JP2014050114A - 積層鉄心の製造方法およびこれを用いて製造した積層鉄心 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、材料歩留りを低下させることなく、かつ積層鉄心の形状精度が向上し、磁極軸片部の幅が変化した積層鉄心を提供することを目的とする。
【解決手段】条材から複数の円弧上セグメント鉄心片を打ち抜き、該セグメント鉄心片を環状に積層し、磁極軸部の上部および下部の幅が漸減した積層鉄心の製造方法において、幅の異なるスロットを打ち抜き形成するスロット抜き工程を有し、前記スロット抜き工程は前記磁極軸部の中層部を形成する工程と、前記磁極軸部の上層部および下層部を形成する工程と、前記磁極軸部の最上層部および最下層部を形成する工程によって行われる。
【選択図】図2
【解決手段】条材から複数の円弧上セグメント鉄心片を打ち抜き、該セグメント鉄心片を環状に積層し、磁極軸部の上部および下部の幅が漸減した積層鉄心の製造方法において、幅の異なるスロットを打ち抜き形成するスロット抜き工程を有し、前記スロット抜き工程は前記磁極軸部の中層部を形成する工程と、前記磁極軸部の上層部および下層部を形成する工程と、前記磁極軸部の最上層部および最下層部を形成する工程によって行われる。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数の円弧状のセグメント鉄心片を環状に積層した積層鉄心の製造方法およびこれを用いて製造した積層鉄心に関する。
昨今、積層鉄心の磁極軸部への占積率向上を目的として、図4(A)、(B)に示すように、分割積層鉄心90の磁極軸部91をa‐a断面からみてその上部92および下部93の幅が漸減したものが開示されている。これによると、磁極軸部91への巻線が、磁極軸部91の上端部92および下端部93に隙間を生じさせることなく巻回できるようになっている。
上述した分割積層鉄心90の製造は図5(特許文献1)に示すような順送り金型によって打抜き形成される。工程2で第1の金型96がヨーク片部94の一方の半径方向内側辺に沿って移動し、工程3で第2の金型97がヨーク片部94の他方の半径方向内側辺に沿って移動し、磁極軸片部95の幅が調整できるようになっている。この第1、第2の金型96、97を、プレス加工基準ラインに対して緩やかに後退または前進させることにより、磁極軸片部95の幅が変化した分割積層鉄心90を形成している。
また、磁極軸片部の幅が変化した積層鉄心は図6(特許文献2)に示すような順送り金型によっても打抜き形成される。工程3で第1の金型98が、工程5で第2の金型99が鉄心片100の中心軸を基準に左右に回転移動可能となっている。この第1、第2の金型98、99が鉄心片100の中心軸を基準に左右に回転移動することで、磁極軸片部101の幅が変化した積層鉄心を形成している。
特許文献1の分割積層鉄心の製造方法では、分割積層鉄心の磁極軸部91に巻線後、分割積層鉄心同士を環状に組付ける必要がある。ここで、分割積層鉄心は個別に形成されるため、板厚偏差等により各分割積層鉄心の精度に微妙な差が生じることで、分割積層鉄心の連結部同士が嵌合しにくくなり、組付けに時間がかかる問題があった。また、特許文献2の積層鉄心の製造方法では特許文献1に使用する金型に比べて、金型が大型化する。このため、金型を取り付けるプレス機械も大型化し、金型やプレス機械の設備費用が高額となっていた。また、分割積層鉄心に比べて積層鉄心の形状精度は高くなるものの、材料歩留りが低下する。このように、特許文献1と特許文献2の製造方法ではいずれも問題を抱えていた。
本発明は、材料歩留りを低下させることなく、かつ積層鉄心の形状精度が向上し、磁極軸片部の幅が変化した積層鉄心を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る積層鉄心の製造方法は、条材から複数の円弧上セグメント鉄心片を打ち抜き、該セグメント鉄心片を環状に積層し、磁極軸部の上部および下部の幅が漸減した積層鉄心の製造方法において、幅の異なるスロットを打ち抜き形成するスロット抜き工程を有し、該スロット抜き工程は前記磁極軸部の中層部を形成する工程と、前記磁極軸部の上層部および下層部を形成する工程と、前記磁極軸部の最上層部および最下層部を形成する工程によって行われる。
