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JP2013245768A - 電磁連結装置 - Google Patents

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JP2013245768A
JP2013245768A JP2012120084A JP2012120084A JP2013245768A JP 2013245768 A JP2013245768 A JP 2013245768A JP 2012120084 A JP2012120084 A JP 2012120084A JP 2012120084 A JP2012120084 A JP 2012120084A JP 2013245768 A JP2013245768 A JP 2013245768A
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Kenta Suzuki
健太 鈴木
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Sinfonia Technology Co Ltd
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Abstract

【課題】固定ディスクをハブに組み付ける作業スムーズ且つ適切に行うことができ、この組付作業の自動化が可能な電磁連結装置を提供する。
【解決手段】ハブ3の外周面に、固定ディスクの内周縁に形成したスプライン歯とスプライン結合可能なハブ側スプライン歯31を周方向に複数形成し、少なくとも一以上のハブ側スプライン歯31が、組付状態において周方向に隣接する固定ディスク側スプライン歯と噛合するスプライン歯本体8と、スプライン歯本体8に連続する位置であって且つスプライン歯本体8よりも挿入端側に設けた挿入ガイド部9とを備え、このガイド9部を、ハブ3の径方向に傾斜した径方向傾斜面91と、ハブ3の周方向に傾斜した周方向傾斜面92とを用いて形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、励磁状態であるか否かによって制動力が働く状態(ブレーキトルクを伝達可能な状態)と働かない状態との間で切替可能であったり、或いは回転トルクを伝達可能な状態と伝達不可能な状態との間で切替可能な電磁連結装置に関するものである。
無励磁状態においてバネ等の付勢力或いは永久磁石の力により制動力が働く無励磁作動形ブレーキや、励磁状態において磁気吸引力により制動力が働くように構成した励磁作動形ブレーキ、或いは無励磁状態においてバネ等の付勢力或いは永久磁石の力により回転トルクを伝達するように構成した無励磁作動形クラッチ、または、励磁状態において磁気吸引力により回転トルクを伝達するように構成した励磁作動形クラッチ等の電磁連結装置が知られている。
これら各種の電磁連結装置において、シャフトの外周面にはハブが一体回転可能に固定され、このハブに、ブレーキであればブレーキディスクがスプライン結合(スプライン係合)によって組み付けられたり、クラッチであればクラッチ板がスプライン結合によって組み付けられている。これらブレーキディスクやクラッチ板は、ハブに組み付けた状態でシャフトの軸方向に移動不能であり、シャフトの軸方向に沿ってこれらブレーキディスク又はクラッチ板などのディスク(以下「固定ディスク」と称す)に対向位置されたアーマチュアやクラッチ板などのディスク(以下「可動ディスク」と称する)を備えた電磁連結装置は、励磁状態に応じて可動ディスクをシャフトの軸方向に移動させることで、固定ディスクと可動ディスクとの間でブレーキトルクまたは回転トルク(以下、総称して単に「トルク」と称する)が伝達される状態と、トルクが伝達されない状態とを切り替えることができるように構成されている(ブレーキディスクをハブにスプライン結合させた一例として特許文献1参照)。
