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JP2013231000A - 3−アミノメチルピラゾール誘導体 - Google Patents

3−アミノメチルピラゾール誘導体 Download PDF

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JP2013231000A
JP2013231000A JP2012103619A JP2012103619A JP2013231000A JP 2013231000 A JP2013231000 A JP 2013231000A JP 2012103619 A JP2012103619 A JP 2012103619A JP 2012103619 A JP2012103619 A JP 2012103619A JP 2013231000 A JP2013231000 A JP 2013231000A
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JP
Japan
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group
pyrazol
methylmethanamine
compound
methyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP2012103619A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Toyoda
知宏 豊田
Eiji Yoshinaga
英史 吉永
Mitsutaka Iwata
光貴 岩田
Izumi Sasaki
泉 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Dainippon Pharma Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】抗うつ作用および抗不安作用を有する5−HT2C拮抗作用、特に5−HT2C逆作動作用を併せ持つ新しいセロトニン再取り込み阻害剤の提供。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物またはその薬学上許容される塩。
Figure 2013231000

[式中、R、R、RおよびRは互いに独立してC1−6アルキル基等であり、RはC4−7アルキル基または−(CR)r−Eなどでありる。]
【選択図】なし

Description

本発明は、新規なピラゾール誘導体またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有する医薬に関する。具体的には、5−HT2C拮抗作用、特に5−HT2C逆作動作用、およびセロトニン再取り込み阻害作用を有するうつ病や不安症等の治療薬または再発予防薬に関する。
うつ病はあらゆる年齢の人に影響を与える慢性病である。選択的セロトニン再取り込み阻害剤(Selective serotonin reuptake inhibitor、以下SSRIと略すこともある)は、古典的な抗うつ薬である三環系抗うつ薬(以下、TCAと略すこともある。)と比較して副作用が少なく、安全性の高いうつ病治療薬として広く用いられているが、いくつかの問題点を有することが指摘されている。SSRIは十分な抗うつ作用が発現するまでに3〜8週間もの長い期間を必要とする一方で、嘔気、嘔吐および下痢等の消化器系症状および、不安症状や焦燥感の惹起または悪化といった活性化障害(Activation Syndrome)と呼ばれる副作用が直ちに発現する。またSSRI単剤による治療では寛解率が約1/3であり、SSRI単独では十分な治療効果を上げられないことから、服薬コンプライアンスに悪影響を与えることが多い。更に、抗うつ作用の発現が緩慢であることにより、十分なうつ症状の改善を経験する前に自発性(initiative)を回復することから、投与初期の自殺の危険性が高まる問題も生じる。
一方、不安症状を伴ううつ病患者の割合は高い。不安症状を伴ううつ病は症状の遷延化が生じやすく、SSRIによる治療に抵抗性を示す患者が多いことが知られている(例えば、Psychological Medicine, (2004), 34, 1299-1308)。
セロトニンニューロンとドーパミンニューロンとの同時の賦活化による抗うつ作用増強の試みの一つとして、SSRIとドーパミンアゴニストとの併用療法がSSRI単独治療に対して抵抗性を示すうつ病患者に奏功することが報告されている(例えば、Biol psychiatry, (1996), 40, 152)。
ラット大脳皮質においてセロトニン2C(以下、5−HT2Cと略すことがある。)受容体を拮抗することで前頭前野や海馬におけるセロトニンやドーパミンなどのモノアミンの遊離が促進されることが知られている(例えば、Neuropsychopharmacology, (2004), 29, 1782-1789(5-HT), Synapse, (2000), 36, 205-221(DA))。また5−HT2C受容体に対して逆作動性を有する化合物の方が、拮抗作用のみを有する化合物に比べてセロトニンやドーパミンなどのモノアミン遊離促進作用がより強いことが報告されている(例えばThe Journal of Neuroscience, (2004), 24, 3235-3241)。
SSRIと5−HT2C拮抗薬または逆作動薬を併用した場合は、SSRI単独投与の場合と比較して、ラット前頭前野でのセロトニンレベルを早期に上昇させることが報告されている(例えば、Neuropsychopharmacology, (2004), 29, 1782-1789)。
SSRIは抗不安薬としても使用されている。加えて5−HT2C拮抗薬や逆作動薬も各種不安モデル動物において抗不安様作用を示すことが報告されている(例えば、British Journal of Pharmacology, (1996), 117, 427-434, European Journal of Pharmacology, (2006), 553, 171-184)。
以上の知見から、セロトニン再取り込み阻害作用と、5−HT2C拮抗作用、特に5−HT2C逆作動作用を併せ持つ化合物は、作用発現までの期間が短く、強力な抗うつ作用および抗不安作用を発揮することが期待できる。しかしながら、セロトニン再取り込み阻害活性と5−HT2C拮抗作用、特に5−HT2C逆作動作用を併せ持つ化合物の具体的な開示はされていない。
ピラゾール環の3位にアミノメチル基を有する化合物について、例えば、後記特許文献1〜5のような文献が報告されている。
特許文献1には、例えば、下記式P−1で表される3−アミノメチルピラゾール誘導体が具体的に開示されているが、特許文献1に記載の実施例化合物はいずれもピラゾール環上の4位置換基が水酸基、アルコキシ基やアミノ基等で置換されていてもよいアルキル基やシクロアルキル基等であることから、4位が水素原子である本発明化合物と構造的に相違する。そして当該特許文献は、HIV逆転写酵素阻害剤に関するものであり、セロトニン再取り込み阻害作用、5−HT2C拮抗作用および5−HT2C逆作動作用については一切記載も示唆もされていない。
Figure 2013231000
特許文献2には、例えば、下記式P−2で表される3−アミノメチルピラゾール誘導体が具体的に開示されているが、特許文献2に記載の実施例化合物はいずれも4位置換基が置換されていてもよいアルキル基、アリールメチル基およびヘテロサイクルメチル基等であることから、本発明化合物と構造的に相違する。また当該特許文献は、HIV逆転写酵素阻害剤に関するものであり、セロトニン再取り込み阻害作用、5−HT2C拮抗作用および5−HT2C逆作動作用については一切記載も示唆もされていない。
Figure 2013231000
特許文献3には、例えば、下記式P−3で表される3−アミノメチルピラゾール誘導体が具体的に開示されているが、特許文献3に記載の実施例化合物はいずれも4位に置換されていてもよい低級アルキル基やフェニル基を有する化合物であることから、4位が水素原子である本発明化合物と構造的に相違する。また当該特許文献は、ノシセプチン阻害剤に関するものであり、セロトニン再取り込み阻害作用、5−HT2C拮抗作用および5−HT2C逆作動作用については一切記載も示唆もされていない。
Figure 2013231000
特許文献4には、例えば、下記式P−4で表される3−アミノメチルピラゾール誘導体が具体的に開示されているが、当該化合物は合成中間体として記載されており、当該化合物はピラゾール環の3位におけるアミノメチル基のアミノ基上にアルキル基等の置換基を有さないことから、本発明化合物と構造的に相違する。また当該特許文献にはセロトニン再取り込み阻害作用、5−HT2C拮抗作用および5−HT2C逆作動作用に関しては一切記載も示唆もされていない。
Figure 2013231000
特許文献5および特許文献6には、例えば、下記式P−5で表される3−ピペラジニルメチルピラゾール誘導体が具体的に開示されているが、該化合物はピラゾール1位にビフェニル基を有することから、本発明化合物と構造的に相違する。また特許文献6には当該化合物が、5−HT2C拮抗作用および5−HT2A拮抗作用を併せ持つことが記載されているが、セロトニン再取り込み阻害作用を有することについては一切記載も示唆もされていない。
Figure 2013231000
国際公開第2004/074257号パンフレット 国際公開第2002/100853号パンフレット 国際公開第2007/037513号パンフレット 国際公開第2009/004171号パンフレット 国際公開第2003/031435号パンフレット 国際公開第2004/089931号パンフレット
本発明が解決しようとする課題は、うつ病や不安症(不安障害)などの治療薬または再発予防薬として有用な、5−HT2C拮抗作用、特に5−HT2C逆作動作用を併せ持つ新しいセロトニン再取り込み阻害剤を提供することにある。
本発明者らは、上記課題について鋭意研究を重ねた結果、ピラゾール骨格を有する化合物またはその薬学上許容される塩が、5−HT2C拮抗作用、特に5−HT2C逆作動作用、およびセロトニン再取り込み阻害活性を併せ持ち、うつ病や不安症の治療薬または再発予防薬として有用であることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]下記式(1):
Figure 2013231000
[式中、RおよびRは互いに独立して水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基を表し、
およびRは互いに独立して水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基を表し、
は置換されていてもよいC4−7アルキル基または−(CR−Eを表し、
、R、RおよびRは互いに独立して水素原子、フッ素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基を表し、
Aは置換されていてもよいC6−10アリール基または置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基を表し、
rは0、1、2、3または4を表し、
Eは置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC4−8シクロアルケニル基、置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)、置換されていてもよいC6−10アリール基または置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基を表し、
Lは酸素原子、硫黄原子または−NR10−を表し、
nは0、1、2、3または4を表し、mは0または1を表し、
10は水素原子、C1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基を表す
(但し、mおよびnがいずれも整数0を表し且つ、rが1を表す場合には、RまたはRのいずれか一方は置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基を表す。またm、nおよびrがいずれも整数0を表す場合には、Eは置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC4-8シクロアルケニル基、または置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)を表す。)。]
で表される化合物(以下、式(1)で表される化合物、化合物(1)、本発明のピラゾール化合物、または本発明の化合物と称することもある。)またはその薬学上許容される塩;
[2]R、RおよびRが互いに独立して水素原子またはメチル基であり、Rが水素原子である上記[1]に記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[3]Aが置換されていてもよいC6−10アリール基である上記[1]または[2]に記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[4]Lが酸素原子または硫黄原子である上記[1]〜[3]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[5]Lが酸素原子である上記[1]〜[4]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[6]R、RおよびRが水素原子であり、Rがメチル基である上記[1]〜[5]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[7]R、R、RおよびRが水素原子である上記[1]〜[6]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[8]Eが置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は環の構成原子として1〜3個の酸素原子を含む。)または置換されていてもよいC1−6アリール基である上記[1]〜[7]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[9]Eが置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基またはC6−10アリール基である上記[1]〜[8]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[10]rが0、1または2である上記[1]〜[9]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[11]Rが置換されていてもよいC4−7アルキル基である上記[1]〜[10]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[12]mおよびnがいずれも整数0である上記[1]〜[11]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[13]mが1であり且つnが整数0である上記[1]〜[11]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[14]mおよびnがいずれも1である上記[1]〜[11]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[15]mが整数0であり且つnが2である上記[1]〜[11]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[16]R、RおよびRが水素原子であり、Rがメチル基であり、
が置換されていてもよいC4−7アルキル基または−(CR−Eであり、
、R、RおよびRが水素原子であり、
Aが置換されていてもよいC6−10アリール基であり、
Lが酸素原子であり、
Eが置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基または置換されていてもよいC6−10アリール基であり、
rが0、1または2であり、
mおよびnがいずれも整数0であるか、mおよびnがいずれも1である
(但し、mおよびnがいずれも整数0を表し且つ、rが1を表す場合には、RまたはRのいずれか一方は置換されていてもよいC1−6アルキル基を表す。またm、nおよびrがいずれも整数0を表す場合には、Eは置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基を表す。)
上記[1]に記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
[17]式(1)で表される化合物が、以下の化合物のいずれかである上記[1]に記載の化合物またはその薬学上許容される塩;
1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(Cyclohexylmethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(cyclohexylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−ブロモフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Bromophenyl)-1-(cyclohexylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(Cyclohexylmethyl)-5-(4-methylphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロヘキシルメチル)−5−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclohexylmethyl)-5-[4-(methylsulfanyl)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−ブロモフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Bromophenyl)-1-(tetrahydro-2H-pyran-2-ylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
N−メチル−1−[5−(4−メチルフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン
N-Methyl-1-[5-(4-methylphenyl)-1-(tetrahydro-2H-pyran-2-ylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methanamine;
N−メチル−1−{1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}メタンアミン
N-Methyl-1-{1-(tetrahydro-2H-pyran-2-ylmethyl)-5-[4-(trifluoromethyl)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}methanamine;
1−[1−(シクロブチルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(Cyclobutylmethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(シクロペンチルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(Cyclopentylmethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(2-Cyclopentylethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(2−エチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(2-ethylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(3,3−ジメチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(3,3-dimethylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(2−エチルブチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(2-Ethylbutyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(3,3−ジメチルブチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(3,3-Dimethylbutyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−クロロフェノキシ)−1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Chlorophenoxy)-1-(3-methylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−ブロモフェノキシ)−1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Bromophenoxy)-1-(3-methylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(3−クロロフェノキシ)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(3-Chlorophenoxy)-1-(cyclohexylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
N−メチル−1−[1−(3−メチルブチル)−5−(4−メチルフェノキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン
N-Methyl-1-[1-(3-methylbutyl)-5-(4-methylphenoxy)-1H-pyrazol-3-yl]methanamine;
1−[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−(4−メチルフェノキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(2-Cyclopentylethyl)-5-(4-methylphenoxy)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
4−({1−(2−シクロペンチルエチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4-({1-(2-Cyclopentylethyl)-3-[(methylamino)methyl]-1H-pyrazol-5-yl}oxy)benzonitrile;
1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(2-Chlorophenoxy)methyl]-1-cyclohexyl-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−[1−シクロヘキシル−5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-Cyclohexyl-5-(phenoxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(3-Chlorophenoxy)methyl]-1-cyclohexyl-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[(4-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(2-Chlorophenoxy)methyl]-1-(cyclopentylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(3-Chlorophenoxy)methyl]-1-(cyclopentylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(2−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[(2-methylphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(3−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[(3-methylphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(2-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(3-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(4-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−(2−シクロペンチルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(2-Chlorophenoxy)methyl]-1-(2-cyclopentylethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−(2−シクロペンチルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(3-Chlorophenoxy)methyl]-1-(2-cyclopentylethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(3−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(3-methylphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(2−メトキシフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(2-methoxyphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[2-(4-fluorophenyl)ethyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;および
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[2-(2,4-difluorophenyl)ethyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
[18]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有する医薬;
[19]うつ病または不安症の治療薬である上記[18]に記載の医薬;
[20]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有するセロトニン再取り込み阻害剤;
[21]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩を含有する医薬組成物;
[22]上記[1]〜[17]のいずれかに記載の化合物またはその薬学上許容される塩及び医薬上許容される担体を含有する医薬組成物。
本発明により、ピラゾール誘導体またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有する5−HT2C拮抗作用、特に5−HT2C逆作動作用を併せ持つセロトニン再取り込み阻害剤が提供される。本発明のセロトニン再取り込み阻害剤は、抗うつ作用および抗不安作用を有しており、うつ病または不安症の治療薬または再発予防薬として有用である。
本明細書において、例えば、C1−6とは炭素数が1〜6であり、C1−4とは炭素数が1〜4であり、Cとは炭素数が6であることを表す。他の数字の場合も同様である。
「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を挙げることができる。
「C1−6アルキル基」とは、炭素数が1〜6の直鎖または分枝鎖の飽和の脂肪族炭化水素基を意味し、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、イソプロピル基、sec−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、1−エチルプロピル基などが挙げられる。好ましいC1−6アルキル基としては、C1−4アルキル基が挙げられ、より好ましくはC1−3アルキル基が挙げられる。
「C4−7アルキル基」とは、炭素数が4〜7の直鎖または分枝鎖の飽和の脂肪族炭化水素基を意味し、具体的には、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、1−メチル−1−エチルプロピル基、1,1−ジエチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、sec−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、2−エチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、2−メチル−2−エチルブチル基などが挙げられる。好ましいC4−7アルキル基としては、C4−6アルキル基が挙げられる。具体的には、イソブチル基、2,2−ジメチルプロピル基、3−メチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、2−エチルブチル基が挙げられる。
「C6−10アリール基」とは、炭素数が6〜10の単環または2環の芳香族炭化水素環基を意味し、好ましくはCまたはC10のアリール基が挙げられる。具体的には、フェニル基、1−または2−ナフチル基などが挙げられる。
「5〜10員のヘテロアリール基」とは、窒素原子、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5〜10員の単環または2環の芳香族複素環基を意味し(当該ヘテロアリール基の環上のヘテロ原子の位置および結合位置は化学的に安定であれば特に限定されない。)、具体的には、フリル基、チエニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、フラザニル基、オキサジアゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラジニル基、インドリル基、キノリル基、イソキノリル基、キナゾリニル基、イミダゾ[2,1−b][1,3]チアゾリル基、ベンゾフリル基、インドリジニル基、インダゾリル基などが挙げられる。好ましいヘテロアリール基としては、5もしくは6員の単環のヘテロアリール基または9もしくは10員の2環のヘテロアリール基が挙げられる。当該ヘテロアリール基上の窒素原子が酸化されたN−オキシド体も当該ヘテロアリール基に含まれる。
