JP2014041707A - イオン注入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
イオンビームIBの長辺方向における電流分布の調整に伴って、同方向における各場所でのイオンの進行方向に大きなバラツキを発生させることのないイオン注入装置を提供する。
【解決手段】
ハイブリッド型のイオン注入装置で、リボン状のイオンビームIBの短辺方向における両端部を整形する整形マスク4と、整形マスク4によって整形されたイオンビームIBの長辺方向における電流分布を計測するプロファイラー8と、整形マスク4で整形される前のイオンビームIBの長辺方向の全域に亘って、電子ビームEBを供給する電子ビーム供給装置9と、を備えていて、電子ビーム供給装置9は、プロファイラー8での計測結果に応じて、イオンビームIBの長辺方向の場所毎に電子ビームEBの供給量を変化させる。
【選択図】 図1
イオンビームIBの長辺方向における電流分布の調整に伴って、同方向における各場所でのイオンの進行方向に大きなバラツキを発生させることのないイオン注入装置を提供する。
【解決手段】
ハイブリッド型のイオン注入装置で、リボン状のイオンビームIBの短辺方向における両端部を整形する整形マスク4と、整形マスク4によって整形されたイオンビームIBの長辺方向における電流分布を計測するプロファイラー8と、整形マスク4で整形される前のイオンビームIBの長辺方向の全域に亘って、電子ビームEBを供給する電子ビーム供給装置9と、を備えていて、電子ビーム供給装置9は、プロファイラー8での計測結果に応じて、イオンビームIBの長辺方向の場所毎に電子ビームEBの供給量を変化させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、リボン状のイオンビームの長さ方向におけるビーム電流の分布を調整する手段を備えたイオン注入装置に関する。
イオン注入装置として、リボン状のイオンビームを処理室内に導入し、導入されたイオンビームの短辺方向と交差する方向に当該イオンビームを横切るように基板(シリコンウェハ等の半導体基板)を移動させて、基板へのイオン注入を実施するハイブリッド型のイオン注入装置が知られている。
この種のイオン注入装置では、基板に注入されるイオンの照射量(ドーズ量)が基板面内で均一になるように、リボン状のイオンビームの長辺方向におけるイオンビームの電流分布の均一性を調整する手段が設けられている。
具体的な構成としては、特許文献1に記載されているように、質量分析電磁石の磁極部分にリボン状のイオンビームの長辺方向沿って複数のポール片を並べておき、各ポール片の電磁石内部に突出させる長さを調整することによって、リボン状のイオンビームの長さ方向における磁場分布を変化させて、リボン状のイオンビームの長さ方向における電流分布の均一性を調整する手法が用いられていた。
特許文献1に記載の均一化調整手段は、リボン状のイオンビームの長辺方向にて、イオンビームに含まれるイオンの進行方向を磁場で局所的に変化させて、同方向におけるイオンビームの電流分布の均一性を調整する手法であった。このような調整方法を用いると、長辺方向におけるイオンビームの電流分布を均一に調整することはできるものの、イオンの進行方向を磁場で局所的に変化させているので、均一性の調整に伴って、イオンビームの長辺方向に亘ってイオンビームに含まれるイオンの進行方向に大きなバラツキが発生する。このバラツキは、磁場分布の変化に伴って、イオンの進行方向と磁場の方向に直交する方向に作用するローレンツ力の大きさが、イオンビームの長辺方向に亘って局所的に変化することに起因している。
近年、半導体デバイス構造の微細化は進んでおり、その構造は複雑化の一途をたどっている。このような半導体デバイス構造を有する基板に対して所望するイオン注入を実現するには、先述したバラツキが許容される範囲はとても小さくなる。このバラツキの許容範囲は微細化が進むほど小さくなるので、特許文献1に挙げられるイオンの進行方向を局所的に変化させて、イオンビームの長辺方向における電流分布の均一性を調整する手法では、微細化への対応が不十分であった。
そこで、本発明ではイオンビームの長辺方向における電流分布を均一にするだけでなく、均一調整に伴って当該方向における各場所でのイオンビームに含まれるイオンの進行方向に大きなバラツキを発生させることのないイオン注入装置を提供することを主たる目的とする。
本発明のイオン注入装置は、処理室内でリボン状のイオンビームの短辺方向と交差する方向に基板を移動させて、前記基板の全面にイオンビームを照射するイオン注入装置であって、前記基板に前記イオンビームが照射される前に、前記イオンビームの短辺方向における両端部を整形する整形マスクと、前記整形マスクによって整形された前記イオンビームの長辺方向における電流分布を計測するプロファイラーと、前記整形マスクよりも上流側で、前記イオンビームの長辺方向の全域に亘って、前記イオンビームに対して電子ビームを供給する電子ビーム供給装置と、を備えていて、前記電子ビーム供給装置は、前記プロファイラーでの計測結果に応じて、前記イオンビームの長辺方向の場所毎に電子ビームの供給量を変化させることを特徴としている。
