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JP2013212171A - ミシン - Google Patents

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JP2013212171A JP2012082678A JP2012082678A JP2013212171A JP 2013212171 A JP2013212171 A JP 2013212171A JP 2012082678 A JP2012082678 A JP 2012082678A JP 2012082678 A JP2012082678 A JP 2012082678A JP 2013212171 A JP2013212171 A JP 2013212171A
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driving
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JP2012082678A
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Motonari Nakano
元就 中野
Masafumi Kato
雅史 加藤
Toru Takemura
徹 竹村
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】上糸の切断位置のばらつきを発生し難くすることができるミシン及びミシンの糸切り方法を提供する。
【解決手段】糸切り駆動機構が駆動して第一糸切り刃が上糸及び下糸を捕捉した時に第一駆動制御手段により糸切り駆動機構と糸調子駆動機構とを駆動停止し、第一駆動制御手段が糸切り駆動機構と糸調子駆動機構とを駆動停止した時に第二駆動制御手段により保持機構が糸切り駆動機構の駆動状態を保持し、上糸と下糸とを切断する直前で再度糸調子駆動機構を駆動させ、第一糸切り刃と第二糸切り刃との協働で上糸と下糸とを切断する。
【選択図】図17

Description

本発明は、ミシンに関し、特に、縫い糸を切断する糸切り装置を備えたミシンに関する。
従来、ミシンは、縫製終了時に上糸と下糸を針板の下方に配置した糸切り装置によって切断する。糸切り装置は、針板の下方でミシン機枠に固定する固定刃と、固定刃と協働して上糸と下糸を切断する移動刃と、移動刃を固定刃に向けて進退させる駆動手段とを備える。糸切り装置は、ミシンからの糸切信号により駆動手段が駆動する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のミシンは、天秤と糸供給源との間に設けて上糸に張力を付与する主糸調子器が上糸に付与する張力を解放状態にする糸調子解放手段を備える。このミシンは、糸切り装置がミシンの上軸の回転角度を検知する上軸角度検出装置からの針下検知信号により、糸調子解放手段及び駆動手段を同時に駆動させ、縫い糸の切断を行う。
特開平06−047184号公報
しかしながら、特許文献1のミシンでは、針下検知信号により糸調子解放手段及び駆動手段を同時に駆動させて縫い糸を切断するので、切断時に上糸の張力が不安定な状態となる。故に、該ミシンは、上糸と下糸を切断する切断位置にばらつきが発生し、切断後に縫針側に残る上糸の長さがばらつくという問題が生じていた。
本発明の目的は、切断後に縫針側に残る上糸の長さのばらつきを発生し難くすることができるミシンを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、ミシン主軸の回転により上下動する縫針と、被縫製物を載置し且つ前記縫針の下端を通す針穴を備えた針板と、前記針板の下方に設けてあり、前記縫針に挿通した上糸のループを捕捉する剣先を備え、前記縫針の上下動に連動して回転する釜機構と、前記針板の下方且つ前記釜機構の上方に位置し、上糸及び下糸を切断する一対の糸切り刃を備えた糸切り機構と、前記糸切り機構を駆動する糸切り駆動機構と、前記上糸に対して張力を付与する糸調子装置と、前記糸切り駆動機構の駆動に連動して駆動することで前記糸調子装置による前記上糸への張力の付与を緩める糸調子駆動機構と、を有し、前記一対の糸切り刃は、前記釜機構が捕捉し且つ押し広げて形成した上糸のループに突入して上糸及び下糸を捕捉する第一糸切り刃と、前記第一糸切り刃と相対的に近接することで前記第一糸切り刃が捕捉した上糸及び下糸を前記第一糸切り刃と協働して切断する第二糸切り刃と、からなるミシンにおいて、前記糸切り駆動機構の駆動後、前記第一糸切り刃が上糸及び下糸を捕捉した所定タイミングで前記糸調子駆動機構の駆動を停止する第一駆動制御手段と、前記第一駆動制御手段が前記糸調子駆動機構の駆動を停止した時に、前記糸切り駆動機構の駆動状態を保持する保持機構と、前記保持機構が前記糸切り駆動機構の前記駆動状態を保持し、前記第一糸切り刃が前記第二糸切り刃との協働で上糸及び下糸を切断する直前の所定タイミングで再度糸調子駆動機構を駆動する第二駆動制御手段と、を備えていることを特徴とする。
本願第1発明のミシンでは、第一移動刃が緊張状態の上糸を第一移動刃に巻き付けた後上糸及び下糸を切断するので、上糸の切断位置がばらつくのを防ぐことができる。従って、ミシンは、切断後に縫針側に残る上糸の長さを一定にできる。
