JP2013241401A - 液晶化合物の製造方法、およびその中間体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記式(3)で表される化合物と下記式(4)で表される化合物を反応させる、下記式(5)で表される化合物の製造方法。
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2Y1 (3)
HO-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (4)
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2O-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (5)
【選択図】なし
Description
このような液晶素子には液晶相を示す材料が使用されているが、従来、上記のような特性の全てを単独で満たす化合物は存在せず、優れた特性を備える液晶化合物や非液晶性化合物を複数混合することで、要求性能を満たす液晶組成物を得ていた。
そして、これに関連して、特許文献1〜4には−CF2O−を連結基とする誘導体について記載されている。
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2Y1 (3)
HO-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (4)
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2O-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (5)
式中の記号は、以下の意味を示す。
R2:水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、または炭素数1〜20の1価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
A4、A5、A6、A7およびA8:相互に独立して、トランス−1,4−シクロへキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基、2,6−ナフチレン基、1,2,3,4-テトラヒドロ−2,6−ナフチレン基、デカヒドロ−2,6−ナフチレン基、または1,4−フェニレン基。該基中に存在する1つまたは2つの=CH−は窒素原子で置換されていてもよく、1つまたは2つの−CH2−はエーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、該基中の1つ以上の水素原子はハロゲン原子、シアノ基または炭素数1〜10のアルキル基で置換されていてもよい。
Z4:単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
Z5およびZ6:相互に独立して、単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、1つの−CH2CH2−は−COO−または−OCO−で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
o、p、q、およびr:相互に独立して0または1。ただし、p+q+rは1以上である。
Y1:塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。
X2:フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。
R1-(A1)l-Z1-(A2)m-Z2-(A3)n-Z3-M (6)
R1-(A1)l-Z1-(A2)m-Z2-(A3)n-Z3-(A4)o-Z4-A5-CF2O-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (7)
式中の記号は、以下の意味を示す。
R1:水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、または炭素数1〜20の1価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
A1、A2およびA3:相互に独立して、トランス−1,4−シクロへキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基、2,6−ナフチレン基、1,2,3,4-テトラヒドロ−2,6−ナフチレン基、デカヒドロ−2,6−ナフチレン基、または1,4−フェニレン基。該基中に存在する1つまたは2つの=CH−は窒素原子で置換されていてもよく、1つまたは2つの−CH2−はエーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、該基中の1つ以上の水素原子はハロゲン原子、シアノ基または炭素数1〜10のアルキル基で置換されていてもよい。
Z1、Z2およびZ3:相互に独立して、単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、1つの−CH2CH2−は−COO−または−OCO−で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
l、mおよびn:相互に独立して0または1。
M:ホウ素原子、ケイ素原子もしくは金属原子、またはこれらのうち少なくとも一つを含む基。
他の記号は、前出の同じ記号と同じ意味を示す。
X2-(A4)o-Z4-A5-X1 (1)
CF2Y1Y2 (2)
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2Y1 (3)
式中の記号は、以下の意味を示す。