より具体的には、前記電子ビーム供給装置は、電子ビームを発生させる電子ビーム発生装置と、前記電子ビーム発生装置で発生された電子ビームを一方向に沿って走査する電子ビーム走査装置か、前記電子ビーム発生装置で発生された電子ビームの電流分布を調整する電流分布調整装置のいずれか一方を備えている。
このような構成であれば、イオンビームの長辺方向の場所毎に電子ビームの供給量を変化させて、イオンビームの電流分布の調整を行うことができる。このような手法を用いると、電流分布の調整に伴ってイオンビームに含まれるイオンの進行方向が過度に変化しない。これにより、従来の手法に比べると、イオンビームの長辺方向における場所毎のイオンの進行方向のバラツキを小さくすることができるので、半導体デバイスの微細化にも十分に対応することができる。
また、前記電子ビーム発生装置は、高周波型のプラズマ源と、前記プラズマ源より電子ビームを引出す為の引出電極を備えているものであってもよい。
このような構成であれば、フィラメントのスパッタリングによる消耗や断線による装置のメンテナンスを考慮する必要がない。その為、電子ビーム発生装置を比較的長時間安定して稼動させることができる。また、フィラメントから発生した金属のパーティクルが基板に流入することがないので、金属汚染の問題も発生しない。
電子ビームを効率的にイオンビームの発散抑制に寄与させるには、前記イオンビームが輸送されるビーム経路には、前記イオンビームの進行方向に沿って略平行な磁場を発生させる少なくとも1つのソレノイドコイルが配置されている構成が望ましい。
このような構成であれば、イオンビームの進行方向に沿って電子を輸送することができるので、イオンビームの発散を十分に抑制することができる。また、電子の利用効率が向上するので、電子の供給量を少なくして、電子ビーム発生装置の出力を下げることができる。ひいては、装置の消費電力を低減させる効果や電子発生源であるカソードの消耗を抑える効果も期待できる。
また、前記イオンビームが輸送されるビーム経路は真空チャンバーで覆われていて、前記真空チャンバーの壁面には、前記電子ビームの電流分布を計測する為のプロファイラーが支持されているようにしておいてもいい。
このような構成であれば、イオンビームへの供給前に、電子ビームの電流分布を計測して、計測結果に基づいて電子ビームの電流分布の調整が行えるので、電子ビームの電流分布の調整を正確に行うことができる。
さらに、前記基板へのイオン注入処理前には、前記イオンビームの電流分布の計測を行う前記プロファイラーは、イオン注入処理時に前記基板に前記イオンビームが照射される注入位置に配置されている構成を用いてもよい。
このような構成であれば、基板に照射されるイオンビームの電流分布をより正確に調整することができる。
また、前記整形マスクは、前記イオンビームの短辺方向におけるマスク幅を可変に変更させることのできるマスク幅変更装置を備えている構成であってもよい。
取り扱われるイオン種やエネルギーによって、空間電荷効果によるイオンビームの広がり度合いは変化する。マスク幅を可変に変更させる装置を設けておけば、このようなイオンビームの変化に応じて、マスク幅を適当な幅に変更させて、イオンビームの短辺方向における両端部を確実に整形することができる。
イオンビームの長辺方向の場所毎に電子ビームの供給量を変化させて、イオンビームの電流分布の調整を行っているので、電流分布の調整に伴ってイオンビーム中のイオンの進行方向が過度に変化しない。これにより、従来の手法に比べると、イオンビームの長辺方向における場所毎のイオンの進行方向のバラツキを小さくすることができるので、半導体デバイスの微細化にも十分に対応することができる。
図1(A)、図1(B)は本発明に係るイオン注入装置の平面図である。(A)はYZ平面での様子を表し、(B)はXZ平面での様子を表している。以下の説明において、Z軸の方向(Z方向)はリボン状のイオンビームの進行方向で、Y軸の方向(Y方向)はリボン状のイオンビームの長辺方向である。また、X軸の方向(X方向)はリボン状のイオンビームの短辺方向である。なお、本発明で述べるイオンは正の電荷を有するイオンである。
イオンビームIBはイオン源1で生成されて、質量分析電磁石2とその下流側に配置された分析スリット3を通過する。質量分析電磁石2と分析スリット3は、イオンビームIBを質量分析して、所望する質量のイオンを含んだイオンビームIBを分析スリット3の下流側に通過させる。
