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JP2013214650A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール Download PDF

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JP2013214650A
JP2013214650A JP2012084795A JP2012084795A JP2013214650A JP 2013214650 A JP2013214650 A JP 2013214650A JP 2012084795 A JP2012084795 A JP 2012084795A JP 2012084795 A JP2012084795 A JP 2012084795A JP 2013214650 A JP2013214650 A JP 2013214650A
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optical lens
cell module
primary optical
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JP2012084795A
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Shintaro Inoue
慎太郎 井上
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】薄く軽量でありながら強度を持った集光型太陽電池モジュールを提供すること。
【解決手段】光が入射する一次光学レンズ10と、入射した光を電気に変換する太陽電池セル11と、太陽電池セル11を搭載する支持基板12と、一次光学レンズ10及び太陽電池セル11の間に介在され、一次光学レンズ10から出射した光を太陽電池セル11に向けて集光する二次光学レンズ13と、を備え、一次光学レンズ10に入射した光を、一次光学レンズ10と太陽電池セル11との間に閉じ込める構造である集光型太陽電池モジュール1であって、一次光学レンズ10側と支持基板12側に向けて延設された一次光学レンズ10を支持する補強部材14を備え、補強部材14と一次光学レンズ10とが一体化されている集光型太陽電池モジュール1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズを用いて集光する集光型太陽電池モジュールに関する。
従来、太陽電池モジュールとして、レンズを用いて光を集光することにより太陽電池セルに入射する光の入射量を増やし高い発電性能を有する、集光型太陽電池モジュールが知られている。集光型太陽電池モジュールとして、集光に焦点構造を採用した集光型太陽電池モジュールが開示されている(例えば特許文献1参照)。この太陽電池モジュールは、太陽光を集光するための一次光学レンズと、一次光学レンズにより集光された太陽光を太陽電池セルに導くための柱状の二次光学レンズと、を備え、フレネルレンズ等で数百倍に集光した光を太陽電池セルに照射して発電を行う。
特開2011−138970号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された、集光に焦点構造を採用した集光型太陽電池モジュールは、多量の光を集めるためには焦点距離を長くとる必要がある。その結果、モジュール厚みが厚くなり、重量が重くなるという問題があった。
ここで、集光した光を太陽電池内部に閉じ込める、光閉じ込め構造を採用した集光型太陽電池モジュールでは、焦点距離を長くとる必要がない。焦点距離が短くなることにより、モジュール厚みを薄くすることができ、モジュールの軽量化を図ることができる。
しかし、集光に光閉じ込め構造を採用した集光型太陽電池モジュールは、モジュール厚みが薄いため、モジュールの強度が弱くなる。モジュールの強度が弱いと耐風圧や耐衝撃に弱い構造になってしまう。強度が弱いモジュールに外部負荷が加わると、モジュール全体のたわみや反りを生じ、それらを原因とした光学レンズの変形や太陽電池セル位置の変化による集光性能の低下が問題となる。
このような集光性能の低下を防止するためには、モジュールの強度を高くすることが求められる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、薄く軽量でありながら強度を維持した集光型太陽電池モジュールを提供することを課題とする。
