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JP2013248598A - 混合ガスの分離装置及び方法 - Google Patents

混合ガスの分離装置及び方法 Download PDF

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JP2013248598A
JP2013248598A JP2012127244A JP2012127244A JP2013248598A JP 2013248598 A JP2013248598 A JP 2013248598A JP 2012127244 A JP2012127244 A JP 2012127244A JP 2012127244 A JP2012127244 A JP 2012127244A JP 2013248598 A JP2013248598 A JP 2013248598A
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mixed gas
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英教 守屋
Hisakimi Kato
寿仁 加藤
Toru Nagata
徹 永田
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

【課題】燃焼排ガス等の混合ガスからCO等の少なくとも一種類のガスを分離する際にかかる消費エネルギーを低減させ、装置の運転コストを低減することができる混合ガスの分離装置及び方法を提供することを目的とする。
【解決手段】混合ガスを圧縮する圧縮部と、前記圧縮部で圧縮されて温度上昇した混合ガスを通して冷却する熱交換部と、前記圧縮部で圧縮され且つ前記熱交換部で冷却された前記混合ガスと水を反応させて、前記混合ガス中に含まれる少なくとも一種類のガス成分のガスハイドレートを生成するガスハイドレート生成部と、前記ガスハイドレート生成部の下流側に位置する気液分離部とを備え、前記ガスハイドレート生成部から出た前記ガスハイドレートのスラリーは、前記熱交換部を通って前記混合ガスの熱を吸収して前記ガスハイドレートが分解されて前記気液分離部に入るように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼排ガス、プロセスガス、天然ガス、バイオガス、合成ガス等の混合ガス中に含まれる例えば二酸化炭素等の少なくとも一種類のガス成分をハイドレート化して分離する混合ガスの分離装置及び方法に関するものである。
燃焼排ガス等の混合ガス中の二酸化炭素(CO)をハイドレート化させることによって前記混合ガスからCOを分離するハイドレート分離法は、水のみを利用してCOの分離を行うことができるという点で最もクリーンな方法であり、注目されている。
しかしながら、COガスハイドレートを生成する場合には混合ガスを高圧及び低温の生成条件下まで昇圧し、冷却する必要がある。また、分離したCOガスを回収するためにCOガスハイドレートを分解(再ガス化)するが、その分解には分解熱を供給する必要がある。そのため、消費エネルギーが多くかかり、運転コストが高くなる傾向がある。
特許文献1には、燃焼排ガス中のCOをハイドレート化することによって分離し、その分離したCOガスハイドレートを加熱分解してCOに再ガス化するときに発生する圧力エネルギーをガスエキスパージョン等の動力回収装置によって回収する省エネルギー化技術が記載されている。
米国公開特許第2007/0248527号明細書
しかし、混合ガスをCOガスハイドレートの生成条件の圧力を満たすまで圧縮して昇圧する際に該圧縮に伴って発生する熱を、従来は冷凍機等で除去していた。冷凍機等の駆動には少なからずエネルギーを要する。
また、COガスハイドレートを分解してCOに再ガス化するには該COガスハイドレートに分解用の熱エネルギーを供給して加熱する必要があった。
エネルギー問題およびそのエネルギー問題に起因する環境問題に鑑み、更なる省エネルギー化が求められている。
