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JP2013245734A - 流体圧シリンダ - Google Patents

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JP2013245734A
JP2013245734A JP2012118934A JP2012118934A JP2013245734A JP 2013245734 A JP2013245734 A JP 2013245734A JP 2012118934 A JP2012118934 A JP 2012118934A JP 2012118934 A JP2012118934 A JP 2012118934A JP 2013245734 A JP2013245734 A JP 2013245734A
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Tomotsugu Ueno
朝嗣 上野
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Abstract

【課題】ピストンがストロークエンド近くまで移動したときのピストンの移動速度を減速させるとともに、ピストンがストロークエンドに到達する直前で押し返されてしまうことを防止すること。
【解決手段】ピストン20がストロークエンド側であるロッドカバー14側に向けて移動しているストローク途中において、第2圧力作用室162が密閉されて、第2圧力作用室162の空気の圧力が高まる。これにより、第2圧力作用室162の空気の圧力がピストン20に対する背圧となるため、ピストン20が減速しながらストロークエンドに向かう。そして、ピストン20がストロークエンドに到達する直前で、第2圧力作用室162と第2給排流路32とが第2連通通路42を介して連通する。このため、第2圧力作用室162の空気が、第2連通通路42を介して第2給排流路32に排出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体圧シリンダに関する。
この種のものとして、例えば、特許文献1に記載のものがある。図7に示すように、特許文献1のエアシリンダ100の外郭を形成するシリンダチューブ101内には、シリンダ空気室102(シリンダ室)が形成されている。シリンダ空気室102内には円環状をなすピストン103が収容されている。ピストン103にはピストンロッド104が固定されている。ピストン103におけるピストンロッド104とは反対側にはクッションリング105が固定されている。
シリンダチューブ101には、エアを給排する配管口106と、配管口106に連通するとともにシリンダ空気室102に開口するクッション空気室107と、クッション空気室107とシリンダ空気室102とを連通する通気穴108とが形成されている。クッション空気室107におけるシリンダ空気室102側の開口にはクッションパッキン109が設けられている。また、通気穴108にはチェックバルブ110及びクッションバルブ111が配設されている。
そして、ピストン103がクッション空気室107側に向けて移動し、クッションリング105がクッションパッキン109に嵌入する直前までは、シリンダ空気室102のエアはクッション空気室107を経由して配管口106から排出される。そして、ピストン103がクッション空気室107側にさらに移動して、クッションリング105がクッションパッキン109に嵌入する。すると、シリンダ空気室102からクッション空気室107に流れ込むエアの流れが規制され、シリンダ空気室102のエアは通気穴108に流れ込んでクッションバルブ111の隙間を通過し、クッション空気室107へ流れ込む。その際、チェックバルブ110は、エアの流れによってクッション空気室107への通路を閉じる。そして、クッションバルブ111が絞られた状態にあると、シリンダ空気室102のエアの圧力が高まる。このシリンダ空気室102のエアの圧力がピストン103に対する背圧となるため、ピストン103が減速しながらストロークエンドに到達する。その結果、ピストン103がストロークエンドに到達した際の衝撃が緩和される。
実開平6−51507号公報
このように、特許文献1では、クッションバルブ111を絞ることで、シリンダ空気室102のエアの圧力を高めて、ピストン103のストロークエンドに到達する際の衝撃を緩和している。しかし、エアシリンダ100の小型化を図るために、例えば、シリンダ空気室102の径を小さくすればするほど、シリンダ空気室102の容積が小さくなる。シリンダ空気室102の容積が小さくなればなるほど、クッションバルブ111を絞っても、シリンダ空気室102のエアの圧力がピストン103に対する背圧として機能せずに、ピストン103がストロークエンドに到達する際の衝撃を緩和することができなくなってしまう。