また当該C6−10アリール基および当該5〜10員のヘテロアリール基は、C3−8シクロアルキル基、C4−8シクロアルケニル基または5〜10員の飽和ヘテロ環基に相当する環と縮合環を形成していてもよい。この場合の縮合C6−10アリール基の具体例としては、下記式、
Figure 2013231000
で表される基が挙げられる(式中、ベンゼン環上の結合位置は化学的に安定であれば特に限定されない。)。また当該縮合5〜10員のヘテロアリール基の具体例としては、下記式、
Figure 2013231000
で表される基が挙げられる(式中、ピリジン環上の結合位置は化学的に安定であれば特に限定されない)。ここで当該縮合環は、後述の「置換されていてもよいC6−10アリール基」および「置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基」の置換基として例示する置換基を有しうる。
「C3−8シクロアルキル基」とは、炭素数が3〜8の単環または2環の飽和脂肪族炭化水素環基を意味し、具体的には、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロへプチル基、シクロオクチル基、ビシクロ[2,2,1]へプチル基、ビシクロ[3,2,0]へプチル基などが挙げられる。好ましいC3−8シクロアルキル基としては、単環のC3−6シクロアルキル基が挙げられる。
「C4−8シクロアルケニル基」とは、1または2個の二重結合を有する炭素数が4〜8の単環または2環の不飽和脂肪族炭化水素環基を意味し、具体的にはシクロブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基、シクロヘプテニル基が挙げられる。環上の二重結合の位置は特に限定されない。好ましいシクロアルケニル基としては、CまたはCのシクロアルケニル基が挙げられる。
「5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)」とは、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5〜10員の単環または2環の飽和脂肪族複素環基を意味する(当該環上のヘテロ原子の位置および結合位置は化学的に安定であれば特に限定されない。)。好ましい飽和ヘテロ環基としては、5〜8員の飽和ヘテロ環基が挙げられ、更に好ましくは5または6員の飽和ヘテロ環基が挙げられる。5〜10員の飽和ヘテロ環基の具体例としては、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロ−2H−ピラニル基、1,4−ジオキサニル基、テトラヒドロチエニル基、テトラヒドロ−2H−チオピラニル基、及び下記式、
Figure 2013231000
で表されるビシクロ環基が挙げられる(当該環上の結合位置は化学的に安定であれば特に限定されない。)。5〜10員の飽和ヘテロ環基としては、環内に酸素原子を1または2個含む飽和ヘテロ環基がより好ましく、例えば、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロ−2H−ピラニル基、1,4−ジオキサニル基、7−オキサビシクロ[2,2,1]ヘプチル基、2−オキサビシクロ[2,2,2]オクチル基が挙げられる。
当該C3−8シクロアルキル基、C4−8シクロアルケニル基および当該5〜10員の飽和ヘテロ環基は、C6−10アリール基または5〜10員のヘテロアリール基に相当する環と縮合環を形成してもよい。具体的には、下記式、
Figure 2013231000
で表される基が挙げられる(式中、C3−8シクロアルキル基、C4−8シクロアルケニル基および5〜10員の飽和ヘテロ環基における、結合位置は化学的に安定であれば特に限定されない。)。ここで当該縮合環は、後述の「置換されていてもよいC6−10アリール基」および「置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基」の置換基として例示する置換基を有しうる。
「置換されていてもよいC6−10アリール基」および「置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基」におけるC6−10アリール基および5〜10員のヘテロアリール基の置換基としては、例えば、ハロゲン原子、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基、水酸基、C1−6アルキルチオ基、C6−10アリールオキシ基、C6−10アリールチオ基、シアノ基、−CO11、−SO11、−NR10SO11、−OSO11、−COR12、−SONR1213、−CONR1213、−NR1213、−NR10CONR1213、−NR10COR12、−CR12=N(OR11)、オキシム基、C3−8シクロアルキル基、C6−10アリール基、5〜10員のヘテロアリール基などが挙げられる(R10は前記[1]に記載の定義と同義であり、R11はC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基、C6−10アリール基または5〜10員のヘテロアリール基を表し、R12およびR13は互いに独立して水素原子、C1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル基、C6−10アリール基または5〜10員のヘテロアリール基を表す。R11、R12およびR13におけるC6−10アリール基、5〜10員のヘテロアリール基、C6−10アリールオキシ基およびC6−10アリールチオ基はさらにハロゲン原子、C1−6アルキル基、水酸基、C1−6アルキルオキシ基で置換されていてもよい。)。上記置換基のうち、好ましい置換基としてはハロゲン原子、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基、水酸基、C1−6アルキルチオ基、シアノ基が挙げられ、さらに好ましい置換基としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、シアノ基が挙げられる。これらの置換基は、置換可能な任意の位置で1または同一もしくは異なって2個以上置換していてもよい。
「置換されていてもよいC1−6アルキル基」、「置換されていてもよいC4−7アルキル基」および「置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基」におけるC1−6アルキル基、C4−7アルキル基およびC1−6アルキルオキシ基の置換基としては、例えば、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基、フッ素原子、水酸基が挙げられる。これらの置換基は、置換可能な任意の位置において、1または同一もしくは異なって2個以上置換していてもよい。
「置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基」、「置換されていてもよいC4−8シクロアルケニル基」および「置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基」におけるC3−8シクロアルキル基、C4−8シクロアルケニル基および5〜10員の飽和ヘテロ環基の置換基としては、例えば、フッ素原子、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、水酸基、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基が挙げられる。これらの置換基は、置換可能な任意の位置で1または同一もしくは異なって2個以上置換していてもよい。
「C1−6アルキルオキシ基」とは、前記「C1−6アルキル基」で置換されたオキシ基を意味し、具体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、1−メチルエトキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、1−メチルプロポキシ基、2−メチルプロポキシ基、1,1−ジメチルエトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基が挙げられる。好ましいC1−6アルキルオキシ基としては、C1−4アルキルオキシ基が挙げられ、例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基が挙げられる。
「C1−6アルキルチオ基」とは、前記「C1−6アルキル基」で置換されたチオ基を意味し、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、1−メチルエチルチオ基、ブチルチオ基、1−メチルプロピルチオ基、2−メチルプロピルチオ基、1,1−ジメチルエチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基が挙げられる。好ましいC1−6アルキルチオ基としては、C1−4アルキルチオ基が挙げられる。
「C6−10アリールオキシ基」とは、前記C6−10アリール基で置換されたオキシ基を意味し、具体的には、フェニルオキシ基、1−または2−ナフチルオキシ基が挙げられる。
「C6−10アリールチオ基」とは、前記C6−10アリール基で置換されたチオ基を意味し、具体的には、フェニルチオ基、1−または2−ナフチルチオ基が挙げられる。
「−CONR1213」としては、例えば、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、プロピルカルバモイル基、イソプロピルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、ジエチルカルバモイル基、メチルエチルカルバモイル基が挙げられる。
「−CO11」としては、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基が挙げられる。
「−COR12」としては、例えば、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基、ペンタノイル基、イソペンタノイル基、ネオペンタノイル基、ヘキサノイル基が挙げられる。
「−SO11」としては、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基、ブチルスルホニル基、tert−ブチルスルホニル基が挙げられる。
「−NR10SO11」としては、例えば、メチルスルホニルアミド基、エチルスルホニルアミド基、プロピルスルホニルアミド基、ブチルスルホニルアミド基、tert−ブチルスルホニルアミド基が挙げられる。
「−NR10CONR1213」としては、例えば、メチルウレイド基、エチルウレイド基、プロピルウレイド基が挙げられる。
「−NR1213」としては、例えば、アミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルエチルアミノ基が挙げられる。
「−NR10COR12」としては、例えば、アセチルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、プロピルカルボニルアミノ基、イソプロピルカルボニルアミノ基、ブチルカルボニルアミノ基、イソブチルカルボニルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、1−または2−ナフトイルアミノ基が挙げられる。
「−OSO11」としては、例えば、メチルスルホニルオキシ基、エチルスルホニルオキシ基、プロピルスルホニルオキシ基、ブチルスルホニルオキシ基、tert−ブチルスルホニルオキシ基が挙げられる。
「−SONR1213」としては、例えば、メチルアミノスルホニル基、エチルアミノスルホニル基、プロピルアミノスルホニル基、ブチルアミノスルホニル基、tert−ブチルアミノスルホニル基が挙げられる。
「−CR12=N(OR11)」としては、例えば、N−ヒドロキシイミノエチル基、N−ヒドロキシ−1−イミノプロピル基、N−メトキシイミノエチル基、N−メトキシ−1−イミノプロピル基、N−エトキシイミノエチル基、N−エトキシ−1−イミノプロピル基が挙げられる。
式(1)で表される本発明の化合物において、好適な置換基は以下のとおりである。
およびRは、互いに独立して水素原子、C1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基であり、好ましくは互いに独立して水素原子またはC1−3アルキル基であり、より好ましくはRおよびRのいずれか一方が水素原子であり、もう一方がC1−3アルキル基である。
およびRの具体例としては、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基が挙げられ、RおよびRのどちらか一方が水素原子であり、他方がメチル基である場合が好ましい。
およびRは、互いに独立して水素原子またはC1−6アルキル基であり、好ましくは互いに独立して水素原子またはC1−3アルキル基である。
およびRの具体例としては、水素原子、メチル基およびエチル基が挙げられ、RおよびRの両方が水素原子である場合が好ましい。
は置換されていてもよいC4−7アルキル基または−(CR−Eを表す。
におけるC4−7アルキル基の具体例としては、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、1−エチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、1−メチル−1−エチルプロピル基、1,1−ジエチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、sec−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、2−エチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、2−メチル−2−エチルブチル基などが挙げられ、好ましくは、イソブチル基、2,2−ジメチルプロピル、3−メチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、2−エチルブチル基が挙げられる。
およびRは互いに独立して水素原子、フッ素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基であり、好ましくは互いに独立して水素原子またはC1−3アルキル基であり、より好ましくはRおよびRの両方が水素原子である。RおよびRの具体例としては、水素原子、メチル基が挙げられる。
rが2、3または4であるときのようにRが2個以上存在する場合には、Rはそれぞれ独立して選択される。また、同様にRが2個以上存在する場合には、Rはそれぞれ独立して選択される。
rは0、1、2、3または4であり、好ましくは0、1、2または3であり、より好ましくは0、1または2であり、さらに好ましくは0または1である。
Eは置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC4−8シクロアルケニル基、置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)、置換されていてもよいC6−10アリール基または置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基であり、好ましくは置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)、置換されていてもよいC6−10アリール基または置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基であり、より好ましくは置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)または置換されていてもよいC6−10アリール基であり、さらに好ましくは置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基または置換されていてもよいC6−10アリール基である。
Eにおける、C6−10アリール基または5〜10員のヘテロアリール基の置換基としては、例えば、(i)フッ素原子や塩素原子などのハロゲン原子、(ii)メチル基、トリフルオロメチル基、エチル基、プロピル基などの置換されていてもよいC1−6アルキル基、(iii)メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基などの置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基、(iv)メチルチオ基、エチルチオ基などのC1−6アルキルチオ基、(v)シアノ基、(vi)水酸基が挙げられ、好ましくはフッ素原子、塩素原子、メチル基およびメトキシ基が挙げられる。これらの置換基は置換可能な任意の位置で1または同一もしくは異なって2個以上置換することができる。
Eの具体例としては、ハロゲン原子、シアノ基、置換されていてもよいC1−6アルキル基および置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基からなる群より選択される置換基で置換されていてもよいフェニル基(好ましくは4位が置換されたフェニル基)、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロ−2H−ピラニル基、1,4−ジオキサニル基、テトラヒドロチエニル基、テトラヒドロ−2H−チオピラニル基、および下記式、
Figure 2013231000
で表されるビシクロ環基が挙げられ(上記式中のビシクロ環上の結合位置は化学的に安定であれば特に限定されない。)、好ましくはフェニル基、4−フルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、4−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−エトキシフェニル基、4−イソプロポキシフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基または下記式、
Figure 2013231000
(上記式中、*は結合位置を表し、波線はエンド体とエキソ体の混合物を表す。)
で表される基である。
本明細書中の*で示す位置の結合方法については、*の部分が化合物(1)の骨格に置き換わることを意味する。
およびRは互いに独立して水素原子、フッ素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基であり、好ましくは互いに独立して水素原子またはフッ素原子であり、より好ましくはRおよびRの両方が水素原子である。RおよびRの具体例としては、水素原子、フッ素原子、メチル基が挙げられる。
nが2、3または4であるときのようにRが2個以上存在する場合には、Rはそれぞれ独立して選択される。また、同様にRが2個以上存在する場合には、Rはそれぞれ独立して選択される。
mは0または1であり、nは0、1、2、3または4である。整数mとnの和が2以下(m+n≦2)であることが好ましい。より好ましくはmおよびnがいずれも整数0であるか、mおよびnがいずれも1であるか、mが1であり且つnが整数0であるか、あるいはmが整数0であり且つnが2である。さらに好ましくはmおよびnがいずれも整数0であるか、mおよびnがいずれも1であるか、またはmが1であり且つnが整数0である(但し、mおよびnがいずれも整数0を表し、且つrが1を表す場合には、RまたはRのいずれか一方は置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基を表す。またm、nおよびrがいずれも整数0を表す場合には、Eは置換されていてもよいC3-8シクロアルキル基、置換されていてもよいC4-8シクロアルケニル基、または置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)を表す。)。
Aは置換されていてもよいC6−10アリール基または置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基であり、好ましくは置換されていてもよいC6−10アリール基である。当該置換されていてもよいC6−10アリール基として好ましくは、置換されていてもよいCまたはC10アリール基であり、より好ましくは置換されていてもよいCアリール基である。当該置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基として好ましくは、置換されていてもよい5もしくは6員または9もしくは10員のヘテロアリール基であり、より好ましくは置換されていてもよい5または6員のヘテロアリール基である。
Aの好ましい具体例としては、置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよい1−または2−ナフチル基が挙げられ、より好ましくは置換されていてもよいフェニル基である。
Aにおける、置換されていてもよいC6−10アリール基、置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基、置換されていてもよいフェニル基および置換されていてもよい1−または2−ナフチル基の置換基としては、例えば、(i)フッ素原子や塩素原子などのハロゲン原子、(ii)メチル基、エチル基、プロピル基、トリフルオロメチル基などのフッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、(iii)メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、トリフルオロメトキシ基などのフッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基、(iv)メチルチオ基、エチルチオ基などのC1−6アルキルチオ基、(v)シアノ基、(vi)水酸基および(vii)ジメチルアミノ基、メチルアミノ基などのC1−6アルキル基で1または2個置換されていてもよいアミノ基などが挙げられ、好ましくはフッ素原子、塩素原子、メチル基およびメトキシ基であり、より好ましくはフッ素原子および塩素原子が挙げられる。これらの置換基は置換可能な任意の位置で、1または同一もしくは異なって2個以上置換することができる。また当該C6−10アリール基および当該5〜10員のヘテロアリール基は、C3−8シクロアルキル基、C4−8シクロアルケニル基または5〜10員の飽和ヘテロ環基に相当する環と縮合環を形成していてもよい。
Aにおける置換されていてもよいフェニル基としては、
式(1)においてmおよびnがいずれも整数0の場合は例えば、下記式、
Figure 2013231000
(式中、R14はハロゲン原子、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基、C1−6アルキルチオ基、シアノ基を表し、*は結合位置を表す。)が好ましく、
式(1)においてmおよびnがいずれも1であるか、またはmが整数0であり且つnが2である場合は例えば、下記式、
Figure 2013231000
(式中、R14は上述と同義であり、R15およびR16は互いに独立してハロゲン原子、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ基、C1−6アルキルチオ基、シアノ基を表し、*は結合位置を表す。)が好ましく、
式(1)においてmが1であり且つnが整数0の場合は例えば、下記式、
Figure 2013231000
(式中、R14は上述と同義である。)が好ましい。
Lは、酸素原子、硫黄原子または−NR10−であり、好ましくは、酸素原子または硫黄原子であり、より好ましくは酸素原子である。
10は水素原子、C1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基であり、好ましくは水素原子またはC1−6アルキル基であり、より好ましくは水素原子またはC1−3アルキル基である。
10の具体例としては水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が挙げられ、好ましくは水素原子、メチル基である。
本発明の化合物のうち、好適な化合物としては、以下のような化合物またはその薬学上許容される塩が挙げられる。
一つの好適な態様として、
およびRが互いに独立して水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基であり、
およびRが互いに独立して水素原子またはメチル基であり、
が置換されていてもよいC4−7アルキル基または−(CR−Eであり、
およびRがともに水素原子であり、
およびRが互いに独立して水素原子、フッ素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基であり、
Aが置換されていてもよいC6−10アリール基または置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基であり、
rが0、1または2であり、
Eが置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC4−8シクロアルケニル基、置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)、置換されていてもよいC6−10アリール基または置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基であり、
Lが酸素原子または硫黄原子であり、
mおよびnがいずれも整数0であるか、mおよびnがいずれも1であるか、mが1であり且つnが整数0であるか、あるいはmが整数0であり且つnが2である化合物(但し、mおよびnがいずれも整数0を表し、且つrが1を表す場合には、RまたはRのいずれか一方は置換されていてもよいC1−6アルキル基を表す。またm、nおよびrがいずれも整数0を表す場合には、Eは置換されていてもよいC3-8シクロアルキル基、置換されていてもよいC4-8シクロアルケニル基、または置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)を表す。)が挙げられる。
好ましくは、
およびRが互いに独立して水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基であり、
およびRがともに水素原子であり、
が置換されていてもよいC4−7アルキル基または−(CR−Eであり、
およびRが水素原子であり、
およびRが互いに独立して水素原子、フッ素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基であり、
Aが置換されていてもよいC6−10アリール基であり、
rが0、1または2であり、
Eが置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、1〜3個の酸素原子を含む。)または置換されていてもよいC6−10アリール基であり、
Lが酸素原子であり、
mおよびnがいずれも整数0であるか、mおよびnがいずれも1であるか、mが1であり且つnが整数0である化合物(但し、mおよびnがいずれも整数0を表し、且つrが1を表す場合には、RまたはRのいずれか一方は置換されていてもよいC1−6アルキル基を表す。またm、nおよびrがいずれも整数0を表す場合には、Eは置換されていてもよいC3-8シクロアルキル基、置換されていてもよいC4-8シクロアルケニル基、または置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)を表す。)が挙げられる。
より好ましくは、
およびRのどちらか一方が水素原子であり、他方が置換されていてもよいC1−6アルキル基(好ましくはメチル基)であり、
が置換されていてもよいC4−7アルキル基(好ましくはイソブチル基、2,2−ジメチルプロピル、3−メチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、2−エチルブチル基)または−(CH)r−Eであり、
、R、R、およびRが水素原子であり、
Aが置換されていてもよいC6−10アリール基(好ましくはフェニル基、ナフチル基)であり、
rが0または1であり、
Eが置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基(好ましくはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル基、シクロヘキシル基)または置換されていてもよいC6−10アリール基(好ましくはフェニル基、ナフチル基)であり、
Lが酸素原子であり、
mおよびnがいずれも整数0であるか、mおよびnがいずれも1である化合物(但し、mおよびnがいずれも整数0を表し、且つrが1を表す場合には、RまたはRのいずれか一方は置換されていてもよいC1−6アルキル基を表す。またm、nおよびrがいずれも整数0を表す場合には、Eは置換されていてもよいC3-8シクロアルキル基を表す。)が挙げられる。
また別の好適な化合物として、以下の化合物またはその薬学上許容される塩が挙げられる。
1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(Cyclohexylmethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(cyclohexylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−ブロモフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Bromophenyl)-1-(cyclohexylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(Cyclohexylmethyl)-5-(4-methylphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロヘキシルメチル)−5−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclohexylmethyl)-5-[4-(methylsulfanyl)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−ブロモフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Bromophenyl)-1-(tetrahydro-2H-pyran-2-ylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
N−メチル−1−[5−(4−メチルフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン
N-Methyl-1-[5-(4-methylphenyl)-1-(tetrahydro-2H-pyran-2-ylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methanamine;
N−メチル−1−{1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}メタンアミン
N-Methyl-1-{1-(tetrahydro-2H-pyran-2-ylmethyl)-5-[4-(trifluoromethyl)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}methanamine;