第2発明は、前記保持機構は、前記糸切り機構に設けた係合部と、前記糸切り駆動機構に設け、前記糸切り駆動機構の駆動によって前記係合部と係合する被係合部材と、を備えることを特徴とする。
本願第2発明のミシンでは、簡易な構成で糸切り機構の駆動状態を保持することができる。
第3発明は、前記糸切り駆動機構は、前記糸切り機構を駆動すると共に前記糸調子駆動機構を駆動して前記糸調子装置による前記上糸への張力の付与を緩める単一のアクチュエータを備えることを特徴とする。
本願第3発明のミシンでは、糸切り駆動機構は単一のアクチュエータを備え、糸切り機構と共に糸調子駆動機構を駆動する。故に、ミシンは糸切り機構と糸調子駆動機構を駆動する機構が複雑にならず、容易に構成することができる。
本発明によれば、上糸の切断位置のばらつきを発生し難くすることができる。
ミシンの内部機構を示す斜視図である。 糸切り機構近傍の左側面からの拡大図である。 (A)は糸切り動作の初期段階の拡大斜視図、(B)は糸切り動作の上糸ループ作成状態の拡大斜視図である。 (A)は糸切り動作の上糸捕捉直前の拡大斜視図、(B)は下移動刃と上移動刃の拡大平面図である。 (A)は糸切り動作の上糸捕捉状態の拡大斜視図、(B)は上糸捕捉状態の要部の拡大斜視図である。 糸切り機構の上方からの斜視図である。 糸切り開始直後の糸切り機構と駆動部の底面側から見た斜視図である。 糸切り状態の糸切り機構と駆動部の底面側から見た斜視図である。 糸切り終了時の糸切り機構と駆動部の底面側から見た斜視図である。 駆動部の被係合部と係合部との非係合状態の底面側から見た拡大斜視図である。 駆動部の被係合部と係合部との係合直前の底面側から見た拡大斜視図である。 駆動部の被係合部と係合部との係合状態の底面側から見た拡大斜視図である。 (A)は糸緩め板周辺の要部正面図、(B)は糸緩め板周辺の要部左側面図、(C)は糸緩め板周辺の要部拡大図である。 糸調子機構の分解斜視図である。 ミシンの電気的構成を示すブロック図である。 糸切り処理のフローチャートである。 糸切り処理の際のソレノイドのON/OFFタイミングを示すタイミング図である。 タイミングデータを示す図である。 タイミング設定処理のフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。以下の説明では、図1の紙面右斜め下側、左斜め上側、左斜め下側、右斜め上側を、夫々ミシン1の前方、後方、左方、右方とする。
図1に示すように、ミシン1は、ベッド部2と、脚柱部3と、アーム部4とを備える。ベッド部2は、ミシン1の土台である。脚柱部3は、ベッド部2の右端部から鉛直上方に立設する。アーム部4は、脚柱部3の上端部から左方に延び、ベッド部2上面と対向する。
ミシン1は、アーム部4内部に針棒6(図2参照)を保持する。針棒6の下端には、縫針5(図2参照)を装着する。ミシン1は、糸緩め機構100と、糸調子機構50と、針棒駆動機構(図示略)と、天秤駆動機構(図示略)とを備える。糸緩め機構100は、アーム部4内部に設けてあり、糸調子機構50が上糸に付与する張力を解放する。糸調子機構50は、糸供給源(図示略)から縫針5に至る上糸供給経路の途中に設けてあり、上糸に張力を付与する。糸緩め機構100と糸調子機構50の詳細は後述する。針棒駆動機構は、アーム部4内部でミシンモータ(図示略)の駆動により回転するミシン主軸(図示略)を介して針棒6を上下駆動する。天秤駆動機構は、アーム部4内部で上糸7aを引き上げる天秤(図示略)を上下駆動する。針棒駆動機構、天秤駆動機構は公知の技術であるため、その詳細な説明を省略する。
図2に示すように、ミシン1は、針板8と、押え足9とを備える。針板8は、縫針5の下降時に縫針5の下端が通過する針穴8aを備える。押え足9は、被縫製物Hを針板8と協働して上方から押える。押え足9は、膝上げ機構40の操作により押え棒9aを介して昇降可能である。
図1に示すように、膝上げ機構40は、膝当て41と、膝上げ42と、膝上げ押し棒43と、膝上げ回動レバー44と、膝上げ連竿45とを備える。膝上げ41は、ベッド部2の下方に設けてあり、操作者により操作可能である。膝上げ42は、ベッド部2の下方且つ膝上げ41の上方のアンダーカバー(図示略)に設けてあり、膝当て41の操作に伴って前後方向の軸を中心に回動する。膝上げ押し棒43は、上下方向に延びる棒状部材であり、下端が膝上げ42と接続する。膝上げ押し棒43は、膝上げ42の回動によって上下動する。膝上げ回動レバー44は、正面視L字形状に屈曲した部材であり、右方上端部に膝上げ押し棒43の上端が連結する。膝上げ回動レバー44は、左方下端部に膝上げ連竿45の右端部が連結する。膝上げ回動レバー44は、膝上げ押し棒43の上下動に伴って前後方向の軸を中心に回動する。膝上げ連竿45は、アーム部4内を左右方向に延びる。膝上げ連竿45の左端部は、押え足上げレバー47の上端部に連結する。膝上げ連竿45は、膝上げ回動レバー44の回動によって左右方向に移動する。