そこで、シリンダ空気室102のエアが通気穴108へ流出してしまわないように、通気穴108を閉鎖して、シリンダ空気室102を密閉させることで、シリンダ空気室102のエアの圧力を高めることが考えられる。しかし、このようにすると、エアがシリンダ空気室102から配管口106に排出されずに、シリンダ空気室102に溜まってしまう。その結果、シリンダ空気室102に溜まったエアの圧縮反力によってピストン103が押し返されてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ピストンがストロークエンド近くまで移動したときのピストンの移動速度を減速させるとともに、ピストンがストロークエンドに到達する直前で押し返されてしまうことを防止することができる流体圧シリンダを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、シリンダチューブにシリンダ室が形成されるとともに、前記シリンダ室にピストンが前記シリンダチューブの軸方向に移動可能に収容され、前記ピストンにより前記シリンダ室内に圧力作用室が前記ピストンを挟んで一つずつ区画されるとともに、前記シリンダチューブに各圧力作用室に対して流体を給排する給排流路がそれぞれ形成され、前記ピストンに前記シリンダチューブに対して出没可能なピストンロッドが設けられている流体圧シリンダにおいて、前記ピストンロッドにおける前記シリンダチューブに対しての突出方向及び没入方向の少なくとも一方であって、前記ピストンのストロークエンド側に位置する圧力作用室をストロークエンド側圧力作用室とし、前記ストロークエンド側圧力作用室に流体を給排する給排流路をストロークエンド側給排流路とすると、前記ストロークエンド側給排流路は前記ピストンが前記ストロークエンド側に向けて移動しているストローク途中の位置に形成されており、前記ピストンには、一端が前記ストロークエンド側圧力作用室に連通するとともに、他端が前記ピストンが前記ストロークエンドに到達する直前で前記ストロークエンド側給排流路に連通する連通通路が形成されており、前記ピストンの外面における前記連通通路の他端と前記ストロークエンド側圧力作用室との間には、前記ストロークエンド側圧力作用室側から前記ストロークエンド側給排流路側への流体の流通を規制する第1シール部材が設けられており、さらに、前記ピストンの外面における前記第1シール部材と前記連通通路の他端との間には、前記ピストンのストローク途中において、前記連通通路の他端と前記ストロークエンド側給排流路との間をシールする第2シール部材が設けられており、前記ピストンの外面における前記連通通路の他端よりも前記ストロークエンドとは反対側には、前記ピストンのストローク途中において、前記連通通路の他端と、前記ストロークエンド側とは反対側に位置する前記給排流路との間をシールする第3シール部材が設けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1シール部材は、前記ストロークエンド側給排流路側から前記ストロークエンド側圧力作用室側への流体の流通を許容することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ストロークエンド側給排流路は、前記ピストンが前記ストロークエンドに到達する直前で前記連通通路の他端と連通する第1連通路と、前記連通通路の他端と前記第1連通路との連通が遮断されたときに前記シリンダ室内における前記第1シール部材と前記第2シール部材との間に連通する第2連通路とを有していることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ストロークエンド側給排流路における前記シリンダ室側の開口面積は、前記第2シール部材が前記ストロークエンド側給排流路上に位置したときに、前記ストロークエンド側給排流路から流れる流体が、前記第2シール部材の外側を通過して前記第1シール部材側へ流れることが可能な開口面積になっていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記第2シール部材と前記第3シール部材とを一体化したことを要旨とする。
この発明によれば、ピストンがストロークエンド近くまで移動したときのピストンの移動速度を減速させるとともに、ピストンがストロークエンドに到達する直前で押し返されてしまうことを防止することができる。
実施形態におけるエアシリンダを示す断面図。 ピストンがストロークエンド側に向けて移動しているストローク途中を示す断面図。 ピストンがストロークエンド側に向けて移動しているストローク途中を示す断面図。 ピストンがストロークエンドに到達した状態を示す断面図。 (a)及び(b)は別の実施形態におけるエアシリンダを示す部分拡大断面図。 別の実施形態におけるエアシリンダを示す部分拡大断面図。 従来例におけるエアシリンダを示す断面図。