第1の発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記スロット抜き工程で形成される前記セグメント鉄心片の打ち抜き領域内には、該セグメント鉄心片の磁極軸片部を形成する打ち抜き片部が、前記セグメント鉄心片の周方向に繰り返し打ち抜かれることで前記スロットが形成される。
第1の発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記打ち抜き片部は、外側輪郭部と内側輪郭部とを有し、前記外側輪郭部は前記セグメント鉄心片の外周輪郭を形成し、該内側輪郭部は前記セグメント鉄心片の内周輪郭及び磁極軸片部の輪郭を形成している。
前記目的に沿う第2の発明に係る積層鉄心は、第1の発明に係る積層鉄心の製造方法で製造された積層鉄心であって、隣り合う前記セグメント鉄心片の間には、セグメント鉄心片を外周領域で結合する連結部が設けられている。
材料歩留りを低下させることなく、かつ積層鉄心の形状精度が向上し、磁極軸片部の幅が変化した積層鉄心を製造することができる。
金型やこれを取り付けるプレス機械の小型化が図れ、更に、プレス機械に高い推力を必要しないため、金型やプレス機械の設備費用を低減できる。
セグメント鉄心片の内形輪郭を形成する工程と、外形輪郭を形成する工程とを同時に実施でき、製造工程数を少なくでき、生産性の向上が図ることができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
まず、本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方法を用いて製造した積層鉄心について説明する。
積層鉄心10は、固定子積層鉄心(ステータ)であり、図1(A)に示すように、厚みが、例えば、0.15〜0.5mm程度の電磁鋼板(条材の一例)から、複数の円弧状のセグメント鉄心片11を打ち抜き、セグメント鉄心片11を環状に積層して構成されるものである。ここで、複数のセグメント鉄心片11の積層方法には、かしめ、溶接、及び接着のいずれか1を適用することも、また、いずれか2以上を併用することもできる。
まず、本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方法を用いて製造した積層鉄心について説明する。
積層鉄心10は、固定子積層鉄心(ステータ)であり、図1(A)に示すように、厚みが、例えば、0.15〜0.5mm程度の電磁鋼板(条材の一例)から、複数の円弧状のセグメント鉄心片11を打ち抜き、セグメント鉄心片11を環状に積層して構成されるものである。ここで、複数のセグメント鉄心片11の積層方法には、かしめ、溶接、及び接着のいずれか1を適用することも、また、いずれか2以上を併用することもできる。
この積層鉄心10は、円弧状のヨーク部12とその内側に形成されている複数の磁極軸部13とを有し、各磁極軸部13の間には複数のスロット14が設けられている。
また、隣り合うセグメント鉄心片11の間には、セグメント鉄心片11を外周領域で結合する連結部15が設けられており、螺旋状に巻き積層されるとともに、かしめ部16によって固着されている。
また、隣り合うセグメント鉄心片11の間には、セグメント鉄心片11を外周領域で結合する連結部15が設けられており、螺旋状に巻き積層されるとともに、かしめ部16によって固着されている。
ここで、図1(A)のa−a方向からみた磁極軸部13の断面を図1(B)に示すが、積層方向において、磁極軸片部17の上層部および下層部の幅が狭くなって、磁極軸部13の上下の角部18が傾斜して丸みを帯びている。このように磁極軸部13を形成すると、磁極軸部13に対して巻線を円滑に施すことができ、同一巻線数に対して、巻線長を節約し、磁極軸部13への巻線の占積率を向上できる。また、巻線の絶縁被膜の損傷を防止できる。