X1:水素原子、臭素原子またはヨウ素原子。
Y2:塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。
他の記号は、前出の同じ記号と同じ意味を示す。
Cl-(A4)o-Z4-A5-CF2O-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (51)
R1-(A1)l-Z1-(A2)m-Z2-(A3)n-Z3-M (6)
R1-(A1)l-Z1-(A2)m-Z2-(A3)n-Z3-(A4)o-Z4-A5-CF2O-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (7)
式中の記号は、前記式(5)、式(6)および式(7)における同じ記号と同じ意味を示す。
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2Y1 (3)
式中の記号は、前記式(3)における同じ記号と同じ意味を示す。
また、本発明はこのような製造方法において有用な中間体を提供することができる。
なお、以下では、式(1)で表される化合物を「化合物(1)」と記す場合があり、他の式で表される化合物も同様に記す場合がある。
化合物(4)、化合物(5)、化合物(6)および化合物(7)において、R1およびR2は前記と同じ意味を示す。また、フッ素原子の置換と、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子の置換とは、脂肪族炭化水素基に対して同時に行われていてもよい。
また、エーテル性酸素原子、チオエーテル性硫黄原子およびフッ素原子の少なくとも1つで置換されたアルケニル基を「置換アルケニル基」と記す。
置換アルキル基としては、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルキルチオ基、アルキルチオアルキル基、フルオロアルキル基、フルオロアルコキシ基、フルオロアルコキシアルキル基、フルオロアルキルチオ基等が挙げられる。
置換アルケニル基としては、アルケニルオキシ基、アルケニルオキシアルキル基、アルケニルチオ基、アルケニルチオアルキル基、フルオロアルケニル基、フルオロアルケニルオキシ基等が挙げられる。
アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペントキシ基、へキシルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基等が挙げられる。
アルコキシアルキル基としては、メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、プロポキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキシプロピル基、プロポキシプロピル基等が挙げられる。
アルキルチオ基としては、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基、ヘプチルチオ基、オクチルチオ基等が挙げられる。
アルキルチオアルキル基としては、メチルチオメチル基、エチルチオメチル基、プロピルチオメチル基、ブチルチオメチル基、メチルチオエチル基、エチルチオエチル基、プロピルチオエチル基、メチルチオプロピル基、エチルチオプロピル基、プロピルチオプロピル基等が挙げられる。
アルケニル基としては、ビニル基、1−プロペニル基、1−ブテニル基、1−ペンテニル基、3−ブテニル基、3−ペンテニル基等が挙げられる。
アルケニルオキシ基としては、アリルオキシ基が挙げられる。
フルオロアルキル基としては、トリフルオロメチル基、フルオロメチル基、2−フルオロエチル基、ジフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、2−フルオロエチル基、3−フルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、5−フルオロペンチル基等が挙げられる。
フルオロアルコキシ基としては、フルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、ヘプタフルオロプロポキシ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ基等が挙げられる。
フルオロアルコキシアルキル基としては、トリフルオロメトキシメチル基等が挙げられる。
フルオロアルケニル基としては、2−フルオロエテニル基、2,2−ジフルオロエテニル基、1,2,2−トリフルオロエテニル基、3−フルオロ−1−ブテニル基、4−フルオロ−1−ブテニル基等が挙げられる。
フルオロアルキルチオ基としては、トリフルオロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基等が挙げられる。
化合物(1)および化合物(3)〜(7)において、A1〜A8は、前記と同じ意味を示す。
窒素原子による置換1,4−フェニレン基としては、2,5−ピリミジニレン基または2,5−ピリジニレン基等が挙げられる。
エーテル性酸素原子、チオエーテル性硫黄原子による置換トランス−1,4−シクロへキシレン基としては、2,5−ジオキサ−トランス−1,4−シクロヘキシレン基、2,5−ジチア−トランス−1,4−シクロヘキシレン基等が挙げられる。
中でも、A1〜A8としては、トランス−1,4−シクロへキシレン基、2,6−ナフチレン基、1つまたは2つのフッ素原子で置換された2,6−ナフチレン基、1,4−フェニレン基、および1つまたは2つのフッ素原子で置換された1,4−フェニレン基が特に好ましい。