以下、本発明をエアシリンダに具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、エアシリンダ10の外郭を形成するシリンダチューブ11内には、貫通孔12が形成されている。貫通孔12は、シリンダチューブ11の軸方向に沿って延びている。貫通孔12の一端(図1の右端)にはヘッドカバー13が取り付けられており、このヘッドカバー13により貫通孔12の一端が閉塞されている。また、貫通孔12の他端(図1の左端)には、筒状のロッドカバー14が取り付けられている。ロッドカバー14の内周面にはゴム製のロッドパッキン15が装着されている。貫通孔12内には、ヘッドカバー13とロッドカバー14とにより区画された空間によってシリンダ室16が区画形成されている。シリンダ室16には、流体としての空気によりシリンダチューブ11の軸方向に沿って移動可能なピストン20が収容されている。
ピストン20は、シリンダ室16を、ヘッドカバー13側の圧力作用室としての第1圧力作用室161と、ロッドカバー14側の圧力作用室としての第2圧力作用室162とに区画している。ピストン20におけるロッドカバー14側の端面であるロッド側端面20aには、ピストンロッド21が突設されている。ピストンロッド21は、ロッドカバー14の内側を通過してシリンダチューブ11に出没可能になっている。
シリンダチューブ11におけるピストン20のストローク途中の位置であって、ヘッドカバー13側には、第1圧力作用室161に対して空気を給排する給排流路としての第1給排流路31が形成されている。また、シリンダチューブ11におけるピストン20のストローク途中の位置であって、ロッドカバー14側には、第2圧力作用室162に対して空気を給排する給排流路としての第2給排流路32が形成されている。
第1給排流路31は、図示しない配管接続用の継手が接続される第1給排ポート31aと、第1給排ポート31aとシリンダ室16とを連通する第1流路31bと、第1流路31bにおけるシリンダ室16側の開口位置よりもヘッドカバー13側の位置に開口して、第1給排ポート31aとシリンダ室16とを連通する第2流路31cとから構成されている。第2給排流路32は、図示しない配管接続用の継手が接続される第2給排ポート32aと、第2給排ポート32aとシリンダ室16とを連通する第3流路32bと、第3流路32bにおけるシリンダ室16側の開口位置よりもロッドカバー14側の位置に開口して、第2給排ポート32aとシリンダ室16とを連通する第4流路32cとから構成されている。
ピストン20には、第1連絡通路41a及び第2連絡通路41bからなる連通通路としての第1連通通路41が形成されている。第1連絡通路41aは、ピストン20におけるヘッドカバー13側の端面であるヘッド側端面20bからピストン20の軸方向に沿って延びている。第1連絡通路41aにおけるヘッドカバー13側の端部には、第1圧力作用室161に開口する第1開口部411aが形成されている。この第1開口部411aは、第1連通通路41の一端に相当する。第2連絡通路41bは、第1連絡通路41aにおけるロッドカバー14側の端部に連通するとともにピストン20の軸方向に直交する方向に延びている。第2連絡通路41bにおける第1連絡通路41a側とは反対側の端部には、第2開口部411bが形成されている。この第2開口部411bは、第1連通通路41の他端に相当するとともに、ピストン20がヘッドカバー13側のスクロールエンドに到達する直前で第1給排流路31の第1流路31bに連通する位置に形成されている。
また、ピストン20には、第3連絡通路42a、第4連絡通路42b及び第5連絡通路42cからなる連通通路としての第2連通通路42が形成されている。第3連絡通路42aは、ピストン20のヘッド側端面20bからピストン20の軸方向に沿って延びている。第3連絡通路42aにおけるヘッドカバー13側の端部には封止部材43が装着されており、第1圧力作用室161と第3連絡通路42aとの連通が封止部材43により規制されている。第4連絡通路42bは、第3連絡通路42aの途中に連通するとともにピストン20の軸方向に直交する方向に延びている。第4連絡通路42bにおける第3連絡通路42aとは反対側の端部には、第3開口部421bが形成されている。この第3開口部421bは、第2連通通路42の他端に相当するとともに、ピストン20がロッドカバー14側のスクロールエンドに到達する直前で第2給排流路32の第3流路32bに連通する位置に形成されている。第5連絡通路42cは、第3連絡通路42aにおけるロッドカバー14側の端部に連通するとともにピストン20の軸方向に直交する方向に延びている。第5連絡通路42cにおける第3連絡通路42aとは反対側の端部には、第2圧力作用室162に開口する第4開口部421cが形成されている。第4開口部421cは、第2連通通路42の一端に相当する。
ピストン20の外周面(外面)における第2開口部411bと第1圧力作用室161との間には円環状の第1リップパッキン51が装着されている。第1リップパッキン51は、第1給排流路31側から第1圧力作用室161側への空気の流通を許容し、且つ第1圧力作用室161側から第1給排流路31側への空気の流通を規制する。