本発明に係る集光型太陽電池モジュールは、光が入射する一次光学レンズと、入射した光を電気に変換する太陽電池セルと、太陽電池セルを搭載する支持基板と、一次光学レンズ及び太陽電池セルの間に介在され、一次光学レンズから出射した光を太陽電池セルに向けて集光する二次光学レンズと、を備え、一次光学レンズに入射した光を、一次光学レンズと太陽電池セルとの間に閉じ込める構造である集光型太陽電池モジュールであって、一次光学レンズ側と支持基板側に向けて延設された一次光学レンズを支持する補強部材を備え、補強部材と一次光学レンズとが一体化されていることを特徴とする。
この太陽電池モジュールは、一次光学レンズに入射した光を閉じ込める構造をとっているため、焦点距離を長くとる必要がなく、モジュール厚みを薄くし、軽量化することができる。また、モジュール厚みを薄くした場合に問題となる、耐風圧や耐衝撃といった太陽電池モジュールの強度についても、一次光学レンズを支える補強部材を設けることにより維持できる。よって、本発明により、薄く軽量でありながら強度を維持した集光型太陽電池モジュールを提供することができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールにおいて、補強部材における一次光学レンズと一体化されている側との反対が、支持基板と当接していることが好ましい。
一次光学レンズを支える補強部材の一端が支持基板と接していることにより、太陽電池モジュールの強度をより向上させることができる。
さらに、補強部材と支持基板とが接している場合には、補強部材と支持基板との接点が非固定状態であることが好ましい。
温度の上昇により太陽電池モジュールは熱収縮するため、補強部材と支持基板の接点を固定状態とした場合、レンズと支持基板は熱収縮量の違いにより互いに干渉し合いながら熱収縮しモジュール全体が大きく反ってしまう。一方で、補強部材と支持基板の接点を非固定状態とした場合には、レンズと支持基板が互いに干渉せずに熱収縮するため、モジュール全体の反りを抑えることができる。
さらに、補強部材と支持基板との接点が非固定状態である場合に、補強部材と支持基板との接点における補強部材の形状が曲面であることが好ましい。
補強部材と支持基板との接点における補強部材の形状が曲面であることにより、補強部材の支持基板に対するすべりがよくなり、熱収縮によるモジュール全体の反りを抑える効果がさらに大きくなる。
また、補強部材と支持基板とが接している場合には、補強部材が金属であることが好ましい。
補強部材を熱伝導性の高い、金属とすることにより、補強部材を経由して熱伝導性の低いレンズ側からの放熱量を増大することができる。支持基板側とレンズ側の両側から放熱することによって、熱エネルギーによる太陽電池セルの温度上昇を抑え、太陽電池セルの変換効率低下を抑制することができる。
さらに、補強部材が金属である場合に、補強部材に放熱フィンが備えられていることが好ましい。
補強部材に放熱フィンが備えられていることにより、放熱面積が大きくなり、補強部材を経由したレンズ側からの放熱を加速することができる。
本発明によれば、薄く軽量でありながら強度を維持した集光型太陽電池モジュールを提供することができる。
本発明に係る集光型太陽電池モジュールの構成を表した拡大断面図である。 第1実施形態に係る集光型太陽電池モジュールの分解斜視図である。 第2実施形態に係る集光型太陽電池モジュールの構成を表した拡大断面図である。 第2実施形態に係る集光型太陽電池モジュールにおける放熱状況の説明図である。 第3実施形態に係る集光型太陽電池モジュールの分解斜視図である。 実施例に係る材料及びその特性を示す表である。 実施例1の実施モデルを表す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は斜視図、(d)及び(e)は要部拡大側面図である。 実施例1の実験結果の内、モジュール変形量を示すグラフである。 実施例1の実験結果の内、集光効率を示すグラフである。 実施例2の実験結果の内、モジュール変形量を示すグラフである。 実施例2の実験結果の内、集光効率を示すグラフである。 実施例3の説明図である。 実施例3の実験結果として太陽電池セル温度を示すグラフである。
[第1実施形態]
以下、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係る集光型太陽電池モジュールについて説明する。
図1は、本発明に係る集光型太陽電池モジュールの構成を表した拡大断面図である。図2は第1実施形態に係る集光型太陽電池モジュールの分解斜視図である。図1に示す集光型太陽電池モジュール1の拡大図は、図2で示す集光型太陽電池モジュール1全体の一部を拡大したものである。図2に示すように、当該太陽電池モジュールは、縦8列横8列に区切られており、それぞれに一次光学レンズ10、太陽電池セル11、二次光学レンズ13が備えられている。また、一次光学レンズ10にはポリカーボネートなどの樹脂を、補強部材14には金属を、それぞれ用いるため、一次光学レンズ10と補強部材14とは別体で成型される。
