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JP2013228182A - 空気調和装置 - Google Patents

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JP2013228182A
JP2013228182A JP2012165986A JP2012165986A JP2013228182A JP 2013228182 A JP2013228182 A JP 2013228182A JP 2012165986 A JP2012165986 A JP 2012165986A JP 2012165986 A JP2012165986 A JP 2012165986A JP 2013228182 A JP2013228182 A JP 2013228182A
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air
humidifying
humidification
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unit
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JP2012165986A
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Toshihiro Kizawa
敏浩 木澤
Tomoyuki Haikawa
知之 配川
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】簡易な構成で、加湿用熱交換器58における加熱能力を調整することができる空気調和装置の提供。
【解決手段】空気調和装置は、主冷媒回路41と、主冷媒回路41から分岐している加湿用冷媒配管42と、加湿ユニット50と、加湿用空気を加熱するための加湿用熱交換器58と、加湿用熱交換器58に流れる冷媒の流量を調整可能な流量調整弁59と、を備える。加湿ユニット50は、室外空気中の水分を吸着する吸着部と加熱されることで吸着部に吸着した水分を加湿用空気に放出する加湿部とを含む加湿ロータ52と、加湿部を加熱するためのヒータ56と、加湿部から放出された水分を含む加湿用空気を室内に搬送するための吸排気ファン54と、を有する。また、加湿用熱交換器58及び流量調整弁59は、加湿用冷媒配管42に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、加湿装置を備える空気調和装置に関する。
従来より、加湿用空気に水分を与えて室内へと供給することができる加湿装置を備える空気調和装置がある。
例えば、特許文献1(特開2002−89903号公報)に開示されている空気調和機は、室内機と、室外空調ユニットと、加湿ユニット(加湿装置に相当)と、を備えている。加湿ユニットは、空気中の水分を吸着し、かつ、加熱されることで吸着した水分を放出する加湿ロータと、加湿ロータを加熱するヒータ本体とを有しており、加湿ロータから放出された水分を含む加湿用空気を室内に供給することができる。また、この空気調和機の備える冷媒回路には、室外空調ユニットの有する室外熱交換器や室内機の有する室内熱交換器とは別の熱交換器であって、ヒータ本体よりも加湿用空気の空気流れ上流側で加湿用空気を加熱するロータ加熱部が設けられている。
ところで、特許文献1に開示されている空気調和機では、加湿用空気を加熱するための熱交換器であるロータ加熱部(以下、加湿用熱交換器という)が、室内熱交換器及び室外熱交換器が設けられている冷媒回路に直列に設けられている。このような構成の空気調和装置では、加湿用熱交換器での加熱能力が冷媒回路を流れる冷媒の状況(例えば、冷媒流量や冷媒温度など)で決まることになるため、加湿用熱交換器における加熱能力を調整することは困難である。
そこで、本発明の課題は、簡易な構成で、加湿用熱交換器における加熱能力を調整することができる空気調和装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空気調和装置は、主冷媒回路と、副経路と、加湿装置と、加湿用熱交換器と、流量調整弁と、を備える。主冷媒回路には、圧縮機と、放熱器と、膨張機構と、蒸発器とが順に接続されている。副経路は、第1経路から分岐しており、第2経路に接続されている。第1経路は、圧縮機の吐出部と、放熱器とを接続している。また、第2経路は、放熱器と膨張機構とを接続している。加湿装置は、吸湿部と、ヒータと、ファンと、を有する。吸湿部は、吸着部と、加湿部とを含む。吸着部は、吸湿部において、室外空気中の水分を吸着する部分である。加湿部は、吸湿部において、加熱されることで吸着部に吸着した水分を加湿用空気に放出する部分である。ヒータは、加湿部を加熱するためのものである。ファンは、加湿部から放出された水分を含む加湿用空気を室内に搬送するためのものである。加湿用熱交換器は、加湿用空気を加熱するためのものである。流量調整弁は、加湿用熱交換器に流れる冷媒の流量を調整可能な弁である。また、加湿用熱交換器及び流量調整弁は、副経路に設けられている。
本発明の第1観点に係る空気調和装置では、加湿用熱交換器が主冷媒回路から分岐した副経路に設けられている。このため、流量調整弁で加湿用熱交換器に流れる冷媒の流量が調整されることで、加湿用熱交換器における熱交換量を調整することができる。この結果、主冷媒回路を流れる冷媒の状況に左右されることなく、加湿用熱交換器における加熱能力を調整することができる。
したがって、この空気調和装置では、簡易な構成で、加湿用熱交換器における加熱能力を調整することができる。
本発明の第2観点に係る空気調和装置は、第1観点の空気調和装置において、主冷媒回路には、四路切替弁が接続されている。四路切替弁は、室内の空気と熱交換を行う室内熱交換器が放熱器となり、室外の空気と熱交換を行う室外熱交換器が蒸発器となるように、主冷媒回路を流れる冷媒の方向を切り替えることが可能である。また、第1経路は、四路切替弁を介して、圧縮機の吐出側と室内熱交換器とを接続するものである。さらに、副経路は、第3経路から分岐している。第3経路は、第1経路の一部であって、四路切替弁と室内熱交換器とを接続している。この空気調和装置では、副経路の一端が、第1経路において圧縮機の吐出部から遠い部分に接続されているため、副経路に生じる配管応力を小さくすることができる。
本発明の第3観点に係る空気調和装置は、第1観点又は第2観点の空気調和装置において、加湿装置は、加湿用空気が流れる空気流路を有する。吸湿部は、吸着部及び加湿部とは別の領域である再熱部を含む。再熱部では、ヒータから供与された加湿部の熱の残りを用いて加湿用空気が加熱される。また、吸湿部において、吸着部、加湿部及び再熱部は、入れ替わるように構成されている。さらに、空気流路には、加湿用熱交換器の加湿用空気の空気流れ下流側に、再熱部が配置されており、再熱部の加湿用空気の空気流れ下流側にヒータが配置されている。
本発明の第3観点に係る空気調和装置では、空気流路において、加湿用熱交換器、再熱部及びヒータが、加湿用空気の空気流れ方向に順に配置されている。このため、この空気調和装置では、加湿部をヒータで加熱する前に、加湿用熱交換器及び再熱部で加湿用空気を加熱することができる。
また、例えば、加湿用熱交換器及び再熱部において、加湿部から所定量以上の水分を放出させるために必要なだけ加湿用空気を加熱することができれば、加湿部をヒータで加熱しなくてもよいことになる。このため、出力制御可能なヒータである場合には、ヒータで加熱されるよりも前に、加湿用熱交換器及び再熱部において加湿用空気が加熱されることで、ヒータによる消費電力を抑制することができる。
本発明の第4観点に係る空気調和装置は、第1観点又は第2観点の空気調和装置において、加湿装置は、加湿用空気が流れる空気流路を有する。吸湿部は、吸着部及び加湿部とは別の領域である再熱部を含む。再熱部では、ヒータから供与された加湿部の熱の残りを用いて加湿用空気が加熱される。また、吸湿部において、吸着部、加湿部及び再熱部は、入れ替わるように構成されている。さらに、空気流路は、第1空気流路と、第2空気流路と、第3空気流路と、を含む。第1空気流路には、加湿用熱交換器が配置されている。第2空気流路には、再熱部が配置されている。第3空気流路は、第1空気流路の下流端部及び第2空気流路の下流端部に接続されている。さらに、第3空気流路には、ヒータが配置されている。