また、ピストン20の外周面における第1リップパッキン51と第2開口部411bとの間には、ピストン20の外周面とシリンダ室16との間をシールする円環状の第1スクイーズパッキン52が装着されている。さらに、ピストン20の外周面における第2開口部411bと第3開口部421bとの間には、ピストン20の外周面とシリンダ室16との間をシールする円環状の第2スクイーズパッキン53が装着されている。
また、ピストン20の外周面における第3開口部421bと第2圧力作用室162との間には円環状の第2リップパッキン54が装着されている。第2リップパッキン54は、第2給排流路32側から第2圧力作用室162側への空気の流通を許容し、且つ第2圧力作用室162側から第2給排流路32側への空気の流通を規制する。また、ピストン20の外周面における第2リップパッキン54と第3開口部421bとの間には、ピストン20の外周面とシリンダ室16との間をシールする円環状の第3スクイーズパッキン55が装着されている。
次に、上記構成のエアシリンダ10の作用について説明する。
ピストンロッド21がシリンダチューブ11に対して没入している状態において、まず、供給源から第1給排流路31の第1流路31b及び第2流路31cに空気が供給される。第1流路31bに供給された空気は、第2開口部411bを介して第2連絡通路41b及び第1連絡通路41aを経由して第1開口部411aから第1圧力作用室161に流れ込む。また、第2流路31cに供給された空気は、シリンダ室16に供給されるとともに、第1リップパッキン51とシリンダチューブ11の内周面との間を通過して第1圧力作用室161に流れ込む。そして、第1圧力作用室161に流れ込んだ空気によってピストン20が押圧されてロッドカバー14に向けて移動するとともに、ピストンロッド21がシリンダチューブ11に対して突出する方向(ピストンロッド21の突出方向)へ移動する。このとき、ピストン20のストロークエンド側に位置するストロークエンド側圧力作用室に相当する第2圧力作用室162の空気は、ストロークエンド側給排流路に相当する第2給排流路32から排出される。
ピストン20がロッドカバー14に向けて移動すると、第1流路31bと第2開口部411bとの連通が遮断されるため、第2連絡通路41b及び第1連絡通路41aを経由して第1開口部411aから第1圧力作用室161に流れ込む空気の流れが遮断される。しかし、第2流路31cは、シリンダ室16内における第1リップパッキン51と第1スクイーズパッキン52との間に連通しているため、第2流路31cからシリンダ室16に供給された空気は、第1リップパッキン51とシリンダチューブ11の内周面との間を通過して第1圧力作用室161に流れ込んでいる。よって、第2流路31cは、第1流路31bと第2開口部411bとの連通が遮断されたときにシリンダ室16内における第1リップパッキン51と第1スクイーズパッキン52との間に連通する第2連通路に相当する。そして、図2に示すように、ピストン20が第1圧力作用室161に流れ込んだ空気によって押圧されてロッドカバー14に向けてさらに移動する。
図3に示すように、第2リップパッキン54が第3流路32b及び第4流路32cを乗り越えるまでピストン20がロッドカバー14に向けて移動すると、第2リップパッキン54によって第2圧力作用室162の空気が第2給排流路32から排出されることが規制される。すなわち、第2リップパッキン54は、第2給排流路32側から第2圧力作用室162側への空気の流通を許容し、且つ第2圧力作用室162側から第2給排流路32側への空気の流通を規制する第1シール部材に相当する。
また、第2圧力作用室162から第4開口部421cを介して第5連絡通路42c、第3連絡通路42a及び第4連絡通路42bを経由し、第3開口部421bから第2給排流路32に向けて流れようとする空気の流れが、第3スクイーズパッキン55により規制されている。よって、第3スクイーズパッキン55は、ピストン20のストローク途中において、第3開口部421bと第2給排流路32との間をシールする第2シール部材として機能する。さらに、第2圧力作用室162から第4開口部421cを介して第5連絡通路42c、第3連絡通路42a及び第4連絡通路42bを経由し、第3開口部421bから第1給排流路31側に向けて流れようとする空気の流れが、第2スクイーズパッキン53により規制されている。よって、第2スクイーズパッキン53は、ピストン20のストローク途中において、第3開口部421bと第1給排流路31との間をシールする第3シール部材として機能する。これにより、第2圧力作用室162が密閉されて、第2圧力作用室162の空気の圧力が高まり、第2圧力作用室162の空気の圧力がピストン20に対する背圧となる。その結果、ピストン20は減速しながらロッドカバー14側に向けて移動する。なお、ピストン20をロッドカバー14側に向けて押圧するために、第1圧力作用室161に供給されている空気の圧力は、第2圧力作用室162の空気の圧力よりも大きくなっている。