また、A5としては、置換ナフタレン−2,6−ジイル基または置換1,4−フェニレン基が好ましく、2位と6位の一方もしくは両方がフッ素原子で置換された1,4−フェニレン基または1位と3位の一方もしくは両方がフッ素原子で置換されたナフチレン基であることがより好ましく、特に2,6−ジフルオロ−1,4−フェニレン基が好ましい。
なお、本明細書において、環基の置換を表すときは、小さい位を右側、大きい位を左側とする。例えば化合物(7)中のA1が1,4−フェニレン基である場合は、Z1と結合する側が1位であり、R1と結合する側が4位である。
化合物(1)および化合物(3)〜(7)において、Z1〜Z6は、前記と同じ意味を示す。
置換アルキレン基としては、−CF2CF2−、−CF2CH2−、−CH2CF2−、−CHFCH2−、−CH2CHF−、−CF2CHF−、−CHFCF2−、−CH2O−、−OCH2−、−CH2S−、−SCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−CF2CF2CF2CF2−、−OCF2CF2O−、−C2H4CF2O−、等が挙げられる。
また、Z1〜Z6が単結合である場合には、それぞれの基の両側に存在する基は直接結合することを意味する。例えば、Z1が単結合でありlおよびmが1の場合はA1とA2とは直接結合する。また、Z1、Z2、Z3およびZ4が単結合でありl、m、nおよびoが0である場合は、R1とA5とは直接結合する。
中でも、単結合、−CH2CH2−、−CF2CF2−のいずれかであることが好ましい。
化合物(1)および化合物(3)〜(7)において、l、m、n、o、p、qおよびrは、前記と同じ意味を示す。
ここで、化合物(7)の液晶物性が良好と考えられることから、l+m+n+o+p+q+rが2〜4であることが好ましく、2または3であることがより好ましい。また、p+q+rが1または2であることが好ましい。また、l+m+n+oが1〜3であることが好ましく、1または2であることがより好ましい。
化合物(1)において、X1は前記と同じ意味を示す。X1としては、原料の仕込み量に対してより多くの目的物が得られることから、水素原子が好ましい。
化合物(1)、化合物(3)、化合物(5)において、X2は前記と同じ意味を示す。X2としては、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子であることが好ましく、反応の選択性および原子効率が特に良好であることから、塩素原子が特に好ましい。
化合物(2)および化合物(3)において、Y1は前記と同じ意味を示す。Y1としては、原料の入手性および得られる化合物の反応性の観点から臭素原子であることが好ましい。
化合物(2)において、Y2は前記と同じ意味を示す。Y2としては、原料の入手性から臭素原子であることが好ましい。
化合物(6)において、Mは前記と同じ意味を示す。Mとしては、ホウ酸もしくはホウ酸エステルから誘導される基、BF3 −、SiR3、SnR3、MgBr、MgCl、ZnClまたはZnBrであることが好ましく、中でも、ホウ酸から誘導される(B(OH)2)であることが好ましい。なお、R3は炭素数1〜3のアルキル基である。
なお、以下では、ガスクロマトグラフィーを「GC」、N,N−ジメチルホルムアミドを「DMF」、テトラヒドロフランを「THF」、ジメチルスルホキシドを「DMSO」、N,N−ジメチルアセトアミドを「DMAc」、ジメチルグリコールを「DMG」と記す場合がある。
前記化合物(1)と前記化合物(2)を反応させて、前記化合物(3)を製造する工程である。
ここで、出発原料となる化合物(1)は、市販品として入手可能である。また、新実験化学講座(丸善株式会社出版)等、有機合成の成書に記載されている方法にて得ることができる。
また、化合物(2)は市販品として入手可能である。
反応温度は、撹拌を良好に行える温度であればよい。化合物の構造にもよるが、−100℃〜0℃の範囲が好ましい。
塩基の使用量としては、化合物(1)に対して0.9当量以上であることが好ましい。より好ましくは、化合物(1)に対して0.95〜1.25当量の範囲である。
前記化合物(3)と前記化合物(4)を反応させて、前記化合物(5)を製造する工程である。
反応温度は、撹拌を良好に行える温度であればよい。化合物の構造にもよるが、10℃〜200℃の範囲が好ましい。
用いる塩基の使用量としては、化合物(4)に対して、0.8当量から1.6当量が好ましい。
前記化合物(5)と前記化合物(6)を反応させて、前記化合物(7)を製造する工程である。
反応温度は、撹拌を良好に行える温度であればよい。化合物の構造にもよるが、10℃〜200℃の範囲が好ましい。
用いる塩基の使用量としては、化合物(6)に対して、0.8当量から4当量が好ましい。
触媒の使用量としては、化合物(6)に対して0.0005当量から0.2当量の範囲が好ましい。
化合物(3)については、前記の第一工程を用いて製造することができる。また、Chemische Berichte 1988, 121, 1329-1340記載の方法に従い、対応するベンズアルデヒド誘導体をフッ素化した後、ベンジル位のハロゲン化することでも合成可能である。
窒素雰囲気下、−70℃で化合物(1a)50.06gとTHF300mLに、ブチルリチウム1.6mol/l ヘキサン溶液233mLを滴下し、1時間熟成した。得られた粗油を、−70℃で化合物(2a)82.04gとTHF300mLを混合したところに滴下した。1時間熟成した後、得られた粗油を5%水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、ヘキサン300mLを加え、有機相を水300mLで2回洗浄した。得られた粗油を濃縮することで化合物(3a)89.00gを得た。精製することなく、そのまま次工程に用いた。
なお、各種スペクトルデータの測定結果は該当化合物の構造を強く支持した。
1H NMR(CDCl3,δ):7.03(d,2H,Ar).