続いて、本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方法について、図2を参照しながら説明する。
まず、パイロット孔20を形成する準備工程について説明する。
パイロット孔20は、電磁鋼板21を搬送しながら、電磁鋼板21の幅方向両側に、その送り方向に所定ピッチで形成する。なお、図2の準備工程における斜線部はパイロット孔20の形成位置を示している。
まず、パイロット孔20を形成する準備工程について説明する。
パイロット孔20は、電磁鋼板21を搬送しながら、電磁鋼板21の幅方向両側に、その送り方向に所定ピッチで形成する。なお、図2の準備工程における斜線部はパイロット孔20の形成位置を示している。
次に、スロット抜きを行うスロット抜き工程について説明する。
スロット抜き工程は、それぞれ抜き幅が異なる3工程からなる。磁極軸片部17の中層部の形成は、スロット抜き工程の中で最もスロット幅が狭い刃物で第1のスロット22を打ち抜く。
磁極軸片部17の上層部と下層部の形成は、スロット抜き工程の中で第1のスロット22よりスロット幅が広くなった刃物で第2のスロット23を打ち抜く。磁極軸片部17の最上層部と最下層部の形成は、スロット抜き工程の中で最もスロット幅が広くなった刃物で第3のスロット24を打ち抜く。
スロット抜き工程は、それぞれ抜き幅が異なる3工程からなる。磁極軸片部17の中層部の形成は、スロット抜き工程の中で最もスロット幅が狭い刃物で第1のスロット22を打ち抜く。
磁極軸片部17の上層部と下層部の形成は、スロット抜き工程の中で第1のスロット22よりスロット幅が広くなった刃物で第2のスロット23を打ち抜く。磁極軸片部17の最上層部と最下層部の形成は、スロット抜き工程の中で最もスロット幅が広くなった刃物で第3のスロット24を打ち抜く。
打ち抜きに際して、セグメント鉄心片11は巻き積層によって、積層鉄心10を形成するため、巻き積層下から1層目にスロット抜き工程の第3のスロット24を打ち抜く刃物のみを動かして磁極軸片部15の最下層部を形成し、巻き積層下から2層目にスロット抜き工程の第2のスロット23を打ち抜く刃物のみを動かして磁極軸片部15の下層部を形成し、そして、巻き積層下から3層目以降にスロット抜き工程の第1のスロット22を打ち抜く刃物のみを動かして磁極軸片部15の中層部を形成している。その後、巻き積層上から2層目にスロット抜き工程の第2のスロット23を打ち抜く刃物のみを動かして磁極軸片部15の上層部を形成し、巻き積層上から1層目にスロット抜き工程の第3のスロット24を打ち抜く刃物のみを動かして磁極軸片部15の最上層部を形成している。
次に、連結部15を形成するために、隣接するセグメント鉄心片11の間を打抜く。そして、かしめ部形成工程、内形部抜き工程、及び外形部抜き工程を順次行い、巻き積層することによって磁極軸片部15の幅が増減した磁極軸部13を有する積層鉄心10が形成される。
続いて、本発明の他の実施の形態に係る積層鉄心の製造方法について、図3を参照しながら説明する。
まず、パイロット孔25を形成する準備工程について説明する。パイロット孔25は、電磁鋼板26を搬送しながら、パイロット孔形成用金型27を用いて、電磁鋼板26の幅方向両側に、その送り方向に所定ピッチで形成する。なお、図3の準備工程における斜線部は、パイロット孔形成用金型27によるパイロット孔25の形成位置を示している。このパイロット孔形成用金型27は、電磁鋼板26の幅方向両側に配置される2つのパイロット孔25を1対として形成するものである。このように、パイロット孔形成用金型27は、電磁鋼板26の送り方向の幅が、1つのパイロット孔25を形成できる幅を有すればよいため、小型化が図れる。
