JP2014042999A - Uv硬化インクを用いた印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被着材たるシート2にUV硬化インク1を塗着させた後、所定の時間内にUV光を照射して、UV硬化インク1を硬化させるUV硬化インク1を用いた印刷方法であって、シート2を加熱しつつ、シート2にUV硬化インク1を塗着させるUV硬化インク1を用いた印刷方法。
また、好ましくは、シート2の温度を、65℃以上かつ80℃以下とするUV硬化インク1を用いた印刷方法。
【選択図】図1
Description
そして、このようなインクジェット印刷に係る技術としては、以下の特許文献1に開示されている技術が開示され、公知となっている。
即ち従来は、非浸透性の印刷対象物に対してインクジェット印刷を行う場合に、にじみの少ない高精細な印刷品質を得ることが困難であった。
これにより、非浸透性の印刷対象物に対してUV硬化インクを用いてインクジェット印刷する場合において、にじみの少ない明瞭な印刷品質を得ることができる。
これにより、非浸透性の印刷対象物に対してUV硬化インクを用いてインクジェット印刷する場合において、にじみの少ない明瞭な印刷品質を得ることができる。
まず始めに、本発明の一実施形態に係るUV硬化インクを用いた印刷方法について、図1および図2を用いて説明をする。
そして、本発明の一実施形態に係るUV硬化インク1を用いた印刷方法では、シート2を加熱しておいて、その加熱した状態のシート2に対してUV硬化インク1を塗着させる構成としている。
そして、加熱状態にあるシート2にUV硬化インク1が塗着した後、所定の時間(本実施形態では0.1s)以内に、UV硬化インク1に対してUV光を照射して、UV硬化インク1が広がる前に、該UV硬化インク1を硬化させる構成としている。
UV硬化インク1をこのような粘度範囲に調整することによって、UV硬化インク1によるインクジェット印刷を実現するとともに、UV硬化インク1がシート2に塗着した時の拡散速度を調整して、シート2に塗着したときの広がりを抑制するようにしている。
これらの材質を採用した場合において、温度が80℃を超えてくると、シート2にカール変形が生じてインクジェット印刷に適さない態様となる。
このため、本発明の一実施形態に係る印刷方法では、シート2の温度を、80℃を上限として管理する構成としている。
この場合、シート2の濡れ性がUV硬化インク1の表面張力に比して優位に(大きく)なっており、シート2の表面に塗着したUV硬化インク1は、塗着後すぐさま広がっていく。
そして、シート2の濡れ性を小さくすると、シート2に塗着したときのUV硬化インク1の拡散速度を従来に比して小さくすることができる。
このため、シート2に塗着した後、UV硬化インク1にUV光を照射するまでの間(本実施形態では、0.1s以内の時間)における該UV硬化インク1の広がりを、従来に比して抑えることができる。
図3(a)には、シート2の温度を20℃としてインクジェット印刷をした場合の、UV硬化インク1による印刷部位を拡大して示している。尚、この20℃の場合は、従来の加熱しない状態(即ち、常温の状態)に対応するものとして例示している。
図3(a)によると、この場合、シート2に塗着したUV硬化インク1によって表現されるドットは明確になっておらず、画像がぼやけた状態となっている。
これは、シート2の表面で、UV硬化インク1が硬化するまでの間に広がってしまったためであると考えられる。
この場合、図3(a)と比較して、UV硬化インク1のシート2表面での広がりが抑えられて、UV硬化インク1により表現されるドット径が小さくなり、またドットの輪郭も明確になっており、UV硬化インク1によって表現される画像のぼやけ方が従来に比して改善されていることが判る。
この場合、図3(b)と比較して、UV硬化インク1のシート2表面での広がりがさらに抑えられて、UV硬化インク1により表現されるドット径がさらに小さくなっており、また輪郭もより明確になっていることが判る。
この場合は、UV硬化インク1により表現されるドット径が、図4(a)に示す場合とほぼ同等になっている。
このため、UV効果インク1を用いてシート2に対してインクジェット印刷をする場合において、シート2の温度は、45℃以上かつ80℃以下とするのが好ましいことが判り、また、よりよい印刷品質を得るためには、シート2の温度を、65℃以上かつ80℃以下とすればよいことが判る。
図6(a)には、シート2の温度を20℃として(即ち、常温で)、UV硬化インク1により、シート2の表面に線をインクジェット印刷した場合の印刷部位を拡大して示している。
この場合、UV硬化インク1によって表現される線は、輪郭が明確になっておらず、線幅の大きい部位や、線幅の小さい部位が存在している。