特開2011−112100号公報
ハブに対する固定ディスクの組み付けは、円環状の固定ディスクをハブの挿入端側から挿入して、固定ディスクの内周面に形成したディスク側スプラインはと、ハブの外周面に設けたハブ側スプライン歯とを相互に噛み合わせることによって行う。そして、スプライン歯同士を噛み合わせた状態で電磁連結装置として実際に使用する際(稼動時)にスプライン結合部分で不要ながたつきが生じることを防止・抑制するために、スプライン結合部分の周方向におけるスプライン歯同士の隙間(バックラッシ)を可能な限り小さくするように各スプライン歯の形状が設定されている。
ところで、ハブに対する固定ディスクの組み付けは手作業によって行われているのが実情である。具体的には、回転していないハブに対して、回転していない固定ディスクをスプライン歯同士が噛み合う所定の姿勢(回転角度や径方向の位置)に保持したまま挿入してスプライン歯同士を噛み合わせることによって、固定ディスクはハブに一体回転可能に組み付けられている。
しかしながら、上述したように周方向におけるスプライン歯同士の隙間(バックラッシ)が可能な限り小さくなるように各スプライン歯の形状が設定されているため、固定ディスクをハブに組付作業時点における固定ディスクとハブとの相対回転角度が所定の取付角度と異なったり、固定ディスクとハブとの相対的な径方向の位置が所定の取付位置と異なっていれば、固定ディスクのスプライン歯がハブのスプライン歯と挿入方向に並ぶような状態で当接したり、径方向にずれた状態で当接してしまう。このような事態が生じ得る現状では、固定ディスクをハブに組み付ける作業の自動化は困難である。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであって、主たる目的は、固定ディスクをハブに組み付ける作業をスムーズ且つ適切に行うことができ、この組付作業の自動化が可能な電磁連結装置を提供することにある。
すなわち本発明は、シャフトに一体回転可能に固定されたハブと、ハブの挿入端側からシャフトの軸方向に挿入してスプライン結合により組み付けた状態(組付状態)でシャフトの軸方向に移動不能な固定ディスクと、シャフトの軸方向に沿って固定ディスクに接離動作可能な可動ディスクと、固定ディスクと可動ディスクとを相互に接離させる電磁接離手段とを備え、電磁接離手段により可動ディスクを固定ディスクに押圧させてハブ側固定ディスクと可動ディスクとの間のトルク伝達を実現する電磁連結装置に関するものである。ここで、本発明の電磁連結装置の具体例としては、無励磁作動形ブレーキ、励磁作動形ブレーキ、無励磁作動形クラッチ、励磁作動形クラッチを挙げることができる。また、「押圧」とは、接触した状態で押し付けて圧することを意味する。
そして、本発明の電磁連結装置は、ハブの外周面に、固定ディスクの内周面に形成したディスク側スプライン歯とスプライン結合可能なハブ側スプライン歯を周方向に複数形成し、少なくとも一以上のハブ側スプライン歯が、組付状態において周方向に隣接するディスク側スプライン歯と噛合するスプライン歯本体と、スプライン歯本体に連続する位置であって且つスプライン歯本体よりも挿入端側に設けた挿入ガイド部とを備え、挿入ガイド部を、ハブの径方向に傾斜した径方向傾斜面と、ハブの周方向に傾斜した周方向傾斜面とを有するものとして構成していることを特徴としている。
このような電磁連結装置であれば、ハブに固定ディスクをハブの挿入端側からシャフトの軸方向に挿入してスプライン結合により組み付ける際、ハブに固定ディスクを挿入する時点におけるハブ及び固定ディスクの実際の相対位置(回転方向における相対位置や径方向における相対位置)が、ハブ側スプライン歯と固定ディスク側スプライン歯とが適切に噛み合う正規の相対位置に対して誤差がある場合であっても、固定ディスク側スプライン歯をハブ側スプライン歯のうち挿入ガイド部の周方向傾斜面や径方向傾斜面に添接させながら固定ディスクの挿入方向をガイドすることで、周方向または径方向の少なくとも何れか一方の誤差(位置ずれ)を解消することができ、固定ディスク側スプライン歯を挿入ガイド部のスプライン歯本体に噛み合わせて、適切なスプライン結合による良好な組付状態を実現することができる。