分析スリット3を通過したイオンビームIBには、その長辺方向の全域に亘って電子ビーム供給ユニット9から電子ビームEBが供給される。本発明では、この電子ビームEBによって、イオンビームIBの長辺方向の場所に応じて空間電荷効果による発散の程度を調整することで、イオンビームIBの長辺方向における電流分布を調整しているが、具体的な構成については後で詳述する。
電子ビームEBが供給される領域を通過した後、イオンビームIBは整形マスク4を通過する。空間電荷効果の影響を受けて、イオンビームIBはZ方向に進行しながら、徐々に発散する。ここでは、整形マスク4を用いて、この発散したイオンビームIBの短辺方向における幅が所定の幅になるように整形している。
整形マスク4を通過したイオンビームIBは処理室6に導入される。処理室6には基板7が配置されていて、図示されない支持機構とこれを駆動する駆動手段によって、基板7はX方向に沿って移動する。基板7の寸法は、Y方向においてイオンビームIBの寸法よりも短く、X方向においてイオンビームIBの寸法よりも長い。基板7がX方向に沿って移動して、イオンビームIBと少なくとも1回交差することで、基板7の全面にイオンビームIBが照射される。
処理室6の壁面には、プロファイラー8が配置されている。基板7へのイオン注入処理前には、基板7はイオンビームIBが照射されていない位置に移動しているか、処理室6内に搬入されていない。この時に、プロファイラー8にイオンビームIBが照射されることによって、イオンビームIBの長辺方向における電流分布の計測が行われる。
また、イオンビームIBの輸送経路(以下、ビーム経路)は、真空チャンバー5によって覆われており、真空チャンバー5内は図示されない真空ポンプによって真空排気されている。なお、図1(B)に記載のX軸、Y軸、Z軸は質量分析電磁石2を通過した後のイオンビームIBに関する座標軸であり、XZ平面で視たときに、X軸とZ軸の方向はイオンビームIBの飛行経路の場所によって変化する。これはイオンビームIBが質量分析電磁石2によって偏向されて、イオンビームIBの進行方向が変化する為である。
図2(A)〜(C)はイオンビームIBの進行方向と電子ビームEBの照射角度との関係を表す説明図である。(A)はイオンビームIBに対して電子ビームEBが照射されている様子を表す斜視図である。(B)は(A)をXZ平面から視た時に様子を表す。(C)はZ方向と反対側に向けて、イオンビームIBに対して斜めに電子ビームEBを照射する構成をXZ平面から視た時の様子を表す平面図である。
図2(A)に描かれているように、電子ビーム供給ユニット9から供給される電子ビームEBの供給幅EWはイオンビームIBの長辺方向の幅IWよりも大きい。これにより、イオンビームIBの長辺方向の全域に亘って、空間電荷効果によるイオンビームIBの発散を抑制することができる。
また、電子ビームEBはイオンビームIBの進行方向に対して所定角度α傾斜した状態で照射されている。電子ビームEBによる発散抑制の効率を考慮すると、この角度αはおおよそ30度以内であることが望ましい。電子ビームEBのエネルギーにもよるが、これより大きい角度、例えば90度であれば、電子ビームEB中の電子はイオンビームIBの発散抑制に一時的には寄与するものの、すぐにイオンビームIBを突き抜けて、真空チャンバー5の壁面に衝突して、消滅してしまう可能性が高い。こうなると、イオンビームIBの発散抑制に電子が効率的に寄与しないので、電子ビーム供給ユニット9から大量の電子を供給する必要が生じてしまう。
図2(A)、図2(B)に記載の構成はビーム経路の下流側に向けて電子ビームEBが照射される例であったが、これとは反対にビーム経路の上流側に向けて電子ビームEBの照射が行われるようにしておいてもよい。なお、上流側とはZ方向と反対側を意味し、下流側とはZ方向側を意味する。
図2(C)には、Z方向と反対側に向けて、イオンビームIBに対して斜めに電子ビームEBが供給されている例が描かれている。例えば、電子ビーム供給ユニット9で後述する電子の発生源である電子源がフィラメントを備えたタイプのものであるとき、図2(C)に描かれているような構成を採用することで、基板7側にフィラメントからの金属パーティクルが流入することを抑制することができるといったメリットがある。
図3(A)、図3(B)には、図1に記載のイオン注入装置の例で、基板7に照射されるイオンビームIBの様子を表す平面図が描かれている。なお、この例において、イオンビームIBに対して電子ビームEBは供給されていない。
図3(A)、図3(B)に描かれているように、整形マスク4は好ましくはX方向に沿って移動可能となるように構成されている。この例では、整形マスク4の端部に棒状の支持部材が固定されていて、モーターMを回転させることで支持部材をX方向に移動させるように構成されている。