本発明の第4観点に係る空気調和装置では、加湿用熱交換器が配置される第1空気流路の下流端部と、再熱部が配置される第2空気流路の下流端部とに接続された第3空気流路に、ヒータが配置されている。このため、加湿部をヒータで加熱する前に、加湿用熱交換器及び再熱部で加湿用空気を加熱することができる。
また、例えば、加湿用熱交換器及び再熱部において、加湿部から所定量以上の水分を放出させるために必要なだけ加湿用空気を加熱することができれば、加湿部をヒータで加熱しなくてもよいことになる。このため、出力制御可能なヒータである場合には、ヒータで加熱されるよりも前に、加湿用熱交換器及び再熱部において加湿用空気が加熱されることで、ヒータによる消費電力を抑制することができる。
本発明の第5観点に係る空気調和装置は、第1観点又は第2観点の空気調和装置において、加湿装置は、加湿用空気が流れる空気流路を有する。また、吸湿部において、吸着部及び加湿部は、入れ替わるように構成されている。さらに、空気流路では、加湿用熱交換器で加熱された加湿用空気が、直接ヒータに流れる。そして、空気流路では、ヒータで加熱された加湿用空気が、加湿部に流れる。
本発明の第5観点に係る空気調和装置では、加湿用空気を、加湿用熱交換器で加熱した後に、ヒータに流すことができる。したがって、エネルギー効率のよい加湿用熱交換器を利用して加熱された加湿用空気をヒータに流すことができるため、加湿部を効率よく加熱することができる。
本発明の第6観点に係る空気調和装置は、第1観点から第5観点のいずれかの空気調和装置において、第1検出部と、第2検出部と、弁開度制御部と、を更に備える。第1検出部は、加湿用熱交換器から流出した冷媒の温度を検出する。第2検出部は、放熱器を流れる冷媒の温度を検出する。弁開度制御部は、第1検出部によって検出される第1検出温度が第2検出部によって検出される第2検出温度に対して一定温度低くなるように、流量調整弁の弁開度を調整する。この空気調和装置では、加湿用熱交換器から流出した冷媒の温度が、放熱器を流れる冷媒の温度に対して一定温度低くなるように、流量調整弁の弁開度を調整することができる。
本発明の第7観点に係る空気調和装置は、第6観点の空気調和装置において、室外空気の温度を検出する第3検出部を備える。また、弁開度制御部は、第3検出部によって検出される第3検出温度が第1所定温度以下である場合に、流量調整弁を開状態にする。この空気調和装置では、室外空気の温度に基づいて、加湿用熱交換器を用いて加湿用空気を加熱するか否かを決定することができる。
本発明の第8観点に係る空気調和装置は、第6観点又は第7観点の空気調和装置において、室外空気の温度を検出する第3検出部を備えている。また、弁開度制御部は、第3検出部によって検出される第3検出温度が、第2所定温度以上である場合には、流量調整弁を全閉状態にする。この空気調和装置では、室外空気の温度が第2所定温度以上である場合には、室内を加湿する必要がない(例えば、冷房運転期間)と判断して、加湿用熱交換器を放熱器として機能させないようにすることができる。
本発明の第9観点に係る空気調和装置は、第6観点から第8観点のいずれかの空気調和装置において、弁開度制御部は、室内の空気と熱交換を行う室内熱交換器が蒸発器となり、室外空気と熱交換を行う室外熱交換器が放熱器となる場合には、流量調整弁を全閉状態にする。この空気調和装置では、室内熱交換器が蒸発器となり室外熱交換器が放熱器となる場合、すなわち、空気調和装置において冷房運転が行われる場合には、室内を加湿する必要がないと判断して、加湿用熱交換器を放熱器として機能させないようにすることができる。
本発明の第10観点に係る空気調和装置は、第1観点から第9観点のいずれかの空気調和装置において、第4検出部と、ヒータ制御部と、を更に備える。第4検出部は、加湿部から水分が放出された後の加湿用空気の温度を検出する。ヒータ制御部は、第4検出部によって検出される第4検出温度に基づいて、ヒータの動作制御を行う。この空気調和装置では、加湿部から放出された水分を含んだ加湿用空気の温度によって、ヒータの動作制御が行われるため、加湿部から放出された水分を含んだ加湿用空気の温度が所定温度以上である場合にヒータの出力が下げられることで、ヒータにおける消費電力を抑制することができる。
本発明の第1観点に係る空気調和装置では、簡易な構成で、加湿用熱交換器の加熱能力を調整することができる。
本発明の第2観点に係る空気調和装置では、副経路が、第3経路から分岐しているため、副経路に生じる配管応力を小さくすることができる。
本発明の第3観点に係る空気調和装置では、空気流路において、加湿用熱交換器の下流側に再熱部が配置されており、再熱部の下流側にヒータが配置されているため、ヒータで加熱する前に、加湿用熱交換器及び再熱部で加湿用空気を加熱することができる。
本発明の第4観点に係る空気調和装置では、加湿用熱交換器が配置される第1空気流路の下流端部と、再熱部が配置される第2空気流路の下流端部とに接続された第3空気流路にヒータが配置されているため、ヒータで加熱する前に、加湿用熱交換器及び再熱部で加湿用空気を加熱することができる。
本発明の第5観点に係る空気調和装置では、エネルギー効率のよい加湿用熱交換器で加熱された加湿用空気がヒータに流れるため、加湿部を効率よく加熱することができる。
本発明の第6観点に係る空気調和装置では、加湿用熱交換器から流出した冷媒の温度が、放熱器を流れる冷媒の温度に対して一定温度低くなるように、流量調整弁の弁開度を調整することができる。
本発明の第7観点に係る空気調和装置では、室外空気の温度が第1所定温度以下である場合に流量調整弁が開状態にされるため、室外空気の温度に基づいて加湿用熱交換器を用いて加湿用空気を加熱するか否かを決定することができる。
本発明の第8観点に係る空気調和装置では、室外空気の温度が第2所定温度以上である場合には、流量調整弁が全閉状態にされるため、加湿用熱交換器を放熱器として機能させないようにすることができる。
本発明の第9観点に係る空気調和装置では、室内熱交換器が蒸発器となり、室外熱交換器が放熱器となる場合には、流量調整弁が全閉状態にされるため、加湿用熱交換器を放熱器として機能させないようにすることができる。
本発明の第10観点に係る空気調和装置では、加湿部から放出された水分を含んだ加湿用空気の温度によって、ヒータの動作制御が行われるため、加湿部から放出された水分を含んだ加湿用空気の温度が所定温度以上である場合にヒータの出力が下げられることで、ヒータにおける消費電力を抑制することができる。
本発明の空気調和装置の正面図。 空気調和装置の備える冷媒回路の概略図。 加湿ユニットの概略図。 加湿ユニットの分解斜視図。 制御装置の制御ブロック図。 加湿ロータの各領域を説明するための図。 加湿用流路の概略図。 変形例(C)に係る加湿用流路の概略図。 変形例(E)に係る加湿ロータの各領域を説明するための図。 変形例(E)に係る加湿用流路の概略図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る空気調和装置10について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空気調和装置の構成
図1は、空気調和装置10の正面図である。図2は、空気調和装置10の備える冷媒回路40の概略図である。図3は、加湿ユニット50の概略図である。なお、図2では、加湿運転時の冷媒の流れを矢印で示している。また、図3では、第2吸着用空気取込口51cを省略して描いている。
空気調和装置10は、図1に示すように、1台の室外機11と、1台の室内機20とが冷媒配管によって並列に接続されているペア型の空気調和装置である。また、この空気調和装置10は、冷房運転、除湿運転及び暖房運転の他に、暖房運転と合わせて、或いは、単独で、室内を加湿する加湿運転、室内に室外空気を供給する給気運転、及び、室内空気を室外に排気する排気運転等の運転を行うことができる。なお、本実施形態の空気調和装置10は、ペア型の空気調和装置であるが、これに限定されず、1台の室外機11に複数台の室内機20が接続されたマルチ型の空気調和装置であってもよい。
