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JP2014046128A - 椅子及びその座板 - Google Patents

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JP2014046128A
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Makoto Takahara
良 高原
Yoshiko Yagi
佳子 八木
Shozo Matsushita
祥三 松下
Yutaka Takeuchi
裕 竹内
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Itoki Corp
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Abstract

【課題】見た目の悪さや腰掛けた状態での違和感・不快感を与えることなく、浅く腰掛けた状態での身体の前滑りを阻止する。
【解決手段】座板14のうち前部14aを除いた範囲は正面視及び縦断側面視で基本的に凹凸(波打ち)がないノーマル面になっている。座板14の前部14aは中間部14bをそのまま延長した形態であるが、前部14aのうち左右中間部は人の体圧で変形しないサドル部25になっており、サドル部25の左右両側は人の体圧で凹み変形する太股支持部26になっている。太股支持部26の凹み変形によってサドル部25が相対的に隆起するため、身体の前滑りが阻止される。サドル部25は中間部14bより高くはなっていないので、見た目において不快感は与えないと共に、股部を過度に圧迫することばないので違和感・不快感は与えない。
【選択図】図6

Description

本願発明は、人が浅く腰掛けても身体が前滑りしないように保持するサドル機能を座に形成している椅子、及び前滑り防止用サドル部を設けた座板に関するものである。
椅子の1つのタイプとして、座の高さを通常の椅子より高い高さに設定して、一般的な身長の成人が中腰で浅く腰掛けできるようにした椅子(ハイ・ポジション・チェア)があり、例えば、立ち仕事が多くて移動も頻繁に行う作業環境での使用に供されている。このハイ・ポジション・チェアに大腿部を傾斜させた中腰気味で浅く腰掛けて(所謂、チョン掛け又はチョイ掛けした状態で)で作業を行う場合、大腿部が傾斜しているため身体が前滑りする傾向を呈することがある。
この点については、座の前部を高くして臀部に対する引っ掛かりを良くしたらよいと考えられるが、これでは座の前端縁が人の大腿部が圧迫される問題がある。他方、例えば特許文献1〜3に記載されているように、座面に前後長手で尾根状のサドル部を設けた椅子があり、ハイ・ポジション・チェアの座にサドル部を設けることで身体の前滑りを阻止することも考えられる。
実開昭60−126044号のマイクロフィルム 特開2008−119182号公報 特許第4018329号公報
特許文献1〜3に記載されている従来のサドル部は座の略全長にわたって長く延びるように形成されており、従って、座面には、サドル部の左右両側に位置した谷部(凹部、溝部)が略全長にわたって形成されている。つまり、座面が略全長にわたって凹凸形状になっている。
この座面の凹凸形状は身体の前滑り抑止効果に優れていると言えるが、見た目において腰掛けるというより「跨がる」というイメージが強いため、嫌悪感を与えることがあるのみならず、実際に腰掛けても違和感・不快感を与えることがある。特に、使用者が女性である場合は、嫌悪感・違和感を持つことが多い。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、使用者に嫌悪感や違和感を与えることなくサドル部の持つ滑り阻止機能を発揮できるようにすることを目的とするものである。
本願発明は椅子と座板を対象にしており、このうち椅子は、座を構成する樹脂製の座板に、人が浅く腰掛けても身体が前向きにずれないように保持するサドル機能を保持させた基本構成になっている。
そして、請求項1の発明は、上記基本構成において、前記座板のうち浅く腰掛けた人の臀部が当たる前部を除いた部分の上面は、正面視及び縦断側面視で基本的に凹凸がないノーマル面になっている一方、前記座板の前部のうち浅く腰掛けた人の股部に対応した左右中間部は、前記ノーマル面を手前に延長させた状態でかつ人の体圧では変形し難い強度のサドル部になっており、前記座板の前部のうち前記サドル部の左右両側に位置した太股支持部は、浅く腰掛けた人の体圧で容易に凹み変形する強度に設定されており、前記太股支持部は前記ノーマル面とサドル部とに滑らかに連続している。