◆◆◆ 目的 ◆◆◆
本発明は、燃焼排ガス等の混合ガスからCO等の少なくとも一種類のガスを分離する際にかかる消費エネルギーを低減させ、装置の運転コストを低減することができる混合ガスの分離装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る混合ガスの分離装置は、混合ガスを圧縮する圧縮部と、前記圧縮部で圧縮されて温度上昇した混合ガスを通して冷却する熱交換部と、前記圧縮部で圧縮され且つ前記熱交換部で冷却された前記混合ガスと水を反応させて、前記混合ガス中に含まれる少なくとも一種類のガス成分のガスハイドレートを生成するガスハイドレート生成部と、前記ガスハイドレート生成部の下流側に位置する気液分離部とを備え、前記ガスハイドレート生成部から出た前記ガスハイドレートのスラリーは、前記熱交換部を通って前記混合ガスの熱を吸収して前記ガスハイドレートが分解されて前記気液分離部に入るように構成されていることを特徴とする。
ここで、「混合ガス中に含まれる少なくとも一種類のガス成分のガスハイドレート」とは、分離対象ガスが例えばCOのように一種類である場合の該一種類のガスのガスハイドレート及び分離対象ガスが複数種類である場合の該複数種類のガスのそれぞれのガスハイドレートの他に、以下のガスハイドレートも含む意味で使われている。
即ち、分離対象ガスが一種類であるが、ガスハイドレート生成の相平衡曲線が近い位置にある他の種類のガスが当該混合ガス中に一緒に含まれている場合には、生成条件によっては、前記分離対象ガスのガスハイドレートの他に、当該分離対象ガスと前記他の種類のガスの両方を含む複数ガスハイドレートも生成されることがあり、本発明ではこの複数ガスハイドレートも含む意味で使われている。
◆◆◆ 作用の説明 ◆◆◆
本態様によれば、ガスハイドレート生成部から出たガスハイドレートのスラリーは、熱交換部を通ることで、圧縮部で圧縮されて温度上昇した混合ガスを冷却してガスハイドレートの生成条件下の温度まで下げる。これにより、従来の冷凍機が不要になる。
それと同時に、前記スラリー自らは、前記熱交換部を通ることで、前記混合ガスの熱を吸収して該スラリー中の前記ガスハイドレートが分解される。これにより、ガスハイドレート分解用の熱として、前記圧縮部で圧縮されて温度上昇した混合ガスの熱を有効に利用することができる。即ちガスハイドレート加熱分解用の専用の熱源が不要である。
そして、ガスハイドレートの分解によってガスと水の混合物になって前記気液分離部に入り、分離対象であるガスと液体の水に分離される。
以上説明したように、本態様によれば、混合ガスからCO等の少なくとも一種類のガスを分離する際にかかる消費エネルギーを低減し、分離装置の運転コストを低減することができる。
本発明の第2の態様に係る混合ガスの分離装置は、第1の態様において、前記圧縮部は前記混合ガスの流れ方向に対して直列に配設された複数個で構成され、前記熱交換部は、前記複数の各圧縮部に対応する複数個で構成され、前記ガスハイドレートのスラリーは、前記複数個の各熱交換部を通って前記気液分離部に入るように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、複数個の圧縮部及び熱交換部の前記直列配置構造によって、混合ガスの流れ方向に対して最上流から2番目以降の圧縮部は、混合ガスが冷却されて入ってくるので、ガス圧縮に要するエネルギー消費を低減することができる。
本発明の第3の態様に係る混合ガスの分離装置は、第1の態様において、前記圧縮部は前記混合ガスの流れ方向に対して並列に配設された複数個で構成され、前記熱交換部は、前記複数の各圧縮部に対応する複数個で構成され、前記ガスハイドレートのスラリーは、前記複数個の各熱交換部を通って前記気液分離部に入るように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、複数個の圧縮部及び熱交換部の前記並列配置構造によって、一つの列の圧縮部又は熱交換部にトラブルが生じた場合に、その列の運転を停止して他の列の運転を継続することができる。そして、当該分離装置の運転を継続したまま、トラブルが生じた列の回復作業を行うことができる。