そして、ピストン20が減速しながらストロークエンドであるロッドカバー14の端面14eに到達する直前で第3開口部421bと第3流路32bとが連通する。よって、第3流路32bは第1連通路に相当する。これにより、第2圧力作用室162の空気が、第4開口部421cを介して第5連絡通路42c、第3連絡通路42a及び第4連絡通路42bを経由し、第3開口部421bから第3流路32bに排出される。よって、第2圧力作用室162に空気が溜まってしまうことが無く、第2圧力作用室162の空気の圧縮反力によりピストン20がヘッドカバー13側に押し返されることが無い。その結果、図4に示すように、ピストン20が減速しながらロッドカバー14の端面14eに到達し、ピストン20におけるロッドカバー14側への移動が停止される。
本実施形態では、第2リップパッキン54が第4流路32cを乗り越えたときのピストン20のロッド側端面20aからロッドカバー14の端面14eまでの距離が、ピストン20の移動速度を減速させるために必要な所望のクッションストローク長になっている。このクッションストローク長は、第4流路32cが形成される位置、及び第2リップパッキン54の配置位置によって調整可能である。
ピストンロッド21がシリンダチューブ11に対して突出している状態において、供給源から第2給排流路32の第3流路32b及び第4流路32cに空気が供給される。第3流路32bに供給された空気は、第3開口部421bを介して第4連絡通路42b、第3連絡通路42a及び第5連絡通路42cを経由して第4開口部421cから第2圧力作用室162に流れ込む。また、第4流路32cに供給された空気は、シリンダ室16に供給されるとともに、第2リップパッキン54とシリンダチューブ11の内周面との間を通過して第2圧力作用室162に流れ込む。そして、第2圧力作用室162に流れ込んだ空気によってピストン20が押圧されてヘッドカバー13に向けて移動するとともに、ピストンロッド21がシリンダチューブ11に対して没入する方向(ピストンロッド21の没入方向)へ移動する。このとき、ピストン20のストロークエンド側に位置するストロークエンド側圧力作用室に相当する第1圧力作用室161の空気は、ストロークエンド側給排流路に相当する第1給排流路31から排出される。
ピストン20がヘッドカバー13に向けて移動すると、第3流路32bと第3開口部421bとの連通が遮断されるため、第4連絡通路42b、第3連絡通路42a及び第5連絡通路42cを経由して第4開口部421cから第2圧力作用室162に流れ込む空気の流れが遮断される。しかし、第4流路32cは、シリンダ室16内における第2リップパッキン54と第3スクイーズパッキン55との間に連通しているため、第4流路32cからシリンダ室16に供給された空気は、第2リップパッキン54とシリンダチューブ11の内周面との間を通過して第2圧力作用室162に流れ込んでいる。よって、第4流路32cは、第3流路32bと第3開口部421bとの連通が遮断されたときにシリンダ室16内における第2リップパッキン54と第3スクイーズパッキン55との間に連通する第2連通路に相当する。そして、図3に示すように、ピストン20が第2圧力作用室162に流れ込んだ空気によって押圧されてヘッドカバー13に向けてさらに移動する。
図2に示すように、第1リップパッキン51が第1流路31b及び第2流路31cを乗り越えるまでピストン20がヘッドカバー13に向けて移動すると、第1リップパッキン51によって第1圧力作用室161の空気が第1給排流路31から排出されることが規制される。すなわち、第1リップパッキン51は、第1給排流路31側から第1圧力作用室161側への空気の流通を許容し、且つ第1圧力作用室161側から第1給排流路31側への空気の流通を規制する第1シール部材に相当する。
また、第1圧力作用室161から第1開口部411aを介して第1連絡通路41a及び第2連絡通路41bを経由し、第2開口部411bから第1給排流路31に向けて流れようとする空気の流れが、第1スクイーズパッキン52により規制されている。よって、第1スクイーズパッキン52は、ピストン20のストローク途中において、第2開口部411bと第1給排流路31との間をシールする第2シール部材として機能する。さらに、第1圧力作用室161から第1開口部411aを介して第1連絡通路41a及び第2連絡通路41bを経由し、第2開口部411bから第2給排流路32側に向けて流れようとする空気の流れが、第2スクイーズパッキン53により規制されている。よって、第2スクイーズパッキン53は、ピストン20のストローク途中において、第2開口部411bと第2給排流路32との間をシールする第3シール部材として機能する。これにより、第1圧力作用室161が密閉されて、第1圧力作用室161の空気の圧力が高まり、第1圧力作用室161の空気の圧力がピストン20に対する背圧となる。その結果、ピストン20は減速しながらヘッドカバー13側に向けて移動する。なお、ピストン20をヘッドカバー13側に向けて押圧するために、第2圧力作用室162に供給されている空気の圧力は、第1圧力作用室161の空気の圧力よりも大きくなっている。
