203・・・ゲート絶縁膜、 105、208、209・・・ゲート電極、 106、205・・・レジスト、 107、108、210・・・エクステンション領域、 109、211・・・サイドウォール、 110、111、212・・・ソース/ドレイン領域、 112、213・・・シリサイド領域、 113、214・・・層間絶縁膜、 114、215・・・コンタクトプラグ、 123、207・・・シリコン窒化膜、 130、230・・・半導体基板、 204・・・p型多結晶シリコン膜、 206・・・n型多結晶シリコン膜
Claims (8)
- 半導体層上に絶縁膜を介して設けられた第1の不純物拡散層上に、B、C、P、As、SbおよびInを含む群から選択された少なくとも1つの第1導電型の不純物原子を含む第1の不純物層を形成するステップと、
He、Ne、Ar、KrおよびXeを含む群から選択された少なくとも1つの原子を励起した第1のイオンであって、第1のエネルギーを有する第1のイオンを前記第1の不純物層に照射するステップと、
He、Ne、Ar、KrおよびXeを含む群から選択された少なくとも1つの原子を励起した第2のイオンであって、前記第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーを有する前記第2のイオンを前記第1の不純物層に照射し、前記第1導電型の不純物原子を前記不純物拡散層に導入するステップと、
第2の不純物拡散層上に、B、C、P、As、SbおよびInを含む群から選択された少なくとも1つの第2導電型の不純物原子を含む第2の不純物層を形成するステップと、
He、Ne、Ar、KrおよびXeを含む群から選択された少なくとも1つの原子を励起した第3のイオンであって、第3のエネルギーを有する第3のイオンを前記第2の不純物層に照射するステップと、
He、Ne、Ar、KrおよびXeを含む群から選択された少なくとも1つの原子を励起した第4のイオンであって、前記第3のエネルギーよりも高い第4のエネルギーを有する前記第4のイオンを前記第2の不純物層に照射し、前記第2導電型の不純物原子を前記不純物拡散層に導入するステップと、
を備え、
前記第1の不純物層を形成するステップと、前記第1の不純物層に前記第1のエネルギーを有する前記第1のイオンを照射するステップと、前記第1の不純物層に前記第2のエネルギーを有する前記第2のイオンを照射するステップと、を、同一のチャンバー内で実施し、
前記第2の不純物層を形成するステップと、前記第2の不純物層に前記第3のエネルギーを有する前記第3のイオンを照射するステップと、前記第2の不純物層に前記第4のエネルギーを有する前記第4のイオンを照射するステップと、を、同一のチャンバー内で実施する半導体装置の製造方法。 - 第1の不純物原子を含む第1の不純物層を、不純物拡散層の上に形成するステップと、
前記第1の不純物層に第1のエネルギーを有する第1のイオンを照射するステップと、
前記第1のエネルギーよりも高い第2のエネルギーを有する第2のイオンを前記第1の不純物層に照射するステップと、
を備えた半導体装置の製造方法。 - 前記第2のイオンは、前記第1のイオンと同じ種類の原子を励起したイオンである請求項2記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1の不純物層を形成するステップと、前記第1の不純物層に前記第1のエネルギーを有する前記第1のイオンを照射するステップと、前記第1の不純物層に前記第2のエネルギーを有する前記第2のイオンを照射するステップと、を、同一のチャンバー内で実施する請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1の不純物原子は、B、C、P、As、SbおよびInから選択される少なくとも1つである請求項2〜4のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1のイオンは、He、Ne、Ar、KrおよびXeから選択される少なくとも1つの原子を励起したイオンであり、
前記第2のイオンは、He、Ne、Ar、KrおよびXeから選択される少なくとも1つの原子を励起したイオンである請求項2〜5のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。 - 前記不純物拡散層を熱処理し、前記第1の不純物原子を活性化させるステップをさらに備えた請求項1〜6のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記不純物拡散層の上に第2の不純物原子を含み、前記第1の不純物層よりも厚い第2の不純物層を形成するステップと、
前記第2の不純物層に第3のエネルギーを有する第3のイオンを照射するステップと、
前記第2および第3のエネルギーよりも高い第4のエネルギーを有する第4のイオンを前記第2の不純物層に照射し、前記第2の不純物原子を前記第1の不純物原子よりも深い位置に導入するステップと、
を備えた請求項2記載の半導体装置の製造方法。
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