室内機20は、室内の壁面等に設置される壁掛け型の室内機である。また、室内機20は、室内熱交換器21や室内ファン22等を内部に収納している。
室内熱交換器21は、室内空気を熱源として冷媒と熱交換を行うためのものであり、室内ファン22が室内熱交換器21に接触する空気流れを生成することで、室内空気と室内熱交換器21を流れる冷媒とを熱交換させることができる。
室内ファン22は、室内の空気を空気取込口25aから室内機20内に吸い込ませるとともに、室内熱交換器21との間で熱交換を行った後の空気を空気吹出口25bから室内に吹き出させるためのファンである。なお、本実施形態における室内ファン22は、回転駆動することによって、回転軸と交わる方向に空気流を生成するクロスフローファンである。
また、室内機20内には、室内ファン22が回転し空気流が生成されている状態で、空気取込口25aの空気流下流側であり、かつ、室内熱交換器21の空気流上流側の空間に、後述する吸排気ダクト15の一方の端部が配置されている。このため、吸排気ダクト15から吹き出される空気は、室内熱交換器21によって熱交換が行われた後、空気吹出口25bから室内に吹き出される。なお、本実施形態では、吸排気ダクト15の端部が空気取込口25aの空気流下流側であり、かつ、室内熱交換器21の空気流上流側の空間に配置されているが、吸排気ダクト15の端部の配置はこれに限定されず、例えば、吸排気ダクト15の端部が、室内熱交換器21の空気流下流側であり、かつ、空気吹出口25bの空気流上流側の空間に配置されていてもよい。
室外機11は、室外に設置されており、図1に示すように、下部の室外ユニット30と、上部の加湿ユニット50とから構成されている。なお、本実施形態の室外機11では、室外ユニット30と加湿ユニット50との電源が一元化されている。
室外ユニット30は、図2に示すように、圧縮機31、四路切替弁32、アキュムレータ35、室外熱交換器33、室外ファン36、及び、電動膨張弁34等を内部に収納している。
室外熱交換器33は、室外空気を熱源として冷媒と熱交換を行うためのものであり、室外ファン36が室外熱交換器33に接触する空気流れを生成することで、室外空気と室外熱交換器33を流れる冷媒とを熱交換させることができる。
室外ファン36は、室外空気を室外ユニット30内に取り込み、室外熱交換器33において冷媒と熱交換させた後に、室外ユニット30外に排出するためのファンである。なお、本実施形態における室外ファン36は、ファンモータによって駆動されるプロペラファンである。
加湿ユニット50は、図2及び図3に示すように、加湿ロータ52と、ヒータ56と、吸着ファン55と、流路切換装置53と、吸排気ファン54と、加湿用熱交換器58と、流量調整弁59と、を加湿ユニットケーシング51内に収納している。また、加湿ユニット50と室内機20との間には、加湿ユニット50の内部空間と室内機20の内部空間とを連通させることが可能な吸排気ダクト15が設けられている。加湿ユニット50は、吸排気ダクト15を介して、室内から取り込まれた空気を室外へと排気したり、室外から取り込まれた室外空気を室内へと供給したりすることができる。さらに、加湿ユニット50は、室外空気を加湿して、吸排気ダクト15を介して室内へと供給することもできる。
(2)詳細構成
(2−1)冷媒回路の概略構成
空気調和装置10は、図2に示すように、主に、圧縮機31と、室内熱交換器21と、電動膨張弁34と、室外熱交換器33と、加湿用熱交換器58と、流量調整弁59と、を含む蒸気圧縮式の冷媒回路40を備えている。また、冷媒回路40は、主冷媒回路41と、主冷媒回路41から分岐しており、加湿用熱交換器58が接続されている加湿用冷媒配管(副経路に相当)42と、を有する。
主冷媒回路41には、図2に示すように、圧縮機31と、室内熱交換器21と、電動膨張弁34と、室外熱交換器33と、が順に接続されている。
圧縮機31は、回転数が可変なインバータ式の圧縮機31であって、吸入したガス冷媒を圧縮するためのものである。
電動膨張弁34は、室内熱交換器21と室外熱交換器33との間の冷媒圧力の調整や冷媒流量の調整等を行うための弁である。なお、本実施形態では、膨張機構として電動膨張弁34が採用されているが、冷媒圧力の調整や冷媒流量の調整等を行うことができる機構であれば膨張機構はこれに限定されない。
室外熱交換器33は、主に、長手方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管から挿通される複数のフィンとから構成されている。室外熱交換器33は、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には放熱器(凝縮器)として機能する。
室内熱交換器21は、主に、長手方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管から挿通される複数のフィンとから構成されている。室内熱交換器21は、暖房運転時には、放熱器(凝縮器)として機能し、冷房運転時には蒸発器として機能する。また、室内熱交換器21には、室内熱交換器21を流れる冷媒温度を検出するための第2温度センサ90が設けられている。
また、主冷媒回路41に接続されている四路切替弁32は、主冷媒回路41を流れる冷媒の流路を変更する切替機構を構成している。四路切替弁32は、圧縮機31の吐出部31aと室内熱交換器21と接続し、かつ、室外熱交換器33と圧縮機31の吸入部とを接続する第1状態(図2の実線参照)と、圧縮機31の吐出部31aと室外熱交換器33とを接続し、かつ、室内熱交換器21と圧縮機31の吸入部とを接続する第2状態(図2の破線参照)とに切り替わることで、主冷媒回路41における冷媒の循環方向が可逆に構成されている。
さらに、アキュムレータ35は、液冷媒とガス冷媒とを分離するためのものであり、主冷媒回路41において、圧縮機31の吸入部と四路切替弁32とを接続する冷媒配管に設けられている。
加湿用冷媒配管42の一端は、四路切替弁32を介して、圧縮機31の吐出部31aと室内熱交換器21とを接続する第1冷媒配管(第1経路に相当)41aに接続されている。なお、本実施形態では、加湿用冷媒配管42の一端は、第1冷媒配管41aの一部であって、四路切替弁32と室内熱交換器21とを接続する第3冷媒配管41cに接続されている。また、加湿用冷媒配管42の他端は、室内熱交換器21と電動膨張弁34とを接続する第2冷媒配管(第2経路に相当)41bに接続されている。
加湿用熱交換器58は、室外空気を熱源として冷媒と熱交換を行うためのものであり、室外空気と加湿用熱交換器58を流れる冷媒とを熱交換させることができる。
流量調整弁59は、加湿用熱交換器58に流れる冷媒の流量を調整可能な電動弁であって、後述する制御装置60によってその開度が調整される。また、流量調整弁59が開状態である場合には、第3冷媒配管(第3経路に相当)41cを流れる冷媒の一部が、加湿用冷媒配管42を通って、第2冷媒配管41bを流れる冷媒と合流する。なお、本実施形態では、流量調整弁59を全開状態にしたとしても、加湿用冷媒配管42には、室内熱交換器21を流れる冷媒量の50分の1の冷媒量が流れるものとする。
また、加湿用冷媒配管42において、加湿用熱交換器58と流量調整弁59とを接続する配管42aには、加湿用熱交換器58から流出した冷媒の温度を検出するための第1温度センサ91が配置されている。
(2−2)加湿ユニットの構成
図4は、加湿ユニット50の分解斜視図である。以下、図面を参照しながら加湿ユニット50の構成について説明する。
(2−2−1)加湿ユニットケーシング
加湿ユニットケーシング51は、加湿ロータ52、ヒータ56、吸排気ファン54、流路切換装置53および吸着ファン55等を収納している。
加湿ユニットケーシング51の前面(正面)には、複数のスリット状の開口からなる吸着用空気吹出口51a及び第1吸着用空気取込口51bが並んで設けられている。
第1吸着用空気取込口51bは、加湿ロータ52へ水分を吸着させるために室外から取り込まれる室外空気が通る開口である。吸着用空気吹出口51aは、第1吸着用空気取込口51b及び後述する第2吸着用空気取込口51cから取り込まれ、加湿ロータ52によって水分が吸着された後の室外空気を、加湿ユニットケーシング51外に排出するための開口である。