そして、ピストン20が減速しながらストロークエンドであるヘッドカバー13の端面13eに到達する直前で第2開口部411bと第1流路31bとが連通する。よって、第1流路31bは第1連通路に相当する。これにより、第1圧力作用室161の空気が、第1開口部411aを介して第1連絡通路41a及び第2連絡通路41bを経由し、第2開口部411bから第1流路31bに排出される。よって、第1圧力作用室161に空気が溜まってしまうことが無く、第1圧力作用室161の空気の圧縮反力によりピストン20がロッドカバー14側に押し返されることが無い。その結果、図1に示すように、ピストン20が減速しながらヘッドカバー13の端面13eに到達し、ピストン20におけるヘッドカバー13側への移動が停止される。
本実施形態では、第1リップパッキン51が第2流路31cを乗り越えたときのピストン20のヘッド側端面20bからヘッドカバー13の端面13eまでの距離が、ピストン20の移動速度を減速させるために必要な所望のクッションストローク長になっている。このクッションストローク長は、第2流路31cが形成される位置、及び第1リップパッキン51の配置位置によって調整可能である。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)シリンダチューブ11に第1給排流路31及び第2給排流路32をピストン20のストローク途中の位置に形成した。また、ピストン20に、一端が第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162に連通するとともに、他端がピストン20がストロークエンドに到達する直前で第1給排流路31又は第2給排流路32に連通する第1連通通路41又は第2連通通路42を形成した。さらに、ピストン20の外周面における第2開口部411b又は第3開口部421bと第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162との間に第1リップパッキン51又は第2リップパッキン54を設けた。また、ピストン20の外周面における第1リップパッキン51又は第2リップパッキン54と第2開口部411b又は第3開口部421bとの間に、第1スクイーズパッキン52又は第3スクイーズパッキン55を設けた。さらに、ピストン20の外周面における第2開口部411b又は第3開口部421bよりもストロークエンドとは反対側に、第2スクイーズパッキン53を設けた。
これによれば、ピストン20がストロークエンド側であるヘッドカバー13又はロッドカバー14側に向けて移動しているストローク途中において、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162が密閉されて、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162の空気の圧力が高まる。これにより、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162の空気の圧力がピストン20に対する背圧となるため、ピストン20が減速しながらストロークエンドに向けて移動する。そして、ピストン20がストロークエンドに到達する直前で、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162と、第1給排流路31又は第2給排流路32とが、第1連通通路41又は第2連通通路42を介して連通する。このため、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162の空気が、第1連通通路41又は第2連通通路42を介して第1給排流路31又は第2給排流路32に排出される。よって、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162の空気が第1給排流路31又は第2給排流路32に排出されずに、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162に空気が溜まってしまうことが無い。その結果、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162に空気が溜まって、空気の圧縮反力によりピストン20がストロークエンドに到達する直前で押し返されてしまうことを防止することができる。
(2)ピストン20がストロークエンド側であるヘッドカバー13又はロッドカバー14側に到達した後、ピストン20がロッドカバー14又はヘッドカバー13側に移動し始めると、第1給排流路31又は第2給排流路32と、第1連通通路41又は第2連通通路42との連通が遮断される。しかし、第1給排流路31又は第2給排流路32から供給される空気は、第1リップパッキン51又は第2リップパッキン54と、シリンダチューブ11との間を通過して第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162側へ流れることが許容されている。このため、第1給排流路31又は第2給排流路32から供給される空気が、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162に供給され、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162に供給された空気の圧力により、ピストン20をロッドカバー14又はヘッドカバー13側に移動させることができる。