したがって、本発明に係る電磁連結装置であれば、ハブに固定ディスクをスプライン結合によって組み付ける作業をスムーズ且つ適切に行うことができ、手作業での作業効率向上を図ることができるとともに、組付作業自体の自動化も可能になり、作業効率の更なる向上を図ることができる。なお、ハブの外周面に設ける全てのスプライン歯を上述したスプライン歯本体及び挿入ガイド部を有するものとしてもよいし、ハブの外周面に設ける全てのスプライン歯のうち適宜選択した1以上のスプライン歯のみを上述したスプライン歯本体及び挿入ガイド部を有するものとしてもよい。
また、本発明の電磁連結装置では、挿入ガイド部の先端位置を、ハブの挿入端または挿入端近傍よりもさらに固定ディスクの挿入方向側に寄った位置、つまりハブの挿入端から所定距離離間した位置(挿入端近傍には該当しない位置)に設定することも可能であるが、ハブに固定ディスクを挿入し始めた時点ですぐに相対位置の誤差(位置ズレ)を修正することができるようにして、位置ズレの修正効果を高め、組付作業の迅速化を図るには、挿入ガイド部の先端を、ハブの挿入端または挿入端近傍まで延伸させ且つ尖らせておくことが好ましい。
本発明によれば、ハブに固定ディスクを挿入端側から挿入すれば、挿入ガイド部によって固定ディスク側スプライン歯とスプライン歯本体とが相互に噛み合う位置に固定ディスク又はハブを径方向及び周方向に移動させたり、径方向又は周方向の少なくとも何れか一方向に移動させることができ、良好なスプライン結合状態を確保することができる。そして、上述した技術的思想を採用した本発明によれば、固定ディスクをハブに組み付ける作業をスムーズ且つ適切に行うことができ、組付作業の自動化も実現可能な電磁連結装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電磁連結装置の断面模式図。 同実施形態におけるハブの全体概略図。 図2の一部拡大図。 同実施形態におけるハブの一変形例の図2対応図。 図4の一部拡大図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る電磁連結装置Xは、例えば無励磁状態において制動力(ブレーキトルク)が作用する乾式の無励磁作動形ブレーキである。この無励磁作動形ブレーキXは、図1に示すように、ヨーク11内に励磁コイル12を設けた電磁石部1と、被制動軸S(本発明の「シャフト」に相当)の軸心方向m(スラスト方向)に沿って摺動可能であって且つ電磁石部1と共に磁気回路を形成し得るアーマチュア2(本発明の「可動ディスク」に相当)と、アーマチュア2を電磁石部1から離間する方向に付勢する付勢部材(図示省略)と、被制動軸Sの外周面に一体回転可能に固定したハブ3と、ハブ3の外周面に一体回転可能に組み付けられ被制動軸Sの軸心方向mに沿って摺動不能なブレーキディスク4(本発明の「固定ディスク」に相当)と、ブレーキディスク4を挟んで被制動軸Sの軸心方向mに沿ってアーマチュア2と対向する位置に固定されて被制動軸Sの軸心方向mに摺動不能なプレート5とを備えたものである。
この電磁ブレーキXは、被制動軸S上において、被制動軸Sとともに一体回転可能なブレーキディスク4に対し、被制動軸Sを遊嵌させるアーマチュア2及びプレート5を被制動軸Sの軸心方向mに相対距離が可変となるように対向配置し、励磁コイル12に通電してヨーク11を励磁状態にすることによってアーマチュア2を軸心方向mに付勢して、接近時にブレーキディスク4及びアーマチュア2が相互に押圧するとともに、ブレーキディスク4及びプレート5が相互に押圧して、トルク(ブレーキトルク)の伝達を実現するものである。ここで、「押圧」とは、接触した状態で押し付けて圧することを意味する。