また、加湿ユニットケーシング51の背面には、複数のスリット状の開口からなる第2吸着用空気取込口51cおよび吸排気口51dが設けられている(図4参照)。第2吸着用空気取込口51cは、第1吸着用空気取込口51bと同様に、加湿ロータ52へ水分を吸着させるために室外から取り込まれる室外空気が通る開口である。加湿ユニットケーシング51内には、第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cを入口とし、吸着用空気吹出口51aを出口とする吸着用流路70が形成されている。
吸排気口51dは、第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cとは別に、加湿運転時或いは給気運転時に、室外空気を加湿ユニットケーシング51内に取り込むための開口である。吸排気口51dから加湿ユニットケーシング51内に取り込まれた室外空気は、加湿ロータ52を通過した後、ヒータ56で加熱されてから、さらに加湿ロータ52を通過して、吸排気ファン54へ向かって流れる。このように、加湿ユニットケーシング51内には、吸着用流路70とは別に、吸排気口51dを入口とする加湿用流路71が形成されている。なお、加湿用流路71は、吸排気ダクト15に接続されている。このため、加湿運転時或いは給気運転時には、吸排気口51dから取り込まれた室外空気は、加湿用流路71を流れて、吸排気ダクト15を経て、室内へと供給される。一方で、排気運転時には、室内機20から取り込まれた室内空気が、吸排気ダクト15を経て加湿用流路71に流入し、吸排気口51dを介して室外へと排気される。
加湿用流路71には、吸排気ダクト15を介して室内へと供給される空気の温度を検出するための第4温度センサ92が設けられている。また、本実施形態では、第4温度センサ92は、加湿用流路71のうち、加湿ロータ52と吸排気ファン54との間に設けられており、ヒータ56を介して加湿ロータ52を通過した後、吸排気ファン54に吸い込まれる前の空気の温度を検出する。なお、加湿用流路71を流れる空気のうち、ヒータ56を介して加湿ロータ52を通過した後の空気の温度が検出されるのであれば、第4温度センサ92の配置はこれに限定されない。
(2−2−2)加湿ロータ
加湿ロータ52は、ハニカム構造のセラミックロータであり、略円板状の外形を有している。また、加湿ロータ52は、回転可能に設けられており、ロータ駆動用モータによって回転駆動される。さらに、加湿ロータ52の主たる部分は、ゼオライト等の吸着剤から焼成されている。ゼオライト等の吸着剤は、接触する空気中の水分を吸着するとともに、吸着した水分を加熱されることによって脱離するという性質を有している。
なお、本実施形態では、吸着剤としてゼオライトを用いているが、シリカゲルやアルミナ等を吸着剤として用いることも可能である。このように加湿ロータ52が略円板状であることで、加湿ユニット50を小型化することができる。
(2−2−3)ヒータ
ヒータ56は、加湿ロータ52の上方に位置しており、加湿ロータ52に対向して配置されている。また、ヒータ56は、加湿ロータ52から水分を脱離させるために加湿ロータ52へ送られる室外空気を加熱する。ヒータ56によって加熱された室外空気が、加湿ロータ52へ送られることで、加湿ロータ52は加熱されることになる。
ヒータ56は、発熱体としての複数の電熱線を含むヒータ本体56aと、ヒータ本体56aを上方から覆うように配置されるカバー56bと、カバー56b内に配置されており加湿用流路71の一部を構成する流路形成部56cとを有する。カバー56bは、平面視において半円形状を呈している(図4参照)。また、流路形成部56cは、平面視において略扇形形状の流路を構成しており、図3に示すA方向に空気が流れる場合には、この流路内を、ヒータ本体56aを通過した後の室外空気が流れる。流路形成部56cは、加湿ロータ52の回転軸方向に対向するように配置されているため、流路形成部56cを流れる室外空気が熱を供与されていれば、熱を供与された室外空気が平面視略扇形形状の流路を流れて加湿ロータ52に流れることで、加湿ロータ52を回転軸方向に見て、加湿ロータ52の一部が常に略扇形形状に加熱されることになる。
(2−2−4)吸排気ファン
吸排気ファン54は、加湿ロータ52の側方に配置されており、室外から取り込まれ室内機20へと送られる室外空気の流れ、及び、室内から室内機20内に取り込まれ室外へと送られる室内空気の流れを生成する遠心ファン組立体である。吸排気ファン54は、室外空気を室内機20へと送る場合には、吸排気口51dから室外空気を加湿用流路71に流入させ、加湿ロータ52を通過させた後、流路切換装置53及び吸排気ダクト15を介して室内機20へと流れる空気流を生成する。このとき、図3に示すA方向に空気が流れる。また、吸排気ファン54は、室内空気を室内機20から室外へと排出する場合には、室内機20から吸排気ダクト15、加湿用流路71を介して吸排気口51dから室外へと流れる空気流を生成する。このとき、図3に示すB方向に空気が流れる。なお、本実施形態における吸排気ファン54は、ターボファンである。
(2−2−5)流路切換装置
流路切換装置53は、吸排気ファン54と吸排気ダクト15との間に配置されている。また、流路切換装置53は、吸排気ファン54と吸排気ダクト15との接続状態を、加湿用流路71と吸排気ダクト15とを接続した状態の供給状態と、加湿用流路71と吸排気ダクト15との接続を解除した供給停止状態とに切り換えることが可能である。
供給状態では、加湿用流路71から吸排気ダクト15への室外空気の流れ、或いは、吸排気ダクト15から加湿用流路71への室内空気の流れを許容する。このため、給気状態では、図3に示すように、吸排気口51dから取り込まれ加湿用流路71を流れる室外空気が吸排気ダクト15を経て室内機20へと供給されたり、室内機20から吸排気ダクト15を流れてきた室内空気が加湿用流路71に流れて吸排気口51dを経て室外へと排気されたりする。
一方で、供給停止状態では、加湿用流路71から吸排気ダクト15への室外空気の流れ、或いは、吸排気ダクト15から加湿用流路71への室内空気の流れが遮断される。このため、供給停止状態では、室外空気が室内機20内に供給されたり、室内空気が室外に排気されたりしないようになる。
なお、本実施形態では、流路切換装置53によって、加湿用流路71内を流れる空気の流れ方向が、図3に示すA方向とB方向とに切り換えられる。
(2−2−6)吸着ファン
吸着ファン55は、羽根車55aがファンモータ55bによって回転駆動され、加湿ロータ52のうちのヒータ56と対向しない部分を通過する室外空気の流れを生成する。言い換えると、吸着ファン55は、第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cから吸い込まれ、吸着用流路70を流れて、吸着用空気吹出口51aから室外へ排出される室外空気の流れを生成する。
(2−3)制御装置
空気調和装置10の備える制御装置60は、図5に示すように、空気調和装置10の有する各種機器と接続されており、室内の空調を行うために各種機器の動作制御を行う。より詳しくは、制御装置60は、電動膨張弁34の弁開度、室内ファン22及び室外ファン36の回転数、及び、圧縮機31の回転数等を調整することで、室内熱交換器21及び室外熱交換器33における熱交換量を制御したり、流量調整弁59の弁開度を調整することで、加湿用熱交換器58における熱交換量を制御したりする。
また、制御装置60は、暖房運転や冷房運転等の各種運転を実行する実行部61を有している。実行部61は、ユーザによって操作される操作スイッチからの指令や各種センサ(圧力センサや温度センサ等)の検知結果に基づいて、各種運転を実行する。
制御装置60は、ユーザからの冷房運転指示を受け付けると、圧縮機31を駆動させるとともに、四路切替弁32の状態を第2状態にして、電動膨張弁34の弁開度を調整し、かつ、室内ファン22及び室外ファン36を駆動させることで、冷房運転を実行する。