このような構成を採用すると、整形マスク4のX方向の幅(整形マスク4間の距離)を調整することができる。本発明では整形マスク4で空間電荷効果によって広がったイオンビームIBの短辺方向の両端部を整形し、整形されたイオンビームIBの長辺方向における電流分布をプロファイラー8で計測するように構成している。空間電荷効果によってイオンビームIBがどの程度広がりを有するのかは、イオンビームIBのイオン種やエネルギーによって変化する。
マスク幅が固定である場合、マスク幅の設定は次のようにしておく。イオン注入装置の仕様で決められているイオンビームIBのイオン種やエネルギーのうち、もっとも空間電荷効果による広がりが小さい組み合わせを考慮しておいて、このような場合であっても、イオンビームIBの短辺方向における両端部を整形できるようなマスク幅に設定しておくことが考えられる。
一方で、イオン注入装置の改良等によって装置の仕様を変更する場合がある。また、整形マスク4の製造誤差や整形マスク4の設置場所のズレによって、所望するような整形ができない場合がある。このような場合であっても、整形マスク4のマスク幅を可変にしておけば、種々の問題に対応できる。
図3(B)では、整形マスク4の下流側に位置する基板7を二点鎖線で描いていて、基板7のさらに下流側に位置するプロファラー8を一点鎖線で描いている。Y方向において、プロファイラー8の寸法は少なくとも基板7の寸法よりも大きい。これはイオンビームIBの長辺方向において、基板7に照射されるイオンビームIBの全てを計測対象にして、この電流分布を調整する必要があるからである。なお、Y方向において、プロファイラー8の寸法はイオンビームIBの全域を計測する必要はない。この理由は、Y方向においてイオンビームIBの端部は基板7に照射されないからである。
図4に描かれているように、プロファイラー8としては、Y方向に沿って複数の計測部(図示される斜線部)を有する多点ファラデーカップを用いることが考えられる。複数のファラデーカップを用いることで、イオンビームIBの長辺方向における場所毎のビーム電流の計測が可能となる。なお、このような多点ファラデーカップに代えて、1つのファラデーカップをY方向に沿って移動させて、イオンビームIBの長辺方向における場所毎のビーム電流の計測を行うようにしてもよい。
図3(A)、図3(B)に記載の構成で計測されたビーム電流の分布が図5に描かれている。図5の横軸に描かれているファラデーカップの位置は、例えば図4に描かれているプロファイラー8を構成する各ファラデーカップの位置に対応している。また、図5の縦軸に描かれているビーム電流の値は、例えば図4に描かれているプロファイラー8を構成する各ファラデーカップで計測されたビーム電流の値である。この図5に示されているように、電流分布はイオンビームIBの長辺方向において一端部から他端部に向けて増加あるいは減少するように分布している。
本発明では、このビーム電流の分布が均一になるように電子ビームEBを供給する。整形マスク4を通過するイオンビームIBの量が多い場合、プロファイラー8で計測されるビーム電流の値は大きくなる。逆に、整形マスク4を通過するイオンビームIBの量が少ない場合、プロファイラー8で計測されるビーム電流の値は小さくなる。言い換えると、イオンビームIBの発散の程度が小さいと、整形マスク4を通過するイオンビームIBの量が多くなるので、プロファイラー8で計測されるビーム電流の値は大きくなる。また、イオンビームIBの発散の程度が大きいと、整形マスク4を通過するイオンビームIBの量が少なくなるので、プロファイラー8で計測されるビーム電流の値は小さくなる。
この現象を利用して、本発明ではイオンビームIBの長辺方向の全域に亘って、電子ビームEBを供給するとともに、電子ビームEBの供給量を局所的に変化させて、イオンビームIBの長辺方向における電流分布の調整を行っている。電子ビームEBの供給量の変化は次のようにして行う。
電子ビームEBがスポット状である場合、電子ビームEBを磁場あるいは電場によって一方向に沿って走査する。電子ビームEBを走査する際、イオンビームIBの長辺方向の場所毎に走査速度を適宜変化させることで、イオンビームIBの長辺方向において電子ビームEBの供給量を局所的に変化させることができる。具体的には、基準となる走査速度を設けておく。そして、この走査速度で電子ビームEBを走査した際に得られる電子ビームEBの供給量に対して、電子ビームEBの供給量を増加させる場合には、電子ビームEBの走査速度を基準となる速度に比べて遅くする。反対に、電子ビームEBの供給量を減少させる場合には、電子ビームEBの走査速度を基準となる速度に比べて速くする。