本実施形態では、励磁コイル12と、この励磁コイル12が軸心m回りに巻回されることによって内部に磁路を形成可能なヨーク11と、このヨーク11の一部に形成した凹部に一端側領域が収容され先端をアーマチュア2に弾接させた圧縮バネなどの付勢部材とによって、本発明の「電磁接離手段」を実現している。また、ヨーク11のうち径方向中心部に形成した孔11aには被制動軸Sを遊嵌状態で挿通可能に構成している。
アーマチュア2は、例えば鉄等の強磁性体からなる円環板状をなし、その一部に形成した貫通孔に図示しないボルトを貫通させた状態で、ヨーク11の端面11bに接触する位置とヨーク11の端面11bから所定距離離れた位置との間で被制動軸Sの軸心方向mに移動可能なものである。このアーマチュア2は、径方向中心部に形成した孔2aに被制動軸Sが遊嵌状態で挿通されるとともに、付勢部材によってヨーク11の端面11bから離反する方向に付勢されている。
ハブ3は、図1及び図2に示すように、径方向中心部に被制動軸Sが挿入可能な軸孔3aを形成し、この軸孔3aに被制動軸Sを挿入して適宜の手段で固定することにより、被制動軸Sと一体回転可能な状態になる。ハブ3の外周面には次に説明するブレーキディスク4の内周縁に形成したディスク側スプライン歯41(本発明の「固定ディスク側スプライン歯」に相当)に噛み合うハブ側スプライン歯31を周方向に等ピッチで設けている。ハブ側スプライン歯31の詳細な説明は後述する。
ブレーキディスク4は、円環板状をなし、アーマチュア2とプレート5との間に配置されるもので、径方向中心部に形成した孔の縁部(内周面)に、ハブ側スプライン歯31に噛み合うディスク側スプライン歯41を形成している(図1参照、なお図1における上半部側はハブ側スプライン歯31を通る切断面を示し、下半部側はディスク側スプライン歯41を通る切断面を模式的に示し、下半部側の断面図では、ブレーキディスク4におけるディスク側スプライン歯41と他の部分との境界部分を破線で示している。)。ディスク側スプライン歯41は、例えばブレーキディスク4をプレス加工や打ち抜き加工で形成する際に同時に形成されるものであり、周知の形状を採用することができる。なお、本実施形態では、ブレーキディスク4のうちアーマチュア2に対向する面及びプレート5に対向する面にそれぞれ摩擦材6(フェーシング)を接着材などで取り付けている。
プレート5は、円環板状をなし、径方向中心部に形成した孔5aに被制動軸Sが遊嵌状態で挿通され、ヨーク11の端面11bから所定距離隔てた位置に図示しないボルト及びナット等の固定手段によって被制動軸Sの軸心方向mに移動不能に配置される。
このような構成を有する電磁連結装置Xは、励磁コイル12へ通電すると、ヨーク11とアーマチュア2との間に磁路が形成され、アーマチュア2を付勢部材の弾性力に抗してヨーク11の端面11bに吸着する方向の磁気吸引力を発生する。そして、アーマチュア2が、ヨーク11側に移動してヨーク11の端面11bに密着することによりブレーキディスク4とアーマチュア2との接触状態は解除され、ブレーキディスク4は解放状態となり、ブレーキディスク4にブレーキトルクが伝達されることはない。また、本実施形態の電磁連結装置Xでは、励磁コイル12への通電を停止すると、アーマチュア2は付勢部材に弾性付勢されて、ヨーク11の端面11bから離れる方向に移動する結果、再び図1の状態に戻ってアーマチュア2とプレート5との間にブレーキディスク4を挟み込み、これにより摩擦材6における摺動摩擦を通じて、ブレーキディスク4にブレーキトルクを作用させ、このブレーキディスク4と一体回転可能なハブ3を介して被制動軸Sに制動力を作用させることができる。