1−[1−(シクロブチルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(Cyclobutylmethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(シクロペンチルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(Cyclopentylmethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(2-Cyclopentylethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(2−エチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(2-ethylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(3,3−ジメチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(3,3-dimethylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(2−エチルブチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(2-Ethylbutyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[1−(3,3−ジメチルブチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(3,3-Dimethylbutyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−クロロフェノキシ)−1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Chlorophenoxy)-1-(3-methylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(4−ブロモフェノキシ)−1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(4-Bromophenoxy)-1-(3-methylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−[5−(3−クロロフェノキシ)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(3-Chlorophenoxy)-1-(cyclohexylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
N−メチル−1−[1−(3−メチルブチル)−5−(4−メチルフェノキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン
N-Methyl-1-[1-(3-methylbutyl)-5-(4-methylphenoxy)-1H-pyrazol-3-yl]methanamine;
1−[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−(4−メチルフェノキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(2-Cyclopentylethyl)-5-(4-methylphenoxy)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
4−({1−(2−シクロペンチルエチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4-({1-(2-Cyclopentylethyl)-3-[(methylamino)methyl]-1H-pyrazol-5-yl}oxy)benzonitrile;
1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(2-Chlorophenoxy)methyl]-1-cyclohexyl-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−[1−シクロヘキシル−5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-Cyclohexyl-5-(phenoxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine;
1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(3-Chlorophenoxy)methyl]-1-cyclohexyl-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[(4-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(2-Chlorophenoxy)methyl]-1-(cyclopentylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(3-Chlorophenoxy)methyl]-1-(cyclopentylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(2−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[(2-methylphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(3−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[(3-methylphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(2-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(3-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(4-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−(2−シクロペンチルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(2-Chlorophenoxy)methyl]-1-(2-cyclopentylethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−(2−シクロペンチルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{5-[(3-Chlorophenoxy)methyl]-1-(2-cyclopentylethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(3−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(3-methylphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(2−メトキシフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(2-methoxyphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[2-(4-fluorophenyl)ethyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine;および
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[2-(2,4-difluorophenyl)ethyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine。
化合物(1)の製造方法
本発明における化合物(1)の製造法について説明する。
本発明のピラゾール化合物は、公知化合物から、下記製造方法または下記製造方法に準じる方法によって、適宜当業者に周知の合成方法を組み合わせて製造することができる。原料化合物は公知のものを使用するか、後記実施例に記載の方法、または後記実施例に準じる方法によって、適宜当業者に周知の合成方法を組み合わせて製造することもできる。
製造方法1
式(1)で表される化合物のうち、mおよびnがいずれも整数0であり、Rが水素原子ある式(A−9)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記の方法によって製造できる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、RおよびAは前記[1]に記載の定義と同義であり、LGはヨウ素原子、臭素原子、塩素原子や、p−トルエンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基およびメタンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基のような脱離基を表し、PGはtert-ブトキシカルボニル基やベンジルオキシカルボニル基などのアミノ基の保護基を表す。]
工程(i)
化合物(A−3)およびその塩は、化合物(A−1)に適当な塩基を作用させて発生させた炭素アニオンと、化合物(A−2)から発生させた活性エステルとを反応させることによって得ることができる。具体的には、化合物(A−2)を適当な不活性溶媒中、約−20℃から30℃までの範囲の温度で、カルボニルジイミダゾール(CDI)と反応させて活性エステルを発生させ、続いて化合物(A−1)を適当な不活性溶媒中、約−78℃から30℃までの範囲の温度で例えばリチウムジイソプロピルアミド(LDA)やカリウムヘキサメチルジシラザン(KHMDS)などのアミド塩基やtert−ブトキシカリウムなどの金属アルコキシドを作用させてアニオンを発生させ、それらを約−78℃から用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で反応させることによって化合物(A−3)を得ることができる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒またはこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程(ii−1)
化合物(A−5)は、化合物(A−3)とヒドラジン(A−4)またはその塩と、適当な酸や塩基の存在下、適当な不活性溶媒中または無溶媒で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で10分間〜48時間反応させることで製造することができる。適当な塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基や、tert−ブトキシカリウムなどの金属アルコキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基が挙げられる。適当な酸としてはp−トルエンスルホン酸やメタンスルホン酸、酢酸およびトリフルオロ酢酸などの有機酸や塩酸、硫酸およびリン酸などの無機酸を挙げることができる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの非プロトン性極性溶媒またはこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程(iii)
化合物(A−8−1)および化合物(A−8−2)は、化合物(A−5)またはその塩を、化合物(A−7)と反応させることにより得ることができる。該反応は必要に応じて塩基および/または相間移動触媒の存在下、適当な不活性溶媒中で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度において、10分間〜48時間反応させることにより行うことができる。
塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、酸化銀、炭酸銀等の無機塩基、カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシドなどが挙げられる。
相間移動触媒としては、例えば硫酸水素テトラブチルアンモニウムなどが挙げられる。
不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびアセトニトリルなどの非プロトン性極性溶媒またはこれらの混合溶媒が挙げられる。脱離基LGとしては塩素原子、臭素原子や、ヨウ素原子などのハロゲン原子および、p−トルエンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基や、メタンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基が挙げられる。
工程(ii−2)
また、化合物(A−8−1)および化合物(A−8−2)は、化合物(A−3)と化合物(A−6)を工程(ii−1)に記載の方法と同様にして反応させることによっても製造することができる。
工程(iv)
前工程で得られた望ましい異性体である化合物(A−8−1)のアミノ基の保護基PGを適当な方法により脱保護することで目的化合物(A−9)またはその薬学上許容される塩を得ることができる。アミノ基の保護基PGがtert−ブトキシカルボニル基(Boc基)である場合は、適当な不活性溶媒中で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度において、塩酸や硫酸などの無機酸またはトリフルオロ酢酸などの有機酸で処理することにより脱保護を行うことができる。不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの非プロトン性極性溶媒またはこれらの混合溶媒が挙げられる。
PGがベンジルオキシカルボニル基を表す場合は、適当な不活性溶媒中で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度において、パラジウム炭素や水酸化パラジウムなどのパラジウム触媒を用いて水素添加反応を行うことで脱保護を行うことができる。不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの非プロトン性極性溶媒またはこれらの混合溶媒が挙げられる。
製造方法2
式(1)で表される化合物のうち、mが1であり、nが1、2、3または4であり、Rが水素原子である式(A−14)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記の方法によって製造できる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、R、R、A、L、LGおよびPGは前記と同義であり、nは1、2、3または4を表す。]
工程(i)
化合物(A−13)は化合物(A−10)と化合物(A−11)を、例えば光延反応させることによって得ることができる。具体的には、化合物(A−10)を適当な不活性溶媒中で約−20℃から約30℃までの範囲の温度において、トリフェニルホスフィンおよび、ジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD)あるいはジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)などとともに化合物(A−11)と反応させることによって得ることができる。適当な不活性溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルムおよびクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびアセトニトリルなどの非プロトン性極性溶媒もしくはこれらの混合溶媒が挙げられる。
また化合物(A−13)は、化合物(A−10)を化合物(A−12)に変換させた後に、化合物(A−11)と適当な塩基の存在下、適当な不活性溶媒中または無溶媒で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で10分間〜48時間反応させることでも製造することができる。LGがメタンスルホニルオキシ基およびp−トルエンスルホニルオキシ基などの置換されていてもよいフェニルスルホニルオキシ基の場合は、化合物(A−10)を適当な不活性溶媒中で、適当な塩基の存在下、メタンスルホニルクロライドやp−トルエンスルホニルクロライドなどと反応させることによって化合物(A−12)を得ることができる。適当な塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基や、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの無機塩基が挙げられる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびアセトニトリルなどの非プロトン性極性溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げられる。(A−12)と化合物(A−11)との反応における適当な塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基や、tert−ブトキシカリウムなどの金属アルコキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの無機塩基が挙げられる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびアセトニトリルなどの非プロトン性極性溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程(ii)
化合物(A−13)において、製造方法1の工程(iv)と同様にしてアミノ基の保護基の脱保護を行うことによって目的化合物(A−14)またはその薬学上許容される塩を得ることができる。
製造方法3
式(1)で表される化合物のうち、mが整数0であり、nが2、3または4であり、Rが水素原子である式(A−20)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記の方法によって製造できる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、R、R、Aは前記と同義である。PGはBoc基、ピバロイル基やベンゾイル基などを表し、nは0、1または2を表し、波線はシス体、トランス体の混合物を表す。]
工程(i)
製造方法2に記載の化合物(A−10)においてnが1であり、Rが水素原子である化合物(A−15)を、例えばスワン酸化や三酸化硫黄・ピリジン錯体などを用いるジメチルスルホキシド(DMSO)酸化、デス−マーチン試薬などの超原子価ヨウ素試薬やクロロクロム酸ピリジニウム(PCC)およびニクロム酸ピリジニウムPDCなどのクロム(VI)試薬および二酸化マンガンを用いる酸化反応などをおこなうことにより、化合物(A−16)を得ることができる。
工程(ii)
化合物(A−16)とホスホン酸エステル(A−17−1)またはホスホニウム塩(A−17−2)を適当な塩基の存在下、適当な不活性溶媒中で約−20℃から用いた溶媒の沸点までの温度で、10分間〜48時間反応させることにより、化合物(A−18)に変換することができる。適当な塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウムおよび水素化カリウムなどの無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシドが挙げられる。不活性溶媒としては、例えばクロロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシドなどの非プロトン性極性溶媒もしくはこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程(iii)
化合物(A−18)を接触還元することにより化合物(A−19)に変換することができる。還元反応の触媒としてはパラジウム炭素や水酸化パラジウムなどのパラジウム触媒や、酸化白金や白金炭素などの白金触媒、ルテニウム炭素やロジウム炭素などを用い、常圧もしくは加圧水素雰囲気下、適当な不活性溶媒中で0℃〜50℃にて反応させることにより行うことができる。適当な不活性溶媒としては酢酸エチルや、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの非プロトン性極性溶媒もしくはこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程(iv)
アミノ基の保護基PGがBoc基である場合は、製造方法1の工程(iv)と同様にしてアミノ基の保護基の脱保護を行うことによって目的化合物(A−20)またはその薬学上許容される塩を得ることができる。PGがピバロイル基やベンゾイル基である場合は、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコールおよび、水もしくは、これらの混合溶媒中で、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどの無機塩基や、ナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキシドなどの金属アルコキシドを約−20℃から用いた溶媒の沸点までの温度で、10分間〜48時間反応させることにより、目的化合物(A−20)またはその薬学上許容される塩を得ることができる。
製造方法4
式(1)で表される化合物のうち、AがC1−6アルキル基および/またはハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基であり、Lが酸素原子または硫黄原子であり、mが1であり、nが整数0であり、Rが水素原子である式(A−26)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記の方法によって製造することができる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、RおよびPGは前記と同義である。Lは酸素原子または硫黄原子を表す。Rは水素原子、ハロゲン原子、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基、フッ素原子で置換されていてもよいC1−6アルコキシ基およびシアノ基を表す。Rは複数個が互いに独立してベンゼン環上に置換していてもよい。]
工程(i−1)および工程(i−2)
化合物(A−23−1)または(A−23−2)は、化合物(A−21)と、ニトロ基のオルト位にフッ素基が置換した化合物(A−22−1)またはニトロ基のパラ位にフッ素基が置換した化合物(A−22−2)を適当な塩基の存在下、適当な不活性溶媒中または無溶媒で、約−20℃から用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で10分間〜48時間反応させることで製造することができる。適当な塩基としては例えばトリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基や、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウムや水素化カリウムなどの無機塩基、tert−ブトキシカリウムなどの金属アルコキシドが挙げられる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびアセトニトリルなどの非プロトン性極性溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程(ii−1)および工程(ii−2)
化合物(A−23−1)または(A−23−2)をパラジウム炭素や水酸化パラジウムなどのパラジウム触媒を用いた接触水素添加反応や、塩酸水溶液や酢酸中で鉄や亜鉛を用いて還元することで化合物(A−24−1)または(A−24−2)を得ることができる。
工程(iii)
化合物(A−24−1)または(A−24−2)を亜硝酸ナトリウムや、イソアミルナイトライトなどの低級アルキル亜硝酸エステルと反応させることでジアゾニウム塩とした後に、亜リン酸と反応させることによって化合物(A−25)を得ることができる。
工程(iv)
製造方法1の工程(iv)と同様にしてアミノ基の保護基の脱保護を行うことによって目的化合物(A−26)またはその薬学上許容される塩を得ることができる。
製造方法5
式(1)で表される化合物において、Aがベンゼン環であり、LがNR10であり、mが1であり、nが整数0であり、Rが水素原子である化合物のうち、R10が水素原子である式(A−31−1)およびR10がC1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基である(A−31−2)で表される化合物またはそれらの薬学上許容される塩は、例えば下記の方法によって製造することができる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、AおよびPGは前記と同義であり、R10aはC1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基を表す。]
工程(i)
後述の製造方法12に記載の化合物(A−27)と置換されていてもよいアリールホウ酸(A−28)を、例えば酢酸銅(II)などの触媒を用いて、適当な塩基の存在下で、また必要に応じてモレキュラーシーブス3Aの存在下で、適当な不活性溶媒中または無溶媒で、約−20℃から用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で10分間〜48時間反応させることによって化合物(A−29)を得ることができる。適当な塩基としては例えばトリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基や、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基が挙げられる。適当な不活性溶媒としては、例えばクロロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびアセトニトリルなどの非プロトン性極性溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程(ii)
後述の製造方法6、8および9に記載の方法により、R10aに対応するアルキル化剤、アルデヒドおよびカルボン酸と反応させることによって化合物(A−30)を得ることができる。
工程(iii−1)および工程(iii−2)
化合物(A−29)または化合物(A−30)を、製造方法1の工程(iv)と同様にしてアミノ基の保護基の脱保護を行うことによって目的化合物(A−31−1)、(A−31−2)またはそれらの薬学上許容される塩を得ることができる。
製造方法6
式(1)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、下記の方法によって製造することができる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、R、R、R、A、L、m、nおよびLGは前記と同義である。]
化合物(1)またはその薬学上許容される塩は、化合物(A−32)またはその塩を化合物(A−33)またはその塩と反応させることにより得ることができる。反応は、必要に応じ塩基の存在下、また、必要に応じ相間移動触媒の存在下、適当な不活性溶媒中で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、10分間〜48時間反応させることにより行うことができる。塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシドなどが挙げられる。相間移動触媒としては、例えば硫酸水素テトラブチルアンモニウムなどが挙げられる。不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびアセトニトリルなどの非プロトン性極性溶媒もしくはこれらの混合溶媒が挙げられる。脱離基LGとしては塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子などのハロゲン原子や、p−トルエンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基およびメタンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基が好ましい。
製造方法7
式(1)で表される化合物のうち、Rが水素原子である式(A−36−1)および式(A−36−2)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、下記の方法によって製造することができる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、R、R、LG、m、n、AおよびLは前記と同義である。PGは、tert-ブトキシカルボニル基やベンジルオキシカルボニル基などのアミノ基の保護基を表す。また同一窒素原子上に2個のPG基が存在する場合には、2つのPG基が窒素原子とともに環を形成して、フタル酸イミドやコハク酸イミドを形成してもよい。]
工程(i)
化合物(A−35−1)、化合物(A−35−2)またはそれらの塩は、化合物(A−32)またはその塩を化合物(A−34−1)、化合物(A−34−2)またはそれらの塩とそれぞれ反応させることにより得ることができる。反応は、必要に応じ塩基の存在下、また、必要に応じ相間移動触媒の存在下、適当な不活性溶媒中で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、10分間〜48時間反応させることにより行うことができる。塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基、カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシドなどが挙げられる。相間移動触媒としては、例えば硫酸水素テトラブチルアンモニウムなどが挙げられる。不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびアセトニトリルなどの非プロトン性極性溶媒もしくはこれらの混合溶媒が挙げられる。脱離基LGとしては塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子などのハロゲン原子や、p−トルエンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基およびメタンスルホニルオキシ基などの置換スルホニルオキシ基が好ましい。
工程(ii)
化合物(A−35−1)または化合物(A−35−2)において、製造方法1の工程(iv)と同様にしてアミノ基の保護基の脱保護を行うことによって、目的化合物である(A−36−1)、(A−36−2)またはそれらの薬学上許容される塩を得ることができる。同一窒素原子上に存在する2個のPG基が窒素原子とともに環を形成してフタル酸イミドやコハク酸イミドを形成する場合の脱保護は、ヒドラジン1水和物やメチルアミンなどのアミノ化合物と適当な不活性溶媒中または無溶媒で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、10分間〜48時間反応させることにより行うことができる。不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒および、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコールもしくはこれらの混合溶媒が挙げられる。