基準となる電子ビームEBの走査速度で得られる電子ビームEBの供給量に対して、電子ビームEBの供給量が多くなれば、イオンビームIBの発散を抑制する効果が大きくなる。反対に、電子ビームEBの供給量が少なくなれば、イオンビームIBの発散を抑制する効果が小さくなる。このような事象に基づいて、プロファイラー8で計測されたイオンビームIBの電流分布に応じて、電子ビームEBの走査速度をイオンビームの長辺方向において局所的に変化させている。
電子ビームEBがリボン状の電子ビームである場合には、走査速度を変化させることに代えて、電子ビームEBの長辺方向における電流分布を変化させればいい。電子ビームEBの電流量が部分的に多くなれば、その部分が照射されるイオンビームIBでの発散抑制効果は大きくなる。反対に、電子ビームEBの電流量が部分的に少なくなれば、その部分が照射されるイオンビームIBでの発散抑制効果は小さくなる。この分布を変化させる手段としては、例えば、特許文献1に記載されているマルチポールを用いた調整手段を用いてもいい。
図6〜図8を用いて、本発明で用いられる電子ビーム供給ユニット9の構成例について、具体的に説明する。
図6(A)、図6(B)にはスポット状の電子ビームEBを供給する電子ビーム供給ユニット9が描かれている。この例では、電子ビーム供給ユニット9は、電子ビームEBを生成する電子ビーム発生装置91と電子ビームEBを一方向に沿って走査するビーム走査装置92で構成されている。
図6(A)、図6(B)に描かれている電子ビーム発生装置91について説明する。電子ビーム発生装置91は、電子を生成する電子源910と電子源910で生成された電子をビームとして引出す引出電極912で構成されている。
電子源910のフィラメントFはチャンバー内に支持されており、両端子間には、電流導入端子12を通じて電圧が印加されている。この電圧の印加により、フィラメントFに電流が流れて、フィラメントFが加熱される。フィラメントFの温度が所定の温度に達すると、フィラメントFから電子が放出される。この電子が、絶縁物11を介してチャンバーに取り付けられた引出電極912によって電子ビームEBとして引出される。引出電極912には電子ビームEBを引出す為のピンホールが設けられており、ここを通して、電子ビームEBの引出が行われる為、引出される電子ビームEBの断面はスポット状になる。
引出電極912で引出された後、電子ビームEBは一方向に沿って走査される。この走査の方向は、例えばイオンビームIBの長辺方向と一致している。また、走査幅はイオンビームIBの長辺よりも長い。一方で、走査の方向をイオンビームIBの長辺方向と交差する方向とし、走査幅がイオンビームIBの長辺方向においてイオンビームIBを跨ぐ程度の長さを有するようにしておいてもいい。このような構成であっても、イオンビームIBの長辺方向の全域に亘って、電子ビームEBを供給することができる。
図6(A)には、一対の電極間に発生する電界の強度を可変に調整して、ここを通過する電子ビームIBの走査を行う電場を用いたビーム走査装置92が描かれている。図6(B)には、紙面奥側に向けて磁場Bを発生させるとともに、この磁場Bの磁束密度を可変に調整して、ここを通過する電子ビームIBの走査を行う磁場を用いたビーム走査装置92が描かれている。これらの図に描かれているような構成を用いて、電子ビームEBの走査速度をイオンビームIBの長辺方向において局所的に変化させることによって、イオンビームIBの長辺方向における電流分布を調整するようにしてもいい。
図7(A)、図7(B)にはリボン状の電子ビームEBを供給する電子ビーム供給装置9の例が描かれている。図7(A)、図7(B)に描かれている電子源910は図6(A)と図6(B)で説明した電子源910に複数のフィラメントFを追加したものである。構成が類似している為、既に説明した箇所については説明を省略する。
図7(A)や図7(B)の例では、電子源910に設けられた複数のフィラメントFから発生された電子を、複数のスリットや丸孔が設けられた引出電極912を用いて引出すことでリボン状の電子ビームEBを発生させている。なお、引出電極912の形状は、電子ビームEBが引出される方向から視た時、長方形状をしている。つまり、図7(A)、図7(B)の例において、紙面奥手前方向よりも紙面上下方向が長い。
先に説明した図6(A)、図6(B)では、引出電極912への印加電圧の値は固定されていたが、図7(A)、図7(B)に記載されているようにこの値を可変に設定できるようにしておいてもいい。このような可変電源を用いることで、引出される電子ビームEBのエネルギーを調整することが可能となる。電子ビームEBのエネルギー、イオンビームIBの空間電荷効果による広がりを効率よく抑制できるエネルギーで、具体的には1eV〜数eVのものが使用される。