請求項2の発明では、請求項1において、前記座板における前部の左右太股支持部は、細長いスリットの群を形成することで体圧による変形が許容されているか、又は、前記ノーマル面とサドル部に連続するようにエラストマー又はその他の軟質材を一体成形することによって体圧による変形が許容されている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記座は、床に立った人が大腿部を傾斜させた中腰だと浅く腰掛けできるが深く腰掛けると足が床に届かない高さに脚装置で保持されており、前記脚装置に、人が前記座に深く腰掛けた状態で足を載せるステップ手段を設けている。
請求項5では座板を特定している。すなわちこの座板は、人が浅く腰掛けても身体が前向きにずれないように保持するサドル機能を有するものであり、浅く腰掛けた人の臀部が当たる前部を除いた部分の上面は、正面視及び縦断側面視で基本的に凹凸がないノーマル面になっている一方、前部のうち浅く腰掛けた人の股部に対応した左右中間部は、前記ノーマル面を手前に延長させた状態でかつ人の体圧では変形し難い強度のサドル部になっており、前記座板の前部のうち前記サドル部の左右両側に位置した太股支持部は、浅く腰掛けた人の体圧で容易に凹み変形する強度に設定されており、前記太股支持部は前記ノーマル面とサドル部とに滑らかに連続している。
本願発明において、「正面視及び縦断側面視で基本的に凹凸がないノーマル面になっている」とは、スリットやリブが存在したとしても、スリットを捨象した状態での面やリブの上面を連ねた身体支持面は、正面視でも縦断側面視でも、波打つことなく緩いカーブで湾曲したり平坦状になっていたりするという意味である。
本願発明では、人が座に浅く腰掛けると体圧で太股支持部が凹み変形することにより、サドル部が太股支持部に対して相対的に高くなり、その結果、サドル部が身体に対する抵抗(ストッパー部)として作用して、身体の前滑り現象を阻止することができる。また、サドル部はノーマル面を手前に延長した状態に過ぎないため、サドル部が使用者の股部に強く当たることはなくて使用者に違和感・不快感を与えることはない。また、太股支持部はノーマル面及びサドル部から下向きに凹んだ状態になるため、太股支持部が使用者の大腿部に下方から突っ張るようなことはなく、大腿部に対する圧迫感も生じない。
更に、座板の上面のうち前部を除いた大部分はノーマル面になっているため、人が深く腰掛けた状態で座面が股部に食い込むような現象は発生せず、従って、深く腰掛けた状態で人が違和感・不快感を受けることを的確に阻止できる。
さて、人が座に浅く腰掛けた状態では人の臀部は座の前部に載るだけであり、座面の大部分は空いたままである。すなわち、浅く腰掛けた状態で人の身体の前滑りを阻止する機能は座の前部に持たせたら足りるのであり、本願発明のように前部のみにサドル部を設けても、身体の前滑りは的確に阻止できる。
そして、座板の上面の大部分はノーマル面であり、しかも、前部を構成する太股支持部は体圧が掛かる前の自然状態ではノーマル面を手前に延長させたのと同様の形態で良いため、座板は通常の形態と全く又は殆ど同じ外観と成すことができ、このため、跨がるタイプであるかのようなイメージを使用者に抱かせることはなくて、使用者が視覚的に嫌悪感を持つことを防止できる。すなわち、本願発明の椅子・座板は、跨がるタイプではなくて通常の腰掛けるタイプとして認識されるのであり、このため、女性にも抵抗無く受け入れられやすい。
結局、本願発明の椅子・座板は、見た目による嫌悪感や使用した状態での違和感・不快感を使用者に与えることなく、大腿部を傾斜させた中腰気味に浅く腰掛けた状態での身体の前滑りを的確に阻止することができる。なお、大腿部を傾斜させて浅く腰掛けた人の身体(臀部)を圧迫感なしで支持するには、凹所にはある程度の面積が必要である。この点、座板のうち前側の5〜10センチ前後(好適には8センチ前後)の範囲にサドル部と変形容易な左右太股支持部とを形成すると、深く腰掛けた状態で違和感を与えることなく安定的に支持できると共に、浅く腰掛けた状態でも大腿部に圧迫感を与えることなく身体を支持できて好適である。