また、制御装置60は、ユーザからの暖房運転指示を受け付けると、圧縮機31を駆動させるとともに、四路切替弁32の状態を第1状態にして、電動膨張弁34の弁開度を調整し、かつ、室内ファン22及び室外ファン36を駆動させることで、暖房運転を実行する。
さらに、実行部61は、ユーザからの加湿指示があった場合には、加湿ユニット50において積極的に加湿した室外空気を室内に供給する加湿運転を実行する。なお、本実施形態における加湿運転は、暖房運転と同時に行われるものであるが、これに限定されず、加湿運転が単独で行われてもよく、冷房運転と同時に行われてもよい。
実行部61は、加湿ユニット50の備える各種機器を制御する加湿ユニット制御部63と、流量調整弁59の弁開度を調整する弁開度制御部62と、を有しており、加湿ユニット制御部63及び弁開度制御部62が各種機器を制御することで、加湿ユニット50において生成された加湿された室外空気が室内機20を介して室内へと供給される。
より詳しくは、加湿ユニット制御部63は、ユーザからの加湿指示を受け付けると、流路切換装置53を供給状態にし、加湿ロータ52、吸着ファン55、及び、吸排気ファン54を回転駆動し、かつ、ヒータ56を駆動させる。さらに、弁開度制御部62は、ユーザからの加湿指示を受け付けると、流量調整弁59の弁開度を調整する。
加湿ユニット制御部63が、加湿ロータ52、吸着ファン55、及び、吸排気ファン54を回転駆動し、かつ、ヒータ56を駆動させることで、室外空気よりも水分含有量の高い空気(加湿空気)が生成され、吸排気ダクト15を介して室内機20へと供給される。なお、加湿空気の生成過程については、後に詳しく説明する。
また、弁開度制御部62は、流量調整弁59を加湿用熱交換器58の出口側における冷媒の過冷却度に応じてSC制御する。なお、流量調整弁59のSC制御は、第1温度センサ91によって検出される冷媒温度Taに基づいて行われる。また、弁開度制御部62は、第1温度センサ91によって検出される冷媒温度Taが第2温度センサ90によって検出される冷媒温度Tcに対して一定温度Td低くなるように(Ta=Tc−Td)、流量調整弁59の弁開度を調整する。さらに、弁開度制御部62は、室外空気温度が第2所定温度以上である場合には、流量調整弁59を全閉状態に制御する。なお、本実施形態では、第2所定温度は、予め設定されているものとするが、これに限定されず、ユーザ等によって設定されてもよい。また、本実施形態では、第2所定温度が、日本のような高温多湿気候の地域において、通常、ユーザによって室内の加湿が要求されないと考えられる温度(例えば、30℃)に設定されているものとする。さらに、室外空気温度は、例えば、室外機11に設けられている第3温度センサ93によって検出される。ここで、第3温度センサ93によって検出される室外空気温度とは、加湿ユニット50の備える各種機器によって熱を供与されていない室外空気の温度のことである。
また、加湿ユニット制御部63は、第4温度センサ92によって検出される空気の温度に応じて、ヒータ56の出力を調整する。なお、本実施形態では、加湿ユニット制御部63は、第4温度センサ92によって検出される空気の温度が第4所定温度(例えば、55℃)を維持するように、ヒータ56の出力を1W単位で制御する。例えば、加湿ユニット制御部63は、第4温度センサ92によって検出された空気の温度が、第4所定温度よりも高いと判断した場合には、当該空気の温度が第4所定温度に近づくようにヒータ56の出力を下げる制御を行い、第4所定温度よりも低いと判断した場合には、該空気の温度が第4所定温度に近づくようにヒータ56の出力を上げる制御を行う。
なお、加湿ユニット制御部63によるヒータ56の出力制御は、これに限定されるものではなく、例えば、ヒータ56の出力が段階的(例えば、60W毎)に制御されるものであれば、各段階に対応する温度値が設定されており、第4温度センサ92によって検出される空気温度と設定された温度値とに基づいて、ヒータ56の出力段階が制御されてもよい。
(3)加湿運転時における冷媒の流れ
以下に、加湿運転時における冷媒の流れについて説明する。なお、以下では、室外空気温度が第2所定温度未満である場合について説明している。
加湿運転時には、圧縮機31から吐出された高圧ガス冷媒は、四路切替弁32を介して、第3冷媒配管41cを流れて室内熱交換器21に至り、或いは、第3冷媒配管41cの途中で加湿用冷媒配管42に流れる。
室内熱交換器21に至った高圧ガス冷媒は、室内熱交換器21で室内ファン22により送風される室内空気、及び、加湿ダクトから吹き出される室外空気との間で熱交換を行い、高圧ガス冷媒が凝縮するとともに、空気を加熱し、室内の暖房を行う。室内熱交換器21から流出した高圧液冷媒は、第2冷媒配管41bを流れて、電動膨張弁34に至る。
電動膨張弁34に至った液冷媒は、電動膨張弁34で減圧された後に、室外熱交換器33に流入する。室外熱交換器33では、流入した液冷媒が、室外空気と熱交換を行うことで蒸発する。そして、蒸発したガス冷媒は、四路切替弁32を介し、アキュムレータ35を経て、圧縮機31に吸入される。
一方で、加湿用冷媒配管42に流れた高圧ガス冷媒は、加湿用熱交換器58に流入する。そして、加湿用熱交換器58において、室外空気と熱交換を行った後に、流量調整弁59を経て、第2冷媒配管41bを流れる冷媒と合流する。
このように、冷媒回路40内を冷媒が循環することで、室内熱交換器21において室内を暖房することができ、加湿用熱交換器58において吸排気口51dから取りこまれた室外空気を加熱することができる。
(4)加湿運転時における空気の流れ
図6は、加湿ロータ52に含まれる3つの領域を説明するための図である。図7は、加湿用流路71の概念図である。
以下に、加湿運転時における空気の流れについて説明する。
加湿運転時には、吸着ファン55が駆動されて、吸着用流路70を図3の矢印A11−A12方向に空気が流れ、かつ、吸排気ファン54が駆動されて、加湿用流路71を図3の矢印A21−25方向に空気が流れる。なお、加湿運転時には、加湿ロータ52は、図4及び図6の矢印Y方向に回転する。
また、以下より、説明の便宜上、室外空気のうち、第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cから加湿ユニット50内に取り込まれる室外空気を、吸着用空気といい、吸排気口51dから加湿ユニット50内に取り込まれる室外空気を、加湿用空気という。
第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cから加湿ユニット50内に取り込まれた吸着用空気は、図3の矢印A11方向に流れて、ベルマウス57近傍へと向かう。この吸着用空気は、吸着用流路70を流れることにより、加湿ロータ52のうちヒータ56と対向しない領域(以下、吸着部52aという)を通過する。そして、加湿ロータ52の吸着部52aを通過した吸着用空気は、図3の矢印A12方向に流れて、ベルマウス57近傍からベルマウス57で囲まれた空間を通って吸着ファン55内に入り、吸着ファン55によって吸着用空気吹出口51aから加湿ユニット50外に吹き出される。
一方で、吸排気口51dから加湿ユニット50内に取り込まれた加湿用空気は、加湿用熱交換器58へと向かう。そして、加湿用熱交換器58を通過した加湿用空気は、図3の矢印A21方向に流れて、加湿ロータ52の吸着部52aに隣接する部分であって、加湿用流路71のヒータ本体56aよりも上流側の領域(以下、再熱部52cという)を通過する。そして、加湿ロータ52の再熱部52cを通過した加湿用空気は、図3の矢印A22方向に流れて、ヒータ56のヒータ本体56aに至る。ヒータ本体56aに至った加湿用空気は、図3の矢印A23方向に流れて、加湿ロータ52において吸着部52a及び再熱部52cとは別の領域であって、流路形成部56cと対向する領域(以下、加湿部52bという)を通過する。そして、加湿ロータ52の加湿部52bを通過した加湿用空気は、図3の矢印A24方向に流れて、流路切換装置53に至る。その後、流路切換装置53に至った加湿用空気は、吸排気ファン54を経由して再び流路切換装置53に戻され、図3の矢印A25方向に流れて、吸排気ダクト15を経て室内機20へと送られる。