図7(A)と図7(B)で引出された電子ビームEBは、電流分布調整装置93に入射する。図7(A)の例では一対の電極Dをリボン状の電子ビームEBの長さ方向に沿って複数対配置している。この図では電極Dが電子ビームEBの進行方向に沿ってズレて配置されているように描かれているが、これは電極Dが電子ビームEBの飛行経路を挟んで紙面奥側にも配置されていることをわかりやすくするために、わざとズラして描かれているもので、実際には一対の電極Dは紙面奥手前方向に配置されていて、この間を電子ビームEBが通過している。
電極対には同じ電圧が印加されていて、各電極対に印加する電圧値を異ならせることで、各電極対間に電界が発生する。この電界の作用によって、電子ビームEBの進行方向を局所的に変化させて、電子ビームEBの電流分布を調整している。
一方、図7(B)には、電流分布調整装置93として、磁場を用いた構成が記載されている。具体的には、図示されないロの字状の開口を有するヨークに、ヨーク内側に向けて突出した一対の磁極対が形成されている。この磁極対は電子ビームEBの長辺方向に沿って、複数対設けられていて、各磁極にはコイルCが巻回されている。この図7(B)において、磁極対を構成する磁極の位置は、電子ビームEBの進行方向にズレて配置されているように描かれているが、図7(A)で説明した電極対の例と同じく、実際には紙面奥手前方向に配置されている。
各磁極対では磁極の突出する方向に向けて磁界が発生しており、コイルCに流す電流量や電流の向きを調整することで、磁界の方向や強度を所定のものに変更させることができる。この磁界の作用によって、電子ビームEBの長辺方向における電流分布を調整している。
図7(C)には、図7(A)や図7(B)に記載の電場や磁場の作用によって電子ビームEBの電流分布を調整する電流分布調整装置93が設けられていない。その代わりに、電子源910自体がこの役割を担っている。この例では、電子源910に設けられた複数のフィラメントFの両端には可変電源が接続されている。この可変電源によって、フィラメントFから放出される電子量の調整が行われる。これによって、電子ビームEBの長辺方向における電流分布の調整を行っている。
図8(A)〜(C)には図6や図7の例で説明した電子源910に代えて、プラズマ源911を用いた例が記載されている。なお、図8(A)〜(C)の例ではビーム走査装置92や電流分布調整装置93が描かれていないが、図8(A)〜(C)のプラズマ源911と図6や図7で説明したビーム走査装置92や電流分布調整装置93を組み合わせて、本発明の電子ビーム供給ユニット9を構成するようにしてもよい。
図8(A)では、チャンバー内にガス導入口13が設けられていて、ここを通してガスの導入が行われる。フィラメントFから放出された電子がガスに衝突し、容器内部にプラズマPが生成される。このプラズマPから電子ビームEBを引出す為に引出電極912に正の電圧が印加されている。このような構成の電子ビーム発生装置91を用いてもよい。なお、接地電極913は電位を固定する為のものであり、この電極は必須ではない。
図8(B)は、図8(A)の構成からフィラメントFの本数を増やしたものである。この例では、図7(B)の電子ビーム発生装置91と同様に、リボン状の電子ビームEBの発生が可能となる。また、図8(B)のプラズマ源911は電流分布調整装置93を兼ねている。図7(C)の構成と同じく、各フィラメントFの両端部には可変電源が接続されている。これにより、各フィラメントFへの印加電圧を独立調整して、電子ビームEBの長さ方向に亘って電流分布を調整することができる。さらに、各フィラメントFに対応して設けられたガス導入管13からのガス流量を個別に調整することで、電子ビームEBの長さ方向に亘って電流分布を調整するようにしてもよい。なお、図8(B)の引出電極912と接地電極913は、図7(B)の引出電極912の例と同じく、紙面上下方向の寸法が紙面奥手前方向の寸法よりも長い電極で、電極面には多数のスリットや丸孔が形成されている。電極の構成については、後述する図8(C)も同じである。
図8(C)に描かれているプラズマ源911は高周波型のプラズマ源と呼ばれるものである。この種のプラズマ源911では、環状に巻かれたアンテナANに高周波電流を流して、ガス導入口13からチャンバー内部に導入されたガスを電離し、プラズマPを発生させる。その後、引出電極912でプラズマPから電子ビームEBを引出す。これまでに説明したフィラメントを備えたプラズマ源911に代えてこのような高周波型のものを用いてもよい。
このような構成であれば、フィラメントFを用いたときに発生する金属パーティクルが基板7に流入し、基板7の製造不良を引き起こすといった問題が生じない。また、フィラメントFを備えたプラズマ源911では、フィラメントFがプラズマPによってスパッタリングされて、消耗したり断線したりする。この為、フィラメントFを新しいものに交換する為に、装置を停止させる必要があるが、高周波型のプラズマ源911はフィラメントFを備えていないので、このようなフィラメントFの消耗等による交換を考慮する必要はない。よって、高周波型のプラズマ源911を用いると、フィラメントFを備えたプラズマ源911に比べて、電子ビーム発生装置91を比較的長時間安定して稼動させることができる。