図1に示すように、本発明に係る集光型太陽電池モジュール1は、一次光学レンズ10と、太陽電池セル11と、支持基板12と、二次光学レンズ13と、補強部材14と、を備え、一次光学レンズ10に入射した光を一次光学レンズ10と太陽電池セル11との間に閉じ込める構造を有している。
一次光学レンズ10は、1枚の板状部と複数のレンズ部とを備える光学レンズである。一次光学レンズ10における板状部の一面側は、一次光学レンズ10の入射面とされ、他面側に複数のレンズ部が形成されている。一次光学レンズ10における板状部と複数のレンズ部とは、例えばポリカーボネートによって一体的に成型されている。
一次光学レンズ10の他面側には、複数の太陽電池セル11が配設されている。太陽電池セル11は、一次光学レンズ10に形成されたレンズ部に対応して配置されている。太陽電池セル11は、入射した光を電気に変換する光電変換を行ういわゆる光電変換素子である。
さらに、太陽電池セル11は、支持基板12に搭載されている。支持基板12は、例えばアルミなどの金属製であり、太陽電池セル11の搭載位置を位置決めする位置決め構造を備えている。太陽電池セル11は、支持基板12に搭載されて位置決めされていることにより、一次光学レンズ10におけるレンズ部との位置関係が調整されている。
一次光学レンズ10におけるレンズ部と太陽電池セル11との間には、二次光学レンズ13が介在されている。このため、集光型太陽電池モジュール1は一次光学レンズ10におけるレンズ部及び太陽電池セル11の数と同じ数の二次光学レンズ13を備えている。二次光学レンズ13は、一次光学レンズ10におけるレンズ部から出射される光を太陽電池セル11に向けて集光している。二次光学レンズ13は、例えば、ポリカーボネートなどの樹脂によって形成されている。
また、隣接する二次光学レンズ13同士の間には、一次光学レンズ10と支持基板12との間に延設された補強部材14が設けられている。補強部材14は例えばアルミなどの金属によって形成されており、接着などによって一次光学レンズ10と一体的に固定されている。
さらに補強部材14における一次光学レンズ10に固定された側と反対側の端部となる下端部は、支持基板12に対して当接されている。補強部材14と支持基板12との接点は、非固定状態とされている。また、補強部材14における支持基板12との接触面の形状は曲面形状をなしている。
次に第1実施形態に係る集光型太陽電池モジュール1の作用・効果について説明する。一般に、光閉じ込め構造を有する集光型太陽電池モジュールでは、焦点構造であれば長くとる必要があった焦点距離を短くすることができるため、薄肉化及び軽量化を図ることができる。ところが、単に光閉じ込め構造としただけでは、薄肉化は図れるものの耐風圧や耐衝撃といった強度を担保することができない。
この点、本実施形態に係る集光型太陽電池モジュール1は、一次光学レンズ10を支持し、一端が支持基板12側に延伸する補強部材14を備えている。この補強部材14を備えることにより、モジュールの剛性及び強度を向上させ、耐風圧や耐衝撃に強い構造の集光型太陽電池モジュール1とすることができる。
ところで、集光型太陽電池モジュール1において、モジュールの剛性及び強度が十分でない場合には、モジュール全体のたわみや反りが発生しやすくなる。モジュール全体にたわみや反りが発生すると、太陽電池セル11と一次光学レンズ10及び二次光学レンズ13との位置関係が変化してしまうことによる集光性能の低下が生じるおそれがある。この点、本実施形態に係る集光型太陽電池モジュール1では、補強部材14により、モジュールの剛性及び強度を保っている。したがって、モジュール全体のたわみや反りの発生を防止することができ、高い集光効率を維持することができる。
また、一次光学レンズ10を支持する補強部材14の端部が支持基板12と当接されている。このことで、集光型太陽電池モジュール1の強度をさらに向上させることができ、また、放熱効果を増大させることができる。
温度の上昇により集光型太陽電池モジュール1は熱収縮する。一次光学レンズ10をポリカーボネートなどの樹脂、支持基板12をアルミなどの金属とした場合には、両材料の熱収縮量は異なる。放熱面の観点から、補強部材14の端部は支持基板12と当接されていることが好ましい。ここで、補強部材14の端部が支持基板12と当接している場合に、補強部材14と支持基板12の接点を固定状態とすると、一次光学レンズ10と支持基板12の熱収縮量の違いにより、互いが干渉し合いながら熱収縮してしまい、モジュール全体が大きく反ってしまう。
この点、本実施形態では、補強部材14と支持基板12の接点を非固定状態とし、補強部材14をすべり可能な状態としている。この場合、一次光学レンズ10と支持基板12とが互いに干渉せずに熱収縮するため、モジュール全体の反りを抑えることができる。さらに、非固定状態である補強部材14と支持基板12との接点において、補強部材14の形状が曲面である場合には、接点におけるすべりが増すため、一次光学レンズ10と支持基板12の熱収縮時干渉によるモジュールの反りをより抑えることができる。