このように、ヨーク11に対する励磁状態の切替を通じてトルク伝達状態とトルク非伝達状態との間で切替可能な電磁連結装置Xにおいて、ハブ3に対して円環板状のブレーキディスク4を一体回転可能に組み付ける作業は、ハブ3の両端部のうち一方の端部を挿入端3bとして、この挿入端3b側からブレーキディスク4を挿入して、ハブ側スプライン歯31とディスク側スプライン歯41とを相互に噛み合わせる(スプライン結合)作業である。
ところで、ハブ3に対するブレーキディスク4の組付作業は、通常、手作業で行われている。すなわち、回転していないハブ3に対して、回転していないブレーキディスク4を適切な取付姿勢で保持してハブ3の挿入端3bから挿入し、ハブ側スプライン歯31とディスク側スプライン歯41とを相互に噛み合わせることによってブレーキディスク4をハブ3に組み付けている。この挿入作業時には、ハブ3に対するブレーキディスク4の高精度の位置決めが要求される。つまり、ハブ側スプライン歯31とディスク側スプライン歯41とを相互に噛み合わた状態で、スプライン結合部分におけるがたつき自体やがたつきに起因する騒音を防止・抑制するために、周方向に隣り合うハブ側スプライン歯31とディスク側スプライン歯41との隙間(バックラッシ)ができるだけ小さくなるように、ハブ側スプライン歯31やディスク側スプライン歯41の形状は設定されており、ハブ3に対するブレーキディスク4の位置決め精度(目標とする位置と実際の位置の絶対的な偏差)が低ければ、挿入過程でハブ側スプライン歯31とディスク側スプライン歯41とが被制動軸Sの軸心方向mや径方向において不意に当接し、組付作業をスムース且つ適切に行うことができない。
そこで、本実施形態に係る電磁連結装置Xでは、ハブ側スプライン歯31として、図1乃至図3(図3は図2の一部拡大図である)に示すように、組付状態において周方向に隣り合うディスク側スプライン歯41と噛み合うスプライン歯本体8と、スプライン歯本体8に連続する位置であって且つスプライン歯本体8よりもハブ3の挿入端3b側に設けた挿入ガイド部9とを備えたものを適用している。なお、図1の上半部側の断面図では、スプライン歯本体8と挿入ガイド部9との境界部分を破線で示している。
各スプライン歯本体8は、軸心方向mに延び例えば軸心方向mから見て(正面視)台形状をなすものである。具体的にスプライン歯本体8の外面は、スプライン歯本体8の径方向の長さである歯たけを規定するフラットな径方向外向き面81と、径方向外向き面81の周方向両縁部からそれぞれハブ3の外周面に亘るまでの面を形成するとともにスプライン歯本体8の周方向の寸法である歯厚を規定する一対のフラットな周方向対向面82とを有する。なお、スプライン歯本体8の形状は、ディスク側スプライン歯41の形状に応じて適宜変更可能なものであり、既知の形状を適用することができる。
各挿入ガイド部9は、ハブ3の径方向に傾斜した径方向傾斜面91と、ハブ3の周方向に傾斜した周方向傾斜面92とを有するものである。
本実施形態では、径方向傾斜面91を、スプライン歯本体8の径方向外向き面81のうちハブ3の挿入端3b側の縁部からハブ3の挿入端3bに向かって漸次径方向の寸法を小さく設定した平坦な径方向テーパ面によって形成している。なお、本実施形態では、径方向傾斜面91のうちハブ3の挿入端3b側の縁部(先端)における歯たけが、スプライン歯本体8の歯たけの三分の二程度となるように設定しているが、この値は適宜変更することができる。また、本実施形態の径方向傾斜面91として、ハブ3の挿入端3bに向かって延びる先端を尖らせ、径方向傾斜面91のうちスプライン歯本体8の径方向外向き面81との境界部分に沿った辺の両端からそれぞれ先端に向かう辺同士(径方向傾斜面91の周方向両縁部に沿った2つの辺)がつくる角度が頂角となる二等辺三角形状に設定したものを適用している。
また、周方向傾斜面92は、径方向傾斜面91の周方向両縁部からそれぞれハブ3の外周面に亘って上述のスプライン歯本体8の周方向対向面82よりも急勾配で周方向に傾斜させた平坦な周方向テーパ面によって形成したものである。