まず、パイロット孔25を形成する準備工程について説明する。パイロット孔25は、電磁鋼板26を搬送しながら、パイロット孔形成用金型27を用いて、電磁鋼板26の幅方向両側に、その送り方向に所定ピッチで形成する。なお、図3の準備工程における斜線部は、パイロット孔形成用金型27によるパイロット孔25の形成位置を示している。このパイロット孔形成用金型27は、電磁鋼板26の幅方向両側に配置される2つのパイロット孔25を1対として形成するものである。このように、パイロット孔形成用金型27は、電磁鋼板26の送り方向の幅が、1つのパイロット孔25を形成できる幅を有すればよいため、小型化が図れる。
次に、周方向輪郭形成用金型28を用いて、スロット抜き、内形部抜き、および外形部抜きを行うスロット抜き・輪郭形成工程について説明する。
1つのセグメント鉄心片29が打ち抜かれる電磁鋼板26の打ち抜き領域30(電磁鋼板26の送り方向に隣り合うパイロット孔25で囲まれた領域)内には、セグメント鉄心片29を形成するために打ち抜かれる外側輪郭部31と内側輪郭部32を有する同一形状の第1の打抜き片部33が、セグメント鉄心片29の周方向に渡って複数(ここでは5つ)存在している。この外側輪郭部31は、細長状で、形成するセグメント鉄心片29のヨーク片部34の外周輪郭を形成するための一部分である。また、内側輪郭部32は、逆T字状で、形成するセグメント鉄心片29のヨーク片部34の内周輪郭および磁極軸片部35の輪郭を形成するための一部分である。
1つのセグメント鉄心片29が打ち抜かれる電磁鋼板26の打ち抜き領域30(電磁鋼板26の送り方向に隣り合うパイロット孔25で囲まれた領域)内には、セグメント鉄心片29を形成するために打ち抜かれる外側輪郭部31と内側輪郭部32を有する同一形状の第1の打抜き片部33が、セグメント鉄心片29の周方向に渡って複数(ここでは5つ)存在している。この外側輪郭部31は、細長状で、形成するセグメント鉄心片29のヨーク片部34の外周輪郭を形成するための一部分である。また、内側輪郭部32は、逆T字状で、形成するセグメント鉄心片29のヨーク片部34の内周輪郭および磁極軸片部35の輪郭を形成するための一部分である。
このため、この第1の打ち抜き片部33に対応した形状の金型、即ち周方向輪郭形成用金型28を使用し、セグメント鉄心片29の周方向に、電磁鋼板26を繰り返し複数回(ここでは5回)打ち抜く。なお、図3のスロット抜き・輪郭形成工程における斜線部は、周方向輪郭形成用金型28により最初に打ち抜く第1の打ち抜き片部33の位置を示している。
この第1の打ち抜き片部33は、周方向輪郭形成用金型28により打ち抜く部分を意味するため、周方向輪郭形成用金型28での打ち抜き後は電磁鋼板26中に存在しないが、説明の便宜上、必要に応じて二点鎖線で図示している(以下、同様)。
この第1の打ち抜き片部33は、周方向輪郭形成用金型28により打ち抜く部分を意味するため、周方向輪郭形成用金型28での打ち抜き後は電磁鋼板26中に存在しないが、説明の便宜上、必要に応じて二点鎖線で図示している(以下、同様)。
打ち抜きに際しては、周方向輪郭形成用金型28をセグメント鉄心片29の周方向に移動させる必要がある。この方法としては、セグメント鉄心片29の曲率中心を中心として、周方向輪郭形成用金型28を所定角度ごとに回動させればよく、例えば、特開2007−89326号公報に記載された方法等を利用できる。
ここで、打ち抜きには、1回の打ち抜きで1つのスロット36が形成される周方向輪郭形成用金型28を用いたが、形成するセグメント鉄心片29の大きさ等により、1回の打ち抜きで複数(2つ又は3つ)のスロットを形成できる周方向輪郭形成用金型を用いてもよい。この場合、内側輪郭部の周方向の打ち抜き幅に応じて、外側輪郭部の周方向の打ち抜き幅も調整する。
なお、周方向輪郭形成用金型28による打ち抜きは、その打ち抜き位置の周方向端部が連続するように行えばよいが、打ち抜き位置の周方向端部を重複させながら行うことが好ましい。
ここで、打ち抜きには、1回の打ち抜きで1つのスロット36が形成される周方向輪郭形成用金型28を用いたが、形成するセグメント鉄心片29の大きさ等により、1回の打ち抜きで複数(2つ又は3つ)のスロットを形成できる周方向輪郭形成用金型を用いてもよい。この場合、内側輪郭部の周方向の打ち抜き幅に応じて、外側輪郭部の周方向の打ち抜き幅も調整する。