太股支持部に変形許容機能を持たせる手段は様々に具体化できるが、請求項2のうちスリットによって弱化する構成を採用すると、スリットの群は成形時に形成されるため、加工に手間を要することなく製造できる利点である。他方、請求項2のうち軟質材を一体成形する方法を採用すると、適度の曲げ強度の材料を選択することで、太股支持部の変形を確実化できる利点がある。いずれにしても、場所によって厚さを異ならせたりリブを設けたりすることで、使用者の大腿部にフィットした変形を実現することができる。
座板は上面を露出させた状態で使用することも可能であるが、請求項3のようにクッションを張ると、使用者の身体への当たりを柔らかくすることができて好適である。
請求項4の発明では、人は、足を床に付けて椅子に浅く腰掛けたり、足をステップ手段に載せて深く腰掛けたりと、必要に応じて使い分けることができるため、ユーザーフレンドリーである。
実施形態に係る椅子の全体的な外観図で、(A)は斜視図、(B)は側面図である。 座板を露出させた状態での斜視図である。 座板を裏返して中間部材を省略した状態での斜視図である。 (A)は分離側面図、(B)は座板の正面図である。 座クッションを省略した状態での平面図である。 (A)(B)とも座板の斜視図である。 (A)(B)とも座板の斜視図である。 (A)は図4(B)の VIIIA-VIIIA視断面図、(B)は図4(B)の VIIIB-VIIIB視断面図である。
(1).椅子の概要
次に、本願発明の実施形態を説明する。まず、主として図1〜4に基づいて椅子の概要を説明する。椅子1は、主要要素として脚装置1と座2と背もたれ3とを備えている。脚装置1は、放射状の枝足を有する本体4にガスシリンダより成る脚支柱5を立設した一般的な形態であり、各枝足の先端にはキャスタを設けている。
本実施形態の椅子はハイ・ポジション・タイプであり、座2は通常の事務用椅子に比べて高い高さに設定されている。このため、使用者が一般的な身長の場合、床に足を付けた状態では大腿部を傾斜させた中腰気味の姿勢で浅く腰掛けて使用される。他方、一般的な身長の場合は、深く腰掛けようとすると足が床に着かないので、図1〜3に示すように、脚装置1を構成する本体4には脚支柱5を包む外筒6を固定して、この外筒6に、ステップ手段の一例としてのパイプ製足載せリング7が放射状のバー8を介して固定している。
脚支柱5の上端にはベース9を固定している。例えば図3に示すように、ベース9は上向きに開口した浅い箱状の形態であり、その内部に補助ブラケット10を固定し、ベース9と補助ブラケット10とに設けたブッシュ11(図7参照)に、脚支柱5の上端部を下方から嵌着している。また、ベース9には、脚支柱5のロックを解除するための昇降操作レバー12を設けている。
例えば図8に明示するように、座2は樹脂製の座板(座インナーシェル)14とその上面に重ね配置したクッション15とを有しており、クッション15はクロス等の表皮材(図示せず)で上から覆われている。図4に概念的に示すように、座板14は中間部材(アウターシェル)16を介してベース9に固定されている。
背もたれ3は、裏面を構成するアウターシェル17(図1参照)と、アウターシェル17の前面に固定されたインナーシェル(図示せず)と、インナーシェルの前面に張られたクッション(図示せず)とを有しており、クッションの前面はクスロ等の表皮材で覆われている。アウターシェル17は、ベース9の左右両側に配置した左右の傾動フレーム18の後端に固定されており、図3に示すように、傾動フレーム18は、その前端部を中心にして後傾動するように枢軸19でベース9に連結されており、傾動フレーム18の後傾動はベース9の内部に配置したばね(図示せず)で弾性的に支持される。すなわち、本実施形態の椅子は、背もたれ3が後傾するロッキング椅子である。もとより、背もたれ3は後傾しない固定タイプであってもよい。
(2).座板の詳細
次に、図5以下の図面も参照して座板14の詳細を説明する。図5,6から理解できるように、座板14は、人が大腿部を傾斜させた中腰の状態で腰掛けたときに大腿部が当たる前部14aと、その後ろに位置した中間部14bと、中間部14bの後ろに位置した後部14cとから成っており、人が深く腰掛けた状態では、当該人の体圧は主として中間部14bで支持される(深く腰掛けた人の座骨は中間部14bで支持される。)。
中間部14bと後部14cとの間には左右横長の分断溝21が形成されており、中間部14bと後部14cとは分断溝21の左右外側の部位において連結されている。かつ、中間部14bはその左右両側部を除いた板状の形態であるが、後部14cには縦横に交叉した多数のリブ22を設けた剛体構造になっている。このため、中間部14bは下向きに沈み込むように変形し得る。