ここで、加湿ユニット50における加湿空気の生成過程を説明する。なお、ここでいう加湿空気とは、加湿用空気のうち、加湿ロータ52が加熱されることで加湿ロータ52から放出された水分を含む空気のことである。また、加湿ロータ52が最も高温になる領域は加湿ロータ52の加湿部52bであることから、以下より、説明の便宜上、加湿用空気のうち加湿部52bを通過する前の空気を加湿前空気とし、加湿部52bを通過した後の空気を加湿空気とする。
さらに、加湿運転時には、加湿ロータ52は図4及び図6に示す矢印Y方向に回転しているため、加湿ロータ52において各々別の領域である吸着部52a、加湿部52b、再熱部52cは、順に入れ替わることになる。より詳しくは、加湿ロータ52が回転することで、加湿ロータ52において、吸着部52aであった部分は、加湿部52bとなり、加湿部52bとなった部分は、再熱部52cとなり、再熱部52cとなった部分は、再び吸着部52aとなる。
第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cから取りこまれた吸着用空気は、加湿ロータ52の吸着部52aを通過する際に、吸着用空気中の水分が吸着部52aに吸着される。
一方で、吸排気口51dから取りこまれた加湿前空気は、加湿用熱交換器58によって加熱され、或いは、加熱されずに、加湿ロータ52の再熱部52cへと流れる。より詳しくは、加湿用熱交換器58に冷媒が流れている場合には、吸排気口51dから加湿ユニットケーシング51内に取りこまれた加湿前空気が、加湿用熱交換器58を流れる冷媒と熱交換を行うことで加熱されて、再熱部52cへと流れる。これに対して、加湿用熱交換器58に冷媒が流れていない場合には、加湿前空気が加熱されずに、再熱部52cへと流れる。
そして、再熱部52cへと流れた加湿前空気は、再熱部52cを通過する際に、再熱部52cの有する熱により加熱される。より詳しくは、加湿ロータ52が回転して、加湿部52bであった部分が再熱部52cへと移行するため、再熱部52cでは、ヒータ本体56aから供与された加湿部52bの熱の残りを用いて、加湿前空気が加熱される。その後、再熱部52cを通過した加湿前空気は、ヒータ本体56aによって加熱された後に、加湿部52bを通過する。このとき、加湿部52bは、加湿用熱交換器58、再熱部52c及びヒータ本体56aによって加熱された加湿前空気によって、加熱されるため、吸着部52aで吸着していた水分を、加湿前空気に放出(脱離)する。この結果、加湿前空気が、吸着部52aで吸着した水分を含む加湿空気になる。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態では、加湿用空気を加熱するための加湿用熱交換器58が、主冷媒回路41から分岐した加湿用冷媒配管42に設けられている。このため、流量調整弁59で加湿用熱交換器58に流れる冷媒の流量を調整することで、加湿用熱交換器58での熱交換量を調整することができる。この結果、主冷媒回路41を流れる冷媒の状況(冷媒温度や冷媒量など)に左右されることなく、加湿用熱交換器58の加熱能力を調整することができる。
このように、この空気調和装置10では、簡易な構成で、加湿用熱交換器58における加熱能力を調整することができている。
また、本実施形態では、加湿用冷媒配管42の一端が、第1冷媒配管41aの一部であって、四路切替弁32と室内熱交換器21とを接続する第3冷媒配管41cに接続されている。このため、加湿用冷媒配管42の一端が、第1冷媒配管41aの一部であって、圧縮機31の吐出部31aと四路切替弁32とを接続する冷媒配管に接続されているよりも、圧縮機31の吐出部31aからの距離が遠いため、加湿用冷媒配管42に生じる配管応力を小さくすることができている。
(5−2)
本実施形態では、図7に示すように、加湿用流路71には、加湿用空気の空気流れ方向に、加湿用熱交換器58、加湿ロータ52の再熱部52c、ヒータ56の順に配置されている。このため、ヒータ56で加熱する前に、加湿用熱交換器58及び再熱部52cで、或いは、再熱部52cで加湿用空気を加熱することができている。
(5−3)
本実施形態では、加湿用熱交換器58から流出した冷媒温度Taが、室内熱交換器21を流れる冷媒温度Tcよりも小さくなるように、流量調整弁59の弁開度が調整されている。このように、流量調整弁59のSC制御が行われることで、加湿用冷媒配管42から第2冷媒配管41bへと流入する冷媒の状態を液状態にすることができる。
なお、本実施形態では、流量調整弁59をSC制御しているが、流量調整弁59を全開状態にしたときの、主冷媒回路41を流れる冷媒量に対する加湿用冷媒配管42を流れる冷媒量が少なければ、加湿用冷媒配管42から第2冷媒配管41bへと流入する冷媒の状態がガス状態でもよいため、SC制御が行われなくてもよい。
(5−4)
本実施形態では、室外空気温度が第2所定温度以上である場合には、流量調整弁59が全閉状態にされる。この結果、冷媒が流れなくなり補充されなくなるため、加湿用熱交換器58内の冷媒温度は室外空気の温度と同じ温度になり、加湿用熱交換器58を放熱器(凝縮器)として機能させないようにすることができる。そして、本実施形態では、第2所定温度が、日本のような高温多湿気候の地域において、通常、ユーザによって室内の加湿が要求されないと考えられる温度に設定されている。このため、室内環境がユーザにとって加湿不要と推測される環境である場合には、加湿用熱交換器58を放熱器として機能させないようにすることができる。
(5−5)
本実施形態では、加湿用熱交換器58の加熱能力を調整することができるため、加湿用熱交換器58において一定の熱量を確保することができる。この結果、ヒータ56への入力低減量が安定するため、加熱用熱交換器58の加熱能力とヒータ56の出力とを連動して制御することができる。
また、本実施形態では、第4温度センサ92によって検出される加湿空気の温度が第4所定温度(例えば、55℃)となるように、ヒータ56の出力が制御されている。
ここで、本実施形態では、加湿ロータ52の加湿部52bに熱を供与する手段として、ヒータ56の他に、加湿用熱交換器58及び再熱部52cがある。このため、加湿空気の温度が第4所定温度よりも高い場合には、ヒータ56の出力を下げることで、加湿空気の温度を第4所定温度に近づけることができる。この結果、加湿ユニット50における加湿能力を維持しつつ、ヒータ56における消費電力を抑制することができている。
また、本発明者は、机上計算(シミュレーション)によって、本実施形態の空気調和装置10において加湿用冷媒配管42、加湿用熱交換器58、及び、流量調整弁59を備えていない従来の空気調和装置におけるヒータの消費電力と、本実施形態の空気調和装置10におけるヒータ56の消費電力とを比較した。なお、この机上計算は、200Vの空気調和装置において、室外空気温度が、7℃であり、かつ、室外空気が十分な水分を含有しているという条件で行った。
この結果、従来の空気調和装置におけるヒータへの入力が800Wであるのに対して、本実施形態の空気調和装置10におけるヒータ56への入力は496Wであった。
また、本実施形態の空気調和装置10では、加湿用熱交換器58で熱交換するために必要な入力が38Wであることから、加湿空気を生成するために必要な総入力量を、従来の空気調和装置と比較して、33%低減させることができた。
なお、本実施形態の空気調和装置10では、加湿用冷媒配管42に冷媒を流すために、従来の空気調和装置と比較して、圧縮機31の能力を230W上昇させる必要がある。一方で、室外空気の温度が7℃である場合、加湿用熱交換器58を通過した後の空気は、35℃であり、加湿ロータ52の再熱部52cを通過した後の空気は50℃であった。そして、ヒータ56を通過した後の空気は、105℃であり、加湿ロータ52の加湿部52bを通過した後の空気は、55℃であった。さらに、吸排気ファン54を流れる空気は、45℃であり、吸排気ダクト15から室内機20に吹き出される空気は、35℃/80%Rhであった。このため、室外機11側で10〜15%、吸排気ダクト15で20%程度のヒートロスがあるとしても、圧縮機31の能力上昇分の70%は室内に回収することができる。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態の空気調和装置10は、暖房運転及び冷房運転を実行可能な空気調和装置であるため、加湿用冷媒配管42の一端が、四路切替弁32と室内熱交換器21とを接続する第3冷媒配管41cに接続されており、他端が、暖房運転時に放熱器として機能する室内熱交換器21と電動膨張弁34とを接続する第2冷媒配管41bに接続されているが、暖房運転のみが実行可能な空気調和装置であれば、主冷媒回路に四路切替弁を設ける必要がないため、加湿用冷媒配管の一端が、圧縮機の吐出部と放熱器として機能する室内熱交換器とを接続する冷媒配管に接続されており、他端が、室内熱交換器と電動膨張弁とを接続する冷媒配管に接続されていてもよい。