なお、周方向輪郭形成用金型28による打ち抜きは、その打ち抜き位置の周方向端部が連続するように行えばよいが、打ち抜き位置の周方向端部を重複させながら行うことが好ましい。
このように、上記方法を繰り返し(ここでは、5回)行うことで、形成するセグメント鉄心片29のヨーク片部34の外周輪郭と、ヨーク片部34の内周輪郭および磁極軸片部35の輪郭を、それぞれ形成できる。
なお、上記した周方向輪郭形成用金型28による打ち抜きは、端部から順次行っているが、これに限定されるものではなく、例えば、周方向中央部から行ってもよい(以下、同様)。
なお、上記した周方向輪郭形成用金型28による打ち抜きは、端部から順次行っているが、これに限定されるものではなく、例えば、周方向中央部から行ってもよい(以下、同様)。
ここで、スロット抜き・輪郭形成工程は、それぞれ抜き幅の異なる3工程からなる。第1の打ち抜き片部33の内径輪郭部32の幅が電磁鋼板21の送り方向に進むにつれて広くなっている。磁極軸片部の中層部の形成は、スロット抜き・輪郭形成工程の中で最も内側輪郭部32の幅が狭くなった刃物で第1の打ち抜き片部33を打ち抜く。磁極軸片部の上層部と下層部の形成は、スロット抜き・輪郭形成工程の中で第1の打ち抜き片部33の内側輪郭部32の幅より内側輪郭部の幅が広くなった刃物で第2の打ち抜き片部37を打ち抜く。磁極軸片部の最上層部と最下層部の形成は、スロット抜き・輪郭形成工程の中で最も内側輪郭部の幅が広くなった刃物で第3の打ち抜き片部38を打ち抜く。このとき、各工程の外形輪郭部31の幅に関しては、同一となっている。
打ち抜きに際して、セグメント鉄心片29は巻き積層によって積層鉄心を形成するため、巻き積層下から1層目に第3の打ち抜き片部38を打ち抜く周方向輪郭形成用金型41の刃物のみを動かして磁極軸片部の最下層部を形成し、巻き積層下から2層目に第2の打ち抜き片部37を打ち抜く周方向輪郭形成用金型40の刃物のみを動かして磁極軸片部の下層部を形成し、そして、巻き積層下から3層目以降に第1の打ち抜き片部33を打ち抜く周方向輪郭形成用金型28の刃物のみを動かして磁極軸片部の中層部を形成している。その後、巻き積層上から2層目に第2の打ち抜き片部37を打ち抜く周方向輪郭形成用金型40の刃物のみを動かして磁極軸片部の上層部を形成し、巻き積層上から1層目に第3の打ち抜き片部38を打ち抜く周方向輪郭形成用金型41の刃物のみを動かして磁極軸片部の最上層部を形成している。
続いて、かしめ部形成用金型42を用いてかしめ部形成を行うかしめ部形成工程について、図3を参照しながら説明する。
かしめ部形成用金型42は、電磁鋼板26の送り方向に隣り合うセグメント鉄心片29に近接配置される2つのかしめ部43を、一対として形成するものである。なお、図3のかしめ部形成工程における斜線部は、かしめ部形成用金型42によるかしめ部43の形成位置を示している。1つのセグメント鉄心片29に形成させるかしめ部43は、セグメント鉄心片29の周方向両側に1つずつ形成されるため、このかしめ部43間の距離よりも、隣り合うセグメント鉄心片29の一方側と他方側に配置されるかしめ部43間の距離の方が短い。このため、かしめ部形成用金型42の小型化が図れる。
かしめ部形成工程は、前記スロット抜き・輪郭形成工程とは別に設けることなく、スロット抜き・輪郭形成工程に入れてもよい。このとき、かしめ部の形成を周方向輪郭形成用金型で行ってもよく、また、周方向輪郭形成用金型とは別に、かしめ部の形成のための金型を設け、この金型を回動させて、1箇所ずつ形成してもよい。
かしめ部形成用金型42は、電磁鋼板26の送り方向に隣り合うセグメント鉄心片29に近接配置される2つのかしめ部43を、一対として形成するものである。なお、図3のかしめ部形成工程における斜線部は、かしめ部形成用金型42によるかしめ部43の形成位置を示している。1つのセグメント鉄心片29に形成させるかしめ部43は、セグメント鉄心片29の周方向両側に1つずつ形成されるため、このかしめ部43間の距離よりも、隣り合うセグメント鉄心片29の一方側と他方側に配置されるかしめ部43間の距離の方が短い。このため、かしめ部形成用金型42の小型化が図れる。