また、端部で支持基板12と当接されている補強部材14は、アルミによって構成されている。金属であるアルミは熱伝導性が高いため、補強部材14を経由した一次光学レンズ10側からの放熱量を増大することができる。
通常、集光によって、太陽電池セル11には光エネルギーが集中する。光エネルギーの一部は電気エネルギーに変換される。このとき、変換されたエネルギーの多くは熱エネルギーとなる。熱エネルギーは太陽電池セル11の温度上昇を引き起こすところ、温度上昇は太陽電池セル11の変換効率低下を招く。よって、熱エネルギーを適当に放出する必要がある。しかしながら、一次光学レンズ10及び二次光学レンズ13に樹脂などの熱伝導性が低い材料を使用し、支持基板12に金属などの熱伝導性が高い材料を使用した場合には、集光により発生する熱エネルギーの多くは、熱伝導性が高い支持基板12側からのみ放熱され、上記太陽電池セル11の温度上昇に起因した変換効率低下が顕著となる。
そこで、補強部材14の材料として熱伝導性の高いアルミを用いることにより、集光により発生した熱エネルギーを、補強部材14経由で熱伝導性の低い一次光学レンズ10側から積極的に放出可能とする。さらに、補強部材14の端部を支持基板12に当接させることによって、一次光学レンズ10側からの放熱量を、より増大することができる。
こうして、支持基板12側と一次光学レンズ10側の両側から放熱することによって、熱エネルギーによる太陽電池セル11の温度上昇を抑え、太陽電池セル11の変換効率低下を抑制することができる。また、一次光学レンズ10側も放熱面として期待できることにより、一次光学レンズ10や二次光学レンズ13の熱分布の偏りを抑えることができ、これらの部材の変形や熱劣化を最小限に抑えることができる。
[第2実施形態]
以下、図3及び図4を参照して、第2実施形態に係る集光型太陽電池モジュールについて説明する。なお、本実施形態の説明では、主に、第1実施形態と異なる点について説明する。
図3は、第2実施形態に係る集光型太陽電池モジュールの構成を表した拡大断面図である。図3に示すように、本実施形態に係る集光型太陽電池モジュール1が第1実施形態に係る集光型太陽電池モジュール1と異なる主な点は、本実施形態に係る集光型太陽電池モジュール1は補強部材14に放熱フィン15を備えている点である。
放熱フィン15は、補強部材14の下方において、周方向に複数個備えられており、当該放熱フィン15はパイプなどの表面に突出させた薄板状または針状の金属板である。放熱フィン15が備えられることによって、放熱面積が大きくなり、放熱を効果的に行うことができる。
図4は第2実施形態に係る集光型太陽電池モジュールにおける放熱状況の説明図である。上記第一の実施形態と同様、補強部材14を金属とするとともに、補強部材14の端部を支持基板12と当接させている。このことで、熱伝導性が低い材料を使用した一次光学レンズ10側からの放熱量を増大させることができる。さらに、本実施形態においては、補強部材14に放熱フィン15が設けられている。放熱フィン15が設けられていることにより、補強部材14を経由した一次光学レンズ10側からの放熱に際し、放熱面積を増大させることができる。その結果、当該補強部材14を経由した一次光学レンズ10側からの放熱を加速することができ、一次光学レンズ10側からの熱エネルギー放出量をさらに多くすることができる。
[第3実施形態]
以下、図5を参照して、第3実施形態に係る集光型太陽電池モジュールについて説明する。なお、本実施形態の説明では、主に、第1実施形態と異なる点について説明する。
図5は第3実施形態に係る集光型太陽電池モジュールの分解斜視図である。図5に示すように、本実施形態に係る集光型太陽電池モジュール1が第1実施形態に係る集光型太陽電池モジュール1と異なる点は、一次光学レンズ10と補強部材14について第1実施形態が別体成型であるのに対し、本実施形態は一体成型である点である。
第1実施形態では、放熱効果の向上を図るため補強部材14の材料としてアルミを採用し、一次光学レンズ10の材料として樹脂を採用した。即ち、一次光学レンズ10と補強部材14とは別材料であり、別体成型とする必要があった。第3実施形態では、一次光学レンズ10と補強部材14とを同一材料とすることにより、一体成型を可能とし、本太陽電池モジュールの成型容易化及び部品点数減によるコスト削減を図っている。一次光学レンズ10と補強部材14とを同一材料とする場合の当該材料として、例えば、ポリカーボネートなどの樹脂を用いることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、種々の変更は可能である。