中間部14bの左右両側部はリブ23を有する取り付け部23になっており、この取り付け部23が中間部材16に取り付けられている。そして、中間部14bのうち左右取り付け部23の間には前後方向及び斜め方向に延びる中間スリット24の群が多数形成されており、このため、中間部14bは深く腰掛けた人の体圧で下方に沈み込み得る(ベンディングし得る。)。
中間部14bは、中間スリット24やリブ23があるものの、着座者が載る上面(体圧支持面)は、基本的には、正面視では上向き凹状に緩く湾曲して、縦断側面視では水平に対して僅かに後傾した姿勢になっており、正面視及び縦断側面視のいずれにおいても凹凸(波打ち)がないノーマル面になっている。
同様に、後部14cは多数のリブ22を有するものの、リブ22の群の上面(体圧支持面)は、基本的には、正面視では上向き凹状にゆるく湾曲して縦断側面視では後ろが高くなるように緩い曲率で湾曲したノーマル面になっており、波打つような凹凸は存在しない。中間部14bと後部14cと前後方向の寸法で見ると座板14の大凡8割程度を占めており、この8割程度の範囲の上面がノーマル面になっている。
座板14の前部14aは大凡8センチ程度の前後寸法を有しており、左右中間部は、中間部14bをそのまま手前に延出した状態のサドル部25になっており、サドル部25の左右外側は、浅く腰掛けた人の大腿部が当たる太股支持部26になっている。図6から理解できるように、太股支持部26は、人の体圧が作用していない自由状態で若干の寸法だけ下向きに凹んでいる。また、サドル部25の前端は下向きにカールしている。
サドル部25にはスリットが存在しておらず、従って、サドル部25は人の体圧で変形し難い構造になっている(微視的に見るとサドル部25も体圧で弾性変形し得るが、その程度はごく僅かであり、体圧で大きく変形するとは言い難い。)。
他方、太股支持部26には、中間部14bの中間スリット24の群に連続した状態で、平面視傾斜姿勢の前部メインスリット27の群とその左右外側に位置した前後長手の前部サイドスリット28の群とを形成している。これら前部スリット27,28の群の存在により、太股支持部26は浅く腰掛けた人の体圧で押し曲げられるように大きく凹み変形し得る。
既述のとおり、ノーマル面を有する中間部14bと後部14cとは座板14のうち概ね前後方向の8割程度の範囲に広がっており、従って、前部14aは座板14のうち前後方向の2割程度の範囲になっている(但し、前部14aと中間部14baとは滑らかに連続していて境界は明瞭でないので、8割と2割という数字は目安にすぎない。)。
図5に明示するように、座板14の前端は平面視で殆ど横長の直線に近い状態に揃えているが、前向き凸状に緩く湾曲させたり、逆に、前向き凹状に緩く湾曲させたりすることも可能である。この場合の突出量又は凹み量は例えば3センチ程度でよい。
既述のとおり座板14の太股支持部26は僅かながら下向きに凹んでいるが、クッション15の前部の上面は、太股支持部26の凹み形状を反映させずにノーマル面をそのまま手前に延出させた態様にしてもよいし、クッション15としてシート状の材料を使用して前部の上面に太股支持部26に対応した凹みを形成してもよい。太股支持部26の凹みがクッション15に表れない場合は、クッション15はインサート成形方で座板14に一体成形したらよい。
本実施形態において、クッション15の上面はその全体がノーマルな状態になっているため、見た目において「跨がる椅子」という印象を使用者に与えることはなく、このため、見た目において使用者に嫌悪感を与えることはない。クッション15を使用せずに座板14を露出させたタイプも有り得るが、体圧が作用していない状態で太股支持部26の凹みの程度は僅かであるため、使用者に嫌悪感を与えることはないと言える。クッション15にシートクッションを使用した場合も、クッション15の前部に表れる凹凸の程度は僅かであるため、見た目で嫌悪感を与えることはない。
他方、使用者が大腿部を傾斜させた中腰で浅く腰掛けると、図4(B)及び図8(B)に一点鎖線で示すように、太股支持部26が体圧で凹み変形することにより、太股支持部26に対するサドル部25の相対的な高さが高くなる。このため、サドル部25が使用者の股部に対してクッション15を介して抵抗として作用し、その結果、前滑りを阻止して身体の安定性を確保することができる。また、サドル部25はノーマル面部をそのまま延長した態様であるため、サドル部25が使用者の股部を強く圧迫することはなくて、使用者に不快感を与えることはない。