かしめ部形成工程は、前記スロット抜き・輪郭形成工程とは別に設けることなく、スロット抜き・輪郭形成工程に入れてもよい。このとき、かしめ部の形成を周方向輪郭形成用金型で行ってもよく、また、周方向輪郭形成用金型とは別に、かしめ部の形成のための金型を設け、この金型を回動させて、1箇所ずつ形成してもよい。
そして、側部輪郭形成用金型44を用いて連結部45の形成を行う連結部形成工程について、図3を参照しながら説明する。
電磁鋼板26の送り方向に隣り合うセグメント鉄心片29の間には、セグメント鉄心片29を形成する輪郭部46が存在する。この輪郭部46は、隣り合うセグメント鉄心片29の外側輪郭の打ち抜き位置と連続して、各セグメント鉄心片29の外周端部輪郭を形成する外片部47と、隣り合うセグメント鉄心片29の内側輪郭部の打ち抜き位置と連続して、各セグメント鉄心片29の側部輪郭を形成する内片部48とを有している。なお、外片部47と内片部48の間には、連結部45が形成される。
電磁鋼板26の送り方向に隣り合うセグメント鉄心片29の間には、セグメント鉄心片29を形成する輪郭部46が存在する。この輪郭部46は、隣り合うセグメント鉄心片29の外側輪郭の打ち抜き位置と連続して、各セグメント鉄心片29の外周端部輪郭を形成する外片部47と、隣り合うセグメント鉄心片29の内側輪郭部の打ち抜き位置と連続して、各セグメント鉄心片29の側部輪郭を形成する内片部48とを有している。なお、外片部47と内片部48の間には、連結部45が形成される。
このため、輪郭部46に対応した形状の金型、即ち側部輪郭形成用金型44を使用し、輪郭部46を打ち抜き、セグメント鉄心片29を形成する。なお、図3の連結部形成工程における斜線部は、側部輪郭形成用金型44により打ち抜く輪郭部46の位置を示している。
ここで、側部輪郭形成用金型44は、外片部47に対応した形状の刃物と、内片部48に対応した形状の刃物を有しており、刃物間に隙間を設けているので、連結部45が形成される。
ここで、側部輪郭形成用金型44は、外片部47に対応した形状の刃物と、内片部48に対応した形状の刃物を有しており、刃物間に隙間を設けているので、連結部45が形成される。
このようにして形成した連続する複数のセグメント鉄心片29を、連結部45で折り曲げながら螺旋状に巻回し積層して、積層鉄心を製造する。このとき、セグメント鉄心片29の内側を所定直径の円柱体に巻き付けて、螺旋状に巻くのが好ましい。
以上のことから、本発明の積層鉄心の製造方法を使用することで、材料歩留りを低下させることなく、かつ積層鉄心の形状精度が向上し、磁極軸片部の幅が変化した積層鉄心が形成される。
以上のことから、本発明の積層鉄心の製造方法を使用することで、材料歩留りを低下させることなく、かつ積層鉄心の形状精度が向上し、磁極軸片部の幅が変化した積層鉄心が形成される。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、最上層部および最下層部の磁極軸片部は1枚に限定されず、幅の異なる磁極軸片部を2枚以上積層してもよい。また、同様に、上層部およぶ下層部の磁極軸片部も1枚に限定されず、幅の異なる磁極軸片部を2枚以上積層してもよい。これにより、磁極軸部の角部がより丸みを帯びるので、磁極軸部に対して巻線を円滑に施すことができ、同一巻線に対して、巻線長を節約し、磁極軸部への巻線の占積率を向上できる。