本実施形態では、各挿入ガイド部9を、1つの径方向傾斜面91と、径方向傾斜面91を挟んで周方向に対向する一対の周方向傾斜面92とを用いて構成しており、一対の周方向傾斜面92によって規定される挿入ガイド部9における歯厚に相当する部分の寸法は、ハブ3の挿入端3b側に向かって漸次小さくなる。
そして、このような挿入ガイド部9をスプライン歯本体8に軸心方向mに連続して形成してなるハブ側スプライン歯31を外周面に等ピッチで設けたハブ3に対して、ブレーキディスク4を組み付ける際に、ハブ3にブレーキディスク4を挿入する時点におけるハブ3及びブレーキディスク4の実際の相対位置(相対回転角度や径方向における相対位置)が、ハブ側スプライン歯31とディスク側スプライン歯41が相互に噛み合う目標とすべき正規の相対位置に対して誤差があっても、挿入ガイド部9の作用によって、その誤差を吸収してハブ側スプライン歯31のスプライン歯本体8及びディスク側スプライン歯41を相互にスムーズに噛み合わせることができる。
挿入ガイド部9の作用を詳述する。すなわち、ブレーキディスク4を組み付ける際に、ハブ3にブレーキディスク4を挿入する時点におけるハブ3及びブレーキディスク4の実際の相対位置(回転方向における相対位置や径方向における相対位置)が、上述の正規相対位置に対して誤差がある場合、ハブ3の挿入端3b側からブレーキディスク4をハブ3にある程度挿入した時点で、ディスク側スプライン歯41がハブ側スプライン歯31の挿入ガイド部9に当たり、そのままブレーキディスク4をさらに挿入させると、ディスク側スプライン歯41が挿入ガイド部9の径方向傾斜面91や周方向傾斜面92に添接しながらスプライン歯本体8と噛み合う位置にまでガイドされることになる。その結果、ハブ3にブレーキディスク4を挿入端3b側から挿入しさえすれば、おのずとディスク側スプライン歯41とスプライン歯本体8とが相互に噛み合う位置にブレーキディスク4を径方向及び周方向に移動させたり、径方向又は周方向の少なくとも何れか一方向に移動させることができ、良好なスプライン結合状態を確保することができる。
ここで、ハブ3にブレーキディスク4を挿入する時点におけるハブ3及びブレーキディスク4の実際の相対位置が、上述の正規相対位置に対して周方向及び径方向に誤差がある場合には、挿入作業に伴ってディスク側スプライン歯41が挿入ガイド部9の周方向傾斜面92及び径方向傾斜面91の両方に添接しながらスプライン歯本体8と噛み合う位置にまでガイドされることになる。また、ハブ3にブレーキディスク4を挿入する時点におけるハブ3及びブレーキディスク4の実際の相対位置が、上述の正規相対位置に対して周方向にのみ誤差がある場合には、挿入作業に伴ってディスク側スプライン歯41が挿入ガイド部9の周方向傾斜面92に添接しながらスプライン歯本体8と噛み合う位置にまでガイドされることになり、ハブ3にブレーキディスク4を挿入する時点におけるハブ3及びブレーキディスク4の実際の相対位置が、上述の正規相対位置に対して径方向にのみ誤差がある場合には、挿入作業に伴ってディスク側スプライン歯41が挿入ガイド部9の径方向傾斜面91に添接しながらスプライン歯本体8と噛み合う位置にまでガイドされることになる。なお、ハブ3にブレーキディスク4を挿入する時点におけるハブ3及びブレーキディスク4の実際の相対位置が、上述の正規相対位置に対して誤差が無い場合、挿入作業に伴ってディスク側スプライン歯41が挿入ガイド部9の周方向傾斜面92や径方向傾斜面91に接触することはないか、或いは僅かに接触(添接)しながらスプライン歯本体8と噛み合う位置に到達する。