押え足上げレバー47は、正面視L字形状に屈曲した部材であり、屈曲中心に前後方向に延びる回動軸48を固定する。押え足上げレバー47は、左端部に係合突起47b(図13参照)を有する。係合突起47bは、押え棒9aと係合する。押え足上げレバー47は、膝上げ連竿45の移動により後述の回動軸48を中心に回動する。押え足上げレバー47の回動により、係合突起47b、押え棒9aを介して押え足9は上下動する。
図2〜図6に示すように、ベッド部2は、針板8の下部に、釜機構10と、糸切り機構20と、糸切り機構20の駆動部30(図1参照)とを備える。
釜機構10は、剣先(図示略)を備え、下糸用ボビン(図示略)を収容する。釜機構10は、ミシンモータ(図示略)の駆動により駆動軸11が回転する。釜機構10の剣先は、縫針5が下死点から上昇する時に形成する上糸7aのループを捕捉する。釜機構10は、剣先が捕捉した上糸7aのループを押し広げる。ミシン1は、釜機構10が押し広げた上糸7aのループと下糸7bとを絡めることで、被縫製物Hに縫目を形成し、縫製を行う。釜機構10の具体的な構成は、従来の構成と同じであるので、ここではその説明を省略する。
(糸切り機構20の構成)
糸切り機構20は、釜機構10の上方且つ針板8の針穴8aに近接して設けてある。糸切り機構20は、下移動刃21と、上移動刃22とを備える。下移動刃21と上移動刃22とは、釜機構10の外周を回動可能である。下移動刃21は、針穴8aに対し後方の待機位置から図2の図示時計回り方向に回動することで前端が針穴8aの下方を通過する。上移動刃22は、針穴8aに対し前方の待機位置から図2の反時計回り方向に回動することで先端が針穴8aの下方を通過すると共に下移動刃21の上側と重なる。
下移動刃21は、環状のリング部21aと、リング部21aに着脱可能に設けた刃部21bと、リング部21aから突出する取付アーム21cとを備える。リング部21aは、ベッド部2に固定した移動刃ホルダ12に回転可能である。刃部21bは、リング部21aの外周から左方且つ略円弧状に突出する。刃部21bは、リング部21aにおいて取付アーム21cに対し周方向反対側に設けてある。刃部21bは先端に糸捕捉部21dを形成する。
糸捕捉部21dは、刃部21bの上移動刃22側に設けてある。糸捕捉部21dは、リング部21aに近い方を内側として、外側から順に第1端面21eと、保持部21fと、第2端面21gとを備える。刃部21bは、糸捕捉部21dの第1端面21eよりも切断時の回動方向下流側に隆起部21hを形成する。第1端面21eは、下移動刃21の上移動刃22側への近接時に上糸7aのループの内側に入り込み、上糸7a及び下糸7bを糸分けして捕捉する。第1端面21eは、糸分けした上糸7aの一方を保持部21fに導入する。保持部21fは、第1端面21eが捕捉した上糸7aを導入し保持する。保持部21fは、第1端面21eと第2端面21gとの間に形成した略V字状の切り込み溝である。第2端面21gは、第1端面21eに沿った延長線上に延びる。
本発明のミシン1では、各移動刃21、22が近接する時、上糸7aは、天秤により引き上げられて、保持部21fを介して下移動刃21に巻きつく。故に、下移動刃21は、上糸7aを保持部21fで常に一定の位置で保持できる。即ち、ミシン1は、下移動刃21と上移動刃22との協働で上糸7a及び下糸7bを切断する時、切断後に縫針5側に残る上糸7aの長さを常に一定にできる。縫針5側に残る上糸7aの長さが長すぎると、縫製開始時に上糸7aが被縫製物Hの裏面で絡まって鳥の巣となるので、ミシンは綺麗な縫目が形成できない。一方、縫針5側に残る上糸7aの長さが短すぎると、縫製開始時に上糸7aが被縫製物Hから抜けてしまうので、ミシンは縫目が形成できない。ミシン1は、縫針5側に残る上糸7aの長さを常に一定にできるので、縫製開始時に上糸7aが被縫製物Hの裏面で鳥の巣となったり、被縫製物Hから抜けたりすることを防ぐことができる。
保持部21fは、糸捕捉部21dの延設方向における中間部(第1端面21eと第2端面21gとの間)に、平面視略V字形状に形成してある。故に、ミシン1は、保持部21fに導入した上糸7aに対し適宜の摩擦力を付与し、保持部21fから上糸7aが離脱するのを防止することができる。
上移動刃22は、環状のリング部22aと、刃部22bとを備える。リング部22aは、移動刃ホルダ12に回転可能である。リング部22aは、外周に取付アーム22cを備える。刃部22bは、リング部22a外周から左方に突出し、且つ左端部が下移動刃21の刃部21bと対向するように延びる。刃部22bは、リング部22aにおいて取付アーム22cに対し周方向反対側に設けてある。刃部22bは、下移動刃21の刃部21b(第1端面21e)が糸分けした上糸7aの他方及び下糸7bを刃部21b(隆起部21h)と協働して切断可能である。下移動刃21は、下方に糸捌き13を設けてある。
下移動刃21と上移動刃22は、伝達機構23に夫々接続する。伝達機構23は、後述の駆動部30の駆動による連結軸28の回転を下移動刃21と上移動刃22に伝達する。即ち、下移動刃21と上移動刃22は、伝達機構23によって互いに連動して接近・離反する。伝達機構23は、上移動刃側糸切連竿24と、下移動刃側糸切連竿25と、糸切レバー26と、駆動力調整プレート27とを備える。
上移動刃側糸切連竿24は、左側面視略L字状に形成してある。上移動刃側糸切連竿24は、一端がリング部22aに取付アーム22cを介して回動可能に軸支してあり、他端が駆動力調整プレート27の一端に回動可能に軸支してある。