製造方法8
式(1)で表される化合物のうち、RおよびRが水素原子である式(A−39)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記の方法によって製造できる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、R、A、L、mおよびnは前記と同義である。Rは水素原子またはC1−6アルキル基を表す。]
工程(i)
化合物(A−38)またはその塩は、化合物(A−37)またはその塩を化合物(A−33)またはその塩と反応させてアミド結合を形成させることにより得ることができる。Rが水素原子を表す場合は、アミド結合形成反応は化合物(A−37)のカルボキシル基を、塩化チオニル、オキサリルクロライド等を用いる酸クロライド法や、クロロ炭酸エステルやピバロイルクロライドを用いる混合酸無水物法およびジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド(EDCあるいはWSC)あるいは1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)などの縮合剤を用いて活性化後、化合物(A−33)と反応させることにより行うことができる。またRがC1−6アルキル基を表す場合は、アミド結合形成反応は化合物(A−37)と化合物(A−33)またはその塩を、必要に応じ適当な酸や塩基の存在下、適当な不活性溶媒中または無溶媒で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、10分間〜48時間反応させることにより行うことができる。適当な塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基が挙げられる。適当な酸としてはp−トルエンスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸や、塩酸および硫酸などの無機酸、塩化アルミニウムなどのルイス酸が挙げられる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの非プロトン性極性溶媒もしくはこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程(ii)
化合物(A−38)を適当な還元剤を用いて適当な不活性溶媒中で約−78℃から用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、10分間〜48時間反応させることにより行うことができる。適当な還元剤としては例えば水素化リチウムアルミニウム、ジボランなどが挙げられる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒が挙げられる。
製造方法9
式(1)で表される化合物のうち、Rが水素原子である式(A−41)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記の方法によって製造できる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、R、R、A、L、mおよびnは前記と同義である。] 目的化合物(A−41)またはその薬学上許容される塩は、化合物(A−40)と化合物(A−33)またはその塩を適当な不活性溶媒中で、必要に応じて適当な酸の存在下、約−78℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、適当な還元剤を用いて還元的アミノ化条件で反応させることにより得ることができる。不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンおよびアセトニトリルなどの非プロトン性極性溶媒、酢酸や水、もしくはこれらの混合溶媒が挙げられる。適当な酸としてはリン酸、塩酸、硫酸などの無機酸、酢酸やトリフルオロ酢酸などの有機酸が挙げられる。適当な還元剤としては水素化シアノホウ素ナトリウム、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウムおよび、水素化ホウ素ナトリウムなどを挙げることができる。化合物(A−40)と化合物(A−33)またはその塩をそのまま混合して反応を行ってもよく、あるいはあらかじめイミンを形成させてから反応させてもよい。
製造方法10(アミノ基への置換基の導入)
式(1)で表される化合物のうち、RがC1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基である式(A−42)で表される化合物またはその薬学上許容される塩は、例えば下記の方法によって製造できる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、R、R、A、L、mおよびnは前記と同義であり、R2aはC1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基を表す。]
製造方法7に記載の化合物(A−36−1)に対して、R2aに対応するアルキル化剤、アルデヒド、ケトン、カルボン酸およびエステルを上記の製造方法6、8および9に記載の方法と同様にして反応させることによって、化合物(A−42)またはその薬学上許容される塩を製造することができる。
製造方法11
製造方法4に記載の化合物(A−21)(式(A−21)において、Lが酸素原子を表す場合は下記の化合物(A−21−a)であり、Lが硫黄原子を表す場合は下記の化合物(A−21−b)である)は以下のようにして製造することができる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、RおよびPGは前記と同義であり、Mはナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、およびマグネシウム、カルシウムなどのアルカリ土類金属を表し、RはC1−6アルキル基を表す。]
工程(i)〜(ii)
化合物(B−3)は例えば文献記載の方法(Tetrahedron, 60(2004), 1731-1848)と同様にして化合物(B−1)またはその塩と化合物(B−2)から製造できる。具体的には化合物(B−1)を適当な不活性溶媒中、約−20℃から30℃までの範囲の温度で、カルボニルジイミダゾール(CDI)で活性化し、続いて適当な酸や塩基存在下で、約−20℃から用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、化合物(B−2)と反応させることによって、化合物(B−3)を得ることができる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒またはこれらの混合溶媒が挙げられる。適当な酸としては塩化マグネシウムが挙げられる。化合物(B−3)と化合物(B−4)を適当な酸や塩基の存在下、適当な不活性溶媒中または無溶媒で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、10分間〜48時間反応させることで化合物(A−21−a)を製造することができる。適当な塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基や、tert−ブトキシカリウムなどの金属アルコキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどの無機塩基が挙げられる。適当な酸としてはp−トルエンスルホン酸やメタンスルホン酸、酢酸およびトリフルオロ酢酸などの有機酸や塩酸、硫酸およびリン酸などの無機酸を挙げることができる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの非プロトン性極性溶媒またはこれらの混合溶媒が挙げられる。
工程(iii)
化合物(A−21−a)を適当な不活性溶媒中または無溶媒で約−20℃から、用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、ローソン試薬と反応させることで化合物(A−21−b)を製造することができる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒などが挙げられる。
製造方法12
製造方法5に記載の化合物(A−27)は文献記載の方法(Journal of Heterocyclic Chemistry, 2009, 39)を参考に以下の方法によって製造することができる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、PGおよびRは前記と同義である。]
工程(i)
化合物(B−5)に対して、適当な不活性溶媒中、約−78℃から用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で、アセトニトリルに適当な塩基を作用させて発生させたアニオンを反応させることによって化合物(B−6)を得ることができる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒などが挙げられる。適当な塩基としては水素化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシドなどが挙げられる。
工程(ii)
化合物(A−27)は、製造方法11の工程(ii)と同様に、化合物(B−6)と化合物(B−4)を反応させることにより得ることができる。
製造方法13
製造方法6、7に記載の化合物(A−32)、製造方法8に記載の化合物(A−37)および製造方法9に記載の化合物(A−40)において、mが1であり、nが1、2、3または4である化合物は、それぞれ化合物(B−17)、化合物(B−13)および化合物(B−14)であり、これらの化合物は以下のようにして製造することができる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、R、LG、R、Aおよびnは前記と同義である。PGはメトキシメチル基、メトキシ基やニトロ基で置換されていてもよいベンジル基および、tert−ブチルジメチルシリル基やtert−ブチルジフェニルシリル基などの置換シリル基を表す。]
工程(i)
化合物(B−7)を適当な不活性溶媒中、約−78℃から約30℃までの範囲の温度で、適当な塩基を作用させて発生させたアニオンと、化合物(B−8)を約−78℃から用いた溶媒の沸点までの範囲の温度で反応させることで化合物(B−9)を得ることができる。適当な不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどの低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなどの非プロトン性極性溶媒もしくはこれらの混合溶媒が挙げられる。適当な塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウムtert−ブトキシドなどの金属アルコキシドなどが挙げられる。
工程(ii)
化合物(B−9)から、製造方法1の工程(ii−1)および工程(iii)、または工程(ii−2)に記載の方法により、化合物(B−11−1)および(B−11−2)を得ることができる。
工程(iii)
工程(ii)で得られた化合物(B−11−1)における水酸基の保護基を脱保護することによって化合物(B−12)を得ることができる。保護基がベンジル基の場合はパラジウム炭素や水酸化パラジウムなどのパラジウム触媒を用いた接触水素添加反応によって脱保護することができる。一方、保護基がtert−ブチルジメチルシリル基やtert−ブチルジフェニルシリル基などの置換シリル基の場合は、テトラブチルアンモニウムフルオライド(TBAF)を作用させるか、または酢酸や塩酸などの適当な酸と反応させることによって脱保護することができる。
工程(iv)
製造方法2の工程(i)に記載の方法によって化合物(B−13)を得ることができる。
工程(v)〜(ix)
化合物(B−13)を、通常行われる一般的方法[例えば、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations)、アール.シー.ラロック(R. C. Larock)著(1989年)等参照]によって適宜変換することによって、化合物(B−14)、化合物(B−15)、化合物(B−16)および化合物(B−17)に変換することができる。
製造方法14
製造方法6、7に記載の化合物(A−32)、製造方法8に記載の化合物(A−37)および製造方法9に記載の化合物(A−40)において、mおよびnがいずれも0である化合物は、それぞれ化合物(B−25)、化合物(B−21−1)および化合物(B−24)であり、これらの化合物は以下のようにして製造することができる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、LG、RおよびAは前記と同義である。]
工程(i)〜(ii)
化合物(B−18)を用いて、製造方法13の工程(i)〜(ii)記載の方法によって、化合物(B−21−1)および化合物(B−21−2)を製造することができる。
工程(iii)〜(vii)
工程(ii)で得られた化合物(B−21−1)を、通常行われる一般的方法[例えば、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations)、アール.シー.ラロック(R. C. Larock)著(1989年)等参照]によって適宜変換することによって、化合物(B−22)、化合物(B−24)および、化合物(B−25)に変換することができる。
製造方法15
製造方法2に記載の化合物(A−10)は以下のようにして製造することができる。
Figure 2013231000
[式中、R、R、R、R、R、R、R、LG、PG、PGおよびnは前記と同義である。]
工程(i)〜(ii)
製造方法13に記載の化合物(B−11−1)を、通常行われる一般的方法[例えば、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations)、アール.シー.ラロック(R. C. Larock)著(1989年)等参照]によって適宜変換することによって、化合物(B−27)に変換することができる。
工程(iii)
製造方法6に記載の方法によって化合物(B−27)と化合物(B−28)を反応させることによって化合物(B−29)を得ることができる。
工程(iv)
アミノ基の保護は、例えばプロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis) 参照)またはそれらに準じた方法により行うことができる。
工程(v)
製造方法13の工程(iii)に記載の方法によって水酸基の保護基を脱保護することにより、化合物(A−10)を得ることができる。
前記の製造方法において使用する原料や試薬などは、特に断らない限り、市販の化合物であるか、または公知の化合物から公知の方法を用いて製造することができる。また、前記式(1)の化合物において、官能基を適宜変換することによって、式(1)の別の化合物としてもよい。官能基の変換は、通常行われる一般的方法[例えば、コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations)、アール.シー.ラロック(R. C. Larock)著(1989年)等参照]によって行うことができる。
前記製造方法において、反応点以外の何れかの官能基が説明した反応条件下で変化するかまたは説明した方法を実施するのに不適切な場合は、当該官能基を予め適当な保護基で保護した上で反応を実施し、その後、脱保護することにより、目的化合物を得ることができる。保護基としては、例えばプロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)、ティー・ダブリュー・グリーン(T. W. Greene)著、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インコーポレイテッド(John Wiley & Sons Inc.)(1981年)等に記載されているような通常の保護基を用いることができる。具体的には、アミンの保護基としてはエトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、アセチル、ベンゾイルまたはベンジル等を、また水酸基の保護基としてはtert−ブチルジメチルシリルやtert−ブチルジフェニルシリルなどの置換シリル、アセチル、ベンゾイルまたはベンジル等を挙げることができる。ケトンの保護基としてはジメチルアセタール、1,3−ジオキサン、1,3−ジオキソラン、S,S’−ジメチルジチオアセタール、1,3−ジチアン、オキシム等をあげることができる。
保護基の導入および脱保護は、有機合成化学で常用される方法(例えば、上記のプロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis) 参照)またはそれらに準じた方法により行うことができる。
前記製造方法における中間体および目的化合物は、有機合成化学で常用される精製方法、例えば中和、濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各種クロマトグラフィー等により、単離精製することができる。また、中間体においては、特に精製することなく次の反応に供することも可能である。
式(1)で表される化合物またはその薬学上許容される塩の中には、互変異性体が存在し得るものがある。互変異性の例としては、下記式などが挙げられる。
Figure 2013231000
本発明は、当該互変異性体を含め、光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異性体等の全ての可能な異性体およびそれらの混合物を包含する。例えば、式(1)で表される化合物に光学異性体が存在する場合には、それぞれの光学異性体も式(1)に包含される。これらの異性体は、クロマトグラフィーや再結晶などの公知の合成手法、分離手法により分離・精製することができる。また、この明細書の本文中、参考例および実施例に記載の化合物に不斉点が存在する場合は、特に断りのない限りラセミ体を示しており、上記の可能な異性体およびそれらの混合物を包含する。
化合物(1)の各光学異性体への分離は、当業者に公知の光学分割法を用いればよく、例えば光学活性な酸を用い常法に従ってジアステレオマー塩を形成させた後、2種のジアステレオマー塩に分離し、次いでこれを遊離塩基に変換させることにより行われる。光学活性な酸としては、例えば、マンデル酸、N−ベンジルオキシアラニン、乳酸などのモノカルボン酸類、酒石酸、o−ジイソプロピリデン酒石酸、リンゴ酸などのジカルボン酸類、カンファースルフォン酸、ブロモカンファースルフォン酸などのスルフォン酸類が挙げられる。塩を形成させる温度としては、室温から溶媒の沸点の範囲が挙げられる。
式(1)で表される化合物には、H、14C、35S、125Iなどの同位元素で標識された化合物および、HがH(D)に変換された重水素置換体も包含される。
式(1)で表される化合物の薬学上許容される塩は、慣用の無毒性塩であり、有機酸塩(例えば酢酸塩、プロピオン酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、蟻酸塩、トルエンスルホン酸塩)もしくは無機酸塩(例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩)のような酸付加塩、アミノ酸(例えばアルギニン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸)との塩、アルカリ金属塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩)もしくはアルカリ土類金属塩(例えばカルシウム塩、マグネシウム塩)などの金属塩、アンモニウム塩、または有機塩基塩(例えばトリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩)が挙げられる。製造方法に記載の「その塩」においても上記と同様の塩が挙げられる。
式(1)で表される化合物の薬学上許容される塩を取得するには、化合物(1)が薬学上許容される塩の形で得られる場合はそのまま精製すればよく、一方、遊離の形で得られる場合、適当な有機溶媒に溶解もしくは懸濁させ、酸または塩基を加えて通常の方法により塩を形成させればよい。例えば水、メタノール、エタノール、アセトンなどの溶媒中で、薬学上許容される酸又はアルカリと混合することで、塩にすることができる。
また、式(1)で表される化合物およびその薬学上許容される塩は、水との水和物またはエタノールなどの各種溶媒との溶媒和物として存在することもあるが、これら水和物や溶媒和物も本発明に包含される。
結晶として得られる式(1)で表される化合物およびその薬学上許容される塩には、結晶多形が存在する場合があり、その結晶多形も本発明に包含される。
本発明のピラゾール化合物およびその薬学上許容される塩は、ヒトセロトニン再取り込み阻害作用および5−HT2C拮抗作用、特に逆作動性を有する。それゆえ、当該化合物および塩は、セロトニン神経系が介在する疾患の治療薬または再発予防薬として有用である。セロトニン神経系が介在する疾患としては、例えば、うつ病や不安などが挙げられる。うつ病は、精神疾患の分類においては気分障害に含まれる。この気分障害の中には、主にはうつ病性障害と双極性障害がある。一般的なうつ病として、より詳細には、(i)大うつ病性障害、気分変調性障害もしくは特定不能なうつ病性障害を含むうつ病性障害、(ii)うつ病、または(iii)季節的情動障害などが挙げられる。これらの治療薬または再発予防薬として当該化合物および塩は有用である。さらに(iv)双極性障害における大うつ病エピソードの治療薬または再発予防薬としても当該化合物および塩は有用である。一方、不安(不安障害)の中には、主に不安障害と恐怖症がある。当該化合物および塩が治療薬または再発予防薬として有用な不安(不安障害)としては、(v)パニック障害、強迫性障害、外傷後ストレス障害、急性ストレス障害、全般性不安障害もしくは一般身体疾患による不安障害、(vi)物質誘発性不安障害を含む不安障害、(vii)広場恐怖症、(viii)社会的恐怖症、(ix)回避的人格異常、または(x)心身症などが挙げられる。また、他の疾患(統合失調症、認知症など)に伴ううつ症状または不安症状に対しても当該化合物および塩は有用である。さらに、当該化合物および塩は、痴呆、健忘症および加齢に関係した記憶障害を含む記憶障害;神経性食欲不良および神経性飢餓を含む摂食行動の障害;肥満症;睡眠障害;統合失調症;アルコール、たばこ、ニコチン、麻薬、覚せい剤、向精神薬等の薬物依存症;群発性頭痛;片頭痛;痛み;アルツハイマー病;慢性発作片頭痛;血管障害に関係した頭痛;パーキンソン病の痴呆、抑うつ、不安、神経弛緩薬誘導パーキンソン症候群および晩発性ジスキネジーを含むパーキンソン病;過プロラクチン血症などの内分泌異常;血管痙攣(特に、脳血管系の);高血圧症;運動性および分泌の変化が関与している胃腸管の障害;早発射精を含む性的機能不全などの治療または再発予防にも有用である。
本発明のピラゾール化合物およびその薬学上許容される塩の用量は患者の年齢および状態に応じて増減するが、一般には、ヒトに投与する場合、1日当り0.1mg/個体ないし約1,000mg/個体、好ましくは1日当り1mg/個体ないし約100mg/個体の量を投与することができる。1日の投与回数は、1回又は1日に数回、例えば各回1、2又は3用量を与える。
本発明のピラゾール化合物およびその薬学上許容される塩は、治療に使用する場合に、医薬組成物として、経口的または非経口的(例えば、静脈内、皮下、筋肉内、髄腔内、局所的、経直腸的、経皮的、経鼻的または経肺的)に投与することができる。経口投与のための投与形態としては、例えば、錠剤、カプセル剤、丸剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、液剤、シロップ剤、懸濁剤などの剤形が挙げられ、非経口投与のための投与形態としては、例えば、水性注射剤、非水性注射剤、坐剤、経鼻剤、経皮吸収剤[ローション剤、乳液剤、軟膏剤、クリーム剤、ゼリー剤、ゲル剤、貼付剤(テープ剤、経皮パッチ製剤、湿布剤等)、外用散剤等]などの形態の製剤が挙げられる。これらの製剤は、従来公知の技術を用いて調製され、製剤分野において通常使用される無毒性かつ不活性な担体もしくは賦形剤を含有することができる。
医薬上許容される担体である製剤用担体としては、製剤分野において常用され、かつ式(1)で表される化合物又はその薬学上許容される塩と反応しない物質が用いられる。すなわち、式(1)で表される化合物又はその薬学上許容される塩を含有する医薬組成物は、賦形剤、結合剤、滑沢剤、安定剤、崩壊剤、緩衝剤、溶解補助剤、等張化剤、pH調節剤、界面活性剤、乳化剤、懸濁化剤、分散剤、沈殿防止剤、増粘剤、粘度調節剤、ゲル化剤、無痛化剤、保存剤、可塑剤、経皮吸収促進剤、老化防止剤、保湿剤、防腐剤、香料等の製剤用担体を含有することができ、2種以上の製剤用担体添加物を適宜選択して用いることもできる。
錠剤のような固体製剤は有効成分を、乳糖、ショ糖、トウモロコシ澱粉などの通常の薬理的に許容し得る担体または賦形剤、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの結合剤、カルボキシメチルセルロースナトリウムや澱粉グリコール酸ナトリウムなどの崩壊剤、ステアリン酸やステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤、あるいは保存剤等と混合して調製される。
非経口投与には、有効成分は水、生理食塩水、油、ブドウ糖水溶液などの生理的に許容し得る担体に溶解または懸濁し、補助剤として乳化剤、安定化剤、浸透圧調整用塩、または緩衝剤を必要に応じて含有してもよい。
本発明のピラゾール化合物およびその薬学上許容される塩を、上記の如き医薬用途に使用する場合、通常、製剤用担体と混合して調製した製剤の形で投与され、該製剤は通常の方法に従って調製される。例えば、本発明のピラゾール化合物およびその薬学上許容される塩を有効成分として0.05〜99重量%、好ましくは0.05〜80重量%、更に好ましくは0.1〜70%重量%、更に好ましくは0.1〜50重量%含有する医薬組成物とすることができる。これらの製剤はまた、治療上価値ある他の成分を含有していてもよい。
本発明の化合物の製剤は、例えば錠剤の場合、実施例1の化合物20mg、乳糖100mg、結晶セルロース25mgおよびステアリン酸マグネシウム1mgを混合し、得られた混合物を打錠することにより製造できる。
本発明のピラゾール化合物およびその薬学上許容される塩は、その作用の増強を目的として、抗うつ薬、抗不安薬、統合失調症治療薬、ドーパミン受容体作動薬、パーキンソン病治療薬、抗癲癇薬、抗痙攣薬、鎮痛薬、ホルモン製剤、片頭痛治療薬、アドレナリンβ受容体拮抗薬、認知症治療薬、気分障害治療薬などの薬剤(併用薬剤)と組み合わせて用いることができる。また、その副作用抑制を目的として、制吐剤、睡眠導入剤、抗痙攣薬などの薬剤(併用薬剤)と組み合わせて用いることができる。
本発明化合物及び併用薬剤の投与時期は限定されず、これらを投与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。また、本発明化合物と併用薬剤の合剤としても良い。併用薬剤の投与量は、臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。また、本発明化合物と併用薬剤との配合比は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状、組み合わせなどにより適宜選択することができる。例えば投与対象がヒトである場合、本発明化合物1重量部に対し、併用薬剤を0.01〜1000重量部用いればよい。
以下に本発明を、参考例、実施例及び試験例によりさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれら実施例に限定されるものではない。尚、以下の参考例及び実施例において示された化合物名は、必ずしもIUPAC命名法に従うものではない。
実施例および参考例において以下の略号を使用することがある。
n−:一級(直鎖)の
tert−:三級(分岐鎖)の
Me:メチル
Et:エチル
Boc:tert−ブトキシカルボニル
BocO:ジ−tert−ブチルジカルボネート
DMSO:ジメチルスルホキシド
THF:テトラヒドロフラン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
CDI:1,1’−カルボニルジイミダゾール
Bn:ベンジル
TFA:トリフルオロ酢酸
PTLC:分取薄層クロマトグラフィー
ObsMS[M+1]:観測されたプロトン化分子の分子量
化合物の同定にはプロトン核磁気共鳴吸収スペクトル(H−NMRスペクトル)やマススペクトル(LC−MS)を用いた。LC−MS分析においては、エレクトロスプレーイオン法(ESI)によってプロトン化された分子のマススペクトルを観測した。
ヒドラジン化合物の製造:
参考例1
(シクロヘキシルメチル)ヒドラジン 二塩酸塩
(Cyclohexylmethyl)hydrazine dihydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
シクロヘキシルアルデヒド(38g,339mmol)のメタノール(677mL)溶液にN−Boc−ヒドラジン(44.8g,339mmol)を室温で加え、反応混合物を室温で3時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた濃縮残渣にヘキサン(100mL)を加えて懸濁させ、生じた沈殿をろ取することで化合物(Ia)(55.9g)を白色固体として得た。ろ液を濃縮し、濃縮残渣にn−ヘキサン(30mL)を加えて生じた沈殿をろ取し、ろ上物をn−ヘキサン(15mL)で洗浄することで化合物(Ia)(14.3g,合計70.2g,91%)を白色固体として得た。
工程(ii)〜(iii)
水素化シアノホウ素ナトリウム(12.5g,189mmol)のメタノール(430mL)および酢酸(40mL)溶液に、氷浴で冷却して内温15℃以下に保ちながら化合物(Ia)(42.8g,189mmol)を10分間で加え、反応混合物を30分間攪拌後、ゆっくり室温に昇温させながら30分間攪拌した。再び氷浴で冷却しながら2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(50mL)でpH8に調整してクロロホルム(300mLおよび50mLの2回)で抽出した。全有機層を飽和重曹水(200mL)および飽和食塩水(200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することで化合物(IIa)(46.3g)の粗生成物を油状物として得た。これを精製することなくメタノール(400mL)に溶解させ、55℃で濃塩酸(100mL)を30分間で滴下した。反応混合物を55〜60℃で1時間攪拌後、室温に冷却して溶媒を減圧留去した。濃縮残渣にメタノール(200mL)を加えて減圧留去することを2回行った後、濃縮残渣に酢酸エチル(200mL)を加えて室温で攪拌し、生じた沈殿をろ取することで標記化合物(IIIa)(39.4g)を白色粉末として得た。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ: 0.90 (2H, br dd, J = 22.6, 11.7 Hz), 1.09-1.26 (3H, m), 1.55-1.78 (6H, m), 2.72 (2H, br d, J = 4.4 Hz).