19F NMR(CDCl3,δ):−41.78(2F,t,CF2O),−108.35(2F,m,Ar).
窒素気流下、化合物(3a)10.02g、化合物(4a)6.20g、炭酸カリウム5.97g、DMF12mLを100℃で4時間、加熱攪拌を行った。得られた粗油にヘキサン20mLを加え、有機相を5%塩酸10mL、5%重炭酸ナトリウム水溶液10mL、水10mLで洗浄し、乾燥を行った。得られた粗油をシリカクロマトグラフィーおよび再結晶により精製することにより化合物(5a)3.11gを得た。
なお、各種スペクトルデータの測定結果は該当化合物の構造を強く支持した。
1H NMR(CDCl3,δ):7.05(d,2H,Ar),−6.94(d,2H,Ar).
19F NMR(CDCl3,δ):−62.43(2F,t,CF2O),−109.10(2F,m,Ar),−132.74(2F,m,Ar),−163.28(1F,m,Ar).
窒素気流下、化合物(5a)3.05g、化合物(6a)1.49g、炭酸カリウム3.93g、[Pd(PPh3)4]115.4mg、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’、6’ジメトキシビフェニル79.0mg、DMG11mL、水17mLを加熱還流条件で5時間攪拌した。得られた粗油をヘキサン30mLで抽出し、有機相を5%塩酸10mL、5%重炭酸ナトリウム水溶液10mL、水10mLで洗浄し、濃縮した。得られた粗油をシリカクロマトグラフィーおよび再結晶により精製することで、化合物(7a)2.89gを得た。
なお、各種スペクトルデータの測定結果は該当化合物の構造を強く支持した。
1H NMR(CDCl3,δ):7.47(d,2H,Ar),7.28(d,2H,Ar),7.20(d,2H,Ar),6.99(m,2H,Ar),2.64(t,2H,benzyl),1.68(td,2H,CH2),0.97(m,3H,CH3).
19F NMR(CDCl3,δ):−58.86(2F,t,CF2O),−105.90(2F,m,Ar),−127.78(2F,m,Ar),−158.51(1F,m,Ar).
窒素気流下、化合物(3a)20.03g、化合物(4b)23.27g、炭酸カリウム12.00g、エチレングリコール60mlを110℃で9時間、加熱攪拌を行った。得られた粗油にヘキサン60mlを加え、有機相を5%塩酸15ml、5%重炭酸ナトリウム水溶液15ml、水15mlで洗浄し、乾燥を行った。得られた粗油をシリカクロマトグラフィーおよび再結晶により精製することにより化合物(5b)10.06gを得た。
なお、各種スペクトルデータの測定結果は該当化合物の構造を強く支持した。
1H NMR(CDCl3,δ):7.76(d,1H,Np)、7.74(d,1H,Np)、(d,1H,Np)、7.65(m,1H,Np)、7.64(d,1H,Np)、7.40(dd,1H,Np)、7.34(dd,1H,Np)、7.02(d,2H,Ar)、2.62(tt,1H,Cy),1.61−1.04(m,13H,Cy and CH2)、0.92(t,3H,CH3)
19FNMR(CDCl3,δ):−60.81(2F,m,CF2O)、−108.91(2F,m,Ar).