上記実施形態では、補強部材14は各太陽電池セル11に対応して設置としているが、補強部材14を複数の太陽電池セル11に対応して設置することも可能である。補強部材14を複数の太陽電池セル11に対応して設置する例としては、4つの太陽電池セル11に対して、1つの補強部材14を設置することなどが挙げられる。この場合には、部品点数減によるコスト削減を図ることができる。
また、上記実施形態では、補強部材14の端部は支持基板12に対して当接されており、当該接点は非固定状態であり、補強部材14における支持基板12との接触面の形状は曲面形状としたが、当該構成に限定されない。例えば、補強部材と支持基板との接点は固定状態であってもよいし、補強部材14の端部が支持基板12に対して当接されていなくてもよい。
以下、本発明の実施例について説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1は、補強部材14としてリブを備えた太陽電池モジュールと、リブを備えていない太陽電池モジュールについて、垂直方向から一様荷重をかけた場合のモジュール変形量及び集光効率を調べたものである。以下、リブを備えていない一方のモジュールをリブ無太陽電池モジュールと称し、リブを備える他方のモジュールをリブ有太陽電池モジュールと称する。
図6は、実施例に係る材料及びその特性を示す表である。実施例においては、ポリカーボネート、アルミ、ガラス、封止材(EVA[Ethylence−Vinyl Acetate])、及びPET[Polyethylene terephthalate]を材料として用いた。図6には、これらの各材料のヤング率、ポアソン比、線膨張計数、及び熱伝導率を示している。
図7に実施例1の実施モデルを表す図を示している。実施モデルとしては、リブ無太陽電池モジュール及びリブ有太陽電池モジュールの2種類の太陽電池モジュールを成型した。これらの太陽電池モジュールは、いずれも図7(a)(b)に示すように、外形寸法210mm×210mm、モジュール厚み14mmである。また、リブ無太陽電池モジュールは、図7(d)に示すように、1チップ毎に一次光学レンズ10と支持基板12とを備えている。また、リブ有太陽電池モジュールは図7(e)に示すように、1チップ毎に一次光学レンズ10と支持基板12と補強部材14とを備えている。
実施モデルで用いたリブ無太陽電池モジュール及びリブ有太陽電池モジュールでは、いずれも一次光学レンズ10の材料としてポリカーボネートを用い、支持基板12の材料としてアルミを用いた。また、補強部材14の材料としてアルミを用いた。これらの一次光学レンズ10、支持基板12、及び補強部材14の厚みは、図7(d)(e)に示すように、いずれも1mmとした。なお、本実施例に係る太陽電池モジュールは、垂直方向からの一様荷重に対する太陽電池モジュールの強度を調べるものであるため、構成要件の内、強度に影響を与える一次光学レンズ10、支持基板12、及び補強部材14のみを再現した。
上記2種類の太陽電池モジュールに、図7(c)に示すように、垂直方向から2400Paの一様荷重を加え、上記2種類の太陽電池モジュールのモジュール変形量及び集光効率を調べた。この実験においては、計算負荷を考慮し、上記した太陽電池モジュールの1/4の範囲を計算対象とした。
図8に実施例1の計算結果の内、モジュール変形量を示す。図8に示すように、リブ無太陽電池モジュールでは、モジュール変形量が約2.6mmであるのに対し、リブ有太陽電池モジュールではモジュール変形量が約0.5mmという結果になった。リブを備えることによって、強度が向上し、モジュールの変形が抑えられたことがわかる。この結果から、リブ有太陽電池モジュールの方が、リブ無太陽電池モジュールよりも強度が高くなり、モジュールの変形を抑制できることがわかった。
図9に実施例1の計算結果の内、集光効率を示す。集光効率は、高いほど光を効率よく集めることができることを意味し、[集光効率=(集光型の出力/非集光型の出力)×100]で表される。集光効率を比較する場合には同一セル面積で比較される。集光効率を調べる際には、太陽電池モジュールに一様荷重を加える前のモジュール変形がない状態における集光効率を調べるとともに、リブ無太陽電池モジュール及びリブ有太陽電池モジュールの集光効率を調べた。
その結果、図9に示すように、モジュール変形がない場合の集光効率は約287%であった。これに対して、リブ無太陽電池モジュールの集光効率は約270%であり、リブ有太陽電池モジュールの集光効率は約283%という結果になった。この結果から、リブ有太陽電池モジュールは、リブ無太陽電池モジュールと比較して、集光効率の低下を抑えることができることがわかった。
[実施例2]
実施例2は、リブ有太陽電池モジュールについて、モジュール変形量及び集光効率を調べたものである。ここでは、リブ有太陽電池モジュールとして、補強部材14が支持基板12に対して非固定状態である非固定リブ有太陽電池モジュールと、補強部材14が支持基板12に対して固定状態である固定リブ有太陽電池モジュールを用いた。なお、実施例2に係る各材料の特性については図6に示すとおりである。