参考例2
(1−シクロヘキシルエチル)ヒドラジン 二塩酸塩
(1-Cyclohexylethyl)hydrazine dihydrochloride
Figure 2013231000
シクロヘキシルメチルケトンを用いて、参考例1と同様の方法によって製造した。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ: 0.85-1.32 (8H, m), 1.53-1.80 (6H, m), 2.92 (1H, dq, J = 6.8, 5.4 Hz), 8.37 (5H, br s).
参考例3
(シクロペンチルメチル)ヒドラジン 二塩酸塩
(Cyclopentylmethyl)hydrazine dihydrochloride
Figure 2013231000
シクロペンチルメチルアルコール(51.1g,0.51mol)およびトリエチルアミン(82.6g,0.82mol)のテトラヒドロフラン(510mL)溶液に10℃以下を保ちながらメタンスルホニルクロライド(67.2g,0.59mol)を55分間で滴下し、反応混合物を1時間攪拌した。水(380mL)を内温10℃以下に保ちながら加え、混合溶液をトルエン(765mL)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することで化合物(Ib)の粗生成物(86.9g)を得た。化合物(Ib)の粗生成物(50g,0.28mol)とヒドラジン・一水和物(84.3g,1.7mol)をエタノール(281mL)に溶解させて、反応混合物を45〜55℃で7時間攪拌した。室温に冷却後、水(94mL)を加えてクロロホルム(562mL)で抽出した。有機層を水(94mL)で2回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶液に内温10℃以下で濃塩酸(85g)を加え、メタノール(190mL)を加えて固形物の溶解を確認後、溶媒を減圧留去した。濃縮残渣を2−プロパノール(234mL)を加えて溶媒を減圧留去することを4回繰り返した。得られた濃縮残渣に2−プロパノール(85mL)を加え、混合溶液を40℃に加温してn−ヘキサン(170mL)を40℃で30分間滴下し、混合溶液を40℃で1時間攪拌した。続いて、1時間かけて10℃まで冷却後、内温10℃以下で1時間攪拌した。生じた沈殿をろ取し、ろ上物を冷やしたn−ヘキサン/2−プロパノール(2:1)混合溶液(36mL)で洗浄後、減圧乾燥することで標記化合物(IIb)(33.6g,64%)を白色粉末として得た。
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ: 1.12-1.26 (2H, m), 1.42-1.65 (4H, m), 1.67-1.81 (2H, m), 2.02-2.17 (1H, m), 2.84 (2H, d, J = 7.3 Hz), 7.16 (5H, br s).
参考例4および5に記載の化合物は、参考例3と同様の方法によって製造した。
参考例4
(2−シクロペンチルエチル)ヒドラジン 二塩酸塩
(2-Cyclopentylethyl)hydrazine dihydrochloride
Figure 2013231000
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ: 1.05 (2H, m), 1.38-1.63 (6H, m), 1.65-1.82 (3H, m), 2.87 (2H, t, J = 8.0 Hz), 5.73 (5H, br s).
参考例5
(3−メチルブチル)ヒドラジン 二塩酸塩
(3-Methylbutyl)hydrazine dihydrochloride
Figure 2013231000
1H-NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ: 0.87 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.46 (2H, tt, J = 6.5, 3.0 Hz), 1.61 (1H, dq, J = 26.8, 6.6 Hz), 2.89-2.94 (2H, m), 6.47 (5H, s).
ピラゾール化合物の製造:
参考例6
tert−ブチル{[1−(シクロペンチルメチル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}メチルカルバメート
tert-Butyl {[1-(cyclopentylmethyl)-5-oxo-4,5-dihydro-1H-pyrazol-3-yl]methyl}methylcarbamate
Figure 2013231000
工程(i)
化合物(Ic)(50g,264mmol)のTHF(750mL)溶液に22−24℃でCDI(47g,291mmol)を少しずつ10分間で加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌後、塩化マグネシウム(32.7g,343mmol)とエチル カリウムマロネート(58.4g,343mmol)を加えて、反応混合物を50℃で3時間攪拌した。室温に冷却後、内温20℃以下に保ちながら水(1.5L)を加えた。溶液をトルエン(1.5L)で抽出し、全有機層を5%炭酸カリウム(750mL)、水(750mL)、5%硫酸水素カリウムおよび水(750mL)の順で洗浄した。溶媒を減圧留去し、濃縮残渣にトルエン(100mL)を加えて溶解させ、溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することで化合物(IIc)(48.6g,71%)を黄褐色油状物として得た。
工程(ii)
参考例3に記載のシクロペンチルメチルヒドラジン・2塩酸塩(5.00g,27mmol)およびトリエチルアミン(9.3mL,67mmol)のエタノール(50mL)溶液を80℃で攪拌し均一溶液になったことを確認後、化合物(IIc)(6.93g,27mmol)のエタノール(57mL)溶液を加え、反応混合物を80℃で4時間攪拌した。室温に冷却後、5%硫酸水素カリウム(200mL)を加えて酢酸エチル(300mL)で抽出した。全有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=7:3〜2:8)で精製することで化合物(IIIc)(3.94g,48%)を白色固体として得た。
1H-NMR (300 MHz,CDCl3) δ: 1.19-1.77 (17H, m), 2.32 (1H, m), 2.87 (3H, s), 3.22 (2H, s), 3.57 (2H, d, J = 7.5 Hz), 4.11 (2H, br s).
参考例7〜11に記載のピラゾール化合物は参考例6に記載の方法と同様にして製造した。
参考例7
tert−ブチル メチル{[1−(3−メチルブチル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}カルバメート
tert-Butyl methyl{[1-(3-methylbutyl)-5-oxo-4,5-dihydro-1H-pyrazol-3-yl]methyl}carbamate
Figure 2013231000
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 0.94 (6H, d, J = 6.1 Hz), 1.47 (9H, s), 1.53-1.68 (3H, m), 2.87 (3H, br s), 3.22 (2H, br s), 3.66 (2H, br t, J = 7.2 Hz), 4.11 (2H, br s).
参考例8
tert−ブチル{[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}メチルカルバメート
tert-Butyl {[1-(2-cyclopentylethyl)-5-oxo-4,5-dihydro-1H-pyrazol-3-yl]methyl}methylcarbamate
Figure 2013231000
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 1.12 (2H, m), 1.47 (9H, s), 1.47-1.88 (9H, m), 2.87 (3H, s), 3.22 (2H, s), 3.65 (2H, t, J = 7.2 Hz), 4.12 (2H, s).
参考例9
tert−ブチル[(1−シクロヘキシル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)メチル]メチルカルバメート
tert-Butyl [(1-Cyclohexyl-5-oxo-4,5-dihydro-1H-pyrazol-3-yl)methyl]methylcarbamate
Figure 2013231000
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) δ: 1.05-1.52 (13H, m), 1.54-1.89 (6H, m), 2.84 (3H, brs), 3.21 (2H, s), 3.91-4.15 (3H, m).
参考例10
tert−ブチル{[1−(1−シクロペンチルエチル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}メチルカルバメート
tert-Butyl {[1-(1-cyclohexylethyl)-5-oxo-4,5-dihydro-1H-pyrazol-3-yl]methyl}methylcarbamate
Figure 2013231000
1H-NMR (300 MHz,CDCl3) δ: 0.88-1.06 (2H, m), 1.07-1.23 (4H, m), 1.26 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.47 (9H, s), 1.52-1.88 (5H, m), 2.86 (3H, s), 3.23 (2H, s), 3.89-4.00 (1H, m), 4.11 (2H, s).
参考例11
tert−ブチル{[1−(シクロヘキシルメチル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}メチルカルバメート
tert-Butyl {[1-(cyclohexylmethyl)-5-oxo-4,5-dihydro-1H-pyrazol-3-yl]methyl}methylcarbamate
Figure 2013231000
1H-NMR (300 MHz,CDCl3) δ: 0.87-1.06 (2H, m), 1.10-1.31 (4H, m), 1.47 (9H, s), 1.61-1.81 (5H, m), 3.12 (3H, s), 3.23 (2H, s), 3.48 (2H, d, J = 7.0 Hz), 4.11 (2H, s).
参考例12
エチル 1−(シクロヘキシルメチル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボキシレート
Ethyl 1-(cyclohexylmethyl)-5-hydroxy-1H-pyrazole-3-carboxylate
Figure 2013231000
オキサル酢酸ジエチルナトリウム(5.22g,25mmol)の酢酸(50mL)およびトルエン(25mL)混合溶液に、参考例1に記載の化合物(IIIa)(5.00g,25mmol)の水(12mL)溶液を加え、反応混合物を室温で3時間攪拌後、60℃で5時間攪拌した。室温に冷却後、水を加えてクロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣にトルエン/n−ヘキサン(1:1)を加えて懸濁させ、沈殿をろ取し、減圧乾燥することで標記化合物(2.02g,32%)を得た。
1H-NMR (300 MHz,CDCl3) δ: 0.80-2.00 (14H, m), 3.86 (2H, d, J = 6,0 Hz), 4.30-4.45 (2H, m), 5.97 (1H, s).
参考例13
tert−ブチル {[1−(シクロペンチルメチル)−5−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}メチルカルバメート
tert-Butyl {[1-(cyclopentylmethyl)-5-(hydroxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methyl}methylcarbamate
Figure 2013231000
工程(i)〜(ii)
ジエチル オキサレート(8.9g,61mmol)および化合物(Id)(10g,61mmol)の無水エタノール(100mL)溶液にナトリウムエトキシド(67mmol)を加え、反応混合物を2.5時間加熱還流した。室温に冷却後、反応溶液を5%硫酸水素カリウム水溶液(280mL)に注ぎ、酢酸エチル(150mL×3)で抽出した。全有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することで得られた化合物(IId)の粗生成物(17.2g)を、さらに精製することなくエタノール(100mL)に溶解させ、0℃でヒドラジン・1水和物(85%,5.0g,100mmol)を滴下し、反応混合物を2.5時間加熱還流した。室温に冷却後、溶媒を減圧留去し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=20:1〜5:1)で精製することで化合物(IIId)(3.89g,24%)を得た。
工程(iii)
化合物(IIId)(23g,88mmol)のエタノール(250mL)溶液に5%パラジウム炭素(2.5g)を加えて、55℃で5日間、中圧水素添加反応(55psi)を行った。セライトろ過で触媒をろ別し、ろ液を減圧濃縮後、得られた濃縮残渣を石油エーテル/酢酸エチル(1:1)で再結晶することで化合物(IVd)(13g,87%)を白色固体として得た。
工程(iv)
化合物(IVd)(25g,147mmol)、シクロペンチルメチルヨーダイド(221mmol)および炭酸カリウム(441mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(300mL)溶液を100℃で5時間攪拌した。室温に冷却後、反応溶液に水(1.5L)を加えて酢酸エチル(1L×3)で抽出した。全有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=20:1〜6:1)で精製することで望ましい異性体化合物(Vd−1)(13g,35%)を淡黄色油状物として得、化合物(Vd−2)(15g,40%)を白色固体として得た。
工程(v)〜(vi)
化合物(Vd−1)(15.5g,62mmol)を25%メチルアミン水溶液(60mL)に加え、70℃で30分間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた濃縮残渣をジクロロメタン(150mL)に溶解させて得られた溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することで化合物(VId)の粗生成物(14g,96%)を得た。これをさらに精製することなくテトラヒドロフラン(50mL)に溶解し、水素化リチウムアルミニウム(13.5g,356mmol)のテトラヒドロフラン(250mL)懸濁溶液に0℃以下に保ちながら滴下し、反応混合物を3時間加熱還流した。0℃に冷却しながら水(13.5g)、15%水酸化ナトリウム水溶液(13.5g)および水(40.5g)の順に滴下し、析出物をろ別した。ろ液を酢酸エチル(200mL×3)で抽出し、全有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することで化合物(VIId)(12.8g,97%)を黄色油状物として得た。
工程(vii)
化合物(VIId)(3.3g,15mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液に室温でBocO(3.55g,16mmol)を加え、反応混合物を室温で30分間攪拌した。溶媒を減圧留去して得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=100:1〜10:1)で精製することで化合物(VIIId)(2.2g,42%)を淡黄色油状物として得た。
1H-NMR (300 MHz,CDCl3) δ: 1.20-1.67 (8H, m), 1.41 (9H, s), 2.30-2.40 (1H, m), 2.71 (3H, br s), 3.90 (2H, br d, J = 6.8 Hz), 4.39 (2H, br s), 4.58 (2H, s), 6.04 (1H, s).
以下の参考例14〜16に記載のピラゾール化合物は参考例6と同様の方法によって製造した。
参考例14
tert−ブチル {[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}メチルカルバメート
tert-Butyl {[1-(2-cyclopentylethyl)-5-(hydroxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methyl}methylcarbamate
Figure 2013231000
1H-NMR (300 MHz,CDCl3) δ: 0.60-0.85 (2H, m), 1.20-1.67 (9H, m), 1.41 (9H, s), 2.89 (3H, br s), 4.03 (2H, br t, J = 7.6 Hz), 4.28 (2H, br s), 4.57 (2H, d, J = 5.2 Hz), 6.00 (1H, s).
参考例15
tert−ブチル {[1−ベンジル−5−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}メチルカルバメート
tert-Butyl {[1-benzyl-5-(hydroxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methyl}methylcarbamate
Figure 2013231000
1H-NMR (300 MHz,CDCl3) δ: 1.41 (9H, s), 2.77 (3H, br s), 4.32 (2H, br s), 4.46 (2H, s), 5.29 (2H, s), 6.08 (1H, br s), 7.00-7.10 (2H, m), 7.15-7.26 (3H, m).
参考例16
tert−ブチル {[1−シクロヘキシル−5−(ヒドロキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}メチルカルバメート
tert-Butyl {[1-cyclohexyl-5-(hydroxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methyl}methylcarbamate
Figure 2013231000
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz)δ: 6.05 (s, 1H), 4.63 (d, 2H, J = 5.9 Hz), 4.37 (s, 2H), 4.19 - 4.05 (m, 1H), 2.82 (s, 3H), 1.99 - 1.84 (m, 6H), 1.82 - 1.66 (m, 2H), 1.48 (s, 9H), 1.46 - 1.21 (m, 2H).
参考例17
tert−ブチル メチル{[5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}カルバメート
tert-Butyl methyl{[5-(phenoxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methyl}carbamate
Figure 2013231000
工程(i)〜(ii)
化合物(Ie)を用いて、参考例13の工程(i)〜(ii)に記載と同様の方法によって化合物(IIIe)を得た。
工程(iii)〜(iv)
化合物(IIIe)(1.00g,4.1mmol)のテトラヒドロフラン(12mL)溶液に室温で水素化リチウムアルミニウム(254mg,4.1mmol)を少しずつ加え、反応混合物を50℃で4時間攪拌した。反応溶液に0℃で水(0.25mL)、15%水酸化ナトリウム水溶液(0.25mL)および水(0.75mL)の順で加え、生じた沈殿をセライトろ過でろ別し、ろ液を減圧濃縮することで化合物(IVe)の粗生成物を得た。これをさらに精製することなく次の反応に用いた。化合物(IVe)(330mg,1.6mmol)のアセトン(5mL)溶液に二酸化マンガン(330mg)を加え、室温で1夜間攪拌し、さらに50℃で5時間攪拌した。二酸化マンガンをセライトろ過でろ別し、ろ液を減圧濃縮することで化合物(Ve)(248mg,76%)を得た。
工程(v)〜(vi)
化合物(Ve)(240mg,1.2mmol)、メチルアミン(2mol/L THF溶液,890μL,1.8mmol)および酢酸(5滴)のジクロロメタン溶液(6mL)に室温でナトリウム トリアセトキシボロヒドリド(302mg,1.4mmol)を加え、反応混合物を室温で3時間攪拌した。飽和重曹水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた化合物(VIe)の粗生成物(314mg)をさらに精製することなくトリエチルアミン(331μL,2.4mmol)とともにジクロロメタン(6mL)に溶解させ、室温でBocO(259mg,1.2mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧留去後、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜90:10)で精製することで化合物(VIIe)(278mg,74%)を得た。
1H-NMR (300 MHz,CDCl3) δ: 1.48 (9H, s), 2.87 (3H, s), 4.34 (2H, br s), 5.09 (2H, s), 6.27 (1H, s), 6.95-7.05 (4H, m), 7.25-7.35 (1H, m).
実施例1
1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(Cyclohexylmethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
カリウム ヘキサメチルジシラザン(0.5mol/L トルエン溶液,100mL,50mmol)の無水テトラヒドロフラン(140mL)溶液に、−78℃で化合物(Iaa)(6.25g,42mmol)の無水テトラヒドロフラン(70mL)溶液を25分間で滴下し、−78℃で1時間撹拌した(溶液1)。一方、N−tert−ブトキシカルボニルサルコシン(3.31g,17.5mmol)の無水テトラヒドロフラン(140mL)溶液に室温でCDI(7.43g,46mmol)を加え、1時間撹拌した(溶液2)。溶液1に−78℃で20分間かけて溶液2を滴下した。滴下後、反応混合物を−78℃で1時間および0℃で1時間撹拌した後、室温に昇温し15時間撹拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して、化合物(IIaa)(4.02g,30%)を油状物として得た。
工程(ii)
化合物(IIaa)(4.02g,13mmol)のエタノール(50mL)溶液に、室温で炭酸カリウム(2.60g,19mmol)およびヒドラジン塩酸塩(1.29g,19mmol)を加え、反応混合物を40時間加熱還流した。室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製して、化合物(IIIaa)(2.64g,66%)を油状物として得た。
工程(iii)
水素化ナトリウム(55% in mineral oil,112mg,0.63mmol)の無水テトラヒドロフラン(5mL)懸濁溶液に、0℃で化合物(IIIaa)(150mg,0.32mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した後、シクロヘキシルメチルブロミド(112mg,0.63mmol)を室温で加え、96時間加熱還流した。室温に冷却後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製して、先に溶出する化合物(IVaa−2)(15mg,11%)を油状物として得た。また後に溶出する望ましい化合物(IVaa−1)(44mg,33%)を油状物として得た。
工程(iv)
化合物(IVaa−1)(44mg,0.11mmol)のメタノール(1mL)溶液に室温で10%塩酸 メタノール溶液(10mL)を加え、50℃で5時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られた濃縮残渣にジエチルエーテルを加えて生じた固体をろ取することで、化合物(Vaa)(36mg,93%)を白色固体として得た。
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ 7.33 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.04 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.37 (s, 1H), 4.19 (s, 2H), 3.97 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 3.85 (s, 3H), 2.74 (s, 3H), 1.89 - 1.74 (m, 1H), 1.70 - 1.51 (m, 3H), 1.44 (brd, 2H, J = 12.2 Hz), 1.22 - 1.00 (m, 3H), 0.88 - 0.70 (m, 2H).