更に、使用者が深く腰掛けた状態では体圧の大部分が座2の中間部14bと後部14cとで支持されていることが普通であり、使用者の大腿部は座2の前部から浮いているか又は軽く当たっているに過ぎない場合が多いが、本願発明では、座板14のうち中間部14bと後部14cとは緩く湾曲したノーマル面になっているため、深く腰掛けた状態で股部が突き上げられる現象は皆無であり、このため深く腰掛けた状態の使用者に違和感や不快感を与えることはない。
(3).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば適用対象たる椅子は移動式のものには限らず、講堂用椅子や劇場用椅子のような固定式の椅子にも適用できる。ステップ手段は、例えば円板状に構成することも可能である。座と脚装置との相対的な姿勢が一定になっているタイプの椅子の場合(すなわち回転椅子でない場合)は、座の下方のみに足載せ台等のステップ手段を設けることも可能である。
変形許容手段としてスリットの群を形成する場合、スリットを前向きに開口した状態に形成することも可能である。また、太股支持部の変形を容易ならしめる方法としては、太股支持部をエラストマーのような軟質材製として、これを二色成形法で中間部及びサドル部に一体成形することも可能である。もちろん、スリットと軟質材とを併用してもよいし、これらに代えて又は加えて、肉厚を薄くすることで変形を容易化することも可能である。太股支持部は、正面視でジグザグ状(蛇腹状)に形成することによっても変形を容易ならしめることができる。
本願発明の椅子は実際に製造して市場に提供できる。従って、産業上利用できる。
1 脚装置
2 座
3 背もたれ
7 ステップ手段の一例としての足載せリング
9 ベース
14 座板
14a 前部
14b 中間部
14c 後部
24 中間スリット
25 サドル部
26 太股支持部

Claims (5)

  1. 座を構成する樹脂製の座板に、人が浅く腰掛けても身体が前向きにずれないように保持するサドル機能を保持させた構成であって、
    前記座板のうち浅く腰掛けた人の臀部が当たる前部を除いた部分の上面は、正面視及び縦断側面視で基本的に凹凸がないノーマル面になっている一方、
    前記座板の前部のうち浅く腰掛けた人の股部に対応した左右中間部は、前記ノーマル面を手前に延長させた状態でかつ人の体圧では変形し難い強度のサドル部になっており、前記座板の前部のうち前記サドル部の左右両側に位置した太股支持部は、浅く腰掛けた人の体圧で容易に凹み変形する強度に設定されており、前記太股支持部は前記ノーマル面とサドル部とに滑らかに連続している、
    椅子。
  2. 前記座板における前部の左右太股支持部は、細長いスリットの群を形成することで体圧による変形が許容されているか、又は、前記ノーマル面とサドル部に連続するようにエラストマー又はその他の軟質材を一体成形することによって体圧による変形が許容されている、請求項1に記載した椅子。
  3. 前記座板の上面には表皮材で覆われたクッションが張られている、
    請求項1に記載した椅子。
  4. 前記座は、床に立った人が大腿部を傾斜させた中腰だと浅く腰掛けできるが深く腰掛けると足が床に届かない高さに脚装置で保持されており、前記脚装置に、人が前記座に深く腰掛けた状態で足を載せるステップ手段を設けている、
    請求項1〜3うちのいずれかに記載した椅子。
  5. 人が浅く腰掛けても身体が前向きにずれないように保持するサドル機能を有する座板であって、
    浅く腰掛けた人の臀部が当たる前部を除いた部分の上面は、正面視及び縦断側面視で基本的に凹凸がないノーマル面になっている一方、
    前部のうち浅く腰掛けた人の股部に対応した左右中間部は、前記ノーマル面を手前に延長させた状態でかつ人の体圧では変形し難い強度のサドル部になっており、前記座板の前部のうち前記サドル部の左右両側に位置した太股支持部は、浅く腰掛けた人の体圧で容易に凹み変形する強度に設定されており、前記太股支持部は前記ノーマル面とサドル部とに滑らかに連続している、
    椅子の座板。
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