(3)ピストン20がロッドカバー14又はヘッドカバー13に向かって移動し始めて、第1給排流路31又は第2給排流路32と、第1連通通路41又は第2連通通路42との連通が遮断される。しかし、第2流路31c又は第4流路32cが、シリンダ室16内における第1リップパッキン51と第1スクイーズパッキン52との間、又は第2リップパッキン54と第3スクイーズパッキン55との間に連通している。よって、第2流路31c又は第4流路32cからシリンダ室16に供給された空気を、第1リップパッキン51又は第2リップパッキン54と、シリンダチューブ11の内周面との間を通過させて、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162に供給することができる。
(4)本実施形態によれば、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162を密閉することで、ピストン20におけるストロークエンドに向かう速度を減速させている。よって、例えば、シリンダ室16の径を小さくしたとしても、第1圧力作用室161又は第2圧力作用室162の空気を背圧として機能させることが可能となり、エアシリンダ10の小型化を図ることが可能となる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、第2流路31cを削除してもよい。そして、図5(a)に示すように、例えば、第1流路31bの開口縁に、第1流路31bの開口端に向かうにつれて拡径するテーパ部311bを形成してもよい。このテーパ部311bを形成したことにより、第1流路31bの開口面積は、第1スクイーズパッキン52が第1流路31b上に位置したとしても、第1流路31bから流れる空気が第1スクイーズパッキン52によりシールされて、第1圧力作用室161側へ流れ込むことができなくなることのない開口面積となっている。すなわち、図5(b)に示すように、ピストン20が移動して、第1スクイーズパッキン52が第1流路31b上に位置したとしても、第1流路31bからの空気は、第1スクイーズパッキン52にシールされずに、第1スクイーズパッキン52の外側を通過して第1リップパッキン51(第1圧力作用室161)側に流れ込むことが可能となる。よって、ピストン20が移動して、第1流路31bと第1連通通路41との連通が遮断されても、第1流路31bの空気が第1圧力作用室161側に向けて流れるため、第1圧力作用室161に空気を供給することができる。なお、同様にして、第4流路32cを削除して、第3流路32bの開口縁に、第3流路32bの開口端に向かうにつれて拡径するテーパ部を形成してもよい。また、テーパ部311bを形成せずに、第1流路31bの流路面積を、第1スクイーズパッキン52が第1流路31b上に位置したとしても、第1流路31bから流れる空気が第1スクイーズパッキン52によりシールされて、第1圧力作用室161側へ流れ込むことができなくなることのない流路面積としてもよい。
○ 図6に示すように、第1〜第3スクイーズパッキン52,53,55を一体化したスクイーズパッキン61をピストン20の外周面に装着してもよい。スクイーズパッキン61には、第1連通通路41の一部を形成する連絡孔61aと、第2連通通路42の一部を形成する連絡孔61bとが形成されている。これによれば、ピストン20に、第1〜第3スクイーズパッキン52,53,55を装着するための溝を3つ形成する必要が無く、スクイーズパッキン61を装着するための溝を1つ形成するだけで済むため、ピストン20の加工を簡素化することができる。また、第1〜第3スクイーズパッキン52,53,55が装着される溝において、隣り合う溝同士の間に存在する部位が無くなる分、ピストン20における軸方向の長さを短くすることができる。
○ 実施形態において、第1給排流路31及び第2給排流路32にスピードコントローラを配設して、第1給排流路31及び第2給排流路32に給排される空気の流量を調整するようにしてもよい。これによれば、ピストン20の移動速度を調節することが可能となる。
○ 実施形態において、ピストンロッド21の突出方向のみにおいて、ピストン20の移動速度を減速させながら、ピストン20がストロークエンドに到達するようにしてもよいし、ピストンロッド21の没入方向のみにおいて、ピストン20の移動速度を減速させながら、ピストン20がストロークエンドに到達するようにしてもよい。例えば、ピストンロッド21の突出方向のみにおいて、ピストン20の移動速度を減速させるようにする場合、第1連通通路41、第1リップパッキン51及び第1スクイーズパッキン52を削除してもよい。そして、第1給排流路をヘッドカバー13に近接するようにシリンダチューブ11に形成する。また、例えば、ピストンロッド21の没入方向のみにおいて、ピストン20の移動速度を減速させるようにする場合、第2連通通路42、第2リップパッキン54及び第3スクイーズパッキン55を削除してもよい。そして、第2給排流路をロッドカバー14に近接するようにシリンダチューブ11に形成する。