窒素気流下、化合物(5b)4.52g、化合物(6a)1.55g、炭酸カリウム4.10g、[Pd(PPh3)4]115.7mg、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル88.6mg、DMG12ml、水18mlを加熱還流条件で5時間攪拌した。得られた粗油をトルエン30mlで抽出し、有機相を5%塩酸10ml、5%重炭酸ナトリウム水溶液10ml、水10mlで洗浄し、濃縮した。得られた粗油をシリカクロマトグラフィーおよび再結晶により精製することで、化合物(7b)3.25gを得た。
なお、各種スペクトルデータの測定結果は該当化合物の構造を強く支持した。
1H NMR(CDCl3,δ):7.77(br,1H,Np)、7.74(br,1H,Np)、7.70(br,1H,Np)、7.61(br,1H,Np)、7.48(br,1H,Np)、7.45(m,1H,Np)、7.39(d,1H,Ar)、7.26(d,1H,Ar)、7.17(d,1H,Ar)、2.61(m,3H,benzyl and CH)、1.98−0.89(br,21H,Cy、CH2 and CH3).
19FNMR(CDCl3,δ):−60.55(2F、t、CF2O)、−110.95(2F,td,Ar).
相系列:C 83.5℃ N 242.7 I
C:結晶、N:ネマチック相、I:等方相
Claims (9)
- 下記式(3)で表される化合物と下記式(4)で表される化合物を反応させる、下記式(5)で表される化合物の製造方法。
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2Y1 (3)
HO-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (4)
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2O-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (5)
式中の記号は、以下の意味を示す。
R2:水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、または炭素数1〜20の1価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
A4、A5、A6、A7およびA8:相互に独立して、トランス−1,4−シクロへキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基、2,6−ナフチレン基、1,2,3,4-テトラヒドロ−2,6−ナフチレン基、デカヒドロ−2,6−ナフチレン基、または1,4−フェニレン基。該基中に存在する1つまたは2つの=CH−は窒素原子で置換されていてもよく、1つまたは2つの−CH2−はエーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、該基中の1つ以上の水素原子はハロゲン原子、シアノ基または炭素数1〜10のアルキル基で置換されていてもよい。
Z4:単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
Z5およびZ6:相互に独立して、単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、1つの−CH2CH2−は−COO−または−OCO−で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
o、p、q、およびr:相互に独立して0または1。ただし、p+q+rは1以上である。
Y1:塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。
X2:フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。 - 請求項1で得られた前記式(5)で表される化合物と、下記式(6)で表される化合物を反応させる、下記式(7)で表される化合物の製造方法。
R1-(A1)l-Z1-(A2)m-Z2-(A3)n-Z3-M (6)
R1-(A1)l-Z1-(A2)m-Z2-(A3)n-Z3-(A4)o-Z4-A5-CF2O-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (7)
式中の記号は、以下の意味を示す。
R1:水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、または炭素数1〜20の1価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
A1、A2およびA3:相互に独立して、トランス−1,4−シクロへキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基、2,6−ナフチレン基、1,2,3,4-テトラヒドロ−2,6−ナフチレン基、デカヒドロ−2,6−ナフチレン基、または1,4−フェニレン基。該基中に存在する1つまたは2つの=CH−は窒素原子で置換されていてもよく、1つまたは2つの−CH2−はエーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、該基中の1つ以上の水素原子はハロゲン原子、シアノ基または炭素数1〜10のアルキル基で置換されていてもよい。
Z1、Z2およびZ3:相互に独立して、単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、1つの−CH2CH2−は−COO−または−OCO−で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
l、mおよびn:相互に独立して0または1。
M:ホウ素原子、ケイ素原子もしくは金属原子、またはこれらのうち少なくとも一つを含む基。
他の記号は、請求項1の同じ記号と同じ意味を示す。 - 下記式(1)で表される化合物と下記式(2)で表される化合物を反応させる、下記式(3)で表される化合物の製造方法。
X2-(A4)o-Z4-A5-X1 (1)
CF2Y1Y2 (2)