(6−2)変形例B
上記実施形態では、ユーザからの加湿指示を受け付けることで、流量調整弁59の弁開度が調整されている。そして、流量調整弁59の弁開度は、加湿用熱交換器58から流出した冷媒温度Taが室内熱交換器21を流れる冷媒温度Tcよりも小さくなるように調整されるが、室外空気温度が第2所定温度(例えば、30℃)以上である場合には全閉状態にされる。
これに代えて、或いは、これに加えて、室外空気温度が第1所定温度以下である場合に、流量調整弁59が開状態となるように制御されてもよい。
例えば、第1所定温度を第2所定温度よりも低い温度(例えば、0℃)に設定し、室外空気温度が第2所定温度以上であれば流量調整弁59が全閉状態となるように制御され、室外空気温度が第1所定温度以下であれば流量調整弁59が全開状態となるように制御され、室外空気温度が第1所定温度より高くかつ第2所定温度よりも低ければ流量調整弁59がSC制御されて弁開度が調整されてもよい。流量調整弁59をこのように制御することで、変動する室外空気温度に応じて、加湿用熱交換器58の熱交換量を調整することができる。
さらに、上記制御に代えて、或いは、上記制御に加えて、室内熱交換器21が蒸発器として機能し、室外熱交換器33が放熱器として機能する場合、すなわち、冷房運転時には、流量調整弁59が全閉状態となるように制御されてもよい。日本のように高温多湿気候の地域では、通常、冷房運転が行われる時期には、ユーザによって室内の加湿が要求されるほど室内の湿度が低くないことが多い。すなわち、冷房運転が行われるような時期など室外空気温度の高いときには、室内の加湿が不要であると推測される。そこで、冷房運転時には流量調整弁59が全閉状態となるように制御されることで、空気調和装置10の運転に応じて、室内の加湿の要・不要を判断し、加湿用熱交換器58を放熱器として機能させるか否かを決定することができる。
(6−3)変形例C
上記実施形態では、加湿用流路71には、加湿用熱交換器58の加湿用空気の空気流れ下流側に再熱部52cが配置されており、再熱部52cの加湿用空気の空気流れ下流側にヒータ56が配置されている。
これに代えて、加湿用熱交換器を通過した加湿用空気が再熱部を介さずにヒータに送られるように加湿用流路が構成されていてもよい。例えば、図8に示すように、加湿用流路171が3つの流路を含んでいてもよい。より詳しくは、加湿用空気(室外空気)を加湿ユニットケーシング内に取り込むための吸排気口151daを入口とする第1加湿用流路171aと、吸排気口151daとは別に、加湿用空気(室外空気)を加湿ユニットケーシング内に取り込むための吸排気口151dbを入口とする第2加湿用流路171bと、第1加湿用流路171aの下流端部及び第2加湿用流路171bの下流端部に接続される第3加湿用流路171cと、を含んでいてもよい。なお、ここでいう「下流」とは、加湿用空気の空気流れ下流のことである。そして、第1加湿用流路171aには、加湿用熱交換器58が配置されており、第2加湿用流路171bには、加湿ロータ52の再熱部52cが配置されている。さらに、第3加湿用流路171cには、ヒータ56が配置されている。加湿用流路171をこのような構成にすることで、加湿用空気を、加湿用熱交換器58と再熱部52cとで別々に加熱した後に、ヒータ56で加熱することができる。これにより、加湿用熱交換器58を利用して加湿用空気を加熱することができるため、ヒータ56における消費電力を抑制できると共に、再熱部52cから熱を十分に奪うことができるため、吸着部52aにおける水分の吸着効率の低下を抑制することができる。
(6−4)変形例D
上記実施形態では、加湿用冷媒配管42の一端が、四路切替弁32と室内熱交換器21とを接続する第3冷媒配管41cに接続されているが、第1冷媒配管41aの一部に接続されていればこれに限定されず、例えば、圧縮機31の吐出部31aと四路切替弁32とを接続する冷媒配管に接続されていてもよい。
(6−5)変形例E
上記実施形態では、加湿ロータ52は、室外空気中の水分を吸着する吸着部52aと、加熱されることで吸着部52aに吸着した水分を加湿用空気に放出する加湿部52bと、ヒータ56から供与された加湿部52bの熱の残りを用いて加湿用空気を加熱する再熱部52cと、の3つの領域を有している。そして、加湿用流路71には、加湿用熱交換器58の加湿用空気の空気流れ下流側に再熱部52cが配置されており、再熱部52cの加湿用空気の空気流れ下流側にヒータ56が配置されている。
これに代えて、図9及び図10に示すように、加湿ロータ252が、室外空気中の水分を吸着する吸着部252aと、加熱されることで吸着部252aに吸着した水分を加湿用空気に放出する加湿部252bと、から構成されており、加湿用熱交換器58を通過した加湿用空気が直接ヒータ56に流れ、ヒータ56で加熱された加湿用空気が加湿部252bに流れるように、加湿用流路271が構成されていてもよい。
より詳しくは、図9に示す加湿ロータ252の吸着部252aは、上記実施形態の吸着部52aと同様に、加湿ロータ252のうちヒータ56と対向しない領域であって、第1吸着用空気取込口及び第2吸着用空気取込口から加湿ユニット内に取り込まれた吸着用空気が通過する部分である。そして、吸着部252aでは、吸着用空気中に含まれる水分が吸着される。なお、吸着部252aを通過した吸着用空気は、吸着ファンによって吸着用空気吹出口から加湿ユニット外に吹き出される。また、本変形例の加湿ロータ252には、上記実施形態の加湿ロータ52の再熱部52cに相当する領域が設けられておらず、上記実施形態の加湿ロータ52の吸着部52a及び再熱部52cに相当する領域が、加湿ロータ252の吸着部252aとなっている。
また、図9に示す加湿ロータ252の加湿部252bは、上記実施形態の加湿部52bと同様に、加湿ロータ252のうち流路形成部と対向する領域であって、吸排気口251dから加湿ユニット内に取り込まれた加湿用空気が通過する部分である。そして、加熱された加湿用空気が加湿部252bを通過することで、加湿部252bが加熱され、加湿部252bが加熱されることで吸着していた水分が加湿用空気に放出される。その後、加湿部252bから放出された水分を含む加湿用空気(加湿空気)は、吸排気ダクトを経て室内機へと送られる。
次に、加湿用流路271について説明する。この加湿用流路271は、図10に示すように、加湿用空気を加湿ユニットケーシング内に取り込むための吸排気口251dから吸排気ダクトまでの流路であって、内部を加湿用空気が流れる。そして、この加湿用流路271には、吸排気口251dから取り込まれた加湿用空気が、加湿用熱交換器58、ヒータ56、加湿部252bの順に流れるように各種機器が配置されている。
吸排気口251dから取り込まれた加湿用空気(加湿前空気)は、加湿用熱交換器58へと向かい、加湿用熱交換器58によって加熱され、図10の矢印A221方向に流れて、ヒータ56のヒータ本体に至る。ヒータ本体に至った加湿前空気は、ヒータ本体によって加熱された後に、図10の矢印A223方向に流れて、加湿ロータ252の加湿部252bを通過する。このとき、加湿部252bは、加湿用熱交換器58及びヒータ本体によって加熱された加湿前空気によって加熱されるため、吸着部252aで吸着していた水分を、加湿前空気に放出する。この結果、吸着部252aで吸着した水分を含んだ加湿用空気(加湿空気)となる。その後、加湿空気は、図10の矢印A224方向に流れて、流路切換装置に至り、吸排気ファン54を経由して再び流路切換装置に戻され、図10の矢印A225方向に流れて、吸排気ダクトを経て室内機へと送られる。