本発明の第4の態様に係る混合ガスの分離装置は、第2の態様又は第3の態様において、前記ガスハイドレートのスラリーは、前記複数個の各熱交換部を個別に通って前記気液分離部に入るように構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記ガスハイドレートのスラリーは、前記複数個の各熱交換部を個別に通って前記気液分離部に入るので、該スラリー中のガスハイドレートの分解効率がよい。また、当該スラリーの流路内に前記ガスハイドレートが付着して前記流路を塞ぐ不測の事態が生じる虞を低減することができる。
本発明の第5の態様に係る混合ガスの分離装置は、第1の態様からは第4の態様のいずれか一つの態様において、前記気液分離部で分離された水は前記ガスハイドレート生成部と前記熱交換部との間の流路に供給可能であることを特徴とする。
ガスハイドレート生成部から出た前記ガスハイドレートのスラリーは、ガスハイドレートの含有量が多くなると搬送抵抗が大きくなり、ポンプの負荷が増大する。
本態様によれば、前記搬送抵抗が増した場合に該スラリーの流路に気液分離された水を送ることができる。これにより、気液分離された水の希釈作用によって前記スラリーの流路の搬送抵抗が小さくなり、ポンプ負荷の増大を防止することができる。
また、気液分離された水は、前記熱交換部で熱を吸収して温度上昇しているので、その温度を当該スラリー中のガスハイドレートの分解用の熱の一部として利用することができ、エネルギーの無駄が無い。
本発明の第6の態様に係る混合ガスの分離装置は、第1の態様からは第5の態様のいずれか一つの態様において、ハイドレート化されて分離されるガスは二酸化炭素であることを特徴とする。
本態様によれば、混合ガスが燃焼排ガスである場合は、該燃焼排ガス中の二酸化炭素を減らすことができるので、二酸化炭素の大気中への放出量を低減し、地球温暖化防止に貢献することができる。
また混合ガスが天然ガス、バイオガス、合成ガス等の有用ガス成分と非有用ガス成分を含むものである場合は、非有用成分である二酸化炭素が混合ガス中から分離除去されるので、有用成分の濃縮、精製を行うことができる。
本発明の第7の態様に係る混合ガスの分離装置は、第1の態様からは第5の態様のいずれか一つの態様において前記混合ガスは、有用ガス成分と非有用ガス成分との混合ガスであり、ハイドレート化されて分離されるガスは、前記非有用ガス成分であることを特徴とする。
本態様によれば、混合ガスが天然ガス、バイオガス、合成ガス等の有用ガス成分と非有用ガス成分を含むものである場合は、非有用成分が混合ガス中から分離除去されるので、有用成分の濃縮、精製を行うことができる。
本発明の第8の態様に係る混合ガスの分離方法は、混合ガスを圧縮する圧縮工程と、前記圧縮工程後の前記混合ガスを熱交換によって冷却する冷却工程と、前記圧縮され且つ冷却された前記混合ガスと水を反応させて、前記混合ガス中に含まれる少なくとも一種類のガス成分のガスハイドレートを生成するガスハイドレート生成工程とを有し、前記ガスハイドレート生成工程で生成された前記ガスハイドレートのスラリーは、前記混合ガスとの熱交換によって熱を吸収して前記ガスハイドレートが分解されて気液分離工程に送られることを特徴とする。
本態様によれば第1の態様と同様の作用効果が得られる。
本発明によれば、混合ガス中に含まれる少なくとも一種類のガスをハイドレート化して分離する際にかかる消費エネルギーを低減させ、装置の運転コストを低減することができる。
本発明の実施例1に係る混合ガスの分離装置を示す概略構成図である。 本発明の実施例2に係る混合ガスの分離装置を示す概略構成図である。 本発明の実施例3に係る混合ガスの分離装置を示す概略構成図である。 本発明の実施例4に係る混合ガスの分離装置を示す概略構成図である。
以下、実施例に基づき本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明に係る混合ガスの分離装置の一実施形態である実施例1を図1に基づいて説明する。以下の各実施例では、混合ガスが燃焼排ガスであり、分離対象ガスが二酸化炭素であるとして説明するが、これに限定されないことは勿論である。