図9には、本発明で用いられるイオン注入装置の別の例が描かれている。基本的な構成は、図1に描かれているものと同一である為、ここでは図1と異なる構成についてのみ説明する。
図1の構成との違いとして、図9に描かれているイオン注入装置は、イオンビームIBが輸送されるビーム経路に、イオンビームIBの進行方向に沿って略平行な磁場Bを発生させる第一のソレノイドコイル20と第二のソレノイドコイル21が配置されている。これらのソレノイドコイルには、同一方向に向けて磁場が発生するように電流が流れている。
電子ビームEBの照射角度や電子ビームEBのエネルギー等の条件によって多少の違いはあるものの、このような磁場Bがない場合、イオンビームIBに供給される電子ビームEBはイオンビームIBを突っ切って、真空チャンバー5の壁面に衝突し、消滅してしまう可能性が高い。その為、電子ビームEBをイオンビームIBの発散抑制に長時間作用させることが難しい。
そこで、電子ビームEBをイオンビームの発散抑制に長時間作用させる為に、図9に描かれている構成を用いる。図9に記載されているようにソレノイドコイルを用いて、イオンビームIBの進行方向に磁場Bを発生させる。電子ビームEB中の電子は磁場Bによって捕捉されて、イオンビームIBとほぼ同じ方向に進行することになる。これにより、電子ビーム供給ユニット9から供給された電子ビームEB中の電子をイオンビームIBの発散抑制に長時間作用させることができる。その結果、電子の供給量が少量で済むので、電子ビーム発生装置91の出力を下げることができる。ひいては、装置の消費電力を低減させる効果や電子発生源である電子源910やプラズマ源911の消耗を抑える効果も期待できる。
図9には、第一のソレノイドコイル20と第二のソレノイドコイル21の間に電子ビームEBを供給する構成が描かれているが、本発明の構成はこれに限られない。例えば、第一のソレノイドコイル20の上流側で、第一のソレノイドコイル20からの漏れ磁場が存在している領域に、電子ビームEBを供給するようにしておいてもいい。このような構成を用いると、イオンビームIBの発散抑制に電子が寄与する距離が長くなるので、発散抑制効果をさらに向上させることが期待できる。
また、各ソレノイドコイルに流れる電流の向きを逆向きにして、図示される磁場Bの方向と逆向きの磁場Bが発生するようにしておいてもいい。電子ビームEB中の電子はおおよそ磁場Bに沿って移動するので、このような構成であっても、イオンビームIBの進行方向に沿って電子を移動させることができる。
プロファイラー8の構成は、図10(A)、図10(B)に描かれているものであっても構わない。この例では、図10(A)に描かれているように、基板7はX方向反対側の処理室6の壁面を通してモーター12に支持されていて、モーター12を駆動させることで、X方向に沿って基板7が移動するように構成されている。一方、プロファイラー8はX方向側の処理室6の壁面を通してモーター13に支持されていて、モーター13を駆動させることで、X軸周りにプロファイラー8が回転するように構成されている。
また、図10(B)に描かれているように、Y方向において、基板7とプロファイラー8の位置は離間している。基板7へのイオン注入処理時には、基板7との干渉を避けるために、プロファイラー8の姿勢は図示されるようにZ方向と平行になる。一方、基板7へのイオン注入処理前、またはイオン注入後には、プロファイラー8の姿勢はY方向と平行になる。ここで述べたプロファイラー8の姿勢変更は、モーター13によってプロファイラー8を回転させることで行われている。なお、プロファイラー8の姿勢がY方向と平行な状態にあるとき、基板7はX方向と反対側の場所で、プロファイラー8と干渉しない位置に移動している。
このような構成を用いることで、基板7にイオンビームが照射される注入位置で、イオンビームIBの長辺方向における電流分布を計測することが可能となる。
ビーム走査装置92や電流分布調整装置93を用いた電子ビームEBの電流分布の調整は、予め実験を行っておき、この実験結果に基づいて調整パラメーター(各種電源の電圧の値やコイルに流す電流量等)の設定を行って、所望の電流分布となるように調整するようにしてもいいが、イオンビームIBに電子ビームEBが供給される前に、電子ビームEBを予め計測しながら調整しておくようにしてもよい。