加湿用流路271をこのような構成にすることで、加湿用空気を、加湿用熱交換器58で加熱した後に、ヒータ56で加熱することができる。これにより、加湿用熱交換器58を利用して加湿用空気を加熱することができるため、加湿用熱交換器が設けられていない場合と比較して、ヒータ56における消費電力を抑制できる。さらに、エネルギー効率のよい加湿用熱交換器58で加熱された加湿用空気がヒータ56に流れるため、加湿部252bを効率よく加熱することができる。
また、机上計算(シミュレーション)によると、上記実施形態の空気調和装置10では、再熱部52cにおいて、あまり熱回収ができない可能性があり、約40Wのロスが生じるおそれがあることが考えられた。
そこで、本変形例のように、加湿ロータ252が、吸着部252aと加湿部252bとから構成されており、加湿用熱交換器58を通過した加湿用空気が直接ヒータ56に送られるように加湿用流路271が構成されていることで、加湿用空気が再熱部を通過することで発生するロスをなくすことができる。
さらに、加湿ロータ252が、上記実施形態の加湿ロータ52と同等程度の大きさを有する場合には、上記実施形態の加湿ロータ52よりも加湿ロータ252における吸着部252aの占める割合が大きいため、吸着部252aでより多くの水分を吸着することができる。
また、上記変形例Cのように複数の加湿用流路が設けられている場合と比較して、圧力損失による風量低下を抑制することができる。
本発明は、簡易な構成で加湿用熱交換器の加熱能力を調整することができるため、加湿装置を備える空気調和装置への適用が有効である。
10 空気調和装置
21 室内熱交換器(放熱器)
31 圧縮機
32 四路切替弁
31a 吐出部
33 室外熱交換器(蒸発器)
34 電動膨張弁(膨張機構)
41 主冷媒回路
41a 第1冷媒配管(第1経路)
41b 第2冷媒配管(第2経路)
41c 第3冷媒配管(第3経路)
42 加湿用冷媒配管(副経路)
50 加湿ユニット(加湿装置)
52 加湿ロータ(吸湿部)
52a 吸着部
52b 加湿部
52c 再熱部
54 吸排気ファン(ファン)
56 ヒータ
58 加湿用熱交換器
59 流量調整弁
62 弁開度制御部
63 加湿ユニット制御部(ヒータ制御部)
90 第2温度センサ(第2検出部)
91 第1温度センサ(第1検出部)
92 第4温度センサ(第4検出部)
93 第3温度センサ(第3検出部)
171a 第1加湿用流路(第1空気流路)
171b 第2加湿用流路(第2空気流路)
171c 第3加湿用流路(第3空気流路)
71,171 加湿用流路(空気流路)
特開2002−89903号公報

Claims (10)

  1. 圧縮機(31)と、放熱器(21)と、膨張機構(34)と、蒸発器(33)と、が順に接続されている主冷媒回路(41)と、
    前記圧縮機の吐出部(31a)と前記放熱器とを接続する第1経路(41a)から分岐しており、前記放熱器と前記膨張機構とを接続する第2経路(41b)に接続されている副経路(42)と、
    室外空気中の水分を吸着する吸着部(52a)と加熱されることで前記吸着部に吸着した水分を加湿用空気に放出する加湿部(52b)とを含む吸湿部(52)と、前記加湿部を加熱するためのヒータ(56)と、前記加湿部から放出された水分を含む前記加湿用空気を室内に搬送するファン(54)と、を有する加湿装置(50)と、
    前記加湿用空気を加熱するための加湿用熱交換器(58)と、
    前記加湿用熱交換器に流れる冷媒の流量を調整可能な流量調整弁(59)と、
    を備え、
    前記加湿用熱交換器及び前記流量調整弁は、前記副経路に設けられている、
    空気調和装置(10)。
  2. 前記主冷媒回路には、前記室内の空気と熱交換を行う室内熱交換器が前記放熱器となり、前記室外空気と熱交換を行う室外熱交換器が前記蒸発器となるように、前記主冷媒回路内を流れる冷媒の流れる方向を切り替えることが可能な四路切替弁(32)が接続されており、
    前記第1経路は、前記四路切替弁を介して、前記圧縮機の前記吐出部と前記室内熱交換器とを接続するものであり、
    前記副経路は、前記第1経路の一部であって、前記四路切替弁と前記室内熱交換器とを接続する第3経路(41c)から分岐している、
    請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記加湿装置は、前記加湿用空気が流れる空気流路(71)を有し、
    前記吸湿部は、前記吸着部及び前記加湿部とは別の領域であって、前記ヒータから供与された前記加湿部の熱の残りを用いて前記加湿用空気を加熱する再熱部(52c)を含み、
    前記吸湿部において、前記吸着部、前記加湿部及び前記再熱部は、入れ替わるように構成されており、
    前記空気流路には、前記加湿用熱交換器の前記加湿用空気の空気流れ下流側に前記再熱部が配置されており、前記再熱部の前記加湿用空気の空気流れ下流側に前記ヒータが配置されている、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記加湿装置は、前記加湿用空気が流れる空気流路(171)を有し、
    前記吸湿部は、前記吸着部及び前記加湿部とは別の領域であって、前記ヒータから供与された前記加湿部の熱の残りを用いて前記加湿用空気を加熱する再熱部(52c)を含み、
    前記吸湿部において、前記吸着部、前記加湿部及び前記再熱部は、入れ替わるように構成されており、
    前記空気流路は、前記加湿用熱交換器が配置されている第1空気流路(171a)と、前記再熱部が配置されている第2空気流路(171b)と、前記第1空気流路の下流端部及び前記第2空気流路の下流端部に接続されており前記ヒータが配置されている第3空気流路(171c)と、を含む、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  5. 前記加湿装置は、前記加湿用空気が流れる空気流路を有し、
    前記吸湿部において、前記吸着部及び前記加湿部は、入れ替わるように構成されており、
    前記空気流路では、前記加湿用熱交換器で加熱された前記加湿用空気が直接前記ヒータに流れ、前記ヒータで加熱された前記加湿用空気が前記加湿部に流れる、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  6. 前記加湿用熱交換器から流出した冷媒の温度を検出する第1検出部(91)と、
    前記放熱器を流れる冷媒の温度を検出する第2検出部(90)と、
    前記第1検出部によって検出される第1検出温度が前記第2検出部によって検出される第2検出温度に対して一定温度低くなるように、前記流量調整弁の弁開度を調整する弁開度制御部(62)と、
    を更に備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  7. 前記室外空気の温度を検出する第3検出部(93)を備え、
    前記弁開度制御部は、前記第3検出部によって検出される第3検出温度が第1所定温度以下である場合に、前記流量調整弁を開状態にする、
    請求項6に記載の空気調和装置。
  8. 前記室外空気の温度を検出する第3検出部(93)を備え、
    前記弁開度制御部は、前記第3検出部によって検出される第3検出温度が第2所定温度以上である場合には、前記流量調整弁を全閉状態にする、
    請求項6又は7に記載の空気調和装置。
  9. 前記弁開度制御部は、前記室内の空気と熱交換を行う室内熱交換器が前記蒸発器となり、前記室外空気と熱交換を行う室外熱交換器が前記放熱器となる場合には、前記流量調整弁を全閉状態にする、
    請求項6から8のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  10. 前記加湿部から水分が放出された後の前記加湿用空気の温度を検出する第4検出部(92)と、
    前記第4検出部によって検出される第4検出温度に基づいて、前記ヒータの動作制御を行うヒータ制御部(63)と、
    を更に備える、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の空気調和装置。
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