[実施例1]
本実施例の混合ガスの分離装置1は、混合ガスGを圧縮する圧縮部2と、前記圧縮部2で圧縮されて温度上昇した混合ガスGを通して冷却する熱交換部3と、前記圧縮部2で圧縮され且つ前記熱交換部3で冷却された前記混合ガスGと水を反応させて、前記混合ガスG中に含まれる二酸化炭素のCOガスハイドレートを生成するガスハイドレート生成部4と、前記ガスハイドレート生成部4の下流側に位置する気液分離部5とを備えている。
更に、前記ガスハイドレート生成部4から出た前記COガスハイドレートのスラリーSは、前記熱交換部3を通って前記混合ガスGの熱を吸収して前記COガスハイドレートが分解されて前記気液分離部5に入るように構成されている。
燃焼排ガス、プロセスガス等の混合ガスGは、通常40〜200℃程度の高温であり、水(水蒸気)、油、灰、ダスト等のドレンを少量含んでいる。そこで、混合ガスGは圧縮部2に送られる前に、所定の温度(例えば40℃程度)に冷却され、ミストセパレーター、サイクロン、湿式洗浄装置等のドレン除去装置(図示せず)によって前記ドレンが除去された後に前記圧縮部2に送られるように構成されている。
COガスハイドレートは、混合ガス中のCO濃度により異なるが、通常は5〜20MPa、0〜4℃の条件で生成することができる。混合ガスGは、前記圧縮部2で昇圧し且つ熱交換部3において冷却して前記COガスハイドレートの生成条件にして、ガスハイドレート生成部4に送られる。
前記ガスハイドレート生成部4におけるガスハイドレート生成工程は、水中に微細な気泡を吹き込むバブリング法、ガス中に水を噴霧する噴霧法等の公知の方法によって行うことができる。特にバブリング法は気液接触効率が良く、目的のガスハイドレートを効率よく生成させることができるので好ましい。
COガスハイドレート生成時には、CO、1mol当り65.2kJの生成熱が発生する。該生成熱によりガスハイドレート生成部4内の温度が上昇することを防ぎ、当該ガスハイドレート生成部4内を所定の温度(例えば約4℃)に保持するため、該ガスハイドレート生成部4内の水を抜き出して循環させる流路(図示せず)を設け、前記抜出した水を、例えば冷却器(図示せず)により約0〜1℃冷却するように構成されている。
ガスハイドレート生成部4において混合ガスG中のCOはハイドレート化され、COガスハイドレートのスラリーSを形成する。前記COガスハイドレートのスラリーSの水分量は50〜95wt%であることが好ましい。COガスハイドレートを形成することにより混合ガスG中のCOガスの50〜95vol%を分離することができる。
また、前記ガスハイドレート生成部4において、該混合ガスG中の二酸化炭素のCOガスハイドレートを生成させた後の残りのガス(ハイドレート化しないガス)Gは、二酸化炭素の含有量が低下された状態になってガスハイドレート生成部4から放出される。これにより、二酸化炭素の大気中への放出量を低減し、地球温暖化防止に貢献することができる。
ガスハイドレート生成部4において生成された前記COガスハイドレートのスラリーSは、流路6内を流れてポンプ7によって前記熱交換部3に送られる。該スラリーSは、前記熱交換部3を通って前記混合ガスGの熱を吸収して当該COガスハイドレートが分解され、二酸化炭素(COガス)Gと水Wになる。COガスハイドレートは約10℃程度に加温されることで分解する。COガスハイドレートの分解は吸熱反応であり、該分解によって生じた水は10〜15℃程度である。
そして、該二酸化炭素Gと水Wは、流路8を通って前記気液分離部5に入り、二酸化炭素Gと水Wに分離される。
前記熱交換部3にて分解により再ガス化した二酸化炭素Gは、分解時の圧力が約1〜5MPaであるので、ガス圧縮器(図示せず)によってパイプ流路輸送に必要な圧力(例えば10〜15MPa)にまで昇圧されて輸送される。或いは再ガス化した二酸化炭素Gを冷却して液体二酸化炭素として回収することも可能である。