実施例2〜11:
実施例1と同様の方法によって表1に示すとおり実施例2〜11の化合物を製造した。
Figure 2013231000
実施例2
1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(Cyclohexylmethyl)-5-phenyl-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ: 0.70-0.85 (2H, m), 1.00-1.18 (3H, m), 1.38-1.50 (2H, m), 1.52-1.68 (3H, m), 1.75-1.88 (1H, m), 2.76 (3H, s), 4.01 (2H, d, J = 7.3 Hz), 4.23 (2H, s), 6.50 (1H, s), 7.40-7.55 (5H, m).
実施例3
1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(Cyclohexylmethyl)-5-(4-fluorophenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ: 7.49 (dd, 2H, J = 8.5, 5.1 Hz), 7.25 (dd, 2H, J = 8.5, 8.5 Hz), 6.55 (s, 1H), 4.25 (s, 2H), 4.01 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 2.76 (s, 3H), 1.88 - 1.74 (m, 1H), 1.68 - 1.51 (m, 3H), 1.44 (brd, 2H, J = 12.0 Hz), 1.21 - 1.01 (m, 3H), 0.87 - 0.71 (m, 2H).
実施例4
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(cyclohexylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ: 7.51 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 7.43 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 6.50 (s, 1H), 4.22 (s, 2H), 4.00 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 2.75 (s, 3H), 1.87-1.74 (m, 1H), 1.68-1.54 (m, 3H), 1.44 (brd, 2H, J = 12.2 Hz), 1.19 - 1.02 (m, 3H), 0.86 - 0.73 (m, 2H).
実施例5
1−[5−(4−ブロモフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(4-Bromophenyl)-1-(cyclohexylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 300 MHz) δ 7.67 (dd, 2H, J = 8.3, 1.6 Hz), 7.36 (dd, 2H, J = 8.3, 1.6 Hz), 6.46 (dd, 1H, J = 5.9, 3.3 Hz), 4.21 (s, 2H), 3.99 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 2.75 (s, 3H), 1.90-1.70 (m, 1H), 1.68-1.51 (m, 3H), 1.51-1.37 (m, 2H), 1.23-1.04 (m, 3H), 0.90-0.71 (m, 2H).
実施例6
1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(Cyclohexylmethyl)-5-(4-methylphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ: 7.33 (s, 4H), 6.56 (s, 1H), 4.27 (s, 2H), 4.03 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 2.77 (s, 3H), 2.40 (s, 3H), 1.89 - 1.76 (m, 1H), 1.66 - 1.52 (m, 3H), 1.44 (brd, 2H, J = 11.7 Hz), 1.19 - 1.00 (m, 3H), 0.85 - 0.71 (m, 2H).
実施例7
1−{1−(シクロヘキシルメチル)−5−[ 4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclohexylmethyl)-5-[4-(trifluoromethyl)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ: 7.82 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.65 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 6.52 (s, 1H), 4.23 (s, 2H), 4.03 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 2.76 (s, 3H), 1.89-1.75 (m, 1H), 1.68-1.52 (m, 3H), 1.45 (brd, 2H, J = 12.0 Hz), 1.21-1.02 (m, 3H), 0.80-0.72 (m, 2H).
実施例8
1−{1−(シクロヘキシルメチル)−5−[ 4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclohexylmethyl)-5-[4-(trifluoromethoxy)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ: 7.56 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.42 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.52 (s, 1H), 4.23 (s, 2H), 4.00 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 2.76 (s, 3H), 1.90-1.74 (m, 1H), 1.68 - 1.52 (m, 3H), 1.45 (brd, 2H, J = 12.2 Hz), 1.21-1.02 (m, 3H), 0.88-0.72 (m, 2H).
実施例9
1−{1−(シクロヘキシルメチル)−5−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclohexylmethyl)-5-[4-(methylsulfanyl)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ: 7.36 (s, 4H), 6.50 (s, 1H), 4.23 (s, 2H), 4.02 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 2.76 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 1.90-1.75 (m, 1H), 1.70-1.52 (m, 3H), 1.44 (brd, 2H, J = 12.2 Hz), 1.22-1.02 (m, 3H), 0.89-0.71 (m, 2H).
実施例10
4−{1−(シクロヘキシルメチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}ベンゾニトリル 塩酸塩
4-{1-(Cyclohexylmethyl)-3-[(methylamino)methyl]-1H-pyrazol-5-yl}benzonitrile hydrochloride
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 9.91 (brs, 2H), 7.74 (d, 2H, J = 7.9 Hz), 7.49 (d, 2H, J = 7.9 Hz), 6.78 (s, 1H), 4.21 (s, 2H), 3.92 (d, 2H, J = 7.2 Hz), 2.66 (s, 3H), 1.93 - 1.73 (m, 1H), 1.69 - 1.54 (m, 3H), 1.49 - 1.35 (m, 2H), 1.24 - 0.95 (m, 3H), 0.85 - 0.65 (m, 2H).
実施例11
4−{1−(シクロヘキシルメチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}−N,N−ジメチルアニリン 二塩酸塩
4-{1-(cyclohexylmethyl)-3-[(methylamino)methyl]-1H-pyrazol-5-yl}-N,N-dimethylaniline dihydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ 7.94 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.72 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.59 (s, 1H), 4.25 (s, 2H), 4.03 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 3.37 (s, 6H), 2.77 (s, 3H), 1.91-1.76 (m, 1H), 1.71-1.53 (m, 3H), 1.45 (brd, 2H, J = 11.5 Hz), 1.21-1.01 (m, 3H), 0.88-0.70 (m, 2H).
実施例12〜58:
実施例1と同様の方法によって表2および表3に示すとおり実施例12〜58の化合物を製造した。場合によっては化合物の精製は、塩酸塩として得た粗生成物を中和することによって得たフリー塩基をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(例えばクロロホルム:メタノール=10:1)で精製することで行うことも可能であり、その場合は化合物をフリー塩基として得た。
Figure 2013231000
Figure 2013231000
表2および表3のQにおける置換基を以下に示す。式中、*は結合位置、すなわち*の部分が化合物(1)におけるリンカー部分の炭素原子と置き換わることを意味する。
Figure 2013231000
実施例26
1−[5−(4−ブロモフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(4-Bromophenyl)-1-(tetrahydro-2H-pyran-2-ylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例29
N−メチル−1−[5−(4−メチルフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン 塩酸塩
N-Methyl-1-[5-(4-methylphenyl)-1-(tetrahydro-2H-pyran-2-ylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methanamine hydrochloride
実施例33
N−メチル−1−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン 塩酸塩
N-Methyl-1-{1-(tetrahydro-2H-pyran-2-ylmethyl)-5-[4-(trifluoromethyl)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}methanamine hydrochloride
実施例40
1−[1−(シクロブチルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(Cyclobutylmethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例41
1−[1−(シクロペンチルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(Cyclopentylmethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例50
1−[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(2-Cyclopentylethyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例59〜65:
実施例1に記載の方法と同様にして、表4に示すとおり実施例59〜65の化合物を製造した。
Figure 2013231000
表4のRにおける置換基を以下に示す。式中、*は結合位置、すなわち*の部分が化合物(1)のピラゾール1位の窒素原子と置き換わることを意味する。
Figure 2013231000
実施例59
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(2−エチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(2-ethylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ 7.52 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.44 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 6.48 (s, 1H), 4.27 (s, 2H), 4.09 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 2.75 (s, 3H), 1.72 (ttt, 1H, J = 6.3, 6.3, 6.3 Hz), 1.20 - 1.08 (m, 4H), 0.71 (t, 6H, J = 6.8 Hz).
実施例60
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(3,3−ジメチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(3,3-dimethylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ 7.53 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.46 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 6.51 (s, 1H), 4.22 (s, 2H), 4.21 - 4.15 (m, 2H), 2.75 (s, 3H), 1.70 - 1.63 (m, 2H), 0.85 (s, 9H).
実施例61
1−{1−(2−エチルブチル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(2-Ethylbutyl)-5-[4-(trifluoromethyl)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ 7.82 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.68 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 6.54 (s, 1H), 4.27 (s, 2H), 4.13 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 2.76 (s, 3H), 1.72 (ttt, 1H, J = 6.3, 6.3, 6.3 Hz), 1.20 - 1.10 (m, 4H), 0.70 (t, 6H, J = 7.4 Hz).
実施例62
1−{1−(3,3−ジメチルブチル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(3,3-Dimethylbutyl)-5-[4-(trifluoromethyl)phenyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ 7.83 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.69 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 6.57 (s, 1H), 4.23 (s, 2H), 4.27 - 4.17 (m, 2H), 2.76 (s, 3H), 1.71 - 1.64 (m, 2H), 0.85 (s, 9H).
実施例63
1−[1−ブチル−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-Butyl-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ 7.40 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.06 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.58 (s, 1H), 4.28 (s, 2H), 4.20 (t, 2H, J = 7.4 Hz), 3.84 (s, 3H), 2.78 (s, 3H), 1.75 (tt, 2H, J = 7.4, 7.4 Hz), 1.19 (tq, 2H, J = 7.4, 7.4 Hz), 0.81 (t, 3H, J = 7.4 Hz).
実施例64
1−[1−(2−エチルブチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(2-Ethylbutyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ 7.36 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.04 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.42 (s, 1H), 4.21 (s, 2H), 4.07 (d, 2H, J = 7.3 Hz), 3.84 (s, 3H), 2.75 (s, 3H), 1.74 (ttt, 1H, J = 6.2, 6.2, 6.2 Hz), 1.22 - 1.08 (m, 4H), 0.70 (t, 6H, J = 7.6 Hz).
実施例65
1−[1−(3,3−ジメチルブチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(3,3-Dimethylbutyl)-5-(4-methoxyphenyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
1H-NMR (CD3OD, 400 MHz) δ 7.39 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.06 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.48 (s, 1H), 4.23 (s, 2H), 4.22 - 4.15 (m, 2H), 3.84 (s, 3H), 2.76 (s, 3H), 1.72 - 1.63 (m, 2H), 0.85 (s, 9H).
実施例66
1−[5−(4−クロロフェノキシ)−1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(4-Chlorophenoxy)-1-(3-methylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
参考例7に記載の化合物(Ibb)(2.50g,8.41mmol)および炭酸カリウム(1.74g,12.6mmol)のDMF(17mL)溶液に、パラフルオロニトロベンゼン(1.43g,10.1mmol)を加え、反応混合物を80℃で100分撹拌した。室温に冷却後、反応溶液を5%硫酸水素カリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1〜2:1)で精製して、化合物(IIbb)(2.95g,84%)を黄色油状物として得た。
工程(ii)
化合物(IIbb)(2.95g,7.05mmol)のテトラヒドロフラン(25mL)、メタノール(18mL)および水(7.0mL)混合溶液に、鉄(1.97g,35.2mmol)および塩化アンモニウム(1.13g,21.2mmol)を加え、反応混合物を2時間加熱還流した。室温に冷却後、不溶物をセライトろ過でろ別し、ろ液を濃縮することで得られた濃縮残渣を酢酸エチルで希釈し、水および飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルでろ過し、溶媒を減圧留去した。得られた化合物(IIIbb)の粗生成物(2.93g)を精製することなく次の反応に用いた。
工程(iii)
化合物(IIIbb)の粗生成物(800mg,2.06mmol相当)のアセトニトリル(12mL)溶液に、塩化銅(II)(332mg,2.47mmol)およびn−アミルナイトライト(391μL,3.09mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1〜2:1)で精製することで化合物(IVbb)(608mg,72%)を茶色油状物として得た。
工程 (iv)
化合物(IVbb)(608mg,1.49mmol)のクロロホルム(2.5mL)溶液に、室温で4mol/L塩化水素 1,4−ジオキサン溶液(3.7mL)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、2−プロパノール(0.2mL)、ジエチルエーテル(5mL)およびn−ヘキサン(5mL)を加えて生じた固体をろ取することで、標記化合物(Vbb)(219mg,31%)を淡黄色固体として得た。
Obs MS [M+1]: 308.6
実施例67〜71:
実施例66に記載の方法と同様にして、表5に示すとおり実施例67〜71の化合物を製造した。
Figure 2013231000
表5のRにおける置換基を以下に示す。式中、*は結合位置、すなわち*の部分が化合物(1)におけるピラゾール1位の窒素原子と置き換わることを意味する。
Figure 2013231000
実施例67
Obs MS [M+1]: 354.5
実施例68
Obs MS [M+1]: 354.3
実施例69
Obs MS [M+1]: 338.4
実施例70
1H-NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ: 0.72-1.25 (6H, m), 1.36 (3H, d, J = 6 Hz), 1.50-1.85 (5H, m), 2.50 (3H, br t, J = 9 Hz), 3.96-4.08 (3H, m), 5.91 (1H, s), 7.15-7.23 (2H, m), 7.47-7.52 (2H, m), 8.95 (2H, br s).
実施例71
1H-NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ: 0.62-1.27 (6H, m), 1.35 (3H, d, J = 6 Hz), 1.50-1.82 (5H, m), 2.53 (3H, br t, J = 6 Hz), 3.95-4.06 (3H, m), 6.04 (1H, s), 7.17 (1H, dd, J = 9, 3 Hz), 7.47 (1H, d, J = 3 Hz), 7.70 (1H, d, J = 9 Hz), 9.07 (2H, br s).
実施例72
1−[5−(4−ブロモフェノキシ)−1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(4-Bromophenoxy)-1-(3-methylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
実施例66に記載の化合物(IIIbb)および臭化銅(I)を用いて、実施例66の工程(iii)に記載の方法に準じて化合物(Icc)を得た。
工程(ii)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして標記化合物(IIcc)を得た。
Obs MS [M+1]: 352.4
実施例73
1−[5−(4−エチルフェノキシ)−1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(4-Ethylphenoxy)-1-(3-methylbutyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
実施例72に記載の化合物(IIcc)(32mg,0.071mmol),1,1‘−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロライド(Pd(dppf)Cl )(5mg,0.007mmol)および2−ジメチルアミノエタノール(1.4μL,0.014mmol)のテトラヒドロフラン(0.35mL)溶液に、窒素雰囲気下でジエチル亜鉛(1.05mol/L n−ヘキサン溶液,140μL,0.14mmol)を加え、反応混合物を65℃で1.5時間攪拌した。室温に冷却後、反応溶液を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=90:10〜60:40)で精製することで化合物(Idd)(23mg,81%)を得た。
工程(ii)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして標記化合物(IIdd)を得た。
Obs MS [M+1]: 302.5
実施例74
1−[5−(3−クロロフェノキシ)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[5-(3-Chlorophenoxy)-1-(cyclohexylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine
Figure 2013231000
工程(i)
参考例12に記載の化合物(Iee)および4−クロロ−2−フルオロニトロベンゼンを用いて、実施例66の工程(i)と同様の方法によって化合物(IIee)を得た。
工程(ii)
化合物(IIee)(150mg,0.37mmol)を、20%パラジウム炭素(30mg)を用いてメタノール(1.1mL)中で3時間常圧水素添加反応を行った。セライトろ過することで触媒をろ去し、ろ液を減圧濃縮することで化合物(IIIee)の粗生成物を得た。
工程(iii)
化合物(IIIee)(0.37mmol)の濃塩酸(35%,0.74mL)水溶液に氷冷下で亜硝酸ナトリウム(31mg,0.44mmol)の水(0.18mL)溶液を加え、反応混合物を30分間攪拌後、さらに亜リン酸(30%水溶液,1.1mL)を加え、反応混合物をゆっくり室温に昇温させながら2時間攪拌した。酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜65:35)で精製することで化合物(IVee)(64mg,48%)を得た。
工程(iv)〜(v)
化合物(IVee)(64mg,0.18mmol)の無水テトラヒドロフラン(0.9mL)溶液に氷冷下で水素化リチウムアルミニウム(13mg,0.35mmol)を加え、反応混合物を氷冷下で1時間攪拌した。水(1滴)を加え、引き続いて15%水酸化ナトリウム水溶液(2滴)を加えて1時間攪拌し、生じた沈殿をろ別後、ろ液を減圧濃縮することで化合物(Vee)の粗生成物(59mg)を得た。これを精製することなくトリエチルアミン(74μL,0.53mmol)とともにジクロロエタン(0.7mL)に溶解させて、氷冷下でメタンスルホニルクロライド(27μL,0.35mmol)を加え、反応混合物をそのまま30分間攪拌した。引き続き40%ジメチルアミン メタノール溶液(0.6mL)を加え、反応混合物をゆっくり室温に昇温させながら1夜間攪拌した。飽和重曹水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(アミノシリカゲル,n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)で精製することで標記化合物(VIee)(27mg,46%)を得た。
Obs MS [M+1]: 334.2
実施例75
1−[5−(3−クロロフェノキシ)−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(3-Chlorophenoxy)-1-cyclohexyl-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)〜(iii)
参考例9に記載の化合物(Iff)および2−クロロ−4−フルオロニトロベンゼンを用いて、実施例74の工程(i)〜(iii)と同様の方法によって化合物(IVff)を得た。
工程(iv)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして、標記化合物(Vff)を得た。
Obs MS [M+1]: 321.3
実施例76〜80:
実施例75に記載の方法と同様にして、表6に示すとおり実施例76〜80の化合物を製造した。表6中のW、XAおよびYAは前記表5のRにおける各種置換基の定義と同じである。
Figure 2013231000
実施例76
Obs MS [M+1]: 286.7
実施例77
Obs MS [M+1]: 320.6
実施例78
Obs MS [M+1]: 304.2
実施例79
1H-NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ: 0.75-1.28 (6H, m), 1.37 (3H, d, J = 6 Hz), 1.50-1.85 (5H, m), 2.51 (3H, br t, J = 9 Hz), 3.92-4.10 (3H, m), 5.89 (1H, s), 7.10-7.25 (3H, m), 7.40-7.49 (2H, m), 9.06 (2H, br s).
実施例80
1H-NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ: 0.72-1.30 (6H, m), 1.36 (3H, d, J = 6 Hz), 1.50-1.82 (5H, m), 2.54 (3H, br t, J = 6 Hz), 3.96-4.07 (3H, m), 5.99 (1H, s), 7.10-7.15 (1H, m), 7.22-7.32 (2H, m), 7.47 (1H, t like, J = 9 Hz), 8.98 (2H, br s).