実施例2では、非固定リブ有太陽電池モジュール及び固定リブ有太陽電池モジュールに対して、温度変化ΔT=120℃を与え、その後にモジュール変形量及び集光性能の変化を調べた。また、計算負荷を考慮し、太陽電池モジュールの1/4の範囲を計算対象とした。
図10に実施例2の計算結果の内、モジュール変形量を示す。図10に示すように、固定リブ有太陽電池モジュールでは、モジュール変形量が約5.0mmであるのに対し、非固定リブ有太陽電池モジュールでは、モジュール変形量が約0.2mmという結果になった。この結果から、非固定リブ有太陽電池モジュールでは、固定リブ有太陽電池モジュールよりもモジュール変形量が小さくなることが分かった。
図11に実施例2の計算結果の内、集光効率を示す。図11に示すように、太陽電池モジュールにおけるモジュール変形がない場合の集光効率は約287%であった。また、固定リブ有太陽電池モジュールの集光効率は約251%、非固定リブ有太陽電池モジュールの集光効率は約285%という結果になった。この結果から、非固定リブ有太陽電池モジュールでは、固定リブ有太陽電池モジュールと比較して、集光効率の低下を抑えることができることが分かった。
[実施例3]
実施例3は、リブ有太陽電池モジュールについて、放熱効果の向上による太陽電池セル11の温度上昇抑止について調べたものである。
図12に実施例3の説明図を示している。図12(a)はリブが支持基板12と当接しているリブ有太陽電池モジュールである。当該リブ有太陽電池モジュールの一次光学レンズ10にはポリカーボネートを、支持基板12にはアルミを、それぞれ用いている。図12(b)は集光型ではない一般的なガラス製の太陽電池モジュールであり、実施例3におけるリファレンスモジュールである。
実施例3で用いた太陽電池モジュールは、ポリカーボネートを材料とするリブを備えたポリカーボネートリブ有太陽電池モジュール、アルミを材料とするリブ備えたアルミリブ有太陽電池モジュール、リブ無太陽電池モジュール、図12(b)に示したリファレンスモジュールの4種類である。なお、実施例3に係る各材料の特性については図6に示すとおりである。
実施例3では、上記4種類の太陽電池モジュールに対して、周辺温度25℃の環境で、太陽光を入射強度1kW/mで入射させ、その後に各太陽電池モジュールの太陽電池セル11の温度を調べた。
図13に実施例3の実験結果として太陽電池セル温度を示す。図13に示すように、リブ無太陽電池モジュールのセル温度が約140℃であるのに対し、ポリカーボネートリブ有太陽電池モジュールの温度は約100℃、アルミリブ有太陽電池モジュールの温度は約58℃、リファレンスモジュールは約60℃という結果となった。
このことから、太陽電池モジュールにリブを設けることにより、太陽電池セル11の温度上昇を抑制できることが分かった。さらに、リブがアルミである場合には、リブがポリカーボネートである場合と比較し、より温度上昇を抑制できることが分かった。
1…集光型太陽電池モジュール、10…一次光学レンズ、11…太陽電池セル、12…支持基板、13…二次光学レンズ、14…補強部材、15…放熱フィン。

Claims (6)

  1. 光が入射する一次光学レンズと、
    入射した光を電気に変換する太陽電池セルと、
    前記太陽電池セルを搭載する支持基板と、
    前記一次光学レンズ及び前記太陽電池セルの間に介在され、前記一次光学レンズから出射した光を前記太陽電池セルに向けて集光する二次光学レンズと、を備え、
    前記一次光学レンズに入射した光を、前記一次光学レンズと前記太陽電池セルとの間に閉じ込める構造である集光型太陽電池モジュールであって、
    前記一次光学レンズ側と前記支持基板側に向けて延設された前記一次光学レンズを支持する補強部材を備え、前記補強部材と前記一次光学レンズとが一体化されていることを特徴とする集光型太陽電池モジュール。
  2. 前記補強部材における前記一次光学レンズと一体化されている側との反対側の端部が、前記支持基板と当接している請求項1記載の集光型太陽電池モジュール。
  3. 前記補強部材と前記支持基板との接点が非固定状態である請求項2記載の集光型太陽電池モジュール。
  4. 前記補強部材と前記支持基板との接点における前記補強部材の形状が曲面である請求項3記載の集光型太陽電池モジュール。
  5. 前記補強部材が金属である請求項2〜4のいずれか一項に記載の集光型太陽電池モジュール。
  6. 前記補強部材に、放熱フィンが備えられている請求項5記載の集光型太陽電池モジュール。
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