前記気液分離部5で分離された水Wは、例えば冷却されてガスハイドレート生成部4に原料水として戻される。また、ガスハイドレート生成部4には、ガスハイドレート化の反応で消費された水を補う補給水Wが給水されるようになっている。
次に実施例1の作用を説明する。
本実施例によれば、ガスハイドレート生成部4から出たCOガスハイドレートのスラリーSは、熱交換部3を通ることで、圧縮部2で圧縮されて温度上昇した混合ガスGを冷却してCOガスハイドレートの生成条件下の温度まで下げる。これにより、従来の冷凍機は不要である。
それと同時に、前記スラリーS自身は、前記熱交換部3を通ることで、前記混合ガスGの熱を吸収して該スラリーS中の前記COガスハイドレートが分解される。これにより、COガスハイドレート分解用の熱として、前記圧縮部2で圧縮されて温度上昇した混合ガスGの熱を有効に利用することができる。即ちCOガスハイドレート加熱分解用の専用の熱源が不要である。
そして、COガスハイドレートの分解によって二酸化炭素Gと水Wの混合物になって前記気液分離部5に入り、分離対象である二酸化炭素Gと液体の水Wに分離される。
以上説明したように、本実施例によれば、混合ガスGから二酸化炭素を分離する際にかかる消費エネルギーを低減し、分離装置の運転コストを低減することができる。
[実施例2]
本発明に係る混合ガスの分離装置の他の実施形態である実施例2を図2に基づいて説明する。
本実施例に係る混合ガスの分離装置21は、前記圧縮部2は前記混合ガスGの流れ方向に対して直列に配設された、本実施例では2個の第1圧縮部2aと第2圧縮部2bで構成されている。前記熱交換部3も、前記2個の第1圧縮部2aと第2圧縮部2bに対応して2個の第1熱交換部3aと第2熱交換部3bで構成されている。
第1熱交換部3aと第2熱交換部3bには前記流路6が分割された第1流路6aと第2流路6bを通って前記COガスハイドレートのスラリーSが送られる。そして、第1熱交換部3aと第2熱交換部3bでそれぞれ加温されてCOガスハイドレートが分解され、二酸化炭素Gと液体の水Wになって第1流路8aと第2流路8bを通って前記気液分離部5に入るように構成されている。
また、前記COガスハイドレートのスラリーSは、前記2個の第1熱交換部3aと第2熱交換部3bを、図2に示したように個別に通って前記気液分離部5に入るように構成されている。図2において、符号9a,9bは、それぞれ図示しない制御部によってその動作を制御される開閉弁を示す。
その他の構成は図1に示した前記実施例1と同様なので同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
本実施例によれば、複数個(2個)の第1圧縮部2aと第2圧縮部2b及び対応する2個の第1熱交換部3aと第2熱交換部3bの前記直列配置構造によって、混合ガスGの流れ方向に対して最上流から2番目以降の、本実施例では第2圧縮部2bには、混合ガスGが第1圧縮部2aで圧縮されて上昇した温度を第1熱交換部2aによって吸収冷却されて入ってくる。従って、当該第2圧縮部2bでのガス圧縮に要するエネルギー消費を低減することができる。
更に本実施例によれば、前記COガスハイドレートのスラリーSは、前記2個の第1熱交換部3aと第2熱交換部3bを、図2に示したように個別に通って前記気液分離部5に入るように構成されているので、該スラリーS中のCOガスハイドレートの分解効率がよい。また、当該スラリーSの流路内に前記COガスハイドレートが付着して前記流路を塞ぐ不測の事態が生じる虞を低減することができる。
[実施例3]
本発明に係る混合ガスの分離装置の更に他の実施形態である実施例3を図3に基づいて説明する。
本実施例に係る混合ガスの分離装置31は、前記圧縮部2は前記混合ガスGの流れ方向に対して並列に配設された、本実施例では2個の第1圧縮部2cと第2圧縮部2dで構成されている。前記熱交換部3も、前記2個の第1圧縮部2cと第2圧縮部2dに対応して2個の第1熱交換部3cと第2熱交換部3dで構成されている。