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2Y1 (3)
式中の記号は、以下の意味を示す。
A4およびA5:相互に独立して、トランス−1,4−シクロへキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基、2,6−ナフチレン基、1,2,3,4-テトラヒドロ−2,6−ナフチレン基、デカヒドロ−2,6−ナフチレン基、または1,4−フェニレン基。該基中に存在する1つまたは2つの=CH−は窒素原子で置換されていてもよく、1つまたは2つの−CH2−はエーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、該基中の1つ以上の水素原子はハロゲン原子、シアノ基または炭素数1〜10のアルキル基で置換されていてもよい。
Z4:単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
o:0または1。
X1:水素原子、臭素原子またはヨウ素原子。
X2:フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。
Y1:塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。
Y2:塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。 - 前記式(1)で表される化合物を塩基で処理した後、前記式(2)で表される化合物へ滴下する、請求項3に記載の製造方法。
- A5が2位および6位のいずれか一方または両方がフッ素原子で置換された1,4−フェニレン基である、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
- X2が塩素原子であり、oが0である、請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
- 下記式(51)で表される化合物と、下記式(6)で表される化合物を反応させる、下記式(7)で表される化合物の製造方法。
Cl-(A4)o-Z4-A5-CF2O-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (51)
R1-(A1)l-Z1-(A2)m-Z2-(A3)n-Z3-M (6)
R1-(A1)l-Z1-(A2)m-Z2-(A3)n-Z3-(A4)o-Z4-A5-CF2O-(A6)p-Z5-(A7)q-Z6-(A8)r-R2 (7)
式中の記号は、以下の意味を示す。
R1:水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、または炭素数1〜20の1価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
R2:水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、または炭素数1〜20の1価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7およびA8:相互に独立して、トランス−1,4−シクロへキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基、2,6−ナフチレン基、1,2,3,4-テトラヒドロ−2,6−ナフチレン基、デカヒドロ−2,6−ナフチレン基、または1,4−フェニレン基。該基中に存在する1つまたは2つの=CH−は窒素原子で置換されていてもよく、1つまたは2つの−CH2−はエーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、該基中の1つ以上の水素原子はハロゲン原子、シアノ基または炭素数1〜10のアルキル基で置換されていてもよい。
Z1、Z2、Z3、Z5およびZ6:相互に独立して、単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、1つの−CH2CH2−は−COO−または−OCO−で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
Z4:単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
l、m、n、o、p、qおよびr:相互に独立して0または1。ただし、p+q+rは1以上である。
M:ホウ素原子、ケイ素原子もしくは金属原子、またはこれらのうち少なくとも一つを含む基。 - 下記式(3)で表される化合物。
X2-(A4)o-Z4-A5-CF2Y1 (3)
式中の記号は、以下の意味を示す。
A4およびA5:相互に独立して、トランス−1,4−シクロへキシレン基、1,4−シクロヘキセニレン基、2,6−ナフチレン基、1,2,3,4-テトラヒドロ−2,6−ナフチレン基、デカヒドロ−2,6−ナフチレン基、または1,4−フェニレン基。該基中に存在する1つまたは2つの=CH−は窒素原子で置換されていてもよく、1つまたは2つの−CH2−はエーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、該基中の1つ以上の水素原子はハロゲン原子、シアノ基または炭素数1〜10のアルキル基で置換されていてもよい。
Z4:単結合または炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基であり、基中の1つ以上の−CH2−は、エーテル性酸素原子またはチオエーテル性硫黄原子で置換されていてもよく、基中の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよい。
o:0または1。
Y1:塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。
X2:フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子。 - X2が塩素原子であり、oが0である、請求項8に記載の化合物。
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