下移動刃側糸切連竿25は、一端がリング部21aに取付アーム21cを介して回動可能に軸支してあり、他端が糸切レバー26の一端に回動可能に軸支してある。
糸切レバー26は、長手方向中央部がやや屈曲した板部材である。糸切レバー26は、他端に後述の連結軸28の一端が挿通する。糸切レバー26は、連結軸28に回動可能である。糸切レバー26は、連結軸28に対し回動することで糸切り機構20とミシン主軸(図示略)との位相を調節することができる。糸切レバー26は、図示しないネジをネジ穴26aに螺合することで連結軸28に対し回動不能に固定できる。
駆動力調整プレート27は、左側面視略三角形状に形成してある。駆動力調整プレート27は、その中央部に略円弧形状の長穴27aを形成する。駆動力調整プレート27は、連結軸28の一端が挿通する。長穴27aには、螺子等の固定部29が挿通可能である。固定部29は、糸切レバー26のネジ穴(図示略)に螺合して駆動力調整プレート27を糸切レバー26に固定する。
連結軸28が左側面視反時計回り方向に回転すると、糸切レバー26と駆動力調整プレート27は連動して連結軸28を中心に左側面視反時計回り方向に回転する。下移動刃21は、糸切レバー26、下移動刃側糸切連竿25を介して左側面視時計回り方向に回転する。上移動刃22は、駆動力調整プレート27、上移動刃側糸切連竿24を介して左側面視反時計回り方向に回転する。下移動刃21と上移動刃22は、互いに接近する。上移動刃22は、下移動刃21の上側に重なって下移動刃21(隆起部21h)と協働して上糸及び下糸を針穴8aの直下で切断する。
(駆動部30の構成)
図7〜図12に示すように、駆動部30は、アクチュエータであるソレノイド31と、ソレノイドレバー32と、カムレバー軸33と、コロアーム34と、コロ34aと、戻しコロアーム35と、戻しコロ35aと、糸切カム36と、戻しバネ37と、二股軸38と、糸緩めワイヤ39とを備える。ソレノイドレバー32は、ソレノイド31のプランジャ31aに連結して回動軸32aを支点として回動する。カムレバー軸33は、ソレノイドレバー32の回動によって左右方向に移動可能である。コロアーム34は、カムレバー軸33に回動可能に支持してある。コロ34aは、コロアーム34の自由端に設けてある。戻しコロアーム35は、カムレバー軸33に回動可能に支持してある。戻しコロ35aは、戻しコロアーム35の一端に設けてある。糸切カム36は、コロアーム34と戻しコロアーム35との間に位置して駆動軸11に設けてある。戻しバネ37は、戻しコロアーム35とコロアーム34を右方向に付勢する。二股軸38は、連結軸28の他端に設けてあり、戻しコロアーム35の中央部に設けた角コロ35bと係合する。糸緩めワイヤ39は、ソレノイド31のプランジャ31aに一端を連結する。
ソレノイド31は、ハウジング30aを介してベッド部2に固定してある。図10〜図12に示すように、ハウジング30aは、下面に被係合部としての被係合片30bを固定してある。被係合片30bは、戻しコロアーム35の他端に設けた係合部35cと係合可能である。係合部35cと被係合片30bとは、本発明の保持機構を構成する。
糸切カム36は、第1カム36a、角部36b、第2カム36cを有する。第1カム36aは、角部36bの右側に設けてある。第1カム36aは、コロ34aと係合可能である。第2カム36cは、角部36bの左側に設けてある。第2カム36cは、戻しコロ35aと係合可能である。
駆動部30の動作について説明する。ソレノイド31のプランジャ31aは、戻しバネ37の付勢力により常時右方へ進出している。図7に示すように、ソレノイド31は、糸切り信号によってプランジャ31aを左方へ退動させる。プランジャ31aが退動するとソレノイドレバー32は回動軸32aを中心に回動する。ソレノイドレバー32は、戻しバネ37の付勢に抗してカムレバー軸33を左方に押す。カムレバー軸33は左方に移動する。コロアーム34はカムレバー軸33と共に左方に移動する。コロアーム34のコロ34aは、第1カム36aと係合する。
図8に示すように、駆動軸11が回動すると、コロ34aは第1カム36aによってカムレバー軸33の上側(紙面奥側)に変位する。コロ34aの変位に伴って、コロアーム34は回動する。コロアーム34の回動によって、戻しコロアーム35は回動する。戻しコロアーム35の回動によって、角コロ35bはカムレバー軸33の下側(紙面手前側)に変位する。角コロ35bと係合する二股軸38が回動して連結軸28は回動する。即ち、駆動軸11の回動により連結軸28は回動する。上述のように、連結軸28の回動によって下移動刃21と上移動刃22とは互いに接近する。
図10〜図12に示すように、戻しコロアーム35の回動によって、係合部35cは被係合片30bと係合する位置に移動する。係合部35cは、被係合片30bとの係合により、戻しバネ37の付勢によるカムレバー軸33の復帰を規制する。これにより、駆動軸11の回動による連結軸28の回動とソレノイド31の駆動は独立する。
(糸緩め機構100の構成)
図13を参照して、糸緩め機構100の詳細について説明する。糸緩め機構100は、糸緩め板46と、糸緩めワイヤ39と、駆動ロッド59とを備える。糸緩め板46は、上端部46aと、係合片46bと、下端部46cと、段差部46dとを備える。糸緩め板46は、押え足上げレバー47の後方に位置し、前後方向に屈曲した板部材である。