図3において、符号10a,10bは、前記混合ガスGが2本に分岐されて送られる流路を示す。一方の流路10aに第1圧縮部2cと第1熱交換部3cが設けられ、他方の流路10bに第2圧縮部2dと第2熱交換部3dが設けられている。図3において、符号11a,11bは、それぞれ図示しない制御部によってその動作を制御される開閉弁を示す。
第1熱交換部3cと第2熱交換部3dには前記流路6が分割された第1流路6cと第2流路6dを通って前記COガスハイドレートのスラリーSが送られる。そして、第1熱交換部3cと第2熱交換部3dでそれぞれ加温されてCOガスハイドレートが分解され、二酸化炭素Gと液体の水Wになって第1流路8cと第2流路8dを通って前記気液分離部5に入るように構成されている。
また、前記COガスハイドレートのスラリーSは、前記2個の第1熱交換部3cと第2熱交換部3dを、図3に示したように個別に通って前記気液分離部5に入るように構成されている。図3において、符号9c,9dは、それぞれ図示しない制御部によってその動作を制御される開閉弁を示す。
その他の構成は図1に示した前記実施例1と同様なので同一部分に同一符号を付してその説明は省略する。
本実施例によれば、2個の第1圧縮部2cと第2圧縮部2d及び対応する2個の第1熱交換部3cと第2熱交換部3dの前記並列配置構造によって、一つの列の圧縮部又は熱交換部にトラブルが生じた場合に、その列の運転を停止して他の列の運転を継続することができる。そして、当該分離装置31の運転を継続したまま、トラブルが生じた列の回復作業を行うことができる。
[実施例4]
本発明に係る混合ガスの分離装置の更に他の実施形態である実施例4を図4に基づいて説明する。
本実施例に係る混合ガスの分離装置41は、図1に示した実施例1と基本的構造は同じである。相違は以下の点である。
前記気液分離部5で分離された水Wは、流路12を通って前記ガスハイドレート生成部4と前記熱交換部3との間の流路6に供給可能である。図において符号13は図示しない制御部によってその動作を制御される開閉弁を示す。
ガスハイドレート生成部4から出た前記COガスハイドレートのスラリーSは、COガスハイドレートの含有量が多くなると流路6内における搬送抵抗が大きくなり、ポンプ7の負荷が増大する。
本実施例によれば、前記搬送抵抗が増した場合に該スラリーSの流路6に気液分離された水Wの一部を送ることができる。これにより、気液分離された水Wの希釈作用によって前記スラリーSの流路6の搬送抵抗が小さくなり、ポンプ7の負荷の増大を防止することができる。
また、気液分離された水Wは、前記熱交換部3で熱を吸収して温度上昇しているので、その温度を当該スラリーS中のCOガスハイドレートの分解用の熱の一部として利用することができ、エネルギーの無駄が無い。
上記各実施例においては、混合ガスが燃焼排ガスであり、分離対象ガスが二酸化炭素であるとして説明したが、上記の通りこれに限定されない。混合ガスGから分離される分離対象ガスは、メタン、エタン、プロパン、ブタン、硫化水素等もハイドレート化によって混合ガスGから分離することができる。分離されるガス成分に応じて、圧縮部2、熱交換部3、ガスハイドレート生成部4等の圧力および温度を変えることは言うまでもない。
1 混合ガスの分離装置、 2 圧縮部、 2a 第1圧縮部、
2b 第2圧縮部、 2c 第1圧縮部、 2d 第2圧縮部、
3 熱交換部、 3a 第1熱交換部、 3b 第2熱交換部、
3c 第1熱交換部、 3d 第2熱交換部、 4 ガスハイドレート生成部、
5 気液分離部、 6 流路、 6a 第1流路、 6b 第2流路、
6c 第1流路、 6d 第2流路、 7 ポンプ、 8 流路、
8a 第1流路、 8b 第2流路、 8c 第1流路、 8d 第2流路、
9a 開閉弁、 9b 開閉弁、 9c 開閉弁、 9d 開閉弁、
10a 流路、 10b 流路、 11a 開閉弁、 11b 開閉弁、
12 流路、 13 開閉弁、 21 混合ガスの分離装置、
31 混合ガスの分離装置、41 混合ガスの分離装置、
混合ガス、 G ガスハイドレートを生成させた後の残りのガス、
再ガス化した二酸化炭素、 S COガスハイドレートのスラリー、
W 水、 W 補給水

Claims (8)