このような構造により、本実施形態に係る電磁連結装置Xであれば、ハブ3にブレーキディスク4をスプライン結合によって組み付ける作業をスムーズ且つ適切に行うことができ、手作業での作業効率向上を図ることができるとともに、組付作業自体の自動化も可能になり、作業効率の更なる向上に大きく貢献する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、ハブの外周面に形成した全てのハブ側スプライン歯が、スプライン歯本体と挿入ガイド部とを備えたものである態様を例示したが、例えば周方向において数本に1本の割合で選択したハブ側スプライン歯のみに挿入ガイド部を設け、それ以外のハブ側スプライン歯は、スプライン歯本体のみからなるいわば既知の形状のままに設定しておくことも可能である。一例としては、周方向に等間隔となる位置にある3本のハブ側スプライン歯(周方向に相互に120度ずつ離間した3本のハブ側スプライン歯)にのみ挿入ガイド部を設けた構成を挙げることができる。
また、挿入ガイド部の径方向傾斜面や周方向傾斜面の各傾斜角度は適宜変更することができる。また、挿入ガイド部の径方向傾斜面や周方向傾斜面を、テーパ面以外の面、例えば曲面や、曲面とテーパ面とを組み合わせた面によって形成してもよい。
さらには、挿入ガイド部として、ハブの挿入端または挿入端近傍まで延伸させた先端部を尖らせたものを適用することもできる。具体的に、このような挿入ガイド部9の先端部の形状としては、ハブの挿入端または挿入端近傍に設定した一点に向かって上述した径方向傾斜面及び周方向傾斜面の先端を集合させた形状(角錐状、部分角錐状)や、図4及び図5に示すように、径方向傾斜面91及び周方向傾斜面92の先端からさらにハブ3の挿入端3bまたは挿入端3b近傍に設定した一点9Tに向かって延伸し、この一点9Tを頂点とする円錐状(部分円錐状)を挙げることができる。このように挿入ガイド部9の先端部93をハブ3の挿入端3bまたは挿入端3b近傍まで延伸させて、その先端形状を錐状又は部分錘状(錐体を、頂点を通る所定の面(平面か曲面かを問わず)で切断した形状)に設定することにより、このハブ3に固定ディスク(上述の電磁ブレーキXであればブレーキディスク4)を挿入し始めた時点で、ハブ3に対する固定ディスクの位置ずれの修正を開始することができ、ハブ3及び固定ディスク同士をスプライン結合によって組み付ける作業をより一層スムーズ且つ適切に行うことができる。また、このような尖った先端部を有する挿入ガイド部による位置ずれの修正効果は高いため、ハブ3の挿入端3bまたは挿入端3b近傍まで延伸して先端を尖らせた挿入ガイド部を周方向に例えば数本(図示例では周方向に120度ずつ離間した3本)のハブ側スプライン歯(スプライン歯本体)のみに付帯させても十分な位置ずれ修正効果を得ることができる。
また、図4及び図5に示すように、ハブ3の挿入端3bに面取り加工を施せば、ハブに固定ディスクを挿入する際に、ハブに対する固定ディスクの相対位置が径方向にずれていた場合には、ガイド挿入部にディスク側スプライン歯が接触する前の時点で、面取り部にディスク側スプライン歯が接触し、挿入作業に伴ってディスク側スプライン歯面取り部に添接し続けることによって、ハブに対する固定ディスクの径方向の位置ずれを修正することができ、ハブと固定ディスクとの芯出し調整を簡単に行うことができる。
また、スプライン歯本体及び挿入ガイド部を一体に形成してもよいし、既存のハブ側スプライン歯を本発明のスプライン歯本体として捉えて、このスプライン歯本体に、スプライン歯本体とは別体の挿入ガイド部を、スプライン歯本体に連続する位置に設ける(後付けする)ことで挿入ガイド機能付きのハブ側スプライン歯を形成してもよい。
上述した実施形態では、1本のハブ側スプライン歯における挿入ガイド部の周方向傾斜面の数を2(周方向に対向する一対の周方向傾斜面)に設定した態様を例示したが、1本のハブ側スプライン歯における挿入ガイド部の周方向傾斜面の数を1に設定することもできる。具体例として、スプライン歯本体の周方向の寸法である歯厚を規定する一対の周方向対向面のうち、一方の周方向対向面に軸心方向に連続する位置に周方向傾斜面を形成し、他方の周方向対向面に軸心方向に連続する面は周方向に傾斜させていない面とする態様を挙げることができる。