実施例81
N−メチル−1−[1−(3−メチルブチル)−5−(4−メチルフェノキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン 塩酸塩
N-Methyl-1-[1-(3-methylbutyl)-5-(4-methylphenoxy)-1H-pyrazol-3-yl]methanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
参考例7に記載の化合物(Ibb)(500mg,1.68mmol)および炭酸カリウム(348mg,2.52mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(3.4mL)溶液に、4−フルオロベンゾニトリル(214mg,1.77mmol)を加え、反応混合物を80℃で4.5時間および100℃で1時間撹拌した。反応溶液を室温に冷却後、5%硫酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1〜2:1)で精製して、化合物(Igg)(85mg,13%)を黄色油状物として得た。
工程(ii)
化合物(Igg)(50mg,0.125mmol)のメタノール(0.6mL)溶液に窒素雰囲気下10%パラジウム炭素(50mg)およびギ酸アンモニウム(48mg,0.752mmol)を加え、反応混合物を室温で終夜撹拌した。引き続いてギ酸アンモニウム(48mg,0.752mmol)を加え、反応混合物を室温でさらに3時間撹拌した。触媒をセライトでろ別し、ろ液を濃縮後、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1〜2:1)で精製することで標記化合物(IIgg)(25mg,52%)を黄色油状物として得た。
工程(iii)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして、標記化合物(IIIgg)の塩酸塩を得た。これを飽和重曹水に加えてクロロホルムで抽出し、有機層を減圧濃縮後、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=99:1〜95:5)で精製することで化合物(IIIgg)を得た。
Obs MS [M+1]: 288.1
実施例81に記載の方法と同様にして、以下の実施例82〜83の化合物を製造した。
実施例82
1−[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−(4−メチルフェノキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(2-Cyclopentylethyl)-5-(4-methylphenoxy)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
Obs MS [M+1]: 314.4
実施例83
1−[1−(1−シクロヘキシルエチル)−5−(4−メチルフェノキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(1-Cyclohexylethyl)-5-(4-methylphenoxy)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
Obs MS [M+1]: 328.6
以下の実施例84〜86の化合物は、実施例81の工程(i)に記載の方法と同様にして得た対応するニトリル体を、実施例81の工程(iii)に記載の方法と同様にして脱保護することで得た。
実施例84
4−({1−(シクロペンチルメチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4-({1-(Cyclopentylmethyl)-3-[(methylamino)methyl]-1H-pyrazol-5-yl}oxy)benzonitrile
Figure 2013231000
Obs MS [M+1]: 311.2
実施例85
4−({1−(2−シクロペンチルエチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}オキシ)ベンゾニトリル
4-({1-(2-Cyclopentylethyl)-3-[(methylamino)methyl]-1H-pyrazol-5-yl}oxy)benzonitrile
Figure 2013231000
Obs MS [M+1]: 325.6
実施例86
4−({1−(1−シクロヘキシルエチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}オキシ)ベンゾニトリル 塩酸塩
4-({1-(1-Cyclohexylethyl)-3-[(methylamino)methyl]-1H-pyrazol-5-yl}oxy)benzonitrile hydrochloride
Figure 2013231000
Obs MS [M+1]: 339.3
実施例87
1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{5-[(2-Chlorophenoxy)methyl]-1-cyclohexyl-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
参考例16に記載の化合物(Ihh)(56mg,0.17mmol)と2−クロロフェノール(29mg,0.23mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)(70mg,0.35mmol)とトリフェニルホスフィン(91mg,0.35mmol)を0℃で同時に加え、反応混合物をゆっくり室温に昇温させながら3時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:4)で精製することで化合物(IIhh)(68mg,90%)を無色油状物として得た。
工程(ii)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして、標記化合物(IIIhh)(53mg,91%)を白色固体として得た。
1H-NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ: 9.02 (brs, 2H), 7.44 (dd, 1H, J = 8.6, 1.3 Hz), 7.38 - 7.30 (m, 2H), 7.00 (ddd, 1H, J = 8.6, 6.0, 2.8 Hz), 6.55 (s, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.27 (brs, 1H), 4.07 (s, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.99 - 1.88 (m, 2H), 1.88 - 1.72 (m, 4H), 1.72 - 1.60 (m, 1H), 1.45 - 1.27 (m, 2H), 1.27 - 1.10 (m, 1H).
実施例88〜125:
実施例87に記載の方法と同様の方法によって、表7および表8に示すとおり実施例88〜125の化合物を製造した。化合物の精製は必要に応じて、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)やPTLC(クロロホルム:メタノール=10:1)または逆相液体クロマトグラフィーによって行った。逆相液体クロマトグラフィーは例えば以下の条件にて実施した。
装置:Parallex Flex(登録商標)(Biotage,Inc)
カラム:YMC Combiprep ODS−A 50×30mm I.D.
移動層 A液:0.07%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル
B液:0.1%トリフルオロ酢酸−H
A液とB液の混合比がA:B=1:99で開始し、11分でA:B=95:5となるようにA液の比率を1分間に8.55%ずつ上昇させた。
移動層流速:40 mL/分
Figure 2013231000
Figure 2013231000
表7および表8中のRにおける置換基WおよびXAは、前記表5のRにおける各種置換基の定義と同じであり、Zは下記の構造を示す。式中、*は結合位置、すなわち*の部分が化合物(1)におけるピラゾール1位の窒素原子と置き換わることを意味する。
Figure 2013231000
実施例88
1−[1−シクロヘキシル−5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-Cyclohexyl-5-(phenoxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride]
実施例89
1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{5-[(3-Chlorophenoxy)methyl]-1-cyclohexyl-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例95
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[(4-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamin hydrochloride
実施例96
1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{5-[(2-Chlorophenoxy)methyl]-1-(cyclopentylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例97
1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{5-[(3-Chlorophenoxy)methyl]-1-(cyclopentylmethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例99
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(2−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[(2-methylphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例100
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(3−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[(3-methylphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例110
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン トリフルオロ酢酸塩
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(2-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine trifluoroacetate
実施例111
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(3-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine
実施例112
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(4-fluorophenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例113
1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−(2−シクロペンチルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{5-[(2-Chlorophenoxy)methyl]-1-(2-cyclopentylethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例114
1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−(2−シクロペンチルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン トリフルオロ酢酸塩
1-{5-[(3-Chlorophenoxy)methyl]-1-(2-cyclopentylethyl)-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine trifluoroacetate
実施例116
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(3−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(3-methylphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例121
1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(2−メトキシフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン トリフルオロ酢酸塩
1-{1-(2-Cyclopentylethyl)-5-[(2-methoxyphenoxy)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine trifluoroacetate
実施例126〜137:
実施例87に記載の方法と同様の方法によって、表9に示すとおり実施例126〜137の化合物を製造した。
Figure 2013231000
実施例138
1−[1−(シクロペンチルメチル)−5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-(Cyclopentylmethyl)-5-(phenoxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
参考例17に記載の化合物(VIIe)(40mg,0.13mmol)および炭酸カリウム(52mg,0.39mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.4mL)溶液に室温でシクロペンチルメチルヨーダイド(79mg,0.39mmol)を加え、反応混合物を60℃で1日間攪拌した。塩をろ別し、溶媒を減圧留去して得られた濃縮残渣をPTLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=70:30)で精製することで、Rf値のより大きい低極性異性体として化合物(Ikk−2)(17mg,33%)およびRf値のより小さい高極性異性体として望ましい化合物(Ikk−1)(19mg,38%)を得た。
工程(ii)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして、標記化合物(IIkk)を白色固体として得た。
Obs MS [M+1]: 300.3
実施例139〜146:
実施例138に記載の方法と同様にして、表10に示すとおり実施例139〜146の化合物を製造した。表10中の置換基QにおけるC、D、E、G、HHおよびWは、前記表2、表3および表5の置換基Rにおける各種置換基の定義と同じである。
Figure 2013231000
実施例147
1−[1−ベンジル−5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-Benzyl-5-(phenoxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine
Figure 2013231000
工程(i)
参考例17に記載の化合物(IIIe)(200mg,0.81mmol)および炭酸カリウム(221mg,1.6mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に室温でベンジルブロマイド(116μL,0.98mmol)を加え、反応混合物を室温で1夜間攪拌した。水を加えて酢酸エチル/トルエン(1:1)混合溶液で抽出し、有機層を減圧濃縮して得られた濃縮残渣をPTLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=70:30)で精製することで、Rf値のより大きい低極性異性体として化合物(Imm−2)(153mg,56%)を無色油状物として得た。また、Rf値のより小さい高極性異性体として望ましい化合物(Imm−1)(118mg,43%)を白色固体として得た。
工程(ii)
参考例17の工程(iii)に記載の方法と同様にして、化合物(IImm)を無色油状物として得た。
工程(iii)
化合物(IImm)(88mg,0.30mmol)とトリエチルアミン(83μL,0.60mmol)のジクロロメタン(3mL)溶液に氷冷しながらメタンスルホニルクロライド(25μL,0.33mmol)を加え、反応混合物を氷冷下で1時間攪拌した。引き続いて40%メチルアミン メタノール溶液(1mL)を加え、反応混合物をゆっくり室温に昇温させながら6時間攪拌した。飽和重曹水を加えてクロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣をPTLC(クロロホルム:メタノール=90:10)で精製することで化合物(IIImm)(54mg,59%)を褐色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ: 2.49 (3H, s), 3.79 (2H, s), 4.89 (2H, s), 5.38 (2H, s), 6.34 (1H, s), 6.80-6.87 (2H, m), 6,94-7.01 (1H, m), 7.08-7.13 (2H, m), 7.20-7.32 (5H, m).
実施例147に記載の方法と同様にして、以下に示す実施例148〜150の化合物を製造した。
実施例148
N−メチル−1−[5−(フェノキシメチル)−1−(2−フェニルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン
N-Methyl-1-[5-(phenoxymethyl)-1-(2-phenylethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methanamine
Figure 2013231000
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ:2.50 (3H, s), 3.15 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.79 (2H, s), 4.32 (2H, t, J = 7.5 Hz), 4.62 (2H, s), 6.21 (1H, s), 6.82-6.90 (2H, m), 6,94-7.10 (3H, m), 7.20-7.35 (5H, m).
実施例149
N−メチル−1−[5−(フェノキシメチル)−1−(2−フェニルプロピル)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン
N-Methyl-1-[5-(phenoxymethyl)-1-(3-phenylpropyl)-1H-pyrazol-3-yl]methanamine
Figure 2013231000
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ:2.15-2.30 (2H, m), 2.48 (3H, s), 2.64 (2H, t, J = 7.5 Hz), 3.78 (2H, s), 4.12 (2H, t, J = 7.5 Hz), 4.92 (2H, s), 6.28 (1H, s), 6.87-6.94 (2H, m), 6,95-7.05 (1H, m), 7.20-7.35 (7H, m).
実施例150
N−メチル−1−[1−(ナフタレン−2−イルメチル)−5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン
N-Methyl-1-[1-(naphthalen-2-ylmethyl)-5-(phenoxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]methanamine
Figure 2013231000
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ:2.50 (3H, s), 3.82 (2H, s), 4.90 (2H, s), 6.36 (1H, s), 6.80-6.87 (2H, m), 6,93-7.02 (1H, m), 7.20-7.30 (3H, m), 7.40-7.52 (3H, m), 7.64-7.71 (1H, m), 7.73-7.83 (2H, m).
実施例151
1−[1−(2−フルオロベンジル)−5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン
1-[1-(2-Fluorobenzyl)-5-(phenoxymethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine
Figure 2013231000
工程(i)
参考例17に記載の化合物(IIIe)(8.1g,33mmol)の無水テトラヒドロフラン(150mL)溶液に−10℃で水素化リチウムアルミニウム(6.1g,164mmol)を少しずつ加え、反応混合物をゆっくり室温まで昇温させながら16時間攪拌した。再び0℃に冷却して、水(8.1mL)、15%水酸化ナトリウム水溶液(8.1mL)および水(24.3mL)の順に滴下した。生じた沈殿をろ取し、ろ上物を酢酸エチル(100mL×3)で洗浄した。ろ液を減圧濃縮し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=100:1)で精製することで化合物(IVe)(6.5g,85%)を黄色油状物として得た。
工程(ii)
化合物(IVe)(5mmol)と炭酸カリウム(5mmol)のアセトン(20mL)溶液に、室温で2−フルオロベンジルブロミド(5mmol)を加え、反応混合物を3.5時間加熱還流した。室温に冷却後、塩をろ別し、ろ液を減圧濃縮した。得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=5:1)で精製することで、先に溶出する低極性異性体として化合物(Inn−2)を得、続いて後に溶出する高極性異性体として化合物(Inn−1)を得た。
工程(iii)
実施例147の工程(iii)に記載の方法と同様にして化合物(IInn)を得た。
Obs MS [M+1]: 326.1
実施例152〜169:
実施例151に記載の方法と同様にして、表11に示すとおり実施例152〜169の化合物を製造した。化合物の精製は必要に応じて、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=10:1)やPTLC(クロロホルム:メタノール=10:1)によって行い、フリー塩基として化合物を得るか、または逆相液体クロマトグラフィーによって行った。逆相液体クロマトグラフィーは例えば実施例88〜125に記載の条件によって行った。上記の精製方法によって得られたフリー塩基を、例えばクロロホルムに溶解後、1mol/L 塩化水素−ジエチルエーテル溶液を加えた後、溶媒を減圧留去することによって塩酸塩を得た。
Figure 2013231000
実施例170
N−メチル−1−[5−(フェノキシメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン
N-Methyl-1-[5-(phenoxymethyl)-1-phenyl-1H-pyrazol-3-yl]methanamine
Figure 2013231000
工程(i)
参考例17に記載の化合物(IIe)(1.32g,5.3mmol)とフェニルヒドラジン(570mg,5.3mmol)のエタノール(20mL)溶液を6時間加熱還流した。室温に冷却後、溶媒を減圧留去し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することで、先に溶出する低極性異性体として化合物(Ipp−2)(232mg)を得、続いて後に溶出する高極性異性体として化合物(Ipp−1)(233mg)を得た。
工程(ii)〜(iii)
化合物(Ipp−1)を用いて、実施例147の工程(ii)〜(iii)に記載の方法によって化合物(IIIpp)を得た。
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ: 2.53 (3H, s), 3.87 (2H, s), 4.97 (2H, s), 6.55 (1H, s), 6.87-7.03 (3H, m), 7.25-7.47 (5H, m), 7.53-7.60 (2H, m).
実施例171
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[2−(2,5−ジフルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[2-(2,5-difluorophenyl)ethyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
参考例13に記載の化合物(VIIId)(4.72g,15mmol)のジクロロメタン(146mL)溶液に二酸化マンガン(7.61g)を加え、反応混合物を室温で1夜間攪拌した。さらに二酸化マンガン(5.07g)を加え、反応混合物を室温で5時間攪拌した。二酸化マンガンをセライトろ過でろ別し、ろ液を減圧濃縮後、得られた濃縮残渣を酢酸エチルに溶解させて、溶液をシリカゲルでろ過した。ろ液を濃縮することで化合物(Iqq)(4.41g,94%)を無色油状物として得た。
工程(ii)
化合物(Iqq)(200mg,0.62mmol)および2,5−ジフルオロベンジルトリフェニルホスホニウムブロマイド(438mg,0.93mmol)のtert−ブチルアルコール(4mL)溶液に室温でカリウム tert−ブトキシド(209mg,1.9mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間攪拌した。水(4mL)を加え、酢酸エチル(10mL)で抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することで化合物(IIqq)(265mg,定量的)を黄色油状物として得た。
工程(iii)〜(iv)
化合物(IIqq)(244mg,0.56mmol)のメタノール(2mL)溶液に10%パラジウム炭素(25mg)を加えて、常圧水素添加反応を室温で1夜間行った。触媒をセライトろ過でろ別し、ろ液を減圧濃縮後、得られた濃縮残渣を酢酸エチルに溶解させてシリカゲルでろ過することで化合物(IIIqq)の粗生成物を得た。これをクロロホルム(1mL)に溶解させて、4mol/L 塩化水素 1,4−ジオキサン溶液(5mL)を加え、反応混合物を室温で15分間攪拌後、溶媒を減圧留去した。得られた濃縮残渣に少量のジエチルエーテルを加えて生じた沈殿をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することで化合物(IVqq)(185mg,89%)を白色固体として得た。
Obs MS [M+1]: 334.5
実施例172〜188:
実施例171と同様の方法によって表12に示すとおり実施例172〜188の化合物を製造した。
Figure 2013231000
実施例175
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[2-(4-fluorophenyl)ethyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例188
1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclopentylmethyl)-5-[2-(2,4-difluorophenyl)ethyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
実施例189
1−{1−ベンジル−5−[(フェニルスルファニル)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-Benzyl-5-[(phenylsulfanyl)methyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
参考例15に記載の化合物(Irr)(60mg,0.18mmol)とトリエチルアミン(52μL,0.27mmol)のジクロロメタン(1mL)溶液に0℃でメタンスルホニルクロライド(22μL,0.27mmol)を加え、反応混合物を0℃で30分間攪拌した。反応溶液を水で洗浄後、溶媒を減圧留去して得られた濃縮残渣をさらに精製することなくN,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)に溶解させて、チオフェノール(29μL,0.27mmol)および炭酸カリウム(52mg,0.36mmol)を加えて、反応混合物を室温で1.5時間攪拌した。塩をろ別し、溶媒を減圧留去後、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=95:5〜70:30)で精製することで化合物(IIrr)(77mg,88%)を得た。
工程(ii)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして化合物(IIIrr)を得た。
Obs MS [M+1]: 324.4
実施例190
1−[1−ベンジル−5−(2−フェノキシエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[1-Benzyl-5-(2-phenoxyethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)〜(ii)
化合物(Iss)を用いて、参考例13の工程(i)〜(ii)に記載と同様の方法によって化合物(IIIss)を得た。
工程(iii)
化合物(IIIss)(300mg,0.87mmol)、ギ酸アンモニウム(3.00g,48mmol)および10%パラジウム炭素(300mg)のエタノール(10mL)混合溶液を1時間加熱還流した。引き続いてギ酸アンモニウム(3.00g,48mmol)および10%パラジウム炭素(300mg)を加えて1時間加熱還流し、さらにギ酸アンモニウム(3.00g,48mmol)および10%パラジウム炭素(300mg)を加えて1時間加熱還流した。触媒をセライトろ過でろ別し、ろ液を減圧濃縮後、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=100:0〜85:15)で精製することで化合物(IVss)(232mg,定量的)を得た。
工程(iv)〜(v)
化合物(IVss)(80mg,0.31mmol)および炭酸カリウム(130mg,0.94mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.6mL)溶液に室温でベンジルブロミド(75μL,0.63mmol)を加え、反応混合物を60℃で3日間攪拌した。室温に冷却後、溶媒を減圧留去し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=85:15〜30:70)で精製することで化合物(Vss−1)と化合物(Vss−2)の混合物(21mg)を得た。これをフェノール(7mg,0.074mmol)とトリフェニルホスフィン(21mg,0.079mmol)とともにテトラヒドロフラン(0.3mL)に溶解させ、室温でジイソプロピルアゾジカルボキシレート(17μL,0.084mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。溶媒を減圧留去して得られた濃縮残渣をPTLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=70:30)で精製することで、よりRf値の大きい低極性異性体として望ましい化合物(VIss)(11mg,8%)を得た。
工程(vi)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして化合物(VIIss)を得た。
Obs MS [M+1]: 322.4
実施例191
1−{1−(シクロヘキシルメチル)−5−[(4−フルオロフェニル)スルファニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-{1-(Cyclohexylmethyl)-5-[(4-fluorophenyl)sulfanyl]-1H-pyrazol-3-yl}-N-methylmethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)〜(ii)
参考例11に記載の化合物(Itt)(150mg,0.46mmol)およびローソン試薬(206mg,0.51mmol)のトルエン(1.5mL)溶液を60℃で3時間攪拌した。溶媒を減圧留去後、得られた化合物(IItt)の粗生成物を、さらに精製することなく2,5−ジフルオロニトロベンゼン(151μL,1.4mmol)および炭酸カリウム(192mg,1.4mmol)とともにジメチルホルムアミド(1.5mL)に溶解させて、反応混合物を60℃で1夜間、さらに80℃で1.5日間攪拌した。室温に冷却後、反応溶液に水(20mL)を加えて酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。全有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=78:22〜57:43)で精製することで化合物(IIItt)の粗生成物(265mg)を得た。
工程(iii)〜(iv)
実施例74の工程(ii)〜(iii)に記載の方法と同様にして化合物(Vtt)を得た。
工程(v)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして、化合物(VItt)を得た。
1H-NMR (CDCl3, 300 MHz) δ: 1.80-1.90 (11H, m), 2.50 (3H, s), 3.81 (2H, s), 3.95 (2H, d, J = 4.5 Hz), 6.45 (1H, s), 6.90-7.00 (2H, m), 7.07-7.15 (2H, m).