上端部46aは、糸緩めワイヤ39の一端部を接続する。係合片46bは、前方に突出する突起状であり、押え足上げレバー47の上端から後方に突出する回動ピン47aと係合する。下端部46cは、回動軸48に回動可能に支持してある。回動軸48は、アーム部4に固定してあり、前後方向に延びる。段差部46dは、前方に突出する突起状である。段差部46dは、係合片46bよりも下方に位置する。
糸緩め板46と押え足上げレバー47は、共通の回動軸48を中心に回動する。回動軸48はコイルスプリング49を巻設する。糸緩め板46はコイルスプリング49の一端を固定する。コイルスプリング49の他端49aは、アーム部4の突起4aと係合する。コイルスプリング49は、常時糸緩め板46を図13(A)に示す反時計回り方向に付勢する。
図1に示すように、糸緩めワイヤ39は、上端部46aとの接続部分からアーム部4内を右方に延び、脚柱部3内を下方に延び、ベッド部2内部に至る。糸緩めワイヤ39は、他端部がベッド部2内部のソレノイド31のプランジャ31a(図10参照)と接続する。
駆動ロッド59は、後端が糸緩め板46に当接し、前後方向に延びる。駆動ロッド59は、前端が後述の糸調子機構50の皿押え部材56の当接部56bに当接可能である。駆動ロッド59は、前後方向に進退可能である。
図13(C)に示すように、糸緩め板46の下端部46cは、鎖線で示す駆動ロッド59の後端が当接する。糸緩め板46は、図13(A)の時計回り方向に回動したときに、実線で示す駆動ロッド59の後端が段差部46dに乗り上げる(押し出す)。尚、図13(C)では、駆動ロッド59が図示上方に変位するように図示するが、実際には糸緩め板46が回動して段差部46dの位置が変位し、駆動ロッド59は軸方向(図示左右方向)にのみ変位する。
(糸調子機構50の構成)
図14を参照して、糸調子機構50の詳細について説明する。図14の紙面左方、右方は、それぞれ糸調子機構50の後方、前方である。糸調子機構50は、糸調子台51と、糸調子軸52と、糸調子皿53と、糸調子皿54と、糸取りバネ55と、皿押え部材56と、糸調子バネ57と、固定ナット58と、駆動ロッド59とを備える。
糸調子台51は略円筒状に形成してある。糸調子台51は、軸受け穴51aと、ビス穴51bとを備える。軸受け穴51aは、糸調子台51の軸心に両端部を開放するように形成してある。ビス穴51bは、糸調子台51の外周に形成してあり、糸調子軸52を固定するための固定ビス(図示略)を挿入可能である。
糸調子軸52は、後側から前側に向かって、小径軸部52aと、大径軸部52bと、皿支持軸部52cと、ネジ形成軸部52dとを同軸上に一体的に形成してある。小径軸部52aと大径軸部52bとは、略円筒形状である。大径軸部52bの外径は、小径軸部52aの外径よりも大きい。ネジ形成軸部52dは、その外周面に雄ネジを形成してある。皿支持軸部52cとネジ形成軸部52dとは、その中央部に所定幅を有するスリット52eを軸心に沿って形成し、径方向に二分割してある。小径軸部52aと大径軸部52bとは、同軸上に挿通穴52fを形成してある。挿通穴52fは、小径軸部52aの端面に開放するとともにスリット52eに連通する。
糸調子軸52は、小径軸部52aから皿支持軸部52cの中途部に至る範囲を糸調子台51の軸受け穴51aに挿通する。糸調子軸52は、糸調子台51に挿通した固定ビスにより糸調子台51に固定する。皿支持軸部52cとネジ形成軸部52dとは、糸調子台51の軸受け穴51aの前端から外部に突出する。糸調子軸52の大径軸部52bの外周には、コイルバネからなる糸取りバネ55が固定してある。糸取りバネ55は、大径軸部52bの外側に位置する。糸取りバネ55は、軸受け穴51aの前端から外部にフック状の糸掛け部55aを突出するように軸受け穴51aに収容する。
糸調子皿53と糸調子皿54は、夫々中心に軸穴53a、54aを有する略皿状の部材である。糸調子皿53と糸調子皿54は、それぞれ皿支持軸部52cが挿通してある。糸調子皿53と糸調子皿54とは、その外周が互いに離反するように反り返っている。糸調子皿53と糸調子皿54とは、糸取りバネ55と皿押え部材56との間に配置する。
皿押え部材56は、スリット52eによって径方向にそれぞれ二分割した皿支持軸部52cとネジ形成軸部52dとが貫通する一対の半月状穴部56aを形成した円板状の部材である。皿押え部材56は、一対の半月状穴部56aの間に当接部56bを設けてある。皿押え部材56は糸調子軸52の皿支持軸部52cに嵌め込む。
糸調子バネ57は、皿押え部材56の前側に設けてある。糸調子バネ57は、皿押え部材56を常時糸調子皿53と糸調子皿54とを糸取りバネ55に向けて付勢する。糸調子皿53と糸調子皿54は夫々の軸穴53a、54aを皿支持軸部52cに嵌め込む。糸調子皿53と糸調子皿54とはネジ形成軸部52dに螺着した固定ナット58により抜け止めしている。糸調子皿53と糸調子皿54とは、糸調子軸52に対して回転可能である。