10:積層鉄心、11:セグメント鉄心片、12:ヨーク部、13:磁極軸部、14:スロット、15:連結部、16:かしめ部、17:磁極軸片部、18:角部、20:パイロット孔、21:電磁鋼板、22:第1のスロット、23:第2のスロット、24:第3のスロット、25:パイロット孔、26:電磁鋼板、27:パイロット孔形成用金型、28:周方向輪郭形成用金型、29:セグメント鉄心片、30:打ち抜き領域、31:外側輪郭部、32:内側輪郭部、33:第1の打ち抜き片部、34:ヨーク片部、35:磁極軸片部、36:スロット、37:第2の打ち抜き片部、38:第3の打ち抜き片部、40:周方向輪郭形成用金型、41:周方向輪郭形成用金型、42:かしめ部形成用金型、43:かしめ部、44:側部輪郭形成用金型、45:連結部、46:輪郭部、47:外片部、48:内片部、90:分割積層鉄心、91:磁極軸部、92:上部、93:下部、94:ヨーク片部、95:磁極軸片部、96:第1の金型、97:第2の金型、98:第1の金型、99:第2の金型、100:鉄心片、101:磁極軸片部
Claims (4)
- 条材から複数の円弧上セグメント鉄心片を打ち抜き、該セグメント鉄心片を環状に積層し、磁極軸部の上部および下部の幅が漸減した積層鉄心の製造方法において、幅の異なるスロットを打ち抜き形成するスロット抜き工程を有し、該スロット抜き工程は前記磁極軸部の中層部を形成する工程と、前記磁極軸部の上層部および下層部を形成する工程と、前記磁極軸部の最上層部および最下層部を形成する工程によって行われることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
- 請求項1記載の積層鉄心の製造方法において、前記スロット抜き工程で形成される前記セグメント鉄心片の打ち抜き領域内には、該セグメント鉄心片の磁極軸片部を形成する打ち抜き片部が、前記セグメント鉄心片の周方向に繰り返し打ち抜かれることで前記スロットが形成されることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
- 請求項2記載の積層鉄心の製造方法において、前記打ち抜き片部は、外側輪郭部と内側輪郭部とを有し、前記外側輪郭部は前記セグメント鉄心片の外周輪郭を形成し、該内側輪郭部は前記セグメント鉄心片の内周輪郭及び磁極軸片部の輪郭を形成していることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
- 請求項1〜3記載の積層鉄心の製造方法で製造した積層鉄心であって、隣り合う前記セグメント鉄心片の間には、セグメント鉄心片を外周領域で結合する連結部が設けられていることを特徴とする積層鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012188440A JP2014050114A (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | 積層鉄心の製造方法およびこれを用いて製造した積層鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012188440A JP2014050114A (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | 積層鉄心の製造方法およびこれを用いて製造した積層鉄心 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014050114A true JP2014050114A (ja) | 2014-03-17 |
Family
ID=50609306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2012188440A Pending JP2014050114A (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | 積層鉄心の製造方法およびこれを用いて製造した積層鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014050114A (ja) |
-
2012
- 2012-08-29 JP JP2012188440A patent/JP2014050114A/ja active Pending
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