Obs MS [M+1]: 334.2
実施例192〜197:
実施例191と同様の方法によって表13に示すとおり実施例192〜197の化合物を製造した。
Figure 2013231000
実施例198
N−(3−クロロフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−アミン 二塩酸塩
N-(3-Chlorophenyl)-1-(cyclohexylmethyl)-3-[(methylamino)methyl]-1H-pyrazol-5-amine dihydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
カリウム tert−ブトキシド(9.90g,88mmol)のTHF(170mL)懸濁溶液に0℃でアセトニトリル(3.62g,88 mmol)を加えて反応溶液をゆっくり室温に昇温させながら30分間攪拌した。再び0℃に冷却して化合物(Iuu)(13.8g,68mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液を加え、反応混合物をゆっくり室温に昇温させながら2時間攪拌した。さらにカリウム tert−ブトキシド(2.28g,26mmol)を加えて反応混合物を4時間攪拌後、50℃で30分攪拌した。溶液を0℃に冷却後、5%硫酸水素カリウム水溶液(300mL)を加えて酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで化合物(IIuu)(10.2g,72%)を黄色油状物として得た。
工程(ii)
参考例1に記載のシクロヘキシルメチルヒドラジン 二塩酸塩(948mg,4.7mmol)および炭酸カリウム(1.43g,19.4mmol)のエタノール(10mL)溶液に室温で化合物(IIuu)(1.00g,4,7mmol)のエタノール(15mL)溶液を加え、反応混合物を室温で1時間攪拌後、50℃で2時間攪拌した。室温に冷却後、混合物に水を加えて酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン/酢酸エチル)で精製することで化合物(IIIuu)(923mg,61%)を淡黄色固体として得た。
工程(iii)
化合物(IIIuu)(50mg,0.16mmol)、3−クロロフェニルホウ酸(73mg,0.47mmol)、酢酸銅(II)(28mg,0.15mmol)、トリエチルアミン(108μL,0.77mmol)およびモレキュラーシーブス3A(50mg)のジクロロメタン(1.6mL)溶液を、室温で1夜間攪拌した。セライトろ過し、ろ液を濃縮後、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=80:20〜40:60)で精製することで化合物(IVuu)(64mg,95%)を得た。
工程(iv)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして化合物(Vuu)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ: 0.80-1.80 (11H, m), 2.54 (3H, t like, J = 8 Hz), 3.83 (2H, d, J = 8 Hz), 4.01 (2H, br d, J = 4 Hz), 6.22 (1H, s), 6.75-6.85 (3H, m), 7.20 (1H, t like, J = 8 Hz), 8.35 (1H, s), 9.01 (2H, br s).
実施例198に記載の方法と同様にして、以下に示す実施例199および実施例200の化合物を製造した。
実施例199
1−(シクロヘキシルメチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−N−フェニル−1H−ピラゾール−5−アミン 二塩酸塩
1-(Cyclohexylmethyl)-3-[(methylamino)methyl]-N-phenyl-1H-pyrazol-5-amine dihydrochloride
Figure 2013231000
1H-NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ: 0.80-1.15 (5H, m), 1.45-1.70 (5H, m), 1.73-1.87 (1H, m), 2.53 (3H, br s), 3.84 (2H, d, J = 8 Hz), 4.00 (2H, br s), 6.15 (1H, s), 6.75-6.90 (3H, m), 7.19 (1H, t like, J = 8 Hz), 8.04 (1H, br s), 9.01 (2H, br s).
実施例200
N−(4−クロロフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−アミン 二塩酸塩
N-(4-Chlorophenyl)-1-(cyclohexylmethyl)-3-[(methylamino)methyl]-1H-pyrazol-5-amine dihydrochloride
Figure 2013231000
1H-NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ: 0.80-1.20 (5H, m), 1.40-1.70 (5H, m), 1.71-1.85 (1H, m), 2.52 (3H, br s), 3.83 (2H, d, J = 8 Hz), 3.99 (2H, br s), 6.19 (1H, s), 6.88 (2H, d, J = 8 Hz), 7.22 (2H, d, J = 8 Hz), 8.30 (1H, br s), 9.13 (2H, br s).
実施例201
1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(2−フェニルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン 塩酸塩
1-[5-(4-Chlorophenyl)-1-(2-phenylethyl)-1H-pyrazol-3-yl]-N-methylethanamine hydrochloride
Figure 2013231000
工程(i)
4−クロロアセトフェノンとN−Boc−N−メチルアラニンを用いて、実施例1の工程(i)に記載の方法と同様にして化合物(Iww)を得た。
工程(ii)
フェニルエチルヒドラジン・2塩酸塩を用いて、実施例170の工程(i)に記載の方法と同様にして化合物(IIww)を得た。
工程(iii)
実施例1の工程(iv)に記載の方法と同様にして化合物(IIIww)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ: 1.55 (3H, d, J = 8 Hz), 2.46 (3H, br s), 3.01 (2H, t, J = 8 Hz), 4.29 (2H, t, J = 8 Hz), 4.31-4.41 (1H, m), 6.46 (1H, s), 6.93 (2H, d, J = 8 Hz), 7.10-7.20 (5H, m), 7.48 (2H, d, J = 8 Hz), 9.02 (1H, br s), 9.16 (1H, br s).
試験例1:ヒトセロトニン再取り込み阻害作用を評価するための[ H]citalopram binding試験
1−1. 使用細胞および膜標品の調製
実験にはヒトセロトニントランスポーター(h−SERT)を発現させたCHO細胞(h−SERT/CHO)を用いた。細胞は5% COインキュベーター中で、10% FCS、500μg/mL Geneticinおよび100U/mL penicillin−100μg/mL streptmycinを含むF12(すべてSigma Aldrich)にて培養し、SERT buffer(120mmol/L NaClおよび5mmol/L KClを含む50mmol/L Tris−HCl (pH=7.4))にて剥離・採取した細胞をテフロン(登録商標)製ホモジナイザーでホモジナイズした後、遠心操作(50,000xg、30min、4℃)を行なった。沈渣は適量のSERT bufferに再懸濁し、使用まで−80℃で保存した。膜標品中のタンパク質量は、標準物質にウシ血清アルブミン(Sigma Aldrich)を用いて、Dye Reagent Concentrate(BIO−RAD)により定量した。
1−2. h−SERT結合実験
H]citalopram結合の測定はOwensらの方法(Owens M. J. et al., J. Pharm. Exp. Ther., 283, 1305-1322 (1997))に準じて行った。すなわち、SERT bufferで希釈した[H]citalopram(GEヘルスケア製)(最終濃度約2nmol/L)50μL、h−SERT/CHO膜標品(蛋白量として40μg/well)149μL、およびジメチルスルホキシドに溶解した被験薬溶液1μLを加え全量を200μLとした。この液を室温で60分間反応させた後、0.05%ポリエチレンイミン水溶液でコーティングしたガラス繊維濾紙を用い速やかに低圧吸引ろ過した。ガラス繊維濾紙をSERT buffer 250μLで2回洗浄した後、液体シンチレーター(ACS−II、(Amersham製))もしくはエコシンチA(National Diagnostics社製)4mL入りのプラスチックバイアルに移し、濾紙上に残存する放射活性を液体シンチレーションカウンターを用いて測定した。[H]citalopramの非特異的結合は1μmol/L clomipramine (Sigma Aldrich製)存在下での結合量とした。
IC50値の算出はHill解析(Hill A. V., J. Physiol., 40, 190-200 (1910))により、結合阻害定数(Ki)の算出は次式によって算出した:
結合阻害定数(Ki)=IC50/(1+S/Kd)
ただし、Sは添加した[H]citalopram濃度を示す。また、Kd値は[H]citalopramの結合解離定数であり、別途同じ細胞膜を用いて実施した飽和結合実験より算出された値を用いた。h−SERT結合阻害定数Ki値が小さいほど、ヒトセロトニン再取り込み阻害作用が強いことを意味する。
試験例2:ヒト5−HT 2C 受容体に対する親和性を評価するための[ H]mesulergine binding試験
2−1. 使用細胞および膜標品の調製
実験にはヒトセロトニン2C受容体(h−5−HT2C)を発現させたCHO細胞(h−5−HT2C/CHO)を用いた。細胞は5% COインキュベーター中で、1% FBS、400μg/mL Geneticin、100U/mL penicillin−100μg/mL streptomycin(ここまですべてSigma Aldrich製)および250μg/mL Zeosin(InvivoGen)を含むUltraCHO Lipuid(登録商標)(BioWhitakker製)にて培養し、50mmol/L Tris−HCl (pH=7.4)にて剥離・採取した細胞を、テフロン(登録商標)製ホモジナイザーでホモジナイズした後、遠心操作(48,000xg、25min、4℃)を行なった。沈渣は適量の50mmol/L Tris−HCl (pH=7.4)に再懸濁し、使用まで−80℃で保存した。膜標品中のタンパク質量は、標準物質にウシ血清アルブミン(Sigma Aldrich製)を用いて、Dye Reagent Concentrate(BIO−RAD製)により定量した。
2−2. 5−HT 2C 受容体結合実験
50mmol/L Tris−HCl (pH=7.4)で希釈した[H]mesulergine(GEヘルスケア製) (最終濃度約2nM)50μL、h−5−HT2C/CHO膜標品(蛋白量として20μg/well)149μL、およびジメチルスルホキシドに溶解した被験薬溶液1μLを加え全量を200μLとした。この液を37℃で30分間反応させた後、1%ウシ血清アルブミン水溶液でコーティングしたガラス繊維濾紙を用い速やかに低圧吸引ろ過した。ガラス繊維濾紙を50mmol/L Tris−HCl (pH=7.4) 250μLで2回洗浄した後、液体シンチレーター(ACS−II(Amersham製))もしくはエコシンチA(National Diagnostics社製)4mL入りのプラスチックバイアルに移し、濾紙上に残存する放射活性を液体シンチレーションカウンターを用いて測定した。[H]mesulergineの非特異的結合は10μmol/L SB206553 (Sigma Aldrich製)存在下での結合量とした。
IC50値の算出はHill解析)により、結合阻害定数(Ki)の算出は次式によって算出した:
結合阻害定数(Ki)=IC50/(1+S/Kd)
ただし、Sは添加した[H]mesulergine濃度を示す。また、Kd値は[H]mesulergineの結合解離定数であり、別途同じ細胞膜を用いて実施した飽和結合実験より算出された値を用いた。5−HT2C結合阻害定数Ki値が小さいほど、ヒトセロトニン2C受容体に対する親和性が高いことを意味する。
試験例3: 5−HT 2C 受容体作動性試験
3−1. 使用細胞および細胞播種
実験にはヒトセロトニン2C受容体(h−5−HT2C)を発現させたCHO細胞(h−5−HT2C/CHO)を用いた。細胞は5%COインキュベーター中で、1% FBS、400μg/mL Geneticin、100U/mL penicillin−100μg/mL streptomycin(ここまですべてSigma Aldrich製)および250μg/mL Zeosin(InvivoGen製)を含むUltraCHO Liquid(登録商標)(BioWhitakker製)にて培養した。使用前日に、250μg/mL Trypsin溶液(ナカライテスク製)にて剥離・採取した細胞を、96 well flat clear bottom black polystyrene TC−treated microplates(Corning製)に40000cells/well/60μLで播種し、5%COインキュベーター中で16〜24時間インキュベーションを行った。
3−2. 5−HT 2C 受容体作動性実験
5−HT2C受容体作動性の評価は、FLIPR Calcium 4 Assay kit(Molecular Devices)を用いて行った。すなわち、細胞を播種したplateにFLIPR Calcium 4 Assay kitのComponentAを、100mLのHHBP buffer(1×Hanks buffer,20mmol/L HEPES(いずれもGibco製)で溶解したものを40μL/well添加し、5%COインキュベーター中で1時間インキュベーションした。その後、FLIPR TETRA(登録商標)(Molecular Devices製)にセットし、HHBP buffer,2.5mmol/L Probenecid(Sigma製))で希釈した被験物質(添加後の濃度10μmol/L)を20μL/wellで添加し、蛍光を測定した。続いて、被験物質の拮抗作用を確認するため、5−HT溶液(Sigma製、最終濃度0.1nmol/L)を20μL/wellでさらに添加し、蛍光を測定した。
各被験物質の5−HT2C受容体作動性は、10μmol/Lの5−HTによる蛍光増強を100%としたときの増強率として算出した。また、5−HT2C受容体逆作動性は10μmol/LのSB206553(Sigma Aldrich製)による減弱率を−100%としたときの減弱率として算出した。被験物質の5−HT2C受容体作動性の数値が低いほど拮抗作用が高いことを示し、特に被験物質の5−HT2C受容体作動性の数値が0%以下である場合は5−HT2C受容体に対して逆作動作用を持つことを表す。
実施例で得た本発明のピラゾール化合物について、上記の試験例1、2および3の試験を行い、結果を表14に記した。これらの試験結果から本発明のピラゾール化合物またはその薬学上許容される塩は、ヒトセロトニン再取り込み阻害作用およびヒト5−HT2C受容体に対する結合親和性を併せ持ち、ヒト5−HT2C受容体に対しては逆作動作用を持つことが明らかとなった。
Figure 2013231000
本発明化合物は、5−HT2C拮抗作用、特に5−HT2C逆作動作用を併せ持つ新しいセロトニン再取り込み阻害剤であり、それぞれ単独の作用を持つ化合物に比べて治療効果の発現が早くなることが期待できる。
本発明の化合物は、5−HT2C拮抗作用、特に5−HT2C逆作動作用を併せ持つセロトニン再取り込み阻害剤であり、強力な抗うつ作用および抗不安作用を有し、うつ病または不安症の治療薬または再発予防薬として有用である。

Claims (20)

  1. 下記式(1):
    Figure 2013231000
    [式中、RおよびRは互いに独立して水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基を表し、
    およびRは互いに独立して水素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基を表し、
    は置換されていてもよいC4−7アルキル基または−(CR−Eを表し、
    、R、RおよびRは互いに独立して水素原子、フッ素原子または置換されていてもよいC1−6アルキル基を表し、
    Aは置換されていてもよいC6−10アリール基または置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基を表し、
    rは0、1、2、3または4を表し、
    Eは置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよいC4−8シクロアルケニル基、置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)、置換されていてもよいC6−10アリール基または置換されていてもよい5〜10員のヘテロアリール基を表し、
    Lは酸素原子、硫黄原子または−NR10−を表し、
    nは0、1、2、3または4を表し、mは0または1を表し、
    10は水素原子、C1−6アルキル基またはC3−8シクロアルキル基を表す
    (但し、mおよびnがいずれも整数0を表し、且つrが1を表す場合には、RまたはRのいずれか一方は置換されていてもよいC1−6アルキル基または置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基を表す。またm、nおよびrがいずれも整数0を表す場合には、Eは置換されていてもよいC3-8シクロアルキル基、置換されていてもよいC4-8シクロアルケニル基、または置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は、環の構成原子として、酸素原子および硫黄原子からなる群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含む。)を表す。)。]
    で表される化合物またはその薬学上許容される塩。
  2. 、RおよびRが互いに独立して水素原子またはメチル基であり、Rが水素原子である請求項1に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  3. Aが置換されていてもよいC6−10アリール基である請求項1または2に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  4. Lが酸素原子または硫黄原子である請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  5. Lが酸素原子である請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  6. 、RおよびRが水素原子であり、Rがメチル基である請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  7. 、R、RおよびRが水素原子である請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  8. Eが置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基、置換されていてもよい5〜10員の飽和ヘテロ環基(当該飽和ヘテロ環基は環の構成原子として1〜3個の酸素原子を含む。)または置換されていてもよいC1−6アリール基である請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  9. Eが置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基またはC6−10アリール基である請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  10. rが0、1または2である請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  11. が置換されていてもよいC4−7アルキル基である請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  12. mおよびnがいずれも整数0である請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  13. mが1であり且つnが整数0である請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  14. mおよびnがいずれも1である請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  15. mが整数0であり且つnが2である請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩。
  16. 式(1)で表される化合物が、以下の化合物のいずれかである請求項1に記載の化合物またはその薬学上許容される塩:
    1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[5−(4−ブロモフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[1−(シクロヘキシルメチル)−5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(シクロヘキシルメチル)−5−[4−(メチルスルファニル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−[5−(4−ブロモフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    N−メチル−1−[5−(4−メチルフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン;
    N−メチル−1−{1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}メタンアミン;
    1−[1−(シクロブチルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[1−(シクロペンチルメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(2−エチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[5−(4−クロロフェニル)−1−(3,3−ジメチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[1−(2−エチルブチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[1−(3,3−ジメチルブチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[5−(4−クロロフェノキシ)−1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[5−(4−ブロモフェノキシ)−1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−[5−(3−クロロフェノキシ)−1−(シクロヘキシルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    N−メチル−1−[1−(3−メチルブチル)−5−(4−メチルフェノキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]メタンアミン;
    1−[1−(2−シクロペンチルエチル)−5−(4−メチルフェノキシ)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    4−({1−(2−シクロペンチルエチル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−1H−ピラゾール−5−イル}オキシ)ベンゾニトリル;
    1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−[1−シクロヘキシル−5−(フェノキシメチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−N−メチルメタンアミン;
    1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−(シクロペンチルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(2−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[(3−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(4−フルオロフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{5−[(2−クロロフェノキシ)メチル]−1−(2−シクロペンチルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{5−[(3−クロロフェノキシ)メチル]−1−(2−シクロペンチルエチル)−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(3−メチルフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(2−シクロペンチルエチル)−5−[(2−メトキシフェノキシ)メチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;
    1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン;および
    1−{1−(シクロペンチルメチル)−5−[2−(2,4−ジフルオロフェニル)エチル]−1H−ピラゾール−3−イル}−N−メチルメタンアミン。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  18. うつ病または不安症の治療薬である請求項17に記載の医薬。
  19. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩を有効成分として含有するセロトニン再取り込み阻害剤。
  20. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学上許容される塩を含有する医薬組成物。
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