駆動ロッド59は、小径軸部52aと大径軸部52bの挿通穴52fに挿通する。駆動ロッド59の前端は、皿押え部材56の当接部56bに当接する。上述のように、駆動ロッド59の後端は、糸緩め板46の下端部46cに当接する。駆動ロッド59が前方に進出すると、糸調子バネ57の付勢に抗して皿押え部材56は固定ナット58側に移動し、糸調子皿53と糸調子皿54との接触圧力が緩む。
糸緩め機構100と糸調子機構50の動作について説明する。ソレノイド31が糸切り信号によってプランジャ31aを退動させると、糸緩めワイヤ39は図1の矢印G方向に引っ張られる。糸緩め板46は、回動軸48を中心に図13(A)の矢印E方向に回動する。糸緩め板46が回動して段差部46dの位置が変位し、駆動ロッド59は、図13(C)の鎖線から実線に示す位置に変位する。駆動ロッド59は前進し(図1の矢印F方向)、皿押え部材56の当接部56bを前方に押す。皿押え部材56は糸調子バネ57の付勢に抗して固定ナット58側に移動する。糸調子皿53と糸調子皿54との接触圧力が緩み、上糸の張力は解放される。
ソレノイド31のプランジャ31aの退動を止めると、プランジャ31aは駆動部30の戻しバネ37の付勢力により進出する。糸緩めワイヤ39は図1の矢印G方向に引っ張られない。糸緩め板46は、コイルスプリング49の付勢力により図13(A)の反時計回り方向に回転する。駆動ロッド59は、糸緩め板46の段差部46dに当接しない。駆動ロッド59は、皿押え部材56と共に糸調子バネ57の付勢力により後方に付勢される。糸調子皿53と糸調子皿54は、接触圧力がかかり、上糸に張力を付与する。
(制御系の構成)
図15を参照して、ミシン1の制御系の電気的構成について説明する。制御装置60は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、不揮発性メモリ68とを含むマイクロコンピュータで構成する。CPU61は、ミシン1の制御を司り、ROM62が記憶する各種プログラムに従って、各種演算及び処理を実行する。CPU61は、ROM62、RAM63、不揮発性メモリ68、入出力インタフェース(I/F)64とバスを介して電気的に接続する。
ROM62は、各種の駆動機構の駆動制御を含む縫製制御の制御プログラム等を予め格納する。RAM63は、CPU61が演算処理した演算結果を記憶する各種メモリ、ポインタ、カウンタ値等を一時的に記憶する。不揮発性メモリ68は、後述の糸緩め機構100により上糸に付与する張力を解放する1回目の解放タイミング、解放を解除する解除タイミング、2回目の解放タイミング等のデータ及び各種値を記憶する。
入出力I/F64は、起動ペダル66、操作パネル67に接続する。CPU61は、操作者の足踏み操作による起動ペダル66からの縫製開始信号及び糸切り信号を取得する。CPU61は、操作パネル67から操作者による操作指示を取得する。入出力I/F64は、駆動回路72、73に接続する。駆動回路72は、CPU61から入力するトルク指令信号に応じてミシンモータ70を駆動する。ミシン1は、ミシンモータ70の回転角位相及び回転速度を検出するためのエンコーダ71を備える。エンコーダ71は、縫針5の上死点位置及び下死点位置を検出し、針上信号又は針下信号を入出力I/F64に出力する。駆動回路73は、CPU61から入力する糸切り信号に応じてソレノイド31を駆動する。
図16、図17を参照して、糸切り処理について説明する。図16の糸切り処理は、縫製処理時に操作者が起動ペダル66を操作することで縫製処理終了の指示を入力したときに開始する。具体的には、図17に示すミシンモータ70の回転角が15°の時点である。ミシンモータ70の回転速度は減少する。
CPU61は、糸切り信号を受信したか否か判断する(S10)。糸切り信号は、縫製処理時に操作者が起動ペダル66の操作による糸切り指示を入力したときに起動ペダル66が出力する信号である。糸切り信号を受信しない場合(S10:NO)、CPU61は、処理を終了する。
糸切り信号を受信した場合(S10:YES)、CPU61は、エンコーダ71からミシンモータ70の回転角位相を検出する(S20)。上述のように、エンコーダ71は、縫針5の上死点位置及び下死点位置を検出し、針上信号又は針下信号を出力する。図17に示すように、針上信号は、ミシンモータ70の回転角が35°〜55°の間出力される信号である。針下信号は、ミシンモータ70の回転角が205°〜225°の間出力される信号である。
CPU61は、糸調子機構50が上糸に付与する張力を糸緩め機構100により解放する1回目のタイミング(以下、単に「糸緩め1回目の解放タイミング」という)か否か判断する(S30)。糸緩め1回目の解放タイミングは、操作者が縫製処理終了の指示を入力後、CPU61が最初に針下信号を受信し、該信号を受信しなくなった直後である。具体的には、図17に示すミシンモータ70の回転角が230°の時点である。この時、釜機構10の剣先(図示略)は縫針5と出合い、上糸7aのループを捕捉した直後である。糸緩め1回目の解放タイミングでない場合(S30:NO)、CPU61は、処理をS40に移行する。
糸緩め1回目の解放タイミングである場合(S30:YES)、CPU61は、ソレノイド31をONする(S35)。上述のように、ソレノイド31をONすると、プランジャ31aの退動により、糸緩めワイヤ39、糸緩め板46、駆動ロッド59を介して糸調子皿53と糸調子皿54との接触圧力が緩み、上糸の張力は解放される。駆動部30は、下移動刃21と上移動刃22とを互いに接近させる。駆動部30の戻しコロアーム35の回動によって、係合部35cは被係合片30bと係合する位置に移動する。