○ 実施形態において、空気以外の流体を用いてピストン20を移動させるようにしてもよい。
10…流体圧シリンダとしてのエアシリンダ、11…シリンダチューブ、16…シリンダ室、20…ピストン、21…ピストンロッド、31…給排流路としての第1給排流路、31b…第1連通路に相当する第1流路、31c…第2連通路に相当する第2流路、32…給排流路としての第2給排流路、32b…第1連通路に相当する第3流路、32c…第2連通路に相当する第4流路、41…連通通路としての第1連通通路、42…連通通路としての第2連通通路、51…第1シール部材として機能する第1リップパッキン、52…第2シール部材として機能する第1スクイーズパッキン、53…第3シール部材として機能する第2スクイーズパッキン、54…第1シール部材に相当する第2リップパッキン、55…第2シール部材として機能する第3スクイーズパッキン、161…圧力作用室としての第1圧力作用室、162…圧力作用室としての第2圧力作用室。

Claims (5)

  1. シリンダチューブにシリンダ室が形成されるとともに、前記シリンダ室にピストンが前記シリンダチューブの軸方向に移動可能に収容され、前記ピストンにより前記シリンダ室内に圧力作用室が前記ピストンを挟んで一つずつ区画されるとともに、前記シリンダチューブに各圧力作用室に対して流体を給排する給排流路がそれぞれ形成され、前記ピストンに前記シリンダチューブに対して出没可能なピストンロッドが設けられている流体圧シリンダにおいて、
    前記ピストンロッドにおける前記シリンダチューブに対しての突出方向及び没入方向の少なくとも一方であって、前記ピストンのストロークエンド側に位置する圧力作用室をストロークエンド側圧力作用室とし、前記ストロークエンド側圧力作用室に流体を給排する給排流路をストロークエンド側給排流路とすると、前記ストロークエンド側給排流路は前記ピストンが前記ストロークエンド側に向けて移動しているストローク途中の位置に形成されており、
    前記ピストンには、一端が前記ストロークエンド側圧力作用室に連通するとともに、他端が前記ピストンが前記ストロークエンドに到達する直前で前記ストロークエンド側給排流路に連通する連通通路が形成されており、
    前記ピストンの外面における前記連通通路の他端と前記ストロークエンド側圧力作用室との間には、前記ストロークエンド側圧力作用室側から前記ストロークエンド側給排流路側への流体の流通を規制する第1シール部材が設けられており、
    さらに、前記ピストンの外面における前記第1シール部材と前記連通通路の他端との間には、前記ピストンのストローク途中において、前記連通通路の他端と前記ストロークエンド側給排流路との間をシールする第2シール部材が設けられており、前記ピストンの外面における前記連通通路の他端よりも前記ストロークエンドとは反対側には、前記ピストンのストローク途中において、前記連通通路の他端と、前記ストロークエンド側とは反対側に位置する前記給排流路との間をシールする第3シール部材が設けられていることを特徴とする流体圧シリンダ。
  2. 前記第1シール部材は、前記ストロークエンド側給排流路側から前記ストロークエンド側圧力作用室側への流体の流通を許容することを特徴とする請求項1に記載の流体圧シリンダ。
  3. 前記ストロークエンド側給排流路は、前記ピストンが前記ストロークエンドに到達する直前で前記連通通路の他端と連通する第1連通路と、前記連通通路の他端と前記第1連通路との連通が遮断されたときに前記シリンダ室内における前記第1シール部材と前記第2シール部材との間に連通する第2連通路とを有していることを特徴とする請求項2に記載の流体圧シリンダ。
  4. 前記ストロークエンド側給排流路における前記シリンダ室側の開口面積は、前記第2シール部材が前記ストロークエンド側給排流路上に位置したときに、前記ストロークエンド側給排流路から流れる流体が、前記第2シール部材の外側を通過して前記第1シール部材側へ流れることが可能な開口面積になっていることを特徴とする請求項2に記載の流体圧シリンダ。
  5. 前記第2シール部材と前記第3シール部材とを一体化したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の流体圧シリンダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106102992A (zh) * 2014-04-04 2016-11-09 帕斯卡工程株式会社 夹紧装置

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