  1. 混合ガスを圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部で圧縮されて温度上昇した混合ガスを通して冷却する熱交換部と、
    前記圧縮部で圧縮され且つ前記熱交換部で冷却された前記混合ガスと水を反応させて、前記混合ガス中に含まれる少なくとも一種類のガス成分のガスハイドレートを生成するガスハイドレート生成部と、
    前記ガスハイドレート生成部の下流側に位置する気液分離部と、を備え、
    前記ガスハイドレート生成部から出た前記ガスハイドレートのスラリーは、前記熱交換部を通って前記混合ガスの熱を吸収して前記ガスハイドレートが分解されて前記気液分離部に入るように構成されていることを特徴とする混合ガスの分離装置。
  2. 請求項1に記載された混合ガスの分離装置において、
    前記圧縮部は前記混合ガスの流れ方向に対して直列に配設された複数個で構成され、
    前記熱交換部は、前記複数の各圧縮部に対応する複数個で構成され、
    前記ガスハイドレートのスラリーは、前記複数個の各熱交換部を通って前記気液分離部に入るように構成されていることを特徴とする混合ガスの分離装置。
  3. 請求項1に記載された混合ガスの分離装置において、
    前記圧縮部は前記混合ガスの流れ方向に対して並列に配設された複数個で構成され、
    前記熱交換部は、前記複数の各圧縮部に対応する複数個で構成され、
    前記ガスハイドレートのスラリーは、前記複数個の各熱交換部を通って前記気液分離部に入るように構成されていることを特徴とする混合ガスの分離装置。
  4. 請求項2又は3に記載された混合ガスの分離装置において、
    前記ガスハイドレートのスラリーは、前記複数個の各熱交換部を個別に通って前記気液分離部に入るように構成されていることを特徴とする混合ガスの分離装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載された混合ガスの分離装置において、
    前記気液分離部で分離された水は前記ガスハイドレート生成部と前記熱交換部との間の流路に供給可能であることを特徴とする混合ガスの分離装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された混合ガスの分離装置において、
    ハイドレート化されて分離されるガスは二酸化炭素であることを特徴とする混合ガスの分離装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載された混合ガスの分離装置において、
    前記混合ガスは、有用ガス成分と非有用ガス成分との混合ガスであり、
    ハイドレート化されて分離されるガスは、前記非有用ガス成分であることを特徴とする混合ガスの分離装置。
  8. 混合ガスを圧縮する圧縮工程と、
    前記圧縮工程後の前記混合ガスを熱交換によって冷却する冷却工程と、
    前記圧縮され且つ冷却された前記混合ガスと水を反応させて、前記混合ガス中に含まれる少なくとも一種類のガス成分のガスハイドレートを生成するガスハイドレート生成工程と、を有し、
    前記ガスハイドレート生成工程で生成された前記ガスハイドレートのスラリーは、前記混合ガスとの熱交換によって熱を吸収して前記ガスハイドレートが分解されて気液分離工程に送られることを特徴とする混合ガスの分離方法。
JP2012127244A 2012-06-04 2012-06-04 混合ガスの分離装置及び方法 Pending JP2013248598A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019522565A (ja) * 2016-05-20 2019-08-15 カリファ ユニバーシティ オブ サイエンス アンド テクノロジーKhalifa University Of Science And Technology ガス混合物からの不要成分の塊状分離
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