具体的には、真空チャンバー5の内壁面に電子ビームEBの電流分布を計測する為のプロファイラー10をボルト等で固定支持させておく。プロファイラー10は、ビーム経路中にイオンビームIBが照射されていない時に、電子ビームEBが照射される真空チャンバー5の内壁面位置に設けられている。また、プロファイラー10は、スポット上の電子ビームEBであればその走査方向に沿って、リボン状の電子ビームEBであればその長辺方向に沿って、長さを有していて、同方向における電子ビームEBの電流分布の計測を行う。このような構成であれば、イオンビームIBへの供給前に、電子ビームEBの電流分布を計測して、計測結果に基づいて電子ビームEBの電流分布の調整が行えるので、電流分布の調整を正確に行うことができる。
上述した実施形態において、フィラメントFを備えた電子源910やプラズマ源911の例について述べたが、このようなフィラメントFに代えて、傍熱型カソードを用いてもよい。また、処理室6のイオンビームIBが導入される入口部分を適当に加工しておき、この部分を整形マスク4として使用するようにしておいてもいい。
また、基板7の移動方向はX方向に沿った方向に移動する旨の説明をしたが、半導体デバイスの構造によっては、基板7へのイオンビームIBの照射角度を90度以外の角度にする場合もあるので、基板7をX方向と斜めに交差する方向に移動させるようにしてもよい。
さらに、これまでに述べたイオンビームIBの長辺方向における電流分布の調整は、イオン注入装置の各種パラメーターの調整を行う制御装置に調整用のプログラムを記憶させておき、このような制御装置を用いて自動調整できるように構成しておいてもいいし、制御装置を用いる代わりに、手動で調整を行うようにしてもいい。
その他、前述した以外に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
1・・・イオン源
2・・・質量分析電磁石
3・・・分析スリット
4・・・整形マスク
5・・・真空チャンバー
6・・・処理室
7・・・基板
8・・・プロファイラー
9・・・電子ビーム供給ユニット
IB・・・イオンビーム
EB・・・電子ビーム
2・・・質量分析電磁石
3・・・分析スリット
4・・・整形マスク
5・・・真空チャンバー
6・・・処理室
7・・・基板
8・・・プロファイラー
9・・・電子ビーム供給ユニット
IB・・・イオンビーム
EB・・・電子ビーム
Claims (7)
- 処理室内でリボン状のイオンビームの短辺方向と交差する方向に基板を移動させて、前記基板の全面にイオンビームを照射するイオン注入装置であって、
前記基板に前記イオンビームが照射される前に、前記イオンビームの短辺方向における両端部を整形する整形マスクと、
前記整形マスクによって整形された前記イオンビームの長辺方向における電流分布を計測するプロファイラーと、
前記整形マスクよりも上流側で、前記イオンビームの長辺方向の全域に亘って、前記イオンビームに対して電子ビームを供給する電子ビーム供給装置と、を備えていて、
前記電子ビーム供給装置は、前記プロファイラーでの計測結果に応じて、前記イオンビームの長辺方向の場所毎に電子ビームの供給量を変化させることを特徴とするイオン注入装置。 - 前記電子ビーム供給装置は、電子ビームを発生させる電子ビーム発生装置と、
前記電子ビーム発生装置で発生された電子ビームを一方向に沿って走査する電子ビーム走査装置か、前記電子ビーム発生装置で発生された電子ビームの電流分布を調整する電流分布調整装置のいずれか一方を備えていることを特徴とする請求項1記載のイオン注入装置。 - 前記電子ビーム発生装置は、高周波型のプラズマ源と、
前記プラズマ源より電子ビームを引出す為の引出電極を備えていることを特徴とする請求項2記載のイオン注入装置。 - 前記イオンビームが輸送されるビーム経路には、前記イオンビームの進行方向に沿って略平行な磁場を発生させる少なくとも1つのソレノイドコイルが配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のイオン注入装置。
- 前記イオンビームが輸送されるビーム経路は真空チャンバーで覆われていて、前記真空チャンバーの壁面には、前記電子ビームの電流分布を計測する為のプロファイラーが支持されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のイオン注入装置。
- 前記基板へのイオン注入処理前には、前記イオンビームの電流分布の計測を行う前記プロファイラーは、イオン注入処理時に前記基板に前記イオンビームが照射される注入位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のイオン注入装置。
- 前記整形マスクは、前記イオンビームの短辺方向におけるマスク幅を可変に変更させることのできるマスク幅変更装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のイオン注入装置。
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