CPU61は、糸緩め機構100による糸調子機構50の上糸への張力付与の解放を閉鎖するタイミング(以下、単に「糸緩めの閉鎖タイミング」という)か否か判断する(S40)。糸緩めの閉鎖タイミングは、糸緩め機構100による張力解放後、図17の天秤運動曲線で天秤(図示略)が下死点位置に位置する時点であり、具体的には、ミシンモータ70の回転角が300°の時点である。即ち、ミシンモータ70は糸緩め1回目の解放タイミングでソレノイド31をONした後、70°回転している。この時点で、下移動刃21は上糸と下糸とを捕捉する。糸緩めの閉鎖タイミングでない場合(S40:NO)、CPU61は、処理をS50に移行する。
糸緩めの閉鎖タイミングである場合(S40:YES)、CPU61は、ソレノイド31をOFFする(S45)。上述のように、ソレノイド31をOFFすると、プランジャ31aは、戻しバネ37の付勢力により右方へ進出する。糸調子皿53と糸調子皿54は、糸調子バネ57の付勢力により接触圧力がかかり、上糸に張力を付与する。この時、駆動部30の戻しコロアーム35の回動によって、係合部35cは被係合片30bと係合する位置に移動している。従って、戻しバネ37の付勢によってカムレバー軸33が復帰せず、駆動軸11の回動により連結軸28は回動を続ける。即ち、下移動刃21と上移動刃22とは互いに接近を続ける。
下移動刃21と上移動刃22とが互いに接近を続けると、糸調子機構50が上糸に張力を付与するので、下移動刃21は天秤(図示略)の引き上げ動作により緊張状態の上糸を糸捕捉部21dに確実に巻き付かせることができる。下移動刃21が上糸を糸捕捉部21dに巻き付かせた後も、下移動刃21と上移動刃22とは互いに接近を続ける。
CPU61は、糸調子機構50が上糸に付与する張力を糸緩め機構100により解放する2回目のタイミング(以下、単に「糸緩め2回目の解放タイミング」という)か否か判断する(S50)。糸緩め2回目の解放タイミングは、ソレノイド31のOFFにより上糸に張力を付与後、下移動刃21が緊張状態の上糸を糸捕捉部21dに巻き付けた後、上移動刃22との協働で上糸及び下糸を切断する直前の時点である。具体的には、図17に示すミシンモータ70の回転角が360°の時点である。即ち、ミシンモータ70は糸緩めの閉鎖タイミングでソレノイド31をOFFした後、更に60°回転している。糸緩め2回目の解放タイミングでない場合(S50:NO)、CPU61は、処理をS10に戻す。
糸緩め2回目の解放タイミングである場合(S50:YES)、CPU61は、ソレノイド31をONする(S55)。ソレノイド31をONすると、S35と同様に、糸調子皿53と糸調子皿54との接触圧力が緩み、上糸の張力は解放される。駆動部30は、下移動刃21と上移動刃22とを更に接近させる。上移動刃22は、下移動刃21の上側に重なる。下移動刃21(隆起部21h)と上移動刃22は、協働して上糸及び下糸を切断する。
以上説明したように、本実施形態のミシン1は、糸切り信号により糸緩め1回目の解放タイミングでソレノイド31をONして駆動部30が駆動軸11の回動により下移動刃21と上移動刃22とを互いに接近させると共に、上糸への張力の付与を解放する。ミシン1は、所定の糸緩めの閉鎖タイミングでソレノイド31をOFFする。この時、ミシン1は、上糸に張力を付与するが、係合部35cと被係合片30bとが係合するので、下移動刃21と上移動刃22とは互いに接近を続ける。糸調子機構50が上糸に張力を付与するので、下移動刃21は緊張状態の上糸を糸捕捉部21dに確実に巻き付かせることができる。ミシン1は、糸緩め2回目の解放タイミングで再度ソレノイド31をONして駆動部30が駆動軸11の回動により下移動刃21と上移動刃22とを互いに接近させると共に、上糸への張力の付与を解放する。下移動刃21と上移動刃22は、協働して上糸及び下糸を切断する。ミシン1は、下移動刃21が緊張状態の上糸を糸捕捉部21dに巻き付けた後上糸及び下糸を切断するので、上糸の切断位置がばらつくのを防ぐことができる。従って、ミシン1は、切断後に縫針側に残る上糸の長さを一定にできる。
尚、S40、S45の処理を実行するCPU101は、本発明の「第一駆動制御手段」に相当する。S50、S55の処理を実行するCPU101は、本発明の「第二駆動制御手段」に相当する。
駆動部30は、本発明の「糸切り駆動機構」に相当する。糸緩め機構100は、本発明の「糸調子駆動機構」に相当する。
本発明は、前述の実施形態の他に種々の変更が可能である。例えば、糸緩め1回目の解放タイミング、糸緩めの閉鎖タイミング、糸緩め2回目の解放タイミングの各タイミングは、操作者が設定可能でもよい。図18及び図19を参照して、本発明の変更形態について説明する。図18に示すように、タイミングデータ80は、各タイミング(設定項目)と、設定値と、設定値の基準となる要素(備考)を対応付ける。備考の欄の「主軸角度」は、ミシン主軸(図示略)の角度であり、ミシンモータ70の回転角と対応する。即ち、設定値は、エンコーダ71が検出するミシンモータ70の回転角である。タイミングデータ80は、不揮発性メモリ68に記憶してある。