以上、種々に述べたハブの構成は、電磁クラッチにおいても適用が可能である。すなわち、シャフトの軸方向に対向配置した一対のクラッチ板のうち一方のクラッチ板として、円環板状をなし、内周面(内周縁)にハブ側スプライン歯に係合可能なスプライン歯を形成したものを適用する場合、このクラッチ板(本発明の「固定ディスク」に相当)をスプライン結合によってハブに組み付ける場合に、ハブ側スプライン歯を上述した各種形状に適宜設定することによって、このクラッチ板とハブとの組付作業を容易且つスムーズに行うことができる。そして、このような一方のクラッチ板(固定ディスク)に他方のクラッチ板又はアマチュア(本発明の「可動ディスク」に相当)を電磁接離手段によって直接又は摩擦材を介して押圧させて回転トルクを伝達可能な状態と、固定ディスクであるクラッチ板に接触させずに回転トルクが伝達されない状態との間で切替可能な構成は既知の電磁クラッチに準じた構成である。
また、電磁接離手段を構成する付勢部材が、電磁石部に設けた永久磁石の力を利用してアーマチュア(可動ディスク)を電磁石部から離間する方向に付勢するものであっても構わない。この場合、無励磁状態には永久磁石の力でアーマチュアを電磁石部から離間する方向に付勢する一方、励磁状態ではコイル磁束が永久磁石の力を打ち消すように構成すればよい。
また、励磁状態において磁気吸引力により、トルクを、入力側となる回転軸(シャフト)側から出力側へ、又は入力部側から出力側となる回転軸側へ伝達するように構成した励磁作動形クラッチや、励磁状態において磁気吸引力によりアーマチュアの回転動作に制動力が働くように構成した励磁作動形ブレーキ等の電磁連結装置においても、上述したハブ側スプライン歯の構造及び形状を採用したハブを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
2…可動ディスク(アーマチュア)
3…ハブ
31…ハブ側スプライン歯
3b…挿入端
4…固定ディスク(ブレーキディスク)
41…ディスク側スプライン歯(ディスク側スプライン歯)
8…スプライン歯本体
9…挿入ガイド部
91…径方向傾斜面
92…周方向傾斜面
93…先端部
S…シャフト(被制動軸)
X…電磁連結装置(電磁ブレーキ)

Claims (2)

  1. シャフトに一体回転可能に固定されたハブと、前記ハブの挿入端側から前記シャフトの軸方向に挿入してスプライン結合により組み付けた状態で前記シャフトの軸方向に移動不能な固定ディスクと、前記シャフトの軸方向に沿って前記固定ディスクに接離動作可能な可動ディスクと、前記固定ディスクと前記可動ディスクとを相互に接離させる電磁接離手段とを備え、前記電磁接離手段により前記可動ディスクを前記固定ディスクに押圧させて前記ハブ側固定ディスクと前記可動ディスクとの間のトルク伝達を実現する電磁連結装置であって、
    前記ハブの外周面に、前記固定ディスクの内周面に形成したディスク側スプライン歯とスプライン結合可能なハブ側スプライン歯を周方向に複数形成し、少なくとも一以上の前記ハブ側スプライン歯が、前記組付状態において周方向に隣接する前記ディスク側スプライン歯と噛合するスプライン歯本体と、前記スプライン歯本体に連続する位置であって且つ前記スプライン歯本体よりも前記挿入端側に設けた挿入ガイド部とを備え、前記挿入ガイド部を、前記ハブの径方向に傾斜した径方向傾斜面と、前記ハブの周方向に傾斜した周方向傾斜面とを有するものとして構成していることを特徴とする電磁連結装置。
  2. 前記挿入ガイド部は、前記ハブの前記挿入端乃至挿入端近傍まで延伸させた先端を尖らせたものである請求項1に記載の電磁連結装置。
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