これは、シート2の表面でUV硬化インク1が広がっているためであると考えられる。
この場合、線の輪郭に凹凸は見られるものの、図6(a)と比較して、シート2表面でのUV硬化インク1の広がりが抑えられ、UV硬化インク1により表現される線の輪郭が明確になっていることが判る。
この場合、図6(b)と比較して、シート2表面でのUV硬化インク1の広がりがさらに抑えられ、UV硬化インク1により表現される線の輪郭がさらに明確になっており、また輪郭における凹凸もより少なくなっていることが判る。
この場合、UV硬化インク1により表現される線の印刷品質は、図6(c)に示す場合とほぼ同等になっている。
図7によると、線太さの最大値は、シート2の温度上昇に従って小さくなり、シート2の温度がおよそ65℃に至ると、線太さの最大値の減少が収束するのが判る。
また、図7によると、線太さの最小値は、シート2の温度上昇に従って小さくなり、シート2の温度がおよそ45℃に至ると、線太さの最小値の減少が収束するのが判る。
さらに、線太さのばらつき(線太さの最大値と最小値との差)が、温度上昇に伴って小さくなり、シート2の温度がおよそ65℃に至ると、線太さのばらつきの減少が収束するのが判る。
図8には、シート2の温度を20℃、45℃、65℃、80℃の各温度として、UV硬化インク1により、文字をインクジェット印刷した場合の印刷部位を拡大して示している。
この場合、UV硬化インク1によって表現される文字は、シート2の温度が45℃以上であれば明確に視認することが可能になってくることが判る。
また、図8によれば、シート2の温度を65℃以上にすれば、UV硬化インク1により表現される文字がより明確になる(輪郭ににじみがなくなる)ことが判る。
また、シート2にUV硬化インク1を用いてインクジェット印刷をするときにおいて、シート2の温度を常温よりも高くすれば(即ち、加熱すれば)、印刷品質の改善を図れることが判り、より好ましくは、シート2の温度を、65℃以上かつ80℃以下とするのが好適であって、これによって、より高精細な印刷品質を得ることが可能になることが判った。
また、本発明の一実施形態に係るUV硬化インク1を用いた印刷方法では、シート2に対してインクジェット印刷をする前に、シート2の温度を、65℃以上かつ80℃以下とし、当該温度に加熱された状態のシート2に対して、UV硬化インク1によってインクジェット印刷をする構成としている。
また、本発明の一実施形態に係るUV硬化インク1を用いた印刷方法では、シート2の温度を、65℃以上かつ80℃以下とするものである。
このような構成により、印刷対象物たるシート2の濡れ性を小さくして、UV硬化インク1の拡散速度を低下させ、シート2に塗着したUV硬化インク1の広がりを抑制することができる。
これにより、非浸透性の印刷対象物(本実施形態ではシート2)に対してUV硬化インク1を用いてインクジェット印刷する場合において、にじみの少ない明瞭な印刷品質を得ることができる。
このようにUV硬化インク1の粘度を規定し、UV硬化インク1の拡散速度を調整することで、印刷対象物たるシート2の濡れ性とUV硬化インク1の表面張力の均衡を図って、シート2に塗着したUV硬化インク1の広がりを抑制することができる。
これにより、非浸透性の印刷対象物(本実施形態ではシート2)に対してUV硬化インク1を用いてインクジェット印刷する場合において、にじみの少ない明瞭な印刷品質を得ることができる。
例えば、文字やマーク等、輪郭を明瞭に表現したいものを印刷する部位では、シート2を加熱して印刷し、グラデーション模様等輪郭をあいまいに表現したいものを印刷する部位では、シート2を加熱せずに印刷することが可能であり、加熱部位や加熱温度を任意に調整して、画像の性質に合わせた最適な条件で印刷することができる。
例えば、シート2の濡れ性を低下させる方法としては、本実施形態で採用しているシート2を加熱する方法の他、例えば、シートの表面に撥水剤(フッ素、シリコン等)を塗布する方法がある。
2 シート
Claims (3)
- 印刷対象物たるシートにUV硬化インクを塗着させた後、所定の時間内に前記UV硬化インクにUV光を照射して、前記UV硬化インクを硬化させるUV硬化インクを用いた印刷方法であって、
前記シートを加熱しつつ、
前記シートに前記UV硬化インクを塗着させる、
ことを特徴とするUV硬化インクを用いた印刷方法。 - 前記シートの温度を、
65℃以上かつ80℃以下とする、
ことを特徴とする請求項1に記載のUV硬化インクを用いた印刷方法。 - 前記UV硬化インクの粘度を、
5mPa・s以上かつ100mPa・s以下とする、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のUV硬化インクを用いた印刷方法。
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