図19に示すように、タイミング設定処理は、操作者が操作パネル67を操作して設定モードに切り替えた時に開始する。CPU61は、操作者により操作パネル67から糸緩め1回目の解放タイミングを変更する入力があったか否か判断する(S110)。糸緩め1回目の解放タイミングを変更する入力があった場合(S110:YES)、CPU61は、変更後の糸緩め1回目の解放タイミングをタイミングデータ80に設定し(S115)、処理をS120に移行する。糸緩め1回目の解放タイミングを変更する入力がない場合(S110:NO)、CPU61は、そのまま処理をS120に移行する。
CPU61は、操作者により操作パネル67から糸緩めの閉鎖タイミングを変更する入力があったか否か判断する(S120)。糸緩めの閉鎖タイミングを変更する入力があった場合(S120:YES)、CPU61は、変更後の糸緩めの閉鎖タイミングをタイミングデータ80に設定し(S125)、処理をS130に移行する。糸緩めの閉鎖タイミングを変更する入力がない場合(S120:NO)、CPU61は、そのまま処理をS130に移行する。
CPU61は、操作者により操作パネル67から糸緩め2回目の解放タイミングを変更する入力があったか否か判断する(S130)。糸緩め2回目の解放タイミングを変更する入力があった場合(S130:YES)、CPU61は、変更後の糸緩め2回目の解放タイミングをタイミングデータ80に設定し(S135)、処理を終了する。糸緩め2回目の解放タイミングを変更する入力がない場合(S130:NO)、CPU61は、そのまま処理を終了する。
以上説明したように、変更形態のミシンは、操作者が糸緩め1回目の解放タイミング、糸緩めの閉鎖タイミング、糸緩め2回目の解放タイミングの各タイミングを設定できる。従って、ミシン1は、作業者が各タイミングを適切なものとなるように調整することで、切断後に縫針側に残る上糸の長さをより一定にできる。
上記実施形態では、上移動刃22は下移動刃21と連動して互いに接近したが、接近しない固定刃を用いても良い。上移動刃22を用いた場合は、特に固定刃を用いた場合よりも針穴8aの直下で糸を切断でき、切断後に被縫製物に残る糸端の長さを短くできるという効果を奏する。また、駆動部30は、ソレノイド31の代わりにエアシリンダ等のアクチュエータを備えていてもよい。
1 ミシン
2 ベッド部
3 脚柱部
4 アーム部
5 縫針
6 針棒
7a 上糸
7b 下糸
8 針板
10 釜機構
11 駆動軸
20 糸切り機構
21 下移動刃(第一糸切り刃)
22 上移動刃(第二糸切り刃)
30 駆動部(糸切り駆動機構)
30b 被係合片(被係合部・保持機構)
31 ソレノイド(アクチュエータ)
35 戻しコロアーム
35c 係合部(保持機構)
40 膝上げ機構
50 糸調子機構

Claims (3)

  1. ミシン主軸の回転により上下動する縫針と、
    被縫製物を載置し且つ前記縫針の下端を通す針穴を備えた針板と、
    前記針板の下方に設けてあり、前記縫針に挿通した上糸のループを捕捉する剣先を備え、前記縫針の上下動に連動して回転する釜機構と、
    前記針板の下方且つ前記釜機構の上方に位置し、上糸及び下糸を切断する一対の糸切り刃を備えた糸切り機構と、
    前記糸切り機構を駆動する糸切り駆動機構と、
    前記上糸に対して張力を付与する糸調子装置と、
    前記糸切り駆動機構の駆動に連動して駆動することで前記糸調子装置による前記上糸への張力の付与を緩める糸調子駆動機構と、
    を有し、
    前記一対の糸切り刃は、
    前記釜機構が捕捉し且つ押し広げて形成した上糸のループに突入して上糸及び下糸を捕捉する第一糸切り刃と、
    前記第一糸切り刃と相対的に近接することで前記第一糸切り刃が捕捉した上糸及び下糸を前記第一糸切り刃と協働して切断する第二糸切り刃と、
    からなるミシンにおいて、
    前記糸切り駆動機構の駆動後、前記第一糸切り刃が上糸及び下糸を捕捉した所定タイミングで前記糸調子駆動機構の駆動を停止する第一駆動制御手段と、
    前記第一駆動制御手段が前記糸調子駆動機構の駆動を停止した時に、前記糸切り駆動機構の駆動状態を保持する保持機構と、
    前記保持機構が前記糸切り駆動機構の前記駆動状態を保持し、前記第一糸切り刃が前記第二糸切り刃との協働で上糸及び下糸を切断する直前の所定タイミングで再度糸調子駆動機構を駆動する第二駆動制御手段と、
    を備えていることを特徴とするミシン。
  2. 前記保持機構は、
    前記糸切り機構に設けた係合部と、
    前記糸切り駆動機構に設け、前記糸切り駆動機構の駆動によって前記係合部と係合する被係合部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記糸切り駆動機構は、
    前記糸切り機構を駆動すると共に前記糸調子駆動機構を駆動して前記糸調子装置による前記上糸への張力の付与を緩める単一のアクチュエータを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
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